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我思う故に、我あり
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2020/06/03

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  • 安住

    大人一人がすっぽりと埋まる砂の中の空間で必死になって地上を目指ざす自分がいる。掻いても掻いてもまた別の砂で埋まっていき、出口は決して姿を見せず、行手を塞ぐ。砂は脆さ儚さの象徴だと言われているが、僕には掻く砂が過ぎ去った記憶のような気がした。 「見て、採ったよ、カブトムシ。こ...

  • 健康ブーム

    フィットネス・スポーツジムがここ数年で激増した。健康に対する思考の変化なのか、これはビジネスになると見込んだ経営者の仕業なのかは分からないが、とにかく、ジムの施設が目立つ。それだけ金銭を支払ってまで身体を鍛える人が多いのだろう。ひょっとすると、鍛えることだけが目的ではないの...

  • 秋葉原無差別殺傷事件についての空想アレンジ

    自分の存在を時々確かめないと風景・景色という空間とやらに自分が吸収されているのではないか、と思う時がある。人が1人亡くなることなど、その人自身にとってみれば一大事だが、世情として見れば瑣末な出来事にも満たないだろう。 存在しているという実感がまるで沸かない。では他者の存在を...

  • この気持ち

    途中で帰ればよかった。いや、そもそも声をかけられた時に飲み会の誘いを断ればよかったのだ。僕(雄介)は、いつも優柔不断だから、険悪な雰囲気になった時には、雪崩のように歯止めを知らずに崩れ去る。 「雄介、久しぶりだな。元気にしてるか」 「あっ、義紀君。どうしたの?」 二人の関係...

  • あなたを守りたい

    大海原に投げられた岩はどんどん深く沈んでいく、どこまでもどこまでも 気づけば陽光も射さない海底へ、周囲は暗闇、何も見えない あなたの心の奥底もこの岩と同じようなものかな あなたの奥底にもし光が射したらどうなるかな あなたの心はショックを起こして死んでしまうかな だから決して...

  • 一人の職員には呆れたもんだ

    年末調整の時期が来た。今年は、給与所得控除欄も記入しなければいけなくなった。 私は書き方が分からなかったので、職員に聞いた。すると職員は、そこは該当者のみ記入するところと言った後、多くの方がその欄は空欄にして出しているから別に書かなくてもいいと言った。そして、その職員は...

  • 行政書士試験結果など

    令和2年の行政書士試験がようやく終わった。去年と違い、今年は手応えがあった。 法令科目では、憲法が難しく感じられた。勉強した箇所はほとんど出題されなかった。記述も不意を突くような問題が多く、思うように書けなかった。また、一般知識では、簡単な問題が多かったが、文章理解が3...

  • 幸せとは

    幸せでないから幸せなのかもしれない。 空腹で今にも死に絶えそうな時、目の前に食べ物がたくさんあったら、無我夢中で食べて必死になって空腹を満たそうとする。満腹になってしまうと、もうそれ以上は食べられない。つまり、満腹は幸せの絶頂であって、後は下降するしかない。満腹になる前...

  • 人生 1とは

    この世の中はいろいろな情報が交錯している。真実の情報もあれば根も葉もない情報もある。その中で、物事の本質を貫いている情報は全体のどのくらいの割合だろうか?そもそも物事の本質を貫いている情報とはそれぞれ各人異なっているから一概に決める事は出来ないだろう。しかし、全人類に共通...

  • 人生 日記

    前回の心療内科から1ヶ月が経過して、今、心療内科の待合室にいる。時間が過ぎるのは実に速いものだ。歳を取るにつれてますます時間の進み具合は速く感じるようになるのだろうか。 私は毎日毎日を悔いのないように過ごしているだろうか。頑張り過ぎてもいけない、休み過ぎてもいけない。そ...

  • 思うままに

    びわ湖の波が浜に押し寄せてくる。強風に煽られて押し寄せてくる。湖底の砂利を巻き上げてー。 9月27日日曜日の夕方。完全に夏は終わったっていう感じだ。どうして夏が終わったって感じたのか?そう、暑さが真夏とは全然違う。身体がそう感じているからだ。 コロナの影響で町の祭りも...

  • 寝るまでのでひととき

    夢から覚めなかったら、夢の世界から抜け出せなかったら、と考える。夢=バーチャル空間だとすると、バーチャル空間の方が楽しいな。いつも夢から覚めたとき、もっと夢の続きを見たいと思う。物語で言うと、毎回導入部分で覚め、ここからが肝心の話っていう時が分からない。何故だろう。すごく...

  • お腹が空いた。早く呼んでくれ

    今日は月に一度の心療内科に通う日だ。それでいま、クリニックの中にいるが、予約制だが、30分以上待っている。どうやら今日は、利用する人が多いらしい。仕方がないか。 この時間が一番お腹が空く。早く終わって何か食べたい!空腹には人は敵わない。

  • 夏の庭 3

    僕(木山)はなかなか、おじいさんの顔を覚えることが出来ない。もちろん道で会えば、すぐに分かる。でも、家に帰ってひとりになった時思い出そうとしても、なぜか輪郭のぼやけた粘土の人形みたいで、はっきり思い出すことが出来ないのだ。 老人の家の玄関扉が開いた。僕らすばやく駐車して...

  • 夏の庭 2

    老人の家は、まるで手入れというものがされていないようだった。家の奥までは見えないけれど、もうすぐ7月だというのに、老人はコタツに入っている。雨ばかり降ってちっとも暑くならないせいだろう。 木山、デブの山下、眼鏡の河辺の三人トリオはブロック塀に身を隠しながら、老人を見張っ...

  • 夏の庭 1

    主人公の木山は小学校6年生。 クラスメートの中に山下という人物がいる。その祖母のお葬式があった。そんな彼に木山は何と声をかけていいか分からなかった。 なぜなら、木山はまだお葬式に出たことがないからである。誰かかが死んだらどんな気持ちになるか全然知らない。 山下の祖母...

  • つまらなさの感じ方

    広大で雄々しい海が眼下に広がっている。私は、そのほぼ真ん中を誰かと一緒になって泳いでいる。自分でもこんなに泳げるものかと内心驚嘆している。清々しい気分だ。 しかし、突如、その真ん中に巨大なホール(穴)が現れた。気持ちよく泳いでいた私とその誰かは、そのホールの脇を掠めなが...

  • 朧げな人生目標

    何か投稿したいけれど、なかなか見つからない。何も投稿することがないということは、僕にとって目立った悩みがないということかもしれない。 法律知識のことを投稿しようかと思うけれども、行政書士の勉強した後に、それに関する投稿をすることは、勉強の延長のような気がして、やっと勉強...

  • 珍しい夢を見た

    見知らぬ人が心停止に陥っており、周りには5、6人が取り囲んでいる。そのうちの1人が心臓マッサージをして、蘇生を促している。それでも、その人の心臓は止まったままだ。取り囲んでいる誰かがAEDを取り出してきて、心臓に押し当てる。「バーン」という衝撃音がするが、それも虚しく、や...

  • LEC 到達度確認模試第1回 結果(自己採点)

    先日19日日曜日13時にLEC京都駅前本校で開催された到達度確認模試の第1回を受験してきた。コロナ渦である中、自宅での受験も考えたが、自宅だといろいろ誘惑があるので通学にした。また、少しでも本番形式に近づけたかったということもある。 さて、結果はどうだったかというと、そ...

  • 民法 通行地役権

    地役権の主なものに通行地役権というものがある。例えば、甲土地(要役地)から道路に出る等、乙土地(承役権)を通行するために乙土地の上に設定した地役権のことを指す。 試験で出題されたことがある論点は、その時効取得と対抗力についてである。 時効取得からみていくと、地役権は時...

  • 民法 用益物権 地役権について

    物に対する全面的な支配権である「所有権」に対して、所有権を一時的または部分的に制限する物権を「制限物権」という。制限物権のうち、他人の土地を一定の目的のために利用することを目的とする物権を「用益物権」という。 そもそも物権とは何かということについてはまた別の機会に投...

  • 民法 占有権

    行政書士過去問2015問45は条文知識をダイレクトに聞いてくる問題だ。受験者に考える余地を与えず、その条文を知っているか否かで正否が分かれる。 占有者に所有の意思のない他主占有が、自主占有に変わる場合としては二つの場合が考えられる。 他主占有とは、賃貸借なんかで、建物...

  • 行政法 不服審査法

  • 転換

    思考の整理学の要約みたいなことは、目次のIIまでにしておこうと思う。残りの部分は自分で読むだけにしようと思うが、気持ちが変わり、思考の整理学の中で文章を投稿したい内容があったら、随時載せたいと思う。 行政書士の資格取得の方では、今のところ順調に学習が進んでいると思う。勉...

  • 思考の整理学 II セレンディピティ

    戦後しばらくのころ、アメリカで対潜水艦兵器の開発に注力していた。それには、まず、潜水艦の機関音をとらえる優秀な音波探知器をつくる必要があった。 そういう探知器をつくろうとしていろいろ実験していると、潜水艦から出ているのではない音がきこえる。しかも、それが規則的な音響であ...

  • 思考の整理学 II 触媒

    詩人は自分の感情を詩にするのだ、個性を表現するのである、という常識に対して、自分を出してはいけない、とした。個性を脱却しなくてはならないというのである。それでは、個性の役割はどうなるのか。そこで、触媒の考えが援用される。 酸素と亜硫酸ガスをいっしょにしただけでは化合はお...

  • 思考の整理学 II エディターシップ

    小説家が、いくつかの小篇集を編むことがある。小説でなくても、方々に書いたエッセイなどをまとめて、本にして出版するということもよく行われる。 こういう編纂ものではおもしろいことがおこる。ひとつひとつの文章や作品は、それほどとくに秀れているわけではないのに、まとめられる...

  • 思考の整理学 II カクテル

    頭の中の酒をつくるには、どうするか、については、思考の整理学 II 寝させるを参照していただきたい。そこから生まれるものが、自分の思考であって、混ざりものがない。すくなくとも、他人からの混入のあとは残っていない。独創である。 こういう考え、着想をもつと、どうしても、独善...

  • 思考の整理学 II寝させる

    卒業論文を書く学生が相談にくる。 毎年のように、わたくしは何を書けばいいのでしょう?といってあらわれる学生と付き合っているうちに、自分でテーマをつかむ方法のようなものを教えなくてはなるまいと考えるようになった。 筆者は、これをビール造りに例えている。麦=素材、発酵素=...

  • 本のこと、資格のこと

    思考の整理学は目次のIの部分を読み終えることができた。けれど、まだ全体のわずかしか読んでいない。一日、1,2項目ずつ読むとすれば、あと10日くらいかかりそうだ。 専門家が読むような学術書ではなく、一般人でも読みやすいように噛み砕いて説明されているので内容が頭に入りやすい...

  • 思考の整理学 I 朝飯前

    人間はいつからこんなに夜行性をつよめたのであろうか。 そして、朝早く起きるなどと言えば、老人くさい、と笑われる始末である。 夜考えることと、朝考えることは、同じ人間でも、かなり違っているのではないか。考えてみると、おもしろい問題である。 夜寝る前に書いた手紙を、朝、...

  • 思考の整理学 I 不幸な逆説

    学校がグライダー訓練所のようになってしまうのも、やむを得ない。小学校へ入るこどもは、まだ、勉強がよく分かっていない。先生に言われるように勉強しなさい、とひっぱるものがあるから、動き出す。自分で動くのではない。受身だ。 教育は学校で始まったものではない。学校のない時代でも...

  • ブログ再び投稿

    思考の整理学という本をAmazonで購入した。 目次I 「グライダー」では、この本の展開について書かれている。 グライダー兼飛行機のような人間になるためにはどうしたらよいか。 グライダーは自力で飛び上がることはできない。学校の生徒に例えると、先生と教科書にひっぱられ...

  • 誰もいない堀で

    ブログを始めてまだ1ヵ月も経ったいないが、いろいろ胸の内を吐露できたし、何人かの人には読者登録もしていただいた。なんだかスッキリした気分と充実感がある。これで満足だ。もう投稿することはあまりないような気がする。しばらく、投稿は止めようと思う。また、投稿したいと思ったときに...

  • 本当のような嘘なような故人に関する話

    しげる君の爺さんやりゅうじ君の婆さん、やっ君の婆さん、村田さんの婆さん、浅野さんの婆さん、そして、酒屋さんの婆さんもみんな、僕の近所の人たちで、みんな故人だ。 この方たちがお亡くなりになる前、僕はこの方たちの全員とまでは言わないが、ほとんどの方たちの姿をこの目で見ている...

  • 保育園だった頃

    母方の祖母は、現在86歳(多分)だ。小柄で眼鏡を掛けており、体型はふくよかだ。若干耳が遠くなってきており、足も少し悪いが、それでもまだまだ元気だ。 僕が保育園のときは、母は仕事で忙しく、保育園の帰りは毎日に祖母が自宅まで送ってくれた。あの頃は、現在よりも元気でバイタリテ...

  • 堂々巡り

    夜寝るときや仕事から帰ってきた後、疲れて少し寝るときなど、よく夢を見る。僕が過去に出会ってきた人たちの夢を見ることが多い。主に、小学校、中学校、高校のときの人だ。会って具体的に何をしているかまでは、あまり覚えていないが、無性に気になる。夢を見ない日なんてほとんどない。毎日...

  • 時間が欲しい。

    あっという間に時間が過ぎていく(ただし、仕事の時間は例外だ)。一日、2、3時間でいいから伸びて欲しい。 中学の頃に「モモ」という小説を読んだことがある。主に時間の概念が書かれていたような気がする。その中で、時間貯蓄銀行なるものが登場して、人間は、そこへ時間を預金ならぬ預...

  • タイトルがまとめられない。強いてタイトルを付けるとしたら「人生」?

    上記の写真は、小学4年生当時の写真である。これがその当時の自分の写真。けれど、振り返ってみると、別人のようにみえる。「えっ、これが自分?」という感じだ。 この頃の口癖は確かよく「忘れた」だった。最も印象に残っているのは、宿題が出るたびに、忘れていないのに、やらずに忘れて...

  • 資格について(補足)

    民法の時効の分野で催告は裁判外の請求にあたり、その時から6ヵ月を経過するまでの間は、時効は完成しない。 これと紛らわしいものに裁判上の請求や裁判上の催告などがある。 前者はその事由が終了するまでの間は、時効は完成しない。この手続において、確定判決または確定判決...

  • 資格について

    うっかりミスをしていた。民法の時効の分野で裁判外の催告というものがある。これをすると、6ヵ月を経過するまでは時効は完成しないというものだが、これは時効の完成猶予にあたる。これを僕は、時効の更新と間違えていた。致命的なミスである。 完成猶予は、今までの時効期間が振り戻しに...

  • フィクション 妻に頼まれて

    自動車に揺られながら幼少である私は、助手席で貪欲なまでに眠っていた。ようやく、その眠りから目覚めると、運転席に座る父に目を向け、口を開いた。 「父ちゃん、喉渇いた」 「・・・・・・」 父は、無言だった。手前にはドリンクホルダーに缶ジュースがあった。 「飲んでいい?」 ...

  • 事業所のこと、資格のことなど

    エレベーターがどの階にも止まらない。速度が弱まりこの階で止まるかなと思いきや再び速まる。その繰り返しだ。どこの階でもいいから停まってくれ、私は心の中で叫ぶ。 今日は、事業所で年2回ある大掃除の日だった。最初に避難訓練があり、11時までの約小1時間作業をした。そこからはそ...

  • 人の気持ちは変わりやすい

    幼少期、びわ湖と海の違いが分からなかった。びわ湖は、海のように広いし砂浜もあるし、共通点が多い。そこで、そんな私に両親は、福井の海に連れて行ってくれた。海に着くと、父親が「その水を手に付けて少し舐めてみぃ」と言い、舐めてみるとしょっぱかった。その時は、これが海との違いかと...

  • 人間って

    しょうもないこと、興味のないことを毎日長時間やらされていたら、自分が本当にしたいことや興味のあることが分からなくなってくる。晴天だったのに、次第に厚い雲に覆われ、しまいには濃霧まで発生して、視界が見えなくなるのと一緒だ。目標に掲げていたものがやがて分からなくなり、今、私は...

  • 思いを形に

    ゆとり君というYouTuberがいる。彼は、日々の出来事を発信しているのだが、終始愚痴ばかりだ。視聴する私は、ものの20〜30秒するとその動画を閉じてしまうが、更新の動画があると必ず見るようにしている。チャンネル登録もしている。 視聴する価値の有無は、その人それぞれ...

  • 自分のこれから

    働くことに意味があるのか、生活していけるだけのお金が貰えるならば、別に働がなくてもいいじゃないかと思う。毎日、言われた事だけをこなしていく仕事に何の価値があるのかとも思う。ただー。 現在、私は、諸事情あり障害者年金を受給している。障害厚生年金を合わせると生活保護受給額に...

  • 日記6 欲と欲求不満について

    適度な平和は、身体に安らかさをもたらすが、過度な平和は、身体を退屈させる。人間何事も適度な刺激がある方が、精神が塞ぎ込まない。多額の負債を抱えているわけでもなく、仕事に負われているわけでもない。ましてや生命の危険に瀕しているわけでもない。ただ毎日が平凡に過ぎていく。私の感...

  • 日記5 余呉の紫陽花

    余呉湖の畔に咲いている紫陽花群。ピンクでなくほとんどが青色だった。土壌のpHによって花の色が変わるらしい。青花ということは、酸性の土壌ということになる。 余呉湖を一周できる道路があるが、一部車幅が狭い所があり、自動車での移動は、少し苦労した。自動車にロードバイクを積...

  • 日記4

    男は夜の山道を歩いていた。爽やかな風とは裏腹に、身体は火照り、額から脂汗を滲ませ、足取りは鉛の足枷をしているかのように重たかった。かれこれ何時間歩いているだろうか。自宅を出たときは、まだ明るかった。車数は少なく、人通りはない。 山頂に着くと、眼下には、住宅街が目立った。...

  • 未定

    (下記の文章は実際の事柄とは無関係であり、私が作出した世界観に基づく) 人には、名前が存在する。しかし、ここでは違う。皆、固有の番号で管理されている。私は、D88910で管理されており、名前は、一切呼ばれない。私の名前は、果たして、なんだったかな? ここへ来てかれ...

  • 日記2

    僕の頭上には雲一つない澄み切った青空が広がる。街の

  • 日記

    私は思う。毎日フランスパンとコーヒーがあればそれで幸せだと。タバコも酒も要らない。死際にタバコを一本吹かすよりも一片のパンをかじりながら死んでいく。これが私の本望だ。 私は死について考えることが多い。死とは生まれる以前の状態に戻るだけだ。つまり、無の世界だ。それについて...

  • その四 お上御公認のヤクザ

    大野に連れて行かれた先は、住宅地だった。坂を少し上がった場所に目的の住宅があった。田村は、てっきり大野の自宅に行くんだろうと思ったが、そうではなかった。田村は、その住宅に目を向けた瞬間、「はっ」と驚いた。玄関ドアに張り紙がびっしり貼られ、郵便受けの中にはチラシがこれでもか...

  • その三 オレ、人を殺してもうた

    田村はうなされていた。キミは、プロという言葉の意味をわかっとらん。布団から飛び起きた。なんだ夢だったのか。 大野事務所に行く道中、昨日大野から言われた言葉が頭の中で反芻する。僕を雇うか否かは今日決めることになったが、雇われるか否かは、自分で決めろとか、プロという言葉を理...

  • そのニ 法律が大人の喧嘩の武器だ!

    田村自身は酒に酔っていて気が付かなかったが、あの初老の紳士から名刺を預かっていたことに今更ながら気が付いた。そこには大野行政書士事務所大野勇と記されていた。大野さんというのか。お礼をしないとな。 田村は、都会の路地をひた歩く。大野の事務所に行くためだ。目的地に着く道中、...

  • 1巻その一 社長は、会社の一番の権力者じゃない!

    怒突ビルメンテ従業員田村は、明日自動車免許の更新があり、会社を休みたい。西村主任にそのことを伝え了承を得たが。 翌々日、田村は出勤すると無断欠勤扱いになっていた。社長は「そんなこと聞いていない」の一点張り。主任がどうやら伝えることを忘れたらしい。社長が主任に確認を取るも...

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