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  • 養老の 水は美酒にて かぐわしく。

    (威風堂々、養老の「顔」@養老駅)養老鉄道の「養老」は、当然養老山を中心とした養老山地のこと、そして「養老伝説」で有名な「養老の滝」のこと、そして養老郡養老町のことなのですが、その養老の滝の最寄り駅であるのがこの養老駅。まっこと威風堂々とした木造駅舎。車寄せから母屋に繋がる造りとか、二段に構えた瓦屋根にちょっと猫耳っぽいドーマー窓なんかが付いているところが非常におしゃれ。この日は近くの養老公園で「肉フェス」なんてのがやっておりまして、公園へ向かう観光客でごった返しておりました。養老鉄道も2往復の臨時便とコラボきっぷなんかを発売して集客に努めていましたね。風格ある養老駅の駅舎。駅名票の揮毫も非常に歴史を感じさせるものがあり。文献ではこの駅と駅舎の開業は大正年間と書いてありますが、岐阜県のHPだとこの駅舎が建...養老の水は美酒にてかぐわしく。

  • 養老伊吹を仰ぎ見て。

    (養老線唯一の高架駅@烏江駅)今回の養老線訪問、午前中は美濃高田周辺を中心に撮影したり、薩摩カイコウズ街道でお肉を買ったりしながらのんびりと。養老線は、基本的に養老山地に沿って西濃の山すそをタテ方向に移動していく路線ですが、美濃高田から烏江にかけて、ここだけ線路が東西に走って光線状態が良かったのと、大きく田園地帯が広がっていてアングルが組みやすかったのでねえ。養老線唯一の高架駅である烏江駅、駅下のパークアンドライド用の駐車場にクルマを止めて、ここからは養老線の電車に乗ってみます。既に全線完乗済みではあるのですが。結構高い位置にある烏江の駅。濃尾平野の西部は、極めてフラットな低湿地帯平野が延々と続いていて、その中を木曽・揖斐・長良の木曽三川がほぼ併走するような形で伊勢湾に向かって流れています。その揖斐川に流...養老伊吹を仰ぎ見て。

  • ミノでアカフクとカイコウス。

    (養老秋の肉祭り@薩摩カイコウズ街道)海津市(旧南濃町)の駒野から養老町を通り、関ヶ原町へ抜ける県道56号南濃関ヶ原線。鹿児島県と岐阜県が姉妹県になった縁で、鹿児島県の木である「カイコウズ」が街路樹として植えられているため、「薩摩カイコウズ街道」という愛称が付けられている。最初はこの「薩摩」も「カイコウズ」もよく分からなくて、何で岐阜に薩摩が?カイコウズって何?みたいな謎だらけの道だったのだけど、調べてみたら何のことはない理由で。と言うか、この道に関しては愛称の「薩摩カイコウズ街道」よりも、精肉店や焼肉店が立ち並ぶ「養老焼肉街道」として知る人ぞ知る存在なのである。美濃高田駅の北西2km程度、歩くとたぶん30分以上かかると思う。以前養老鉄道に乗りに来た際に、行ってみたかったんだけど少し駅から遠くて行けなかっ...ミノでアカフクとカイコウス。

  • 速いじゃないよ、ウサギだよ。

    (ジャガイモ畑、ウサギは跳ねる@美濃高田~烏江間)稲作が中心かと思いきや、線路沿いはジャガイモの畑が目立つ養老線沿線。夏場の猛暑が9月以降も長引いたせいで、全般的に野菜の類が異常に高いですよね。そろそろ鍋物も週末のメニューに加わるところで、白菜や長ネギ、ニンジンが肌感覚で通常の1.5倍くらいの値段になっている。もちろん気候だけじゃなく、物流費や小売りにかかる人件費なんかも含めての相対的な値上げが要因なのもあるのでしょうけど。ただ、その中でもジャガイモに関しては比較的値段が安定しているように思う。ジャガイモは野菜・・・と言うよりはどっちかと言うと穀物寄りの食物だと思っているけれども、何にせよこの時代で価格が安定しているというのは素晴らしいことで。かつて近鉄の南大阪線で走っていた「ラビットカー」。2両編成の両...速いじゃないよ、ウサギだよ。

  • 親のフトコロ、子の事情。

    (養老耕土を行く@烏江~美濃高田間)今年は夏が暑かったせいか稲の生育が早く、それでいて9月も暑かったもんだから、あんまり暑い中で実った稲穂をそのままにしておくのも悪くなってしまうという判断からか、どこも稲刈りが早かった。揖斐川の流れによってもたらされた肥沃な耕土によって作られた西濃の田園地帯。最後の稲刈りシーズンに間に合ったようで、半分くらい刈り入れが終わった田園に、乾燥のためかきれいに収穫後の稲が並べられていた。無人のコンバインが置かれた西濃の朝、この三連休で今日はもう半分をやっつける感じのご様子。刈り入れの途中で広大な田園が魅せる一瞬の幾何学アートを横目に、東急生まれの7700系が通り過ぎます。養老線整備機構によって導入された7700系。3連タイプと2連タイプがそれぞれ3編成ずつ、計15両が養老鉄道で...親のフトコロ、子の事情。

  • 秋の西濃、山の辺を行く。

    (西濃の秋清々し@美濃高田~烏江間)たらたらと一畑電車の話を一か月半も続けていたら、季節はすっかり秋になっていた。一畑の話が長引いたのは、なんだか夏からとみに忙しくなってしまい、9月の撮れ高が少なかったこともある。そうそう、毎年秋は富山に行くのが恒例になっていて、連休もあったんだけどなんだか足が向かなくてねえ。10月の連休で富山行くか!ってなったんだけども、やっぱり金曜日に早く帰れず・・・クタクタで夜通し運転したくないので、ちょっと仮眠して行こうかな、なんて思ったら結構ガッツリ寝てしまい起きたのが朝の3時半。ちょっと富山で朝からやるにゃあ遅い時間になってしまった。というグダグダな言い訳をしながら朝4時に高速に飛び乗り、全くノープランで西に向かって辿り着いたのは大垣IC。秋の一日を養老鉄道で過ごすことにした...秋の西濃、山の辺を行く。

  • 夏の一畑、エピローグに寄せて。

    (さよならのうたげ@松江駅前)レンタカーを返却して、東京行きのバスが到着するまでの一時間。松江駅前の居酒屋でささやかに夕食をいただくことに。クルマで回ってたから飲めねえし、暑かったからビールが美味いよね。突き出しのブリ?ハマチ?の炊いたの、煮込み、揚げ物、締めはガシラ(カサゴ)の煮付けにご飯とみそ汁。日本海側に来ていながらあんまり海鮮モノを口に出来ていなかったので、その埋め合わせをした感じ。グルメ、酒、温泉、鉄道、神社仏閣、いい景色とまとまった出雲の旅。祝勝会、と言ってもいいのではないでしょうか(笑)。松江駅20:00発の東京駅八重洲口行き「スサノオ号」。いい歳こいて往復夜行バスぅ~?みたいな意見はこの際無視無視(笑)。出雲から東京、サンライズで寝てくかスサノオで寝てくか。ちなみに松江発はサンライズが19...夏の一畑、エピローグに寄せて。

  • 夕映えの 水都に啼くや 浜千鳥。

    (宍道湖夕照@松江イングリッシュガーデン前~松江しんじ湖温泉)夕陽輝く湖面は、ちりめん皺のようなさざ波に包まれて。小さな岬のカーブを回って、一畑2100系の「楯縫」号が終着駅の松江しんじ湖温泉へ向かってのラストスパート。宍道湖の夕景と走る列車をうまくまとめるのには、併走する国道431号線の車の流れは引きも切らず・・・大型バスとかトラックが入ってしまったら台無しになっちゃうなあ、なんて思いながらファインダーを覗いていました。湖岸に佇む浜千鳥一羽。まずまずはまとまった一枚になった・・・かな??松江駅で借り出したレンタカーの返却時間は夜の7時。西の国の夕暮れは遅いのだけど、何とか宍道湖のいい夕暮れと一畑電車の写真を持って帰りたいなあと思いながら線路脇で奮闘。前日もそこそこいい夕陽が沈んだのだけど、温泉津温泉に向...夕映えの水都に啼くや浜千鳥。

  • 遠雷、家路を急ぐ。

    (遠雷@川跡~大寺間)午後遅く、空にわかに掻き曇り、そして遠雷の声。出雲平野の遥か向こうに、噴煙のように立ち上がる入道雲。夕方になって運用が変わったのか、京王5000が出庫して来ました。入道雲には、その形状から「かなとこ雲」なんて別称もありますけど、この日の雲は見事なかなとこ型だった。一雨あって少しは涼しくなるかと思ったのだけど、一畑沿線にはそこまでの降雨量はなく。アスファルトをほんのり濡らすだけで終わったこの日の夕立は、熱せられた地面から立ち上る蒸気で、蒸し暑さだけが際立ったのでありました。昨今の気象現象の激しさ。ちょっとした間のゲリラ豪雨でも、街は冠水し車は水没し、家の屋根は飛ばされる。この山陰地方も毎年のように大雨に襲われていて、最近流行り(?)の「線状降水帯」が発生することもしばしば。一畑電車も、...遠雷、家路を急ぐ。

  • ニューカマー7000系乗り鉄旅。

    (出雲そば@電鉄出雲市駅)出雲と言えば出雲そば。出雲そばは、信州の戸隠そばと盛岡のわんこそばと合わせて、日本三大そばの一つに数えられるのだとか。出雲のそばは、冷涼な山間部で育てられた蕎麦の実を使って作られていて、皮ごと引いた引きぐるみの粉を使って打つことに特徴があります。蕎麦の実を丸ごと使っているので、更科系のように蕎麦の実の芯の部分の上等な部分だけを使った白っぽいそばと比べると、色が濃く香りが高い。出雲そばは漆器の器(割子)に重ねて出す「割子そば」のスタイルが有名で、割子の器をいくつもいくつも重ねて食べるのが流儀。こちらのおそば屋さんでも三枚重ねの割子そばを注文しましたが、そばに生卵の黄身ってのも、そばが黄身の味に負けてしまいそうですが、少し甘めの汁と引きぐるみで香りが強いそばと合わせるから出来るんでし...ニューカマー7000系乗り鉄旅。

  • 受け継がれゆく名調子。

    (三叉の別れ@川跡駅)北松江線と大社線の分岐駅である川跡の駅。駅自体の周辺には特に商圏がある訳でもなく、出雲市街の街外れ、という感じの場所にある。乗車・降車の需要よりも、あくまで乗り換えのためにある雰囲気が、なんとなく富山地鉄の寺田の駅っぽい。一畑電車の前身である一畑軽便鉄道は、当初は出雲今市(出雲市)から出雲大社を目指しての路線の建設を目論みたのですが、省線(鐵道省線)が大社までの路線開設に権利を主張したため、一畑軽便鉄道はひとまず一畑方面へ路線を延ばすことになります。1912年の省線大社線の開通から遅れること18年、1930年(昭和5年)に改めて一畑軽便鉄道は大社への路線を建設。分岐駅としてこの川跡駅が設置されたようなのですが、昭和初期の時刻表なんかを見ると、かつてこの辺りに「鳶ヶ巣」という名前の駅が...受け継がれゆく名調子。

  • おおやしろ、エネルギー満ちる駅。

    (いづものおおやしろ@出雲大社)出雲に来てから、そこら中に神社がありますので、何かあるたびに賽銭を投げ込んでは柏手を打って参りました。このままだと賽銭貧乏になりそうな雰囲気もありますが、一応こちらの方まで来て大本営(?)に参拝しないわけにもいかないでしょうということで出雲大社まで来てみました。一回来たことはあるんですよね、出雲大社。それこそ前回益田競馬に行ったときに立ち寄ったんだっけかな?ちょっと覚えてない。確か玉造温泉のどっかの宿に泊まった記憶があるんだよ。その次の日かな。出雲大社と伊勢神宮って同じくらいの格式を持つ神社ですけれど、いわゆる街場の神社的な社寺建築って感じではないですよね。どちらかと言うと、古代王朝とか邪馬台国的な雰囲気。いわゆるドラゴンクエスト的に言うと「ジパング」って感じだ。大社の街を...おおやしろ、エネルギー満ちる駅。

  • 八雲立つ 祈りの国の 赤鳥居。

    (祈りの国の赤鳥居@粟津稲生神社)祈りの国・出雲の鉄道風景として代表的なものが、この粟津稲生神社の赤鳥居。一畑電車の大社線に沿って立つ稲生神社の参道に並ぶ赤い鳥居の連なり。鳥居の数、いくつくらいあるんだろう。ざっと数えただけでも25本くらいはあるのではないだろうか。いわゆる稲荷神社系の鳥居、こういう風に数を並べて立てることはそう珍しくはないのだけど、線路に沿ってあるのは珍しいですかね。以前は一部の鉄道ファンにだけ有名なスポットだったと思いますけど、一畑電車のパンフレットにも掲載されているくらいですから、一般の観光客にもメジャーな場所になっています。赤い鳥居と、社の向こうの山並みを見ながら、出雲大社前行きの単行7000系が走って行きます。以前の写真では、鳥居の周辺はきれいな田んぼになっていた記憶があるんです...八雲立つ祈りの国の赤鳥居。

  • 輸送力列車は、地方私鉄の輝き。

    (地方発・高規格の無料道路@大田・朝山道路)泉薬湯で朝湯を使い、荷物をまとめて短かった温泉津の一夜を辞す。本当であれば、温泉津温泉繁栄の礎ともなった石見銀山の観光だったり、それこそ足を延ばして三瓶山や有福温泉なんかにも行ってみたかったのだけど、ひとまずあれこれやろうとすると焦点がボケるので一畑電車の沿線へ戻ることに。行きは国道9号線をのんびりと走って来ましたが、戻りは山陰道の無料区間として開放されている仁摩・温泉津道路と大田・朝山道路を使ってみました。リアス式海岸の入江に続く漁港集落を丹念に回る山陰本線や国道9号線と違い、海岸線から離れた山間部を長大トンネルと高架橋でスイスイと越えて行く地方高規格道路。地方にこんな立派な道が必要なのか・・・という議論はさておき、鉄道側の視点から見ればこれだけのインフラを無...輸送力列車は、地方私鉄の輝き。

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