映画「はたらく細胞」(武内英樹監督、2024)は人間の体内の細胞たちを擬人化したところが斬新な設定がユニークで見どころだった。最終興行収入が63億円を突破し、ワーナー邦画史上歴代1位の興収となった。武内英樹監督作品としては、これまで最高興収だった「テルマエ・ロマエ」(2012/59億8000万円)の記録を更新した。 テレビアニメ化もされた同名漫画を実写映画化。エスカレーターなどに密集した膨大な数の細胞の動きなど見たこともないような映像に圧倒される。 ある人間親子の体内世界ではたらく細胞たちの活躍と、その親子を中心とする人間世界のドラマを並行して描いている。 映画は、人間の体内には37兆個もの細…