NY駐在員の視点から、税金の話、不動産の話、生活の話など。マンション管理の話も少々。
米国NY在住。 税金、不動産、波乗りを愛します。 USCPA→公認会計士→税理士→事業会社。 専門家として、M&A・クロスボーダー税務、事業会社では、主計、IRを経て、NY駐在を経験。
【Net手取額】米国駐在員のアメリカにおける税金申告方法【Gross支給額】
前回は、米国の個人所得税申告における「居住者」「非居住者」の区分に加え、離着任の年に「二重身分」となる場合、「通年居住者」を選択することで、有利になる可能性があることを、学びました。<参考記事>【米国駐在員】アメリカにおける居住者・非居住者の考え方【二重身分の有利・不利検討】今回は、実際の申告手続きと、その方法について、語りたいと思います。日本であれば、給与所得だけであれば、会社の年末調整のみで事足り、自ら確定申告が必要となるのは、医療費控除・住宅ロ
【ニューヨーク】サーフィンはやっぱりRock Away Beach【JFK空港至近】
前回まで、NYのLong Beachや、その近隣のLido Beachでのサーフィンについて、語りました。今回は、今や僕のホームとなったRockaway Beachについて、述べたいと思います。<前回記事>【ニューヨーク】Lido BeachでサーフィンRockaway Beachは、NYCクイーンズにあるビーチで、マンハッタンから地下鉄でも行けるほど、近場になります。僕の住んでいる、NY郊外Westchesterからも、車で45分ほどと、Long
前回までに、駐在員家族が、どのような車を買うべきか、語りました。今回は、車を購入した後、僕が経験した2つの故障と、その修理について、述べたいと思います。<参考記事>【駐在員家族】アメリカでの車の選び方③【4WDの必要性と車の所有台数】まず、最初に、中古車を買った翌日、”Blind Spot Monitor Malfunctioning”との表示に気付きました。”Blind Spot Monitor” とは、サイドミラーの死角に、車や人がいると、ミラー
【車掌の改札】ニューヨーク郊外からマンハッタンへの電車通勤②【エスカレーターの立ち位置】
前回に続き、ニューヨーク郊外からマンハッタンまでの、電車通勤について、語りたいと思います。今回は、日本とは勝手の違う、電車の運行方法について、述べたいと思います。<参考記事>【Harlem Line】ニューヨーク郊外からマンハッタンへの電車通勤①【New Haven Line】まず、電車が発着するTrackについてです。NYのMetro Northは、比較的、定刻通り運行されるのは、嬉しい誤算だったのですが、いつもの時刻の電車が、いつもと同じTrac
【米国駐在員】アメリカにおける居住者・非居住者の考え方【二重身分の有利・不利検討】
前回まで、駐在員の、出国前後の日本での課税関係や、留意点を学びました。今回から、米国での課税関係について、述べたいと思います。<参考記事>【駐在員】日本の居住者・非居住者の考え方【出国前後】【駐在員】日本での確定申告方法【納税管理人】まず、日本でもそうであったように、米国における申告でも、「居住者」「非居住者」の判断が、税務申告の出発点になります。ただし、米国では、「二重身分」(Dual Status) という考え方もあり、より戦略的に、納税者としての区分を
【冷暖房の方法】ニューヨーク郊外物件の選び方④【ペアガラス必須】
前回は、一軒家やデュプレックス、アパートメントの違いについて述べましたが、今回は、主に、一軒家の設備について、語りたいと思います。<参考記事>【一軒家・デュプレックス】ニューヨーク郊外物件の選び方③【アパートメント】まず初めに、日本と大きく違うのが、冷暖房の方法で、物件案内のチラシを見た時に、最初にチェックすべ項目の一つです。日本のように、いわゆる「エアコン」を壁に設置する方法ではなく、”Heat” と ”A/C” が、それぞれ別系統となっています。
Long Beachに、何ヵ月か、週末ごとに通い続けたものの、特に、僕のような週末・朝一サーファーには難しい部分があることは、前回お伝えした通りです。<参考記事>【ニューヨーク】Long Beachでサーフィン②別のポイントも見てみようと考えた時、最初の候補となったのが、Long Beachから車で10分ほど東に移動した、Lido Beachです。いずれのビーチも、NYCクイーンズから最東端のモントークまで、200キロの海岸線が東西に延々と続くLon
【Harlem Line】ニューヨーク郊外からマンハッタンへの電車通勤①【New Haven Line】
今回は、少し趣向を変えて、ニューヨーク郊外に住む駐在員の、マンハッタンへの電車通勤について、語りたいと思います。僕は、東京に住んでいた時、駅徒歩5分、乗車10分、駅直結ビル勤務、という恵まれた環境にいたので、何十分もかけて、郊外から通勤することには、否定的でした。ところが、NY郊外に限っていえば、Door to Doorで1時間程度の電車通勤は、苦痛どころか、楽しみの時間となりました。NY郊外に住む場合、Grand Central 駅を起点とする、M
【一時帰国】駐在員と日本の消費税の免税【スタンプ付きパスポートを忘れずに】
海外駐在員が、日本に一時帰国し、買い物する際、消費税が免税となる場合があることを、知らない人は、意外と多いです。また、知っていたとしても、日本入国の際に気を付けるべき、大事なポイントを、認識していないケースもあります。今回は、駐在員と、日本の消費税の免税について、語りたいと思います。日本で暮らしていると、なかなか気にしない点ですが、消費税には、「国内において費消」される物品・サービスのみを課税対象とする、「消費地課税主義」の考えがあります。そのため、
【駐在員家族】アメリカでの車の選び方③【4WDの必要性と車の所有台数】
NY駐在員が車を購入する際、多くの場合、AWD(4WD)を購入します。また、子供の送り迎えなどを考え、車2台購入するケースも見られます。今回は、これらの点について、語りたいと思います。<参考記事>【駐在員家族】アメリカでの車の選び方①【3列シートの日本車たち】【駐在員家族】アメリカでの車の選び方②【新車 vs.中古車】まず、駆動方式は、圧倒的に、AWDがお勧めです。NYの冬は、東京などと比べ物にならない程、雪が降るうえ、Westchesterエリアは
【一軒家・デュプレックス】ニューヨーク郊外物件の選び方③【アパートメント】
前回は、不動産業者について語りましたが、今回は、一軒家やデュプレックス、アパートメントの違いについて、僕の体験を述べたいと思います。<参考記事>【駐在員家族】ニューヨーク郊外物件の選び方②【日系不動産仲介業者】家探しをする際、皆が最初に迷うのが、家の形態です。一軒家や、日本のマンションに相当するアパートメントは、分かり易いのですが、こちらには、デュプレックスという形態もあります。デュプレックスとは、一つの建物の中に、2軒が連なった構造で、入り口や駐車場が、そ
さて、肝心の、Long Beachの波です。Long Beachは、日本の千葉のように、いつ行ってもできる程のコンスタントさはないものの、僕が想像していたよりは、遥かに、サーフィンできる波がありました。<参考記事>【ニューヨーク】Long Beachでサーフィン①ずっと続く海岸線に、一定間隔で、海に突き出た石積みのJetty(突堤)があり、その周辺に比較的砂が付きやすく、サーフィン可能な波が立ちます。中でも、Long Beach Boulevardか
【海外赴任後】不動産売却に係る日本の税金【特別控除は3年縛りあり】
前回までで、海外赴任に伴い、居住用不動産を売却または賃貸する場合の、日本の税務について学びました。今回は、赴任後に、日本の不動産を売却するケースを検討したいと思います。<参考記事>【海外駐在時】不動産に関する日本の税金①【売却と特別控除】【海外駐在時】不動産に関する日本の税金②【留守宅の賃貸】例えば、赴任時は、留守宅を賃貸に出していたものの、途中で入居者が退去した場合、賃貸を再募集するか、売却するかの判断が必要となります。特に、不動産市況の上昇局面では、売却
前回は、駐在員が買うべき、車の車種についてお伝えしましたが、今回は、新車・中古車について、検討したいと思います。新車であれば、ディーラーに直接行く方法のほか、Web上の比較サイトで、安値を提案するディーラーから購入する、という方法があります。米国の場合、新車と言っても、受注生産ではなく、在庫販売が多く、顧客が欲する車種と、安く在庫販売できるディーラーをマッチングさせるサービスがあるのです。また、そのマッチングサービスを代行してくれる、日系の店もあると聞きまし
【駐在員家族】ニューヨーク郊外物件の選び方②【日系不動産仲介業者】
前回は、物件選びの際の、水害リスクや管理形態のポイントを述べました。今回は、物件の設備について語る予定でしたが、その前に、不動産仲介業者について、少し触れておきたいと思います。僕の場合、NY赴任が内定すると、何社かの日系不動産仲介業者にメールし、家族構成や、ベッドルーム数、一軒家・デュプレックス・アパートメントの希望、エリア、凡その予算などを伝えました。加えて、赴任直後に住むことになる、短期アパートメントについても、同時に、斡旋をお願いしました。その結果、仲
前回は、海外赴任時に、日本の居住用不動産を売却する場合について学びましたが、今回は、その続きで、賃貸する場合です。赴任後に、留守宅の賃貸を開始する場合、「非居住者」として、国内源泉所得である「不動産所得」を得ることとなります。そのため、原則として、出国前に「納税代理人」を選任しておき、「納税管理人」を通じて、毎期、確定申告する必要があります。「不動産所得」は、入居者から受け取った家賃等の「収入」から、固定資産税などの租税公課、管理費用、減価償却費、借
夏の盛りに、Long Beachに視察旅行に行って以降、マンハッタンから郊外の一軒家に引っ越し、車を手に入れ、やっと海に行く準備が整うまでに、約2カ月の時を要しました。やっと梱包を解いたサーフボードたちは、ワックスの黒ずみが目立つ有様でした。8月から9月に変わる頃の、ある週末の早朝、Google MapにLong Beachと入力し、Westchesterから1時間弱の運転で、目的地に到着しました。まずは、駐車スペースを見つけるところから、始めなければなりま
日本で既に住居を購入済の場合、海外赴任に際し、売却又は賃貸の判断を迫られることになります。今回は、居住用不動産に関する、日本の課税関係について、学びたいと思います。まず、売却の場合です。不動産売却により利益が出る場合、「分離課税」となり、給与所得などの他の所得とは合算せず、「譲渡所得」として税額を計算します。税率は、所有期間によって異なり、5年以下の「短期譲渡所得」では39.63%、5年超の「長期譲渡所得」では20.315%で、所有期間10年超では、
今回は、家族帯同の駐在員が、どのような車を買うべきか、語りたいと思います。いざ車を買うとなると、せっかく米国に来たのだから、日本車以外が良いとい考える人がいますが、それはリスキーです。僕の知り合いは、アウディQ7を買って、故障に苦しみ、結局、日産ローグ(日本名エクストレイル)に乗り換えました。BMWでもメルセデスでも、同じような話は、枚挙にいとまがありません。日本車のメンテナンスフリーな信頼性、それに伴うリセールバリューの高さは、本物なのです。特に、
日本税務上の、海外赴任時の一番の落とし穴は、ふるさと納税と言うのは、前回述べた通りですが、他にも考慮すべき事項があります。まずは、住宅ローン控除です。昨今の低金利環境下では、実際の利息支払額よりも、控除額の方が大きくなるケースも多く、手元キャッシュがあっても、あえて借入を膨れませている人も多いのではないでしょうか。留守宅を、海外赴任中に賃貸する場合、ローン金利は払い続ける一方、住宅ローン控除は適用できません。その年の12月31日に、「居住者」でない場
前回は、NY州の免許取得手続きのうち、Learner’s Permitについて述べましたが、今回は、残りの5時間講習とRoad Testです。駐在員や、その帯同者として、米国に赴任する場合、国際免許証を取得していると思います。ところが、旅行者ではなく、米国の居住者として合法的に運転するためには、米国到着後、速やかにLearner’s Permitを取得する必要があります。その上で、残りの2つのステップを、国際免許失効前に終了することが重要です。5時間
前回の税金カテゴリーでは、日本を出国する年は、出国までは「居住者」として全世界所得に課税され、この所得について確定申告が必要、と学びました。この確定申告において、前年までの「居住者」と同等、と考えてしまうと、思わぬ落とし穴にはまってしまうのです。一番気を付けるべきは、ふるさと納税です。多くの会社員が、ふるさと納税を利用していると思いますが、その仕組みは、ふるさと納税として、寄付という形で、特定の自治体宛てに支払い、この寄付金のうち、2
前回の米国不動産カテゴリーの投稿では、居住地域について、語りました。居住地域は、たまたま縁のある地域を選んでも、十分満足できるものですが、物件そのものについては、もっと拘ることをお勧めします。まずは、水害リスクについて、特に気にしてください。近年、東京同様、NYでも、ゲリラ豪雨が発生しており、駐車場などが水没し、車などに被害を受ける例が多発しています。昨夏、家から電話を受けた職場の同僚が、「やばい、やばい」を連呼して、帰って行きました。駐車場
米国赴任した後、生活基盤を確立するため、Social Security Numberや銀行口座開設から始まり、家の契約手続き、子供の学校手続きなど、様々なハードルがあります。中でも、運転免許取得は、面倒で時間の掛かる作業です。NY州の免許取得手続きは、他の州より加重されており、Learner’s Permit取得・5時間講習受講・Road Testの、3つのステップからなります。駐在員本人のみならず、配偶者も含めて、この3ステップを終了し、運転免許証を取得することで
前回の税金カテゴリーでは、日本における「居住者」「非居住者」の考え方について学びました。今回は、それぞれの、申告方法を解説したいと思います。まず、出国の年は、出国時までは、「居住者」として全世界所得が日本で課税されますが、原則として、その出国の日までに、日本で確定申告を済ませる必要があります。給与所得のみで、会社が全て処理してくれる場合は、確定申告なしでも良いですが、申告すべき他の所得があったり、各種控除を活用する場合には、出国日までの確定申告が、大
NYでのサーフィンは、実は、最高です。もちろん、サーフトリップの目的地としてではなく、都会で働くサーファーの、日常のサーフィンライフの場として。海へのアクセスを考えると、東京人にとっての、千葉や湘南を超える部分もあるかも知れません。NYに到着してから、今に至るまでの、僕の紆余曲折を語りたいと思います。NY赴任を告げられる少し前、オーストラリア出張がありました。東海岸の都市に滞在し、綺麗な街並みを見ながら、「豪州への異動も悪くないな。」と夢想しました。
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