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2021/01/30

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  • 青い花番外編の補足:少し違う解釈も…?

    前回紹介させていただいた、Travis@kyuuketsukiruiさんによる『青い花』二次創作ストーリー「Don't Want to Know What I'll Be Without You」、あーちゃんの揺れ動く気持ちを繊細に描いた面白いお話でしたが、これに関して、Frankさんからまた一通、補足のメッセージをいただいていました。 「友達でいたいだけうんぬん」に関する点で、「作中であーちゃんがその旨の発言してたことあったっけ…?」という質問についての、さらなる考察ですね。 納得の補足説明であったため、今回はこちらを紹介させていただくとしましょう。 -----Frankさんからいただいてい…

  • 青い花番外編・二次創作ストーリーを読んでみよう

    Frankさんオススメの『青い花』二次創作、英語ではFan Ficと呼ばれる同人作品の一種ですが、『That Type of Girl』で紹介されていた『Don't Want to Know What I'll Be Without You』を、せっかくの機会なので翻訳して、素晴らしいファンフィクションを日本語で楽しませていただきましょう。 作者であるハンドルネームkyuuketsukiruiことTravisさんに、翻訳して公開してもいいか確認してみたところ、速やかに快諾していただけました。 (当初、FanFiction.netには連絡先も公開されておらず、どうやって翻訳許可を取ればいいか悩ん…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その44:著者について・奥付

    前回のセクションは、章タイトルを「付録5」としてしまっていましたが、こちらは付録ではなく独立した章だったので、ミスでしたね。 Frankさんからのメールで気付きましたが、訂正しておきました。 また、同じメッセージで、日本語文献の表記の仕方について、こちらは本全体の参照文献リストなので、英語文献を日本語原典に置き換えてしまうと本文中で引っ張っていた英語文献ページとの一貫性がなくなり、読者にはちょっと不便かも…という懸念等もいただいていまして、実際、こないだの索引同様、日本語の項目があると掲載順が脈絡のないしっちゃかめっちゃかな形になるともいえることもあり、英語版の文献名も併記(というか、日本語版…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その43:付録5・参照文献

    今回は参照文献の章で、文字数は過去一長いですが、英語文献は検索に便利なようにそのままコピペで残してあるだけなので、日本語情報としてはそんなにそこまで多くはない感じですね。 こないだのオススメ書籍の章と同様、日本語の原典があるものは、日本語表記に置き換えておきました。 トップ画像に使わせていただいている放浪息子の裏表紙シリーズ……今回はまこっち! 記事が長すぎるので、コメントは次回へ続く…! 英語版『放浪息子』4巻裏表紙、https://www.amazon.com/dp/1606996479/より ############### That Type of Girl(そっち系のひと)志村貴子『青…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その42:付録4・レビュー

    今回は、英語圏で記名付きで投稿されている『青い花』レビューの紹介の章ですね。 まぁこの傑作が低評価なわけがなく、むしろ低評価をつけるヤツがいたらそいつはセンスがないので、そんなヤツの言葉に価値はないし耳を貸す必要は一切ないという無敵理論が炸裂するというか、むしろ無意味なレビュアーということが一目で分かって助かるまであるといえるぐらいの、「見るまでもない」といえるものではあるんですけど(笑)、せっかくなのでどんなレビューがあるのか目を通させていただきましょう。 記事トップ画像は、英語版『放浪息子』の続き、前述の通り3巻はAmazonの「Look Inside」になかったので、4巻から使わせていた…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その41:付録3・誤植

    今回は、英語版『青い花』=Sweet Blue Flowers(SBFと略)でFrankさんが見つけた誤植についての章ですね。 なお、以前の記事でちょうど該当部分の画像(日本語版4巻の人物紹介ページ)を掲載していた時に触れていた部分、上田良子さんの名前の秘密について、これ実は英語版の脚注で触れられていた点らしく、Frankさんもこの点について考察をされていました。 ところがどうやらFrankさんは「地名のはずなのにバス停の名前だなんて、そんなバカな」みたいな感じに思ったらしく、別の推論をされていました(なので、この「誤植」の章で取り上げられた感じ)。 追って、「『上田』という姓が地名でも使われ…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その40:付録2・キャラの関係性

    付録の章の続き、今回は、キャラクターの関係性についての分析のようです。 大変面白そうですね。 画像は記事内に存在したので、今回のトップ画像はそちらという形でいきましょう。 ############### That Type of Girl(そっち系のひと)志村貴子『青い花』に関する考察 著/フランク・へッカー 訳/紺助 (翻訳第40回:239ページから242ページまで) 付録2・登場人物の関係性 前述の登場人物索引は、『青い花』に登場するキャラクターのガイドとして機能するだけでなく、この漫画の別の側面を分析するのも役に立つ。例えば、ある登場人物が作中でどの程度頻繁に出てくるか、そのキャラが他の…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その39:付録1・キャラ表(後半)

    早速索引の続き、あーちゃんから参りましょう。 一点、英語版から日本語版用に一括変換したページ番号で、日本語版5巻以降は、ページの振り方の都合で、「0ページ」や「-1ページ」となってしまっていた部分を見つけたため、それらは「カバー」「目次」と変更しておきました。 あとそれから、項目の並び順についてですが、「アルファベット順なので、日本語にすると何の法則性もないので注意」と書いていたんですけど、ちょうどFrankさんから前回の記事アップ直前ぐらいに「日本語にすると順番が無意味になるだろうから、日本語で正しい順番に並べる方法はないだろうか」的なメッセージをいただいていました。 これに関しては、とりあ…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その38:付録1・キャラ表(前半)

    今回から付録の章ですが、一発目がめちゃくちゃ膨大な量の、キャラ索引! あまりにも大量の情報で長かったため、2回に分けて掲載しようと思います。 索引としてもそうですが、Frankさんによる細かい記述が多く、「え、そんな場面あった?→ホンマや、知らんかった!」という面白い発見が沢山あったため、『青い花』ファンには大変面白いリストといえましょう。 しかしあまりにも長いので、とっとと進めるために、トップ画像は日本語版偶数巻収録で、これまで使っていなかった青い花のカラーページから抜粋させていただこうと思います(特にコメントもないため)。 日本語版2巻・巻頭カラーページ、https://www.amazo…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その37:オススメ書籍

    今回は参考文献の中から特にめぼしいものにコメントがつけられているセクションですね。 先日の追記に、このセクションへのメッセージがありました。 -----Frankさんによる最終章への追記・訳----- Suggestions for Further Reading. 本のタイトルや著者に言及した箇所は簡易引用であるので、これらは英文のままにしておくのがよいであろう。その方が、読者が参考文献の中から(英語の)原典を探すのが簡単になる。 しかし、最後の「日本語の著作」の項は、英語で出版されたことのない作品なので、日本語で作品と著者を引用する方が理に適っているように思う。 -------------…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その36:『青い花』後の百合

    今回はより最近の百合作品に触れているようですね。 「『青い花』を読んだ後に」という章なので、やはり個人的には(百合うんぬんは無視して)別の志村作品を読むべきだと思えたため、トップ画像は、放浪息子の英語版を拝借させていただきましょう。 まぁ表紙は日本語版と一緒だったのでこれといって代わり映えはしなかったんですけど、裏表紙が、「あれ?こんな絵あったっけ…?作中の一コマから引っ張ってきてるのか、あるいはまさかの志村さん描き下ろし…?(明らかに1巻時点の絵ではないこともあり)」と、大変面白い発見だったので、今回はAmazonで公開されていた裏表紙を記事トップ画像に使わせていただこうと思います。 英語版…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その35:ヘチマの花物語

    今回から『青い花』を読んだ後の、いわゆるあとがき的な章に入っていきますが、まずはタイトルに関する補足をずーっと前にいただいていたので、そこから見ておきましょう。 -----Frankさんによる今回の章のタイトル解説・訳----- "Gourd Tale": これは(もちろん)「Flower Tale(花物語)」のタイトルをもじって、工場労働者の歌にある「ヘチマ」に置き換えた遊びである(「the factory woman is a vegetable gourd(工女は野菜のヘチマ)」)。 この歌の日本語版は、1977年に角川から出版された山本茂実著『あゝ野麦峠』の395ページに掲載されている…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その34:二人一緒に(&おまけ・勝手にキャラのテーマソング)

    ついに本編考察記事は最終パートとなりました。 まずは節タイトルの補足から触れて参りましょう。 -----Frankさんによる今回の章のタイトル解説・訳----- "Two Women Together":これは(もちろん)この章自体でも引用している、Adrienne Richの詩の一行を引用したものである。 改めて、アドリエンヌ・リッチの詩(「二十一の愛の詩」)が日本語に翻訳されているかどうかは分からない。 もしなければ、一番簡単な方法でタイトルを訳していただければと思う。 --------------- 今回も、リッチさんの詩を引っ張って考察がなされるということで、何とも教養に溢れて含蓄に富…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その33:フォー・ウェディング

    今回で本編部分の考察パートを終える予定でしたが、1セクションだけで案外いい長さになっていたこともあり、段々終わるのも惜しくなってきてしまったこともあり、無駄に記事水増しを兼ねて、やっぱり2回に分けさせていただくといたしましょう。 ラスト2セクションは、どちらもタイトルの補足をいただいていました。 まずは今回の節の部分ですね。 -----Frankさんによる今回の章のタイトル解説・訳----- "Four Weddings (No Funeral)":映画「Four Weddings and a Funeral」(https://en.wikipedia.org/wiki/Four_Weddin…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その32:停止性問題・嫉妬心、同じだね

    今回はまたセクションタイトルに関する補足をいただいていたので、そちらから参りましょう。 -----Frankさんによる今回の章のタイトル解説・訳----- "The halting problem":これは、コンピューターサイエンスにおける有名な問題を指している:https://en.wikipedia.org/wiki/Halting_problem。同Wikipediaの日本語版記事によると、これは「停止性問題」と表記されるようだ。 "Equally jealous":ここには、ちょっとした言葉遊びがある。 明らかな意味としては、あきらが、過去のふみと同じように嫉妬という感情を持つようにな…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その31:感情の失禁

    今回はそのままズバリなセクション名ですが、最終巻のある1シーンから話が広がる感じですね。 そのシーンは…お試し読みの範囲にはなかったので、ぜひ実際の本をお手に取っていただきたいですが、硬派で真摯な百合作品といえる青い花にあって、作中随一の変態シーンともいえる感じでしょうか。 でもまぁ正直、まぁ別にそんな夢ぐらい見るやろ、ともいえる何てこたぁないちょっとした場面ともいえるんですけど、ここはやはりFrankさん、考察しがいのあるシーンといえますし、目ざとく考察を広げてくれたようです。 画像は、そろそろ本編の考察も終わりが見えてきた所で、最終巻の表紙で飾らせていただきましょう。 英語版4巻表紙・ht…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その30:野郎ども、いい所なしじゃねーか!

    今回も、音楽ネタが絡んだセクションタイトルのようですね。 -----Frankさんによる今回の章のタイトル解説・訳----- "Men, what are they good for?":1960年代の「War」というタイトルの曲(https://en.wikipedia.org/wiki/War_(The_Temptations_song))を元ネタにしている。 歌詞は次の通り:「War! What is it good for? Absolutely nothing」(戦争!何がいいんだ?絶対に何もない)。 このサブタイトルには、『青い花』のほとんどの男性登場人物の無為無策と受動性に対して…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その29:自分ひとりの劇

    今回も、セクションタイトルの補足から触れていきましょう。 -----Frankさんによる今回の章のタイトル解説・訳----- "A play of one's own":ヴァージニア・ウルフのエッセイ「A room of one's own」のタイトルが元ネタである。 このエッセイが日本語に翻訳されているのかどうかは分からない。(日本語版ウィキペディアには記事がないようである。) もし、このエッセイの日本語訳が見つかったら、邦題の「部屋」を「劇」に置き換えてもらえればよいだろう。 --------------- 普通にありましたね。 邦題は『自分ひとりの部屋』のようで、もちろん僕は未読ですけど…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その28:この嘆き悲しみよ

    今回から本編最終パートになりますが、またまたかなり凝ったタイトルになっているようです。 いただいていたサブタイトルの補足から見ていきましょう。 -----Frankさんによる今回の章のタイトル解説・訳----- "This way of grief":これはアメリカの詩人Adrienne Richの詩「Translations」からの引用である;詩はこちらで閲覧可能。 https://www.thenation.com/article/archive/five-poems-adrienne-rich/ この詩の中の「this way of grief」は、特に、夫に捨てられた女性の心情を指して…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その27:レズ・ビアン

    今回で英語版全4巻中の3巻まで触れるパートがおしまいの感じですね。 3巻パート最後のセクションのタイトルも、やや特殊なもののようです。 -----Frankさんによる今回の章のタイトル解説・訳----- "Rezubian":「Lesbian」の日本語ローマ字表記を用いてみた。 漫画作中で用いられている、本来の表現を使っていただければよいであろう。 --------------- 日本文化の中でのレズビアンについて語る感じのようで、Lesbianを日本語っぽく表記した形ですね。 作中の表現でOKという話でしたがそれもイマイチつまらないので、普通の表記ではなく、日本語っぽいということから、平仮名…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その26:温泉回

    今回で英語版第三巻パートにあたる残り2セクションを終えようと思っていましたが、案外2つ目のがかなりのボリュームで、こりゃちと長すぎるな、となったので、やっぱり1セクションずつで二回に分けさせていただきましょう。 -----Frankさんによる今回の章のタイトル解説・訳----- "Hot springs episode": このタイトルは、「エピソード」という語を「ある出来事」という一般的な意味で使用しており、ここでは特に、ふみが旅館の風呂で気を失い、日向子に話しかけるという一連の出来事を意味している。 また一方、ここでは「episode」を「あるアニメのエピソード」という特別な意味でも使って…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その25:虐待関係再び

    今回も、サブタイトルに関する補足から参りましょう。 -----Frankさんによる今回の章のタイトル解説・訳----- "Abusive Relations Revisited":以前の「関係」の言葉遊びに加えて、「再訪」の言葉遊びが追加されているのが特徴である:本節では、ふみと千津の虐待関係の問題を「再び触れて」(二回目の議論)いる。 しかし、ふみと千津の間の面会回数も増えているため、「虐待していた親族(千津)が再びやってくる」という意味にもなる。 --------------- 千津ちゃんの再訪ですね。 お試し読みの範囲には千津ちゃんがいないので(ちゃんと確認してませんが多分)、記事内でも…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その24:演者を探す二人の登場人物

    今回はちょっと多忙につき投稿時間が少し遅れてしまいましたが、次のセクションに参りましょう。 こちらもサブタイトルの解説をいただいていました。 -----Frankさんによる今回の章のタイトル解説・訳----- "Two characters in search of an actor":ルイジ・ピランデルロの戯曲「Six characters in search of an author」(原題「Sei personaggi in cerca d'autore」)の英語題名に基づいている。 Wikipediaによると、邦題は「作者を探す六人の登場人物」のようだ。 「6」を「2」に、「作者」を「…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その23:本年の主役・旧弊の女

    前回の鹿鳴館の流れから、今回最初は板垣退助というこれまた歴史上の偉人の話がありまして、Wikipediaなんかで調べていたらこれが存外面白かったもので、トップ画像は板垣さんにしようかと思ったんですけど、ヒゲのおっちゃんの画像がでーんと載るのもアレだな、と思い(笑)、そちらは後で触れるとして、最初の画像は同じく本文中で触れられていた、上田さんの画像としましょう。 本文で出てくる上田さんの台詞は、ギリギリお試し読みの範囲から外れていたので(次のページがその場面だったのに…!)、その直前の衣装を決め込んだ、上・田良子さんのカッチョいい男装の麗人シーンですね。 なお、今回も、2セクションともタイトルに…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その22:劇こそまさにうってつけ・あきことあきら

    前回は歴史に残る偉大なる女性たち、山川捨松さん・永井しげさん・津田うめさんのストーリーを垣間見させていただきましたが、今回はまるっと鹿鳴館の解説! 久々にセクションタイトルの解説をいただいていたので、まずはそちらから参りましょう。 -----Frankさんによる今回の章のタイトル解説・訳----- "The play's the thing": こちらもシェイクスピアによる『ハムレット』第二幕・第二場の台詞由来である。標準的な日本語訳を探し、それを利用されたい。 --------------- (王の良心をつかむには、)「劇こそまさにうってつけ」ってやつですね。 鹿鳴館は、(青い花で断片的に触…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その21:舞台設定

    前回の竹取物語・伊豆の踊子に関する小咄に引き続き、今回も青い花本編とは離れて、まずは歴史の授業が開かれるようですね! 文明開化の音がする頃に、親元を離れて異国の地に旅立った偉大な少女たち、さき・しげ・うめの御三名(どれも幼名)についてのお話です! 僕なんぞは歴史に全く1ミリも興味がない勢なので、ほとんど知らない話ばかりで大変面白そうです。 貴重な3人の再会時の写真とともに、早速拝見させていただきましょう。 一生ものの戦友であり心の友である御三方とベーコンさん、https://ja.wikipedia.org/wiki/大山捨松より ############### That Type of Gi…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その20:全て和モノ!

    ついに作品も後半戦に突入です。 とは言ってももちろん連載中はこの時点でちょうど半分を消化したなんて分かりませんでしたし、連載にリアルタイムで触れていた立場としては、まさに新刊が大変楽しみだったことを思い出します。 今回のセクションは、杉本家姉・和佐さんの(ほんの少しの登場ですが)台詞からのタイトルですね。 英語版3巻の表紙は既に以前、一番最初に画像を使わせてもらっていたので(かしまし三人娘のナイス表紙ですね)、今回は幸いお試し読みの範囲に含まれていた、その和佐ちゃんの件の台詞のコマのページを抜粋させていただきましょう。 英語版3巻10ページ1コマ目「今年は和モノなのね」、https://www…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その19:大人の悩み・そんな感じの…

    今回で英語版2巻=日本語版4巻までの考察を終える感じで、物語的には半分の折り返し地点ですね。 今回触れるセクションのサブタイトルは、特にFrankさんからの補足はありませんでしたが、やや曖昧な感じでどんな感じがいいか迷ったものの(タイトルの意味そのもの自体も曖昧)、漠然とそれっぽくしておきましょう。 画像は、日本語版のAmazon無料お試し読みの範囲から(英語版は、日本語版偶数巻のカラーページは巻の途中になるため、お試し読みにないのが残念です)、前回登場・みんな大好き大野の春ちゃんによるキャラ紹介の所を拝借させていただきましょう。 今回前半の主役も触れられていますね! 日本語版4巻・人物紹介ペ…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その18:新キャラと鹿鳴館

    今回は英語版2巻後半=日本語版4巻へと話が進み、まずは新キャラの登場からですね! 英語版2巻の裏表紙=日本語版4巻の表紙(↓)の、真ん中にいる元気いっぱい・猪突猛進娘が今回の主役だ! 特定のキャラには結構厳しい目線を向けるFrankさん、アメリカ人の視点から見たこのおてんば娘の評価やいかに…?! 英語版2巻・裏表紙(日本語版4巻表紙)、https://www.amazon.com/dp/1421592991/より ############### That Type of Girl(そっち系のひと)志村貴子『青い花』に関する考察 著/フランク・へッカー 訳/紺助 (翻訳第18回:105ページから…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その17:規則通りの、戸籍による家父長制

    今回のセクションもタイトルの補足をいただいていたので、そちらから参りましょう。 -----Frankさんによる今回の章のタイトル解説・訳----- "Patriarchy by the book":「by the book」という、「規則、法的要件、または公式手続きを厳密に守る方法で」(Wiktionaryより)という意味の英熟語を、まさにその意を内包する家父長制のことを指す上で使っている。しかし、「the book」は、そのまま「戸籍」(koseki) そのものも指している。 --------------- また家父長制うんぬんがやってきました。 改めて、中々に硬派な話が繰り広げられそうです…

  • 青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その16:声を上げて・サヨナラ王子…

    前回紹介していた、存在感抜群・中身の美しさに圧倒される、紙の英語版青い花『Sweet Blue Flowers』ですが、手にするまで、「一巻あたり日本語版二冊分収録って、どうなってるんだろ?」と思っていた部分、実際は、途中、オリジナル日本語版単行本の区切りの所で、普通にカラーページ(元々の日本語版でもカラーページ掲載の部分)が挟み込まれて、第一巻・Part 2が始まるという、何ともイカした仕様になっていました。 (…ってまぁ普通に考えてそれ以外ないでしょ、って感じかもしれませんが…) こちらは普通に日本語版『青い花』第二巻単行本のAmazon無料お試し読みページで公開されている部分であるため、…

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