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2021/01/30

  • さらに恐ろしい、バージャーとは…?

    何だかすっかり難病をチェックして一人で勝手にブルブル震え上がる謎のブログになってしまっていますが(笑)、てんかんの薬が(片頭痛の予防にも使えるけれど、副作用として)SJSことスティーブンス・ジョンソン・シンドローム、そしてループス(SLE)こと全身性エリテマトーデスという難病を引き起こす可能性がある…という話を皮切りに、前回は、レイノー症候群というこれ自体はそこまで深刻な症状ではないものの、手先足先が変色することもある結構ビックリしそうな症状を紹介していましたが、今回も1つ、レイノー症候群記事で「レイノーを引き起こす可能性のある疾患」として挙げられていたものの中にまたまた名前を聞いたことのない…

  • これまた恐怖!レイノー症とは

    てんかん薬の服用で(極めて低い確率ながら)発症する可能性のある難病である、SJSことスティーブンス・ジョンソン・シンドローム、そしてループス(SLE)こと全身性エリテマトーデスという各疾患について前回は見ていましたが、せっかくなので「見慣れないしょうれいを知っておこう」シリーズと称し、今回もこれまでの記事で何度か、何気にちょうど前回のループスでも、「合併症として起こる可能性がある」として挙げられていた、レイノー症候群という症状について見ていこうかなと思います。 こちらはSJSやSLEほどの難病ではないようですが、突然なったらビックリしてしまうような、怖い症状がみられるようです。 my.clev…

  • ループス(SLE)も恐ろしい……

    前回の記事では、てんかん薬で発症する可能性のある難病である、SJSことスティーブンス・ジョンソン・シンドロームを紹介していましたが、てんかん薬の合併症として(てんかん薬には何気にかなりの数の合併症が挙げられていました。脳神経に直接作用する薬なので、副作用は仕方ないのかもしれませんね)、他にも1つ、以前見ていた別の記事でも何度か名前だけ登場したことのあった、Lupus(ループス)という指定難病もどんなものか気になったので、今回は関連ネタとしてこの怖い病気に脱線してみようかと思います。 Lupusはループスと表記されることもありますが、基本的には「(全身性)エリテマトーデス」という方が一般的のよう…

  • 恐ろしいSJS

    片頭痛の予防薬をここ最近見ており(モノクローナル抗体系、βブロッカー、カルシウムチャネル・ブロッカー、SNRIとSSRI)、前回はてんかん薬を参考にさせてもらっていました。 その中で、またいくつか気になる医療用語・ネタがあったのですが、一番「何じゃそりゃ」と思ったのが「脳深部刺激療法」と呼ばれるもので、リンクをクリックしてみたら何か脳に電極をぶっ挿しているようなイラストが出てきて、 「すわっ?!まさかのロボトミー…?」 …と思ったのですが決してそうではなく、これは大変有効な神経系疾患の治療法だそうで実際非常に面白そうに思えたのですが、記事がエライ長かったため、そもそもの「てんかん」についての記…

  • てんかんと片頭痛

    モノクローナル抗体系に始まり、適応外(=メインの治療対象以外の用途)で片頭痛を予防する効果があるとされている薬を順に見ており、これまでは主に血圧を下げる意図で使われることの多いβブロッカー、カルシウムチャネル・ブロッカー、そして抗うつ剤である、SNRIと、その兄弟分子ともいえるSSRI(こちらは片頭痛予防効果が触れられてはいませんでしたが(むしろ副作用に頭痛があるかもしれないレベル)、調べたらSSRIにも普通に予防効果はあるといわれているようです)を前回見ていました。 引き続き片頭痛の予防薬グループを見ていく形ですが、今回は片頭痛記事の予防薬のリストで一番上に挙げられていました(まぁ順序は別に…

  • SSRIとSNRI…ちょっと違うよ

    片頭痛の予防薬としても使えるお薬シリーズ、これまでにモノクローナル抗体系(これは、他のグループのものよりは片頭痛予防効果を狙って開発されたものと言えますけどね)、そして主に血圧を下げる意図で使われることの多いβブロッカー、カルシウムチャネル・ブロッカーと来て、前回は抗うつ剤として使われるのがメインといえる、SNRIを見ていました。 今回は次の片頭痛予防薬グループに行こうと思ったのですが、前回のSNRI記事内で、「似てるけど違うもの」としてSSRIというものが挙げられていました。 前回のSNRIは「セロトニン(Serotonin)・ノルアドレナリン(Noradrenaline)の再取り込み(Re…

  • 鬱にも頭痛予防にも効くSNRI

    ここ最近参考にさせてもらっております片頭痛予防薬の各グループ、これまでにモノクローナル抗体系、βブロッカーを経て、前回はカルシウムチャネル・ブロッカーを見ていました。 片頭痛予防薬にはまだまだいくつか効果的なグループがあるわけですけど、基本的には適応外処方、つまり本来の目的は別の病気の治療にあるけれど、実は別の症状にも効果がある(この場合片頭痛の予防効果)から目的外で使われる…というものが多く、今回もそのタイプですね。 それがズバリ、略称SNRI、フルネームでは「セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬」とういもので、まぁ長ったらしいものの地味に名前が全てを表してくれているものだといえまし…

  • カルシウムchを塞ぐと…?

    片頭痛のお薬について、代表的な治療薬トリプタン系、そしてそれに続いて予防薬の方も見ており、以前見ていたモノクローナル抗体系に続き、前回はβブロッカーの記事を参考にさせていただいていました。 予防薬はまだいくつか効果的なグループがあり、ちょうど上手いこと程よい長さだったため、今回も引き続き片頭痛予防薬としても使われるナイスな低分子を紹介していくといたしましょう。 今回は、カルシウムチャネル・ブロッカー! my.clevelandclinic.org まぁ「チャネル」については、もういつの間にか結構前になっていますが、呼吸の反応を見ていたシリーズで、「イオンポンプとイオンチャネル」みたいな感じで紹…

  • ベータブロッカーとは

    前回はまた目に付いたHEALTH LIBRARYネタから、片頭痛の治療薬として歴史を変えるものであったトリプタン系の薬剤について見ていましたが、片頭痛記事では他にもいくつか目ぼしいお薬が挙げられていました。 特に、トリプたんにはその性質がなかった予防薬について、まぁ何度も話に出しているオードリー若林さん激推しのエムガルティ(一般名ガルカネズマブ)が極めて効果的でこれ(モノクローナル抗体製剤というグループの薬でした)が現在最強なのかな、と思えるものの、上述の通り、他にも片頭痛予防薬というものはあるようで、価格や、気軽に摂取できるという点で若林注射よりももしかしたら優れているものもあるかもしれませ…

  • トリプタン…どんな薬なんだろう?

    セキツイ動物の話から脳脊髄、神経伝達物質を経て、ずっと参考にさせていただいているクリーブランド・クリニックのHEALTH LIBRARY記事で目に付いた泌尿器系の話やら頭痛の話やらに広がり続けている感じですが、頭痛の治療法として最近の記事では鍼治療やカイロプラクティックといった代替療法的なものを見ていましたけれども、その前にはオードリーの若林さんが強く推奨して、頭痛界隈がザワザワするほど話題になっていたらしい、一般名ガルカネズマブなんかも話に挙げていました。 片頭痛の予防薬としてすこぶる効果の高い薬という話ですが、今回は頭痛の話でもう一つ何度も目に付いていた、トリプタン系の薬剤について、名前が…

  • TENSで気持ち良くなろう

    前回の記事ではカイロプラクティックについてのクリーブランド・クリニック記事を参考にさせていただいていましたが、この中でまたひとつ、「カイロプラクターにオススメされることがあるかもしれません」的な話で気になるものが目に付きました。 それがズバリ、経皮的電気神経刺激装置…何とも長ったらしいですが、英語では略してTENSと呼ばれるもののようで、より日常用語的に言えば、いわゆる低周波刺激装置みたいなやつですね。 僕は中高生ぐらいの頃から、あんまり姿勢が良くないからかどうにも首や肩がそれなりに凝って、頭が重いなぁ…と思うこともしばしばあったんですけど、その頃から本当にマッサージ的なものが好きと言いますか…

  • カイロプラクティックについて知っておこう

    前回は、カイロプラクティックのHEALTH LIBRARY記事を見ていくつもりが、ついつい「愛のカイロプラクティック」という古のTV番組を思い出して、クッソしょうもないお笑いの思い出(というか、主にタカさんディス(笑))を書き殴っていました。 そんなわけで早速本題であったカイロプラクティックの記事に参りましょう。 my.clevelandclinic.org これもやや東洋医学みがあるといいますか、実際どのぐらい信頼されているものなのか、まぁ記事がある時点でちゃんとしたものであるのは間違いないんですけど、天下のクリーブランド・クリニックがどうまとめてくれているのか、気になる所です。 例によって…

  • 愛の…カイロプラクティック

    片頭痛やら群発頭痛やらのネタに端を発し、対処法のひとつとして挙げられていた鍼治療やそこからドライニードル、トリガーポイント注射なる手法に逸れていましたが、今回も一つ、頭痛の対処法として挙げられていたものを見ていこうかな、と思います。 それがズバリ、カイロプラクティック! my.clevelandclinic.org カイロプラクティックというのは、聞いたことがない方には聞き覚えがないかもしれませんけど(当たり前すぎますが(笑))、僕は実は幼い頃に耳にしたものがやたら印象に残っていまして、それがズバリ、記事タイトルにもしました、 「愛のカイロプラクティック」 という、「とんねるずのみなさんのおか…

  • TPI(トリガーポイント注射)とは?

    鍼治療、ドライ・ニードルと、どちらも細い針を使いながらも目的や標的が異なる医療技術をここ最近見ていましたが、前回のドラニー記事で、「針を刺して薬物を注入する、トリガーポイント注射とは異なります(液体を入れないから、「ドライ」)」という記述が目に付きました。 まぁ注射と鍼治療の類が違うのは言うまでもないことですけど、こないだから出てきているトリガーポイントなる部分含め、その部分に普通の注射針で注射するというのは一体どういう施術なのか、正直さほど気にならないものの(笑)、今回はせっかくなので同じくクリーブランド・クリニックのHEALTH LIBRARY記事(↓)から、こちらを参考にさせていただこう…

  • ドライ・ニードルとは?

    頭痛の治療法として、天下のクリーブランド・クリニックによる医療解説記事に挙げられていた鍼治療の話を前回見ていましたが、そこで、「似て非なるもの」として、ドライ・二―ドリングという技法が軽く紹介されていました。 ニードル=針を使うこと以外は全く違うのです……などと書かれていたわけですけれども、一体どういう違いなのか、今回も早速HEALTH LIBRARY記事の翻訳引用をさせていただきましょう。 my.clevelandclinic.org ドライニードル法(Dry Needling) ドライニードリングは、筋膜のトリガーポイントに関連する痛みや動きの問題に対して、医療従事者が用いる治療法です。こ…

  • ハリ治療ってどうなんだろう?

    前回は意外とそこまで絶対に「地上最強の痛み」というわけでもなさそうであった、「自殺頭痛」とも呼ばれる群発頭痛について見ていましたが、この記事で「鍼治療なんかも効果があるかもしれません」と書かれていたのを目にし、「ハリ治療……とても興味がありーポッター」などと、妙に気になっていました(笑)。 僕自身は実際に受けたことはないのですが、マッサージやらツボ押しやらは個人的にとても好きですし、そもそも何となく東洋医学っぽい感じのするハリが、西洋医学の最先端でいらっしゃるクリーブランド・クリニックにどうまとめられているのか、今回はこちらを見させていただくといたしましょう。 my.clevelandclin…

  • そして最強の頭痛…クラスター!

    ボトックスにはシワ伸ばしのみならず頭痛にも効果があり、しかし摂りすぎると食中毒や深刻な疾患にもなる(とはいえもちろん、ボトックス注射でなることは決してなく、食品などに混入したボツリヌス菌を意図せず体内に入れすぎてしまうと、ですが)と前回見ていたところで、また頭痛の方へ戻っていこうと思います。 これまで緊張型頭痛と片頭痛について見ていましたが、もう一つ有名な、片頭痛を超える凄まじい凄まじい痛みのものがあるはずなので、そちらがどんな感じなのかも見ておきたいな、と思った次第です。 それがズバリ、群発頭痛、英語ではクラスター・ヘッドエイクというもので…… my.clevelandclinic.org …

  • 悪い方のボツリヌス

    前回はボトックスについて、美容のみならず幅広い用途で利用できるその万能っぷりを見ていました。 しかしそこでも触れられていた通り、実はボトックスの有効成分はボツリヌストキシンという毒素(トキシン、トキシックは「毒、毒性」という意味の語ですね)であり、これは摂りすぎると中毒症になる(深刻な場合は命に関わる)ものであり、前回「功」の面を見たので今回はボツリヌス毒素の「罪」の方も見てみるといたしましょう。 前回のボトックス記事でも説明文中にリンクが貼られていました、ボツリヌス中毒症についてのHEALTH LIBRARY記事(↓)を例によってお借りする形ですね。 my.clevelandclinic.o…

  • シワ以外にも効果があったボトックス

    前回見ていましたモノクローナル抗体から、免疫や抗原抗体うんぬんの話に行こうかとも思ったのですがまぁそれはまたいつか保留中のネタに触れ終えてネタ切れになった時にでも回すとしまして、今回も最近見ていた頭痛記事で気になったモノについて見ていこうかなと思います。 片頭痛、およびそのオーラ(前兆)の記事の両方で「治療法のひとつ」として挙げられていた中に、全然別の話で耳にしたことがあるヤツがいたことに気が付かれていた方もいらっしゃることでしょう……そう、それがボトックス! ボトックス注射といえば、代表的な美容医療で使われるもので、顔のシワなんかをなくしてくれるもので有名だと思うのですが、「片頭痛でボトック…

  • モノクロなる抗体

    クリーブランド・クリニックのHEALTH LIBRARY記事で気になった用語を見ていくことで無限に話を広げておりますシリーズ、前回は片頭痛のオーラこと「前兆」について見ていましたが、片頭痛については他にもいくつか面白そうな話題がありまして、やはり一つは前々回の片頭痛記事でも最後にチラッと触れていました、オードリーの若林さんが試されて「本当に人生が変わった」と大絶賛されていたことで有名な片頭痛薬・エムガルティ(一般名:ガルカネズマブ)が挙げられましょう。 せっかくなのでこの薬についても、個別記事が存在していたため見てみようかと思ったのですが… my.clevelandclinic.org …どう…

  • 片頭痛にはオーラがある…?!

    前回の記事では、多くの人が常日頃から悩み苦しまされているであろう「片頭痛」に関して、世界を代表する最先端医療機関クリーブランド・クリニックのHEALTH LIBRARY記事を参照させていただいていました。 そういえば「結局、片頭痛って何なんだ?普通の頭痛と何が違うの…?」という疑問にはあんまりハッキリとした記述はなかったようにも思えるんですけれども、まぁ別にハッキリした定義なんて日常生活ではどうでもいいですし、痛くて気分が「変」になるものは、何か頭にそれっぽい文字がついてた方がそれっぽいですし「片頭痛が…」って言っときゃえぇやろ、って気がするかもしれません(笑)。 (一応、定義としては「脈打つ…

  • 片頭痛とは

    おもむろに始めていました頭痛シリーズ、前回は「普通の頭痛」といえる「緊張型頭痛」について見ていましたが、今回は日本語でもおなじみ「片頭痛」の記事に行ってみるといたしましょう。 my.clevelandclinic.org 「緊張型頭痛」記事よりもかなり長い分量なのですが、「長いから後回しに…」と言って前回は先送りにしていたのに、前回よりも時間がない感じで泣いています……何事も後回しにするのは良くないですね(笑)。 日本語の「片頭痛」は馴染みがあるものの、英語としては上記リンクカードにある通り「migraine」というのが片頭痛という意味の専用の単語で、これは若干見慣れないかもしれませんね。 な…

  • 普通の頭痛を抑えていこう

    前回は気圧性頭痛についての、専門家による概要解説記事を紹介させていただいていました。 まぁ勝手に無許可で翻訳引用させていただいているのに大した言い草ではありますけど(笑)、正直あまりにも有益な情報が何もなかった、肩透かしな記事になっていた気はするものの、それだけ頭痛というのは原因をハッキリさせたり対処したりするのが難しいものといえるのかもしれません。 前回の、エスターマリック医師だかいう、頭痛の専門家・世界を代表するクリーブランド・クリニックのお医者さんですらあの体たらくでしたから、正直「個別記事を見ても大した情報もないのではないか」という疑念しかないものの、やはり頭痛は一番身近な健康被害のひ…

  • 天気で頭痛は起こるのか、最新医学の知見

    天下のクリーブランド・クリニックによる健康記事をお借りしてお茶を濁しております最近のシリーズですが、やはり具体的な症例が一番身近だし興味も湧くものと言えましょう…ということでここ最近は乗り物酔いや耳鳴りといった、誰しもがカジュアルに経験しそうな話を見ていたわけですけど、引き続き、ネタ元にちょうどよかったバイオフィードバックの記事で挙げられていた症例から何かないかなと探してみた所…… …その他の気になる症例個別記事は、医療機関の本領発揮なのか、どれもすこぶる長い、長すぎる…! 適当に記事水増しで見るにはあまりにも手間だったため、個人的に実際思春期の頃に自分もそこそこあった片頭痛とかを見てみたかっ…

  • 耳鳴りとは?

    前回は乗り物酔いの記事を見ていましたが、あまりにも時間がない状況が続いているので、またしても「バイオフィードバックが使える症例」で挙げられていたものの中から、正直大して興味もないんですけど(笑)、そこそこ長すぎない記事から1つお借りさせていただこうと思います。 今回ピックしたのは、耳鳴り! my.clevelandclinic.org 僕は耳鳴りは一切ないんですけど、子供の頃はしばしば耳鼻科に通っていたことはありました。 一つ今でも覚えているのが、小学低学年の頃、左手を頭に置いて肘をついて、こたつに入りながらゴローンとテレビを見つつ、なぜかそんな体勢で右手で耳かきを左耳に入れてホジホジとしてい…

  • 乗り物酔いに関する最新知見をみておこう

    すっかりクリーブランド・クリニックによるHEALTH LIBRARY記事を見るだけマンになってしまっていますが、時間があまりにもない日が続いているので、もう少しだけ面白そうな健康医療関連記事の紹介を続けさせていただきましょう。 前回の記事では、意外と面白い市販デバイスなんかもありました、脳波やら脈拍やら筋肉の動きやらを測ることで健康促進・回復に役立たせる、バイオフィードバック療法というものを見ていましたが、そこで、バイオフィードバックが役に立つかもしれない症例として、乗り物酔いが挙げられていました。 幸い僕は乗り物酔いはほぼというか全くしない方ですが、でも子供の頃、外出先で買ってもらった本を、…

  • バイオフィードバックってどんなもの?

    「動物の分類」から脊椎動物に入ったところで、脊椎・脊髄・神経の話を経て、「神経伝達物質を知っておこう」という流れから天下のクリーブランド・クリニックによるHEALTH LIBRARY記事を勝手に翻訳引用させていただいているシリーズですが… …前回は、双子以上の多胎児出産についての記事が、「近年、妊娠・出産の高齢化により双子の割合が増えています」という面白そうな内容であったため触れていたわけですけど、今回はまた、これまでのクリ・クリ記事で気になった用語・ネタについて見ていこうかなと思います。 それがズバリ、あそこを鍛えるケーゲル体操の記事(男性向けのものでも)やその他おもらし関連の記事なんかで健…

  • 双子や三つ子の妊娠は…

    前回の記事では骨盤臓器脱(こつばん・ぞうきだつ)という、まぁいわば脱腸脱肛の一種なわけですけど、必ずしも腸や肛門に限らず、特に女性の場合は骨盤内の色々な部位が垂れ下がってしまう危険性があるのです…という解説記事を見ていましたが…… 泌尿器系の記事を見ていくシリーズのつもりでしたが、別にそんなにこだわりがあるわけでもなく、前回参照していた骨盤臓器脱のHEALTH LIBRARY記事に、「双子や三つ子を経腟分娩で産むと、骨盤がダメージを受けるかもしれません」といった記述があり、その「双子や三つ子」の部分にリンクが貼られており、見てみたらいわゆる多胎児の妊娠について、結構面白そうな記事が目に付きまし…

  • 少しずつ落ちていく恐怖…骨盤臓器脱とは?

    引き続き「泌尿器系を色々知っておこう」シリーズ、前回は「Cystoscopy」、いわゆる膀胱鏡検査に関して、どんな検査器具なのかを中心に見ていたわけですが、何となく胃カメラとかも最新の知見を見てみたかったものの、特に似たような話しかなさそうですし、やはりとりあえずは泌尿器系の記事を見ていこうと思います。 今回も、以前見ていた記事で何度も登場していた、やや見慣れない名前といえましょう、「骨盤臓器脱(こつばん・ぞうきだつ)」という症例について、どんなものなのか気になったのでこちらさんにご登場いただきましょう。 骨盤は既に骨盤底筋などで何度も出ていましたpelvic、臓器・器官がorgan、そして脱…

  • 中まで見れるよ、膀胱鏡

    「泌尿器系の知識を増やして嫌な病気に備えよう」シリーズ、前回はどうか死ぬまで出てきてほしくない結石の話を見ていましたが、今回は…… …まぁ正直、特に全く深く知りたいとも思いませんけど、前回の記事含め何度も何度も登場していました「Cystoscopy」、日本語では膀胱鏡検査とされるものですが、この検査というか器具についてもHEALTH LIBRARYでは単独記事が用意されていたため、石の破砕にも使えるという話ですし、いざ使われるとなった時に慌てないよう、どんなものなのかだけチェケラッチョさせていただこうかと思います。 こんなの普通に器具を紹介するだけと思いきや、そこそこの長さのある記事のようです…

  • 恐怖のストーン

    泌尿器系の疾患・重要部位などを見ている最近の記事ですが、こないだ膀胱について見ていた際(に限らずどの記事でもそうなのですが)、まだまだいっぱい知らないこと・気になることはあるなぁ…と思えていたため、今回はその中から一つ、また怖~い症状と言いますかむしろその代表例ともいえます「結石」について、僕は幸いにも未経験なんですけれども、だからこそ「痛いらしいし、これは恐怖!」と思えますし、そちらを見てみようかな、と思います。 かなり長めの記事の印象があったのでとっとと進めていきたいですが、膀胱記事で挙がっていたのは当然「膀胱結石」で、一般的な尿路結石の中ではややマイナーっぽくはあるものの、まぁ膀胱記事で…

  • 男もやる意味があるよ、ケーゲルトレーニング!

    特に意味もなく見始めていました「泌尿器について知っておこう」シリーズ、最初のおねしょはともかく、他の話はどなた様もいつか突然罹るかもしれない疾患や誰しもが調子悪くなる可能性のある、毎日使う器官ともいえます、夜間頻尿、溢流性失禁、膀胱、それから前回は何気に排泄の主役といえます骨盤底筋の話を見ていた感じですね。 その中で、骨盤底筋は「別名PC筋とも呼ばれる」という情報をウィキペディア先生から小耳に挟んでいたわけですけど、前回の記事では特にPC筋という名前は出てきていませんでした。 …が、これも前回既に書いていたように、ケーゲル体操の記事に「PC muscle」という語が登場していることが分かりまし…

  • PC筋について知っておこう

    「神経伝達物質・ホルモンを見ておこう」シリーズから、代表的な神経伝達物質については見終えたもののホルモンはまだいくつか残っているものの、抗利尿ホルモン・バソプレシンに端を発し、別に排泄に困っているわけでは決してないものの、何となく「泌尿器シリーズ」を始めていました。 おねしょ、夜間頻尿、溢流性失禁、ケーゲル体操を経て、前回は尿の貯蔵庫である膀胱について、世界有数の医療機関の呼び声高い、我らがクリーブランド・クリニックのHEALTH LIBRARY記事を参考にさせていただいている形です。 単純に、ただ翻訳するだけで形になるので時間がないここ最近の状況に打ってつけだからという理由で始めていたシリー…

  • 膀胱について知っておこう

    前回の記事では、ケーゲル体操なる、骨盤底筋の良いトレーニング法について見ていました。 まぁ、「ぜひ試してみたい限りです」とか書いておいて、言うまでもなく試してなどいないんですけど(笑)、一応、「必要ないのに無理に鍛えても『筋肉が硬くなってしまうかもしれない』って書かれていたから……」と、今はまだ不要なのです論で押し通したい所です(多分、必要でも面倒くさがってやってない気もしますが(笑)、いやでも本当に必要だったら、藁をもすがる感じで流石にやるかな、って気もするかもしれません)。 そんなわけで、体操をする暇もないぐらい時間のない日が続いているため、引き続き泌尿器系の記事を見ていこうと思いますが……

  • ケーゲル体操であそこを鍛えよう!

    話が逸れに逸れて、誰しも毎日必ずお世話になる泌尿器関連の話を見始めていましたHEALTH LIBRARYシリーズ、おねしょ、夜間頻尿と来て、前回は溢流性尿失禁という、尿がジワ漏れし続けるという絶対かかりたくない疾患記事を参考にさせてもらっていました。 他の泌尿器系の記事も見てみたいけど、めっちゃ長いんだよなぁ…とどうするか迷っていたのですが、何気に前回の記事に「ケーゲルと呼ばれる運動をして、予防しましょう」という記述があり、しかもリンク付きで詳しい解説記事まで用意されていました。 これは初見でしたが、天下のクリーブランド・クリニックが言うなら間違いありません、極めて効果的だと思われるので、今回…

  • 少しずつ忍び寄る、キレの悪さ…

    おもむろに始めていました「神経伝達物質・ホルモンを見ていこう」シリーズから、これまた何気なく脱線することで(まぁ抗利尿ホルモン・バソプレシンから普通に広がった話でしたが)、おねしょ、そして前回は夜間頻尿について、世界最先端の誉れ高いクリーブランド・クリニックのHEALTH LIBRARY記事を参考にさせていただいていました。 まぁ最先端とはいえ、情報が一瞬で広まる現在においては、別にこれといって特別な情報があるわけではなく、むしろ極めて一般的な話しかない感じではあるものの、やはり非営利の医療機関で、全米病院ランキングの2位常連(1位じゃないのかよ、って話ですが(笑)、1位はMayo(メイヨー)…

  • 夜間頻尿も大変だ

    世界を代表する非営利医療機関、クリーブランド・クリニックのHEALTH LIBRARY記事を翻訳引用させていただいているシリーズですが、前回は、地味にたまげるほど長かった、おねしょに関する記事をまとめていました。 「最近とみに時間がないため、ひたすら訳すだけで終わらせられる」という理由でクリ・クリ記事を見ていたはずが、尋常じゃない長さで結構な時間がかかってしまい本末転倒だったんですけどそれはともかく、せっかくなのでおねしょ=夜尿症=Nocturnal Enuresisと似た英語表現である、Nocturia=夜間頻尿に関する記事も、参考までに見てみようかな、と思います。 おねしょはまぁ、やっぱり…

  • おねしょについて学んでみよう

    それでは予告通り、今回は前回のおねしょ記事で、リンクだけ貼っていたものの「長すぎるので次回…」と書いていた、クリーブランド・クリニックのHEALTH LIBRARYから、おねしょにまつわるまとめ記事を参照させていただきましょう。 まぁ正直、何度か紹介しているフェリング社の「おねしょの本」というPDF記事が図表付きで大変分かりやすく、ボリュームも遥かに豊富なのでこちら(↓)を見るので十分にも思えるんですけどね(笑)… おねしょの本 (https://find.ferring.co.jp/res/front/material/pdf/enuresis/MIN_book.pdf) …まぁ世界最先端を…

  • おねしょを防ぐには……

    一通り代表的な物質には触れ終え、ホルモンの要素が強い物質にも移行し始めました「神経伝達物質・ホルモンに親しもう」シリーズ、毎度振り返っていてしつこいですけど、これまで四大幸福物質のドーパミン、セロトニン、オキシトシン、エンドルフィン、闘争物質アドレナリン・ノルアドレナリンの兄弟分子、さらには花粉症他アレルギーの主要因といえるヒスタミンや、副交感神経系を司るアセチルコリンを経て、脳の中で抑制性・興奮性の相反するシグナルをバランスよく維持しているGABAとグルタミン酸から、前回は抗利尿ホルモンことバソプレシンの話を見ていました。 尿崩症などの薬としても用いられるこのホルモンのまとめを見る中で、クリ…

  • お漏らしの強い味方、バソプレシン!

    そろそろ目ぼしい物質も尽きてきた「神経伝達物質に親しもう」シリーズ、これまで四大幸福物質のドーパミン、セロトニン、オキシトシン、エンドルフィン、闘争物質アドレナリン・ノルアドレナリンの兄弟分子、さらにはアレルギーの主要因といえるヒスタミンや、リラックスに重要な副交感神経系を司ると同時に実は興奮性の作用もあったアセチルコリンを経て、脳の中で一番量が多いといわれている、抑制性・興奮性の相反する作用で上手くバランスが保たれているGABAとグルタミン酸について触れていました。 紹介用にクリーブランド・クリニックのHEALTH LIBRARY記事をお借りいているわけですが、総まとめともいえる「Neuro…

  • ウマミがあるだけではなかった、Glu!

    気が付けば結構な数になっていた「神経伝達物質に親しもう」シリーズ、四大幸福物質のドーパミン、セロトニン、オキシトシン、エンドルフィン、闘争物質アドレナリン・ノルアドレナリンの兄弟分子、さらにはアレルギーの主要因といえるヒスタミンや、リラックスに重要な副交感神経系を司ると同時に実は興奮性の作用もあったアセチルコリンを経て、前回は脳の中で一番量が多いといわれている、これまた基本的にはリラクゼーション効果のある鎮静・抑制作用のあるGABAについて触れていました。 今回は、前回のGABA記事でも触れられていました、GABAと完全に対となる、興奮作用のある物質、グルタミン酸を見てみるといたしましょう。 …

  • ギャバでリラックス

    引き続き性懲りもなく進めていく「神経伝達物質に親しもう」シリーズ、四大幸福物質のドーパミン、セロトニン、オキシトシン、エンドルフィン、闘争物質アドレナリン・ノルアドレナリンの兄弟分子、そしてアレルギーの主要因といえるヒスタミンを経て、前回は副交感神経系を司ると同時に実は興奮性の作用もあったアセチルコリンについて見ていました。 そろそろ神経伝達物質の有名所も少なくなってきましたが、まぁ解説記事の「例」として大抵の場合一緒に挙げられる上、今まででむしろ一番健康系の話で聞いたことがあるかもしれないやつがまだいたので今回はそちらさんを取り上げさせていただきましょう……その名も、GABA! GABAと書…

  • AChで賢くなろう

    せっかくなのでもう少しネタを拾うことで記事数を稼がせていただきたい(笑)神経伝達物質に親しもうシリーズ、四大幸福物質のドーパミン、セロトニン、オキシトシン、エンドルフィンを経て、闘争物質アドレナリン・ノルアドレナリンの兄弟分子から、前回は、花粉症の原因として、大多数の日本人から蛇蝎の如く嫌われてしまっている可哀想な物質ヒスタミンを見ていました。 そんなわけでもう少しだけ我らがクリーブランド・クリニックのHEALTH LIBRARYから神経伝達物質のまとめ記事をお借りさせていたこうと思いますが、今回は、前回の記事中にも一言だけ登場していました、これも平和・安静物質として極めて有名な分子、アセチル…

  • 人類の敵、嫌われ者……ヒスタミンとは?

    いつの間にか始まっていた神経伝達物質に親しもうシリーズ、四大幸福物質のドーパミン、セロトニン、オキシトシン、エンドルフィンを経て、アドレナリン・ノルアドレナリンの兄弟分子まで見ていました。 まぁ正直「もうえぇぞ…」と思えるワンパターンの極みだと、まとめてて自分でも感じるレベルなのですが(笑)、時間もネタも不足していることもあり、せっかくなのでもう少し他の有名神経伝達物質の、医療機関によるしっかりした解説を紹介させていただくといたしましょう。 今回は、記事タイトルにも挙げました、どっかで聞いたことのある気がするヒスタミン! 今までの神経伝達物質は、幸せな気分になったりやる気になったりと、出せば出…

  • アドレナリンとノルアドレナリンの違いは?

    全米を代表する非営利医療機関、クリーブランド・クリニックのまとめてくれているHEALTH LIBRARYの記事を勝手に翻訳引用しているシリーズ、四大幸福物質のドーパミン、セロトニン、オキシトシン、エンドルフィンを経て、前回はアドレナリンの解説記事を見ていました。 アドレナリンは、下手したら(というか多分確実に)小学生でも聞いたことがある、闘争本能に火をつけて興奮状態に入るための神経伝達物質でありホルモンですけど、これに似たノルアドレナリンというものが存在するというのも、どなたも耳にしたことがあることでしょう。 今回は、クリーブランド・クリニックのノルアドレナリン記事をチェケラッチョさせていただ…

  • アドレナリンをぶっ放せ!

    世界で最も信頼できる医療機関のひとつ、クリーブランド・クリニックが掲載してくれていますヘルスケア記事を勝手に翻訳引用しているシリーズ、三大幸福物質のドーパミン、セロトニン、オキシトシンを経て、前回は第四の幸福物質エンドルフィンの記事をお借りしていました。 ここまで来たらせっかくなので…という感じで、宣言通りもう少しクリ・クリのHEALTH LIBRARYから神経伝達物質・ホルモンの話をピックさせていただくといたしましょう。 今回目をつけたのは、似たような文脈で、興奮しているときに「〇〇が全開だ!」みたいな形で使われる物質、まぁドーパミンもよく聞きますけどそれ以上に耳にする気がする、一番代表的な…

  • 第四の幸福物質

    時間稼ぎというか記事水増しというか、ここ最近の記事では神経・脊髄の話に端を発して、いわゆる三大幸福物質(ホルモン)と呼ばれる、ドーパミン、セロトニン、オキシトシンについて、世界の最先端を行く誉れ高きクリーブランド・クリニックの解説まとめ記事を翻訳引用していました。 味をしめて…というわけでもないものの、そんなに面白いってほどの話でもないですがそこそこ健康な精神を保つために有益な話に……もそんなになってない気もしますけど(笑)、「これ以上のことはまだ分かっていない」ということを知り、いかがわしい健康情報に惑わされないよう、最新の医学的情報をまた一つまとめさせてもらおうかな、と思った次第です。 (…

  • 快楽物質にも詳しくなろう

    それでは今回も、前々回の愛情ホルモン「オキシトシン」、前回の幸福ホルモン「セロトニン」に続き、快楽物質「ドーパミン」(どれもホルモンとしての作用も神経伝達物質としての作用もあるはずですが、ちょうど順番にホルモンとしての機能が強いオキシトシン→両方とも強いセロトニン→圧倒的に神経伝達物質としての性質が強いドーパミンという形になってる気がしますね)について、世界を代表する医療機関・我らがクリーブランド・クリニックの解説まとめ記事を勝手に翻訳紹介させていただくといたしましょう。 個人的にはやっぱり「人生はドーパミンが分泌されてこそでしょ」なんて思えるものの、あんまりそう主張するとヤベェ奴になりそうな…

  • 幸せホルモンにも詳しくなろう

    前回の記事では、世界最高の病院のひとつ・Cleveland Clinicがまとめている愛情ホルモン「オキシトシン」の解説記事を勝手に翻訳引用して紹介していました。 結局今日もネタを考える時間があまりにもなさすぎたため、似たような…というか全く同じパターンで、クリ・クリの記事をまとめさせていただきましょう。 今回は、三大幸福物質の1つ、メンタルの安定や落ち着いて平和な心にとても重要とされる、幸せホルモンことセロトニンです! my.clevelandclinic.org どんな有益情報があるのでしょうか、早速参りましょう。 Serotonin(セロトニン) セロトニンは、脳の神経細胞間や全身にメッ…

  • 愛情ホルモンについてもう少し詳しく…

    前回は愛情ホルモンと呼ばれる幸福物質「オキシトシン」について触れていたわけですが、「目ぼしい話は概ね見終えたので、また途中状態だったネタに戻っていこうと思います」などと書いていたんですけど、どうにもあまりにも時間がない状況が続いていまして… (「もうそれずっと言ってない?」って話ですし、「時間ないならやめたら?」って話かもしれないんですけど(笑)、まぁ、せっかく続けてますしやれる範囲で……って感じですね) …前回の文科省の支援で作成されていた健康管理記事やウィキペディア記事が信用できないというわけでは決してないんですけれども、やはり医学生理学系の話は、個人的にMayo(メイヨー)やClevel…

  • 愛情ホルモンで優しくなろう

    神経についてはもう概ねネタも出し尽くしたかな…と思えたのですが、どうにも時間がない日が続いており、何か脱線できそうな話があれば可能な限りしゃぶりつくしておこう…という助平心のもと、前回見ていた「幸福物質」と呼ばれるセロトニンから、これまた既に以前チラッと見ていた快楽物質ドーパミンと、あともう一つそれを入れて「三大幸せ分子」と呼ばれるものがあったので、今回はまた無理くりネタを作る感じで、それを見てみるといたしましょう。 検索したら色々な医療機関が同じようにまとめてくれている記事が見つかりますけど、パッと目についた、我らが親方日の丸・文科省がバックについて監修されている↓の健康管理のための記事、や…

  • 幸せ物質も、時には牙をむく…?

    脊椎動物の特徴である背骨には脊髄が走っている…という話に端を発し、せっかくなので神経についてちょっくら垣間見していた最近のシリーズ記事でしたが、前回は神経細胞からまた別の神経細胞へと情報が伝わる際に用いられる、神経伝達物質について軽く触れていました。 神経細胞の内部は電気の力(より分かりやすく…というか分かりにくくかもしれませんが、実際はイオンの力ですね)で信号が伝わっていくんですけど、神経細胞同士、つまり細胞間は、神経伝達物質という低分子が放たれることでシグナルが伝わっていくというのが神経ネットワークの情報伝達のキモということですね。 まぁ用語なんてどうでもいいんですけど、細胞内をシグナルが…

  • 興奮、抑制、バランスよく…

    前回は熱を感知する受容体(TRPと総称されるイオンチャネル;「TRP」自体はTransient receptor potential channelの頭字語からで、日本語にすると「一過性受容体電位型チャネル」となりますが、温度感知が最も知られている機能といえます)がカプサイシンでも全く同じようにチャネルをオープンして電気信号を生み出す…という話をしていました。 その途中で、めちゃくちゃ熱いものを触った時は、これは人間誰しも、「アチッ!」と思うよりも先に手を離す(まぁ「先」は言い過ぎかもしれないものの、人間の意識下での反応速度をゆうに超える、ほぼ同時ぐらいの反応ですね)「反射」(この場合、手を引…

  • 唐辛子はホット!ハッカはクール!

    脊椎動物の話へ入る前に、セキツイといえば…という流れでおもむろに見始めていた神経の話ですが、神経は電気信号で情報を伝えている(それを生み出しているのはイオン)という話から、熱さが伝わる仕組みについてサワリだけ見始めていました。 まず神経についてですが、↓のGIF画像をお借りして、こんな感じで電気パルスが神経細胞を伝わっていくのです…などと書いていたわけですけど…… https://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textlife/neuron.htmより …いやこれは何だよ、って話だったかもしれませんが、これはズバリ一つの神経細胞で、神経細胞の特徴は、まさにこのイラストで描…

  • 全ては電気が伝えている…

    前回の記事では、反射について…といっても、鏡の反射ではなく、脊髄を介した生物学的な無意識反応の方の反射について、おさらい…という程でもなく、謎の「自分、マッサージ好きすぎて、オリジナルの反射見つけちゃったんすよ(笑)」とかいうどうでもいいにも程がある話をしていました。 とはいえ反射反応は意外と面白いもので、前回も貼っていた以下のウィ記事には色々な反射が掲載されていましたけれども… ja.wikipedia.org …学生の頃、同じ学部で同じ大学院研究科に進級した友人が、大学院に入ってすぐもう結婚して子供も産んでいたんですけど(直接の友人は男性の方ですが、結婚相手も見知った別の学科の人でしたが)…

  • 面白い反射

    脊索動物門に入る前段階として、そもそも脊索とは何じゃらほいという話から、その進化版といえる脊椎、そして似たような用語である脊髄の話へと入ろうとしたところで時間切れとなったのが前回でした。 早速続きに参りますと、ズバリ、「脊髄とは一体何なのか…?」という点に関していえば、脊椎が骨そのものを指す言葉であった一方、脊髄というのは神経の束で、脊椎は骨が積み重なって柱のように長いものであるというのはどなたもご自身の体から明らかな話なわけですけど、この神経の束も管状のもので、まさに、硬い脊椎によってガードされている、脊椎と並走する形で伸びている長いもの(平均的な成人の場合、約40~45 cm)という感じで…

  • 脊索、脊椎、脊髄…背骨とは違う?

    前回の記事では、動物界のラスボス、我らが脊索動物門の話に入っており、最も原始的な脊索動物であるナメクジウオの話をしながら、そもそも脊索とは何なのかを簡単に見ていました。 掻い摘んで言えば、脊索というのは「やわらか背骨」みたいなもので、何気に背骨とは違うものだという話でしたが、まぁ背骨があったらそれはセキツイ動物になってしまいますし、よく考えたらそれは当たり前だったかもしれません。 …とはいえやはり冷静に考えたらそこまで当たり前でもないというか、そもそも脊椎って何だよ、背骨と一緒なら、何で違う用語なのさ…?という気もしてくるわけですけれども、せっかくなんで今回はその辺をまとめてみるといたしましょ…

  • 真のご先祖様は……ナメクジウオだった!

    ついに動物界の全ての種をグループ分けした「門」の、(進化学的に原始的なものから並べた場合)ラストである、脊索動物門にまで到達しており、前回は脊索動物門所属のマイナーグループといえる、「ホヤ」について触れていました。 言うまでもなく、脊索動物門の最大グループは「脊椎動物」であり、この辺本当にややこしいですが、ホヤは脊索動物ではあるけれど脊椎動物ではないので、そういえばじゃあこいつは何動物なんだと思ったら、グループ名としては「尾索動物」のようで… ja.wikipedia.org (ちなみに脊索動物門の下位グループということで、これは「尾索動物亜門」と、「亜門」レベルですね) 何気にホヤ以外にも更…

  • 続々・謎の生命体…シー・パイン?

    前回はブンブクチャガマとかいうウニ界の異端児(というか、冷静に考えたらそれ以前に見ていたタコノマクラとそっくりでしたね、あいつ(笑)……まぁ両方ウニ族なんで、似ていて当然ではあるわけですが)を見ていました。 そして、結構ネタが豊富で話が広がってくれたウニも一通り題材が尽きてしまったため、続く動物界最後の門も間近といえる、半索動物門とかいうこれまたケッタイな輩に触れるだけ触れて時間切れとなっていた感じですね。 改めて、半索動物というのはこんなミミズのような気色悪いやつではありますが(↓)… ja.wikipedia.org …発生上は新口動物なので、コイツとミミズよりも、実はコイツと人間の方が進…

  • 続・謎の生命体…オシャレな小物にも、見えなくはない?

    動物とすら思えない、単なる物質にも思えてしまうウニ(しかし、動画を見たら意外と可愛げがあるといいますか、トゲがうにうにと動いていて立派な動物に思えましたが)についてここ最近の記事では見ていました。 前回は、一口にウニといっても色んな種類がいるということでオトヒメやらウラシマやらオウサマやら「ふざけすぎでしょ(笑)」と一見思えてしまう様々なウニーズの名前も出しており、一通り見終えたと思っていたのですが「〇〇ウニ」という名前ではなかったので(前回のクイズの一覧では)後回しにしよう…と思ってそのまま忘れていたものがあったことに気付いたため、最後悪あがきでそのネタだけ触れて、もうちょい記事の水増しをさ…

  • マンジュウ、タマゴ、ドングリ、バフン…食べられるのは?

    前回は時間に追われながらウニのお尻の無修正画像などを見てキャッキャしていましたが(笑)、他にもウニの解剖図ならぬ断面図のイラストも紹介することで、みんな大好きウニの中身にまで触れていました。 まぁウニはそんなもんかな、と思っていたのですが、そういえばもう一つ触れておきたかった名前ネタがあったので、ちょっくらそこに触れることでもうちょい記事の水増しを図らせていただきましょう。 ちょうど前回イラストをお借りしていたウニの生態を解説してくれているPDF記事に、「概要」として、ウニの種類などがまとめられていた表があったのですが、その表によると日本にいるウニは約160種、そしてウニなんて日本の寿司でしか…

  • ウニって何者なんだ?

    前回の記事では、謎の生命体とも思える…くせして実は我々人類・脊椎動物に近い性質があるという棘皮動物門の禍々しいやつらを取り上げ、主に食えるか食えんかという大変役に立つ話をまとめさせてもらっていました。 具体的には、ナマコ(マナマコ)は通販でも売られていますし日本全国どこでも食べられるレベルでおなじみの食材である一方、ヒトデはまぁゲテモノ扱いではあるものの、毒に注意すれば食べられなくはない、そしてウニの仲間であるタコノマクラやカシパンは、その見た目や名前とは打って変わって食用には適さない(と言っても、これもヒトデ同様、あえて食べる程ではないけれど、まぁゲテモノに挑戦したいなら食べられなくはない、…

  • 食べられないカシパン、食べられるスター

    動物の分類について浅く垣間見ているシリーズ、話は「門」の分類も終盤となり、「発生の初期に細胞が何度も分割してできたボールがくぼみ始めた方の穴が肛門となり、それが貫通して新しく出来た方の穴が口になる」というかなりどうでもいい共通点とはいえるものの、ほぼ全ての愛すべき動物が所属しているといえるそこそこ選ばれしグループともいえましょう、「新口動物」にまで歩を進めていました。 ↓のリストでは4門所属の新口動物ですが、どうやら前回見ていたチンウズムシは新口動物といえるかどうか微妙なラインらしく、現在主流の説では「3門とされる」なんて記述も目にしましたけれども… https://ja.wikipedia.…

  • キモい!こんな奴らが仲間だなんて…!!

    元々は遺伝子DNA染色体の話から「巨大分子の話」になり、その後、生命科学系研究でよく使われるモデル生物であるC. elegansから学名の話へとつながり、さらに生物の分類学へと脱線し続けた結果、節足動物門の昆虫について、ネタとして面白いものをいくつか見ていた…という流れだったはずですか、色々と小話を提供してくれた虫も弾切れということで、改めてまた動物の「門」のリストへと戻って参りましょう。 例によってウィキペディアから動物の門一覧の表を再掲させていただきますが…… https://ja.wikipedia.org/wiki/門_(分類学)#動物界より …昆虫・甲殻類の節足動物門まで見終えていた…

  • ホタルはどうやって光ってるの?

    分類学に端を発し、動物界の最大派閥・節足動物門に話が及んだことから触れていた虫シリーズですが、前回はとても可愛いトラツリアブ(モフモフ虫)とヒメジャノメの幼虫(猫頭)なんかを取り上げていました。 特にそれ以上ネタもなかったのですが、ふと、「好かれている虫はどんなのがいるんだろう?やっぱり少年票で、カブト・クワガタとかかな?」と思って調べてみたら…… ranking.goo.ne.jp ↑のgooランキングのみならず、軽く眺めてみたどのランキングでも、結構圧倒的な大差でトップに輝いていたのが、なんとホタル! ja.wikipedia.org …まぁ正直、↑のサムネ画像にもある通り、本体そのものは…

  • そんなバカなと思える、ニャンコヘッドの激カワ虫…?

    前回の記事では昆虫ネタのまとめとして、忌み嫌われがちな…というか僕自身忌み嫌っている虫の中にあって、「こいつはまぁ許せるぞ」と思えるやつらを挙げていくことでもうちょっと記事を水増ししようともがいた結果、一番身近な「大丈夫な虫」として思い浮かんだアリさんから、「ワイルドなガキンチョの中には食べる子もいますよね」という話に飛び… (アリはギ酸を多く含むので酸っぱい…と思いきや、どうやら全てのアリがギ酸を持つわけではなく、日本のアリはギ酸を含まないタイプが多いとのことで、むしろ甘いことが多い…なんて話も知恵袋先生で目にしました↓ detail.chiebukuro.yahoo.co.jp …経験者で…

  • アリは酸っぱく、トンボはラジコン…?

    ここ何回かの記事で、実は動物界の中ではかなり進化的に高等なグループに位置する節足動物門(と言っても比較対象がただのヒモみてぇなサナダムシとか、動物かどうかすら怪しいカイメンとか、そういうザコと比べたら、ですけどね(笑))、具体的には昆虫・甲殻類の話を見ていました。 いやぁ~キモイやつらともとうとうお別れです、せいせいしますね(誰にも聞かれてないのに、自分から書いておいてなんですが(笑))。 …と思いましたが、まぁ昆虫は動物界の最大門ですし(一応、まだ発見されていないだけで恐らくもっと大量にいるであろう、原始的な寄生虫がメインの線形動物門というのもあるわけですが、少なくとも今知られている限りは、…

  • 虫が巨大になれないのはなぜ…?

    前回は、デカい昆虫を見ていました。 幸いにして、写真を見るのすら躊躇われる閲覧注意なレベルのやつはおらず…… …と、まぁダイオウグソクなんちゃらというのは、拡大したら相当「これはヤバいか…?」と思えるレベルでしたけど、まぁアレは海の生物ですし、ちょうどエビの腹側を冷静に見たら「これ、下手したらヤバくない…?」と思えるのと同じで(っていうか、最近何度も「エビカニの類って、冷静に考えると結構ヤベっすよね」とか、「言わなけりゃ気付かなかったことを言うなよ」って話かもしれず誠に恐縮ですが、まぁでもエビは冷静に考えてもそこそこ可愛いのでセーフでしょう(笑))、生活していたらいきなりエンカウントするってわ…

  • 名前も大きさも、やっぱりドラゴンフライがナンバーワン!

    前回は尋常じゃない時間不足につき、大変中途半端な形で記事を終えてしまっていましたが(時間がないから当然、誤字脱字も多く、初稿アップから改訂までも時間が空いていたため、読み辛くお見苦しい拙文をご覧いただいた方には大変恐縮でした…まぁ校閲してもなお、ミスが残ってそうですけどね)、節足動物門という、もう足にフシがあるというその響きで何とも気持ち悪い気がするグループについて見始めており、よせばいいのにネタ不足から最大の節足動物について調査している感じでした。 幸いにして、最大の節足動物として名高いものは、キッショイ虫ではなく、節足動物門第二のグループといえる甲殻類から、日本近海の深海に生息するタカアシ…

  • 一番大きいヤツはどのぐらいかに…?

    「強い生物」でおなじみ、プラナリア・クマムシと来て、そいつらは特化能力があるだけで微生物レベルのザコだから、本当に強いやつは一体どんな動物なんだぞう?…という話から前回見ていた最強動物、なんと結論としてはライオンどころか人をも殺戮しまくる最強兵器生物はまさかの「蚊」とする記事も目にしていましたが、強権発動によりこんなやつに最強の称号は与えらんねーわ、ということで失格、見事地球上で最強を関するに相応しい動物は我らがゾウさんだったと、そんなしょうもない記事を書いていました(笑)。 ただ、そういえば陸上生物ばかりに目をつけていましたが、地球上で最大の動物はこれは有名なネタでどなたもご存知といえましょ…

  • 真の最強生物は…これだ!

    前回の記事では耐久力最強動物としてネタの宝庫といえるクマムシ大先生にご登場願った形でしたが、彼奴(きゃつ)は「熱・冷気・乾燥・真空・圧力・放射線」といったあらゆる状態変化に恐ろしいほどの防御力を発揮するということを見ていましたが、寿命が半年程度という情けない長さであるばかりか、体長は1ミリ程度と、指でプチっとしたら余裕でお亡くなりに……は、まぁそういえばかなりの高圧でも耐えるという話でしたから、もしかしたらあまりに小さくて上手く潰すのも難しいかもしれませんけど… (とはいえ、全身に一様にかかる空気圧と、物理的な接触により加わる力というのは異なりますから、普通にすり潰せばひとたまりもないと思いま…

  • こんな所にいた最強生物…!

    前回はまさかの突然ギョウチュウについて見ており、生物の進化の歴史でいえば、胚発生時に3胚葉に分化するという点からクラゲやサンゴ(代表的な2胚葉生物)よりも遥かに高等な生物で、消化管は口と肛門という別の穴を保有するようになったという点から愛らしいプラナリアなんかよりも圧倒的に進化している生物ともいえ、また脱皮できるという新しい性質を持っているという点ではイカやタコよりも複雑な仕組みを備えた生き物だといえる…なんてことが成り立つ、線形動物門に所属の動物であることに触れていた感じですね。 もちろん、流石に脱皮するというだけで脱皮しない動物よりも優れているとか高等であると言い切ることは全くできないんで…

  • やっぱり君も動物だったんだ…

    少しずつネタを消化しています動物の「門」シリーズ、最も原始的な動物といえるカイメン(胚葉=器官すら一切もたない)に始まり、少しずつ進化の歩を進め、多くのマイナーグループをすっ飛ばした結果、前回の記事では、とうとう誰もが余裕で実物を見たことがある動物、ミミズやイカ・タコといった、グニャグニャした動物にまでたどり着いていました。 脱線ネタとして、「水中生物はなぜか不快感や嫌悪感が小さい」なんてことも書いていましたけど、前回は生活圏の距離感の断絶に着目していたものの、もちろんそれ以外にも、やっぱり水の中の生物って陸上生物よりも不潔感が圧倒的に小さいのもある気がしますね。 前回はあまりにも時間がなくて…

  • グニャグニャグループ!

    そんなにじっくり見る価値があるわけでも、僕自身に語る知識があるわけでもないのにやたら粘っこく色々見ている動物の「門」シリーズ、時間不足ネタ不足も相変わらず悩ましいので今回も適当に話を見繕させていただこうと思いますが、前回はまさに脇役ネタ、もう名前も覚えていない、「せっかくできた消化管を退化させちゃった生物」グループ3種類ほどを見ていました。 例によって偉大なるウィッキー先生の門リストをお借りさせていただきますが、下の再掲表にある通り、無腸・菱形(…とリストには書かれているものの、「二胚」の方がメジャーっぽい呼び名のようです)・直泳動物門という、まぁ「腸がなくなった」「せっかくできた3胚葉が、減…

  • 進化に失敗した成れの果て…?

    前回の記事では、ダイエットのお供として有名なこともあったサナダムシについて見ていましたが、もちろん今でも諸説はあるものの、やはり主流な考えとしては、お腹にサナダさんを飼うのは危険性の方が高すぎて全く推奨されないダイエット法になっているのが現在の真摯な見方だと思われます…という話でした。 もちろん、お腹に寄生虫がいることで、自分が食べた分をムシがパクパクしてくれて多少のダイエット効果があるというのは、理論的にも実践的にも正しいんだとは思いますし、ウィ記事にもあった通り、サナダムシの最終宿主はヒトであるため、寄生虫ってのは宿主が死んだら自分も死ぬ運命にありますから、宿主を殺してしまっては本末転倒で…

  • サナダムシダイエットってどうなの…?

    前回の記事では、謎の再生力…を通り越して、最早不気味とまでいえる驚異の生命力(頭を切ったら頭が増える、頭を別の個体の切り口にくっつけたらそこも新しい頭になるなど…ヤバスギィ!(笑))を誇る、しかしそれでいて妙に可愛いプラナリアを紹介していました。 ちなみに前回書いていなかった点として、プラナリアは最も原始的と考えられる三胚葉生物(=高度な組織・器官をもつ生物)であり、脳があることでも有名なので、言い換えれば「この地球上で初めて脳を持った生物」とも考えられるわけですが、驚きの再生能力のみならず、脳まで持っているとは侮れない子にも思えるわけですけど… …しかしよく考えたら、脳を持っているのに、切り…

  • 切ったら増える、可愛いヤツ

    動物の分類=門のレベルの話を進めていく中で色々脱線ネタにも触れてきましたが、あとは各門グループが残るばかりですね。 ここまでで、ハッキリした器官をもたない無胚葉の海綿動物に始まり、それよりは多少まともだけどまだ2胚葉しか持たないクラゲ・サンゴの類がメインの刺胞動物、そして高等動物のほぼ全てがこの形態を取っているといえる3胚葉性のグループが「左右相称動物」と呼ばれることがあり、これは大きく分けて受精卵が分割していくことで生じる「穴」の、くぼみ始めた方が将来口になるか肛門になるかで旧口・新口動物という区別でのグループ分けもされる…という話をしていました。 https://ja.wikipedia.…

  • 最初の穴は、口なのか?

    旧口・新口動物という違いに触れていくつもりが、生殖様式として「出芽」可能なヒドラや、オスとメスの違いというか定義なんかについて触れていた前回でしたが、早速旧口・新口の違いについてという話に戻って参りましょう。 無駄にデカイ表ですし、もう不要な気もしますけど、動物界の門リストは改めて以下の通りで… https://ja.wikipedia.org/wiki/門_(分類学)#動物界より …3胚葉が存在する「左右相称動物」という分類の中には、旧口・新口とと呼ばれる「門」のひとつ上位分類が存在するという話でした。 この違いは何なのかという話ですが、あらゆる動物はたった1つの受精卵という細胞が分裂して増…

  • オスとメスの違いは…?

    前回は動物が左右対称であることからおもむろに思いついたネタ「寝るときのオススメの姿勢」なんかに触れていましたが、どうやら横向き、しかも左向きが健康維持には一番いいらしいというのが現在の最新医学的見地のようで、左寝好きの僕としては「いい情報が聞けましたわい」と気分が良くなったところでまた元ネタに戻ってまいりましょう。 まぁ元ネタといってもそれ自体脱線から生まれたチョイネタだったわけですが、生物の分類について色々と垣間見ており、五界説…だろうと六界説だろうとやはり常に主役だといえましょう、我々自身を含む動物界について、動物界を更に分けていくとどうなる?…という話で、「界」の次の区分である「門」を見…

  • 寝る姿勢はどんな形がベスト?

    引き続き、動物グループの最大分類である「門」について見ていきましょう。 …まぁ「門」と言いつつ、これまではその上位分類である「亜界」や「上門」が話のメインだったわけですが… (そもそもの「界」が動物全体を示す上位リストでしたが、「亜熱帯」などでおなじみ「亜」がつくと「欠けた」とか「低位の」という意味になるので、界>亜界>上門>門>亜門…となるわけですね) …前回は、2胚葉以下の進化的に古い原始動物を除く全ての動物(つまり、3胚葉性の動物)は左右相称動物というグループに分けられることもある、なんてことを見ていました。 よく考えたら、左右相称動物と3胚葉性動物は完全一致しているので、別にそんな名前…

  • 胚葉とは

    動物界の門、英語だとアニマルワールド・ゲートかと思いきや微妙に違う専門用語があって、キングダム・アニマリアのファイラム(Kingdom Animalia, Phylum)となりますけどまぁそんなどうでもいい用語はともかく、動物を最初に分けたらどう分けるかという門について、前回の記事から見始めていました。 門の分類は発生の仕方によって分けられており、まぁ発生の仕方は取りも直さずその生物の進化的な発達具合と切っても切れない縁がありますから、発生の仕方が単純なものほど進化的にも原始的なものに位置し見た目もキモくてザコいものが多いわけですけど(まぁ進化的にはかなり発達しているものでも、昆虫とかキモいや…

  • 最も古くさい動物は…

    生物分類についても少しずつ歩を進めている中での「門」シリーズ、前回は植物の門を見ていましたが、今回は満を持して、我らが動物の門を見てみるといたしましょう。 身内びいきといわれるかもしれませんが、やはり何事も気になること・知りたいことは自分に関連することであるので、動物界が一番沢山の門をもつ、しっかり詳しく分けられているグループに……と思いきや、日本語版には種類数が掲載されていなかったものの、英語版ウィ記事には数もしっかり明示されており、よく見たら動物界の門の数は40、これは今まで見てきた真核生物グループ中で最大ではあるんですけど、何と、細菌(バクテリア)界の門の数は41とのことで、動物より最近…

  • 植物も単純なようで捻じれている…?

    生物の分類という、正直これっぱかしも面白くも何ともない話ではあるものの数だけはやたら多いためネタには事欠かない内容でお茶を濁し続けている昨今ですが、前回は微生物(まぁ菌は、酵母とかカビなんかは微生物の一種にも思えますけど、キノコもいるし一概に微生物とはいえないものの)の門(phyrus)一覧を見ていました。 まぁ「見る」といっても英語版のリストを訳しただけでしたけど(笑)、微生物の分類とか世界で一番どうでもいいことのひとつなのであれはあれとして、せっかくなのでもうちょいおなじみといえる、我らが動植物の門についてちょっくら見ていくといたしましょう。 まぁ前回は微生物を見ていたので、下等…というと…

  • 門も色々……下等生物の一覧!

    前回は生物分類の「界」について、ややこしいミドリムシの話なんかも見ながら、「あくまで恣意的な分類なので、ハッキリしないものも中にはいるんですね」などと書くことで、最上位グループの「界=キングダム」については見終えていました。 次の階層は「門」、英語だと「ゲート」ではなく専門用語の「phyrus(ファイラス)」が用いられますが、生物をざっくり動物やら植物に分けた後の、次のレベルのグループですね。 まぁこんなのはウィッキー先生のリストを見ればそれで終わりなわけですけど… ja.wikipedia.org …なんと、日本語版には、真核生物4種類の内、下等と言える2界、菌と原生生物の一覧が空欄で、「こ…

  • 結局コイツは動物かい、植物かい?どっちなんだい?

    突如として脱線し始めた生物の分類シリーズ、大きなグループから少しずつより細かい区分けに移行しており、とはいえまだ事実上一番上の分類と言える「界」まで見た所で、前回は五界説や六界説という現在主流で考えられている主張を見ていました。 多少のアレンジというかマイナーな分け方はある感じでしたけど、改めておさらいしておきますと、基本的には現在の生命科学(生化学・代謝学・遺伝学・分子生物学・進化学など様々な要因を総合して)の知識では、やはりまず大きく分けて、 「細胞の中で遺伝子DNAを格納している核に膜があるかないか」 の点で一番大きく「原核生物・真核生物」の2ドメインに大別され、(まぁ原核生物は、ドメイ…

  • 動物と植物と……何だコイツ?!

    前回の記事では「対決!みんな集めて重さ勝負」を、生物分類の最上級クラス「界(kingdom)」の各グループで見ていたわけですが、結果はまさかの、どう考えても地球の覇者と呼ぶに相応しい我々人間を代表とする動物界(Animalia)のマス(重量)は断トツ最下位という、「代表面しているのは、自分だけであった…」という大変恥ずかしい話を繰り広げていました。 …いや別に重ければ代表って訳でもないし、そもそも「誰も動物が覇者とか地球の代表とかそんなこと思ってなくない?」って話だったかもしれませんが(笑)、まぁ勝ち負けはともかく、人間の総重量は、まさかのウイルスの総重量よりも小さい(人間0.06ギガトンに対…

  • この世で最も重い連中は、動物?植物?それとも微生物…?

    シリーズ生物分類学、前回は全生物を最も大きく分けた時のグループである「ドメイン」について、一番聞き慣れない古細菌というものをメインにごく簡単に触れていました。 改めて、最も一般的な分け方である三大ドメインとして挙げられるのは、「細菌・古細菌・真核生物」であり、まぁ個人的には正直、 「細菌も古細菌も、どっちも核に膜のない原始的なクソザコ生物だから、そんなのわざわざ分けずに『原核生物・真核生物』の二大ドメインでもよくない? …っていうかそれ以上に核の膜とか知らんし、『ヒト・それ以外』の2グループでもいいじゃん」 …なんて思えますけど(笑)、まぁ分子レベルで生物を研究する場合、やっぱり「ヒト・それ以…

  • 古いけど古くない、我らがご先祖様!

    前回の記事では、「哺乳類はX(ばってん)、正式には、哺乳綱と呼ぶのが正しいのです」という分類学豆知識を披露していましたが、まぁ日常生活で「ヒトは哺乳綱だからさぁ…」とか言うのはマジでキショすぎるだけなので、普段は知識をひけらかしたい気分をグッとこらえて「哺乳類」と呼ぶようにしましょう、という大変有用なアドバイスなんかもさせていただいていました。 (言う程そんなアドバイスしてませんでしたし、そもそも日常会話で「哺乳類がどうこう」言ってる時点で何かキモイので(笑)、そんな話してる時点で詰んでます、って方がより適切なアドバイスかもしれませんけどね(笑)。) そして、分類学関連の話へと脱線していくため…

  • ルイではなく…コウ!

    ここ最近は生物の「学名」から唐突に始まった「分類学シリーズ」として、関連ネタを進めている感じです。 「『哺乳類』は、分類学の父・リンネさんの打ち立てた分け方だと、実は正しくない呼び方になっているのです」 …などと書いて、正解には触れずもったいぶっていましたが、とりあえず正解の前に、分類学の祖でいらっしゃる我らが大リンネさんについて、こないだから全く触れずにいきなり「リンネさんがさぁ…」とか書いていたのが気になっていたこともあり、まずはそこから参りましょう。 中学では習わなかった気もしますけど、分類学に触れる高校生物では間違いなく登場してきていたのがこちら、改めて、生物分類学の礎を築き上げ、自身…

  • 分類しよう!

    またまた気まぐれに脱線しているシリーズに入っていますが、ふと触れてみた「シー・エレガンス」というゴージャスな名前(の割にただのミミズ(笑))の生物から、前回はおなじみの動物の学名(ヒト=ホモ・サピエンスみたいな、分類学で定められた、生物種特有の名前ですね)をちょろっと垣間見ていました。 まぁ時間がなかったのでほとんど触れませんでしたけど(レッサーパンダなんかは触れていましたが)、「おなじみの動物」として参考にしていた人気動物ランキング、あれも結構意外というか、個人的な印象とは全然違って面白かったです。 せっかくなので、記事水増しを兼ねて、学名と英語名とゲノム解読年…だけだと何の新しさもないので…

  • カニス・フェリス……賢い呼び名も知ってみよう

    前回は、染色体形成に働くタンパク質分子(団)、コンデンシンの説明画像にたまたま線虫のみに見られる構造も掲載されていたことから脱線ネタで逸れてみた、生命科学を大きく発展させたスーパーモデル生物、「シー・エレガンス」について触れていました。 元々、「シー・エレガンスは、全ゲノム配列が判明している、数少ない動物のひとつなんですね(もちろん初めて全DNAが解明された、最初の種でもある)」という切り口で話を始めようと思っていたんですけど、「全遺伝子DNAの配列が完全に解明された生物のリスト」を見てみたところ、地味にめちゃくちゃ大量に存在していて、僕は配列解析が専門でもないので全然アップデートできてません…

  • エレガンス!

    ここ最近の記事では、ふと気になったので調べてみていた巨大分子について、人工的に合成された物では何と分子量=分子の体重(分子1モル個の重さ)が2億という凄まじいPG5というものから、天然に存在する一品モノ(=より小さな構成単位が繰り返しつながったようなものではないモノ)ですと、マイトトキシンという毒素が分子量3422と、億と比べると随分小さいわけですが実際最も大きい分子だと、そんな話をしていました。 まぁそもそも本当に、書いている僕本人が「割とどうでもいいな」と思ってるしょうもなさすぎるネタなんですけど、別に「ひとつながりのもの」なら、高層ビルの外壁とかの方が遥かにデカいじゃん、って話なんですけ…

  • これも大きいよ、PG5にシガテラ毒素!

    前回は、「分子って結局何だよ」って話から、「この世で一番大きい分子は何だろう」という疑問について考え、現状、あらゆる生物の中で最も大きなDNAを持っていると思われる、キヌガサソウなる白い花のオシャレなやつを紹介していました。 とはいえDNAは、A, C, G, Tという4種類の塩基が繰り返しつながっただけで(概算ですが、キヌガサソウの染色体は、40億個の塩基が結合した、ひとつながりの分子だと思われます)、「何かそんなのズルいっていうか、より小さいものがつながっただけで、そんなのは王者と認めたくないね」と思えるような気がするかもしれません。 まぁそもそも「一番大きい分子」とかクソほどどうでもいい…

  • 一番でっかい分子は何?

    前回の記事では、DNAが染色体構造を取るときに働くタンパク質(正確には、複数のタンパク質分子が集まってできた、「タンパク質複合体」ですが)「コンデンシン」と呼ばれるものを、ごくごくサワリのみ、むしろタンパク質分子というものが実際どういうものなのかを、またまたあの謎のリボンモデルと絡めて見ていた感じでした。 これに関して、ちょっと補足というか脱線で広げられそうなネタを思いついたため、今回はそちらに触れてみようと思います。 そのネタに逸れるために、前回も貼った5つのタンパク質分子が描かれたイラストを再度貼らせていただきましょう。 https://ja.wikipedia.org/wiki/コンデン…

  • コンデンス!

    おもむろに見始めていました、遺伝子DNAの乗り物といえる染色体について少し深掘りしていくシリーズ、前回は、何千万・何億という塩基がつながってできたクソ長分子DNAは、実は普段はそこまでギュッと凝縮されているわけではないけれど、分裂期になると例のX字型の染色体が形成されるのです…なんて話とともに、実際に細胞が分裂する時に染色体が2つの細胞に分配される様子を収めた動画なんかもペタリと貼っていました。 …って、「遺伝子DNAの乗り物といえる染色体」という記述ですが、まぁこれはそういう風に書かれることもあるとは思いますけど、一応DNAが「ヒストン」というボビンのような巻き取りタンパク質に乗っているとも…

  • 分裂を見てみよう!

    前回は過去イチレベルで時間がなく、何とも中途半端な形と言いますか、「分裂しよう」という記事タイトルのくせに別に分裂のぶの字にも入っていなかった…という体たらくでしたが、染色体形成の話から、当然そこに入らざるを得ないといえる「細胞分裂」の続きに参りましょう。 …というか死ぬほどどうでもいい点ですが、大体前回の記事で、更新した時点で1600文字ちょっとだったんですけど、その分量を最後アップ予定時刻直前の20分弱で書いていた形でしたから、僕の場合かなり急ぐと1時間で5000字ぐらい書ける感じで、もちろん常に全速力で書き続けられるわけでもないですし推敲も含めたらもうちょい生産量は下がりますけど、まぁ大…

  • 分裂しよう!

    前回の記事では……正直一体何を語っていたのかよぉ分からない内容でしたが(笑)、DNAが合成される様子(まぁ「DNAの合成」と書くと、何というか何もない所からDNAが作り出されるという印象を持たれるかもしれないものの、ヌクレオチドという構成単位が1つずつつながった分子であるDNAは、「1塩基ずつ伸ばしていく」という、伸長反応に他なりません)を、あまり細かすぎる話には触れず、しかし一応分子(原子)レベルでどんな結合が生じることで行われているものなのか、ということについて、少々詳し目に触れていた感じでした。 まぁ、具体的には、各ヌクレオチド(=DNAの場合、A, C, G, Tの4種類)の持つ、5角…

  • 詳しい仕組みはややこしい…でもそれが生命の神秘!

    そういえば時間もなかったので触れていませんでしたが、ついに先日の日曜日(=3月第2日曜)から暗黒の冬時間は終わりを告げ、明るく楽しくみんな大好きなサマータイムがやってきました! そんなわけで日米の時差はまたまた13時間に縮まり、とはいえ無駄に時間のない日々が続いているので、「日本時間13時更新のままにすることで、更新時間=〆切を1時間遅らせようかな…」とも思ったのですが、まぁアメリカ時間で今ぐらいのタイミングが一番都合いい感じなので、日本時間ではまた、夏時間のあいだはお昼12時更新にしようかなぁと思っています。 …あまりにも時間がなくて間に合わなかったらこっそり13時とかになる記事もあるかもし…

  • どうやってつながるの…?

    前回の記事では、生命の本質といえるDNAについて、細胞の中では染色体と呼ばれる構造を(主にヒストンと一緒に)形成しており、こいつは教科書でよく見る「X」字型の物体なわけですが、より細かく見ていけば、ヌクレオソームと呼ばれる「ヒストンに巻き付いたDNA」という構成単位がギュッと詰まったものから形成されており、そもそもその超長いヒモのようなDNA分子というのは、「ヌクレオチド」とか「塩基」とか呼ばれる4種類の分子(正確には、「ヌクレオチド=塩基+糖+リン酸」という関係になるわけですが、糖とリン酸は4種類の構成分子全てで共通なので、DNAの構成因子1つずつを数える際は、しばしば「1塩基、2塩基…」な…

  • 改めて、DNAやら遺伝子やら染色体やらについてなるべく分かりやすく…

    おもむろに見始めていたDNAの構造全般の話…主に、細胞内においてメチャ長分子であるDNAをコンパクトにまとめている「ヒストン」というタンパク質と絡めて、少し細かい話に入っている形ですね。 まぁ僕自身の研究対象そのものズバリ…ってわけではないのですが、一応広い意味では自分の専門に近い話なので、得意気に早口で言ってそうな感じでくっちゃべってるわけですけど、内容としては高校生物ではそこまで詳しく触れることはないと思うので、大学教養レベルのお話になっている感じかな、と思います。 別に自虐するわけじゃないですけど、物理や数学の大学教養レベルの話は高校の学習内容を知っていないと絶対に理解できないわけですが…

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