chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
fpdの映画スクラップ帖 https://fpd.hatenablog.com/

名作に進路を取れ!をサブタイトルに、外国映画・日本映画の新旧作品の感想をアップしています。映画を劇場で見始めた1970前後の映画には思い入れが強いです。NetflixのCC(英語字幕)で、英語表現などのヒアリング力アップに挑戦中です。

fpd
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2021/04/23

arrow_drop_down
  • 映画「マイスモールランド」(2022)を見る。在日クルド人問題を描く。

    「マイスモールランド」(2022)を見る。昨年3月の高崎映画祭で、この映画の主演で嵐莉奈が最優秀新人賞を受賞していた。気になっていた映画だったが、Netflixの配信で見ることができた。 国を持たないクルド人の外国(日本)での難民申請の認可の厳しさ、生活の厳しさ、差別など在日クルド人問題を描いている(※1)。難民問題について、考えさせられる映画だった。 監督はこれが初監督作となる川和田恵真。嵐莉奈がモデルでもあり、美貌と演技力がすばらしい。 ・・・<ストーリー>サーリャ(嵐莉菜)は17歳の高校生。生まれた地を逃れて家族と共に来日し、幼い頃から日本で育ったクルド人である。母は数年前に亡くなり、今…

  • 映画「ラ・カリファ」(原題:La califfa、1970、イタリア/フランス)を見る。50年の時を経て日本初公開。

    「ラ・カリファ」(原題:La califfa、1970、イタリア/フランス)を見る。アルベルト・ベヴィラクア監督による社会派ドラマ。今回、”埋もれた”名作と言われながら未公開だった映画が、50数年の時を経て日本初公開。 都内では新宿武蔵野館で「エンニオ・モリコーネ特集」として「死刑台のメロディ」と「ラ・カリファ」の2作品が特別上映された。一律1,600円(1本)。客層は往年のロミー・ファンか、シニア層が多かった。 ロミー・シュナイダーが最も美しく輝いていた時の作品で、パワフルで体当たり演技を見せているのが見どころ。体当たり演技というのは脱ぎっぷりがいいということ。敵対する工場長と凛々しいロミー…

  • 映画「死刑台のメロディ」(原題:Sacco e Vanzetti、1971)を再見(「エンニオ・モリコーネ特選」上映で)。

    右は先着順に配布されたポストカード 「死刑台のメロディ」(原題:Sacco e Vanzetti、1971)を半世紀ぶりに劇場で再見(英語版)。特別料金一律1,600円(1本)。一日に劇場で2本見るのは、しばらくぶり。都内屈指のミニシアター「新宿武蔵野館」で19日から始まった「エンニオ・モリコーネ特選上映 Morricone Special Screening×2」の1本。もう1本は、本邦初公開の「ラ・カリファ」(1970)。 1920年のアメリカ合衆国・マサチューセッツ州で実際にあったサッコ・ヴァンゼッティ事件を正面から描いた史実的社会派ドラマ。アメリカ史の汚点的冤罪事件として語られる事件を…

  • 映画「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」(原題:Bridesmaids、 2011)を見る。

    「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」(原題:Bridesmaids、 2011)を見る。第84回アカデミー賞で脚本賞と助演女優賞(メリッサ・マッカーシー)にノミネートされた。 「セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)」に似た設定で、女性友だち同士の間で、一人の結婚により起こった嫉妬、軋轢と仲直りと主人公の恋模様を描いている。「セックス・アンド・ザ・シティ」を抜いて、興収累計1億6900万ドル突破の大ヒットを記録したガールズ・コメディ。 「ブライズメイズ」とは、馴染みがないが「ブライド(花嫁)のメイド」(複数形)で「結婚式で花嫁をサポートする花嫁介添人」のこと。 欧米の多くの国々で…

  • 映画「ミステリと言う勿れ」(2023)を見る。”犬神家の一族”似の新感覚ミステリー。

    映画「ミステリと言う勿れ」(2023)は田村由美の同名漫画を基に2022年にTVドラマ化された同名タイトル作品の劇場版。観客動員300万人突破、興収41.2億円は実写映画としては成功しているようなのでNetflixで見た。 新感覚ミステリーとしては面白かった(途中睡魔に襲われるところもあったが「つまらんと言う勿れ」か。笑)。 天然パーマがトレードマークで独自の価値観と持論で謎を解く大学生が、遺産相続騒動に巻き込まれる様を描く。監督はドラマシリーズを手がけた松山博昭。 主演はドラマ版に続き菅田将暉が務め、共演は松下洸平、町田啓太、原菜乃華、柴咲コウ、滝藤賢一、萩原利久など。 ドラマは見ていないが…

  • 【4月15日:ジャッキー・ロビンソン・デー】映画「42~世界を変えた男~」(2013)再掲載。

    映画「42~世界を変えた男~」(原題:42 Jackie Robinson story、2013)は10年前の2013年10月に劇場公開前に試写会で見た。 ”ベースボール関連”映画の中では近年まれにみる「金字塔」的作品が現れたと感じた。 昨日16日(米国時間15日)は各球団の全選手が背番号“42”のユニフォームを身につける“ジャッキー・ロビンソン・デー”だったので、掲載記事を一部加筆して再掲載。 この映画は、世界で始めて黒人メジャーリーガーになったジャッキー・ロビンソン(チャドウィック・ボーズマン)と、球団のジェネラル・マネージャー(GM)、ブランチ・リッキー(ハリソン・フォード)の二人が主人…

  • 映画「天国と地獄」(黒澤明監督、1963)がアメリカでリメイク。スパイク・リー監督 x デンゼル・ワシントン。

    “世界のクロサワ”こと黒澤明監督による1964年公開のサスペンス映画「天国と地獄」(1963)がアメリカでリメイクされる。 スパイク・リー監督が「天国と地獄」を新たに解釈し直して、新作映画「ハイ・アンド・ロー(原題)」の撮影に挑む。 「天国と地獄」がアメリカで公開された時には「High and Low」のタイトルで公開された。 www.youtube.com 「ハイ・アンド・ロー」で主役を演じるのは、黒人解放運動家のマルコムXを描いた「マルコムX」など、スパイク・リー監督とは5度目のタッグを組むことになるデンゼルワシントン。共演にはアカデミー賞主演男優にノミネートされたこともあるジェフリーライ…

  • 【コーヒーブレイク】「4月13日:喫茶店の日」…喫茶店、カフェが登場する映画。

    4月13日は「喫茶店の日」だった。喫茶店の日は1888年4月13日に、東京・上野で日本で初めての喫茶店「可否茶館」が開業したことが由来となっている。 鄭永慶という中国人が、アメリカで体験したカフェを再現したいという想いで、自宅を改造してオープンした喫茶店で、1階がビリヤード場で、2階が喫茶店となっており「コーヒーを飲みながら文化交流をする場」として活用されていた。 というわけで、喫茶店、カフェが登場する映画を思いつくまま挙げてみた。タイトルがそのままの砂漠にあるモーテル兼カフェを舞台にしたドラマ「バグダッド・カフェ」。女優を夢見るミアがコーヒーショップのバイトをしながらチャンスを伺う「ラ・ラ・…

  • 映画「カラオケ行こ!」(2024)を見る。ヤクザが歌ヘタの罰回避に中学生から歌唱指導を受ける。

    「カラオケ行こ!」(2024)を見る。歌がどうしてもうまく歌えるようにならないといけないヤクザが、変声期に悩む合唱部部長の中学生に歌のレッスンを頼んだ…というストーリー。 「リンダ リンダ リンダ」の山下敦弘監督がメガホンをとり、テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の野木亜紀子が脚本を手がける。 綾野剛がヤクザの成田狂児を演じ、中学生・岡聡実(おかさとみ)はオーディションで選ばれた新星・齋藤潤を抜てき。 強面のヤクザの兄さんから、中学生が「カラオケ教えて」と言われたら…。背中全体に入れ墨のあるヤクザの男とまじめな中学生という「異色」の組み合わせながら、この中学生が、ヤクザの組員たちの…

  • 【コーヒーブレイク】都内有数の桜の名所「目黒川の桜」散策。

    目黒川の目黒新橋から中目黒方面を望む きのうは、桜の花見も最後の週末になりそうなので、桜の名所、目黒川沿いの桜見学を試みたfpd。目黒川の桜の見学で最もにぎわう場所は東横線・中目黒駅下車というのが定番。JRで渋谷か恵比寿で私鉄に乗り換えなければならないし面倒なので、目黒駅で下車した。 目黒駅から目黒川に行くには、目黒通り(東京都道312号白金台町等々力線)の一部である権之助坂(ごんのすけざか)を400mほど歩くと目黒駅にかかる「目黒新橋」に到着する。 その場所は、目黒川の中目黒駅から五反田方面に至る中間地点となる。若干、中目黒方面に戻って、途中の橋を横切って、反対方向の目的地方向に向かった。 …

  • 映画「グレート・スクープ」(原題:Scoop、2024)がNetflixで配信。

    「グレート・スクープ」(原題:Scoop、2024)がNetflixの配信で大いに注目されている。 冒頭に、この映画は事実に基づくとあるように、英ロイヤルメンバーのアンドルー王子が、性的人身売買で有罪判決を受けたジェフリー・エプスタインとの関係を問われ酷評を浴びた2019年のBBC「ニュースナイト(News Night)」のインタビューの裏側を基に描いたヒューマンドラマ。 BBCでは報道の根幹に「不偏・公平性を重視する」ことがあり、発表する全てのコンテンツにおいて、多様な視点の全てを不偏的に反映するよう、全ての題材を扱い、全ての関連する事実を公平に偏見なく検討するという方針がある。 日本では、…

  • 【コーヒーブレイク】新札発行は7月3日。1万円札肖像の渋沢栄一とサッポロビール。

    いよいよ渋沢栄一の肖像画をデザインした新1万円札が今年7月3日に発行されますね。5,000円札、1,000円札も同時に発行されますが、ここでは、わが(fpd)郷土・深谷出身の偉人・渋沢栄一について。 「近代日本経済の父」と呼ばれる実業家、渋沢栄一をデザインした一万円札、アメリカで学び津田塾大学を創立した津田梅子をデザインした五千円札、破傷風の治療法を開発した細菌学者の北里柴三郎をデザインした千円札。3種類の新たな紙幣が今年7月3日に発行が開始されます。 現在の王子製紙やサッポロビールなどにつながる企業の設立にも関わり、生涯で設立や育成に関わった企業は、およそ500にも上ると言われています。 埼…

  • 【コーヒーブレイク】健康診断の結果:「沈黙の〇〇」(戦艦でなく臓器)は?eGFRって知ってた?。

    「沈黙の戦艦」はスティーブン・セガールの”沈黙”シリーズの映画だが、「沈黙の臓器」と言われるのが「腎臓」だ。高齢者の最大の関心事は、今やお金ではなく「健康」だ。今更、年金額がどうのこうのと言っても遅いのだ(笑)。 健康の中でも、意外と医者も教えてくれないのが腎臓だということがわかってきた。なぜなら、腎臓に対応した薬がないからだ。 ところが「肝心(腎)」というくらい腎臓は重要で、おろそかにすると、行きつく先は「人工透析」というから恐ろしい。 「腎臓の働き」には血圧の調整のほか、赤血球再生に必要なエリスロボエチン(erythropoietin; 略称: EPO)産生、尿の生成、老廃物の排出などがあ…

  • 映画「すずめの戸締まり」(新海誠監督、2022)を見る。扉の向こうは…。

    新海誠監督の「すずめの戸締まり」(2022)を見る。第46回日本アカデミー賞ではアニメーション作品賞を受賞し、第96回アカデミー賞長編アニメ映画賞の出品作となった。 日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる”扉”を閉めていく少女・岩戸鈴芽(すずめ)の解放と成長を描く物語。日本の神話とかギリシャ神話にヒントを得ているとか言われるが正直よくわからない(笑)。 特に年齢が17歳の主人公は、大人と子供の境界線に置かれているティーンエイジャーであり、旅を通して、心の問題などを乗り越え、再出発するというヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)の要素もあるといわれる。 また、後ろ戸に案内するダイジン(大尽)は、時折…

  • 映画「恋する惑星」(原題:重慶森林、1994、香港)はスタイリッシュな映像と挿入曲が出色。

    「恋する惑星」(原題:重慶森林、1994、香港)を見る。ウォン・カーウァイ(王家衛)監督が本作のプロデューサーでもある盟友ジェフ・ラウと1992年に設立した製作会社ジェットトーン(澤東)の劇場公開第1作。 日本ではまだ有名ではなかったウォン・カーウァイや金城武、フェイ・ウォンの名を一躍有名にした作品。トニー・レオンは、中華圏を代表する映画賞である台湾映画賞「金馬奨」で主演男優賞を受賞した。 ボーイッシュ・ヘアスタイルのフェイがハンバーガー店のバイト仕事を音楽を聴き、踊りながら注文を受けたりというのがコミカルで面白い。 スタイリッシュな映像と挿入曲がいい。挿入曲では、繰り返し流れる「夢のカリフォ…

  • 映画「ノストラダムスの大予言」(1974)を再見。”封印映画”DVDで。

    「ノストラダムスの大予言」(1974)はいまではDVD化もされずに一般的にはほとんど見ることができない。劇場公開時に見ているが、その後は埋もれた幻の作品(「封印映画」)となっている。 そんなわけで、もう見ることはない思っていた作品だが「画質に問題はあるが(映画&ドラマ「HERO」の田中要次のセリフではないが)”あるよ”」と知らせてきたのが、四丁目のギドラさんだった! 誕生日祝いにリクエストしたところ、さっそく送ってもらい、数十年ぶりに見ることができた。 この映画は、SFのジャンルに分類されるが、日本の近年の地震・災害、政治家の傲慢さと愚かさ、公害など地球環境破壊などに直面する人類に警告を与えて…

  • 【誕生日プレゼント】レアなDVD(「ノストラダムスの大予言」ほか)がギドラさんから届く。

    誕生日プレゼントとして「四丁目」ブログのギドラさんから、きょう四丁目限定品「ノストラダムスの大予言」(1974、非売品)と香港映画で人気の1本「恋する惑星」(1994)が届きました。ギドラさん、ありがとうございます♪ ■「ノストラダムスの大予言」(1974) 前年の1973年に公開されて大ヒットした「日本沈没」に続く東宝のパニック・デザスター映画。「日本沈没」ほどヒットせず、放射能による精神異常・核戦争による肉体変異…それらの描写に問題があるとして、今なおソフト化に至っていない、いわゆる「封印映画」と呼ばれている。 そんな映画でも、画質はともかくとして、四丁目コレクションに収めているギドラさん…

  • Netflixミニシリーズ「リプリー」(原題:Ripley、全8話、モノクロ)一気見終了。

    Netflixで配信の「リプリー」(原題:Ripley、全8話、モノクロ)を2日間でイッキに見た。原作が「太陽がいっぱい」と同じというので、つい比較してしまうが、全く別の映画だった。それなりに深みがあり面白い。 その違いは、カラーとモノクロ、音楽の有無、俳優の年齢差、全体のプロット構成などからきているようだ。 「太陽がいっぱい」で主役のトム・リプリー(当時はイタリアでは「リプレイ」と発音されていたようだが…ラストシーンではテレビ洋画劇場などでは「リプレイさん、電話ですよ」だった記憶がある)は、アラン・ドロンの天下の二枚目ぶりが水も滴(したた)り、ニーノ・ロータの音楽が最高だった。 「リプリー」…

  • 特報!映画「太陽がいっぱい」原作のリメイク「リプリー」(原題:Ripley、全8話)がNetflixで4日から配信開始。

    パトリシア・ハイスミスの小説をNetflixでドラマ化した新ミニシリーズ 「リプリー」(原題:Ripley、全8話)がNetflixできょう4日から配信開始された。やるな!Netflix!(笑)。 「リプリー」といえば、映画ファンにはすぐにピンとくるが「太陽がいっぱい」(原題:Plein Soleil)の原作だった作品。原作は1955年に発表されたサイコスリラー小説。 この原作を基に映像化された作品としては「太陽がいっぱい」(1960年、原題: Plein Soleil/英題:Purple Noon、ルネ・クレマン監督)「リプリー」(1999年、原題: The Talented Mr. Rip…

  • 映画「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」(原題:JOKER 2: Folie à Deux)のポスタービジュアルが世界解禁。

    「ジョーカー」(2019)の続編「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」(原題:JOKER 2: Folie à Deux)のポスタービジュアルが世界解禁となった。 「ジョーカー」は未曾有の社会現象を巻き起こし、世界興収1,500億円(10億ドル)を突破し、日本でも週末動員ランキング4週連続No.1を獲得、興行収入50億円(動員350万人超え)を記録した。 そんな「ジョーカー」の衝撃的な最新作「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」 が10月11日(金)から日本公開されることが決定した。 「ジョーカー」は、孤独だが心優しかった男が、歪んだ社会の狭間で<悪のカリスマ>に変貌していく衝撃のドラマだった。 その圧倒…

  • 【神田・古本屋街】神保町の「@(アット)ワンダー」に立ち寄る。映画関連の宝庫。

    きのうはしばらくぶりに神田神保町駅近くの古本屋街にある映画関連の古書、パンフ、DVD、ポスターなどを扱う「@(アット)ワンダー」という店を覗いてみた。 ここは、映画ファンなら垂涎モノのレアな映画関連のポスター、映画雑誌や、ハリウッド俳優の写真、映画書籍、DVDなどがずらりと並んでいる。映画以外にも、音楽、美術、アニメ本、アメコミ、プロレス本、漫画雑誌などを扱っている。 一度訪問する価値はあるかもしれない。 ・・・ ランチは@ワンダーの3,4軒隣りの「吉野家」の牛丼セット(味噌汁、お新香付き)だった。 皇居周辺は、桜を見たいという外国からの観光客を中心に賑わいを見せていた。日本人には4月の花見は…

  • Netflix映画「恐怖の報酬」(2024)を見る。名作のリメイクで迫力と気骨のあるサスペンス。

    Netflix映画「恐怖の報酬」(2024)を見た。「恐怖の報酬」といえば、1953年のアンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の名作、1977年のウィリアム・フリードキン監督によるハリウッドリメイク版(製作費100億円)もあり、どちらも映画ファンから根強く支持される作品だった。 オリジナル版は、第6回カンヌ国際映画祭でグランプリと男優賞を受賞。オリジナル版は、南米を舞台に、山上の油田で発生した大火災を鎮火するため、消火に使う危険物ニトログリセリンをトラックで運ぶ男たちの物語。 Netflix版も基本的にはストーリーは同じだが、ニトロが爆発したら大惨事というスリルとともに、高い報酬と引き換えに命懸け…

  • 【センバツ高校野球】決勝戦で「健大高崎」が強豪・報徳学園に競り勝ち優勝!

    健大高崎が決勝で強豪の報徳学園を3対2で下し、群馬県勢としては春初制覇を果たした。 春のセンバツ高校野球の準決勝で強豪校のひとつ、星稜校を5対4で破り、決勝進出を果たした健大高崎。正式名称は「高崎健康福祉大学高崎高等学校」。野球のモットーは「機動破壊」。 健大高崎(群馬)が決勝で強豪・報徳学園(兵庫)との接戦を制し、春夏通じて初の全国制覇を果たした。 さらに群馬県勢としてはセンバツ初Vの快挙で、甲子園制覇は1999年夏の甲子園の桐生第一、2013年の前橋育英に続く3度目。 昨年準優勝の報徳学園は1点差で及ばず2年連続の準V、22年ぶりの優勝には惜しくも届かなかった。 先発の石垣元気(2年)が前…

  • 映画「南太平洋」(原題:South Pacific、1958)を再見。アカデミー賞音響賞受賞。

    「南太平洋」(原題:South Pacific、1958)を再見。アカデミー賞音響賞受賞。他のノミネートは撮影賞、作曲賞。 初見の時の印象はダイナミックなファニタ・ホール(吹き替えミュリエル・スミス)の「バリ・ハイ」の曲など明るいミュージカルの印象だったが、歌唱シーンになるとカラーフィルターの色がかぶさり、暗室でフイルムを見るように画面が暗くなってしまい、今から思うとこの演出は不要であったと思う。 実際に当時の批評家の評価も、歌のシーンで美しい風景に(舞台の照明切替を意識した)様々な色のカラー・フィルターがかけられる演出は賛否を生んだという。 それはともかく、1950年代を代表するミュージカル…

  • 【特報!】特集上映「エンニオ・モリコーネ特選上映!(「死刑台のメロディ」初公開の「ラ・カリファ」)

    特集上映「エンニオ・モリコーネ特選上映 Morricone Special Screening×2」が4月19日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。 本企画では、モリコーネが音楽を手がけた2作品が上映。 「死刑台のメロディ」(1971)4Kリマスター(英語版)1920年のアメリカ合衆国・マサチューセッツ州で実際にあったサッコ・ヴァンゼッティ事件を正面から描いた史実的社会派ドラマ。アメリカ史の汚点的冤罪事件として語られる事件をジュリアーノ・モンタルド(イタリア語版、英語版)監督が映画化。 イタリア移民のサッコとバンゼッティがいわれなき死刑を受けるまでを描いている。主題歌「勝利への讃歌…

  • 映画「嘘はフィクサーのはじまり」(2016)を見る。リチャード・ギア主演。

    「嘘はフィクサーのはじまり」(原題:Norman: The Moderate Rise and Tragic Fall of a New York Fixer、2016)を見る。アメリカ・イスラエル合作の政治・ドラマ映画。日本での劇場公開は2018年。Netflixでは「NORMAN」のタイトルで配信中。邦題(タイトル)が軽すぎる(笑)。 ヨセフ・シダーが監督・脚本を務め、主演はリチャード・ギア、共演はリオル・アシュナケージ、マイケル・シーン、スティーヴ・ブシェミ、シャルロット・ゲンズブールなど。 リチャード・ギア扮する「自称フィクサー」の男ノーマンが、国際的な大騒動を巻き起こす姿を描いたブラ…

  • 映画「エッフェル塔~創造者の愛~」(マルタン・ブルブロン監督、原題:Eiffel、製作2021、公開2023)を見る。シネマテークたかさきにて。

    「エッフェル塔~創造者の愛~」(原題:Eiffel、製作2021、劇場公開2023、フランス・ベルギー・ドイツ合作)を高崎市内のミニシアター、シネマテークたかさきで見る。映画は「高崎映画祭」の上映スケジュールの一環で限定上映。 フランス映画界期待の新鋭マルタン・ブルブロン監督が、長編3作目にしてスペクタクルとロマンスを融合させて映画化。 パリのエッフェル塔を設計したギュスターブ・エッフェルを主人公に、塔が完成するまでの苦難の日々と、ある女性への秘められた思いを、創作を交えて描いたラブストーリー。 出演は「タイピスト!」「キャメラを止めるな!」のロマン・デュリス、「ナイル殺人事件」のエマ・マッキ…

  • 【コーヒーブレイク】「3.26」「fpd」が無事に誕生日を迎えました♪

    きょう「3月26日」fpdは無事に誕生日を迎えることができました。 今日まで元気に「生かされて」きました。 Happy Birthday to ME!(笑)。 これも、Yahooブログ時代から長いお付き合いの方々の「励まし」「いいね!」「コメント」などの支えがあって、なんとfpd史上「最年長」の年を刻むことができました。 Yahooブログは2005年12月1日開設以降、Yahooブログが消滅した2019年8月31日23:59(享年14歳)まで、訪問者数が累計200万人(2017年時点)を突破。 Yahooブログ最後の当時のコメント・ランキングも紹介します。 こちら:https://fpd.ha…

  • 【大相撲】「春場所」尊富士が「110年ぶり新入幕優勝」!三賞も独占。

    新入幕の東前頭十七枚目(幕尻)の尊富士の「110年ぶり新入幕優勝」のニュースが列島を駆け巡ったきのうの夕方。当然のことながら「三賞」の技能・殊勲/敢闘の三部門も同時受賞した。 <14日目に負傷、千秋楽出場が危ぶまれたが…> 前日の14日目に右足を負傷して、車いすで救急車で搬送された時には、千秋楽の出場が危ぶまれていた。 しかし、休場すれば不戦敗で、1差の大の里に並ばれる。休めば決定戦には出られず、大記録は闘わずして消滅する。出場を直訴して土俵に立ち、13勝2敗で初優勝を飾った。 尊富士の千秋楽に出られるかどうかという不安は、横綱・照ノ富士の「お前ならやれる」「このチャンスは戻ってこない」「記録…

  • 【映画イベント】第37回「高崎映画祭」授賞式に参加。作品賞「せかいのおきく」の坂本順治監督、黒木華などが出席、盛り上がる。

    第37回「高崎映画祭」が23日から始まり、きのう24日に授賞式が高崎芸術劇場で開催され参加した。昨年同様、ブログ友のべべちゃん、地元群馬在住で映画音楽に詳しい徳さんとともにランチ、映画、市内散策、授賞式、飲み会など終日、楽しんだ。 イベントの進行中は会場での撮影は禁止。終了後のフォトセッションで、高崎市の名物「だるま」が登壇者に配られた後の撮影は許可されるというのが決まり。 1987年に電電公社(現NTT)の映画好きの有志によりスタートした高崎映画祭も、現在ではヨコハマ映画祭を並んで、日本の映画界では最も注目されている映画祭になっている。 年間70-80の映画のロケーション場所として高崎が利用…

  • 映画「あちらにいる鬼」(2022)を見る。瀬戸内寂聴モデルの人間模様。

    「あちらにいる鬼」(2022)を見る。直木賞作家・井上荒野が自身の父である作家・井上光晴と母、そして瀬戸内寂聴をモデルに創作したセンセーショナルな小説が原作。 一人の作家をめぐり、その妻と愛人が織り成す、変わった三角関係を瀬戸内寂聴をモデルを描く。「ヴァイブレータ」「余命1ヶ月の花嫁」などの廣木隆一がメガホンを取り、廣木監督と組んできた荒井晴彦が脚本を担当。 瀬戸内をモデルにした作家を廣木監督作「やわらかい生活」などの寺島しのぶ、井上光晴をモデルにした作家を「愛の流刑地」などで寺島しのぶと共演した豊川悦司、彼の妻を「ゼロの焦点」などの広末涼子が演じる。 ・・・1966年、講演旅行をきっかけに出…

  • 映画「美しき仕事」(クレール・ドゥニ監督、1999)4Kレストア版で日本初公開。

    クレール・ドゥニの監督作「美しき仕事」の4Kレストア版が、5月31日より東京のBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国で順次公開されることが決定。先日、日本版オリジナルポスターが到着した。 フランス・マルセイユの自宅で回想録を執筆しているガルーを主人公に据え、彼がかつて外国人部隊に上級曹長として所属していた頃の訓練の日々が描かれる。 いつしか上官であるフォレスティエに憧れともつかぬ思いを抱いていくガルーのもとに、新兵のサンタンが入隊する。 社交的な性格でたちまち人気者となったサンタンに対し、ガルーは嫉妬と羨望の入り交じった感情を募らせ、やがて彼を破滅させたいと願うようになっていく。 ドゥ…

  • 【大相撲春場所】新入幕の尊富士(たけるふじ)が11連勝の快進撃!110年ぶりの新入幕優勝も!?

    大相撲春場所・11日目、新入幕の尊富士(たけるふじ)が大関・琴の若を寄り切りで破り破竹の11連勝を記録した。 新入幕の初日からの11連勝は、1場所15日制が定着した1949年夏場所以降ではなんとなんと1960年初場所の大鵬以来2人目。伝説になっている、昭和の日本人の大好物「巨人・大鵬・卵焼き」のあの、大鵬に並び、それを凌ぐかという勢いの尊富士。 面構えからして、新入幕力士とは思えない(笑)。11日目が終わって2差をひっくり返されたことは過去にたしか1例だけということで、新入幕優勝したら、それこそ1914年の両国以来110年ぶりの新入幕賜杯に。 2敗の大の里は豪快な押し出しで大関貴景勝を土俵下ま…

  • 【コーヒーブレイク】「007」ジェームズ・ボンド役がついに決定!?

    「007」シリーズの新ボンド役がアーロン・テイラー=ジョンソンに正式オファーがあり、近々署名するというニュースが走った。 「007」シリーズを製作するイーオン・プロダクションズは、最新作のクランクインを年内に予定。15年間ボンド役を務めて降板したダニエル・クレイグの後任にアーロンを選んだと報じられている。 関係者は「ボンド役は、アーロンが望めば彼の物です。正式なオファーは出されており、彼ら(イーオン・プロダクションズ)は返答を待っているところです。アーロンは近日中に契約書にサインし、イーオンは大きな発表の準備を始めることができるようになります」とコメントしている。 アーロンは1990年6月13…

  • ドラマ「ジェントルメン」(ガイ・リッチー監督、原題:The Gentlemen、2024)(全8話)の1-4話まで見る。

    ドラマ「ジェントルメン」(原題:The Gentlemen、2024)(全8話)の1-4話まで見る。同名タイトルの映画版が面白かったので見た。映画のガイ・リッチー監督が脚本・監督・製作を担っている。犯罪・ギャング映画。 ドラマ版のキャストは、エディ役で主演するテオ・ジェームズ(「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」)のほか、カヤ・スコデラーリオ(「栄光へのスピン」)、ジャンカルロ・エスポジート(「ブレイキング・バッド」)らが名を連ねる。 ・・・<ストーリー>英国貴族の血統で軍人のエディ・ホーニマン(テオ・ジェームズ)。父が死に、先祖代々の屋敷と爵位を相続する。 父のビジネスパート…

  • 【コーヒーブレイク】「鳴門鯛焼本舗」の鯛焼き(あんこ)は旨っ!

    1週間前に池尻大橋を移動中に「鳴門鯛焼本舗」の鯛焼きを食べようと店の前に行ったが、7,8人並んでいたが、待ちきれずあきらめ、きのう誰も並んでいなかったので、再チャレンジした「鯛焼き」。待つこと2分だった。 1匹(魚だけに1匹、2匹と数える)280円と割高ながら、大豆のあんが、甘党にも甘いほど甘く美味しい。 ・・・ 渋谷駅ハチ公口のハチ公広場ではまわりの看板が「大谷翔平」にジャックされていた。 JR渋谷駅から地下道を経由して田園都市線のホームに行くと、ホームの両側のドアの横は大型モニターがずらりと並んでいる。 フジテレビ開局65周年記念のドラマなどの案内らしい 宣伝媒体としてポスターなどの紙は減…

  • 【コーヒーブレイク】関根勤の一押し映画「キング・オブ・コメディ」(1983)

    未見作品の1本がロバート・デ・ニーロ主演の「キング・オブ・コメディ」(1983)。 スターを夢見るコメディアンの卵デ・ニーロが人気コメディアンのルイスを誘拐、彼の命をタテにして一晩だけのTV出演を強要する。あまりにも気持ち悪い映画でトイレで吐きそうになる映画ということだが…。 「タクシードライバー」のスコセッシ=デ・ニーロのコンビで、願望実現のために常軌を逸する男と現代社会に息づくささやかな狂気をリアルに描いた作品。 ・・・ 関根勤が自身のYoutubeで、生涯ベスト5映画の1位に上げていた作品。好きな俳優はデ・ニーロ、ダスティン・ホフマン、アル・パチーノの3人を挙げていたが、「キン・コメ」で…

  • 【大相撲】四日目、剣翔が、土俵で立ち上がれず救急救命士が出動! 場内騒然。

    痛みで苦しそうだった剣翔 大相撲四日目のきのう、前頭六枚目・剣翔が平戸海に上手出し投げで敗れたときに、土俵上で倒れたまま起き上がれなくなり、一時、場内は騒然となった。 平戸海の攻めに押し込まれ、剣翔は、土俵際で力が抜けたように倒れ込んだ。サポーターで固めていた左膝のけがが悪化したものと思われ。195キロの剣翔が苦悶の表情を浮かべた。 親方衆がサポートしながら、土俵を転がるようにして車いすに何とか着席させることができた。その際、複数の救急救命士も駆けつけ、車いすに乗ったまま花道から搬送された。場内からは激励の拍手もわき起こった。 NHKの中継でも続報が伝えられ、剣翔は「左膝がゴリゴリゴリッと音が…

  • 映画「正欲」(岸善幸監督、2023)を見る。稲垣吾郎、新垣結衣主演。

    「桐島、部活やめるってよ」の原作などで知られる朝井リョウ原作の「正欲」(2023)を見る。原作は柴田錬三郎賞を受賞。「正しい欲とは…?」。 監督は「あゝ、荒野」シリーズなどの岸善幸。日本アカデミー賞で「月」などで助演男優賞を獲得した磯村勇斗が、特殊な性癖の人物を演じていて不気味な存在感がある。 映画は登場人物ごとに、別々のストーリーが描かれ、やがて交錯していく構造になっている。 ・・・不登校になった息子が世間から隔絶されることを心配する検察官・寺井啓喜(稲垣吾郎)。ある秘密を抱え、世間との関わりを断つように生きる販売員・桐生夏月(新垣結衣)。 夏月の中学時代の同級生で、夏月の誰にも言えない秘密…

  • 【第96回「アカデミー賞」】世紀の快挙!「ゴジラ-1.0」が視覚効果賞を受賞!

    第96回「アカデミー賞」で山崎貴監督作「ゴジラ-1.0」が「視覚効果賞」を受賞したことは日本・アジアにとって史上初の、まさに世紀の快挙。 また、長い歴史を持つアカデミー賞の中で、監督として視覚効果賞を受賞したのは「2001年宇宙の旅」のスタンリー・キューブリックのみ。山崎監督は55年ぶり、史上2人目の受賞監督となった。 山崎監督は「40年以上前に『スターウォーズ』と『未知との遭遇』を見たショックからキャリアをスタートさせた私にとって、この場所は望む事すら想像しなかった場所でした」と語り、受賞の瞬間には喜びを爆発させていた。 「ゴジラ-1.0」は、日本が生んだ特撮怪獣映画の金字塔「ゴジラ」の生誕…

  • 【第96回アカデミー賞】fpdの予想の結果:20問中17問本命的中。残り3問は対抗で的中(92.5点/100)。

    第96回アカデミー賞のfpdの予想の結果が出ました。結論から言うと予想した「20部門中17問」を「本命◎」で的中。残り3問を「対抗◉」で的中、ほぼパーフェクトという結果となりました。出来過ぎ!?(笑)。 fpdの予想は以下の通りです。本命:◎ 対抗:◉(本命で的中=5点、対抗で的中=2.5点) (1)~(13)(15)~(17)(20)…本命で的中、(14)(18)(19)…対抗で的中。 (1)【作品賞】◎的中 「American Fiction(原題)」 「落下の解剖学」 「バービー」 「The Holdovers(原題)」 「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」 「マエストロ:その音楽と愛…

  • 【随時更新】アカデミー賞2024の受賞結果を速報!「ゴジラ‐1.0」視覚効果賞受賞」!「オッペンハイマー」は作品賞・監督賞など7冠。

    第96回アカデミー賞で、次々と受賞が発表されているが、「君たちはどう生きるか」が「長編アニメ映画賞」を受賞のに続いて、「ゴジラ‐1.0」が「視覚効果賞」を受賞する快挙を成し遂げた! 「国際長編映画賞」にノミネートされていた役所広司主演の「PERFECT DAYS」は惜しくも受賞ならず(受賞は下馬評通り「関心領域」)。 「PERFECT DAYS」は」ノミネートを果たしただけでも快挙だった(fpdの本命は希望を込めて「PERFECT DAYS」対抗「関心領域」だった)。 脚色賞は「アメリカン・フィクション」脚本賞は「落下の解剖学」がそれぞれ受賞。 「衣装デザイン賞」「メイク・ヘアスタイリング賞」…

  • 【第96回アカデミー賞】「君たちはどう生きるか」長編アニメ映画賞受賞!

    第96回アカデミー賞授賞式で、スタジオジブリ製作・宮崎駿監督作品「君たちはどう生きるか」が長編アニメ映画賞に輝いた。 スタジオジブリの作品が、同賞に輝くのは、第75回アカデミー賞の「千と千尋の神隠し」以来21年ぶり2度目となる(宮崎監督作品としては「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「風立ちぬ」に続く4度目のノミネートだった)。 宮崎監督が長編作品からの引退を撤回し、原作・脚本・監督を手掛けた本作。少年時代に感銘を受けた書籍「君たちはどう生きるか」からタイトルを採用。 自伝的要素を含むオリジナルストーリーとして完成させた冒険活劇ファンタジー映画。公開日まで一切詳細情報を明かさない異例のプロモ…

  • 映画「ザ・フラッシュ」(原題: The Flash、2023)を見る。タイムリープ・スーパーヒーロー・アクション。

    「ザ・フラッシュ」(原題: The Flash、2023)を見る。DCコミックスベースの映画は基本的に見ないが、たまにはスカッとした映画も。同名のキャラクターである地上最速の能力を持つDCヒーロー、フラッシュのタイムリープ・スーパーヒーロー・アクション映画。 監督は「IT/イット」シリーズなどのアンディ・ムスキエティ。出演は「少年は残酷な弓を射る」「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」などのエズラ・ミラーのほか「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」のマイケル・シャノン、ベン・アフレック、マイケル・キートン、ジェレミー・アイアンズ、サッシャ・カジェ、ほんのワンシーンでクレジット…

  • 【日本アカデミー賞】「ゴジラ-1.0」が最優秀作品賞を含む最多8部門で最優秀賞受賞。

    「第47回 日本アカデミー賞 授賞式」が8日、東京・グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールデ開催され「ゴジラ-1.0」が最優秀作品・脚本・撮影・録音などを含む最多8部門で最優秀賞を受賞した。 「ゴジラ-1.0」の受賞は以下の通り。 ①最優秀作品賞②最優秀助演女優賞(安藤サクラ)③最優秀脚本賞(山崎貴)④最優秀美術賞⑤最優秀撮影賞⑥最優秀照明賞⑦最優秀録音賞⑧最優秀編集賞 「PERFECT DAYS」は最優秀監督賞(ヴィム・ヴェンダース)、最優秀主演男優賞(役所広司)を受賞。演技部門では、安藤サクラがW受賞(最優秀主演女優賞「怪物」最優秀助演女優賞「ゴジラ‐1.0」)となった。 役所広司は…

  • 【高校野球】「第96回選抜高校野球大会」の組み合わせ決まる。

    大会創設から100年を迎える「第96回選抜高校野球大会」の組み合わせ抽選会が8日行われ対戦相手が決まった。 有力校の一校、大阪桐蔭は第5日第2試合で北海(北海道)と対戦。史上最多に並ぶ5回目の優勝を目指す。山梨学院は第3日第2試合で京都外大西とぶつかり、史上4校目の大会連覇が懸かる。 星稜は第1日第2試合で21世紀枠の田辺(和歌山)と対戦。星稜は能登半島地震の被害が大きい石川の代表校として地元を元気づけたいところ。 日本航空石川は第6日第1試合で常総学院(茨城)と顔を合わせる。21世紀枠で歴代最東端の出場校となる別海(北海道)は第3日第1試合で創志学園(岡山)と対戦。 開幕試合は八戸学院光星(…

  • 【アカデミー賞】予想で大本命は?…「鉄板」「ダイヤモンド」より硬い(固い)のは助演女優賞?

    Yahooニュースを見ていたら、今年のアカデミー賞で「受賞の確率がいちばん高い人」という記事があった。アカデミー賞(日本時間・3月11日朝7時)では、いくつかの部門ですでに“大本命”が確定しつつあるという。 監督賞は「オッペンハイマー」のクリストファー・ノーラン、助演男優賞は同作のロバート・ダウニー・Jr.あたりが無敵状態。 しかし、しかし、しかし…。 その中でも最も受賞の確率が高そうなのが、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフだというのだ。だれ、ソレ? 作品賞候補にも挙がっていた「Holdovers」(邦題は「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」)での助演女優賞だ。 このダヴァインさん、ゴ…

  • 映画「THE PARADES パレード」(藤井道人監督、2024)を見る。

    「THE PARADES パレード」(2024)を見る。監督は「新聞記者」(2019)で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した藤井道人。Netflixで2月29日から配信。 震災による津波で旅立ってしまった人たちが集い、月に一度、会いたかった人を探すパレードに参加し、遺された人への思いを描く。 ・・・ 瓦礫が打ち上げられた海辺で目を覚ました美奈子(長澤まさみ)。離ればなれになったひとり息子・良(岩川晴)を捜す美奈子は、道中でアキラ(坂口健太郎)という青年や元ヤクザの勝利(横浜流星)、元映画プロデューサー兼監督のマイケル(リリー・フランキー)とその仲間たちと出会い、やがて自分がすでに亡くなってい…

  • Netflixシリーズ「忍びの家 House of Ninjas」(全8話)を見る。「服部半蔵」モチーフの忍者アクション。

    主演・原案を賀来賢人が務めたNetflixシリーズ「忍びの家 House of Ninjas」(全8話)を見た。日本発のNetflixドラマでは「今際の国のアリス」「全裸監督」などのヒット作に続くかどうか。Ninjaということで、Netflixの海外での視聴では人気となっているようだ。 外国から見た日本のイメージは、昭和の時代は「フジヤマ、スキヤキ、ゲイシャ」だったが、後に「スシ、テンプラ」を経て?いまは「アニメ、ニンジャ」か(笑)。 今もなお「現代日本で忍びが暗躍していたら」というコンセプトをもとに制作された完全オリジナルストーリー。江戸時代に活躍したと言われる「服部半蔵」をモチーフにしてい…

  • 【永久保存版】「シネマの歴史」(1874~2023):画面を見ればわかること。

    www.youtube.com 映画150年の歴史。説明不要(笑)。 ■「にほんブログ村」にポチッと!。 https://movie.blogmura.com/ranking/in https://movie.blogmura.com/moviereview/ranking/in

  • 【アカデミー賞予想】3月11日(月)朝7時発表。fpdの予想はいかに…?

    第96回アカデミー賞授賞式が3月11日(月)朝7時~(日本時間)開催されます。アカデミー賞の”前哨戦”と言われるゴールデングローブ賞ではドラマ部門の作品賞、監督賞、主演男優賞などを「オッペンハイマー」が受賞し5冠。 コメディ・ミュージカル部門の作品賞、主演女優賞は「哀れなるものたち」が受賞。 「オッペンハイマー」が席巻するのか…? 日本映画では①国際長編映画賞「PERFECT DAYS」②長編アニメ映画賞「君たちはどう生きるか」③視覚効果賞「ゴジラ‐1.0」の3作品の行方が大いに気になります。 アカデミー賞作品賞候補の10作品 fpdの予想は以下の通りです。本命:◎ 対抗:◉ (本命で的中=5…

  • 【新作映画】アカデミー賞ノミネート作品以外で見たい新作映画6選。

    アカデミー賞授賞式が3月11日午前7時(日本時間)開催されるが「アカデミー賞予想クイズ」もまもなく「四丁目」ブログでスタートする。 このクイズには、fpdの予想がどこまで当たるかという、fpdの目利きを問うクイズも含まれているらしい(笑)。 それはともかく、今春話題になりそうな映画が続々と公開される。その中でもいくつか拾ってみると…。 ■「ブルックリンでオペラを」(原題:She Came to Me)4月5日公開。アン・ハサウェイ(「レ・ミゼラブル」)、ピーター・ディンクレイジ(「ゲーム・オブ・スローンズ」)、マリサ・トメイ(「スパイダーマン」シリーズ)ら実力派キャストの共演で、ニューヨークに…

  • 【本】「木次線と『砂の器』」昨年12月発刊。今年は映画「砂の器」公開50周年。

    「木次線と『砂の器』」という本が昨年12月に発刊された。今年は映画「砂の器」(1974)が公開されてちょうど50周年を迎える。東京・東銀座の「松竹セントラル」でこの映画を見て大感動して半世紀か。感慨深い。 この本の解説によると、あの伝説の名シーンはいかにして生まれたのか? 映画「砂の器」のロケが行われた島根県・木次線と沿線地域の関わりを、小学生の時にロケに遭遇した著者が、膨大な資料と証言から考察する、というもの。 まだ、アマゾンをポチっていない(笑)ので簡単な紹介のみ。 膨大な資料と証言から浮かび上がる、1974(昭和49)年の島根・木次線沿線ロケの実相。風土・人・時代と作品の関わりから、ロー…

  • 映画「秘密への招待状」(原題:After the Wedding、2019)を見る(埼玉会館小ホールにて)

    「秘密への招待状」(原題:After the Wedding、2019)を埼玉会館小ホールで見る。埼玉映画ネットワークの2月定例上映会作品。 監督はバート・フレインドリッチ、主演はジュリアン・ムーアとミシェル・ウィリアムズ。本作は2006年公開のデンマーク映画「アフター・ウェディング」のリメイク作品。主人公の性別が男性から女性に変更されている。 ジュリアン・ムーアがオリジナル作品を気に入り、製作にも名を連ねている。タイトルとハリウッド2大女優の共演ということで期待したが、期待ほどではなかったのが残念。 ストーリー自体は、隠された真実があり、最後に明かされていくという展開で面白い。 <ストーリー…

  • 映画「せかいのおきく」(2023)を見る。「第97回キネマ旬報ベスト・テン」第1位(作品賞)。

    「せかいのおきく」(2023)は、テーマが江戸時代末期の厠(かわや:便所)の屎尿(しにょう)・ふん尿を安く買い、それを下肥(しもごえ=肥料)として農村に売るという、循環型社会を支えた下肥売買の若者らの青春を描いた物語。 「第97回キネマ旬報ベスト・テン」で堂々の第1位(作品賞)となった作品。監督は「北のカナリアたち」などの阪本順治監督、主演は「小さいおうち」などの黒木華(はる)。90分、モノクロ(ただし、章の終わりに数秒のカラーシーンがある。これがアクセントになっている)。 黒木華は、その古風な外見が明治・大正・昭和初期ごろの女性を体現するのにぴったりで、全く違和感がない女優。 ・・・江戸時代…

  • 【ドラマ】「不適切にもほどがある」(第5話)も”昭和”の小ネタ満載で快調。

    俳優の阿部サダヲ主演のTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある」の第5話は、これまでのように昭和の“小ネタ”が満載。昭和世代には懐かしいが、平成以降の若い世代には、理解不能でリタイヤもあるのだとか。 序盤、昭和から現代で“まさかの転身”を遂げた人物(アイドルから政治家になった三原じゅん子)の名前が登場し、SNSをザワつかせたという。三原本人も「出た~」と自身のSNSでまんざらでもなさそう(笑)。 三原じゅん子といえば、街頭演説で「恥を知れ」と発言し、ブーイングが起こったことも。自民党同僚女性議員の「愚か者めが」(お代官様か?)とともに、偉くなると、人を見下すようになるようだ(笑)。 宮藤官九郎氏…

  • 【大相撲春場所】新番付発表(3月10日初日)、新大関の琴ノ若で4大関。

    今年中にもう一つ「上」に上がれるか・・・? 日本相撲協会は26日、大相撲春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。新大関の琴ノ若は西の2番目に座った。 新大関誕生は昨年秋場所の豊昇龍以来。日本出身力士としては令和4年春場所の御嶽海以来。4大関は3年名古屋場所以来。 日大出身の尊富士が初土俵から所要9場所で新入幕。年6場所制となった1958年以降初土俵では常幸龍に並ぶ最速記録を達成した。 先場所覇者で10度目の優勝を狙う横綱照ノ富士は東。大関は霧島と豊昇龍が東西の正位、8度目のかど番となる貴景勝は東の2番目に就いた。 関脇は6場所連続の大栄翔が東、2場所ぶりの若元春が西…

  • 【映画賞】「全米映画俳優組合(SAG)賞」…「オッペンハイマー」主演男優・助演男優など3冠。

    第30回「全米映画俳優組合(SAG)賞」授賞式が2月24日(現地時間)にカリフォルニア州ロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムで行われ、今回はじめてNetflixで生配信されたので見た。 俳優のみを表彰する全米映画俳優組合賞は、13万人を超えるパフォーマーからなる全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のメンバーによって投票される。 「映画部門」でキャスト賞など3冠となったのは「オッペンハイマー」。「原爆の父」と呼ばれた理論物理学者J・ロバート・オッペンハイマーを演じたキリアン・マーフィーが主演男優賞、米原子力委員会委員長のルイス・ストロースを演じたロバート・ダウニー・Jr.が助演男優賞を受…

  • 映画「ナイアド ~その決意は海を越える」(原題:Nyad、2023)を見る。アネット・ベニングがアカデミー賞主演女優賞にノミネート。

    映画「ナイアド ~その決意は海を越える」(原題:Nyad、2023)を見る。主演はアネット・ベニング(65歳)とジョディ・フォスター(62歳)。 60歳をを過ぎて“水泳界のエベレスト” とも言われるキューバからフロリダまでの約180キロに及ぶ海峡を泳破するという無茶ぶり計画に成功したという不屈のスイマーの挑戦の実話を描いている。 アネット・ベニングはアカデミー賞主演女優賞にノミネートされている。ほかに「哀れなるものたち」のエマ・ストーンと「落下の解剖学」のサンドラ・ヒュラー、「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」のリリー・グラッドストーンなど強敵がひしめくカテゴリーで果たして…。 大谷翔平が袖…

  • 映画「落下の解剖学」(原題:Anatomy of a Fall、2023、フランス)を見る。

    映画「落下の解剖学」(原題:Anatomie d'une chute/Anatomy of a Fall、2023)はフランス映画で、第76回カンヌ国際映画祭でのパルムドール(最高賞)とゴールデングローブ賞の2冠に輝いた法廷サスペンス映画。 夫が不審な転落死を遂げ、彼を殺害した容疑で法廷に立たされた妻の言葉が、夫婦の秘密やうそを浮かび上がらせる。 果たして、夫の死は事故、自殺、他殺か?…が争点となる裁判では、我々観客が陪審員の立場になって判断を迫られる。 メガホンを取るのは「ヴィクトリア」などのジュスティーヌ・トリエ。主演のザンドラ・ヒュラーは、トリエ監督の「愛欲のセラピー」でタッグを組んだド…

  • 【コーヒーブレイク】「ChatGPT に聞いてみた」「死ぬまでに見ておきたいハリウッド映画を挙げてください」

    【fpd】Q: 死ぬまでに見ておくべきハリウッド映画について教えてください。 【ChatGPT】 A: もちろんです!以下はさまざまなジャンルや時代のハリウッド映画の中から、死ぬまでに見ておくべきと考えられるいくつかを挙げてみます。これはあくまで個人的なおすすめであり、あなたの好みや興味によって異なるかもしれませんが、幅広い選択肢を提供しますね。 "ショーシャンクの空に" (The Shawshank Redemption) …☆☆☆☆(fpdの評価、以下同様) "ゴッドファーザー" (The Godfather) シリーズ…☆☆☆☆☆(☆5個は生涯5作品:そのうちの1本) "スター・ウォーズ…

  • 映画「PLAN75」(2022)は「安楽死容認」などシリアスな高齢問題にメス。

    「PLAN 75」(2022)は気が滅入るようなテーマの他人事ではない高齢問題を扱った重たい映画。日本・フランス・フィリピン・カタール合作。映画の宣伝文句の「終活を考えるシニア必見」というのが厳しい現実を突きつける(笑)。 75歳以上の高齢者に対して自らの生死の権利を保障し、支援する制度「PLAN 75」の施行に伴う制度の対象者たちや市役所の職員、スタッフの苦悩を描いている。 78歳の一人暮らしの高齢女性を演じる”大女優”倍賞千恵子(撮影時80歳)の「ワンマンショー」で、9年ぶりの映画主演。女優魂というべきか、しわくちゃで女優然といった印象はかけらもなく市井の老婦人を演じているのがすごい。 是…

  • 【訃報】女優・山本陽子(「華麗なる一族」「八つ墓村」&「山本山」CM)死去。81歳。

    映画「華麗なる一族」「八つ墓村」などに出演し、舞台、テレビで数々の作品に出演した女優の山本陽子が20日に急性心不全のため静岡・熱海市内の病院で死去したことが21日、分かった。81歳。 2月2日にはテレビ出演し、晩年も仕事への意欲を見せていたばかりだった。品のある凛とした美しさと妖艶な色香で多くのファンを魅了し、清楚な役も悪女役もこなしたスター女優がひっそりと他界した。 複数の関係者によると、山本陽子は70歳を機に東京から熱海市に移住しており、双子のように仲の良かった実の姉が昨年春頃に死去。その後、気落ちすることも多かったが、仕事への意欲は衰えなかったという。 今月2日に放送されたテレビ朝日系ト…

  • 【映画賞】第77回英国アカデミー賞は2作品が主要部門独占「オッペンハイマー」7冠「哀れなるものたち」5部門。

    第77回英国アカデミー賞(BAFTA)でも「オッペンハイマー」が7冠と圧勝した。BAFTA授賞式が2024年2月18日(現地時間)、ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールで開催され、原爆の父を描いたクリストファー・ノーラン監督の「オッペンハイマー」が作品賞をはじめ、監督賞やキリアン・マーフィー の主演男優賞、ロバート・ダウニー・Jr.の助演男優賞など最多7冠に輝いた。 本作はゴールデン・グローブ(GG)賞とクリティクス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)でも作品賞を含む最多受賞を果たし、今年の賞レースを席巻中。 次いでヨルゴス・ランティモス監督の「哀れなるものたち」が、エマ・ストー…

  • 映画「弱くて強い女たち」(原題:孤味/Little Big Women、2020)を見る。台湾のヒューマンドラマ。

    「弱くて強い女たち」(原題:孤味/Little Big Women、2020)を見る。地味ながら味わいのある台湾家族のドラマだった。肝っ玉母さんを中心とした3人の娘たちの個性が光るドラマ。 台湾の家族モノの映画をじっくり見る機会は少ないが、兄弟、姉妹と言っても考え方は異なるが、家族という単位の結束の固さなどは感じさせられる。法事(葬儀)などでの作法なども興味深かった。 自分たちの知らない出奔(しゅっぽん:駆け落ち)した父の暮らしと死の現実に向き合うことになった台湾の家族の葛藤と機微を細やかに描いたヒューマンドラマ。グルメの都・台南が舞台で、料理がおいしそう。 東京国際映画祭で上映された台湾映画…

  • 【コーヒーブレイク】中国で「百円の恋」リメイクが日本映画リメイクの最高興収を記録。

    中国映画産業の最高監督機関である中国電影管理局の統計によると、春節(旧正月、Lunar New Year)の中国では、国内映画史上最高の興行収入を記録した。 春節(2月10日から17日まで)の連休期間中、1億6300万枚のチケット販売で80億2000万元(約1674億3675万円)の興行収入を記録し、前年同期比でそれぞれ18.47パーセント、26.36パーセント急増した。 安藤サクラ主演の映画「百円の恋」の中国リメイク版(英題「YOLO」=You only live once./日本公開未定)が2月17日、中国での興収が27.24億元(約544.8億円)を突破する大ヒットを記録したという。 中…

  • 【コーヒーブレイク】2023年はトイレ清掃2作品が話題。テイラー・スウィフトの日本についての発言で中・韓が反発し炎上?。

    2023年は偶然にもトイレ清掃などに関する2作品(「パーフェクトデイズ」「せかいのおきく」)が賞レースで話題になった。 「せかいのおきく」は、レンタルで見つからず未見のままだが、厠(かわや、寺所有の公衆便所)のひさしの下で、雨宿りをしていた紙屑拾いの中次と、下肥買いの矢亮と出会い、貧乏長屋で質素な生活を送るおきくと、古紙や糞尿を売り買いする最下層の仕事につく中次と矢亮の話。 この映画のもともとのタイトルは「江戸のうんこ」だったと映画製作プロデューサーが18日に開催された「キネマ旬報」表彰式で語っていた。 厠(かわや)の糞尿の話で、小学生などにとっては「うんこ」は格好のネタで「うんこドリル」など…

  • 【東京ぶらぶら歩き】②「渋谷編」…渋谷周辺の激変ぶりは「東京人」でも迷路で迷う。

    渋谷駅前ハチ公口は身動きできないほど スクランブル交差点は、人がよくぶつからないものと感心する(笑) 渋谷駅周辺の再開発は「100年に1度」の大規模な再開発と言われる。渋谷駅周辺エリアは、訪れるたびに新しい発見を提供してくれる。 渋谷界隈の最終的な形が完成するのは、20年先か30年先の2050年くらいになりそう。人生100年と言われ、生きていれば見られるが、それは「ミッション・インポッシブル」(笑)。 地下鉄などの鉄道分野や、周辺の東急本店の閉鎖や跡地の再開発やら、商業ビルの建設などで、工事はつづくよいつまでも…。 2012年に完成した「渋谷ヒカリエ」は、渋谷の商業施設ビルでは、新しい名所の一…

  • 【東京ぶらぶら歩き】①「上野・京橋編」…上野公園&京橋・国立アーカイブ「和田誠 映画の仕事」展示会。

    きのうはメイン・イベントの「キネマ旬報表彰式」(5:30~)の参加を逆算して、午後2時くらいから、上野、後楽園、東京、銀座、渋谷などをぶらぶら歩きした。 【上野】 2月21日から上野の東京都美術館で「出張!江戸東京博物館」というのが開催されるので、下見を兼ねて覗いてみた。江戸時代も生活・文化を知ることができる限定展示会。 休日とあって「上野動物園」あたりは行楽客で大賑わいだった。 【後楽園】屋外コンサートや「GIANTSショップ」などを見学。水道橋から東京駅で降りて京橋まで歩き「国立アーカイブ」へ。 【京橋】国立アーカイブの「和田誠」展示会の記事は一度紹介していながら、実際に見学はしたのかと言…

  • 【映画祭】「第97回キネマ旬報ベスト・テン」表彰式に出席。阪本順治監督、塚本晋也監督、二階堂ふみなどが登壇。

    「第97回キネマ旬報ベスト・テン」表彰式がきのう18日、東京・渋谷のオーチャードホールで開催されたので参加しました。司会はこの表彰式の司会は18回目という笠井信輔フリーアナウンサー。97回目を迎えるキネ旬ベスト・テン賞は米アカデミー賞よりも1回長いという。 日本映画ベスト・テン第1位「せかいのおきく」の阪本順治監督(脚本賞受賞)、助演女優賞の二階堂ふみ(「月」)、助演男優賞の磯村勇斗(「月」「正欲」「渇水」「最後まで行く」など6作品)、新人女優賞のアイナ・ジ・エンド(「キリエのうた」)新人男優賞の塚尾桜雅(8歳!「ほかげ」)らが出席した。 主演女優賞の趣里(「ほかげ」)は体調不良、主演男優賞の…

  • 【コーヒーブレイク】データバックアップ用USB(32GB)購入。

    スマホが登場する前は、デジカメで撮った写真はSDカード(8GB)などをコンビニに持ち込んでプリントをしていた。写真数枚程度のプリントはバッファローの32MB(メガバイト)で十分だった。 32MBのUSBと8GBのSDカード 2,3年前にパソコンのデータを誤って消失してしまい、ショックを味わった。 それ以降、写真やデータもたまってきたので、外付けハードディスク(HDD)でも購入しようかと思案していたところ、友人が「USBでも32GBもあれば十分だよ」というので購入。ちなみに32GBだと、画像データ(1500万画素)なら5800個相当の容量があるようだ(十分。十分。十二分。)。 楽天ショップで購入…

  • 【アラン・ドロン】現在88歳のドロンが「100歳になったら…」(( ノД`)シクシク…)

    www.youtube.com 1960年代~1970年代にかけて「世紀の二枚目」と言われたアラン・ドロンも現在88歳の米寿(1935年11月8日生まれ)。 若い写真から、100歳まで生きた場合の写真があった。ジャック・ニコルソンの「シャイニング」のようで、見ないほうがいいかも(笑)。 ■「にほんブログ村」にポチッと!。 https://movie.blogmura.com/ranking/in https://movie.blogmura.com/moviereview/ranking/in

  • 【映画祭】第74回「ベルリン国際映画祭」が開幕(25日まで)。

    第74回「ベルリン国際映画祭」が、2月15日(現地時間)始まりました。25日まで開催。本映画祭は1951年からドイツ・ベルリンにて毎年2月に行われている国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭で、カンヌ国際映画祭、ベネチア国際映画祭と並ぶ“世界三大映画祭”の一つ。 最高賞の“金熊賞”は、コンペティション部門に選出された作品(計20作品)のみしか獲得できない賞となっています。残念ながらこの中には日本作品は入っていません(アジアからは韓国作品1作品のみ)。 日本からは別部門で出品があり「ベルリナーレ・スペシャル部門」に石井岳龍監督の「箱男」、黒沢清監督の摩訶不思議な恐怖に支配される「チャイ…

  • 映画「悪女」(原題:惡女/Lost in Perfection, 2023)は台湾のサスペンス映画。

    どう見てもトム・クルーズに似ている⤴。 映画「悪女」(原題:惡女/Lost in Perfection, 2023)は、台湾のサスペンス映画。テンポはいいものの味付けがもう一つか。面白さでは最近見た中国映画「妻消えて」に劣るが、台湾映画もなかなかだ。 練炭による連続不審死事件に関わったとみられる後妻業のような女と、ニュースキャスターで、自身の父もその女の企みに乗せられているとみて対決する姿を描く。 「婚活連続殺人事件」ともいわれた日本の「木島香苗死刑囚」事件と酷似している。出演はシャオ・ユーウェイ(邵雨薇)、 リン・メイシュウ(林美秀)、 リディアン・ヴォーン(凤小岳)ほか。 <ストーリー>有…

  • 映画「ラーゲリより愛を込めて」(2022)を見る。実話。

    「ラーゲリより愛を込めて」(2022)を見る。監督は「64-ロクヨン-前編/後編」の瀬々(ぜぜ)敬久、主演は二宮和也。日本アカデミー賞で優秀主演男優賞と美術賞を受賞。 共演は北川景子、松坂桃李、桐谷健太、安田顕、中島健人、寺尾聰、市毛良枝、渡辺真起子ほか。 昭和20年(1945年)で終戦を迎えても、捕虜としてハルピンに捕虜として11年間も強制収容所に入れられていた日本人がいて、真の意味の戦争は終結していなかった事実。 昭和30年ごろには「もはや戦後ではない」という言葉もあったが、現実には戦後50年といった言われ方もあったような気がする。さすがに、今は戦後78年という表現はないと思うが…。こうし…

  • 【今日は何の日】バレンタインデーでしたか。鉄腕アトム・チョコ届く(べべちゃんから)。

    きょうは2月14日「バレンタインデー」。川崎のブリジット・バルドー(BB)こと、べべちゃんからチョコレートが届きました。べべちゃん、ありがとうございます♪ ミルク・チョコレートがおいしかった。 鉄腕アトムの缶ケースがいいですね。早速、キーの容器として使うことにしました。 「べべちゃんより愛を込めて」に関連して、映画「ラーゲリより愛を込めて」を2周遅れで見ました。見逃し映画がますます多くなる昨今です。 ■「にほんブログ村」にポチッと!。 https://movie.blogmura.com/ranking/in https://movie.blogmura.com/moviereview/ran…

  • 【第76回全米監督組合(DGA)賞】「オッペンハイマー」クリストファー・ノーラン監督が初受賞(5度目の正直)

    第76回全米監督組合(DGA)賞で映画「オッペンハイマー」のクリストファー・ノーラン監督が栄冠を手にした。 ノーラン監督は「メメント」「ダークナイト」「インセプション」「ダンケルク」ので4回ノミネートされてきたが今回、5度目の正直、初受賞を果たした。 「オッペンハイマー」は、アカデミー賞では超・大本命とみられ、作品賞、監督賞など最多13部門でノミネートされている。“原爆の父”と呼ばれる米物理学者ロバート・オッペンハイマーの姿を描いたドラマ。 ほかにDGA賞で長編映画部門でノミネートされていたのは「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」のマーティン・スコセッシ、「哀れなるものたち」のヨルゴス・ラン…

  • 【コーヒーブレイク】「映画街」日比谷・有楽町、現在は東宝(TOHOシネマズ)1強。

    日比谷・有楽町は、映画街として活況を呈していた都内屈指の映画ファンのための場所だった。現在は、TOHOシネマズ、東宝系列のシネマシャンテが中心の藤井八冠のような「東宝1強」の街となっている。 そもそも明治後期に西洋式劇場の「有楽座」「帝国劇場(帝劇)」が開館。昭和初期には「東京宝塚劇場」「日比谷映画劇場」「日本劇場」などの劇場・映画館もオープン。 戦後の1963(昭和38)年には「日生劇場」もオープン、近年は劇場の建て替えや映画館の再編が行われ、現在も劇場・映画館街として多くの観客が訪れる街となっている。 日比谷映画街が活況を呈したのは1960年代から1970年代半ばごろまで。東宝本社ビルが2…

  • 【アカデミー賞シリーズ】映画「ラスティン ワシントンの「あの日」を作った男」(2023)アカデミー賞主演男優賞ノミネート

    「ラスティン ワシントンの「あの日」を作った男」(原題:Rustin、2023)はアメリカの公民権運動映画。「マ・レイニーのブラックボトム」(2020)のジョージ・C・ウルフ監督の作品であること、アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされている作品ということで見た。 主人公バイヤード・ラスティンを演じるコールマン・ドミンゴは「ビール・ストリートの恋人たち」などで知られ、最新作には公開中の「カラー・パープル」がある。 共演は「アムステルダム」のクリス・ロック「グレムリン」のグリン・ターマン「メイズ・ランナー」のアムル・アミーンなど。 バラク・オバマ元米大統領とミシェル夫人の製作会社ハイヤー・グラウ…

  • 【清水観光旅行】④清水次郎長(生家・博物館・墓)、清水魚市場…。

    徳川家康の墓などがある久能山東照宮を見学した後、清水といえば次郎長と言われるほど有名な次郎長の生家や次郎長博物館に向かった。 生家近くの専用駐車場にパーキング。 生家と少し離れたところに「清水次郎長博物館」や庭園と次郎長と大政など子分の墓があった。 博物館の中庭に次郎長の墓があった。梅が咲いていた。 fpd(右) メインの観光は午後1時くらいに終わり、清水魚市場に向かう。 海鮮料理屋が軒を並べて、目移りがしたが、清水三昧という店で「海鮮丼」を食べた。食事の後は、魚市場のお土産コーナーを歩き、タラや佃煮、缶詰などを買って帰途に就いた。 ・・・ 今回もいろいろな体験ができて楽しかったですね。MAR…

  • 【清水観光旅行】③今回の観光のメイン:三保の松原、日本平ロープウエイ、久能山東照宮・家康墓など…。

    午前6時30分ごろの清水港(ホテルの11階より望む) 【9日(金)】朝5時には目が覚めた。6時30分ごろから、ホテルから徒歩2,3分の「清水駅」界隈を散策した。特に何もなかった。都内よりも風もあり寒い印象。 8時よりホテルの朝食(バイキング)。和洋折衷(笑)。 9時にMARUMAさんと合流、全員チェックアウトし、Kさんの運転、助手席にMARUMAさんが座り、後部にOさんとfpdで、最初の目的地の「三保の松原(天の羽衣)」に向かう。 松の大木の中をしばらく歩くと、大海原。開放感がある。富士山は、はるか雲の上、日本一の山だ(笑)。 三保の松原、日本平方面に来るのは、およそ50年ぶり。 三保の松原の…

  • 【清水観光旅行】②「駿河湾フェリー」(土肥から清水港へ)…観光前夜飲み会(笑)。

    izakyade 【8日(木)】 朝9時に東横線・中目黒駅に集合。少し早めについたので、桜の名所の目黒川沿いを除いてきたが、川に水はなく(昭和)枯れすすき状態だった。 9時、ドライバーであるKさんの安全運転で、いざ伊豆方面に出発。 途中、SA(サービスエリア)により、2時間半ほどで、静岡県の土肥(どい)という場所に到着。土肥港から「駿河湾フェリー」が出るので、まず場所を確認。 ランチまでの30分ほど、近くの山の細道をドライブ。すると、なんと早いこと、河津桜が咲いていた。あとで聞いたところでは2月中旬ごろから咲くのだという。 土肥(どい)というところは、人通りもほとんどなく、店もシャッター。土肥…

  • 【清水観光旅行】①8日~1泊2日:駿河湾フェリー経由で清水の名所を観光。案内人はMARUMAさん。

    昨日8日(木)から1泊2日で清水次郎長で知られる静岡県「清水」方面を観光してきました。全体をまだまとめていないので、概略だけざっと紹介します。詳しくは2回目以降の記事で紹介します。 (1)旅行参加者:fpdと仕事仲間2名の計3名。 1.水戸黄門様(仮名:Kさん。fpdの50年来の友人で会社事業主・fpdのブログ ドライバー・今回の企画立案者・宿泊費/フェリー代金、昼夜の食費3名分全額負 担=fpdともう一人を招待)…昭和の時代の社員の慰安旅行のようなもの(笑)。 2.助さん:fpd…Kさんの仕事をこの10年くらい不定期でアルバイトとして手伝 ってきた。 3.格さん:Oさん:Kさんの仕事を同様に…

  • 【アカデミー賞シリーズ】「伯爵」(2023)を見る。第96回アカデミー賞撮影賞にノミネート。

    「伯爵」(原題:El Conde, 2023)を見る。第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で最優秀脚本賞を受賞し、第96回アカデミー賞では撮影賞にノミネートされた。本作の主人公は独裁政権の象徴アウグスト・ピノチェト(※)で、250年間生き続けた吸血鬼として登場する。 監督は「スペンサー ダイアナの決意」などで知られるチリの名匠パブロ・ラライン。チリ近代史を下敷きにした異世界を舞台に、独裁者ピノチェトを吸血鬼として描き出すダーク・ホラーコメディ。 終盤登場するマーガレットという女性はアウグストの右腕の執事の母親で、なんと”鉄の女”マーガレット・サッチャーというのが笑わせる。 ヴァンパイ…

  • 【映画祭】「横浜フランス映画祭2024」が3月20日(水・祝)から24日(日)までの5日間開催。

    「横浜フランス映画祭2024」(旧フランス映画祭)が3月20日(水・祝)から24日(日)までの5日間開催される。 2月5日(月)「横浜フランス映画祭2024」ラインアップ発表記者会見が開催された。1993年の第1回開催から今年で第31回となる。役所広司が横浜フランス映画祭のアンバサダーに就任した。 日付順の上映は次の通り。【3月20日(水・祝)】 「愛する時」オープニング上映作品。上映と合わせて舞台挨拶も行われる。開演:19:00~ オープニング上映&舞台挨拶 @シアター1 オープニング上映&舞台挨拶<映像配信>@シアター12 1947年、ウエートレスで小さな息子がいるマドレーヌは、ノルマンデ…

  • 映画「東京ジョー」(原題:Tokyo Joe, 1949、日本公開1993年)を見る。ボガートと雪州の共演。

    「東京ジョー」(原題:Tokyo Joe, 1949、日本公開1993年)を見る。占領下の東京を舞台に、悪と対決する男の姿を描いた異色のハリウッド映画。この映画は知らなかった。 主演は「マルタの鷹」「カサブランカ」のハンフリー・ボガート。共演は「戦場にかける橋」の名優、早川雪洲。製作後45年後に公開され幻のハリウッド映画と呼ばれた。この当時の外国映画の日本人の描き方は言葉も含めて不自然さがある。 ・・・1949年、第二次世界大戦中空軍パイロットとして活躍していたジョー(ハンフリー・ボガート)が8年ぶりに日本へ帰ってきた。 彼は、日本とアメリカが戦争に突入する前、東京・銀座一丁目でTokyo J…

  • 映画「Gメン」(2023)を見る。「キネマ旬報」読者選出「第1位」。吉岡里帆が豹変、あっぱれ(笑)。

    映画「Gメン」(2023)はキネマ旬報の読者選出ベスト・テンで、2023年度、日本映画で1位となったので見た。 1位というニュースがなかったらまず見なかった映画。監督は瑠東東一郎。評論家が1票も入れなかった作品。ベストテンの2位以下はかなり共通なので、1位だけ突如現れた印象でかなり特異。 問題児ばかりが集う武華男子高校1年「G組」に転入してきた主人公・門松勝太が仲間たちと全力で生きる姿を大興奮のアクションとアツい友情で描く青春エンターテインメント。 高校1年生を20代半ばの俳優(岸優太)が演じていたり、高2の生徒を高良健吾(35歳、撮影時)、田中圭(38歳)が演じているのが気になる。 レディー…

  • 【映画の舞台裏】映画「哀れなるものたち」(2023)特別映像。

    映画「哀れなるものたち」(2023)特別映像というのがあった。監督の世界観へのこだわりや、出演俳優(エマ・ストーン、マーク・ラファロ)も驚きの世界。 www.youtube.com 第81回ゴールデングローブ賞、作品賞(ミュージカル/コメディ部門)・主演女優賞(エマ・ストーン)受賞。 第80回ヴェネチア国際映画祭、金獅子賞受賞。アカデミー賞®10ノミネート。 「哀れなるものたち」は全世界で大ヒットを記録した「女王陛下のお気に入り」のヨルゴス・ランティモス監督&エマ・ストーンが再集結して描く、未知の驚きと未体験の感動に満ちた最新作。 fpd.hatenablog.com ■「にほんブログ村」にポ…

  • 映画「妻消えて」(原題:消失的她/Lost in the stars、2022)を見る。中国映画。

    「妻消えて」(原題:消失的她/Lost in the stars、2022)を見る。中国映画。121分。実話ベース。 日本では中国映画週間で「ロスト・イン・ザ・スターズ」のタイトルで上映された。原題の「她」は中国語の「彼女」の意味。どんでん返しの連続という言葉では表せない驚きの結末が待っている。 結婚1周年を迎えた夫婦が東南アジアに旅行するが、妻が突然失踪。夫が探すが見つからず、2週間後に突然見知らぬ女性が妻として現れる。妻は別人と訴えるが警察は動かず。夫が敏腕弁護士に真相追求を依頼、一緒に妻を探すというサスペンス・スリラー。 ・・・舞台となるのはアジアの架空のリゾート地、リーダー島。結婚1周…

  • 【アカデミー賞シリーズ】短編映画「彼方に」(原題:The After)を見る。18分。第96回アカデミー短編実写映画賞にノミネート。

    「彼方に」(原題:The After)を見る。18分の短編。第96回アカデミー短編実写映画賞にノミネートされた。暴漢に襲われて、最愛の小さな娘と妻を同時に失った男の喪失感と苦悩を描く。絶望感がにじみ出ていて、胸が締め付けられる。 知り合いたちからの電話のメッセージにも返事ができないほど落ち込むが、悲しみに暮れるライドシェアサービスのドライバー(デビッド・オイェロウォ)が過去と向き合っていく。ドライバーとして、様々な客を乗せるが、客たちの何気ない会話によってわずかながらも救われるのだった。 主演のデビッド・オイェロウォは「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」(2011)などの大作や「ヘルプ 心がつな…

  • 映画「水は海に向かって流れる」(2023)を見る。主演は広瀬すずと大西利空。

    「水は海に向かって流れる」(2023)を見る。主演は広瀬すずと大西利空。 高校への進学を機に、叔父・茂道の家に居候することになった直達(大西利空)。だが最寄りの駅に迎えにきたのは見知らぬ大人の女性、榊(さかき)(広瀬すず)さんだった。 案内された家の住人は、親に黙って脱サラしたマンガ家で叔父・歌川茂道(高良健吾)、女装の占い師・泉谷颯(はやて、戸塚純貴)、ヒゲメガネの大学教授・成瀬賢三(生瀬勝久)、どこか影のある25歳OL・榊千紗(広瀬すず)と、いずれも曲者揃い。 そこに高校1年生の直達(大西利空)を加えて、男女5人での一つ屋根の下、奇妙な共同生活が始まった。 共同生活を送るうち、日々を淡々と…

  • 【ドラマ】「不適切にもほどがある!」(主演・阿部サダヲ×脚本・宮藤官九郎)意識低い系タイムスリップコメディ。

    新金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系金曜よる10時)が1月26日スタート、第2話(2月2日)まで見た。昭和と令和の時代の格差などがタイムリー。 面白いにもほどがある! 主演・阿部サダヲ×脚本・宮藤官九郎、昭和のダメおやじが令和にタイムスリップする、”意識低い系”タイムスリップコメディ。共演の仲里依紗が、脱力系でうまい。 昭和の「当たり前」(常識)は令和の「不適切」(非常識)? 1986年(昭和61年)から38年後の現代の2024年(令和6年)にタイムスリップしたら…が面白おかしく描かれる。 高校の体育教師の市郎(阿部サダヲ)は、ある喫茶店の和式のトイレに貼ってあったキョンキョン(小…

  • 【女優復帰】引退宣言から6年、キャメロン・ディアス(「メリーに首ったけ」「チャーリーズ・エンジェル」)が新作で帰ってくる。

    ハリウッド女優のキャメロン・ディアス(51)が10年ぶりに映画の新作で帰ってくる。女優復帰作は「Back In Action (原題)」で、ファーストルックが公開された。 「ANNIE/アニー」(2014)を最後に映画出演がなくなり、2018年に女優業引退を宣言していたキャメロン。 1994年公開の「マスク」で映画デビューを果たし「メリーに首ったけ」「チャーリーズ・エンジェル」「シュレック」「バニラ・スカイ」「ホリデイ」といった話題作に引っ張りだこだったキャメロン。 引退宣言から6年、キャメロンの10年ぶりとなる映画出演作はジェイミー・フォックスと共演のアクション・コメディー。 ・・・ 家庭を…

  • 「2023年第97回キネマ旬報ベスト・テン」日本映画第1位「せかいのおきく」外国映画第1位「TAR/ター」。

    「2023年第97回キネマ旬報ベスト・テン」が発表され、日本映画ベスト・テン第1位は阪本順治監督、黒木華主演の「せかいのおきく」、外国映画ベスト・テン第1位にはトッド・フィ-ルド監督、ケイト・ブランシェット主演の「TAR/ター」が選ばれた。 役所広司が主演男優賞、趣里が主演女優賞を受賞した。 役所広司は、今回4度目の主演男優賞受賞。1度目:1996年/第70回…「Shall we ダンス?」「眠る男」「シャブ極道」2度目:1997年/第71回…「うなぎ」「失楽園」3度目:2021年/第95回…「すばらしき世界」4度目:2023年/第97回…「PERFECT DAYS」「ファミリア」「銀河鉄道の…

  • 映画「オッペンハイマー」の日本版予告編と日本版ポスターが解禁。予告編ナレーションは渡辺謙。

    クリストファー・ノーラン監督の映画「オッペンハイマー」の日本版予告編と日本版ポスターが解禁された。映画は第96回「アカデミー賞」で作品賞、監督賞など最多13部門にノミネート。 天才科学者オッペンハイマーは、第二次世界大戦下、アメリカの極秘プロジェクト「マンハッタン計画」に参加し世界の運命を握ることになるが、その栄光と没落の生涯を実話にもとづき描いた作品。 オッペンハイマー役をキリアン・マーフィーが演じた。共演はエミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネット、ケイシー・アフレック、ラミ・マレック、ケネス・ブラナーなど。 日本公開は3…

  • 【大相撲】関脇琴ノ若の大関昇進が正式決定。夏場所から「琴桜」襲名。

    関脇琴ノ若の大関昇進が正式に決まり、現しこ名で新大関として春場所を務めた後、夏場所から祖父で横綱だった先代師匠のしこ名「琴桜」を襲名することになった。 日本相撲協会は31日、東京・両国国技館で春場所の番付編成会議と臨時理事会を開催し、初場所の13勝を含め直近3場所合計33勝を挙げた関脇琴ノ若(26)=佐渡ケ嶽=の大関昇進を満場一致で決めた。 千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で行われた昇進伝達式で、琴ノ若は「大関の名に恥じぬよう、感謝の気持ちをもって相撲道に精進してまいります」と力強く口上を述べた。 協会は使者として花籠理事(元関脇太寿山)と鳴戸審判委員(元大関琴欧洲)を派遣した。 横綱昇進を目指し、…

  • 【初代ゴジラ、日比谷に降臨】ことしは映画「ゴジラ」(1954)の生誕70周年。

    ことしは映画「ゴジラ」(1954)の生誕70周年。 東京ミッドタウン日比谷は30日、1954年公開の1作目に登場した“初代ゴジラ”をモデルにした、上半身のハーフ立像を、2月1日から3月10日まで、日比谷ステップ広場に設置すると発表した。 ゴジラの上半身を模したハーフ立像は、 実際のゴジラの約1/6スケール、高さ約3.3m、幅約4mにおよぶ巨大サイズ。 瓦礫(がれき)の中に君臨するゴジラを彷彿とさせる佇まいで、舞い上がる埃(ほこり)をイメージしたミストや、ゴジラには欠かせないBGMも流れるほか、夜にはライトアップも実施され、さまざまな演出が用意されるという。 AR体験もその一つで、画像認識技術を…

  • ドラマ「グリセルダ」(リミテッド・シリーズ、全6話、2024)の1~3話を見る。麻薬カルテルの女帝の生涯。

    「グリセルダ」(リミテッド・シリーズ、全6話、2024)の1~3話を見る。歴史上最も収益性の高いカルテルのひとつを作り上げた、博識で野心的なコロンビア人女性実業家グリセルダ・ブランコの実人生(実話)を描いている。 「ゴッドマザー」「マフィアの母」とも呼ばれたグリセルダ・ブランコ。1キロのコカインを手に、3人の息子を連れてコロンビアのメデジンからマイアミに逃げてきたグリセルダは、持ち前の冷酷さで麻薬カルテルを取り仕切り、女帝としてのし上がっていく。 実在のグリセルダは、夫3人を含む200人以上に及ぶ殺人事件に関与したとも言われている。 献身的な母親としての一面と、野心的で獰猛なビジネス家としての…

  • 【大相撲】横綱照ノ富士が9回目の優勝。関脇琴ノ若、大関昇進へ。

    大相撲初場所で関脇琴ノ若(26)が13勝2敗と好成績で大関昇進が確実となった。日本相撲協会の審判部が、昇進を諮る臨時理事会の開催を八角理事長(元横綱北勝海)に要請し了承された。31日の臨時理事会と番付編成会議を経て正式に決まる。 琴ノ若は千秋楽で前頭・翔猿に勝って13勝2敗。新関脇だった2023年秋場所の9勝、九州場所の11勝と合わせ、昇進の目安となる「三役での直近3場所で33勝以上」に到達した。 相星となった横綱照ノ富士との優勝決定戦では、これまで0勝6敗、「7度目の正直」はあるかと期待されたが、またしても敗れ、初優勝は逃した。そこには鋼鉄のような厚い壁があった。まだまだ力不足と悔しがる琴ノ…

  • 【これから公開の映画】「ボーはおそれている」「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最後の愛人」「デューン 砂の惑星 PART2」「異人たち」

    ■「ボーはおそれている」(2月16日公開)「ジョーカー」(2019)でアカデミー賞主演男優賞を受賞した名優ホアキン・フェニックス主演。さまざまな映画で怪演を見せてきたフェニックスが極限の演技を見せるというので期待。監督は「ミッドサマー」のアリ・アスター。 www.youtube.com ■「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最後の愛人」(2月2日公開)18世紀フランス宮廷を舞台に、59年間の長きにわたり国王に在位したルイ15世の最後の愛人となったジャンヌ・デュ・バリーの愛と波乱の生涯を描く。 ジョニー・デップが自身初の全編フランス語で美男で問題児の最愛王ルイ15世を演じる。ジャンヌ・デュ・バリー役は…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、fpdさんをフォローしませんか?

ハンドル名
fpdさん
ブログタイトル
fpdの映画スクラップ帖
フォロー
fpdの映画スクラップ帖

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用