遠心ポンプの吸込配管の必要直管長について解説します。遠心ポンプは不均一な流れでポンプに流入させると、インペラや軸受けの破損につながります。吸込配管部品は流体の流れが乱れる要因となるため、流れを均一化するためにある程度の直管長が必要です。
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二重管型熱交換器の設計における一般的な留意点について解説します。二重管型熱交換器は、プレート熱交換器で対応できないような高圧にも対応できる他、完全向流型の構造が採用できるため、高温と低温の温度が交差するような条件下でも対応可能です。
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遠心ポンプの吸込配管の必要直管長について解説します。遠心ポンプは不均一な流れでポンプに流入させると、インペラや軸受けの破損につながります。吸込配管部品は流体の流れが乱れる要因となるため、流れを均一化するためにある程度の直管長が必要です。
Joukowskiの式やAllieviの式を用いたウォーターハンマー(水撃)発生時の水撃圧の計算方法について解説します。液体の輸送時、バルブ開閉やポンプ起動、停止で発生する圧力(水撃圧)は、通常運転圧力よりも大きく、トラブルの原因となります。
LNG(液化天然ガス)、液化酸素、液化窒素に代表される極低温流体の運転温度はLNGでは約-160℃(液化酸素、液化窒素ではそれぞれ約-180℃、-200℃)と非常に低い温度のため、その配管設計では特別な配慮が必要です。
気液二相流の圧力損失は、最近ではプロセスシミュレーターを用いて計算することがほとんどですが、今回の記事では手計算で二相流の圧力損失を計算する方法(Lockhart&Martinelliの方法)について解説します。
二相流の配管では、単相流配管と比べて配管設計が難しくなるため、二相流が避けられない場合はその影響を最小にするように挙動を正しく把握する必要があります。今回の記事では水平配管の気液二相流について流動状態とその判定方法について解説します。
蒸留塔の運転開始、停止手順について解説します。蒸留塔は原料、製品の流量から塔内温度・圧力や還流比まで多くのパラメータがあるため、他の機器と比べて運転手順は複雑です。また、塔内の不純物は許容されず、しっかり洗浄、パージすることも求められます。
今回の記事では蒸留塔の運転制御思想、通常運転における留意事項について解説します。前半では蒸留塔の各運転パラメータの影響や制御方法について、後半では通常運転時に留意しておくと運転変動、トラブル発生時に役立つ事項について解説します。
プラントの能力増強とは、すなわち機器・配管の追加やサイズアップすることになりますが、本記事では能力増強の考え方から、詳細検討の具体例としてポンプ、熱交換器、蒸留塔を中心に、プラント能力増強の検討事例について紹介します。
遠心ポンプはプラント内の液体の昇圧、輸送における圧力源として最も良く使用されるタイプです。この記事では遠心ポンプの選定から設置の考え方から運転制御方式やNPSHの計算まで、遠心ポンプの設計、運転における主な留意点について解説します。
化学プラントにおける一般的な省エネルギー対策について紹介します。国内の石油、化学プラント業界では過去数十年に渡って継続的に省エネルギー対策が実施されてきました。今後も脱炭素の観点から、省エネルギー対策はますます重要になってきます。
プラント建設現場における計装設備のループチェック実施要領について解説します。計装設備は輸送・保管・据付け工事などに伴うトラプルが発生する可能性があるため、プラントの運転開始前に単体動作確認検査を含むループチェックの実施が必要です。
プラントの運転におけるプロセス制御要素(流量、温度、圧力、液面)の観点から標準的な制御ループについて解説します。プラントの改造、新設案件でのプロセス設計や既設プラントのプロセス制御の思想を確認するのにお役立てください。
温度計のサーモウェル(保護管)の設計の留意点について解説します。温度計は故障・破損リスクが小さいと思われがちですが、対策をしていないと上手く温度を測定できないばかりか、サーモウェルが破損したりするリスクがあります。
熱交換器の設計で使用されるU値(総括伝熱係数)と伝熱面積の一般的な数値について解説します。一般的に、熱交換器のU値(総括伝熱係数)や伝熱面積は熱交換器はプロセスエンジニアリングの観点から、ある程度の値を知っておくことは有効です。
スパージャーの設計方法、特に孔径及び孔数の決定方法について解説します。スパージャーはドラムやタンクの液中にガスや液を吹き込む装置のことで、設計にあたりもっとも重要なパラメータはスパージャーの吹き出し孔における圧力損失です。
プラントに設置する緊急遮断弁の設計の留意点を解説します。緊急遮断弁は法規的な要求や機器の保護のため、緊急時に配管を遮断するために設置するバルブですが、プロセスエンジニアや電気計装エンジニアによって検討され、PFDやP&ID上に表記されます。
二重管型熱交換器の設計における一般的な留意点について解説します。二重管型熱交換器は、プレート熱交換器で対応できないような高圧にも対応できる他、完全向流型の構造が採用できるため、高温と低温の温度が交差するような条件下でも対応可能です。
プレート熱交換器の設計留意点について解説します。プレート熱交換器は伝熱プレートをつなぎ合わせた構造で、一般に低温・低圧で、相変化のない少流量で採用される他、シェル&チューブ式熱交換器よりも伝熱効率が高くなるため、サイズの小型化が可能です。
コンプレッサー(圧縮機)はプラントでは最重要の機器で、長納期品でもあるため、プラント設計の中でもかなり早い段階で設計が始まります。また、大物機器であるがゆえに、一度仕様が決まってしまうと、その後の設計変更が非常に難しく、慎重な設計が必要です。
今回の記事ではプラントで使用されるレベルゲージ(現場計器)の選定、設計の留意点について解説します。主にプラントよく使用される透視式、反射式、マグネットフロート式、チューブラ式について据付の留意点とともに解説していきます。
持続可能なジェット燃料(航空燃料)である「SAF」の分類、製造プロセスについて解説します。SAFは「Sustainable Aviation Fuel」の略称で、バイオマスや、回収CO2と再生エネルギー電力を用いた電解水素から作られた燃料です。