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実践的演劇教育ーことばと心の受け渡し https://blog.goo.ne.jp/engekikyoikuron

四十数年の小学校と大学での教師体験からの演劇教育の理論と実践、そして、憲法を守る市民運動の現在(いま)を報告します。<br>

福田三津夫
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2020/05/24

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  • 〔667〕祝出版!『日本の嫌煙権運動45年史-「きれいな空気を吸う権利」を求めて』(渡辺文学、花伝社)

    まさに「きれいな空気を吸う権利」という「嫌煙権」運動の屋台骨を背負ってきた渡辺文学さんの『日本の嫌煙権運動45年史』が、今年の1月末日に発刊されました。私にとっては珍しくこの新刊を早速池袋のジュンク堂で購入してきました。すぐにでも手にしたい理由があったのですが、それは後程。「嫌煙権」はコピーライターの中田みどりさん(我が家にもたびたびみえて、彼女から可愛い猫ちゃんを引き取ったことが2回あります。)の造語で、1978年「嫌煙権確立をめざす人びとの会」の旗揚げが嫌煙権元年になったようです。1980年、国鉄と国(厚生省)、専売公社を相手取って、東京地裁に「すべての列車の半数以上を禁煙に」と提訴したのが「嫌煙権訴訟」です。(弁護団長、伊佐山芳郎氏)その訴訟に私の連れ合いが4人の原告の1人として参加していました。教...〔667〕祝出版!『日本の嫌煙権運動45年史-「きれいな空気を吸う権利」を求めて』(渡辺文学、花伝社)

  • 〔666〕ブログ666回記念! 「原発やめようニュース」(反原発自治体議員・市民連盟、47号)と沖縄支援のはがきです。

    このブログもついに666回になりました。時々「停止」もくらいながらよくここまで続けられました。皆様の密かな応援に感謝いたします。さて今号は、まず、反原発自治体議員・市民連盟の発行する「原発やめようニュース」を紹介します。あろうことか今年は8月に島根原発2号機、9月に女川原発2号機、9月以降に東海第2原発が再稼働が予定されています。フクシマ原発事故で家に帰れない、戻らない人がまだ数万人います。デブリはまだ1グラムも取り出せていません。後世の人に負の遺産を残すことはできません。廃炉まで頑張りましょう。沖縄の市民運動にも連帯しています。千葉さん頑張れ!〔666〕ブログ666回記念!「原発やめようニュース」(反原発自治体議員・市民連盟、47号)と沖縄支援のはがきです。

  • 〔665〕3.11福島から13年。清瀬・憲法九条を守る会は東海第2原発再稼働を許さない!

    3月2日(土)、清瀬・憲法九条を守る会、清瀬・くらしと平和の会は清瀬駅北口、ペデストリアンデッキに参集していました。東海第2原発再稼働反対統一行動に参加するためです。この統一行動には、およそ全国で60の市民団体が結集しています。1,2週間の内に各々地元でアピール行動が展開されています。東海第2原発だけでなく女川原発でも今年の秋に再稼働が画策されています。3.11福島から13年、溶け落ちたデブリは1グラムも取り出せていません。わずかばかりのくらしの「安楽」のために子や孫の世代に取り返しの付かない負の遺産を残すのは愚の骨頂です。日本はGDPでドイツに抜かれて世界4位に後退しました。ドイツは日本の人口の3分の2です。そのドイツは昨年春に原発をすべて停止しました。原発がなくてもやっていけるのです。日本の原発は54...〔665〕3.11福島から13年。清瀬・憲法九条を守る会は東海第2原発再稼働を許さない!

  • 〔664〕中村敦夫さんの朗読劇「線量計が鳴る」をDVDで見ました。その熱量に圧倒されっ放しでした。

    3月8日(金)、午後家を出て、有楽町で開催されている押し絵の展覧会を鑑賞しました。素敵な展示会でしたが、近々ブログで報告したいと思います。池袋でジュンク堂に立ち寄り、数冊の新刊を手に入れましたが、こちらもいずれブログで触れることにしましょう。夕食後向かった先は、江古田映画祭が開催されているギャラリー古籐でした。7時から中村敦夫さんの朗読劇「線量計が鳴る」をDVDを鑑賞するためです。この映画祭には今回2回目の参加ということになります。私にとって中村敦夫さんといえば木枯し紋次郎です。欠かさずテレビにかじりついたものです。その中村さんが自ら脚本を書き、出演していたのが朗読劇「線量計が鳴る」でした。コロナ禍で中断されるまで95回の公演を終えていたということです。中断を余儀なくされたことで立ち上がったのが朗読劇「線...〔664〕中村敦夫さんの朗読劇「線量計が鳴る」をDVDで見ました。その熱量に圧倒されっ放しでした。

  • 〔663〕江古田映画祭オープニング映画「福田村事件」は、重層的な差別構造を考えさせられる秀作です。

    2月24日(土)、以前にこのブログでお知らせした江古田映画祭のオープニングで映画「福田村事件」を観ました。主会場はギャラリー古籐の真向かいにある武蔵大学の地下ホール。スクリーンが3つもある広い講義室でした。この映画はさすがに評判が高く、満席まではいきませんが、かなりの人を集めていました。ドキュメンタリー映画を数多く手がけてきた森達也監督による初めての劇映画でした。100年前、関東大震災の時に、朝鮮人に間違えられて虐殺された被差別部落民の物語ですが、しかしながらそう単純な話ではなさそうです。彼らは香川県の讃岐からの薬の行商人ということで、根底には行商人差別も横たわっていました。練りに練られた脚本は佐伯俊道・荒井晴彦・井上惇一3氏の合作で、12稿までいったということでした。侃々諤々、脚本はどんどん書き換えられ...〔663〕江古田映画祭オープニング映画「福田村事件」は、重層的な差別構造を考えさせられる秀作です。

  • 〔662〕動画「ウクライナの芸術家たちは今…」が送られてきました。拡散を希望しています。

    連れ合いの友人の野村和子さんから以下のメールが送られてきました。動画「ウクライナの芸術家たちは今…」が素敵です。ウクライナに心を寄せながら拝見しました。●この冬も乗り切ることができ、はや3月になりましたね。私の友人・大阪の片山ふえさん(ロシア語通訳者)が、ウクライナの画家さんと長いお付き合いをなさっておられて、このたび下記のメッセージと動画をお送りくださいました。どうぞご覧くださり、ご自由に拡散してくだされば幸いです。よろしくお願いいたします。まずはお知らせまで。野村和子ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー記キーウの画家オリガ・ペトローワさんの依頼で、戦時下で創作を続ける画家たちの頑張りを観ていただくビデオを作りました。お時間が許せば、ご覧いただけないでしょうか(13分くらいです)...〔662〕動画「ウクライナの芸術家たちは今…」が送られてきました。拡散を希望しています。

  • 〔661〕届いたばかりの「夢のイストワール展」と「松元ヒロ・ソロライブ」のお知らせです。

    画家の髙橋素子さんから「夢のイストワール展」の案内が本日届きました。JR大崎駅から徒歩2分のところにあるO美術館で開催される絵画展です。確か2年前に初めてこちらにお邪魔しました。多くの作家さんの意欲的な絵が所狭しと展示されていました。その時の様子をブログに書いたことがあります。今回も髙橋素子さんは出展されています。我が家には彼女の作品が額にかかっています。一度我が家にいらしてお話もうかがいました。連れ合いの友人です。彼女の今回の作品が何処にあるかみつけてください。出品されている作家さんはこのプログラムに掲載されているだけではありません。約2倍はいらっしゃるでしょうか。お一人の作品はそれぞれ数点になります。見応えありますよ。お近くの方はどうぞお出かけください。入場無料です。やはり本日届いたばかりの「松元ヒロ...〔661〕届いたばかりの「夢のイストワール展」と「松元ヒロ・ソロライブ」のお知らせです。

  • 〔660〕「宇喜多直家・秀家が生きた時代」という歴史講演会が開催されました。(矢部顕さんから)

    ●久しぶりに講演会を開催しました福田三津夫様この3年間はコロナ禍で実施できなかった講演会を久しぶりに開催することが出来ました。ブランクがあると準備するさまざまな仕事を忘れていますし、歳のせいもありまして、モタモタしながらやっていました。先日、2月10日、わたくしたち亀山城跡保存会が主催しました「郷土の歴史講演会」は無事終わりました。「宇喜多直家・秀家が生きた時代」という演題で、小説『宇喜多の捨て嫁』、『宇喜多の楽土』を上梓した歴史小説家の木下昌輝氏を講師とした講演会でした。岡山では昨年11月に、市長を先頭に官民一体で「戦国武将宇喜多家を顕彰する会―大河ドラマ化をめざしてー」なるものが発足しました。その影響があったのかどうかわかりません。久しぶりの開催だからか、講師のせいなのか、例年は100名~150名の参...〔660〕「宇喜多直家・秀家が生きた時代」という歴史講演会が開催されました。(矢部顕さんから)

  • 〔659〕最新「腰越9条ニュース210号」が届きました。塚越敏雄さんありがとう!

    ●こんにちは。鎌倉の塚越です。遅くなりましたが、腰越9条ニュース210号ができましたので添付します。前回も、パレスチナのことを書きましたが伝えきれなかったことがあり、追加しました。お読みください。塚越敏雄田中優子さんの文章も読んでください。◆「弱さ」と生きる日本列島の個性を無視して「生産性」と「金もうけ」を目標にするのは愛国心からほど遠い田中優子(法政大学名誉教授・前総長)大みそかに「『酷』の1年」を書いて、明けたらまたもや酷がやってきた。これは日本列島に特徴的な「酷」であった。地震のもたらす日本列島の脆弱さと海に囲まれている列島という性質は、まさに日本の個性である。個性をどう生かしてその美質を受け取り、また与えるかは、個々の人間が求められているとと同じだ。しかし近代以降の日本は、その個性を生かしてきたと...〔659〕最新「腰越9条ニュース210号」が届きました。塚越敏雄さんありがとう!

  • 〔658〕『鶴見俊輔ハンセン病論集』(青土社)が刊行されます。(矢部顕さんのお便り)

    ●福田三津夫様『鶴見俊輔ハンセン病論集』が刊行されます。戦後を代表する哲学者・思想家であった鶴見俊輔さんの知られざる一面が本になります。鶴見さんとハンセン病との関わりは、1950年代からお亡くなりになるまでの非常に長い年月でした。終生にわたり、ハンセン病の詩人やそれに連なる人々と親密な関わりを続けられました。そのことを知っている人は、鶴見さんのフアンの方でもほとんどいないでしょう。戦後最大の哲学者・思想家であった鶴見俊輔さんの遺した著作は膨大な数になります。が、ハンセン病との関わりに関する本は、いままで刊行されていませんでした。わたくしは、1965年からフレンズ国際労働キャンプ(FIWC)関西委員会というサークルに参加してきました。このサークルは、鶴見さんの思想の影響を大きく受け続けてきました。それもあっ...〔658〕『鶴見俊輔ハンセン病論集』(青土社)が刊行されます。(矢部顕さんのお便り)

  • 〔657〕『なぜガザは戦場になるのか - イスラエルとパレスチナ 攻防の裏側』(高橋和夫)はとてもわかりやすい一書です。

    ウクライナへの侵略が進行するなか、中東でもイスラエルとパレスチナ「戦争」が勃発しました。東西冷戦が終結し、平和な世界が到来するかと淡い期待を抱いていたのですが、それも霧散してしまいました。中東のパレスチナ問題というのは複雑でどうにもわかりにくいものがあります。そんなとき、手頃な一書をある方からいただきました。著者は高橋和夫さん。テレビや新聞で引っ張りだこです。「第5章揺れ動くアメリカ」まで読んだところですが、難解な中東情勢をわかりやすく解説してくれているのが「第3章パレスチナ問題の歴史」です。イギリスの「3枚舌外交」、中東戦争の歴史、イスラエルの誕生など、目に鱗でした。「第6章イランとヒズボラ」が楽しみです。本書を地域の仲間に紹介し、意見交換しようと思います。■『なぜガザは戦場になるのか-イスラエルとパレ...〔657〕『なぜガザは戦場になるのか-イスラエルとパレスチナ攻防の裏側』(高橋和夫)はとてもわかりやすい一書です。

  • 〔656〕公開学習会「袴田事件の現状と再審公判の手続」(無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会)のお知らせです。

    50回公開学習会「袴田事件の現状と再審公判の手続」(無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会主催)のお知らせが届きました。3月3日(日)、カトリック清瀬教会で開催されます。合わせて、無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会の会報が同封されていました。16頁にも及ぶものです。本号はなんと112号になります。その活動に敬意を表したいと思います。お馴染み、鎌田慧さんのコラムをどうぞ!◆祝島の反原発闘争鎌田慧(ルポライター)上関原発(山口県)に島ぐるみで反対していた「祝島島民の会」の創設者・山戸貞夫さん(73)と十数年ぶりに電話で話した。彼は18年前、現地での実力闘争で頸椎(けいつい)を損傷したあと転倒を繰り返し、ついに重度の脊椎損傷で下半身不随。7年前介護老健施設に入居して車椅子生活。それでも個人通信『祝島情報』を発行して、四...〔656〕公開学習会「袴田事件の現状と再審公判の手続」(無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会)のお知らせです。

  • 〔655〕『猫を棄てる』(村上春樹)、『アジア・太平洋戦争』(吉田裕)…久しぶりのブックオフでの買い物でした。

    2020年からのコロナ禍の影響で、市民集会や美術館巡りで都心に出ることがめっきり減少しました。かつてなら、そのついでに池袋の書店を数軒あさってくるのですが、それも叶いませんでした。それに反比例して増えたのが近隣のブックオフ巡りでした。近場のブックオフをリサーチして、バイクや車で足を伸ばすのです。しかしめぼしい書籍は年々減少している印象があります。漫画コーナーやCD,BVDや様々なグッズが売り場面積を占領して、本が肩身を狭くしているのです。しかも学術的な本が少なく、本を購入することが稀になってきています。数回に1回ぐらいの購入でしょうか。昨日とあるブックオフに足を運んで、久しぶりに2冊の本を買いました。いずれも安価であれば購入したいと思ってきた本でした。『猫を棄てる』(村上春樹、文藝春秋社)、『アジア・太平...〔655〕『猫を棄てる』(村上春樹)、『アジア・太平洋戦争』(吉田裕)…久しぶりのブックオフでの買い物でした。

  • 〔654〕「憲法審査会最前線から.傍聴記⇒衆院の委員名簿(更新)をお届け」(西崎典子さんからのメールです)

    たびたび西崎典子さんからメールが送られてきます。どれも重要で貴重なのですが、久しぶりに再録しようと思います。今の国会は目も当てられません。今週の土曜日は仲間と清瀬駅頭に立って、政権批判や、原発問題を訴えようと思っています。皆さん、一緒にやりませんか。●西崎です。憲法審査会の最前線から.傍聴記の宛先の方々へBCCでお届けします《拡散大歓迎》昨日、委員へのファクス行動の要請をお願いしました。そのリスト(衆院の委員名)の更新リストを提供くださった方があり、ここに添付してお届けします。・リストの黄色地の部分は新しいメンバーです。・審査会の主だった役職は次のとおり(ファクス先の目途になさってください)。会長森英介自民幹事与党筆頭中谷元与党次席船田元でしたっけ?公明北側一雄幹事野党筆頭逢坂誠二野党次席本庄知史維新馬場...〔654〕「憲法審査会最前線から.傍聴記⇒衆院の委員名簿(更新)をお届け」(西崎典子さんからのメールです)

  • 〔653〕岡山県立邑久高校の「地域学」発表会(矢部顕さんより)

    矢部顕さんから新年1回目のメールが届きました。多くの人に見てもらいたいです。■福田三津夫様1月18日に、岡山県立邑久高校の「地域学」発表会がありました。この高校では「地域学」のことを「セトリー」(BeaSETOUCHILeaderの略)と呼んでいます。邑久高校は岡山県瀬戸内市にある高校です。12月に、ハンセン病問題に取り組んできたグループの「上映会と詩の朗読会」のYouTubeを紹介お送りしました。「地域学」に取り組んできた全てのグループが全校生徒の前で発表するのが1年間のまとめの会です。ハンセン病に取り組んだグループの発表を、宮崎さんがYouTubeにアップしました。https://www.youtube.com/watch?v=xEourBamA64&t=650sご覧いただければ嬉しく思います。矢部顕...〔653〕岡山県立邑久高校の「地域学」発表会(矢部顕さんより)

  • 〔652〕映画「福田村事件」(森達也監督)、江古田映画祭で2回上映されます。

    「3.11福島を忘れない」第13回江古田映画祭が2月24日(土)から3月11日(月)まで開催されます。会場となるギャラリー古籐からその案内が送られてきました。数々のイベントのなかで私がとりわけ注目しているのは、映画「福田村事件」(森達也監督)の上映です。昨年秋に上映開始されたこの映画は、様々なマスコミに取り上げられ、論議を呼んできました。私自身は今まで鑑賞のチャンスもなかったのですが、今回は是非見ようと思っています。2月24日(土)のオープニングイベントがいいかなと思っていますが。3月11日(月)最終日は俳優の中村敦夫さんのトークもある[朗読劇]線量計が鳴る、もいいですね。皆さんとどこかでお会いできれば嬉しいです。第13回江古田映画祭の案内と「現代女性文化研究所ニュース」を紹介します。そしていくつかのコラ...〔652〕映画「福田村事件」(森達也監督)、江古田映画祭で2回上映されます。

  • 〔651〕『キリスト教美術史』(瀧口美香著、中公新書)はキリスト教美術を俯瞰するには好著ですが…。

    前ブログに認めた東博詣の帰り、池袋のジュンク堂とブックオフ巡り時に手に入れた『キリスト教美術史』(2022年9月刊)を読み終えました。キリスト教美術を俯瞰するには好著ですが、若干の注文がない訳ではありませんでした。奥付の著者紹介(出生年を書かない女性が多いのはどうしてなのでしょうか)によると、ビザンティン美術史を専攻したということで、初期キリスト教美術やビザンティン美術には造詣が深いことがうかがわれます。さらに、ローマ・カトリックの美術についても満遍なく言及されています。ロンドン大学のコートールド研究所で博士号をとったということが関係しているのでしょうか。昨秋、コートールド美術館を初めて訪れたことをブログに書きましたが、ここはコートールド研究所と関係がありそうです。参考日本語文献にエミール・マールの翻訳本...〔651〕『キリスト教美術史』(瀧口美香著、中公新書)はキリスト教美術を俯瞰するには好著ですが…。

  • 〔649〕東京国立博物館・国立西洋美術館・国立科学博物館のシニア割引活用していますか?

    昨年秋、国立西洋美術館の常設展のシニア割引(65歳以上)を大いに活用しました。私たち数人の日本人グループだけではなく、丁度来日していたドイツの4人の友人も無料で入館できたので、とても有り難い制度だと思いました。おそらく日本では最も多く所蔵されている西洋絵画の常設だけではなく、チラシにある「もうひとつの19世紀ブーグロー、ミレイとアカデミーの画家たち」も観覧することができました。先日、「定年時代」という小さな新聞を読んでいたら、東京国立博物館でもシニア料金で利用できるとありました。1月2日から開かれている「博物館に初もうで」のことです。ただしこちらは70歳以上ですが。久しぶりで池袋のジュンク堂に行く用事ができたので、ならば上野にも足を伸ばそうと思い立ちました。今回は東京国立博物館だけにして、余力を残して池袋...〔649〕東京国立博物館・国立西洋美術館・国立科学博物館のシニア割引活用していますか?

  • 〔649〕正月はエミール・マールの著作の読書三昧です。

    本邦初のリーメンシュナイダーの本を2冊公刊された、植田重雄さんが遺されたフランスロマネスクのモワサックの写真集に導かれて、ロマネスク探訪の旅が昨年始まったことはブログでお知らせしたところです。日本語文献では柳宗玄の著作集(全6巻)が秀逸でした。その柳の発想の源は紛れもなくエミール・マールになります。マールはフランスの中世美術史家として著名で世界的に名を馳せています。マール著作には4部作が存在します。*『フランスの十三世紀の宗教美術』1898年…邦訳『ゴシックの図像学』上下、田中仁彦他訳、国書刊行会*『フランスの中世末期の宗教美術』1908年…邦訳『ゴシックの図像学』上下、田中仁彦他訳、国書刊行会*『フランスの十二世紀の宗教美術』1922年…邦訳『中世最後の図像学』上下、田中仁彦他訳、国書刊行会*『トレント...〔649〕正月はエミール・マールの著作の読書三昧です。

  • 〔648〕「いのちの音楽 あるハンセン病の音楽家を追って」「らじるらじる」で聴けます。(1月2日まで)

    矢部顕さんからの情報です。まだ聴くことが可能です。◆NHKラジオ第112月26日(火)午後6時05分~6時50分愛生園の青い鳥楽団楽長近藤宏一さんの特集がありました。見逃し配信で聴くことが出来ます。インターネットで「らじるらじる」を検索して、日付12月26日で調べると、下記の番組を聴くことが出来ます。(1月2日まで可能のようです)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いのちの音楽あるハンセン病の音楽家を追ってR1ラジオ第112月26日(火)午後6時05分~6時50分NHKドラマ「らんまん」の音楽担当で作曲家の阿部海太郎さんが、長年追い続けているのが「青い鳥楽団」。ハンセン病療養所の元患者が、70年前に結成したハーモニカ楽団です。その録音に圧倒される熱量を感じた阿部さんは、更に楽団リーダー...〔648〕「いのちの音楽あるハンセン病の音楽家を追って」「らじるらじる」で聴けます。(1月2日まで)

  • 〔647〕柳宗玄著作選 4巻『ロマネスク美術』も基本文献に加えるべき本です。

    『ロマネスク彫刻の形態学』《柳宗玄著作選5》に味を占めて『ロマネスク美術』《柳宗玄著作選4》を購入しました。今回は古本なのでオビが付いていません。さすがにこの巻も読み応え十分で、ヨーロッパ美術を学ぼうとする者には必読書と言えそうです。1972年に『ロマネスク美術』(「大系世界の美術」11巻、学習研究社)として出版され、同年の毎日出版文化賞を受賞しています。本書はさらにそれに手を加えたものです。本の内容と目次は以下の通りです。◆柳宗玄著作選4(ロマネスク美術)ロマネスク美術(八坂書房HPより)柳宗玄(著/文)発行:八坂書房縦230mm401ページ初版年月日2009年5月独創的な構成をもってロマネスク世界の核心に迫った不朽の名著。絵画、彫刻、建築から金工芸術まで、分野にとらわれることなく縦横に論じ、象徴芸術と...〔647〕柳宗玄著作選4巻『ロマネスク美術』も基本文献に加えるべき本です。

  • 〔646〕木村まきさんを偲ぶ「治安維持法の時代を考える」(横浜事件・生活図画事件・植民地弾圧)展は大盛況でした。

    12月19日(火)、ブログ〔643〕でお知らせした木村まきさんを偲ぶ「治安維持法の時代を考える」(横浜事件・生活図画事件・植民地弾圧)展に、清瀬の仲間数人と行ってきました。展覧会の初日です。会場は多くの人で賑わっていました。まきさん追悼の、素敵で清らかな花が飾られた近くに、木村亨さんとまきさんの写真がコンパクトにまとめられていました。その下には亨さんの貴重な日記が展示されています。実はこの日記は私の連れ合いがまきさん宅で発見したものでした。展示物としてはまきさんの訃報を知らせる新聞記事、亨さんの拷問の再現写真など、手間暇かけしっかり準備されたんだなあと感心しました。18時半からのトークイベントには60人以上の参加者があったようです。立錐の余地がありませんでした。永田浩三さん(実行委員長、武蔵大学)の密度濃...〔646〕木村まきさんを偲ぶ「治安維持法の時代を考える」(横浜事件・生活図画事件・植民地弾圧)展は大盛況でした。

  • 〔645〕憲法改正へ議運設立(自民の中堅・若手)憲法審の最前線から.傍聴記 特別編(西崎典子さんからのメール)

    お馴染みの西崎典子さんからのメールを久しぶりに転載させていただきます。たんぽぽ舎のメルマガに掲載されていた「本音のコラム」も読んでください。◆西崎から[憲法審の最前線から.傍聴記]の宛先の皆さんにBCCでお送りします⦅拡散歓迎⦆。★このメッセージの主眼.★法律も守らず裏金作りで底が抜けた自民党に憲法改正の権利はない。改正の動きにSTOPを!改憲派の審査会委員にファクス・メール・SNSで反対の声を届けよう。【自民の裏金作り】検察が動き、メディアもこの件で大騒ぎです。一方、この件は立件できるか?ーーそれは難しいと言う声も聞こえます。【市民は追求をやめないで】17日のサンデーモーニングで田中優子さんは「検察が刑事罰を立件できなくても、政治責任は(私たちが)追求すべき」と指摘、他の出演者も「組織ぐるみだ.構造だ....〔645〕憲法改正へ議運設立(自民の中堅・若手)憲法審の最前線から.傍聴記特別編(西崎典子さんからのメール)

  • 〔644〕ようよう『ロマネスク彫刻の形態学』《柳宗玄著作選5》に辿り着いたという感じでしょうか。

    今一番知的興奮を覚えるのは、ドイツ語圏を中核とした後期ゴシック彫刻探究です。20回近くの渡独を経てもなお、その興味は衰えることがありません。後期ゴシック彫刻の頂点の一人、リーメンシュナイダーの本を最初に公刊された植田重雄さんが残された蔵書から、私たち夫婦は今夏、フランスロマネスクの傑作のあるモワサック、トゥールーズ、ディジョン、パリ、ロンドンに赴くことになりました。ロマネスクとゴシックの相違に思いを巡らしているところです。後期ゴシック彫刻総体を俯瞰できる書物は日本では見当たりません。ドイツでもそう多くはないと思うのですが、わずかマイケル・バクサンドールのものを知るだけです。彼はイギリス人ですがドイツ語でも著作をものにしています。残念ながらこの本の日本語訳はありません。さてそうしたなか、ロマネスク彫刻に関す...〔644〕ようよう『ロマネスク彫刻の形態学』《柳宗玄著作選5》に辿り着いたという感じでしょうか。

  • 〔643〕木村まきさんを偲んで「治安維持法の時代を考える」(横浜事件・生活図画事件・植民地弾圧)-ギャラリー古籐で開催されます。

    私たち清瀬の市民運動の仲間であった木村まきさんが急逝されました。私たちがドイツに滞在中の8月14日に死去しているのが発見されました。まさに私と同世代、享年74歳でした。彼女は練馬区の江古田にあるギャラリー古籐で、「治安維持法の時代を考える」(横浜事件・生活図画事件・植民地弾圧)という企画展を発案したということです。その展覧会がいよいよ12月19日(火)から24日(日)の6日間、開催されます。本日の朝日新聞にも紹介されていました。まきさんを追悼するため、初日の19日(火)に仲間と出席する予定でいます。〔643〕木村まきさんを偲んで「治安維持法の時代を考える」(横浜事件・生活図画事件・植民地弾圧)-ギャラリー古籐で開催されます。

  • 〔642〕高校生がハンセン病ドキュメンタリー映画の上映会と詩の朗読「若い人にハンセン病を知ってもらいたい」。(制作 宮﨑 賢)

    矢部顕さんからのメールが届きました。「岡山県立邑久高等学校の生徒が手作りの映画祭を開催」し、詩を朗読します。若い人権の芽が育っています。彼女らを支える指導者の力量が感じられます。またいつもながらの宮崎賢さんの映像が素晴らしいです。矢部さんも登場!●矢部さんのメールわたくしがこの数年かかわっています、岡山県立邑久高校の「地域学」のなかのハンセン病探求のグループの生徒による上映会の様子を宮崎賢さんがYouTubeにアップしました。12月10日(日)、昨年に引き続き岡山県立邑久高校で生徒たちによる「NAGASHIMA―かくりの証言」の上映会が開催されました。◆高校生がハンセン病ドキュメンタリー映画の上映会と詩の朗読「若い人にハンセン病を知ってもらいたい」。岡山県立邑久高等学校の生徒が手作りの映画祭を開催。(制作...〔642〕高校生がハンセン病ドキュメンタリー映画の上映会と詩の朗読「若い人にハンセン病を知ってもらいたい」。(制作宮﨑賢)

  • 〔641〕2024年2月24日、「ガザ 素顔の日常」上映(凸凹映画研究会主催)、重信房子さんのお話の予定です。

    清瀬の活動仲間の佐藤ご夫妻が「凸凹映画研究会」を主宰されています。毎月1回、評価の高い映画を無料で上映しています。東村山市で上映されることが多いようですが、私も何回かお邪魔したことがあります。来年、2024年2月24日は「ガザ素顔の日常」を上映し、重信房子さんのお話をうかがう予定だそうです。ブックレットを2冊紹介します。『GDP2%大軍拡』(浜矩子)、『戦場にさせない』(伊波洋一)。いずれも読みやすい冊子です。頒価は1冊100円です。立憲フォーラムの福田さん(私ではありません)に申し込むとすぐに送ってくれます。(10冊以上で送料無料)*申し込み:立憲フォーラム、福田さんFAX:03-3303-4739E-mailfukuda@haskap.net〔641〕2024年2月24日、「ガザ素顔の日常」上映(凸凹映画研究会主催)、重信房子さんのお話の予定です。

  • 〔640〕腰越九条ニュースは優に200号を超えています。(塚越敏雄さんからの最新メール)

    腰越九条ニュースが届きました。充実した200号越の手作り情報です。「持続する志」に敬意を表します。刺激を受けながら、私たちの清瀬・憲法九条を守る会、清瀬・くらしと平和の会でも昨日駅頭行動を決行しました。こうした行動が燎原の火のごとく広まっていくことを願っています。(撮影:福田緑)◆ガザの虐殺を止めたい鎌田慧(ルポライター)「人質が解放されない限り、停戦を拒否する」。ネタニヤフ・イスラエル首相の強硬姿勢である。ガザ地区北部はイスラエル軍に包囲されガザ市への侵攻がはじまった。死者はすでに子ども4千人をふくめて1万。「虐殺やめろ」の声は世界各地で高まっている。空爆され、破壊されたコンクリートの瓦礫の下で泣き叫ぶ子どもの声が聞こえるようだ。いたたまれず、4日、イスラエル大使館前で「殺すな!ガザ停戦」の抗議集会をひ...〔640〕腰越九条ニュースは優に200号を超えています。(塚越敏雄さんからの最新メール)

  • 〔639〕遅まきながら『クルミわりとネズミの王さま』(ホフマン作、上田真而子訳)を読了しました。

    2022年秋にドイツのバンベルクを訪問しました。4回目ぐらいでしょうか。ここでしか売っていない燻製ビール(ラオホビア)は絶品です。練馬区の江古田に燻製専門の店があって、ラオホビアが売られているそうなのでそのうち行ってみますか。さて、バンベルク大聖堂は、リーメンシュナイダーの代表作「皇帝ハインリッヒⅡ世とクニグンデの石棺」やシュトースのマリア祭壇など、後期ゴシック彫刻の宝庫です。緑の写真集第Ⅴ巻『結・祈りの彫刻・リーメンシュナイダーからシュトース』にバンベルク大聖堂・特別掲載アルバムを所収しています。実は、このバンベルク大聖堂の隣にバンベルク博物館があって、ここにもシュトースの秀作があることはあまり知られていません。シュトースの写真集が手に入って私たちも知ることになりました。そこで2022年、初めてこの博物...〔639〕遅まきながら『クルミわりとネズミの王さま』(ホフマン作、上田真而子訳)を読了しました。

  • 〔638〕「知るだけで終わらせない」 岡山の高校生、ハンセン病の映画上映会(毎日新聞) - goo ニュース(矢部さん情報)

    ◆福田三津夫様わたくしがこの数年かかわっています、岡山県立邑久高校の「地域学」のなかのハンセン病探求のグループの生徒による上映会のニュースです。12月10日(日)、昨年に引き続き岡山県立邑久高校で生徒たちによる「NAGASHIMA―かくりの証言」の上映会が開催されます。毎日新聞が邑久高校の生徒たちを取材した記事がデジタル版に掲載されました。(ご覧になりたい方は以下の文章をコピーして検索して下さい。)*「知るだけで終わらせない」岡山の高校生、ハンセン病の映画上映会(毎日新聞)-gooニュース矢部顕〔638〕「知るだけで終わらせない」岡山の高校生、ハンセン病の映画上映会(毎日新聞)-gooニュース(矢部さん情報)

  • 〔637〕12月3日(日)、「人殺しはやめよ!」「命は大切!」(「今の政治、選挙で変えよう!清瀬市民連合」)集会をやりました。

    本日、「今の政治、選挙で変えよう!清瀬市民連合」主催の「人殺しはやめよ!」「命は大切!」集会が開かれました。清瀬駅北口ロータリーで道行く人に訴えました。1月前にイスラエル大使館前で全国的な集会をしましたが、地元の清瀬でこうした訴えができるのは嬉しいことです。約1時間、10人ほどの人がマイクを握りました。私も清瀬・憲法九条を守る会として演説しました。写真でその様子を紹介しましょう。*集会の案内*ふせ由女議員*次の集会案内*2024年期(第26回)市民意見広告運動の案内が届きました!〔637〕12月3日(日)、「人殺しはやめよ!」「命は大切!」(「今の政治、選挙で変えよう!清瀬市民連合」)集会をやりました。

  • 〔636〕矢部顕さんの「わたくしの近況報告 秋11月」に心からの拍手を贈ります!!

    ◆わたくしの近況報告秋11月矢部顕9月は、ブドウの収穫作業で、10月はお米の収穫作業で大忙しでした。お米の収穫作業が終わったことをお年寄りは「秋が終わった」という言い方をします。これ以降は農閑期。農閑期が始まった11月は、わたくしは子どもの活動で大忙し。*小学校の学習田で、5年生が、稲刈り・稲束の結束、竿掛けして天日干し。もちろん、手で刈り取り、藁で結束、竹竿にぶら下げて天日干し。*我が家の裏山の亀山城跡で、6年生が、清掃奉仕作業と歴史講話を聴く会。*亀山城跡で、幼児、小学生にむけてのプレーパーク(冒険遊び場)開催。*学習田で、5年生が、天日干しをして乾燥した稲束の、脱穀・選別・籾摺作業体験。人力足ふみ脱穀機を使用、選別も唐箕(とうみ)(人力風力選別)を使用。いずれも大正時代のもの。*そして、6年生への、...〔636〕矢部顕さんの「わたくしの近況報告秋11月」に心からの拍手を贈ります!!

  • 〔635〕ドキュメンタリー「ハンセン病『病み棄て』の詩人・島田等は祖父の同級生」がYouTubeにアップされました。(矢部顕さんより)

    ◆久しぶりの矢部顕さんからのメールです。「NAGASHIMA―かくりの証言」の宮崎監督が、11月25日、三重県津市での上映会を開催してくださった方々のドキュメンタリー「ハンセン病『病み棄て』の詩人・島田等は祖父の同級生」をYouTubeにアップしました。下記をクリックすると見ることが出来ます。https://www.youtube.com/watch?v=7QJoPiUWJ8E2023.11.25ドキュメンタリーハンセン病で「病棄て」にされた詩人は祖父の同級生だった。三重県津市久居で映画「NAGASHIMA」自主上映会(制作宮﨑賢)-YouTube交流(むすび)の家竣工後の管理人住宅建設のFIWCのワークキャンプには、島田等さんが参加しています。その時の映像(動画)も入っています。FIWCの徳永進...〔635〕ドキュメンタリー「ハンセン病『病み棄て』の詩人・島田等は祖父の同級生」がYouTubeにアップされました。(矢部顕さんより)

  • 〔634〕村田栄一さんの『石も夢みるスペインロマネスク』(社会評論社)のDVD判が見つかりました。

    蔵書の整理をしていたら様々なCDやDVDが出てきました。その中に村田栄一さんの『石も夢みるスペインロマネスク』(社会評論社)のDVDがありました。この本が出版されたのは2007年ですが、このDVDは出版記念会が開かれたときに参加者に配られたものです。この本や出版記念会の詳細についてはブログ〔586〕に触れていますので興味がありましたらご覧になってください。久しぶりにこのDVDを見て、村田さんの業績の凄さを実感しました。スペインロマネスクを巡るために40過ぎて自動車免許を取得したそうです。遠藤豊吉さんも同乗しながらスペインだけでなく、ピレネー山脈をこえてフランス、アンゴラまで足を伸ばしています。誰にも真似できないスペインロマネスク踏破の記録でした。このDVDは252枚の写真で構成されています。村田さんが20...〔634〕村田栄一さんの『石も夢みるスペインロマネスク』(社会評論社)のDVD判が見つかりました。

  • 〔633〕ついにドイツから届いた! 後期ゴシック彫刻の巨匠、ハンス・ムルチャーとミヒェル・エーアハルトの図録。

    福田緑の5冊目の写真集『結・祈りの彫刻リーメンシュナイダーからシュトース』(福田緑・福田三津夫、丸善プラネット株式会社、2022年7月発行)は、後期ゴシック彫刻の作家として15人の名前を挙げ、生涯の仕事や業績を紹介しています。私たちは図書出版のために、彼らが実際に活躍した街や作品のある教会や美術館・博物館を訪ね、写真に収めることをしなければなりませんでした。そうした長期にわたる「後期ゴシック彫刻を歩く」旅には、基礎資料として作家ごとの図録(カタログ)が手元になければなりません。リーメンシュナイダー以外は日本語文献はほぼゼロといって間違いではありません。であれば当然そこで必要になるのがドイツ語文献なのです。しかしながら、入手が可能なのは美術館・博物館ですが、そう易々と書籍売り場でそれらを目にすることはありま...〔633〕ついにドイツから届いた!後期ゴシック彫刻の巨匠、ハンス・ムルチャーとミヒェル・エーアハルトの図録。

  • 〔632〕「殺すな、ガザ地区停戦緊急行動」に1600人が参集!

    昨11月4日(土)、「殺すな、ガザ地区停戦緊急行動」の参加を清瀬・憲法九条を守る会、清瀬・くらしと平和の会の仲間に呼びかけたところ、清瀬駅に6人も参集してくれました。さらに現地では清瀬在住のご夫婦、選挙を応援してくれた方も参加されていました。コロナ禍の前には憲法集会、集団的自衛権反対、さようなら原発などで、仲間で都心に出ることも多かったのですが、久しぶりの結集になりました。ウクライナに続き、ガザの虐殺に心を痛めている人が多いのを実感します。手前が駐車場の入り口、その向こうに集会本部です。本部の向こう側にも人がびっしり詰めかけました。地下鉄有楽町線麹町駅の階段を上がるとそこは交差点、すでに人の波で身動きがとれません。何処に身を寄せれば良いのか、仲間としばし顔を見合わせました。この日の参加者は1600人でした...〔632〕「殺すな、ガザ地区停戦緊急行動」に1600人が参集!

  • 〔631〕11月4日(土)。午後2時。千代田区二番町、イスラエル大使館前。「殺すな、ガザ地区停戦緊急行動」

    愛読しているたんぽぽ舎のメールマガジンに、「東京新聞」掲載の鎌田慧さんのコラムが転載されていました。我が家は「東京新聞」をとっていないのでこの情報は有り難いです。実は今、鎌田さんの新刊『叛逆老人-怒りのコラム222』(論創社)を読んでいるところです。(ブログに紹介済み)この本は最近の4年半分の「東京新聞」の「本音のコラム」の再録です。まさに「日本の現代史の断面を書きつづけ」たものになっています。さて今回のコラムでは「殺すな、ガザ地区停戦緊急行動」を提起しています。呼びかけ人…雨宮処凛、上野千鶴子、落合恵子、神田香織、佐高信、田中優子、永田浩三、前川喜平、鎌田慧各氏仲間と久しぶりに都心に行こうかと考えています。ご一緒できれば嬉しいです。我が家からは有楽町線1本で行けます。帰りはどこかでビールでも。◆殺すなガ...〔631〕11月4日(土)。午後2時。千代田区二番町、イスラエル大使館前。「殺すな、ガザ地区停戦緊急行動」

  • 〔629〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑲〈最終回〉 初めてのバーデン・バーデンは期待で胸いっぱいでした。

    いよいよ2023年夏、「ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く」は終焉を迎えました。バーデン・バーデン2泊、ルースとトーマスが待ってくれているフランクフルト(カルベン)は2泊です。初めてのバーデン・バーデン訪問の目的は、ゲルハールトの磔刑像を拝観することです。バクサンドールのカタログにも掲載されています。道順として少し行きにくいところなので、今回は無理かなと弱気になったのですが、緑がしっかり予定に入れてくれました。9月13日(水)、バーデン・バーデンの駅から市の中心部まで数㎞なので、バスに乗ることにしました。まず目差したのはクロスター教会。バーデン・バーデンに美しい聖母子像があるよ、と教えてくれたのはヴェニガーさんでした。ならば行くしかありません。この教会はAbteiLichtenthalBaden...〔629〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑲〈最終回〉初めてのバーデン・バーデンは期待で胸いっぱいでした。

  • 〔628〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑱ 猛暑のランツフート、それでも教会・博物館・城と歩き回りました。

    *3泊したイビスホテル、駅から徒歩数分。ハートマーク内の表示が気に入りました。9月11日(月)、12日(火)の2日間、ランツフート(ミュンヘンから北東に約100㎞)の市内をくまなく歩き回りました。ドイツでもこの時期こんなに暑くなるんだと思いながら、普段かぶらないチャラい帽子を離せませんでした。注意深く日陰を選びながら歩きました。最初に向かったのはなんといっても聖マルティン教会、ラインベルガーの巨大で逞しい聖母子像にご挨拶です。と思ったのですが、ミサの最中で入場はできません。翌日入場が叶いこの時にじっくり拝観しました。ラインベルガー関連の作品だけでもここに3、4点あります。彫刻の顔が壊されていたりして状態はあまり良くないのですが、見る価値は充分にあります。キリスト像はラインベルガー系の人でしょう。彫刻作品が...〔628〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑱猛暑のランツフート、それでも教会・博物館・城と歩き回りました。

  • 〔627〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑰ フライジングでヴェニガー夫妻の懇切丁寧な解説に圧倒されました。

    9月10日(日)、フィラッハから南ドイツのランツフートまで約5時間の長旅ですが、まったく苦痛に感じません。人に迷惑がかからないようにトランクさえ安全な場所に運び入れれば余裕のちょっちゃんです。万が一座れなくても平気の平左。20回近いドイツ旅行に我らは鍛えられました。50日間のドイツ・ヨーロッパ旅行も最終盤に差し掛かりました。残すところあと1週間、ランツフート3泊、バーデン・バーデン2泊、フランクフルト2泊です。ランツフート初日に、バイエルン国立博物館のヴェニガー博士ご夫妻が時間を作って会ってくださいました。待ち合わせの場所はフライジング駅。徒歩でフライジング大聖堂に向かいます。現在所々修復中で、逆に興味津々です。マティアス・ヴェニガーさんは美術全般のエキスパート、お連れ合いのルースさんは美術館や学校などで...〔627〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑰フライジングでヴェニガー夫妻の懇切丁寧な解説に圧倒されました。

  • 〔626〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑯ マリア・ガイル祭壇を追いかけてついにフィラッハまで来てしまいました。

    9月8日(金)、インスブルックからは4時間22分、オーストリアの南端、フィラッハまで来てしまいました。イタリアやスロヴェニアに近い交通の要衝です。モワサックの写真集と同様に、植田重雄さんが遺されたドイツ語文献・後期ゴシック彫刻の本の表紙はフィラッハのマリア・ガイル祭壇で飾られていました。綺麗で整ったマリアの戴冠祭壇でした。遠いということもあって、あまり無理しなくても良いかなと思っていたのですが、緑がさっさと予定に入れてしまいました。フィラッハには2泊の予定です。1日目は市の中央に繰り出して、フィラッハ博物館や道行きの教会を訪ねました。フィラッハ博物館は小さな市立博物館でした。展示物もそれほど多くはないのですが、なぜかマリア・ガイル祭壇のプレデラが展示されていました。どんな事情があったのでしょうか。9月9日...〔626〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑯マリア・ガイル祭壇を追いかけてついにフィラッハまで来てしまいました。

  • 〔625〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑮ シュテアツィング(伊)は昨年のリベンジ、おそらくハンス・ムルチャー全踏破。

    ようやくその時が来ました。シュテアツィングでハンス・ムルチャー祭壇を拝観できれば一応ムルチャー全踏破と言えるでしょう。ただし、ムルチャー作品の佳いカタログは手元にありません。しかしカタログは目星がついています。ヴェニガーさんに実物を見せてもらって、シルヴィアの協力で入手のめどがついているからです。日本に届くのを首を長くして待っているところです。ミヒェル・エーアハルトのカタログもしかりです。2冊のカタログを見て、おそらく2025年になるであろう渡独の内容が変わってきそうです。想像するだけでわくわく心楽しくなってきます。シュテアツィングはイタリアといってもインスブルックからは電車で1時間ほどです。オーストリアの国境を越えてすぐのところに位置しています。ここはイタリアのチロル地方になります。ムルチャーが活躍した...〔625〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑮シュテアツィング(伊)は昨年のリベンジ、おそらくハンス・ムルチャー全踏破。

  • 〔624〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑭ 明日のシュテアツィング(伊)の「前座」はアンブラス城。

    9月6日(水)、バーゼル(スイス)からインスブルック(オーストリア)まで約4時間半かかりました。昨年に引き続きインスブルックに舞い戻ってきたのには訳があります。昨年の50日弱のヨーロッパ旅行で体調を崩したのはただの1回、1日だけでした。不思議なことに連れ合いもこの時熱を出してダウンしたのです。昨年は今年より遙かにコロナ危機の渦中にありました。信じてもらえないかも知れませんが、旅行プランが崩壊したのがこの日だけでした。このインスブルックの1日に予定していたことは、日帰りでシュテアツィング(伊)に行くことでした。ここの聖母教会にハンス・ムルチャーの代表作ハンス・ムルチャー祭壇があり、お隣にはハンス・ムルチャー博物館があるのです。ハンス・ムルチャー祭壇はバクサンドールのカタログに登場している気になる美しい彫刻で...〔624〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑭明日のシュテアツィング(伊)の「前座」はアンブラス城。

  • 〔623〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑬ バーゼル歴史博物館でリーメンシュナイダー作品を発見、あのヴィジッツの「アダムとエヴァ」も。

    9月4日(月)はトゥールーズからスイスのバーゼルに9時間かけての移動日でした。バーゼルで2泊します。バーゼル滞在は2回目になるのでしょうか。9月5日(火)は大聖堂、バーゼル美術館、バーゼル歴史博物館を一気見です。まずはライン川を見下ろす大聖堂に着きました。後期ゴシック彫刻だけでなくロマネスクにも関心が向いてきているので、内部の柱頭彫刻や外部のタンパンや彫刻も興味深く見られるようになってきました。ゆったりと大聖堂を巡った後は、バーゼル美術館に直行です。入場券売り場の柱がロマネスク柱頭彫刻を思わせて素敵です。バーゼル美術館はまさに見どころ満載です。今回びっくりしたのは、ハンス・バンドゥンク・グリーンの作品が多数鑑賞できたことです。グリーンはデューラーの一番弟子で、独特の作風で知られています。こうしたクセのある...〔623〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑬バーゼル歴史博物館でリーメンシュナイダー作品を発見、あのヴィジッツの「アダムとエヴァ」も。

  • 〔622〕塚越敏雄さんから「腰越九条ニュース」206号が届きました。わかりやすくて良いニュースだと評判です。

    ■遅くなりましたが、腰越九条ニュース206号送付します。このところ、ガザの状況が気になって仕方ありません。塚越敏雄〔622〕塚越敏雄さんから「腰越九条ニュース」206号が届きました。わかりやすくて良いニュースだと評判です。

  • 〔621〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑫ フランスロマネスクの最高峰の1つ、トゥールーズのサン・セルナン・バジリカ聖堂。

    9月3日(日)、前日の疲れも何のその、この日はフランスロマネスクの最高峰の1つ、サン・セルナン・バジリカ聖堂へ向かいます。ロマネスクと言えばまずはフランス、フランスロマネスクと言えばまずはサン・セルナン・バジリカ聖堂と私の頭にすり込まれています。フランスに行くならばどうしても訪れてみたいところでした。徒歩で比較的簡単にサン・セルナン・バジリカ聖堂に到着しました。現存するロマネスク教会としてはフランスで最も大きいそうです。円柱をうまく組み合わせた建築様式は見るものに優しさを感じさせます。後陣からミエジェヴィル門に回り「キリストの昇天」を描いたタンパン彫刻を丁寧に撮影しました。しかし、残念ながら撮影はここまで。ミサなのでしょう、観光客は内陣には入れません。モワサックと同様、ついていません。その後、ジャコバン修...〔621〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑫フランスロマネスクの最高峰の1つ、トゥールーズのサン・セルナン・バジリカ聖堂。

  • 〔620〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑪ フランスロマネスクの真骨頂、トゥールーズとモワサックへ。

    9月1日(金)、ロンドン・セントパンクラス駅からユーロスターでパリ・北駅へ向かいました。北駅でまたしても待ち構えてくれていたのが愛さんでした。お忙しい仕事を差し置いて駆けつけてくれたのです。北駅からパリ・モンパルナス駅の移動を心配してのことでした。今回は私たちにとっては久しぶりのおにぎりの差し入れです。TGVの乗車券も彼女がとってくれたのです。感謝あるのみです。さて、今回はパリから一気に南下してトゥールーズへ向かいます。最大の目的はトゥールーズからほど近いモワサックに行くことです。日本で初めてリーメンシュナイダーの本を著した植田重雄さんの蔵書に、立派なモワサックのサン・ピエール教会の写真集がありました。ここの戸や柱に施された彫刻が素晴らしいのです。パリからは遠いのでどうしたものかと思案していると、是非行こ...〔620〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑪フランスロマネスクの真骨頂、トゥールーズとモワサックへ。

  • 〔619〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑩ ロンドンの3日間は美術館・博物館三昧でした。

    8月29日(火)、V&A美術館訪問のあとはテート・ブリテン鑑賞です。8月30日(水)、徒歩で大英博物館に行きました。さらに徒歩でロンドン・ナショナルギャラリーへ。次はさすがに電車で初めてのコートールド美術館への梯子です。日本でも少し前にコートールド美術館展が開催されたばかりでした。その展示物が戻っていてじっくり鑑賞できました。小ぶりの美術館ですが、名品揃いです。イギリスの素晴らしいところは、コートールド美術館以外はいずれも無料だということです。公費と寄付金で運営されていて、寄付金を入れる箱は用意されています。8月31日(木)、雨模様の1日でした。フェルメールの「音楽の稽古」(これを見ればフェルメール全作品完全踏破)を見るためクイーズ・ギャラリーを訪ねましたが、予約が必要ということで午後遅くに再度舞い戻りま...〔619〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑩ロンドンの3日間は美術館・博物館三昧でした。

  • 〔618〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑨ ロンドンのビクトリア&アルバート(V&A)美術館は彫刻の宝庫でした。

    街全体が博物館の趣のあるディジョンを訪問した翌日、私たち2人はルーブル美術館にいました。前述したように、グレゴール・エーアハルトのマクダラのマリアを撮影するためです。コロナ明けのルーヴルは多くの人でごった返していました。ネットで事前予約をしておいて正解でした。ちなみにマスク着用の人は1%ほどでしょうか。無事入館できて、次は見たい作品に直行できるかどうかの「勝負」でした。さすがに3回程度の訪問になる私たちは、それほど迷うことなく後期ゴシック彫刻の部屋に辿り着きました。あれだけ混雑していたのが嘘のようです。ゆっくり丁寧に作品と向き合うことができました。後期ゴシック彫刻の重鎮作家の作品も数点「発見」することができました。おそらく興奮して凝視続けていたのは私たちだけでしょう。さすがルーヴル、3部屋にわたって後期ゴ...〔618〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑨ロンドンのビクトリア&アルバート(V&A)美術館は彫刻の宝庫でした。

  • 〔617〕清瀬市議会議員、ひとり会派「共に生きる」のふせ由女のゆめ通信(2023年秋号)が発行されました。

    2023年10月21日、本日、真新しいゆめ通信を手にしました。ゆめ通信は、清瀬市議会議員、ひとり会派「共に生きる」のふせ由女が年4回発行してきたもので、通算37号になります。ふせ由女は3期目の議員として頑張っています。応援よろしくお願いします。〔617〕清瀬市議会議員、ひとり会派「共に生きる」のふせ由女のゆめ通信(2023年秋号)が発行されました。

  • 〔616〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑧ ブルゴーニュ公爵墓碑の悲しむ人々に対面(ディジョン美術館)

    オットーボイレン大聖堂で、オットーボイレンのマイスターの作品を穴の空くほど眺め、その日は再びシュツットガルトのアンゲリカの家に泊まらせていただきました。彼女の家には合計3泊ということになりました。しかもこの日は娘も一緒にお世話になりました。翌日は、ドイツの仲良し4人組にシュツットガルト駅で見送られて、娘は帰国の途に着くためフランクフルト空港へ、我々2人はパリに向けて出発です。今回なぜパリなのかというと、ルーヴル美術館で、ミヒェル・エーアハルトの息子のグレゴール・エーアハルトの代表作のマクダラのマリア像を見るためでした。間違いなく彼の最高傑作で、ルーヴル美術館でも目玉の作品の1つとして、パンフレットに特記されているのです。ちなみにパリは5泊。パリ市内の名だたる美術館を再訪する以外にもディジョンまで「遠足」に...〔616〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑧ブルゴーニュ公爵墓碑の悲しむ人々に対面(ディジョン美術館)

  • 〔615〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑦ こちらも昨年のリベンジ、オットーボイレン大聖堂博物館、改装展示なる。

    8月22日(火)、私たち夫婦と娘、クラウスとシルヴィアはオットーボイレンという街にいました。ドイツ後期ゴシックの彫刻家、オットーボイレンのマイスターが活躍した街です。昨年初めてここを訪れたのですが、残念ながら大聖堂博物館は改装中で、展示は見られませんでした。今年こそはと再度訪れたというわけです。我ながらしつこい!予想通り綺麗に改装されていました。お目当てのオットーボイレンのマイスターによる「受胎告知とキリストの誕生」は見事なレリーフでした。美しい彫りの線が特徴の、この作家の代表作と言えるのではないでしょうか。後3点ばかり周辺作家の作品も発見することができました。その1部はバイエルン国立博物館からの出品作だということが緑の調べでわかりました。食事前にクラウスとシルヴィアのサプライズがありました。このレストラ...〔615〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑦こちらも昨年のリベンジ、オットーボイレン大聖堂博物館、改装展示なる。

  • 〔614〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑥ 昨年のリベンジ、ついにヘッヒンゲンでビンゲン祭壇を見ました。

    昨年のドイツ旅行の最終盤、奇跡的に1日だけ自由行動が可能の日が生まれたのです。ならばフランクフルトからビンゲンに行こうと決めたのでした。ウルム博物館で入手したニクラウス・ヴェックマンの図録にビンゲン祭壇のことが書かれていたからです。ビンゲン祭壇はヴェックマンの彫刻とバルトロマイオス・ツァイトブロムの祭壇画で構成されていますが、彩色がしっかりしていて実に美しいのです。心躍らしてライン川近辺のビンゲンに降り立ったのですが、ここにはその祭壇は存在しませんでした。ホーエンツォレルン城近くのヘッヒンゲンにあるというのです。今年は再度チャレンジ、リベンジのビンゲン祭壇になりました。マリア被昇天教区教会は手入れの行き届いた、素晴らしく美しい教会でした。堂内には私たち2人の他には、車で同行してくれたクラウスとシルヴィアし...〔614〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑥昨年のリベンジ、ついにヘッヒンゲンでビンゲン祭壇を見ました。

  • 〔613〕閑話休題、池袋のジュンク堂でマティアス・ヴェニガーさん共著の翻訳本『ゴシック』を発見しました。

    ドイツから来日中のシルヴィアを池袋のジュンク堂に案内しました。彼女は英語と生物の教師、日本の動植物にも興味があるということで、関連本を探しに訪れたのです。私もついでに9階の芸術書コーナーを覗いたとき『ゴシック』という翻訳本が目にとまりました。以前にもこの本を手に取ることはあったのですが、ぱらぱらと頁を捲って眺めただけでした。しかし、現在の私は後期ゴシックにぞっこんで、「13世紀から15世紀にかけてのヨーロッパ絵画」(巻頭論文)として誰が紹介されているか興味津々でした。マルティン・ショーンガウアーなど三十数名(裏表紙に記載あり)の中に、彫刻家でもあるミヒャエル・パッハーが取り上げられているのは嬉しかったです。さて、著者は誰かと見てみると、なんとそこにマティアス・ヴェニガーさんの名前があるではありませんか。こ...〔613〕閑話休題、池袋のジュンク堂でマティアス・ヴェニガーさん共著の翻訳本『ゴシック』を発見しました。

  • 〔612〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑤ ラーマーズドルフでグラッサーの磔刑祭壇を見る。

    8月13日(日)、ミュンヘン滞在の最終日、地下鉄で30分ほどのラーマーズドルフという街を目差しました。ここの聖マリア教会にある磔刑祭壇はエラスムス・グラッサーと工房の作品です。バイエルン国立博物館のヴェニガー博士からいただいたグラッサーの図録(ブログ既掲載)に掲載されていて、機会があれば是非拝観したいと願っていたものです。いつものことながら、お目当ての場所に首尾良く到着できるまでが難関です。難儀して「対面」できたときの感動は言い表すことができません。ミサのために集まっていたのでしょう、身なりを整えた老若男女に邪魔にならないように撮った写真がこれです。このあと、もう何回目になるのでしょうか、バイエルン国立博物館を訪れました。何回行っても発見があるものです。2人で舐めるように写真を撮りまくりました。ミュンヘン...〔612〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑤ラーマーズドルフでグラッサーの磔刑祭壇を見る。

  • 〔611〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く④ 「アルトエッティングの扉のマイスター」の扉をガン見する。

    ライプツィヒ滞在の最終日、ドレスデン国立美術館を訪ねました。ここは先日、世界を揺るがす大盗難があったところです。巨額の金銀財宝が盗まれたため、入場の際は厳戒態勢が引かれていました。お目当てのペーター・デルの3枚のレリーフはまたもや見つからず、会場からの美しい町並みだけ撮影したのでご覧ください。8月10日(木)、私たちはドイツの臍といわれるアイゼナハに1泊しました。ここにお住まいの友人のエルケさんを訪ねました。お連れ合いのウヴェさんを亡くされたので、昨年に引き続いてお墓参りをしました。今年はミュンヘン在住のお嬢さんがいらっしゃいました。世界遺産のバルトブルク城でお仕事をしていたのがエルケさんです。お城が見渡せる丘の上で旧交を温めました。アイゼナハの次のミュンヘンで息子家族4人と合流しました。ここで3泊するこ...〔611〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く④「アルトエッティングの扉のマイスター」の扉をガン見する。

  • 〔610〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く③ 世界遺産、ナウムブルク大聖堂で美しいウタ夫妻の彫刻に対面しました。

    リューベックから向かったのは初訪問のデュッセルドルフでした。ここに1泊して次はライプツィヒに3泊です。デュッセルドルフでは美術博物館に所蔵されているオットーボイレンのマイスターによるクリストフォロスが目当てでした。イギリスの美術史家バクサンドールの本に掲載されていた像でした。写真で見る限り秀作と思われました。しかし、ようやく探し当てた博物館は閉館中でした。ぐったりした私たちを癒やしてくれたのは美味しいラーメンでした。デュッセルドルフは日本人が多く住んでいるところで、日本料理店が数多くあります。たまたま入ったラーメン店が大当たりでした。*デュッセルドルフの街中を歩く*街中のオブジェライプツィヒから足を伸ばしたのが、こちらも初訪問のナウムブルクでした。ナウムブルク大聖堂は2018年に世界遺産に指定されたところ...〔610〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く③世界遺産、ナウムブルク大聖堂で美しいウタ夫妻の彫刻に対面しました。

  • 〔610〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く② まずは、「ハンス・ブリュッゲマンの旅」からスタートです。

    7月31日(月)、2人はフランクフルトに向かうJALの機上にいました。緑は18回目のドイツ旅行、私は16回目でした。昨年の2月にロシアがウクライナを侵略し始めてから、ロシア上空を通らない飛行ルートに変更されています。行きは北極海上空へ迂回するため、以前より2時間ぐらい飛行時間が増して、15時間くらいになっています。ちなみに帰りはロシアの南を通るルートで13時間ぐらいでしょうか。戦闘が続けられている黒海なども通って13時間、なんとも不気味な、実に複雑な感情がわき起こってきました。フランクフルト空港に無事到着し、珍しくここで1泊しました。今回の長旅は、「ハンス・ブリュッゲマンの旅」からスタートです。ハンス・ブリュッゲマンについてはブログ〔517〕に詳述しました。昨年の旅で初めてブリュッゲマンに出合いました。ロ...〔610〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く②まずは、「ハンス・ブリュッゲマンの旅」からスタートです。

  • 〔609〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く① まえがき

    今年2023年、この猛暑の夏に、今までで最長50日間のヨーロッパ旅行を決行しました。このブログ連載ですでに報告済みの、昨夏の「後期ゴシック彫刻を歩く」旅を3日上回る長さでした。我々の結婚50周年、金婚記念ということで、この旅行の途中に子どもや孫たちを招待する一世一代の大旅行になってしまいました。訪れた国は、ドイツを中心にフランス、イギリス、デンマーク、オーストリア、イタリア、スイスの7カ国になります。ユーレイルパスをフル活用しての旅です。イギリス、デンマーク、スイスはユーロが使えないので難儀することになりました。*ドイツ鉄道の車窓から旅の最大の目的は、まだ見ぬドイツ後期ゴシック彫刻を追いかけることです。リーメンシュナイダー作品をほぼ訪ね終え、さらにシュトースなど同時代の作家の作品もかなり訪ね歩きましたが、...〔609〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く①まえがき

  • 〔608〕鎌田慧さん、立て続けに『忘れ得ぬ言葉』(岩波書店)を出版です。

    先日このブログに新著『叛逆老人-怒りのコラム222』(論創社)を紹介したばかりでしたが、またまた『忘れ得ぬ言葉』(岩波書店)が新刊されました。恐るべき叛逆老人です。たんぽぽ舎のメルマガに再録されたコラムも掲載させていただきます。〔ソデ〕「自分の逃げる姿勢というものは許せない」――瀬戸内寂聴さんをはじめ、大江健三郎、石牟礼道子、菅原文太、やなせたかし各氏など、三七人から直接聞いた印象深い言葉を紹介。戦争、原発、公害、えん罪、基地問題など、権力に抗し、あくまで人びとの側に立ち筋を通したそれぞれの人生を、豊かな筆致で描く愛蔵版エッセイ集。●鎌田慧コラム◆沈思実行(157)教員支配の行き着く先全国で教員不足、自民党と財界による教員支配が学校現場の自由を奪っているから鎌田慧長時間労働、過労死など、学校現場の悲惨な状...〔608〕鎌田慧さん、立て続けに『忘れ得ぬ言葉』(岩波書店)を出版です。

  • 〔607〕横浜港のど真ん中にあるノースドックとは。塚越敏雄さんからの「腰越九条ニュース」204号です。

    8月から9月半ばまでドイツ後期ゴシック彫刻を訪ねる旅をしていました。発見の連続の旅でしたが、少しずつブログに書いていきたいと思います。その前に以前いただいていたメールを紹介します。■ご無沙汰しております。腰越の塚越です。さて、遅くなりましたが、腰越九条ニュース204号、送付します。添付資料をお読みください。今回は、観光地である横浜港のど真ん中にあるノースドックを取り上げました。そこが台湾有事で米軍や自衛隊の出撃基地になり、その準備がされている危険性に、市民・県民のほとんどが知らない・気づいていないことを書いてみました。知ること・知らせることの重要性を感じるからです。塚越敏雄◆空港残酷物語内陸部の大空港建設は住民の犠牲が大きすぎる鎌田慧(ルポライター)成田空港の「開港」予定日は、1978年3月だった。しかし...〔607〕横浜港のど真ん中にあるノースドックとは。塚越敏雄さんからの「腰越九条ニュース」204号です。

  • 〔606〕鎌田慧著『叛逆老人-怒りのコラム222』(論創社)が発刊されました。

    このブログでお馴染みのルポライター鎌田慧さんの新著が発刊されました。『叛逆老人-怒りのコラム222』(論創社)です。東京新聞で好評連載中の「本音のコラム」4年半分が収録されています。膨大な資料を駆使して書き続ける作家魂に驚嘆させられます。なお、本書以前の「本音のコラム」3年分は『言論の礫-不屈のコラム』(同時代社)に収録されています。合わせて読むと、日本の7年半の政治や社会が浮き彫りになります。■内容(論創社のサイトより)誰のための政治なのか!森・加計問題から日本学術会議の任命拒否、そして国葬強行……。安倍、菅、岸田政権の三代にわたる民意無視の専横きわまる政治はどこまで続くのか。いまも全国各地で集会やデモを呼びかけ、闘い続けるルポライター、渾身のコラム。東京新聞で好評連載中の「本音のコラム」4年半分を収録...〔606〕鎌田慧著『叛逆老人-怒りのコラム222』(論創社)が発刊されました。

  • 〔605〕マティアス・ヴェニガー博士「ナチスによってユダヤ人家庭から盗まれた銀の家宝を返す使命を担う」の巻

    このブログに再三登場していただいてるマティアス・ヴェニガー博士は、バイエルン国立博物館の学芸員です。福田緑の写真集『祈りの彫刻』全Ⅴ巻の発刊に際してはお世話になりっぱなしの恩人です。とりわけ第Ⅳ巻『完・祈りの彫刻-リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』では巻頭言をいただきました。ご自宅にも2回招いてくださり、親しくさせていただいています。そのヴェニガー博士の記事がTheMainichiに掲載されました。緑の解説とともに紹介します。■私たちの友人、ドイツ、ミュンヘンにあるバイエルン国立博物館のマティアス・ヴェニガー博士の記事がTheMainichiに掲載されたので紹介したいと思って書いています。彼がとても大事な仕事をしていることがわかり、とても忙しそうにしている理由に深く納得しました。以下、Deeple翻...〔605〕マティアス・ヴェニガー博士「ナチスによってユダヤ人家庭から盗まれた銀の家宝を返す使命を担う」の巻

  • 〔604〕冤罪・袴田事件から視えてくるものとは-たんぽぽ舎メルマガから考えます。

    脱原発・反原発を旗印にするたんぽぽ舎メルマガに貴重な論考が掲載されました。私にとっては馴染みのあるお二人です。再録させてもらいました。■たんぽぽ舎メルマガ〔4822号〕より87歳の袴田巌さんの残された貴重な人生を愚弄(ぐろう)するな!殺すな!袴田ひで子(姉)さんの凛とした強さが弟を支えた静岡地検は有罪立証方針を撤回せよ…静岡県弁護士会・声明溜口郁子(無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会)7月16日(日)は夕方から【袴田巌さんの完全無罪を求めるくにたち集会】でした。最初にお話された金聖雄監督は、袴田巌さんを描いた「夢の間の世の中」や「獄友」という冤罪を訴えながらお互いを励まし合う4人の「友」の日常を映したドキュメンタリー映画を作られました。金監督と袴田さんを救う会はそれ以来ご縁があります。最近は「オレの記念日」...〔604〕冤罪・袴田事件から視えてくるものとは-たんぽぽ舎メルマガから考えます。

  • 〔603〕西崎さんの憲法審査会ウオッチングメール「憲法審査会関係 長谷部恭男氏による記事東京新聞7月5日」です。

    お馴染みの西崎典子さんの憲法審査会ウオッチングメールが届きました。新聞記事が良く読めないと思いますがご容赦ください。◆審査会ウオッチング宛先の方々にBCCでお届けします《拡散大歓迎》真夏を超える暑さですね。みなさまいかがお過ごしでしょうか。さて、211国会の審査会は衆院の6.15で終わりましたが、改憲派はせっせと記者会見などで「ここまで成し遂げた」とPRに努めメディアはそれを反復公報しました。その後7月5日には、審査会で参考人陳述をした長谷部恭男早大教授の主張が、今度は東京新聞に載りました。憲法学者の考えが一般に公開されるのは貴重なことと思い、これを添付致します。タイトルは「54条の本旨忘却政権居座りの危険緊急事態条項対応。本末転倒の改憲提案」審査会のときと全く同じ趣旨で、少しだけ短くなっています。〈議員...〔603〕西崎さんの憲法審査会ウオッチングメール「憲法審査会関係長谷部恭男氏による記事東京新聞7月5日」です。

  • 〔602〕清瀬市議会議員3期目、ふせ由女の「ゆめ通信」〔2023年夏号〕ができました。

    清瀬市議会議員3期目、ふせ由女の「ゆめ通信」が出来上がりました。春に市議会選挙があり、少しずれ込んできてこの時期発行になりました。ふせ由女は一人会派「共に生きる」で活動しています。無所属の議員です。本号は、彼女の議会レポートと、白石孝さんを招いての「マイナンバーカード」と「給食の無償化」の学習会の報告です。今年の憲法大集会の様子を私がレポートしました。袴田裁判の報告もあります。本日、2023年7月8日、朝日新聞の1面に「検察、袴田さん有罪立証へ」というとんでもない記事が出ていました。恐れていたことが起こりました。〔602〕清瀬市議会議員3期目、ふせ由女の「ゆめ通信」〔2023年夏号〕ができました。

  • 〔601〕冊子『平和憲法で戦争させない-立憲主義と安保法制違憲訴訟』(寺井一弘、伊藤真)が届きました。

    〔599〕のブログが再び削除されました。冊子の目次を紹介したことが「差別表現などの不適切な表現」になったのでしょうか。「忖度」して目次を泣く泣く削除します。ご了解ください。鎌田慧さんのコラムも「忖度」して削除します。その他の文章はそのままにしておきます。「いいね」など18人のクリックがあったのですが、残念ながらでゼロに戻ってしまいました。応援してくれた皆様ごめんなさい。(以下原文です)安保法制違憲訴訟を支援しています。そんな関係から、冊子『平和憲法で戦争させない-立憲主義と安保法制違憲訴訟』(寺井一弘、伊藤真)が届きました。趣旨の賛否にかかわらず一読をお勧めします。お手紙と冊子の表紙を紹介しましょう。残念ながら手紙と冊子の表紙は「意図的に」削除されてしまいました。ならば、目次の骨子だけでも掲載しておきまし...〔601〕冊子『平和憲法で戦争させない-立憲主義と安保法制違憲訴訟』(寺井一弘、伊藤真)が届きました。

  • 〔600〕届いたばかりの「さようなら原発 1000万人ニュース」にはこんなことが書かれていました。

    「さようなら原発1000万人ニュース」(2023年6月30日、34号)にはこんな記事が書かれていました。A4版、8頁立てです。地球環境を守るうえでもしっかり考えたいことばかりでした。・さようなら原発呼びかけ人-大江健三郎さん・坂本龍一さんを追想する鎌田慧・海洋放出するな!約束を守れ-7月17日小名浜で海の日アクション織田千代・注目の「3.11子ども甲状腺がん裁判」~白熱する法廷白石草・さようなら原発呼びかけ人に加わりましたよろしくお願いいたします古今亭菊千代・原発のごみ全国交流集会で採択された提言を経産省へ提出高野聡・3.21さようなら原発全国交流集会開かれる・さようなら原発新署名提出0-福島の汚染水海洋放出など追求全国で様々な集会が開かれます。〔600〕届いたばかりの「さようなら原発1000万人ニュース」にはこんなことが書かれていました。

  • 〔599〕冊子『平和憲法で戦争させない-立憲主義と安保法制違憲訴訟』(寺井一弘、伊藤真)が届きました。

    安保法制違憲訴訟を支援しています。そんな関係から、冊子『平和憲法で戦争させない-立憲主義と安保法制違憲訴訟』(寺井一弘、伊藤真)が届きました。趣旨の賛否にかかわらず一読をお勧めします。お手紙と冊子の表紙を紹介しましょう。*なぜか、このブログは「差別表現などの不適切な表現」との理由から削除される可能性があります。あるいは、手紙と画像だけ削除されるかも知れません。ご了承のほどを。〔599〕冊子『平和憲法で戦争させない-立憲主義と安保法制違憲訴訟』(寺井一弘、伊藤真)が届きました。

  • 〔598〕名取弘文さんから『わが名はシャクシャイン』出版予告と劇化のお知らせです。

    大先輩の名取弘文さんの書かれた本をこのブログで紹介してきましたが、またまた、新たな本『わが名はシャクシャイン』(自然食通信社)が出版されます。今年の9月の予定です。楽しみに待ちたいと思います。その本を基にした演劇のお知らせも届きました。ドイツから友人が来日する頃で観劇は微妙ですが、まずは皆様にお知らせいたしましょう。〔598〕名取弘文さんから『わが名はシャクシャイン』出版予告と劇化のお知らせです。

  • 〔597〕「きよせ平和のつどい」、菅間正道「子どもの学び、育ちをどう支えるか」、松本ヒロソロライブのお知らせ

    現在放送中のNHK「100分de名著」がとても良いですね。「ショック・ドクトリン」〔火事場泥棒〕がテーマです。岸田政権によるウクライナ危機のショック・ドクトリンは、世界第3位になる大軍拡と敵基地攻撃能力の獲得、そして原発の再稼働と新設にほかなりません。そんななか、市民による様々な平和への取り組みがなされています。清瀬近辺の催し物を3つ紹介します。どこかでお目にかかれることを願っています。まずは、きよせ平和のつどい実行委員会主催の「きよせ平和のつどい」です。映画「声をあげる高校生たち」とサマー・コンサートです。次に、清瀬市男女共同参画センターが主催する、菅間正道講演「子どもの学び、育ちをどう支えるか」です。菅間正道さんの憲法の話は、以前、東村山で伺ったことがありました。興味のある方は以前のブログを探してみて...〔597〕「きよせ平和のつどい」、菅間正道「子どもの学び、育ちをどう支えるか」、松本ヒロソロライブのお知らせ

  • 〔596〕「『戦争しない』の声を広げて』(腰越九条ニュース202号)が届きました!

    鎌倉の塚越敏雄さんから腰越九条ニュースが届きました。今一番考えなければならないことをしっかり書いてくれました。感謝!◆腰越九条ニュース202号ができました。今回は、ここ10年の安倍以来の手法を取り上げました。お読みください。塚越敏雄〔596〕「『戦争しない』の声を広げて』(腰越九条ニュース202号)が届きました!

  • 〔595〕〔再掲載〕古川佳子さんインタビュー掲載の雑誌『We』と雑誌『流砂』(三上治責任編集)を紹介します。

    現在、「差別などの不適切な表現」があるということで停止中のブログ〔578〕の前半部分を掲載します。この文章の何処に差別性があるというのでしょうか。ただただ、図書の紹介と今後の講演会のお知らせのみです。皆様に判断していただこうと思います。時期的に多少古い情報もありますがご容赦ください。お陰様で布施由女は3期目当選になりました。最近いただいた雑誌2冊を紹介します。まずは雑誌『We』(2023.4,5月、243号)です。ブログ〔573〕でWeフォーラムの古川佳子さんインタビューを紹介しましたが、その時のことが手際よくまとめられています。聞き手は中村英之さんですが、彼からこの雑誌が送られてきました。大きな書店で手に取ることができると思います。Weフォーラムの今後の予定もいただきました。現在清瀬市議選挙に関わってい...〔595〕〔再掲載〕古川佳子さんインタビュー掲載の雑誌『We』と雑誌『流砂』(三上治責任編集)を紹介します。

  • 〔594〕『描くひと 谷口ジロー』(双葉社)の裏表紙、人と犬は何処を歩いているのでしょう。

    このブログを読んでいる方に聞きます。『描くひと谷口ジロー』の裏表紙の絵は何処を描いたものでしょう。知っている人がいたら教えて下さい。このブログでは数回にわたって谷口ジローのことを書いてきました。テレビ東京「新・美の巨人」で谷口作品が取り上げられたこと、谷口が長年在住していた清瀬市で谷口ジロー展か開催されたこと、『歩くひと』の場所をほぼ特定したことなど、それは枚挙にいとまがありません。さて、ひょんなことから、ある人から『描くひと谷口ジロー』をいただきました。3500円+税という高価な本で、購入に二の足を踏んできたのですが。この本の概要は以下の通りです。◆『描くひと谷口ジロー』(双葉社、2019年)〔オビより〕生涯を漫画に捧げた「描くひと」の軌跡を、ここに。一九七〇年のデビュー以来、四七年の長きにわたって漫画...〔594〕『描くひと谷口ジロー』(双葉社)の裏表紙、人と犬は何処を歩いているのでしょう。

  • 〔593〕鈴木清隆さんからご著書『ごぜ奇譚』(『模索』編集室)をいただきました。

    数日前に鈴木清隆さんから『ごぜ奇譚』(『模索』編集室、195頁)という本が送られてきました。ジョアン・ミロを思わせるような色合いと造形が素敵で、ハイセンスな美しい表紙です。挟み込まれた手紙は以下のように書き出されていました。「作品集を寄贈させていただきます。拙い作品と思いますが、長いあいだ気になってきたテーマをわたしなりに表現することができたように思います。同人誌や応募の機会にご批評いただけたことが励みとなり、なんとかまとめることができたものです。」(略)メールでお礼を送ると、早速こんなことも書いてくださいました。●福田三津夫さまご連絡ありがとうございます。拙い作品ですがブログで紹介くださるということ御礼申します。寄贈いただいている『実践的演劇教育論』『結・祈りの彫刻』の二冊をおりにふれ開いています。お二...〔593〕鈴木清隆さんからご著書『ごぜ奇譚』(『模索』編集室)をいただきました。

  • 〔592〕6月2日(金)、記録的大雨の日に「東海第2原発再稼働反対」駅頭行動を行いました。

    昨6月2日(金)、清瀬駅近くの消費生活センターで清瀬・くらしと平和の会の例会が開かれました。談論風発、議論はなかなか終了しない中、「東海第2原発再稼働反対」駅頭行動に移りました。この日は大型台風2号と梅雨前線の影響で、記録的大雨が予想されたので、少しでも早く会を閉じたかったのです。ところが駅に行くまでの道に雨水が溢れ、靴はずぶ濡れです。せっかくペデストリアンデッキまで辿り着いたのでしっかり記念撮影をしました。道行く人はまばらでした。肉球新党作成のプラカードも用意しました。話し合いの時、私が仲間からいただいた小冊子も紹介しましょう。◆沈思実行(147)財界待望の軍需産業振興法案最近、自公政権が戦時中の軍部のように「欺まん語」を使う鎌田慧「防衛装備移転」とは、政府の大衆ギマン語。平和国家として、プライド高くみ...〔592〕6月2日(金)、記録的大雨の日に「東海第2原発再稼働反対」駅頭行動を行いました。

  • 〔591〕労作『「希望」を生きる-里見実がのしたもの』(里見実追悼文集)が届きました。

    このブログでも取り上げましたが、教育学者・里見実さんは昨年5月9日に逝去されました。その死を悼んで、ほどなく、里見実追悼文集刊行委員会が立ち上げられました。昨年、代表の市橋秀夫さんから私にも原稿依頼をいただきました。有り難く拙文「追悼・里見実さん-著作を演劇教育の視点で読み解く」をお送りした次第です。つい先日のこと、若干のカンパをしたということで、その追悼文集が2冊送られてきました。451頁、厚さ2.5㎝の大冊でした。大学三年次に千葉大学から東京大学に編入し、國學院大學で44年間教職に就いていた里見さんと出会った友人や同僚、教え子に留まらず、様々な運動を通して知り合った多岐にわたる人たちの膨大な「証言」が追悼文集になっています。Ⅷ部構成の追悼文集にアクセントを与えているが、里見さんが時々に書き残された「コ...〔591〕労作『「希望」を生きる-里見実がのしたもの』(里見実追悼文集)が届きました。

  • 〔590〕おやおや、差別的記述を理由にブログを停止するとは穏やかではないですね。

    数日前のことでした。ブログを更新しようとして編集サイトをクリックしてびっくりしました。赤字も含めて以下のような表示がなされていたのです。ブログは600回ちかく書き続けてきたのですが、こんなことは初めてでした。■アフィリエイト、商用利用、公序良俗等の規約違反により、又は、法令上規定された手続により現在、1件の記事を公開停止させていただいております。該当記事を確認する〔ブログ578〕記事の再表示をご希望の場合は、該当箇所の修正(テキスト・リンク・画像削除等)をしていただき、gooID・該当記事URLを明記の上、こちらまでご連絡ください。修正の確認が取れた場合のみ、再表示いたします。非表示理由は上記「該当記事を確認する」をクリックするか、ブログが表示されなくなったらをご覧ください。あわてて停止されたブログ〔57...〔590〕おやおや、差別的記述を理由にブログを停止するとは穏やかではないですね。

  • 〔589〕最新の月刊「機」(藤原書店)と「現代女性文化研究所ニュース」(NPO現代女性文化研究所)を紹介します。

    藤原書店といえば、我が師匠の一人、竹内敏晴さんの4冊本を出版した、私のお気に入りの出版社です。かつて、私はそのうちの1冊を「演劇と教育」で書評したことがありました。その藤原書店が発行しているのが月刊「機」です。32頁の小冊子でありながら、中身が濃く、読みでのある宣伝誌です。最新号(2023年5月号)では、「反戦の詩画人、四國五郎」(四國光)、「連載、グリム童話・昔話2昔話と音楽」(小澤俊夫)、「連載、今、日本は49狼少年と自衛隊」(鎌田慧)などを興味深く読みました。「現代女性文化研究所ニュース」(NPO現代女性文化研究所)64号をいただきました。こちらはB5判、24頁立ての洗練された質の高い冊子です。講座「いいひとよさらば」(佐高信)、連続講座「『満州』と六ヶ所村」(鎌田慧)など特に興味をそそられる内容で...〔589〕最新の月刊「機」(藤原書店)と「現代女性文化研究所ニュース」(NPO現代女性文化研究所)を紹介します。

  • 〔588〕ロマネスク美術のバイブルは『世界美術大全集 西洋編8 ロマネスク』(小学館、1996年)になりそうです。

    前々ブログの続きです。そこでは、こんなふうに書きました。「今年の夏15回目のドイツ旅行を家族で計画しています。相変わらず後期ゴシック彫刻作品を訪ねるということがテーマですが、せっかくならフランスロマネスクの作品のあるモワサック(以前ブログで紹介、故・植田重雄さんが残してくれた写真集に掲載)とディジョン(ボーデ博物館館長、シャプイさんが送ってくれた図録に掲載)に行こうということになったのです。」そこでロマネスク美術に関する見識を高めようと、そのバイブル探しが始めました。まずはネットで検索して、ロマネスク美術のあたりを付けました。さらに実物を手にしようということで、清瀬市内の2つの図書館を訪ねました。もちろん前々ブログで紹介した村田栄一さんのスペインロマネスクの本の参考文献にも当たってみました。その結果これだ...〔588〕ロマネスク美術のバイブルは『世界美術大全集西洋編8ロマネスク』(小学館、1996年)になりそうです。

  • 〔587〕ユーレイルパスを取得するときには「旅de九条の会」が便利です。

    今年の夏は十数回目のドイツ旅行を予定しています。正確に言えばドイツを中心とした数カ国の旅(フランス・デンマーク・スイス・オーストリア・イギリス・イタリア)になります。友人の家に泊めてもらうことも多いのですが、もちろんホテルにも滞在します。ホテルの予約は連れ合いが一手に引き受けてくれています。移動手段は友人たちの車の他は鉄道とバスになります。鉄道利用に欠かせないのがユーレイルパスです。いちいち切符を買う手間が省けます。鉄道だけでなくバス利用も可能の場合があるようです。今回の旅行も座席指定だけは除いて全線使用が可能になりそうです。このユーレイルパスの取得の世話をしてくれるのが「旅de九条の会」です。岐阜県各務原市のある旅行会社です。連れ合いが、どうせお世話になるなら、私たちの信条に近い会社が良いというので探し...〔587〕ユーレイルパスを取得するときには「旅de九条の会」が便利です。

  • 〔586〕村田栄一さん渾身の『石も夢みるスペインロマネスク』(社会評論社)に向き合えるときが来ました。

    私にとっての師匠は竹内敏晴さん、冨田博之さん、そして村田栄一さんです。3人との出会いについては、詳細に『実践的演劇教育論-ことばと心の受け渡し』(晩成書房、2013年)としてまとめました。(「冨田博之の演劇教育論」「竹内敏晴から学んだこと-語るということ」「考える現場人、村田栄一」)しかし、惜しくも村田栄一さんは、拙著出版の前年、2012年1月21日、76歳で逝去されています。お連れ合いの村田悦子さん(1度だけ村田栄一さんの誕生会でお目にかかっています)に拙著をお送りしたとき、墓前に捧げてくださったというお手紙をいただきました。村田さんは22年間の小学校教師生活を経て、バルセロナに遊学、教育工房を主宰しながら、自由教育の国際交流に努められました。1998年、アジアで初めてのフレネ教育者国際会議の実行委員長...〔586〕村田栄一さん渾身の『石も夢みるスペインロマネスク』(社会評論社)に向き合えるときが来ました。

  • 〔585〕「あらたな戦前にさせない! 守ろう平和といのちとくらし」2023憲法大集会-「叛逆老人は死なず」の巻

    2023年5月3日の憲法記念日、東京・有明防災公園で「2023憲法大集会」が開催されました。晴天の元、昨年の1万5千人を大きく上回る2万5千人が参集しました。(昨年の様子はこのブログに詳述しています)チラシを配る人は相変わらず相当な人垣を作っていました。私がもらったのだけでも22種類、おそらくその倍くらいの団体がいたことでしょう。AからDまでのミニステージは11時から開催されていましたが、我ら叛逆老人は1時開会のメインステージを目差しました。清瀬・憲法九条を守る会、清瀬・くらしと平和の会のメンバーは4人が参集しました。12:40くらいに会場に到着すると、ベーソンズの音楽が始まっていました。座る場所をようやく確保しましたが、中央のステージからはかなり遠いところになってしまいました。それにしても参加者数は昨年...〔585〕「あらたな戦前にさせない!守ろう平和といのちとくらし」2023憲法大集会-「叛逆老人は死なず」の巻

  • 〔584〕「繁栄の陰に隠された旧日本軍兵士のPTSD」「自衛隊で横行するイジメ・セクハラ問題」そして「憲法違反の『安保3文書』ってなあに~?」の講演会です。

    「新しい戦前」と言ったのはあのタモリだそうです。まさに今は戦争前夜でしょうか。こんな流れに抗する講演会が開かれます。コロナを怖がってはいられませんね。◆西崎典子さんのメール今回の主催者のお二人は黒井秋夫さん方と交流を重ねてきました。戦争に行ったお父さんがPTSDだと後年知った黒井秋夫さんは、他の、PTSDとなった兵士の家族と共に戦争の痛ましさを深く知り、平和を求める活動を続けています。今回は現在の「実力組織」、自衛隊に巣くう問題もとりあげ、シンポジウムを開きます。表に出てきにくいテーマです。ぜひお越しください。ここまで西崎(東久留米)----------Forwardedmessage---------皆様に岸田政権は、昨年12/16、「安保三文書改定」を閣議決定し、国会審議を経ぬまま、国防政策を「専守防...〔584〕「繁栄の陰に隠された旧日本軍兵士のPTSD」「自衛隊で横行するイジメ・セクハラ問題」そして「憲法違反の『安保3文書』ってなあに~?」の講演会です。

  • 〔583〕谷口ジロー『歩くひと』 「第3話 町に出かける」の一場面(野塩地区)がついに特定できました。

    清瀬郷土資料館で開催された谷口ジロー展については以前このブログで触れました。2階会場入り口にパネルが立てられていましたが、それは谷口ジロー『歩くひと』「第3話町に出かける」の一場面でした。こののんびりした町の風景は清瀬の何処なのか、展覧会の案内の人に聞いてもわかりませんでした。先日野塩にお住まいのAさんに聞いたところ、秋津駅踏切近くであることを教えてくれました。稲毛屋に行ったときにでも立ち寄ってみようと思っていたのです。そして今日、ついにその場所を特定できました。稲毛屋の近くの踏切を渡って左に折れるとその場所がありました。漫画だとかなり広い道幅ですが、実際はけっこうこぢんまりしたところでした。左の塀や壁がまだ残っていて、ここに間違いはありません。向こうにかすかに西武池袋線の線路が見えます。一難去ってまた一...〔583〕谷口ジロー『歩くひと』「第3話町に出かける」の一場面(野塩地区)がついに特定できました。

  • 〔582〕昨日、冊子『平和憲法で戦争させない-立憲主義と安保法制違憲訴訟』(寺井一弘、伊藤真)が届きました。

    安保法制違憲訴訟を支援しています。そんな関係から、昨日、冊子『平和憲法で戦争させない-立憲主義と安保法制違憲訴訟』(寺井一弘、伊藤真)が届きました。お手紙と冊子の表紙を紹介します。ご希望の方は連絡を取ってみてください。◆愚鈍と叡智日本の原発推進は電力会社の儲け主義に追随するだけの没倫理鎌田慧(ルポライター)15日、ドイツ最後の原発3基が停止した。原子炉と送電線は遮断された。原発の恐怖からの脱却、誇り高き歴史の第一歩だ。ネッカーウェストハイム原発の近くで市民団体がカウントダウン、歓声をあげて喜んだ。「何十年も続いた反原発運動でも原発のリスクをゼロにはできなかったので、喜びは格別だ」と五十代男性が語った(NHKWEB)。原発廃止はメルケル前首相の叡智であり、政治的英断だった。政府が組織した学者などによる「倫理...〔582〕昨日、冊子『平和憲法で戦争させない-立憲主義と安保法制違憲訴訟』(寺井一弘、伊藤真)が届きました。

  • 〔581〕𠮷田隆さんから5月3日の憲法記念日大集会など案内の「イロハネット」365号が届きました。

    ■イロハネットNo-365号をお送りいたします。今号は、5月3日の憲法記念日を迎え、危機に瀕する現況についての愚文と有明防災公園で開催される大集会のご案内チラシを冒頭に掲載します。次いで、徳勢正昭氏から頂いた引き続きの論考をご紹介しました。(略)その他、イベント紹介やテント日誌の添付も致します。(略)ドイツが原発をやめ脱原発に踏み切った中で、日本が原発稼働に固執するのは何故なのか。原子力ムラの利権と核帝国への野望がなせるワザではないか。その渦中に居座る岸田政権。五月晴れのゴールデンウイークなのに、気が重いのは私ばかりでしょうか。ご自愛ください。𠮷田隆◆抵抗は労働者の権利だ関西生コン労組への弾圧と大阪高裁の無罪判決沈思実行(140)鎌田慧ストライキ発生件数は、年間30件前後。日本の労働運動の現況である。19...〔581〕𠮷田隆さんから5月3日の憲法記念日大集会など案内の「イロハネット」365号が届きました。

  • 〔580〕ついに、松本輝夫さんの労作『言語学者、鈴木孝夫が我らに遺せしこと』が発刊されました。

    お馴染みの矢部顕さんから朗報が届きました。かねてから鋭意制作中だった松本輝夫さんの鈴木孝夫論が完成しました。さっそく書店に注文したいと思います。◆「沈黙は野蛮だ」「たかが電気のためになんで命を危険に晒さなければならないのか」…坂本龍一鎌田慧(ルポライター)大江健三郎さん。そして坂本龍一さん。おふたり続けての計報は、打撃が大きい。坂本さんは福島原発事故の前の年、千駄ケ谷の区民会館でひらかれた六ケ所村(青森県)の核燃料再処理工場への反対集会に参加された。だから、原発反対でも「筋金入り」だった。わたしの友人の高橋悠治氏(作曲家、ピアニスト)が、若いときからの坂本さんと懇意だったこともあって「さようなら原発」運動の呼びかけ人をお願いして、2011年7月、代々木公園での「さようなら原発」17万集会で発言して頂いた。...〔580〕ついに、松本輝夫さんの労作『言語学者、鈴木孝夫が我らに遺せしこと』が発刊されました。

  • 〔579〕「日本を戦争する国にしていいのですか?」塚越敏雄さんのメッセージです。

    鎌倉の地で反戦反核運動を日々繰り広げている塚越敏雄さんのメッセージが届きました。彼の想いが凝縮されたパンフレットになっています。しっかり共有させていただきます。清瀬市議選で無所属市民派・布施由女さんが3選されました。いずれ詳しく報告します。ご支援ありがとうございました。◆映画「妖怪の孫」安倍政治はそのまま岸田政権に引き継がれ、戦争する国へと一直線に向かっている前川喜平(現代教育行政研究会代表)17日から公開中の映画「妖怪の孫」。安倍晋三とはいかなる人間だったのか。祖父岸信介と父安倍晋太郎から何を受け継ぎ、何を受け継がなかったのか。安倍政治とは何だったのか。なぜ長期政権が可能になったのか。そうした疑間を解き明かそうとする労作だ。選挙に勝利するためのメディア戦略。森友事件、加計問題、桜を見る会での数々の虚偽答...〔579〕「日本を戦争する国にしていいのですか?」塚越敏雄さんのメッセージです。

  • 〔578〕古川佳子さんインタビュー掲載の雑誌『We』と雑誌『流砂』(三上治責任編集)を紹介します。

    最近いただいた雑誌2冊を紹介します。まずは雑誌『We』(2023.4,5月、243号)です。ブログ〔573〕でWeフォーラムの古川佳子さんインタビューを紹介しましたが、その時のことが手際よくまとめられています。聞き手は中村英之さんですが、彼からこの雑誌が送られてきました。大きな書店で手に取ることができると思います。Weフォーラムの今後の予定もいただきました。現在清瀬市議選挙に関わっています。無所属市民派の布施由女を3度議会に送り出そうと奮闘しています。三上治さんが応援に駆けつけてくれました。清瀬駅北口で応援演説をしてくれました。彼からいただいた大部な雑誌を紹介します。ルポライター鎌田慧さんのコラムと清瀬の仲間で市議選を共に闘っている溜口郁子さんの文章もどうぞお読みください。◆沈思実行(138)腐敗する政権...〔578〕古川佳子さんインタビュー掲載の雑誌『We』と雑誌『流砂』(三上治責任編集)を紹介します。

  • 〔577〕絵仏師・明兆の五百羅漢図と巨大仏殿の仏像群が嬉しい、東京国立博物館の東福寺展に行ってきました。

    2023年3月30日(木)、久しぶりの上野詣でした。東京国立博物館の東福寺展に行ってきました。例年ですと、上野の美術館・博物館には年2,3回は足を運びます。しかしコロナ禍で、すっかり足が遠のいてしまっていました。まずは上野駅の変貌にびっくりしました。かつてなら駅を出るとすぐに横断歩道を渡って国立西洋美術館に向かうのですが、改札がそもそも位置が変更されて、信号を渡ることがなくなりました。つまり駅前の道路がなくなり、脇に車のロータリーが整備され、とても小綺麗でスマートになりました。逆に、国立西洋美術館の庭は設立当初に戻されてすっきししたのですが、木立が消えてさびしい感じがしました。向かいの文化会館は植物スケッチパネルが多数設置され、歩きやすくなったようです。京都の東福寺は2回訪れたことがあります。確か最初は春...〔577〕絵仏師・明兆の五百羅漢図と巨大仏殿の仏像群が嬉しい、東京国立博物館の東福寺展に行ってきました。

  • 〔576〕企画展「ハンセン病文学の新生面」(国立ハンセン病資料館)、桜と椿が咲き誇っていました。

    昨2023年3月29日(水)、国立ハンセン病資料館の企画展「ハンセン病文学の新生面」に行ってきました。矢部顕さんのメールから知った展示でした。(ブログ〔562〕参照)国立ハンセン病資料館は清瀬の仲間と何回か花見などに訪れているのですが、じっくり展示を見て回るのは初めてだったかも知れません。常設展示には北條民雄の小さな日記がありました。細かで端正な文字がぎっしり綴られていました。ようやく『いのちの初夜』(北條民雄、角川文庫)と『北條民雄集』(田中裕編、岩波文庫)を読み始めています。『いのちの初夜』には矢部顕さんの友人だった光岡良二の「北條民雄の人と生活」も収められています。企画展「ハンセン病文学の新生面」には「『いのちの芽』の詩人たち」という副題がついています。大江満雄編『いのちの芽』(三一書房)は1953...〔576〕企画展「ハンセン病文学の新生面」(国立ハンセン病資料館)、桜と椿が咲き誇っていました。

  • 〔575〕半田たつ子さんの近著や投稿にしっかり向き合いたいと思います。

    半田たつ子さんにいただいた著書『過ぎし日々に向き合う』(朝日新聞社編集協力、2017年)についてはブログ〔153〕で紹介しましたのでそちらでご覧ください。半田さんが1982年に雑誌『新しい家庭科-We』を創刊された2年目に、私は小学校家庭科の実践を連載させていただきました。福田緑との共著『男の家庭科先生』(冬樹社、1989年)には半田さんに推薦のことばを書いてもらいました。お世話になるばかりでしたが、夫婦の共同誌「啓」だけは欠かさず送っていました。半田さんは優に10冊を超える著書をお持ちです。おそらく私はそのすべてを所有していると思います。最近いただいた本だけでも紹介しましょう。・『失い、そして得たもの-響き合って、二十年』教育史料出版社2014年・『過ぎし日々に向き合う』朝日新聞社編集協力、2017年・...〔575〕半田たつ子さんの近著や投稿にしっかり向き合いたいと思います。

  • 〔574〕3月21日は「佐藤公子パーティ 55周年記念発表会」(ラボ教育センター)に馳せ参じました。

    3月21日(火、春分の日)は「さようなら原発全国集会」(代々木公園)の日でした。岸田内閣による許しがたい原発再稼働・原発新設方針のことを考えると、本来なら駆けつけなければならないのですが、先約がありそれは叶いませんでした。昨年のいつ頃だったでしょうか、「佐藤公子パーティ55周年記念発表会」(ラボ教育センター)の参加申し込みメールが係の学生から届きました。以前の50周年記念発表会に伺えなかったことがあって、今回はどうしても参観したいと思ったのです。私はラボ教育センターの言語教育総合研究所に所属していて、2006年から研究活動を継続しています。研究テーマはラボ教育センターのテーマ活動の方法論の探求です。その研究手段として、テューターへのインタビューを通してその方法を探り出そうというものでした。今まで4人のイン...〔574〕3月21日は「佐藤公子パーティ55周年記念発表会」(ラボ教育センター)に馳せ参じました。

  • 〔573〕「Weフォーラム2023オンライン:第1回〈シリーズ・戦争を語る 1〉「二度と人を「靖国の神」にしてはならない」(古川佳子さん)に参加しました。

    連れ合いの福田緑が写真集『祈りの彫刻』シリーズ(全5冊、丸善プラネット株式会社)を出版したり、それを元にした写真展を開催したりすることで、多くの人と知り合うことができました。そのお一人に関西在住の中村英之さんがいらっしゃいます。東京での写真展にもわざわざおいでいただき、我が家にもみえたこともあります。その中村さんからご自身が企画・撮影・インタビューなどをお一人でこなした「Weフォーラム2023オンライン:第1回〈シリーズ・戦争を語る1〉「二度と人を「靖国の神」にしてはならない」(古川佳子さん)の案内をいただき、参加することにしました。2,3日して感想を会の事務局に送りました。◆半田たつ子さん編集の「We」の初期に小学校の家庭科実践を連載させていただいた者です。今回のフォーラムへは映像作成者でインタビューア...〔573〕「Weフォーラム2023オンライン:第1回〈シリーズ・戦争を語る1〉「二度と人を「靖国の神」にしてはならない」(古川佳子さん)に参加しました。

  • 〔572〕3.11「福島第一原発事故は終わっていない」「東海第二原発動かすな」2つの集会が貫徹されました。

    「3月11日(土)はフクシマから12年、コロナもあるけどどうしても2つの集会(東京電力と日本原電)に駆けつけなければね。」と連れ合いと話し合いました。幸いお天気は上々、絶好の集会日和です。まずは東京電力前(新橋駅から徒歩五分)に丁度1時半に到着しました。東電前の道路を挟んですでに多くの人が参集していました。道路が直角に交差したところに太鼓や楽器やマイクをまとめた舞台が据えられていました。なんとか2人とも人垣に潜り込んで参加することができました。有り難いことに、その時の様子をたんぽぽ舎のメルマガ(4717号)が次のように伝えています。私が撮影した写真のあとに転載させてもらいます。その後には鎌田慧さんのコラムもどうぞ!*落合恵子さん登場*東電への申し入れ行動■1.福島第一原発事故は終わっていない、|放射能汚染...〔572〕3.11「福島第一原発事故は終わっていない」「東海第二原発動かすな」2つの集会が貫徹されました。

  • 〔571〕春一番!「裏山の亀山城跡でプレーパークをやりました。」(矢部顕さんのお便り)

    ●福田三津夫様先日の土曜日、裏山の亀山城跡でプレーパークをやりました。毎年、年一回はやっているのですが、以前にお知らせしたかもしれません。天候に恵まれ、約100人くらいの親子の参加がありました。プレーパークの考え方は、デンマークからの輸入されたとのことで、日本での活動の普及には門脇厚司先生もかかわっていただいたことを後で知りました。プレーリーダーは、研修会で門脇先生の講演をお聴きしたことがあると言っていました。プレーパークなんていうハイカラな名前なのですが、「冒険遊び場」と言った方が我々の世代にはピンときます。要するに、中身は我々の世代にとっては、まさしく日常的な子どものころの遊びです。矢部顕〔571〕春一番!「裏山の亀山城跡でプレーパークをやりました。」(矢部顕さんのお便り)

  • 〔570〕矢部顕さんのお便り「ウクライナのお嫁さん」と『ひとが生まれる』(鶴見俊輔)のあれこれ。

    このブログでお馴染みの矢部顕さんから「ウクライナのお嫁さん」というエッセイが届きました。以前にブログに掲載させていただいた続編になっています。さらに、今回は『ひとが生まれる』(鶴見俊輔)にも言及されています。鶴見俊輔は日本の知性とも言われる人で、同志社大学での矢部さんの恩師と聞いています。実は私の手元にある『ひとが生まれる』は矢部さんからいただいたものでした。◆ウクライナのお嫁さん私の友人(年齢は一回り以上の年下)で、チェルノブイリ原発救援活動でウクライナに派遣されていた人がいました。片道切符で行ったのですが、18年間ウクライナで暮らして、数年前に故郷の岡山に帰ってきたときには、うつくしいウクライナのお嫁さんと一緒に帰ってきました。岡山の何か所かで彼を講師に反原発の講演会をしました。もっとあちこちで反原発...〔570〕矢部顕さんのお便り「ウクライナのお嫁さん」と『ひとが生まれる』(鶴見俊輔)のあれこれ。

  • 〔569〕江古田映画祭(2023 第12回)のオープニング「原発をとめた裁判長」は掛け値なしに熱気あふれるものでした。

    福島原発事故の翌年から始まった江古田映画祭は今年で12回を数えました。主会場の武蔵大学とギャラリー古籐は至近距離にあります。東京練馬区の江古田駅(西武池袋線)から徒歩数分といったところです。私の実家からも近く、武蔵大学は子どもの頃の遊び場でした。ギャラリー古籐はけして大きな展示スペースとは言えませんが、第1回表現の不自由展を開催するなど、市民に寄り添った気骨あるギャラリーとして定評があります。お陰様で、第1回の福田緑写真展「リーメンシュナイダーを歩く」をここで開催させていただくことができました。さて、2月25日(土)、15日間の映画祭の初日として「原発をとめた裁判長そして原発をとめる農家たち」の上映と当事者の元裁判長・樋口英明さんと映画監督・小原浩靖さんの講演がありました。午後1時からのオープニングイベン...〔569〕江古田映画祭(2023第12回)のオープニング「原発をとめた裁判長」は掛け値なしに熱気あふれるものでした。

  • 〔568〕コロナ禍の今だからこそ、誰でも参加できる紙上のデモ「市民意見広告運動」を応援しています。

    5月3日(水)の憲法記念日に、新聞紙上で憲法九条改憲反対や平和を訴える意見広告を掲載する「市民意見広告運動」を応援しています。事の発端は2015年の集団的自衛権強行採決に強い危機を感じてからでした。「市民意見広告運動」のチラシは請求すれば無料で何部でも送ってくれます。私は400部ぐらい送ってもらって、駅頭行動の時や議会報告(ゆめ通信)と一緒に地域配布しています。先日、「再度ご協力のお願い!」が送られてきましたので、同封されてきた「週刊金曜日」購読案内と共にご紹介します。〔568〕コロナ禍の今だからこそ、誰でも参加できる紙上のデモ「市民意見広告運動」を応援しています。

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