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fpdの映画スクラップ帖 https://fpd.hatenablog.com/

名作に進路を取れ!をサブタイトルに、外国映画・日本映画の新旧作品の感想をアップしています。映画を劇場で見始めた1970前後の映画には思い入れが強いです。NetflixのCC(英語字幕)で、英語表現などのヒアリング力アップに挑戦中です。

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2021/04/23

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  • 映画「トゥルース 真実の行方」(原題:Washed Away、2017)サスペンス・スリラー。

    映画「トゥルース 真実の行方」(原題:Washed Away、2017)は、失踪した夫の秘密を追い求める妻の姿を描いたサスペンス・スリラー。主演は「ソウ2」「ソウ4」のエマニュエル・ヴォージア、監督はジェフ・ビーズリー。 誰が味方で誰が裏切者なのかわからないまま進行するサスペンスに引き込まれる。結構ハラハラさせられるシーンが続き、意外な結末を迎える。「真実の行方」という映画もあり紛らわしい。 ・・・ 夫婦そろって激流下りをカヤックで楽しむガブリエル(エマニュエル・ヴォージエ)が、夫のパーカー(マイケル・シロウ)が途中で見えなくなりカヤックだけが流れてきた。警察、捜索隊の必死の捜索もかなわずパー…

  • 映画「REVENGE リベンジ」(原題: Revenge、2017)ウルトラバイオレンス・アクション。

    映画「REVENGE リベンジ」(原題: Revenge、2017)はフランスのウルトラバイオレンス・アクション映画でコラリー・ファルジャ監督のデビュー作。 ファルジャ監督の第2作目の映画「サブスタンス」(2024)が第77回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞し、第97回アカデミー賞で5部門にノミネートされ、アカデミーメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞したため、とりあえずデビュー作を見たのだった。 宣伝文句は「美しく、残酷に、ぶっ殺す男たちに裏切られ、凌辱され、死の淵をさまよう女。地獄の底から蘇り、地獄の果てまで追い掛ける」主演は「ザ・リング/リバース」のマチルダ・ルッツで復讐に燃えるヒロイン…

  • 映画「男と女 人生最良の日々」(クロード・ルルーシュ監督、2019)「男と女」の53年後を描く。

    映画「男と女 人生最良の日々」(原題:仏: Les plus belles années d'une vie、2019)は、1966年公開の映画「男と女」の続編。「男と女」の印象的なシーンを回想のように使いながら二人の53年後を描いている。監督のクロード・ルルーシュ、主演のアヌーク・エーメとジャン=ルイ・トランティニャン、音楽のフランシス・レイなど当時のスタッフとキャストが再結集した。 <ストーリー>とある海辺の老人ホームで余生を送る元レーシングドライバーのジャン・ルイ(ジャン=ルイ・トランティニャン)、今では徐々にかつての記憶を失い始めていた。ジャン・ルイの息子アントワーヌ・デュロック(アン…

  • 映画「インサイド・マン2」(原題:Inside Man: Most Wanted、2019)クライムアクション。

    映画「インサイド・マン2」(原題:Inside Man: Most Wanted、2019)は、2006年公開のスパイク・リー監督による犯罪スリラー映画「インサイド・マン」の続編。前作とは監督やキャストが異なり、新たな物語が展開される。前作同様の緊張感と巧妙なプロットでスリリングな展開が最後まで飽きさせないが、俳優陣、音楽などで前作と比べると見劣りがする。 <ストーリー> 武装した銀行強盗グループが連邦準備銀行を襲撃し、多くの客を人質に立てこもる事件が起こる。その方法は数年前に起きたの銀行強盗事件と同様な手口で、人質に強盗団と同じユニフォームを着せるというもの。 強盗団のリーダーは冷静で計画的…

  • 【映画無料上映】「台湾映画上映会2025」(サスペンス大作「余燼」:5月25日など)

    台湾文化センターによる「台湾映画上映会2025」が、5月~10月にかけて、全8回開催される。料金:無料(※事前申し込み制) <上映作品>①「タイペイ、アイラブユー」②「余燼」③「猟師兄弟」④「赤い柿 デジタル・リマスター版」⑤「燃えるダブルス魂」⑥「夫殺し デジタル・リマスター版」⑦「優雅な邂逅」⑧「ソウル・オブ・ソイル」 「余燼」(原題:餘燼/英題:The Embers、2024)は、鬼才チョン・モンホン監督が台湾の歴史に挑んだサスペンス大作映画。第2回上映会として、5月25日(日)に慶應大学三田キャンパス西校舎ホールにて開催される。 タイトルの余燼(よじん)とは、燃え残りのこと。映画「余燼…

  • 映画「エクステリトリアル」(原題:Exterritorial、2025)ドイツのサスペンスアクション。

    映画「エクステリトリアル」(原題:Exterritorial、2025)は、ドイツのアメリカ領事館内で息子が誘拐された元兵士の女性が、1人息子を救出すべく戦うドイツ発のサスペンスアクション。腕っぷしの強いアクションを見せて闘う女性が主役の映画は見ていて痛快。女性版「ダイ・ハード」と言えばわかりやすい。 主演はNetflix映画「オールドピープル」にも出演していたジャンヌ・グルソー。タイトルの「エクステリトリアル」は「治外法権」の意味で、この映画では大使館内のこと。 内容は「フライトプラン」(ジョディ・フォスター主演)に似ている。自分の子供が突然いなくなってしまい探し回るが、まわりの誰もそのこと…

  • 映画「スチューデント」 (原題:L'Étudiante、1988) はソフィー・マルソー主演の青春ドラマ。

    映画「スチューデント」 (原題:L'Étudiante、1988) は、監督クロード・ピノトーによる仏・伊合作映画。原題は「学生」の女性形。アイドル青春映画「ラ・ブーム」「ラ・ブーム2」とほぼ同じ制作スタッフで、主演も同じソフィー・マルソー。「ラ・ブーム」シリーズでティーンのアイコンとなったマルソーが、大人の女性へと成長する過程を映した作品。ソフィー・マルソー演じる大学院生ヴァランティーヌが、教師になる夢と、情熱的な恋愛との間で揺れ動く姿を描いた青春恋愛ドラマ。1980年代初めに「ラ・ブーム」で人気となったソフィー・マルソーが同じ製作スタッフで製作された映画で、マルソー21歳の人気絶頂期の作品…

  • 映画「イコライザー THE FINAL」(原題: The Equalizer 3、2023)を見る。ハードボイルド・アクション・クライム映画。

    映画「イコライザー THE FINAL」(原題: The Equalizer 3、2023)を見る。アクション・クライム・スリラー映画「イコライザー」シリーズの第3弾。スタイリッシュで暴力的な内容だが、主演のデンゼル・ワシントンが困っている人物、特に気に掛けた者に対しては見過ごす事をしない情け深い性格で、悪を懲らしめる展開が爽快・痛快。まさに”正義の味方”スーパーマン並みの必殺仕事人。ハードボイルドの勧善懲悪ぶりにスカッとさせられる。 <ストーリー>元CIAトップエージェントのロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)は、昼は紳士的で勤勉な男、夜はイコライザーとしてこれまで数々の悪を抹消して…

  • 映画「評決のとき」(原題:A Time to Kill、1996)を見る。俳優マシュー・マコノヒーの出世作。評決を覆す「4文字」。

    映画「評決のとき」(原題:A Time to Kill、1996)を見る。裁判劇で衝撃のラスト、マシュー・マコノヒー(「インターステラー」アカデミー賞主演男優賞受賞の「ダラス・バイヤーズ・クラブ」)の出世作とくれば面白くないはずはないと見たが期待通りだった。人種差別問題が絡んだ事件の裁判を通して、正義と真実の問題に取り組む人々の姿を描いたサスペンス・タッチのヒューマン・ドラマ。監督は「バットマン フォーエヴァー」のジョエル・シュマッカー。タイトルロールで一番手に来るのが「スピード」で注目され勢いに乗っているころのサンドラ・ブロック。共演がケヴィン・スペーシー、ゴールデングローブ賞助演男優賞にノ…

  • 映画「インビジブル・ゲスト‐悪魔の証明-」(原題:Contratiempo(不慮の災難)、2016)を見る。

    映画「インビジブル・ゲスト‐悪魔の証明-」(原題:Contratiempo(不慮の災難)、2016)を見る。スペインのミステリー映画。予備知識なしで見たが、完全に最後に騙された映画だった。最後にひっくり返る”驚愕"の大・大どんでん返し映画は実に痛快でおもしろい。 ・・・ 欧州の最優秀起業家に選ばれるほどの青年実業界である主人公のドリア(マリオ・カサス)は元愛人のローラ・ビダル(バルバラ・レニエ)の殺人容疑で裁判の真っ最中。 しかし、裁判はドリアの優秀な弁護士の尽力の甲斐あって、ドリアにとって優位に進んでいたはずだった。 そんな中、ドリアが最も頼りにしているレイバ弁護士からのつてで新たにドリアの…

  • 【米大リーグ】大谷翔平、乱打戦の9回“確信”勝ち越し3ラン。MLBトップの12号。

    9回表、勝ち越しホームランを打った瞬間に「万歳!」 ドジャースの大谷翔平選手は9日(日本時間10日)、敵地で行われたダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」で先発出場し、第6打席に2試合連発となる12号勝ち越し3ランを放ち、大逆転勝利。ドジャースは26勝13敗で地区首位をキープした。 <大谷が絶好調の軌道に乗ってきた?>1、2打席目はともに二塁打を放ち、この日はホームランを含めて、今季6度目の1試合3安打で打率.304に急上昇。 序盤から中盤にかけて5-3でドジャースがリードしているところまでテレビを見ていたら、いつの間にか8-8。さらに逆にリードされていたが、さすが千両役者・大谷は9回の表…

  • 映画「教皇選挙」(原題:Conclave、2024)を5月9日に見る(バチカンではこの日、新教皇決まる)。

    映画「教皇選挙」(原題:Conclave、2024)を5月9日に見た。現実の同じ日(日本時間の9日午前1時すぎ)バチカンの会場のシスティーナ礼拝堂の煙突から白い煙があがり、教皇が決まったことが明らかにされた。奇遇というほかない。映画は原作ロバート・ハリス、監督エドワード・バーガーによるサスペンスミステリー。教皇の死後、新たな教皇を選出するために枢機卿たちがバチカンに集まり、秘密裏に行われる選挙(コンクラーベ)の過程を通して世界から集まった各枢機卿の信念や野望、そして脱落の理由が複雑に絡み合い、緊張感あふれる人間ドラマが展開される。 第95回アカデミー賞で国際長編映画賞ほか4部門を受賞した「西部…

  • 映画「アブダクション -ベニスに消えた美女-」(原題:The Venice Murders、2023)を見る。

    映画「アブダクション -ベニスに消えた美女-」(原題:The Venice Murders、2023)を見る(アマゾンプライム)。ベネチア(ベニス)を舞台にしたB級サスペンス・スリラー。タイトルのアブダクションは何かと思って辞書で見ると「誘拐」「拉致」らしいがカタカナだとわかりにくい。原題の直訳は「ベニスの殺人事件」ではミステリーやサスペンスの要素を強調。邦題の「アブダクション(誘拐)」は、物語の中心となる誘拐事件に焦点を当ててインパクトを与えることを意図しているようだ。 登場人物のキャラクターやその行動や動機が平坦で感情移入できない。若い外国人女性観光客や学生に偽の美大スタッフの身分証を見せ…

  • 映画「裸の町」(ジュールズ・ダッシン監督、原題:The Naked City、1948)フイルムノワール。

    映画「裸の町」(原題:The Naked City、1948)は、ジュールズ・ダッシンが監督の殺人事件の地道な捜査を描くフィルム・ノワール作品。音楽はミクロス・ローザ。主演はバリー・フィッツジェラルド、ハワード・ダフ、ドロシー・ハート、ドン・テイラーなど。この映画の最大の特徴は、ロケ撮影によるリアリズムの徹底と言われる。当時のハリウッド映画はスタジオ内での撮影が主流だったが、この作品はニューヨーク市内で実際に撮影された。街の雑踏、地下鉄、通行人、建物などがそのまま背景として使われていることにより、リアルな都市の息遣いが感じられる。 映画は新聞記事風のナレーションで始まる。「これからご覧いただく…

  • 映画「Cloud クラウド」(2024)は黒沢清監督、菅田将暉主演のサスペンス・スリラー。

    映画「Cloud クラウド」(2024)は黒沢清監督、菅田将暉主演による現代社会における情報の匿名性と不確かさ、さらに人間の孤独と疎外感をテーマに据えたサスペンス・スリラー。第97回アカデミー賞・国際長編映画賞日本代表作品。世間から忌み嫌われる“転売ヤー”として働く主人公・吉井(菅田将暉)を中心に、彼が知らず知らずのうちにバラまいた憎悪の粒がネット社会の闇を吸って成長し、どす黒い“集団狂気”へとエスカレートしていく様が描かれる。この作品で黒沢監督が描きたかったのは、クラウド(=インターネット空間)という目に見えない巨大な構造が、人々の生活や心理にどのような影響を与えているかという問題。 クラウ…

  • 映画「冷たい嘘」(原題:The Lie、2020)は、アメリカ・カナダ合作のサスペンス映画。

    「冷たい嘘」(原題:The Lie、2020)は、アメリカ・カナダ合作のサスペンス映画。2015年のドイツ映画「Wir Monster(われらモンスター)」(2015)のリメイク作品。サスペンス・ホラーが好きな人にはうってつけの映画。ウソは必ずバレるという映画。一度ウソをつくと、さらに重ねてウソをつかないと収拾がつかなくなり窮地に追い込まれてしまう。この映画は、15歳の少女が、両親が離婚し、自分が小さかったころのように両親が一時でも仲直りしてくれたらという願望からついた嘘が予想もできない事態を招くことになるという騒動の引き金を引いてしまう。 両親が多感な子供の嘘に振り回されて取り返しのつかない…

  • 映画「パラダイン夫人の恋」(原題:The Paradine Case、1947、日本公開は1953年2月)を見る。

    「パラダイン夫人の恋」(原題:The Paradine Case、1947、日本公開は1953年2月)を見る。「白い恐怖」「汚名」に続くアルフレッド・ヒッチコック監督のアメリカ時代のサスペンススリラー作品。製作はデヴィッド・O・セルズニック。同じ裁判劇「情婦」と比べても面白い。主演は「白い恐怖」のグレゴリー・ペックと本作が米映画初出演となるアリダ・ヴァリ(オープニングロールやアメリカのポスターでは「ヴァリ」と紹介)で、共演はチャールズ・ロートン、エセル・バリモア、レオ・G・キャロル、ルイ・ジュールダン、アン・トッドなど。 原題は「The Paradine Case」。直訳の「パラダイン夫人事件…

  • 映画「呪いの血/マーサの奇妙な愛情」(原題:The Strange Love of Martha Ivers、1946、劇場未公開)を見る。

    映画「呪いの血/マーサの奇妙な愛情」(原題:The Strange Love of Martha Ivers、1946、劇場未公開)を見る。監督は「西部戦線異状なし」(1930)のルイス・マイルストン。顎のくぼみがトレードマークのカーク・ダグラスの映画デビュー作。29歳のデビューと遅い。2020年2月5日、103歳没と長寿だった。 主演は「大平原」「深夜の告白」などのバーバラ・スタンウィック、共演は、のちの「シェーン」の牧場主などで知られるヴァン・ヘフリン、「大空に駈ける恋」のリザべス・スコットなど。音楽は「深夜の告白」「白い恐怖」「ベン・ハー」などのミクロス・ローザ。 少年2人と少女が殺人事…

  • 映画「iHostage」(2025、Netflix)を見る。オランダ発の犯罪スリラー。

    映画「iHostage」(2025、Netflix)を見る。2022年にオランダ・アムステルダムのライチェ広場にあるアップルストアで実際に発生した人質事件という実話ベースの犯罪スリラー。 実話がもとになった映画というのは、なかなかドラマチックに脚色はできないので、単に事件を忠実に再現したりドキュメンタリー風にしただけで深みがないことが多い。 ただ、立て籠り犯の男は交渉人を要求し、その駆け引き、やりとりがスリリングではある。人質が、薬を服用していて、水が欲しいというと、警察に犯人の男が水を要求するが、ロボットが届けるのだ。 アップルストアは閉店の9時になると自動的に電気が消え、店内の音楽も止まる…

  • 映画「歴史は夜作られる」(原題:History Is Made at Night、1937)美男美女による典型的なメロドラマ。

    映画「歴史は夜作られる」(原題:History Is Made at Night、1937)は、主演がシャルル・ボワイエとジーン・アーサーという美男美女による典型的なメロドラマ。 シャルル・ボワイエは、フランスの俳優だが、ハリウッドでも活躍し、イングリッド・バーグマンと共演した「ガス燈」(1944)が有名。ドロンが登場する前の時代では、二枚目俳優の代名詞だったかもしれない。 ジーン・アーサーは、フランク・キャプラ監督の常連で「オペラハット」「我が家の楽園」「スミス都へ行く」などで知られる。映画出演は「シェーン」で開拓農民の妻役が最後となり、その後はテレビで活躍した。 監督はフランク・ボーゼイギ…

  • ドラマ「キャスター」(日曜劇場)(第3話)あの万能細胞「○○細胞はあります」の疑惑がテーマ。

    ドラマ「キャスター」(日曜劇場)第1話~第3話まで見る。第3話は、あの名言をそのままに「iL細胞は存在します!」(注:2014年のSTAP細胞の存在を主張した小保方晴子が記者会見で「STAP細胞はあります」と述べた言葉)がテーマだった。そして「美しき科学者の秘密を暴け!」と続き、真実が暴かれる。 大学などの研究機関は、国から補助金を引き出すために、データを改ざんしてまでももっともらしい成果を出そうとする体質をキャスターが取り上げている。 日曜劇場だけは、ドラマとして本腰を入れた重厚な作りになっているようで、2023年の「VIVANT(ヴィヴァン)」並みの視聴率が獲れるかどうか。そういえば「VI…

  • 【コーヒーブレイク】「自転車交通違反」に反則金。来年4月から罰則強化。

    「待ちなさい!違反ですよ!」 自転車の交通違反に関する「反則切符(青切符)制度」が新設された「改正道交法」が来年4月1日に施行されることになった。警視庁が先日、その方針を発表した。 ざっと中身を見るとかなり厳しいものとなっている。 例えば傘をさして自転車を運転すると5,000円の罰金が科せられる。これは「公安委員会順守事項違反」の対象となり傘さしのほか、イヤホンをつけての自転車走行も含まれる。 青切符対象となる自転車の主な違反内容と金額(案)は以下の図の通り。 【主な違反と罰金額】 ・スマホの“ながら運転“” 1万2000円・信号無視 6000円・逆走や歩道の走行 6000円・一時不停止 50…

  • ドラマ「瞳の奥に」(全6話、Netflix、2021)を一気見。サイコスリラーと超常現象を描く問題作。

    「瞳の奥に」(全6話、Netflixドラマ、2021)を一気に見た。このドラマの「衝撃のラスト」というような評価・評判は耳タコくらい目にしていた。 このドラマ、表向きは「不倫×サイコスリラー」だが、その裏に隠された正体は「超常現象(アストラルプロジェクション=幽体離脱)」だった。 第1話~5話までは、どこか変だなと思いながら見ていたが、第6話になって真実が明かされるという構成だった。1話~5話は、怒涛の展開となる第6話の序章ともいえるものだった。 主な登場人物が4人いるが、それぞれの視点でみると、物語が理解できるようになる。主人公の一人アデルという女性が登場するが、現在と若いころと入り混じって…

  • 【大相撲】夏場所新番付が発表。大の里が横綱昇進を目指す。高安が三役、霧島が関脇に返り咲き。

    大相撲夏場所の新番付が日本相撲協会から発表された。春場所で3度目の優勝を果たした大の里が横綱昇進を目指す。先場所新横綱だった豊昇龍は途中休場したが、横綱で存在感を示せるか。 先場所、優勝決定戦にまで進んだ高安が東小結となり、昨年の初場所以来8場所ぶりに三役に復帰した。元関脇の若隆景は小結に返り咲いた。御嶽海は十両に陥落。 夏場所番付 【東】 【西】 力士名 力士名 豊昇龍 横綱 大の里 大関 琴 桜 大栄翔 関脇 〇 霧 島 高 安 〇 小結 〇 若隆景 若元春 前1 X 王 鵬 阿 炎 X 2 豪ノ山 玉 鷲 3 平戸海 尊富士 4 一山本 宇 良 5 千代翔馬 欧翔馬 6 翔猿 伯王鵬 7…

  • 映画「疑惑の影」(原題:Shadow of a Doubt, 1942)ヒッチコックの中期のサスペンス映画。

    映画「疑惑の影」(原題:Shadow of a Doubt, 1942)はヒッチコックの中期のサスペンス映画。「見知らぬ乗客」などと同様に善と悪、光と影など人間の持つ二面性の対立というヒッチコックのテーマが描かれる。 疑惑に満ちた叔父チャーリーの役を不気味に演じるのはジョセフ・コットン(「第三の男」)。じわじわとその恐ろしい本性が現れてくるところが怖い。叔父と同名のチャーリーを演じるのは「ミニヴァー夫人」(傑作!)でアカデミー賞助演女優賞を受賞したテレサ・ライト。 ヒッチコックはこの映画で「恐怖とは、よそ者ではなく、自分たちの中にいる」という不気味さを描きたかったようだ。チャーリー叔父はその象…

  • 映画「危険な関係」(ロジェ・ヴァディム監督、1959)ジャンヌ・モロー主演。ジェラール・フィリップの遺作。

    「危険な関係」(原題:Les Liaisons Dangereuses、1959)は、恋愛心理の駆け引きを巧みに描写したフランスの作家コデルロス・ド・ラクロの同名古典小説の映画化作品。舞台は原作の18世紀フランスの貴族社会から、現代の上流社会となっている。 監督は「バーバレラ」「悪徳の栄え」のロジェ・ヴァディム。原作の18世紀フランス貴族社会を製作当時の現代パリの上流社会に置き換え、互いの恋愛を報告し合う夫婦の退廃的な官能美を、スタイリッシュなモノクローム映像とモダンジャズに乗せて描いた。特に終盤のジャズの演奏が印象的だった。ジェラール・フィリップの遺作となった作品。肝臓がんにより享年36歳の…

  • 映画「新幹線大爆破」(樋口真嗣監督、2025)草彅剛主演、ノンストップ・サスペンス・エンターテインメント。

    Netflixで今月23日から世界独占配信されている「新幹線大爆破」(2025)を配信初日に見た。監督は「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」などで知られる樋口真嗣。 1975年公開の同名映画のリブート版とはいえ、1975年の「ひかり109号」事件が起きた50年後の世界を描いている。 この映画、一言でいえば…。 爆弾が仕掛けられた新幹線を舞台に描かれる緊張感あふれる ノンストップ・サスペンス・エンターテインメント 映画ということになる。 スタイリッシュな車体のはやぶさ60号に爆弾が仕掛けられ、車内で爆破を回避すべく奮闘する主人公の車掌・高市役を「日本沈没」でも樋口監督とタッグを組んだ草彅剛が演…

  • 【YouTube】発見!映画「ル・バル」(仏、1982、日本公開1984)全編見られる。

    このブログで映画「ル・バル」(1984年公開)を取り上げるのは、少なくとも14回目となる。それほど超・超・超お気に入りの作品。 fpd.hatenablog.com fpd.hatenablog.com 内容は、3年前の記事に詳しく書いているので省きます。 舞台はフランスの戦後間もないころ。若者たちが出会いの場を求めて集まるのが「ル・バル(ダンスホール)」。時代とともに流れる音楽も変化していく。 30年の月日が流れて、集う人たちもみな老境入り。 モテない男。内気な男。強引な男。小賢しい男。自己顕示欲の強い男。女性陣もメイクに余念のない女。ド近眼メガネの女。けばけばしい女。気取った女。 そんな男…

  • 【追悼アラン・ドロン】「シネマ・ライブ」5月31日、銀座TACTで開催。

    「ドロン祭シネマ・ライブ」は毎年ドロン生誕の日(11月8日)前後に開催されてきたが、昨年(2024年)8月18日にドロンが88歳の生涯を閉じ、2024年は開催されず、今回「追悼アラン・ドロン シネマ・ライブ」が5月31日に開催されることになった。 主催者のチェイサーさんによると「8月18日は世界中のドロンさんのファンにとって忘れられない日となりました。皆様の悲しみの日々も過ぎ、やがて春を迎え、ドロンさんの功績を忘れないよう、残された私たちが次に世代に語り継いでいかなければと強く感じます。ファンの方々が直接参加できる唯一のイベントとして、ドロンさんへの追悼の思いを込めた特別な場として「追悼アラン…

  • 映画「嘆きのテレーズ」(原題:Therese Raquin, 1952)はフランスの名匠カルネの傑作。

    「嘆きのテレーズ」(原題:Therese Raquin, 1952)は長年未見だったが、ついに見ることができた。監督は「天井桟敷の人々」の名匠マルセル・カルネ。ヴェニス映画祭に出品され銀獅子賞(現在の最優秀監督賞)を獲得した作品。 アマゾンプライムでこうしたクラシック映画、特に1950年代のフランス映画などを配信しているのはありがたい。 原作はエミール・ゾラの「テレーズ・ラカン」(映画の原題)。音楽は「めぐりあい」のモーリス・ティリエ。 南仏リヨン。愛のない結婚をして、傲慢な夫カミーユと陰湿な姑ラカンに挟まれ暗い毎日を送るテレーズ。そんなテレーズの前に粗野だが魅力的な男ローランが現れる。 一瞬…

  • 【何食べた?】今月第1回・三浦海岸の旅は「マグロ」を求めて三千里だったが…。

    【17日】 数年ぶりに三浦海岸方面へ。ドライバーと田園都市線高津駅で待ち合わせ。朝6時に家を出て、大宮駅から高津駅までは約1時間30分。高津から目的地・三浦海岸・三崎までは車で約2時間。結構な長旅なのだ。 三浦海岸・三崎といえばマグロが有名。どこもかしこも「マグロ」の看板が目立つ。 三浦海岸界隈は、他の地域と同様、平日はシャッターを下ろしている商店が多く、観光客などが集まる週末の土日でビジネスが成り立っているようだ。 観光船も時間帯によるが、ほとんど客がいなかった。平日は閑古鳥か。 生鮮市場があり覗いてみたが、魚介類が高い。マグロの定食を食堂で食べようとすれば、ランチで2,500円から3,00…

  • 【何食べた?】③温泉でグルメ。横浜市青葉区の温泉施設で温泉&台湾好きグループの夕食会。

    【18日】 18日は、台湾と温泉好きのグループ仲間の会食会に参加。場所は、温泉に詳しい人が、行ったことがない施設ということで提案があった横浜青葉区の「喜楽里(きらり)」という温泉施設。 fpdの台湾の友人Cさん一家4人(子供2人)が初参加したほか、常連のべべちゃん、山ちゃんなど計12人が参加。温泉につかった後、食事会ではり食べて飲んで大いに語り、楽しいひと時となった。台湾の友人も映画好きで、だんだんと映画ファンの集いの色彩も強くなっている。 こしがあるうどんと天ぷらが美味しかった。 生ジョッキーもうまい! 食事もどれも本格的でおいしかった。すべてが靴のロッカーの腕輪で、注文、会計も機械で行う便…

  • 【何食べた?】②和食レストラン篇(ボリューム満点のひれかつ)。

    19日は義母が入院しているさいたまの総合病院に義母の孫が見舞いに来た時に立ち寄るのが恒例の和食レストラン「夢庵(ゆめあん)」。関東地方を中心にある和食レストランチェーン。 21日に93歳を迎える義母にコージーコーナーのショートケーキを持ってきた孫君(24歳)。 入院中の患者は、食べ物の管理に厳しく、食べ物の持ち込みは原則禁止。ただ、誕生日にケーキを食べさせたいと希望を伝えたところ、最初は「うーん」と看護師が答えたが、担当医に相談しますという返事。 結果は「ショートケーキなら」という条件で、なおかつ「見守り(隊)が付きます」(笑)だったので実現。 2月10日の入院以来、面会の回数、人数が制限され…

  • 【何食べた?】①三浦海岸・三崎編。海岸沿いは海風で寒かった。

    今年の2月以来、ブログの記事アップがスローになっている。だれも「スローなブギにしてくれ」とは言っていない(笑)。 映画を見る時間が取れない状況が続いているためだが、2月10日に同居の義母が倒れて動けなくなり、消防により近くの総合病院に緊急搬送されたことに始まる。 入院1か月後の3月10日ごろからリハビリ棟でリハビリを続け、現在入院日数が約70日。最大入院期限3か月間まであと20日。 その詳細は、CM(何食べた?)の後で‥・。 20日は、前日(19日)の真夏のような暑さとは打って変わり涼しい一日だった。週2度目の神奈川県三浦海岸・三崎方面に出かけた。 ネパール人コミュニティ関連の仕事をしている友…

  • 映画「エンドロールのつづき」(原題:Last Film Show、2021、日本公開2023年1月20日)を見る。

    「エンドロールのつづき」(原題:Last Film Show、2021、日本公開2023年1月20日)を見る。インド映画で、2022年度のアカデミー賞国際映画賞のインド代表出品作品(ノミネート落選)。言語はグジャラート語。 インドのチャイ売りの少年が映画監督の夢へ向かって走り出す姿を、同国出身のパン・ナリン監督自身の実話をもとに描いたヒューマンドラマ。 少年と映写技師との交流など設定は「ニューシネマ・パラダイス」そのものだが、ストーリーはさらっと描かれていて先人への感謝とフイルムへのこだわりがメッセージとして伝わる。 タイトルが出る前の画面には「先人に感謝を」として、ルミエール、マイブリッジ、…

  • 映画「サバイバル・ドライブ」(原題:Curve、2015)を見る。サイコ・サスペンス。

    「サバイバル・ドライブ」(原題:Curve、2015)を見る。製作は「ゲット・アウト」など低予算映画で知られるプラム・ハウス。車の中に閉じ込められたシーンがほとんどの密室劇で低予算のB級サイコホラー・サスペンス。 親切そうに見えた男がとんでもないサイコ野郎だったというお話。どこかで見たようなストーリー。 ・・・ 結婚を控えているマロリー(ジュリアン・ハフ)は恋人が待つデンバーまで車で向かう。デンバーまではかなりの距離があり、妹と連絡を取りながら運転していくことにした。 しかし、途中で、車がエンスト。「困ったな、どうしよう。」そんな時、ヒッチハイクの男が現れ、点検するとエンジンがかかり直った。 …

  • Netflix映画「新幹線大爆破」が4月23日から世界独占配信。JR東日本が協力。

    Netflix映画「新幹線大爆破」が4月23日から世界独占配信される。ネトフリ「新幹線大爆破」は1975年に公開された同名タイトルの映画が原作となっており、現代が舞台のストーリーに再構築リブート。 爆弾が仕掛けられたはやぶさ60号で最悪の事態を回避すべく奮闘する車掌・高市(草彅剛)を主人公に、原作を大幅アレンジ。 1975年の原作ではJRの協力は得られなかったが、協力が得られることになった。JR東日本側が本プロジェクトの「エンタメで東日本を盛り上げたい」という熱い気持ちに共鳴し実現したという。 その主な登場人物たちの相関図が公開された。 俳優陣では、オリジナルが高倉健、千葉真一、宇津井健といっ…

  • 映画「夜陰に消えて」(原題:(伊)Svaniti nella notte(英)Vanished into the Night、2024)を見る。

    「夜陰に消えて」(原題:(伊)Svaniti nella notte(英)Vanished into the Night、2024)を見る。見た人の評価が「残念」のオンパレード(笑)。 一方で、評価されているのは舞台となるアドリア海に面した南イタリアのバーリという港町。エレガントな街並み、古き良き趣のあるイタリアの建造物、雄大なアドリア海の大自然。観光巡りと思えば、見て損のない映画。Netflix作品で、評価は5段階なら2(5がベスト。笑)。 ・・・イタリア人のピエトロ(リッカルド・スカマルチョ)は、アメリカ人の妻エレナ(アナベル・ウォレス)と離婚調停の真っ最中。 争点は夫婦の子どもジョバンニ…

  • 【舞台版】「千と千尋の神隠し」(上白石萌音主演、帝国劇場)をブルーレイで見る。

    宮﨑駿監督の不朽の名作である「千と千尋の神隠し」の舞台版を見た(ブルーレイ)。立体感がすばらしい。 アニメ「千と千尋の神隠し」は2001年の封切り以降、爆発的な大ヒットとなり、2003年には米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞を受賞。 『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』に興収を抜かれるまでは20年間、日本の映画史上最大の興収だった、 壮大かつ独創的な世界観が日本のみならず世界中で愛され続けてきた。国民的アニメを三次元でどのように表現するのかと思ったが、パペットを俳優などを使って、見事に立体的に仕上げている。 少女・千尋が引っ越し先に向かう途中、トンネルから八百万(やおよろず)の神々の世界…

  • 【アニメ】Ado 「ゲゲゲの鬼太郎」(「ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ」主題歌)4月6日~。

    「ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ」主題歌をAdoが歌っている。令和の「ゲゲゲ~」といった印象。絶叫も歌詞に溶け込んでいる。 作者・水木しげるの没後10年の節目に『ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ』が4月6日朝9時よりフジテレビほかにて放送開始。それに伴い、本作のオープニング主題歌を歌い手・Adoが担当することが決定したもの。 www.youtube.com 1971年(昭和46年)の初代と比較すると、現代風にアレンジしていて洗練されている。 こちら: www.youtube.com ランキング参加中 映画 ■「にほんブログ村」にポチッと!お願い申し上げます。 https://movi…

  • 映画「お嬢さん、お手やわらかに!」(仏題:Faibles Femmes、1958)”ドン・ファン”ドロンに逆襲する3人娘。

    「お嬢さん、お手やわらかに!」(仏題:Faibles Femmes、1958)をかつてテレビで見て以来の再見。初回放送は1971年9月17日の「ゴールデン洋画劇場」。 主演は「女は一回勝負する」のミレーヌ・ドモンジョのほか「危険な曲り角」のパスカル・プティ、「三月生れ」のジャクリーヌ・ササールといった人気女優。 この3人に当時まだ新人で「太陽がいっぱい」で大人気になる前のアラン・ドロンが(紀州の…でなく)本物のドン・ファンというかプレイボーイとして登場する青春コメディ。 親友同士の三人娘がかもしだすスマートな笑いの物語が展開する。ドロンふんするジュリアンが、仲良し三人娘のすべてとかかわりを持つ…

  • 【コーヒーブレイク】宣弘社(「月光仮面」「怪傑ハリマオ」etc.)昭和100年記念動画。

    「月光仮面」「怪傑ハリマオ」などで知られる日本のテレビ映画の制作プロダクション「宣弘社(せんこうしゃ)」が、1950年代から1970年代にかけて制作を手がけていた作品をまとめたYouTubeがあった。 タイトルは「昭和100年」。 宣弘社は現在はその著作権管理(ライツ)を事業とする企業。1960年ごろ小学校低学年の世代にとっては懐かしい作品が次々に登場している。「月光仮面」世代には特に懐かしい。 「月光仮面」の放送が開始された当時(1958年)は、まだテレビの普及は少なく、駄菓子屋(「日影屋」)に行って見せてもらった。その後「七色仮面」「豹(ジャガー)の眼」などの後半のころが放送されたころによ…

  • ドラマ「SHOGUN 将軍」②おまけ:全10話のストーリー。

    ドラマ「SHOGUN 将軍」(全10話)は、徳川家康をモデルとした「関ヶ原の戦い」前夜の日本の1600年の時代劇。あわせて異人(イギリス人のジョン)と鞠子との淡いラブストーリーも描いている。首がスパッと切られて飛ぶシーンや、腹を掻っ切るシーンがかなりグロい。 さらには遊女のエロいシーンもちらほらと突然現れるので、家族で見るときは要注意。 【全10話のあらすじ】は以下の通り。 第1話「按針(あんじん)」 1600年の日本。それまで日本を統一していた太閤がこの世を去り、諸国は5人の大老によって治められていた。関東地方を治める大名・吉井虎永(真田広之)は、かつて太閤の寵愛を受け、太閤の子が成人するま…

  • ドラマ「SHOGUN 将軍」①(ディスニー、全10話)を見る。超ド級時代劇ドラマシリーズ!

    アメリカ時代劇ドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」(ディズニー製作、全10話)を見た。大満足のドラマだった。言語は80%が日本語だったが、17世紀初頭の日本語の言葉を、英語ではどのように(シェイクスピアのような古語で?)訳されたのか(笑)。 ジェームズ・クラベル原作の「将軍」(全4巻)は全世界で1500万部以上売れた大ベストセラー。1980年にもリチャード・チェンバレン主演の「将軍 SHOGUN」押してドラマ化されており、本作はそのリメイク作品。 アメリカ人なら、「将軍(SHOGUN)」の名前は広く知られているので、今回のドラマも中世のファンタジードラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」に続く重要な…

  • 【訃報】「トップガン」の米俳優ヴァル・キルマー(「バットマン・フォーエバー」)死去。65歳。

    「トップガン」でトム・クルーズ(右)と談笑するヴァル・キルマー 「トップガン」で知られる米俳優ヴァル・キルマーが1日に肺炎のため亡くなった。65歳だった。俳優としてのキャリアを通して海軍パイロットからバットマンまで、あらゆる役柄を演じてみせた映画スターだった。 近年は俳優業から離れていたが、2022年公開の「トップガン マーヴェリック」で短期間復帰を果たした。キルマーは2014年に喉頭(こうとう)がんと診断され、気管切開手術を受け、発声に障害が残ったが、病からは回復していた。 1984年のコメディー映画「トップ・シークレット」でデビューし、1986年の「トップガン」でスターダムを駆け上がった。…

  • 映画「ミステリー・ストリート」(原題:Mystery Street、1950)ジョン・スタージェス監督(「荒野の七人」「大脱走」)デビュー作。

    「ミステリー・ストリート」(原題:Mystery Street、1950)はのちに「荒野の七人」で有名になるジョン・スタージェス監督による殺人事件を扱ったフィルムノワール。 ほとんど知られていない映画のようだが、ジョン・スタージェス監督のデビュー作。B級映画からスタートしたが、のちに「OK牧場の決斗」「荒野の七人」「大脱走」「墓石と決闘」など西部劇、アクション映画の大作を手掛ける大監督となった。 ナイトクラブでダンサーとして働くヴィヴィアンという女性が殺され、ヴィヴィアンと関わっていた人物の中の誰が殺したのかというストーリー。 ・・・ヴィヴィアン(ジャン・スターリング)は安アパートに住んでいる…

  • 映画「窓」(原題:The Window,1949)ヒッチコック風サスペンス。

    映画「窓」(原題:The Window,1949)は、ヒッチコックのサスペンス映画とそん色のない傑作サスペンス。それもそのはずで、ヒッチコックの「汚名」で撮影監督を務めたテッド・テズラフがメガホンを取っているのだ。1時間13分/モノクロ(日本公開1950年)。 さらに原作は探偵小説家コーネル・ウールリッチの原作「The Boy Cried Murder」で、「らせん階段」のメル・ディネリが脚本化している。 出演はディズニー映画の子役で知られるボビー・ドリスコール、「高原児」「影なき殺人」のアーサー・ケネディ、「緑色の髪の少年」のバーバラ・ヘイル、「善人サム」のルース・ローマンなど。 シンプルな…

  • 連続ドラマW 「落日」(湊かなえ原作、2023、全4話)を一気に見る。

    連続ドラマW 「落日」 (湊かなえ原作、2023、全4話)を一気に見る(アマゾンプライム)。湊かなえ原作だけに複雑に思えた人間関係の点と点がやがて線として結びつく展開が飽きさせない。引きこもり男がなぜ妹をナイフで殺したのかが明かされていく。 映画監督(北川景子)と脚本家(吉岡里帆)がコンビを組んで15年前の事件を映画化しようと奔走するサスペンス・ミステリー。 吉岡里帆が美貌をかなぐり捨てて役に溶け込み、素のような自然体ですばらしい。北川景子も、死刑囚との面会シーンでハッとさせる演技を見せている。竹内涼真は好青年イメージとは真逆の引きこもり男を演じている。 ・・・ 新進気鋭の映画監督・長谷部香(…

  • 映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」(呉美保監督、2024)主演・吉沢亮。五十嵐大の実録ノンフィクション

    「ぼくが生きてる、ふたつの世界」(2024)は耳の聞こえない両親のもとで育った青年の揺れ動く心を描いたドラマ。監督は「そこのみにて光輝く」(2014)や「きみはいい子」(2015)の呉美保で、耳のきこえない母ときこえる息子の物語を映像に紡いだ渾身の作品。 原作は、作家・エッセイストである五十嵐大の実録ノンフィクション「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」(幻冬舎刊)。 主演は吉沢亮。母役の忍足(おしだり)亜希子や父役の今井彰人をはじめ、ろう者の登場人物にはすべてろう者の俳優を起用。脚本は「正欲」の港岳彦が手がけた。 ・・・主人公は、ろうの両親の…

  • 【訃報】米俳優・リチャード・チェンバレン(「三銃士」「タワーリング・インフェルノ」「将軍」)死去。90歳。

    「将軍」(1980)で島田陽子と共演 「四銃士」のリチャード・チェンバレン(左から2人目) 「三銃士」「四銃士」「タワーリング・インフェルノ」などの俳優リチャード・チェンバレンが29日、脳卒中の合併症のため、ハワイ州オアフ島で死去した。90歳だった。誕生日がきょう3月31日で、誕生日の2日前だった。 リチャード・チェンバレンといえば、1980年制作のテレビドラマ「将軍 SHOGUN」で故島田陽子と共演した米俳優として知られる。 1934年、カリフォルニア州ビバリーヒルズ生まれ。ポモナ大で美術を学んだが卒業後に俳優となり、1960年代にテレビドラマ「ドクター・キルデア」で主役の医師を演じて人気と…

  • ドラマ「アドレセンス」(原題:Adolescence、全4話)を見る:驚異の全編ワンカット撮影。

    「アドレセンス」(原題:Adolescence、全4話)というイギリスのドラマが話題になっているというので見た。このドラマを見るきっかけは、途切れなくカメラを回し続ける「長回し(ワンカット)」で撮影が行われたというのを目にしたからだった。 Netflixで3月13日から配信が開始されたが、配信後2週間で視聴回数は6630万回を記録し、これはNetflixのリミテッドシリーズとしては史上最多となったという。 13歳の少年が引き起こした衝撃的な事件を軸に、捜査する刑事、少年の同級生たち、加害者家族など、関係者の姿がリアルに描かれ、根底にある問題が浮き彫りにされる。 タイトルは思春期、青年期といった…

  • 映画「母と娘-完全な夜はない」(フランス、ジョージア、2023)監督は95歳のラナ・ゴゴベリゼ。

    「母と娘-完全な夜はない」(フランス、ジョージア、2023)は、95歳のラナ・ゴゴベリゼ監督がソヴィエト体制下における母ヌツァとの日々を語ったドキュメンタリー作品。全編モノクロ、1時間29分。高崎映画祭授賞式の当日、授賞式前にミニシアター、電気館にて鑑賞。 ソ連時代に母が映画監督でもあったことから、自分のルーツ、母の足跡を辿った映画で、厳しい時代を生きた母へのオマージュでもある。2024年のベルリン国際映画祭に正式出品された。 ジョージアの映画を見る機会は少ないが、昨年(2024年)「ジョージア映画祭」と題してミニシアター「ユーロスペース」で特集としてジョージアの映画が上映された。 「母と娘-…

  • 映画「この愛のために撃て」(原題:À bout portant、2009)を見る。フレンチ・ノワール。

    「この愛のために撃て」(原題:À bout portant、2009)を見る。パリを舞台にしたサスペンス・アクション。何者かの陰謀に巻き込まれ身重の妻を誘拐された男が、様々な危機に直面しながら繰り広げる決死の救出劇をノンストップで描くフレンチ・ノワール。 原題のフランス語は「銃口を突きつけて」比喩的に「間近で、面と向かって」という意味(英語では "point-blank")のようだ。 監督はデビュー作「すべて彼女のために」が評判を呼んだフレッド・カヴァイエ。主演は「アデル/ファラオと復活の秘薬」のジル・ルルーシュ。 誘拐された妻を救うため、普通の男が立ち上がるという点では、リーアム・ニーソンの…

  • 【コーヒーブレイク】「3月26日」「fpdの映画スクラップ帖」のfpdの誕生日でした。プレゼントが続々。第5弾まで一気に紹介。

    【今日のニュース】 「fpdの映画スクラップ帖」のfpdが きょう「3月26日」誕生日を迎える。 「fpdの映画スクラップ帖」ブログのfpdが今日3月26日に誕生日を迎えました。お祝いのプレゼントが全国各地、津々浦々から届いた模様です。順に紹介していきます。 ■第1弾:ジーナさんから。 fpdの好みである「甘いもの」が届きました。とはいっても甘すぎない適度な甘さがちょうどよくおいしくいただきました。フィナンシェのフレーバーが絶品でした。 ■第2弾:べべちゃんから。 高崎映画祭で授賞式に参加した際に、K県K市から群馬県高崎市までわざわざ持ってきていただきました。「果樹園の実り」というメロン、マン…

  • 【映画祭】第38回高崎映画祭授賞式に参加。最優秀作品賞は「箱男」。浅野忠信、永瀬正敏、江口のりこら参加。

    第38回高崎映画祭授賞式が23日に高崎芸術劇場で開催され参加した。この映画祭に参加するのは6回目か。今回も昨年同様、群馬県在住の映画の友・徳さんとブログ仲間のべべちゃんとともに授賞式、会食などを終日楽しんだ。 今年の映画祭はオープニングから圧巻のショーがあり圧倒された。オープニングアクトを務めたのは東京農業大学第二高等学校吹奏楽部カラーガードによる群舞のパーフォーマンスで一糸乱れぬパフォーマンスだった。 高崎映画祭の須藤賢一委員長(高崎健康福祉大学学園長)が冒頭にあいさつ。昨年のセンバツ高校野球で優勝校となった健大高崎(高崎健康福祉大学高崎高等学校)がちょうど、映画祭の直前であったことから、ぎ…

  • 映画「湯道」(鈴木雅之監督、2023)銭湯エンターテイメント。

    「湯道」(ゆどう、2023)を見る。監督は「HERO」「マスカレード・ホテル」の鈴木雅之、主演は「人間失格」「脳男」の生田斗真。また、タイトルにもある「湯道」の提唱者である小山薫堂が企画・脚本を担当。 茶道、柔道と同じように入浴の作法を極めたものが「湯道」であるとする。湯は一言で言えば「太陽」であり、心の中を照らすお日様のような存在であるというセリフがある。 ラストでは「ユー(湯)アー・マイサンシャイン」を登場人物が湯につかりながら全員で元気に合唱するシーンが圧巻。 銭湯の男湯にクリス・ハート、女湯に天童よしみがいるときには「オンリー・ユー(湯)~♪」が歌われるなど、お湯にまつわるシャレたシー…

  • 映画「ある閉ざされた雪の山荘で」(飯塚健監督、2023)を見る。東野圭吾原作の密室ミステリー。

    「ある閉ざされた雪の山荘で」(2023)を見る。劇場公開は2024年1月。原作は東野圭吾の同名の長編推理小説。監督・脚本は「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」「ステップ」の 飯塚健。 主演は「禁じられた遊び」の重岡大毅。共演は、間宮祥太朗、中条あやみ、西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴など。原作が東野圭吾だけに、一筋縄ではいかないストーリーの重層構造が見どころ。 役者が劇中劇の役者を演じるということで、演じている感は否めない。設定だけは密室劇として面白いが…。 ・・・バスの中でアイマスク(目隠し)をした若者たちが目的地に向かう。海辺のバス停で降りて、全員が目隠しを外す。男4人、女3人の…

  • 映画「ナイト・オン・ザ・プラネット」(ジム・ジャームッシュ、原題:Night on Earth, 1991) タクシー運転手の5話オムニバス。

    「ナイト・オン・ザ・プラネット」(原題:Night on Earth, 1991)は地球という星の同じ夜空の下の5つの都市で同時刻に走るタクシーで起きる物語を5話のオムニバスで描いたジム・ジャームッシュ監督作品。出演はウィノナ・ライダー、ジーナ・ローランズ、ロベルト・ベニーニら豪華キャストが集結。 <ロサンゼルス編:大物エージェントを乗せる若い運転手> 若い女性タクシー運転手コーキー(ウィノナ・ライダー)は、空港で出会ったビバリーヒルズへ行こうとしている中年女性ヴィクトリア(ジーナ・ローランズ)を乗せる。 映画のキャスティング・ディレクターであるヴィクトリアは、新作に出演する女優を探し出すのに…

  • 映画「RUN/ラン」(原題:Run、2020)は、真実と狂気のサイコ・サスペンススリラー。

    「RUN/ラン」(原題:Run、2020)は「Search/サーチ」(2018)で注目を浴びたアニーシュ・チャガンティ監督の長編第2作。 生まれつき身体に不自由を持った娘と、彼女を過剰なまでに介護する母親。そんな母娘の間に生じた日常の綻びから明かされていく衝撃の真実と狂気を描いたサスペンス・サイコスリラー。 豹変する毒母の狂気が暴走するが、母と娘のバトルがすさまじい展開を見せる。隠されていた秘密が明らかになるとき…。 ・・・ある郊外の一軒家で暮らすクロエ (キーラ・アレン) は、生まれつき慢性の病気を患い、車椅子生活を余儀なくされている。 しかし地元の大学への進学を望み自立しようとしていた。そ…

  • 【コーヒーブレイク】国民的ヒーロー大谷翔平が日本を元気にする(NY Times)

    メジャーリーグ(MLB)ではこれまでスター選手が不足することはなかったが、日本版ベーブ・ルースとも言える大谷のようなセンセーションを巻き起こした選手はかつていなかった。こう報じたのはニューヨーク・タイムズ。 Ken Belson記者によると「日本がピークを迎える 大谷翔平、ドジャースとカブスがMLBシーズン開幕」…日本では、大谷翔平は国民的ヒーローであり、マーケターの夢であるという。 東京は大谷翔平一色。羽田空港でJALの機体から始まり、空港を降りた人が最初に目にするものの1つが自動販売機の「お~いお茶」(伊藤園)の緑茶ボトルに載った大谷の写真だ。 空港を出ると、コンビニエンスストア、市内を走…

  • 映画「チャレンジャーズ」(ルカ・グァダニーノ監督、原題:Challengers、2024)を見る。ゼンデイヤ主演。

    「チャレンジャーズ」(原題:Challengers、2024)を見る。監督は「君の名前で僕を呼んで」「ボーンズ アンド オール」のルカ・グァダニーノ監督。 主演は「DUNE デューン 砂の惑星」「グレイテスト・ショーマン」「スパイダーマン」シリーズのゼンデイヤ。共演は「ゴッズ・オウン・カントリー」のジョシュ・オコナー「ウエスト・サイド・ストーリー」のマイク・ファイストなど。 2人の男を同時に愛するテニス界の元スター選手と、彼女の虜になった親友同士のテニス選手の10年以上にわたる三角関係の愛の物語を描いたテニス映画でありセックスコメディ色のあるラブストーリー。 タイトルはテニストーナメントの名称…

  • 映画「生きる/LIVING」(2022)を見る。黒澤明の「生きる」のリメイク。

    「生きる/LIVING」(2022)は黒澤明の名作「生きる」をノーベル賞作家のカズオ・イシグロが英国を舞台に翻案・脚色。監督はオリヴァー・ハーマナス。 第35回東京国際映画祭のクロージング作品として上映された。余命半年を告げられた男が、人生を見つめ直し変わっていく様を描いている。 主演は「ラブ・アクチュアリー」「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」の名優ビル・ナイ。共演は「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」のエイミー・ルー・ウッド「シカゴ7裁判」のアレックス・シャープら。 ・・・ 1953年のロンドン。若いピーター・ウェイクリング(アレックス・シャープ)は市役所の市民課に就職した。課長で…

  • 【訃報】俳優・歌手のいしだあゆみ(「ブルーライト・ヨコハマ」「駅STATION」)、死去。76歳。

    驚きの訃報が飛び込んできた。俳優で歌手のいしだあゆみが11日、甲状腺機能低下症のため亡くなったことが17日分かった。76歳(3月26日の77歳の誕生日が目前だった)。所属事務所がHPで発表した。 いしだあゆみは幼少の頃、フィギュアスケート選手として活躍。1964年に芸名のいしだあゆみに替え、本格的に芸能活動を行う。1965年にかけて「七人の孫」に森繁久彌の孫役で出演するなど、劇団出身の演技力を活かして歌手と俳優を掛け持ちした。 歌手に専念するため、1968年6月に日本コロムビアへ移籍したことが転機となる。 同年12月に発表した「ブルー・ライト・ヨコハマ」は累計150万枚のミリオンセラーを記録し…

  • 映画「私にふさわしいホテル」(堤幸彦監督、2024)痛快文壇下克上コメディ。のん主演。

    映画「私にふさわしいホテル」(2024)を見た。昨年12月27日に劇場公開された話題作で、柚木麻子の同名小説を原作とした堤幸彦監督作品。 物語は、新人賞を受賞しながらも大御所作家・東十条宗典(滝藤賢一)の酷評により華々しいデビューを果たせなかった新人作家・加代子(のん)の逆襲を描く文壇下克上コメディ。 あまり期待しないで予備知識もゼロで見たら、のんのはじけた演技が爆笑ものだった。すごい。これが”あまちゃん”女優として大ブレイクしたのん(当時能年玲奈)か? のんが堂々と感情豊かに多才な演技女優ぶりをいかんなく発揮している。痛快な逆転サクセス・ストーリーが面白い。98分というのもいい。 カメレオン…

  • 「第48回日本アカデミー賞」で「侍タイムスリッパー」が最優秀作品賞の快挙!

    「侍タイムスリッパー」が快挙達成! 日本アカデミー賞で最優秀作品賞受賞! 邦画の祭典「第48回日本アカデミー賞」の授賞式で「侍タイムスリッパー」が最優秀作品賞と編集賞を受賞した。同作は安田淳一監督が脚本、撮影、編集など一人で12役を兼ね、ほぼ自己資金で製作した作品。東京のミニシアター1館から上映が始まり全国に拡大、ヒットした。fpdの「邦画一押し作品」だったので、うれしい(笑)。 「侍タイムスリッパー」の安田淳一監督 fpd.hatenablog.com 「正体」は監督賞(藤井道人)、最優秀主演男優賞(横浜流星)最優秀助演女優賞(吉岡里帆)の3部門でが受賞した。 最優秀主演男優賞の横浜流星は一…

  • 動画配信「バックステージ・ドジャース/ Backstage Dodgers」(シーズン1、エピソード1)を見る。

    「バックステージ・ドジャース/Backstage Dodgers」(シーズン1、エピソード1)がアマゾンプライムにより日本向けに配信が始まった。大谷ファンには見逃せない。 ロサンゼルス・ドジャースのホームテレビ局「Sportsnet LA」と協力し、ドジャースがドジャースファン向けに配信しているロサンゼルス・ドジャースのシグニチャーシリーズ「Backstage Dodgers」の一部のエピソードを、日本で独占配信。 ワールドチャンピオン、ロサンゼルス・ドジャースの選手たちの舞台裏、グラウンド内外での生活と活動に迫る。 インタビュアが昨年のポストシーズンを前に大谷にインタビューする場面。「はじめ…

  • 映画「まる」(荻上直子監督、2024)を見る。 3月14日は何の日?(円周率の日)

    映画「まる」(2024)を見る。監督・脚本は「かもめ食堂」「彼らが本気で編むときは、」の荻上直子。主演は「劇場版 金田一少年の事件簿 上海魚人伝説」以来27年ぶりの映画主演となる堂本剛。 まる(〇)を巡り繰り広げられる奇想天外なドラマ。共演は綾野剛、吉岡里帆、森崎ウィン、小林聡美、吉田鋼太郎など。片桐はいりがどこに出ているのかわからなかったが、骨董屋の店主だった。 蟻が何かを暗示するようにたびたび登場するが「蟻の2割は働かず、人間社会も2割の人間がサボっている」という。蟻の周りを筆で円を描くと蟻がそこからでられなくなるというのも面白い。 〇にとらわれた主人公の沢田には、世の中のすべてのベースが…

  • 映画「ビーキーパー」(原題:The Beekeeper, 2024)を見る。今年公開の映画が配信開始。

    「ビーキーパー」(原題:The Beekeeper, 2024)はジェイソン・ステイサムと「スーサイド・スクワッド」のデビッド・エアー監督がタッグを組んだ無敵ヒーローが死の果てまで追いかける痛快・爽快リベンジアクション。今年(2025年)1月劇場公開され早くも配信(アマプラ)開始。 ・・・アメリカの片田舎で養蜂家(ビーキーパー)として隠遁生活を送る謎めいた男アダム・クレイ(ジェイソン・ステイサム)。ある日、彼の恩人である善良な老婦人エロイーズ・パーカー(フィリシア・ラシャド)がフィッシング詐欺に遭って全財産をだまし取られ、絶望のあまり自ら命を絶ってしまう。 怒りに燃えるクレイは、詐欺組織への復…

  • 映画「ANORA アノーラ」(2024)を見る。アカデミー賞最多5冠制覇は伊逹じゃない。

    「ANORA アノーラ」(2024)を見る(MOVIXさいたま)。アカデミー賞最多5部門を受賞したショーン・ベイカー監督作品。 ストーリーとしては古風な身分違いの恋を現代風にアレンジして描いたシンデレラストーリー。「プリティ・ウーマン」は金持ちビジネスマンと娼婦を描いていたが「アノーラ」は、ストリップダンサーのアノーラが、ロシアの大富豪のボンクラ御曹司イヴァンと出会い、1週間1万5000ドルの“専属契約”から結婚へと突き進むが…というストーリー。 ストリップダンサーであるセックスワーカーが主役のアグレッシブでセンセーショナルな内容で、アカデミー賞の主役である作品賞を獲ったことに時代の変化を感じ…

  • 【春のセンバツ高校野球】トーナメント1回戦の組み合わせ決まる。32校激闘のプレイボールは18日。

    センバツ高校野球の大会トーナメントの1回戦の組み合わせが決まった。センバツは今月18日に甲子園球場で開幕する。 「四丁目ブログ」で間もなく予想クイズが始まる。 去年のセンバツで初優勝し史上4校目の大会連覇を目指す健大高崎は大会1日目の第3試合で、去年秋の四国大会で優勝し4年ぶり21回目の出場となる明徳義塾との対戦となった。 昨年の優勝校がいきなり強豪相手と対戦することになり、優勝を占ううえで、まずは大注目の一戦となる。そのほか有力候補としては、二松学舎、横浜、広島実業、智辯和歌山、日本航空石川などが名を連ねる。 大会は今月18日に開幕し、2日の休養日を含む13日間の日程で開かれ、順調に進めば、…

  • 映画「マダム・ウェブ」(原題: Madame Web、2024)を見る。マーベル初のミステリーサスペンス。

    「マダム・ウェブ」(原題: Madame Web、2024)を見る。マーベル・コミックスのキャラクター、マダム・ウェブを主役に描くマーベル初のミステリーサスペンス。 監督はこれがデビュー作となるイギリスの女性監督S・J・クラークソンで、それまでは主にテレビの「ゲーム・オブ・スローンズ」などの企画などに関わってきた。 「ドライブ・イン・マンハッタン」で印象的だったダコタ・ジョンソンが主演ということで見たが、なんと第45回ゴールデンラズベリー賞(通称ラジー賞)で最低主演女優賞を受賞。 批評家から酷評され興行的にも失敗した同作は、最低主演女優賞(ダコタ・ジョンソン)のほか、最低脚本賞も獲得し、3冠を…

  • 映画「フォールガイ」(原題:The Fall Guy、デヴィッド・リーチ監督、2024)ライアン・コズリング主演のアクション・コメデイ。

    「フォールガイ」(原題:The Fall Guy、2024)を見る。監督は「ブレット・トレイン」のデヴィッド・リーチ。主演は「ラ・ラ・ランド」「バービー」のライアン・コズリング。共演は「オッペンハイマー」のエミリー・ブロント。タイトルは落下する男でスタントマンのこと。 縁の下の力持ちの役割を担うスタントダブルの涙ぐましい奮闘物語を描いたラブコメ・アクション。 ・・・黒子に徹するスタントマン(スタントダブル)は主役のアクションシーンなど主に危険なシーンを担当するが、背格好やルックスも似ていることが条件。スタントマンのライアン・コズリングと映画スターのアーロン・テイラー=ジョンソンがそっくりなのに…

  • 【新語・造語】「ラーケーション」とは何ぞや。

    今朝のテレビ番組「ズムサタ」をたまたま見ていたら、小学生が「ラーケーション」を取りますと取材に答えていた。「ラーケーション」とは「ラーニング(学習)+バケーション(休暇)」の造語。あえて訳すと「校外学習活動の日」のこと。 「…ケーション」ということでは「ワーケーション」という「仕事(Work)と休暇(Vacation)」を組み合わせた言葉も普及していて、普段の職場とは異なる場所で仕事をする働き方もあった。 学校で授業のある平日に、前日までに「予定」「行先」を書いたカードを提出すると、学校に行かずに自由に社会見学ができ、欠席扱いにならないという。 愛知県では、2023年9月から「ラーケーション」…

  • ドラマ「プライベートバンカー」(全9話)最終話まで見る。痛快マネーサスペンス。

    唐沢寿明主演のテレビ朝日系ドラマ「プライベートバンカー」(全9話)の最終話が終了した。プライベート・バンカーとは、富裕層を相手に資産管理や資産形成の助言を行うスペシャリストのこと。 プライベートバンカー・庵野甲一(唐沢寿明)が、相続争いや愛人問題、裏金疑惑など“金”にまつわる数々の問題を、卓越した金融スキルや巧妙な戦略など予測できない手法で鮮やかに打破していく痛快マネーサスペンス。 「天宮寺アイナグループ」社長(橋爪功)が老人ホームに入り遺産を狙って子供たちがあの手この手で「遺言状」を書かせようとするが、書いたのはいいが、最後に大番狂わせがある。 いろいろな作戦は「○○スキーム」と呼ばれるが、…

  • 映画「ゴールド・ボーイ」(金子修介監督、2024)サイコ・クライムサスペンス。

    「ゴールド・ボーイ」(2024)を見る。サイコキラーと悪童たちが闘うクライムサスペンス。監督は「デスノート」「ガメラ」シリーズなどの金子修介。 原作は「中国の東野圭吾」と呼ばれるミステリ作家・紫金陳(ズー・ジンチェン)の人気小説「悪童たち」(原題:「坏小孩」)。オープニング・タイトルは「黄金少年 GOLDBOY」。 出演は岡田将生、黒木華、江口洋介、北村一輝のほか、中学生役の羽村仁成、前出燿志、星乃あんななど。 ・・・ 冒頭、沖縄。海岸に打ち寄せる波が映し出されるとカメラは一気に読谷岬(よみたんみさき)の頂上へ。 東ホールディングス代表取締役夫妻(矢島健一、中村久美)と婿養子の東昇(岡田将生)…

  • 映画「パリ、テキサス」(原題:Paris, Texas,1984、ヴィム・ヴェンダース監督)

    「パリ、テキサス」(原題: Paris, Texas,「テキサス州パリス」の意)をようやく見た(アマプラ)。昨年話題になった「PERFECT DAYS」のヴィム・ヴェンダース監督が一躍有名になった作品。 テキサスとパリ?とタイトルが不思議だったが、アメリカ・テキサス州にパリスという場所があった。 映画を見始めて小一時間くらいは、話しが淡々と進み、やや面白みに欠け、しかもあのナスターシャ・キンスキーが全く出てこないので、どうしたのかと思ったが、中盤、ナスキンが登場してからは、がらりと一変し、別の映画のように引き込まれる映画となった。 荒野に突然現れた髭面の男(ハリー・ディーン・スタントン)。4年…

  • 【第97回アカデミー賞授賞式】「アノーラ」が作品賞、監督賞、主演女優賞、脚本賞、編集賞の5冠。

    第97回アカデミー賞授賞式が3日(日本時間)行われ「アノーラ」が作品賞、監督賞、主演女優賞など5部門の最多受賞となった。 「アノーラ」はショーン・ベイカー監督が手がけた人間賛歌の物語。ニューヨークを舞台に、若きストリップダンサーのアノーラが、自らの幸せを勝ち取ろうと全力で奮闘する等身大の生きざまを描いた。 2024年・第77回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞している。 次いで「ブルータリスト」が主演男優賞(エイドリアン・ブロディ)等3部門で受賞した。2作品ともに大手映画会社ではなくインデペンデント系の製作。ノミネートされていた「あめだま」など日本の3作品は受賞とはならなかった。 受賞作品は…

  • 【第97回アカデミー賞】授賞式が3日8:00~NHK BSで放送。予想は…?

    第97回 アカデミー賞授賞式がアメリカ時間2日(日本時間3日)開催される。 アカデミー賞は世界最高峰の映画の祭典。毎年、優れた作品や個人を表彰するために開催される。作品賞をはじめ、監督賞、主演男優賞、主演女優賞など23部門。 第97回は3つの部門で日本人監督作品がノミネートされた。 メインのプレゼンターは昨年度の4人の受賞者たち。 <放送>NHK BS:生中継:2025年3月3日(月)午前8:00~12:30 スタジオゲスト:佐々木蔵之介、トラウデン直美、奈良橋陽子ロサンゼルス レッドカーペット中継:猿渡由紀、菅久瑛麻 ・・・ アカデミー賞の受賞予想クイズが行われています。 ghidorahc…

  • 【映画音楽コンサート】フィルフィルの「スターウォーズ」の楽曲演奏を堪能。

    映画音楽の中でも今では定番の1曲ともいえる「スターウォーズ」のテーマ曲。「スターウォーズ」の楽曲だけで3時間も持つのかと思ったら、全く危惧に終わった。企画構成に工夫があり、全く飽きさせない3時間だった。 「GRACTIC SPECTACULAR」と題したフィルフィル・コンサートがミューザ川崎シンフォニーホールで3月1日に開催され参加した。 www.youtube.com フィルフィルは「フィルム・スコア・フィルハーモニック・オーケストラ」の略称で、昨年の8月以来、2度目の参加。 昨年8月は「ジョン・ウイリアムズ」映画特集で、今回は「スターウォーズ」にフォーカスし、第1部(スカイウォーカーの継承…

  • 映画「あんのこと」(2024)を見る。河合優実が各種映画賞で主演女優賞受賞。

    「あんのこと」(2024)を見る。監督は入江悠、主演は河合優実。実話に基づくといわれるが、機能不全家族の家庭が中心に描かれる姿がすさまじく重い映画。 杏(あん)を演じた河合優実は日本アカデミー賞やキネマ旬報の主演女優賞などを授賞、2024年度の女優賞レースを席巻する勢いを見せた。2024年の日本映画では記憶されるべき1本であることは間違いないようだ。 ・・・21歳の香川杏(河合優実)はホステスの実の母・春海(河井青葉)から暴力を振るわれ、十代半ばから売春を強いられ、金銭や自由も搾取され、薬物しか逃げ場のない人生を送っていた。 春海は娘をママと呼び、身体を売って金を稼いで来いと暴力を振るう。「3…

  • 映画「ブルージャイアント」(2023)を見る。テナーサックスのジャズが光る。

    「ブルージャイアント」(2025)を見る。「岳」の石塚真一の同名漫画をアニメ映画化。ジャズに魅せられた少年が、世界一のジャズプレーヤーを志す物語。 果たして、日本のジャズ界の最高峰ともいわれるジャズ・ライブハウス「SoBLUE」(ソーブルー)で演奏する夢はかなうのか…。 ジャズというと、ジャズ・ピアニストを思い浮かべるが、主人公はテナー・サックスで世界を目指す。そのソロ演奏がファンを魅了する。 ジャズが好きな人にはお勧めの映画。 ・・・仙台に暮らす高校生・宮本大(声:山田祐貴)はジャズに魅了され、毎日ひとり河原でテナーサックスを吹き続けてきた。卒業と同時に上京した彼は、高校の同級生・玉田俊二(…

  • 【訃報】ハリウッド名俳優・ジーン・ハックマン(「フレンチ・コネクション」「許されざる者」)死去。95歳。

    映画「フレンチ・コネクション」や「許されざる者」などで有名なアメリカの俳優ジーン・ハックマンが、自宅で妻とともに死亡しているのが見つかったという。95歳だった。 ジーン・ハックマンは1930年にアメリカ西部カリフォルニア州で生まれ、16歳のときに海兵隊に入隊し4年ほど勤務したあと、しばらくして30歳を過ぎてから俳優を志すようになり、パサディナ・プレイハウスやリー・ストラスバーグ主催のアクターズ・スタジオでダスティン・ホフマンとともに演技を学んだのち、ニューヨークへ渡る。その後、テレビや舞台で俳優として活躍し、映画出演3作目の「俺たちに明日はない」(1967)で第2回全米批評家協会賞の助演男優賞…

  • 【コーヒーブレイク】梅の季節:「大陶器市」開催中(さいたま市大宮第2公園で)

    この2,3日は、ポカポカ陽気。2月の時期は、さいたま市では梅祭りがあるが、広大な敷地を誇る大宮第2公園では2月22日から備前焼、有田焼、九谷焼など日本各地の陶器が一堂に集まる「大陶器市」が始まったので覗いてみた。3月9日まで開始される。 テント内の展示のほかにも、野外に様々な”骨とう品”もあった。中でも目についたのが、車のナンバープレートやガソリンスタンド、ドラマ「ルート66」のなどのUS Plate(アメリカ製プレート)など。 さらに、オードリー・ヘプバーン、マリリン・モンローなどハリウッド女優などハリウッド女優のプレートもあった。 n 興味はあるが、断捨離中なので…見るだけにした。 会場に…

  • 映画「トランス・ワールド」(原題:Enter Nowhere, 2011) を見る。

    「トランス・ワールド」(原題:Enter Nowhere, 2011)を見る。原題の「Enter Nowhere」は「どこにも行けない」といったニュアンス。 舞台となる謎の森と小屋のことを言う。邦題のトランス・ワールドは、内容的に登場人物の異なる”異次元の世界”を描いていることから宣伝担当が付けた苦肉のタイトルか。 予備知識なしで見る映画。(と言いながら、一部ネタバレあり…これから見る人はスルーして下さい。) ・・・ 冒頭、男女二人組の強盗が店の主人に銃を突きつけて金を奪おうとする。女が金庫を開けるように言うと、店主は気に入らないと思うよと意味深なことをいう。発砲音が鳴る。 場面は変わり、車が…

  • 映画「ゆきてかへらぬ」(根岸吉太郎監督、2025)を見る。

    「ゆきてかへらぬ」(2025)を見る(MOVIXさいたま)。「探偵物語」「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ」の名匠・根岸吉太郎監督による16年ぶりの長編映画。「ツィゴイネルワイゼン」の田中陽造が脚本を担当。 大正時代の京都と東京を舞台に、実在した女優・長谷川泰子と詩人・中原中也、文芸評論家・小林秀雄という男女3人の三角関係の愛と青春が描かれる。 大正ロマンとモダニズムと呼ばれた大正から昭和戦前にかけてのレトロな街並み、雰囲気が味わえる佳品。ダンスホールでのチャールストンの踊り、きらびやかな夜の遊園地、手を取り合い滑ったローラースケートなどのシーンが圧巻。 主人公・泰子を演じる広瀬すずがすばらしく、…

  • 映画「観察者」(原題:The Voyeurs、2021)を見る。アマゾン配信デビュー。

    「観察者」(原題:The Voyeurs、2021)を見る。アマゾンプライム・オリジナルの官能エロティック・スリラー。邦題は固い印象だが、原題のVoyeur(ヴォワイヤ)は、フランス語が語源で、盗撮やプライベート生活の覗き見を指す言葉のようだ。(注:鑑賞は絶対に一人で。) ヒッチコックの「裏窓」を彷彿とさせる設定。 若いカップルのピッパ(シドニー・スウィーニー)とトーマス(ジャスティス・スミス)が新しい部屋で新生活に心踊らせていたが、その部屋から向かいのマンションに住んでいる人の生活が丸見えだった。どんどん向かいの人の生活に興味を持ち、きょうも暗い部屋から双眼鏡で覗く。 そんな中、その住人が浮…

  • 映画「ロストケア」(前田哲監督、2023)介護・認知症テーマの社会派サスペンス。

    「ロストケア」(2023)は介護・認知症など重いテーマの社会派サスペンス。原作は第16回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞の作家・葉真中顕(はまなか・あき)の小説「ロストケア」。Netflixで配信中。 監督は「そして、バトンは渡された」の前田哲、脚本は前田監督と「四月は君の嘘」「ストロベリーナイト」の龍居由佳里との共同脚本。 松山ケンイチと長澤まさみが初共演。連続殺人犯として逮捕された介護士と検事の対峙を描き、重いテーマに正面からぶつかりあう演技が印象に残る。人が人を裁けるのか、といった法についても問題を提起している。 ・・・ ある早朝、民家で老人と訪問介護センター所長の死体が発見された。死ん…

  • 映画「ドライブ・イン・マンハッタン」(原題:Daddio, 2025)を見る。今年前半のベスト・ワン(2月現在)

    「ドライブ・イン・マンハッタン」(原題:Daddio, 2025)をヒューマントラスト渋谷で見る。ポスターなどは、英題が日本語のカタカナ・タイトルに合わせて「Drive in Manhattan」となっているが、原題はDaddio(お前の意)。 ポスターにひかれて予備知識なしで見たが、哀愁に満ちた「こんな映画が見たかった」というような直球ドストライクの映画だった。感動と余韻が尾を引いて、見てから2日目にようやく、感動の1割も伝わらないような記事をアップ(笑)。 この映画、実は、2023年製作で、赤裸々で率直な会話であることから、オーストラリアなどではR指定だったようだ。その要因は、主に性や人間…

  • 【映画賞】第98回キネマ旬報ベスト・テン表彰式に参加。「夜明けのすべて」が作品賞、監督賞など4冠。

    第98回キネマ旬報ベスト・テン表彰式が20日に渋谷のオーチャードホールで行われ昨年に引き続き映画ファン仲間の徳さんとともに参加した。寒波の影響か寒い一日だった。 それにしても、熱心なファンが多いのには驚く。開場は17:30だったが、16:00ごろには長い行列ができていた。 若い女性が多かったのは、6人組グループ・SixTONESの松村北斗が主演男優賞を受賞したため松村目当ての押し活ファンが押し掛けたからか…。 今回のベスト・テンでは、松村北斗主演の「夜明けのすべて」が作品賞、監督賞(三宅唱)、読者選出監督賞、主演男優賞の4冠を達成した。 三宅唱監督は2年前には「ケイコ目を済ませて」でも4冠だっ…

  • 【名作上映】「午前十時の映画祭15」4月4日~1年間(「アラビアのロレンス」「ローマの休日」「七人の侍」ほか)

    名作映画を劇場で再上映する「午前十時の映画祭15」が、4月4日~2026年3月26日に全国66カ所の映画館、シネマコンプレックスで開催されますね。 15回目を迎えた本映画祭では、これまで「午前十時の映画祭」で上映した全316作品の中から「もう一度スクリーンで見たい作品」を募集。集まった7万1742票を参考に、日本で上映可能な25本の名作を上映する。 2024年にカンヌ国際映画祭で上映された黒澤明監督作「七人の侍」(新4Kリマスター版)をはじめ「ショーシャンクの空に」「ローマの休日」「アラビアのロレンス 完全版」「ベン・ハー」「ウエスト・サイド物語」「メリー・ポピンズ」「ニュー・シネマ・パラダイ…

  • 【さよなら丸の内TOEI】「昭和100年映画祭 あの感動をもう一度」東映、松竹、東宝、日活、KADOKAWAの名作42本上映。

    東映の最後の直営館である丸の内TOEIで、3月28日(金)より5月8日(木)まで「昭和100年映画祭 あの感動をもう一度」をテーマに「昭和」の時代を彩った名作・ヒット作42本を一挙上映することになった。 時代の流れで消えていく映画館の最後の打ち上げ花火のようなものかもしれない。 丸の内TOEIは7月27日(日)をもって閉館するが「100年映画祭」のあとは丸の内TOEI閉館プロジェクト「さよなら丸の内TOEI」へと、ラストスパートのバトンを繋いでいく。丸の内TOEIは日本最後のロードサイドシアターとしても愛された劇場で約65年の歴史に幕を下ろす。 今回の「昭和100年映画祭」では、東映のみでなく…

  • 映画「ラ・ドルチェ・ヴィッラ」(原題:La Dolce Villa、2025)イタリア舞台のロマコメ。

    「ラ・ドルチェ・ヴィッラ」(原題:La Dolce Villa、2025)はイタリアの架空の町、モンテザーラを舞台にしたロマコメ。平凡なストーリーながらイタリアの田舎町の風景が素晴らしく、観光気分を味わえる。 <イタリアの田舎町のヴィラ(屋敷)を1ユーロ(約160円)で購入できます!> という広告があったら、眉唾と思っても興味が沸くかもしれない。田舎の町おこしのために廃墟のような空き家を安く提供して移住してもらい、あとは自由に改造して住んでもらうというもの。 のんびりした町の雰囲気や、町の人々も個性的でユーモラスで、昔からこの地に住む、主のような3人のおばあさんが、いつも噴水の前に座っているが…

  • 映画「リアル・ペイン〜心の旅〜」(原題:A Real Pain、2024)を見る。監督・脚本・製作・主演ジェシー・アイゼンバーグ。

    「リアル・ペイン〜心の旅〜」(原題:A Real Pain、2024)をMOVIXさいたまで見てきました。ミニシアターで上映されるような小粒で良質な作品。 ポーランドの第二次大戦時のナチスの強制収容所(ホローコースト)の一部が保存状態もよく観光名所として登場する。ユダヤ人とポーランドなどについて考えさせられる重いテーマながら、脚本(アカデミー賞脚本賞ノミネート)と個性的な役者でじわりじわりとくる映画でした。 アメリカとポーランドの合作映画。ニューヨークに住むユダヤ人で、互いに疎遠だったいとこ同士の男2人が、ポーランド出身の祖母の遺言で、いつかポーランドを訪ねて自分のルーツを見てきなさいという言…

  • 【コーヒーブレイク】きょうはHappy Valentine's day! 洋菓子ギフト届く。

    ハロウィン、クリスマス、バレンタインデーなど西洋社会の記念日でも日本のお菓子業界にとっては、チャンスとばかりに一部では盛り上がっていますね。 今日2月14日は「バレンタインデー」ということで、ブログ友&ドロンファン仲間のべべちゃんから銀座千疋屋(せんびきや)の洋菓子ギフトが届きました。べべちゃん、ありがとうございます。 イチゴ&ミルク、レモン&はちみつ、メロン&ミルク、バナナ&チョコの4種類のバウムクーヘンでした。おいしかった。 ・・・ イチゴつながりでいうと、埼玉県本庄市の「あまりん」が、日本野菜ソムリエ協会主催の「全国イチゴ選手権」で3年連続の最高金賞を受賞しました。 最近は、渋沢栄一、深…

  • 【米大リーグ】ドジャースの大谷、佐々木朗希らがキャンプインで始動。

    ドジャース2年目の大谷が始動。 ドジャースの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、アリゾナ州グレンデールでキャンプインを迎え、順調ぶりを示した。 昨季は打者専念。打者として159試合に出場し、打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁を記録しホームラン、打点の二冠を獲得。 史上初の「50-50(50本塁打50盗塁)」を成し遂げてMVPに輝いた大谷は2年ぶりに「二刀流選手」としての復活に挑むシーズンとなる。 MLB公式は投手として順調な回復ぶりを見せる大谷が今週末にもブルペン入りすると報道。デーブ・ロバーツ監督の起用プランについても明かされている。 一方、今年のドジャースは、佐々木朗希投手…

  • 【見学】鉄道博物館は鉄道関連の宝庫:歴史的・時代モノ車両、ジオラマ、鉄道映画エトセトラ。

    昨日の日曜日(9日)は、10年ぶりくらいに鉄道博物館を訪問した。 家から自転車でも30分くらいで行ける場所だが、台湾の友人一家が車で訪ねてきたので、まずは、回転すしチェーン「銚子丸」で寿司をたっぷり食べたあと、車で20分ほどの鉄道博物館に案内したのだった。 鉄道博物館はJR東日本創立20周年記念事業のメインプロジェクトとして、2007(平成19)年10月14日、さいたま市大宮に開館した。 「てっぱく」(鉄道博物館の愛称)を訪問するのは3回目だが、リニューアルもあり、毎回新しい発見がある。 入り口前で蒸気機関車「D-51」が出迎える。日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道省が設計・製造した、単式2…

  • 【コーヒーブレイク】映画の〇〇〇券を求めて都内の書店巡り。

    キネマ旬報社が選出する「第98回キネマ旬報ベスト・テン」が発表された。ベスト・テン表彰式は今月20日に開催される。このベスト・テン表彰式には昨年は参加したが、今年は…? <ベスト・テン表彰式に出席する方法> (1)「キネマ旬報」の年間定期購読者(購読料17,040円)になること。これは最も確実。 (2)キネマ旬報シアター(柏市)のゴールド会員(年間会費2,000円、ゴールドの意味は不明)になる。ゴールド会員証を提示した希望者に表彰式入場券を先着順で配布。 (3)都内の有力書店限定で、キネマ旬報2月号増刊(ベスト・テン&個人賞発表号)購入者に授賞式券を限定して配布。発売日に先着限定で配布。各店舗…

  • 映画「敵」(吉田大八監督、2024)を見る。長塚京三主演。東京国際映画祭”3冠”(グランプリ・監督賞・男優賞)受賞作品。

    映画「敵」(2024)をMOVIXさいたまにて見る。原作は筒井康隆の同名小説。妻に先立たれた老齢の男性が、自らの「Xデー」(預金残高に見合った死)を決めたが、そこにパソコンに不穏なメッセージを受け取ることで徐々に狂っていく様子を現実と妄想・虚構を織り交ぜて描いている。全編モノクロ。 第37回東京国際映画祭で「東京グランプリ」「最優秀男優賞」「最優秀監督賞」の3冠受賞。監督は「桐島、部活やめるってよ」などの吉田大八。 主演の長塚京三が、自然体でリアル。「パーフェクトデイズ」で役所広司が日本映画の賞レースで主演男優賞を受賞したが、長塚京三は、それに勝るとも劣らない演技を見せていて、記憶に残る。 【…

  • 映画「正体」(藤井道人監督、2024)横浜流星主演のサスペンスドラマ。

    「正体」(2024)は、染井為人の同名ベストセラー小説を、横浜流星の主演、「新聞記者」「余命10年」の藤井道人監督のメガホンで映画化したサスペンスドラマ。 昨年11月29日に劇場公開されたばかりだが、早くもNetflixで配信が始まったので見た。ドラマ版を見ているので、劇場版も見られるならと速攻で見た(笑)。 冤罪と誤認逮捕の怖さ。 つい最近も冤罪による無罪が確定した袴田事件のニュースもあったが、約60年も死刑囚として扱われ、高齢になってから無罪でしたと言われても、失われた人生を取り返すことはできない。そこには、警察や検察による証拠の偽造や過酷な取調べなど、国家権力による人権侵害が疑われている…

  • 映画「2001年宇宙の旅」(原題:2001:A Space Odyssey, 1968)を再見。

    「2001年宇宙の旅」(原題:2001:A Space Odyssey, 1968)を再見した。所見は初公開から2,3年後だったが、SF映画で何を描いていたのか難しかった記憶がある。それにしても、猿人の描写がリアルなこと、「ツァラトゥストラはかく語りき」「美しく青きドナウ」)などの音楽が強烈だったことなどの印象を残した。 映画で登場するコンピューター、「HAL」の反乱とは、機械頼りの発展が人類を後退させるだけでなく、むしろ機械によって滅ぼされかねないという懸念を切実に描いているということを考えると、数十年後を見通した先見の明があるともいえる。 人類の次なる進化を脅かす最大の宿敵は、皮肉にも我々…

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