予期の相互作用2:橋爪大三郎『言語ゲームと社会理論』メモ9
予期の相互作用として四つ挙げられているもののうち、今回は残り二つについてです。以下、だいたいの要約です。三つ目のものは「行動予期の制度化」です。ルーマンは規範投射どうしの衝突や予期相互の矛盾を通常の現象と考えているのですが、一定の許容限度があるといっています。そしてその限度として設定されているのが第三者の概念です。第三者は「現実に予期し行為するわけではないが、《場合によっては》そうするであろう者、...
2023/03/28 22:37