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こるね酒 https://corne-sake.hatenablog.com/

日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

こるね
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2020/07/26

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  • 6月のお勧め自選記事8選

    毎月恒例の、振り返り記事。もう今年が半分終わっちゃいました。マジで?まあ、もう梅雨も明けてかなり暑いですしねえ。気分はすっかり夏ですが、気象庁の長期予報によると、今年の夏は平年より暑いそうなので、いまから先が思いやられます。 まあ気を取り直して、今月もまとめていきましょう。例によって、記事の内容部門3本と、ベストサムネを3枚、そして美味しかった部門3本の紹介です。 まずは、地元奈良の出世男さん。こちらは、蔵元杜氏・西川暁子さんの物語がとても面白かったです。お蔵さんのある街並みも素晴らしい。実は先日ちょうど河合酒造のある橿原市に行く機会があったので、ちょっと観光してきました。その話はまた後日。 …

  • 御前酒 > パズー(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【御前酒(ごぜんしゅ) 1859 生】 雄町らしく 甘くて旨くて 力強い だいぶお久しぶりの御前酒さん。岡山県真庭市・辻本店さんのお酒です。4年ぶりですね。 辻本店さんは、文化元年(1804年)創業。美作勝山藩御用達の献上酒だったことから、銘柄を「御前酒」としています。 御前酒と言えば、地元岡山県産の酒米・雄町と、室町時代の酒造り方法・菩提酛にこだわりのある銘柄というイメージがあります。御前酒の菩提酛は、先代杜氏・原田巧さんが1980年初頭から試作をはじめ、1986年に商品化。早いですね。菩提酛発祥の地・奈良県の菩提酛研究会が1996年発足だから、10年先行しています。凄い! そしてそれを受け…

  • 羽根屋 > 風になる(猫の恩返し)[ジブリ酒]

    【羽根屋(はねや) SHINE(シャイン) 13度生原酒】 やわらかい 甘味がシャインマスカット お久しぶりの羽根屋さん。富山県富山市・富美菊(ふみぎく)酒造さんのお酒です。1年半ぶりですね。前回は月下美人酵母のお酒で、年に1晩しか咲かないという月下美人の花とこのお酒の写真を撮ることができたという幸運にも恵まれました。 富美菊酒造さん大正5年(1916年)創業。現在の蔵元で杜氏も務めるのは、4代目の羽根 敬喜(はね けいき)さんです。敬喜さんは千葉大学卒業後、大手発酵メーカー・協和発酵で3年間修業。先輩には黒龍の水野社長、後輩には来福の藤村社長がいるという環境でしたが、敬喜さんは酒造りへの興味…

  • 櫛羅 > パズー(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【櫛羅(くじら) 純米 山田錦 中取り 無濾過生原酒】 爽やかな 米旨香りが ふわあああ お久しぶりの櫛羅さん。奈良県御所市大字櫛羅・千代酒造さんのお酒です。人気銘柄・篠峯のお蔵さんですね。 櫛羅は、テロワール銘柄。お蔵さんのある地名を冠しているだけあって、蔵の近所の自社田で育てた山田錦を使った地元にこだわったお酒です。櫛羅をいただくのは、5年ぶり。篠峯は年イチくらいで飲んでるんですけどね。さっそく飲んでいきましょう。 香りふんわり米旨乳酸。香りはやさしく落ち着いてるけど、しっかり硬派なクラシックの予感。 口当たり、ピリッと炭酸、乳酸ぽわん。その酸味を中心に、旨味苦味も現れて、酸は引きつつ旨苦…

  • [特集]カリ城の細かすぎる雑学

    「カリオストロの城」は何度も観たけどこれは知らんかったっていう雑学を集めました。 本日2025年6月27日、「カリオストロの城」が金曜ロードショーで放送されます。それを記念して、今回はこの映画の小ネタ特集です。 5月アップした「君たちはどう生きるか」考察記事と、「紅の豚の細かすぎる雑学」記事は、おかげで非常にたくさんの方に見ていただけました。かなり面白い記事になっているので、よろしければこちらもどうぞ。 そんなわけで今回はカリオストロの城の特集です。ただ、カリ城って、何度も観すぎてセリフもほとんど覚えてるくらいなんですよね。他の方が言ってるネタをパクるだけじゃ面白くないし、この企画成立するのか…

  • 東洋美人 > シータ(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【東洋美人(とうようびじん) 限定純米吟醸 醇道一途 愛山】 やわらかく 小さいけれど くっきりと 1年ぶりの東洋美人さん。山口県萩市・澄川酒造場さんのお酒です。 澄川酒造場さんは大正10年(1921年)創業。澄川家は元々米問屋だったんですが、親戚筋の酒蔵を引き受けて創業したんだそうです。その酒蔵を継いだのが、4代目になる澄川宜史(すみかわたかふみ)さん。 宜史さんは、酒蔵の息子として1973年に生まれ、東京農業大学醸造学科に進学。ただ、当時の澄川酒造場は経営難で、売上げも山口県内で最下位に近かったんだそう。しかし、人生の転機は宜史さんが3年生の12月に訪れます。そこで、学外学習として十四代を…

  • 百万年の一滴 > じいじ(もののけ姫)[ジブリ酒]

    【百万年の一滴(ひゃくまんねんのいってき) 雄町 硬水生もと仕込み】 旨ずんずん 旨苦どどどど 熟成酒 はじめましてのお酒、百万年の一滴さん。岡山県真庭市・落(おち)酒造場さんのお酒です。前から僕の投稿を見ていただいている方にはもうバレてると思いますが、名前で選びました。数字のお酒コレクションに、1000000が追加です。4桁・5桁・6桁の数字のお酒は飲んできてるけど、7桁は初めてです。ちなみにこれまでの最大は65桁。 落酒造場さんは、岡山県中部の山あいの町にあるお蔵さん。メイン銘柄は「大正の鶴」です。大正という名前が付いていますが、創業は明治26年(1893年)。この銘柄名ができたのは昭和2…

  • 春鹿 > トンボ(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【春鹿(はるしか)の夏しか 純米吟醸】 夏らしい 軽やか甘旨 クラシック 今年に入ってから、立春朝しぼり・酒蔵見学限定酒・さくらを飲んでる春鹿さん。今年もう4杯目です。春鹿の夏しかっていうこのネーミング、めっちゃ好きなんです。ちなみに前回飲んだのは4年前。「鹿くらべ」という企画をやっていて、春鹿・夏しか・秋鹿・白鹿・北鹿と飲み比べていました。鹿のお酒ではその後、八鹿・鹿鳴・鈴鹿川・青鹿毛(焼酎)も飲んでいます。意外に多いですね。犬よりもずっと多い! それでは飲んでいきましょう。 香りはわずかに米旨乳酸。控えめな分、爽やかです。 口に含むとふんわりと、やわらか酸がおとなしく。甘味旨味も現れて、ぽ…

  • 大雪渓 > コキリさん(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【大雪渓(だいせっけい) 渓(たに) 酒蔵まつり2025限定酒】 やさしくて きれいな甘酸 フルーティー またまた大雪渓さん。長野県北安曇郡池田町・大雪渓酒造のお酒です。こないだの生酒と同じく、柳生乱世さんからいただいたお酒。しかも、現地じゃないと手に入らないやつ! ありがとうございます!! 大雪渓さんの酒蔵まつりは、先日5月24日に行われたイベント。6年ぶりの開催なんだそうです。ってことは、コロナで中止してたってことですね。この日はキッチンカーもいろいろ出ていて、1600人を超えるお客さんが集まるほどの大盛況だったそう。いいなあ、楽しそう。 今回のお酒は、法令で定められている原材料・アルコー…

  • 大倉 > ドーラ(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【大倉(おおくら) 特別純米 協会1号 あらばしり 無濾過生原酒】 変態か 変態じゃないか 温度次第 8ヶ月ぶり、どれを飲んでも変態で、全部美味しい大倉さん。奈良県香芝市・大倉本家さんのお酒。美味しいし特徴的だから、大倉さんの飲んだことないお酒を見つけたら、とりあえず飲みたくなりますね。 しかも今回は、協会1号酵母のお酒。1号酵母と言えば、櫻正宗さんの酒母から分離された酵母。当時は最も優れた酵母として、大正5年から昭和10年(1916~1935年)の間、日本醸造協会から頒布されていました。1号酵母って、櫻正宗さん以外はソガベさんでしか飲んだことないんですよね。どんな感じか楽しみです。そして、櫻…

  • 佐伯飛翔 > ハク(千と千尋の神隠し)[ジブリ酒]

    【佐伯飛翔(さいきひしょう) 純米酒】 旨ほわん するふわきれいな 辛口酒 はじめましてのお酒、佐伯飛翔さん。大分県佐伯市・ぶんご銘醸さんのお酒です。”さえき”じゃなくて”さいき”。お蔵さんがあるのが佐伯(さいき)市だからですね。道理で”さえきし”で変換できないわけだ。しかもこれ、元々は”さえき”町だったのを、大正5年に訛りに合わせて”さいき”町に変更したんだそうです。 ぶんご銘醸さんは、明治43年(1910年)に狩生酒造場として創業。大分県は、元々は清酒の製造が盛んな地域で、狩生酒造場さんも清酒蔵でした。しかし、1970年代の焼酎ブームをきっかけに焼酎が主力製品になり、日本酒の製造は止めてし…

  • たかちよ > 夕子(耳をすませば)[ジブリ酒]

    【豊醇無盡(ほうじゅんむじん)たかちよ YELLOWラベル とこなつむすめ 無ろ過生酒】 夏らしい じんわりおだやか トロピカル いろんなブランドがありすぎて、もはやいつぶりなのかがよくわからないたかちよさん。新潟県南魚沼市・髙千代酒造さんのお酒です。ええと、こないだ飲んだのは巻機で、その前が59Takachiyo・髙龗・CUSTOM、、、ひらがなたかちよは10ヶ月ぶりですね。他に髙千代やシン・タカチヨも飲んでます。それぞれの特徴や違いについては、前回の巻機のレビューで解説したので、よろしければご覧ください。 今回のお酒は、モダンフルーティーなひらがなたかちよの夏酒。ひらがなたかちよのラベルの…

  • 青煌 > 悠子(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【青煌(せいこう) 純米吟醸 雄町 つるばら酵母仕込】 爽やかな 淡麗辛口 モダン酒 はじめましてのお酒、青煌さん。山梨県北杜市・武の井酒造さんのお酒です。 武の井酒造さんは、慶応年間(1865~7年)創業。東京農業大学の花酵母研究会にも所属されていて、花酵母をメインで使っているという面白いお蔵さんです。 今回のお酒ももちろん花酵母。つるばらの花から分離した酵母になります。この酵母は前に来福さんで飲んだものと同じですね。と思ったら、専務で杜氏の清水紘一郎さんは、東京農大を卒業後に来福酒造さんで修行されていたんだとか。花酵母にはたくさんの種類がありますが、その中から紘一郎さんがイメージするお酒に…

  • 越の鷹 > フェラーリン(紅の豚)[ジブリ酒]

    【越の鷹(こしのたか) 純米吟醸酒 RED HAWK】 やわらかい 淡麗辛口 クラシック はじめましてのお酒、越の鷹さん。福井県福井市・伊藤酒造さんのお酒です。「越の」って付くと自動的に新潟かと思っちゃったけど、福井なんですね。越後(新潟)じゃなくて越前(福井)か。 伊藤酒造さんは明治27年(1894年)創業。福井でいちばん小さい蔵なんだそうです。蔵元杜氏の伊藤抵治さんは、東京農業大学醸造学科を卒業してるんですが、卒業後は一般商社に就職します。しかし、杜氏が亡くなってしまったのをきっかけに帰郷。ただ、大学で学んだだけでは酒造りは上手くいきませんでした。そこで、他の蔵や研究所の教えを受けながら、…

  • 出世男 > 小春(平成狸合戦ぽんぽこ)[ジブリ酒]

    【出世男(しゅっせおとこ) 特別純米酒 奈々露】 おとなしい 米旨きれいな クラシック はじめましてのお酒、出世男さん。奈良県橿原市今井町・河合酒造さんのお酒です。 河合酒造さんは、明和9年(1772年)には既に酒造りをしていたと記録に残るお蔵さん。そして河合酒造さんがある橿原市今井町は、江戸の街並みが今も残っている地域です。平成5年に「重要伝統的建造物群保存地区」の選定されていて、この地区の全建物戸数約760戸のうち、約500件が伝統的建造物なんだとか。河合酒造さんも白塗りのいかにも蔵という美しい建物で、国の重要文化財に指定されています。凄い!! こちらがphotoACからお借りした河合酒造…

  • 風の森 > ヒミ(君たちはどう生きるか)[ジブリ酒]

    【風の森(かぜのもり) 奈々露(ななつゆ)657 純米酒 無濾過無加水生酒】 ガス抜けて 甘ぽわくっきり フルーティー こないだ、新しい酒蔵の「S風の森」を飲んだ風の森さん。奈良県御所市・油長酒造さんのお酒です。S風の森とか鷹長とかは飲んでるけど、普通の風の森さんは久しぶりです。 この日は、奈良国立博物館でやっていた「超・国宝」展に行ってきたんです。で、奈良市に出たら寄りたくなるのが、なら泉勇斎さん。奈良県内27蔵120種類以上のお酒を揃え、有料試飲もできるという素晴らしい酒屋さんです。で、試飲した2本のテーマが奈々露(ななつゆ)。奈良県の新しい酒米です。 奈々露は、奈良県が初めて開発した酒造…

  • かたの桜 > グランマンマーレ(崖の上のポニョ)[ジブリ酒]

    【かたの桜(かたのさくら) 特別純米無濾過生原酒 中汲み】 大きくて 豊かな甘味が 上品に お久しぶりのかたの桜さん。大阪府交野市・山野酒造さんのお酒です。大阪ではいちばん好きな銘柄なんですが、久しぶりになっちゃいましたね。 お蔵さんのある交野(かたの)市は、うちからひと山超えたところにあるご近所さん。なかなかの難読地名ですね。「星のまち☆かたの」というキャッチフレーズを持ち、市内には天野川という川が流れ、平安の昔から天の川になぞらえて和歌に詠われています。かたの桜は、漢字の銘柄名では「片野桜」だけど、歴史の古い町には漢字表記ゆれはよくあることですね。 さっそく飲んでいきましょう。 上立ち香、…

  • 梅乃宿 > 西司朗さん(耳をすませば)[ジブリ酒]

    【梅乃宿(うめのやど) 本醸造】 14年? 謎にきれいな 熟成酒 めっちゃお久しぶりの梅乃宿さん。4年ぶりですね。奈良県葛城市・梅乃宿酒造さんのお酒です。地元奈良のお酒で、スーパーやコンビニでもよく見かけるのに、だいぶ間があいてしまいました。 今回のお酒は、本醸造。梅乃宿のラインナップの中でも、低価格なラインです。ただ、このお酒はただものではありません。製造年月が「23.6」となっていますが、これは2023年のことじゃなくて、平成23年。2011年ですね。つまり14年もの。 このお酒、元々はお店のお客さんが自宅で4年間放置してたものなんだそうです。それをお店で引き取ってからさらに10年放置。し…

  • ヤマノコトブキ > ウルスラ(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【ヤマノコトブキ グッドタイムズ サマーセッション】 爽やかで やさしい甘苦 軽やかに 約半年ぶりのヤマコトさん。福岡県久留米市・山の壽酒造さんのお酒です。 山の壽さんは、前回調べた、社長の片山郁代さんの物語がめちゃくちゃ面白かった。ブライダル業界から転身して実家の酒蔵に帰るも、家族には反対され、スタッフにも受け入れられない状態。杜氏には「現場には入ってほしくない」と言われてしまいます。そこから努力の末に新製品のリキュールをヒットさせ、楽天の梅酒ランキングで1位に。それまで杜氏の指示通りに動くだけだった蔵人が自律的に考える酒造りに体制転換して、2017年には37歳で社長に就任。そして2019年…

  • 大雪渓 > セルム(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

    【大雪渓(だいせっけい) 生酒】 アル添の 長所がくっきり クリアな酒 こないだ槽場直汲みを飲んだばかりの大雪渓さん。長野県北安曇郡池田町・大雪渓酒造のお酒です。こちらは、前にも甲子立春朝搾りや、山車しぼりたてなどいろいろ送ってもらった柳生乱世さんからいただいたお酒。この前の大雪渓さんを飲んでる最中に、「大雪渓の酒蔵まつりに行くからお酒を送ってくれる」とのDMが届いたんです。凄い偶然。柳生乱世さんは大雪渓を生涯の友と呼ぶほどの大雪渓ファンだから、僕ももっと深掘りしたい銘柄なんですよね。本当にありがとうございます! 今回のお酒は、「生酒」としか書いていませんね。アル添だし、どうやら普通酒っぽい。…

  • 不二正宗 > 松崎良子さん(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【不二正宗(ふじまさむね) 純米吟醸 酒未来 生原酒】 華やかな 梨の甘酸 フルーティー はじめましてのお酒、不二正宗さん。宮城県柴田郡村田町・大沼酒造店さんのお酒です。前に飲んだ「乾坤一」のお蔵さんですね。 大沼酒造店さんは正徳2年(1712年)創業。不二正宗というのは、当時から使っていた銘柄名です。その後、明治3年(1870年)に、初代宮城県知事・松平正直氏がお酒に感動し、「乾坤一」と名付けます。「乾」は天、「坤」は地を意味し、この世で一番のお酒になりますようにと「乾坤一」という銘を送ったのだとか。 不二正宗の銘柄は2022年、震災からの復興を機に復活。乾坤一とは別に、毎年異なるテーマで醸…

  • 菊勇 > ナトル(猫の恩返し)[ジブリ酒]

    【菊勇(きくゆう) 辛口純米酒】 穏やかで 後味酸旨 ほわあああ はじめましてのお酒、菊勇(きくゆう)さん。神奈川県伊勢原市・吉川(きっかわ)醸造さんのお酒です。吉川醸造さんというと、最近では別銘柄の雨降(あふり)の方が有名ですね。例の裁判は、若干の進展はありましたが、まだまだ長引きそう。 菊勇というと、山形県で三十六人衆を醸す菊勇(きくいさみ)もあります。というかありました。菊勇さんは、売上減少による業績悪化のため、昨年2024年9月に自己破産を申請されてしまいました。とても残念。菊勇(きくゆう)と菊勇(きくいさみ)がややこしいという話ももうできないんですね。 まあ、そんな暗い話しはこれくら…

  • 朝日榮 > ナトル(猫の恩返し)[ジブリ酒]

    【朝日榮(あさひさかえ) 特別純米 生酒 おりがらみ】 コクたっぷり なのに不思議な やわらかさ はじめましてのお酒、朝日榮さん。栃木県栃木市・相良酒造さんのお酒です。相良酒造さんは天保2年(1831年)創業。なかなか大変な年ですね。 実はこの年、火山が大規模噴火して世界中に深刻な影響があったことがわかっています。この噴火は19世紀に発生したものの中で最大級。噴煙は成層圏に達し、ばら撒かれた硫酸エアロゾルが太陽光を反射。太陽の色が青色・紫色・緑色などに見えたという記録が残っています。そして北半球の年間平均気温は約1度低下して、世界的で農作物に被害をもたらします。 しかもその影響はこの年だけに留…

  • 多満自慢 > 月島靖也さん(耳をすませば)[ジブリ酒]

    【多満自慢(たまじまん) 純米無濾過】 力強く ずどんと甘旨 クラシック はじめましてのお酒、多満自慢さん。東京都福生市・石川酒造さんのお酒です。 こちらは、YouTubeやXで活躍されている利酒師TAIGAさんに送っていただいたお酒。パック酒に特化した他には類を見ないスタイルで発信されています。今回は、こないだレビューしたスーパー玉手のPB・玉手酒とのタマタマ交換でした。ありがとうございます。 石川酒造さんは、文久3年(1863年)創業。幕末ですね。新選組が結成され、長州では下関戦争、薩摩では薩英戦争が起きたまさに激動の時代。当時の福生市は、近藤勇や土方歳三が生まれた武蔵国多摩郡だったから、…

  • 鍋島 > 二郎の母(風立ちぬ)[ジブリ酒]

    【鍋島(なべしま) 純米大吟醸 吉川産山田錦】 フルーティー 派手じゃないのに 華やかに しばらくぶりの鍋島さん。佐賀県鹿島市・富久千代酒造さんのお酒です。九州の中ではトップクラスの日本酒どころ佐賀県でいちばん人気の銘柄。先ほど見てみたら、さけのわでもSAKETIMEでも佐賀県のランキングで1位でした。 今回はそんな鍋島さんの中でも特別な1本。吉川(よかわ)産山田錦の純米大吟醸です。吉川と言えば、東条と並んで山田錦の特A地区として名高い地域。昼夜の気温差が大きく、降水量は少なく、水はけのよい黒粘土質の土壌が酒造りに最適なお米を育みます。 こちらをいただいたのは、ふらっと立ち寄った初めてのお店。…

  • 緑川 > 男(レッドタートル)[ジブリ酒]

    【緑川(みどりかわ) 純米吟醸】 米旨酸 きれいな淡麗 食中酒 しばらくぶりの緑川さん。去年も同じ純米吟醸をいただいていますね。新潟県魚沼市・緑川酒造さんのお酒です。 緑川は、僕が最初に日本酒の美味しさに目覚めた想い出のお酒。もう20年以上前ですね。当時の僕は日本酒の銘柄なんて全然知らなくて、いつも飲むのは行きつけの居酒屋さんに置いてある白鹿。たまに家飲みするときは、先輩に美味しいと教えてもらった上善如水くらいでした。どちらも美味しかったし好きだったけど、こだわりなんかは全くありませんでした。 そんな折、北海道をバイクで一人旅していて、なぜか稚内の居酒屋さんで飲んだのが緑川でした。それが凄く美…

  • 十四代 > ジリオラさん(紅の豚)[ジブリ酒]

    【十四代(じゅうよんだい) 本丸 特別本醸造 生詰】 フルーティー くっきり甘味が 華やかに もはや説明不要の十四代様。山形県村山市・高木酒造様のお酒です。美味しいお酒や推し銘柄はいろいろあるけど、日本一のお酒は何かと聞かれたらやっぱり十四代様を挙げちゃう。あればやっぱり飲みたいですね。 今回の「本丸」は、十四代のスタンダード酒。これ、アル添なんですよね。僕はアル添肯定派なんですが、それでも好みじゃないアル添はたくさんあります。でも本丸にはそんなところは欠片もありません。僕は個人的に、磯自慢・楽器正宗と合わせて日本三大アル添酒と呼んでいます。 さてそれでは飲んでいきましょう。 香りふんわり米バ…

  • 生粋左馬 > トキさん(もののけ姫)[ジブリ酒]

    【生粋左馬(きっすいひだりうま) 純米吟醸 夢の香 生原酒】 コク甘が きれいで豊かで しっかりと はじめましてのお酒、生粋左馬さん。福島県白河市・有賀醸造さんのお酒です。 有賀醸造さんの創業は、、、ん? よくわかりません。公式サイトを見ると、創業は1774年(安永3年)と書いています。 杉田玄白らが「解体新書」を刊行した年ですね。ただ、その上には、「三百年間守り継がれてきた伝統」「江戸時代より三百年」とあります。1774年からなら今年で251年。ちょっとサバですね。さらに、「江戸時代末期(文化年間)、(中略)ここから有賀醸造が創業しました」ともあります。文化年間というと安永の4つ後の1804…

  • 彩來 > レティ(ハウルの動く城)[ジブリ酒]

    【彩來(さら) S's(エスズ)】 フルーティー かわいい甘味と しっかり旨 お久しぶりの彩來ちゃん。埼玉県上尾市・北西酒造さんのお酒です。どれを飲んでも甘くてジューシーでかわいい感じの彩來ちゃん。好きな銘柄のひとつです。 今回のお酒は、見たことないと思ったら、飲食店限定商品のようです。アル添ですね。彩來ちゃんも、別銘柄の文楽も、純米系しか飲んだことないので、北西さんのアル添はどんなのか楽しみです。さっそく飲んでいきましょう。 香りは旨甘フルーティー。しっかりお米の旨さの中に、ふんわりメロンとシロップ甘。 口当たり、ぽわっとくっきり甘酸味。甘味はずんずんふくらみます。糖分感じるたっぷり甘味。後…

  • 白鶴 > 聖司くん(耳をすませば)[ジブリ酒]

    【Hakutsuru(はくつる) Blanc(ブラン)】 酸ぽわわ ワインと日本酒 ハイブリッド 半年ぶりの白鶴さん。兵庫県神戸市東灘区・白鶴酒造さんのお酒です。言わずと知れた超大手メーカーですね。前回は、白鶴さんが開発した酒米・白鶴錦を使った純米大吟醸でした。 今回のお酒は、ワイン酵母と日本酒酵母を交配して作り出したハイブリッド酵母で醸したお酒。こういう研究開発ができるのはさすが大手ですね。 しかも、・ミラノ酒チャレンジ2023 プラチナ賞・International Taste Institute2025 最高位3ツ星受賞(2年連続)・ワイングラスでおいしい日本酒アワード2025 最高金賞…

  • 英勲 > 黒川夫人(風立ちぬ)[ジブリ酒]

    【英勲(えいくん) やどりぎ 純米大吟醸】 甘旨が ほわあっと立って 品がある しばらくぶりの英勲さん。京都市伏見区・齊藤酒造さんのお酒です。 この日は、たまには違うお店で飲もうかなと思って、前に一度だけ入ったことのある、雰囲気の良い居酒屋さんにふらりと入りました。調べてみたら5年前に鷹勇さんを飲んだお店。こちらのお店は、お酒が1合からなので、いろいろ飲みたい僕はあんまり来ていなかったんですよね。 そのお店で選んだのが英勲さん。英勲さんは、近所のスーパーでもよく見かけるお酒。伏見の大きめの蔵のクラシックタイプが多いんですが、美味しいから、時々いただいています。今回のお酒「やどりぎ」は、ちょうど…

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