今回は、「威徳観音(いとくかんのん)」を描きました。威徳観音」は左手に蓮華を持ち、岩の上に左膝をたて座り、水面を見つめている姿が特徴。観音経に「観世音菩薩は転輪聖王(古代インドの思想における理想的な王)となって、教え(法)を説く」とある。厳かで徳の高いことに因んだ名であります。観音に手を合わせれば「強い意志を持つ」事ができます。威徳観音(いとくかんのん)中国創出の観音菩薩です。盤石上に趺坐し、左手に蓮華を持つ姿で表現されます。『法華経』普門品の「応以天大将軍身、得度者、即現天大将軍身而為説法(まさに天大将軍の身を以って得度する者は、即ち天大将軍の身となりて現れ説法を為すべし」に対応しているとされています。「威徳」は将軍の威徳を意味します。出典は民間伝承から。「唐の太宗が高句麗に親征した。先鋒の軍が計略に遭...「絵手紙出しました—威徳観音-」について考える