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人事から見た採用とキャリアアップの実情 https://tomohiro358.hatenablog.com/

長年の採用教育の経験から①新卒の採用②ミドルの転職③シニアの生きがい転職④キャリアアップ⑤メンタル問題などを語っていきたいと思います

ASHIKAGA
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2021/02/25

  • 組織を腐敗させるマニュアルがあった

    今川義元と徳川家康 徳川家康が今川義元の人質だった頃、家康の才覚を見抜いた義元は家臣たちに家康を「いましめろ!」と命令を出します 幼少期につぶしておけという魂胆です 「いましめろ!」と言われた部下たちは家康に厳しくあたります 数年後それを知った義元は「ばか者!いましめろとは徹底的に甘やかして堕落させることだ!」と怒ります 人は育った環境によって有能にも無能にもなります 過剰に厳しくされた家康は我慢強さを身につけ、部下想いで思慮深い人間になり、逆に息子の今川氏真はその逆の人間になっていきます 環境によって人が変わるのであれば『環境=組織構造』は非常に重要です 腐敗した組織では人は育たず、やがて組…

  • 生活の中にある光と闇

    生活には光と闇がある 『母という呪縛・娘という牢獄 』という齊藤 彩さん著の本があります 受験をめぐる娘による母親殺害の事件の記録です 娘のあかりさんは幼少期から学業優秀で中高一貫の進学校に通っていたが、母・妙子さんに超難関の国立大医学部への進学を強要され、なんと9年にわたって浪人生活を送っていますから、10代で大学受験を始めた娘さんは30代になっています 9浪って、どのくらいの苦労なのか想像もつきません 20代中盤まで風呂にも一緒に入るほど濃密な関係だった母娘ですが、あまりの母の厳しさが娘に殺害を決断させるに至ります 母を殺した娘はツイッターに「モンスターを倒した!これで一安心だ!」とツイー…

  • 人事や親が知るべき若者の就職観

    昭和の就職観は風化していく ここ10年ほど新入社員と話していると「就職観が年々変化しているな」ということに気づかされます 特に親との就職観の違いです これから日本を支えるZ世代の親は、その多くがバブル経済崩壊後の日本を支えたX世代です Z世代が腹に堕ちない親の言葉で 「企業に就職したら定年まで勤めあげなければならない」という終身雇用の概念です 「もしミスマッチで自分と相性の悪い会社に入ってしまったら・・・」 「これだけ変化の激しい世の中で、その会社自体存在の必要が無くなったら・・・」 「その産業自体衰退しはじめたら・・・」 「最後まで縛られるって奴隷的思考じゃないか!」 終身雇用を強く打ち出し…

  • 狩猟民族型優位の時代

    狩猟民族と農耕民族 人類史を600万年と考えた時、そのほとんどが狩猟採集生活です 定住生活でなく、農耕も牧畜もなく、獲物をとって、食べられる植物を採って、その日食べられるだけ食べる生活です 現在、キャンプが人気ですが、その時代の遺伝子がまだ残っているのかもしれません 600万年狩猟採集生活を続け、最後の1万年で農耕と牧畜が始まったとされています 農耕、牧畜生活は人類の歴史上600分の1ということになります 5000年ぐらい前に古代エジプト文明やメソポタミア文明などが始まります 産業革命などは最後の100年~150年ぐらいです なぜ農耕生活を始めたかと言えば ・安定した食料が得られる ・定住でき…

  • 陽方向にばかり着目し陰方向は見たがらない

    東洋哲学は素晴らしい 私がよく使う言葉に道教思想からくる『一極二元論』があります 『一極二元論』とは「ひとつの極は陰陽二方向に進む」という考えです 人類は「飢えのない社会」の仕組みを創り続け「病気の治療法」に取り組み続けました 健康・長寿という陽方向にひたすら邁進するのが人間です 結果、長寿社会からくる年金・医療・介護などの問題が発生してきます 陽方向に進んだ分、陰方向にも進んでいるのですが、懸命に治療法に挑んでいる時には「この病気が治せるようになると長寿になり年金が破綻しかねない」とは考えません この陰陽のバランスをとるのが政(まつりごと)=政治 と言われ、私たち庶民が考えない陰方向の分析・…

  • 頭でなく心で考える

    共感能力が未熟 若いうちは暗記力などの学習能力は高いですが、共感能力が未熟で人の気持ちに対する理解力が脆弱です 子供でも人の気持ちがよくわかる子供もいますが、いじめ問題のように「人の心の痛み」より「楽しさや快感」の方が勝ってしまいます 昔の先生は問答無用に生徒を押さえつけることができましたが「今の先生はそんなことできない」ということも子供たちは知っています 特に男子は共感力が未熟なまま身体は大人並みになってきますから中高生辺りは非常に危険な時期といえますので、個人的には日本の少年法はぬるすぎると思います 年齢を重ねると共感力が磨かれてきますので、人の気持ちがよくわかるようになります 「親はまだ…

  • 光ある所に影があり

    この世は陰と陽で出来ている 東洋には古来より『陰陽説』という思想があります どこの地域のどの民族が言い出したのかさえ定かでない非常に古い思想です 冬の寒さがあるから春の暖かさを感じることができ、夏の暑さを感じたから秋の涼しさを感じることができます 暗いがあるから明るいがある 重いがあるから軽いがある 広いがあるから狭いがある 大きいがあるから小さいがある そして陰と陽でこの世は出来ているとも言えます 陰陽説は全ての事象はそれだけが単独で存在するのではなく「陰」と「陽」という相反する形で存在し、それぞれが消長をくりかえすという思想です 光と影 天と地 善と悪 吉と凶 動と静 男と女 昼と夜 雨季…

  • ミドル・シニアこそリスキリング

    なぜリスキリングが大切なのか 世の中では「リスキリング=学び直し」が叫ばれています なぜ リスキリングが必要なのかと言えば 「変化する社会で今後必要なスキルや技術を学ぶ」ことで、必要のなくなりつつある仕事から、新たに必要になる仕事へ移るためです 長らく続いた終身雇用により、すっかり飼いならされてしまった日本の従業員には、この変化は少々きついかもしれないと感じることが最近多々あります 特にX世代はバブル経済崩壊後の日本で懸命に戦い、これまで多くの実績を積み、多くのことを学んできましたので「リセットしろというのか!」「過去の実績は無になるのか」という捉え方をする人もいますが、そうではありません 変…

  • 思考は偏りやすい

    なぜか極端な思想が注目される 「少子高齢化で日本は滅ぶ」 「政治が無能で日本は終わる」 「いずれ中国の属国になる」 「温暖化で異常気象となり世界は滅ぶ」 なぜか極端な思想が注目を集めます 有名大学の教授という肩書があるにもかかわらず「老人は集団自決すべきだ」と発言し、マスコミも取り上げたりします ちょっと頭が弱くて、社会に恨みを持った人の言葉ではありません 難関大学で頭脳明晰な学生に教えている大学教授の言葉です 周りにも「日本の今の政治家は無能だから年金は破綻する!」という人がいますが「その対策は何をしてるの?」と聞くと、何もしていません 「人生100年になる」「定年後は働きたくない」「年金は…

  • 脳の若返りは可能

    増え続ける高齢者 先日確定申告に行ってきました ラインで予約を取っているにもかかわらず1時間以上待たされるので、予約なし来場はかなり待たされると思います 待たされて怒っている人もチラホラいるし、税務署の若い職員相手にキレてる人もいたりします 確かにお役所仕事は四角四面で「面倒くさいな」と感じることも多いですが、たかだか年に一度の事務的な手続きです 若いながらも税務署の職員は聡明で丁寧に対応してますが「あんたは俺たちの税金で給料もらってんだろ」「インボイス制度?また面倒なこと始めやがって」「責任者呼べ」など言ってはいけない言葉を発する人もいます キレる老人は社会現象になりつつあります 担当してく…

  • 頭がいい人が業績がいいのか?

    難関大学を採るメリット 私は入社時にバブル経済が崩壊したので就活自体は超売り手市場の時でした 就職氷河期世代やコロナ下の就活をしていた学生と比べれば格段に恵まれています 本来採用していなかった大学にも採用枠を広げざるを得なかったため、学校名による差別がなかった時ですが、会社の歴史の中では『谷間の6年』などと呼ばれてました そこだけ人材の質がへこんでいるという意味だと思います 採りたい大学生が思うように採れず、必要人員確保に精一杯だった期間です バブルがはじけたとはいえ、大学生の売り手市場は3年ほど続きますが、やがては難関校にシフトしていきます 採用企画部時代に部長に「偏差値の高い大学の学生を採…

  • 50代の転職の現状

    雇用変化に悩むX世代 50代の転職が活発化しているそうです その要因は ・終身雇用制度の崩壊 ・役職定年への不満 ・労働条件や仕事内容・給与に関する不満 ・人間関係など所属する会社に対する様々な理由 ・キャリアアップの変化に対する嫌悪感 ・自身の求める仕事の希望への絶望 などがあるようです この6年間で16万人増加しており、転職者全体の約16%をX世代の転職者が占めているそうです X世代(1965年~1980年)はバブルの崩壊や冷戦を経験してきた世代です 情報源はテレビや雑誌で、若い頃は携帯電話などなく、給与が増えだした頃にそれらのテクノロジーが普及したためデジタルイミグラントと呼ばれることも…

  • 就職観の変化

    就職観はどう変わったか とある社労士が講義で 「これからは終身雇用は終わりジョブ型雇用になります」 「仕事は出来ては消えていきますので、そのつど学び直して新しい仕事に移っていくことになります」 「寿命も延びるので年金も後ろ倒しになり80歳までは働くことになります」 と説明すると「私の子供たちはかわいそう」と泣き出してしまった母親がいたそうです 泣きださないまでも「これからの若者はかわいそうだ」という声はよく聞きます 人は自分が生きてきた環境で未来を計るので無理もありませんが、これからの世代は変化する環境の中で思考を形成していきます 終身雇用の頃の価値観は『安定して長く働けること』でした 高度成…

  • サイコパスを採用してしまったら

    サイコパスで苦労した経験 以前サイコパスを採用してしまい痛い目にあったことを語ったことがあります 経理課長から「某支店のみ採用費が異常」と注意されたことから始まりました とにかく人がよく辞めるようになります そのサイコパス支店長は私が以前いた会社から引き抜いた人物ですが、営業数字の良さは知ってましたが面識はあまりありませんでした 会社には年に4回の『自己申告書』という本人から社長に直接送る目安箱的なものがありましたが、総務の女子社員が異変を感じてその支店のみ各社員の自宅に直送するようになります 本来は上長も目を通す必要のないものですが、そこの支店のみ「支店長チェックが必要になった」と勝手にルー…

  • 戦略的に縮む

    人口減は悪いことなのか? 「出生率が下がり日本は人口減少し続ける」 「少子高齢化で日本は未来がない」 確かに『人口ボーナス』という言葉があるように人口が増え続ける方が未来は明るいような気がします 人口が増えれば消費が増え、生産も上がり、税収も増える・・・良いことばかりだ!とも言えないようです ただ、世界の貧困国を見ると「人口が増え過ぎて仕事がなく失業率が高い」国も多いです 失業率が増えると治安も悪化し、当然生活水準も下がります 「人口が増えれば豊かになる!」「人口は増えた方がいい」とは言えません 基本的には「貧しい国ほど出生率が高い」「豊かな国ほど出生率が低い」ようです 日本も昭和を迎えた時「…

  • これから社会に出るZ世代へー3

    自分中心ではやっていけない 2回でまとめるつもりが3回になってしまいました 新入社員の教育は「知識」「やり方」「考え方」の大きく3つのカテゴリーがありますが、今回は考え方の一部をまとめたものです あくまでも個人的なものです 13.自分を大切にする 「われ窓の理論」というものがあります われた窓を放置しておくと、また窓が割られたり器物が破壊されたりするというものです 皆さんは友人の部屋に遊びに行ったとき、非常にきれいに整頓されてある部屋では「汚してはいけない」と感じるはずです 人も同じで『自分を大切にしている人は傷つけたり、汚したり、粗末に扱ったりしにくい』ものです 令和の時代、組織の犠牲になる…

  • これから社会に出るZ世代へー2

    60・20社会を生きる 新入社員入社研修の準備が始まりましたが、社会に出るに辺り毎年研修で伝えていることを書き綴っていきたいと思います あくまでも個人的な考え方です 7.経験のないことは上手くいかない 全く初めてやったスポーツ、初めて触った楽器・・・最初は上手くできません 人は経験が全くないことは上手くできずに失敗します もうこれは会社に20年いようが40年いるベテランだろうが皆、初めてのことは上手くできません まして昨日今日入社した新入社員であれば、失敗、失敗、失敗です 日本人は世界一セロトニンが少ない民族で不安症なので『失敗を非常に嫌がる』気質なのです 「チャレンジしなければ生まれてきた意…

  • これから社会に出るZ世代へー1

    入社研修で伝えてきたこと 新卒で社会に出る人はいよいよカウントダウンですね 入社手続きを行う人事担当者や教育研修担当者は準備に追われる頃です 新入社員の研修を長年やっていると、年々伝えたいことが多くなりますが、本日は絞って私なりに知っておいてほしいことを書き綴ってみます あくまでも個人的なものです 1.世界は少しづつ良くなっている 報道やSNSなどを見ていると「世界はどんどん悪くなっている」ように感じる人もいるかもしれませんが、実際は世界はどんどん良くなっています 飛行機が無事に米国についたなどはニュースになりませんが堕ちればニュースになります 報道は基本的に不幸な事故・事件を発信します ニュ…

  • 働かなくてもいい時代は来る?

    ケインズの予測はどうなったのか? 今から100年前の1930年、経済学者のケインズが「100年後には働かなくていい社会になる」予想していました ケインズによると2030年の人類は労働から解放されているはずです 「1日に3時間も働けば生活に必要なものは得ることができるようになるだろう 」とも言っています 残念ながら現在3時間どころかその3~4倍は働いています 2030年は経済問題が解決され「働かなくてもよくなる」というケインズの予測は間違っているのでしょうか・・・ 19世紀に比べたら労働時間は6~7割短くなりました 米コンサルティング大手のマッキンゼーが描く予想図は『AIやロボットによる代替が進…

  • Z世代育成はコーチングより心理カウンセリング対応

    時代とともに変わる育成方法 新入社員が入社してから1年は様々なカウンセリングをしてフォローしていきます 社会のリズムにも慣れ、年明けはほとんどがフォローも不要になってきます と安堵しているのもつかの間、4月には次の新入社員がどっと入ってきます 「もう2年目にはかまっていられない」というのが教育・研修担当者の本音だと思います 教育はエディケーション=こちらから一方的に発信するとラーニング=自ら考えるの2本立てになります 昭和の高度成長期の時代に研修担当した方は「当時の教育は3本柱で今ではNGの内容だった」と言います 強育・・・とにかく精神的にも体力的にも強い人材にする 狭育・・・企業倫理のみの狭…

  • 少子化と都市化

    大都市は若者を引き付ける 2050年には世界人口は100億人に届きそうですが、人口減に悩む国もあります 多産多死⇒多産少死⇒少産少死⇒少産多死 というように国の人口は変化すると言われています アフリカは多産多死から多産少死に移ろうとしており、平均年齢は19歳と若いですね 対して日本は昭和後期の多産少死から平成の少産少死、令和後期は少産多死のはいると言われています 2026年 認知症の高齢者は700万人を突破 2027年 輸血用の血液が足りなくなる 2039年 死亡者が増え火葬場不足になる 2040年 全国自治体の半分が消滅する と言われています とにかく人口減少は国力を弱らせる大問題ですが、先…

  • 失敗しないことが満足

    日本人は不安症 世界人類の多くは成功するために仕事をしていますが、不安気質の多い日本人は少し違うようです 日本人は『失敗しないことが満足』で「チャレンジしろ!」といくら言ってもなかなか行動には移しません 「いろはにほへと」の最初の「い」は「犬も歩けば棒に当たる」です 「動くから痛い目に合うんだ!じっとしているのが一番」と言う解釈なのか 「動けば俊敏な犬さえも棒にあたることがある!棒にあたることを恐れずに動くべきだ!」と言う解釈なのか、どちらか考えてしまいます 失敗を恐れる日本人の仕事ぶりは正確無比で世界を驚かせます 日本製品は壊れず長持ちです あれだけの本数で、あれだけの乗客を乗せている1周約…

  • 生物は天敵の存在によって進化してきた

    虫だけではない擬態能力 昆虫などで『擬態』の能力を持ったものがいます 捕食されないように進化した能力だと思います 虫は擬態ができなくても、素早く動ける、空を飛べる、固い身体をもつなど、それぞれ捕食者から身を守る能力を持っています 人間にも擬態のような能力があり、集団の中で周りに溶け込める能力です 家では我がまま一杯の子供でも、意外に学校では自分を抑えて上手く生きていたりします 子供は『親に見せる顔』『先生に見せる顔』『友達に見せる顔』の3つを無意識に使い分けているといいます 単体では生きることが出来ず、擁護者が必要なので「どう大人と接するか」のスキルは非常に重要です 多くの生物が命を落とすのは…

  • 人類は進化し続ける

    進化を認める人認めない人 米長 邦雄(昭和18年)という天才将棋棋士がいました タイトル獲得数19期は歴代6位で趣味は囲碁で囲碁八段 日本将棋連盟会長、紫綬褒章受章、旭日小綬章受章 当時の社長が非常に尊敬しており、私が教育企画部にいた時『人間における勝負の研究 』という米長さんの著書をテキストとした支店長への研修を社長自らしていたほどです 米長道場は「若手に教えを請う」という姿勢で運営しており、米長は40歳近く年下の森下 卓さんのことを「先生」と呼んでいた ほど謙虚な人でした 米長邦雄 九段は新星の天才児 羽生善治さんとの 対局では10勝16敗でした この40歳近く年下の天才児からも熱心に学ぼ…

  • 意欲と能力

    4つのランク 高校生の時の担任が受験に対しての指導の時に「人には4つのランクがある」と言いました 一番は ⇒頭のいい奴が努力すること 二番目は⇒頭は良くないが良く努力する奴 三番目は⇒頭はいいが努力しない奴 四番目は⇒頭も良くないし努力もしない奴 と言い、素直に腹に堕ちました 「努力次第で成果は変わる」は学生には正しい助言だと思います 中高生の時は、やる気・根気・努力・忍耐力などは高く評価されるべき年代です 教師も『意識高い系人間』にすべく様々なことを言ってきます 妙に賢くて博識である人間より、目標に向かって一直線である多少単純なタイプの方が教師も成果を出させやすいです 「ダメな部分は努力で補…

  • サラリーマンは視野が狭い方がいい?

    競走馬の早さ 競走馬にはブリンカー(遮眼革)というマスクのようなものが装着されています ブリンカーを用いて視野を制御し、馬群を気にすることなくレースに集中するようにしています 視野を狭くすることによりゴールまで速く走れるのだと言います 私は最初が採用企画部で新卒の大学生の採用の仕事でしたので、先輩社員は「よく本を読め」「毎朝新聞は読んで来い」と言われ「視野は常に広く持て」と言われていました 同じことは営業企画部の時にも言われておりました 営業に配属された時に営業成績の良い先輩に「サラリーマンは視野の狭い方がいい成績を残しやすい」と言われます 「余計なものは見ない・考えない!一つの仕事に集中しろ…

  • 名選手・名監督にあらず

    能力主義の階層組織 営業に配属された同期でTOP3が最初に支店長になりました 当時はバブル経済崩壊後の長く暗いトンネルの時代ですから支店など増えない時代です 昇格基準は『営業成績のみ』です 出身校の差別も、好き嫌いもないわかりやすい線引きです 次に私とKという同期が支店長になります その為に2人の先輩社員が支店長降職になっている非常に世知辛い時代でした 最初に支店長に昇格したTOP3の3年後を見てみると、1人が降職、1人が退職、1人がうつ病で休職でした 『営業マン時代は優秀でエース的存在なのに管理側にまわると力が発揮できない』 という人は多いです 商品作りは天才的だが管理職になったらダメに人 …

  • 考えるはエネルギーを使う

    原始共産主義が支持されたりする カンボジアのポルポト政権時代は『原始共産主義』を唱えて「原始時代の自給自足の社会に戻す」という政策により、都市部に住む人々をすべて農地に移住させます 1975年ですから、日本はもう今と変わらない社会の頃の話です ひどいのは知識人の大量虐殺で「本を持ち歩いていた」「メガネをかけている」でも処刑されています どこからどう見てもひどい独裁政権ですが政権が倒れた後「あの時代が良かった!戻りたい」という人もいるそうです 理由を突き詰めると「考えなくてよかったから」だそうです 北朝鮮を離れて脱北する人の中にも北朝鮮に戻りたがる人もいるようです 「自由に仕事が選べる?国が選ん…

  • 運の悪さはうつる?

    意外に重視されてきた運の良さ 明治の海軍大臣官房主事に任命された山本権兵衛は「今の海軍では海外列強に太刀打ちできない」とを痛感しており、 海軍の組織再編成を行うため局長、部長クラスを含む海軍士官計97名をリストラするという大改革を行いました 現在の企業で言えば課長以上がすべて排除されたような日本史上最大のリストラですが、なぜか一人だけ保留にされます 後に連合艦隊総司令官となる東郷 平八郎で、理由は『強運だから』ということです 大学生の採用面接をしている時に2浪1留の学生の面接をしました 担任の先生に「君はもっと高い学校を狙うべき」 親には「1校に絞りなさい」と言われ 留年も金銭的な家庭な理由が…

  • 安心・安定・安全のAAAを望む民族

    現実を受け入れる苦痛 「これからは衰退分野から成長分野へ労働力の流動が必要」 「変化が激しくなるのでリスキリング=学び直しが必要」 「労働期間が60年間になれば終身雇用は不可能」 「学び直して異業種への転職が何回か必要になる」 「終身雇用は経済が伸び続けるのが大前提で継続は難しい」 と多くの人事関連の人達は今後の労働市場の変化を説いていると思います 関連会社の人事部のベテラン社員がぼやいていましたが、この方はソフトに丁寧に説明する人としてよくできた方です 早期退職かリスキリングで他部署に異動の説明を非常に丁寧にしたらしいですが、説明会後のレポートに 「あなたの話を聞いていると気持ちがすごく落ち…

  • どう生き、どう学ぶか

    今日が人生の最後の日だとしたら 「寝室を出るときから今日は死ぬ番であると心に決めなさい! その覚悟があればものに動ずることがない」 藤堂高虎の言葉です 弱肉強食の戦乱の世だからこその言葉ですが「今日死ぬかもしれない」と思えば何をすべきかの優先順位が明確になります 物事を迷うこともなくなりそうです スティーブ・ジョブズのスピーチでも 「もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?」 今日が人生最後の日だとしたら・・・・ 何か本当に大切なものや、やるべきことがわかるような気がします 「そのうちやるか・・・」 「別に今でなくても・・・」 と『大切なこと…

  • 視野が狭いと運気を落とす

    信じるものは救われる? 「この人は運命の人」 「この思想は絶対真実」 「この教えは唯一正しい」 「この組織にいれば間違いない」 人間には『信じたい欲求』『信じること・すがることで安心する』性質があるそうです 強く信じるということは思考をシンプルにし、不安をなくします まさに「信じるものは救われる」です 「Aはここは優れているけどここがダメ」「Bはここがいいけどここがイマイチ」など常に多角的に物事を観て客観性を維持するというのは脳をひどく疲労させるようです またこのような思考の人は白けているように見え、疑り深くも見えます 多方面に多角的に物を見ている人より、一つのことを信じてまっすぐ進む人の方が…

  • 対立構造と分断本能

    なぜか対立構造にしてしまう トヨタ自動車の豊田章男社長が「これからは電気自動車でなく水素自動車ですか?」という質問に対して 「なんで皆○○VS■■の対立構造にしたがるのだろう?」 「水素自動車も選択肢の一つ、電気自動車もハイブリッドもすべて選択肢の一つにすぎないという全方位戦略を説いているのに、周りは二極対立構造にしたがる」 と述べていました 昨年の今頃は「世界がEVにシフトしているのにトヨタは水素自動車に力を入れている!完全に間違った舵のきり方をしている!」という批判の声が渦巻いていました 「ガソリン車が3時間かかる距離をEVは充電に時間を要し11時間もかかった」 「電池の劣化が早く年々航続…

  • 今年の世界のリスクを議論すべき

    発表された今年の世界10大リスクを子供と議論する アメリカの調査会社「ユーラシア・グループ」が「今年の10大リスク」を発表しました 1.ならず者国家ロシア 2.権力が最大化された習近平国家主席 3.テクノロジーの進歩による社会混乱 4.インフレの衝撃波 5.追い込まれたイラン 6.エネルギー危機 7.阻害される世界の発展 8.アメリカの分断 9.デジタルネイティブ世代の台頭 10.水不足 だそうです このようなテーマは職場の仲間や高校生以上であれば親子でぜひ議論すべき内容だと思います コロナ関連が消えてロシア関連が増えてきたのが印象的です コロナはもう過去の出来事になってしまった国もあれば、日…

  • 人生3段ロケット時代

    昭和と令和の見た目格差 明治に統計を取り始めた日本人の平均寿命ですが、明治は40代なのに対し令和は90歳に届きそうです ただ社会環境もあり、明治は乳幼児の死亡率や戦争がありましたので「天寿を全うした平均年齢」は正確には測れませんが、寿命は延び続けているのは確かです サザエさんの波平さんは54歳ですが、今でいう70代・80代に見えます 令和で言えば福山雅治さんと変わらないです バカボンのパパも41歳です 令和で言えば綾野剛さん 斎藤工さんがこの年齢です 昭和の40代・50代のイメージはバカボンパパや波平さんのイメージです 平均寿命が延びたぶん見た目年齢も若くなってます 話題を呼んだトップガンのト…

  • 規則はきびしい方がいいのか?

    コロナ対策も各国それぞれ 総じて学校の強いスポーツ部は規則が厳しいです 難関大学に進む進学校は生徒自らが自分に厳しいようです とはいえ厳しいと言っても3年間の我慢ですが、大きな組織や国家の規則はきびしい方がいいのでしょうか? 各国のコロナ対策を見てみても、南アメリカのように「ノーガード戦法」など政府が特に何もしない国もあれば、中国のように「ゼロコロナ」で厳しく取り締まる国もありました セロトニンの多い欧米諸国は楽観的で自由を求め「これ以上マスクの着用を強要すると支持率が落ちる」のですぐにマスクの強要を止めます 対して東アジアはセロトニンが少ない民族なので「マスクとってもいいですよ」などと言おう…

  • 今年こそ陽の言葉で満ちた年に

    人の心は陰も陽も生み出す 新年あけましておめでとうございます あっという間に1年が終わる年齢になってきました 東洋の60干支は年ごとに陽の干支、陰の干支と交互に続いていきますが『陽干支は海外の事情に政治が引っ張られる』『陰干支は国内の事情に政治が引っ張られがち』などと言われています 3年前は陽干支でコロナウイルスの世界的感染で海外事情に引っ張られ 2年前は陰干支で東京オリンピックや国内の感染対策で国内事情に引っ張られ 昨年は陽干支でウクライナ情勢やワールドカップ、北朝鮮のミサイルの報道が多かったです 今年は陰干支なのでどちらかというと国内情勢に政治が引っ張られる年になりそうです どちらにしろ国…

  • バタフライエフェクト

    風が吹けば桶屋が儲かる 『風が吹けば桶屋が儲かる』ということわざがあります 一見すると『風』と『桶屋』にはなんの関係もないように思えますが 風が吹いて ⇒埃が立って人の目に入ると ⇒失明する人が増える ⇒当時、失明した人は三味線で生計を立てる人が多かった ⇒三味線の胴を張るために猫の皮が必要になる ⇒猫の皮の需要が増えると猫が減りネズミが増える ⇒ ネズミが桶をかじるので桶の需要が増える ⇒桶屋が儲かる という流れです このように「一見なんの関係もないようなところから、意外なところに影響が出る」という意味です 似た意味の言葉に「バタフライエフェクト」があり「バタフライ効果」とも呼ばれています …

  • リスキリングを重く固く考えない

    「学び」=学校ではない 私より上の世代は『学び=学校・権威ある資格』などと考えやすいようです 私もよく3泊3日でよく中小企業大学に行かされたり、ビジネス講義や社会人の為のセミナーに行きます 会社には非常に感謝しておりますが、○○大学の教授、○○の権威など肩書のある講師や、スクールの社会的地位で計るところがあります もちろん内容はかかる経費以上にいいものですが、時間とお金が掛かる分『気軽ではない』です 学校で学んだ方がいいものも多くあります Webの資格を取った経験もありますが、Web系は独学や通信教育より学校に行った方がいいと思います 独学の人も多いですが、なかなか大変で挫折しやすいです ただ…

  • 一騎当千の組織創り

    精鋭を揃えた強さ 古代中国で漢と楚が戦っていた時代、楚の彭城が56万人の漢軍に落とされます 斉に遠征していた楚王の項羽は戦力を割けず、仕方なく精鋭3万で彭城奪還に向かいます 文武に長けた項羽の指揮の元、楚軍3万は56万の漢軍を完膚なきまでに叩き敗走させます 漢の名将韓信も1万5千の兵力で20万の趙軍を破っています 有名な『背水の陣』です 優秀な指揮官に優秀な兵で圧倒的多数の敵を破った例は歴史上多くあります 一騎当千=一人の騎兵で千人もの敵を相手にできる 人材のことを言います これなら少数精鋭で効率の良い組織になります 少数精鋭に絞って失敗した例もあります 中国統一を目の前にした秦の王である政は…

  • 再定義連続の時代、変化を楽しもう

    変化を楽しむ人・嫌う人 先日、大学生の長男とレジに並んだ時のこと、私の前は50・60代が2人いましたが長男は何故か20代が5・6人もいるレジに行きます 「なぜ混んでいる方に行く?」と思いましたが、若者の多いレジの方が全員スマホ決済で早く進んで行きます こちらは財布を開けて、お金を数えて出して、おつり受け取って「ポイントカードはございますか?」と言われごそごそ探して、ポイントつけて時間がかかります 長男曰く「時間がかかる臭いがした」とのこと Z世代は違う嗅覚をもっているようです 私の同級生の社長も「高く売れるうちに会社を売ろうと思う」と言い出します 「もう銀行の時代ではない」と言っていたのに銀行…

  • 「マネーリテラシー」子供にどう教える?

    金融教育は時代により変わる 「命の次に大事なのはお金」という人は多いです 命・健康の次に重要な事・・・ やっぱりお金かもしれません 世の親は子供にお金の知識を伝えます 「無駄使いするな!」 「将来に備えて貯金しなさい」 「借金するな!」 金融教育は重要だという割には家庭任せです Y世代の親辺りから少し変化が起きて来て 「一番バカバカしいお金の使い方は貯金だ」 「最も大切なのは『複利の力』を理解すること」 などの考えを持った人もいます 学校教育にもマネーリテラシーの授業が設けられましたが限界があると思います 「NISAをつくる時投資信託を良く分析すると95%がゴミ金融商品だった」 「株式投資する…

  • 人生後半は「好きな事」にシフトする

    「好き」より「稼ぐ」が優先される 赤ちゃんは『無の強』と言われています まったく何もできないのに周りの大人を動かして要求をかなえる、ある意味強者ということのようです 言葉がわかりはじめると親の都合を少しづつ押し付けられ、やりたいことを自由にやることが制限され始めます 「自由を奪う」というより、これがないと社会生活ができません 学校に行きだすと『知識の習得』と『集団行動』が好き嫌いに関わらず強要されます 同じくこれがないと社会生活が困難になります 「好きな事だけして生きてはいけない」ということも理解し始めます 好きなスポーツだけして生きていく 好きな音楽だけで生きていく 好きな絵を描き続けて生き…

  • 各年代層が抱えた問題

    世代の空白 国家の指導者も間違った方向に国を導く場合もあります どこの国にも黒歴史はあり、国民は忘れていません ナチスのユダヤ人虐殺は歴史で習いますが、1975年のカンボジアに誕生したポル・ポト政権の国民の大領虐殺はナチスの比ではないにもかかわらず歴史では意外に教わりません 当時のカンボジアの人口780万人のうち4分の1にあたる200万人がわずか4年間に虐殺されます 歴史上の人物でポルポトほど明確に「サイコパスだ!」と言い切れる人物はいません 原始共産主義という「原始時代の暮らしに戻そう」というポルポト政権の方針は知識層を絶滅させます 教師や弁護士、博士や研究者だけでなく「本を持って歩いていた…

  • 人と比べることの無意味さ

    比べなければ不幸は感じない 「不幸の元は人と比べるから発生する」と言います そもそも無人島で独りだったら、自分が背が低いのか高いのか、足が速いのかどうか、計算が早いのかどうか、字が上手いのか下手なのかわかりません 比較する対象が無いからです 「貴方は幸福ですか?」と聞かれてもその時の気分もあるし、不幸を強調したがる悲劇のヒロインぶる人もいるし、逆に「私はこんなに幸せ」とアピールしたがる人もいるので『幸福度ランキング』などは無意味のような気がします 幸福・不幸は感じるものであって、明確な基準があるわけではありません 数値化できないものは比べようがないと思います 比べるなと言われても社会は競争の原…

  • 「叱る」って依存症だったんだ!

    依存症はいろいろある 薬物依存症 アルコール依存症 ギャンブル依存症 昔から世の中には多くの依存症があります ネット依存症 ゲーム依存症 スマホ依存症 などは近年の新しい依存症です 依存とは『心身の健康や生活を脅かしているにも関わらず、特定の物質や行動をやめたくてもやめられない・コントロールできない状態』のことを指します 依存には、アルコールやニコチン、薬物などに関連する『物質系の依存』 ギャンブルや浪費、インターネットなどの行動や習慣に関連する『非物質系の依存』があります 依存症には段階があり、アルコール依存症で見てみれば ・つきあいで飲むなどは全く依存症ではありません ・酒に強くなり量が増…

  • 笑わない日はもったいない

    人はだんだん笑わなくなる シャンポールの言葉に 全ての日々の中で一番もったいないのは 笑わなかった日である とあります 人は仕事をするために生きているのではなく 何かを成し遂げるために生きているのではなく 幸福になる為に生きています 長男が2年生より青森の大学キャンパスに移り、現在猫保護のサークル活動をしていますが、里親になってくれる人と連絡を取る時「時々強烈ななまりで全く相手の言葉がわからないことがある」と困っていました 送られてきたYouTubeでみると本当に津軽弁がわかりません 日本には『陸の孤島』のような地区がいくつかあります あまり他の地域の人と接しないせいか、地域独自の言葉を古来よ…

  • 教えるは「ほお~」と「へえ~」がポイント

    企業の研修は学校の授業とは違う 採用企画部から教育企画部に異動し、新卒の教育・研修担当になり最初のデビュー戦は2週間の『新入社員入社研修』でした 初日から先輩社員に洗礼を浴びます 「学校の授業じゃないんだから」 テキスト・レジメを淡々と読むなということです 180人を前にして話をするとどうしても長きにわたり染みついている学生時代の集団教育のようになってしまいます 「入社したては真面目に一言一句聞くけれど、慣れてくるに従いインプットさせるのが大変になる」とアドバイスされます 社外講師や他部署の部課長の講義をよく観察していると、やはり話の上手い下手があります それ以降、テレビでもなんでも人の話し方…

  • 言語化の大切さ

    思考の90%以上は無意識 支店長になりたての頃『コーチング』は必修科目でした 他にも休みの日を利用して、講習料と交通費は会社が負担してくれるいくつかのスキルを身につける講習があり『心理カウンセリング』を資格が取れるまで受けさせてくれました 心理カウンセリングは心理学の知識を活用し積極的にアドバイスをするものというイメージでいましたが、実際は『傾聴』と『共感』で相手の話を聞くのが9割でした 「積極的に関わるコーチングとはえらく違う」と感じたのを覚えています 実は人間の思考の90%以上は無意識なんです 「気付いている」部分を顕在意識=意識 「気付いてない」「理解していない」部分を潜在意識=無意識 …

  • 「賃金交渉」が必要になる時代がくる?

    日本人の7割が賃金交渉をしない 皆さんは会社に対して「賃上げ要求・交渉」をしたことがありますでしょうか? 私はありません 賃上げ交渉など労働組合任せでした 「この年俸では納得いかない!退団する」とか言っているスポーツ選手を冷ややかな目で見ていました 「そもそも日本人は会社と賃金交渉をあまりしない」という調査結果があるそうです 「賃金上げろ!」なんか厚かましく、ずうずうしい行為に感じます リクルートワークス研究所が発表した「5カ国リレーション調査」によると、日本人の労働者のうち賃金について 「要望する」が約3割 「要望しない」もしくは「わからない」が約7割 だそうです ちなみに海外(同調査ではア…

  • 女性の社会参加への戦い

    力が支配していた時代 古今東西万古不変、戦争を起こすのは大部分男性です 戦争の大義名分も勝った負けたも抜きにしてみれば、多くの死者を出し人口を減らす行為です 逆に女性は人間を生み出す力を持っており、男性は逆立ちしても新たな命を生み出す能力を持ちません 人口を増やす女性・減らす男性という歴史の見方もできます 生物界の原理は弱肉強食であり「力が強いものが優勢に立つ」という法則が続きます 知性の発達した人類は少しづつ平等であろうという力が働きます 奴隷制度はなくなり、女性に選挙権が認められ、徐々に平等な社会になっていきます 私が高校生の時は早慶に進める頭の良い女の子でも親の意向で女子大に進まされるこ…

  • 終身雇用と年功序列はなぜ生まれたか

    企業都合で生まれた制度 戦後の日本は「東洋の奇跡」と呼ばれるほどの経済復興を成し遂げました 「アメリカ人のような豊かな生活がしたい」 冷蔵庫・洗濯機・掃除機・テレビ・自動車・エアコンなどなかったものが大量に生産され、消費されていきます 当時、松下幸之助さんが「貧困をなくすため無尽蔵に家電生産をせねばならない」と語っているのを見ればわかるように『無尽蔵に物が作れた時代』が戦後の日本でした 当時の経営者は「ほっておくと給料の高い会社に従業員が移ってしまう」と『労働力を囲いこむ方法』を求めていました ・学校を出た金の卵の確保=新卒一括採用 ・定年まで雇用する=終身雇用 ・給料は年齢に応じてあげていく…

  • この人が採用すると変な人ばかり

    ある支店のスタッフの問題 私が初めて支店長になったのは新潟県の中越地方にある絶不調の支店でした 私の前もその前も支店長は業績が悪く降職でした 当時は長引く景気低迷で支店が増えるわけではなく、誰かが降職をしないと私たちのような若手は支店長にはなれませんでした 「堕ちてくる人を待つ」という何とも嫌な状況です 前任の支店長と引継ぎの時「前の支店長が採用したメンバーが本当にひどい!本当に苦労した」とぼやいていました 確かに人が多く辞めて、多く補充した時代です 新入社員時代の上司にドイツ軍のロンメル将軍の言葉である「与えられた環境で知恵を出して勤めよ」をよく聞かされてましたので「与えられたスタッフで文句…

  • 恋愛強者は常に3割

    20代の男性3人に1人が交際経験なし 「最近の若い男性は草食化してきている」 とよく言われますが、IQの上昇と共に異性を求める本能は弱くなってしまったのでしょうか? 20代の男女のアンケート調査では男性より女性のほうが今までお付き合いした恋人の数が多いようです 男性は今まで「交際経験がない」と答えた方がなんと全体の3割もいました 「草食系男子」「絶食男子」など恋愛に対して消極的なイメージの男性を指す言葉が次多く生まれてきたように、奥手の男性が多くなっているようです 仕事や趣味、スキルアップするための勉強など全てに全力でぶつかっている場合、恋愛が後回しになってしまうこともあるかもしれません 「男…

  • 思考は陰性化する性質がある

    5万5千回想い 5千回考える 私達は1日に6万回の想う・考えるを繰り返すそうです 多くは〈想う〉で〈考える〉は5000回ぐらいだと言われています 意外に人間は考える動物なんですね この〈考える〉の9割は陰性な思考のようです 過去は美化するのに、未来は暗く見るのはわからない闇である未来に対する防衛本能からだと思います とはいえ、まだ起こってもいない未来に対して絶望したり、生きる気力を失ったりして精神的に病むのは大脳の発達しすぎた人間だけの困った性質と言えます 「これから大失業時代が来る」 「私達の老後は年金破綻する」 「いずれ中国の属国になる」 まだ起こってもいない未来を勝手に悲観するのは心が疲…

  • 心の境界線

    人との距離間の変化 両親がいて祖父母がいて子供が結婚して3世代同居・・・これが家族の幸せなカタチと言われていました 私が生まれた時には4世代同居の8人家族でした もちろん今でも理想とする人は多いと思いますが、X世代辺りから変化してきているようです 「できれば親とは別の家に住みたい」 「結婚した子供とは別の家で良い」 双方とも「自律したら別々に住みたい」という考え方が強くなっています 就職と共に親元を離れる子供も多いです 関係が冷たくなったのではなく文化の成熟と共に『適切な距離感』が変化してきたのだと思います 昭和は「日本的家族観」と言われるほど「家族は全員一緒に住むもの」という考えが強かったで…

  • 人生を狂わせる行動

    新興宗教だけではない人生を狂わせるもの 連日、旧統一教会による献金問題で人生が狂わされた方々の報道が続いています 「日本には神道も仏教もしっかり根付いているのに、なぜ新興宗教にはまるの?」と聞くと 「神道や仏教じゃ関わり方が淡泊過ぎて『もっとしがみつきたい』『もっとかまってほしい』という人にはまったく物足りないんだよ」と言われました ビジネス宗教を立ち上げた人たちは、世の中には一定数そのような人たちが存在するというマーケティングがしっかりできているのだと思います ドラッカーが言う通り 「企業の目的は顧客の想像」 「その為にはマーケティングとイノベーション」 の理論をしっかり実践しているなと感心…

  • 成功論は加工されている

    やっぱりほしい成功情報 教育企画部という部署で定期採用の若手の教育・研修担当をしていた頃の話です 新入社員入社研修はゼロの人間に対して行うので組んだカリキュラム通りに行えばいいのですが、1年・2年と経過すると個人差も出て来て「どんな研修内容にすべきか」難しくなってきます 現場は競争社会なので個人差は付くのは当たり前の世界ですが、教育・研修は付いた個人差をできるだけ高い基準に合わせて均一化するのが目的です 教育企画部には『2軍は徹底的に型教育・個性は1軍で発揮』と書かれています 営業などでは1年で個人差が結構出ます 若手社員の研修レポートを見ると 「○○さんの成功例が参考になった」 「売上がいい…

  • 篠原ともえさんに学ぶリスキニング

    人生100年時代はリスキニング 統計が開始された 明治24年-31年の平均寿命は男性42.8歳・女性44.3歳 でした 現在は男性81.47歳、女性87.57歳なので平均寿命は2倍近く延びました 「今の中学生の半分は107歳まで生きる」と言われています 飢えをなくし、あらゆる病気を完治していくのは人類の悲願だったので喜ばしいことです 日本の100歳以上の人口は60年間で約600倍に増えました 日本は『人生100年時代』に突入していきます 「でも変化が激しくなって企業の寿命は短くなっているじゃないか」 「年寄りが増えて若者は減って年金大丈夫?」 悲観的な声が出てくるのは世の常で、大多数の人は未来…

  • 仕事中毒脳と多趣味脳

    「仕事が全て」は昭和の話 私も営業部長時代までは「生活の中心に仕事をおけ」と言っていました 社会人になったころはモーレツに働く昭和入社が大半だったので「仕事が人生のほとんどのウエイトを占める」と思っていました 「会社からの転勤辞令で全国どこでも行く」 「目標数字は絶対」 「家族の都合も実家の都合も二の次」 「有休は病気した時にとるもの」 周りがそんな姿勢なので新人だった私も当然それに染まります 「営業ノルマがこなせていない」と休日出勤する先輩社員を尊敬のまなざしで見ていました 日本の企業は『会社が全て』という人ばかりだったように思います 「支店が目標数字を追い込んでる時に子供の運動会に行きたい…

  • 学生脳と大人脳は違う

    「年齢で脳が老化した」のではない 「最近、顔はわかるんだけど名前が出てこない」 「年と共に脳が老化しているんだな・・・」 と40代・50代・60代でぼやく人がいますが、そうではないようです まずは『脳の中の記憶の引き出しが増えた』ことがあります ロシアのウクライナ侵攻で ・初めて覚えた北欧・東欧の国 ・初めて覚えた武器の数々 ・初めて覚えた政治家の名前 ・初めて覚えたウクライナの州や街 脳の中の引き出しの『ウクライナ関連』はかなりいっぱいになったと思います AIやDXなどの英字のビジネス用の略語も年間いくつおぼえるでしょう? 好きなスポーツの新たな選手の名前、新しく入社した社員・・・ 生きた分…

  • 今は使うべきでない貧しい時代の言葉

    言葉は風化する 大学時代「儒教は国の立ち上げの時には大いに重要視されるが、国が栄えてくると必要とされなくなる」と教わったことがあります 明治時代の日本でも儒教を非常に重んじていたようですが、次第にフェードアウトしていきました 秦も中国を統一すると『焚書坑儒』と儒教に関する書物はすべて焼き払い、儒学者を全員生き埋めにしています その時代では素晴らしい考えも、次の時代には必要のない考え方になることは歴史上多く見受けられます 同じ時代の中国の言葉でも良し悪しは別ですが「背水の陣」「左遷」「牛耳る」など、いまだによく使われている言葉もあります また『金言』と呼ばれる『いつの時代にも風化しない素晴らしい…

  • 運のいい人を観察してみる

    運のいいのは皆が望むこと 人は幸福を追求して生きてます それと連動して運のいいことを望みます 運がいいとは何も努力してないのにラッキーなことが起きるようなものだと捉えてる人も多いようです 運を良くしようと神社に行ったり、パワースポットに行ったり、ラッキーカラーを身につけたり、とにかく運を良くしようとする行動をとります スポーツでも、ビジネスでも、ギャンブルでも、とにかく勝負師と呼ばれる人たちは『独自の運気学』があるように感じます 営業時代、先輩の営業マンが福引で加湿器を当てた時「今月は大勝負をするのにこんなことに運気を使ってしまって!」と嘆いてました その後、突き指をして痛々しく包帯を巻いてま…

  • 卒サラをシュミレーションしておく

    具体的すぎる真実はなぜかバッシングされる 9月8日に放映されたNHKスペシャル“中流危機”を越えて「第1回 企業依存を抜け出せるか」は終身雇用は終わりこれからどう働くべきかを非常にわかりやすくまとめたドキュメンタリーだと思います かつて一億総中流と呼ばれた日本で豊かさを体現した所得中間層がいま、危機に立たされており、世帯所得の中央値はこの25年で約130万円減少 月の給与が10万円以上減ったことになります その大きな要因が『企業依存システム』社員の生涯を企業が丸抱えする雇用慣行の限界であり、技術革新が進む世界の潮流に遅れ、稼げない企業・下がる所得・消費の減少という悪循環から脱却できずにいる 厳…

  • 大きなショックの後に発生する5つの変化

    いつも平和な日常ばかりではない 新潟県長岡市に住んでいた頃、中越大震災に会いました 新幹線が初めて脱線したあの地震です 飲み物も食べ物もない 電気は消えて辺りは真っ暗 マンションは周りが陥没してしまって入れず 24時間の飲まず食わずで、やっと食べた塩むすびが「こんなに美味しいものか!」と感激したのを覚えています 1か月後にガスが開通しシャワーを浴びた時も感動しました 当たり前の日常が突然に壊され、一つ一つが元に戻りだすとその一つ一つに感動を覚えます 人には予期せぬショッキングな出来事が起こります その度に「気持ちの乱れ」「気持ちの落ち込み」「悲しみ」「怒り」などが発生します 以前「ご先祖様に守…

  • 言霊を大切にする人は格が高い?

    読書は高尚な趣味か?苦行か? 昔、新入社員の教育担当として教育企画部に配属されたときのこと、先輩社員に「君は週何冊くらい本を読む?」と聞かれたことがあります 「週?月じゃなくて?」 本など通勤電車の暇な時間に読む程度だったので、通勤時間30分×朝夕2回×5日ですから、1冊読み終わらないレベルです 興味のある分野は別ですが、そうでない読書は苦行でしかなく、多分車通勤だったら本など無縁だったかもしれません この部署の人たちは本社の横には5階のフロアのある大きな書店があったので「恵まれた環境だ」と皆、喜んでいます どうやら読書好きの揃った部署に来てしまったようです 私は「月に20冊も本を買っていたら…

  • 評価されやすい行動・そうでない行動

    高校までは言われたことをやれば良い 高校生までは試験範囲が限定された各科目をしっかり勉強して、中間テストや期末テスト、模試などで高い偏差値を出し、最終的には志望校に合格を一直線に目指せばいいので「なにをやればいいの?」と考える必要はないです カリキュラムは出来ていて、教科書はクラスで共通です これが大学生になると大きく変わります 高校時代のような画一的な評価基準はなく、自分自身で研究対象や打ち込めるものを見つけ、それぞれにおいて「成功とは何か」を明確に定義し、挑戦&努力し、その定義した結果を出していく、という作業が必要になってきます 高校時代までの「言われたことをしっかりこなせばいいんでしょ」…

  • 危険な孤独

    淡泊な日本人の宗教意識 世界の宗教分布図で日本を見ると『神道』となっております 日本は仏教と神道が自然な形で融合しているように見えます 子供に「お寺と神社の違いは何?」と聞かれると、結構な大人が返答に困ったりします 「遠い日本の国のご先祖様が神社で近いご先祖様はお墓にいるんだよ」などと私は答えていますが、学校で宗教教育などないので修学旅行で京都や奈良に行っても、無意識にお寺と神社を回っています 初詣や祈願、お祭りなどは神社に行く お葬式や法事などはお寺で行う 一般的にはこのくらいの意識でいる人が多いいのではないでしょうか・・・ わたしの住んでる地域には、源頼朝と義経が久しぶりに対面した『対面石…

  • 世界と日本の就業観の違い

    世界の失業率 「日本だけが給料が上がらない」 「一人当たりのGNPがビリ!」 と国や会社を責める前に世界に失業率を見てみましょう 2021年に〆たものです(%) 1位 南アフリカ 34.3 アフリカ 2位 スーダン 28.33 アフリカ 3位 パレスチナ 26.39 中東 4位 コソボ 25.8 ヨーロッパ 5位 ヨルダン 24.43 中東 6位 ジョージア 20.6 ヨーロッパ 7位 バハマ 18.15 中南米 8位 ボスニア・ヘルツェゴビナ 17.4 ヨーロッパ 9位 チュニジア 16.2 アフリカ 10位 マケドニア 15.7 ヨーロッパ (以下主要国のみ) 12位 ギリシャ 15.0 …

  • 情報のさばき方で大きく変わる時代

    恵まれた情報民主主義時代 現代は『18世紀の人が一生を掛けて得る情報を2週間で得ることが出来る』と言われています これを『情報の民主主義の時代』という人もいれば『情報洪水の混乱期』と呼ぶ人もいます 「誰でも簡単に情報を得ることが出来る有難い時代」と恩恵のありがたさを感じたり 「色々な情報がとめどなく溢れていて混乱している時代」と危険に感じたりを繰り返します Twitter社の大量解雇が行われていますが「ツイートのチェック者が大きく減る=悪質な情報や悪意に満ちたコメントが取り締まれない」が懸念されます 「企業は人・物・金」も私が大学生になると「企業は人・物・金・情報」と変化していきました 「情報…

  • 自分が主役のキャリアを歩む時代

    Z世代は異世界に進んで行く 終身雇用や年功序列が頭の中で固定されてしまったいるのはⅩ世代までで、Y世代となると「終身雇用は持続は難しく、弊害も多くなってきている」と理解している人が多いです Ⅹ世代もその大半はバブル経済の崩壊後に社会に出てきていると思うので、終身雇用や年功序列は崩壊していくことがわかっているとは思いる方は多いですが「できうるならば今の会社にづっとい続けたい」という願望が強い人が多く「雇われる」という一択しか頭にない方が多いです 頭でわかっていても、心でわかっていないので行動には移さないと思います Ⅹ世代からZ世代を見ると 「すぐ辞める」 「帰属意識が薄い」 「プライベート優先」…

  • 天地人

    「王」という字の意味 王様の「王」という字は『天』『人』『地』を束ねるという意味があるそうです 3つの横線を1つの縦線が串刺しにしているカタチです 『天』の氣・・・神と信仰 『地』の氣・・・農作物=食と領土を守る 『人』の氣・・・領民を守る をそれぞれ治める力がある人のことで、単なる権力者ではありません 国を治めるTOPは「ローマの五賢帝」などのように非常に賢く・人格的にも素晴らしい人の時代もあれば、暴君や暗帝・愚帝の場合もあります 国民にとっても、社員にとってもTOP次第でいい時代になったり、暗い時代になったりします 小さな世界では部長・課長・支店長なども小集団の王です 家庭での家長や兄弟の…

  • 消滅させてはいけない仕事

    なぜ生活困窮なのに生活保護を利用しないのか 「新しい資本主義の実現」などと言いながら、どんどん社会主義化しているように見えます 給料は伸びない分、失業率が低いのが日本の社会民主主義の良いところかもしれません 給料が伸びない分、失業率は低く格差も少ない方だといいます 若い頃「同期入社でも一番上と下ではボーナスが150万円以上違うってすごい会社だな」というと先輩社員に「欧米はこんなもんじゃないぞ!日本は本当に格差が緩い」と言われました とある観光地に当社のリゾート施設が2つありますが、観光ルートから外れたところにバラック群があります 昔からこの地に住んでいるSさんという古参社員に聞くと「昭和の頃は…

  • 就職は投資という考え方

    投資家視点で考える 「東京の私立になんか行かせたら家賃やら交通費やら生活費で、地方の国公立行かせた場合の3倍のコストがかかる」と私が言うと 京都の社長に「これは子供のキャリアに対する投資だからね!私は投資目線で見ている」と言われました 投資というと株や債券などが真っ先に思い浮かびますが、学費を子供への投資と考えている人は何人いるのでしょうか・・・ 金融市場にお金をつぎ込んでお金に稼がせるのが金融投資 不動産市場にお金をつぎ込んで不動産資本にお金を稼がせるのが不動産投資 印税や特許、YouTubeなど知的資産にお金を稼がせるのが権利投資 労働だけがお金を得る方法ではありません 私達のほとんどが、…

  • 心が壊れるのを防ぐには

    人は感情が8割の動物 人間を理解するうえで大事なのが『人は感情が8割』ということです 頭脳明晰な人なら感情より〈数字〉〈法則〉〈理論〉が優先して考えていきますが、大概の人は感情が大なり小なりからみます 同じグループの会社で「定年延長と役職定年」について人事部長が説明をしたそうです 難関大学での頭脳明晰な人で若くして人事部長になった方です ミドル以上の社員を全員集めて「70歳まで定年延長をしますが、55歳で全員役職は降りていただきます」と一方的に告げ反感をかいます 「今までづっと会社に対して尽くしてきたのにいきなり役職解除で給料が下がるとは何だ!」 という社員に対して「過去は関係ないでしょ?私は…

  • 独学力を身につける

    「学ぶ」を固く考えすぎている 「これからの世の中は変化の加速度が増していく」 「身につけたスキルが古くなる」「求められるスキルが変わってくる」 「だからリスニング=学び直しが必要になる」 と言われています Ⅹ世代の私の同級生は「また1級建築士の資格取れとか言われたら冗談じゃない!と思うね」と言います どうも日本人は「学ぶ」というと学校に通ったり通信教育などと考えがちですが、私も「今から受験勉強して大学に行き直せ」と言われたらごめんこうむります たとえば携帯電話は1Gから5Gまで進化しました 2Gの頃は電話のみ 3Gでezwebやiモードなのど機能がプラスされ 4Gでスマホになり、現在は5Gです…

  • 「だから」の次が重要な子供の教育

    無限にある言い訳 「できない理由が10あるなら 出来る方法を11考えよ」 はじめてチーフになった研修で言われたことで、どこの会社の教育でも似たようなことが言われると思います できない言い訳は無限にあるからです 円安・原材料費高騰・コロナウイルス・人員不足・ウクライナ戦争による影響・中国のゼロコロナによる影響・・・・ 「できない理由を見つけなきゃ!」というマインドの人には常に追い風です どこ・なぜ・どう(する) どこ=課題・問題発見能力 なぜ=原因分析能力 だけ長けていても組織は1ミリも前進しません どう=方法・手段を考えチャレンジしてくれる人 がいて組織は前進できます 「寒くて困る」「暑くて困…

  • 世界のZ世代の就業の現状

    餅は餅屋 Z世代ビジネスはZ世代に 昭和の日本人労働者を評してイギリス人は「ウサギ小屋の働き中毒」と言いました 粗末な家に住み、長時間労働をしている民族と見ていたようです バブル期の日本は「24時間戦えますか?!」というCMが流れており、学生ながらこれが社会人の条件だと思っていました 私のようなⅩ世代が社会に出た頃、当然「最近の若い者は・・・」という目で見る大人がおり「新人類」などと言われる言葉も出来ました なにかと煙たがられる昭和入社ですが、帝国主義時代の親に育てられたせいか組織への忠誠心は強く、目標は貫徹する強さがあり超人のような人もいました 現代のような情報民主主義ではなかったので、昭和…

  • 共感力の重要性

    子供はまだ共感力がない 新入社員時代に営業に配属された時、先輩のTOPクラスの営業マンが「人に興味のない奴はむいてない」と力説していました 当時はピンとこない言葉でしたが、教育企画部に移り新入社員教育をするようになるとよくわかります 『共感力が強い人間は顧客が創りやすい』ので営業成績がやはりいいのです 大学を出た頃の20代前半は共感力にかなりの個人差があります そもそも子供の頃は誰でも共感力が弱いです いじめなども相手の痛みを理解する共感力が希薄で、面白い・楽しいが勝ってしまう故にエスカレートしがちです 賢い子は早くから強い共感力を持ち合わせていたりしますが、大概は少しづつ身につけていきます …

  • 障害者雇用を考える

    ファンケルスマイルの素晴らしさ 前回、日本理科学工業の障害者雇用の話をしましたが障害者雇用に素晴らしい姿勢の会社は多く存在します 法政大学大学院教授の坂本光司さんは横浜にある株式会社ファンケルスマイルも紹介しています 化粧品や健康食品の通販会社ファンケルの特例子会社です ファンケルが上場をした時に「自己資本比率も高くなったし、上場できたのは地域社会のお陰だから地域社会に貢献しよう」と相談し、どのような貢献がいいか話し合ったそうです 多くの社員が「私達の周りには障害を持った方が多くいますので、その人たちを幸せにできるようなことをしたらどうでしょうか?」と言ったそうです 『障害者の雇用を通じて彼ら…

  • 日本理科学工業に学ぶ働く意味

    シンプルに働くを考える 「働くを考える」と言ってもテーマの幅が広いですよね 「テクノロジーの進化で仕事が変化していく社会に対応する」 「人生が100年に伸びてライフプランを見直す」 「少子高齢化社会を考える」 「終身雇用からジョブ型雇用に変わっていく労働市場を考える」 などなど議論は尽きないです 資本主義を熟知した人達からすると ①労働市場に自分という労働資産を投入して収入を得る ②金融市場で金融資産に投資して収益を得る ③不動産市場に不動産投資して収益を得る ④権利資産(特許・印税・YouTubeなど)で収益を得る の中の①という考え方になりますが、一般庶民の私達は『生きるために労働して賃金…

  • Ⅹ世代のうつ病の恐ろしさ

    50代でのうつ病は再起が難しい 友人が同級生の精神科医の先生に『50代でうつ病になり重くなったらそのまま死んでしまいますよ』とショッキングなことを言われたようです ここのところⅩ世代のうつ病予備軍が増えているそうです Ⅹ世代は1965年~1980年生まれの人たちであり、年齢的には、40代前半から50代後半を迎える方が該当し、Y世代やZ世代に比べて経済力があり消費活動の中心を担う年代であると共に企業内でも重要なポストにいる場合が多いです 世界的には「Generation X」との呼び方が一般的ですが、X世代には「バブル世代」や「団塊ジュニア世代」「就職氷河期世代」など、大きな社会の変化を経験した…

  • とにかくできる手段を考えた猪木さん

    実績も凄いが悪評も多い猪木さん もう亡くなって2週間以上経ちましたが、いまだに多くの方がSNSでアントニオ猪木さんを語っています 語っているメインは昭和生まれになりますが、多大なる影響を与えた人ですね プロレス界を牽引し発展させたのも事実ですが引っ掻き回した時もありますし、アントンハイセル事業の失敗でとてつもない借金をつくったり、私生活では4度も結婚をしています にもかかわらずなぜここまで多くの人を魅了したかと言えば、猪木さんの生き方がアラビアの 何かをしたいものは 手段を見つけ 何もしたくないものは 言い訳を見つける ということわざにある通り、いかなる困難も『常にできる方法を考えて行動し続け…

  • 子育ての知恵と新入社員育成

    新入社員は社会に出たてのヨチヨチ歩き 新入社員の時、もらった領収書に「社名欄に(株)がない」で経理から突っぱねられました 「新入社員研修でやっただろ!」と言われても社会に出たてのヨチヨチ歩きの頃はヒューマンエラーはつきものです 当時は若者も多く、大量に入社してくる新入社員に対しては「早く使えるようにすること」「競争の原理で業績を伸ばすこと」がメインだった気がします 現在のように「若者は貴重」という意識は全くありませんし、ハラスメントという言葉もありませんでした 『教育=強育』でしたが、社長が変わり「人づくり=教育が最も大切」と言われ始めると『教育=共育』=「同じ目の高さで考えよ」となっていきま…

  • 労働期間が長くなる人生には逃げ道が必要

    「退路を断つ」はかっこいいけれど よく企業では『背水の陣』という言葉が好んで使われます 特に決算期などの売上の追い込みに「この3ヵ月は背水の陣で挑む!」と私も営業本部長などに何度か言われたことがあります 漢の名将・韓信(かんしん)が趙と戦いをした時、圧倒的に兵の数で不利な状況でわざと川を背にして陣をとり、味方の軍に「退却することはもうできない!」という必死の覚悟をさせ退路を断ち戦います 退路を断たれた兵は、いつもの数倍の早さで弓を射り圧倒的に多い敵に勝利します この作戦を「背水の陣」と呼び今でも多くの人が好んで語ります 「退路を断って、覚悟を決めて戦う」という何ともカッコイイ話を若い頃の私は非…

  • 35歳が転職の限界??

    35歳転職限界説はもう古い 平成に入ると人手不足から転職が活発になっていきます デューダ・とらばーゆ・・・様々な転職の情報誌が発行され「嫌な会社にはいなくてもいいんだ!」「石の上にも3年はもう古いんだ!」という空気が強くなります 新卒一括採用の企業からすると転職者は「裏切者」という雰囲気でしたが、入社してから「しまったこんな会社だったのか!失敗した!」という若者には追い風になります 新卒とさほど変わらない年齢の若者で転職希望者を『第二新卒』と呼ぶようにもなりました 逆に気軽に転職できる環境は短期間で何度も転職を繰り返す若者を生みだしたりもしました 人は100%満足してその会社にいるわけではあり…

  • 賃金アップより雇用

    とにかく雇用の安定 世界的物価高&コロナでの打撃&円安という苦境に中でも多くの企業が『賃金アップ』を模索しています 利益が苦しい状況下でも給料をあげようと試行錯誤している企業は多いです 長年、労働組合の連合で労使関係を話し合ってきたベテラン社員が話をしてくれました 「バブルがはじけて世の中はリストラの嵐だった時期があり、その時には多くの企業の労働組合が『賃上げよりとにかく雇用の安定』という意見が大多数だった」とのことです サラリーマン全体では「成長して賃金アップよりとにかく会社にいられるようにしてほしい」という声が多く労使で雇用安定を最優先にしてきたという歴史があるそうです 30年以上『成長よ…

  • 世の半分は働かなくてもよくなる?

    1%の頭脳の意見 ハーバード大学と野村総研の研究結果によると20年後には『49%の仕事がテクノロジーに代替えされる』といわれています 「半分仕事がなくなるのか!」と思うとビックリしますが、そこまでにはかなりの労働人口が減少するので思うより深刻ではないと思います 成田悠輔さんが「50%以上の人は働く必要ないんじゃないか?働かなくても良い経済の仕組みをつくればいいんじゃないか?」と発言していました 「韓国、シンガポール、ドイツは高齢化でも生産性あがっている」「何かを作り出すわけでなく、大きな業績を達成するわけではなく、働かせる必要があるのか・・・」 ベーシックインカムの拡大した社会の提案ですが「働…

  • 未熟のすすめ

    常に未完成 新卒採用の仕事をしていると様々な企業の理念・キャッチフレーズの研究をすることが多くなります 新卒で入社し、採用企画部に配属された時の東京採用本部の課長が「企業選びは40年間の人生を託すのだ!結婚相手を選ぶようなものだ」とよく述べていました 当時はまだ終身雇用前提で就職先を選ぶ時代です 就職=結婚なら、財務体質・成長性・現在の業績・待遇・福利厚生・社風・・・多くのものをアピールしなければなりません 入社案内には様々な企業のキャッチフレーズ・スローガン・理念が掲載されています その中でも目を引いたのが東京ディズニーランドの『常に未完成』でした 大概の企業は「業界NO1」「創業100年」…

  • 大企業社員の方が優秀という幻想

    人材流動化社会で知っておくべきこと 徐々に終身雇用が終わっていき、人材の流動化が活発化すれば転職が多くなります 大企業は採用力があるので次から次に優秀な人材が入社してきますから人材不足になる危機感はありません 優秀な大学生が毎年多数入社してくるわけですから、むしろ人がだぶついてきて〈早期退職金制度〉〈役職定年〉など40代中盤から50代を減らしたがります 私の元同期は「これは戦力外通告だ!」「残っても姥捨て山のような部署に廻される」と言います それでも残留する人もいれば、やりがいを求め新天地へ進む人がいますので『人材の流動化』が活発になります 高度成長期にはベストだった終身雇用も今の時代では成長…

  • ライフプランが多様化していくZ世代

    人生3段ロケット 大学のキャリアセンターでの話 「働き方も多様化してくるのはわかりますが、先日など『投資家になる』という学生がいました」と言います 最初から起業したいという学生が増えてきたのはわかるとしても、投資家になるという大学生がいるとは驚きでした その学生は「最初は給料の高い外資系コンサルタント会社に勤めて、35歳くらいで投資で経済的自立をして、働かなくても収入のある状態になったら起業する!メインは投資家!」と語ったそうです キャリアセンターの課長も私もX世代で「こんな考え方をするんだ?!我々世代では的確なアドバイスができないのでは?」と感じます ・良い企業に入るためにいい学校に行く ・…

  • 幸福度が下がるミドル世代

    意外に高齢者の幸福度は低くない 幸福度の低いのは心身の能力低下や衰退などから高齢者なのかな・・・と考えがちですが意外に高齢者の幸福度は高いようです 米誌ナショナル・ジオグラフィックとAARP=全米退職者協会が米国での調査では『年配者は多くの人が思うよりもはるかに幸せ』であるそうです 高齢者は運動や栄養ある食事を優先する傾向が若い人よりもずっと強く、口で言ってるよりストレスはなく健康という調査結果が出ています 幸福度が低いのは、子育てや仕事・病気の親の世話といった心配事が多いミドル世代のようです ミドルはまだまだ先が長く、仕事に求められるものも重く、人間関係も上と下に挟まれてストレスが強いような…

  • 長い老後に備える

    50歳からはじまる老後年表 私の仕事は新卒の採用・教育・研修ですが、最近はめっきりシニアとのかかわり合いが多くなりました 経験したことのない世界だからもしれませんが、人は自分より世代が上の人には共感する力が弱くなります シニア世代の苦悩はわかっているつもりでわかっていなかったと思い知らされます 「若手をいかに育てていくか」ばかり考えてきた社会人人生でしたが、今年は役職定年世代からシニアまでの世代とのコミュニケーションが非常に多かった1年でした 『老後の年表』という書籍が非常に参考になります 【50歳】親の介護で「介護うつ」と「介護離職」が忍び寄る 【51歳】更年期障害で妻の怒りが爆発 【56歳…

  • 内部留保は善か悪か

    給料をあげず内部留保ばかり増やす企業 「給料は全然伸びないのに企業の内部留保は過去最高!なぜ社員に還元しない!」 という声をよく聞きます 「会社が苦しいならいいが、儲かってるのに社員には回さず貯めこんでばかりいる」という給料が伸びないことへの不満が内部留保に向かう場合もあります 内部留保とは、企業が持つ資産のうち、借入金や株主の出資や社外に流出する分を差し引いた残りの資産を指したもので「社内留保」とも呼びます 社員や労働組合は「内部留保せずに人件費の賃上げを要求する」一方、経営陣は将来に備えて内部留保を行いたいと考えています 「法人企業統計」に基づき、資本金10億円以上の約5000社の大企業(…

  • 踏み出せばその一歩が道となる

    アリと猪木の生きざまと死にざま 日本のプロレス界を牽引し、国会議員としても活動した元プロレスラーのアントニオ猪木さんが10月1日朝、心不全のため79歳で亡くなりました 〈強い〉〈元気〉〈活動的〉なイメージの強い猪木さんですが、闘病後の衰弱していく姿もメディアやSNSを通して流し続けました 『生き様』を発信する有名人は多いですが『死に様』を発信する方はまずいないです YouTubeやTwitterで日に日に衰弱していく猪木さんを見て「これがかつての強いアントニオ猪木なのか?」という姿を目の当たりにします 世紀のスーパーファイトと言われる『猪木・アリ戦』のモハメドアリも地上最強の偉大なボクサーであ…

  • もし45歳定年になったら・・・

    終身雇用維持が不可能なのはわかるけど 「日本が三流国に落ちる前に45歳定年制の導入を!」 サントリーホールディングスの新浪剛史社長(62)の発言により人事関連の社員のみならず、多くのサラリーマンが「もし45歳定年になったら・・・」を考え始めました 新浪社長の考えはごもっともで、実現すれば日本は完全実力主義の強い国になりますが、人間というものはそんなに簡単に頭の構造を変えることはできません 都合の悪い思想はいい悪いに関係なくバッシングされます 実現すれば年収2000万組も増えますが、200万組も増え2極化します トータルでは「国民の所得は増えた!めでたしめでたし」となりますが、米国のような格差社…

  • 退職理由 本音と建前

    気を遣う退職理由 新卒で入社し24年間いた会社は退職者が出ると〈労働組合〉と〈社員相談室〉からそれぞれ退職者の自宅にアンケートが届きます 問題ありの管理職を調査するためだと言われています 場合によっては〈事故調査委員会〉という組織も動いたりします よく人事課長が「本部は陸軍型・支店は海軍型組織」と言っていました 陸軍は戦闘時どの部隊がどこにいて、どんな状況であるか見渡すことが出来る 海軍は艦艇ごとに行動するので内部はどんな状況かわかりにくい ということのようです 全国に散らばった各支店は監視しにくいので、監視の目を強化しているようです 私が支店長の時代も社員相談室から連絡があり「Aさんは父親の…

  • ビジネスで活躍する内向的な人

    ビジネス有能=外交的という思い込み 社会人大学で3泊3日の『リーダーに必要な人間力』という授業を受けた時のこと、講師が『社内コミュニケーションを活発にするロールプレイング』を行いました 必ず、講義→ロープレ→レポートを繰り返しで進めていきます その時私とロープレを組んだ運送業の社長さんがぼやきます 「長距離ドライバーは人と交わるのが嫌いでこの仕事選んでいるし、整備も同じくで、事務など1人しかいない」 「コミュニケーションが嫌いな人の集まりだけど、皆仕事はきちんとやるし、協調性も責任感もあり問題ないんだよね」 と言います ビジネスの世界では、外向性がある人は有能、内向的な人は機会が潜在的に限られ…

  • 長生きへの準備

    人生が長くなる問題 私が子供の頃は近所のお年寄りたちが「また寿命が延びた!まだまだ生きていられる」と喜んでいたのが記憶に残ってます 戦争が終わってから現在まで25年=四半世紀人生が長くなっています 特に今のミドルの女性は90歳を越えそうです 次の年金改定では女性は男性よりかなり遅れて支給されるようです(まだ確定はしていません) 自分の親世代のライフプランは参考にならないと思います 現在の65歳は 一昔前の50歳より若いくらいだと言われています 医療の進歩を寿命の推測地に加えれば『100歳まで生きる』はかなり現実的になってきます 年金は「老後への積み立て」ではありません「長生きしてしまったリスク…

  • 世界が歪んで見える人達

    何故か人が定着しない 私のキャリアで一番長かったのは営業部門ですが、次は採用教育部門です 採用にいると『若手社員の退職理由』に非常に興味をもちます 営業だと長期的な成績低迷が原因であることが多く、支店長時代も「売上が悪いと辞めてしまうかも?」と結構気を使っていました 次は「希望部署へ配属されなかった」が多かったです 商品開発や人事・経理などの管理部門、企画系の部門はほとんど退職者がいませんでした 現在はリゾート部門=宿泊業の採用・教育を担当していますが、とにかく定着率が悪いです 「新入社員研修をしっかりやれば定着率は上がる」と最初の会社で言われていたので、私が来てからは1年目・2年目の研修は充…

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