50なりたての海外在住の中小企業診断士兼FP(1級)です。 孔子は五十にして天命を知る、と言っていますが、まだその境地は遠そうです。 自分の過去の苦い経験を紹介する中で、これから世代の人が人生を歩むヒントを提供できればと思います。
第149稿です。 前回までは、資格取得までのことについて触れました。 qye04202.hatenablog.com 資格を取ったはいいものの、実践で生かさないと意味ないし、そもそも知識だってすぐ古くなるので、常にアップデートしないと使い物にならないように思っていました。 日本の中小企業のために作られた資格だと思うので、制度設計もすべて日本在住の前提で作られています。 ところが、期せずしてオンライン時代到来が早まり、日本在住でなくても中小企業診断士としてできることも増えているように感じています。 具体的にオンラインでもできるようになったことは次の通りです。 (インプット) ・理論政策研修 中小…
第148稿です。 前回は資格を取ったあとのスキルアップを考えて講座に申し込んだ話をしました。 qye04202.hatenablog.com 4月~5月の2ヶ月だけの集中講座でしたが、海外から会場に出向いて参加することはできないので、動画視聴で学ぶつもりでした。 ところが3密を避けなくてはいけない情勢を受けて、全面オンラインに切り替わりました。 新型コロナ感染はどんどん広がっていて、日本では4月には緊急事態宣言が出されました。 人の往来が大きく制限を受ける中で日本国内の企業も大きな打撃を受けました。 自分にとってはオンライン化は大きな機会でした。一方でそのきっかけが日本の苦境だった、というのは…
第148稿です。 前回までは中小企業診断士試験合格までの話をしました。 qye04202.hatenablog.com 試験に合格したといってもまだ何も知らない状態。何か活動の取っ掛かりを得る必要性を感じていました。そのためのスキルアップの必要性を感じていました。 海外にいて、実際の日本の中小企業診断の現場からは離れたところにいましたので、自分で何もしなかったら何も起きないまま時だけが過ぎることを危惧していました。 口述試験で一時帰国した際に先輩診断士に相談しました。 そしたら、「取材の学校」というのがあるよ、と言う。 その方も3年ほど前に受講して非常によかった、とおっしゃっていました。 受講…
第147稿です。 前回は中小企業診断士試験の2次口述試験の話をしました。 qye04202.hatenablog.com 合格発表は12月25日、クリスマスの日でした。 いまどきはインターネット上で合格発表されます。 口述試験は過去の実績では99%が合格するのでそう心配はしていなかったのですが、それでもきちんと答えられたか全く自信がなかったので不安ではありました。 中小企業診断士協会のサイトで番号があることを無事確認でき、長かった試験生活にピリオドを打ちました。 これでFP1級、中小企業診断士、とあわせて資格取ろうと思い立ってから8年経過していました。 中小企業診断士の場合、試験合格でそのまま…
第146稿です。 前回はようやく中小企業診断士の2次筆記試験にようやく合格した話をしました。 qye04202.hatenablog.com そしてその合格発表を機内で確認したときの話は以前に以下でお話ししました。 qye04202.hatenablog.com 2次筆記試験を通過すると2次口述試験というものがあります。 本日はまさに令和2年度中小企業診断士試験の口述試験です。 合格率は例年99%超なので、きちんと会場に赴き、面接試験を受ければ合格すると思われます。 昨年の今ごろは私も一時帰国し受験しました。 口述試験の受験票を見て、ようやくここまで来たか、と感慨深いものがありました。 試験開…
第145稿です。 前回は3回目の中小企業診断士試験を受けた話をしました。 qye04202.hatenablog.com さすがに海外から帰国して受験しなくてはいけなかったし、受験生のカテゴリーからすると多年度の域に突入してきたし、試験の本質も掴めていなかったしその自信もなかったので、もうやめようかなと思ったりもしました。 それを妻に話すと、「ここまでやってきたんだからもったいないんじゃない?」と言う。 その言葉で今一度チャレンジする気持ちになりました。 海外にいては参考書の入手も簡単ではなく、周囲のレベル感のわからない独学の限界も感じていたので、インターネット上で解答を添削、返却してくれる講…
第144稿です。 前回は中小企業診断士試験を2度目に受けた話をしました。 qye04202.hatenablog.com 1次試験の合格権利は1度だけ持ち越せる制度になっていたのですが、この不合格によって次の回は1次試験からやり直しとなりました。 そのときにはすでに海外赴任となっていました。 1次試験はある意味時間をかけて暗記すれば何とかなる部分があり、試験直前の数日間は部屋に籠って対策をしていました。 そして一時帰国し受験。 赴任地に再渡航する頃には正解が発表されていましたので移動中に自己採点しました。 その結果は、経済学 64点、財務会計 52点、企業経営理論 60点、運営管理 62点、経…
第143稿です。 前回は1回目に中小企業診断士試験を受験したときに話をしました。 qye04202.hatenablog.com 奇跡的な得点嵩上げの恩恵で1次試験は合格することができましたが、幸運だけで2次試験を突破できるわけもなく不合格でした。 この試験の場合、1次試験の合格権利は次回に受験するまで保有できますので、翌2017年は2次試験対策に注力することにしました。 ちょうど息子の中学受験とも重なっていたこともあり学習時間の捻出は大変だったように思えます。 もちろんそれは学習がはかどらなかった言い訳にはなりませんが。 特に予備校等も通わず、ボランティア団体の勉強会に参加したり、公開模擬試…
第142稿です。 前々稿、前稿は中小企業診断士2次筆記試験の合格発表日を跨いでしまったので少し変則的になってしまいました。 その前に自分の受験体験を話し始めていました。 qye04202.hatenablog.com 2016年に受けた中小企業診断士の1次試験は自己採点417点で、合格点に3点足りず、不合格を確信していました。 そして迎えた9月の合格発表。 なんと受験番号が合格者リストの中にあるのを見つけました。 その年の試験は、それまでは得点を稼ぐ科目と思われていた経営情報システムが大幅に難化し、ITの専門家でなければわからないような問題のオンパレードだったのですが(自分の自己採点結果は10…
第141稿です。 中小企業診断士試験2次筆記試験合格発表から一晩明けました。 受験した6,388人のうち1,175人の合格、合格率は18.4%、ほぼ例年通りでした。 2020年は特にCOVID-19対策で右往左往させられた年でしたからこの試験に限らず、いろんな試験に挑戦された方は本当に大変だったことと思います。 関わらせて頂いた受験生の方の中に合格された方もいれば残念ながら今回は涙をのんだ方もいて、悲喜こもごも、何とも複雑な気持ちです。 私の中小企業診断士仲間が、過去に受け続けた試験の結果を知るたびに自身が都度感じていた葛藤をコメントしています。 www.shindanshi-kenken.c…
第140稿です。 今日は中小企業診断士試験の2次筆記試験合格発表です。 1次試験、2次筆記、2次口述と一連の試験がありますが、この2次筆記が実質の最後の大きなハードルです。 この試験に向かって努力されてきた受験生の方々、特に自分が関わらせて頂いた受験生の方々には全員合格してほしいと思います。 前稿までは私が最初に1次試験にトライしたときの話をしていましたが、今日その続きを話すのは少し場違いな感じがしますので、時計の針を進めて昨年の合格発表のときのことをお話ししたいと思います。 昨年の合格発表のタイミング(ちょうど日本時間10時くらい)では私用で近隣諸国に向かう機内にいました。 手元のi-Pho…
第139稿です。 令和2年度の中小企業診断士2次筆記試験の発表が明日に迫ってきました。 私も微力ながら受験生支援に携わらせて貰ったので、関わった受験生の方々の合格を切に祈念しています。 前回はようやくその中小企業診断士試験に向けて学習を開始した話をしました。 qye04202.hatenablog.com 1次試験は7科目あって、それぞれが100点満点、計700点満点でした。 合格ラインは6割の420点。但し1科目でも40点未満の科目があれば不合格になってしまいます。 但し科目合格という制度があって、その場合でも60点をクリアできている科目があれば、それは科目合格として次年度に引き継げるという…
第138稿です。 前稿では中小企業診断士という資格について知ったけど結局なかなか勉強を開始できなかったことに触れました。 qye04202.hatenablog.com 翌2016年にようやくこれでは何も変わらないと思い、いろんな予備校のパンフレットを集めて検討し始めました。 中小企業診断士の1次試験は次の7科目があります。 経済学 財務会計 企業経営理論 運営管理 経営法務 経営情報システム 中小企業経営・中小企業政策 結局、高いお金をかけて予備校の講座に通うよりもまずは教材を取り揃えるのが先だと考えました。 そこでまずこの7科目分のテキストを購入しました。 ただ殆ど初めて知るような分野ばか…
第137稿です。 前稿は漢字検定の話をしました。 qye04202.hatenablog.com 今回から少し中小企業診断士試験の話をしたいと思います。 ちょうど今週の金曜日(12月11日)に令和2年度の中小企業診断士二次筆記試験の発表があります。 私も1年前のこの時期は結果が気になってかなりソワソワしていました。 この資格を知ったのは2013年くらいだったと思います。 後輩の一人が中小企業診断士の資格を持っている、という話を会社の同期に聞いたのが初めてでした。 何か変わった名前の資格だな、と思ったのですが、なぜか気になっていました。 ちょうど仕事が不本意な形で営業から変わったばかりで、自分の…
第136稿です。 前回までは4回目でようやくFP1級の試験に合格した話をしました。 qye04202.hatenablog.com 試験の話ついでに最近受けた試験の話をします。 いま私のいる国の日本人会イベントの一つに漢字能力検定試験があります。 これはその名の通り、漢字の能力を試すというものです。 最高は1級で、その後、準1級、2級、準2級、と繋がり、10級まであるそうです。 海外では規定により2級までしか受けられないそうで、ここで実施される試験の最高級は2級でした。 2級というのは、漢検の実施団体のホームページによると高校卒業程度のレベルだそうです。 受ける前は、漢検とか受けて何になるのか…
第135稿です。 前回は勉強のやり方を変えて少しずつ知識を積み重ねていった話をしました。 qye04202.hatenablog.com 以前にFP1級の試験は基礎編と応用編の2つのパートがあるとのお話をしました。 前稿まではマークシート式の基礎編の話が中心だったのですが、実は記述式の応用編がキーであることもわかってきました。 もともと応用編の難易度は基礎編に比べたらそう高くないとは認識していたのですが、過去の試験では50-60点くらいしか取れていないことに気づきました。 応用編は記述式と言っても論述試験ではなく、ある課題に対して答え(年金額、税額、相続時の自社の株価など)を自分で算出して手書…
第134稿です。 少し更新に間が空いてしまいました。 前回はFP1級試験にトライし続けたものの合格に近づかない様子をお話ししました。 qye04202.hatenablog.com 不合格を重ねるうちに息子の中学受験と重なってしまい、一旦受験を休止することにしました。 そのままやめてしまおうかとも一瞬思ったのですが、そのままでは勉強してきたことが何もカタチとして残せないのも心残りになると考え、中学受験がひと段落ついた頃を見計らって、仕切り直すことにしました。 いままでと同じやり方をしていても元の木阿弥なので、少し方針を変えることにしました。 まずは自分のクセを振り返ってみました。 FP試験は、…
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