chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
司一筋 https://tsukasalove.com/

花より男子の二次小説。 司ラブの管理人が、 すべてハッピーエンドでお送りしています。

司一筋
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2020/07/26

arrow_drop_down
  • お知らせ(追記)

    読者様から情報提供頂きました。最近『iPhone15が当たりました』などといった詐欺サイトへの誘導が頻繁に出るようです。心当たりのある方はこちらのサイトをご参考までに決して個人情報などは入力しませんように。ブックマークから入ると詐欺サイトが

  • こはるびより 15

    次の日、6時に目覚めてしまった。今日から仕事は行かなくてもいいのに、そんな日に限ってこんなに目覚めがいいなんて。寝室のカーテンを開けて大きく伸びをする。『今日から自由だぁー』と思わず叫びそうになって思い出した。そうだ、リビングを隔てた向こう

  • こはるびより 14

    邸に入ると、こんな時間にも関わらずたくさんの使用人たちが出迎えてくれた。「お帰りなさいませ、お嬢様。」「ただいま。……遅くなりました。」申し訳なく思い頭を下げると、一斉に使用人たちも頭を下げる。本当に申し訳ない。グダグダと街を歩き回り帰るの

  • こはるびより 13

    耳の不調が出るようになってから3ヶ月が過ぎた。初めは耳に何かが詰まったようで聞こえにくい程度だったが、今は右耳はほとんど聞こえない状態にまで悪化している。特に、夜勤が続き疲れていたり、夜眠れずに寝不足で目覚めた翌日は、聞こえる方の左耳にまで

  • こはるびより 12

    パーティー会場から抜け出した私たちはホテルの前からタクシーに乗った。「楓ホテルまで。」夫がそう告げるのを聞きながら、義母が所有する高級ホテルを思い出す。確か、結婚したての頃はよく楓ホテルのバーで2人でお酒を呑み、そのまま夫のプライベートルー

  • こはるびより 11

    三吉会長の喜寿のパーティー当日。こはるは病院での仕事を終えてから到着する予定なので、俺は義両親と共に先に会場に入っていた。20時からのパーティー。なかなかこはるは現れない。きっとまた緊急の手術が入って来られないのだろうか。笹倉邸を出てから一

  • こはるびより 10

    笹倉邸夫が家を出てから5日が過ぎた。父は私たち夫婦が不仲で別居したことを知っているけれど、母は何も知らない。もともとお嬢様育ちの母は、人を疑うということを知らない人だ。だから、夫が道明寺家の仕事の関係で長く出張になったと告げても、明るく『大

  • こはるびより 9

    緊急で入った手術を終えて、ドクタールームへ戻ろうとしていた時、背後から「笹倉っ!」と、切羽詰まった声で呼び止められた。「本田先生、どうしたんですか?」また急患が来たのだろうか、そう思ったが、本田先生の次の言葉で面食らう。「笹倉、マジでごめん

  • こはるびより 8

    こはるを勤務する病院まで車で送るようになって2週間が過ぎた。もちろん、夜勤の日もあるから毎日ではないけれど、週4日は一緒に邸を出る。車中では相変わらずほとんど会話はない。その日の手術の確認なのか、タブレットで臓器の生々しい画像を見たり、論文

  • こはるびより 7

    治療を終えたこはるが部屋に戻ってきた。その腕には白い包帯が巻かれている。「大丈夫か?」「平気。」そう答えて自分の部屋に入ろうとするこはるに俺は直球で言った。「こはる、右耳はいつから聞こえていない?」こはるが驚いた顔で振り向く。「どうしてっ、

  • こはるびより 6

    昨夜、こはるにメールをしたが既読になったまま返信はない。あいつは家に帰ってくるだろうか、それとも今日もまた病院に泊まるのだろうか。どちらとも分からないまま時間だけが過ぎていき、20時を回った頃、俺たちの部屋の扉が開いた。「……ただいま。」「

  • こはるびより 5

    結局、昨夜は笹倉邸に帰らず、勤務する大学病院の当直室で一夜を明かした。そして今日、寝不足のまま白衣に着替え病棟に行き、いつものように朝の回診を済ませたあと、コーヒーを片手に病院の屋上にあがった。そして、ベンチに座り空を見上げる。キーーーーン

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、司一筋さんをフォローしませんか?

ハンドル名
司一筋さん
ブログタイトル
司一筋
フォロー
司一筋

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用