chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
癌と共に~フーテンのパパちゃん~ https://www.hikaru-ko.xyz

胃がんから肺転移になった最愛の父 終末期医療の在り方やセカンドオピニオン、 緩和ケア、介護保険やサービスそして葬儀。 大切な日々を綴ります

ヒカルコ
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2020/06/02

arrow_drop_down
  • 胃がんからの旅立ち~宇宙人との攻防~

    生花は好きでないパパちゃん 『ちょん切られてると、なんか可哀そうなんだよ』 庭に映える草木や 自然の樹木が好きな人だった。 だからじゃないけど 手入れが苦手な私はもっぱら造花を飾った。 それでも季節感あるお花を入れて 『よかよか、充分よ』 パパちゃんなら、そう言ってくれる ~2021年 皐月~ 主人は初盆の時にはもう 『お義父さん亡くなったのいつだったっけ?』 というような人だった。 パパちゃんに対して、というよりも 自分のおじいちゃん、おばあちゃん、親しかった人 亡くなった方への思いが何というか、薄い。 可愛がってくれたおじいちゃん(私と結婚する前に他界)の命日には 子どもが小さい時はよくお…

  • 胃がんからの旅立ち~一周忌の準備~

    1年前の今頃は みんなでご飯を食べてたね 子どもが作ったご飯を 『うまいなぁ』とリビングに座って ニコニコしながら ~2021年 皐月~ パパちゃんの一周忌は 孫たちも来れるよう、日曜日に私たち娘家族だけで集まった。 全員マスク着用 体調も変わりないか互いに確認しながら お昼はパパちゃんの友人がしている馴染みのお店にお弁当を頼み 食べる時も人数を分けて部屋も別にした。 仕方のないことだとは分かっているものの いつまでこんな状態が続くのだろうか それでもみんなで集まったのは本当に久しぶりで 甥っ子にようやくお年玉が渡せた笑 いつも必ずムリヤリ参加して来る義実家の動向が気がかりで 念のためお返しの…

  • 胃がんからの旅立ち~距離感ゼロ~

    早かったなぁ ついこの間のような でも子どもたちは 確実に成長しているよ ~2021年 皐月~ パパちゃんの一周忌。 もうその頃は大丈夫だろう、という私たちの願いもむなしく コロナの襲撃はやむ気配もなかった。 一人離れて暮らす甥っ子も 『じいちゃんの一周忌には帰るから!』と早々に飛行機まで予約していたのだが、 泣く泣くキャンセルをすることになった。 ごめんね。 そしてありがとうね。 自分の気持ちよりも 周りへの影響や感染への危惧を第一に考えてくれた甥っ子。 ちゃんとした判断ができること 当たり前のようであるが、これが今はなかなか難しい。 手洗い、マスク、人混みに出かけない。 距離を取る。消毒を…

  • 胃がんからの旅立ち~回向~

    随分と長い事、放っておいてしまい申し訳ありません。 フルタイムで仕事を始め、毎日のやりくりだけで精いっぱいでした。 仕事+家庭の日々の生活に慣れてきたこと そしてまた節目の時期になったこともあり ボチボチとですが更新していけたらと思います。 よろしくお願いいたします。 春が過ぎて夏が過ぎて冬が過ぎて 移りゆく季節 私の中では進めているのかな ~2021年 皐月~ パパちゃんが再出発してから1年が過ぎた。 別れ、と思うと今でも苦しくなる。 だから私は命日をリスタートの日だと思うことにしている。 第二の人生が始まる日。 ウソかホントか ヒトはこの世での人生よりも 死後の時間の方がずっとずっと長い …

  • 胃がんからの旅立ち~介護ベッドにして良かった~

    介護保険サービス も少し分かりやすくならんかな ~逝去 5日後~ ちょっと話が前後してしまうが、介護ベッドについて。 体調が急変したパパちゃん。 在宅医療へ切り替え、来ていただいた先生から『こんなせんべい布団じゃだめ!』とお叱りを受け、最後に利用したサービスが介護ベッドだった。 それまでも何度かパパちゃんは、介護保険の申請を行ったがなかなか通らなかった。 認知症に重きを置いているからなのか、申請の時にやってくる認定調査の時に冗談ばかり言うものだから『お元気そうですからまだまだ大丈夫ですね』と言われてしまう。 『俺はまだまだイケる』的な気持ちがどうしても働いてしまうらしい。 でももともと心臓も悪…

  • 胃がんからの旅立ち~葬儀社スタッフの心配り~

    冠婚葬祭 人生のセレモニー 結婚式なら指折り数えて お葬式はある日突然にやってくる 私がパパちゃんの家族葬でしみじみ思った事 葬儀社によってもちろんカラーも違う そして担当者によってこれまた随分と変わってくる 慌てることがないようにと 葬儀社についてはパンフを取り寄せたりメールで照会したりもしたが 実際足を運んで見学したところもかなりある。 全部合わせるとおそらく20社以上はある。 今はネットで見積もり照会なども出来るが、やはり訪問するのがもちろんいい。 訪問、来店の方が葬儀社の雰囲気、スタッフの対応などもわかるうえ、収容人数やホール、控室等々自分の目で確認できる。 写真なども撮ってOKな所が…

  • 胃がんからの旅立ち~本音のお付き合い~

    親身になってくれる人 血縁がある、ないに関わらず その人の人間性がよくわかる 冠婚葬祭には親戚がからんでくるもの。 母方の家は、亡くなってから疎遠になっていた。 それでも離縁した父のことまで心配してくれるような人たち。www.hikaru-ko.xyz とてもとても温かい。 そして父方の親族は、これまたみんなオモシロイ。 パパちゃんのお兄さんも今は離れて独りで暮らしている。 もう一人のお兄さんは早くに亡くなったが、義姉である叔母は一番親身になり、何かと世話になった。 父の郷の人たちはもう言葉に尽くせないほど、人がいい。 七福神の集まりかと思うほど、皆穏やかでニコニコと笑顔が絶えない。 言葉も、…

  • 胃がんからの旅立ち~香典返しへの催促~

    大変な時こそ人の気持ちがわかる 一生付き合える人 今世も来世もご遠慮したい人 ~逝去後 2週間~ パパちゃんを家族葬で見送った私たち。 コロナのこともあり親しい人にも参列はご遠慮いただいていたが、中にはご香典を送ってくださる方もいた。 嬉しいのは皆さんお手紙をつけてくださっていること。 私の一番古い親友は、幼い頃のパパちゃんとの想い出を書き綴ってくれていた。 その親友のお母さんからも、励ましのお手紙を頂いた。 長女と仕事が以前一緒だった方からも、心温まるお手紙がついていた。 それぞれにお礼を兼ねてお電話を入れさせてもらった。 辛いときに人の気持ちに寄り添ってくれる、素晴らしい人たち。 もう皆さ…

  • 胃がんからの旅立ち~香典返しの準備~

    気持ちにお返しを せっかくならば 喜んでくれるものをと あれこれ思いを巡らす ~逝去後10日~ 初七日も無事に終え、次に来るのは四十九日忌。 仕事関係、縁故関係などご香典を多く包んで頂いた方へ返礼品を用意しなくてはいけない。 葬儀会社から返礼品のパンフレットをもらう。 またはどこで聞きつけたのか、違う葬儀会社からご案内がくることもある。 他にもネットでも取り扱いが豊富。 カタログもあるが、金額ごとにいろんなジャンルから選べるのでとても便利だ。 【香典返し 送料無料】今治タオル 紋織タオル バスタオル 木箱入り ベージュ I...価格:2585円(税込、送料無料) (2021/1/8時点) 楽天…

  • 胃がんからの旅立ち~四十九日までの道のり~

    初七日の次は四十九日忌 法要はすぐにやってくる 七日目に三途の川に到着した故人は それから七日ごとにいろんなお釈迦様から勉強と試験と面接を受け そして最後四十九日目に審判が下る。 こんなナイスガイなお釈迦様おらんて その間魂はこの世とあの世の境をさまよってるそうな そんでもって故人があの世で試練をクリアできるように 地上部隊(ご遺族)は七日ごとにお坊様にお経をあげてもらって応援する、というのが一般的。 私はお嫁に来てから本家の祖母の葬儀にフル参加したことがある。 仮通夜、本通夜、葬儀、精進揚げ、初七日忌法要、ひと七日法要、ふた七日法要・・(これが✖7回続く)、四十九日忌法要、一周忌法要。 その…

  • 胃がんからの旅立ち~初七日、早っ。~

    産まれて七日目は【お七夜】 亡くなって七日目は【初七日】 ラッキーセブン、なのか(;・∀・) ~逝去後7日目~ あっという間にもう一週間。 祭壇のお花も、まだきれいに咲いている。 法要は11時からだが、姉たちは早めに到着。 長女がケンタッキーを、サンドイッチは次女が色んな種類をそれぞれ買ってきてくれた。 そして寿司屋にお願いしていた折詰(義父母用)も間に合った。 そうこうしている間に義父母もやってきた。 予想はしていたがやはり床に座るのは嫌だという。 『足が痛いから』 他所ではちゃんと正座してるけどねぇ⁉ パパちゃんより目線が下がるのがイヤなんだろな。 まぁまぁそんなこったろうと思っていたので…

  • パパちゃんのいないお正月

    ようこそ2021 みんなが幸せでありますように 普段は激務の中迎えるお正月も今年はのんびりと。 喪中はがきも早々と送り 寒波がくるというので年末の大掃除も一人で済ませてしまった。 最後にお仏壇にワックスをかけながら 去年まではパパちゃんがしてたんだなぁとしみじみ思い返していた。 毎年なぜか大晦日の晩に義兄が飲みに来るのが恒例化していて、落ち着かない夜だったのだが。 一昨年の大晦日は主人が夜勤、子どもたちは次女の家にお泊りだったので、パパちゃんと二人のんびりと過ごせた。 ギリギリまで仕事だったのでご飯も作れず、鰻のお弁当を買ったっけ。 私はビールと馬刺しとサラダ。 二人でご飯を食べて、紅白を見た…

  • 胃がんからの旅立ち~GOTO 三途の川~

    今頃はどこを歩いているのだろう また寄り道してるんじゃないだろうか ~葬儀後 皐月~ 次女だけが家が近いこともあり、ちょいちょい来てくれるのが嬉しかった。 パパちゃんに挨拶をしてお線香をあげ、他愛もない話をする。 その中で次の法要【初七日】の打ち合わせをした。 逝去した日から起算して7日目に行われる法要のことで 今は葬儀と一緒にするところもあるようだ。 だが姉たちと集まりたいことと、お経だけならば私たちでも出来るため 姉たちの休みの取りやすい日に合わせすることにした。 人は亡くなってから7日かけて三途の川にたどり着くのだとか。 まぁ道には詳しいパパちゃんのことだ。ナビなどなくても大丈夫だろう。…

  • 胃がんからの旅立ち~虚無と目覚め~

    眠ることは意外にエネルギーを使う 赤ちゃんは寝てばかりだが お年寄りは眠れない こんなに眠ったのはいつぶりだろう ~逝去後~ 私はずっとパパちゃんが居た和室にこもっていた。 いつもはリビングで大音量でビデオを見る主人も 2階にいることがほとんどだったので助かった。 静かな時間 来客が来た時以外はひたすら眠って過ごした。 それはもう一日中 普段はお昼寝してしまうと、夜眠れない(-_-;) なので自分でもびっくりするほど 泥沼のように日々を眠って過ごした。 考えたらここ数か月まともに眠っていなかった気がする。 張り詰めたものが切れた反動と 体力の限界 そして何も考えたくない気持ちの反動だったと思う…

  • 胃がんからの旅立ち~偲ぶ心のお弁当~

    今頃はどこを歩いているのだろう また寄り道してるんじゃないだろうか ~葬儀後~ 翌日。起きてご飯を作り、洗濯をして、掃除をして。 また変わらない1日が始まる。 次男も新聞配達を1日だけお休みを延ばしたが、次の日から復活した。 だが学校は変わらずコロナで自粛。 しばらくは主人も忌引きで休みとなる。 家族はみんな家に居るが、お弁当作りもなく、動きのない日々だった。 2日後に、葬儀に間に合わなかった従妹が中部から来てくれた。 わずかな時間だが私たちとも一緒に住んだこともあり、パパちゃんのこともずっと大切にしてくれていた。 娘さん一家を連れてお線香をあげてくれた。 『おっちゃん、間に合わんでごめんね』…

  • 胃がんで旅立つ~パパちゃんのいない夜~

    目を開けても あの背中が見える 目を閉じても 低く呼ぶ声が聞こえてくる ぽっかりと開いた和室の向こうには パパちゃんの笑顔 ~葬儀の後~ 精進揚げも終わり、気づけば夜だった。 「あんたも頑張ったね。疲れたろ。ゆっくりお休み」 姉たちも気遣ってくれ、パパちゃんへお線香をあげてからそれぞれの家に帰っていった。 ひとまずお風呂に入り、その日は早くにみんな2階へ。 私は一人和室で、ぽつんと残っている介護ベッドに腰かけた。 「せっかく取り寄せたのに、2日間しか寝れなかったね」 『おぉ。もう少し使ってみたかったな』 「昨日からずっとバタバタだったから、くたびれたろ」 『うん。俺はなんもしとらんのだけどな』…

  • 胃がんからの家族葬~パパちゃん、おうちに帰る~

    お疲れさま くたびれたね さぁ、帰ろう ~火葬後 精進揚げ~ 葬儀社の男性スタッフが、親戚へ配る花束を持って戻ってきてくださった。 お手数かけました💦 当初は葬儀プランであまりいい感じではない人だったが、 すっかりいい人へランクアップしていた。 www.hikaru-ko.xyz 少々寄り道をするため、時間を合わせて自宅でまた落ち合う約束をして、葬儀社のスタッフとは一旦お別れ。 そこから一路、従兄の家を目指した。 ちょうど皆お仕事に出ていたが、小学生の娘さんが出てきてくれた。 まぁこの女の子が小学生とは思えないほど、しっかりした子で落ち着いている。 一番小さい子の世話も上手で、とても気が付くし…

  • 胃がんからの家族葬~いかつい骨骨ロック~

    ほんとカルシウムはね、大事。 ~火葬場にて 続き~ パパちゃんが空へと昇りつつある間、私たち家族は控室で待つ。 2時間くらいと、聞いていた。 私たちと一緒に、パパちゃんの遺影も席に着く。 虚無感でいっぱいになってくる。 そんな時、長男がいたわるように長女と次女を抱きしめていた。 嬉しかった。 小さい時から、とてもとても優しい子。 何かあっても自分がガマン、というタイプ。 いつもニコニコしているので、何も考えてない楽天家と思われがちだが、 その実とても人を観察している。 本当にきつい時、苦しい時には、 いつもすっと寄り添ってくれる子だ。 長女と次女がもういっぱいいっぱいになっているのが、分かった…

  • 胃がんからの家族葬~空に昇る~

    フーテンのパパちゃん 風に乗って 自由の旅へ ~火葬場にて~ 火葬場へ到着した時に、あっと思い出すことが。 出棺前に献花や祭壇で使ったお花を、花束にしてもらっていた。 あとで親戚へ配るため、家に届けてもらうよう話していたのだが 従兄の家だけが離れていて、火葬場からの帰り道にあたる。 しまった。 持ってきていない。 私の慌てた様子に気づいた葬儀社のスタッフが 「どうかしましたか?」と。 斎場からここまではかなり離れている。 にも関わらず、事情を話すと「すぐ戻りますから!」と飛んで帰ってくださった。 ごめんなさいぃ―( TДT) 火葬場の玄関では別の女性スタッフが待機してくれていた。 霊柩車の後に…

  • 胃がんからの家族葬~出棺~

    二人で過ごした日々 楽しかったね 毎日笑ってたね この道を通るたびいつも思い出す ~出棺~ 読経の後は私たち家族だけのため挨拶などは抜きにした。 葬儀社のスタッフが柩に入れるお花を用意し、その間に私たちも荷物をまとめ火葬場へ向かう準備をする。 「では、最期のお別れを」 スタッフに促され、パパちゃんの思い出の品を柩に納める。 お出かけに絶対欠かさない帽子は、長男と次男がかぶせてあげた。 大好きなニャンコとわんこの写真は、甥っ子が胸の上にそっと置いた。 長女が漬物を持たせ 柩の中には釣り竿もある。 さぁ、パパちゃん大好きな釣りに行けるよ ずっとずっと行きたかったもんね 「ちきしょう、情けねぇな」 …

  • 胃がんからの家族葬~別れの日~

    ポカポカ陽気 暖かい春の日 寒いのが苦手なパパちゃんのために お日様まで味方してくれたよう ~葬儀の日~ 朝ごはんの後、身支度を整え、部屋を片付け、準備はOK。 お経はパパちゃんの知り合いの方にお願いしていた。 縁もゆかりもない方よりも、生前お世話になっていた方の方がパパちゃんも喜ぶと思ったから。 この方は何かにかけて、パパちゃんを気遣ってくれた優しい方。 大柄な方だが、とっても美しい字を書かれる。 闘病中のパパちゃんに、何度も手紙を書いてくれていた。 今も、大事にとってある。 別室の、通常はお坊さんが待機される部屋にお通ししたと、係の人から聞き挨拶に伺った。 お礼を伝えパパちゃんのところへ案…

  • 胃がんからの家族葬~心にしみる朝ごはん~

    ありがとう おかげで家族でゆっくり過ごすことができた ここにして良かったと 改めて思う ~葬儀の朝~ 義実家からの物言いですったもんだしてるさ中ではあったけれど 嬉しい朝ごはんが届いていた。 8時前頃だろうか、勝手口からそっと台所へ準備がしてあった。 《朝ごはんは、ご飯とお味噌汁、お漬物くらいですがサービスです》 事前の説明の時に聞いていた。 近くにコンビニはあるものの、何かと忙しいため大変助かった。 見ると炊き立てのご飯がおひつに入れてあり、漬物が数種類と、手作りのお味噌汁がついていた。 パパちゃんへもお盆に乗せて、持参した漬物もたくさんつけてお供え。 シンプルなお膳だが、炊き立てのご飯とお…

  • 胃がんからの家族葬~家族の在り方~

    肉親でも心の距離の遠い人 他人でも心の距離が近い人 相手を想う心 辛い時こそ相手の本音が分かる 朝方4時頃だろうか、長女が起きてきた。 「少しあんた達も休みなさい」 その言葉に、私と次女も横になった。 そして 爆睡 ・・・・・ ハッと気づけばもう完全に朝。 やばい(;'∀') 準備しなくては💦 「誰も起きんし」 真面目な長女は、一人お線香の番をしていた(;'∀') ごめんね-( TДT) そんな中、ずっとロビーで電話をしていた主人に呼ばれた。 「昨日から、(義実家と)ずっと話してるもん」 「うん」 「正直言う。向こう(義実家)すごく怒ってるもんね」 「うん」 「・・・。まぁ、あんたたちの気持ち…

  • 胃がんからの家族葬~ありのままで生きる~

    安心してね 私たちだけだからね もう気を使わなくていいんだよ 長い、長い夜 静かにパパちゃんと過ごすひと時 誰にも邪魔されず、家族だけで過ごせる至福の時 たくさんの想い出を振り返りながら 姉たちが居てくれて本当に良かったと心から思った。 私一人では、耐えられなかっただろう パパちゃんの病気 心配や不安 義実家や主人への苛立ちや葛藤 きっと心が折れていた 私と姉たちは父親が違う ママちゃんが姉たちを連れ、子連れで再婚したのがパパちゃんだ。 それを知ったのは高校生の時だったが 「あーだからお姉ちゃんたちは美人なんだなぁ」とヘンな納得をして、終わった。 なんだろう 違和感も特になく 「それが当たり前…

  • 胃がんからの家族葬~願い~

    笑顔の中に 光の中に いつもいた人 深夜を過ぎ、子どもたちも寝息を立てはじめ、起きているのは私と次女。 身体の弱い長女には先に休んでもらった。 倒れられては困る(;^ω^) お線香が途絶えないように気を配りながら それでもこうしているのがまだ信じられなかった。 お通夜なんだよな パパちゃんの 親だから先に逝くのは当然の理なんだけれど なぜだろう パパちゃんは特別のような気がしていた。 どこもそうなのかもしれないけれど ママちゃんとの別れは心筋梗塞。 あまりにあっけない最期で誰も間に合わなかった。 せめてパパちゃんの時は側に居たいと思い、葬儀のあとすぐに仕事を辞めて地元に戻ってきた。 パパちゃん…

  • 胃がんからの家族葬~譲れぬ思い~

    さわらないで 私たちのパパちゃんに 初めて願う強い思い 騒動しまくった義実家ご一同様がようやく帰り、入れ替わりに主人の上司が来てくださった。 聞けばご自身もお母さまを亡くされて間もないそう。 「他人事と思えなくて」と言葉を詰まらせる姿に胸が熱くなった。 誠実さが感じられる、立派な方だった。 そして最後、従兄親子が来てくれた。 とてもとても嬉しかった。 従兄は家が遠い中、何度もパパちゃんに会いに来てくれた。 www.hikaru-ko.xyz www.hikaru-ko.xyz パパちゃんが危篤の晩も、とんで来てくれた。 もう話すことが出来なくなっていたので、ゴールデンウイーク中に会っておいてく…

  • 胃がんからの家族葬~お通夜にて~

    みんなで一緒に泊まるのは、いつぶりだろうね ほら起きて みんな来てるよ 斎場へ入ってからしばらくしてから、私が事前相談した女性の方が出社してこられた。 すぐにお部屋に来られ、「お話してたけど、こんなに早くなるとは・・・」と頭を下げられた。 「お話を色々聞いてもらえていたので、スムーズに葬儀の手配が出来ました」と 感謝を述べた。 おそらく50代くらいだろうか、柔らかい雰囲気の優しい方で、安心してなんでも相談できた。女性ならではの目線で細かい事にも気が付かれるし、何よりこちらの気持ちを尊重してくださるので有難かった。 この方とは、それからも返礼品の手配等で何度もお世話になった。 寝具も交代で起きる…

  • 胃がんからの家族葬~葬儀費用~

    人生最期のセレモニー お金をかければいいってもんじゃない その人らしく もっと自由に 事前に葬儀費用については調べていた。 家族葬とはいえ参列者が少ないだけで、かかる費用は一般葬と変わらない。 www.hikaru-ko.xyz 華美な祭壇等はあまり必要とは思わなかったが、最期棺はたくさんのお花で埋め尽くしてあげたかった。 献花の時に確認すると、このお花だけでも充分だとの事。 良かった。 またパパちゃんは「菊」などお葬式定番のお花は好きでない(;´・ω・) なので祭壇も菊ではないお花でお願いしていたら、ちゃんとトルコ桔梗やユリで飾ってくれていた。 ワガママ言ってすみません(;^ω^) かかる葬…

  • 胃がんからの家族葬~斎場にて~

    パパちゃんと過ごせる最期の場所 静かにのんびりと家族だけで パパちゃんが出発した後、私たちも続いて家を出た。 (先日すぐ近くのおうちで不幸があり、斎場へ行っている間に空き巣の被害にあいました。事情を知っているのだと思われますが・・・ 慌てて家を出るので、施錠を忘れないようにお気を付けください) 家から車で20分ほど。近くにコンビニもあり、立地条件も良い。 最初は遠方からの訪問も考えて、近くのビジネスホテルも調べていた。 斎場と連携して割引のところもあったりする。 1日ひと家族のみ。 駐車場も広い。 あまり暗くもなく、落ち着いた雰囲気。 私以外は皆初めて来たが、気に入ってくれた。 パパちゃんが安…

  • 胃がんからの家族葬~納棺~

    少しはゆっくりできたかな 忘れ物はないね あっという間に時間は過ぎ みんなもそれぞれ喪服に着替えた。 次男は制服。 長男は高校の卒業式の際に作ったスーツ。 万が一を考えて、黒の目立たないステッチのみのシンプルなスーツにしていた。 葬儀社から 「ご出発は納棺していかれますか?」 ・・・逆に聞きたい。納棺以外にあるのか(;´・ω・) すると棺に入れない場合もあるという。 「どうやって???」不思議に思い聞くと 「えーっと・・・担架に乗せて、とかですねぇ」 マジかΣ(゚Д゚) いやいや担架はないでしょうよ 落っこっちゃうよ💦 「いえ、納棺でお願いします」 ベッドに横たわるパパちゃんは、本当に眠ってい…

  • 胃がんからの家族葬~面影~

    ふと目をやると いつもあの笑顔で見ていてくれる 「おはよう。少し寒かね」 今日もパパちゃんに話かけて、1日が始まる 葬儀社との打ち合わせの中で、遺影の話もした。 分かっていたのだが、選ぶことができないまま 今日になってしまっていた。 一番大事なものなのに 私は写真が好きで 家族写真はもちろん 子ども達の成長の写真はとんでもないほどある。 パパちゃんとお出かけするときも いつも写真を撮っていた。 昔は一眼レフカメラを持ち歩いていたが 今は携帯のカメラ機能もよくなったので 携帯で撮ることが多かった。 ファインダーを向けると いつもパパちゃんはおどけてみせる 変な顔をしたり ピースサインをしたり 子…

  • 胃がんからの家族葬~手続きの依頼~

    慌ただしい時間の中で決めなくてはいけないことは多い。 一人では迷ってしまうことも 姉妹が居れば心強い 気持ちの整理もつかぬまま、やらなければいけないことは次々と。 火葬を行うには「死亡届」と同時に「火葬許可申請書」を区役所に提出して 火葬許可証の交付を受ける必要がある。 その許可証を火葬場で提出し、火葬が済んだ後、火葬証明書印が押され 「埋葬許可証」となる (この埋葬許可証は納骨する際に必要となりますが、割とバタバタのさなかに渡されるので無くさないように) 通常、役場への届けや火葬場への申し込みは葬儀社が代理で行ってくれる。 が、火葬場は申し込み順となる。 しかも結構混むらしい💦 まぁ予定がた…

  • 胃がんからの在宅医療~驚きと、悲しみと~

    ほんの僅かな時間だったけれど さようなら さようなら ありがとう 葬儀社の人たちが戻っていき、しばらくしてから義実家の父母がやってきた。 険しい顔をしてはいってきて、そして無言。 父が横たわる姿を目にしても、涙一つこぼさない義父。 手を合わせはしたものの、無表情で、ただ見下ろしている。 その姿からは、なんの悲しみも感情そのものすら伝わってこなかった。 そして一応泣いてはいるが、一切私と目を合わさない義母。 昨夜、看取りを断ったのをよほど根に持っているのだろう。 それでも斎場の場所や家を出る時間は聞いていた。 その際も、コロナのことがあるので 家族葬で内内に済ますので、親戚の方々はご無理しないで…

  • 胃がんからの在宅医療~最期のぬくもり~

    忘れないよ あなたの笑顔も 優しさも 温もりも どうにかこうにか打ち合わせも終わってから パパちゃんの身体を守るため、ドライアイスを設置することになった。 お天気の良い春の日だったので、斎場に入る前に自宅でと、早めにお願いをしていた。 担当者の方が 「背中の方へ、手を入れてみてください。まだ故人様の温もりが感じられますので」 と言われ、驚いた。 もうだいぶ時間は経っている。 でもそうっと背中の方へ手を入れると、温かさが伝わってきた。 パパちゃんの、最後のぬくもりだ 次女も、子どもたちも、それぞれに確かめながら 涙が止まらなかった。 あの時の感触は、きっとずっと忘れられない それほどパパちゃんを…

  • 胃がんからの在宅医療~葬儀社への依頼~

    人生最期のセレモニー 相性も大事 納得のいくところで 葬儀社への依頼 パパちゃん逝去後すぐに電話を入れていた。 当たり前なのだろうけれど、24時間受付体制。 大変だなぁ・・・ しかしあまりに慌てすぎて 在宅医療の先生が到着する前に連絡しちゃったもんだから 「医師に確認してもらってから、再度ご連絡ください」 と言われてしまった(;・∀・) 当たり前だ 落ち着け私💦💦 改めて連絡を入れる。 以前見積もり、訪問、相談をしていた葬儀場。www.hikaru-ko.xyz 決めておいてよかった。 これでイチから探すとなると、かなり無理がある。 希望云々や費用も考えている暇もなかっただろう。 7時過ぎに男…

  • 胃がんからの在宅医療~夜明け~

    夜が明ける 特別な1日が始まる 在宅医療だったので、家で看取ることもできた。 パパちゃんにたくさん触れることもできた。 またエンゼルケアも身支度も、一つ一つみんなで心をこめてすることができた。 支えてくださった在宅医療の先生、看護師さん達には感謝しかない。 時間に追われることなく、家族で最期のひと時をゆっくり過ごすことができるのは 本当にありがたかった。 院長先生は最後に死亡診断書を作成され 「いろいろな場面で必要となりますので、コピーを取っておかれた方がいいでしょう」 と言われた。 先生方が帰られ、みんなも現実に戻る時間。 気付けば次男の新聞配達の時間だった。 合間に急いで事情とお休みの連絡…

  • 胃がんからの在宅医療~エンゼルケア~

    心を込めて 感謝を込めて 愛情を込めて 私たちにできること みんなが落ち着いた頃を見計らって、もう一度診療所へ連絡を入れた。 しばらくして、院長先生と看護師さんが来てくださった。 院長先生は3日連続。 有難いの一言につきた。 父の身体を診察し、脈や瞳孔を確認してから時計を確かめられ 「午前3時33分、ご臨終です」と静かに言われた。 私は一人「おおっ先生、語呂合わせてくれたんかな」などと 不謹慎なことを考えていた。 そこからは看護師さんとエンゼルケアの処置に入った。 「一緒にされますか?」と聞いてくださったので 「ぜひ、お願いします」と答えた。 タオルを数本、濡らして絞ったものをレンジでチンして…

  • 胃がんからの在宅医療~自宅での看取り~

    最期を迎える場所に「家」を望む人は多い だが現実は「病院」という現状の多い日本 もっと自分らしく 穏やかな最期を 静かにパパちゃんがこの世から旅立っていった 長女も次女も「パパちゃん-」「お父さん・・・」 涙が止まらず体をさすっていた。 私は2階に駆け上がり、主人と子ども達を起こした。 もっと早くに呼んでいれば それだけが悔やまれた 起きてきて呆然とする子ども達 信じられない、という思いだろう 私たちもそうなのだから 次に診療所に電話を入れた。 すぐに医師に診てもらわないといけないと思っていた。 すると看護師さんが出られ 『ご家族でゆっくりとお別れをしてください。 その後のご連絡で大丈夫です。…

  • 胃がんからの在宅医療~看取り~

    ゆっくりと ゆっくりと ろうそくの炎が消えるかのように 深夜を過ぎ、子どもたちもそれぞれ2階の寝室で眠っていた。 パパちゃんの側には私達3姉妹。 1度だけ、ガバッと起き上がって驚いた。 本当に、突然。 しかも手すりも何も使わず起き上がった。 左側の窓の方を向いて、何かを見つめているような感じで 慌てて体を支える。 ゆっくりとまた力が抜け、横になった。 何だったのだろう それからはまた、眠り姫だった。 イビキをかいていたぱぱちゃんが、静かになった。 よくよく見ていると・・・呼吸が止まっている⁉ 3人でアワアワしていると、しばらくしてまた「ふー」と息をする。 私たちも「はぁ~」と安堵。 だが気づけ…

  • 胃がんからの在宅医療~最後の夜~

    ここからはパパちゃんが息を引き取る瞬間までを記します。 臨終の際の実際のブログや記述はあまりなく 私達自身よくわかっておらず慌ててしまいました。 ご不安になられたり、不愉快に感じられるようでしたら 大変申し訳ありません、とばしてください。 次女家族が到着し、姉妹全部そろった。 そして仕事に出ていた主人も帰ってきた。 パパちゃんは相変わらず、眠り姫。 ものすごいイビキをかいて爆睡していた 在宅医療の看護師さんからいただいた 《これからの過ごし方》にも最後の身体の状態などが書かれてあった。 だんだんと眠っている時間が長くなる(1週間前頃~の変化) 声をかけても目を覚ますことが少なくなる(1,2~数…

  • 胃がんからの在宅医療~お金と保険~

    万が一に備える”保険” 過剰なものはいらないけれど やっぱりあると安心感は違う あとこの日にしたことは、お金の工面。 在宅医療に、これからのことに どれくらいかかるのか正直分からなかった。 義実家とトラブるのは必然なので 主人のお金は使いたくない。 自分の独身時代から積み立ててきた保険を使うことにした。 メチャクチャ健康体な私。 出産直前の切迫早産の時に入院したくらい。 メットライフ生命に加入していたが 外貨運用だったので、近年は積み立てもで来ていた。 担当者に連絡を入れたところ、やはり利率がとても高いので 残しておいた方が良いとのこと。 大至急借り入れの書類を送ってもらうことにした。 少し安…

  • 胃がんからの在宅医療~介護保険の区分変更~

    何度目の介護認定だろう 元気が良すぎて通らなかったっけ ずっと昔のよう -12時半- 息つく間もなくやってきたのは介護認定のメンバー。 地域でいつもお世話になっているケアマネジャーさんと 調査員の女性の方、そしてソーシャルワーカーさん。 今パパちゃんは《要支援1》 体力はとても低下していたが、いつも面談の時に冗談ばっかり言うので 「まだまだ元気」と認定が下りなかった💧 ケアマネジャーさんは男性の方だが、 いつも笑顔でとても優しい。 なかなか要領を得ないパパちゃんの話にも うんうん、と気長に付き合ってくださる方だ。 もう、数年のお付き合いをさせてもらっていた。 私が仕事の時は、携帯へ連絡をマメに…

  • 胃がんからの在宅医療~戦闘開始~

    ずっとずっとずっと がまんしてきた 自分のことならば、まだいい でもこれだけは、譲れない -お昼12時過ぎ- 先生から今晩、と危篤を告げられ 頭が真っ白になっていた私と長女 そして居座り続けていた義父母は 先生が話し出すと同時に 私たちの中に割り込んできて聞いていた。 一歩引いて静かに聞いている従兄とは真逆だ。 そして聞くだけ聞くと 「さ、お父さん帰ろ」と出ていく。 やっと帰ってくれる、と安堵したのもつかの間 「夜にまた来るからね!!!」 と玄関口で言われ、血の気が引いた。 はぁ⁉夜にまた来る? 冗談じゃない これ以上は、ムリ プッチーンと何かの糸が、切れた。 玄関口に行き、帰ろうとしている義…

  • 胃がんからの在宅医療~あと、1日~

    どんなに残酷なことを言われても 信じないよ -お昼 12時前- 新しい介護ベッドに横たわり 点滴も注入量を増やしてもらったパパちゃん ようやくすやすやと眠り出した。 バタバタと人の出入りも慌ただしい中 帰ろうとしない義父母。 「今日はすみません、わざわざありがとうございました。 もう大丈夫なので。また後で連絡します」 『帰れよ』をやわらかく変換して言っているのだが さすが地球外生命体、通じない。 一向に帰ろうとしないので 時間をおいて、3回ほど言ったが無理だった。 診察した後に話があるはず。 それを聞かれたくないのだが 向こうも意地で聞こうと ギラギラと先生の動きを監視して帰らない。 そんな中…

  • 胃がんからの在宅医療~介護ベッド~

    辛く苦しい 長い、長い夜 -真夜中- 先生につけてもらった点滴のおかげで 楽になった、と言っていたパパちゃん。 でもそれは始めだけで 夜が更けるにつれ、効かなくなっていった。 「おい、ちょっと薬増やしてもらえんか」 看護師さんに言われた手順で 薬の注入の倍速度ボタンを押す。 最初は、まだそれでよかった。 でもだんだんと きつさを訴える頻度がハンパじゃなくなってきた。 30分に1回、と言われたボタンを何度押しただろう こんなにも連打することが怖くなり 途中で看護師の従妹へ電話を入れた。 大丈夫、押していいから、と言われ またそれからずっと押し続けた。 痛い、というよりは苦しい、の方だった。 肺が…

  • 胃がんからの在宅医療~あと、1週間~

    ついこの間告げられた「余命3か月」 まだ、まだ1か月しか経ってないよ -午後4時- 色んな書類に目を通し、説明を受けながらサインをした。 そして先生から小さな声で告げられたのは 『状態としてはかなり厳しいです。 左の肺はもう機能していません。 癌の転移もですが、心機能もかなり低下しています。 おそらく、もってもあと一週間と思ってください』 へ? 一週間? はい? 思わずマヌケな声が出てしまった。 「いや、でも昨日もご飯たべて、お風呂も入って フツーに話してますよ?」 『この状態で、痛みがほとんど無い事が奇跡です』 呆然とする私に先生は 『今、痛み止めと鎮静剤で落ち着いています。 今後は眠ってい…

  • 胃がんから初の在宅医療

    在宅医療はもっと ハードルが高いものだと思っていた 素晴らしい先生とスタッフに 出会えて事への感謝と もっと早くにしておけばよかったという後悔 -午後3時- それから間もなくして来てくださったのは 院長先生と2名の看護師さん。 あれっと1番に思ったのが 病院名とか何も記載していない普通の軽自動車に これまた白衣とかではない ポロシャツを着られたお二人。 パッと見、医師と看護師には見えない。 あえて分からないようにしてあるのだろう。 それだったらもっと早くに お願いすればよかった・・・ 先生は優しい男性の医師で 物腰も柔らかく明るい方で、パパちゃんと雑談を交わしながらも テキパキと看護師さんに指…

  • 胃がんから在宅医療へ移行する

    時間が飛ぶように過ぎていく -2020年 皐月- にぎやかだったゴールデンウイークが明けた。 途中病院からステロイドを増量してもらったものの 歩行はさらに厳しくなり 金曜日 下痢がひどくなり、普段服用している漢方もSTOP 土曜日 夜間の咳がひどくなる 日曜日 この日もお風呂には入り、次男が作った夕食をみんなで食べた。 子どもたちから”母の日”にと贈られた カーネーションの花と一緒に パパちゃんと写真に写った。 「味があんまりしない」とポツリ。 身体のむくみがひどくなってきていた。 月曜日 -午前10時- 早めに病院へ行って診てもらおう、ということで 私が電話を掛ける傍ら、出かける準備をしても…

  • 胃がんからの在宅看護~感謝~

    ありのまま なすがまま 風のように生きる 自由な人 -2020年 ゴールデンウイーク最終- 夜、隣で横になりながら、いろんな話をする。 ゴールデンウイークに お姉ちゃんたちが来てくれたこと 従兄家族が来てくれたこと なんだかんだで嬉しかったのだろう 「早く元気になって、釣りに行かないとな」 そう言いながら、笑うパパちゃんは いつもと変わらなかった。 ごろ寝マットで横に寝ていたけれど少し肌寒くて 足だけパパちゃんの布団にお邪魔して ぴとっとつけていた。 あったかーい パパちゃんは体温がとっても高い。 冬場でもずっと下着にステテコ姿で不思議だった。 小さい時はパパちゃんの布団でくっつくのが大好きで…

  • 胃がんからの在宅看護~会いに来たよ~

    ひと目、元気な顔を 言葉を交わし 笑顔をかわし あの時間を忘れない -2020年 ゴールデンウイーク- お出かけもままならぬ中 みんながパパちゃんに会いに来てくれた 長女は朝早くから来て パパちゃんの好きなものを作ってくれた でも感染リスクには超過敏な長女💦 『6月のパパちゃんの誕生日ごろには さすがに落ち着いてるだろうから その時はみんなで集まろうね!』 と話すや否や 風のように帰っていったε≡≡ヘ( ´Д`)ノ そして入れ替わるように次女家族😊 なんとなんと 従兄家族まで来てくれた。 従兄ははるか昔、飲んだ席で 義父ともめたことがあり それから縁遠くなっていた。 でもそんなことも気にせず …

  • 【手紙】の意味がわかるとき

    樋口了一さんの【手紙】はもちろん有名で ずっと前に知ってはいた。 元の歌詞はポルトガル語で作者は不詳。 日本語で訳詞と曲を付けたものと聞いていた。 だけどその意味を本当に理解するようになったのは パパちゃんの癌が再発してからだった。 【手紙~親愛なる子どもたちへ~】 年老いた私が ある日 今までの私と 違っていたとしてもどうかそのままの 私のことを 理解して欲しい私が服の上に 食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れてもあなたに色んなことを 教えたように 見守って欲しいあなたと話す時 同じ話を何度も何度も 繰り返してもその結末を どうかさえぎらずに うなずいて欲しいあなたにせかまれて 繰り返し読ん…

  • 胃がんからの在宅看護~歩行困難~

    歩けること こんな当たり前のことが 出来なくなって改めて思う もう一度 元気に歩かせてあげたい -2020年 皐月- ゴールデンウイーク。 絶好のお天気日和なれど コロナのせいで総国民自宅待機 www.hikaru-ko.xyz 病院での輸血の効果はイマイチで ほとんど状態は変わらなかった。 期待していただけに落胆も大きかった。 家の中でも トイレやお風呂場への移動も 一人で行くのがしんどいようで 支えながら行くことが増えていった お風呂には一人で入っていた。 ゆっくり、のんびりしたいだろう。 でも入っている間は脱衣所とリビングの間のドアを開け 声掛けをしながら気を付けていた。 お風呂から上が…

  • 胃がんからの在宅看護~パパとおむつと私~

    いつも笑顔で 優しさがいっぱい まぶしいひまわりのようで 静かな朝顔のような人 -2020年 皐月- ご飯も量を減らしてはいたが、ちゃんと食べ、 お風呂も一人で入り 夕食の時はみんなとおしゃべりをして たわいもない事を言って 笑って 毎日が過ぎていった。 だが動きが日増しにゆっくりになっていき トイレに間に合わないことが増えてきた。 パパちゃんは心臓での入院の時から 「おむつはヤダねー!」と大和田常務ばりに 拒否っていた。 絶対安静の時ですら、そうだった。 看護師さんに頼むのも、気が引けるのと どうしてもイヤだったらしい。 だが私がダッシュで買い物に行ってる わずかな時間でさえ、ガマンできなく…

  • 胃がんからの在宅看護~輸血にオキシトシン~

    「もう一度元気になりたいなぁ」 「普通に歩きたいなぁ」 私につかまるほっそりとした腕 -2020年 皐月- 緩和ケアの外来受診の時に やはりきつさが取れないため 輸血をしてみよう、ということになった。 手術や緊急時でなくても 輸血ってできるんだ ちょっと驚きだった。 胃を全摘出してからは 貧血気味だったパパちゃん。 食事も全くとれない訳ではないが ずっとだるくてしんどそう。 癌に限らず病状の進行に伴って体力が消耗されていく 【悪疫質】という状態が続いていた。 身体に送られるべき栄養を癌細胞が吸収してしまい 結果、体力や筋力が維持できず 栄養も足りなくなり、体重も減少していく。 まだこの頃は退院…

  • 胃がん~相手を思う~

    時には厳しいことも 相手を思うからこそ 愛情の証 -2020年 卯月- 家の中は平穏な毎日 でも外はコロナの嵐が吹きまくっていた。 退院後の外来受診の時、長女が来てくれた。 www.hikaru-ko.xyz 家も一番遠いため、なかなか会えない。 しかも医療関係に勤めているため 感染リスクにはとてもとても注意を払い 外出や外食の類を一切断っていた。 自分自身へはもちろん 万が一にもパパちゃんが感染しないようにと ガマンしていたのだと思う。 コロナでなければ もっと会いやすかったのに お出かけもできたのに そう思う一方 子どもたちが休校のため一緒にいられたこと 結果病院でなく在宅看護で居られたこ…

  • 胃がん~春の終わりに~

    嵐のような毎日から 静かな日々に それでも 駆け足で過ぎていく -2020年 卯月- 家と仕事と子どもたちとパパちゃんと そして義実家の対応 戦争のような日々だったが ”仕事”が消えただけで、毎日がガラリと変わった。 時間的な余裕が、心の余裕につながった。 買い物も行けるし 食事も作れる。 これはとても大きかった パパちゃんの食が細くなり、あまり口にしたくない時も増えていた。 そんな中お気に入りは 《ドール》のアイスフルーツバー。 冷たく口当たりが良いのだろう。 1日中、よく食べていた。 だからこれだけは、冷蔵庫に欠かさずストックしていた。 またリハビリで入院した時から愛用していた 《クリミー…

  • 胃がん~さあ、帰ろう~

    やっぱり家がいいよね さぁ、帰ろう -2020年 卯月- 病院で食事と点滴による回復を勧められ 入院していたパパちゃんでしたが 「帰りたい」コールが頻発 www.hikaru-ko.xyz これは結構珍しい事でした。 今まで何度も入退院を繰り返す中で 一度もそんなことを言ったことはなかったのに 馴染みのない病院だったのもあるけれど 『面会制限』 家族と会えないことが 相当しんどかったようです。 退院するのであれば、食事管理も含め 側についていないともう厳しいと思い 仕事を辞めることを上司に告げました。 そしてその際、退職理由を 《自己都合》ではなく 《介護のため》としてもらうことも忘れませんで…

  • 日曜日のお楽しみがなくなった

    本の世界も好きだ でもあのスピード感と迫力 テレビもいいね 毎週日曜日、楽しみにしていたのが 【半沢直樹】 池井戸潤さんの本は大体読んでたんですが、 これのドラマは初🔰 今更ですが今期めちゃくちゃにハマり オンタイムで見る楽しさを味わいました。 話もキャラクターも面白くて濃ゆい。 そして大の男同士であり得ない顔の近さ(笑) ソーシャルディスタンスどこではない💦 撮影とか本当に大変だったんでしょうね… この大変な中でのドラマ制作 本当にお疲れさまでした。 途中コント?と思うほどのやり取りもある中 黒崎検査官を見ていて、色々思い出すことも。 以前保険会社に勤めていた事がありまして まぁ営業さんをサ…

  • 胃がん~フレイルを考える~

    笑っているから 大丈夫って思ってしまう 心配かけまいと 強がっていたのだろうか -2020年 卯月- 抗がん剤治療ができなくなり 緩和ケアを考えたときに この先の体調や症状について 色々と調べることが増えた。 本来ならば 癌治療のスタートの時に 緩和ケアもスタートさせておくべきだった。 患者さん自身の痛みや不安を和らげるために 本人と家族のサポートのために またそれと同様 《フレイル》と呼ばれる状態についても 早めに知っておきたかった。 健康で自立している状態から 加齢等によって 要介護の兆しが見え始める期間の事 www.toarunaikai.xyz 恐らく今まで一人でできていた 布団の上げ…

  • 胃がん~パパちゃんの香り~

    今まで出来ていたことが 段々とできなくなって めんどくさがり屋さんに なっちゃったねえ -2020年 卯月- いつもキレイ好きなパパちゃん (ないのに)髪のセットは怠らないw お風呂が大好き そしてお風呂上りは ブラバスがパパちゃんの香り ひげが伸びていたり パジャマを着たまんま お布団引きっぱなし なんて 考えられもしなかった きつかったんだよね 体を動かすことも たぶん大好きなお風呂に入ることさえも 心臓が悪く、血液サラサラの薬を飲んでるパパちゃんは 血が止まりにくい。 ちょっとした切り傷でも 焦るほど血が出てしまう 電動シェーバーを何度言っても 「あれはイヤだ」と 決して使おうとしなかっ…

  • 胃がん~最期の時を過ごす場所~

    もっと気軽に 終活相談できるような そんな場所になってほしい -2020年 卯月- あちらこちらと斎場に足を運びながら なぜかやはり暗いイメージが どこにでもあることが気になった。 私はあまり死=怖いというイメージはない。 自分自身に実感がないのからかもしれないが もちろん子どもや若い命 また様々な理由から 全てに当てはまることではない。 だが パパちゃんのように長年人生を歩んできての最期は 《悲しみ》よりも《見送る》気持ちで行いたかった。 【死】というものは荘厳なものだけれど 【旅立ちの場】ととらえても良いのではないか 私はそう考えていた。 かといって やはり喜びの場ではないため 斎場のスタ…

  • 胃がん~最後に必要なもの~

    最後のひと時を 静かに 穏やかに 願うことはただそれだけ -2020年 卯月- 斎場については、以前より頭にあった。 パパちゃんの、というよりも自分のために。 母が亡くなってから ”死”というものを身近に考えるようになっていた。 パパちゃんの肺転移を告げられてから いくつかネットで資料を取り寄せてはいたが やはり見る気にはなれず、そのまま放置していた。 改めて目を通す。 ・・・高い(;´・ω・)・・・ 近親者だけで見送る『家族葬』でと考えていたが 会場・祭壇などが小規模になるだけで 正直、かかる費用は一般葬と あまり変わらないというのが 正直な感想だった。 そんなものなのか??? 葬儀全体にか…

  • 胃がん~今、自分にできること~

    パパちゃんが入院中の今 何ができるのか 何をすべきなのか それが残酷なことでも -2020年 卯月- パパちゃんが入院している間にも すべきことはたくさんあった。 お部屋の片づけ これは後々しておいて本当に良かった。 www.hikaru-ko.xyz 時間の概念は 正直なかった。 毎日が 飛ぶように過ぎていく中 余裕も 時間もなくなっていった。 パパちゃんの側で夜間付き添う時 在宅医療を受けるようになった時 介護認定を含めたくさんの人が出入りする時 介護ベッドを入れる時 部屋を片付けておいたことで スムーズに事が運んだ。 そして一方で 私は会社を辞める手続きを行い 時間の合間を見つけては 斎…

  • 胃がん~入院は誰がために~

    病院だと安心できる 先生が看護師さんがいてくださる 家と病院との上手なバランスで 患者さんも家族も楽になれる -2020年 卯月- 体調が思わしくなくなったパパちゃんは ひとまず緩和ケア病棟へ入院することになった www.hikaru-ko.xyz www.hikaru-ko.xyz 緩和ケアで良かったと思えることの一つに 入院がすぐできるという、安心感だった。 先生からも 「普段は外来で診ていきましょう。 でも不安な時や、調子が悪くなったときは、 いつでも入院していいですからね」 と言っていただき、本当にいいの⁉と思ったものだ。 大きな病院は、緊急でない限り入院は難しい。 そしてこれまでの緊…

  • ブログを書こうと思ったワケ

    胃がんになり 肺転移になって 緩和ケアを知った あの頃に戻りたいと 何度も願う 私がブログを書き始めたのは パパちゃんと緩和ケアセンターへ行った直後のことです いろいろなことが日々目まぐるしく過ぎていく中で あまりにも【癌】というものに対して無知だったこと そして【緩和ケア】の存在を知ったときに もっと早く来るべきだったと後悔したこと 大きな病院だから 先生の言うことだから 正しいなんてことはない 病気についても 治療に対しても 生き方に対しても 医者はあくまで知識を有したアドバイザー 決めるのは 患者さん本人であり 手助けするのが家族であるということ もし何かのきっかけで ご自身が 大切な人…

  • 胃がん~緩和ケアへ完全移動する~

    外出にも 病院へ行くことにも 細心の注意を 外は危険がいっぱい -2020年 卯月- 外は春の日差しがあふれ お出かけにはもってこいの日々 だがコロナの危険度も増していく中 パパちゃんを釣りに連れていく事に なかなか踏み出せずにいた 緩和ケアの病院へは 4月23日に初めての外来を予約し、 それには姉たちにも来てもらうようお願いした。 次女は先生と面識あるが 長女がまだだったので どうしても会っておいてもらいたかった。 おそらく パパちゃんが最後お世話になるであろう、先生方だから またこれから先 いろんな局面を考えた際に それぞれに悔いが残らないようにしてもらいたかった 月半ば過ぎには、心臓の経…

  • 胃がん~叔母の逝去~

    コロナの危険がはらむ中 何を優先すべきなのか 混乱が広がる -2020年 卯月- 義父の兄妹、叔母の訃報が届いた。 肺癌で入院中とは、聞いていた。 ご主人と息子さんご家族と住んでおられたが コロナのため面会も一切できず、 側にいられる家族も限定されていた。 在宅での医療を検討し始めた矢先の急変だったらしい。 他人事では、なかった。 「私たちも何度も行ったのよ。でも病院側が会わせてくれなかった。 義兄さん(ご主人)や子どもじゃないとダメだって!」 と義母はお怒りモードだった。 それは当たり前だろう。 コロナが懸念される今、容易に許可していたら 患者の命が危険にさらされる。 でもそういうところが、…

  • 胃がん~新しい道~

    これまでの道のりを悔やむよりも これからの未来を考えよう パパちゃんにとっての最善の道を -2020年 卯月- セカンドオピニオンを受け 緩和ケアの説明を受けてから 詳細を長女にも連絡した。 病院については悩みどころでもあったが スタッフをはじめ、説明してくださった担当医が良かったこと それにお会いはしていないが 病院長が循環器科内科とICU担当もされていたこと また数年前に、心不全センターも新しく出来ていたので 心臓の非常時にも対応してもらえる安心感もあった。 そんなこんなと 家族用の宿泊部屋もあることから 2番目の病院に決めることにした。 パパちゃんは、その日はあちこち連れまわしたので、 …

  • 胃がん~緩和ケアは安心の場所~

    癌と闘う人の苦しみは、計り知れない ”緩和ケア”という場所で 患者さんや家族が 少しでも安らげますように -2020年 4月8日 続きのつづきのつづき- 病院の雰囲気、看護師さんたちの応対、 何より担当医の人柄。 こんなにたくさんのスタッフが パパちゃんのために、 万全の態勢で受け入れようとしてくれている。 その気持ちが有難かった。 もっと早くにここに来ればよかった また、臨床心理士の先生が なんとパパちゃんのクリップ手術の際の 担当女医さんのご主人だった!!! もう、びっくり。 運命を感じた(笑) ここでも同じく コロナのため病棟を見学はできなかったが いつでも入院は大丈夫、と言われほっとし…

  • 胃がん~緩和ケアに行ってみた~

    闘うことも大切だけど 心のケアはもっと大切 本人にとって 一番よりよい道を -2020年 4月8日 続きのつづき- この日は大忙し。 セカンドオピニオンの後、ランチを取って 次に向かうは緩和ケアを有する病院。 家から近い事も考え、候補を2か所に絞った。 一つ目の病院。 ここはパパちゃんが、胃の全摘術をした後 リハビリのため療養したところ。 とってもおしゃれな病院だ。 ここは病院の雰囲気がとても明るく リハビリ施設がかなり充実している。 病院の敷地内はいつも手入れの行き届いた キレイなお花であふれている。 ロビーはホテルのよう。 グランドピアノが自動演奏されている。 まぁ、なんというか、セレブ向…

  • 胃がん~リビングウィルについて~

    生きることはむずかしい それと同じくらい 最期の時を考えることも 難しい -2020年 卯月- パパちゃんの癌に転移が見つかってから いろんな事を考えた 治療や薬はもちろん 最期の時をどうするのか 母との別れが早かったこともあるのだと思う どこかで冷静に考えている自分もいた でも何より パパちゃんの気持ちを 尊重してあげたいというのが 一番だった 20年以上、心臓の病気と闘ってきた 度重なる心不全と心筋梗塞を経た パパちゃんの心臓は ステントを入れまくり バイパス手術まで施した 救急車の中で心停止を起こし 心肺蘇生をして胸に焦げ目ができたり カテーテルの過程で、飛んだ血栓により 脳梗塞になりか…

  • 胃がん~ランチを楽しもう~

    胃がなくなっても ご飯が食べられる それだけでも すばらしいこと -2020年 4月8日 続き- セカンドオピニオンを終え、会計を待つ間 私も次女も言葉が出なかった。 おそらく、同じことを考えていたのだろうと思う。 この半年以上続けてきた 抗がん剤治療はなんだったのだろう ただ いたずらに パパちゃんを苦しめただけではなかったのか 癌で転移は仕方のないことだ でもその状況をきちんと話してくれていたら もっと時間を有効に使えたのではなかっただろうか 抗がん剤治療を始める前に セカンドオピニオンを受けておくべきだった 抗がん剤治療をしたことが 結果良かったのか悪かったのかは、分からない。 でも体力…

  • 胃がん~衝撃の事実~

    セカンドオピニオンを受けて 初めて見えてきた真実 怒りと悔しさと、後悔 -2020年 4月8日- 大学病院でのセカンドオピニオン当日。 途中で次女と合流し、病院へ向かった。 コロナがじわじわと脅威を増す中 不特定多数の人が密集する病院は怖かった。 私だけ受付をし、呼ばれるまで パパちゃんと次女は病院の外で待っててもらうことに。 ここで思いがけず 病院で受付をしてもらったのが 長男の学校のママ友だった。 何かと相談にも乗ってくれ、信頼のできる人。 おまけに美人(*ノωノ) 病院勤務とは聞いていたが、まさかここだとは。 おかげで少し気持ちが明るくなった。 しばらくして受付から担当医の診察室の方へ呼…

  • 胃がん~緩和ケアについて~

    コロナはこわい でも病院は行かねば なんとか危険を回避して -2020年 卯月- 電話でのセカンドオピニオンを終えて 内容は姉たちへも伝えた。 また地元で心臓をメインに診てもらっている先生に ちょうど私の胃腸の内服薬をもらいに行った際に パパちゃんの相談もした。 先生もお薬の中止を聞いて、「そっか・・・」と残念そうに言われた。 コロナ禍ではあるけれども、病院へ連れて行っても大丈夫か尋ねると 病院の中でも、緩和ケア病棟は特に制限があるので比較的安心といわれた。 あまり外来が出入りするところではないらしい。 また昔から緩和ケアに力を入れている病院も教えてもらった。 そしてセカンドオピニオンで受ける…

  • 胃がん~電話で受けるセカンドオピニオン~

    初めて受けるセカンドオピニオン なんとか、パパちゃんを助ける方法を知りたい -2020年 4月4日- 事前にメットライフ生命から送られてきた病院の資料と ホームページを参考に 病院や院長先生のことは見ていた。 今は大学病院からご自身開業のクリニックに移られているとのこと。 大丈夫かな ちゃんとお話し落ち着いて聞けるかな ・・・またあんな腫瘍内科みたいな先生だったら・・・ いろんな不安を抱えながら 送った資料の原本とメモを手に2階で電話を待った。 約束の5分前。 メットライフ生命のサービスセンターから電話があり 確認後、先生に3者間通話でつなぐといわれた。 少しして 「初めまして、セカンドオピニ…

  • 胃がん〜セカンドオピニオンへの準備〜

    ちゃんとした資料でのセカンドオピニオンは 大学病院へ依頼した それまでの2週間 ただ待つのは辛すぎた --2020年 4月- メットライフ生命の セカンドオピニオンサービス 専用電話番号へ、サービスの申し込みが必要。 その後総合相談医への予約を経て、面談となる。 その際、電話での対応が可能な場合もある。 パパちゃんの場合、私が契約者 被保険者がパパちゃんという事もあり 申し込みや予約の手続きも、私で問題なかった。 保険はなかなかナイーブな問題なので 契約者本人でないと、出来ない手続きも多い。 それでも最終、書面での申し込み確認の時は パパちゃんのサインも必要だった。 県内では今まで通院していた…

  • 胃がん~生命保険の知らなかったサービス~

    セカンドオピニオンと緩和ケアの予約まで2週間 何か他にできることは -2020年 4月4日- セカンドオピニオンと緩和ケアの予約を 入れてもらってから 時間がある限り、色々と調べまくった。 持病もあったパパちゃんは、 入院や手術もなく安定した時期に ”審査不要”のメットライフアリコの保険に 加入していた。 一定額以上は、高額医療が適用される。 そんなに高額な保証はいらないと考え、 入院日額¥3,000、手術一時金¥30,000 それと先進医療だけつけた 一番おさえたプランにしていた。 入院が月をまたいでしまった時 また個室利用が長かった時、 それと手術後の回復期に入院した 病院の時は維持管理費…

  • 胃がん~セカンドオピニオン~

    治療に対して いろんな意見を聞けるセカンドオピニオンは重要 治療を始める際にするべきだった 自分の愚かさを悔いる 病院が終わってから パパちゃんとご飯を食べに行った。 検査があるので、お昼を抜いていたのと 気分転換をしたかった。 ファミリーレストランだったが パパちゃんが好きなカニの味噌汁があった♪ ニコニコになるパパちゃん。 あまりに美味しそうに食べているので 私の分まで上げたら、きれいに食べてしまった(笑) 天ぷらもオーダーしていたが 食べきれずお持ち帰りにした。 姉達に病院でのことを ひとまずラインで報告した。 薬がもう効かない 腫瘍マーカーの数値も悪い 肺に他にも(転移が)増えてる ⇒…

  • 緊急避難

    何よりも自分たちの身の安全を 取り返しがつかなくなる前に 【記録したことのない 記録的な暴風や大雨になる恐れ】 恐ろしいの一言です。 日曜日なのが幸いなのか また台風のため少しでも 準備の時間は稼げます。 自分が体験した災害について 数年前に高潮津波警報の際 家族総出で真夜中に 緊急避難したことがあります。 まず停電 これやっぱり動きづらくなる(当たり前) 出来れば部屋のお片付けをする(この際やってしまおう) 必要なものは、ひとまとめに 分かっていても、緊急放送とか流れてん めっちゃパニくるから。 寝るときは念のため ・すぐに外出できる格好のまま寝る (やはりパンイチとかは避けたい) ・パパち…

  • 胃がん~緩和ケアと在宅医療~

    治療に専念したいのに 余計な雑音が 多すぎる -2020年 3月25日 続きのつづき- それからほどなくして、看護師さんに別室に呼ばれた。 病院のソーシャルワーカーという女性の方から 緩和ケアについての説明を受けた。 緩和ケア病棟を有する病院は 県内で5か所、市内で10か所。 その中で通院するとなると、2か所に絞られる。 まずは病院へ事前予約が必要とのこと。 担当の先生と面談をし、それからでないと 診療も入院も受け入れてもらえないらしい。 また在宅医療も説明してもらった。 医師と看護師が、自宅へ訪問し 定期的に体の状態を確認し、 その状態に応じた治療をしてくれるという。 それも事前面談が必要だ…

  • 胃がん~抗がん剤治療のあと~

    医者への失望と怒りの中 次にすべきことは何? 冷静に 自分に言いきかせる -2020年 3月25日 続き- 待合室に戻ってからも 憤りがおさまらなかった。 そして、当のパパちゃんは 検査から時間もかかっていたので くたびれてもいた。 「さっき先生が言われたの、分かる?」 するとぽやっとしたまま 「んー。もう薬はしなくて、いいんだろう」 んむむ、と思いながらも 「うん、あんまりお薬の効き目がないって。 だからあのきついお薬は、もうしないよ。 緩和ケアの病院で、別の治療をしよう」 言い方を、考え考え言葉を探した。 そしてもう治療ができない、という事よりも きついから別の治療をする、という言い方に変…

  • 胃がん~パパちゃん、薬きかないってよ~

    突きつけられた現実 落ち込む前に 悲しむ前に パパちゃんにとって 一番ベストな道を考えるんだ -2020年 3月25日- 姉が再予約をしてくれた病院へ向かう。 マスクをはめ、行く先々で消毒をしながら移動した。 採血とCTを撮り、12時半の診察予定のところ 呼ばれたのは14時半近くだった。 最初先生からは 「じゃ、薬出しますから。次の診察は2週間後で」 と言われた。 あれ?なんか話が違うくない??? 恐る恐る、 「あの、なんか前回の受診の時に 『検査の数値が悪いから家族と来て』 と言われたようなんですが」 すると怪訝そうな顔をした後 画面で数値を確認し 「あっこれもか」とそこで 初めてCTの画面…

  • 胃がん~暗雲~

    1度言ったことを、忘れてしまう あったはずの出来事を、覚えていない そんなもんだと 分かっているのに -20020年 3月11日- パパちゃんの腫瘍内科の定期受診。 今回は私も仕事でちょうど会議が入り また姉も自分の健康診断のため行けず パパちゃん一人で行ってもらった。 帰ってからも 「うん、なんもなかった」という言葉を鵜呑みにし 血液検査の結果を 確認することもしていなかった。 1週間後。 パパちゃんから入電。 「今日、病院に行くのを忘れてた!!!」 ん?定期受診はまだ先では? 「この間の時、あんまり検査結果が良くないから、 1週間後に家族と来てください、て言われてた」 おいおいおいおい-(…

  • 母の郷へ行く~トトロ越えの秘境を訪ねて~

    便利すぎる世の中に慣れてしまった たまにはゆっくり、のんびり ~追想~ 数十年ぶりに、 他界した母の実家と、コンタクトを取ることができた。 www.hikaru-ko.xyz 音信不通だったのにも関わらず 突然の訪問を喜んでくれた叔母と従兄。 「今度はみんなでおいで!」と 温かい言葉をかけてもらった。 その言葉に甘え、 叔母さんが元気なうちにと 子ども達を連れ再訪問することになった。 母の生家になるため 既に離婚していたパパちゃんは 「俺が行くわけにはいかんから」と行くのを拒否していた。 まぁ、ワカランでもない。 でも 叔母さんも従兄も 父の事はすごく心配してくれていた。 元気なうちに会いたい…

  • ドライブ中の出来事~ラジオとノイズ~

    夏の終わりにもう一つだけ お付き合いください ~追想~ これも数年前の出来事です。 まだパパちゃんが元気だった頃。 その年のお盆は 私の夏休み休暇が長くとれたこともあり 姉たち家族とみんなで キャンプ場へ行くことにしました。 釣りならば海が良いのですが 母から「お盆は引っ張られるから 決して海に入ってはいけない」と 小さいころから言われていたので 今回は川の近くでのキャンプ。 お値段も、距離もよさそうな所が見つかり 早速予約をいれたものの やはり下見をしておいた方がいいかな、と。 コテージと、山小屋風ログハウスとあり 調理器具や部屋の広さ等見ておきたかったのと 道路状況の確認が必要だったので。…

  • 母の郷へ行く~ありえない道案内~

    私は方向音痴 長女はもっと方向音痴 この組み合わせは、ヤバい。 ~追想~ 夏の終わりにちなみ 私が経験した不思議なお話をします。 数年前のこと。 20年以上前に他界した母の郷里とは、 もう長い間連絡をとっていなかった。 でもずっと気にはなっていた。 叔母さんも、叔父さんも 従兄たちも、みんな元気にしているのだろうか。 もう、連絡先もわからない。 ちょうど連休があったとき 思い切って訪ねてみよう、ということになった。 次女は子どものクラブチームの試合があり行けず 長女と私で行くことになった。 はっきり言ってかなり無謀だ。 なぜなら二人とも運転が苦手。 そして二人とも超ス―パ-方向音痴。 それなの…

  • 胃がん~コロナがやってきた~

    次から次へと いろんな難問がふりかかる 次の対戦相手は 見えない敵 -2020年 弥生- 年末からちらほら コロナの話は聞いてはいた。 だがパパちゃんの心臓の手術の頃は 私たちの住む地域では、 まだ病院等も規制がなかった。 年末に手術が決定したものの 週に1回しか出来ない内容の術式らしく 順番待ちで1ヶ月延ばしになった。 今は医療機関も逼迫し、 緊急性のない手術は延期と聞く。 パパちゃんの心臓も 今ならおそらく 手術出来なかっただろう。 今も 不安な思いをたくさん抱えながら 手術を待っている患者さんと ご家族がたくさんいらっしゃるだろう。 1日も早く 通常の日常に戻ってほしい。 幸いクリップ手…

  • 胃がん~孫の卒業~

    パパちゃんの腕の中に 抱かれていた赤ん坊が 少しづつ大人になっていく。 もう少し もう少しだけ みていて -2020年 如月- 心臓の方は順調で 夜も眠れるようになったパパちゃん。 『元気になったら釣りに行く』と 家の周りと歩いたりと パパちゃんなりに頑張っていた。 でも 疲れがなかなか取れず 体力と体重は低下するばかり。 それでも家では相変わらず ニコニコのパパちゃんで ご飯も良く食べていた。 抗がん剤治療もイヤイヤだったが 通院の際に次女が迎えにきてくれること、 またお昼を食べに あちこちに行くことを楽しみに、 なんとか続けていた。 そんな中、通信制高校に行っていた 長男も無事卒業式を迎え…

  • 胃がん~スピード退院~

    心臓もこれでOK これで抗がん剤治療に 専念・・・するハズだった -2020年 如月- 無事【僧帽弁閉鎖不全症】の クリップ手術を終えたパパちゃん。 眠っている間だったので 何が起きたのか分からない、と笑っていた。 そしてICUで出されたのは 《唐揚げ定食》 ・・・手術当日に、いいの(;^ω^)? でも女医さんもニコニコしながら 「良かったですね~!唐揚げですよ~」と 言っていたので、多分いいんだろう(笑) パパちゃんも喜んで食べていた。 その後もとても順調で、 翌日には大部屋に移り 歩行訓練も開始👣 早っ そして手術から3日後 スピード退院! 夜もゆっくり眠れたみたいで パパちゃんカンゲキ(…

  • 胃がん~心臓、いきまーす~

    家族そろってのお正月 何よりの幸せ -2020年 睦月- 年末に緊急入院した心臓の方は 後日担当の女医さんより連絡があり 1月末にクリップ手術ができることになった。 本当に感謝しかない。 癌が再発していることを考えれば 救急担当だったドクターの言う通り 手術しないという見方もあるだろう。 でも癌と闘うためにも せめて心臓の方は万全にしておきたかった。 そしてその気持ちを 担当の女医先生が分かってくれて 医局内での手術審議の際、 手術をする方向で話を勧めてくれたようだった。 まずは一安心・・・だが とにかくそれまでは体調の方を できるだけ整えておかないといけない。 万が一、再度心不全を起こせば …

  • 胃がん~パパちゃんとカウントダウン~

    令和のカウントダウン パパちゃんとの 最期のお正月 -2019年 大晦日- 満身創痍で迎えた大晦日。 今日は仕事も15時までにしてもらった。 もう限界。ほんと限界。 1日前に退院したパパちゃんが 待つ我が家へと猛ダッシュで帰る。 例年我が家は、義実家へ年末の挨拶に行くのが習わし。 www.hikaru-ko.xyz この日主人は夜勤で不在。 子ども達と先に挨拶だけは済ませてもらった。 ものすごくイヤそうなパパちゃんを 「家に上がらなくていいから」 「今日行けば正月はパスしていいから」 となんとかなだめ義実家へ。 ここ数日パパちゃんが入院していたのは 恐らくバレているだろうと予測し 先手で体調が…

  • 初盆~サヨナラ、またね~

    あっという間に過ぎたお盆の日々 少しはゆっくりできただろうか -2020年 8月16日- 無事パパちゃんの初盆も終わった。 地域によって違うのだろうが ご先祖様が出発するのは 15日か16日らしい。 皆と夕ご飯を食べて それから向こうの世へ帰っていく。 次女が少しでもこっちに居てもらおうよ、 というので 16日の夜に送り火を焚くことにした。 久々の家は寛げただろうか。 大好きなものは喜んでくれただろうか。 49日忌を目安に 色々なパパちゃんのものは片付けてはいた。 あまり故人のものを残しすぎても 本人の気持ちが残りすぎてしまうので あまりよくないらしい。 それでも パパちゃんの下着などは 帰っ…

  • 胃がん~初めての介護申請~

    残業の日々 眠れないパパちゃん 学校へ行かない長男 きっつ(;´・ω・) -2019年 師走- 私達が住むこの地域では この忙しい時期、収穫祭が催される。 公民館で炊き出しやら料理やらを 当番でするお役目がある。 農家1本の時代ではないぞ? 今は皆ほぼ会社勤めではないか。 時代はもう《令和》やぞ 強行突破のように催されるこの収穫祭のため 年々離脱者が絶えない。 しかも収穫祭の責任者を決めるたびに もう大モメとなる。 アホらしい。 12月に入りこの収穫祭で土日がまるまる潰れた。 そして会社は休憩なしのフル残業期に突入。 (だが休憩時間は自動的に60分取ったかのように コンピューターで補正される地…

  • 初盆~永遠にソーシャルディスタンスを願う~

    ご先祖様も あまりの暑さにビックリだろう いつも下着にステテコ姿だった パパちゃんを思い出す -2020年 8月15日- 姉達の休みの都合もあり パパちゃんの初盆はこの日にすることに。 朝、新聞配達に行く次男を見届けた後 煮しめ(今回はちゃんと手作り)と 冷や汁(パパちゃん大好物) 白玉入りのフルーツポンチ を作った。 冷や汁は母の郷土料理で 我が家では夏の定番だった。 本当は魚で出汁を取るらしいのだが 父が魚がキライなのもあってか 出汁は普通の味噌汁を少し濃いめにしたもの。 きゅうりを薄くスライスしたもの ミョウガとシソの葉を刻んだものを入れ ゴマをトッピング。 暑くて食欲がないときも これ…

  • 初盆~パパちゃん、召喚~

    いでよ、パパちゃん!!! -2020年 8月13日- 待ちに待った初盆。 ようやっとパパちゃんが帰ってくる。 きっと数日前から あの世であれこれ準備して またバックの中にバックを入れて てんやわんやしていただろう(笑) こちらも精霊棚を グーグルさんに何度も相談して 回転灯付きの提灯1対 家紋入りのLEDライト 鬼灯(ほおずき)の入ったお花一式(100均だけどね) お野菜の盛り合わせと果物の盛り合わせ パパちゃんが好きだったお菓子の盛り合わせ コーラ(パパちゃんお酒飲めません) 精霊牛馬のなすきゅうり お悔やみで頂いたお線香と絵ろうそく お団子のろうそくに LEDがついた蓮のろうそくと ボトル…

  • 初盆~お花に囲まれて~

    パパちゃんは 桜、紫陽花、ツツジ、朝顔がお気に入り 自然でそのままの姿が 見ていて嬉しいらしい -2020年 文月- パパちゃんの逝去後は お花を欠かさず生けていた。 がこの暑さと部屋の乾燥。 段々と日持ちがしなくなってきた。 加えて なんだかな、お花が値上がりしてきた💦 う-ん。 何もないのは寂しいし。 かと言って ハ-バリウムだけもなぁ。 パパちゃん御用達のダイソーでも 割とキレイなお花を扱っていた。 今ドキの100均はあなどれない。 明るめの仏花をいくつか、選んだ。 また、あれこれ探してみると 《プリザーブドフラワー》というものが 人気のようだ。 『プリザーブドフラワー」とは、 生花から…

  • 初盆~家紋、カモン~

    パパちゃんだけの目印を探さなくっちゃ。 -2020年 文月- 初盆の準備で提灯はOK。 だが白提灯がナイ。 地域性か、あまり取り扱いがないとのこと。 家紋入りの提灯を ご先祖様が迷わないように 飾るのが一般的らしい。 パパちゃんは運転がとても得意で 道にはとても詳しかった。 迷子にはならんと思うけど でもパパちゃんだけの目印は 創ってあげたかった。 それに 義実家に言われた 「お父さんはこっちの家の人間」 と言われたのがずっと引っかかっていて www.hikaru-ko.xyz 《パパちゃんはパパちゃん おたくの家の人ではナイ》 というのを表したかった。 パパちゃんだったら 「なーん、気にする…

  • 初盆~提灯探しの旅~

    さてと、お盆に必要な提灯を用意せねば。 ・・・どこにあるんかいな・・・ -2020年 文月- あまり形式ににはこだわらない我が家だが 提灯は準備したがよいだろう、ということになった。 さて。どこで売ってるものやら。 葬儀屋さんからもらったパンフを見てみた。 高い。 え?こんなにするもんなの? 相場がさっぱり分からない。 仏具やでパートしてる友達を思い出し 訪ねてみた。 ちょうど社長が外出中ということで お茶を頂きながら、色々と教えてもらった。 結果 「うちは高いから、おもちゃ屋さんに行ってみてん」 そっかー。 提灯はおもちゃ屋さんにあるのか。 帰りに 「お父さんにお供えしてね」と とても良い香…

  • 初盆~精霊牛馬でダッシュされたし~

    ♪ ドナドナドーナードーナー パパちゃん乗-せ-て- -2020年 初盆- 初盆でそろえるものの中に 「精霊牛馬」というものがある。 あの世から ご先祖さまを乗せてくる乗り物らしい。 こちらに戻ってくるときは 急いで帰れるように、 馬=きゅうりで。 戻るときは ゆっくり帰ってもらうように 牛=なすで。 通常は、野菜に楊枝や割りばしなどを 刺すそうなのだが せっかくなら、カワイイものがほしい。 ろうそくで作られたものや 人形もあったが イマイチ温かみにかけるなぁ そんな時に、ちりめん細工の 精霊牛馬を発見👀 これが丸々としてて えらく可愛かった。 早速注文。 すぐに届いた。 開けて見ると コロン…

  • 胃がん~パパちゃんの願い~

    「親は元気で長生きしてほしい 「子ども達は仲良くいてほしい」 お互いの、切なる願い 私たちは3人姉妹だが 性格がそれぞれに極端に違う。 長女は基本とてもマジメ。 自分にも、人にも厳しい(;'∀') 行動がオンかオフか極端。 次女は感情が豊か。 優しさもMaxだが、怒るとこれまたMax。 でもパパちゃんにはめちゃめちゃ甘い。 私はおしゃべりで外面はいい(・∀・) 調べ物や計画を立てるのが得意。 基本ものすごく不器用。 3人いるので それぞれいろんな面が ちょうどうまい具合にカバーしあえる。 私1人ではとてもとてもムリなことも 姉達にお願いして いつも快く引き受けてもらっていた。 パパちゃんは 私…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、ヒカルコさんをフォローしませんか?

ハンドル名
ヒカルコさん
ブログタイトル
癌と共に~フーテンのパパちゃん~
フォロー
癌と共に~フーテンのパパちゃん~

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用
癌と共に~フーテンのパパちゃん~

フォローできる上限に達しました。

新規登録/ログインすることで
フォロー上限を増やすことができます。

フォローしました

リーダーで読む

フォロー
clear この画面を閉じる

フォローしてブログ村リーダーで
このブログをチェック!

癌と共に~フーテンのパパちゃん~

胃がんから肺転移になった最愛の父 終末期医療の在り方やセカンドオピニオン、 緩和ケア、介護保険やサービスそして葬儀。 大切な日々を綴ります

フォロー