子どもってどんな存在?子育てって大変だよね。どんな遊びや玩具がいいの?などなど、 たくさんお話していけたらと思っています。 みなさんの子育てに、楽しくご一緒させて頂けたら嬉しいです。
ここ数回、想像力にまつわるお話を続けていますが、 それがなぜかと言いますと、 本当にここ近年、想像力に乏しい子どもたちが増えているからなのです。 以前述べたように、夢を持つことは今の自分ではない姿を想像することです。 その力が乏しいということは、 子どもが子どもらしく、子どもの世界を満喫できていないという象徴です。 そして想像して、現実に戻って、また空想して、現実に戻ってという 日々の体験の薄さは、大人になったときの力にも影響を与えます。 それについて私はこんな風に説明したいと思います。 将来こんなことをやっていきたい。 大人になったらこんな風に生きていきたい。 夢を見て、夢を語ることは素晴ら…
♪おおきくなったらなにになる~?おおきくなったらなにになる~? なんていう子どもが大好きな手遊び歌もありますが…。 「大きくなったら何になりたいかな」 そう問いかけると、 小さな子どもは 大きくなったときの自分に夢をふくらませます。 この時の“大きくなったら”は 特別“大人になったら”というわけでも、何年後かの自分なんて概念はありません。 とにかく今より大きくなったら、で良いのです。 それはその子にとって、明日かもしれないし、一週間後かもしれない。 一年たって一つ上の学年の子を想像しているかもしれない。 そんな曖昧なものです。 そして、幼ければ幼いほど、どんなものだっていいのです。 スーパーヒ…
今日は、少々子どもの世界から離れた内容でスタート。 ファンタジーの世界と現実の世界との共有(垣根の理解) それがうまくできるからこそ 人間はきちんとした意識の中で、 ただしく物事を解き進めていくことができるのです。 大人になってもなお ファンタジーの世界だけに意識が留まり、 頭の中を空想のものだけが蔓延し、 現実とそれとの区別ができなくなったら、それはただの「妄想」です。 「想像」することと、「妄想」に走ってしまうこと。 これは、全く異なるものです。 わかりやすい例えを用いるならば…、 「好きな人ができたとき」 まず人は自分が好きという感情と同時に 「相手は自分をどう思っているか」を想像します…
ファンタジー… 子どもの世界観にファンタジーはつきものです。 もっと言えば、「ファンタジーの世界」とは、 子どもになくてはならないものです。 ファンタジーは子ども自身の想像の世界であったり、 絵本の中の世界であったりもします。 今回は様々なファンタジーの世界の中から 絵本の中にある子どもの世界について お話をしていきたいと思います。 ファンタジーという言葉だけだと、難しく感じてしまう方もいるでしょうか。 定義としては、 「想像的、幻想的、空想的な事象」 また「それらを主題にした、フィクション作品」 といったところですが、 子どもにとってのファンタジー絵本は、 主人公とともに空想の世界を冒険する…
色水実験のパート2です。 前回は2歳児くらいの子どもを対象に 手首の活動も含み、 大きなスプーンや大きな氷の作れる製氷皿を使いました。 今回は少しレベルをあげて 幼児期(3歳児~4歳に向かっていく時期くらいの子~)の子どもに 色彩感覚をもっと味わえる活動としてご紹介します。 今回使う道具はこちら。 色水とカップ、トレイはパート1と同じです。 トレイの必要性は前回お話した通りです。 パート1と異なるのは、製氷皿とスポイトのご用意。 こちらも100円ショップなどに売っているもので大丈夫です。 小さな氷がたくさん作れる製氷皿と スポイトは理科の実験用でも習字用でもOKです。 ただし年齢によって 使い…
前回お話した「三原色」。 「赤」「青」「黄色」から織り成す無限の混色の世界。 今日はその実践版「色水実践」あそびをご紹介します。 まずパート1です。 年齢的には、2歳くらいの子どもから楽しめるあそびです。 用意するものはこんな感じ。 すべて100円ショップでそろうものです。 トレイはこぼれたときでも安心ですし、 この上であそぶという感覚も大切なので、必ず用意してあげてください。 氷を作る製氷トレイは8~10ブロック作れるもの。 色水をすくうスプーンは上のようなものでもよいですし、 5gくらいの小さな軽量スプーンもいいですよ。 こんな小さな計量カップも楽しいです。 色水は食紅を使ってプリンカップ…
色の「三原色」という言葉は聞いたことがあるでしょうか。 「3つの色」と聞くと、 みなさんがピンとくるものは プリンターなどに使われる「マゼンダ」「シアン」「イエロー」などでしょうか。 今やこの3つは馴染みのあるフレーズになりましたね。 絵画や子どもの遊びの中でも この3つの色「三原色」は、幾度となく登場します。 もっと言えば、 幼児期に用意する色で これ以外の色は“必要ない”と言っても過言ではありません。 なぜなら… この3つがあれば、どんな様々な色が作れるからです。 子どもたちが使う場合には、 「マゼンダ」「シアン」「イエロ―」という言い方ではなく もちろんシンプルに「赤」「青」「黄色」と言…
スライム作りの続きです。 昨日はスライムの作り方自体と、 その工程も子どもにとってとても楽しいものですよ、 というお話をしました。 今日はその追加版です。 これは子ども自身が発想したあそび。 いわば子どもから生まれたあそびです。 ジャジャーーーン!! 『恐竜とじこめちゃった!』 100均で売っている恐竜の消しゴムを、 スライムの中にくるんでしまったわけです。 「なに?これ」と聞くと 「氷の中と、琥珀の中にとじこめられてるんだよ」と。 なるほど、確かに。 映画などで、古代のものが現代によみがえるときに、 よく出てくるのは、氷の塊だったり琥珀だったりしますものね。 なるほど~…と、大人目線ではとて…
子どもが大好きなあそび「スライム」。 口に入れてしまう時期だと、まだ少し難しいかもしれませんが、 2歳くらいになると、本当に大好きです。 触ったりのばしたり、細かくしたり…。 なぜこんなに好きなのでしょうか。 クニャッとした感触が嫌な子もいますが、 作るのはとっても楽しいと、 その工程もまたあそびのひとつです。 今日は、 作って楽しい見た目も透き通って綺麗な「スライム作り」を ご紹介したいと思います。 使う材料は、 「洗濯のり」「ホウ砂」と口に入れてしまうと大変なものです。 口に入れないことや、 遊び終わった後に手洗いをきちんとできるかどうかを はじめるときの目安にしてください。 子どもときち…
小麦粉粘土と並んで、 子どもの感覚・感触のあそびで大人気。 「片栗粉あそび」をご紹介します。 ご紹介…というまでもなく、片栗粉の性質をただ取り入れただけ…。 けれど子どもは「気持ちいいね~」「おもしろいね~」と 夢中で遊ぶのです。 『粉を入れるよ~』 今回は小さなペットボトルに、食紅で作った色水も用意しました。 『青い色水入れようかな~』 ヘラで混ぜていきます。 『お!ちょっと固いぞ。ギシギシする感じ。』 『赤い色水も入れようかな~』 ゆるくなりすぎないように、少しづつ水を足していきます。 『面白い模様になった~』 薄めていない食紅を入れるとマーブリング模様になります。 固すぎず、ゆるすぎない…
「小麦粉粘土」を例にとって、 気持ちの良い感覚あそびをご紹介しましたが、 小さな子どもにとって、指先や手のひらの感覚に たくさん刺激を受けながら遊ぶということは、 とても大切なことです。 小さい赤ちゃんが、 自分の口の中に手を入れている行為も 自然のうちに一生懸命その感覚に刺激を入れて、 何かを感じ取ろうとしているのです。 その感じたいという欲求は、 乳児期を経て幼児期になっても続きます。 まだおぼつかない指や手のひらで 子どもたちは、自分自身の感覚や外界の刺激を たくさんたくさん感じて、 感じ取りたいという欲求や心の安定を満たして、 そして次のステップに進んでいくのです。 口の中に指を入れて…
家庭でできる粘土作り。 今日は、小麦粉粘土と同じ作り方で、 もっとフワフワの粘土を、簡単に作れる方法をご紹介します。 よくクリームオブターターを入れたり、 塩を入れたり、火にかけたり…。 小麦粉粘土ひとつとっても、様々な作り方や感触があるのですが、 今回はより簡単に そしてご家庭で、子ども自身が楽しみながら作れる方法のご紹介です。 (他のバリエーションは、また別の機会でお伝えしますね。) 『左が小麦粉、右が片栗粉、あ、色が違うね』 まずは「小麦粉」と「片栗粉」を1:1くらいで入れます。 『小麦粉と片栗粉…ちょっと違う感触だね』 2種類の粉をまんべんなく混ぜ合わせます。 粉の色の違い、感触の違い…
前回、感覚や感触のあそびで人気のある「小麦粉粘土」のご紹介をしました。 紹介といっても、とても触りだけでしたので、 今日はもっと子どもの世界に入り込んで、 こんな遊び方も「実は子どもは大好きなんですよ」というものをご紹介します。 「小麦粉粘土」が出来るまで、の別の感触あそびです。 小麦粉粘土自体は多くの保育園や幼稚園、子どもの遊ぶ場所で提供されていますので、 みなさんよくご存じのことと思います。 でも多くは、出来上がった粘土を「はい、どうぞ」と大人から渡されて遊び始める、 というものではないでしょうか。 実は、粘土が出来上がるその工程の中にも、 子どもにとっては、指先や手のひらの感覚をたくさん…
今日は具体的な子どものあそびのご紹介です。 感覚を使った遊びの中で よく保育園や幼稚園などで用いられるものが 「小麦粉粘土」や「スライム遊び」。 どちらも指先や手首を使う活動に移る前には、大切な遊びです。 または年齢が幼児期になっても、 細かい作業や描く活動にあまり集中できない子どもには、 もう一度このような遊びをたくさんやらせてあげるものいいですね。 ほら、この手を見てください。 小さな手で、一生懸命丸めたり握ったりつぶしたり…。 小麦粉粘土のふわふわした感覚は、 油粘土や紙粘土とはまた異なり、何とも言えず気持ちの良いものです。 また食物なので、小さな子どもにも安心ですね。 (小麦粉アレルギ…
乳幼児期の子どもにとって、 夢中で遊ぶこと、また、自然の中で五感を使って遊ぶことが、 いかに大切かということを前回までお話しました。 今回は 自然の中でも遊ぶ以外にも、 感覚をたくさん使って「遊べる」をテーマにしたいと思います。 確かに自然は、感覚遊び・五感を使った遊びの宝庫ですが、 子どもが夢中になれる遊びは、自然の中でなくても設定できます。 雨や、今回のコロナ禍のような事態で、外に遊びにいけないとき。 今の時代、小さな幼児期の子どもでも、 安易にテレビやゲームの刺激で満足しがちです。 これが続いて、子どもの脳に良いわけはありません。 テレビやゲームがなくても、 子どもは感覚をたくさん使うこ…
五感(ごかん)とは、何でしょうか。 また、同じ読み方で「五官」と表すものもあります。 「五感」とは 外界からの刺激を感知するための機能で “視覚“、”聴覚” 、“嗅覚“、”味覚”、“触覚“のことを指し、 それによって感じる意識のことです。 また「五官」とは 五感を感じる器官のことで、 目、耳、鼻、口、皮膚のことを指し つまり、感覚を意識する身体の器官自体のことを示しています。 (漢方では、人間の顔の上にある五つの感覚用器官を指すようで、皮膚が五官に入らず、代わりに舌が入るなど諸説ありますが、今回は前述したもので表します。) 一部・日本辞典等より引用 つまり「五感」を使って遊ぶ、ということは、 …
. 昨日の記事には、 幼児期の子どもは 何よりも「まずは遊び」が重要だというお話をさせて頂きました。 こんなこと学ばせたい こんな風になってほしい そんな親御さんの気持ちもわかります。 でも、そんなときは、 この子はしっかり遊べているかな、 本当に楽しんで遊べているかな、と ぜひ子どもの心を感じてあげてください。 大人の教える「学び」は、その後で。 では、 本題の「遊び」についてですが。 子どもが夢中で遊ぶとはどんな姿なのだろうと、 漠然と感じる方も、もしかするといるのではないでしょうか。 一番簡単な答えは・・・、 子ども自身が遊んでいる間に、何回あなたを呼びに来ましたか? ということに注目し…
小学校前の子どもたちに、文字や数字を一生懸命学ばせても、 その土台がしっかりしていなければ、 長い目で見たときに、何も身にならないという話はご存じですか? ”何も”というと、少々語弊がありますが、 子ども自身が、喜んでそれらを吸収しているかといったら、 別の話…といったところでしょうか。 「幼児教育」と言って、今は様々なカリキュラムもありますが、 幼児期の子どもたちに必要なものは、何よりも「遊び」です。 「これで遊ぼうかな」という“意欲”を子ども自身が持ち、 うまくいくまで一生懸命"努力"をして、 「やったー!できた」という“達成感”を得る。 よく言われる、この「意欲」「努力」「達成」の組み合…
子どものこと 子どもに関すること 子どもたちが幸せに暮らすこと 子どもたちがきちんと育つこと 子どもの最善の利益のために 私たち大人が考え、すべきこと 「子ども」 私は子どもたちが大好きです。 だから、どの子どもも幸せに育っていけるように そして、子育てをしているお父さんやお母さんが頑張っていけるように ここに色々な思いをのせていきたいと思います。 「子ども」 子どもたちは、宝物です。 どこに生まれたとしても、誰に生まれたとしても宝物です。 そんな思いを、みなさんと共有していけたらと思います。 Como 子どもへの思いとともに 「楽しい子どもの遊びや玩具」などの紹介、 「簡単におうちでできる遊…
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