その日に予定していた検査が終わり、病室でふさぎ込んでいると、はなちゃん、とわたしの名前を読んで、カーテンから顔を出す看護師さんの姿がありました。その方は、看護師長さん。入院初日の挨拶に、ということで来てくれたのです。
入院初日、1ヶ月続いている不明熱の原因として、先生から下記の3つが考えられると説明がありました。①細菌感染②自己免疫疾患 (膠原病)③悪性新生物 (がん)。穏やかな気分ではありませんでしたが、これまでの症状から、恐らく②だということでした。
ベッドで休んでいると、先生と看護師さんがわたしの病室に。1ヶ月ほど、不明熱が続いていたので、原因を調べる血液検査をすることに。通常、細菌感染であれば数週間で熱は下がるらしいので、細菌感染ではないことを確認するため、血液を培養して調べました。
膠原病・高安動脈炎がわかるまでの通院――ようやくたどり着いた膠原病内科③
炎症値のCRPが、前回の14mg/dLから21mg/dLへと、さらに上がっていたのです。この結果を見た先生に、わたしはある冊子を手渡されます。そこには「入院される患者さまへ」と書いてありました。予想もしなかった事態にプチパニック。
膠原病・高安動脈炎がわかるまでの通院――ようやくたどり着いた膠原病内科②
少し気分が回復してから、診察室に入ると、先生が真っ先に体調を聞いてきました。膠原病の検査自体は特に目立った値が無かったのですが、炎症値のCRPが、前回の14mg/dLから21mg/dLへと、さらに上がっていたのです。
膠原病・高安動脈炎がわかるまでの通院――ようやくたどり着いた膠原病内科①
整形外科の先生が紹介状を書いてくれたのは、通っていた病院よりも大きな、市立病院の膠原病内科。初めての市立病院にどきどきしながらも、予約した時間に受付を済ませ、待合室で座っていました。
見立てでは、反応性関節炎じゃないかと。免疫機能が暴走して、関節を攻撃する病気。自己免疫疾患は専門ではないから、大きい病気で専門の先生に診てもらえるよう予約を取ってくれました。血液検査の結果は、それだけ無視できない状態だと。
膠原病・高安動脈炎の初期症状?――続く微熱と全身倦怠感②(不明熱)
人間というのは不思議なもので、異常が続けば、それが普通だと認識してしまうみたいです。微熱で頭が上手く働いていなかったこともあってか、全くおかしいとも思わず、朝昼晩、毎日解熱鎮痛剤を飲み続ける生活を続けていました。
膠原病・高安動脈炎の初期症状?――続く微熱と全身倦怠感①(不明熱)
全身の倦怠感は日を追う毎に強くなり、日常生活がだいぶハードに感じるように。常に38℃前後の熱が出ている状態で、家ではずっとベッドで横になっていました。血が全部鉛になったのかな?と思うくらいに全身が重く、身体を1ミリも動かさず横になる日々。
膠原病・高安動脈炎の初期症状?――耳が遠くなる、聴覚異常(難聴)
異変だと自覚するのに時間がかかったのが聴覚異常。毎朝出社時にイヤホンで音楽を聴いているのですが、いつもの音量が、小さく感じるように。始めはイヤホンの調子が悪いか、自分の耳が詰まっているだけかと思いましたが、上げても上げても小さく感じて……。
放置できる痛みの強さを優に越えていたため、整形外科を受診して、レントゲン撮影と血液検査を受けました。一度目の受診でレントゲン撮影をするも、異常なし。二度目の受診で血液検査を受け、一週間後まで結果は保留。血液検査の結果を聞きに、三度目の受診をしたのです。
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