めちゃめちゃ大雑把に言えば、ハリーポッター猫又バージョン@江戸。もちろん中身は全然違うけどぽんたがロンで白花がハーマイオニーで、かぐらがハグリットで長がダンブルドアで…とか当てはめてるとちょっと面白い。対立してる陣営から新米を集めて学園生活したり、新米の
めちゃめちゃ大雑把に言えば、ハリーポッター猫又バージョン@江戸。もちろん中身は全然違うけどぽんたがロンで白花がハーマイオニーで、かぐらがハグリットで長がダンブルドアで…とか当てはめてるとちょっと面白い。対立してる陣営から新米を集めて学園生活したり、新米の
商売一筋だった60年の人生一足先に「あがり」、これからは悠々自適の隠居生活と思っていたら、趣味の一つも訪ねてくる友もなく孤独を感じていたところ、孫が厄介事と共に転がり込んできて…という話。孫の千代太が連れてきた子供達にガミガミ言いつつも結局世話をしてやり
主婦の生々しい不倫話から、今をときめくイケメンタレントの秘書がどう繋がっていくのか期待しながら読んだ。犯人が記者を拉致したとこらへんから被害者同士のほんのわずかの接点が一気に繋がって面白くなったけど、最後まで見るとなんか思ってたよりしょぼい犯人だったなっ
ミステリーというより社会派寄りなのかなあ…?文章が読みにくくてかなり飛ばし飛ばし読んだ。読みにくいというか同じ内容、似たようなエピソードの繰り返しが多くてダレる。特定の人物の過去や人柄を描くパートを補足したり視点を変えて何度も語るけどほとんど新しい情報が
えげつない焼かれ方をした焼死体が連続して発見される。イギリス中がガクブルしている中、遺体に主人公の名前がすごくわかりにくい感じに刻まれていることが分かり…という話。事件はものすごく凄惨だけど、有能だけど強引でワンマンなポー、天才だけど天然電波系コミュ障のテ
湿地と共に逞しく生きる少女と一つの死体の物語。表紙裏のあらすじで「家族に見捨てられテイトも去っていき…」と書いてるので、父親と打ち解けるシーンもテイトと交流していくシーンも読むのが辛かった。幼いカイアが沼地から食べ物を得て、稼ぎ、傷を癒し、慰められながら
急激な銃の普及によって多発する凶悪犯罪に対抗すべく、少数精鋭の特殊部隊が組織され使命を果たすまでのお話。冒頭の吉良の制圧シーンがかっこよくその時点で引き込まれてしまうんだけど、この人の作風なのか全体的にドキュメンタリー調で物語が進行する。たびたび「あの時
資産家の老婦人が、自分の葬儀の手配をしたその日のうちに殺された。彼女は人気俳優の母親で後ろ暗い過去もあり…という話。天才型で意味深なことばかり言う探偵役と探偵に振り回される助手役、という王道の組み合わせなんだけど、ホーソーンはホームズより感じ悪いしつんつ
嵐によって閉ざされた離島で、修学旅行の再現という趣旨の同窓会旅行が催される。主催者は直前でドタキャン。そしてその晩一人が首を切られ…という、いかにもそして誰もいなくなりそうな気配がするお話。タイトルはもちろん冒頭から明らかにクローズドサークルものが始まる
猫の傀儡師ミスジが人間のアジロウを操って猫町の事件を解決していく話。という設定が既にかわいい。傀儡といっても不思議なパワーで操るのではなく単に猫好きな人間の周りをウロチョロして誘導し、聞き込みなどをさせ事件を解決させるというもの。要は猫のかわゆさにものを
短編ホラー小説集だけど話ごとに趣向を凝らしてるというか、それぞれ違ったテイストで面白い。ちゃんとオチがあるものが大半だけどよくわからない感じでぼかしてるものも。ただオチであっと驚かせる系は途中で「なんかこれ怪しいよね」と分かってしまうこともちょくちょくあ
お菓子系時代小説。一話完結のほっこり人情ものかと思いきやけっこう大きく話が動いてメインの流れも面白かった。石海がお君を孫のように過保護にしてるのが可愛かった。お君が店継ぐのは時代柄難しいんだろうけどみおつくしシリーズ好きだったのでお君には頑張ってほしいな
最初は何だこのマトリョーシカ怪談はと思ってたけど牛の首拡張バージョンみたいな感じ?「一番怖くなるところ」に辿り付く前に次の語りが始まって永遠にオチに辿り付けない、という現象自体が「怖いところ」なんだろうけど正直まどろっこしさの方が勝ってしまった。あと記録
カルト宗教から脱出する話。正直種明かしでのスッキリ感より残された謎とかツッコミどころの方が気になってしまった。本当の「邪教の子」や久木田との関係の種明かしのとこはなるほどな~~~となったけど、それ以外はヒントが多く途中で察してしまうことが多かった。一部の
久しぶりのまんまことシリーズ。大水とかお雪とかほぼほぼ忘れてて一巻飛ばしたのかどうかも分からない。飛ばしてないような気はするんだけど。中盤の終わりくらいまで完全にお雪ルートだったので急にひっくり返ったと思ったら即別の娘といい感じに収まったのは驚いた。でも
隠蔽捜査シリーズの6巻目やっと読めた。今回はストーカー犯罪篇。何事にも本気でテキパキ行動する竜崎が娘と彼氏のちょっとしたすれ違い?揉め事?にも本気出すのが面白かった。彼氏を自宅に呼ぶのと同時に生え抜きのストーカー犯罪対策係を二人ともなって帰宅する警察署長
ダークな感じの短編集。正直一話目を読んだ段階では小さい規模の叙述トリックやりたかっただけ?と思ってしまったけど全部の話がちょっとずつ繋がっているタイプの作品で、読み進めるほどじわじわ面白さと不気味さが増してくる感じが好みだった。系統としては「鬼の跫音」に
作家アリスと探偵火村先生シリーズの長編。事件自体はシンプルで何か劇的な演出や凝った趣向がある訳でもなく、被害者の人間関係もいまいち希薄、とりあえず接点がある人を洗っていくしかないけど進歩してるのかしてないのかイマイチ分からなくて意外と厄介…みたいな話。読
本当に怖いのは人間だと思った?残念!物理的に干渉してくる怪異です!!!当たり前だろ!!!!たかが人間如きがやれることなんて限られてんだよ!みたいな感じの現代ホラー短編集。必殺仕事人的な趣もあり基本的に因果応報なので、全体的にじっとりした空気が漂いつつも読
エリートだが職場に恵まれず行く先々でオカルトな目にあい職を転々とするモトロイさんと行く戦後の暮らし紹介シリーズだ!今回はさんざん密室密室と煽ったもののトリックそのものはドドドドドシンプルだし、というか明確な証拠や証言もないしすべてはハッキリしないまま終わ
謎の多い絵師俵屋宗達が実はキリシタン大名の少年使節団と共にローマに行っていた!!?という新解釈美術史物語。ほんまかあ??と思いつつも原田マハの作品はこういう系統の話が一番好き。最初に歴史的事実として四人の少年の行く末が語られてるので、彼らが出会いぶつかり
足だけの幽霊として舞い戻った主人公が秋葉原の凸凹おまわりコンビと共に町で起こった事件を解決しつつ自分の死の真相を突き止める話。オタク文化描写が若干くどい感じはしたけど全体的にコミカルで面白かったし母親との再会は泣いちゃった。玲奈の元ネタがすごい気になるん
スカした感じのサイコパスな主人公が色々大変な目に遭ってちょっとまともになる話。この世界、無造作に人を殺していくタイプの凶悪なサイコパスが集結してて治安が悪すぎる。最終的にはちょっとしたバトロワ状態。まあそのうち四人は血縁者だし、サイコパス遺伝説を肯定論も
仄暗い秘密を共有する子供たちが大人になり殺人事件が起こる。その犯人は幼少期の秘密を知っているとしか思えない人物で…という話。犯人は自分達幼馴染の誰かに違いない、という状況から怪しい人物が二転三転していくさまはハラハラさせられるのだけど、そこまで予想を裏切
急逝した先輩歌舞伎役者の息子の後見人になったがややモンペ気味な母親が付いてるうえに同い年の自分の息子よりめちゃめちゃ優秀で…という話。面白かったんだけど主人公の立ち位置を思うと終始胃が痛い。タイトルも物騒でどんな泥沼が待ち受けてるんだ…と終始ビクビクしてた