猛暑の中、時々気分転換に向かうのが近隣のブックオフです。先日もふらふらとあまり期待もせず本棚に目をやると、大部な『藤本卓教育論集-〈教育〉〈学習〉〈生活指導〉』に釘付けになりました。『藤本卓教育論集-〈教育〉〈学習〉〈生活指導〉』(鳥影社、2021年、466頁)、題名からしてあの教育学者の藤本卓さんの著書に間違いないでしょう。私は小学校教師としての力量を高めるため、日本演劇教育連盟に加盟し、その在籍期間のほとんどの三十数年を常任委員として雑誌『演劇と教育』(晩成書房)の編集に携わりました(そのうち20年は編集代表)。そこは私にとって学びの場で、多くの知己を得、大学講師としての実践をも支えたのは間違いありません。編集委員会は常任委員数名で構成され、当時月3回の会議がもたれました。常任委員会は月1回ですから、...〔824〕『藤本卓教育論集-〈教育〉〈学習〉〈生活指導〉』で初めて藤本卓さんの逝去を知りました。