chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
あめんぼ通信(農家の夕飯) https://terayama2021.blog.fc2.com/

料理・ハンセン病文学・護憲・・・等。還暦のころから自然と料理を作るようになりました。

あめんぼ
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2021/02/05

arrow_drop_down
  • 気になった記事

    東京新聞電子版 11月30日 21面本音のコラム 三木義一昭恵さん、税金は?「ご隠居、また、昭恵さんのことが話題に!」「おお、安倍元首相の政治団体「晋和会」の代表に就任し、そこに安倍さんが関係していた政治団体から1億8千万円の資金が流入し、無事相続が終了したからな」「これがご隠居がいつも怒っている『政治団体経由相続税回避』ってやつですね」「そうだ。相続税法に明文の非課税規定はないが、国税庁は事実上...

  • 気に入った10曲 (その2)

     (5)Taking It All Too Hard (2007 Remaster)2030年 農業の旅→ ...

  • 鳶の羽

     やっぱり、統一教会系2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 楠 山水さん

    いざりつつ厠へ行けば盲導鈴のせはしくきこゆ真夜中にして癩園の中を樽神輿担ぎ廻る児童らいとほしと思ひつつ見る掌の傷の臭き匂ひに金蝿のうるさくたかり吾を苦しむる弟を親とも恃む通信のたえしはさびし一年八ヶ月楠 山水さんの略歴明治39年生まれ。昭和9年栗生楽泉園入園。昭和25年逝去。『盲導鈴』(昭和32年) 2030年 農業の旅→ ...

  • 栗生楽泉園 横山石鳥さん(2)

    離れ住みて久しき日頃に稀に会えば踵の減りし靴穿ける妻患者席と職員席とを劃る柵椅子に腰かけて眼のたかさあり特別病室といふはすなはち監房のこと入園してまず教へらる甘藷二本が今日配膳の夕餉にて盗伐の薪燃しつつ齧るらい監房にて無実に獄死せり幾人名を読みゆくに会場しづまる戦ひより還り来ざりし二百万誰が為に死ににゆきしかと思ふ「人間復帰」この稚拙なるスローガンひしひしといま生きたく思ふ毬栗のまだ青き棘踏みつけ...

  • クルミ飯

       もらったクルミを全部使おうか、半分に分けて使おうか迷ったが、半分を使った。3合の白米を洗って水を入れ、酒50CCと塩少々を入れ、水を加えながら3合の目盛りに合わせて混ぜる。クルミ10個を割って実を取り出して洗い、炊飯器に入れ、炊けたら混ぜて出来上がり。クルミ色に染まり、ほのかな風味もあった。季節の楽しみ。くるみはこの食べ方が最もおいしいと思う。当方のクルミも今年、植えて10年ほど経...

  • 来院記録(4) 北條民雄さん

    ハンセン病文学全集4「記録・随筆」のP542~P544を抜粋しました。入院すると、子どもを除いて他は誰でも一週間及至二週間ぐらいを収容病室で暮らさなければならない。そこで病歴が調べられたり、余病の有無などを検査されたりした後、初めて普通の病舎に移り住むのであるが、この収容病室の日々が、入院後最も暗鬱な退屈な時であろう。舎へ移ってしまうと、いよいよこれから病院生活が始まるのだという意識に、ある落ち着...

  • 気に入った10曲 (その2)

     (4)No Reply at All (2007 Remaster)2030年 農業の旅→ ...

  • くろねこの短語

     「マイナンバーカードの新たな呼び方を募集」(河野太郎)・・・スマホいじりといい、どうしてこうも小手先ばかりなんだろうねえ。それだけの器ってことか!!2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 河西とき子さん

     わが親のつけ呉れし名を用ひずにレプラ病み居りわが二十年盆おくりに骨堂に来て人をたよりに生きるなと言ひし友を偲びき雪降らぬ今宵は冷えて痲痺の足濡れ雑巾をあて居る如し河西とき子さんの略歴大正10年7月15日生まれ。昭和9年4月25日栗生楽泉園入園。『盲導鈴』(昭和32年)2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 横山石鳥さん(1)

    癩吾と健康者君とちぎりあひこの後如何なる生き方をせむ癩の惨を匿すにあらねど変形せるわが足汝に見られたくなし愛遂げて亡ぶもよしと寄りくれば癩病む吾はまよひこだはる炎の如く恋告げてくる其の人を思はぬにあらずわが病をおもふつきつめて告白してくる汝の瞳の死ねよとごとし癩病む吾に安静のみが癩穿孔症(うらきず)の療法と知りつつ働きぬ骨侵すまで穿孔症の液に穢れし足袋替えて畳より立つ午後の仕事に議事堂の空しらじら...

  • ホウレンソウと卵炒め

       久しぶりに遊びに行かせてもらったKさん宅で、昼にホウレンソウの卵炒めをよばれ、この料理を自分の定番の一つにしようと、家に帰ってから、さっそく作った。ホウレンソウはざく切りする。小魚は30~60秒湯通しして水にとる。溶き卵に醤油を砂糖を入れて味付けする。ユズ1個の果汁をしぼる。熱したフライパンに油を入れ、小魚、ホウレンソウの順に炒め、味付けした溶き卵1個を入れ、卵に火が通ったら、ユ...

  • 癩院記録(3) 北條民雄さん

    ハンセン病文学全集4「記録・随筆」のP552を抜粋しました。病院の中央に大きな礼拝堂がある。そこで毎月死者の慰霊祭が行われる。またそこは、活動小屋になることもあれば音楽会の会場にもなる。何か事件があると院長が患者達に何か説諭する。その時もこのお堂が利用される。所謂名士が参観に来るとここで一席弁じて行く。ちょっと患者会館と呼ぶにはふさわしい所である。 名士たちはよくやって来る。主として宗教家であるが...

  • 気に入った10曲 (その2)

    (3)Man on the Corner (2007 Remaster) 2030年 農業の旅→   ...

  • 障害福祉&政治・社会、平和問題ニュースサイト

     「ごまかす意図はない」大阪・関西万博の国民負担が大膨張 岸田首相に集まる批判と「あいまい答弁」(2023年11月28日配信『東京新聞』)2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 桜井哲夫さん(13)

     臥す我にタラの芽食はせむと看護人は手鎌を持ちて出でて行きたり父よ母ようれひ給ふな病む我に白き杖ありよき友があり癩園にて 鰊(にしん)の腹子焼きてをり津軽の父母ら種蒔く頃か猩猩袴摘まむと友のかがむとき義足のネジがわびしくきしむ在りし日に妻ときたりし丘に来て我は臥しをり若芝生の上桜井哲夫(長峰利造)さんの略歴1924年7月10日青森県北津軽群生まれ。尋常高等小学校高等科卒業。1936年発病。...

  • イワシの梅煮

     生きがいいのか、よくないのか、識別できなかったが、多く並べてあったので買った。4分の3カップの水を鍋に入れ、醤油、砂糖、酒、みりんを入れ、小梅を5個入れ、生姜1片をすりおろし、煮立ったらイワシを入れ、落し蓋をして、再度煮立ったら極弱火にして40分ほど煮て出来上がり。生きはまずまずだったように思う。味噌汁 味噌汁は朝、妻が作ることが多いが、今回は自分が作った。3カップの水を鍋に入れ、細目に...

  • 癩院記録(2) 北條民雄さん

    ハンセン病文学全集4「記録・随筆」のP549~P552を抜粋しました。癩患者にも趣味というものはある。いや、どこよりも癩院は趣味の尊ばれる所かも知れない。一番多くの人がやるのは投書趣味であろう。彼等はこれを「文芸」と称しているが、俳句などは文字通り猫も杓子もという有様で、不自由舎などでは朝から晩まで、字を一字も知らない盲人が「睡蓮や・・・睡蓮や・・・」と考え込んでいたりする。それから新聞紙上に表れ...

  • 気に入った10曲 (その2)

    (2)Tonight, Tonight, Tonight (Remastered 2007) 2030年 農業の旅→  ...

  • くろねこの短語

     「万博は絶対にやめない。国のイベントだから、世界から信用を失う」「大阪ではほとんど反対がない」(馬場・維新代表)・・・嘘つきはドロボーの始まり。だから、乗っ取りも平気なのか!!2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 前川良輔さん(2)

    安らぎを君におぼえるのは罪か病める目に鉄砲ゆりの向きがあり野仏の目に触れ顔に触れて足る引き締めてゆるめてたづな妻のものみちのくに血のつながっているりんご針の先ほどの視野から朝が来る病友(とも)の臨終近しと言へば妻とわれ寝台の上に坐り直しぬ半月に一度は妻に刈りとらす健やかにのびるわが植毛の眉健やかに育つ幼き子供らを未感染児童と名づけしは誰胃の病癒えてもどらむ妻のため餅を冬日にさらし上げたり前川良輔さ...

  • 栗生楽泉園 桜井哲夫さん(12)

    「私は侵略者」「侵略者の娘を抱いたあなたは侵略者」聞きなれない言葉を聞いたのは結婚して間もない妻の真佐子の口からであった真佐子に「あなたは侵略者の娘だよ」と言ったのは真佐子の父であった真佐子の父は水力発電の技師で真佐子は父と共に全国のダムの町を巡り歩いた鴨緑江に水豊ダムを造るため父は平壌に来ていた平壌の店先で父は真佐子にチマチョゴリを買ってくれた昭和28年 26歳で真佐子は死んだ再び「私は侵略者」...

  • 3種類の野菜のことこと煮

        左から、今日初掘りした新ジャガ(秋ジャガ)、ニンジン、キクイモで、ジャガイモは掘り上げて3日間ほどは、皮はあるかないかの薄皮なので向く必要はなく、ニンジンはたいていむかないし、キクイモはむく必要がないが、もむようにして何度も水洗いし、土はよく落とし、3種類とも同じくらいの大きさに乱切りする。醤油、砂糖、酒、みりんと水を少し入れ、アゲと干しエビを入れ、出汁の素も少し入れ、煮立...

  • 癩院記録(1) 北條民雄さん

    ハンセン病文学全集4「記録・随筆」のP544~P546を抜粋しました。病院とはいうが、ここは殆ど一つの部落で、事務所の人も医者も、また患者達も「我が村」と呼ぶのが普通である。子供は午後から学校へ通い(午前中は各科の治療を受けねばならない)大人達は朝早くからそれぞれの職場へ働きに出かけて行く。 仕事も一村に必要なだけの職業は殆ど網羅されていて、大工、左官、土方、鉄工、洗濯屋、印刷所、教員、百姓、植木...

  • 気に入った10曲 (その2)

     (1)Land Of Confusion (Remastered 2007)2030年 農業の旅→  ...

  • れいわ新選組 ユーチューブ

     結局自民党は・・・2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 前川良輔さん(1)

    雨漏りの屋根へ見えない目をむける弱視には気ままな靴の右ひだり一つだけ病まない妻の目がたのみ十代と愛称故郷へおいたきり髪洗う妻の無きずの手がうれし語り合うだけの故郷を持つ二人うつしても見えぬかがみを拭いてやりままごとのようにひと間を使いわけ癒える日をひとり信じてくれた母みとられて暮らすベニヤの壁探るトタン屋根たたいて雨の粒ぞろいあきらめていない浅間を越える夢 2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 桜井哲夫さん(11)

    拭く1941年 昭和16年10月6日旅立ちの朝住み慣れた曲り屋の門口まで送りに出た父が突然「利造、勘弁してくれ。家のために辛抱してけろ」と言って固く俺の手を握った見上げた父の顔にひとすじふたすじ涙が走った後ろを振り向くと、おふくろはうつむいて涙で曇ったのか しきりと眼鏡を拭いていた青森発大阪行きの列車が弘前駅の一番線ホームに入ったホームは出征兵士や従軍看護婦の見送りで混雑していた国立療養所「栗生楽...

  • 野菜の蒸し煮

               醤油、砂糖、酒、みりんと大さじ4の水を無水鍋に入れ、煮立ったら弱火にして練り製品を入れ、ざく切りしたハクサイを入れ、乱切りしたニンジン、ダイコン、赤カブを入れ、豆腐を入れ、生姜1片をすりおろし、もらった干しエビを少し入れ、味噌をところどころに置き、強火にして2~3分で再度よく煮立ったら極弱火にして15分煮て火を消し、20分ほど放置し、混...

  • 黴 崔 南龍さん

    黴(かび)「この糞たれ奴、お前さえいなければ、おれは何時でも死んでやるんだが・・・」父がこんな事を口にするようになったのは、私が十二になった春、ある病院でよくない病気だと診断されてからである。母を知らず大きくなった私は、父が暗い顔で、この糞たれ奴と言われる度に淋しい思いでたまらなかった。そして、よくない病気とは何んだろう? どうして人がそんなに嫌い、父が死んでやると口にするほど悩むのだろうか、私は...

  • 気に入った10曲

      (10)Firth Of Fifth (Remastered 2008)2030年 農業の旅→ ...

  • くろねこの短語

     会合と称して懐石90万円、高級中華50万円、高級和食100万円超・・・これでスーパー視察されてもなあ!!&立憲の塩村あやか議員の「プロレス芸」発言にイチャモンつけた新日本プロレスのミソジニー!!2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 中島栄一さん(3)

    義足繃帯着けねばならず人より先に三十分早く起きねばならず職患合同演劇会に看護婦は癩者と抱き合う劇を演ず私服姿の看護婦さんに逢いしとき他人の如き表情を見す手萎え我口もて釦かけており一つかけては息づきながら月に一度診察台に義足を脱ぎ丸太のごとき足を突き出すわが義足八本目をば修理せんこの先何本履くことにならんひと日終え重たき義足はずすとき幼児のごとく足振る我は会いに来し弟をそこまでそこまでと義足を鳴らし...

  • 栗生楽泉園 桜井哲夫さん(10)

    山葵がきいています独身寮の食堂十人の療友が夕餉の食卓を囲む今夜の献立は鮪と烏賊のお刺身二十年も三十年も同じ釜の飯を食べてきた療養所家族故郷も年齢も違っているけれどいつも一緒に食卓を囲む療養家族御馳走さまと補装具のついたスプーンをテーブルに外す哲っちゃん お刺身が一切れ残っているあーんと口を開けてごらんあーん桂大根の陰に隠れていたという刺身一切れつるりと口の中に滑りこんだ食堂の換気扇に孵ったばかりの...

  • お好み焼き

      キャベツ200gは、幅1センチほどにざく切りしてボールに入れる。薄力粉100gを入れて混ぜ、水を150CC入れて混ぜ、溶き卵2個とさっと湯通しした豚肉100gを入れて混ぜる。熱したフライパンに各大さじ1の油を入れ、生地を流し入れ、弱火で裏表10分ずつ焼いて出来上がり。ウスターソースで。ハクサイとツナ缶の煮物  醤油、砂糖、酒、みりんと大さじ5の水を鍋に入れ、煮立ったらざく切りしたハ...

  • 遠い記憶 朴 学信さん

    遠い記憶 私が生れた時、すでに黒い影があった。私の成長と一緒に、その影は大きくなって今日に及んでいる。私の生命がこの地上から消えた時、私を執拗にとり囲んでいた影は消滅するのだろうか。 祖国の不幸は日本の植民地となってから始まっていましたが、私の不幸は支那事変が勃発した頃から出発しました。その頃から物価は日毎に値上がりし私たち百姓は哀れでした。米がとれる時は米の飯を、麦がとれる時は麦飯を何んとか食べ...

  • 気に入った10曲

      (9)The Cinema Show (Remastered 2008) 2030年 農業の旅→ ...

  • 栗生楽泉園 中島栄一さん(2)

    北窓を目貼りすましし安けさに起さるるまで眠り続けぬ山山のせまれる間を流れゆく川といふもの淋しと思ふなにがなしに心寂しきときに見る椿の花のもろく散るさま松葉杖つくことすでに二十年右肩高く体曲れり木の枝にラジオを吊し鳴らしおき位置を確かめて山菜を採る庭隅に割れて捨ててある植木鉢の中より秋の虫の声する娘よりの声の便りを聞くときに老妻は聾いし耳を寄せゆく(老妻とは、療養所での妻のこと)面会に来し妹二人わが...

  • 栗生楽泉園 桜井哲夫さん(9)

    水婦長さんの声に目を覚ましたのです夢を見ていました故郷津軽の草原に遊ぶ夢を高い熱と衰弱に意識を失ったことも知らず柩が用意されていることも知らずに「婦長さん水、お水を下さい 喉が渇きました」コップ一杯の水を息もつかせず飲みましたあれから三十有余年ようやく知りました水のやさしさを水の強さを水の大切さを鳩笛お土産にもらった竹細工の鳩笛を吹いているのは盲目の金さん釜山の港から船に乗って日本に来たのは七十年...

  • サトイモの煮物

      醤油、砂糖、酒、みりんと水を鍋に入れ、昨日焼いた干物を1匹残していたので、それを手でちぎって入れ、姉にもらった干しエビも少し入れ、煮立ったら乱切りしたサトイモを入れ、再度よく煮立ったら極弱火にして20分煮て火を消し、20分ほど放置して出来上がり。厚揚げとナス・ピーマン炒め熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、厚揚げ、ナス・ピーマンの順に炒め、火が通ったら醤油とオイスタ...

  • 気になった記事

    東京新聞電子版 11月22日 1面事業者と都、イコモスに回答せず(外苑再開発)東京・明治神宮外苑地区の再開発で、計画の撤回を求める緊急声明を出した国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス、本部・パリ)の日本の国内組織は21日、事業者や東京都に要請していた回答が期限までになかったことを明らかにした。抗議するとともに、再開発が外苑の自然環境にどのような影響を与えるか...

  • 気に入った10曲

      (8)Genesis - Just A Job To Do (Official Audio) 2030年 農業の旅→  ...

  • 四丁目でCan蛙

     「軍事偵察衛星をなぜミサイルと?」「マスコミ無視の『国立大学法人法改正案』の衆院通過」「大阪IR会社は幽霊会社」などアレコレ2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 中島栄一さん(1)

     足を断って二十年二十年前の今日あのおそろしい大手術におれの足は断ち落された背骨の脇に大きな麻酔薬の注射がうち込まれた刻々と迫る悲しみ無心に時計が時をきざむ全身がふるえる手術台のまわりに光る不気味に並んでいるメス、鋸、数々の器具看護婦が静かにがまんしてねと体をしっかりおさえるでは始めますと医師足もいよいよ最後だ骨を引く鋸の音ついに三キロの目方の骨と肉がおれの体から永久に離れた三時間のうちに手術...

  • 栗生楽泉園 桜井哲夫さん(8)

    宿り木どどどどー ごごごごー風は雪を飛ばし地をゆるがして唸り吠えたてる二千メートルの高地の夜を朝の寮舎の庭に雪は山を築くシベリア寒波の通り過ぎた雪の大地に四囲の上毛の山脈が白く映える目を上げた空に宿り木の紅い実が痛く沁みた白樺の枝に水楢(なら)の枝にいつどこからきたのか宿り木の淡緑の枝は冬空にその姿をとどめる風の痛い朝若い女がらいを病み肺結核を併発して死んだ谷の水楢を伐採して火葬した伐採した水楢の...

  • インゲンのゴマ和え

      半カップほどの水を無水鍋に入れ(水分も使うので水は多めにした)、食べやすい大きさに切ったインゲンを入れ、煮立ったら極弱火にして15分煮て火を消し、余熱5分で茹で上がり。ボールに砂糖と醤油を入れ、蒸し煮したインゲンを水分ごと一緒にボールに入れて混ぜ、すりごまをふり、混ぜて出来上がり。カブの甘酢漬け  カブは皮をむいてスライスしてボールに入れ、赤カブは皮をむかずにスライスしてボール...

  • 志賀直哉 城の崎にて(つづき)

    そんなことがあって、また暫くして、ある夕方、町から小川に沿うて一人だんだん上へ歩いていった。山陰線のトンネルの前で線路を越すと道幅が狭くなって路も急になる。流れも同様に急になって、人家も全く見えなくなった。もう帰ろうと思いながら、あの見える所までという風に角を一つ一つ先へ先へと歩いて行った。物が全て青白く、空気の肌ざわりも冷々として、物静かさがかえって何となく自分をそわそわとさせた。大きな桑の木が...

  • 気に入った10曲

     (7)Second Home By The Sea2030年 農業の旅→ ...

  • くろねこの短語

     「機密費で贈答品」発言の馳浩・石川県知事を参考人招致の動き!!&政治資金収支報告書未記載について「閣僚として発言控える」(新藤経済担当相)・・・なにそれ!!2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 桜井哲夫さん(7)

    無窮花の花は何時開く━━故村松武司先生におくる1993年9月26日日曜日東京の空に遅い夏の光が淡く流れていた信濃町千日谷会堂の玄関に車から降りる栄子未亡人の優しい声が迎えてくれた 淋しくなりましたという夫人の声に只々二度、三度頭を下げている草花に囲まれた先生の遺影に長々と黙祷を贈るさっき会堂のフロアーで渡された村松先生略年譜の表紙に描かれた無窮花の花が鮮やかに光を失った網膜に開いた韓国の友が贈る言葉...

  • 栗生楽泉園 加藤三郎さん(9)

    おもいでの白い歯 いまでも覚えている あのときのことを髭でうまった あの顔に鉢巻して部下のおれたちの先頭にたって滑走路作った小隊長の顔を艦砲射撃さえなければ甘いかおりのただようカールニコバル島を いまでも覚えている あのときのことをパパイヤが実りバナナは大きな花房を付け赤い花の咲いた葛草は道ばたに垂れさがっている ヘビを食い トカゲを食い 食べれるものはなんでも かたぱしから食ったあの日のことを思...

  • キャベツの酢醤油炒め

     熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、トウガラシ1個の小口切りを炒め、ベーコン2枚の細切りを入れて炒め、ざく切りしたキャベツを入れ、キャベツに火が通ったら先に酢を入れて30秒ほどして醤油を入れ、30秒ほど炒めて出来上がり。ホウレンソウのおひたし シュンギクの卵とじ       醤油、砂糖、酒、みりんと水を鍋に入れ、出汁の素を入れ、煮立ったらシ...

  • 志賀直哉 城の崎にて(つづき)

     蜂の死骸が流され、自分の限界から消えて間もない時だった。ある午前、自分は円山川、それからそれの流れ出る日本海などの見える東山公園へ行くつもりで宿を出た。「一ノ湯」の前から小川は往来の真中をゆるやかに流れ、円山川へ入る。ある所まで来ると橋だの岸だのに人が立って何か川の中の物を見ながら騒いでいた。それは大きな鼠を川へ投げ込んだのを見ているのだ。鼠は一生懸命に泳いで逃げようとする。鼠には首のところ...

  • 気に入った10曲

      (6)Mama (Remastered 2007) 2030年 農業の旅→ ...

  • 飛騨の山猿マーベリック新聞

     加計学園が銚子市に千葉科学大「公立化」泣きつき・・・5年前に「経営不安」を本紙が指摘2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 桜井哲夫さん(6)

    ー1992・8・25 竜飛岬にて風の造形山の療養所から五十年ぶりに帰った故郷津軽には遠い日の津軽はなかった車のドアが開かれた一千㎞の旅を看取ってくれた二十四歳の中林和子と竜飛岬の風中に立つ津軽の海に今生まれたばかりの風は和子のジーパンの裾を翻し髪をなぶって真っ直ぐに空に昇る津軽の潮騒風立つ音、潮の香たしかに聞いたのです、嗅いだのですおふくろの子宮の羊水に揺れながら聞いていたのだと思うその日のおふく...

  • 栗生楽泉園 加藤三郎さん(8)

    ある影像継ぎはぎだらけの野良着に赤茶けて 汗の滲んだ手拭をかぶり骨太い あの手で軽くこきあげた稲穂の重みに疲れも忘れ語りかけている父の顔お祝いの馳走も食べないで 紙に包んで持ち帰りおれたち子供に食べさして自分で食べているようにうれしそうに見ていた 母その母の枕辺には 何時も煎薬の薬缶があったそれでも 笠をかぶり家のまわりの草とりなどしては だめだよ 仕事して 良くなれば なんぼでも出来ら と父にど...

  • 炊き込みご飯

      時計回りにニンジン、キクイモ、サトイモで、細かく切る。3合の白米を洗って水を入れ、酒50CCと醤油40CCを入れ、水を加えながら3合の目盛りに合わせ、出汁の素を入れて混ぜる。ニンジン、キクイモ、サトイモを入れ、アゲを入れ、生姜1片をすりおろし、炊けたら混ぜて出来上がり。豆腐と野菜の蒸し煮 無水鍋に醤油、砂糖、酒、みりんを入れ、大さじ4の水を入れ、煮立ったら練り製品を入れ、ざく切りし...

  • 気になった記事

    東京新聞電子版 11月20日 18面 〈こちら特報部〉 この記事はネットに載っているはずと思ったら、やっぱり載っていた。電子版での表題は、「71歳は、だから歌う」だった。フォークシンガー知念良吉さんが支える沖縄発の平和運動23日に県民大会 歌を力に次世代へつなぐ絶望した自分を救ってくれたのが市民活動だった・・・文中より【デスクメモ】県民大会を前に沖縄の状況は動いた。辺野古の新基地建設をもくろむ...

  • 気に入った10曲

      (5)Dodo / Lurker (Remaster 2007)2030年 農業の旅→...

  • RITERA

    安倍首相が「官房機密費あるから、 いくらでも出す」・・・馳浩の五輪招致買収工作発言で改めて注目される「官房機密費」の不正な使われ方2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 桜井哲夫さん(5)

    目かくしだあれ治療棟の長い長い廊下足音が追い掛けて来る二人の足が止まった目かくしだあれ昨日は盲人会女子職員今朝は外科治療室の看護婦さん明日の目かくしだあれ青空を泳ぐ赤い金魚寮の庭に咲いた鳳仙花看護婦さんの大きなオッパイ目かくしだあれその手を離さないでその手が離れると真っ暗闇目かくしだあれ花道朝の治療棟の廊下足速に治療室に向かう看護婦車椅子を押す介護員白杖を探りゆっくりと治療に向かう俺治療を終えて廊...

  • 栗生楽泉園 加藤三郎さん(7)

    雪解けの音手や足が曲っていても顔は見にくくゆがんでいてもあいつは 癩だと皆に嫌われてもライは治っている自分で自分の帯が結べなくてもおれが 退院したことでオイやメイが離縁されると知っていても強制退所させられたら 明日から路頭にさまようことも知っていてもライは不治ではないもうライは治っているおれが 強制収容されたのでおれの 家はメチャクチャになったそれからは悪夢にうなされた毎日だったおれのアバーはどん...

  • 初物 ホウレンソウのおひたし

     まだ、霜にあたっていないので、甘みが少ない。厚揚げとナス、ピーマン炒め熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、厚揚げ、ナスとピーマンの順に炒め、醤油とオイスターソースで味付けして出来上がり。もらった干物 先日もらった干物の残りを焼いた。ダイコンおろし 手作りドレッシング ユズ1個の皮をすりおろしてお椀に入れ、半分に切って果汁を入れ、各大さじ2の醤油とオリーブ油を入...

  • 志賀直哉 城の崎にて

     山の手線の電車に跳ね飛ばされて怪我をした。その後(あと)養生に、一人で但馬の城崎温泉へ出掛けた。背中の傷が脊椎カリエスになれば致命傷になりかねないが、そんなことはあるまいと医者に言われた。二三年で出なければ後は心配はいらない、とにかく用心は肝心だからといわれて、それで来た。三週間以上━我慢できたら五週間くらい居たいものだと考えて来た。頭はまだ何だか明瞭(はっきり)しない。物忘れが烈しくなった...

  • 気に入った10曲

      (4)Abacab (2007 Digital Remaster)2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 桜井哲夫さん(4)

     破戒青森県北津軽群鶴田町妙堂崎長峰利造 大正13年7月10日生まれ父太兵衛 母はる癩園への旅立ちの朝顔を歪めて父は言ったたとえ口を裂かれるともこのことだけはけっして言うな父の戒めを守って45年俺は死んだ人のように口を開かなかっただが6月25日ライを正しく理解する日が来るたびに思うのだ俺が固く口を閉ざしていて誰に癩を正しく理解せよと言うのか俺は戒めの口を開こう俺は罪によって生まれたのでもなけれ...

  • 栗生楽泉園 加藤三郎さん(6)

    生の意味蛍光灯と白い壁のかがやきに酔いどれたように眠っているおまえの静かな寝顔をおれは見ている忘れよう 忘れようとして郷里に残して来た妻や子のこと音信不通になっているものの安否何度もおまえはくり返し語ったほほこけた口びるを動かして先生さまや看護婦さまたちにようしてもらってありがたいもったいないほど ありがたいなみだでるほど ありがたいいいどごろで おれも生き過ぎでしまった とおまえは四十年も背負い...

  • 味噌汁

     鍋に水を入れ、出汁の素とアゲを入れて点火し、ハクサイ2枚を細切りして入れ、タマネギを入れ、ニンジンをすりおろし、生姜1片をすりおろし、10分ほど煮て、味噌を入れて出来上がり。タマネギの代わりに常備品のダイコンおろしを入れ、生姜1片の代わりにユズ1個の皮をすりおろしてもよかった。ダイコンの味噌煮熱した鍋に油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、さっと湯通しした豚肉100g、乱切りしたダイコンの順...

  • 気になった記事

    東京新聞電子版 11月18日 8面著者は語る 作家 筒井康隆さん(89)カーテンコール 「書いている最中から、『もうこれ以上ないな』と思った」。60年以上にわたり名作・話題作を世に送り出してきた巨匠が「最後の作品集」と語る。タイトルは”幕切れのあいさつ”を意味するが、25の掌編はSFやブラックユーモア、ドタバタ劇など、多彩な”筒井ワールド”がギュッと詰め込まれている。2020年末~2023年の執筆順...

  • 気に入った10曲

    (3)In Too Deep (Remastered 2007)2030年 農業の旅→   ...

  • 新・定年オジサンのつぶやき

     国民不在の政権椅子取りゲームが始まった2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 桜井哲夫さん(3)

    ー鎌倉観音堂にて 炎火山列島のまんまん中群馬倉賀野は真佐子の故郷水力発電技師を父とした真佐子は川に生まれ、せせらぎを子守唄に成長した工事が終わると父は川の流れとともに台湾、朝鮮へと流れていった台湾花蓮港の女学校に入学した真佐子は北朝鮮鴨緑江の工事を半ばに家族と別れ故郷の女学校に転向してきた女学校を卒業した秋、真佐子は敗戦間もない楽泉園の門をくぐったのです私の傍らに立つ結婚して間もない真佐子の瞳...

  • 栗生楽泉園 加藤三郎さん(5)

    何がどう変っても何かが 満ち足らない思いを満たしてみたい それがなんであるかがわからない不安の中で私は チャンネルをひねるまわせば 流行唄でも 落語でもドラマでも エログロ映画でも好みに応じてなんでも好きなものが見られるだが 何かが足りない粉雪が北風とともに吹きつけるその中を 何か忙しげにざわざわと落着かない師走の足音それは 昔も今も変わっていない三十年前に死んだおらのオッドはいったけ「死ぬまでに...

  • 初物 ハクサイ

      醤油、砂糖、酒、みりんを鍋に入れ、大さじ4の水を入れ、煮立ったらざく切りしたハクサイを入れ、少ししんなりしたら、ツナ缶の油をよく切って、ほぐしながら入れ、生姜1片をすりおろし、強火にして再度よく煮立ったら弱火にして12分ほど煮て火を消し、20分ほど放置して出来上がり。もらった干物 姉にもらった干物は解凍して、魚焼きグリルで裏表で18分ほど焼いて火を消し、余熱3分ほどで焼き上がり。油...

  • 有島武郎(つづき)

     君よ!!この上君の内部生活を忖度したり揣摩したりするのは僕のなしうるところではない。それは不可能であるばかりでなく、君を瀆すと同時にぼく自身を瀆すことだ。君の談話や手紙を総合した僕のこれまでの想像は誤っていないことを僕に信ぜしめる。しかし僕はこの上の想像を避けよう。ともかく君はかかる内部の葛藤の激しさに堪えかねて、去年の10月にあのスケッチ帳と真率な手紙とを僕に送ってよこしたのだ。君よ。しか...

  • 気に入った10曲

    (2)Domino Medley (Remastered 2007) 2030年 農業の旅→  ...

  • 栗生楽泉園 桜井哲夫さん(2)

    天の職お握りとのし烏賊と林檎を包んだ唐草模様の紺風呂敷をしっかりと首に結んでくれた 親父は拳で涙を拭い低い声で話してくれたらいは親が望んだ病でもなくお前が頼んだ病気でもないらいは天が与えたお前の職だ長い長い天の職を俺は率直に務めてきた呪いながら厭いながらの長い職今朝も雪の坂道を務めのために登りつづける終わりの日の喜びのために 津軽の子守唄病室の廊下に盲目の老人は背中を丸め日向ぼっこをしてい...

  • 栗生楽泉園 加藤三郎さん(4)

    僕らの村僕らの村が誕生して今年で四十年になる人口は男と女あわせて800人平均年齢は五十四歳村の面積は7,357アールその中にどっかの忠霊塔を思わせるような立派な納骨堂と治療棟を結ぶ道は白い坂になっているここが僕たちの村の中心地帯です僕らの村には ひとつの橋もない海抜1,000メートルの吹きさらしの尾根でオーイ オーイといくら呼んでもその声は何時もむなしくただ 白い坂を伝わってゆくばかりで何ひとつか...

  • サツマイモの蒸し煮

      醤油、砂糖、酒、みりんを無水鍋に入れ、大さじ5の水を入れ、煮立ったら乱切りしたサツマイモを入れ、2分ほどで再度よく煮立ったら極弱火にして15分、火を消して余熱5分で蓋を開け、混ぜて出来上がり。バターナッツナンキン焼き 熱したフライパンに大さじ1の油を入れ、8ミリほどにスライスしたバターナッツナンキンを入れ、裏表6分ほどずつ焼き、醤油をまわしかけて出来上がり。チマサンチュ等、手作りド...

  • 有島武郎(つづき)

     全く夜になってしまっていた。冬は老いて春は来ない━そのこわれはてたような荒涼たる地の上高く、寒さをかすかな光にしたような雲のない空が息もつかずに、凝然として延び広がっていた。いろいろな光度といろいろな光彩でちりばめられた無数の星々の間に、冬の空の誇りなる参宿(オライオン)が、微妙な傾斜をもって三つならんで、なにかの凶徴のようにひときわぎらぎら光っていた。星は語らない。ただはるかな山裾から、干...

  • 気に入った10曲

    (1)Genesis - Dreaming While You Sleep (Official Audio)2030年 農業の旅→ ...

  • No Nukes 原発ゼロ

     こちら特報部 政財界の意向が国立大学を支配? ひっそり審議入りした「運営方針会議」の正体 「稼げる研究」の先にあるもの2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 桜井哲夫さん(1)

    かすみ草雪の夜の病室消灯後の瞬間の静寂を破りドアをノックして入ってきたのは単身赴任の事務職員さん起きているかね町の酒場で飲んでいたら酒場の女が詩集『津軽の子守唄』を読んで感動したと言ってかすみ草の花束を頼んだのだと言う広げた胸の中に花束を抱かせて職員さんは雪の中を帰って行った顔をうずめた唇に花びらの小さな震えがあった花束を贈った酒場の女に再び会えなかったと職員さんは伝えてくれた名も告げぬ湯の町の酒...

  • 栗生楽泉園 加藤三郎さん(3)

    郷愁目の見えない友 義足の友は広々とした原っぱに座って声を揃えてどじょっコだのふなっコだの鬼コ来たなと思うべを唄って唄って、疲れて沈黙が続いた四十男はとんきょうな声でお母さん・・・と呼んだ声は山から山にひびき渡って 返ってくる誰も笑わない 笑えないもう  一度 お母さん・・・と呼ぶみんなが一斉に発破のあとの響のように谷谷の底に吸い込まれていった共同墓地の前で可愛いオカッパの幸子が私の脳裏に浮ぶ...

  • 初物 インゲン

      初物のインゲンは両へたをとり、食べやすい大きさに切る。無水鍋に大さじ9の水を入れ(いつもの倍入れたのは、水分を残してゴマ和えに使うため)、インゲンを入れ、煮立ったら極弱火にして20分煮て、砂糖と醤油を入れたボールに水分ごと入れて混ぜ、市販のすりごまをふり、混ぜて出来上がり。サトイモの煮物 醤油、砂糖、酒、みりんを鍋に入れ、水と出汁の素とアゲを入れ、煮立ったら乱切りしたサトイモを入れ...

  • 有島武郎(つづき)

    雪は燐のようなかすかな光を放って、真黒に暮れはてた家々の屋根をおおうていた。寂しいこの横町は人の影も見せなかった。しばらく歩いて例のデパートメント・ストアの出店の角近くに来ると、一人の男の子がスケート下駄(下駄の底にスケートの歯をすげたもの)をはいて、でこぼこに凍った道の上をがりがりと音をさせながら走ってきた。その子はスケートに夢中になって、君のそばをすりぬけても君には気がついていないらしい。「氷...

  • 気に入った10曲 (その2)

    (10)Genesis - Alien Afternoon (Official Audio) 2030年 農業の旅→   ...

  • くろねこの短語

     顔認証のみの保険証限定マイナカード新設・・・医療を混乱させるためだけの愚策って、バカなの!?&「いじめは確認できない」って幹部のオヤジ連中が薄ら笑いの宝塚会見!!2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 清野 勇さん

    子規歌集盲の友に読ませられ心動きて歌作りたり病人にやらむと思ひ手萎吾れ手に包丁をむすび林檎むく背負ひ来し盲ひの友を祭壇の近くに坐らせ共に祈りぬ買ふよりも高き郵税支払ひて姉はのし餅送り呉れたり手術せし友は看護婦に気がねして尿こらへつつ我を待ちゐき足立たぬ友は双手に靴はきて庭に這ひ出づかまきりのごと亡き友が植ゑし桐の木七年経て夏は日影を作りて涼し大雪に備へて配給されし非常米今朝たきて一人食ふわびしさ清...

  • 栗生楽泉園 加藤三郎さん(2)

    吾病めば妻一人にて育て来し吾が子健康優良の表彰受けたりシンガポールにて癩の宣告受けし夜をナイフ研ぎたることもありにき盗人のごとくけはいを確めて吾が家に入る癩病む故に優生手術受けしを妻に秘めてきぬ性欲おとろへしを病のゆゑとして徹夜にて豆腐作りし吾が妻は繕ふ足袋持ち居眠りてをり旅館に勤め帰りし妻は明日作る豆腐の大豆ひたすら洗ふ義足の娘育てるために鉱山に入りし飯焚老婆も雪崩に死にき癩者の夫をもてば妻は土...

  • カブの甘酢漬け

      600gのカブの皮をむき、スライスしてボールに入れ、塩をふってもみ、時々混ぜながら、30分以上置き、カブがしんなりしたら、さっと水で洗い流し、水気をしぼりながら瓶に入れる。鍋に180CCの水を入れ、出汁の素を入れ、沸騰してきたら弱火にして120CCの酢と50gの砂糖を入れ、砂糖が溶けたら火を消してユズ1個の皮をすりおろし、冷めたら瓶に注いで出来上がり。昼作れば晩には食べれるが、一晩おいた方がお...

  • 有島武郎(つづき)

    君は自分が絵に親しむことを道楽だとは思っていない。いないどころか、君にとってはそれは、生活よりもさらに厳粛な仕事であるのだ。しかし、自然と抱き合い、自然を絵の上に生かすということは、君の住む所では君一人だけが知っている喜びであり悲しみでもあるのだ。ほかの人たちは━君の父上でも、兄妹でも、隣近所の人でも━ただ不思議な子供じみた戯れとよりそれを見ていないのだ。君の考えどおりをその人たちの頭の中にたんのう...

  • 気に入った10曲 (その2)

     (9)Small Talk (2007 - Remaster)2030年 農業の旅→ ...

  • 四丁目でCan蛙

     「岸田首相、経済でだめなら憲法改正(?)」「上川外相、イスラエル軍について『差し控える』」「維新市政・生活保護窓口パソナに委託」など2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 加藤三郎さん(1)

    守銭奴と人に言はるる吾が妻よ病む吾を養ひ子等を育てる癩の吾ゆえに豆腐が売れぬと嘆く妻鉱山人夫となりて働く傷病年金却下通知書を渡さるるああ吾がのぞみつひに断たれし貧乏を嘆かず働く妻子らに会へば沁沁癒えたかりけり吾が不自由は沁みて嘆かねど貧しさに堪えつつ働く妻がいとほし病む吾に心配するなと言伝けて妻は硫黄鉱山に飯焚きにゆく不具の娘を育てる老婆と癩吾の妻とが鉱山の飯場の飯炊く鉱山に飯焚く妻を思ひつつ夜半...

  • 栗生楽泉園 丘 孝道(孝志)さん

    雪深くしばしば傾く柩のあと足萎え吾は手を引かれゆく酒の害さとしてくれし看護婦がマスクを取ればいたく幼し身寄なく死にたる友の枕辺に財布の銭を吾は数えぬ咽喉破れ足を断ちして癩の果の我等は惰民と罵られゐる五十五歳の吾に賜ひし母の手紙寝冷え飲みすぎの注意こまごま吾が死を装ひて墓を建てきといふ三十年経て苔むすといふ不随の身に出来る範囲の我慢して不自由者寮の古顔となる(プライバシーの保てない雑居部屋だから、言...

  • カレー

      熱した無水鍋に油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、さっと湯通しした豚肉100g、タマネギの順に炒め、ジャガイモとニンジンを入れて炒め、最後にナス・ピーマン・パプリカを入れて炒め、全体に油がまわったら3カップほどの水を入れ、煮立ったらハウスバーモントカレーのルーを3個入れて混ぜ、ルーが溶けたら極弱火にして、時々混ぜながら15分ほど煮てケチャップとウスターソースを入れ、さらに15分ほど煮...

  • 有島武郎(つづき)

     しかしながら狐疑は待ちかまえていたように、君が満足の心を十分味わう暇もなく、足もとから押し寄せてきて君を不安にする。君は自分にへつらうものに対して警戒の目を向ける人のように、自分の満足の心持ちを激しく調べてかかろうとする。そして今描き上げた絵を容赦なく山の姿と比べ始める。自分が満足だと思ったところはどこにあるのだろう。それはいわば自然の影絵にすぎないではないか。向こうに見える山はそのまま寛大...

  • 気に入った10曲 (その2)

     (8)Genesis - Congo (Official Audio) 2030年 農業の旅→...

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、あめんぼさんをフォローしませんか?

ハンドル名
あめんぼさん
ブログタイトル
あめんぼ通信(農家の夕飯)
フォロー
あめんぼ通信(農家の夕飯)

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用