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fpdの映画スクラップ帖 https://fpd.hatenablog.com/

名作に進路を取れ!をサブタイトルに、外国映画・日本映画の新旧作品の感想をアップしています。映画を劇場で見始めた1970前後の映画には思い入れが強いです。NetflixのCC(英語字幕)で、英語表現などのヒアリング力アップに挑戦中です。

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2021/04/23

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  • ドラマ「キャスター」(日曜劇場)(第3話)あの万能細胞「○○細胞はあります」の疑惑がテーマ。

    ドラマ「キャスター」(日曜劇場)第1話~第3話まで見る。第3話は、あの名言をそのままに「iL細胞は存在します!」(注:2014年のSTAP細胞の存在を主張した小保方晴子が記者会見で「STAP細胞はあります」と述べた言葉)がテーマだった。そして「美しき科学者の秘密を暴け!」と続き、真実が暴かれる。 大学などの研究機関は、国から補助金を引き出すために、データを改ざんしてまでももっともらしい成果を出そうとする体質をキャスターが取り上げている。 日曜劇場だけは、ドラマとして本腰を入れた重厚な作りになっているようで、2023年の「VIVANT(ヴィヴァン)」並みの視聴率が獲れるかどうか。そういえば「VI…

  • 【コーヒーブレイク】「自転車交通違反」に反則金。来年4月から罰則強化。

    「待ちなさい!違反ですよ!」 自転車の交通違反に関する「反則切符(青切符)制度」が新設された「改正道交法」が来年4月1日に施行されることになった。警視庁が先日、その方針を発表した。 ざっと中身を見るとかなり厳しいものとなっている。 例えば傘をさして自転車を運転すると5,000円の罰金が科せられる。これは「公安委員会順守事項違反」の対象となり傘さしのほか、イヤホンをつけての自転車走行も含まれる。 青切符対象となる自転車の主な違反内容と金額(案)は以下の図の通り。 【主な違反と罰金額】 ・スマホの“ながら運転“” 1万2000円・信号無視 6000円・逆走や歩道の走行 6000円・一時不停止 50…

  • ドラマ「瞳の奥に」(全6話、Netflix、2021)を一気見。サイコスリラーと超常現象を描く問題作。

    「瞳の奥に」(全6話、Netflixドラマ、2021)を一気に見た。このドラマの「衝撃のラスト」というような評価・評判は耳タコくらい目にしていた。 このドラマ、表向きは「不倫×サイコスリラー」だが、その裏に隠された正体は「超常現象(アストラルプロジェクション=幽体離脱)」だった。 第1話~5話までは、どこか変だなと思いながら見ていたが、第6話になって真実が明かされるという構成だった。1話~5話は、怒涛の展開となる第6話の序章ともいえるものだった。 主な登場人物が4人いるが、それぞれの視点でみると、物語が理解できるようになる。主人公の一人アデルという女性が登場するが、現在と若いころと入り混じって…

  • 【大相撲】夏場所新番付が発表。大の里が横綱昇進を目指す。高安が三役、霧島が関脇に返り咲き。

    大相撲夏場所の新番付が日本相撲協会から発表された。春場所で3度目の優勝を果たした大の里が横綱昇進を目指す。先場所新横綱だった豊昇龍は途中休場したが、横綱で存在感を示せるか。 先場所、優勝決定戦にまで進んだ高安が東小結となり、昨年の初場所以来8場所ぶりに三役に復帰した。元関脇の若隆景は小結に返り咲いた。御嶽海は十両に陥落。 夏場所番付 【東】 【西】 力士名 力士名 豊昇龍 横綱 大の里 大関 琴 桜 大栄翔 関脇 〇 霧 島 高 安 〇 小結 〇 若隆景 若元春 前1 X 王 鵬 阿 炎 X 2 豪ノ山 玉 鷲 3 平戸海 尊富士 4 一山本 宇 良 5 千代翔馬 欧翔馬 6 翔猿 伯王鵬 7…

  • 映画「疑惑の影」(原題:Shadow of a Doubt, 1942)ヒッチコックの中期のサスペンス映画。

    映画「疑惑の影」(原題:Shadow of a Doubt, 1942)はヒッチコックの中期のサスペンス映画。「見知らぬ乗客」などと同様に善と悪、光と影など人間の持つ二面性の対立というヒッチコックのテーマが描かれる。 疑惑に満ちた叔父チャーリーの役を不気味に演じるのはジョセフ・コットン(「第三の男」)。じわじわとその恐ろしい本性が現れてくるところが怖い。叔父と同名のチャーリーを演じるのは「ミニヴァー夫人」(傑作!)でアカデミー賞助演女優賞を受賞したテレサ・ライト。 ヒッチコックはこの映画で「恐怖とは、よそ者ではなく、自分たちの中にいる」という不気味さを描きたかったようだ。チャーリー叔父はその象…

  • 映画「危険な関係」(ロジェ・ヴァディム監督、1959)ジャンヌ・モロー主演。ジェラール・フィリップの遺作。

    「危険な関係」(原題:Les Liaisons Dangereuses、1959)は、恋愛心理の駆け引きを巧みに描写したフランスの作家コデルロス・ド・ラクロの同名古典小説の映画化作品。舞台は原作の18世紀フランスの貴族社会から、現代の上流社会となっている。 監督は「バーバレラ」「悪徳の栄え」のロジェ・ヴァディム。原作の18世紀フランス貴族社会を製作当時の現代パリの上流社会に置き換え、互いの恋愛を報告し合う夫婦の退廃的な官能美を、スタイリッシュなモノクローム映像とモダンジャズに乗せて描いた。特に終盤のジャズの演奏が印象的だった。ジェラール・フィリップの遺作となった作品。肝臓がんにより享年36歳の…

  • 映画「新幹線大爆破」(樋口真嗣監督、2025)草彅剛主演、ノンストップ・サスペンス・エンターテインメント。

    Netflixで今月23日から世界独占配信されている「新幹線大爆破」(2025)を配信初日に見た。監督は「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」などで知られる樋口真嗣。 1975年公開の同名映画のリブート版とはいえ、1975年の「ひかり109号」事件が起きた50年後の世界を描いている。 この映画、一言でいえば…。 爆弾が仕掛けられた新幹線を舞台に描かれる緊張感あふれる ノンストップ・サスペンス・エンターテインメント 映画ということになる。 スタイリッシュな車体のはやぶさ60号に爆弾が仕掛けられ、車内で爆破を回避すべく奮闘する主人公の車掌・高市役を「日本沈没」でも樋口監督とタッグを組んだ草彅剛が演…

  • 【YouTube】発見!映画「ル・バル」(仏、1982、日本公開1984)全編見られる。

    このブログで映画「ル・バル」(1984年公開)を取り上げるのは、少なくとも14回目となる。それほど超・超・超お気に入りの作品。 fpd.hatenablog.com fpd.hatenablog.com 内容は、3年前の記事に詳しく書いているので省きます。 舞台はフランスの戦後間もないころ。若者たちが出会いの場を求めて集まるのが「ル・バル(ダンスホール)」。時代とともに流れる音楽も変化していく。 30年の月日が流れて、集う人たちもみな老境入り。 モテない男。内気な男。強引な男。小賢しい男。自己顕示欲の強い男。女性陣もメイクに余念のない女。ド近眼メガネの女。けばけばしい女。気取った女。 そんな男…

  • 【追悼アラン・ドロン】「シネマ・ライブ」5月31日、銀座TACTで開催。

    「ドロン祭シネマ・ライブ」は毎年ドロン生誕の日(11月8日)前後に開催されてきたが、昨年(2024年)8月18日にドロンが88歳の生涯を閉じ、2024年は開催されず、今回「追悼アラン・ドロン シネマ・ライブ」が5月31日に開催されることになった。 主催者のチェイサーさんによると「8月18日は世界中のドロンさんのファンにとって忘れられない日となりました。皆様の悲しみの日々も過ぎ、やがて春を迎え、ドロンさんの功績を忘れないよう、残された私たちが次に世代に語り継いでいかなければと強く感じます。ファンの方々が直接参加できる唯一のイベントとして、ドロンさんへの追悼の思いを込めた特別な場として「追悼アラン…

  • 映画「嘆きのテレーズ」(原題:Therese Raquin, 1952)はフランスの名匠カルネの傑作。

    「嘆きのテレーズ」(原題:Therese Raquin, 1952)は長年未見だったが、ついに見ることができた。監督は「天井桟敷の人々」の名匠マルセル・カルネ。ヴェニス映画祭に出品され銀獅子賞(現在の最優秀監督賞)を獲得した作品。 アマゾンプライムでこうしたクラシック映画、特に1950年代のフランス映画などを配信しているのはありがたい。 原作はエミール・ゾラの「テレーズ・ラカン」(映画の原題)。音楽は「めぐりあい」のモーリス・ティリエ。 南仏リヨン。愛のない結婚をして、傲慢な夫カミーユと陰湿な姑ラカンに挟まれ暗い毎日を送るテレーズ。そんなテレーズの前に粗野だが魅力的な男ローランが現れる。 一瞬…

  • 【何食べた?】今月第1回・三浦海岸の旅は「マグロ」を求めて三千里だったが…。

    【17日】 数年ぶりに三浦海岸方面へ。ドライバーと田園都市線高津駅で待ち合わせ。朝6時に家を出て、大宮駅から高津駅までは約1時間30分。高津から目的地・三浦海岸・三崎までは車で約2時間。結構な長旅なのだ。 三浦海岸・三崎といえばマグロが有名。どこもかしこも「マグロ」の看板が目立つ。 三浦海岸界隈は、他の地域と同様、平日はシャッターを下ろしている商店が多く、観光客などが集まる週末の土日でビジネスが成り立っているようだ。 観光船も時間帯によるが、ほとんど客がいなかった。平日は閑古鳥か。 生鮮市場があり覗いてみたが、魚介類が高い。マグロの定食を食堂で食べようとすれば、ランチで2,500円から3,00…

  • 【何食べた?】③温泉でグルメ。横浜市青葉区の温泉施設で温泉&台湾好きグループの夕食会。

    【18日】 18日は、台湾と温泉好きのグループ仲間の会食会に参加。場所は、温泉に詳しい人が、行ったことがない施設ということで提案があった横浜青葉区の「喜楽里(きらり)」という温泉施設。 fpdの台湾の友人Cさん一家4人(子供2人)が初参加したほか、常連のべべちゃん、山ちゃんなど計12人が参加。温泉につかった後、食事会ではり食べて飲んで大いに語り、楽しいひと時となった。台湾の友人も映画好きで、だんだんと映画ファンの集いの色彩も強くなっている。 こしがあるうどんと天ぷらが美味しかった。 生ジョッキーもうまい! 食事もどれも本格的でおいしかった。すべてが靴のロッカーの腕輪で、注文、会計も機械で行う便…

  • 【何食べた?】②和食レストラン篇(ボリューム満点のひれかつ)。

    19日は義母が入院しているさいたまの総合病院に義母の孫が見舞いに来た時に立ち寄るのが恒例の和食レストラン「夢庵(ゆめあん)」。関東地方を中心にある和食レストランチェーン。 21日に93歳を迎える義母にコージーコーナーのショートケーキを持ってきた孫君(24歳)。 入院中の患者は、食べ物の管理に厳しく、食べ物の持ち込みは原則禁止。ただ、誕生日にケーキを食べさせたいと希望を伝えたところ、最初は「うーん」と看護師が答えたが、担当医に相談しますという返事。 結果は「ショートケーキなら」という条件で、なおかつ「見守り(隊)が付きます」(笑)だったので実現。 2月10日の入院以来、面会の回数、人数が制限され…

  • 【何食べた?】①三浦海岸・三崎編。海岸沿いは海風で寒かった。

    今年の2月以来、ブログの記事アップがスローになっている。だれも「スローなブギにしてくれ」とは言っていない(笑)。 映画を見る時間が取れない状況が続いているためだが、2月10日に同居の義母が倒れて動けなくなり、消防により近くの総合病院に緊急搬送されたことに始まる。 入院1か月後の3月10日ごろからリハビリ棟でリハビリを続け、現在入院日数が約70日。最大入院期限3か月間まであと20日。 その詳細は、CM(何食べた?)の後で‥・。 20日は、前日(19日)の真夏のような暑さとは打って変わり涼しい一日だった。週2度目の神奈川県三浦海岸・三崎方面に出かけた。 ネパール人コミュニティ関連の仕事をしている友…

  • 映画「エンドロールのつづき」(原題:Last Film Show、2021、日本公開2023年1月20日)を見る。

    「エンドロールのつづき」(原題:Last Film Show、2021、日本公開2023年1月20日)を見る。インド映画で、2022年度のアカデミー賞国際映画賞のインド代表出品作品(ノミネート落選)。言語はグジャラート語。 インドのチャイ売りの少年が映画監督の夢へ向かって走り出す姿を、同国出身のパン・ナリン監督自身の実話をもとに描いたヒューマンドラマ。 少年と映写技師との交流など設定は「ニューシネマ・パラダイス」そのものだが、ストーリーはさらっと描かれていて先人への感謝とフイルムへのこだわりがメッセージとして伝わる。 タイトルが出る前の画面には「先人に感謝を」として、ルミエール、マイブリッジ、…

  • 映画「サバイバル・ドライブ」(原題:Curve、2015)を見る。サイコ・サスペンス。

    「サバイバル・ドライブ」(原題:Curve、2015)を見る。製作は「ゲット・アウト」など低予算映画で知られるプラム・ハウス。車の中に閉じ込められたシーンがほとんどの密室劇で低予算のB級サイコホラー・サスペンス。 親切そうに見えた男がとんでもないサイコ野郎だったというお話。どこかで見たようなストーリー。 ・・・ 結婚を控えているマロリー(ジュリアン・ハフ)は恋人が待つデンバーまで車で向かう。デンバーまではかなりの距離があり、妹と連絡を取りながら運転していくことにした。 しかし、途中で、車がエンスト。「困ったな、どうしよう。」そんな時、ヒッチハイクの男が現れ、点検するとエンジンがかかり直った。 …

  • Netflix映画「新幹線大爆破」が4月23日から世界独占配信。JR東日本が協力。

    Netflix映画「新幹線大爆破」が4月23日から世界独占配信される。ネトフリ「新幹線大爆破」は1975年に公開された同名タイトルの映画が原作となっており、現代が舞台のストーリーに再構築リブート。 爆弾が仕掛けられたはやぶさ60号で最悪の事態を回避すべく奮闘する車掌・高市(草彅剛)を主人公に、原作を大幅アレンジ。 1975年の原作ではJRの協力は得られなかったが、協力が得られることになった。JR東日本側が本プロジェクトの「エンタメで東日本を盛り上げたい」という熱い気持ちに共鳴し実現したという。 その主な登場人物たちの相関図が公開された。 俳優陣では、オリジナルが高倉健、千葉真一、宇津井健といっ…

  • 映画「夜陰に消えて」(原題:(伊)Svaniti nella notte(英)Vanished into the Night、2024)を見る。

    「夜陰に消えて」(原題:(伊)Svaniti nella notte(英)Vanished into the Night、2024)を見る。見た人の評価が「残念」のオンパレード(笑)。 一方で、評価されているのは舞台となるアドリア海に面した南イタリアのバーリという港町。エレガントな街並み、古き良き趣のあるイタリアの建造物、雄大なアドリア海の大自然。観光巡りと思えば、見て損のない映画。Netflix作品で、評価は5段階なら2(5がベスト。笑)。 ・・・イタリア人のピエトロ(リッカルド・スカマルチョ)は、アメリカ人の妻エレナ(アナベル・ウォレス)と離婚調停の真っ最中。 争点は夫婦の子どもジョバンニ…

  • 【舞台版】「千と千尋の神隠し」(上白石萌音主演、帝国劇場)をブルーレイで見る。

    宮﨑駿監督の不朽の名作である「千と千尋の神隠し」の舞台版を見た(ブルーレイ)。立体感がすばらしい。 アニメ「千と千尋の神隠し」は2001年の封切り以降、爆発的な大ヒットとなり、2003年には米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞を受賞。 『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』に興収を抜かれるまでは20年間、日本の映画史上最大の興収だった、 壮大かつ独創的な世界観が日本のみならず世界中で愛され続けてきた。国民的アニメを三次元でどのように表現するのかと思ったが、パペットを俳優などを使って、見事に立体的に仕上げている。 少女・千尋が引っ越し先に向かう途中、トンネルから八百万(やおよろず)の神々の世界…

  • 【アニメ】Ado 「ゲゲゲの鬼太郎」(「ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ」主題歌)4月6日~。

    「ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ」主題歌をAdoが歌っている。令和の「ゲゲゲ~」といった印象。絶叫も歌詞に溶け込んでいる。 作者・水木しげるの没後10年の節目に『ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ』が4月6日朝9時よりフジテレビほかにて放送開始。それに伴い、本作のオープニング主題歌を歌い手・Adoが担当することが決定したもの。 www.youtube.com 1971年(昭和46年)の初代と比較すると、現代風にアレンジしていて洗練されている。 こちら: www.youtube.com ランキング参加中 映画 ■「にほんブログ村」にポチッと!お願い申し上げます。 https://movi…

  • 映画「お嬢さん、お手やわらかに!」(仏題:Faibles Femmes、1958)”ドン・ファン”ドロンに逆襲する3人娘。

    「お嬢さん、お手やわらかに!」(仏題:Faibles Femmes、1958)をかつてテレビで見て以来の再見。初回放送は1971年9月17日の「ゴールデン洋画劇場」。 主演は「女は一回勝負する」のミレーヌ・ドモンジョのほか「危険な曲り角」のパスカル・プティ、「三月生れ」のジャクリーヌ・ササールといった人気女優。 この3人に当時まだ新人で「太陽がいっぱい」で大人気になる前のアラン・ドロンが(紀州の…でなく)本物のドン・ファンというかプレイボーイとして登場する青春コメディ。 親友同士の三人娘がかもしだすスマートな笑いの物語が展開する。ドロンふんするジュリアンが、仲良し三人娘のすべてとかかわりを持つ…

  • 【コーヒーブレイク】宣弘社(「月光仮面」「怪傑ハリマオ」etc.)昭和100年記念動画。

    「月光仮面」「怪傑ハリマオ」などで知られる日本のテレビ映画の制作プロダクション「宣弘社(せんこうしゃ)」が、1950年代から1970年代にかけて制作を手がけていた作品をまとめたYouTubeがあった。 タイトルは「昭和100年」。 宣弘社は現在はその著作権管理(ライツ)を事業とする企業。1960年ごろ小学校低学年の世代にとっては懐かしい作品が次々に登場している。「月光仮面」世代には特に懐かしい。 「月光仮面」の放送が開始された当時(1958年)は、まだテレビの普及は少なく、駄菓子屋(「日影屋」)に行って見せてもらった。その後「七色仮面」「豹(ジャガー)の眼」などの後半のころが放送されたころによ…

  • ドラマ「SHOGUN 将軍」②おまけ:全10話のストーリー。

    ドラマ「SHOGUN 将軍」(全10話)は、徳川家康をモデルとした「関ヶ原の戦い」前夜の日本の1600年の時代劇。あわせて異人(イギリス人のジョン)と鞠子との淡いラブストーリーも描いている。首がスパッと切られて飛ぶシーンや、腹を掻っ切るシーンがかなりグロい。 さらには遊女のエロいシーンもちらほらと突然現れるので、家族で見るときは要注意。 【全10話のあらすじ】は以下の通り。 第1話「按針(あんじん)」 1600年の日本。それまで日本を統一していた太閤がこの世を去り、諸国は5人の大老によって治められていた。関東地方を治める大名・吉井虎永(真田広之)は、かつて太閤の寵愛を受け、太閤の子が成人するま…

  • ドラマ「SHOGUN 将軍」①(ディスニー、全10話)を見る。超ド級時代劇ドラマシリーズ!

    アメリカ時代劇ドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」(ディズニー製作、全10話)を見た。大満足のドラマだった。言語は80%が日本語だったが、17世紀初頭の日本語の言葉を、英語ではどのように(シェイクスピアのような古語で?)訳されたのか(笑)。 ジェームズ・クラベル原作の「将軍」(全4巻)は全世界で1500万部以上売れた大ベストセラー。1980年にもリチャード・チェンバレン主演の「将軍 SHOGUN」押してドラマ化されており、本作はそのリメイク作品。 アメリカ人なら、「将軍(SHOGUN)」の名前は広く知られているので、今回のドラマも中世のファンタジードラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」に続く重要な…

  • 【訃報】「トップガン」の米俳優ヴァル・キルマー(「バットマン・フォーエバー」)死去。65歳。

    「トップガン」でトム・クルーズ(右)と談笑するヴァル・キルマー 「トップガン」で知られる米俳優ヴァル・キルマーが1日に肺炎のため亡くなった。65歳だった。俳優としてのキャリアを通して海軍パイロットからバットマンまで、あらゆる役柄を演じてみせた映画スターだった。 近年は俳優業から離れていたが、2022年公開の「トップガン マーヴェリック」で短期間復帰を果たした。キルマーは2014年に喉頭(こうとう)がんと診断され、気管切開手術を受け、発声に障害が残ったが、病からは回復していた。 1984年のコメディー映画「トップ・シークレット」でデビューし、1986年の「トップガン」でスターダムを駆け上がった。…

  • 映画「ミステリー・ストリート」(原題:Mystery Street、1950)ジョン・スタージェス監督(「荒野の七人」「大脱走」)デビュー作。

    「ミステリー・ストリート」(原題:Mystery Street、1950)はのちに「荒野の七人」で有名になるジョン・スタージェス監督による殺人事件を扱ったフィルムノワール。 ほとんど知られていない映画のようだが、ジョン・スタージェス監督のデビュー作。B級映画からスタートしたが、のちに「OK牧場の決斗」「荒野の七人」「大脱走」「墓石と決闘」など西部劇、アクション映画の大作を手掛ける大監督となった。 ナイトクラブでダンサーとして働くヴィヴィアンという女性が殺され、ヴィヴィアンと関わっていた人物の中の誰が殺したのかというストーリー。 ・・・ヴィヴィアン(ジャン・スターリング)は安アパートに住んでいる…

  • 映画「窓」(原題:The Window,1949)ヒッチコック風サスペンス。

    映画「窓」(原題:The Window,1949)は、ヒッチコックのサスペンス映画とそん色のない傑作サスペンス。それもそのはずで、ヒッチコックの「汚名」で撮影監督を務めたテッド・テズラフがメガホンを取っているのだ。1時間13分/モノクロ(日本公開1950年)。 さらに原作は探偵小説家コーネル・ウールリッチの原作「The Boy Cried Murder」で、「らせん階段」のメル・ディネリが脚本化している。 出演はディズニー映画の子役で知られるボビー・ドリスコール、「高原児」「影なき殺人」のアーサー・ケネディ、「緑色の髪の少年」のバーバラ・ヘイル、「善人サム」のルース・ローマンなど。 シンプルな…

  • 連続ドラマW 「落日」(湊かなえ原作、2023、全4話)を一気に見る。

    連続ドラマW 「落日」 (湊かなえ原作、2023、全4話)を一気に見る(アマゾンプライム)。湊かなえ原作だけに複雑に思えた人間関係の点と点がやがて線として結びつく展開が飽きさせない。引きこもり男がなぜ妹をナイフで殺したのかが明かされていく。 映画監督(北川景子)と脚本家(吉岡里帆)がコンビを組んで15年前の事件を映画化しようと奔走するサスペンス・ミステリー。 吉岡里帆が美貌をかなぐり捨てて役に溶け込み、素のような自然体ですばらしい。北川景子も、死刑囚との面会シーンでハッとさせる演技を見せている。竹内涼真は好青年イメージとは真逆の引きこもり男を演じている。 ・・・ 新進気鋭の映画監督・長谷部香(…

  • 映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」(呉美保監督、2024)主演・吉沢亮。五十嵐大の実録ノンフィクション

    「ぼくが生きてる、ふたつの世界」(2024)は耳の聞こえない両親のもとで育った青年の揺れ動く心を描いたドラマ。監督は「そこのみにて光輝く」(2014)や「きみはいい子」(2015)の呉美保で、耳のきこえない母ときこえる息子の物語を映像に紡いだ渾身の作品。 原作は、作家・エッセイストである五十嵐大の実録ノンフィクション「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」(幻冬舎刊)。 主演は吉沢亮。母役の忍足(おしだり)亜希子や父役の今井彰人をはじめ、ろう者の登場人物にはすべてろう者の俳優を起用。脚本は「正欲」の港岳彦が手がけた。 ・・・主人公は、ろうの両親の…

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