前回は 「音色」について書きました。 それでは、どのように、「色付け」をしていくかと 言いますと。 まずは、 全体的に、丸くて深みのある音色を 目指します。 これは、まるで、質の良い楽器を選ぶようなものです。
前回は 「音色」について書きました。 それでは、どのように、「色付け」をしていくかと 言いますと。 まずは、 全体的に、丸くて深みのある音色を 目指します。 これは、まるで、質の良い楽器を選ぶようなものです。
先日、日本のどこかで、マルタ・アルゲリッチが 古いアップライトで、 バラバラっと、 シューマンやらラベルの曲で、試し弾きをしていました。 その音を聞いて、 「あ、アルゲリッチの音」と思いました。 とてもアップライトとは思えない音でした。
ショパンやリストのエチュード(練習曲)は、 とてもむずかしいので有名です。 この練習曲を弾くための練習曲があるくらいです。
初心者の方でも、 プロの人でも、 どんなレベルでも、 効果的な練習のしかたは同じだと思います。
2週間ほど、日本へ行ってきました。 その間、対面レッスンも行いました。 ピアノを再開なされた大人の方がほとんでどです。 みなさん、趣味だからこそ、 やる気満々で、楽しんでいらっしゃいます。
ここしばらく、風邪をひいたりして、 スローになっていました。 自分の思い通りにコトが運ばないというのは、 じつに忍耐のいることだと、 思いました。 元気でいられるっていうのは、
ピアニストは、音を扱う芸術家です。 ですから、耳を使うのが、一番大切なはずです。 それが、 ともすると、目の方が優先になっている時もあります。
ピアノを弾くのには、 脱力をしなくてはいけないと思っている方は多いです。 特に、先生に多いです。 ですので、そう言われた生徒さんは、
さて、 前回の、曲を通して言いたいことをよくわかっているといい、 というテーマについて。 いく人の方から、どうしたらいいのか、というような ご質問を受けました。
先日テレビで、心に残った言葉がありましたので、 書いておきます。 先週は、ちょっと風邪をひいていました。 やっと起き上がれるようになって、 まぁ、テレビも見られるようになった時。 とてもマニアックな世界を見せてくれる番組でした。 ラーメンを自作する人たちのコンテスト。
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ピアノ初心者の方から、たまに、 譜読みに時間がかかります、ということ聞きます。 譜読みに時間がかかるのは、 ある程度しかたありません。 私も、小さいころ、 譜読みの期間が苦手でした。 実は、今でも、あまりこの作業が好きではありません。
もっと、すっきりと、キビキビとした音で、 かっこよく弾きたいのに、と思います。 特に、 8分音符や、16分音符が並んている時。 そういう時は、ごたごたと考えずに、
音楽表現で、大事なことがあります。 ここを、押さえておくと、 上達が、ぐんぐん進むように思います。
ピアノでスケールを弾くときの動きで、 「指くぐらせ」という動きがあります。 それについては、私が日本で習ったのと、 フランスでよく聞く説明では、ちょっと違いがあります。 どうするのが理想的なのでしょう。
先日、よく切れるギザギザナイフで、 パンを切っていましたところ、 パンのみならず、指先まで切ってしまいました。 あら大変、 しばらくは、ティシューを巻いて、 治るのを待たねばなりませんでした。 3、4日たって、 まぁ、表面的には大丈夫そうになりましたが、 切りどころが悪かったようです。 かなりの
私のところへピアノを習いに来る方で、 特に、再開なさった方。 初心者の方もそうですが、 レッスンを受け始めて、 「私にこんな才能があったんなんて」と、 驚かれる方がほとんどです。
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ピアノを習ってくときに、 「曲選び」という作業があります。 これは、なかなか奥が深いものだと、感じています。 曲のおかげで、モチベーションがグンと上がる生徒さんがあります。 もちろん、その逆もあります。 大きく分けて、 生徒さんに提案する曲には、
私が、ピアノ曲を弾く段階で、一番いやだなぁと思うのは、 譜読みの段階です。 新しい曲を始める、という、うれしさ。 音は耳に流れるのに、手が動かない、というもどかしさ。 テキトウに、弾いてみたいけど、 きちんとやらないと、この先苦労する、という切迫感。 そして、
きのうは、パリ近郊にあるピアノ工房に行きました。 私のピアノのハンマーを交換する、という 大工事をしてもらっている工房です。 それは、 パソコンのバッテリーを交換するよりは、 もうちょっと時間がかかります。 作業も、とても複雑です。
世界中でも、フランス人は 日本文化がとても好きなのだそうです。 それは、マンガを読む人がとても多かったり、 日本へ旅行をするフランス人が多い、という ことです。 そして、今月の 「音楽家の手紙」"La lettre du musicien" という月刊誌では、 日本の特集をしています。
趣味ピアノの方に、オススメなことがあります。 チャレンジが好きな方も多いのですが、実は、 ちょっとレベルを下げた練習曲が、オススメです。 というと、 がっかりなされる方もあるでしょう。 がっかりなさった方こそ、やっていただきたいです。 それがチャレンジ?
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"お知らせ" ふだん塾は、ただいまバカンス中です。 受講生のみなさんは、たっぷり静養なさってください。 また5月のはじめに、再開いたします。
なんでも前向きにとらえて、 ポジティヴでいることは、いいことでしょう。 ところが、 たとえば、企業などで、 すべての人がポジティヴでいると、 その企業がつぶれてしまうということです。 ピアノも同じように思います。 音楽院という組織で働いていますと、
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ピアノだけでなく、他の楽器でも、 リズムを変えて練習する、というやり方があるようです。 例えば、16分音符が連なっているところ。 これを、 均一に、 粒をそろえて弾きたい時。 タッタ、タッタ、と付点にして弾きます。 それができたら、
ただいま、そういう生徒さんが、幾人かあるのですが、 ピアノを練習していると、ときに、 ものすごく、ぐっと上達する時期があります。 それは、まるで、 プロペラ機から、 ジェットエンジン飛行機に変わったような感じ。
以前にも書きましたが、 バッハを練習していれば、ピアノが上手くなると思って、 特効薬のように考えている人があります。 特に、ピアノの先生がそう考えてらっしゃるケースが。 こんなに美しく、 カッコイイ音楽はない、と思うのですが。 残念なことに、 バッハをまじめに弾けるようになれば、 自然に上手に
ご存知の方もありますが、 ムスリムの文化圏では、ただいまラマダーンが行われています。 日ののぼっている時間帯は、 食べることもしませんし、 お水さえも飲みません。 フランスには、ムスリムの人口が多いですから、 その雰囲気も、よく伝わってきます。 私の生徒さんの中にも、 ラマダーンを行う人が数人
*私の生徒さんの中に、 「暗譜でないと弾けない」と思っている人がいます。 その人は、 楽譜を読むのがとてもヘタだと思っているのです。 私から見れば、そんなことは全くないのですが。 平均よりも、譜読みがうまいくらいです。 それでも本人は、 そう思い込んで、 せっせと暗譜して、必ず暗譜で弾くのです
ピアノ曲の暗譜について、私は、 必ずしも暗譜する必要はないと思っています。 それでも、暗譜で弾けるというのは、 便利ですし、 なにより、楽しいものです。 さて、 暗譜のしかたについては、 人によって、とても違いますので、 レシピのようなものはないのです。
私も、小さい時には、そのように思っていたのですが、 譜読みが終わったら、 次は、曲想をつける。 まぁ、曲を作り上げていく順序としては、これでいいのです。 ですが、 「曲想」を、おまけのように、 あったらなお良い、くらいに考えるのは、 困ります。
山登りをしていると、 フーフー言いながら、苦しい思いをして、 一歩一歩登っていくと、 たまに、とつぜん目の前が開けて、すごい景色が見えたりします。 感激ものです。 そこでは、ちょっと休憩して、 その瞬間を楽しみます。 そして、 また、歩き始めます。 つまらない道を、 ただひたすら、足元ばかり見