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人事から見た採用とキャリアアップの実情 https://tomohiro358.hatenablog.com/

長年の採用教育の経験から①新卒の採用②ミドルの転職③シニアの生きがい転職④キャリアアップ⑤メンタル問題などを語っていきたいと思います

ASHIKAGA
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2021/02/25

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  • 自分の心への理解を深めるには『発達』を知ること

    心の理解を深めるのに必要な『発達』を知る 『発達』と聞くと子供の成長を思い浮かべるかもしれませんが、心理学での『発達』とは態度や行動が変化していく様子を指します ①未分化なものが分化していく過程 ②何もわからない狭い世界にいる状態から、学習を重ね、様様な世界に活躍の場を広げていくことを言います 発達とは子供だけのものではなく、大人にも当てはまります しばらくの間『発達』についてブログ掲載していきます 発達への理解は、これまでの自分の人生を振り返り、自分への理解を深めるのに役立つ 心理カウンセリングのスキルです こどもの教育はもちろん、人財育成や自己改革などのビジネス世界でも活用できるものです …

  • 肩書がなくなったときどう生きるか

    労働期間延長&役職定年時代 年金制度が破綻することはありませんが、受給年齢はどんどん後になることと、受給金額は減るので「もう年金だけでは生活できない」という時代になってきます 少子化で若者が減り続けているのももちろんありますが、長寿化も大きな要因です 子供がどんどん減るのは寂しいですが、長寿は皆が望んだことです 年金は人口ボリュームゾーンの団塊ジュニア世代が高齢者となるころには70歳支給になり、支給額的に70代でも働く人は増えるでしょう ただ「週三日の勤務」「1日4時間労働」「ネットで稼いでる」などが多く、フル勤務で正社員並みの労働などは少数だと思います そもそも昭和と令和では同年代でも若さが…

  • しぐさから相手の心を読む-2

    相手の目を見て会話する心理 行動心理学の2回目で、しぐさから人の心理を分析するのですが、その人独自の癖もありますので必ずしも「そのしぐさはこういう心理だ」とも言い切れませんが、人間関係の中を生きる以上、人の心理を読むことは大事です 「目目は口ほどにものを言う」と言います 自分が話しているときに、相手が自分の目を見ながら一生懸命聞いていてくれると「自分の気持ちがしっかり受け止められているな」と感じます この「相手の目を見て会話する」行動は「相手に興味・関心を持っている」というサインになります 相手の目をじっと見る行動は『好意』とも解釈されやすいため、恋愛感情を作り出したいときには有効です ただし…

  • 色の好みの心理学‐2

    緑を好む人の心理 緑は青を選んだ場合と心理的効果が似ています 緑には人を穏やかにする効果があり、交感神経を落ち着かせ心身のバランスの回復を図ったり、緊張をほぐしリラックスさせる効果があります 緑には毛細血管を拡張させ、血液の循環に影響を与える効果があるのです 算命学でも緑は青同様「東」に位置し、若さの象徴で、青葉に代表される若々しさ、新鮮さの色です 緑を好む人は計画性は高いのですが、実行力に欠けるところがあるそうです その一方で他者のことを冷静に分析し、最小限の労力で物事をこなす要領の良さがあります 自己主張は苦手で、自主性にも欠ける傾向が見られ、感情を表現することもうまくありません 緑を選ぶ…

  • 色の好みの心理学-1

    人間学は分類学 人間学は分類学なので「男と女だったら男」「東北生まれ」「長男」「音楽はダメだが絵は上手い」など、特徴を上げてけば100や200では終わりません 分類項目には変化するものとそうでないものがあります 好みの分類は変化しやすいですが、性別は変化しません 今回の色の好みによる心理は、心理カウンセリングの講師に教わったものです 今回は赤と黄、次回は緑と黒とピンクで解説していきたいと思います 色の好みは変化するものですが、人の性格を判断するものとして参考にしてください 赤を好む人の心理 赤は神経や血流を刺激して、興奮を呼び起こす色です やる気がみなぎっている状態など、行動的な変化をもたらし…

  • 氷河期世代からの老後

    氷河期世代の年金は月8万円 先日の報道番組Msサンデーで「氷河期世代の年金は月額8万円」という予測数値に愕然としました 実際は支給額などが遅れて、もう少し多いとは思いますが「年金だけでは暮らせない」というのは事実です 高度成長期は9人で1人の老人を支え『胴上げ型』『お神輿型』と言われていましたが、氷河期世代は一人の若者が一人の老人を支える『肩車型』になるので、昭和と同じレベルは期待できません またこれを支えるZ世代やα世代も大変です 「年金問題は炎上する」ということを政治家は知っているので「年金支給年齢延長」の発表は選挙後になると思いますが、1965年生まれのX世代の先頭から1年づつ遅らせ、人…

  • 努力信仰の害

    努力信仰は摺り込まれてきた 採用業務では多くの学生に接し、教育・研修では多くの新入社員に接し、支店長時代も毎年新入社員を受け入れていました 大卒の新入社員などは『3億円のコスト』と呼ばれ、高卒や専門学校も『2億円のコスト』と呼ばれています 何もスキルもない若いだけの学生ですが、生涯会社が払う賃金は億単位なのです 従って『育成する』→『稼げるようにする』は非常に重要になってきます 若者からすれば「学校はこちらがお金を払っていたから丁寧に教えてくれたが、会社ではお金をもらいながら教えてもらうのだから、早く使い物にならなければならない」と必死に成長しようとします 私も若手の育成では「努力は大切」「頑…

  • 表情から相手の心理を読む

    目の表情から相手の心理を読む 「目は口ほどにものを言う」といいます 目は相手にさまざまな印象を与える力がありますので、対話の最中に相手の目を観察することにより相手の心理を読み取ることが出来ます その目の動きの中でも『不自然な目の動きに注意を払え』と言われています ・下に泳ぐ目は⇒不安感情と闘いながら、思案しているしぐさです ・上に泳ぐ目は⇒過去の楽しい思い出を思い出そうとするしぐさです ・左右の泳ぐ目は⇒自信のなさの表れと言われ、人間は自信がもてないと周囲の反応が気になるため、無意識に左右を確認してしまうのです 又、目のカタチで相手に与える印象が大きく違うので、自分がどのような目のカタチで、他…

  • ネット社会とコミュニケーション能力

    コミニュケ―ション能力って? 社会的動物の人間にとって重要なのは、他者とのコミニュケ―ションと自己開示です 自己開示は「私はこういう人間です」を相手に理解してもらうことで、相手の自己開示も求めます 自己開示とコミニュケ―ションにより、相互理解を含めお互いの距離が縮まります これには、単なる言葉のやり取りだけではありません その人の人柄、好意悪意などを動物的なカンで観ようとします 実際、 言葉(話の内容)は 7% 視覚(ジェスチャー・表情など)が 55% 聴覚(語調)が 38% で、コミニュケ―ションと言っても実は体全体で表現するのです 人間は、表情やしぐさ、動作などの非言語コミニュケ―ションで…

  • 私達はどのように自分を理解している

    自分の評価と他社の評価 私たちはどのように、自分という人間を理解しているいるのでしょうか? 1つは、「自分はこういう人間」という自分で自分を理解する自己(セルフ)です 性格・能力・容姿について自分の目で見た分析をしています もう1つは、他者が自分を評価したものを基準として得られた、社会的自己(ソーシャルセルフ)です これは社会的動物であり、所属欲求を強く抱く人間に大きな影響を与えます 私たちは他者との比較によって自分自身を理解しています 容姿、成績、もろもろの評価を基準にし他者と比べますので、自己は周囲との状況によって大きくカタチを変えます そして、接する集団に合った自分を無意識に演じています…

  • しぐさから相手の心を読む

    言葉が全てではない そもそも心理学という分野は、目に見えない「感情」や「思い」を学問にしたもので、客観性に乏しく、まだまだ科学的に証明できないものが多くあります 「人の心を読み取る科学」の完成は、タイムマシンより難しいそうなので、人間科学はまだまだ未完成の学問です 支店長になる前の研修では「心理カウンセラー」「コーチング」の資格講習が必須でしたが、さらにFBIの行動分析学に感銘し「行動心理士」の資格をとりました 行動心理学はしぐさから人の心理を読み取ります 仮説⇒実験⇒検証を重ねた、もっとも科学的な心理学といえます 社内でカウンセリングをしていても「言葉が全てではないな・・・」とよく思いますし…

  • 男女で違う友情の築き方

    男性は友人を楽しい仲間という認識 私達は「この人と親密な関係になりたい」と思うと、自分の趣味や関心ごとなど、自分に関する情報を相手に伝えようとします これを心理学の専門用語で「自己開示」といい、相手にも自己開示を求める傾向をもってます 特に深い自己開示ほど親密な関係を築くことが出来ます ただ、友情関係には男女でかなりの差があります 男性は同性の友人を一緒に遊ぶ相手と考え、楽しいことを共にする人という位置づけです また、男性は深いレベルの自己開示を求めません 同性は「競争相手」と考える傾向があり、自分の弱点も隠そうとします 部活動で同じチームで共に戦っていても、レギュラーを競い合ったり、学校が変…

  • 人は自分の性格を知りたがっている

    人間学は分類学 大学時代は「スキーサークル」の他に「心理学研究会」に所属しておりました 秋の学園祭では連日『無料心理テスト』をやっており、ここで大量の心理分析データが収取できるので非常に重要な行事でした 1年生の時は「心理学の実践的な勉強にもなるし、せっかくの文化祭まったりやろう!」と思っておりましたが、ふたを開けると毎日長蛇の行列! 「こんなに心理学に興味のある人はいるの?」とびっくりしたのを覚えています ただ、なにやら気難しい心理学などというものに興味のある人はほとんどおらず 、みなさん「自分の性格をよく知りたい」 「自分の長所、短所を知りたい」という方がほとんどで、 カップルは「二人の相…

  • 子ども金融教育用アプリが人気

    金融業界は最も給料が高い 給料の高さを会社で観ればまちまちですが、業界で観ると金融業界です ゆえに優秀な学生が集まりやすく、それは頭のいい人の割合も多くなります 東京大学の上位ランクの学生は財務省にいきますので、国家も民間も頭脳明晰な人が進む確率が高いのが金融関係です ちなみに給料が安いのは私が異動した宿泊業や飲食業で「この初任給で大学生を採るの?」と感じましたが、観光業自体は成長産業です 世界人口の0.2%しかいないユダヤ人ですが、ノーベル賞受賞者の20%はユダヤ人です この頭脳明晰なユダヤ人が多くいるのが金融業です 私は研修責任者なので「労働の大切さ」「勤勉は美しい」「組織に忠実な社員であ…

  • AIとマシンと人で労働力不足を解決できるのか?

    AIに奪われるのではなく分担してもらう 日本は2040年に1100万人労働力不足に陥りますので「人がやっていた仕事をAIやマシンに早く変えていかねばならない」ということになります 「AIが仕事を奪う!」と騒ぐ人たちはまだおりますが「AIにどんどん仕事を分担してもらい労働力不足に対処する」ということが正しい方向性です 日本が直面している明らかな問題のひとつは、若い人が減って高齢者が増えていることで、その構造的問題は年金や介護などの社会保障はおもに若い人たちが負担をして、高齢者が恩恵を受けるしくみです 将来の社会保障の財政状況が厳しくなるのは明らかで、費用の負担と便益の構造をどうしていくか議論が必…

  • 決断の自動化

    a8linkmgr({ "config_id": "KbbdeK73Nc008gAODQFO" }); 継続することが難しい SDGzをはじめて聞いた時に印象に残ったのが『持続可能な目標』という言葉です 「目標が高けりゃいい」ではなく、継続可能か否かに焦点を当てて考えられています 成功者の方が『継続だけが力なり』とよく言いますが、裏を返せば始める前に「継続できるか否か」をよく考え、継続できそうなレベルで始めているようです 「朝は1キロランニングをしてから出社」はいかにも意識が高そうですが継続可能かと考えると難しい気がします ならば「10分間の朝散歩」「5分間のストレッチ」などに設定を変えた方が…

  • 最も人間関係を壊す「嫉妬」

    a8linkmgr({ "config_id": "KbbdeK73Nc008gAODQFO" }); なぜウクライナは美人が多いのか? 上の画像はウクライナの40代の女優さんで下はウクライナのオリンピック選手ですが、ウクライナは美女が多い国として有名です 理由は「魔女裁判が無かったから」とのことですが「それと何の関係が?」と考えてしまいます この世に魔女などは存在しませんが、中世のヨーロッパでは「あの女は魔女だ!」と言いがかりをつけて、非科学的な裁判で多くの女性が処刑されていたという黒歴史があります 「魔女だ!」と決めつけられる女性は美人が多かったようです 美男美女は恋愛強者ですから多くの男…

  • 生存戦略から備わった怠け者本能が利用される

    ドラえもん戦略 身の回りの『生きる為になくてはならないもの』を見渡してみれば1割もないことに気づきます 私は営業企画部という部署で販促・宣伝の仕事をしていたので『物の売れるしくみ』は常に考えていた時期がありました テレビを見れば「これいいな」「あったらいいな」という心理状態に人々を誘導して購入させます テレビが廃れてもスマホから流れてきます 資本主義は競争の原理で動いており「他社より良いモノを作ろう!」「他社より良いサービスを提案しよう」と日々競い合っているので、欲しいものが次から次へ登場してきます 「この商品って所有して何かいいことあるんですかね?」と販促時代に聞いたことありますが「四の五の…

  • 日本は財政破綻するの?

    沈み続ける日本 若手社員と話していると「日本はずっと経済成長していないけど、このまま萎んでいくんですか?」などとよく聞かれます 20代はまだまだ先が長いですから「俺たちの未来はどうなっちゃうの?」と考えるのは当たり前ですよね 特に気になるのが「借金大国と言われていますが、財政破綻するんですかね?」という不安 少子高齢化に財政破綻では『お先真っ暗な未来』になってしまいます 若者はどんどん減って、老人ばかりになって、社会保障費だけが膨らんで、ずるずる萎んでいく国になるとしか考えられない状況が報道されています こんなに勤勉に働いているのに暗い未来しか想い描けない若者も少し気の毒ですが、それはマスコミ…

  • 若者が離れていく仕事はなくなる

    必要なのになくなる仕事 最近、ネットフリックスで『陸王』を放映しだしましたので、久しぶりに観ています 老舗の足袋屋さんの物語ですが、足袋をふっくらした形で縫製するために古いドイツ製のミシンが使われています もうとっくに製造中止になっていて、部品が故障した場合は廃品となった同じミシンの部品を使用しています もうこの世にないものを使用している・・・ これからの時代で怖いのは『必要なのになくなる仕事がある』ということです 特に若者の減はこれから深刻になっていきます 『若者に人気がない仕事はいずれなくなる』といえ、気づいた方も多いと思いますが、企業のCMも、モノを売るCMだけでなく、企業のネームバリュ…

  • 「昔はよかった・・」という想いは老ける

    使う言葉で脳は若くも老化したりもする 「もう学ばなくていいや」という思考は身体に「もう成長は終わった」という老化信号を送るようです とくにX世代はその切り替えの時期にいて、若々しい人と老けた人の差が広がっていく時期です 『使う言葉に身体は影響を受ける』というのはかなり重要なようで、老けるのは化粧品でも、遺伝でもないようです 「人は希望と共に若く、不安・不満と共に老いていく」と昔からこの手の言葉は多くありますが、心を不安定にさせる言葉は多く耳から入ってきてしまいます 良質な言葉のみキャッチする人とそうでない人は大きく差が出そうです 世間の変化についていけなくなると「昔はよかった!」と過去の栄光に…

  • 「叱る」は意味がない

    吉祥寺事件 若手時代に西東京市に住んでいた頃、吉祥寺で5日間のヘルプ的な大仕事があり、私はその現場責任者でした この辺は電車が全て東西にしか走っておらず、南北移動はバスになりますので東京で初めてバスに乗ります 寝坊したわけではありませんが、想像をしていたよりバスはノロノロ運転で大遅刻をやらかします 本社からは部長や本部長などが多くいる時にやらかしてしまいました まだ、昭和入社の人達で部長などの上位管理職が占められていた時代でしたから「これはど激怒されるぞ!」と覚悟を決めて土下座覚悟で乗り込みました サラリーマン人生であれほど背中に汗をかいたことはありませんでしたが、着くと責任者の部長が「ああよ…

  • 企業教育に人類学が導入される時代

    国が違えば文化は違う 昔、後輩で有休を含め30日の休暇をもらい東南アジアを旅した強者がいます 時は平成の前期ですので管理職といえば昭和入社が圧倒的に多い時代ですから、よくも30日も休めたなと思います ホテルにも宿泊しますが、村と村を渡り歩くような放浪の旅だったようです 東南アジアでは幼虫などの虫を食べる場所も多く、さらに生きた幼虫が盛られて出た時は「無理!」と思ったそうですが「国境を越えるということは移動だけでなく、文化も受け入れること」と、しっかり食したそうです その後輩君は「日本のような島国の人間は他民族に占領・支配されたことがないので他文化を強要されることがなかった」と悟って帰ってきまし…

  • 新卒初任給30万円時代

    若者は天然記念物並みに減る リゾート部門の採用になってから初任給の低さに苦戦します 大学のキャリアセンターに貼り出されている自社の求人票を見ると、外食産業と並び格段に低いので見るたびに憂鬱になります 社会に出て大卒採用業務に配属された時は「営業はきついから人気ないだろうな?」などと思っていましたが、初任給の高さと完全週休二日も定着しきらない頃に隔週週休三日という追い風でかなりの学生が来ていました 高度な仕事・辛い仕事で「も給料多い、休みも多い」は学生が志望してくれます 対して宿泊業は高度なスキルを要求されない仕事ですから、高額の給料を得る仕事ではなく『マシン化へシフトするのが望ましい業種』とい…

  • 中所得国から先進国になれるのは11.4%

    中級から上級に上がるのは難しい 成長、成長と言いますが人の成長はほぼ確実で、赤ちゃんは時が経てば大人になりますが、国家となるとそうもいきません 国家の場合は①発展途上国→②中所得国→③先進国という発展段階で考えられています 人の場合は①子供→②学生→③社会人となるのでしょうか 生まれて健康に育つのが目的の子供と、学校で教育を受けるのが主な時代の学生期と、自立して社会で稼ぐことができる社会人が人の成長段階に感じます 1960年代に中所得国とされていた国の114ヵ国のうち先進国になれたのは13ヵ国だけです 中所得国から先進国になれるのは11.4%という非常に高いハードルといえます 中所得国が先進国…

  • 世の中は人のブレンドで出来ている

    高学歴過ぎる国家もダメ 高校無償化が議題に上がっていますが、基本的にはいいことだと思います 『一極二元論』=陽に進んだ分、陰にも進んで行くことを考えると「公立高校が生徒不足になる」という懸念が上がっていますが「少子化が進んでいるのだから、魅力ない学校は淘汰されるべき」という声も上がります ごく少数ですが「高学歴化を招き、韓国のようになる」と警鐘を鳴らす人がいます 高校の学費が浮いた分で塾などに通わせ、大学進学率が上がるというものです 2023年の韓国の大学進学率は前年より4.6ポイントもあがり76.2%とアジアでは断トツです 韓国では少子化対策として一般高校の学費の無償化を制度化しました その…

  • 環境と性格

    生物は環境により質が変化する リンゴの木を青森県で育てるのと、沖縄県で育てるのでは成長具合が違います 同じくサトウキビを青森県で育てるのと、沖縄県で育てるのでは全然違ってきます 沖縄県の環境ではすくすく育つサトウキビも、青森県では温室を作り、冬は暖房をして非常にコストと手間がかかります 生物には適した環境というものがあります 本を読むのが好きな子が学者の家に生まれれば「本を読むのはいいことだ」という親の考えのもと、多くの本を与えられ幸福度は高くなると思います 逆に商店を営む家に生まれると「本を読む暇が合ったら店を手伝え!」と言われたり「本などで知識を得ても稼ぐ力とは関係ない!読んでもすぐに忘れ…

  • 50代の転職状況

    2タイプある50代 人手不足な企業は関係ないですが毎年定期採用で新卒採用をしている会社では『役職定年』で50代のどこかで役職から降ろされます 年功序列の悪しき習慣が成長を妨げていた部分も大きいので、全体で観ればいい動きですが、役職から降ろされた方としては屈辱的です さらに「女性の管理職を増やす」という流れも加わり、私の会社でも40代男性Aさんが課長になると思っていたところ、昇進したのは30代女性のBさんでした 給料が増えている日本ですが、50代だけは減っています 「このままでいくと大卒初任給30万円になるぞ!」という声が広がっている一方「50代で役職定年になった人と給料並ぶね」という声もあり、…

  • 組織の進歩を妨げる人

    進化が加速する2030年代 2030年代になると様々なテクノロジーの進化が早くなり、日本の場合はくわえて人手不足が加速していきます AI・ロボティクス・3Ⅾプリンティング・バーチャルリアリティー・ブロックチェーンなどのテクノロジーが、単独で進化するのではなくコンバージェント=融合して一つにまとまることでその影響力を指数関数的に増幅させ、産業全体に画期的な変化をもたらすと言われています 「今の小学生が就職する時は、7割が今現在存在しない仕事に就く」と言われるくらい社会は変化していきます オミックス医療など、病気になる前にかかる病気を発見し治療する技術も実用化され「今の中学生以下は半分が107歳ま…

  • 継続させるノウハウ

    続けるって難しい 「三日坊主」という言葉があります 継続してやろうとしたことをすぐに止めてしまった人のことです コロナの第一波の時にリモートになったのでこのブログを始めましたが、最初のうちは「毎日更新しよう!」と張り切ってはじめ、月に20記事となり、月に10記事となり、今年からはそれも出来なくなりました 出来なくなったのではなく「やらなくなった」という方が正解です 大人は言い訳の天才なので「できない理由」だけは上手です ほぼ毎日ブログをあげている『継続する力』がある人もいるわけで、やろうと思えばできるのにやらないのが力のなさです 「継続こそが力なり」ではなく「継続だけが力なり」といいますから、…

  • 社会に溶け込む優秀なサイコパス

    ファンクショナルサイコパス サイコパスとは「感情の一部が欠如している」いわゆる共感力がないのが特徴なので、冷酷なことが平気でできます 精神病質者の一種であり、自分以外の人間に対する「愛情」「思いやり」などの感情が大きく欠け、きわめて自己中心的な思考と行動をします 道徳観念や倫理観、あるいは恐怖などの感情もきわめて乏しい傾向の人達です 大航海時代や戦争では大いに活躍されたといわれますが、平和な世の中では厄介な存在になりがちです ただ、そんなサイコパスの中にも有能なサイコパス=ファンクショナルサイコパスと呼ばれる人たちが一定数いて、彼らの多くはうまく社会の中に溶け込んで成功者になっているそうです …

  • 人生というゲームのルール

    令和の50代はまだまだ野心家 先日、久しぶりに同期入社だったAに会い漁港で食事をしました Aの現在の会社は「役員は皆、社長一族が占めて、そうでない俺たちは役員にはなれない」とのことでした 「なぜ役員になりたいの?」と尋ねると「ずっと役職者でいられるから・・・」とのこと ようは60代も70代も役職をもった指導的立場でいたいという気持ちが強いのです 「俺たちが最初にいた会社は大企業だけれど、父親から社長を継いだ3代目社長は、59歳で社長を降り、普通の社員にその座を譲ったよね」 と言い、私達はその潔さを我々は評価していたと念を押します 会社の文化なのだと思いますが、60歳を越えて役員をしている人はい…

  • 入社して感じる現実とのギャップ

    リアリティショック 企業は商品やサービスを売り込む宣伝では当然「いい商品」と「いいイメージ」を発信します 採用も同じく企業のいいイメージを売り込みます 「うちの会社はブラックで、昨年も多くの人が辞めた」などを発信する企業はありません 採用の基本は『できるだけ多くの志望者を確保し、厳選して質のいい人材を確保する』ことです 「この商品欲しいな!買おう」 「この会社で働きたいな!受けてみよう」 という発信でなければなりません 営業企画の仕事もしていたことがあるので、大企業に対しては『過大広告・宣伝』に対するチェックはかなり厳しいものがあります 「入社してみたら想い描いていたイメージと違う」は大なり小…

  • 好景気世代VS氷河期世代の終焉

    戦後最も苦労した氷河期世代 戦後の日本の高度成長期からバブル期に入社した人達は、何回か短期的な不景気があったにせよ、順風満帆な就職活動ができたと思います 私は氷河期世代ではないですが、入社して採用業務についた時は氷河期が始まりつつありました 年々『学生数は増え、求人は減っていく』という現象が深刻化していきます 入社当時「ババな学生を引くなよ!成長意欲が無いから能力が伸びないし、伸びないのを会社のせいにしてくる」など、採用が苦しいからといって変な人材とると後が厄介だとよく口にしていた上長が、数年もすると「これほどの人材も落とさなければならないんだ」とため息を吐いていました 1991年のバブル崩壊…

  • 本音では入社研修でやりたい『複利の知識』

    摺り込む「勤労」と「忠誠心」 新入社員研修を長く担当してる立場から本音で話すと、研修の目的は企業に採って利益を生み出してくれる人材に作り替えることなので『企業に都合のいいことが中心』になります ・タイミングよく転職して実り多い人生の送り方 ・お金持ちになる方法 などは自分で学ぶことになるので、当然人生の終わりには格差が生まれます 企業が求めるのは『勤勉』『忠誠心』『自社が求めるスキル』です 国が求めるのは『勤勉』『納税』『消費』です 両者に共通することは『勤勉に働いてくれること』です 私達人間は何を求めるのでしょうか? よく勉強していい学校に行くこと・・・ よく働いて出世すること・・・ ではな…

  • 2025年の世界の10大リスクを子供と語ろう

    子供との議論の題材にベター 子供も大学生になってくると少しずつ報道に興味をもつようになります 今までは『知識の吸収』が評価基準でしたから「答えのない問題を考える訓練」というものをあまりしていません 知ってる知っていないが『知識』 答えのある問題をより早く正確に導き出すのが『知能』 答えのない問題を考え抜く力が『知性』 であり、社会に出ると答えのない問題ばかりになり、知性がないと他責思考人間になってしまいます 「議論する社会問題なんて多すぎる!」のですが、ちょうどいいのがユーラシアグループがこの時期に発表する『世界の10大リスク』です 子供たちも「猛暑がきついよね」とか「物価が上がってる」や「早…

  • 氷河期世代の賃上げは出来るか?

    中小企業も賃上げしている 人手不足が少しづつ始まりつつあり、連合が公表した今年の春闘の最終結果によれば、平均賃上げ率は5.1%と大幅な賃上げでした 「大企業は賃上げができるが中小は出来ない」など報道されてますが、中小企業の賃上げ率も4.45%と日本全体が賃上げの方向に動きはじめているます 「大都市部は賃上げが活発だが田舎は苦しい」とも聞きますが、私のようにリゾート部門の採用をしている側からすれば「田舎は客は大勢くるが労働人口が少ない」ので、東京と大阪のパート社員が時給1500円なのに対して、田舎は破格の2000円です この時給の高さは、イコール「採用に苦戦している」ことになります 日本に来る観…

  • 祖父母は床の間に飾ってでもいてほしい

    3世代同居の激減 新入社員が「うちのチームの中で唯一Aさんはサザエさんのような家庭で育ち・・・」と三世代同居は珍しいもののように話しました 祖父母と同居して育った若者は珍しくなってきたようです 人口減少が続いているにもかかわらず、世帯数は増えていますので、各世代別々に暮らすようになってきています 自立した子供と、子供が巣立った夫婦と、引退した老夫婦はそれぞれ生活のペースが違うので三世代別居は理にかなってるといえる部分もあります 企業においても高度成長期の昭和入社と、平成の就職氷河期世代と、現在の若者不足の金の卵世代では、やはり育った時代背景が違います 企業も様々な年代がバランスよく在籍する方が…

  • 出世競争は企業の原動力

    競争は資本主義の原動力 組織が大きくなるほど競争の原理が働きます 「皆、必死に競い合ってる!」とスポーツ的に見るか 「出世の為に人を蹴落として汚い」とダーティーな見方をするか 人それぞれですが、資本主義は競争を原動力にして発展していきますので、大きな組織になればなるほど『多くの新卒を競わせて組織の原動力とする』という構造です 「人を数字で判断するのは血が通っていない経営だ」 「皆平等に扱ってほしい」 という声は必ず上がりますが、これに人事が反応することはありません 企業がもっとも警戒するのは『能力は低いが意欲は高い人』で、懸命に努力し頑張っているが成果は上がらない人は『能力の低さが一生懸命な頑…

  • 日本の給料は上がり続ける

    「人を雇う」はかなりのコストになる 日本人の給料は上がり始めてます 特に大卒の初任給や20代・30代の年収は上がっています 50代は役職定年などで下がってますが、若い世代は上がり続けていくと思います 先日、人事内で驚きの数字が出て2040年を待たず『人を雇うなら年収800万になる』と算出されました 「中小企業の部長の年収じゃないか!」と思ってしまいます 昭和の高度成長期の給料がどんどん上がり「高卒は金の卵」と言われていた時代に近くなりそうです 高卒の求人倍率は10倍近くに跳ね上がりそうです 昭和の金の卵時代が4倍弱でしたから、超超売り手市場で、しかもかなり長く続きます 『仕事に人を使う』はかな…

  • 仕事ができる人に共通する5つのこと

    伊藤忠CEOに学ぶ ビジネスインサイダージャパンに掲題されていた伊藤忠商事の『商人としての心構え』が非常に参考になったので紹介していきます 伊藤忠が圧倒的な成長を遂げている要因の一つに、創業以来受け継がれてきた「商人」としての心構えがあります 商人ならば言わない言葉、やらない行動が非常に参考になります 1.外部環境のせいにしない!社内ルールを変えろとは言わない どの会社にも社内ルールがあり、数々の法令を遵守することも働く人間の責務ですが、決められたルールに対して、文句を言う人間がいます 自分の都合、外部要因を主張して決まっているルールを変えようとする人間もいます ですが伊藤忠商事では 「商人で…

  • 新年は陽の言葉ではじめる

    心は言葉で出来ている 新年あけましておめでとうございます 毎年信念に同じことばかり言ってますが『自分に言い聞かせている』ということでお付き合いください 昨年のように能登の大震災からスタートすると、やはりマイナスな気を多く取り込んでしまいます 今年はプラスな言葉を多用したいですね 「できる」「いい方に向いていく」「いい年になる」などなど陽の言葉を自分に、周りに発信していくことです 逆にマイナスな言葉はスルーしていく方が賢明です 私達の身体は食べたものでできています 私達の心は取り込んだ言葉でできています 人は1日に6万回の考える&想うを行うそうですが、6万回も陰の考える&想うを繰り返したら心が冷…

  • 貯金大国から投資大国にシフトするのか

    岸田政権は税収入過去最高 「増税メガネ」と言われ続けただけあって、岸田政権では税収入が連続して過去最高で、石破政権になっても過去最高額を更新中です ここまで増税が進むと国民も頭が良くなり、オールドメディアを見放しSNSからその真実を突き止めようとします 「日本はGDPの3倍の借金がある」 「このままいくと少子高齢化で年金は破綻する」 という増税擁護の理屈も通用しなくなってきました 税金と物価の上がる日本で伸び続けているのがNISAです 昭和の日本は何かにつけて「貯金!」「貯金!」でしたが、金利がつかない時代になると貯金はしなくなります 日本とイタリアの貯蓄率低下は特に顕著で、ドイツやフランスは…

  • 営業からスタートが理想

    会社の最前線が営業 私が新卒で入社した会社は大卒男子は90%営業スタートでした 採用に配属された私も「目標採用数に大幅未達」という理由で採用にいた同期は全員が半年で全国の支店に営業として出されました 平成とは言えまだまだ昭和のモーレツの熱量が強い時代「結果が出せなかったなら売上で貢献しろ」という倫理が通った時代です 社会人のスタートは集団左遷から始まります 日本人は親も子も「東京の本社で働くのがいいこと」という風潮があり、地方で営業に転属を都落ちのように捉えていました ほとんどが意気消沈して地方の支店に転勤していきましたが、私の場合はこの令和から見れば乱暴とも言える会社の方針が好きでした 「営…

  • やむをえず無くなる仕事も出てくる

    時代変化で消える仕事が一般的だったが 古い街の地図をみると今住んでいる私の家は氷屋さんでした 「氷屋?かき氷でも売ってたの?」と思いましたが、冷蔵庫が今のように電気で動く前は、大きな氷をのこぎりで切って冷蔵庫に入れていたそうです 古い街の地図をみると馬車道が走っていたり、肥溜めがあったりします この辺も今は自動車と農業用肥料に置き換わっています 『時代の変化で仕事がなくなる』というのが今までは一般的でした これからも時代変化でなくなっていく仕事は当然出てきます 私が学生の時に見ていた「通勤電車の中で神業のように新聞を折りながら読むサラリーマン」も新聞の減少と共にスマホに変わりました テレビの視…

  • 生活が大きく変わる人手不足の未来

    当たり前に働いていた人達がいなくなったら 世の中に必要とされない仕事はない その仕事は必要がないという考え方があるだけです 新入社員入社研修にいつも使用する福島正信さんの言葉です 「自分の仕事は意義がある!世の中に必要とされている」と解釈しようとするのに、他人の仕事に対しては冷淡な解釈をしたりします まずはすべての仕事に対して「お陰で」という感謝の気持ちをもてば、社会参加の姿勢も変わってきます 荷物を届けてくれたドライバー 安全点検をしてくれている作業員 社内をきれいにしてくれている清掃員 視界に入っていない⇒認知されていないや、感謝していないでは、社会人としては2流に見えます もし、この方た…

  • 日本の労働参加率は最高水準

    働きアリ気質は誇るべき 子供のころ「日本は資源がない国」と教わります それに対し政治家が「日本の資源は勤勉に働く国民だ!」といったのを覚えています 戦後復興に向けて懸命に働く日本人を見たイギリス人は「ウサギ小屋の働き中毒」と笑いました 本来の日本人は死ぬまで働き続ける働きアリのような人種なのかもしれません 引退すると、女性は生き生きと人生を楽しんでますが、男性はしぼんでしまう人が多いです 昭和世代は特に「1日なにをしていいかわからない」という暇を持て余す引退後の男性も多いです 多くの先進国は少子高齢化社会になっていきます AIやマシンに代替えしていっても追いつけるものでなく、深刻な労働力不足に…

  • 管理職の寿命

    いつまで管理職でいられる? 昭和の常識は ・新卒で入社した会社に終身雇用で最後まで勤める ・初任給は低いが年功序列で役職と給料は自然に上がっていく ・55歳定年退職時には高額な退職金がもらえる ・それ以降は悠々自適な年金暮らし と摺り込まれて働き続けていたと思います それが令和の社会では ・スキルを磨き自分の価値を高めてステップアップ転職をして年収UP ・40代後半から役職定年がはじまる ・年金では生活できず働けるところまで働く ・基本退職金は高額ではない ・定年再雇用では新入社員並みの給料になる ・副業で稼ぎ、少額インデックス投資も当たり前になりつつある がスタンダードになり、若い世代はそれ…

  • SNSでコンフォートゾーンを広げる

    SNSの規制について考える オーストラリア政府は世界に先駆け16歳未満のSNSの使用に制限を設けました SNSにより子供たちが傷つき、自殺までする子がいるからです SNSの規制といえば中国ですが、一般人の動機のわからない大量殺傷事件が頻繁に起きていますが、経済の冷え込みが厳しい中国では失業や給料の未払いなど、生活が苦しい人たちが急増しています SNSにその苦しみを発信してもすぐに削除されてしまう 「自分はこんなに苦しんでいる」ということをわかって欲しいのに、まるで社会から無視されているような状態が「目立つような大事件を起こそう!」という心理に向かうようです そのような意味では、SNSはガス抜く…

  • 減らないメンタル不調

    薄給+過重労働 メンタルの不調は軽く自覚のないものから重く深刻なものまであります 私のようなX世代は終身雇用&年功序列が当たり前の時代に社会人となり、ひとつの組織に忠実に生涯勤めるように摺り込まれて社会に出ているため、ジョブ型に移行した社会変化についていけずメンタルを病む人も多いです 逆に若い世代は昭和頭の管理職と合わなかったり、組織が古い体質でメンタルを病んだりします 昭和入社の社員が「昔はね、仕事がきつくても給料がグングン上がり続けたからね、働く張りがあったけど、今は伸びないのに仕事量も責任も重くなっていくからきついよね」と語っていました 薄給+過重労働がメンタル不調の原因になっていると述…

  • 人口減と害獣増

    日本で怖いのは熊 リゾート部門の全国の新入社員を集めて行う入社研修では災害対応の中に『害獣対応』の項目があります シティホテル勤務の場合は獣害とは無縁かもしれませんが、リゾートホテル配属のメンバーには重要です 私もリゾート部門の採用・教育に異動になり、もっとも面白いと感じた講義時間です 「鹿に残飯を荒らされた」 「猿に宿泊客が襲われた」 「スズメバチがでるようになった」 などいろいろありますが、日本で一番怖いのは何と言っても熊でしょう 「ホテルについて車から出ようとしたら熊がいた!」など、都会から来たお客様にとっては想定外の出来事です 連日報道されるようになった熊の被害ですが、増え続けている印…

  • X世代はドリームキラーにならないように

    まず否定するは老害の始まり X世代は企業で責任の重いポストにおり、Z世代の親でもある場合が多いです 言い方を変えれば、部下の育成と子供の育成をする場合が多い世代といえます 部下や子供が何かやろうとしているのを『まず否定から入る』ことはないでしょうか? 部下のチャレンジ 子供の就職の進路 などに対し「これから人口が減るし・・・」「その仕事はAIがやるようになる」など、若い世代の熱量に水をかけるような言葉です 夢やロマンをもつ若い世代に対し、好奇心も夢もロマンも薄くなり、現実のシビアさだけは嫌というほど体験してきたので、冷めた言葉を発信しがちになります また筋肉が減り動くのが億劫になると、無意識に…

  • 真実を探求する4つの規則

    あらゆることを学びつくしたデカルト 人間は一生のうちに多くのものを学びます 学校の座学から、社会に出てからの体験学習まで多種多様のものを吸収していきますが「1日は24時間」という絶対的な平等性があるので、後は頭脳明晰か否かということになります 同じ100時間でも頭脳明晰か否かで学べる量も質も違ってきます この頭脳明晰な方々が創り上げた原理原則は私のような凡人に『ものの考え方』を教えてくれます 中世欧州のデカルトは欧州で一番有名な学校に入り、哲学・数学・医学・法学・詩学をはじめ、錬金術・占術・魔術まで学び尽くします 「すべて学んだけれど、どれもイマイチだ!疑い始めるとどれもボロが出る!真理を極め…

  • ブッタの因果関係重視の実践哲学

    苦しみを解決したい 世の中の企業は「お困りごとの解決」「より便利に快適に」「快楽を提案して幸福度を上げる」などの活動で、その対価を消費者から得ています 私達は『世の中を良くするために働いている』と同時に『幸福になる為に対価を払っている』社会的動物といえます 人には陽転と陰転がありますが「世の中は多くの人のお陰様でどんどん良くなっている」と陽に見るか、マイナス面ばかり目をやり不平不満を蓄積していくかで、社会が陽にも陰にも変化していきます ニーチェは『世の中に真実などない!あるのは解釈の違いだけだ!』と述べていますが、解釈の仕方やものの見方で幸福や不幸が決まってくる気がします 人は勉強する為でも働…

  • なぜ若い管理職を起用するのか

    役職定年はなぜ起こるのか 私の部署でも、もう5年にわたり役職定年をいつにするのかを議論しています なぜ長引くかといえば「役職定年なんてひどい!」という50代の強烈な反発があるからです 私が最初に勤めた会社は平成5年から管理職の降職基準をつくり実施していました いい悪いは別にして、バブル崩壊後のかなり早い頃から実施していましたので『年功序列制度にメスを入れる』会社だったといえます かなり強引に会社が取り組んだので、労働組合の職場委員の会合では「なんでこんなひどいことをするんだ!」と上の世代が憤慨していたのを横目で眺めていました 降職は年齢ではなく基準の数値がありましたが、支店長や営業管理職などは…

  • オールドメディア対SNS

    情報民主主義の時代 私が新入社員の頃、新宿に向かう混雑した満員電車の中で新聞を小さく折って読むサラリーマンはたくさんいました またこの折り返していく手馴れた動作が素晴らしいと毎日感心していました CDウオークマンで音楽を聴きながら通勤してくる私は「新聞を読んでから朝礼に参加しなさい」とよく注意を受けていました 今はLINEに送られてくるニュースを読みながら通勤していますが、情報収集のカタチもどんどん変わってきています 2009年まで5,000万部を超えていた発行部数は 毎年100万部以上減少 し、2020年には約3,500万部になりました 転勤族だった私は、引っ越し先で一番最初に言葉を交わすの…

  • 人が動く心理

    どのような刺激で人は動くのか 人が行動に移るのは ①困難・苦痛から逃れる時 ②快楽を得る時 と言われています ②より①の方が強いそうで「これをすると50万円得る」より「これをしないと50万円損する」方が動く確率は高いそうです このような心理はマーケット分析などの「どのような商品・サービスが売れるか?」の一つの物差しとして使われます 世の中の企業は①お困りごと解決型か②快楽提案型に分けられます この二つを競争しながら社会が動いているので、社会はだんだん多くの問題が解決できるようになり、楽しいものを増えていきます 医療の発展は身体の苦痛を解決し、交通手段の発展は身体の疲労と時短に貢献しています 音…

  • キャリアプランは何歳まで設定するのか

    キャリアプランは劣化している 大まかな人生のキャリアプランは『学習期20年・労働期40年・引退期15年』です 寿命が延びると学習期20年と引退期15年は固定されて、労働期のみ50年、60年、70年と伸びていきます 伸び続ける労働期を嫌う人たちはFIREなどで『経済的自立=働かなくてもいい状態』を目指します 「収入を得るのは雇われる一択」という人は身体が動かなくなるまで働くことになります 若手社員とキャリアプランについてよくミーティングしますが、最近は「今のキャリアプランは学校出てから60歳までですよね?僕たちはその後20年以上ありそうなんですが、それについてはどうすればいいんですかね?」とよく…

  • 静かなる有事…少子化

    世界の出生率はどうなのか 「少子化を食い止めないと未来がない」「少子化で国が亡ぶ」と本当によく耳にするようになったので「いったい日本はどのくらいのレベルなの?」と知っておく必要があります 2023年最新の世界の出生率ランキング を観れば 1位 ニジェール 6.73 2位 アンゴラ 5.76 3位 コンゴ民主共和国 5.56 4位 マリ 5.45 5位ベナン 5.39 6位 チャド 5.35 7位 ウガンダ 5.26 8位 ソマリア 5.22 9位 南スーダン 5.2 10位 ブルンジ 4.96 11位 ギニア 4.82 と出生率ランキング上位にはアフリカの国々が目立ちます 社会情勢が安定せず、…

  • 人手不足で変わるブラック企業

    求人も独特なブラック企業 現在は求人媒体に、求人者も性別や年齢が記載できません それでも20代が欲しい場合は「20代が活躍している職場です」などは記載できますが「20代求む!」などは求人媒体の会社からNGをもらいます ずらりと並ぶ求人に「社員同士和気あいあいの職場です!」「明るく笑顔が絶えない職場です!」などと記載されている求人広告があったりします 「なぜこんなことを打ち出すんでしょうかね?」と求人広告の担当に聞くと「こういう会社は大概ブラックです」とボソッと教えてくれます わざわざ「明るくて人間関係がいい」などを打ち出す事態おかしなことです 他にも「毎回募集を出している会社にもブラックは多い…

  • 重要な評価基準

    評価はやる気に直結する 子供は親や教師が何を評価してくれるのか気にします 勉強ができる出来ないは重要 勉強を頑張っているアピールは重要 努力は評価してくれる 読書は奨励してくれる などで、これは社会に出ても同じです 学生時代と違うのは給料をもらうのでより結果が全てになってきます 新入社員の頃は気づきませんでしたが 「稼いでくれる人のお陰で未熟な自分たちも給料がもらえる」 「稼いでくれる人たちに食わせてもらっている」 という現実に気づきます 「食わせてもらっているなんかカッコ悪い!早く食わせる方の社員にならねば!」と思うようになっていきました 2年目の夏に大きく成績を伸ばし、支店長に「やっと後輩…

  • 人手不足で生活が変わる

    労働力不足1100万 「働き手不足1100万人」の衝撃という本が話題になってます 少子高齢化の進展に伴う労働力人口が減少する中、労働力の需給ギャップによる人手不足が顕在化し、 団塊ジュニア世代が65歳以上になる2040年には企業などで働く人の不足が全国1100万人になるとの試算のことです 将来の人手不足を推測して対策を練るプロジェクトチームをつくっている企業も多いのではないでしょうか 「人手が足りないから採用頼むよ」 「ええ、求人出したのに募集来なかったの?」 「○○さんが辞めた分はいつ補充してくれるの?」 という会話が増えてきた会社も多いと思います ただ、今騒がれている人手不足とは比べ物にな…

  • 若いうちから選択すべき晩年は侍か風流人か

    問題は人生が長くなること 明治と大正時代の日本人の平均寿命は43歳・44歳でした 当然「60歳を過ぎた自分」など考える人は少なかったでしょう 昭和に寿命はぐんと延び男性も70歳を越え、平成になると55歳定年から60歳定年となりましたが、当時の人事関係者は5年延びた定年にかなり苦労して調整したようです 「人生100年時代」はまだまだ先の話ですが、X世代は男性85歳・女性95歳などは考えておくべきなのは確かで、Z世代となれば「80歳までは働く」「年金だけでの生活は困難」「国民の半分は老人」という社会になります 遺伝子情報から将来かかるべき病気がわかり、未然に防ぐことができるオミックス医療は2035…

  • 意外に多い恐怖症

    精神の病に偏見をもちやすい日本 「今後、最も人類を死に至らしめる病気はうつ病」と言われています その中でも日本人は要注意だそうです 繊細だからでも、精神が弱いからでもありません 「精神を病む」ということに少し偏見があるようで、初動が遅れ重症化しやすいようです 欧米などでは「なんか気持ちが落ち込みがちで変だから心理カウンセリング受けてくる」という気軽な感じですが、日本の場合は肉体の不調はすぐに病院に行くのに、精神の不調はすぐには動かず「かなり重症化してから動く」傾向があるそうです 精神を病む人が多いのではなく、動くのが遅いから重くなりやすいのです 最近はだいぶこの辺も「恥ずかしいことではない」と…

  • 時給1500円の世界

    人件費はコスト 「社員は会社の宝」 「社員あっての会社」 と言いますが、間違いではありません ですが会社が大きな利益を上げた場合、株主と経営者に分配されます 社員はせいぜいボーナスが良くなるだけです 「社長なんてゴルフばかりしている」 「株主なんて株をもっているだけで働きもしない」 「汗を流して働いているのは俺たち従業員だ!最も利益を還元すべきだ!」 と感じたことはないでしょうか? 子供にしっかり伝えておいた方がいいのは『世の中大きく富が分配されるのはリスクをとっている人』になります 会社が倒産しても社員は会社の借金もしょわず、諸々の責任も取らず、とっとと新天地に移れます お金を出している経営…

  • 解雇の自由化にシフトするのか

    雇用は過渡期に来ている 小泉進次郎議員が 「解雇規制は辞めるべき」 「年金支給は80歳で良い」 と主張して反発する国民も多くいました 人事部でも個人的な感想を述べれば 「日本は会社から解雇は出来ないが、従業員はどんなに辞められると困る状況でも簡単に辞めることができる国」と感じます 「学校を出たら一つの会社には最後まで勤め上げる」という忠義的な旧世代と 「一つの会社にぶら下がり続けるのは恥!激しい変化に対応し転職していく」という新世代が混在していくのが今の日本です ほっとけば必然的に流動化のある転職文化になっていきます 労働組合の職場委員も何度かなりましたので「降職は致し方ないが、解雇は絶対許さ…

  • 日本にもある世代間の分断

    人手不足と雇用延長 どこの企業でも「雇用延長はしなければならない」ということは理解していると思います 「採用が苦しいし、人手不足だから延長してくれるのはありがたい」 という組織もあれば、新卒採用の力があり 「延長するなら新卒の若い世代を活用したい」 と考えてる会社もあれば 「採用業務と教育業務に力を入れる余力はないから足りなくなったら中途採用で補う」 という考え方もあります 若者は採用業務も大変ですが、採用したら教育もしなければなりませんから結構な労力がいります 若手の採用と教育を面倒と感じると、いずれ社員の高齢化がおとずれます 「気がついたら社員が全員50歳以上」などもあります これからの日…

  • 住む場所も考える時代

    人気リゾートだが採用ができない 少子高齢化と言われてもまだまだ実感はありませんが、過疎化が進んでいる地域は深刻になってきているようです とある地方のグループのリゾートホテルを中国資本に売却することになりました 非常に人気の高原リゾートでお客様が減ったわけではありません、従業員の採用が難しくなってきているからです 「客は来るが地域の労働人口が少なすぎる」ということで、人口減に伴い年々採用が困難になってきています 派遣社員やリゾートバイトで切り抜ければ?と言われますが、派遣は寮費と食事代はこちら持ちなので、地域住民を雇う倍のコストがかかります 都市型リゾートと違い、田舎のリゾートは採用問題で苦戦し…

  • 人の寿命と企業の寿命

    老舗企業が多い日本 全国には創業100年以上の企業が4万社以上あるそうです 海外の経済評論家からは「日本はつぶすべき企業をつぶさないからゾンビ企業が多い」とか「老舗企業が多いせいで新陳代謝が悪い」などと言われますが、大いなる和の国、大和らしく素晴らしいことだと個人的には思っています 仕事で毎週京都に行っていましたが、取引先で「明治創業の老舗のお菓子です」などと渡していましたが、東京から一緒に来ていた方に「明治創業など京都の人から見れば老舗ではないですよ」とこっそりアドバイスされます 「室町からとか、中には平安時代からなどと言う老舗がたくさんありますから明治など老舗という認識がありません」とのこ…

  • 中国を観察しながら年金の未来を学ぶ

    中国の少子高齢化の四重苦 先進国では多くの国が少子高齢化問題を抱えています その中でも中国の少子高齢化は四重苦といわれています まずどこの国でも文化・文明が成熟すれば医療技術が進歩し、社会保障も充実し、食も豊かになり、人々も健康への知識が上がり長寿化していきます もちろん健康・長寿は人類が目指していたことであり、喜ばしいことですが高齢者は増えていきます 次に『子供は資産から負債になっていく』ということです パナソニックの創業者である松下幸之助さんは7歳くらいで丁稚奉公に出されます 毎晩、母親を思い出して泣いていたそうですが、この時代は当たり前のことでした 当時は長男以外は早々に労働力として外に…

  • 定着率が良ければいいというものではない

    一所懸命は武士の文化 私の新卒で入社した会社の入社研修で「一生懸命だはなく一所懸命」と講義を受けます この頃から時代は「石の上にも3年はもう古い」と転職をあおるようになってきます 私のいた会社でも転職者こそいないものの、自己申告書に転勤希望をする若手社員が増えていました 「隣の芝生は青く見える」と言いますが「もっといい場所があるはずだ!」と自分の部署や支店から出ることを希望する若手社員が徐々に増え始めていたようです たしかに無役職の若手は環境を変える力はないので逃げ出すしかありません 困った会社の洗脳教育が「一所懸命」で、武士は守れと言われた場所を懸命に守ってきたんだぞということです ある程度…

  • 実は最も組織にマイナスな人

    頑張る人は応援すべきだが 「あいつは頑張っているから」 「あの人は本当に努力家だ」 私達は懸命に頑張っている人を評価します 人より努力している人は美しいし、やはり努力に報いる成果を出してほしいと願います 研修のコーディネーターをしていた頃『営業成績のいい社員に学ぶ』という講習がありましたが、正直「営業成績がいい社員に努力家は1割くらい」と感じました その多くが「出来るだけ頑張らなくて、いい成績を出すにはどうしたらいいのか?」ばかり考えている社員が多かったです 教育研修課も「ロクに努力もしないで要領よく数字を創っている事実を若手の多い研修に発信していいものか?」となります 結局は「努力は人一倍し…

  • 退職理由は変化する

    時代による退職理由の変化 昭和の時代はまだ武士道精神が残っていたのか、昭和入社の方々は「一つの組織に忠誠を誓い奉公する」という感じの年配社員が多くいました 私の上長でも「俺はこの会社が大好きだ!」とハッキリ言ってました 業績が悪い時は上から詰められ、家庭の事情を人事に伝えてあるのに遠方に転勤になり、下の自分から見ていても「辛そう」と感じましたが、本当に会社を愛していたように思います 昭和入社はまさに『一所懸命』『滅私奉公』の精神の人が多かったです 平成入社の私などは日本では「新人類」と呼ばれ、世界基準では「X世代」という「数学の答えのわからないX」「宇宙からの物体X」などのXで「今までの社員と…

  • 流動性のある労働市場への道

    解雇は自由にできる方がいいのか 労働法を改正して「解雇規制を緩めたい=米国のように自由に解雇を出来るようにする」ことにより人材の流動化を活発にしたいという声が高まっています その一方で「弱者切り捨てだ!」「いらなくなったら簡単に解雇できてしまう」という反対意見も多いです 『衰退産業から成長産業へ労働力の移動を!』『その為にリスキリングを!』は正論ですが、そう簡単にはいきそうもありません 社内を見ていても『リスキリングにより異なる分野へ異動に賛成』は若い世代で、日本の労働力のボリュームゾーンである50代は拒否的だそうです 米国のように解雇規制が弱く、活発に人が流動する社会の方が変化と競争には強く…

  • 無宗教の弊害

    日本にキリスト教が広がらなかったわけ ヨーロッパではプロテスタントの勢いが強くなり、危機感を感じたカトリック派は「もっと広い世界にカトリックを広げていこう」とイエズス会がヨーロッパのみならず遠いアジア諸国までキリスト教を布教します 九州に上陸した宣教師のフランシスコザビエルは非常に優秀かつ立派な人でしたが、思わぬ苦戦を日本で強いられます あの広い中国の30%をキリスト教徒にしたのに対し、日本はたった1%という数字からもわかります もともと仏教は四苦八苦という言葉があるように「良い考え方を取り入れてあらゆる苦しみから抜け出そう」という、どちらかというと哲学的な要素が強い性質があります 旅の僧侶が…

  • 人間関係に活かす「布施」「愛語」「利行」「同時」

    人と人の間を生きるのが人間 地球上には群れで行動する生き物と、単体で生きる生き物がいます 対した強さも、逃げ切れる早さもない人類は集団で生きる道を選びました 引きこもった生活をしている人も、電気に関わる人や水道ガスに関わる人、ネットに関わる人やゲームを作る人など多くの人のお陰で生きることができます 「俺は誰とも一切関わらずに生きるんだ!」とサハラ砂漠に1人で生活しようとしても数日しか生きられません 人と人の間を生きるから人間というのは古来より切っても切り離せないものです 人間関係は非常に重要で、人間関係が悪いのが退職理由の陰の一位に上がり続けています とある人のせいで、退職者が多いなどという組…

  • 高齢者の定義をアップデート

    健康寿命も延びている 小泉進次郎が「年金支給は80歳からでいい」という声に「死ぬまで働けということか!」と反発の声が上がっています 小泉ブランドはストレートに歯切れ良い発言と、強権的に実現をするところが人気ですが、現在の男性の平均寿命は81歳なので「死ぬまで働く」と考えるのはごく普通で「あの人ならやるかもしれない」と考えてしまいます ただ寿命は延び続けているので、1965年生まれから支給を1年づつ遅らせ、1970年生まれは『男性70歳・女性75歳からの年金支給』は妥当だと思います X世代は予測では男性85歳・女性97歳ですから「年金支給=老後は15年間」という暗黙のルールにも合致しています 1…

  • 新しい格差が生まれつつある

    下にいるほど平等を望む 資本主義は競争の原理で動いているので当然格差が生じます 義務教育までは平等に受けられる教育も、高校くらいから成績の良し悪しで受ける教育に差が出てきます 通常はこの辺から「世の中は平等ではない」と気づき始めます 部活などをしていれば中学から「レギュラーと補欠に分かれる」という経験をします 人間が平等なのは ①1日が24時間ということ ②法の下に平等 ということだけです 基本的に人は下の位置にいる時には平等を望みます Fラン大の学生が「学歴フィルターがある!」と怒るのもよくわかりますが、企業は企業で欲しい人材のランクがあります 営業などは実績が数値化されるのでわかりやすいで…

  • 若い世代は50代をよく観察しよう

    人口予測で観るキャリア 社会で活躍しているZ世代は、年々仕事をおぼえ活躍していると思います 今から老後のことを考えろと言っても無理がありますが、同じ会社の50代後半の方をよく観察しておいた方がいいと思います 昭和であれば55歳は定年で、平成前期も60歳で定年でしたから「新卒で入った会社に定年までお世話になる」というキャリアプランで何とかなりましたが、寿命が延びた現在は全く当てはまりません 70歳が寿命だった昭和と違い、令和は90歳、100歳になろうとしています 天寿という成層圏が高くなり、一段ロケットでは届かず三段ロケットが必要になります tomohiro358.hatenablog.com …

  • 退職ドミノ

    人手不足はさらに深刻化する 人手不足は求職者から見れば有難いことで、採用責任者からすれば 厳しい状態です お隣の韓国や中国が仕事がなくて失業者に溢れてる状況をみれば、日本は求人天国です 5年前に実家に戻りリゾート部門の採用責任者になりましたが、途方もない人手不足状態に驚かされます 要因も『求職者が来ない&離職率が高い』というダブルパンチで、前任の採用担当者は「なすすべがない」と退職したそうです こっちは実家に戻るための自己都合の異動なので贅沢は言えませんが「きつい部門に廻されたな」とはわかります まずまずの黒字ではあるものの、100人近い派遣社員のコストがかなり利益を圧迫しています 素人が見て…

  • 右脳感情と左脳感情

    頭がいい人って? 『南方正義と北方正義』の後は右脳と左脳を考えてみたいと思います 自然界は昼と夜、暑いと寒い、男と女など対で出来ており、人工物で動くものも動くと止まるスイッチ、アクセルとブレーキと対で出来ています 人間の性格も心も脳ですが、その脳も左右で役割が違います 人間だけが大きく脳が発達していますが「頭がいい」とはどういうことでしょうか? 『知識』は知ってる知らないの問題で、知っている=知識があるだけでは頭がいいとは言い切れません 『知能』は答えがある問題に対してより早く正確に解決する能力なので、てきぱき問題解決をしたり、よりよく改良改革をしたりする人は「頭がいい」と見ることができます …

  • 南方正義と北方正義

    東西南北の色の意味 東洋では東西南北を色で分けて表していました 「今はもう消滅した文化だよね」というかもしれませんが、意外にそうでもありません 現実=肉体の始まりは日が昇る東=青で、終わりは日が沈む西=白 精神=心の始まりは南=赤で、終わりは北=黒 現実のスタートである東は青ですので『青春』や「まだ青い奴」とか「そんなことも知らないの?できないの?=青恥」などと使われたりします 現実の終わりは日が沈む西で「最後は白い骨になる」ことから白で、降伏の時には白旗を上げたり、花嫁が「骨になるまで一緒にいます」で結婚式に白無垢をまとったりします ベラルーシという国は、東洋のモンゴル民族が征服した時、ベラ…

  • モルトケの法則で組織を観察してみる

    モルトケの法則 ヘルムート・カール・ベルンハルト・グラーフ(伯爵)フォン・モルトケ プロイセンおよびドイツの貴族、陸軍軍人、政治家 、軍事学者で、爵位は伯爵で陸軍の最終階級は元帥 1858年から1888年にかけてプロイセン参謀総長を務め、対デンマーク戦争・普墺戦争・普仏戦争を勝利に導き、ドイツ統一に貢献した。近代ドイツ陸軍の父と呼ばれた人物です モルトケは「戦争を戦術的に考えることが戦争の結果を最適化する」という考え方を提唱し、企業の人材育成や経営戦略にも応用されています ・能力が高く意欲も高い人 ・能力は高いが意欲は低い人 ・能力は低いが意欲は高い人 ・能力も意欲も低い人 の誰を優先的に用い…

  • 専業主婦はもういなくなる1億総労働者時代

    昭和の女性の就職は専業主婦だった X世代の私が大学生の頃は、同級生の女性の多くはキャリアプランは専業主婦でした 23歳で社会に出て、25歳で結婚するのならなぜ大学に来たの?と聞くと 「四大卒と結婚する為」 「大手企業に入社できるから結婚相手をグレードの高い人から選べる」 などと言われ、令和女子が聞いたら憤慨しそうな考え方をしていました 私の子供のころの『家族写真あるある』は、マイホームをバックに、子供と自家用車と写された写真がよく撮られていました 男性も「妻をもち、子供をもち、家をもち、車をもち、一人前になったぞ!」という感覚です 車も昇給と共に、カロリーからコロナやカリーナへ、そしてマークツ…

  • 従業員の二刀流・三刀流の時代

    就職温暖期はかなり長期化する バブル経済崩壊後には長きにわたる就職氷河期が続きました 世の中は相場で動いますので、バブル崩壊前と後では求人倍率に雲泥の差があります 同じ大学の同じレベルの学生でも、入社できる会社や条件が時代により大きく変わるということがまざまざと見せつけられました 当時採用業務をしており、私の会社は採用数に変化はありませんでしたが「求人がたくさん来るので絞らなければならない」となります 採用企画部の人員や面接官にもキャパがあるので、絞らないと対応できない⇒大学で絞るとなります 応募者からすれば「フィルターがある!」となります 人は人工的な差別を嫌うので「友人の大学は会社説明会の…

  • 頭のいい人を採用すべき?

    組織は人という細胞の集合体 「優生思想は人権侵害だ!」と言われればその通りなんですが、企業からすれば優秀な人材が欲しい=そうでない人材は採りたくないのも事実です 企業は人という細胞の集合体なので、優れた細胞の集合体なら優れた組織になります 求める人材は組織によって違いますが、優れた人はどの組織に行っても「入ってもらってよかった」と思われていると思います 人が劣性細胞だらけになれば病気になるように、企業も質の悪い人材ばかり採用していれば病気になります 採用担当者がババ人材ばかり集めていると、経営陣がいくら優秀でもいい会社にはなりません 「人が足りない!」で採用基準を下げる時が危険で、中小企業の中…

  • 優生論を支持する人達

    劣等遺伝子の拡散を防ぐ 以前、日本で施行されていた『旧優生保護法』について書き綴りましたが、周りと議論してみると意外に「優生思想」に賛成派が多く驚きました 1883年イギリスの科学者フランシス・ゴルトンが「優生学」という『劣等な子孫の誕生を抑制し優等な子孫の誕生を促進することにより、国家全体あるいは民族全体の健康を図ろうとする学問』を誕生させます 日本でも「不良な子孫の出生を防止する」という旧優生保護法が施行されます tomohiro358.hatenablog.com 「令和ではこんな考え方をする人はいない!」と思っていましたが、意外に優生学を支持する人が多く少し驚きました 「もっと徹底すべ…

  • ペルソナ

    人は仮面をもつ 幼稚園や保育園に行きだすと、子供は独自の社会性を身につけます 同学年の子供たちが一気に増えるのでここからが社会参加といえ、人と比べることにより自分のことがわかり始めます ルールに従うこと 共感しあえる喜び 人それぞれの感性 友達の作り方 攻撃してくる相手からの守り方 社会の基礎中の基礎を学び始めます 自分の家から出ることにより外ずらができてきます 友達に見せる顔・教師に見せる顔・親に見せる顔と、外ずらの種類も増えていきます だいたい20年前後の学習期を過ぎると自立して社会に出ていきます 学校は知識の習得だけでなくて集団行動を身につける意味でなくてはならない存在です 敵を創らない…

  • 無駄話で無意識に測られる知力

    無意識の自己防衛本能 人は顕在意識(自覚している自分)10%、潜在意識(自覚出来ていない自分)90%ですから、無意識に判断して行動していることも多いです 『潜在意識を少しでも顕在意識にしていくことが重要』とはいいますが、どんなに優れた心理カウンセラーでも容易ではありません 女性は本能的に自分とは異なる男性の遺伝子を求めるそうです 自分にない遺伝子を取り込むことにより、より優れた子孫を残そうとする本能です その判断は男性の臭いで行われるそうです 最近の男性は臭いに気を配っていますが、肌を交わらせればすぐに見抜かれるようです 悲しいかな、同遺伝子の父親の臭いなど嫌悪感の対象です 嫌な言い方になりま…

  • 意識高い系の方がいいのか

    昭和は意識高い系の時代 私は平成に社会に出ましたが、新入社員入社研修では社外講師の方が「人生は熱く生きなければ意味がない!仕事も熱量の強さで成果が決まる!」と何度も述べていました 最初に擦り込まれた生き方は、今でも消えることはなく生きています 令和は「努力しても無理なものは無理」「人生に生きる意味はない」だからもっと気楽に楽しんだ方がいいという文化です 「生物は食して生命維持をすることと、子孫繁栄=繁殖以外の生存理由はない」と言われますが、大きくなり過ぎた人間の大脳はそれでは消化不良です やはり自分の人生の意義を求めようとします 日本人が意識高い系から意識低い系に変化していったのは、頑張って倍…

  • 部下の育成一流・二流・三流

    自己成長できるか否かは重要項目 いい会社か否か評価する基準は人それぞれですが、Z世代などは『自己成長できるか否か』も一番の基準になっています 質の良いZ世代ほど自己成長できる企業を本気で探しています 自己成長できるか否かは会社も重要ですが、指導する上長の方が重要だと思います 同じ仕事内容でも「あの人の下は育つ」「あの人の下は伸びない」「あの人の下はよく辞める」など管理職により差があります 部下が育つ上司は、立派なことを言っている人というわけではなく、学歴でもなく、男女でもなく、出世が早かった人でもありません 会社としても未来を創ってくれる虎の子の若手を誰に預けるかは非常に重要です 私も支店長に…

  • 48歳&82歳でみる人生の幸福度

    幸福とは 「あなたは幸福ですか?」と聞かれても、幸福の基準があいまいで答えにくく、気分でもだいぶ違います ただ、過去を振り返ると「あの時期は受験に失敗して暗かったな」とか「社長賞をもらうほど成績好調で輝いてたな」などはあります 同じことを経験しても「最悪な経験をした!」と記憶する人もいれば「あの経験で一つ賢くなった」と苦労を糧にする人もいます いわゆる欠けた部分に目をやる『谷の人=俗人』か恵まれている部分に目をやる『山の人=仙人』下の違いです tomohiro358.hatenablog.com 大きく分けて幸福には3種類あって 成功したり、美味しいものを食べたり、快楽から発生する幸福をドーパ…

  • AI時代は少子化は好都合

    人口ボーナスとは言うが 歴史の時間の最初に教わるのが「大河の近くで文明は発展した」ということです 太陽の光はダダ 大地もタダ 空気もタダ となれば、後必要なのは水になります 古代の文明発祥地は、いまだに人口が多いです 「これからの戦争は水をめぐって起こる」と言われます 島国で守りやすく、水資源も豊富な日本は恵まれています なんせ、水資源が豊富で、水の10%ほどしか使用していないという贅沢ぶりです 「資源がない」と嘆く日本人ですが、太陽・大地・空気と並んで必要な水に恵まれているわけですから、決して未来は暗くありません そんな日本人が未来を暗く見る最たるものが『少子化による人口減』です 人口ボーナ…

  • 社会の進歩は新しい病気を生む

    陽に進んだ分、陰にも進む 何度か話していますが、東洋には『一極二元論』という考え方があります 人は良くしようとして陽の方向に進みますが、陽に進んだ分、陰にも進んでいるということです 美味しい食べ物がたくさん溢れていますが、そのお陰で太ることに悩むようになります 「痩せることにこんなに苦労するなんて苦しい」からといって、食糧難に苦しむ国に移ろうとは思いません 東洋哲学は『中庸を良しとする』ので、美味しくてもほどほどにということになります スマホの害も色々問題視されますが、害があるからといってスマホが今さらなくなるわけではありません 「乗り物の発達は人の足腰を弱くした」 「食料自給が改善し、医療も…

  • 若者の就活とジョブ型社会の未来

    いつの時代も「最近の若い奴らは」が口癖 私はⅩ世代で、Ⅹと名付けられたのは数学の不明部分に使われる「X」であり、宇宙からの物体Xの「X」で「理解に苦しむ世代」という意味です 東京オリンピックの後に生まれ、アポロが月から帰ってきたあたりから後の世代になります 「日本が豊かになってから生まれて来て苦労を知らない」 「仕事より自分のプライベートを重視する軟弱な若者」 「とにかく我々世代からは理解に苦しむ若者たち」 と言われていましたが、そのX世代が「Z世代は扱いが難しい」「Z世代は怠け者」など言っていたりします どの世代にも優秀な人間、イマイチな人間がいます どの時代も「最近の若い奴らは」という声が…

  • 近代史をもっと学ぶべき

    忘れてはいけない歴史がある アマゾンプライムビデオで『13DAYS』が再び鑑賞できるようになったので、もう4回目ですが久しぶりに鑑賞しました 「歴史ものは近代史を鑑賞し考察することが重要」と言われます 「三国志は本当に面白いが重要ではない」と言われたことがあります 第三次世界大戦・核戦争を回避したという意味では見ておいた方が良い作品で、アメリカがもっとも震えた13日間と描いた映画と言えます キューバ危機とは1962年にソ連のキューバへのミサイル配備をきっかけに起きたアメリカとソ連の核戦争寸前の危機的状況のことで、アメリカののど元であるキューバに核ミサイルを配備されたケネディ大統領がキューバ海上…

  • 70歳定年・80歳定年・90歳定年

    平均寿命-15年=引退年齢 もうすでに『70歳定年時代』だと思います 終身雇用&年功序列の昭和の雇用モデルをまだ少し引きずっている人がいる日本ですが、この2つは55歳定年だからできたことです 日本は世界一年金支給年齢が遅いですが、それは世界一長寿だからです それでも支給期間の平均は長いです 団塊ジュニア世代は世代は人口のボリュームゾーンであり、年金支給年齢は男性70歳・女性75歳になると思った方がいいです 年金支給期間=引退した老後期間は15年と計算されているので『平均寿命-15年=引退年齢』となります 男性の場合60歳前後で亡くなる方もいますが、90歳まで生きる方もおり、かなりばらつきがあり…

  • ハラスメント撲滅で進化した共感力

    波動が変わった21世紀 私が社会人になった平成初期は『ハラスメント』が問題になり始めた頃でした セクハラから始まり、パワハラ、モラハラなど次々にハラスメントが生まれ、取り締まりが強化されています 新しいハラスメントができても知らずに、警告を受けてから知る場合もあります 5年前、一緒に中間採用の面接をしていた面接官が「ご結婚はされてますか?」と50代の男性に問いかけ「これはシングルハラスメントになりますよ」と注意を受けます シングルハラスメントは結婚していないことに対することを不快に思わせる行為 マリッジハラスメントは独身者に結婚を勧めたり、結婚していないことを責めるような行為 結婚率が95%を…

  • 就活生の企業人気相場=魅力×時勢

    学生は給料が高ければいいというものではない 人手不足から賃金は増えていますが「報道は見てるけど増えてるの?」という人も多いと思います 厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」の発表によると 時間外や休日手当を除く「所定内給与」は 大卒の男性では前の年からの伸び率が ・20代前半がプラス3.1% ・20代後半がプラス3.4%だったのに対し ・30代後半が0% ・40代が1%台 ・50代はマイナスでした また ▼大卒の女性でも ・20代前半がプラス2.1% ・20代後半がプラス1.9%だった一方 ・30代後半がプラス0.3% ・40代はマイナスでした 「賃金上げろ!」という声は内外から多いので、人手不…

  • 「直」と「曲」

    人はいくつもの顔をもっている 『八面観音』というものがあります 「人は八つの顔をもっている」という意味ですが、八重人格とかではなく「八つの自分が常に話し合って決めている」という意味のようです よく漫画に出てくる「善の自分と悪の自分の議論』は誰でもわかりやすいと思います もし8人の自分がいるなら、決断が早い人は圧倒的に一人の強い人格が仕切る独裁国家で、考えすぎて決断が遅い人は皆がそれぞれしっかりした発言をしている民主国家といえそうです 頑張り屋の自分と怠け者の自分 やさしい自分と冷たい自分 明るい自分とむっつり拒否的な自分 健康志向な自分と健康無視の自分 仲間を求める自分と孤独を好む自分 いろい…

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