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2020/08/15

  • 米澤穂信/栞と嘘の季節

    返却された本に押し花の栞が挟まっていた。その花を調べるとトリカブトだとわかり…という話。図書委員コンビの二作目だけど前作の記憶が9割なくて、松門の意味深な態度とかがまじで何も思い出せなくてちょっと悲しい。美容院行ってカリスマ美容師の悪事を暴くか何かしたエピ

  • 冲方丁/骨灰

    冲方丁初のホラーということだったので期待しながら読んだ。題材というかメイン出てくるのが建設業、それも親族経営の小さな会社っていうのが嫌~なリアリティがあってよかった。がっつり神職とか村の訳知り霊感ババアが解説してくるタイプの話も好きだけど、こっちのがビジ

  • アンソニー・ホロヴィッツ/ヨルガオ殺人事件

    カササギ殺人事件の続編。前作のことは探偵の名前に仕掛けがあったことくらいしか覚えてなかったけど問題なく読めました。前作の時は作中作と現代編の切り替えのたびに「いいから続き読ませてよおおお!」と身悶えしてたけど今作は今作で渦中の作中作をなかなか披露してくれ

  • 佐藤究/テスカトリポカ

    アステカ信者の麻薬密売人の話。…というとざっくりし過ぎなんだけど他にまとめ方が分からない。アステカの神や儀式の話は面白いし、裏社会のあれこれやバルミロの逃亡劇も興味深い。…が、それだけ。中盤くらいまで話が何か動きそうだな?と思ったら視点が入れ替わって別の

  • 安生正/生存者ゼロ

    石油プランテーションの職員全員が無残な死体で発見された。凶悪ウイルスと戦う自衛隊員と感染症学者の行く末は!!??…というバイオミステリかと思いきやまさかのシロアリパニックでした。この流れ、某カマキリパニックを彷彿させる。いやどっちも全然笑いごとじゃないし

  • 島田荘司/ローズマリーのあまき香り

    御手洗シリーズ海外編。全体的に漂う不思議な雰囲気が面白かったけど、トリックは古典的×単純の組み合わせでそれでいいんか?感はある。あえて古典的ドシンプルトリックに戻ることが逆に良いのかもしれないけど本文の長さの割りに合わないというか…「スカボロゥの祭り」の

  • 小川糸/とわの庭

    盲目少女の波瀾万丈だけどどこか平凡な日常もある物語。最初は小川糸節全開の癒し系キラキラ物語かな?と思いきやじわじわと不穏な気配が漂い始め、孤独なゴミ屋敷サバイバル編に突入し落差がすごい。そしてゴミ屋敷編を生き残ると一気にやってくる、障害者の現実。障害者と

  • 澤村伊智/ぜんしゅの跫

    比嘉姉妹短編集。・「鏡」のラスト無自覚モラハラ夫なんとなく改心したのか?そこまで改心したようには見えないけど…?と思ってたら「ぼぎわん」の夫だったんですね、完全に忘れてた。結局未来は変えられなかったってことか。・ナチュラルに虐げられる現代女性への救済話が

  • 三津田信三/歩く亡者

    刀城言耶が出てくるのにいつもの感じのタイトルじゃないんだ?と思ったら本人は最後まで登場しなかったので番外編的な立ち位置なのかな。因習村の怖ろしい怪異と思いきや実は人為的な事件ででも説明付かないところもほんのりあって、というタイプの短編集でサクサク読めた。

  • 我孫子武丸/修羅の家

    凶悪おばさんに一家が洗脳される話。実際の事件が題材らしい。話の内容も洗脳の手口の詳細と発覚の流れ(このへんはフィクションだろうけど)までやったらそこで終了、という感じで面白いというより胸糞悪さの方が残った。無理って程ではないけどエログロ排泄と不潔・下品な

  • 西条奈加/首取物語

    記憶を失ったクソガキと生首侍の不思議な旅物語。ほんのり心温まるイイハナシダナー系のお話かと思えばそうでもなく、時に現実は厳しい。あおの国の病とか雪国の血吹雪とか結局何なんだよ???ってなったけど考察すれば色々と解釈の仕様もあるのかもしれないし、特にないのかもしれ

  • 畠中恵/猫君

    めちゃめちゃ大雑把に言えば、ハリーポッター猫又バージョン@江戸。もちろん中身は全然違うけどぽんたがロンで白花がハーマイオニーで、かぐらがハグリットで長がダンブルドアで…とか当てはめてるとちょっと面白い。対立してる陣営から新米を集めて学園生活したり、新米の

  • 西条奈加/隠居すごろく

    商売一筋だった60年の人生一足先に「あがり」、これからは悠々自適の隠居生活と思っていたら、趣味の一つも訪ねてくる友もなく孤独を感じていたところ、孫が厄介事と共に転がり込んできて…という話。孫の千代太が連れてきた子供達にガミガミ言いつつも結局世話をしてやり

  • 伊岡瞬/仮面

    主婦の生々しい不倫話から、今をときめくイケメンタレントの秘書がどう繋がっていくのか期待しながら読んだ。犯人が記者を拉致したとこらへんから被害者同士のほんのわずかの接点が一気に繋がって面白くなったけど、最後まで見るとなんか思ってたよりしょぼい犯人だったなっ

  • 望月諒子/蟻の棲み家

    ミステリーというより社会派寄りなのかなあ…?文章が読みにくくてかなり飛ばし飛ばし読んだ。読みにくいというか同じ内容、似たようなエピソードの繰り返しが多くてダレる。特定の人物の過去や人柄を描くパートを補足したり視点を変えて何度も語るけどほとんど新しい情報が

  • M・W・クレイヴン/ストーンサークルの殺人

    えげつない焼かれ方をした焼死体が連続して発見される。イギリス中がガクブルしている中、遺体に主人公の名前がすごくわかりにくい感じに刻まれていることが分かり…という話。事件はものすごく凄惨だけど、有能だけど強引でワンマンなポー、天才だけど天然電波系コミュ障のテ

  • ディーリア・オーエンズ/ザリガニの鳴くところ

    湿地と共に逞しく生きる少女と一つの死体の物語。表紙裏のあらすじで「家族に見捨てられテイトも去っていき…」と書いてるので、父親と打ち解けるシーンもテイトと交流していくシーンも読むのが辛かった。幼いカイアが沼地から食べ物を得て、稼ぎ、傷を癒し、慰められながら

  • 冲方丁/SGU警視庁特別銃装班

    急激な銃の普及によって多発する凶悪犯罪に対抗すべく、少数精鋭の特殊部隊が組織され使命を果たすまでのお話。冒頭の吉良の制圧シーンがかっこよくその時点で引き込まれてしまうんだけど、この人の作風なのか全体的にドキュメンタリー調で物語が進行する。たびたび「あの時

  • アンソニー・ホロヴィッツ/メインテーマは殺人

    資産家の老婦人が、自分の葬儀の手配をしたその日のうちに殺された。彼女は人気俳優の母親で後ろ暗い過去もあり…という話。天才型で意味深なことばかり言う探偵役と探偵に振り回される助手役、という王道の組み合わせなんだけど、ホーソーンはホームズより感じ悪いしつんつ

  • 歌野晶午/首切り島の一夜

    嵐によって閉ざされた離島で、修学旅行の再現という趣旨の同窓会旅行が催される。主催者は直前でドタキャン。そしてその晩一人が首を切られ…という、いかにもそして誰もいなくなりそうな気配がするお話。タイトルはもちろん冒頭から明らかにクローズドサークルものが始まる

  • 西条奈加/猫の傀儡

    猫の傀儡師ミスジが人間のアジロウを操って猫町の事件を解決していく話。という設定が既にかわいい。傀儡といっても不思議なパワーで操るのではなく単に猫好きな人間の周りをウロチョロして誘導し、聞き込みなどをさせ事件を解決させるというもの。要は猫のかわゆさにものを

  • 澤村伊智/怪談という名の怪談小説

    短編ホラー小説集だけど話ごとに趣向を凝らしてるというか、それぞれ違ったテイストで面白い。ちゃんとオチがあるものが大半だけどよくわからない感じでぼかしてるものも。ただオチであっと驚かせる系は途中で「なんかこれ怪しいよね」と分かってしまうこともちょくちょくあ

  • 西条奈加/まるまるの毬

    お菓子系時代小説。一話完結のほっこり人情ものかと思いきやけっこう大きく話が動いてメインの流れも面白かった。石海がお君を孫のように過保護にしてるのが可愛かった。お君が店継ぐのは時代柄難しいんだろうけどみおつくしシリーズ好きだったのでお君には頑張ってほしいな

  • 三津田信三/みみそぎ

    最初は何だこのマトリョーシカ怪談はと思ってたけど牛の首拡張バージョンみたいな感じ?「一番怖くなるところ」に辿り付く前に次の語りが始まって永遠にオチに辿り付けない、という現象自体が「怖いところ」なんだろうけど正直まどろっこしさの方が勝ってしまった。あと記録

  • 澤村伊智/邪教の子

    カルト宗教から脱出する話。正直種明かしでのスッキリ感より残された謎とかツッコミどころの方が気になってしまった。本当の「邪教の子」や久木田との関係の種明かしのとこはなるほどな~~~となったけど、それ以外はヒントが多く途中で察してしまうことが多かった。一部の

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