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ほろうみの成長するポジ https://horoumi.hatenablog.com/

成長余地がある市場の競争力が高い銘柄を最適なタイミングで買えるように試行錯誤する記録。

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2020/10/30

  • 2024年6月7日の週_データと実態への懐疑

    米国雇用統計は市場予想を上回る大幅増加だったが、以下のように直近に発表された雇用関連の統計との乖離が顕著だった。それぞれの統計のタイムラグを考慮する必要はあるとしても、データがどれだけ実態を捉えているかの懐疑的な見方が広まっているように思える。 とは言っても、結局のところはこれらのデータを見てFOMCがどういう決定を下すかなので、これ以上考えるのはやめておく。 米求人数→低水準米ADP民間雇用者数→低水準米クレジットカードのデフォルト率の高まり米雇用者数→大幅増加 基本給が29年ぶりの増加率だったが、実質賃金は減少していて現状では物価高騰に追いついていない。これではデフレ脱却の道筋は厳しく、国…

  • 2024年5月31日の週_介入総額9兆7885億円

    介入総額が9兆7885億円だったと財務省から発表があった。概ね予想通りではあるが、介入金額としては過去最高だった。4月29日と5月2日に実施したと見られる。 ここまでの為替推移と見るとこの介入は投機筋の冷やし水として想定通りに機能したのではと思う。 中国経済に回復の兆しが見えてきたが、逆に米国では個人消費の陰りを示唆するデータが出始めている。米国の物価高のピークアウトは利下げへの後押しにもなるので、不確実性の緩和の観点からは一概に悪いことだとは言えない。どちらにせよ6月7日の米国雇用統計が重要指標になる。 夏枯れ相場を意識して、しばらくはポジを大きく動かさないで、長期狙いの銘柄を8月末までに買…

  • 2024年6月へ持ち越す銘柄

    2024年6月へ持ち越す銘柄 (メイン口座のみ) ・アズーム・テイン・インソース・GMOFHD・シノプス・のむら産業・新晃工業・アセンテック・遠州トラック(NEW)・アイビス(NEW)・ベースフード(NEW) 5月の主な売買 U-NEXTを損切り。 SBテクノロジーをTOB発表後に利益確定。 遠州トラック、アイビス、ベースフードに新規IN。 インソースの信用分を利益確定。 テインを決算後に少し利益確定。 トランザクション、メディアドゥ、KHネオケムを売買してトントンで撤退。 5月のPF動向 前半はうまく噛み合って狙っていたところで利益確定できたトレードが多かった。 FOMCやNVIDIA決算の…

  • 2024年5月24日の週_思ってたのとは違う展開

    注目されていたNVIDIAの決算はコンセンサスを上回る数字だった。この結果を受けてAI、半導体が主導する相場が続く期待が高まった。ただ、NVIDIAを含めた一部の企業の独り勝ちがより強く意識されることになれば(実際に決算でもそういう傾向が出ている)、波及範囲は以前よりも狭くなる。米国一辺倒になり、日本が蚊帳の外になる事態もありえる。 グロース指数が底割れした。NVIDIAの決算という懸念材料を無事に経過してからの下げは予想していなかった。決算シーズンが終了しところなので、ここからグロース市場全体を反転させる材料が当面出てこなさそうなので、しばらくは低迷状態が継続するかもしれない。157円台まで…

  • 2024年5月17日の週_神田財務官の不敗神話

    米国CPIが予測した範囲内の数字で物価上昇の伸び悩みが確認できた。この結果を受けてFOMCの利下げ思惑が強まり、為替もしばらくは予測の範囲内のばらつきで推移していくと思われる。結果的に160円近辺での為替介入が投機筋の冷やし玉としてピンポイントに作用して成功だった? テインが微妙な数字の決算だったが想定以上に底堅く推移した。グロース指数は酷い値動きが続いているけど、低PBRの小型株の底堅さは確認されたと言えるかもしれない。 CPI発表後にボラティリティが小さかったのは、22日のNVIDIAの決算が次の方向性の節目になると考えている市場参加者が多いからかも。 結果次第ではAI・半導体主導する地合…

  • 2024年5月10日の週_16日が起点になる?

    ドル円は介入(思惑?)からの急変動で151円台をつけた後、緩やかに円安方向に動いて現時点では155円台で推移している。円安で国力がどうとかの議論はノイズでしかないが、不安定な為替動向は望ましくない。15日の米国CPI発表がトリガーになりそうなので警戒しておく。 コロナ禍で積み上がった米余剰貯蓄の枯渇と、直近の消費データで低所得層の苦境が見えてきているのが懸念材料。これが社会不安の高まりに繋がり連鎖的なパニックを助長することがあるかもしれない。 決算シーズンは自分のなかでは前半が終わった感じだが、前回とは違ってここまでは良い結果で推移している。15日で主力銘柄の決算発表がすべて終わるので、その夜…

  • 2024年5月3日の週_歴史的にドル円が動いた一週間

    歴史的にドル円が動いた一週間になった。 正式に日銀(財務省)が介入をしたとの発表がないので推測になるが この一週間は大まかに説明すると以下のような流れで動いた。 日銀政策会合のハト派的な態度から160円にタッチ →介入が想起される円売りで円高方向に →FOMCがタカ派的じゃないとの印象で利上げ思惑が高まりドル安円高 →その後の米国雇用統計の悪い数字でさらに利上げ思惑が高まり円安を後押し 結果的に神判断の介入タイミングだと評価されて、差配している財務官の神田氏が時の人として持ち上げられているが、8月くらいまでこの水準で抑え込めたら勝利と評価したい。 チェック事項 3月19日に日銀がマイナス金利政…

  • 2024年5月へ持ち越す銘柄

    2024年5月へ持ち越す銘柄 (メイン口座のみ) ・アズーム・テイン・インソース・GMOFHD・シノプス・のむら産業・新晃工業・SBテクノロジー・アセンテック・U-NEXT(NEW) 4月の主な売買 MAXIS Jリート上場投信を微益で売却。 U-NEXTを決算後にIN。タイミングを誤って下げ止まらず含み損。 東京エレクトロン、さくらインターネットの売買で微益確定。 ボードルアを買い戻しからの損切り。 アセンテックを一部損切り。 インソースを買い増し。 4月のPF動向 ドル円の急落(29日には160円を突破)、半導体指数の下落などマクロでの変動が大きかったのと、決算シーズンへの警戒もあり先月と…

  • 2024年4月26日の週_155円の節目突破からの158円台

    株式市場は先週の急落からいったん下げ止まったが、ドル円は155円の節目を突破すると投機筋のショートカバーも入り158円台まで急落した。 節目を超えたことにより、日銀の金融政策批判と結びつけて危機感を煽るコメントが多方面から出ているが、前から言っているように気にしない。それよりも大企業の弱気ガイダンス、国産大豆ミールの大幅安、国内物流施設の空室率上昇などの、デフレ回帰を示唆するニュースが出ているのが懸念材料だ。 週末の選挙で自民党が全敗。投票率の低さを見るとさもありなん。 チェック事項 1月1日に令和6年能登半島地震 3月19日に日銀がマイナス金利政策解除を発表 4月から物流業、建設業に時間外労…

  • 2024年4月19日の週_半導体市場の変調

    ASLM、TSMCの決算から半導体関連が崩れてナスダックが大幅下落。そしてなぜか、ダウよりも強く連動して下がる日経平均指数と、東証グロース。 直近ではイスラエルとイランの衝突が収束傾向になっていることが株価を下支えしているが、この思惑が破られる事態になるとパニックが続くことになりそう。 円安が止まらない。節目の155円が近づき、関係者からの介入を匂わせる記事が出ているが、中長期的には米金利の利下げが予想通りに実施されるかどうかのほうが影響が大きいので、介入とそこからの変動には一喜一憂しないでおく。 円安局面にもかかわらず、外資IT企業から国内AIインフラ関連への投資が立て続けに発表されている。…

  • 2024年4月12日の週_ドル円が153円台まで急落

    ドル円が節目の153円台まで到達し、34年ぶりの円安局面。原油などの輸入品の価格が高騰している状況での円安はネガティブ面のほうが大きいのでそろそろピークアウトしてほしい。 イスラエルとイランの衝突が現在進行系で進んでいるのが心配材料。本格的な衝突になればシーレーンが封鎖されて大変な事態になる。 半導体業界関係者から需要回復の見通しコメントが出てきている。それを裏付けるかのように、信越化学工業の国内工場新設、半導体用な倉庫の新設、MSのAIインフラに4400億円投資など需要を見越したニュースが連続して出てきた。 恒常的な人材不足、電力供給問題など金銭面だけではすぐには解決できないボトルネックがあ…

  • 2024年4月5日の週_市場の好調さほど状況は楽観的ではない

    2024年問題ヤバい、物流ショック、人材不足と言われているが赤字の運送事業者の多く、トラック運転手の給料も上がっていない。供給が需要に追いついてないのに価格に反映されていない歪な状況が継続している。これは運送業界だけではなく日本全体の問題でもある。 歪な状況がこのまま放置されて是正されなければ、どこかの段階で臨界点に達しで大きなショックが引き起こされるだろう。逆に是正スピードが早すぎてもパニックになるかもしれない。市場の好調さほど状況は楽観的ではない。 米国の抑制的な態度でイスラエル問題に収束の兆しが見えてきたかもしれない。ただ、イスラエルが停戦しても問題の解決とは言えない。どうしても火種は消…

  • 2024年3月29日の週_新年度の始まりと節目

    34年ぶりの水準の152円近辺まで円安が進んで、関係者の為替介入を匂わせる発言が増えてきた。このラインが現時点の許容度の限界値になっているようだ。 新年度が始まるタイミングで働き方改革の改正などいくつかの法案が適用される。また、加工品を中心に多くの商品が値上げが始まる。これらの変化はあらかじめ予想されたことなので市場がすぐに大きく動くことは考えにくいが、ひとつの変化が別の領域に作用して大きな事象を生じさせる蓋然性は低いとは言えないので、軽視すべきでなない。 カカオ豆価格の記録的な上昇は未だにピークアウトする気配が見えない。ロシアとウクライナの戦争、中国のバブル崩壊、パナマ運河の数位低下など長ら…

  • 2024年4月へ持ち越す銘柄

    2024年4月へ持ち越す銘柄 (メイン口座のみ)・アズーム・テイン・インソース・GMOFHD・シノプス・のむら産業・新晃工業・SBテクノロジー・アセンテック(NEW)・MAXIS Jリート上場投信 (NEW) 3月の主な売買 ボードルアを利益確定。昨年後半のグロース株が全面的に急落したタイミングで一時は-20%超の含み損を出してもナンピンして保有し続けた。次の決算まで待つべきか迷ったが、材料出尽くし売りが考えられる水準になってきたと判断。 インソースの信用分を利益確定。舟橋ラインの700円台になったら買い戻したい。 新晃工業を買い増し。 アセンテックに決算後にIN。ボードルアの代わりになるかど…

  • 2024年3月22日の週_日銀が17年ぶりの利上げ発表

    18、19日の日銀金融政策決定会合で17年ぶりの利上げを発表し、マイナス金利政策から転換。物価上昇局面の到来で黒田前総裁の時代から続いた金融緩和政策が役目を終えた。 FOMCは今後の利下げを匂わせつつの現状維持で、同じタイミングで日米でパラレルに動くことはなかった。 利上げと言っても緩和的な金融政策は継続するので、実体経済に大きな影響がすぐに出てくることは考えにくい。市場もフォワードガイダンスの鎮静効果が作用したのか、様々な要素を織り込んでパニック的な値動きにならずにひとまずソフトランディングしている。 ドル円が151円台を超えて円安に推移しているのが一番のサプライズか? 米中で投資対象が少な…

  • 2024年3月16日の週_転換点が来る?

    今週は日銀、FOMCなど各国の政策金融決定が集中して発表される。 とくに日銀は春闘での大幅賃上げの後押しもあり、この局面で「政策変更なし」のほうがサプライズになるくらい方向転換の期待が高まっている。 FOMCが同じタイミングで利下げ発表すると、国ごとに金融政策がパラレルに動くことになり、市場関係者に新局面の到来を強く実感させることになる。 これまでの関連銘柄の株価推移を見ると、市場は金利政策の変更を織り込んで動いているところはあるが、短期間の急変動で多くの機関のストップロスの設定値を超えた時は売買が殺到してパニックになるかもしれない。 賃上げが中小企業にも波及するとすれば、内需の強まりの中で物…

  • 2024年3月8日の週_先導株が一旦ピークアウト

    これまで日本市場を先導していた造船関連、住石HD、さくらインターネット、三井E&Sなどがそろってピークアウトして、指数も下方向に動いてきた。同じく強かった銀行株も調整している。 大型株を中心に調整しているが、出遅れていた小型株の中には強さを維持している銘柄もあり、相場全体の明確な方向感は出ていないように見える。 決算イベントが終了したので、3月末からの中央銀行の方針発表までは様子見モードが続くと思われる。 米家計債務が高金利をともなって増え続けているのが気がかりだ。中国だけではなく米国景気も傾いてきたら世界的な不況の火種になるかもしれない。 チェック事項 2023年の日本の平均気温が観測史上最…

  • 2024年3月1日の週_半導体みんなで渡れば怖くない?

    先週に引き続き好調さを維持して、半導体の橋をみんなで渡れば怖くないノリで、4日の月曜日に日経平均株価が40000円を超えた。 個別銘柄を見てみると、半導体やAI関連の先導株がファンダメンタルズから大幅に乖離した価格になっている。とくに、データセンター専業のさくらインターネットの評価がこれだけ高まっているのは理解できない。 こういう熱狂とは距離を取るスタンスなので、まわりの爆益報告に揺さぶられないで、いつも通りの精神でのトレードを心がけたい。 株価史上最高値と内閣支持率最低のニュースが同時に出るのは、政治が株高にコミットしなくなるかもしれないので心配。 チェック事項 2023年の日本の平均気温が…

  • 2024年3月へ持ち越す銘柄

    2024年3月へ持ち越す銘柄 (メイン口座のみ)・アズーム・テイン・インソース・GMOFHD・シノプス・ボードルア・のむら産業・新晃工業・SBテクノロジー(NEW) 2月の主な売買 ネクステージを損切り。 ソフトバンク子会社でマイクロソフトとの取引があるSBテクノロジーをAI思惑で新規IN。 配当利回り高めの半導体関連と評価した東京エレクトロンデバイスに新規INして、微益撤退。 B2CグロースをPFに入れたい思惑でカバーに新規INして、微益撤退。 オイシックス・ラ・大地を会長の不適切発言で下がった後から急騰したタイミングでショートでINしてから損切り。 ブティックスに決算前にINして、決算で従…

  • 2024年2月23日の週_NVIDIAチャレンジからの日経平均株価の史上最高値

    世界中で過去最高レベルに関心度が高まっていたNVIDIAの決算は、純利益8.7倍(約1兆8400億円)で市場予想を上回る数字。 NVIDIAがハイテク市場だけではなく、世界市場の先導株になっているのを証明するかのように決算後に一段とリスクオンが進んだ。 この力強いリスクオンのムーブメントのなかで、日経平均株価は30年ぶりの史上最高値を更新した。 節目を超えたことで、いろんな人の楽観、悲観観測がクローズアップされるようになっているが、ポジトークも多いので真に受ける必要はない。 今押さえておきたいことは、現時点ではバブルの時の高値と違って、日経平均株価だけが世界市場と乖離して割高に評価されている水…

  • 2024年2月16日の週_グロース指数の出来高が増加傾向

    株式市場は生成AI連想の後押しもあり、米国だけではなく世界の株価指数を先導しているGAFAM+NVIDIAの株価が堅調で、リスクオンの地合が継続している。21日のNVIDIAの決算は世界市場の方向性に大きく影響を及ぼすことになりそうだ。 米国の利上げ終了フェーズが近づき、経済指標への市場参加者の感度が高まっているので、ボラティリティが高い展開が予想される。 同様に、日本市場も出来高をともなった上昇でリスクオンの地合になっている。プライム指数だけではなく、長らく低迷していたグロース指数にも出来高の増加傾向が出てきているので、資金が戻ってきて反転の潮目になるかどうか注視したい。 https://s…

  • 2024年2月9日の週_ARMが急騰!ソフトバンクも連想買いからの小型グロース暗雲?

    2月のオルカンへの資金流入が1月の半分の水準のようだ。新NISA枠の一括買いがSNSの一部で話題になっていたが、実需に影響を及ぼすほどだったのは予想していなかった。ただし、現時点では不確定な情報が多いので事実関係を精査する必要がある。 ARMがAI関連として意識されて、買いにさらなる買いが殺到して狂ったように上昇(3営業日で株価は99%)している。ここから主要株主であるソフトバンクGにも連想買いが入って、日経平均株価の指数にもインパクトを及ぼすことになるかもしれない。そうなれば、小型グロースが見向きもされない展開が続くことになるかもしれない。 チェック事項 2023年の日本の平均気温が観測史上…

  • 2024年1月26日の週_マクロ視点とミクロ視点で見える景色が大きく違っている

    業績好調のトヨタ自動車の子会社で不祥事が続いていることが世間に驚きを与えている。内部の問題なのか、環境規制などの外部環境に対応していくことによる要因が強いのか。もし、後者の要因が大きければ同様な事例が世界中で頻発することになりそう。 人材不足と言われるのにIT人材系企業で業績が悪い会社が出てきている。また、2024年問題でトラック運転手が不足するのに、価格改定が他の業界よりも進んでいないという事実もある。 トヨタの件もそうだが、マクロ視点とミクロ視点で見える景色が大きく違っている事例が多い。 アズームの決算は想定通りだった。決算の後は1日押し目を作ってからの出来高を伴った10%超の上昇というイ…

  • 2024年2月へ持ち越す銘柄

    2024年2月へ持ち越す銘柄 (メイン口座のみ)・アズーム・テイン・インソース・GMOFHD・シノプス・ボードルア・のむら産業・新晃工業(新規)・ネクステージ(新規) 1月の主な売買 ベースフードを決算後に損切り。VCが手放してから再INを検討したい。 新晃工業、ネクステージに新規IN。 UFHDを上方修正前に利益確定。 1月のPF動向 グロースの相対的な弱さが響いてパフォーマンスも相対的には良くなかった。 サブ口座の日本エコシステムがクオカード3万円の効果で3日で2.7倍まで上昇したので利益確定した。

  • 2024年1月26日の週_クオカード3万の破壊力

    コストプッシュの物価上昇がひとまず鈍化傾向。ここからはデフレ脱却の実現可否は賃金上昇と需要増のターンになってくる。 日本エコシステムが上場維持のためにクオカード優待を3万円にすると発表して、株価が3日で2.7倍まで上昇。正直、継続性が疑問の総利回り4.4%の価値は理解できない。 こんなに意味不明な理由で上がることがあるなら、退場しなければそのうち勝てる蓋然性が高いんじゃないかな? そういう意識でリスク管理したい。 AIド真ん中のビジネスより既存事業の端っこがAIに引っかかって追い風が出てくるくらいの距離感が自分の投資には合ってそう。 決算シーズンが始まった。労働力不足、温暖化の社会課題と、半導…

  • 2024年1月19日の週_世界と日本の投資家の逆ベクトル

    海外マネーが日本市場に殺到している影響でTOPIXは高値を更新。 とくに中国国内の投資マネーが国内市場に見切りをつけて、プレミアム分のコストを払って海外市場に投資する動きが顕在化している。殺到しすぎて日経ETFの取引一時停止したりでバタつく展開。 海外投資家とは反対に、日本国内の個人投資家は国内よりも海外に目が向いている。その結果、世界市場のダイナミックな動きと比べると国内グロース市場が閑散状態。ただ、売り枯れの様相になりつつあり、個別の材料でS高タッチする銘柄が増えている。 チェック事項 新NISAマネーの海外投資信託買いによるドル買い 2023年の日本の平均気温が観測史上最高に 1月1日に…

  • 2024年1月12日の週_予想通りの新NISAによる投資マネーの流入

    予想通りに新NISAによる投資マネーの流入が観測された。年初の一括買いがどれくらいあったのか把握するために、来月以降の資金の動きもチェックしておきたい。 日経平均が34年ぶりの高さまで上昇したが、グロース指数のパフォーマンスは悪かった。インデックスファンドへの資金流入により大型株への恩恵が大きい反面、国内の小型グロース株には厳しい展開が続きそうなのも予想通りの結果になった。 一喜一憂せずに、余力を残しつつ様子見で対応したい。 チェック事項 新NISAマネーの海外投資信託買いによるドル買い 2023年の日本の平均気温が観測史上最高に 1月1日に令和6年能登半島地震 台湾総統選挙は民進党の頼清徳氏…

  • 2023年度の銘柄ランキングと2024年に向けてのいろいろ

    2023年度の銘柄ランキング(確定損益ベース) 1年の総括の記事に個別銘柄ランキングの記載が抜けていたのでこちらに掲載。 ベスト1のアズーム、ワースト1のはてなは複数年にまたがって保有していた分の損益確定。アズームは9月末のピークアウトからの下落時に全体の半分くらいを段階的に利益確定。はてなは連続で期待外れの決算が出たタイミングで全部損切り。 ベスト 1,アズーム2,ブティックス3,ラウンドワン4,インソース5,のむら産業6,IDOM ワースト 1,はてな2,シノプス3,モビルス4,ネクステージ5,ベースフード6,壽屋7,KHネオケム

  • 2023年12月29日の週_1年の総括

    2023年度のトレードは、小型グロースの低迷に引っ張られてTOPIXにアンダーパフォームしてしまった。 年初にプログリットを決算前に外して、上昇を掴めなかった記憶の残像がその後のトレードの足を引っ張った。造船や商社の大型バリュー株が注目されるようになった2023年の中盤以降も、第2のプログリットを期待して小型株をブレイクアウトの節目で狙って失敗するトレードを繰り返した。 大型株狙いの方針転換ができなかったことよりも、小型株に執着しすぎたことが敗因と思ってる。失敗したトレードに関してはちゃんとリセットして次に向かわなければいけない。 パフォーマンスに関して前回の記事にも少し言及したので、そちらを…

  • 2024年1月へ持ち越す銘柄

    2024年1月へ持ち越す銘柄 (メイン口座のみ)・アズーム・テイン・インソース・GMOFHD・シノプス・UFHD・ボードルア・ベースフード・のむら産業 12月の主な売買 オイシックス・ラ・大地を微益撤退。 ブティックスを底値から半分の含み損まで戻ったタイミングで損切り。その後も連騰し続ける。 フマキラーを利食いからの買い戻しで高値掴みしてしまい損切り。 インソース、のむら産業を買い増し。 住信SBI、VTホールディングスを買って同値撤退。 オリックスを買って微損撤退。 12月のPF動向 中盤までの下降フェーズで振り落とされたのはブティックスだけで、それ以外はホールドできた。 のむら産業の決算で…

  • 2023年12月22日の週_今年もあと一週間

    2023年度もあと一週間で終わる。ここからは締め日を意識したトレードになる。 今年のトレード結果はまだ集計していないが、小型株中心のPFだったこともあり相対的には悪かった。 米国債金利の高止まりからドル円がここまで安値で推移するのは想定していなかった。 今年度の総括と来年度の方針は28日以降に出す予定。 チェック事項 10月7日にハマースによるイスラエル侵攻 中国の信託会社が次の火種かも 新NISAマネーの海外投資信託買いによるドル買い ダイハツが大規模不正で出荷停止 日本製鉄によるUSスチール買収発表 2023年の日本の平均気温が観測史上最高に キーワード 2024年問題、商用不動産価格下落…

  • 2023年12月15日の週_パウエルチャレンジ

    パウエルFRB議長の来年度の利下げ見込み発言を受けて、金融政策の転換が意識されることになりドルが急落し、14日の東京外国為替市場で一時140円台まで下洛。 日本はこれから利上げ局面に向かうことになり、世界の金融市場のなかで特異性が際立ってきている。このような状況下で18日からの日銀政策会合は世界中の市場関係者から注目度が高まっている。 チャレンジングなマクロ市況は不確実性の高まりであり、チャンスでもある。 全力一点集中で数字を出しているところより、全方位展開で種まきしつつそれなりの数字を出しているところを長期目線で狙いたい。 チェック事項 ドル円が乱高下で一時140円台まで円高に 10月7日に…

  • 2023年12月8日の週_うえっちチャレンジ(フェーズ1)

    植田総裁のゼロ金利政策転換を匂わせる発言を受けて、日本国債が下洛したことがトリガーになったのか海外機関の円売りが殺到して、7日のニューヨーク市場で一時141円台まで円安方向に動いた。 日経平均株価指数も一日で500円以上動く日が連続して、一週間で1123円下洛した。当然のごとく小型株も連動してポートフォリオにも厳しい一週間になった。 自民党の安倍派議員の裏金問題が連日話題になっている。これが政局の転換に繋がり、日銀の動向にも影響してくるかもしれないので意識しておきたい。 チェック事項 ドル円が7日に一時141円台まで円高に 10月7日にハマースによるイスラエル侵攻 マザーズ指数がコロナ後高値の…

  • 2023年12月1日の週_今年の漢字は「熊(ベア)」でいい

    前週から引き続き、国内で大型の企業買収の発表が継続している。この流れの中で、欧州系のEQTがHRブレインを買収すると発表。外資系ファンドが時価総額200億円規模の新興企業を買収する動きはあまり見られなかったので、今後も同様の事例が増えてくるか注目しておきたい。国内の小型株が勢いづくきっかけになるかもしれない。 中国で子供の肺炎が急増している。中国当局は一般的な疾患の一種との見方を示しているが、オランダなどいくつかの国でも同様の事例が確認されていて、コロナ禍の初期の頃と似たような状況に各国で警戒感が強まっている。 小型株中心のPFだったので今年の漢字は「熊(ベア)」でいい。 チェック事項 ドル円…

  • 2023年12月へ持ち越す銘柄

    2023年12月へ持ち越す銘柄 (メイン口座のみ)・アズーム・テイン・インソース・GMOFHD・シノプス・UFHD・ボードルア・ベースフード・のむら産業・オイシックス・ラ・大地(新規)・ブティックス(新規)・フマキラー(新規) 11月の主な売買 IDOMを現代ビジネス砲で下がった時に拾った分も合わせて利益確定。 決算後の急落時に拾ったエスプールを底値からある程度戻ってきたタイミングで微損撤退。 含み損が膨らんでいたボードルア、インソースの信用分をある程度戻ってきたタイミングで損切り。 UFHD,ベースフードの信用分を利益確定。 カヤバを売買して損切り。 ピークアウトから低迷中のオイシックス・ラ…

  • 2023年11月24日の週_年末を意識

    ドル円が147円台まで売られた後に反転して150円近辺で推移。利上げサイクルの終了思惑の強まりとともに、今後も落ち着きがない動きが継続しそうだ。 そろそろ年末を意識しておきたい。機関投資家の決算日までの損益確定という例年の事象だけではなく、今年は個人投資家の新NISAのためのキャッシュ確保売りという特異事例が出てくるかどうかを考慮しておきたい。 来年以降に生成AI利用によるビジネス面での影響が顕在化してくると予想している。すでにいくつかの企業で生成AIを利用した事例が報告されている。効率化により業績向上する事業者が増える一方で、人員削減の影響を受けて業績悪化する事業者も増えてくるだろう。 チェ…

  • 2023年11月17日の週_利上げサイクルの終わり

    ドル円が152円に迫る33年ぶりの水準まで上昇したが、米国のインフレ鈍化からの利上サイクル終了観測が強くなった影響もあり、150円を割り込むまで急落した。 米国債金利の低下は資本コスト低下であり、グロース評価されている銘柄には追い風になると考えられるが、実体経済の悪化見通し高まりでもあるので、一元的に株価に好影響を及ぼすという判断は適切ではない。 エムスリーがベネフィット・ワンをTOBすると発表。先週からの日本国内の資本政策転換の流れが続いているようだ。 中小企業の倒産ペースがコロナ禍を上回る水準。物価高以上に人手不足による倒産が顕著になっている。 ここからは世界市況の転換と、国内事情を合わせ…

  • 2023年11月10日の週_相対的な優位性を意識

    米国雇用統計の悪化が米国債金利の下げ圧力になりそうだ。金利高はグロース銘柄のネガティブ要因として作用していたが、景気悪化のフラグにもなるので両手を上げて喜ぶわけにはいかない。クレジットカードの延滞率の高水準、財政リスクを懸念されて格付けの格下げなどネガティブなニュースが出ていることも気にしておく。 まあいろいろ考えてもわからないことなので、長らくPFを苦しめていたジャパニーズグロース銘柄が底入れしてくれたらラッキーということにしておこう。 ベネッセのMBO、富士ソフトの子会社4社のTOBのような資本政策を実施する企業が増えてくれば、日本市場の資金流出を留める力学として機関投資家に意識されるかも…

  • 2023年11月3日の週_さよならマザーズ指数

    10月の米国雇用統計の悪化を受けて、金利政策の転換が期待された影響が大きいのか、グロース銘柄に資金が戻りつつある。雇用の悪化で株価が上がるというのは変な話だけど、それだけ思惑優先で市場が動いていたということだろう。 イスラエル侵攻は酷い状況に変わりがないが、現時点では中東全体の争乱へと発展するとの見方をしている有識者は少ないようだ。 11月6日から「東証マザーズ指数」が「東証グロース市場250指数」へ名称変更される。構成銘柄がグロース市場の全上場銘柄(548銘柄)から上位250銘柄の絞られる。銘柄の更新は8月の最終営業日を基準日として、10月の最終営業日に行われる。マザーズ指数の時から段階的に…

  • 2023年11月へ持ち越す銘柄 (メイン口座のみ)

    2023年11月へ持ち越す銘柄 (メイン口座のみ)・アズーム・テイン・インソース・GMOFHD・シノプス・UFHD・ボードルア・エスプール・ベースフード・のむら産業・IDOM(新規) 10月の主な売買 壽屋、モビルスを損切り。 エスプールを決算前に損切りして、決算後にS安してから買い戻し。 アズームを移動平均を割り込んで下落したのを見て段階的に利益確定。平均売却額が7400円超で、ピークの半分以下の保有数に。 インソースを900円以下で買い増し。 ベースフードをカビショックを受けて半分くらい損切り。 10月のPF動向 今まで強さを維持してPFを支えてくれていたアズームがピークアウトして、激震が…

  • 2023年10月27日の週_米国債10年金利が節目の5%超え

    先週、米金利が主導する地合いだと言ったが、米国債10年金利が節目の5%を超え、ドル円も150円をタッチして方向転換の兆しはまだ見えていない。 節目を超えたからと一喜一憂する必要はないが、イスラエルの侵攻からの中東全体への波及懸念は強まるなかで悲観的な目線で事態を見守る必要がある。 米国の個人消費が予想に反して好調に推移しているので、利下げが遠のいたように見えるが、所得を切り崩して消費しているデータも出ているので、一定の閾値を超えると経済状況が急速に逆回転するかもしれない。これを受けて米金利の高止まりは解消するかもしれないが、実体経済も悪化することで市場にどのように作用するかはわからない。 記録…

  • 2023年10月20日の週_米長期金利の上昇がマザーズに直撃

    米長期金利の上昇が世界中のリスクマネーに重しになっている。上昇力を奪うだけではなく足場が崩壊して下げ止まらなくなっている。 マザーズ指数が再び下落モードに入ってきて日本の多くの個人投資家から悲鳴が聞こえてきている。ただ、まだフルレバの投資家も多くいてそうなので底入れは先だろう。 長らく上昇基調が続いていたアズームが決算まで耐えることができずに底抜けしてきた。下落に合わせて段階的に利益確定したが、タイミングが遅かったのが悔やまれる。 決算シーズンが本格化するが、アズームの保有枚数が減ったので影響は小さくなった。当面は米国の金利政策とイスラエル侵攻の波及範囲とトリガーになってくると想定して、リスク…

  • 2023年10月13日の週_ガザ地区大規模侵攻への警戒感

    市場は金利ショックが一旦収まったと思いきや、ハマスのイスラエル侵攻を受けて新たな波乱局面に移行した。 イスラエルのガザ地区への大規模侵攻の警戒感でリスクオフの動きが顕著になっている。結果次第ではイランやサウジアラビなどの原油国を巻き込んだ中東全体の争乱に発展して、世界経済への影響も避けられなくなる。 決算シーズンに入ったが、外部環境に引き寄せられて決算後の値動きが無茶苦茶で苦しい展開。ぬかるみ状態の地合いが固まるまでは消極的モードで見守りたい。 チェック事項 ドル円が150円近辺で推移 金価史上最高値で1グラム1万円台に TOPIXは33年ぶりの高値更新 10月7日にハマースによるイスラエル侵…

  • 2023年10月6日の週_有事より金利?

    10月7日にパレスチナのガザ地区を支配するハマースによるイスラエルへの攻撃で、イスラエルが宣戦布告し戦争状態になった。イスラエル人だけではなく欧米の観光客にも多数の被害者も出ている。現時点ではイランなどの中東各国が積極的に参戦する意志を見せていないが、余談を許さない状況に変わりはない。 この事態を受けてピークアウトした原油価格が上昇していたが、今のところ世界市場に大きな影響を及ぼしていないどころか、10日の日本市場は前週の金利ショックパニックからの振り戻しの影響もあって大きく上昇している。有事よりも金利に反応する地合いなのだろうか? 日本市場への影響として意識しておきたいのは、原油価格の推移と…

  • 2023年9月29日の週_ドル円が150円を試す展開

    先週末(9月22日)からの、グロース系の底入れからの反転というトレンド転換の兆しが継続している模様。 日本市場にポジティブな観測が見られるが、それよりもドル円が150円にタッチしそうなのが気がかりだ。日米の金利差の要因が大きく、どうしようもないと割り切りつつ、150円を超えても下落し続ける展開までは想定していないので注意したい。 現物株を売却してキャッシュ比率が今年最大の水準まで増えた。ここからは10月の決算シーズンを逆算したトレードを心がけたい。あと、今年の終盤ターンに入ったので2024年問題をテーマとしてのウェートを上げておく。 チェック事項 1ドル149円台まで下落 金価史上最高値で1グ…

  • 2023年10月へ持ち越す銘柄

    2023年10月へ持ち越す銘柄 (メイン口座のみ)・アズーム・テイン・インソース・GMOFHD・シノプス・モビルス・UFHD・ボードルア・壽屋・エスプール・ベースフード・のむら産業(新規) 9月の主な売買 長期保有していたはてなを決算後に全部損切り。 アクシージア(ショート)を決算前に損切り。 アシックス(ショート)を何度か売買してトータルでマイナス。 アズーム、テインをリバランスのために少し利益確定。 ネクステージを文春砲の後の下落からロングで入って何度が売買したがトータルでマイナス。 ベースフードを細かく買い増し。 のむら産業を決算後に打診買い。 ビューティガレージ、エンビプロHDにロング…

  • 2023年9月22日の週_日本の自律性をニュートラルな目線で

    日銀金融政策決定会合とFOMCが大きなサプライズがなく終了した。想定よりも下がらない物価が米国の利上げの長期化に作用し、それが世界の市場に波及する構図になっている。 ただ、先週も言及したように、日本市場と米国市場に関しては金融政策のパラレルな状況(ゼロ金利政策と利上げの継続)の長期化を意味し、デカップリングを助長する結果になりつつある。これは日本株と日本経済の自律性と言い換えることができるが、ポジティブなのかどうかはわからない。現時点ではニュートラルな目線で見守りたい。 デカップリングと言えば、バリュー株に劣後し続けていた新興グロースに復活の兆しが見えてきたかもしれないのでこちらの方向性も注視…

  • 2023年9月15日の週_TOPIXとNYダウのデカップリング🍮

    日足ベースでTOPIXとNYダウのデカップリング🍮が顕在化してきた。識者の間でもこれまで続いた日米の市場の連動性が無くなるという観測が出てきているので、今後の方向性を注視しておきたい。はたして日米の逆相関をポジティブに捉えるべきか、ネガティブに捉えるべきか。 高値圏を推移しているTOPIXがこのまま一本調子で上がり続けるとは思えない。近いタイミングで振り戻しが来ると見ているけど、ずっと低迷している小型株と一部のグロース銘柄が下げにだけ連動したら辛い。 現物枠で長期間保有していたはてなを決算後に全部損切り。期ずれで今期減益と言いながら、何食わぬ顔で来期も減益予想出すのは理解の範疇を超えたので。結…

  • 2023年9月8日の週_考えたら負けのターン?

    既存のワクチンが効きにくい新型コロナの変異種が猛威を振るっているのと合わせて、本来はもう少し寒くなってから増えてくるインフルエンザの感染増のダブルパンチで学級閉鎖の学校が出てきている。この流れは始まったばかりで、当面は収束が見えにくいので警戒しておきたい。 市場はヒトよりモノの評価が高いフェーズが継続しているように見えるが、身近な事例だけを見ても説明できないことが多すぎる。 iPhoneの国有企業の利用禁止措置などで中国リスクがクローズアップされているタイミングで中国工場の生産比率が高いテインが4桁復帰。 同じ内需グロース枠のアズームがAHT更新で、インソースは底抜けして下落のデカップリング。…

  • 2023年9月1日の週_日米金利差の混乱

    好調なTOPIXの裏側で、国内の金販売価格が1グラム1万円台の史上最高値まで上昇している。リスクオンムードと有事の金買いが進んでいるように見えて変な感じがする。直近の金価格の上昇は円安の影響を受けた日本国内の販売価格だけであることには注意したい。 米国の利上げ終了思惑と、日銀のゼロ金利政策終了思惑というパラレルな方向性は市場に混乱を生みそうだ。実際に金融や市場の関係者のコメントも感情的な内容が増えてきているように見える。 今のPFはインフレに対して無防備なので改善が必要になってくる。短期の値動きだけ見て高値判定するのではなくて、長期目線で対応していかなければいけない。 チェック事項 ドル円が日…

  • 2023年9月へ持ち越す銘柄

    2023年9月へ持ち越す銘柄 (メイン口座のみ)・アズーム・テイン・インソース・はてな・GMOFHD・シノプス・モビルス・UFHD・ボードルア・壽屋・エスプール(新規)・ベースフード(新規)・アクシージア(ショート 新規)・アシックス(ショート 新規) 8月の主な売買 エスプールを8月初旬に500円台前半で打診買いしたが底入れせず。 ベースフードを500円~600円のレンジを意識して打診買い。 スターツ出版を直近の弱さとチャートの位置を懸念して売却。 ブティックスを決算後に下げた後に利食い。 アクシージアを日本製品不買の影響でライブコマースがやりにくくなる思惑で売建て。 アシックスをスニーカー…

  • 2023年8月25日の週_ジャクソンホールのホールは穴

    よくよく考えてみたら、ジャクソンホールの場所もちゃんとわかってないのに警戒していたのは変な話だった。会合終了後も方向転換するような気配はなく、円安基調も止まらず146円台で推移。 24日に長年の懸案だった処理水排出が開始された。日本国内の反応は概ね想定通りだったけど、中国の反応は中国政府に国民の不満の捌け口として利用されたこともあり想定以上に酷かった。短期的にはインバウンド事業にも影響を及ぼしそうだ。一時的に加熱しているだけで長期化することはないと見ているが、こちらの予想も裏切られることになるかもしれない。 マザースがここから底入れして上昇基調になるか、さらに底を掘る展開になるかを見極めてから…

  • 2023年8月18日の週_潮目転換のイメージが薄っすらと

    中国恒大集団が17日に、外国企業による米国内保有資産の保全を可能にする米連邦破産法15条の適用をニューヨークの連邦破産裁判所に申請した。その結果ここ数年燻っていた問題は新たな局面へと展開されることになった。 現時点では波及範囲は投資家と中国国内の不動産保有者に限定されているのでリーマンショック級の事態になることはないと見ている。 独裁政権と言えども、持続的な国家運営のためには経済政策で一定ラインの成果は必要なので、中国国内のインテリジェンスを集めて、日本のバブル崩壊、リーマンショックなど過去の事例を参考にしつつ機動的な措置を出してくることだろう。 中国恒大集団問題が席巻して市場がパニックになっ…

  • 2023年8月11日の週_潮目の転換を待つスタンスで

    テインの決算が出て自分の中の決算シーズンはほぼ終わり。直近のパフォーマンスを総括すると、インバウンド関連、値上げ食品関連にまったく乗れてないのが厳しい結果になった。人材系の逆張りは短期スパンで見ると失敗。 米国の金利政策の転換、その影響を受ける為替相場、米国の商用不動産。1人負けのマザーズ指数(新興小型株)にマネーは戻ってくるかどうか。インバウンドから人材系へのトレンド転換。などを意識してジャクソン会議後の潮目の転換を待つスタンスで。 チェック事項 ロシアのウクライナ侵攻から1年経過 ドル円が乱高下 中古車の対ロシア輸出規制 供給過多による在庫調整フェーズ 24日~26日にジャクソン会議 キー…

  • 2023年8月4日の週_決算シーズンも折り返しに

    日銀会合、FOMCという重要イベントが終了し、重要指標も一通り出揃ったので、各社の決算結果がよりダイレクトに市場に影響を及ぼしてくる地合いになりそうだ。 ビックモーター問題は損保ジャパンへの延焼が鎮火出来ないレベルになってきている。泣く子も黙る金融庁が動き、保険業界を巻き込んだ大騒動になるのがほぼ確実な状況だ。 10日に決算予定のテインが連騰している。8月のはじめにでたこの記事の後押しも大きいと思われる。今まで出たことがない長期業績見通しのグラフまで入ってきていて、決算直前に出てくる記事にしては内容を盛り込みすぎ。 チェック事項 ロシアのウクライナ侵攻から1年経過 ドル円が乱高下 中古車の対ロ…

  • 2023年8月_ほろうみマブスの動向

    2023年8月へ持ち越す銘柄 (メイン口座のみ)・アズーム・テイン・インソース・はてな・GMOFHD・シノプス・ブティックス・モビルス・スターツ出版・UFHD・ボードルア(新規)・壽屋(新規) 7月の主な売買 アセンテック、そーせいを損切り。 ボードルアを決算後の押し目思惑で買い注文。 壽屋を2500円台のラインを意識して買い注文。 ブティックスを決算前までに半分以上利益確定。 UFHDを細かく売買して利益確定。 KHネオケムを決算後に微益で利益確定。 ライフドリンクカンパニーを細かく売買して利益確定。 BeeXを決算後に売買して損切り撤退。 インソースを1200円ラインを意識して買い増し。 …

  • 2023年7月28日の週_植田日銀が動きます

    日銀が28日の会合でYCC運用を柔軟化方針を発表。長期金利の上昇抑制を目的に国債を買い入れる指し値オペの水準を、従来の0.5%から1.0%に引き上げた。 この方針転換自体が実体経済に直接作用する度合いは微々たるものだが、ゼロ金利政策終了を見据えた動きだと市場関係者に意識されることになる。このような方針転換が今後も米国の金利政策を見据えながら段階的に進められていくことになるだろう。 ただ一点注意しておきたいのは、このような方針転換は性質的に市場関係者の予測の裏をかくようなサプライズ発表になるということだ。市場関係者が先回りして反対売買を仕掛けることを肯定する理由はどこにもない。 ビックモーターの…

  • 2023年7月21日の週_決算シーズンと不安定な為替市況

    ドル円の乱高下が続いている。市場関係者のコメントひとつで大きく動いしまって落ち着きがない。 ロシアの穀物合意停止でウクライナからの穀物の輸出が止まってしまうのは大きな気がかりだ。穀物需給の悪化は世界経済に波及する。何よりも依存度が高い新興国の社会情勢に直結している事象なのが重い。 ビックモーター問題のメディア報道が加熱している。ほんとに酷い現状なのは間違いないが、いまの関心事はこの問題がビックモーター固有の問題なのか業界全体の問題なのかどうかだ。中古車販売業だけではなく損保保険業界にも構造的問題が顕在化するとなると、その影響は計り知れない。 来週後半に開かれる日銀会合の前には、重要なイベントや…

  • 2023年7月14日の週_ドル円が1年の最安値137円台まで

    前週からの円高基調が止まらず、ここ1年の最安値137円台まで下落。日銀のYCC政策の修正思惑の影響があるとの関係者コメントが出ているが後付け感が強い。米金利とその方向性の思惑との相関性だけは気にしておきたい。FOMCが利下げに移行したらよりダイナミックに為替が動くことになるかもしれない。 原油の販売価格が1リットル170円以上まで上昇。大型連休の観光にも影響が出てくるかもしれない。 為替の底入れが確認できて安定し、7月末の主力銘柄の決算を超えるまでは様子見モードで対処したい。 チェック事項 ロシアのウクライナ侵攻から1年経過 機関投資家のPFリバランス売り懸念 エルニーニョ現象によるアジアの食…

  • 2023年7月7日の週_円安はひとまずピークアウト

    145円台をタッチしたドル円は142円台まで円高方向に振れてピークアウトの様相。日米の株価指数もここ一ヶ月の右肩上がりからもみ合い状態移行したように見える。 日米で重要指数発表が続いているが、ほとんどが想定通りのコロナ禍時代からの立ち直りを裏付ける数字で、良くも悪くもサプライズは見られない。 水星の魔女を視聴しての考察だけど、リアルタイム双方向通信の普及で、目的地へ移動する間のドラマ性が要求されなくなったことが創作物にも影響を及ぼし始めているように思えた。 最終的にこういう人々の意識変化はモビリティの分野そのものにも影響を及ぼしていくかもしれない。EV,自動運転のための規格の画一化の促進は、短…

  • 2023年6月30日の週_ドル円が145円台まで下落

    ワグネル問題はプリコジン氏がベラルーシに到着したという報道は出たが、それ以降は観測報道が中心で大きな動きは見られない。 ウクライナ東部の戦局も一進一退でウクライナ側に大きな戦果は出ていないもよう。サポリージャ原発付近でのロシア軍のテロ活動というきな臭いニュースが出ているのが気がかりだ。 日米金利の乖離が当面続くという思惑なのか、円安基調が止まらずドル円が一時145円台まで下落。この水準で止まらなければ日銀のレートチェックが入ってくるかもしれない。 株式市場は機関のリバランスや、ETFの決算日前のポジション解消の思惑もあり、高値近辺で揉み合い。13週ぶりに売り越した海外投資家の動向も大きく影響し…

  • 2023年7月へ持ち越す銘柄

    2023年7月へ持ち越す銘柄 (メイン口座のみ)・アズーム・テイン・インソース・はてな・GMOFHD・シノプス・ブティックス・モビルス・アセンテック・スターツ出版・UFHD(新規)・そーせい(新規) 6月の主な売買 プレミアグループを損切り。トーカロを微益撤退。 大口株主が寄り付きで売りまくっているUFHDに円安恩恵銘柄思惑でIN。 決算後に大きく下げていたが、エヌビディア連想で出来高をともなって急騰したアセンテックに再IN。 ファイザーショックのそーせいを軽い気持ちで1600円近辺で拾って即含み損で捕まって放置中。 アピリッツ、日本エコシステム、ビューティガレージ(ショート)などを売買したが…

  • 2023年6月23日の週_びっくりワグネル露侵攻劇

    24日にワグネルがロシアで武装蜂起し、ロストフの南部軍管区司令部を制圧し、その日のうちにモスクワまで200kmの地点まで侵攻。その後ルカシェンコ大統領の仲介により、ワグネルは侵攻拠点から引き上げてプリコジン氏は亡命? プリコジン氏が求めていたショイグ国防省とゲラシモフ参謀総長の辞任が決まったという観測報道が出ている。また、現時点でプリコジン氏の消息が不明ということも合わせてどういう結末で収まるのかは不確定。 1日のうちにこれだけ物事が目まぐるしく動くのは誰もが予想できなかった。ロシアという国に対しての理解不能さをあらためて意識させられた結果になったが、この一連の侵攻でロシア国内の動揺は大きく、…

  • 2023年6月16日の週_アベノミクス相場の初動に似ている?

    予想されていた衆議院議員解散の線はひとまず消えた。FOMCは利上げは無かったが今後の利上げを匂わす発言も出ていて方向感が定まらない感じ。こうした結果は市場に大きな影響を与えなかったように見える。 日経平均が売買代金を伴っての上昇を継続。10週連続の連騰で歴代4位のタイに。この上昇を主導しているのは海外マネーなので小型株の動きは緩慢だったが、金曜日には小型株にも連動して動いてくる兆しが見えてきた。 このような市場の動きにアベノミクス相場の初動に似ているんじゃないかと意識する投資家が増えている。 機関投資家のPFリバランス、米商用不動産問題などネガティブな火種は潜在しているので、楽観モードでリスク…

  • 2023年6月9日の週_不確実性が高まったFOMC

    節目を越えて上昇し続けた日本市場がピークアウトする警戒感が強まっている。海外投資家の動向次第なのが共通認識になっているが、ここ数ヶ月のフローだけで流入してくる海外マネーの限界を設定するのは間違ってる。アベノミクスの始まりからの長期スパンのフローを見るとまだまだ流入余地があるようにも見える。 岸田首相が13日に記者会見を予定しているが、その時に衆議院解散宣言があるかもしれない。総選挙の有り無しでポジを動かすことは考えていないが、市場がパニックになった時の個別株の動きはチェックしたい。 むしろ、その次の日の夜間時間に発表があるFOMCのほうが重大イベントだ。利下げ発表だったらインパクトが大きい。米…

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