子どもと自然 他人が作った玩具や遊具で遊ぶよりも、自分たちで工夫して遊びを作るほうが、はるかに面白いです。 昭和の頃まで田舎の小学生は野山を駆け回っていました。故郷の町は初夏にみかんの花の香りに包まれます。数軒の万屋(雑貨屋)があり、子ども
子どもと自然 他人が作った玩具や遊具で遊ぶよりも、自分たちで工夫して遊びを作るほうが、はるかに面白いです。 昭和の頃まで田舎の小学生は野山を駆け回っていました。故郷の町は初夏にみかんの花の香りに包まれます。数軒の万屋(雑貨屋)があり、子ども
学んで良く変わる 学ぶことで人は良く変わります。学ぶときは、「良く変わろう」という気持ちでいることが大切です。勉強して良い成績を取っていてもずるい人がいます。勉強しても悪くなる人は学んでいるとは言えません。 子どもを掻き立てて勉強させる大人
善いことをする 自分のしたことは、良かれ悪しかれ自分の人生になります。ですから人間にとって一番大事なことは、「自分が何をするか」ということです。悪いことをしていると、心が汚れていきますが、善いことをしていると、心が清らかになっていきます。心
自分に正直に生きる アメリカ・マサチューセッツ州コンコードの森にウォールデンという湖があります。今から約180年前に、ヘンリー・ディヴィット・ソローはその畔に小屋を建て、2年2か月間独りで暮らしました。そして、森での簡素な暮らしを、新しい生
自由な人になるために 「自由」という言葉は、「自分に由る」と書きます。「由る」には頼みとするという意味がありますから、自分を頼みとするのが、本来の自由です。自立して、自分の心を頼みとして生きている人は、自由です。 独立しているときに自由があ
学ぶ意味 毎日こつこつ努力していると、自信が生まれます。 自分のしていることが他の何よりも好きになって、それに熱中すると、上手にできるようになります。ゲームやスマホなどの娯楽の時間を少なくして、練習する時間を増やすと、巧くできるようになりま
自分の可能性 「自分はどれだけのことができるのか」。それを知っているのは、他人に頼らないで自分の力で生きている人だけです。他人の目を気にして、「自分は社会でちっぽけな存在だから、何の価値もない存在だから、役に立っていないから」と卑下したり、
視点を変えて考える 昔の日本人は自然を敬い恐れていました。自然を征服しようと考えず、自然の力をうまく利用して生きていました。山も川も海も木も石も全てのものに、人知の及ばない力を感じ、神として敬いました。 人工物に溢れている都会は、便利で豊か
自律的な学び ある塾では1問当たりにかける最大時間を、中学受験で3分、高校受験で10分、大学受験で30分と決めています。解けないならその問題は捨てろと言われています。しかし、普段からそのような勉強をさせられていると、問題にじっくり取り組む習
頭が良いとは 世間では、学校の成績が優秀であったり、試験で高得点を挙げたりする人を「頭が良い」と言います。しかし、それは試験の問題を解く能力が優れているだけであって、学校のテストでは、本当の頭の良さや考える力はほんの一部しか測ることができま
国語・英語・数学の学び方 国語は、常用漢字を覚えることとたくさんの本を読むことが大切です。小学校で漢字の学習と読書の習慣を身につけた子どもは、国語の成績が良いです。数学者の藤原正彦さんは、「小学校で大切なのは、一に国語、二に国語、三、四がな
卒業生からのメッセージ 2022 便利な道具を使わず教養を身につける
本を読んで生き方を学ぶ 子どものころに、良い話を聞いたり良い本を読んだりすると、良いことが頭に入ります。そしてその感化を受けて善くなろうとします。ところが悪いことが頭に入ると、間違った方向に進んでしまいます。 私は若いころ、本に良いことが書
失敗は成功の良師なり(Failure teaches success.) 平成天皇の心臓手術を行った“神の手”の名医は、大学入試に3度失敗しました。3年浪人して、私立大学の医学部に入りました。大学を卒業して、小さな診療所で手術の腕を磨きまし
受験の弊害 私は幼少期の頃から、右へ左へと寄り道しなから勉強するのが好きでした。理科の学習で昆虫の話が出てきたら、実際に飼育して生態を確かめたり、図鑑を開いて仲間を調べたりしていました。算数の問題を解くときも、自分のペースでゆっくり進めてい
合格する人の共通点 前回の記事でもお伝えしましたが、私は数多くの受験をしてきました。関西の主要な中学校は一通り受けましたし、大学院受験も経験しています。これまでの経験から一つ言えることがあるとすれば、「受験は精神力の闘い」だと言うことです。
受験に立ち向かう心境 気づけば誰よりも多くの受験をしてきました。中学受験、高校受験、大学受験、大学院受験…と試験の連続です。入試のない年は数学オリンピックの時期と重なっていたので、年末年始と言えば気が張り詰めて机にしがみつくのが恒例でした。
積極的に行動して、自律的な人になる 強く思ったことは、必ず実現します。 人生の出来事は、すべて自分の心が作り出しています。健康的にも、運命的にも、理想的な人生にしたければ、平素の生活で積極的に行動しましょう。 心をいつも積極的にし、楽しい、
これまでの学び舎通信で参考にした本、関連書籍を載せています。 子育てや勉強に役立つ本を中心に紹介します。 構成は以下の通りです。 各月の学び舎通信を掲載関連書籍を紹介 ↓過去記事の検索はこちらから https://mnbya.com/pre
明るく朗らかに積極的に生きる 心の持ち方で人生はつくられます。健康も運命も、心の持ち方で決まります。積極的な方向に心を持つのと消極的な方向に心を持つのとは天と地ほどの違いがあります。思い方や考え方が積極的か消極的かという態度に応じて、人生が
私は主に次のような流れで勉強していました。 小学生:日々の学習習慣を身につける中学生:自分に合った勉強方法を確立する 大事なことは、問題が解けるようになることではありません。テストで点数を取ることでもありません。最も重視すべきことは、勉強の
よりよく生きる 病気になったことがなく、貧乏も知らないで、苦労や不自由を経験したことがなければ、薄っぺらな人間になるかもしれません。不幸せな境遇を乗り越えようとすることで、人の心の深さを知ったり、人情の機微にふれたりして、人生を深く味わえま
教師の役目 優れた親や教師は、子どもに勉強を強制しません。子どもが自分の頭で考え、物事の原理に気付き、理解が深まるまで、「もっと学びたい」という意欲が湧いてくるように、やさしく、そっと導きます。 教師の役目で大切なのは、教科の情報や知識を教
覚えるのが苦手…という人は多いでしょう。私も思うように暗記できませんでした。それもそのはず、私たち人間は物事を忘れるようにできています。もし、すべての出来事を覚えていたら頭はすぐにパンクします。 今回の記事では、誰でも簡単に実践できる記憶術
心の居場所 子どもに早く知識を教え込もう、早く覚えさせようとする大人がいます。そういう大人は、「子どもは自分の力で育つ」ということを知りません。ああしてやってこうしてやって子どもを幸福にしようと思う人は、「子どもの生きる力」を忘れています。 大人が先取りすると、子どもが本来持っている生きる力を行き詰まらせてしまいます。大人が子どもを育てることに一生懸命なのはいいのですが、「これをやりなさい、あれをやりなさい」という形で、圧力が高くなると、子どもは息苦しくなります。 自動車やコンピュータは、教えられたとおりに操作すれば、ちゃんと走るし、答えが出ます。子どもを教育するときにも、そういう感覚で臨んで
受験に成功する人・失敗する人 人生の中で避けて通れないイベントが受験(入試)です。本来、学校が入学希望者を選抜して定員に収める役割を担っていましたが、入試の捉え方は変わってしまいました。消極的な姿勢で臨む人もいれば、何年も前から着実に準備して挑む人もいます。煽り文句に踊らされ、自分を見失ってしまう人もいます。受験戦争という言葉があるように、厳しい点数偏重・序列化教育といったストレスの多い環境にさらされる人も多いです。 私は、中学・高校・大学・大学院と一般的な人の倍以上の受験を重ねてきました。これまでの自身の経験を振り返ると、受験に成功する人・失敗する人には共通点があることに気づきました。 受験
卒業作文最終回「私の成長」O君私は中学3年間を学び舎で学び、「自らが努力することの大切さ」を知りました。何事も人にやらされていては身に付かない、そして、それは勉強も例外ではありません。受験期に入ってもなお私は勉強をしませんでした。しなければ
記憶と忘却の仕組みを理解しておくと良いです。おすすめの復習方法記憶には短期記憶と長期記憶の2種類があります。脳に入ってきた情報の大半は短期記憶に分類され、すぐさま忘却されます。一方、長期記憶はずっと頭に残っています。「長期記憶=忘れない」と
自分の頭で考える自分の頭で考える、考えられるようになる。これが学びの奥義です。「自分の頭で考えられるようになる」ということは、「自分が何を必要としているのかを自分で探り当てられるようになる」ことです。中学校を卒業するまでに、自分独りで考えら
自分で自分を育てる力子どもは、周りの人の温かい心を感じながら、成長します。お互いを思い合う温かい心があれば、平和な空気が生まれます。生きていれば良いことだけではありません。辛い経験をして、悲しみや絶望を感じることもあります。逆境になってもへ
卒業作文2努力している人は輝いています。怠けている人はすべきことをしないで不平を並べます。失敗してもいい。一生懸命頑張ることが大事です。中学校生活を振り返ってOさん1年生の頃は、数学の授業について行けなくて苦労しました。先生に質問することが
参考書は自分の先生、問題集は自分を鍛える道場です。教材選びを間違えると、時間と労力を無駄にしてしまいます。学校の教材が優れているとも限りません。王道・定番の教材はハズレが少なくおすすめです。ただ、万人に適した教材は存在しません。自分なりに使
テストは才能の良し悪しを測るものではありません。努力量を評価するものです。点数と学力は必ずしも相関しません。点数が低いからといって学力が足りないわけではありません。また、正しく努力すれば高得点を取ることができます。9割取れる一流のテスト勉強
ノートのとり方次第で学力の伸びが変わります。この記事を読んでいるみなさんは、毎日黒板の文字をノートに写しながら授業を受けていると思います。ここで質問です。みなさんは、どのようにノートをとっていますか?黒板の文字を「写すだけ」になっていないで
勉強が「できる」ようになるみなさんにとって、勉強ができるとはどういうことでしょうか?学年でトップの成績をとった。有名な学校に通っている。いろいろ浮かぶと思います。この場合、「能力・成果」という意味で捉えていますね。ここでは、言葉の意味をもっ
本気で生きる人間は、本気で生きているときが一番幸せです。今を一生懸命生きている人は、前を向いています。将来を考えて、心配したり不安になったりしません。 「本気で生きる」ということは、「自分で考える」ということです。多くの人は平生あまり深く考
学ぶことと生きること学ぶことは、自分を変えることです。学ぶことは、自分がそれまで知らなかったことやできなかったことに挑むこと、向かい合うことです。難しいところで行き詰まったときも、工夫して自分の力で乗り越えます。そうすることで、自分を高める
1604新たな成長への一歩4月になると皆さんは一つ上の学年、あるいは学校に上がりますね。固く閉じていた木の芽も次々とほころび始め、皆さんもまた気持ちを膨らませていることと思います。早いもので、私が東京へ移ってから1年が経ちました。入試の時に
1603故郷の風景大晦日にアルプスを眺めるために松本経由で鈍行列車に揺られながら東京から故郷に帰ってきました。それからしばらくこちらで過ごすことになったので、その様子でもお話ししましょう。私は山歩きと自転車に乗るのが好きで、東京に行く前に南
1602準備入試を控えた皆さんに再び助言を差し上げておきましょう。入試は皆さんが行きたいと思う学校に入るためにあります。入試に臨む理由は様々です。その学校自体にあこがれてどうしても行きたいと思っている人、ただ単に有名な学校だからという人、先
小さな旅久々に実家で通信を書いています。東京で書くのと大阪で書くのはまた雰囲気が違いますね。家の中に引っこんでいないで、若いうちに旅をしておかないと、年をとってから大へん後悔する。こう言ったのはシェイクスピアです。ここでいう「旅」には修行旅
鍛える誰しも、自分の力を伸ばしたいと思います。力がつけば、それが自信になります。できることが増えます。世界が広がります。ただ、思っているだけでは成長しません。実際に鍛えることで自分の力は伸びます。記憶力や計算力、読解力というような普段の学習
リズムよく学習をうまく進めていくにはリズムが大切だという話を以前にしました。ここで言うリズムというのは毎日の習慣に相当します。やると決めたことはきちんとその日のうちにすることです。そして勉強中はそれに集中することです。気を散らすものは遠ざけ
この記事では、私が息子に買った勉強道具を紹介しています(一部同等品を表示)。3種の神器机机は広くて大きなものが便利です。天然木が良いです。長く使えるよう、シンプルなデザインのものを選びます。(function(b,c,f,g,a,d,e){
いま、伝えたいこともうすぐ新しい学校、新しい学年が始まりますね。2020年は世界が大変動した一年でした。そんな中でも、みんなが協力して必死に対応しました。人間(あるいは社会)というはかない存在を捉え直すきっかけになりました。私たちは、そんな
合格の秘訣はありますか?私は生まれつき才能があったわけでもなく、親から勉強について何かを言われたり、あれこれ手ほどきを受けたりした記憶もありません。それでも、中学受験から大学受験まですべて第一志望校に合格できました。何も運が良かったからでは
これまでの学び舎通信で参考にした本、関連書籍を載せています。子育てや勉強に役立つ本を中心に紹介します。構成は以下の通りです。各月の学び舎通信を掲載関連書籍を紹介↓過去記事の検索はこちらから1月2月ロッキー(func...
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入試に向けてすべきこと私は中学受験も高校受験も大学受験も経験してきました。そのため、受験の仕組みはよく理解しています。受験戦争という言葉もあるほど、進学競争の激化により勉強の目的や方法は歪みがちです。登山に例えると、景色や自然を楽しみに山に
高みを目指す目の前に険しい山が聳え立っていたとします。どのような人が頂上に到達できると思いますか。才能のある人、情熱がある人、根性がある人、真面目な人…。いろいろ思い浮かぶでしょう。でも、どれにも当てはまらないという人もいるかもしれません。
どのくらい集中できますか?あなたはどのくらい集中して物事に取り組めますか?このように聞かれると2通りの答えが返ってくると思います。1つ目は、「〇〇時間」という量的な集中力。2つ目は、「周りの声が聞こえないくらい」という質的な集中力。今回の記
勉強したことはありますか?勉強と聞いてどのような感情を抱きますか?私は小学生の頃から勉強好きでした。でも、このような人は少ないでしょう。多くの場合、勉強はあまりしたくないと感じていると思います。では、もう1つ質問します。あなたは、本当に勉強
離れて、見る。物事の渦中にいるとき、自分の状態を把握するのは難しいです。必死に前進しているつもりでも、外から見ればただ流れに翻弄されているだけかもしれません。しかし、時間が経つと、あるいは少し離れた場所に移動すると、それまでの自分の様子が鮮
天才型の人と努力型の人私が通っていた灘校には化け物のような才能を持った人がウヨウヨいました。円周率をノート3ページにびっしり書いたり、英和辞典に載っている単語をすべて覚えていたり、中学生の頃にiPhone向けアプリを開発してヒットさせたり…
幼少期にやって良かったこと幸せな子ども時代と聞いて何を思い浮かべますか。持って生まれた身体を精一杯に動かし、脳みそをフルに稼働させることが大切ではないでしょうか。今回は皆さんに是非ともおすすめしたい3つのことを紹介していきます。自然と触れ合
変化と向き合う「天災は忘れた頃にやってくる」で有名な地球科学者の寺田寅彦は次のように述べています。日本列島は「慈母」と「厳父」の2つの顔を持つ。そこに暮らしてきた日本人は、「厳父の厳訓に服することは慈母の慈愛に甘えるのと同等にわれわれの生活
勉強に打ち込む環境づくり幼少の頃から独学で勉強を続けてきました。私が自学自習で高校受験・大学受験を突破できた理由は、以下の6項目にまとめられます。勉強道具がそろっていた両親は惜しみなく本や教材を買い与えてくれました。子供の頃から頻繁に図書館
やる気が続く人、続かない人「やる気にあふれている人」と、「飽きっぽくてなかなか続かない人」がいます。あなたはどちらでしょうか。「最近、やる気が出ない」と思っているのなら、今回の記事をじっくりと読んでください。そして、一つひとつ実行してみてく
学力だけでは受からない私が初めて入学試験を受けたのは小学6年生の時です。当時の私にとって、入学試験は人生最大のイベントでした。たった一回の試験によって、今後6年間過ごす学校が決まるのです。当然ながら緊張しますし、気負います。無慈悲にもテスト
新しい自分新しい一年が始まります。あなたはどんな一年にしたいですか。私はいつも一年の始まりに目標を立てるようにしています。これまでの一年を振り返った上で目標を立てると、自分の行動に迷いが生じることが少なくなります。区切りをつけて新しく出発す
時間がないよく聞く言葉です。時間がない…。私は、このような発言はしないようにしています。これを言い訳に使うのは、「負け」だと思っています。限りがあるからこそ楽しさと充実さを手に入れることができます。時間を増やせば誰でもいずれはゴールに到達で
「問題が解けた!」よりも大切なこと今までわからないことがわかるようになった。それはきっと嬉しいことに違いありません。しかし、それと勉強が「できる」ことは全く違います。問題の一つが解けても全体からすると前進しているわけではありません。いわば、
完全に異質な世界ムッとするような熱気。湯気の立ち上る屋台の列。クラクションとともに溢れ出てくるバイクの群れ。激しく叩きつけるスコール。それだけではかき消せないほどの強烈な体験でした。ただ、英語という世界共通言語だけを頼りにして、日々を送りま
それでも続かない君へ何かを始めることは難しい。続けることはもっともっと難しい。けれども、コツさえつかめれば何も辛いことはありません。これは勉強に限らずすべてについて言えることです。以下の3項目を念頭に置くことで、停滞から脱出できます。目標を
本物の体験子どもの頃から様々な技能を身につけるということは素晴らしいことです。ネットの普及により、容易に大量の情報を手に入れることができるようになりました。今の子供たちはひと昔と比べると相当な「物知り」「できる子」に違いありません。しかし、
環境づくり前回、努力すれば新たな世界が拓けるという話をしました。けれども、実際に努力が続かないという人も多いでしょう。そんなときは、物理面・精神面という2側面の環境を工夫すべきです。私の場合は以下のような点が良かったと思います。 親が読書や
成績は努力に比例するまずは、100点を目指してください。テストでいきなり100点を取るのが難しい人は宿題を完璧に仕上げることから始めてください。普段の挨拶でもいいのでハードルの低いことから順番に「満点」を目指しましょう。「80点でいいや」で
学びの基本型リズムよく学ぶに限ります。以前からこの通信で、リズムの大切さに度々触れてきました。普段の生活も、日々の学習も、全てはリズムに乗っていることが肝要です。学習にも基本型があり、それに沿って進めることで単なる知識ではない、自分で学びと
学び舎通信 191活力にあふれた人生を送る体の中から、声が聞こえてくることがあります。それが自分の本当の考えや気持ちだと思います。世界の偉人たちは、書物や伝統や世間の考えに従ったり頼ったりしないで、自分の意見を語りました。自分の体の中で、ほ
学ぶことは磨くこと新しいことを知る。今まで出来なかったことができるようになる。このような時は、ものすごくわくわくしてきませんか?私は、幼少のころから知ること、学ぶことが大好きでした。見るもの聞くものすべてが新しく、日に日に自分の成長を感じて
学び舎通信 190私はどう生きるか吉野源三郎が書いた「君たちはどう生きるか」という小説が出版されたのは、日中戦争が始まった80年前の頃です。私は20年前に、岩波文庫の原作を読みました。一昨年その漫画版が発売され、私は学び舎の中学生に薦めまし
入試で試される力みなさんは、入試でどのような力が試されているか考えたことがありますか?私は中学受験からはじまり大学院入学試験にいたるまで数多くの受験経験をしてきました。そして、いかなる受験においても共通していることがあるのに気づきました。ど
学び舎通信 189一歩一歩を積み重ねる山を歩き始めて、33年が経ちました。心から山を愛する人は、謙虚で、自然を畏敬します。今年の元旦は午前4時に起きて山に登り、阪南市の南にある標高420mの俎石山の山頂で初日の出を拝みました。茄子紺の空の山
常に新しい自分になる単調な勉強ばかりだと、楽しみが減り、やる気も失せてしまいます。脳も疲れて来るでしょう。そういうときは、気分をリフレッシュして、そのつど自分を新しくしていく方法を探しましょう。私が実践していたのは、複数の分野の学習を同時並
学び舎通信 188学びとは自分で考えることすでにあるものの中から選択するのではなくて、まだないものを生み出す偉大な人は、普通の人とは、自分で考える深さが違います。優れた人は、自分で考えて、自分の力で伸びていくことができます。いつも自分自身で
願いを叶えるために一年でもっとも気持ちがあらたまるのがこの時期だと思います。新年が始まるとなんだか、自分も新しく変われるような気がしてきます。今年はこれこれをやるぞと意気込むようになります。私は、心の底からの願いは必ず叶うと思っています。ま
これまでの学び舎通信で参考にした本、関連書籍を載せています。子育てや勉強に役立つ本を中心に紹介します。構成は以下の通りです。各月の学び舎通信を掲載関連書籍を紹介↓過去記事の検索はこちらから1月朝(function(...
本を眺めて…帰省した折に、実家の本棚を眺めてみました。昔の自分の学習部屋は父が使っており、私が上京した後に家の大半の蔵書がそこに集められました。壁一面にびっしりと本が並べられ、知の集約庫のような雰囲気を醸し出しています。いつでも手が届くとこ
5秒ルール何かしようと思っている、しなければならないことがある。けれども、ついつい後回しにしてしまうことがあると思います。先日、メル・ロビンズの5秒の法則(5 second rule)という言葉を耳にしたので紹介します。簡単に言うと“やるべ
学び舎通信 186子ども時代に身につける力小学・中学時代に身につけておかなければならない生きる力を学ぶ機会を持たない子どもがいます。進学塾へ通ったり、家庭教師を付けたりして、無駄な勉強を強いられている子どもは、自立した大人になるための大切な
外国人の手助け自分の所属する研究室に外国人留学生が来ることになり、チューター(tutor)をやってくれと教授から頼まれました。主に通訳で、買い物や電車の乗り換えなど日常的な生活も手助けするようにとの内容でしたので、好奇心も手伝って快く引き受
学び舎通信 185不言の教教える力と教えない力があります。大人は、「自分の知っていることを子どもに教えたい」、「自分の持っている知識を子どもに伝えたい」と思います。教えることで子どもは力をつけていくかもしれません。しかし、教えないほうが、子
学び舎通信 184学力と教育改革私が中学3年生だった41年前は、学力テストが毎月ありました。当時は、今より学習内容が多く、難易度も高かったです。私は試験範囲の内容を全て暗記して、学年で1番の成績を通しました。人一倍努力した成果が出ただけで、
教える難しさ学校で習うようなことは他人に教えたり教えられたりしてきました。人に何かを教えるのは好きなのですが、うまく教える(本人の意欲を減じることなく、必要なことをきちんと習得する手助けをする)となると難しさを感じます。自分が所属する部は3
充実した日々を送るコツ今までを振り返って何よりも大切だと思うのは、規則正しい生活を送ることです。自分の場合は、家族全員が早寝早起きでした。食事は決まった時間に家族そろって摂りましたし、寝る時間・起きる時間も毎日同じでした。正しいリズムを作る
学び舎通信 183Great oaks from little acorns grow.「大きなカシの木も、小さなドングリから育つ」という英語のことわざがあります。あるりんご農家が、こんな話をしました。「すべてのりんごの種に、設計図がありま
どんな夏休みにするのかもうすぐ長い休みが始まりますね。夏休みにしか出来ないことはたくさんあります。私は「いつでもできることは後回しに、その時しか出来ないことはすぐにやる」ということを心がけていました。そうすると、あとから振り返ってみて良かっ
学び舎通信 182教えないで教える教える力と教えない力があります。教えるのは簡単です。知っていることは教えたい。しかし、教えない力が、子どもを強く育てます。教えない部分は、自分で学ぶ。教わらないで、自分の力で学ぶことのほうが大きく成長できま
学び舎通信 181親と子の共感顔を合わせて、目を見て、声を掛け合って、お互いの気持ちを通い合わせるという親と子の何気ないコミュニケーションが、子どもの心を成長させます。子どもの感性は、おとなが思っている以上に鋭いです。子どもは、綺麗な景色や
得意なものを持つみなさんの得意なことって何でしょうか?誰にでも、得意なことはあると思います。それを大切に持ち続けてください。いずれ、あなたを助けることになります。もし、これと言って得意なことが思い浮かばない人は、是非とも何か好きなことを自分
卒業生からのメッセージ 2018 Do it yourself.
学び舎通信 180Do it yourself.自然に親しむ生活をして、子どもを育てました。幼い子どもは、自然現象の不思議や野生の命を五感で感じ、全身で考えました。液晶画面に映し出されるvirtual reality(仮想現実)ではなく、実
集中する工夫集中できないという人は常に気が散っているのかもしれません。私が小中学生の頃は、ゲームも携帯電話もネットも家になかったため気を散らすようなモノは一つもありませんでした(代わりに大量の本がありました)。極めて“アナログな”生活を送っ
卒業生からのメッセージ 2018 Be strong and straight.
学び舎通信 179Be strong and straight.中学3年生の最後の授業で、卒業していく人たちに“Be strong and straight.” 「強く正しく生きるんだ」という言葉を贈りました。自分の人生を切り開くつもりで学
楽しんで取り組む学習に限った話ではありませんが、何事も楽しんで取り組んだ方が上達は早いですし、得られるものも多くなります。孔子の『論語』に“之を知る者は、之を好む者に如かず、之を好む者は、之を楽しむ者に如かず”という言葉があります。“物事を
質問40,000回息子が言葉を話し始めたのは、2歳6カ月になった頃でした。それまで、私たちが話しかける言葉の数々を体の中に吸収して、小さな頭で色々なことを考えていたのでしょう。小さな口から、堰を切ったように、次から次へと言葉が飛び出しました
厳冬期南アルプス3000m峰この年末年始はずっと山にこもっていました。場所は長野県と静岡県の境に位置する南アルプスの中心部に位置する塩見岳(3052m)です。今回は自分が山行のリーダーを務めました。塩見岳は3000m峰のため風雪が強く、雪の
学び舎通信 177自主世の中に出たとき、テストの点数や学校の成績は、役に立つわけではありません。社会で必要な力は、他人に頼ったり、他人から指示を受けたりしないで、自分で決めて行動できる力、自主的に行う力です。AI(人工知能)の発展によって、
烈風の洗礼昨年12月に富士山に登ってきました。11月の北アルプスでは自分の身長を越えるほどの雪が積もっていましたが、富士山は12月になっても雪はほとんどありませんでした。ただ、真冬の富士山の暴風を目の当たりにしました。この日は、富士山の南を
学び舎通信 176自分を磨く物を磨くときは、表面をこすって汚れを落とし、さらにこすって光らせたり、きれいにしたりします。しかし、「腕を磨く」と言えば、手入れをして美しくすることではなく、練習したり勉強したりして、上達させることで、「練磨する
展望あけましておめでとうございます。実家にいたときは元旦は早めに起きて初日の出を見るのがお決まりでした。大晦日はさっさと寝てしまいます。冬は、太平洋側は日本海側と違って晴れの日が多いです(とりわけ2000m級の山々に取り囲まれた関東地方はそ
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子どもと自然 他人が作った玩具や遊具で遊ぶよりも、自分たちで工夫して遊びを作るほうが、はるかに面白いです。 昭和の頃まで田舎の小学生は野山を駆け回っていました。故郷の町は初夏にみかんの花の香りに包まれます。数軒の万屋(雑貨屋)があり、子ども
学んで良く変わる 学ぶことで人は良く変わります。学ぶときは、「良く変わろう」という気持ちでいることが大切です。勉強して良い成績を取っていてもずるい人がいます。勉強しても悪くなる人は学んでいるとは言えません。 子どもを掻き立てて勉強させる大人
善いことをする 自分のしたことは、良かれ悪しかれ自分の人生になります。ですから人間にとって一番大事なことは、「自分が何をするか」ということです。悪いことをしていると、心が汚れていきますが、善いことをしていると、心が清らかになっていきます。心
自分に正直に生きる アメリカ・マサチューセッツ州コンコードの森にウォールデンという湖があります。今から約180年前に、ヘンリー・ディヴィット・ソローはその畔に小屋を建て、2年2か月間独りで暮らしました。そして、森での簡素な暮らしを、新しい生
自由な人になるために 「自由」という言葉は、「自分に由る」と書きます。「由る」には頼みとするという意味がありますから、自分を頼みとするのが、本来の自由です。自立して、自分の心を頼みとして生きている人は、自由です。 独立しているときに自由があ
学ぶ意味 毎日こつこつ努力していると、自信が生まれます。 自分のしていることが他の何よりも好きになって、それに熱中すると、上手にできるようになります。ゲームやスマホなどの娯楽の時間を少なくして、練習する時間を増やすと、巧くできるようになりま
自分の可能性 「自分はどれだけのことができるのか」。それを知っているのは、他人に頼らないで自分の力で生きている人だけです。他人の目を気にして、「自分は社会でちっぽけな存在だから、何の価値もない存在だから、役に立っていないから」と卑下したり、
視点を変えて考える 昔の日本人は自然を敬い恐れていました。自然を征服しようと考えず、自然の力をうまく利用して生きていました。山も川も海も木も石も全てのものに、人知の及ばない力を感じ、神として敬いました。 人工物に溢れている都会は、便利で豊か
自律的な学び ある塾では1問当たりにかける最大時間を、中学受験で3分、高校受験で10分、大学受験で30分と決めています。解けないならその問題は捨てろと言われています。しかし、普段からそのような勉強をさせられていると、問題にじっくり取り組む習
頭が良いとは 世間では、学校の成績が優秀であったり、試験で高得点を挙げたりする人を「頭が良い」と言います。しかし、それは試験の問題を解く能力が優れているだけであって、学校のテストでは、本当の頭の良さや考える力はほんの一部しか測ることができま
国語・英語・数学の学び方 国語は、常用漢字を覚えることとたくさんの本を読むことが大切です。小学校で漢字の学習と読書の習慣を身につけた子どもは、国語の成績が良いです。数学者の藤原正彦さんは、「小学校で大切なのは、一に国語、二に国語、三、四がな
本を読んで生き方を学ぶ 子どものころに、良い話を聞いたり良い本を読んだりすると、良いことが頭に入ります。そしてその感化を受けて善くなろうとします。ところが悪いことが頭に入ると、間違った方向に進んでしまいます。 私は若いころ、本に良いことが書
失敗は成功の良師なり(Failure teaches success.) 平成天皇の心臓手術を行った“神の手”の名医は、大学入試に3度失敗しました。3年浪人して、私立大学の医学部に入りました。大学を卒業して、小さな診療所で手術の腕を磨きまし
受験の弊害 私は幼少期の頃から、右へ左へと寄り道しなから勉強するのが好きでした。理科の学習で昆虫の話が出てきたら、実際に飼育して生態を確かめたり、図鑑を開いて仲間を調べたりしていました。算数の問題を解くときも、自分のペースでゆっくり進めてい
合格する人の共通点 前回の記事でもお伝えしましたが、私は数多くの受験をしてきました。関西の主要な中学校は一通り受けましたし、大学院受験も経験しています。これまでの経験から一つ言えることがあるとすれば、「受験は精神力の闘い」だと言うことです。
受験に立ち向かう心境 気づけば誰よりも多くの受験をしてきました。中学受験、高校受験、大学受験、大学院受験…と試験の連続です。入試のない年は数学オリンピックの時期と重なっていたので、年末年始と言えば気が張り詰めて机にしがみつくのが恒例でした。
積極的に行動して、自律的な人になる 強く思ったことは、必ず実現します。 人生の出来事は、すべて自分の心が作り出しています。健康的にも、運命的にも、理想的な人生にしたければ、平素の生活で積極的に行動しましょう。 心をいつも積極的にし、楽しい、
これまでの学び舎通信で参考にした本、関連書籍を載せています。 子育てや勉強に役立つ本を中心に紹介します。 構成は以下の通りです。 各月の学び舎通信を掲載関連書籍を紹介 ↓過去記事の検索はこちらから https://mnbya.com/pre
明るく朗らかに積極的に生きる 心の持ち方で人生はつくられます。健康も運命も、心の持ち方で決まります。積極的な方向に心を持つのと消極的な方向に心を持つのとは天と地ほどの違いがあります。思い方や考え方が積極的か消極的かという態度に応じて、人生が
私は主に次のような流れで勉強していました。 小学生:日々の学習習慣を身につける中学生:自分に合った勉強方法を確立する 大事なことは、問題が解けるようになることではありません。テストで点数を取ることでもありません。最も重視すべきことは、勉強の
学んで良く変わる 学ぶことで人は良く変わります。学ぶときは、「良く変わろう」という気持ちでいることが大切です。勉強して良い成績を取っていてもずるい人がいます。勉強しても悪くなる人は学んでいるとは言えません。 子どもを掻き立てて勉強させる大人
善いことをする 自分のしたことは、良かれ悪しかれ自分の人生になります。ですから人間にとって一番大事なことは、「自分が何をするか」ということです。悪いことをしていると、心が汚れていきますが、善いことをしていると、心が清らかになっていきます。心
自分に正直に生きる アメリカ・マサチューセッツ州コンコードの森にウォールデンという湖があります。今から約180年前に、ヘンリー・ディヴィット・ソローはその畔に小屋を建て、2年2か月間独りで暮らしました。そして、森での簡素な暮らしを、新しい生
自由な人になるために 「自由」という言葉は、「自分に由る」と書きます。「由る」には頼みとするという意味がありますから、自分を頼みとするのが、本来の自由です。自立して、自分の心を頼みとして生きている人は、自由です。 独立しているときに自由があ
学ぶ意味 毎日こつこつ努力していると、自信が生まれます。 自分のしていることが他の何よりも好きになって、それに熱中すると、上手にできるようになります。ゲームやスマホなどの娯楽の時間を少なくして、練習する時間を増やすと、巧くできるようになりま