chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 『なんて素敵にジャパネスク8<逆襲編>』氷室冴子 「帥の宮」編完結、明らかになる哀しい真実

    なんて素敵にジャパネスクシリーズの最終巻 1991年刊行作品。ナンバリング的には「8」となっているが、シリーズ的には十冊目。毎回書いてきたので最後まで書いちゃうけど、読む順番的には1→2→アンコール→続アンコール→3→4→5→6→7→8の順がベスト。時系列的には、2巻を読んだら「アンコール」と「続アンコール」を読むのが正しい。 7巻の<逆襲編>とはセットで読むべき作品。7巻から連続性の高い内容となっていて、同時刊行だったためか、この8巻には冒頭に登場人物紹介やあらすじの類がない。ただし、カラー口絵は入っている。表示同様に、今回も峯村良子が担当している。 新装版は1999年に登場。イラストレータ…

  • 『ほねがらみ』芦花公園 カクヨム発で書籍化されたホラー小説

    芦花公園の第一作 2021年刊行作品。作者の芦花公園(ろかこうえん)は生年不明の覆面作家。『ほねがらみ』がデビュー作となる。 ほねがらみ 作者:芦花公園 幻冬舎 Amazon 幻冬舎文庫版は2022年に刊行されている。一年で文庫化って早くない? もともとは小説投稿サイト、カクヨムで本作は書かれていた(現在は第一章部分のみが試し読みとして公開されている)。 芦花公園の第二作としては『異端の祝祭』が角川ホラー文庫より上梓されている。2025年1月時点で著作は10作を数え、ホラーの書き手として順当に地歩を固めている様子。 異端の祝祭 (角川ホラー文庫) 作者:芦花公園 KADOKAWA Amazon…

  • 『廃遊園地の殺人』斜線堂有紀 廃園に追い込まれたテーマパークで再び起きる惨劇

    廃墟を舞台とした殺人事件 2021年刊行作品。作者の斜線堂有紀(しゃせんどうゆうき)は2017年のメディアワークス文庫『キネマ探偵カレイドミステリー』がデビュー作。以後、コンスタントに作品を上梓してきたが、2020年の『楽園とは探偵の不在なり』が、この年のミステリ系ランキングで軒並み上位にランクイン。一躍、注目のミステリ作家となった。 廃遊園地の殺人 作者:斜線堂 有紀 実業之日本社 Amazon そのためなのか、2021年の斜線堂有紀は、本作に加えて、『ゴールデンタイムの消費期限』『神神化身 壱 春惜月の回想』『愛じゃないならこれは何』の計四作を発表。ご本人的には充実の一年だったのではないだ…

  • 『なんて素敵にジャパネスク7<逆襲編>』氷室冴子 瑠璃姫最大のピンチからの逆転劇

    新年あけましておめでとうございます(←遅い)。今年もよろしくお願いいたします。 恒例の年間ベストは、2024年に読んだ本の紹介がひととおり終わってからページを作成する予定なので、もうしばらくお待ちを。 瑠璃姫VS帥の宮、ついに佳境に 1991年刊行作品。ナンバリング的には「7」だけれども、シリーズ的には九冊目。もはや枕詞のようになっているが、読む順番的には1→2→アンコール→続アンコール→3→4→5→6→7の順で読んでいただきたい。 この巻では、カラー口絵に加えてイラスト付きの登場人物紹介が4ページ入る。紹介されているのは瑠璃姫、高彬、帥の宮、煌姫、由良姫、守弥、融の7名。 表紙、口絵、登場人…

  • 『アイアムハウス』由野寿和 高級住宅地で起きた殺人事件と家族の絆

    今回も著者の由野寿和(ゆうやとしお)さまより、ご著書をご恵投いただきました。感想を書くのが遅くなってしまい申し訳ないです。 由野寿和の第二作が登場 2024年刊行作品。幻冬舎メディアコンサルティングから発売されている。作者の由野寿和は2022年の『再愛なる聖槍(さいあいなるせいそう)』がデビュー作。本作『アイアムハウス』は二年振りに上梓された第二作となる。 版元の幻冬舎メディアコンサルティングが配信しているWebメディア、ゴールドライフオンラインでは、全24回にもなるイラスト付きのダイジェスト版が公開されている。気になる方は、まずはこちらからチェックするのもアリだろう。各キャラクターのビジュア…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、ぬぬにさんをフォローしませんか?

ハンドル名
ぬぬにさん
ブログタイトル
ネコショカ(猫の書架)
フォロー
ネコショカ(猫の書架)

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用