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Equity/Derivatives/Anomaly https://onemonth85putseller.hatenablog.com/

ブログの中心テーマは、資産クラス毎の値動き分析、指数イベントの考察、アノマリーの検証、225オプションのリスク管理備忘録です。日本株&デリバティブの運用と金融翻訳で生計立てています。

現物株は、日本株のイベントドリブン中心に短中期L/Sトレード。デリバティブは、plain vanillaの225オプション。期近のdeep OTM Put売りでプレミアム取りしつつ、spotが吹いた時には、Call売りでStrangle構築。IVがcheapな時にはベガ狙いの買いも。先物は、デルタヘッジ目的で利用。 市場のアノマリーやハコ系企業の笑える適時開示の発見に無上の喜びを感じています。

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2020/12/19

  • 備忘録: マクロン大統領の仏ヤケクソ解散総選挙を控えて

    6/9(日)に仏マクロン大統領が欧州議会選での大敗を受けて下院解散を発表して以降、特に欧州金融市場の動揺が続いている。6/10(月)からの1週間で、仏CAC40指数は約6%下落し、Stoxx50ボラティリティ・インデックスは14ポイントから20ポイント近くへ急騰し、仏独10年物国債の利回り格差は50bpsから80bps近くまで約30bps拡大した。先週は極右ルペン氏がマクロン大統領との協力姿勢を示したことから警戒が後退し、株・債券共にやや戻しとなったが、今週は選挙直前週の思惑から株・債券共に再度売り込まれる流れとなり、安値を更新して終えている(下3図、上から株、国債、株ボラティリティの5/31…

  • 日経225Weekly 2024/5/17 : NYDOW終値40,000越え、株&債券ボラティリティ一層低下、貴金属&卑金属コモディティ価格上昇

    米4月コアCPIが半年振りの前月比鈍化確認で早期利下げ期待復活したことで、ダウが終値で40,000越えする等米主要株式指数は最高値更新した。CPI鈍化の一方で景気指標は概ね景気減速を示唆する結果となり、米国債利回りは総じて低下基調を辿り、BEI低下が限定的な中で実質利回りの低下が目立った。FRB高官発言は異口同音に政策金利の"Higher for longer"を強調する内容であったが、相場への影響は限られた印象。こうした流れから、ボラティリティは株&債券共に大きく低下し、VIX指数は12割れの年初来最低水準更新、MOVE指数も年初来最低水準に接近した。米ドルが軟調な動きとなる中で先進国&新興…

  • 日経225Weekly 2024/5/10 : 相次ぐFRB高官のタカ派発言とスタグフレーション警戒

    今週は、米主要企業の決算発表が一巡し、地政学リスクもやや沈静化し、重要マクロデータの発表も限られた中で、市場の注目はFRB高官の発言内容に集まった。タカ派のカシュカリ総裁の「利上げの可能性排除せず」、同じくタカ派のボウマン理事の「年内の利下げはない予想」、コリンズ総裁の「想定以上の高金利長期化が必要」等いずれも市場の利下げ期待を後退させる内容であった。また、週末のミシガン大消費者マインド指数(速報)は、センチメントの大幅悪化とインフレ期待の上振れの組み合わせとなったことでスタグフレーション警戒となった。 但し、先週のFOMCでのパウエル議長の利上げ可能性否定発言の余韻が残る中、木曜の新規失業保…

  • 日経225Weekly 2024/5/3 : ドル円に振り回される

    夜討ち朝駆けGW中の連続円買い介入 1発目が4/29祝日の10時過ぎ160円ヒット後に5兆円弾で155円割れへ約5円の円高。2発目(観測)は5/2のFOMC後のパウエル議長会見が終わって暫く経った5時過ぎから3.5兆円弾で157円台後半から153円へ約5円の円高。その後、5/3日お昼の段階では3発目は聞かれないが、警戒感が高まったせいか介入後のドルのリバウンドは消し飛んで152円台に突っ込んでいる(下図参照)。 円買い介入即ち昔ド安値で購入して米債で運用していた米ドルを売却する訳だから、外為特会で発生する膨大なインカムゲインとキャピタルゲインを埋蔵金として国民に給付しても良さそうなものだがが、…

  • 日経225Weekly 2024/4/26: ドル円説明力低下とGamma&Vega優位

    これ以上の円安ドル高は日経225にネガティブ? 堅調継続の米景気を受けて米利下げ見込みは回数減と開始後ずれを織り込みながら後退する中、米10年金利は昨年末に3.9%割れ水準だったものが足下で4.7%まで上昇して昨年のピーク水準である5.0%まで30bpsとなった。ドル円もこうした金利の動きに連れ高しているが、昨年の金利水準との比較からは152円超の動きはオーバーシュート気味に見える(下図参照)。 昨年は秋口にかけて米金利がピークをつけ、その後はディスインフレ進行からの利上げ打ち止め感台頭及びイスラエルとハマスの戦闘を受けた安全資産逃避の流れも加わり金利は反転下落となったが、今回は足下の原油高も…

  • 日経225の市場最高値更新からの気付き

    年初から大仰角で上昇している日経225 1月は33kから36kへ3度の中台替わり、2月も36kから39kへ3度の中台替り、そして3月には40k大台越えで史上最高値更新の凄まじい上げっぷりである(下図は日経225ミニ先物中心限月の年初来チャート)。 円安ドル高主導の上昇 上げのきっかけは、能登地震や毎月勤労統計の下振れを受けた日銀の金融政策正常化観測の後退や新NISAを通じた為替ヘッジ無し米株突撃買いによる円安進行と考えられる(下図参照)。 TOPIXは2割近く上昇した一方でS&P500は1割の上昇にとどまることから(下左図参照)、生リターンではTOPIX優位だが、為替考慮後のS&P500リター…

  • 先物オプション証拠金のSPAN方式からVaR方式変更 - 2023/11/6

    11/6より先物オプションの証拠金計算方式がSPANからVaRへ変更された。過去5年のデータ(コロナショック時を含む)を基に信頼区間99%で想定損失が計算されることで、最も影響が大きかったのが、Far Out-of-the-moneyのPutオプションになったと思われる。ざっくり言うと、期近(満期まで1か月前後)の80%より下のPutの証拠金は、SPAN方式であれば売建1枚当たり7万円前後であったものが、VaR方式では約2倍に跳ね上がった感じである。 一方で、Far Out-of-the-moneyのCallオプションは、SPAN方式では証拠金が高く、先物に比べて資金効率の悪さが目立っていたが…

  • いつか来た道 - 2018年と2023年の類似点

    2018年と2023年の金融市場には類似点が多い。金融政策面では引締サイクルの後期にあたり、企業業績の点では予想EPSの高原状態が続き、株式のバリュエーションは割高感がある等々。こうした類似点の多さが値動きを似通ったものしている。 下2図は左がS&P500指数の高値日を100とした両年の指数化チャート、右は米10年物実質金利のS&P500指数の高値日を起点とした動きであるが、これまでのところはほぼ相似形に近いことがわかる。 2018年秋から年末にかけての下げは、量的引締&利上げの最終局面が意識されるも金利上昇に歯止めがかからないことからジリ安傾向が続く中、9/20高値のS&P500指数は10月…

  • 米雇用統計及びCPI発表前後の日経225オプションIVの動き

    利上げ打ち止め予想の前提の下でディスインフレ進行と堅調景気の持続を好感したゴルディロックス相場も7月で終焉を迎え、8月に入ってからはフィッチの格下げと国債増発に端を発した需給悪化による米長期金利の上昇に加えて追加利上げ観測も高まっている状況で、株価は一転急反落となっている。 2022年に米国が利上げモードに転換して以降、マクロ要因が株価を左右する度合が高まっているが、特に米雇用統計と米CPIの動向は経済のハードランディング又はソフトランディングへの市場思惑に大きく影響するため注目度が高い。 下図は、2022年以降の米雇用統計と米CPI発表当日及び翌日(各40サンプル)の日経225先物の前日比を…

  • 備忘録: 2023/8/18 日経225オプション9月限 不透明感高まり、夜間市場で期近IVが急動意

    米10年債利回りは、相次ぐ堅調な景気指標を受けて追加利上げ観測が高まり始めたところに、財務省による中長期債増発で需給悪化懸念が台頭し、BEIは低下傾向の一方で実質金利は2%目前まで上昇している(下図参照)。 中国では、不動産バブル崩壊が金融システムへ波及する混乱状況となっており、当局が金融緩和や金融市場改革で影響低減を図っているが、チャイナショック再来への警戒が高まっている。 こうした中、来週末にはジャクソンホール会議でパウエル議長の講演が予定されており、これが短期的な追加の不透明材料として注目が高まっている。下上図は、8/18(金)夜間市場での日経225オプション9月限と10月限のIV変化幅…

  • 備忘録: 7月ETF換金売り警戒のインパクト確認

    毎年7月が近づくと、その時の相場センチメントの良し悪しに拘わらず、必ず言及されるのが「ETF換金売り」への警戒である。定番化した売り仕掛けネタである。 今年、引け後の相場コメントでETF換金売り警戒が声高に喧伝されたのは、日経225が大幅安となった6/23(金)が初めてではなかろうか。但し、この日の警戒主役は「年金リバランス売り」ではあったが。実際、6/23(金)時点の日経225は3月末比で17%近く上昇しており、6月末を1週間後に控えたこのタイミングで年金リバランスが警戒されるのは至極当然ではある。そして、7月上旬に控えたETF換金売りが、相場解説的には警戒感を増幅させた格好である。 結果論…

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