2024年6月7日の週_データと実態への懐疑
米国雇用統計は市場予想を上回る大幅増加だったが、以下のように直近に発表された雇用関連の統計との乖離が顕著だった。それぞれの統計のタイムラグを考慮する必要はあるとしても、データがどれだけ実態を捉えているかの懐疑的な見方が広まっているように思える。 とは言っても、結局のところはこれらのデータを見てFOMCがどういう決定を下すかなので、これ以上考えるのはやめておく。 米求人数→低水準米ADP民間雇用者数→低水準米クレジットカードのデフォルト率の高まり米雇用者数→大幅増加 基本給が29年ぶりの増加率だったが、実質賃金は減少していて現状では物価高騰に追いついていない。これではデフレ脱却の道筋は厳しく、国…
2024/06/10 12:30