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  • 五十里湖に 染まり切らずに 葉は落ちて。

    (五十里、秋深、陰陽。@中三依温泉~湯西川温泉間)冬枯れも近しと思しき野岩鉄道の秋。令和2年の秋に来て以来、3年ぶりの訪問となりました。およそ半月も経たないインターバルで、再び栃木県くんだりまで出かけてった訳ですが、秋になると色付いた山々を目当てに群馬とか栃木方面に行くってのはルーティンワークになりつつありますね。さてさて、今年の紅葉の色付きはいかばかりか、と夜更けの新4号国道をひた走り、五十里湖の八汐大橋に陣取ったのが朝7時。どうやら今年の紅葉、夏が暑すぎて葉の傷みがひどく、あまりいい感じの色付きでもないというのは事前に聞いてはいたんですよね。色付く前に散ってしまうか、上手く染まらず茶色に枯れるかの傾向にあって、どうにも「錦秋」という雰囲気には程遠い・・・という感じでしたねえ。そもそも、11月の中旬にも...五十里湖に染まり切らずに葉は落ちて。

  • 「街」のグランドデザインを考える。

    (秋の日の午後、鬼怒通り@峰電停)ジャンボ餃子定食を美味しくいただいた親子二人、再びライトレールに乗って宇都宮の街へ。駅へ向かう地元民らしい高校生の姿。鉄道マニアだけでなく、こういう人たちが乗ってこその新設LRTである。この鬼怒通り、沿道のお店がLRTの開業に合わせて再開発されていて、新しいお店やマンションが多く活気がある。ライトレール沿線のゆいの杜地区と同様、再開発の進む駅東口地区に若い世代の流入が進めば、さらなる街の活性化に期待が持てます。宇都宮ライトレールの沿線のコア層は、ゆいの杜地区に居住するファミリー層や工業団地へ通う労働者層と、今まではあまりクローズアップされなかった宇都宮駅東側の住民たち。今まではクルマかバス以外の移動の選択肢がなかったところに、駅周辺の商業地域との回遊ルートを提供したことに...「街」のグランドデザインを考える。

  • 宇都宮の、美味しい生活。

    (おいしいライトレール@峰電停)飛山城跡から鬼怒川を渡り、再び宇都宮の市街に戻って来ました。時間はお昼を少し過ぎたあたり、朝早く出て来た息子もそろそろお腹が空いている。宇都宮でメシということになると、そりゃあなんたって名物の餃子になるに決まっている。まあ何のひねりもない実に観光客っぽい行動なのだが、おそらくライトラインに乗りに来る人々も、往復乗車&街歩き&餃子というコンボで攻めに来る人が相当多いだろうということでご容赦願いたい(笑)。宇都宮の餃子屋さん、お手軽に済ませるなら駅ビルの中に「来らっせ」という餃子屋さんが何店舗か固まったフードコート的なものがあるのだけど、それじゃあさすがに面白くない。折角なら、ライトレール沿いに餃子屋がないかなあ・・・と思って探していたら、ありました。峰電停の真正面、「びっくり...宇都宮の、美味しい生活。

  • 鬼怒の川風、男体遥か。

    (撮る人・二態@芳賀・高根沢工業団地電停)工業地帯の大通りにある、芳賀・高根沢工業団地の電停を折り返して行くLRT。お試し乗車なのだろうか、出発する車両をバックにスマホで記念撮影する妙齢のご夫婦たち。そして、通りから狙うスーツ姿の男性。撮る人二態。この辺りまで来ると土休日では車通りは薄く、存分に併用軌道を走行するLRT車両を撮影することが出来ます。バックの森は「かしの森公園」の里山の森。大きく開発された工業団地も、もとは雑木林の広がる農村地帯であったのだろうと思われ、森の向こうにアーチ形の本田技研工業の栃木体育館が見える。福利厚生施設でこの規模なのだから、さすがは世界的自動車メーカーである。研究所の周辺は、ホンダ関連の従業員が使用する駐車場が谷を越えて丘の向こうまで続いている。従業員のクルマだけでなく、日...鬼怒の川風、男体遥か。

  • 何だろうこの既視感、2023秋。

    (高原遥かに鬼怒流れ@平石中央小学校前~飛山城跡間)宇都宮ライトレールで一番大きな土木構造物である、鬼怒川橋梁を渡って行く電車。2018年に着工し、2021年まで3年の工期を経て完成した鬼怒川橋梁は、橋長は646m、総工費が橋梁部分のみで46億円というのだから相応に巨大な土木構造物である。路面電車が長い鉄橋を渡る・・・というのは、富山県射水市の万葉線庄川橋梁が有名ですが、あちらが橋長417mなので、今回めでたく宇都宮ライトレールの鬼怒川橋梁が日本一長い路面電車(ないしはLRT)専用の鉄道橋と言うことになりました。この辺り、鬼怒川の右岸も左岸も河川敷に続いて長閑な農地が広がっていて、車窓からは釣り堀なんかが見えたりします。釣り堀のお客さんがライトレールに向けて手を振ってたりしてほっこりするね。宇都宮ライトレ...何だろうこの既視感、2023秋。

  • 「コンパクトシティ」の意味を考える。

    (家族のちょっとしたお出かけに@平石電停)宇都宮駅東口からの繁華街と住宅街の家並みが切れ、ぽっと田園地帯に出たところにあるのが平石電停。ここは、宇都宮ライトレールで唯一の2面4線の設備を持ち、将来的には急行運転と同時に緩急接続が予定されている電停になります。宇都宮駅行きを待つ家族連れの姿。宇都宮ライトレールの急行運転ってどういう考え方でやるのか気になるのだけども、急行だと宇都宮駅東口~平石を無停車でそこから先は各駅停車になるパターンかなあ。普通電車は宇都宮駅東口~平石の区間運転にして、平石で緩急接続すればそれなりに遠近分離にはなりそう。LRT車両の急行運転っていうと日本では福井鉄道がやってますけども、あちらは労働環境と賃金条件の厳しさによって運転士の流出が続いていて、この10月改正から急行運転のダイヤを組...「コンパクトシティ」の意味を考える。

  • 既に「ブーム」ではないLRT。

    (商売繁盛、開業ブーム?@宇都宮駅東口電停)開業してから一ヶ月半、そろそろ開業ブームも落ち着いて・・・?なんて思って訪れた秋の宇都宮行ではありますが、土曜日の午前中で12分間隔の列車を待つ宇都宮駅東口電停の乗客たち。思った以上の数の乗客は、我々みたいな記念乗車の物見遊山のマニア多めかと思いきや、普通に部活のジャージ姿の中学生やお使い姿のエコバッグのご婦人方も混じっており、早くも宇都宮の街の重要な交通インフラとなっているようです。開業直後は発着する電車の乗降に手間取り、現金客が捌けなくて大混乱に陥ったそうで、ホームには混雑対策であろう常駐の係員さんが配置されて、乗降客の整理を行っていました。到着する列車から乗客を降ろし、一度扉を閉めて運転士氏が車内巡回とエンド交換。改めて開扉を行って乗客を迎え入れるスタイル...既に「ブーム」ではないLRT。

  • 光よ届け、希望の轍。

    (久しぶりの二人会@JR上野東京ライン車内)小学生までは結構月イチくらいでやっていた長男の息子との日帰り電車旅。ご多分に漏れず、中学に入ってからは部活だ友達付き合いだ塾だと休みの日でも忙しく、暫く休日だけの親子の関係もご無沙汰でいた。そんな10月のある日曜日、金曜日で中間試験も終わり、翌日の塾も夜の7時からだということで「テストも終わったし、久し振りにどこかへ行きたい。なんかいいとこないの?」なんて言い出した。夜7時から塾となると、夕飯の時間も考えて帰宅は夕方6時がリミット。そうなると大したところには行けないでなあ・・・とも思ったのだけど、「早く起きれるか?」と聞いたらそこは部活の朝練で鍛えている頼もしさ、どうとでもなるという。「あんまり朝早くから出掛けてって塾の途中で寝ないでよ!?」なんていう嫁さんのク...光よ届け、希望の轍。

  • 木曽三川の風に吹かれて。

    (夜のホームに一人@美濃山崎駅)一応は養老鉄道のフリー乗車券を購入したものの、揖斐に行って帰ってくるくらいでまだ半分も権利行使をしていなかったこの日。夕方の入浴を海津温泉(しょっぱくてよく温まります)で済ませた後、ちょっと一往復電車に揺られてみることにしました。やって来たのはパークアンドライドが出来る美濃山崎の駅。駐車場にクルマを置いて、灯りも乏しい静かな集落の端にある暗がりのホームに立つと、揖斐川を渡って来た秋の夜風がスゥーっとレールの上を吹き抜けて行きます。美濃山崎駅の夜。この辺りは駅間距離が長いので、けっこう交換シーンのある駅です。桑名方面行はモ601を先頭にするトップナンバー編成。モ601を始めとする近鉄(養老)600系シリーズは、元々は本線筋で使われていたラッシュ時の増結車を支線用の編成に小さく...木曽三川の風に吹かれて。

  • 南濃、街並み、営み。

    (水神様の社の前を@大外羽~友江間)西日薄く迫る大垣の街外れ、田園地帯の鎮守の森を横目に走る東急7700。「水神社」と言う名前の神社がこの辺りにはそこかしこにあって、まっこと稲作に大切なのは水と言うことになりましょうか。方々を旅していると、どこの田園地帯にもまっ平らな稲穂の波の中にポッコリと木々に包まれたお社様があって、作物の豊かな実りが祈念されているのだけど、この地方だとまずはという万物をつかさどる「水」への思いが先に来るようだ。もちろん、農業において「降る時に降り、照る時は照る」ことは非常に大事なファクターなのだけど、それ以上に生活の基盤が水から守られていること=治水への思いが強いのではないか。宵闇に紛れる鎮守の森。こちらは石津駅隣の杉生神社。こんな雰囲気の、失礼を承知で言えば日本中どこにでもあるよう...南濃、街並み、営み。

  • 揖斐路秋色。

    (養老名物サイクルトレイン@養老北線車中)土休日はほぼすべての列車が自転車持ち込み可能になる養老線。取り組みがすっかり定着しているのか、結構利用者がいる。主に沿線の高校生が家から駅→最寄り駅から高校という流れの中で使っているようだ。走行中の電車がそこそこ揺れるので車内の安全にはご注意と言う感じなのだが、気にも留めずぞんざいにロングシートへ身を投げ出す高校生たち。午後ののんびりした空気、養老北線を走るラビットカー。ビュンと走り抜けるオレンジの風に、線路端のコスモスも揺れる。養老北線の大垣~揖斐間は、ラッシュだと20分間隔で走ってたりしますし、沿線は案外と住宅も建ち並んでいて、南線のそれとは違った郊外電車の趣がある。池野あたりでギリギリ名駅から一時間くらいだろうか。関東だと電車で一時間くらいって十分通勤圏なん...揖斐路秋色。

  • 水都大垣、伝統の涼味。

    (元祖金蝶製菓總本家@JR大垣駅前)養老鉄道の楽しみ。それは近鉄の残党のレトロな電車だったり、「養老焼肉街道」こと薩摩カイコウズ街道の焼肉だったりする訳ですけど、それと並んで大垣駅前の和菓子の名店「金蝶園の水まんじゅう」も、来たからには味わっておきたい水都・大垣の逸品。何年か前にも養老鉄道に親子で乗りに来た時に食べた金蝶園の水まんじゅう。あの時は真夏だったけど、10月までやってたっけ?一応水まんじゅうって夏の食い物だし、外はまだまだ暑いのだけど、どうなのかな。いつもだったら、駅前通りに面した外売りのカウンターで水を流しながら涼味たっぷりに売るのが金蝶園の水まんじゅうですが、この日は水こそ流れていたものの売り場に人の姿はなし。店内の売り場で尋ねたら、今日はもうこしあんの水まんじゅうしか残っていないとのこと・...水都大垣、伝統の涼味。

  • 産業路線の面影。

    (養老の「実務面の」顔@西大垣駅)養老鉄道の「顔」が養老駅なら、「実務上の顔」なのが西大垣駅。車庫への出入と乗務員交替のため、大垣~西大垣間の1駅だけの区間運転も多数行われます。駅前には日本有数の電子回路の基板製造を担う電子機器メーカー、イビデンの本社工場がありますが、イビデンも養老鉄道もルーツを辿ると「揖斐川水力電気」という電力会社を基にした同門の企業です。桑名方に向かって左側にある養老鉄道の乗務区と西大垣駅本屋。相対式ホーム2面の真ん中に中線が入っていて、ここで大垣駅から一旦引き上げた編成が小休止したりしているシーンを見ることが出来ます。昭和30年代に近鉄の名古屋線は改軌され、1435mmの広軌となった近鉄名古屋線ですが、かつての近鉄養老線は、西大垣や美濃青柳のイビデン、駒野の紡績工場、桑名の住友セメ...産業路線の面影。

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