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人事から見た採用とキャリアアップの実情 https://tomohiro358.hatenablog.com/

長年の採用教育の経験から①新卒の採用②ミドルの転職③シニアの生きがい転職④キャリアアップ⑤メンタル問題などを語っていきたいと思います

ASHIKAGA
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2021/02/25

  • カスハラはどうなっていくのか

    カスハラしやすい人とは カスタマーハラスメント=カスハラとは、カスタマー=顧客から受ける理不尽な要求や暴言・暴力などのことで、 サービス業に従事する人などは特に被害にあいやすいです カスハラにあい、精神的なストレスやトラウマになることもあります 先日の報道番組で、カスハラしやすい人は『役職者のまま定年退職した人・管理職や元管理職』などが上げられており、中高年・シニア層に多いようなイメージが植え付けられます 「そんなことはないだろう!」と調べてみると 81.1%が男性 50歳代・・・40.6% 40歳代・・・20.3% 30歳代・・・17.2% と40歳代~60歳代 の男性が多いということになり…

  • X世代は前頭葉を鍛えることが大切

    新人類と言われた世代も古くなってきた 「なぜ1965年生まれ以降から、世界基準でX世代と呼ばれるようになったのか?」 ゼネレーションXのXは「数学の方程式のX」「謎の生命体X」などの「答えや正体が不明なので、これから答えを導き出そう!」のXです 簡単に言えば「理解不能な若者たち」「今までとは違う若者たち」ということです 日本でも『新人類』などと言われるようになったのもⅩ世代からです それまでは武士道的な精神が残っていて「一度入社した会社は最後まで忠義をもって勤め上げるもの」でしたが、Ⅹ世代からは活発に転職が始まります 本当に、その少し前の世代は苦しくとも会社を辞めないのに、Ⅹ世代に入った瞬間に…

  • 選別されていた命・・優生保護法

    社会は人を格付けする 中学生の時「天は人の上に人をつくらず人の下に人をつくらず」と教えていた先生が「日本は人口がどんどん増え続けて困っている!勉強できない奴や社会のルールに従えない奴から消される時代になるぞ!」と言われたのを覚えています 令和から昭和をみると本当に「不適切にもほどがある!」時代です 「教師がそんな発言をするなんて大問題だ!」とはならず「そうなったら俺大丈夫かな?」となるのが昭和の時代 令和から見ると昭和はまだまだ社会は未熟です 校内暴力のピークの時代でしたので「規則に従えない奴は社会に出てもろくな社会人にならない」という教師も多かったと思います 中学と言えば今まで平等に扱われて…

  • 本当に日本人の幸福度は低いのか?

    「感じるもの」は測りにくい 「あなたは今、幸福ですか?」と聞かれても返答に困ります 「幸福です」と答えたところで「どのくらい幸福ですか?」などと聞かれるとさらに返答に困ります 感じるものは測る基準がなくわかりにくいです 「暑いですか?」「寒いですか?」などは気温と比例すると思われますので、まだ信憑性がありますが『幸福度』を測るのは難しいです 多くの国際調査で日本人の幸福度が低いことが指摘されていますが「日本は不幸な国」とは思えません あえて言えば ・幸福を感じにくい気質 ・プラスよりマイナスを数えがち ・満足度のレベルが高い などだと思います 「自分のことを好きか?」などの部類の質問に対して、…

  • Ⅹ世代の生きずらさ

    X世代ってどんな世代? 世代分類にはいろいろありますが、日本独自の「バブル世代」「さとり世代」などのものと、世界基準であるX世代・Y世代・Z世代・α世代などがあります この2種類は元号と西暦のようなものです 最近、年長者に「1964年以上前に生まれた人は何世代なの?」とよく聞かれるので、その辺に詳しい人事の人に聞いてみたら「60歳になったら世界共通シニア世代ですよ!消費の嗜好や能力、性格特性など特に分析されなくなります」とのこと 「人生100年時代なのに寂しいことを言うもんだ」と思いました とはいえ『未来は若者が創る』のは事実なので、社会が注目すべきはZ世代・α世代になります まして、この世代…

  • 報償心理

    苦労は報われるべき論 「こんなに頑張ったのにこの結果はひどい」 「努力や苦労は結果とは比例しない」 人にはいろいろな考え方があります 一般的には子供や若者には「努力した分、結果は良くなる」と教え、年齢が進むにつれ「努力してもダメなものはダメ」という考え方に変化していきます 韓国人は共通して「苦労は報われるべき」論が強いそうです 韓国人は『勝ち組たる存在になるために半端なく苦労する』国民のようで、努力かが多いとされる東アジアの中でも特に努力家なようです IQの高い国を調べると、日本・韓国・香港・シンガポールなどの東アジアの国々が上位を占めます またこれらの国の人々は共通して勤勉で、あまり楽観的に…

  • キャリア研修では習得できないキャリア知識

    若い世代は何を求めているのか キャリアモデルは5年前から入社案内にも表示しています いわゆる「〇年後はこんなスキルが身について、こんな仕事を任されて、こんな役職で」というものです これは学校側から「働いている自分、将来の自分がイメージ出来ない会社は学生に避けられる」というアドバイスをいただいたからです 昭和の『一所懸命』=同じ会社で最後まで勤め上げるという思考は平成時代に徐々に風化していき 「嫌なら辞める」 「別の会社に自分の能力を高く買ってもらう」 「人間関係が悪いところは逃げればいい」 「業界が低迷したら伸びてる業界に移る」 「我慢して精神を病んだらバカらしい」 「ずっと同じ会社にぶら下が…

  • 引き継ぐということ

    2代目は2代目の苦しみがある もう30年も前の話ですが、私の叔母が夫の姉にお金を借りてお店を出しました 気さくな人柄と天性のアイディアマンなので、お店は非常に繁盛していました ところがお金を貸してくれた義理の姉は、事あるごとに「私がお金を出したお店」「私がお金を出したからお店ができた」としゃべります 小学生だった私の耳にも入ったくらいなので、かなり吹聴していたと思います 叔母からすれば「私が考えて、働いているからお店が繁盛している!お金を出しただけでは商売にならない」というような愚痴を母に漏らしていました 「あんなに吹いて回られるのであれば、面倒でも銀行に借りればよかった」とぼやきます この義…

  • 就活と業界選択における差異

    業界により採用は違う 長男がただいま就活真っただ中です 長女は社会に出たので、来年三番目が就活に入り終わると、大学の学費とそれぞれの家賃がなくなり一気に家計が軽くなります 22年間の学習期を終えれば、親はぐんと楽になります 「採用の責任者なんだから、子供の就活にもいいアドバイスできるのでは?」と思われがちですが、業界により採用の考え方や手法は大きく違います 長男は食品業界が中心で「企業規模の割に採用数が少ないな」と感じます 多分人が辞めないので、定年退職した人の分しか採用しない会社が多いようです 極めて定着率の高い業界のようですが、逆に私はリゾート部門で宿泊業の採用にまわりましたが、人はどんど…

  • 60歳以降の仕事の現状

    くう・ねる・あそぶ 前回の「伸びた人生をどう生きるか」の続きです 今日も話題になりましたが「平均的に自営業の人は長生きだね」ということです 仕事で幸福度&長生きの高い条件は ①自由さがあること ②達成感があること ③モチベーションタイプが合っていること だといいます 逆に幸福度が低く短命になりやすくのは ①休みが少ない ②雇用が不安定 ③労働時間が長い 仕事だそうです サラリーマンで短命なパターンは ・満員電車に長時間揺られて出勤の毎日 ・多くの人間関係でのストレス ・拘束時間が長い ・基本的に指示・命令で動き、自由度が少ない ・休日は疲れをとるのがメイン ・定年後は趣味がない は健康寿命も短…

  • 伸びた人生はどう生きるべきか

    ライフモデルは平均寿命からつくられている 初めて中国を統一した秦の始皇帝が次に求めたのは『不老長寿=永久に生きられる身体』です 中国統一も部下たちにとっては難題だったと思いますが、不老長寿薬を手に入れろという命令はそれをしのぐ難題です 「不老長寿の薬草を知っているので、そこにたどり着くための資金が欲しい」という詐欺のような連中も多数表れたようです 老子の道教も『健康長寿』を理想としています 飢えや病気と闘いながら、人類は健康長寿社会を創ってきました 長生きが良いか悪いかは哲学的問題として、現実にはどんどん長寿になってきているのは間違いないことです 昭和末期の平均寿命は70歳だったので『学習期2…

  • 退職代行サービスにみる若者の意識変化

    新しい仕事は増えていく 退職代行というサービスがあるそうです 本人に代わって「会社を辞めます」と伝えてくれるサービスですが、最も強烈なカスハラ=カスタマーハラスメントを受ける仕事の一つだそうです 初めて退職代行業を聞いた時は「なんでそんなことも自分でいえないんだろう?世も末だ!」と思いましたが、仕事現場を見る限り退職される企業の罵声は凄いものがあります 「なんで本人でなく、わけのわからないサービス会社から電話が掛かってくるんだ!」という気持ちはわからないでもないですが『最近の若い奴らは軟弱だ!こんな退職の仕方をするなんて許せない』と考えるか『こんなサービスを利用されるなんて、社風と制度を見直す…

  • 空想幸福

    幸福を目指す人間 「働かざるもの食うべからず」という言葉がありますが、支配者の都合の良い貧しい考え方です 戦争に負けてからの日本人は「勤勉は美しい」という思考が摺り込まれていますが、これも国にとって都合のいい思考です 勉強するために生きてるのではなく、働くために生きているのではなく、幸福になる為に生きているのが人間です 幸福になる為に勉強し、幸福になる為に働いています 勉強したから社会で活躍でき、働くからお金でいろいろな幸福を得ることができます 幸福は基準がなく、知能でなく知性で考えるべきものです お金がたくさんあることなのか? いい学歴を積めば幸福か? 好きな人と一緒になれるのが幸福か? 出…

  • 時代は逆行せず新しい安定を求める

    常に人生の安定は違う 人々は 常により良い安全・安心・安定した人生を創ろうとします 昭和の終身雇用・年功序列がいい例で「新卒で入った会社が一生面倒をみてくれ、役職と賃金は年齢と共に誰もが上がっていき、老後は高額な退職金と年金で安心した人生」という社会の仕組みがつくられました 平成に入りバブル経済の崩壊と長引く不況がその仕組みを壊しましたが、終身雇用・年功序列が頭に擦り込まれてしまった世代は困惑しています かろうじて労働法で人は簡単に解雇できず、国も雇用の安定を第一に考えるので終身雇用ぽさは残されています よほどの人手不足でない限り年功序列は終わりを告げてますが「50代で役職定年」の現実を受け入…

  • 変わるのは自分

    世の中はどう変化するかわからない 「子供の頃よく遊んだ公園が、今はお年寄りだらけになっている」 日本の風景も少しづつ変わってきています 長野県では「公園で遊ぶ子供の声がうるさい」というクレームから、公園が閉鎖されニュースにもなりました お年寄りの人数が多い地域では、絶対数の多いお年寄りの声が反映されやすいです もっと驚いたのは、最近ラブホテルの閉店が多いそうですが、その後が老人介護施設になっている場合も多いということです 一部屋一部屋トイレと広いバスが付いているので、確かに贅沢な介護施設になります 少子高齢化と一口に言っても、考えてもみないものが考えてもみなかった変化をします 子供が減って遊び…

  • 子供は資産から負債になり次は・・

    昔は子供は資産だった パナソニック(松下電器)の創業者・松下幸之助さんは9歳から丁稚奉公だったのは有名です 故郷の和歌山県から大阪に旅立ち、商売の本場である船場で丁稚として働くことになります なんせ10歳にも満たない子供ですので、幸之助さんは「毎晩、店をしまって床にはいると母のことが思い出して泣けて仕方がなかった」と回顧しています 賢く努力家だった幸之助さんは、独立開業し実業家として成功していきます 丁稚奉公は江戸時代から昭和の終戦まであり、10歳前後で家を出され下働きになり、親は『身売りしたお金と食い扶持の減』使用する側としては『安い労働力』が手に入ります ウィキペディアでも「10歳前後で商…

  • 経験で磨かれる知性

    教えられたことと経験では違う 「やる気が大事」「やる気しだい」と幼少期より何度も言われます 実際は始める前からやる気がある場合は少なく、やりだすうちにやる気がわいてくる場合が多いです 社会人の経験が長くなるうちに変化していく教えは多々あります 正しいか否かではなく、個人の知性で理解し解釈しインプットされていきます 知識や、やり方などの技術はもちろん大切ですが、行動してみることは最も大切で、行動したことによって体験学習することは大切な知的財産になります 知識・やり方以上に『考え方』は重要です 誰もが知っている名言で『百聞は一見に如かず』という、人の話ばかり聞いているより実際自分で観てみる方が良く…

  • 欲求と消費の関係

    消費活動は社会の血液循環 以前、欠けた部分が気になる人、欲求が強い人は俗人という内容を書きました 「あれが欲しい」「ここが不満だ!」などの欲求が強すぎると強欲な人物に見えます 常に満たされない状況は幸福度を下げます とはいえ、この底なしの欲求の強さが経済活動を活発にしているのも事実です tomohiro358.hatenablog.com 私が社会に出る時トヨタ自動車のCMで「いつかはクラウン」というキャッチコピーがありました 最初はカローラで、次にコロナ・カリーナ、次はマークⅡ3兄弟で最後はクラウンに乗るのがステータスという風潮です 高度成長期に日本は、さらにその上のシーマやセルシオを作り出…

  • 人事の重要な業務とは何か

    本社はコストセンター 「営業マンは増やせば売り上げが上がるけど、事務職は増やしても売り上げは上がらない」 という現実があります これをかつて「本部はコストセンター」と言い切り、ひんしゅくをかった役員がいました 慌てて別の役員が「営業は筋肉!本部の部署は内臓!社長は頭脳!内臓に働きは見えにくいが、なければ死んでしまう!」と言い換えてました 「あんたは売り上げを創るわけでもなく、売れるものを創るわけではなく、売上を生まない仕事をしている」と言われれば、やる気は失せます 当時の私は営業企画部だったので「売れる仕組みを作るは微妙だな・・・」と感じた言葉でした 「いい物を作っているのに売り方が悪いから売…

  • 日本は資本主義であり社会主義?

    最も成功した社会主義国家 まだ中高生だった頃、ソ連のゴルバチョフが来日し「日本は最も成功した社会主義国家」と述べていました 「えっ、日本は資本主義でしょ?何言ってんだろ?」と浅い知識ながら疑問に思います 長らく社会で活動して、他の資本主義国家と比較してみると「日本は社会主義的」と感じることがあります 調べてみると、資本主義は「生産のための組織が、資本によって作られている経済体制」とあります 資本制企業が物財やサービスの生産、流通の主体になっている経済体制のことを「資本主義」と呼ぶようです 資本が生産活動の主体になっている経済体制で、産業革命によって確立された経済体制で、生産手段を資本として私有…

  • 山の人と谷の人

    感謝と不平不満 おそらく道教思想の言葉だと思いますが 「自分の顔の○○が気に入らない」「うちの会社は○○が不満だ」など、欠けた部分にばかり目が行く人を『谷の人』=俗人といい 「五体満足で感謝している」「うちの会社は○○が良く有難い」など、ありがたいことに目が行く人を『山の人』=仙人と呼ぶようです 仙人とは長く山で修業した素晴らしい思想をもつ人というイメージですが、実際は『陽の目で物事を観れるようになった人』なのかもしれません 皆が一生懸命に働けば働くほど世の中は便利で快適に良くなっています 不平不満ばかり言う人に比べ「世の中どんどん快適になっていく!ありがたいな!」と周りを見るようになるには確…

  • すぐ辞める若手の脳

    定着率が悪いのも良すぎるのも問題 「若手社員がすぐに辞めてしまう」と悩む企業は多いと思います 「最近の若い奴らは・・・」と原因他人論で済ましてしまっては、翌年も同じ愚痴を言う羽目になりますので、まずは原因自分論で考えることから始めます 採用担当者は採用担当者なりに 教育担当者は教育担当者なりに 現場管理職は現場管理職なりに まずは自分のやり方のどこがまずいのかを考えるべきです 個人的には採用担当と教育研修担当は同じ人が望ましく、現場の長とも密に接することができる人が理想だと思います 「採ったらおしまい」になる可能性があります そのうえで、若手の定着にどうにもならないことが原因の場合もあります …

  • 思考と行動の断捨離

    自分にできることは何だ! 悩みは幸福度を下げます 悩みは『人と比べる』行為から発生もします 悩みの中には妄想的なものもあります 妄想的な悩みは『未来予測からの不安』からも発生します とにかく人は中庸的な言葉より、偏った言葉に刮目してしまいがちです 「少子高齢化で日本は終わる」などの類の言葉です まだ起きてもいない未来に不安を覚え、悩みます エピクテトスは 幸福への道は一つしかない それは自分の力ではどうにもならないことについて 悩むのをやめることである と述べています 自分の力ではどうにもならないこと・・・ 少子高齢化を止めなければ 物価高騰を止めなければ 経済の長期低迷を止めなければ お金は…

  • 人生100年時代の問題点

    まだ来ていない『100年時代』 雇用延長を議論する時に必ず「いったい何歳まで生きるんだろうね?」という話が出ます 「国は今は70歳まで雇用しろと言ってるけど、必ず75歳、80歳まで雇用しろと言ってくるよね」 「労働所得一本の人は85歳でも雇用しろと言いそうだ」 「男性は60歳前後で亡くなったり、寝たきりになる人も多いよね」 雇用延長どうする?という議論が仕事柄多いせいか、長寿社会に対して考えることは多いです とはいえ『人生100年時代』はまだ来ていません 「今の中学生の半分は107歳まで生きる」と言われていますので、100年時代は現在の20代・30代の人からではないでしょうか? 昭和の『人生7…

  • 苦痛から逃れる知恵

    人は辛い経験を糧にできる 「子供が傷つかずに大人になることはない」といいます 子供が傷つかないように大人はいろいろ配慮しますが、現実問題それは難しく、時が経てば子供も「辛かったけど必要な経験だった」と悟るようになります 人間以外の動物は『10時間ぐらいしか記憶力がない』といいます 人間は辛いことも嫌な経験も忘れずに記憶しています これは『辛い経験を糧にできるから』だと言われています 逆に『辛い経験をずっと覚えているから、乗り越えようと知性が発達した』とも見れます 辛い経験を糧にできなかった場合、トラウマになるのかもしれません 大概の企業の新入社員入社研修では「知識」「やり方」とは別に「考え方」…

  • 人生を狂わす長すぎる住宅ローン

    モノの値段は不透明 学生時代はファミレスでアルバイトをしていました コーヒーが250円で、お代わりし放題・・・・・ 「喫茶店でも一杯500円くらいとるのに大丈夫なのか?」と疑問に思います 退職が決まったアシスタントマネージャーに聞いてみると「ああ、コーヒー豆は一袋100円だし、一袋で30杯作れるからね」「自社オリジナルで創っているし、1種類だから100円でも質は高いよ」とのこと 学生でしたから「100円で30杯!ぼったくりじゃないのか?」と思ったりします 営業企画部にいる頃は「宣伝費は価格の1%以内」と強く言われていました 先輩社員が「化粧品会社はいいよな!」とよくぼやいていました 化粧品の大…

  • リーダーのレベルは国民のレベル

    政治家のレベルは国民のレベルと比例 『国民はみずからの程度に応じた政治しかもちえない』というのは松下幸之助 さんの言葉です 松下幸之助さんは 「国民が政治を嘲笑しているあいだは嘲笑い値する政治しか行なわれない」 「民主主義国家においては、国民はその程度に応じた政府しかもちえない」 と述べていました 「国民一人ひとりがもっと自分のこととして政治に関心を寄せなければならない」ということです 民主主義の怖いところは 本当に日本を良くしよう!と真剣に考えている人間も 社会学・人間学をよく理解している人間も 未来に対してどのような政策が必要かわかっている人間も ただただ不満だらけで生きている人間も 考え…

  • もうひとつのステップアップ

    摺り込まれた雇われ人生 働き方の変化について書き綴っていますが、今回もその続きになります かつてナウル共和国という国を紹介したことがあります 働かなくても大丈夫ですよ 税金は不要 日々の生活費までも支給 医療費・学費・水道光熱費までタダ 家事でさえ外国人労働者がやります 結婚したら新居は国が無料で建てます ハワイやグアムのような南国に、このような超高福祉国家がありました リン鉱石の採掘事業で莫大な利益をもたらし、掘って売るだけのリン鉱石採掘事業だけで国民を養うことができたのです 一人当たりのGDPは日本の2倍! この国民総ニートの国は、リン鉱石が尽きるとともに崩壊します tomohiro358…

  • 一本足打法よりプラス副業

    副業の時代になる 前回の働き方の変化の続きになります 給料所得のみという一本足打法から、副業をプラスして給料以外の所得を増やそうという話です これからの時代、水源はいくつかあった方がいいです Z世代は『60・20社会』=労働期間60年・企業の寿命20年を生きるからになります 日本は寿命の長い企業が多いですが、会社は変わらずとも業態は大きく変えて延命している場合が多いです 大手の百貨店は元はすべて呉服店でしたが、呉服が衰退産業になったので百貨店という業種に生まれ変わりました デジカメやスマホの発展でカメラフイルムは衰退しましたが 、業種転換できた富士フイルムは生き残り、コダックはうまく業種転換で…

  • 働き方は5段階で変わっていく

    昭和型の労働モデルは完全に劣化している 戦後の日本はアメリカ人の生活をひたすら追い求めてきました ・冷蔵庫・掃除機・洗濯機の3種の神技のある暮らし ・車・カラーテレビ・クーラーの3Cのある暮らし ・学校を出ると終身雇用で最後まで面倒をみてく高額な退職金もある ・老後は悠々自適な年金暮らし の学習期20年・労働期35年・引退期15年の70年間の人生プランです 一方のアメリカは戦争には勝ったものの、経済戦争では日本に負けて、終身雇用は維持できなくなりましたが、実力主義にシフトして競争力の強い社会へと変化していきました 日本が「1億総中流社会を実現したぞ!」という頃「全員平等をやめて、格差はあっても…

  • 貧しくて置き去りにされた人達

    〈上・長野県旧天龍村の画像〉 国は豊かさを目指さなければならない 資本主義社会は競争のエネルギーで動いているので、激しく競い合わされたり、大きな格差が生まれたりします そんな現状に嫌気がさして、経済発展に否定的な人たちも多いです 中国の若者の寝そべり族が問題となっていますが「激しく受験で競争させられて、社会に出てもまた激しく競争なんて御免だ!」「ゼロコロナ政策で多くの企業が潰れ、大学出てもろくな仕事がない」などが重なり、一日中ゴロゴロしている若者が増えています 日本や欧米でも「金持ちはどんどん金持ちになり、一生懸命働いても貧しい人たちは苦しくなるばかりだ」という現実に嫌気がさす人は多いです 「…

  • 最も重要な投資は教育投資

    自己投資の重要性 前回の「教育とは何か」の続きになります 日本人は労働と聞かれると 「勤勉に協調性をもって務めること」 「お金を得るために働かなきゃならない」 「学校出たら次は就職」 という感覚で労働を捉えていますが、米国では『労働投資』=労働市場に自分という資本を投入して給料というお金を得るという考え方です だから自分という資本の価値を上げる為の学歴・資格取得・学びになります お金に余裕ができると 金融市場にお金という資本を投入し、お金にお金を稼がせる『株式投資』 不動産市場にお金という資本を投入し、土地にお金を稼がせる『不動産投資』 を行います この2つの投資は現実的に、労働投資より大きく…

  • 教育とはなにか?

    間違った認識の企業もまれにある 子供や部下などの目下に対する教育を考えてみたいと思います 老子の言葉に 天は万物を生みてこれを所有せず 万物を育ててこれを支配せず 現実を現実としてあるがままに受け入れ 物事がそれが進みたいように自然に前に流れさせてやりなさい とあります 自然界の法則でいえば、子供を産んだ親とはいえ「子は所有物ではない」 懸命に育てるのだが「子を支配しようとしてはいけない」 と説いています 昭和の企業にわりと多かった教育が 強育・・・とにかく強く育てるという教育です 結果を出すまであきらめない強さ、踏まれても立ち上がる強さなど「しぶとく前進すれば何とかなった時代」といえそうです…

  • コミュニケーション弱者でも問題ない

    コミュニケーション強者が有利な時代が続いたが どれだけ頭に詰め込んだかが評価された学生時代が終わり、社会に出ると「コミュニケーション能力が大事」と言われるようになります 私も社会に出るときに『今までは入れる頭が評価されたが、これからは出す頭が重要になってくる』と言われました 「社会に出たら稼げるのは知識ではなく、伝達力・表現力・会話能力・情報収集力」いわゆる出す頭です まだ真っ新な状態の学生が「社会に出て必要な能力は何ですか?」と聞くと「コミュニケーション能力」とアドバイスされることが多かったと思います まず第一にコミュニケーション能力が高い人間は情報強者でした 会話量=情報量の時代でしたから…

  • リタイア後の自由が苦痛

    趣味がないのは懸命に働いてきた証 寿命が延びたことによる働き方の変化について2回にわたり書き綴ってきましたが、今回はリタイアした後の問題を考えてみたいと思います 定年延長をしている社員は『お金の為』という人が7~8割だと思いますが、中には「家に引きこもってもやることがない」「人間関係を継続したい」などの『孤独が苦痛』という理由の人も多いです 長年勤めてきた会社生活から引退するとなると、誰でも感傷的な気分になりがちで、通う場がなくなることに戸惑いを感じる人も少なくないと思います 反面、毎日職場に通わなければならなかったこれまでの人生では「いつか自由な身になりたい」と思うこともあったと思います 自…

  • 令和は定年がなくなる時代

    昭和のキャリアモデルは寿命が70歳としてつくられている 前回の『寿命の延びとキャリアモデルの変化』の続きになります 平均寿命が70歳で、ひとつの企業で55歳まで働き続け、定年後は悠々自適な年金暮らしという昭和のキャリアモデルは令和には当てはまりません 寿命が延びたからです 20年延びたとすれば、キャリアモデルも大きく変わってきます tomohiro358.hatenablog.com X世代の「昭和の終身雇用と老後に年金暮らしのキャリアプランは変えたくない」というのもわかりますが、変化の早い現代は企業の活躍できる期間は短くなってきています 日本は長く続く企業が多いですが、それでも企業の寿命は短…

  • 寿命の延びとキャリアモデル

    いつの時代も未来は暗い セロトニンが多い南米やアフリカの人は楽観的ですが、少ない東アジアの人は不安症になります 東アジアの中でも日本人は特に少なく90%近くの人が不安を抱えやすいハートをしています これは非常に損な性格に感じますが ・日本の製品は壊れない ・サービスが丁寧 ・交通機関の運行が段違いに正確 ・貯蓄率が高い ・社会ルールを守る などのメリットもあり、コロナの時も最後までマスクを取らない国が日本でした 「少子高齢化で日本は縮み続ける」 「労働人口がどんどん減っていく」 「年金が不安だ」 などなど、とにかく将来に対して不安がりますが、いつの時代も日本人は将来に対して明るく見ていません …

  • リスクとリターン

    進化の前にある反対論 とある温泉観光地でのこと「○時○分の新幹線に乗るからタクシーを手配してほしい」とお客さんがホテルのスタッフに依頼しています 「申し訳ございません、現在タクシー不足で配車が非常に困難なんです」と言われ非常に困ってました 私はレンタカーで移動だったので良かったのですが、ホテルスタッフ曰く「コロナがあけてお客様は増えたが、タクシーが激減して困っている」とのこと ドライバー不足だけでなく、日本は労働力不足が徐々に深刻になってきています 人工のボリュームゾーンの団塊ジュニア世代がリタイアする前に、マシンやAIに置き換えないと「客はいるが働き手がいない」という産業が急増しそうです 「…

  • 学歴フィルターは存在する

    学歴フィルターは都市伝説ではない 「当社は人物本位で採用をしておりますので、学校名にはこだわっておりません」 と大概の企業は述べると思います 企業は人という細胞で出来ているので、利のある人を採用するのが企業にとってもメリットがあります 「人物本位なんだから会ってみないとわかりませんよ!学歴フィルターなんかあったら会えない人も多く、企業にとっても損失が大きい」などともっともらしいことを言っている企業は多いです では学歴フィルターは存在しないかというとそんなことはありません 学歴フィルターは存在します 企業は明確にターゲットがあります 客層は「学生でも変えるような価格帯」を狙う企業もあれば「富裕層…

  • AIの時代に人の脳の価値はどうなるか

    脳の使い方に関心をもつ わずかの期間の間にAIは「こんなことも出来るようになったの?」という進化を遂げます 人間の頼もしいパートナーであると共に、仕事を奪う存在でもあります AIに奪われる仕事以上に、新しく生まれる仕事の方が多いので『変化に対応する意志』さえあれば、仕事は常にあります 生成AIが台頭した現代において、人間はどのような「価値」のある存在を目指すべきなのでしょうか? 先端技術の社会実装支援を行う投資・コンサルティング会社を経営する安川新一郎さんが『脳の仕組みと脳を鍛える方法』について述べており、参考になりました 脳を適切に使うために重要なのは、脳の仕組みを理解し、老化を防いで鍛える…

  • 若い世代に知ってほしい雇用変化

    時代を創るのは若者 長く続いた転勤族をやめてもう5年目になろうとしています 定住族になると地域コミュニティに若干苦労します 集合住宅は若い世代や若いファミリーが多く「地域情報は市町村のHP見ればわかりますから、できれば紙を減らしてほしい」と言われました ごもっともで、配る私としても十数種類もあるお知らせをまとめて、ポスティングして歩くのは一苦労です 私の街も隣の街も平均年齢が若く「ペーパレス化・ネット化」は声としては高いのはよくわかりますが、それを提案するとシルバーの多い地域コミュニティでは「ひどいことを言うやつもいるものだ」という人もいます 高齢者でも私よりクリアな頭脳の人もおり「通知をスマ…

  • もはや定年ではなく契約期限

    もはや老後はない 現在、企業には定年後も65歳までは雇用の機会を確保することが義務づけられており、本人が希望すれば基本的に65歳までは働けるようになっています さらに70歳までの就業確保が努力義務とされており、会社は本人の希望によって70歳までは働くことができるような環境作りについて努力する義務を負うことになりました 背景には『少子高齢化&寿命の延び』による ①労働力不足 ②税収入減 ③社会保障費増 などがありますから、年金は少しづつ先延ばしにして、労働期間は延長していかねばなりません これからは多くの企業において定年後も70歳まで働き続けることが絶対ではないものの現実的なものになっています …

  • 実績よりも人間関係が重視される管理職の実態

    管理職の82%は偶然管理職 イギリスの公認マネジメント協会が管理職と労働者4500人以上を対象に調査を実施した結果、約82%の管理職がその役職に就くための正式な資格を取ったりトレーニングを受けたりしていないことが明らかになりました また管理職の半数が、昇進は業績よりも社内の人間関係に基づいて行われると回答しています 私が社会に出た時は平成でしたが、昭和の年功序列制度は社員に色濃くしみついてました 営業では業績のいい人から出世していきます 「あの人の方がマーケット分析に長けるのに」 「あの人がリーダーの方が部下が動きやすいのに」 「なぜ営業数字のいい人から管理職にしていくんだ?」 いわゆる「名選…

  • 子供に伝えるお金の知識

    IQが上がるといいことばかりではない 文明国であれば子供たちのIQは10年で3づつ上がると言われています IQが上がるといいことばかりではありません ①宝くじが売れなくなる 宝くじは公共事業に使われてますので、公園の遊具やベンチに欠けるお金が減少することになりますが『宝くじは愚者にかけられた税金』など言われるようになると、確率論を計算できる頭を備えた人はまず買わなくなります ②貯金をしなくなる 銀行金利が5%とか7%の時代は「とにかく貯金しなさい」で良かったですが、現在のような無金利時代は貯金する意味がありません 「貯金するくらいならETFや投資信託に廻す」という人が増えていき『貯金は愚者のマ…

  • 最も重要な知識は口伝となる

    知識や技術は財産 母がギャラリー経営をしていた頃、作る⇒売る⇒学院で教えるの3つが年齢的にきつくなったと地銀の副頭取に相談した時 下は物を仕入れて売ること 中は自分でつくって売ること 上は知識を売ること とアドバイスされます ようは、作って売る仕事を縮小し、知識を売る=教える方に注力した方がいいとアドバイスされます 知識や技術というものは本人の頭の中に保存されてますので、盗まれることもなく、火事で焼けることもなく、なによりタダです 無形ではありますが知識や技術は財産と言えます 人は誰しも知的財産をもっています 学び続けたもの、やり続けたもの、没頭し続けたもの、好きで継続しているもの・・・ 「あ…

  • 人工的差別は嫌われる

    学校名不記載で面接したら大反響 最初の会社の社長は、私にはみじんも見せませんでしたが、部長・本部長には見せる顔で「非常に出身大学名を重視する」人だったようです 次の会社の社長は小さい会社ということもあり、全くその辺は気にしませんでした 非常に応募者が多い会社で、2次面接担当の私としては、物理的に面接日数と人数が限られており「集団面接をして、応募者の人数を1次選考で1/8に絞ってほしい」と要望しました 営業部長の経験がある商品部長がメインに、男女2名の若手管理職に学生5名づつの集団選考を実施します 『選考へ送るかの選考』なので、商品部長も「一人5分もあれば決めれる」と言います 「人の第一印象は3…

  • 恵まれた環境の注意点

    社会はどんどん良くなっていく 報道を見ていると悪いことばかり流すので「世の中は悪くなっている」ように感じますが、実際はどんどん良くなっています そもそも『世の中に役立っているから企業は存在できる』ので、人々の問題、悩み、困り事を多くの人が日々解決するために働いているわけで、少しずつですが良くなっていくように出来ています 「あの仕事は価値がない」という考え方があるだけで、どの仕事にもそれぞれ価値があります 同じく経営陣も社員も「会社をよりいいものにしよう」という共通認識があります 私は平成入社ですが、昭和入社の社員は労働組合を作り、会社に様々な改善要求をし続け、会社もそれを実現するために努力し続…

  • 数字と孤独

    支配しにくい人 企業などの組織は、扱いやすい人を好みます 教育・研修担当や管理職をやっているとつくづく感じるのが「出世欲のない、名より実を取る人は支配しにくい」「頭の良い一匹狼も支配しにくい」と感じます やはり手足のように動いてくれる、忠誠心があって素直で適当に頭がいい人が理想です 鋭すぎる頭も嫌うし、あまりに劣っている頭も敬遠しがちです 操作が複雑で扱いが難しいマシンが敬遠されるのと同じです 性能はそこそこでも扱いやすいマシンの方がいいのです モルトケの法則で 1番重要視すべきは『能力が高い意識低い系』 2番目は『能力も低く意欲も低い人』 3番目は『能力も意欲も高い人』 4番目は『能力はない…

  • 独裁は悪く 民主的はいいこと?

    独裁というとイメージは悪いが 「独裁者」「独裁国家」など独裁という言葉は悪に聞こえます ようは一人の人に権力が集中し、その人が全て判断して決めることができる状態です 悪しき例だけが歴史から切り抜かれ、強調されているので「独裁者は悪い奴」というイメージになっています コロナウイルスが蔓延したばかりの頃「こういう時は独裁的リーダーの方が優れる!民主的リーダーでは混乱し、対処が大きく遅れる」と聞かされました 『独裁者が悪いのではなく、その一極集中した権力をいかに使うかの問題』ということです コロナのような混乱期は『一人の優れた人間の判断で動いた方がいい』ということです 「1匹の羊が100匹のオオカミ…

  • 労働は美徳なのか

    摺り込まれた労働への美意識 「なぜブラック労働が生まれるのか」という講義を受けたことがあります もちろん様々な要因がありますが『最大の要因は勤勉に対する美意識』と言われ、驚きます 中世の頃より 「国家の支配者層が一番注力するのは、いかに国民の財布からお金を搾取するか」と 「富裕層は貧困層の余暇時間が増えるのを非常に嫌がる」 という性質があり『労働は美徳・怠惰は悪』は古来より私たち庶民に植え付けられていた思考です そういえば私がまだ社会人として駆け出しの頃、社長が「週休3日を目指したい」と主張したことがあります 私は大学生の新卒採用の仕事だったので「採用がやりやすくなる」と喜びましたが、本部長な…

  • 研修責任者としてヒューマンスキルを総括する

    教育の目的とは何だろう 『福祉の充実した国は自殺率が上がる』という衝撃の事実があります 日本の場合、雇用の安定させる取り組みと医療制度の充実に老後の年金は世界トップレベルなので、やはり自殺率は高いです 今話題のガザ地区やウクライナは非常に苦しい環境ですが、自殺者はほぼゼロです 保護制度もいき過ぎると生きるたくましさを奪います 極端な例でいえば、以前ご紹介したナウル共和国がいい例です tomohiro358.hatenablog.com 例えば子供の過保護で考えてみると 知り合いの小学校の先生に聞いた話ですが、結婚は早かったものの子供を授かったのが40代の夫婦がいました 夫婦も同居していた祖父母…

  • 友達って多い方がいいの?

    コミュニケーション能力って必修なのか? 今は文春砲に砲撃をされている松本人志さんですが、以前「友人は多い方がいいですよね?」という問いに対して 「友達って必要ではあるけれど、そんなにたくさんいらない!ニ~三人いればことたりる!」 と話していました 友達がいれば「楽しい時は2倍の楽しさになり、辛い時は辛さが半減する」「ならば多い方がいいよね」となりがちですが、そうでもなさそうです ここは人によりけりで、多い方が幸福感を得やすい人もいれば、そうでない人もいます 以前、中小企業大学での3日間の泊まり込みでの講義を受けた時、講師は「職場はコミニュケーションが重要で、風通しの良い社風がベスト」その為に・…

  • 言われやすい人になる

    ザビエルは日本での布教に疲労困憊だった 日本は宗教観が薄いと言われがちですが、キリスト教やイスラム教のように唯一絶対の一つの神様を信仰していないせいだと思います 八百万の神(やおよろずのかみ)というくらいですから、当時の人口の百万人より多くの神様が存在していたことになります 海、山、川、滝、池、湖、木、空、岩、田、動物や 自然現象の雷、雨、風、台風、雪、地震、火山噴火などそれぞれの神様がいて、自然からの恵みに対して感謝していたのが古代の日本です そこへ大陸から仏教が入ってきます 「同じ宗教を信仰しているとアピールすれば、大陸から侵攻されない」で日本発の国際都市平城京には多くの寺院が建立されます…

  • 頑張っても出来ないことは多い

    なんでも自分基準で考えないこと 会社も3社目になりますが、採用・教育業務を3社でやってみて現在の宿泊業でよく聞く言葉が「頑張ってやってるんですが出来ないものは出来ないんです」と語る若い社員が多いことです 最初は大企業で商品開発系も営業系も競争は非常に激しい環境でした 次の会社も営業社員は同期間の競争が激しかったです 宿泊業は競争とは無縁な、私から見ると穏やかな世界です 「同期の〇〇の企画した商品がヒットした」 「同期の〇〇の営業数字がすごい」 などの競争社会独自のプレッシャーがありましたが、宿泊業ではそれがありません 賃金は低い業界なので求人には苦労しますが、競争が激しい環境での独自のストレス…

  • 籠の鳥の人生を見直す

    自分の花を咲かせにくい 昔、愛弟子の安田選手が自殺を図った時、師匠であるアントニオ猪木さんは 『花が咲こうが咲くまいが生きてることが花なんだ!生まれたことが花なんだ!』 と言いました そう、人間は皆が個性をもった花なんですが、なぜか大人たちは「目立ってはいけない!周りをよく見て合わせて生きることが大切だ!」と摺り込みます 友人たちも「空気読めよ」と言い、社会に出ても同調圧力があり「出る杭は打たれる」などと脅され、実際に出る杭がうたれるのを目の当たりにしたりします 集団で生きることは『花が咲かせにくい環境』と言えます 朝の新宿駅などで、行きかう人たちを見ると芝生のように同じに見えたりします 花を…

  • 1000年に一度の波動をキャッチできるか

    戦いに勝てばいいという時代の終焉 21世紀に入って20年以上が経過しました よく『世界の波動は1000年毎変わる』と言われますが、時代をよく読める人は「20世紀は戦争の世紀で、戦いばかりだった!これからは戦いで強いものが栄えるわけではない」と聞いたことがあります 「21世紀の現在、二つも戦争が起きているじゃないか」と言いたくなりますが、世界大戦には発展していません 21世紀になってから「負けるが勝ち」とは言いませんが「戦いに勝てばいい」という時代ではなくなってきています 『力こそ正義!』ではなくなっており、権力があってもハラスメントで訴えられれば、ほぼ負けます 業界で圧倒的に栄えた企業でもジャ…

  • 対Z世代へは『育ち方改革』が必要

    どの世代も希望の光であり毒でもある 人は皆、世の中を良くしようと取り組んでいき、世の中は少しづつ良くなっていきます 陽を目指して邁進していますが、陽に進んだ分、陰にも進んでいます 便利になった分、何かの能力が退化したり 医療や食糧不足の解消で寿命が長生きになると、社会保障が崩壊寸前になったり 必ず光ある所に影があります 日本は「団塊の世代」「バブル世代」「氷河期世代」「ゆとり世代」など独自の世代分類がありますが、最近は世界のスタンダードである「X世代」「Y世代」「Z世代」などを世代分類に多く使用しています 元号と西暦のように使い分ければいいと思います どの世代にも『希望の光』となる気質があり『…

  • 『甲辰』の年は障害を乗り越えて進む年

    甲辰ってどんな年? 新年あけましておめでとうございます 今年はいきなり元旦早々地震で始まりました 私も日本海側に赴任中の新潟県長岡市で中越大震災を経験しましたので、この寒い季節の避難生活は心が痛みます 長野県長野市と新潟県長岡市の知人に聞いたところ「報道にあるような大きな被害はない」とのことでしたが、日本海側の方は被害にあわれた方も多いと思います 今年の六十干支は『甲辰』で東洋の暦では 「春になり古い殻から新芽を出していくという意味だが、まだ余寒が厳しいため勢いよく芽が伸ばすことができないさま」 「甲は殻や兜を表し、旧体制を破って歩みを始めなければならないが、旧体制の抵抗や妨害にあって、なかな…

  • 待つ採用と攻める採用

    嫉妬深い大企業の採用担当者 私が入社したのはギリバブルでしたので採用業務についた時は超売り手市場で、圧倒的に学生優位でした 最初の配属先は採用企画部の新卒大学生を採用する採用1課の東京採用本部が私の社会人としてのスタートです 面接に駆り出された総務の課長が新人の私にぼそっと言います「採用の人って嫉妬深いよね」 当時の課長はいかにも早稲田の政経出身という感じでプライドが高そうでした 当時の学生は引っ張りだこですからいろいろな企業の面接を受けています 「幅広い企業を自分の目で見て決める」別にしごく当たり前のことだと思いますが「うち以外にも志望している企業がある」が気に入らぬようです お高くとまって…

  • 生き方の過渡期のX世代の雇用と年金

    年金の現状とこれから 昭和の終身雇用&年功序列が摺り込まれ、平成の低成長時代を生き続けたのがX世代です 昭和の時代は世界的に評価の高かった終身雇用&年功序列の雇用システムも、令和になると「企業と人の成長を阻む悪しき仕組み」などという評価になり、新卒で入社して定年まで頑張った働いていると「1社のキャリアしかない人」「ぶら下がりおじさん」などと若い世代に見下されます X世代の上の世代が「最初入社した企業に定年まで滅私奉公するものだ」と教え込んでいるので、急な雇用変化に困惑しているX世代は多いです なかには「えっ、終身雇用は終わりつつあるの?」など昭和のままの頭の人もいます 「うちの会社は退職金が多…

  • これからの倒産の状況

    倒産する会社にあるもの 特定行政書士の横須賀輝尚さんは「ビリヤード台がある会社は潰れる」と言っていました このような話が都市伝説のようにあります 私は実際には見たことがありませんが、ドラマなどでは社長室や重役室にゴルフの練習用グッズがあったりします 傾きやすい会社を探すには「次の2つを質問してみるといい」と聞いたことがあります 『御社の理念は何ですか?』 『なんのためにこの会社をやっているんですか?』の2つです 「理念のある会社は潰れにくい」と言います 理念があってもかたちだけのこともありますが、使命のような本物の理念を持っている会社はなかなか潰れないです 「なんのためにこの会社をやっているん…

  • 眼をもつ努力 〜格差社会に立ち向かう知識と行動〜

    眼を得た人たち 何度か語ったことですが『民』という字は『眼』から目ともう一つの目を取り除いた字だそうです 『社会の仕組みが見えていない人々』 『世の中の真理を知らずに生涯を終わる人々』 という意味らしいので怖い話ですね 国民とか市民とかなにげなく使っていますが、支配者からは見下されているということです 「勤勉に働くことは美しい」 「努力する姿は素晴らしい」 「組織に忠実な姿は誇らしい」 という支配者に都合のいい価値観に真面目にしたがって生きている人のようです 4割くらいの人は「人の言うことに従っていた方が楽だ!」という質だそうです この4割の人は従業員として生きる一択です 2割の人は「人の言い…

  • 陽が極まれば陰となる

    東洋思想の基本は陰陽説 どのくらい昔なのか?どこの地域から生まれたのか?定かではありませんが東洋には『陰陽説』があり、多くの思想の土台となっています 寒いがあるから暖かさを感じ 暑いがあるから涼しさを感じることができる 明るいがあるから暗いがあり 早いがあるから遅いがある 高いがあるから低いがある 世の中はすべて対で出来ている というもので、昼間はいつまでも続かずいずれ夜になるが、また必ず日は昇る 四季の変化があるように『いつまでもいい状態は続かないし、悪い状態も続かない』という教訓も説いています 日本でも「おごれるものは久しからず」という平家の栄華に対する教訓の言葉もあります 人は陽の方向に…

  • 奴隷の平和

    平和にも色々ある 「平和が一番だ!」と願う人の方が圧倒的に多いと思います 平和の中には『奴隷の平和』も含まれるそうで、かつてのソ連の配下の国々や、ロシアと中国に挟まれた国々もそのような国は多いです ウイグル自治区などはひどい抑制を受けてますが、モンゴル自治区などは「中国とくっついていればいろいろ便利で豊かな生活ができる」と考えているようです 共産主義はとにかく宗教の求心力の強さを嫌いますので、イスラム教を熱心に信仰するウイグルと自然崇拝的宗教ののモンゴルでは抑圧度が違います 「共産主義の大国から信仰の自由を守るのだ!」という意識が強いと長く戦わなければならず、深刻な奴隷の平和ですが「信仰にはさ…

  • 住宅購入の過渡期

    中流階級の崩壊 「この30年間で給料は130万下がり、消費税をはじめとする税金は上がり続けた」のが日本です 消費するお金が減ったのだから当然物は売れなくなります バブルの頂点の平成元年は「シーマ現象」なる、クラウンやセドリックの上に位置する高級車が登場し売れていました 持ち家購入だけでは飽き足らず、別荘を購入する人まで現れます 「平成=平に成る」の元号の意味のごとく、高くそびえていた日本経済は平らにしぼんでいきます 自動車は軽自動車とコンパクトカーが主流となり「とても子供なんてもてないから結婚はしない」という若い世代も増えます 100円ショップや安い外食チェーンは増えていき、大型家電量販店やネ…

  • 幸福って何だろう

    人は幸福になる為に生きている あらゆる生物は食べる・排出・寝るという行為で生命維持をし、子孫繁栄で次の生態を生み出すことしかプログラミングされていません 大脳が異常に発達してしまった人間だけは「生きる意味」「生きがい」などを考えて求めたりします 「何か目的をもち、それを実現するのが人として生まれた意味だ!」などという人もいれば「人生は壮大な暇つぶし」という人もいます 『世の中に真実はなく、解釈があるだけ』なのかもしれません あえて共通の生きる目的を上げるとすれば『幸福になることを求めている』と言えそうです 我々人間は「自分は何のために生まれてきたのか?」などを考えたりするし、人それぞれいろいろ…

  • これからは知性を磨ける職場が良い

    還暦過ぎると知性の差がハッキリ 若い世代が仕事選びをする時に 人生の長きを占める労働期間を過ごす仕事は「好きなことを仕事にしたい」はよくわかります また、命の次に大切なのがお金なので「給料の高い業界を選びたい」のもよくわかります 最も大切なのが身体と心の健康なので「ブラック労働はヤダ!」もごもっともです 長らく採用・教育・現場の長を務めた私の経験からすると『知性を磨ける職場』は非常に重要だと思います 先日、リタイアしている人まで呼んだ忘年会をしましたが、50代以降は知性の差がハッキリします 70中盤でも教養を磨き続けている人と「政治が悪い」「社会が悪い」とぐちぐち言う人と、積み重ねてきた知性の…

  • 求められる人材の変化

    求められる人材は変化していく 人手不足か否かで採用は変わってきます 人手不足であれば、採用基準のハードルは下がり『量の採用』になります 人が足りていての定期採用であれば『質の採用』となり、ハードルは上がります 『採用の基準も相場で決まる』といえます 学生からの質問で「御社が必要とする人材はどんな人ですか?」と聞かれますが 「全国転勤をしてくれる人が欲しい」 「競争に強く積極的な人が欲しい」 「温厚で人に好かれる人が欲しい」 「とにかく若者が欲しい」 など、その時不足している人材を採用してバランスをとりたい場合もあります 会社で観ればほしい人材は『足りない資質』となりますが、国全体で観れば『時代…

  • 富は知のないところからある方に流れる

    「知」のないものに手を出さない 「日本はどんどん貧しくなっていく」 「少子高齢化で年金はあてにならない」 「独自に資産は運用しないと老後暮らしていけない」 「資産形成を何かやらねば!」という意識は年々強くなっています 野村総合研究所のデータによると、日本の富裕層世帯が保有する金融資産額は過去最高の364兆円で、21年までの10年間でほぼ倍増したそうです そうです!日本はどんどん貧しくなる一方で富裕層は10倍になっているのです 野村総研は1億円以上の金融資産を保有する世帯を富裕層と定義しており、その数は過去最高の149万世帯だそうです 「やってる人は益々豊かになり、やらない人はどんどん苦しくなる…

  • 不動産投資

    リスクが嫌いな日本人 中国の不動産バブルが崩壊したのは多くの方がご存じだと思います 日本のバブル崩壊も、不動産がダメになり、続いて株がダメになりましたからまったく同じ状況ですが、さすがは中国でスケールが違います 超高層マンションが何十棟も空室状態です なんでも投資家達がすごい熱意で買いあさるので、作りに作って30億人分が作られたそうです それは空きますよね 情報民主主義でなく、情報が制限されている国は怖いですね 不動産の次は株価暴落なので、ローレンバフェットが中国株をすべて売り払ったのよよくわかります 株式投資でも財産を失ったなどよく聞きますので「投資は怖い」というのはよくわかります 必ず儲か…

  • 孤独な世界の陰と陽

    自由から生まれた孤独 「孤独」というとなんかさみしくて独りぼっちな暗いイメージですが、人は「仲間を求める」社交的な面と「自分の世界に入りたい」という内向的な面を持ち合わせています 人口減が加速している日本ですが世帯数は増えています 「就職を機に家を出て一人暮らしをする」 「結婚した子供とは一緒に住まない」 などの理由で昔のような大所帯の家族が減りました 「孤独が増えている」と発信する人がいれば 「孤独は素晴らしい」「孤独のすすめ」などと発信する人がその3倍います 私が子供の頃は4世代同居でしたが、今ではそのような生活を誰も望まないということです 「自立して家庭を持った子供とは住む気はない」 「…

  • 朱に交われば・・・

    ステージが変わると集まる人も変わる 人生に行き詰ったときは ①住む場所を変える ②人間関係を変える ③考え方を変える のが良いとされています 私は以前は24年間、全国転勤のサラリーマンだったので、望む望まないに関わらず「住む場所」と「人間関係」は定期的に変わっていました いい面もあり、悪い面もあります 家を購入し、定住生活をしてみると『刺激のなさが脳を固く、視野を狭くしている』ことに気が付きます とはいえ、会社の辞令1つで明日はどこに行くかわからない生活に戻る気はありません 定住生活は良くも悪くも変化が少ないです サラリーマンでいえば『ステージが変わると景色が変わる』とも言えます どんなに偉い…

  • コロナより怖い生活習慣

    老化は病院では治せない 元歌手で現在はエッセイスト・目白大学客員教授・日本ユニセフ協会大使として活動 している アグネス・チャン さんは現在70歳と聞いて驚きました 「若いです」 精力的に活動をしているのもありますが『医食同源』を心掛けて生活しているのが最も影響をしているようです 大人になると『言い訳力』は磨きがかかります お酒は身体に悪いから・・・というと「酒は百薬の長」など産業医の人まで平気で言ってきます これは古代中国で、酒税が国家の最大の収益源だったので生まれた言葉です もっとも長期にわたり使用されているキャッチコピーといえます これは現在の日本も同じで、テレビ局でもお酒のCMはありが…

  • 企業は人という細胞で出来ている

    すべてのスタートはどんな人材を獲得できたかということ 商品が売れない誰が悪いんだ! 「商品が悪いから売れないんだ」 「売り方が悪いから売れないんだ」 多くの企業で議論されてることかもしれません 営業企画部にいた頃は会議の時は、商品開発側と営業側のレフリーみたいな仕事をしていました 人に関して言えば 「いい人材を採用できてない」 「いやいや現場の育て方が悪い」 という議論も多いと思います もちろん責任は双方にある場合が多いですが、人には面子があり「俺たちは悪くない」という思考に傾斜するのは子供のころから変わらない人の稚拙な思考です 私が新卒で入社し24年間お世話になった会社は『すべての責任は採用…

  • 逆境への強さと環境

    自由に生きるほど不自由に弱い 「若いうちの苦労は買ってでもしろ!」はよく理解していますが、やはり苦労は避けます 『自由に生きてきた人間ほど不自由に耐えられない』と言います 役職定年なるものが定着しだした時代の50代がそうです 部長、課長の冠をかぶり、面倒なことを下に押し付けてきた人は役職を失うと苦労します 逆に面倒なことや、クレームなどの嫌な仕事こそ積極的に引き受けて、部下には働きやすい環境を創っていた人は冠が取れても苦にならないようです まさに「楽あれば苦あり」ですね 「プライドばっかり高い」「面子ばかり気にする」人は役職を失うと苦労しそうです 以前千葉県で大規模な停電がありましたが「照明の…

  • 李克強指数

    独裁国家ほど経済の数字を捻じ曲げる 「北朝鮮は南朝鮮(韓国)より豊かだ!」 国家がそう叫んでも現実は違います 独裁国家ほど情報を操作して都合よく捻じ曲げて国民に公表します 紙や口ではいくらでも操作できますが、いくら強権の独裁者でも夜の夜光量までは操作できません 「数字は嘘をつかないが、うそつきは数意地を操る」といいます 夜光量を見ればどちらが豊かかよくわかると言います 北朝鮮の部分は海に見えたりしますが、この光量のなさは韓国と北朝鮮はどっちが豊かか一目瞭然です 日本も千葉県から北九州までの太平洋ベルトラインは途切れることなく光り輝いています 日本海側でも、金沢と100万人の政令指定都市新潟市は…

  • 肩書のなくなった自分とどう付き合うか

    昭和の価値観で来られると苦しい 「上司は10歳ほど年下になりますがよろしいですか?」 最近キャリア採用(中間採用)の面接でよく口にすることに気づきました 就活中は「生活を安定させねば!」という想いが強く働いているので「年下の上司でも気にしません」とほとんどの人が答えます マズローの欲求5段階説で見ればわかるように ・給料が入るようになり生存欲求が満たされる ・人間関係も安定し、所属の欲求も満たされる と人は変わってくるようで「あの上司は新卒で入社して長くいただけ!俺の方がいろいろな会社を経験して経験値は高い!もっとキャリアを重視してほしい!」などと考えだすようで、しばらくすると現場の管理職から…

  • 言ってることがわからない

    国語力って重要? 私達は問いかけに返答する時や自分の考えたことを伝える時に、言葉に変換して伝えます 考えていることが上手く言葉にできなくて困る経験をした人もいるかもしれません 「入れる頭と出す頭は違う」といいますが、知識の多く詰まってそうな大学の教授でも、伝えるのは下手で授業がつまらな過ぎる人もいます 対して勉強ができないのに、やたら話が面白く人を引き付ける人もいます いいことを話しているのに、伝える力がなくて聞いてもらえない人は多いです 現在の松野官房長官など全く何を言ったのか印象に残らぬほど話がつまらないです 会社でマネジメント研修を受けている時「良いことを言っても相手に伝わらなければゼロ…

  • 新卒採用は徐々に困難になってきている

    人材の質は企業の生命線 「今年の新人は豊作」とプロ野球のドラフト会議が盛り上がってますね 『優秀な新人をどれだけ確保したかで組織の未来が決まる』はどこの世界も同じようです 「まったく!うちにはろくな新人が入ってこない!」と嘆く企業もありますが、採用力の強弱は長い年月でボディーブローのように効いてきます 採用専門の部署や採用担当者がいる企業であれば、その社員の腕っぷし次第です 「うちの商品じゃ売れない」という営業マン 「うちの技術力じゃいい商品が創れない」という開発担当者 「うちの会社じゃ優秀な人材が来るわけない」という採用担当者 与えられた環境で戦えないのであれば交代すべきです 採用は大きく2…

  • 働かなくてもいい社会の実験

    中国の専業子供 前回は中国の「寝そべり族」を書きましたが、中国の若者の間では就職はせず、掃除・食事の準備をして親からお金をもらっている「専業子ども」が増えているそうです そういえば少し前の日本も「学校出てもすぐに結婚するから」と就職せず「家事手伝い」という女性も多かったです ただ日本の場合は「家事能力を母親から学ぶ花嫁修業期間」で女性のみでした 中国の場合は男女で、 失業率の高さや中国の「996」と呼ばれる働き方(午前9時から午後9時まで週6日出勤)が働くことに対して魅力をなくしているようです 日本は「965」がスタンダードですね 本来大人になるということは「社会で働き親から自立して生きる」と…

  • 働かないと生きていけないか否か

    中国で急増の寝そべり族 過去最高の失業率の中国で「寝そべり族」なるものが増え続けるそうです 一日中ゴロゴロして好きなことをしている若者のことです 以前、高学歴なのにそれに見合う就職先がなく、アルバイトのような仕事をしている「アリ族」は紹介しましたが、こちらはアリ族のようにもがいていません 21世紀に入ってから一般の中国人はマイホームとマイカーを持つようになり、後期の「一人っ子世代」は物心ついた時から、新築マンションに住んでいたり、マイカーで学校に送り迎えしてもらったりしているそうです この世代は一人っ子だから、親の愛情と資金をふんだんに享けて育っているため根がガツガツしていないようです ゼロコ…

  • 思考は学べるのか?

    親は子供に何を教えるべきか 「子供は学校やいたるところで勉強しろ!と言われているから家に帰ってまで親に言われたら勉強嫌いになってしまう」などとよく聞きます 知識の詰め込みは学校や塾の領域です 「じゃあ親は何を教えるの?しつけ?」などと考えてしまいます もし子供が海の近くで飢えていて、そこに釣り竿が合ったらあなたはどうしますか? 答えは「魚を釣ってあげる」でなく「釣り方を教えてあげること」です 『子供が社会に出て自立して生きていけること』が親の教育のようです どの動物でもそうですが、子供が自立して生きていけるようになれば基本的には親の存在は不要になります 「有名大学を出して子供の価値を上げたい」…

  • 承認欲求はやっかいなのか?

    基本欲求が満たされてしまった人間 人間以外の生物は捕食活動と生殖活動がメインの欲求です ようは食べることにより肉体を維持して、次の子孫を残す活動がほとんどです この2つは努力とか義務感からではなく、快楽によって誘導されます やはり美味しい食べ物を食べる時は快楽に満たされます あらゆる生物は生を受けたら、食べて寝て生殖活動をすることがほとんどで、これが生きる意味のすべてです 当たり前に食べることができ、安全な環境が保証されると新たな欲求が生まれてきます 「俺は食べて、排出して、寝る為だけに生まれてきたんじゃない!」 「生きる意味ってなんだ!」 「自分を理解してほしい!自分を認めてほしい!」 とい…

  • 視野・視座・視点を高める

    多くの人との議論は大事 人と話したり、本やネットで情報を得たりすると『思考を変えるような気付き』に出会います 今までの自分の身につけた思考とは違う考え方に出会うと「視野が広がった」と感じます 社会に出たての新入社員の研修の主な柱は『知識・やり方・考え方』ですが、考え方を教えることは非常に大切だということは、どこの企業でもわかっています 「どこ⇒なぜ⇒どう(する)の順番で考えること」 「どこ⇒なぜで思考を止めて『どうするか』を考えないと、組織が悪い・周りが悪い・社会が悪いという原因他人論タイプになってしまい、害な人間になってしまう」 などが教え込まれているか否かで長い人生では大きな差が生じてしま…

  • ネガティブっていけないのか?

    リーダーから愛されるポジティブ 「ネガティブは悪くて、ポジティブは良いこと」 「ポジティブな人は発言も前向きで明るい」 「ポジティブな人はチャレンジ精神旺盛」 「ポジティブな人は活気があり周りを明るくする」 と聞けばポジティブな人の方がいいに決まっているという結論になります ネガティブはこの逆ですから「いや」「でも」「そんなこと言っても」などといううじうじした後ろ向きなイメージがあります 先日変わった意見を聞きました 「A君はポジティブだから上司にいいように利用され搾取されている」 リーダーからすると、前向きですぐに行動に移すポジティブな人はありがたいようですが、ついつい過剰に利用してしまうよ…

  • 無冠と実力とキャリア

    無冠の帝王 私が生まれる前に現役だったプロレスラーに『神様カールゴッチ』がいます 神様と呼ばれるぐらいですから相当強い人で、アントニオ猪木さんやUWF選手のような実力重視派のレスラーには師匠として慕われていました カールゴッチがハワイにいると聞けば、猪木さんは自費でハワイまで飛んで教えを請うたと言われるほどの実力者です カールゴッチには神様の他に『無冠の帝王』という呼ばれ方があります いわゆるメジャーなタイトルのベルトに縁がなかったということです 「一番強いのになぜ?」と思われるかもしれませんが、プロレスは興行なので「客を呼べる人間にベルトを巻かせないと!」という側面があります 強いが客を沸か…

  • 人生は自分の使った言葉の集大成

    人間の進化を見直す 以前全ての陸生生物は海での生存競争に負けた負け組だと書いたことがあります さらに猿の中でもゴリラのような腕力も、他の猿のように木に素早くよじ登り木から木へ移動するスピードのなかった人間の子孫は、森からも追い出された負け組の中の負け組だと話しました 戦っても弱く、逃げ足も遅いという最弱だからこそ進化できたのだと思います tomohiro358.hatenablog.com 群れで行動するほとんどの生物は使えない仲間は置き去りにしてきました 強い個体・早く移動できる個体のみ仲間にするので、弱い個体・のろい個体は遺伝子が残らず、どんどん強い・早い個体が残り進化してきました 人間だ…

  • 本当の自由は引退後から

    日本は労働信仰の国 引き続き60歳以降の労働について考えたいと思います フランスの年金受給延長による暴動を見るにあたり『労働から人生における価値は見いだせない』と考えさせられます 日本人は勤勉思想が植え付けられているので「元気なら労働をするもの」「働くことは美しい」「働かず遊ぶことは悪」と多くの国民が思っているかもしれません 多用化の進んだZ世代でも、親がX世代の場合が多く労働信仰は浸透しています 国としても老後もずっと働いてくれた方が「税金とれる」「労働力不足を埋めれる」「増えた収入で消費する」「年金受給年齢を遅らせてくれる可能性が高い」というメリットがあるので「働いている高齢者は美しい」と…

  • 海外から見た日本人の長期間労働

    貧しくなったが安定している国 戦後、昭和の日本人をイギリス人は「ウサギ小屋の働き中毒」と言いました 狭い家に住み大して豊かな生活でもないのに、異常によく働くと見られていたようです 昭和も後半になってくると「1億総中流国家」と言われます あまり上下格差はなく、皆が同じレベルで平等に豊かになっていくと見られていました バブル経済崩壊後は平等に貧しくなっていきます この長い不景気に危機感を抱いた企業は内部留保を蓄積することにシフトしていき、とにかく日本人の労働者の賃金だけは上がりませんでした 賃金が上がらないのに税金だけはステルス的に増えていき、生活は徐々に苦しくなっていきます ただ、この内部留保の…

  • 考えるってめんどくさい

    脳のエネルギー消費量は非常に多い 「ここのところの増税路線は大変なことだよ!なんでみんな考えようとしないの?」 と言われることもあるし 「昭和型のライフプランはもう終わろうとしているのに、人生後半のことなぜ考えようとしないんだろう?」 とこちらが思うこともあります 理由は簡単で 「考えたくない」 「目を向けたくない」 ということで、真剣に深く考えるということはかなりの脳のエネルギーを消費するからのようです 身体にいいからと「出勤前に5キロ走れ」と言われたら、容易にどれだけエネルギーを消費し、披露するかわかります とにかく「苦痛はヤダ」「面倒なことは避ける」というものが核心にあります 猛勉強して…

  • いったいいつから老後なのか?

    各年代は年々若くなっている トムクルーズもジョニー・デップも還暦を越え、ブラットピットももうすぐ還暦です ジムに行くと「えっ60代だったんですか?」という若々しい60代の男性はたくさんいます ハリウッドスターは筋トレを皆しているので、成長ホルモンが20代並みに出まくっているのだと思いますが、日本の60代もとうてい老後の人には見えない人ばかりです 老けて身体を動かすのもきつそうな「もうシルバーだな」という60代の方は年々少なくなってきました そう考えると55歳~60歳で仕事を辞めれるほどの経済的自立が出来ている人を『プチFIRE』と呼ぶのも納得できます たしかに早期リタイアです 「サザエさんの波…

  • 早くマシンに仕事を奪われてほしい

    人手不足は深刻化し始めている タクシードライバーの定年年齢が80歳となりました たしかに旅行や出張に行った方々から「○○温泉はタクシー不足で困ったよ」などと聞くことが増えた気がします コロナ下でダメージを受けたタクシー業界ですが、コロナが開けても元居た従業員が戻らず「うちの営業所は半分のタクシーが稼働してない」などのドライバー不足が深刻なようです 80歳に延長したことで高齢ドライバーの大半は喜んでいるようですが、利用する側はちょっと違う声が聞こえます 「命を預かる仕事だろ?耳も遠いし、反射神経にも疑問がある」 「高齢ドライバーの事故がこれだけ問題になっていて、免許を返す動きの中で矛盾している」…

  • 爆発型と爆縮型

    2種類の経済破綻 経済破綻には『爆発型』と『爆縮型』の2種類があるそうです たとえば日本のバブル経済の崩壊は爆縮型で、ほぼ日本の経済のみの大打撃でした 国が倒産を認めないので発表はしていませんが、中国の不動産バブル崩壊も爆縮型になります 関りがある日本企業は影響があると思いますが、ほぼ中国国内だけでダメージを吸収します 爆縮というと沈没したタイタニック号見学のタイタンという潜水艦が記憶に新しいですね リーマンショックや、古くは世界大恐慌などは爆発型で、多くの国にも多大なる影響が及びます 「あの国の経済状況がやばい!」となったら、どちらのタイプになるのかを見極めなければなりません 爆発型なら爆風…

  • 弱いから進化できる

    生物界で弱者だった人類 「弱い」「能力が無い」などは間違っても長所には感じません 以前『天敵の存在のお陰で進化ができる』と書いたことがありますが、肉食獣のいないオーストラリアの動物を観ればわかるように、コアラもナマケモノも動きは遅いわ、攻撃力もゼロです 唯一、ヨーロッパ人が持ち込んだ犬が野生化してディンゴになったくらいで、もともとこの大陸には陸生の肉食獣はいません 太古の地球を観てみれば、生物はすべて海から誕生し、海での競争に敗れた魚類が陸生動物へと進化していきました 早く動けない、攻撃力が弱い、隠れる能力が無い、守る力が弱いなどなど弱肉強食の世界での負け組が陸生生物の祖先と言えます 独自の二…

  • 抜け殻になったシニアが増えてしまう

    男女で違うシニアの生き方 同級生に「俺たちが昔よく遊んだ公園って当時は子供ばかりだっただろ!?今は老人ばかりで子供の姿はないよ」と言われます なにげない言葉ですが、これからの日本を象徴する重みがあります 「多くの男性のシニアの方がベンチでぼおおっとしてる」そうです もう一方、老舗の大きな喫茶店を経営している先輩は「昔は平日の昼間はガラガラだったけど、最近はシニアの女性の集まりになって繁盛してる」と有難がります 「ホントによく毎日会話が尽きないなって感じるし、何より楽しそう」だそうです 女性はコミュニティがしっかりある老後が多いです 言われてみれば、資格試験の前に「図書館の学習室で勉強すれば」と…

  • とりあえず20秒だけやってみる

    苦痛の継続の困難さ 若さを保つには定期的に苦痛を身体に与えることが必要だそうです サウナ・ランニング・筋トレ・時間がない人は4分で終わるHIIT・・・ 「運動は絶対に必要」と言われますが、やはり自ら進んで苦痛な行為をするのは多少の覚悟が必要です 筋トレをやめてしまった仲間は多いです 「子供が塾に通うからそちらにお金をまわすことになった」 「足の筋を痛めた」 歳を重ねるとできない理由を見つけるのは天才的にうまくなります 私の始める時は筋トレのベテランの人に 「何キロ上げたとか、何種目やったのかとかを自慢しなくていいですから、とにかく通い続けてください」 「やる気の出ない日は、とりあえず着替えてジ…

  • 雇われ癖

    長く続きすぎた終身雇用 母が他界したのと同時に5年前に実家に戻ってきました 両隣の家も祖父の代から新しい世代にバトンが渡されていますが、もう定年し隠居生活を送っています 東側の家が東電、西側の家が富士通、両家共に大企業にずっと勤め定年退職をしています 近所の私の叔父も大手新聞社を辞め、隠居生活です 3家共に昭和に推奨されていた『寄らば大樹の陰』の人生を忠実に生きてきたと言えます 新卒一括採用・終身雇用・年功序列・多額の退職金・厚生年金+企業年金という昭和の就業の理想モデルとされてきた社会を生きてきました 奥様方はずっと専業主婦で、子供は2人という昭和モデルです 定年後は特に打ち込むこともなく、…

  • 適職選びの勘違い

    好きなことして生きていきたい 子供に将来の仕事は何がいいと聞けば 「サッカー選手になりたい」 「ミュージシャンになりたい」 「宇宙飛行士になりたい」 など、憧れや好きなことに直結した答えを述べてきます 子供らしくていいですが、ミドルがこのような答えをすると「???」と思われます 子供は『楽しいの延長にあるもの』『空想の世界にあるもの』で仕事を選ぼうとしますので、自分の才能や現実の苦労などあまり考えていません 成長するにつれて「音楽は趣味にしよう」「サッカーは休日に仲間と楽しもう」という考え方に変わってきます 好きなことなら苦ではないし、楽しいし、いい人生が送れると考えるからだと思います 『適職…

  • AIはまだ赤ちゃん

    電話の進化を観る 電話の発明は人の生活を大きく変えました なんといっても長距離移動しなくても会話ができるということは画期的です グラハム・ベルが電話機を発明し、日本で使用されたのが明治23年で、東京〜横浜間で日本初の電話サービスが開始されます 当初の加入数は、東京で155世帯、横浜で42世帯のわずか197世帯 とかなり少ないです 開局当時の電話代は現在に換算すると月額15万円! それでは一部のお金持ちしか使いませんよね 東京から横浜の通話(市外電話)には、5分で2,250円かかったそうです 車のナビでも、携帯電話でも最初は『高い・デカい・機能がイマイチ』なのは世の常ですが、最初に使用してくれる…

  • 仕事はどう選ぶべきか?

    必要な仕事なのに低賃金? 社会にとって必要な仕事なのに給料が安い場合が多くあります 肉体労働や介護など、困っている人も多く社会に必要とされていて、実際には社会貢献の非常に高い仕事です なのになぜか低賃金の仕事が多いです やはり稼ぐ人をターゲットにした仕事は給料が高くなっていきます 世の中には 「誰がこんなに高いホテルの部屋に泊まるんだ!」 「誰がこんなに高いランチを食べるんだ!」 「誰がこんなに高い車に乗るんだ!」 というものがたくさんあり、実際に高収入な顧客をターゲットにしている企業は給料が高いです 平均的な年収の人をターゲットにすると、かなり大量に販売しなければなりません シルバーは増える…

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