chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
鑑三翁に学ぶ[死への準備教育] https://blog.goo.ne.jp/tsuguchan4497

内村鑑三翁の妻や娘の喪失体験に基づく「生と死の思想」の深化を「死への準備教育」の一環として探究してみたい。

tsuguchan
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2020/12/12

arrow_drop_down
  • [Ⅺ 354] ヨブ記巡禮  (23) / 俘虜の酷薄

    続いて「ヨブ記」〈第12章〉後半(11-25)の解釈文を掲げます。この部分は神の業の説明が主なのですが歴史的事件を踏まえた表現や抽象的な表現になっているので、やや詳細に説明を加えてみました。【わが友たちよ、人間が口で食物の味を味わうように人間は耳で言葉を聞いて全てを理解できるものなのでしょうか。老者には自ずから知恵が増え長寿の者は悟ることができるものなのでしょうか。あらためて神は全ての知恵と力の源であり神は深淵さと全能性を示していることに注視すべきです。神が破壊した物は再び建てることはできないのです。神が人間を監禁すれば解放されることはないのです。神が水を止めれば川は枯れ水を出せば地をこそぐ洪水を引き起こします。神は全ての力と知恵の源泉であり、誤った道に導かれる者や苦しむ者、他人を欺く者や悪を行う者も神の...[Ⅺ354]ヨブ記巡禮 (23)/俘虜の酷薄

  • [Ⅺ 353] ヨブ記巡禮  (22) / “沈黙”を尊ぶ

    私はこの「マタイによる福音書」の箇所の解説をキルケゴールの著作の中に見出した事が契機となって大学の聖書研究会に所属した経緯がありますので、特に印象の強い聖句です。キルケゴールはデンマークの宗教家・思想家・哲学者です(SørenAabyeKierkegaard、1813-55)。当時西欧で根強い支持を得ていたドイツ観念論哲学者ヘーゲル(GeorgWilhelmFriedrichHegel、1770-1831)のいわゆる人間精神における弁証法哲学に徹底的に反論しました。キルケゴールの哲学の特徴は単独者の神への直進的な覚醒を強く促すところにあります。キルケゴールの思想はその後西欧で始まった実存哲学の支柱ともなりました。デンマークでは今なおキルケゴールの思想は基礎教育の課程で重点的に教育されています。日本ではその...[Ⅺ353]ヨブ記巡禮 (22)/“沈黙”を尊ぶ

  • [Ⅺ 352] ヨブ記巡禮  (21) / 空の鳥 野の百合に問え   

    〈第12章〉(1-6)ではヨブが若き神学者ゾパルに答えます。私の解釈文です。【ゾパル君、君の話を聞いていると君たちだけが人間らしい人間だと言う事ですね。であるとするならば私はあなた方の知恵は真の知恵ではなく自己満足に過ぎずあなた方と共に滅びると考えます。私もあなた方の言うような神学の基本的な知識は持ち合わせていますし、あなた方が私より優れているとは思いません。人間が持つ共通の知性や知識というものがあるのですよ。私は神に祈り神はそれに答えてくれた事がありました。しかしその私が今はあなた方の嘲笑の的になっている。正しい義なる者でありながら嘲笑されているのです。安らかに生活している人たちには不幸な人を侮蔑する気持があり失敗することを待っているものです。強盗たちの家は繫栄し神を怒らせる者たちさえ安らかに生活してい...[Ⅺ352]ヨブ記巡禮 (21)/空の鳥野の百合に問え  

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、tsuguchanさんをフォローしませんか?

ハンドル名
tsuguchanさん
ブログタイトル
鑑三翁に学ぶ[死への準備教育]
フォロー
鑑三翁に学ぶ[死への準備教育]

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用