近年の警察ドラマとしては私が「まったくの例外」と言うほかないハマり方をした、あの『警視庁・捜査一課長』シリーズが(もう終わったと思ってたのに)シレッと単発2時間スペシャルで復活してくれました。なぜそんなに好きかと言えば、ミステリーだのリアリティーだのはどうでもよく、とにかくコメディーとしてハイセンスだから(と私は思ってるから)。やってること自体はベタかも知れないけど、そこに説明的なツッコミがいっさい入らない。昨今の主流である舞台演劇的な、あるいはネタ番組的な(要するに子供でも解る)コメディードラマとは根本的に違う。例えば、大岩捜査一課長(内藤剛志)が難事件の解決に向けてクビを覚悟し、これまでの支援に対する謝意を笹川刑事部長(本田博太郎)に伝えるシリアスな場面。↑ほかの番組なら笹川さんが「(顔が)近いわ!」...『警視庁・捜査一課長スペシャル』2024.4.18