臨床心理士・公認心理師の寝子が、日々の業務にあっぷあっぷしながら心理に関することを好き放題に書いています。
寝ることと甘いものが大好きな心理カウンセラー寝子です。「自己肯定感」「HSP」など多くの人が気になっている用語を独自目線でわかりやすく説明したり、日々のカウンセリングから思うことなどを気ままにつづっています♪
ストレスを受けた際に、そのストレスを認知し、どのような対処法が可能か判断して実行する一連の動きを「ストレスマネジメント」といいます。ストレスマネージメントの中で、ストレスへの具体的な対処を「コーピング」といいます。
【説得のコミュニケーション】騙されないために必見!!人はどうやって説得される?
私たちは日々ありとあらゆる情報に触れています。でも見聞きした情報を全て信じるわけではありませんよね。「人はどのような情報に信頼性を抱くのか」という心理を追求し、コミュニケーションに応用したものが「説得的コミュニケーション」といいます。
【適応障害】今話題になっている「適応障害」について理解しよう!
深田恭子さんが「適応障害で休業」とニュースになりました。適応障害は、「発症の原因に環境の合わなさが大きく関与している」ことと、「その環境と離れれば症状は改善される」ことが大きなポイントです。
双極性障害とは、「うつ状態と躁状態を繰り返す病気」です。そのうち、躁状態の程度によって、Ⅰ型とⅡ型に分けられます。躁状態の程度が重い場合が「双極性障害Ⅰ型」となり、躁状態が軽い場合が「双極性障害Ⅱ型」となります。
ある性被害サバイバーの話30 ~母からの呪い「人の不幸は蜜の味」~
今回は、、知らず知らず「自分が幸せになることは望まれていない」という思考になっていることがあるというお話しです。これは「成功恐怖」にも通じます。親から楽しいことや嬉しいことを否定されることは、自覚している以上に心に深い傷を残します。
ここで改めて、「うつ病」とはどういう病気なのか、実際の診断基準の紹介と、具体的な状態の説明をしたいと思います。うつ病の症状のうち、早期発見のために必ず理解しておきたいのは、「気持ちの落ち込み」「嬉しいと感じなくなる」「意欲の低下」「思考力の低下」「睡眠障害」かなと思います。
今回は、「心身症」として代表的な病気である「過敏性腸症候群(IBS)」を取り上げたいと思います。「脳と腸は繋がっている」と言われる通り、「ストレスと胃腸の具合」というのは密接に関係しています。うつ病の初期に認められたり、不安障害と併発することもあります。
【解離】「子どもの頃の記憶がない」~解離性健忘に焦点をあてて~
今回は、「一定期間の記憶がない」に代表される「解離性健忘」に焦点をあてて理解していきたいと思います。「どうして記憶がないのか」「離人感に苦しむのに、緊張が続いてもいるのはなんだろう?」といったような状態を少しでも理解できたらと思います。
【梅雨真っ只中】1年間で最も自律神経のバランスが崩れる季節!?
今年は梅雨入りが早いですね。梅雨になると、「頭痛がする」「なんとなく体がだるい」「気分が優れない」などの不調が現れることが多いです。まるで、梅雨空のように人の心身もどんよりしがちです。その原因の多くは「気圧の低さ」が引き起こしています。
「ストックホルム症候群」は心理状態を説明する概念です。ストックホルム症候群は、「相手に嫌われると命の危険がある場合に、相手に好かれようと本心から好意を抱いたり、加害者と心的絆を持つことで危機を回避しようとする」という心理現象です。
【ツイッターでのある炎上案件で考える】二次加害と被害者の孤独(寝子の独り言)
今日は、つい先日起きました、ある支援者のツイートが物議をかもした件についての寝子の気持ちの吐露です。物議をかもしたツイートは、性加害が起きた支援団体の役職についていて、カウンセリングサービスを提供している会社の代表が投稿したツイートでした。
今回は個人でできるワークブックもご紹介いたします。自動思考とは、「ふっと瞬間的に浮かんでくる思考」のことをいいます。制御できるものではなく、意識せずに浮かんでくる思考です。例えば、「どうせ自分なんて」ですとか「なにか悪いことをしたかな?」などです。
今回は個人でできるワークブックもご紹介いたします。自動思考とは、「ふっと瞬間的に浮かんでくる思考」のことをいいます。制御できるものではなく、意識せずに浮かんでくる思考です。例えば、「どうせ自分なんて」ですとか「なにか悪いことをしたかな?」などです。
ある性被害サバイバーの話28 ~動くべきか休みべきかの葛藤~
季節は真冬、週2日の仕事はなんとかいくものの、うつ状態が続いたまま、年明けを迎えます。受験するか迷いましたが、年明けの大学院受験はすることにします。受験料を支払って願書を出して、具合が悪い中で這うように下見にまで行き、受験日にちゃんと受験します。
再演は、トラウマとなる出来事を繰り返してしまうことをいいます。自ら進んで危険な場所や関係性に向かっていっているように見えますが、それこそが「トラウマ反応」であります。「毒親の元で育つとモラハラ夫をひきあてやすい」ケースは「再演」の1つとも捉えることができます。
被害者の方に多く見受けられる「被害に遭ったには自分が悪かったから」という心理作用の原因はいくつかあります。人は「理由や意味のないことは耐えられない」という基本的な性質があります。苦しくつらいことであればあるほど意味がなければ耐えられません。
退職後、一気にうつ状態になります。しかし、春受験するのであれば勉強を再開しなければいけません。大学院は、秋受験(9月ころ)と春受験(2月ころ)の年2回行われることが多いです。でも、そんな意欲が出なくて悶々とした日々を過ごします。
簡潔に5月病を説明すると「4月までの疲れやストレスが表面化する状態」といえるかと思います。「4月までの疲れやストレスが表面化する」ということは、5月そのものに何か原因があるわけではなく、それまでのストレスや疲労の蓄積が原因といえます。
よく「心を開いて」と見聞きしますね。反対に「心を閉じる」ことは良くないイメージがあります。けれど「心を閉じる」ことはとっても大事なことなのです。機能不全家庭に育ったり、トラウマがあったりすると、心の守り方出し方がうまくできなくなっていることが多いです。
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