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  • 与える

    今日は企業訪問。多くの方のお世話になります。人様のお時間をいただくことは実にありがたいことです。だから私も誰かのために時間を使いたいと思います。与え合わなければ良き価値創造はできないのだと思います。感謝。与える

  • ホームカミングデイ

    バッカーズ九州寺子屋のホームカミングデイが終わりました。先週、東京でのホームカミングデイを終えていますので、二つの寺子屋のホームカミングデイが終わりました。みんな、それぞれに成長を遂げていたことを嬉しく思いました。成長のスピードは千差万別のものです。だから、早いことを誇る必要もなければ、遅いことを嘆く必要もないのです。それぞれの時があります。タイミングとしての時もあれば、命の長さとしての時もあります。それぞれに自分らしい時を過ごしてほしいと思います。私も私らしく。また、真意はなかなか伝わらないもの。それでも、伝わらないことを嘆くのではなく、伝える力のないことを嘆きたいと思います。また、来年、お目にかかります。ホームカミングデイ

  • 教育とは

    教育は人間を相手とする仕事です。しかし、人間を自分の思ったようにすることなどできません。だから、「こうあれかし」と願う心と、そうはならないという現実との狭間に苦悶することとなります。ここで、「こうあれかし」と願うのは、祈りでなくてはならないということです。決して強制すべきものではありませんし、また、強制したところで身につくものではありません。それから、その祈りは、本当に良きことなのかを常に自問自答することが求められると思います。自分と世の中への視野の深さと広さが問われているのだと思います。また、祈ることしかできないむなしさを噛みしめつつ、それでも祈り続け、実践し続ける強靱な意志が求められるのだと思います。教育とは

  • エクスプレッションアカデミーIN大山町

    エクスプレッションアカデミーを大分県日田市の大山町で今年は開催しています。学びに対する、受講者の皆様の集中力と反応が素晴らしいと思いました。とにかく共に日本の教育をより良いものにしたいという思いのある方がいらっしゃるところであれば、私は全国どこにでもうかがいます。これからの展開が楽しみです。エクスプレッションアカデミーIN大山町

  • 言葉の力

    「私は一夜にして成功を収めたと思われているが、その一夜というのは三十年だ。思えば長い長い夜だった。」このレイ・クロック(マクドナルドを世界的なチェーンに育て上げた人物)の言葉は、実に励まされる言葉です。私はビジネスの成功とは無縁の者だと思いますが、教育に置き換えて、思うところ大です。バッカーズ寺子屋は19年目、私の教育事業の会社は18年目です。まだまだ、初心を大切に、努力を重ねていこうと思います。様々な名言・格言は、自分の人生を支えていく杖となってくれます。人としての深み、人生哲学的な趣のあるのは、東洋の格言の中に多い気がします。一方で、ビジネスの支えとなるのは、西洋の言葉が多い気がします。私の読書歴による感覚的なものですから、偏りもあるでしょうし、不正確なものではありますが、そんな気がしています。日本の...言葉の力

  • バッカーズ寺子屋&バッカーズ九州寺子屋 入塾説明会

    バッカーズ寺子屋(東京)、バッカーズ九州寺子屋の入塾説明会を下記日程で行います。対象は10歳から15歳の子どもたち。7月に入塾して、来年6月に卒塾します。月二回の講座と年三回の合宿などを開催いたします。講座内容や身につく力など、わかりにくいことが多いので、まずは入塾説明会にご参加下さい。詳細は、それぞれそのホームページをご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バッカーズ寺子屋(東京)入塾説明会<label>・第2回入塾説明会2024年3月16日(土)15:00~16:00</label><label>・第3回入塾説</label><label>明会2024年4月20日(土)11:00~12:00</label><label>・第4回入塾説明会2024年4月20日(土)16:00~...バッカーズ寺子屋&バッカーズ九州寺子屋入塾説明会

  • 人生は時間

    人生は時間です。自分の命を次の世代の若者たちに分け与えてもいいという覚悟で生きるということは、子どもたち、若者たちと、共に時間を過ごすということです。そして、その時間が子どもたち、若者たちにとって、無為なものとならぬようにするためには、自分自身が学び続け、自分という人間を磨き続けるということにならざるを得ないと思います。人生は時間

  • 教育の道

    教職を離れて、教育行政や、政治家や、教職員組合など、あらゆるものと無関係になって、私はより深く教育と向き合えるようになりました。色々な組織にいれば、その立場で、関係機関に対して、様々な要望をしていくこととなります。それはそれで大切なことだと思います。しかし、自分の会社で(と言っても個人事務所のような会社で)、一人、自分の責任で教育実践を続けていくと、何も他に対して要求することはできません。己の教育力が全てなのです。誰かや何かのせいにすることができなくなりました。とても大変ですが、清々しい道です。このような人生に導いてくださった、全ての方々に深く感謝しています。教育の道

  • 読書

    本当に読むべきと言える本は、決して多くはないと思います。ましてや繰り返し読まなければと思える本に至っては数えるほどです。四書五経は除いての話です。忙しい日々ではありますが、繰り返し読むべき本は、繰り返し読もうと思います。『修身教授録』をもう一度読み返さねばと思っています。読書

  • 教育の困難さ

    相手が変わらないことに目を向けて、教育は困難だと思う人は多い。しかし、自分が変わらないことに目を向けて、教育は困難だと思う人はあまりいない。教育の困難さ

  • 教育について思うこと

    教育に長年関わってきて思うことは、教育の成果とは、結局は、一人の人間が自立し、幸せな人生を歩むことができるかどうかだということです。グローバル化し、IT化する世界の中では、新しい知識も必要ですし、スキルも必要です。しかし、人間として自分をいかに磨いていくかが、本当は大切なことなのだと思います。ただ、そうした学びが必要だと思う人は多くはありません。人として自分はできていると思っているからです。あるいは、そのような効果測定ができないことなどに時間とお金をかけることは、正しいことではないし、無駄だと思われてしまうからです。だから、私は本当にささやかな一歩を大切に踏み出し続けるしかありません。そんな世界から離れて、世の中の流れに乗ってしまえば、もっと楽なのかもしれませんが、私は私の大切だと信ずる価値を追求していこ...教育について思うこと

  • 自己満足

    若い頃には少しも気にならなかった、日本の未来や、次の世代の幸福が気になるようになりました。歳をとった証拠なのかも知れません。しかし、子々孫々のこと、日本の未来のことを、先人たちはしっかりと考えてくださっていたのだということが、学べばいくらでも見えてきます。見ようとしなかったから見えなかっただけだと、ようやくこの歳になってわかってきました。それが見えてくると自分が恥ずかしく思えてきます。ただ、私の教育は、所詮は自己満足のためです。自分が納得のいくような仕事を楽しんでいるに過ぎないのです。未来の子どもたちに後ろ指指されたくない、という思いで必死に教育実践をしてはいますが、それもまた、所詮は自己満足に過ぎないのだと、わかっていてやっています。そして、それが何か?と呟いている自分を嘲笑する私がいます。自己満足

  • 愚公、山を移す

    命を削って、全身全霊をかけて、伝えようとしたものは、必ず伝わるし、後世に残る。・・・のであれば、いいなぁ。と思います。実際には、そうでもないか。とも思います。(笑)しかし、「愚公、山を移す」ということを信じようとする愚かな自分がいます。「愚公、山を移す」という言葉は、次のようなお話からできた言葉です。「愚公という老人が、交通の便をよくするために一族で自宅の前にある山を崩しはじめた。これを見た人が、その愚かさを笑ったのに対し、愚公は、子々孫々続ければいつかは成功すると答えた。その志に感じた天帝が一夜で山を移させたという。」「涓滴岩をも穿つ」という言葉に近いかとも思います。一滴のしずくは大したことないようだが、ぽとぽと落ち続けていると、やがて岩に穴をも空ける。というのです。つまり、努力を続ければ、困難なことで...愚公、山を移す

  • バッカーズ九州寺子屋入塾説明会

    バッカーズ九州寺子屋16期生募集の入塾説明会を開催致します。入塾を希望される方は、必ずいずれかの回にご参加をお願い申し上げます。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。第1回2024年2月18日(金)17:00~18:00第2回2024年3月10日(日)17:00~18:00第3回2023年3月20日(水)17:00~18:00第4回2023年4月13日(土)18:00~19:00会場:〒814-0001福岡市早良区百道浜2-4-27AIビル9階麻生キャリア研修センター※資料等の準備がございますので、事前にFaxまたはメールにて、事務局宛、お申込のご連絡をお願い致します。バッカーズ九州寺子屋入塾説明会

  • 足立美術館とバッカーズ寺子屋

    先日、2月11日、NHKで「驚異の庭園~美を追い求める庭師たちの四季~」が放送されました。2002年から、足立美術館は、アメリカの日本庭園専門誌『数寄屋リビングマガジン/ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング(SukiyaLivingMagazine:TheJournalofJapaneseGardening)』に、庭園日本一に選ばれ、2022年、20年連続日本一を達成しています。バッカーズ寺子屋ができたのが2005年。一期生から、毎年、10歳から15歳の子どもたちを連れていき、コロナで休止した年も含めて20年間、日本の文化・芸術に親しむ機会を作り続けてきました。もう300人を越える子どもたちと、足立美術館を訪れたことになります。もちろん、足立美術館だけでなく、出雲や松江も訪れます。出雲に残る日本文...足立美術館とバッカーズ寺子屋

  • 父として、母として、子育てが終われば、祖父として、祖母としての、孫育てが待っています。子どもが居なくても、おじさんとして、おばさんとして、子どもに関わっていくことはでてくると思います。だから、誰もが人として、学び続けることが大切になると思います。バッカーズ寺子屋やバッカーズ九州寺子屋や志学舎で、保護者会をやり続けているのはそうした意味があります。私が教えるのではありません。互いに学び合うのです。保護者同士、異なる仕事や子育ての価値観に触れることで、教育観・人生観を深く広やかなものにしていくことが可能になります。また、子どもの成長を共に温かく見守りながら、私たちも共に楽しく成長していけば、社会もより良いものになるのではないかと思うのです。夢

  • 徒然なるままに

    粛々と今日の一歩を大事に踏み出し続けます。私にはそれしかできることはありませんから・・・。他人への非難をしたりする必要も感じませんし、自己顕示欲を充たすようなことも私は好きではありません。ただ、今日の一歩を、力強く踏み出し続けていきたいと思います。と言いつつ、メルマガ配信は、今月は13日の予定です。少し遅めでごめんなさい。徒然なるままに

  • 目指す教育

    【Mr.サンデー】天才・三國シェフ物語“人生突破術”【リアルストーリー】(youtube.com)を見ました。『三流シェフ』という本に書かれていることの映像版です。こだわりを持つことの大切さ。プライドを持ち続けることの大切さ。負けん気の強さの大切さ。細やかな視点を持つことの大切さ。全ての仕事に通ずるものだと思います。そういう教育を私も目指したいと思います。目指す教育

  • 教育について思うこと

    教育はとにかく全身全霊を懸けてやるしかないものだと思います。しかしながら、直ぐに成果が出るようなことは、人間教育においてはありえないのだと思います。自分自身のことを考えてみても、直ぐに劇的な変化が起きないことはわかります。その人の生活習慣や心の習慣が変わり、その人の言葉と行動に少しずつ変化が起きて、だいぶ時が経って、ふと気がつくと大きな成長を遂げていたことが感じられた。そんなものだと思います。私は人の促成栽培には興味はありません。どっしりと根を張った人間となって、揺るぎない人生を生きて欲しいと願うばかりです。教育について思うこと

  • 教育の成果

    教育の成果は、その人の目の輝きによって測られるべきものだと思います。偏差値が低かろうと、点数が取れていなかろうと、時に過ち、失敗してしまおうと、二度と無い自分の人生を、目を輝かせて生きているかどうか。それが大切だと思います。なぜなら、その輝きの裏には、たくましく生き抜いていこうという意志や、与えられた生への喜びが、必ず存在しているからです。子どもたちの偏差値が低いことを嘆くより、子どもたちの目の輝きが失われていること、生きる活力が失われていることを、嘆くのが当たり前にならなくてはダメだと思います。目の輝きが失われていることに気づき、そして、それを心から嘆く大人たちが増えていくことでしか、あるいはまた、目の輝きを取り戻す教育を考えられる大人たちが増えていくことでしか、日本の教育が正気を取り戻すことはないのだ...教育の成果

  • 教育的に価値のあること

    家族で潮干狩りに行ったこと、父にデパートの美術品売り場によく連れて行かれたこと、初めて兄弟で煮物を七輪で炊いたこと、母がお菓子や料理を作るのを眺めていたこと、母に繕い物をしてもらったこと、父と裏山を崩して一輪車で土を運んだこと、父と畑を作って野菜を育てたこと、父と父の友人とみんなで自宅の庭造りをしたこと、父と母が喜んでくれたこと、父と母が叱ってくれたこと、…。子どもの頃の想い出として、何か物を買ってくれたことや、塾や習い事や、AI技術の進展で得られたもので、私の心に深く残っていることは、ひとつとしてありません。何かを一緒に体験したこと。そこに温かい心があったこと。それが想い出であり。教育であると私は思います。人が人を育てるとは、そうしたものだと思います。同じ経験をした時間。共に過ごした時間。その経験につい...教育的に価値のあること

  • 19期目のスタート

    弊社Vision&Education,Ltd.は、昨日、19回目の創立記念日を迎えることができました。これも多くの皆様方のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。あっという間の18年でした。今年の一年間は、来年、20年目を迎え、再来年、20周年を迎えるための準備の一年と考えています。ささやかな会社ではありますが、日本の教育に一石を投じていく会社でありたいと思います。今だけではなく、私がいなくなった後も、会社がなくなったあとも、生み出した教育だけは、後世に遺せるような、本物に育て上げていこうと思います。19期目のスタート

  • 嬉しかったこと

    先日、とある経済団体の新年会に出席していました。会の途中、1人の若いスタッフに声をかけられました。「先生の志の教育がきっかけで、自分の将来のことを本気で考えるようになりました。そして、今があります。」そう話して下さいました。授業を受けて下さったのは、もう、10年以上も前のことです。私という人間と、私の話した内容を、今日まで覚えてくださっていたことに感激しました。そして、お伝えしたことが、少しでも誰かの心に残っているのであれば、私のやって来たことも無駄ではないのかも知れないと思いました。嬉しかったこと

  • 【Vision & Educaion,Ltd. からのお知らせ】- Vol. 72 2024年1月9日配信より(2)

    ◆◆先人の言葉に学ぶ◆◆――――――――――――◆「真理は感動を通してのみ授受せられる。だがそれには、教師自身の生きた真理に対する感動こそ、その根源といえよう。」(『森信三一日一語』より)教師に限らず、教える者が日々瑞々しい心を失わず、世の中の、真・善・美に対して感動する心を持っていてこそ、初めて大切なことは伝わるのだという、この言葉の重みを痛切に感じます。ということは、「教える者」は「学び続ける者」でなければならないのだと思いますし、「感性豊か」でなければならないのだと思います。マニュアル通りに教えたり、ルーティーンワークのようになされる教育が、いかに教育の本質から遠いところにあるのかを反省させられる言葉です。感動し、魂が響き合うような時間の中で、大切なものは師弟の心の中に残っていく。この教えを肝に銘じ...【Vision&Educaion,Ltd.からのお知らせ】-Vol.722024年1月9日配信より(2)

  • 2024年1月9日配信「Vision & Educaion からのお知らせ- Vol.72」より

    ◆◆木村貴志からのご挨拶◆◆――――――――――――◆明けましておめでとうございます。新しい一年がスタートしました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。1月の行事としては、ご承知の通り、主な物だけでも、元旦(1月1日)、七草の日(1月7日)、鏡開き(1月11日)、成人の日(1月第2月曜日)、小正月(1月15日)、大学入学共通テスト(1月13日、14日)、大寒(1月20日)などがあります。折々の伝統行事に目を向け、その意味に触れ、先人たちの心と共に、丁寧に一年間を生きられたらと思います。自分の心一つで、過去の人たちと感謝の思いと共に生きることが出来るし、まだ見ぬ未来の人たちと共に使命感をもって生きることも出来ると思います。その結果、砂粒のような「個」として生きるのではなく、悠久の命の連続性の中で、共に生...2024年1月9日配信「Vision&Educaionからのお知らせ-Vol.72」より

  • 教育

    18歳人口減少の記事が日経新聞に出ていました。驚くこともない当たり前のニュースです。しかし、日本の国が衰退していく一端を示す悲しいニュースの一つです。こうした情報に、深い悲しみや強い危機感がないところに問題があります。唯一の希望は、教育という、未来への投資です。そこにしか活路はありません。私は私の考え得る教育実践を生み出し、20年間、教育改革に取り組んできました。それは教育制度の改革ではありません。本当に人が人に気づきを与えていくことができるような、共に学ぶことを大切にした教育の改革です。「学び方の変革」であり「志の教育」です。高校教師も辞め、日本の未来のために全力を尽くしてきましたし、これからもそうします。今年は、昨年以上に強烈に動いていきます。しかし、ごまめの歯ぎしりに過ぎません。わかって下さる方もそ...教育

  • 謹賀新年

    謹んで新春のお慶びを申し上げます。旧年中は格別のご高配にあずかり厚く御礼申し上げます。Vision&Education,Ltd.は、「日本の教育をより良いものにする」というミッション実現のために、今年も全力で走り続けます。本年もVision&Education,Ltd.をどうぞよろしくお願い申し上げます。2024年元旦Vision&Education,Ltd.代表取締役木村貴志謹賀新年

  • 改めて思うこと

    講座や講演や研修の回数が増えれば、向き合う人たちの数も多くなります。あまりの忙しさに、効率を求め、手を抜いたり、雑になったりすることのないように、来年は、改めて、心して、1人1人を大切に、全身全霊で向き合いたいと思います。教育をより良いものにすると言うことはそういうことでしかないのだと思います。慢心せぬよう、手抜きをせぬよう、厳しく自らを戒めていかなければと思います。改めて思うこと

  • 学びたいと思った・・・。

    足立美術館のミュージアムショップで手に取った『魯山人の真髄』という本の中に、「新渡戸稲造博士の絵画観を嗤うーその新著『偉人群像』中に見えた竹内栖鳳論についてー」というタイトルの文章がありました。北大路魯山人も新渡戸稲造も尊敬している私は、何事かと思わず本を買って読んでみました。この文章は魯山人の、「氏のしらじらしさと、軽率な物のいい方、この二つをあくまでもいやしみ、かつ、責めなければならない。」(※氏とは新渡戸稲造博士のこと)という言葉で結ばれていましたが、なかなかに厳しい物言いだと感じました。北大路魯山人も新渡戸稲造も私にとっては仰ぎ見る存在であり、素晴らしい先人たちです。この魯山人の新渡戸批判の言葉には、確かにそう感じられるところが無きにしも非ずという感じではありましたが、高圧的な物言いには多少の違和...学びたいと思った・・・。

  • いじめに思う

    いじめはおそらくは、簡単にはなくならないと思います。なぜなら、712年に成立した『古事記』にも書かれているように、大国主命も兄弟たちのいじめによって2回も命を落としているからです。そして母神の力によって復活します。神代の時代からあり、神々もまた行っていたいじめが、簡単なことでなくなろうはずがありません。私は薄っぺらな道徳教育には懐疑的です。ただ、正義が行われるように、仁の徳が行き渡るように、人間が修養を積むことに対しては大賛成です。私たちは孔子が紀元前に説いた人の道すら身に付けられないというのが現実です。紀元前の人間が考え語った教えさえ、十分には身に付けることができないほど、人間は変わらない生き物なのです。しかし、それでも、学び続け、修養を続けていくところに、かすかに光明が見えてくるのだろうと思います。そ...いじめに思う

  • バッカーズ寺子屋

    卒塾生との対談です。毎週金曜日に、卒塾生、保護者との対談をアップしています。バッカーズ寺子屋のことについて少しでもお伝えできたらと思っています。バッカーズ寺子屋

  • 覚悟

    安芸高田市の市長が投じている一石は、一市を超えた大きなものであると思います。日本人の言語力の低さ、志操の低さ、論理性の低さというものが、如実にあぶり出されているからです。政界での言語空間が、いかに低レベルであるのかが、白日の下に曝け出されました。マスコミも同様でした。問題の本質は、日本人の言語力の低さ、志操の低さ、論理性の低さだったのです。であるならば、私は、子どもたちの教育改革に向かいたいと思います。そうした力は子どもの頃に養われるものだからです。教員のなり手がなくなっていることを耳にします。教員という仕事に魅力が無いとか、待遇が悪いとか、様々に理由は語られています。私が思うのは、使命感の欠如と言うことです。これは、教育に使命感を持ちましょうなどと言う話ではありません。能力あるリーダーたちが、本気で子ど...覚悟

  • バッカーズ寺子屋・卒塾生との対談

    バッカーズ寺子屋・卒塾生との対談

  • バッカーズ寺子屋 YouTube開始

    バッカーズ寺子屋を知っていただくためのYouTubeがスタートしました。shortを60本、毎日配信します。卒塾生や保護者との対談もありますので、バッカーズ寺子屋で検索して下さい。よろしくお願い致します。バッカーズ寺子屋YouTube開始

  • 徒然なるままに

    国というものは、本当に様々な力が合わさって成り立っているものだと思います。農業も林業も漁業も大事ですし、商業も工業も軍事も教育も大事です。ここにはとうてい拾い上げられないだけの、様々な仕事があり、人々の努力があり、それが国の礎になっているのだと思います。また、国というものは、今生きている人たちだけが作っているのではありません。歴史や文化や芸術といったものは、様々な先人たちの人生があって育まれてきたものです。それを粗末にしていては、先人たちへの感謝など生まれるはずがありません。感謝があってこそ、自分の人生への使命感や責任感が生まれるのだと思います。大切なことは、国にとって、人々にとって良きことを願っているかどうかだと思います。残念なことに、「善かれかし」と願う人ばかりではないことも事実です。悪意のない人たち...徒然なるままに

  • 自分からやる

    昨年、子どもの権利のために活動した子どもに贈られる「国際子ども平和賞」の授賞式がオランダで開かれ、日本人として初めて大阪出身の川崎レナさん(17)が選ばれていました。あまり知られることもなく、私もその1人でしたが、次の言葉に引きつけられました。「私がこの活動を始めたきっかけは悔しさでした。変わりそうにない日本、自分の生まれた国、日本に誇りを持てないことについて、とてつもない悔しさを感じました。」私も、変わらない教育に、教師の姿に、悔しさを感じていた1人ですから、心に響きました。そして、スピーチでは、次のような言葉が続きます。「39歳の市長が居眠りする議員に向かい『恥を知れ』と叫んだ時、日本はまだ変われる。私はそう思うことができました。政治家として議会で寝ないのは普通のことのはずです。政党や思想関係なく、そ...自分からやる

  • 明日、12月15日からの予定。

    明日(12/15)からバッカーズ寺子屋を知っていただくためのYouTubeshortの配信が始まります。60本収録していますから、毎日の配信で、二ヶ月は続きます。shortの方は何せ一分間ですから、畳みかけるように話しています(笑)。YouTubeの方も卒塾生・保護者との対談が配信されます。こちらは、10~15分ぐらいで、落ち着いて話しています(笑)。こちらは金曜日毎に少しずつ配信される予定です。自分の声を聞くのに馴れない私は、多分、全部見ないと思います(笑)。多くの人に見ていただき、バッカーズ寺子屋の教育を知っていただけたらと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。また、今の私が教育に対して何を思い、どう考え、何をしているのかが発信されていきます。社員教育に関心のある方にもご覧いただけたらと思います...明日、12月15日からの予定。

  • 西郷南洲の慧眼

    『西郷南洲翁遺訓』を読んでいると、今の世相において、大切だと感じるメッセージが沢山あります。例えば、税金に関して、以下のような言葉があります。第13章租税の心得「租税を薄くして民を裕にするは、即ち国力を養成する也。故に国家多端にして財用の足らざるを苦しむとも、租税の定制を確守し、上を損して下を虐げぬもの也。能く古今の事事迹を見よ。道の明かならざる世にして、財用の不足を苦しむ時は、必ず曲知小慧の俗吏を用い巧みに聚斂して一時の缼乏に給するを、理財に長ぜる良臣となし、手段を以て苛酷に民を虐げたるゆえ、人民は苦悩に堪え兼ね、聚斂を逃れんと、自然橘詐狡猾に趣き、上下互いに欺き、官民敵讐と成り、終に分崩離析に至るにあらずや。」【訳】「税金を軽くして国民を豊かにするのは国力を要請する基であるそれによって、初めて国力が養...西郷南洲の慧眼

  • 願い

    「虫よ虫よ五節草の根を絶つな絶たば己も共に枯れなん」「虫」とは、藩庁の税を納める役人のこと。「五節草」とは、稲のことであり農民のことです。税金を重くすれば、一時しのぎは出来ても、結果的には農民を苦しめ、藩の力を弱めることになると警告した歌です。迫田太次右衛門という情け深い武士が、貧しい農家に泊まってその窮乏ぶりを知ったときに詠んだ歌ですが、西郷隆盛はこの教えをずっと大事にし続けます。こうした仁の心が失われぬ世の中が実現するようにと思います。同時に、敬の気持ちや、孝の気持ちが失われぬようにと思います。願い

  • 人間に大切なこと

    素直であること、謙虚であること、意欲があること、笑顔があること。こうしたことが実は本人とチームの成長に大きな影響を与えているのだと感じます。素直で、謙虚で、意欲的で、笑顔がある人のもとには、沢山の情報や、善意や、支援が集まってきます。沢山声をかけてもらえますし、色々なことに誘ってももらえます。気軽に声をかけよう、色々と言ってみよう、アドバイスもしてみようという気にもなります。それらがなければ、それなりに、最小限のものしか集まっては来ません。そんなものはいらない、面倒なだけと思う人もいるかも知れませんが、人生で何を手にできるかについての大きな差がついてくると思います。なぜなら、人は1人では生きていかない存在だからです。すべては自分の心の持ち方1つだということです。そのことに気づけるか、気づけないかが人生を分...人間に大切なこと

  • 祭りの後

    とある会社の、営業所長になる方々の研修2日間を終えてオフィスに戻りました。10月にも、2日間一緒に学ばせていただいていましたから、私が担当したのは、合計4日間の研修ということになります。皆様、色々なことに気づき、将来へ向けての抱負を語ってくださいました。みなさんの口から出て来た言葉は、社員とその家族の幸せを願う熱い思いでした。素晴らしい会社だと思います。皆さんお一人お一人の、5分間を超えるスピーチも素晴らしかったと思います。祭りの後の寂しさのようなものを感じながら、明日からの、バッカーズ九州寺子屋の鹿児島研修に備えます。祭りの後

  • 二度と無い人生だから

    若者の将来への危機感が、若者たちを投資に向かわせているというニュースを見ました。将来、自分が歳を取ってから、暮らしていけるかどうか、資金が足りるかどうかを心配しているということでした。それも大切なのかも知れませんが、私は、日本の社会への危機感をバネに仕事をしようと思います。個人の懐具合ばかり心配しても、国が衰退していけば、国民全員がどうにもならなくなるわけですから。その意味で、私の危機意識は、個人ではなく、公に向かいます。国家無き個人は、幸せに生きられるのだろうかと疑問に思うからです。国際人とは、個人主義の根無し草ではないはずです。私は愚か者だと言われても、大したことはできなくても、日本の未来のためにできることを、この一度の人生で形にしていきたいと思います。二度と無い人生だから

  • V&Eメールマガジン2023年12月5日号より

    【Vision&Educaion,Ltd.からのお知らせ】-Vol.712023年12月5日◆◆木│村│貴│志│からのご挨拶◆◆師走の候皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。今年も大変お世話になり、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。色々なご縁をいただいて走ってきた一年間でした。そのご縁がまた、新たなご縁を招き、様々な人の繋がりや、仕事の繋がりや、新しい価値創造に繋がっていくことを感じています。まさに、「縁尋機妙(えんじんきみょう)、多逢聖因(たほうしょういん)」です。これから10年間は、私はバッカーズ寺子屋をはじめとする教育の質を高め、拡大し、日本に少しでも良き教育の形をのこせるように全力を尽くします。また、企業教育においても力を注いでいきます。人生100年時代の教育改革...V&Eメールマガジン2023年12月5日号より

  • 年寄りの役割②

    バッカーズ九州寺子屋の卒塾生から、嬉しいメールが届きました。第一志望とする企業のインターンシップが決まったという報告でした。私は、彼が自分と向き合えるように色々と話をしたことと、エントリーシートなどに、どのように思いを込めるかというアドバイスにもならないような四方山話をしただけでした。偉いのは、そのことに対して、おかげさまでと感謝のメールを送ってきて下さったことです。合格は本人の実力でしかないのに、人に対して心から感謝できるような人間だからこそ、合格するのだなぁと思いました。共に学んだ卒塾生たちは、自分でしっかりと考えて、進路選択をしている人が多いと思います。「どこでも良いのではなく、ここが良い。なぜなら、・・・・。」という具合に、しっかりと自分の意志と考えを持っている若者たちが育っていると思います。本人...年寄りの役割②

  • 年寄りの役割

    志学舎の卒塾生(第1期生)から嬉しいメールが届きました。経済産業省主催のJ-StarXフィンランドコース第1期生に選ばれ、多くを学んで帰国したことの報告でした。J-StarXフィンランドコースの目的は、1.起業に向けて必要なマインドの理解・獲得、2.フィンランドの起業文化における歴史背景、マインドセットの理解、3.自身の起業に向けた課題理解、ネクストアクションの整理、の3つです。日本の未来を切り拓く若者たちの可能性と課題を率直に報告してくれました。自分で考えて行動できる若者に成長し、しかも、誇りと人を大切に出来る姿勢をしっかり持っていることに、とても嬉しく思いました。少しでも子どもたち若者たちの成長のお役に立てることは、私にとって大きな喜びであり、日本にとっての宝物となることだと思います。歳を取ったものの...年寄りの役割

  • 教育について思うこと

    バッカーズ寺子屋、バッカーズ九州寺子屋、小郡寺子屋志学舎の教育を通して、何が子どもたちの人間的成長にとって大切なのかということが少しずつ見えてきました。わずか20~30日の教育であっても、大きな人間的成長をもたらす教育です。10歳から15歳という多感な時期は、実に大切な時期だとも思います。受験の知識を頭だけで学ぶ教育ではなく、日本人として国際人として大切なことを心で学ぶ教育の在り方です。そして、その成果は、20年近くやり続けて、子どもたち(卒塾生たち)が社会人になって、ようやくわかってきたことです。短期的視点の教育では絶対にわからなかった教育の在り方だと思いますし、卒塾後も繋がり続けて下さっている卒塾生たちがたくさんいて、初めて見えてきたことです。この教育を、私の代で終わらせてしまうのは、何とももったいな...教育について思うこと

  • 広い心

    若い頃は色々な立場を、若いながらに背負うことが多々ありましたから、多少は強めの発言をすることもありました。その当時の教育界の歪さを考えれば、やむにやまれぬことであったと思いますし、その時代に私を支えて下さった人たちには、感謝しかありません。今、自分の会社を作り20年近くの時が過ぎ、自分が本当に考えている教育ができていることをとても嬉しく感じています。以前の私の考えで足りなかったことを、少しは補えているのではないかと思います。そして、何よりも、色々な勢力に左右されることなく、自分の信ずる道を真っ直ぐに歩いて行けることに感謝しています。うつ人もうたるる人も心せよ同じ御国の御民ならずや蓮月尼の歌が少しずつわかるような年齢になってきて、良かったと思います。広い心

  • 謙・仁・敬

    こんな時代だからこそ、私は謙虚でありたいと思います。また、仁の心を持ち、他者を敬う心を持ち続けていたいと思います。色々なトラブルの多くは、その3つの心の欠落が原因になっていると感じています。全ての知識を極めることはできませんし、どの世界だって、上には上がいるものです。だから謙虚であることが大切だと思います。そして、言行一致することが大切なのだと思います。結局、自分自身の心の問題でしかないことを自覚し、自分自身の成長を志すしかないのだと思います。簡単なことではありません。だから、一歩一歩、倦まず弛まず踏み出し続けます。謙・仁・敬

  • 個人情報

    LINE、Yahoo!から個人情報が大量に流出したというニュースが流れてきました。そうなることは容易に予想できたことですから、私はLINEは一度たりとも使ったことはありません。韓国、中国に情報が流れても良いと思うから使えるのだとしか思えません。だったら、個人情報保護などということを言わぬことです。自分が言っていることの意味を深く考えなければ、適当な情報や運動に振りまわれることを、自覚しておく必要があるのだと思います。個人情報

  • 想像力

    大切なのは「想像力」かもしれません。偉大な人たちが、どれほどの広さと深さで、日々の仕事に向き合っているかを、想像する力がなければ、自分の限界を突破して高みに行くことはできないからです。また、大きな夢や志を抱くことも、未来への想像力でしょうし、現実の中で危機を予測し、対応策を考えることもまた想像する力だと思うのです。「想像力」を枯渇させるような教育や、日常の過ごし方には、気をつけなければならない時代なのだと思います。想像力

  •   Vision&Education,Ltd.の進むべき道

    2006年に設立した、弊社Vision&Education,Ltd.は、来年の一月で設立19年目を迎えます。設立時の思いを、四年後に言語化して、「Vision&Education,Ltd.の歩むべき道」というものを作りました。ここには私の教育への思いが込められています。制定以来、毎年、改定を試みますが、変更の必要性を感じていません。それを感じたら直ちに改めたいと思っていますが、今のところは変わらぬ思いを大切に走り続けようと思います。○社是Vision&Education,Ltd.は、日本の教育をより良いものにするために存在します。そして、そのミッション実現のために、私たちは「志の教育」を実践し続けます。○社訓1.「教育をより良いものにする」というミッションを掲げる私たちVision&Education,L... Vision&Education,Ltd.の進むべき道

  • 私のスタンス

    とにかく私はより良い教育を作り続けていきます。社会全体に何が残せるのかを考えて行動します。自分の子どもだけ良ければ良い、自分の会社だけ良ければ良い、そうした考え方では、結局、社会に何も良き価値を遺せないのだと思います。私のやっていることなど、ささやかな大河の一滴に過ぎませんが、心を込めて全力でやっていきます。共に学んで下さる方がいらっしゃれば、望外の喜びです。どなたでも歓迎します。それだけです。私のスタンス

  • 賽の河原の石積み

    著作に関する権利を主張するのは大切なことだと思います。しかし、私の教育について言えば、既に先人たちが語り尽くしたもばかりで、私が私の著作権を主張するようなものは何もありません。私ごときであれば、教育における大発見、大発明をしたと思っても、それは既に先人たちが語り尽くしたところのものであって、何も新しくはないのです。紀元前の孔子の時代から言われているようなことばかりです。そもそも、先人たちの教えを抜きに、教育など語れるはずがありません。文化は先人たちの歩みと、その叡智が集積されたものであり、教育は先人から受け継がれてきた経験則と人類の叡智の積み重ねそのものだからです。それを活かさないということは、0から100年の人生を生きることを、未来永劫、ただ繰り返すことであって、賽の河原の石積みのようなものです。「賽の...賽の河原の石積み

  • 説教の価値

    私が尊敬する森信三先生の言葉に、「道徳とは、自分が行うべきもので、人に対して、説教すべきものではない。」というものがあります。その通りだと思います。私が世の道徳教育に対して懐疑的な理由はここにあります。平たく言えば、「言ってることは合ってるけど、お前が言うな!」という道徳教育では、何も伝わらないと思うのです。そして、この言葉は「道徳」を色々な言葉に置き換えてみても、しっくりくるように思います。「志の教育とは、自分が行うべきもので、人に対して、説教すべきものではない。」「教育とは、自分が行うべきもので、人に対して、説教すべきものではない。」「マナーとは、自分が行うべきもので、人に対して、説教すべきものではない。」いつから教育は説教にすり替わったのだろうかと思います。「教授は能はざるも、君等と共に講究せん。」...説教の価値

  • 志の教育

    「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり。」孔子の言葉です。様々な解釈ができますが、井上靖は、「朝、自分の理想とする、道徳が行き渡る国になることが実現したとわかったならば、夕方には死んでも構わない。」というような訳を講演の中で語っていらっしゃったと記憶しています。それが実現したら死んだって構わないというほどの理想を掲げ、志ある人生を生きることは素晴らしいことだと思います。志の滅び行く時代に、志の教育の一灯を灯す人生を生きようと思います。志の教育

  • 萩往還

    今年、4回目の萩往還(涙松遺址~瑠璃光寺五重塔)を歩きました。もう30年ほど、この道を歩き続けています。共に歩いた人たちは800人ほどにもなるでしょうか。歩いてくださった人たちの中には、今も私と共に人生を歩み続けて下さっている人たちもいれば、今は別の道を歩いている人たちもいます。袂を分かった人たちもいます。それが人生だと思います。私は私の道を歩み続けるだけです。そして、そこには多くの方々の支えがあります。深い感謝と共に歩み続けるだけです。思無邪。そして、至誠。それさえあれば、私は心安らに、自分の道を歩き続けていくことができます。萩往還

  • V&Eメルマガに関するお知らせ

    V&Eの代表として、私が毎月27日前後に発行しているメールマガジンですが、来月より上旬5日前後の発行に変更致します。(曜日の関係もありますので、厳密には発行日を決めないでおきます。)以前から、何となく月初の方が良いなと感じていたのですが、(よし、今月も行くぞ!という感じで)いよいよ本気で思うようになったので、早速、今月末は送信せずに、来月、初旬に送信致します。といった次第ですので、いつも読んで下さっている皆様、申し訳ありませんが、今しばらくお待ちください。今後ともよろしくお願い申し上げます。V&Eメルマガに関するお知らせ

  • 心訓

    一、世の中で一番楽しく立派な事は、一生涯を貫く仕事を持つという事です。一、世の中で一番みじめな事は、人間として教養のない事です。一、世の中で一番さびしい事は、する仕事のない事です。一、世の中で一番みにくい事は、他人の生活をうらやむ事です。一、世の中で一番尊い事は、人の為に奉仕して決して恩にきせない事です。一、世の中で一番美しい事は、全ての物に愛情を持つ事です。一、世の中で一番悲しい事は、うそをつく事です。これは福澤心訓として世に出回っているものですが、福澤諭吉が書いたものではありません。しかし、書かれた内容は良いものですから、時々、思い起こします。みじめさや、みにくさに気づかない人も世の中にはいます。尊さや、美しさや、悲しさに気がつかない人もいます。どうすればそれを変えていけるのかは、私にもわかりません。...心訓

  • 人間の成長不在の教育

    教育の成果というのは、人が成長したかどうかでしかないと思います。人間の成長不在の教育実践や、教育論が幅をきかせている今日、結局、自分の研究成果や、名誉や地位やお金のための教育しか存在しなくなったということでしょうか。私は私の道を歩く。それだけです。私たちが伝えたことが、どのように心の中で生き続けているか、10年も20年も30年も見続けていくことを大切にしたいと思います。人間の成長不在の教育

  • ただ粛々と

    東京でのバッカーズ寺子屋の講座とYouTube動画の収録を終えて、今、福岡のオフィスに戻りました。23:00です。明日の夜は、大分県日田市大山町で講演です。土曜日には専門学校での講座があり、日曜日はバッカーズ九州寺子屋の講座、翌日、月曜日からは萩往還を歩くことを含めた3日間の企業研修です。目に見えるスケジュールとして様々な講座がありますが、良きものを作り上げるためには、その準備にも相当の時間とエネルギーが必要です。(まぁ、私の能力が低いだけかも知れませんが…。)私の後継者を探してはいますが、時間とお金のことを考えると、なかなか「やってくれ」とは言いにくい仕事です。私は24時間、365日働く覚悟と思いがありますが、それを他人に要求するつもりはありません。日本の教育の未来に命がけで取り組む覚悟と志があれば、是...ただ粛々と

  • 志学舎・第1回スピーチコンテスト

    企業研修、小郡寺子屋「志学舎」と、4日連続で鳥栖インター近くに居ました(笑)。志学舎・第2期生の第1回スピーチコンテストは、結構、緊張して、思いを伝えられずに悔しい思いをした塾生たちもいました。私は厳しいので、まだまだダメだなぁと感じていましたが、お越し頂いた皆様からは、塾生たちに沢山のお褒めの言葉をいただき、嬉しく思いました。志学舎でも、原稿を見ずに話すスピーチを徹底しています。そのためには、私自身がそうした力がなければいけなかったのです。その当たり前のことがここ数年でとてもよくわかるようになりました。子どもたちはいくらでも伸びていけるのです。力の無い大人たちが、勝手に子どもの限界を決めていただけだったのです。思考力を育むこと、伝える力を育てることは、非常に大切なことだと思います。企業研修での大きなテー...志学舎・第1回スピーチコンテスト

  • 歴史上の偉人たち

    日々、私を激励してくれるのは、幾多の歴史上の偉人たちの言葉であり生き方です。私が心の中に、そうした先人たちを持たなければ、生きることは苦しかったろうし、道に迷っただろうし、志をあきらめただろうと思います。私を支えてくださった多くの先人たちに心から感謝しています。歴史上の偉人たち

  • 四年越しの・・・。

    バッカーズ九州寺子屋・第12期生は、新型コロナのために卒塾前の合宿「萩往還を歩く」研修を実施できていませんでした。さすがにこの研修だけは、卒塾生の共通体験として持っていて欲しいと、先日の三連休で、四年越しに開催を致しました。本当にやって良かった!というのが私の感想でした。みんなの四年間の成長が素晴らしかった!それが言葉と行動の端々から伝わってきました。本当に私にとっても学び多き時間でした。また、四年ぶりであっても、つい昨日会っていたかのように、仲良く1つになれるのが、バッカーズ寺子屋の良い所だと思いました。「萩往還を歩く」をはじめ、バッカーズ寺子屋の合宿期間中は、私は他のことは、本当に何も出来ません。全力で3日間を作り上げていくからです。そして、終わった後は、約30㎞の道程を歩き、疲れていますが、次の仕事...四年越しの・・・。

  • 仕事

    仕事をする目的は、やはり多くの人が幸せに生きることができるよう、貢献するということだと思います。そして、私の仕事は「教育」ですから、その本質を極め、子どもも大人も、共に学んでくださった皆様が、本当に良かった、成長できたと実感してくださるよう努力すること以外に大事なことはないのです。教育を通じた社会貢献。それだけが私の仕事です。関わってくださった全ての人たちが、成長できるよう、そして、満足してくださるようにと、全力を尽くします。仕事

  • きっちりと

    メルマガ、バースデーカード、色々なことをきっちりかっちりできるようになりました。他人から見て、お金儲けにもならなければ、意味の無いことにも思えるだろうと思います。しかし、それでも私はやり続けていきます。倦まず弛まずきっちりとやって来た先に、道は開けてきたからです。きっちりと

  • 孤独と虚無感に心を蝕ませないために

    人が人生に悩み迷う時に、救いとなるのは、親、子ども、祖父母、友人、先生、音楽、文学、絵画、映画、宗教、自然、アウトドア、様々であろうかと思います。しかし、やはり自分を恃む心が強くなければ、そして、誇り高く生きる意志をもたなければ、本当の意味では救われないのだろうと思います。自分と向き合い、孤独と向き合って、自分の心を強くして初めて、悩み惑うところから抜け出せるのではないかと思います。私は、会社員でも教員でもないので、仕事仲間としての同僚や先輩後輩といった存在はいません。上司もいません。ただし、多くの塾生、卒塾生、保護者の皆様、支援者の皆様、研修を通じて出会った皆様と、素晴らしく人には恵まれています。また、本を読むことで出会った何人もの偉大な教育者たちに私淑しています。しかし、同じ仕事をしていて、悩みを相談...孤独と虚無感に心を蝕ませないために

  • 人格を磨く

    あちこちで、人材が劣化しているという話を聞きます。若者よりも年配の人の話が多いと感じます。受験勉強に特化された教育を何十年とやって来たツケが回ってくる頃だし、家庭教育が力を失ったことのツケが回ってくる頃でもあるのだろうと思います。北大路魯山人の言うように、「立派な人間は立派な仕事をする。くだらない人間はくだらない仕事をする。」というのは確定的ですから、私たちが力を注ぐべきは人間教育であったのです。今はもうかなり悲惨なことになっていると思います。話が通じる大人が絶滅しつつあると感じるからです。しかし、希望もあります。素晴らしい人たちを私は何人も知っています。結局、私に出来ることは、自分を磨き抜いて、1人1人の人格を磨く教育を実践していくと言うだけなのだと思います。人格を磨く

  • 改革を

    安芸高田市の市長と反対派議員たちのやりとりは、【安芸高田】2年連続で決算不認定「足を引っ張る以上の動機が見当たらない」-YouTubeこれからの日本各地で起こらなければならない改革の姿を示しているのだと思います。急進的にせよ緩やかにせよ、間違いなくそうなっていかなければ、自治体も国も滅びていくような危機感を私も覚えています。議論をするためには、一定以上の言語能力が必須です。ましてや市民の代表なのですから。「我々も立場がない」と語っていた市議の言葉が、全てを物語っていると感じます。つまり、やるべきは、市民のため、市のためであって、「一身の立場の安泰」ではないのです。そんなものは捨ててかからなければ、日本の未来はないのです。市も県も国も教育も、そして、個々人も、歯を食いしばって、自己変革を遂げていかなければ、...改革を

  • 中秋の名月

    今宵の中秋の名月は美しかったです。写真に撮ってみたくて、色々とやってみましたが、うまくいきませんでした。科学技術は確かに進展していますが、人間の「月を美しく見る」という心には、遠く及ばないのではないかと思いました。また、「美しいなぁ」と思う記憶が心に残ることに、価値があるのではないかとも思いました。ま、カメラの安さと、腕の無さの問題に過ぎませんが。笑。中秋の名月

  • V&EメールマガジンVol. 69より(一部掲載)

    【Vision&Educaion,Ltd.からのお知らせ】2023年9月27日◇◆◆木│村│貴│志│からのご挨拶◆◆―――◆ようやく朝夕が少し秋めいて参りました。皆様、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。いつも本メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。間もなく長月(9月)が終わり、神無月(10月)に入ります。10月は、日本の神々が、出雲の地で、縁結びの話し合いをする時期です。だから出雲地方では、10月を神在月と言い慣わしています。出雲大社の東西には、十九社というお社が建てられています。神在月に集まった神々がお泊まりになる宿としてのお社です。祭神は八百万の神(やおよろずのかみ)と書かれています。こうしたことの一つ一つに、日本人の精神が象徴されているように思います。出雲・松江・安来のある島根県は...V&EメールマガジンVol.69より(一部掲載)

  • 講演研修に思う

    話をする機会をいただくことができています。有り難いことです。私に何が伝えられるかはわかりませんが、全力を尽くすだけです。話をする瞬間だけではなく、その準備もありますし、日々の生活そのものがその人間性となりますから、手を抜くことはできません。懸命に働き、学び、遊び、楽しみ、充実した日々にするだけです。何が伝えられるかは、私の知るところではありません。全身全霊をかけて力を尽くすことだけが私にできることです。講演研修に思う

  • たわいのない話

    昨日、カッターシャツの腕まくりをして、デスクワークをしていたら、何か落ちた音がしました。何を落としたのか気になったので、少し探してみましたが、何も見当たりませんでした。夜、カッターシャツを脱いでいると、片方のカフスがないことに気づきました。どこに落としたのだろうとその時は思っていました。今朝、昨日付けていたカフスがないので、カフスを入れているケースを見ていると、私がかつて気に入っていたカフスを見つけました。ただ、これは、片方を無くしていたので、以来、ずっと付けることはありませんでした。ところが、よく見ると、両方あるではありませんか!喜んで、昔よく付けていた、そのカフスを付けました。オフィスに行くと、椅子の下に、昨日無くしたカフスがありました。なんと言うこともないたわいのない話でした。しかし、一つを失ったよ...たわいのない話

  • 先人の言葉

    先人たちの言葉に触れていると、深く考えさせられることが多々あります。吉田松陰先生の言葉。森信三先生の言葉。下村湖人先生の言葉。それぞれに深い真理に気づかせてくれる言葉です。そして、30代に出会った言葉を、40代、50代、60代と読み返すことが大切で、少しずつその魂に触れられるように思えてくることが、大切な学びなのだと思います。一度読んだら終わりという本も多いものです。しかし、不朽の志、不朽の精神をもって二度と無い人生を生きた人たちの言葉は、読み返すほどに深い味わいのあるものだと思います。私はそうした学び方の大切さを知ることができて幸運でした。先人の言葉

  • 祈り

    人間は、自分のレベルでしか、物事を見、理解することができないと言うことは確からしい気がします。しかし、それならば教育には意味がないことになります。自分のレベルを上げるものとは何かを知り、それを伝えていくことが教育なのだろうと思います。しかし、それもまた自分のレベルでしか理解することができないという現実を如何に突破するか。それはもう、論理を超えた、情熱、熱意、思い、といったものしかないのではないかと思います。最後に行き着くのは、自分の中に、祈りがあるかどうかでしかないのだと思います。祈り

  • 戯言

    もっと教育の精度と力を高めたいと思います。そのためには、自分自身が学ぶ時間を確保することが大切です。また、お金も必要です。本を買ったり、映像を見たり、現地に赴いたり、様々な体験をしたり、あらゆることに時間とお金は必要です。まずは自分の力をつけることが先で、その先に仕事は付いてくると信じています。本物であることを目指し続けたいと思います。そして、その成果をひけらかしたりすることは、できるだけしたくないと思っています。古い人間の戯言であり矜持です。戯言

  • 断絶

    志の教育の大切さは、数多の先人たちが語り尽くしています。しかし、私たち後の世代の者が、それらの書物を読まなければ、それは無いも同じです。先人たちとほぼ断絶した現在にあって、少しでも過去と未来をつなぐことのできる、そんな教育が出来たらと思います。断絶

  • 細い一筋の道

    教育についての真実を見極めようと試行錯誤してきました。私は幸いに頭が良くありませんでしたから、愚直に一つ一つを積み上げてきました。偉い学者の言うことも、文科省の言うことも、常に自分の実際の経験と較べなから考えてきました。どうすれば子どもは成長するのか。親御さんとも、経営者の方とも、共に過ごし、総合的に考え抜いてきました。市井の一教師の実践など、取るに足らぬ事にしか思われないことはわかっています。しかし、それが、本当に子どもの成長に繋がり、未来の日本への大きな財産になるとわかった以上、私はこの細い一筋の道の歩き方を何とか次の世代に手渡して死にたいと思います。細い一筋の道

  • 議論

    色々な議論を見ていて思うことは、確かに、大切なことは論理的に正しいかどうかであり、議論に勝つかどうかということではありますが、相手を肯定するにせよ、否定するにせよ、やはり相手を敬う心がなければ、決して、聴いていて、気持ちの良いものにはならないということです。ユーモアの心も大切です。相手を包み込むような人間性もまた大切です。議論としてのレベルは高くなければならないと思います。しかし、人間性もまた深くなければならないと思います。議論

  • 一度の人生

    二度と無い人生です。この世に生をうけて、自分の命をどう使い切るか。私は、バッカーズ寺子屋の塾長として、教育について深く考え、また、実践する機会をいただきました。多くの塾生、保護者の方と出会い、多くの経営者の方、社員の方と出会い、沢山のことを学ばせていただく日々でした。そして、無我夢中に生きる日々となりました。私という存在の中には、両親が居て、祖父母が居て、曾祖父母が居て、無限の命の流れによって生かされている存在です。そして、私の命もまた子どもや孫の中に生きていきます。生きとし生ける者は、大いなる生命の大河の流れに参じている、一滴の水のような存在なのです。だからこそ、私は意義のある人生を生きたいと思います。この教育をどのように遺していけば良いのか、真剣に考え、形にしていきます。しかし、私如きがやってきたこと...一度の人生

  • 一度の人生

    二度と無い人生です。この世に生をうけて、自分の命をどう使い切るか。私は、バッカーズ寺子屋の塾長として、教育について深く考え、また、実践する機会をいただきました。多くの塾生、保護者の方と出会い、多くの経営者の方、社員の方と出会い、沢山のことを学ばせていただく日々でした。そして、無我夢中に生きる日々となりました。私という存在の中には、両親が居て、祖父母が居て、曾祖父母が居て、無限の命の流れによって生かされている存在です。そして、私の命もまた子どもや孫の中に生きていきます。生きとし生ける者は、大いなる生命の大河の流れに参じている、一滴の水のような存在なのです。だからこそ、私は意義のある人生を生きたいと思います。この教育をどのように遺していけば良いのか、真剣に考え、形にしていきます。しかし、私如きがやってきたこと...一度の人生

  • バッカーズ少年教育10原則

    バッカーズ寺子屋、バッカーズ九州寺子屋、小郡寺子屋「志学舎」、私が塾長を務める三つの寺子屋では、この以下の10原則を身に付けてもらうことを大切にしています。と言いつつ、私自身が身に付けられるように、日々、自問自答し、自らを省み、努力を重ねている、というのが正直なところです。死ぬまでに少しは身に付けたいものです。バッカーズ少年教育十原則一ウソ、ごまかしをしない。誰が見ていなくても、お天道様が見ている。二自己責任とは。人のせいにしない。自分の判断力と決断力を持とう。三よく働き、よく学び、よく遊ぶ。良い競争心を持とう。四感謝心を持とう。五人に迷惑をかけない。良いマナーを持とう。六自分に厳しく、人に寛大に。(その逆の、自分に甘く、人に厳しい人は本当にカッコ悪いよ。)七人のためになろう、国のためになろう、世界のため...バッカーズ少年教育10原則

  • 言論空間と言語空間

    安芸高田市長とメディアのやりとりや、吉村大阪知事とメディアのやりとりを聴いていると、いかにメディア側の姿勢と論理がひどいものかがよくわかります。こうした言論空間を作られてきたことが、日本の停滞を招いてきたのだと思います。批判はするが、自分の考えはない、他人をつるし上げても、自分は常に安全なところから石を投げる、という、卑劣な人たちを多く生み出してきたのだと思います。高みに立って偉そうに物を言い、批判だけして何も生み出せないメディア、破壊するだけして、何も建設できないメディアは、社会に対してマイナスの影響が多いと思います。大切なことは何を言うかではなく、何をするかです。そして、言行一致した人物であるのか否か。それがもっと問われるべきだと思います。もっと正々堂々と誇り高く、信念を持って生きていく人たちが増えて...言論空間と言語空間

  • 足立美術館への旅

    エクスプレッションアカデミー2023の宿泊研修が終わりました。出雲大社、小泉八雲記念館・旧居、皆美館(文人墨客の宿。鯛めしでも有名。庭園も素晴らしい)での夕食、足立美術館(世界一の日本庭園)、黄泉比良坂(『古事記』に書かれたこの世とあの世の境)、須我神社(日本初の宮、和歌発祥の地)・・・素戔嗚尊が初めて31文字の和歌をお詠みになった場所。学びの旅であり、ゆったりと教養を深める旅であり、良き友との交流を深める旅でもありました。良き旅でした。楽しい旅も、いずれは終わりを迎えます。人生という名の旅も、いずれは終わりを迎えます。ただ、本物は終わりを迎えることはありません。私も本物を生み出せるようになりたいものです。そのためには、自分を磨き続けなければなりません。しかし、それでも本物にはなれないのかもしれません。だ...足立美術館への旅

  • ブログ開設6,000日

    ブログ開設6,000日を祝おうと思っていたのですが、ふと気がつけば6,003日でした。笑私という人間の偽らざる心の彷徨の様子が書かれています。お付き合いいただいている皆様、本当にありがとうございます。16年以上の長きに亘って書いてきました。これから16年は書けないかな。笑これからもよろしくお願い致します。ブログ開設6,000日

  • 今日から秋です。残暑は厳しいけれど、朝夕は少し秋の気配がしています。秋の虫たちも季節を忘れることなく鳴き始めています。必ず季節は巡り変化が訪れるということを、身体で理解している日本人は、本当は変化に対する逞しさを持つのだと思います。秋

  • 教育のレベル

    教育とは、教育する側の「言葉と行動」が全てです。教育のレベルが下がったということは、あるいは、子どもたちの質が下がったということは、大人の質が下がったという事以外に原因はないのです。教育問題とは子どもの問題ではなく、大人自身の問題でしかない。そのことに気づかない限り、教育を良くする術はないのだろうと思います。自分を子どもより一段高いところにおいて、教育が悪い、子どもが悪いと憂うが如きは、何の意味も無いどころか、百害あって一利無しとしか思えません。「子どもたちに問題があるから、私自身がどのように何をすべきか。」大人がそう考えて行動していく以外に、教育を変えていく道筋はないのだと思います。誰1人、教育から逃れられる人間はいません。人は互いに影響し合って存在しているからです。私もまた、今の自分の至らなさを日々猛...教育のレベル

  • 始末に困る人

    命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり。西郷隆盛大西郷のこの言葉を胸に、私は日本の教育をより良いものにできるよう、全力を尽くします。二度と無い人生を与えていただき、教育というテーマに志を得ただけで私は幸せでした。「始末に困る人でなくては大業は成し得られない。」先人たちの言葉はいつも私に勇気を与えてくれます。始末に困る人

  • 合宿終了!

    今年の夏の合宿三本が全て終了しました。バッカーズ寺子屋、バッカーズ九州寺子屋、小郡寺子屋志学舎の合宿です。この4日間の萩での合宿は、「一から作る」ということを基本にしていますので、持っていく荷物の準備から、合宿期間中のスタッフの臨機応変の対応力まで、ものすごい労力が要求されます。釣りにしても、バーベキューにしても、買い物にしても、萩焼作りにしても、できあいのもの、決められたものは、ひとつもありません。だから楽しいし、学ぶことも多いのです。そして、だからこそハードなのです。活動のメニューを限定し、できあいのサービスを利用すれば、スタッフも私も楽なのでしょうが、子どもたちの学びの価値の大きさは確実に失われていきます。私は沢山の失敗を子どもたちから奪わない合宿を作りたいと思っています。わずか4日間の合宿ですが、...合宿終了!

  • 高貴なる精神を

    残りの人生は、高貴なる精神を持った人と共に生きたいと思います。苦しいときに逃げない人。人の嫌がることを進んでやる人。楽をしてサボろうとしない人。汗をかくこと、汚れることを厭わない人。不平不満を言わない人。私利私欲に凝り固まっていない人。利他の心を持つ人。自ら重い荷物を背負える人。日本と世界の未来のために貢献できる人。損得を度外視して、人として正しい行いをする人。もう、ほとんど絶滅危惧種のようなものですが、私は気高い心を大切にしたいと思います。美しい心に惹かれる自分であり続けたいと思います。子どもでも大人でも、気高さのない、醜い人が増えている中で、教育はどうあるべきかを考えていきます。おそらくあと10年ほどの時間しかありませんが、少しでも何かを遺せたら良いなと思います。高貴なる精神を

  • 子どもの教育、親の教育

    「子供は大人のまねをする。このことを大人が忘れさえしなければ、子供の教育はさほど困難なことではない。しかるに、世の大人たちは、ご苦労にも、子供たちに自分のまねをさせまいとして、いつも苦労し、それを教育だと思いちがいしているかのようである。」(『心窓去来補遺』)子どもの思考や行動には当然親の在り方が反映されているものです。子どもの問題は子どもだけの問題ではあり得ないということです。しかし、大人はそうとは思っていませんし、そのことに気づいてもいません。その解決方法は1つだけですあり、下村湖人はそれを次の言葉で的確に表現しています。「自分をほんとうに知りうるものは、自分だけである。そのくせ、自分を最も知らないものも自分である。そしてこの矛盾を解決する道は、ただ一つしかない。しかも極めて困難である。それは謙虚にな...子どもの教育、親の教育

  • 食の大切さ②

    長年子どもたちと関わっていて思うのは、味覚と精神年齢とは比例するのではないかということです。「お子ちゃま味覚」と私が言っている、お菓子やファーストフードといったわかりやすい味にどっぷり浸かっていると思われる子どもは、南蛮漬けやお浸しや煮物といった複雑な味と香りを嫌います。そうした子どもよりも、それらの味に抵抗がなく、美味しさがわかる子どもの方が、精神年齢の高さを感じます。味覚の範囲の広さは、経験値の広さで有り、思考の広さであり、人間としての幅の広さに繋がっているようにも思います。要は、食べ物の好き嫌いをして得られた、嫌いな物には近寄らなくて良いという感覚が、そのまま人間関係においても発揮されていることを感じるのです。嫌いな奴は、別に嫌いで良いと。しかし、それでは、人としての幅広さは身につかないと思いますし...食の大切さ②

  • 食の大切さ

    バッカーズ寺子屋の合宿では、バーベキューの食材を予算を決めて班ごとに買ってもらいます。また、自分で作り、後片付けまでも、子どもたちにしてもらいます。そこに色々な教育の問題が垣間見えてきますし、それが実り多き学びの時間になっていることを感じます。「料理」という言葉の漢字の意味をそれぞれ見ていくと、「料」は、見当をつけてはかること。「理」は、物事に備わった筋道のこと。と辞書に書かれています。料理の全体像やそれぞれの材料や調味料などの分量を、見当をつけてはかる力が必要ですし、全ての食材や調味料を、正しく筋道を立てて活かし切ることも大切です。手順という筋道を間違えば、素材を活かし切ることはできないと思います。大した料理も出来ない私ですが、少なくとも料理の教育的意義の大きさはわかります。ものすごく頭と心を使う、極め...食の大切さ

  • 思うこと・続

    素晴らしい子どもたちがいます。私たちの子供時代には見たことのない、素晴らしい子どもたちです。グローバル化する社会の中で、大いに活躍して行くであろうと思い、大きな希望が感じられます。高い能力を持ち、良き人間性を持った子どもたちです。これもまた、一面の真実だと思います。思うこと・続

  • 思うこと

    子どもたちの姿は、日本の未来の姿でもあると思います。こう書いて、この先の言葉を希望ある言葉で、続けられない気持ちになります。一部の子どもたちを見ていると、大丈夫なのだろうかと思うのです。それは、昔から延々と繰り返された、年寄りの心配であり、繰り言なのかもしれません。だとすれば良いのです。しかし、どうもそれだけではない、生物としての様相が変わってきた感じがするのです。子どもは、子供時代に、腹いっぱい子どもせないかんと思います。でも、それができない学校や社会がある。子どもの表情や反応の無さに、また、浅さに、涙が出てくる気持ちになることもあります。でも、1年後には、必ず大きく成長できるように共に学びます。結果は必ず出しますし、これまでも出し続けてきました。必ず子どもたちは、素晴らしい成長を遂げていきます。それは...思うこと

  • ただひたすらに

    役人にせよ、政治家にせよ、頭は良いし、一生懸命に仕事をされている、立派な方々だと思います。国や自治体の法を作り、法に従って、様々な仕事を進めていく人たちです。しかし、唯一、欠落している力があるとすれば、自分のことより他人のことを慮ることであり、自己の犠牲を厭わない心であり、国の行く末を思う心なのだろうと思います。それでも海外よりは、はるかに立派なのだろうとは思います。しかし、日本という国は、もっと立派な先達たちがいた国です。そして、私たちはその記憶を失ってはいません。だから、どうしてもその尺度で期待をしてしまうのだと思います。批判は好きではありませんし、政治家になる気も、官僚になる気もありませんので、(なれるだけの力もありませんので)私は教育の世界で、そのような生き方をします。ただひたすらに

  • 戯言

    今ではメールでのやりとりが当たり前になりました。また、LINEの利用者も多いようです。効率的でスピーディーな社会です。昔は、じっくりと言葉を選び、相手のことをあれこれと考え、自分と相手との今の距離感を推し量り、未来をどのようにしたいのかを考え、手書きで、言葉を一つ一つ、紡いでいた時期がありました。書いては消し、書いては消しを繰り返し、何度も何度も、新しい葉書や便箋に書き連ねていた時期がありました。あの頃と較べて、今の私の心は、繊細で深いものであろうかと思います。効率的でスピーディーであることだけが、本当に人間の進歩と言えるのだろうかとも思います。・・・古い人間の戯言です。戯言

  • 転じてものを見る

    上手くいかないことの中に、上手くいくことの種が眠っています。上手くいくことの中に、上手くいかなくなる種が眠っています。だから、一喜一憂することなく、自分のやるべきことをしっかりやっていくことが大切なのだと思います。感情的な悩みに囚われないことが大切なのだと思います。いや、囚われないのは無理かも知れません。だから、一瞬の後に、転じてものを見ることにしています。転じてものを見る

  • 思い

    61歳になりました。あと何年、これまで生み出してきた、激しい研修を続けられるかはわかりません。「斃れて後已む」その言葉を胸に、行けるところまで行くだけです。ただ、誰かにこの教育を手渡せたらと思います。厳しい道ですが、楽しい道です。私に歩けた程度の道です。教育への情熱を持ち、日本の未来のために努力を厭わない、まだ見ぬ誰かと出会う日を楽しみにしています。思い

  • 感謝

    ありがたいことに、多くの人に支えられて今日があります。これ以上を求めては罰が当たりそうだと思うぐらいに思っています。そして感謝しています。しかし、まだまだ、世の中のためにやるべきことがいっぱいあります。自分に課された使命を果たしていかなくてはなりません。人生二度なし。感謝

  • 私の教育

    人間を育てる教育を本気に実現したいのであれば、ルーティーンワークではできないことを思い知るべきだと思います。そして、日々新たに0から生み出す姿勢と、命がけの真剣さがなければできないことだと痛感するべきだと思います。もちろん同時に、遊び心と学ぶ楽しさにあふれた時間を生み出さなければなりません。また、自分自身が、どこに出ても通用する人間であろうと、努力を重ねていなければなりません。スタート時はいざ知らず、本気でやろうと思わない人たちとは、いずれ関係が失われていくのだろうと思います。そうでなければ、共に学んでくださる子どもたちに申し訳ないと思うからです。私の教育

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