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実践的演劇教育ーことばと心の受け渡し https://blog.goo.ne.jp/engekikyoikuron

四十数年の小学校と大学での教師体験からの演劇教育の理論と実践、そして、憲法を守る市民運動の現在(いま)を報告します。<br>

福田三津夫
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2020/05/24

  • 〔581〕𠮷田隆さんから5月3日の憲法記念日大集会など案内の「イロハネット」365号が届きました。

    ■イロハネットNo-365号をお送りいたします。今号は、5月3日の憲法記念日を迎え、危機に瀕する現況についての愚文と有明防災公園で開催される大集会のご案内チラシを冒頭に掲載します。次いで、徳勢正昭氏から頂いた引き続きの論考をご紹介しました。(略)その他、イベント紹介やテント日誌の添付も致します。(略)ドイツが原発をやめ脱原発に踏み切った中で、日本が原発稼働に固執するのは何故なのか。原子力ムラの利権と核帝国への野望がなせるワザではないか。その渦中に居座る岸田政権。五月晴れのゴールデンウイークなのに、気が重いのは私ばかりでしょうか。ご自愛ください。𠮷田隆◆抵抗は労働者の権利だ関西生コン労組への弾圧と大阪高裁の無罪判決沈思実行(140)鎌田慧ストライキ発生件数は、年間30件前後。日本の労働運動の現況である。19...〔581〕𠮷田隆さんから5月3日の憲法記念日大集会など案内の「イロハネット」365号が届きました。

  • 〔580〕ついに、松本輝夫さんの労作『言語学者、鈴木孝夫が我らに遺せしこと』が発刊されました。

    お馴染みの矢部顕さんから朗報が届きました。かねてから鋭意制作中だった松本輝夫さんの鈴木孝夫論が完成しました。さっそく書店に注文したいと思います。◆「沈黙は野蛮だ」「たかが電気のためになんで命を危険に晒さなければならないのか」…坂本龍一鎌田慧(ルポライター)大江健三郎さん。そして坂本龍一さん。おふたり続けての計報は、打撃が大きい。坂本さんは福島原発事故の前の年、千駄ケ谷の区民会館でひらかれた六ケ所村(青森県)の核燃料再処理工場への反対集会に参加された。だから、原発反対でも「筋金入り」だった。わたしの友人の高橋悠治氏(作曲家、ピアニスト)が、若いときからの坂本さんと懇意だったこともあって「さようなら原発」運動の呼びかけ人をお願いして、2011年7月、代々木公園での「さようなら原発」17万集会で発言して頂いた。...〔580〕ついに、松本輝夫さんの労作『言語学者、鈴木孝夫が我らに遺せしこと』が発刊されました。

  • 〔579〕「日本を戦争する国にしていいのですか?」塚越敏雄さんのメッセージです。

    鎌倉の地で反戦反核運動を日々繰り広げている塚越敏雄さんのメッセージが届きました。彼の想いが凝縮されたパンフレットになっています。しっかり共有させていただきます。清瀬市議選で無所属市民派・布施由女さんが3選されました。いずれ詳しく報告します。ご支援ありがとうございました。◆映画「妖怪の孫」安倍政治はそのまま岸田政権に引き継がれ、戦争する国へと一直線に向かっている前川喜平(現代教育行政研究会代表)17日から公開中の映画「妖怪の孫」。安倍晋三とはいかなる人間だったのか。祖父岸信介と父安倍晋太郎から何を受け継ぎ、何を受け継がなかったのか。安倍政治とは何だったのか。なぜ長期政権が可能になったのか。そうした疑間を解き明かそうとする労作だ。選挙に勝利するためのメディア戦略。森友事件、加計問題、桜を見る会での数々の虚偽答...〔579〕「日本を戦争する国にしていいのですか?」塚越敏雄さんのメッセージです。

  • 〔578〕古川佳子さんインタビュー掲載の雑誌『We』と雑誌『流砂』(三上治責任編集)を紹介します。

    最近いただいた雑誌2冊を紹介します。まずは雑誌『We』(2023.4,5月、243号)です。ブログ〔573〕でWeフォーラムの古川佳子さんインタビューを紹介しましたが、その時のことが手際よくまとめられています。聞き手は中村英之さんですが、彼からこの雑誌が送られてきました。大きな書店で手に取ることができると思います。Weフォーラムの今後の予定もいただきました。現在清瀬市議選挙に関わっています。無所属市民派の布施由女を3度議会に送り出そうと奮闘しています。三上治さんが応援に駆けつけてくれました。清瀬駅北口で応援演説をしてくれました。彼からいただいた大部な雑誌を紹介します。ルポライター鎌田慧さんのコラムと清瀬の仲間で市議選を共に闘っている溜口郁子さんの文章もどうぞお読みください。◆沈思実行(138)腐敗する政権...〔578〕古川佳子さんインタビュー掲載の雑誌『We』と雑誌『流砂』(三上治責任編集)を紹介します。

  • 〔577〕絵仏師・明兆の五百羅漢図と巨大仏殿の仏像群が嬉しい、東京国立博物館の東福寺展に行ってきました。

    2023年3月30日(木)、久しぶりの上野詣でした。東京国立博物館の東福寺展に行ってきました。例年ですと、上野の美術館・博物館には年2,3回は足を運びます。しかしコロナ禍で、すっかり足が遠のいてしまっていました。まずは上野駅の変貌にびっくりしました。かつてなら駅を出るとすぐに横断歩道を渡って国立西洋美術館に向かうのですが、改札がそもそも位置が変更されて、信号を渡ることがなくなりました。つまり駅前の道路がなくなり、脇に車のロータリーが整備され、とても小綺麗でスマートになりました。逆に、国立西洋美術館の庭は設立当初に戻されてすっきししたのですが、木立が消えてさびしい感じがしました。向かいの文化会館は植物スケッチパネルが多数設置され、歩きやすくなったようです。京都の東福寺は2回訪れたことがあります。確か最初は春...〔577〕絵仏師・明兆の五百羅漢図と巨大仏殿の仏像群が嬉しい、東京国立博物館の東福寺展に行ってきました。

  • 〔576〕企画展「ハンセン病文学の新生面」(国立ハンセン病資料館)、桜と椿が咲き誇っていました。

    昨2023年3月29日(水)、国立ハンセン病資料館の企画展「ハンセン病文学の新生面」に行ってきました。矢部顕さんのメールから知った展示でした。(ブログ〔562〕参照)国立ハンセン病資料館は清瀬の仲間と何回か花見などに訪れているのですが、じっくり展示を見て回るのは初めてだったかも知れません。常設展示には北條民雄の小さな日記がありました。細かで端正な文字がぎっしり綴られていました。ようやく『いのちの初夜』(北條民雄、角川文庫)と『北條民雄集』(田中裕編、岩波文庫)を読み始めています。『いのちの初夜』には矢部顕さんの友人だった光岡良二の「北條民雄の人と生活」も収められています。企画展「ハンセン病文学の新生面」には「『いのちの芽』の詩人たち」という副題がついています。大江満雄編『いのちの芽』(三一書房)は1953...〔576〕企画展「ハンセン病文学の新生面」(国立ハンセン病資料館)、桜と椿が咲き誇っていました。

  • 〔575〕半田たつ子さんの近著や投稿にしっかり向き合いたいと思います。

    半田たつ子さんにいただいた著書『過ぎし日々に向き合う』(朝日新聞社編集協力、2017年)についてはブログ〔153〕で紹介しましたのでそちらでご覧ください。半田さんが1982年に雑誌『新しい家庭科-We』を創刊された2年目に、私は小学校家庭科の実践を連載させていただきました。福田緑との共著『男の家庭科先生』(冬樹社、1989年)には半田さんに推薦のことばを書いてもらいました。お世話になるばかりでしたが、夫婦の共同誌「啓」だけは欠かさず送っていました。半田さんは優に10冊を超える著書をお持ちです。おそらく私はそのすべてを所有していると思います。最近いただいた本だけでも紹介しましょう。・『失い、そして得たもの-響き合って、二十年』教育史料出版社2014年・『過ぎし日々に向き合う』朝日新聞社編集協力、2017年・...〔575〕半田たつ子さんの近著や投稿にしっかり向き合いたいと思います。

  • 〔574〕3月21日は「佐藤公子パーティ 55周年記念発表会」(ラボ教育センター)に馳せ参じました。

    3月21日(火、春分の日)は「さようなら原発全国集会」(代々木公園)の日でした。岸田内閣による許しがたい原発再稼働・原発新設方針のことを考えると、本来なら駆けつけなければならないのですが、先約がありそれは叶いませんでした。昨年のいつ頃だったでしょうか、「佐藤公子パーティ55周年記念発表会」(ラボ教育センター)の参加申し込みメールが係の学生から届きました。以前の50周年記念発表会に伺えなかったことがあって、今回はどうしても参観したいと思ったのです。私はラボ教育センターの言語教育総合研究所に所属していて、2006年から研究活動を継続しています。研究テーマはラボ教育センターのテーマ活動の方法論の探求です。その研究手段として、テューターへのインタビューを通してその方法を探り出そうというものでした。今まで4人のイン...〔574〕3月21日は「佐藤公子パーティ55周年記念発表会」(ラボ教育センター)に馳せ参じました。

  • 〔573〕「Weフォーラム2023オンライン:第1回〈シリーズ・戦争を語る 1〉「二度と人を「靖国の神」にしてはならない」(古川佳子さん)に参加しました。

    連れ合いの福田緑が写真集『祈りの彫刻』シリーズ(全5冊、丸善プラネット株式会社)を出版したり、それを元にした写真展を開催したりすることで、多くの人と知り合うことができました。そのお一人に関西在住の中村英之さんがいらっしゃいます。東京での写真展にもわざわざおいでいただき、我が家にもみえたこともあります。その中村さんからご自身が企画・撮影・インタビューなどをお一人でこなした「Weフォーラム2023オンライン:第1回〈シリーズ・戦争を語る1〉「二度と人を「靖国の神」にしてはならない」(古川佳子さん)の案内をいただき、参加することにしました。2,3日して感想を会の事務局に送りました。◆半田たつ子さん編集の「We」の初期に小学校の家庭科実践を連載させていただいた者です。今回のフォーラムへは映像作成者でインタビューア...〔573〕「Weフォーラム2023オンライン:第1回〈シリーズ・戦争を語る1〉「二度と人を「靖国の神」にしてはならない」(古川佳子さん)に参加しました。

  • 〔572〕3.11「福島第一原発事故は終わっていない」「東海第二原発動かすな」2つの集会が貫徹されました。

    「3月11日(土)はフクシマから12年、コロナもあるけどどうしても2つの集会(東京電力と日本原電)に駆けつけなければね。」と連れ合いと話し合いました。幸いお天気は上々、絶好の集会日和です。まずは東京電力前(新橋駅から徒歩五分)に丁度1時半に到着しました。東電前の道路を挟んですでに多くの人が参集していました。道路が直角に交差したところに太鼓や楽器やマイクをまとめた舞台が据えられていました。なんとか2人とも人垣に潜り込んで参加することができました。有り難いことに、その時の様子をたんぽぽ舎のメルマガ(4717号)が次のように伝えています。私が撮影した写真のあとに転載させてもらいます。その後には鎌田慧さんのコラムもどうぞ!*落合恵子さん登場*東電への申し入れ行動■1.福島第一原発事故は終わっていない、|放射能汚染...〔572〕3.11「福島第一原発事故は終わっていない」「東海第二原発動かすな」2つの集会が貫徹されました。

  • 〔571〕春一番!「裏山の亀山城跡でプレーパークをやりました。」(矢部顕さんのお便り)

    ●福田三津夫様先日の土曜日、裏山の亀山城跡でプレーパークをやりました。毎年、年一回はやっているのですが、以前にお知らせしたかもしれません。天候に恵まれ、約100人くらいの親子の参加がありました。プレーパークの考え方は、デンマークからの輸入されたとのことで、日本での活動の普及には門脇厚司先生もかかわっていただいたことを後で知りました。プレーリーダーは、研修会で門脇先生の講演をお聴きしたことがあると言っていました。プレーパークなんていうハイカラな名前なのですが、「冒険遊び場」と言った方が我々の世代にはピンときます。要するに、中身は我々の世代にとっては、まさしく日常的な子どものころの遊びです。矢部顕〔571〕春一番!「裏山の亀山城跡でプレーパークをやりました。」(矢部顕さんのお便り)

  • 〔570〕矢部顕さんのお便り「ウクライナのお嫁さん」と『ひとが生まれる』(鶴見俊輔)のあれこれ。

    このブログでお馴染みの矢部顕さんから「ウクライナのお嫁さん」というエッセイが届きました。以前にブログに掲載させていただいた続編になっています。さらに、今回は『ひとが生まれる』(鶴見俊輔)にも言及されています。鶴見俊輔は日本の知性とも言われる人で、同志社大学での矢部さんの恩師と聞いています。実は私の手元にある『ひとが生まれる』は矢部さんからいただいたものでした。◆ウクライナのお嫁さん私の友人(年齢は一回り以上の年下)で、チェルノブイリ原発救援活動でウクライナに派遣されていた人がいました。片道切符で行ったのですが、18年間ウクライナで暮らして、数年前に故郷の岡山に帰ってきたときには、うつくしいウクライナのお嫁さんと一緒に帰ってきました。岡山の何か所かで彼を講師に反原発の講演会をしました。もっとあちこちで反原発...〔570〕矢部顕さんのお便り「ウクライナのお嫁さん」と『ひとが生まれる』(鶴見俊輔)のあれこれ。

  • 〔569〕江古田映画祭(2023 第12回)のオープニング「原発をとめた裁判長」は掛け値なしに熱気あふれるものでした。

    福島原発事故の翌年から始まった江古田映画祭は今年で12回を数えました。主会場の武蔵大学とギャラリー古籐は至近距離にあります。東京練馬区の江古田駅(西武池袋線)から徒歩数分といったところです。私の実家からも近く、武蔵大学は子どもの頃の遊び場でした。ギャラリー古籐はけして大きな展示スペースとは言えませんが、第1回表現の不自由展を開催するなど、市民に寄り添った気骨あるギャラリーとして定評があります。お陰様で、第1回の福田緑写真展「リーメンシュナイダーを歩く」をここで開催させていただくことができました。さて、2月25日(土)、15日間の映画祭の初日として「原発をとめた裁判長そして原発をとめる農家たち」の上映と当事者の元裁判長・樋口英明さんと映画監督・小原浩靖さんの講演がありました。午後1時からのオープニングイベン...〔569〕江古田映画祭(2023第12回)のオープニング「原発をとめた裁判長」は掛け値なしに熱気あふれるものでした。

  • 〔568〕コロナ禍の今だからこそ、誰でも参加できる紙上のデモ「市民意見広告運動」を応援しています。

    5月3日(水)の憲法記念日に、新聞紙上で憲法九条改憲反対や平和を訴える意見広告を掲載する「市民意見広告運動」を応援しています。事の発端は2015年の集団的自衛権強行採決に強い危機を感じてからでした。「市民意見広告運動」のチラシは請求すれば無料で何部でも送ってくれます。私は400部ぐらい送ってもらって、駅頭行動の時や議会報告(ゆめ通信)と一緒に地域配布しています。先日、「再度ご協力のお願い!」が送られてきましたので、同封されてきた「週刊金曜日」購読案内と共にご紹介します。〔568〕コロナ禍の今だからこそ、誰でも参加できる紙上のデモ「市民意見広告運動」を応援しています。

  • 〔566〕清瀬市議会議員・ふせ由女(無所属、ひとり会派「共に生きる」)の議会報告「ゆめ通信」の最新号です。

    清瀬市議会議員2期目を終えようとしているふせ由女は年4回の議会ごとに議会報告「ゆめ通信」を発行してきました。8年間で本号は35号を数えます。このブログでは最新の2023年春号をお届けします。ブログでもお知らせした2月19日の白石孝さんの講演会はこのコロナ禍にもかかわらず40名近くの方に参集いただきました。マイナンバーカードや給食無償化の今日的課題に関心が高かった現れだと思います。それと共に、国民の声や国会の議論を聞く姿勢を持たない岸田内閣に対する危機感が会場に充満していたと司会をしながら感じました。コロナ禍やウクライナ危機を火事場泥棒的に「利用」しながらしれっと日本を戦争ができる国、原発再稼働新設に舵を切っています。子や孫の世代につけを残さない覚悟で、「叛逆老人」(鎌田慧さん造語)として駅頭活動や通信配布...〔566〕清瀬市議会議員・ふせ由女(無所属、ひとり会派「共に生きる」)の議会報告「ゆめ通信」の最新号です。

  • 〔565〕ハンセン病をテーマにした児童文学『おじいさんの手』(菅龍一著、太郎次郎社)を36年ぶりに読み直しました。

    前々ブログで矢部顕さんが「北條民雄と光岡良二」を書いてくださったことに刺激されて、久しぶりに本棚から『おじいさんの手』(菅龍一著、太郎次郎社)を取り出し再読しました。菅龍一さんは団塊の世代の我々にとっては村田栄一さんと並んで憧れの教師でした。村田さんは小学校、菅さんは定時制高校教師、奇しくも同じ川崎市内での活躍・活動が私にはまぶしく輝いていたのでした。菅さんの主著はなんといっても『教育の原型を求めて』(朝日新聞社)でしょう。親しく交流させていただくようになったのは奥地圭子さんを通じてだったでしょうか。我々夫婦の共同ミニコミ誌『啓』を送る度に、真っ先に感想のはがきを届けてくれるのでした。そんなある日、思いもかけず、『善財童子ものがたり』(菅龍一著、偕成社)の3部作が届いたのでした。雑誌『ひと』に連載されてい...〔565〕ハンセン病をテーマにした児童文学『おじいさんの手』(菅龍一著、太郎次郎社)を36年ぶりに読み直しました。

  • 〔565〕平野恵嗣さんの『水俣を伝えたジャーナリストたち』(岩波書店)『もの言う技術者たち』(太郎次郎社エディタス)を読み始めています。

    先日実に楽しい時間を過ごすことができました。平野泉・平野恵嗣ご夫妻が我が家にみえたのです。お二人と出会うきっかけは私たち夫婦のミニコミ「啓」でした。丸山尚さんが膨大なミニコミを収集し設立した住民図書館が埼玉大学に移管され、さらに立教大学に移され現在に到っていますが、「啓」(100号で終刊)も一貫して送り続け、保管されています。「啓」に記載されていた緑のリーメンシュナイダーに興味を持って好意的に反応してくださったのが平野泉さんでした。泉さんは埼玉大学から現在立教大学社会共生センターでアーキビストとして活躍されています。多種多様で膨大な数のミニコミなどの保管、貸し出しといったお仕事になるのでしょうか。様々な講演会などの企画もされています。最新のニューズレターの1,4面を紹介します。泉さんにはリーメンシュナイダ...〔565〕平野恵嗣さんの『水俣を伝えたジャーナリストたち』(岩波書店)『もの言う技術者たち』(太郎次郎社エディタス)を読み始めています。

  • 〔564〕「100分de名著」『いのちの初夜』の北條民雄と友人の光岡良二にまつわる貴重な逸話を矢部顕さんに書き留めてもらいました。

    ●福田三津夫様ハンセン病資料館の催し物案内を掲載していただきありがとうございます。福田さんがブログで北條民雄の『すみれ』について書いていらっしゃるのをみて、北条民雄の友人の光岡良二さんのことを思い出しました。そのことを書きましたので添付します。矢部顕◆福田三津夫さんへの手紙「北條民雄と光岡良二」福田三津夫さんは彼のブログ(2023.2.8.)で、北條民雄の『すみれ』について取り上げていらっしゃいました。つい最近のNHKのテレビ番組「100分de名著」で、北條民雄の『いのちの初夜』の関する放映がきっかけで、福田さんが書かれた文章が掲載されています。これを読んで思い出したことを記しておきたいと思い、北條民雄と友人の光岡良二について書きます。●『いのちの初夜』(北條民雄著)ハンセン病をテーマにした小説や随筆を数...〔564〕「100分de名著」『いのちの初夜』の北條民雄と友人の光岡良二にまつわる貴重な逸話を矢部顕さんに書き留めてもらいました。

  • 〔563〕日本の安全を危惧する塚越敏雄さんの「腰越九条ニュース198号」と鎌田慧さんのコラムです。

    今日(2023年2月10日)は朝から東京でも珍しく雪が降っています。大きな事故が起きなければ良いのですが。トルコやシリアでは大地震、心が痛みます。そしてロシアがウクライナ侵略を開始してから2月24日で1年が経とうとしています。日本では岸田内閣が安保3文書を決定し、軍事費2%、原発再稼働・新設を宣言しました。日本国憲法に違反する暴挙といわざるを得ません。こんな情況のなかで、塚越敏雄さんから腰越九条ニュース198号が届きました。鎌田慧さんのコラムと合わせてお読みください。いずれも掲載許可済みです。●おはようございます。腰越九条ニュース198号ができましたので添付します。本号では、安保3文書の危険性をなるべくわかりやすく書くよう努力してみました。読んでいただけますと、ありがたいです。t417mabui@nift...〔563〕日本の安全を危惧する塚越敏雄さんの「腰越九条ニュース198号」と鎌田慧さんのコラムです。

  • 〔562〕北條民雄『いのちの初夜』と『すみれ』、そして国立ハンセン病資料館の催し物のお知らせです。

    NHKの「100分de名著」は予約視聴している番組です。確かに「名著」を4回100分でコンパクトに紹介していてリーズナブルな番組と言えます。司会進行の二人もコメンテーターもリベラルな人が多く気に入っています。前回のジーン・シャープの『独裁体制から民主主義』(ちくま学芸文庫)は気になって新本を購入してしまいました。さて今回は北條民雄の『いのちの初夜』が取り上げられています。北條民雄はハンセン病と診断され東京都東村山市の全生病院(現在の国立療養所多摩全生園)に送られます。ここは我が家からは車で10分もかからないところにあります。入院して様々な読み物を書き始めた北條は23歳の時に発表した『いのちの初夜』で有名になります。そして翌年、4年間の闘病生活の後に亡くなるのでした。北條は『すみれ』(文・北條民雄、絵・山﨑...〔562〕北條民雄『いのちの初夜』と『すみれ』、そして国立ハンセン病資料館の催し物のお知らせです。

  • 〔561〕『石器時代への旅』(ハインリヒ・ハラー著、近藤等・植田重雄訳、河出書房新社)が復刊されました!

    日本で初めて、ドイツ後期ゴシック彫刻の作家、ティルマン・リーメンシュナイダーの名を冠した『神秘の芸術-リーメンシュナイダーへの世界』と『リーメンシュナイダーへの世界』を出版したのは植田重雄さんです。私たち夫婦にとってもこれらがリーメンシュナイダーへの導きの書になりました。先日、ご子息の植田重彦さんから植田重雄さんが共訳した『石器時代への旅』(316頁)を緑がいただきました。まだ手にしたばかりなのですが、とりあえず紹介だけさせていただきます。いずれ感想もこの稿に付け加えようかと思っていますので、いつか覗いてくだされば嬉しいです。ハインリヒ・ハラー(HeinrichHarrer)はオーストリアの登山家・冒険家でアイガーの北壁を初登頂した人として有名だそうです。植田さんと同じく2006年に94歳で亡くなっていま...〔561〕『石器時代への旅』(ハインリヒ・ハラー著、近藤等・植田重雄訳、河出書房新社)が復刊されました!

  • 〔559〕「瀬戸内人権映画祭」を開催した高校生(邑久高校の「地域学」について)-矢部顕さんからの特別報告です。

    このブログではお馴染みの矢部顕さんからメールが届きました。岡山県立邑久高校の人権教育が素晴らしいです。そこに講師として深く関わっている矢部さんのメールと報告を読んでください。ビデオには矢部さんも登場します。◆福田三津夫様岡山市の東隣の瀬戸内市に県立邑久高校がありまして、そこの高校では地域学の取り組みを行っています。今年度の地域学のまとめの発表会である実践報告会が1月19日にありました。私は5年ほど前から、この地域学の講師をしていますので、招待されて報告会に参加してきました。全校生徒300人に向かって、それぞれのグループが発表を行う全てを見てきました。地域学は、いろいろな分野の取り組みグループがあるのですが、ここにお送りするのは私の関っているハンセン病グループの報告のドキュメンタリーです。この映像は、映画「...〔559〕「瀬戸内人権映画祭」を開催した高校生(邑久高校の「地域学」について)-矢部顕さんからの特別報告です。

  • 〔560〕「歩く、描く 谷口ジローと清瀬」展(清瀬市郷土博物館)絶賛開催中です。

    1月24日(火)、「歩く、描く谷口ジローと清瀬」展(清瀬市郷土博物館)に足を運びました。谷口ジローのことはたびたびこのブログで取り上げてきたので、どうしても行っておきたい展覧会でした。なにしろ我が家から歩いても10分で行けるところですから。1月21日(土)に展覧会が始まりましたが、なかなか注目度は高いようです。朝日、毎日、読売新聞いずれでも紹介されたようです。展示は1階と2階に分かれていますが、1階だけなら無料、2階は大人が500円です。1階には未完の作品を含めて年代ごとの作品がコンパクトに紹介されています。なにより嬉しかったのはヨーロッパやアジアで出版された膨大な数の谷口作品が所狭しと展示されていたことです。これらはご遺族が保管されたものなのでしょうか。これを見て谷口の凄さが実感できました。2階に上がる...〔560〕「歩く、描く谷口ジローと清瀬」展(清瀬市郷土博物館)絶賛開催中です。

  • 〔558〕2月19日(日)、マイナンバーカードと給食の無償化について、白石孝さんにお話をうかがいます。

    このブログで以前に白石孝さんのご著書を紹介したことがありました。個人的にも我々夫婦のミニコミ誌「啓」を読んでいただいていたり、逆にピアノコンサートにご招待いただいたり、昔から親しくさせていただいています。しかしながら、じっくりお話をうかがうことは今までありませんでした。清瀬の地でこうした学習会が開かれるのはとても嬉しいことです。当日は司会をすることになりました。読者の皆様とお会いできれば嬉しいです。主催●清瀬・くらしと平和の会お問い合わせ●042-493-2982●fuseyume@krc.biglobe.ne.jp●学習会●清瀬でいっしょに考えたい【マイナンバーカード】と【給食の無償化】●講師●白石孝さん(しらいし・たかし)●「荒川区職員労働組合」顧問、「プライバシー・アクション」代表、NPO法人「官製...〔558〕2月19日(日)、マイナンバーカードと給食の無償化について、白石孝さんにお話をうかがいます。

  • 〔557〕ドイツから届いた待望のお年玉『ラインベルガーと弟子と同時代の作家たち』とオリジナル・カレンダー。

    このブログでお馴染みの、マティアス・ヴェニガー博士(ミュンヘンのバイエルン国立博物館)から届いたのは1月初旬、クリスマスプレゼントではなく大人のお年玉でした。ずっしりと重い大冊『ラインベルガーと弟子と同時代の作家たち』(umleingergerSchulerundZeitgenossen)と手作りカレンダーです。カレンダーは以前にも何回か送られてきましたが、すべてご自身で撮影された写真が使われています。ドイツだけでなくフランスやイタリアなどヨーロッパ各地に足を伸ばして、ゴシックの彫刻を中心に、様々な芸術作品、風景や昆虫などもカメラに収めています。その写真は玄人はだしで、美術館のカタログに掲載されることも多いのです。今回はその表紙だけご覧ください。もう1冊の『ラインベルガーと弟子と同時代の作家たち』は私ども...〔557〕ドイツから届いた待望のお年玉『ラインベルガーと弟子と同時代の作家たち』とオリジナル・カレンダー。

  • 〔556〕きな臭い今だからこそ見て欲しい、映画「金子文子と朴烈」と「わが青春つきるとも-伊藤千代子の生涯」。

    明治維新(1868年)から敗戦(1945年)までが77年、敗戦から昨2022年までも丁度77年でした。今年2023年はどのような新しい77年の始まりになるのでしょうか。2020年、全世界は瞬く間にコロナ禍に見舞われました。2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵略が開始されました。多くの犠牲者を生み、このコロナ禍の中、戦争をしている場合かと私は心の中で叫びました。岸田政権はウクライナ危機に乗じて、敵基地攻撃能力の保有、防衛費の2%を宣言、原発の再稼働、新増設も公言しています。新しい戦前の始まりか、とどこかの新聞の声の欄にありました。こんなきな臭い情況のなか、戦前の軍国主義日本とは何だったのか、深く問い返すきっかけになった2本の映画に出合いました。「金子文子と朴烈」と「わが青春つきるとも-伊藤千代子の生涯...〔556〕きな臭い今だからこそ見て欲しい、映画「金子文子と朴烈」と「わが青春つきるとも-伊藤千代子の生涯」。

  • 〔555〕ハンセン病ドキュメンタリー映画「NAGASHIMA~“かくり”の証言~」をついに鑑賞することができました。

    ハンセン病ドキュメンタリー映画「NAGASHIMA~“かくり”の証言~」を制作する運動に導いてくれたのは岡山の矢部顕さんでした。たびたびこのブログで紹介してきたので読んでくださったかも知れません。作品ができあがって9月3日(土)に近隣の東村山市で上映があることを知らせてくれたのも矢部さんでした。ところがあいにく翌日はドイツに出発する日で、残念ながら自重することにしました。再度矢部さんから12月4日(日)に国立市で上映されるという情報がもたらされました。東村山市の上映を見た国立市の職員が国立でもやろうということになったようです。万難を排して妻とくにたち市民芸術小ホールに馳せ参じました。作品については当日配布された宮﨑賢監督の作品解説を読んでください。矢部さんは以前から素晴らしい監督が地元で活躍しているという...〔555〕ハンセン病ドキュメンタリー映画「NAGASHIMA~“かくり”の証言~」をついに鑑賞することができました。

  • 〔554〕矢部顕さんのメールはボランティア活動「亀山城跡の清掃」と歴史講話です。

    ◆福田三津夫様先日は、我が家の裏山にある亀山城跡の清掃を地元の上道中学校の生徒さんがボランティア活動としてやってくれました。清掃だけでなく、わたくしの歴史講話を聴いてくれました。(レジュメを添付します)先月は、小学6年生の清掃活動と歴史講話を行いました。岡山市の広報のフェイスブックの記事と写真を添付します。(非掲載)八丈島赦免花伝説についての内容は「おおやまと」の寄稿したものを添付します。こんなこんなで今年も終わります。佳いお年をお迎えください。矢部顕◆上道中学校ボランティア活動歴史講話(亀山城跡にて)今年は秀家生誕450年宇喜多秀家って知っていますか―秀家手植えの蘇鉄が八丈島から贈られてきた―2022.12.21亀山城跡保存会事務局長矢部顕はじめに・掃除に来てくれてありがとう1.歴史の好きな人はいますか...〔554〕矢部顕さんのメールはボランティア活動「亀山城跡の清掃」と歴史講話です。

  • 〔553〕こちらも「持続する志」の最新・布施由女通信(2022年冬号)です。

    年に4回紹介している清瀬市議・布施由女が発行するゆめ通信です。連帯を求めて孤立を恐れない一人会派の布施由女です。現在2期目、今後の去就が注目されます。乞うご期待を。◆地に満つ岸田悪政増税、防衛力増強、原発新増設鎌田慧(ルポライター)増税と防衛力増強。さらには原発の新増設。まるで酒にでも酔ったような岸田文雄首相の傍若無人。自民党内にも異論が強いのは、来春の統一地方選挙への影響を心配してのことで、国債発行や法人税アップへの反対なども庶民の生活を心配してのことではない。軍備増強と増税はかつて日中戦争の頃からの、欧米との兵器開発競争を想わせ、また暗い時代がはじまった。税金が上がり、福祉が縮小される。老齢医療保険料が上がり国民年金が下げられる。非正規労働者の生活はますます苦しく、小商店の経営は立ちゆかない。「防衛省...〔553〕こちらも「持続する志」の最新・布施由女通信(2022年冬号)です。

  • 〔552〕同じ匂いのする松森俊尚著『けっこう面白い授業をつくるための本――状況をつくりだす子どもたち』に出合いました。

    松森俊尚さんの存在を初めて知ったのは、生活クラブ生協が発行している月刊『生活と自治』の教育コラム「魂のバトンリレー」の松森連載を読んだことからでした。2013年7月号から十数回続いたと思います。出会った子どもたちとの出来事を柔らかなタッチでドラマチックに描いているような印象を受けました。彼の子ども観や子どもとの付き合い方に自分と似たような匂いを感じたものです。松森俊尚さんってどんな人かなと思ってそのままになっていたのですが、先日、ブックオフに行った時、偶然『けっこう面白い授業をつくるための本――状況をつくりだす子どもたち』を見つけ、早速購入しました。感想を書く前にこの本の概略を紹介しましょう。◆『けっこう面白い授業をつくるための本――状況をつくりだす子どもたち』松森俊尚、現代書館、264ページ、2000円...〔552〕同じ匂いのする松森俊尚著『けっこう面白い授業をつくるための本――状況をつくりだす子どもたち』に出合いました。

  • 〔551〕矢部顕さんによる6年生対象の「倹約令の立て札」と「綿から糸を紡ぐ体験」授業です。

    お馴染みの矢部顕さんによる地域の6年生対象の歴史授業の様子がメールで届きました。矢部さんのメール、授業のレジュメ、朝日新聞記事などを紹介します。◆福田三津夫様毎年のことなのですが、近くの小学校で6年生に日本の歴史、江戸時代末期の授業をしました。ついでにレジュメも添付します。1時間目は、「倹約令の立て札」小学校近くの旧家の倉から倹約令の立て札が発見された(9年前)のですが、それを見せながら、倹約令はなぜ発令されたか、についての講義です。2時間目は「綿から糸を紡ぐ体験授業」倹約令に、綿の商人は村に入ってもよろしい、と記載されていたのは何故なのか。綿を栽培して、糸や布にして、売っていたことがわかるのです。子どもたちに自作の紡錘車をつくらせて、それを使って綿から糸を紡ぐ体験授業です。添付の朝日新聞記事は、倹約令の...〔551〕矢部顕さんによる6年生対象の「倹約令の立て札」と「綿から糸を紡ぐ体験」授業です。

  • 〔550〕読み応えのある、敵基地攻撃めぐる「腰越9条ニュース」(196号)が塚越敏雄さんから届きました。

    塚越さんのコメントと鎌田慧さんのコラムを合わせてお読みください。◆腰越9条ニュース196号ができましたので添付します。今回、敵基地攻撃について書きました。読者からの投稿記事は読み応えがありました。t417mabui@nifty.com塚越敏雄◆袴田事件の血痕鑑定鎌田慧(ルポライター)「袴田事件」についてはこのコラムで何度か書いた。8年前、静岡地裁が死刑確定囚・袴田巌さん(86)に対し「これ以上拘置を続けるのは耐え難いほど正義に反する」(村山浩昭裁判長)と再審開始、同時に死刑停止、仮釈放の決定を出した。しかし、検察側が即時抗告して、いまだ再審は始まっていない。検察側は袴田さんが犯行時に着ていた5点の衣類が、勤め先のみそ工場のみそタンクの底から発見され付着した血痕にはまだ赤みが残っていた、と主張している。が、...〔550〕読み応えのある、敵基地攻撃めぐる「腰越9条ニュース」(196号)が塚越敏雄さんから届きました。

  • 〔549〕後期ゴシック彫刻を歩く㉜ まだまだ歩き足らない私たちです。

    2022年秋、今までになく後期ゴシック彫刻を歩き回ったのは事実ですが、実はまだまだ歩き足らないのです。つまり、我々の後期ゴシック彫刻を歩く旅はこれからも続くということです。おそらく緑も同意してくれるでしょう。では、あと何処の何を見れば良いのでしょうか。旅を終えた今、忘れないうちにそのことを書き留めておきましょう。読者の皆様がそのことに興味を持ってくださることを願っています。*写真はいずれもウルム、ドナウ川近辺です。■ドイツ・ビンゲン(チュービンゲン近郊)*ビンゲン祭壇(ニクラウス・ベックマン)・オットーボイレン*オットーボイレン博物館(オットーボイレンのマイスター)・デュッセルドルフ*クリストフォロス(オットーボイレンのマイスター)・アルトエッティンク*(アルトエッティンクのマイスター)・リューベック*聖...〔549〕後期ゴシック彫刻を歩く㉜まだまだ歩き足らない私たちです。

  • 〔547〕後期ゴシック彫刻を歩く㉚ 美術史美術館はまさに中世彫刻の宝庫でした。

    10月9日(日)、ウィーン中央駅からSバーンで2つ目のウィーン・ミッテ駅で下車し、約1キロの道をシュテハン寺院まで歩きます。ここまでは通い慣れたる道です。少し左手にカーブすると王宮が見えてきます。その先が美術史美術館です。美術史美術館修復士のバルバラさんは残念ながら出張で再会なりませんでした。彼女については写真集第Ⅴ巻に紹介しています。今回、美術史美術館で見たかったのは、もちろん後期ゴシック彫刻です。リーメンシュナイダーやミヒェル・エーアハルトなどの著名な彫刻家だけでなく、マウホやベックマンなどの作品はありそうです。ありました、ありました。興味深い作品がてんこ盛りでした。人はほとんどいないので写真撮影にはもってこいのはずですが、ほぼすべてがガラスケース入りのため光が反射していてうまく写らないのです。それで...〔547〕後期ゴシック彫刻を歩く㉚美術史美術館はまさに中世彫刻の宝庫でした。

  • 〔548〕後期ゴシック彫刻を歩く㉛ 帰国してから偶然出合った彫刻が多かった ことに気づき興奮しています。

    マイケル・バクサンドールはイギリスの美術史家です。ルネサンスなどのイタリア美術に詳しくいくつかの関連本を出版しています。そしてドイツの後期ゴシック彫刻について書いたのが『彫刻家の芸術』です。ちなみにバイエルン国立博物館のヴェニガー博士はこの本や福田緑の写真集に多くの価値を見いだし、ドイツ芸術史に新しい視点をもたらしていると証言しています。(写真集第Ⅳ巻前書き)褒めすぎという感じはしますが、嬉しいコメントではあります。バクサンドールのこの本が我々の後期ゴシック彫刻を歩くためのバイブルになりました。彫刻の素材などについて詳しく書かれていますが、我々が一番関心を持ったのは作家列伝とその作品カタログでした。今回の旅の訪問先を決定するためのドイツ語文献はあまたありますが、『彫刻家の芸術』もその大きな決め手になりまし...〔548〕後期ゴシック彫刻を歩く㉛帰国してから偶然出合った彫刻が多かったことに気づき興奮しています。

  • 〔546〕後期ゴシック彫刻を歩く㉙ ベルヴェデーレ宮殿でついにパッハーの絵を見ました。

    10月5日(水)、アウグスブルクからウィーンに移動しました。ホテルは新しくできたウィーン中央駅のすぐ近くでした。ウィーン中央駅はあのベルリン駅をさらに大きく豪華にした感じで、ちょっとびっくりしました。ホテルにトランクを置いてベルヴェデーレ宮殿に向かいました。ウィーン中央駅からベルヴェデーレ宮殿まで1㎞ちょっとでしょうか。なんとか美術館には入館できそうです。ちなみにベルヴェデーレとは美しい眺めのことだそうです。チケット売り場で上宮と下宮の入場券を購入しようとしたら、今からでは両方は見学できないだろうと言われました。まだ閉館まで2時間ぐらいあったんですがね。上宮だけ入場することにしました。2階にクリムト、シーレ、ココシュカなどオーストリア絵画の粋が凝縮され、なんと言っても一番人気です。見学者で溢れかえっていま...〔546〕後期ゴシック彫刻を歩く㉙ベルヴェデーレ宮殿でついにパッハーの絵を見ました。

  • 〔545〕後期ゴシック彫刻を歩く㉘ フライブルク大聖堂も見どころ満載、見落としていたものがたくさんありました。

    翌10月17日(月)、フライブルクからフランスとの国境近くの町、ブライザッハに「遠足」しました。ここの大聖堂にはショーン・ガウアーの唯一の壁画が残されています。それを見て満足していたら、後から、実はここの祭壇がマイスターHLのもので、祭壇史に残るものだということを知りました。(『北方ルネサンス』岡部由紀子論文)そして、マイスターHLとはハンス・ロイだとも言われているのです。せっかくフライブルクまで行ったらブライザッハには寄りたいね、ということだったのです。でもここはなぜか撮影禁止、かつてののんびりした春先に訪れた感動はありませんでした。美味しいケバブ屋さんがあり、ワインで有名なところなんですがね。フライブルクに帰還して真っ先に向かったのはフライブルク大聖堂でした。塔にも一人上ったことがあり、もう見尽くした...〔545〕後期ゴシック彫刻を歩く㉘フライブルク大聖堂も見どころ満載、見落としていたものがたくさんありました。

  • 〔544〕後期ゴシック彫刻を歩く㉗ 作品はもとよりアウグスティーナー博物館(フライブルク)の図録に興奮しました。

    10月16日(日)、旅の最終盤に差し掛かってインスブルックからフライブルクまでやって来ました。前日はインスブルックからの「遠足」でイタリアのシュテアツィングに行って、ハンス・ムルチャーの聖母子像、祭壇などを見る予定でしたが、2人とも発熱があり、自重したのでした。まあ、イタリアと言ってもオーストリアをわずかに越境するぐらいだったのですが。今回の47日間の旅行の中で、唯一計画通り訪問できなかったのがシュテアツィングということになります。他日を期したいと思います。フライブルクに着いて直行したのがアウグスティーナー博物館でした。3回目になります。初回の目的はグリューネヴァルトの絵を見ることでした。2回目は後期ゴシック彫刻を見ることでした。ここにはリーメンシュナイダーやシュトースの有名な作品があるわけではありません...〔544〕後期ゴシック彫刻を歩く㉗作品はもとよりアウグスティーナー博物館(フライブルク)の図録に興奮しました。

  • 〔543〕後期ゴシック彫刻を歩く㉖ シュトゥットガルトの州立博物館で多くの彫刻に出合いました。

    話は前後しますが、9月6日(火)のことです。我々3人の日本人を歓待してくれた4人のドイツの友人が、シュトゥットガルトの旧市街の中心部を案内してくれました。一番のお目当ては、旧宮殿で現在は州立博物館(ヴュルッテンブルク郷土博物館)です。ここにはリーメンシュナイダーの秀作があり、マウホのレリーフも4点があるはずですが、残念ながらリーメンシュナイダーは貸し出されていたようです。なぜかマウホの作品も見つかりませんでした。でも、それほど有名ではないけど、多くの後期ゴシック彫刻を見ることができました。カメラに収めてこれはこれで満足でした。その後は、新宮殿を横目で見ながら宮殿広場をぬけ、芸術館方面にそぞろ歩きです。その道々で撮った写真をお届けしましょう。でも、最初はアンゲリカの食卓からスタートです。〔543〕後期ゴシック彫刻を歩く㉖シュトゥットガルトの州立博物館で多くの彫刻に出合いました。

  • 〔542〕後期ゴシック彫刻を歩く㉕ ヨタニターキルヒェ(シュヴェービッシュ・ハル)には、リーメンシュナイダーだけでなくマウホ、ベックマンもありました。

    9月26日(月)、シュヴェービッシュ・ハルのマリアンヌ・ホールスト夫妻の家に宿泊させていただいたのは初めてでした。緑が半年ドイツ留学をしたときにお世話になった方たちでした。毎日の豪華な食事に舌鼓を打ちました。そして、いつものようにご挨拶代わりに聖ミヒャエル教会を訪れました。ハル・フランケン博物館ではハンス・ボイシャーなどの後期ゴシック彫刻などの他に、人形劇に登場する手作り人形の特別展示が興味深かったです。『地球の歩き方』には紹介されていないのですが、是非訪問して欲しい博物館があります。聖ミヒャエル教会からコッヒャー川を渡ってすぐのところにあるヨタニターキルヒェという美術館です。聖母子像などリーメンシュナイダーの3作品やホルバインの絵があるところで、作品は多くないのですが優品が揃っています。今まで見落として...〔542〕後期ゴシック彫刻を歩く㉕ヨタニターキルヒェ(シュヴェービッシュ・ハル)には、リーメンシュナイダーだけでなくマウホ、ベックマンもありました。

  • 〔541〕後期ゴシック彫刻を歩く㉔ クレークリンゲンで地元新聞社にインタビューされました。

    9月25日(日)、私たちは、ローテンブルク近郊のクレークリンゲンのヘルゴット教会にいました。ここにはリーメンシュナイダーの最高傑作の1つのマリア祭壇があるところです。私たちはここを何回訪れたでしょうか。この日は、この教会の責任者の方とお会いして、私たちの著書と教会への寄付金をお渡ししました。さらに、地元の新聞社からのインタビューを受けました。この時の顛末と、実際の新聞記事について、福田緑がブログに書いています。ドイツ語と日本語、どちらでも読むことができます。。https://blog.goo.ne.jp/riemenschneider_nachfolgerin/e/04fef2fcc6d7e9c2bba51636bfdbab0b〔541〕後期ゴシック彫刻を歩く㉔クレークリンゲンで地元新聞社にインタビューされました。

  • 〔540〕後期ゴシック彫刻を歩く㉓ エルンスト・バルラハの彫刻を見にギュストローを再訪しました。

    エルンスト・バルラハ(1870~1938)はドイツ表現主義の彫刻家です。彫刻家としてケーテ・コルヴィッツの先輩で盟友にあたります。私がバルラハに興味を持ったのは、2006年、日本におけるドイツ年で東京藝術大学大学美術館での展覧会を見たときです。この展覧会は京都国立近代美術館、東京藝術大学大学美術館、山梨県立美術館と巡回しました。日本で初めてのバルラハ展でした。*大きな図録のため右端が切れてしまいました。デテールを省略し、大胆にデフォルメした造形にまずは圧倒されました。バルラハの想いが何物も介在せずに、直接伝わってきました。いつかドイツに点在するバルラハ作品を見歩きたいと思うのでした。そこで、リーメンシュナイダーなどの後期ゴシック彫刻を訪ねる機会が多かったので、バルラハの彫刻も訪ねてみようと思いました。バル...〔540〕後期ゴシック彫刻を歩く㉓エルンスト・バルラハの彫刻を見にギュストローを再訪しました。

  • 〔539〕後期ゴシック彫刻を歩く㉒ 2022年現在、「イーストサイドギャラリー」はこんな感じでした。

    9月11日(日)、イーストサイドギャラリーを再訪しました。ここは約1.3キロメートルがオープンギャラリーになっていて、ドイツ内外の画家が描いたそうです。(『地球の歩き方』2021~22)コロナ禍ということもあってか、観光客は以前より少ない感じがしました。〔539〕後期ゴシック彫刻を歩く㉒2022年現在、「イーストサイドギャラリー」はこんな感じでした。

  • 〔538〕後期ゴシック彫刻を歩く㉑ 世界遺産、博物館島のボーデ博物館は新しい発見の連続でした。

    後期ゴシック彫刻のメッカと言えば、まずは世界遺産、博物館島のボーデ博物館をあげるしかないと思います。次に、ミュンヘンのバイエルン国立博物館、ニュルンベルクのゲルマン国立博物館ということになりそうです。他の博物館も含めて写真集第Ⅴ巻にまとめて紹介しています。ボーデ博物館には何回足を運んだことでしょう。館長のシャプイさん(写真集第Ⅴ巻所収)と親しくさせていただいて、写真撮影の許可もいただいています。9月10日(土)、Sバーンの駅を降りて、川添に歩いて行くとボーデ博物館が木立の向こうに見えてきます。企画展の案内の大きな絵はリーメンシュナイダーのゲオルク像でした。お馴染みのリーメンシュナイダーやゲルハールト、ミヒェル・エーアハルトの作品との「再会」にはざまざまな新しい発見があります。それとともに、ラインベルガー、...〔538〕後期ゴシック彫刻を歩く㉑世界遺産、博物館島のボーデ博物館は新しい発見の連続でした。

  • 〔537〕後期ゴシック彫刻を歩く〔番外編〕⑳ ナチの戦争犯罪を後世に伝える試み「躓きの石」「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」…

    ドイツはナチの戦争犯罪を後世に伝える努力を惜しみません。道路の至る所に十センチ四方ぐらいの真鍮が埋め込まれています。「躓きの石」と言われて、強制収容所に送られたユダヤ人の氏名と日時、収容所名などが刻まれています。3,4個かたまっていることもあれば、1つだけのこともあります。9月9日(金)、ベルリンのホテルから徒歩で初めて森鷗外記念館を訪ね、さらにブランデルブルク門近くの「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」を訪ねました。2回目でした。様々な高さの直方体のコンクリートでできた記念碑です。写真の左奥に入り口があります。地下が様々な展示室になっています。持ち物チェックを受けて入場します。見学者は無料です。入館者は展示に見入っていてここでは常に沈思沈黙の世界が支配しています。9月11日(日)、ベルリンの...〔537〕後期ゴシック彫刻を歩く〔番外編〕⑳ナチの戦争犯罪を後世に伝える試み「躓きの石」「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」…

  • 〔535〕西崎典子さんの熟読したい「憲法審査会ウオッチング」最新報告です。

    西崎よりBCCでお送りします。210臨時国会で初の参院審査会が11.9に開かれました。■〔議題〕憲法に対する考え方についての意見交換として、各自が選んだテーマで意見を述べました。衆院に比べると、テーマはばらけ、特定の憲法9条や緊急事態条項への集中はなし。翌週の16日は審査会は開催されず、今の毎週開催をせかす衆院よりは落ち着いています。■主な発言より〇小西洋之立憲未定稿p.3上~下「旧統一教会、国葬をめぐる問題は、法の支配、立憲主義の逸脱のあしき例であり、我が会派として本審査会での徹底した調査審議を求める」。「自民党の改憲案や改憲運動そのものが旧統一教会の影響を受けたものではないのか、同性婚などのLGBTの権利擁護や、家族や教育政策の在り方がゆがめられていないのかなど、極めて深刻かつ多岐にわたる旧統一教会を...〔535〕西崎典子さんの熟読したい「憲法審査会ウオッチング」最新報告です。

  • 〔536〕後期ゴシック彫刻を歩く〔番外編〕⑲ ヴュルツブルクの駅前に反ナチスのモニュメントが設置されていました。

    9月21日(水)、ドイツの臍のアイゼナハからリーメンシュナイダーの聖地とも言えるヴュルツブルクまで2時間半かけて戻ってきました。ドイツの中でヴュルツブルクは私たちが最も訪れた町です。駅前のホテル・レギーナは定宿でしたが、久しぶりに宿泊しました。いつもは狭い部屋に辟易していたのですが、今回は最上階で眺めも良く広々としていて満足でした。駅を降りて、今までになかったモニュメントに出合いました。4枚のパネルにその由来が書かれているのですが、緑の解説によると、ナチスの犯罪を可視化したもののようです。ユダヤの民が持っていたであろう鞄やリュックなどの造形がコンクリートや石で設置されています。戦争犯罪を今も問い続けるドイツの姿勢に、我が国の戦争責任の認識の甘さを顧みざるを得ませんでした。〔536〕後期ゴシック彫刻を歩く〔番外編〕⑲ヴュルツブルクの駅前に反ナチスのモニュメントが設置されていました。

  • 〔534〕後期ゴシック彫刻を歩く⑱ 初めてミュールハウゼンの農民戦争博物館を訪ねました。

    ドイツの臍と呼ばれるアイゼナッハで、エルケさんのお連れ合いのウヴェさんのお墓参りをしたり、エルケさんから思いがけずにファイト・シュトースの写真集をいただいたりしたことなどを以前ブログに書きました。その翌日、9月20日(火)のことです。アイゼナッハからバスに乗ってミュールハウゼンまで行きました。初めて農民戦争博物館を訪ねるためでした。福田緑写真展「リーメンシュナイダーを歩く」を開催したとき、緑はよく「農民戦争博物館には行ったことがありますか。」と聞かれたそうです。そんなことがあって一度は農民戦争博物館に行きたいと思っていたのです。バスに小1時間揺られて、初めての町、ミュールハウゼンに着きました。コルンマルクトにある旧修道院の聖クルシス教会が農民戦争博物館に改装されていました。ドイツ農民戦争の経過、ハイライト...〔534〕後期ゴシック彫刻を歩く⑱初めてミュールハウゼンの農民戦争博物館を訪ねました。

  • 〔532〕後期ゴシック彫刻を歩く⑯ 念願のズエルモント・ルートヴィヒ美術館(アーヘン)に行きました。

    旅行計画を立てる段階で、同行の啓子さんがケルンに行きたいと言われたので、それならケルンに宿泊して、アーヘンまで足を伸ばしましょう、ということになりました。ケルンからアーヘンはわずかの距離です。美しいアーヘン大聖堂はドイツ世界遺産登録第1号です。啓子さんにはお勧めの場所でした。我々夫婦がアーヘンを訪れたのは1回だけです。アーヘン大聖堂ではミサの時間待ちをして入場しました。その時に食べたヴルスト(ソーセージ)がとても美味しかった記憶があります。私たちにとってどうしてもアーヘンに行きたかったわけがあります。ズエルモント・ルートヴィヒ美術館を訪れたかったのです。1994年、国立西洋美術館と愛知県美術館で「聖なるかたち後期ゴシックの木彫と板絵」展が開催されました。この時、ズエルモント・ルートヴィヒ美術館の木彫や絵が...〔532〕後期ゴシック彫刻を歩く⑯念願のズエルモント・ルートヴィヒ美術館(アーヘン)に行きました。

  • 〔533〕後期ゴシック彫刻を歩く⑰ ウルム大聖堂とウルム博物館は行くたびに発見があります。

    9月8日(木)、5日間、文字通り寝食を共にしたドイツの友人たちとお別れの日でした。ウルムでの最終の夕食会にシルヴィア、ヴィリー、アンゲリカ、そして私たち3人が顔を揃えました。クラウスは仕事の関係で残念ながら欠席でした。シルヴィアからプレゼントをいっぱいいただき、また旅のあれこれに花が咲きました。この会食の少し前、私たち3人はウルム大聖堂とウルム博物館を訪れました。何回か訪れているウルム大聖堂に、マウホと工房作と言われている「バルバラ祭壇」があるのを認識していませんでした。光を落とした左陣にそれはありました。撮影が難しかったのですが、お目にかけましょう。ここではハンス・ムルチャーのキリスト像が有名ですが、外壁にあるのはレプリカで、堂内にあるこちらがオリジナルです。ウルム大聖堂から数分のところにあるウルム博物...〔533〕後期ゴシック彫刻を歩く⑰ウルム大聖堂とウルム博物館は行くたびに発見があります。

  • 〔531〕文化放送「アーサービナード ぽこりぽこり」「本当の教育って何ですか」というテーマで話しました。

    ブログでお馴染みに塚越敏雄さんからのメールが届きました。ラジオで話したことの文章化です。一読に値するものです。◆いつもお世話になっています。腰越の塚越です。先日、文化放送「アーサービナードぽこりぽこり」という番組に呼ばれ、「本当の教育って何ですか」というテーマで話しました。ラジオ放送後、数日たち、文化放送からCDが送られてきました。聞き直してみると、放送当日とは違った新たな発見もあり、文字化することを決意しました。やっとできあがりました。添付しますので、お読みください。t417mabui@nifty.com塚越敏雄〔531〕文化放送「アーサービナードぽこりぽこり」「本当の教育って何ですか」というテーマで話しました。

  • 〔530〕後期ゴシック彫刻を歩く⑮ リエージュ(ベルギー)までマウホを探しに足を伸ばしました。

    9月16日(金)、ケルンからリエージュ(ベルギー)までマウホを探しに足を伸ばしました。歴史に詳しくはないのですが、リエージュがドイツだったときにはリュティヒと呼ばれていたようです。ダニエル・マウホはウルムで修行し実績も積み上げましたが、最終的にはリュテッヒに工房を構えたようです。だから作品もこの地に数多く残っています。小雨降る中、3人が訪れたのは聖ポール大聖堂と聖ジャック教会でした。町中に建つ教会は意外と見つからないものです。ようやく見つけた聖ジャック教会で、マウホの図録(写真集第Ⅴ巻所収)に書かれていた聖人の石彫を2体どころか8体も発見したのは驚きでした。しかし、柱の高いところの彫刻なのではっきり見えなかったり、写真もうまく撮れなかったりで苦戦しました。いくつかお目にかけましょう。マウホ作品で一番見たい...〔530〕後期ゴシック彫刻を歩く⑮リエージュ(ベルギー)までマウホを探しに足を伸ばしました。

  • 〔528〕後期ゴシック彫刻を歩く⑬ マウホのガイスリンゲン祭壇はドイツの友人によって開かれました。

    9月4日(日)、コロナ禍の中の久しぶりの海外旅行で成田からフランクフルトに飛ぶとき、友人の啓子さんと我々夫婦は相当緊張していました。ドイツ入国はかなりコロナに対して緩くなってきたとはいえ、万が一にも外地でコロナに罹ったらどうしようというプレッシャーがありました。しかし、シュッツガルトで出迎えてくれたドイツの友人たち(二組の夫婦、シルビア、クラウス、アンゲェリカ、ヴィリー)の顔を見たらそんな不安はどこかに吹き飛んでしまいました。なるようになれ、楽しむしかない!です。彼らとの行動は4泊5日(3泊はアンゲェリカ宅、1泊はケンプテンのホテル)でした。9月5日(月)、彼らの運転する2台の車に分乗してガイスリンゲンに向う途中、レヒベルクハウゼンに立ち寄りました。マウホと工房作の聖人像が数体あるのです。最終目的地はガイ...〔528〕後期ゴシック彫刻を歩く⑬マウホのガイスリンゲン祭壇はドイツの友人によって開かれました。

  • 〔529〕後期ゴシック彫刻を歩く⑭ オットーボイレン・ケンプテン・エーレンシュタイン・ビッピンゲン、マウホとグレゴール・エーアハルトを堪能しました。

    ヴィリーは「緑たちの旅行2022年」という9月4日(日)から9月8日(木)までの旅程表をプリント1枚にまとめて作ってくれました。朝の食事から夕食までの詳しい日程表です。彼はその他にも自分の運転する地図をプリントアウトしてファイルにまとめているのです。毎回頭が下がります。アンゲリカの家では毎日心づくしの豪華な食事をいただきました。シルヴィアとクラウスの購入した広大な野外地では、彼らの友人を呼んでのバーベキューに舌鼓を打ちました。さて、オットーボイレン・ケンプテン・エーレンシュタイン・ビッピンゲン…と後期ゴシック彫刻のある地方都市を彼らの車で案内してもらいました。これだけ見回ることは、私たちだけでは到底叶わないことでした。「オットーボイレンのマイスター」はハンス・トーマンではないかという説がありますが、まだ確...〔529〕後期ゴシック彫刻を歩く⑭オットーボイレン・ケンプテン・エーレンシュタイン・ビッピンゲン、マウホとグレゴール・エーアハルトを堪能しました。

  • 〔527〕後期ゴシック彫刻を歩く⑫ ビーゼルバッハはダニエル・マウホへの一本道でした。

    そもそもダニエル・マウホへの関心を高めたのはウルム博物館で見たマウホのカタログがきっかけでした。大部な本のため旅途中での購入はためらわれたのですが、日本に戻ってきてから、多少高価ではあったのですが、ネット購入をしました。それというのも、このカタログを責任編集していたのは、ウルム博物館の彫刻写真掲載でお世話になっているエヴァ・ライステンシュナイダー博士だったからです。マウホは日本でほとんど知られていない後期ゴシック彫刻の大家です。私たちの写真集第Ⅴ巻にはライステンシュナイダーさんのご厚意で多くのマウホ作品を掲載することができました。おそらくマオホの日本デビューではないかと思います。今回の「後期ゴシック彫刻を歩く旅」の多くは「マオホを歩く旅」になっています。写真集に掲載したマオホ作品に加えて、カタログから情報...〔527〕後期ゴシック彫刻を歩く⑫ビーゼルバッハはダニエル・マウホへの一本道でした。

  • 〔526〕後期ゴシック彫刻を歩く⑪ 二度目の正直、ハンス・ムルチャーの聖母子像に遠目から会えました。

    10月3日(月)、ポリングの「妖しくない聖母子像」に対面した次の日のことでした。アウグスブルクからランツベルク・アム・レヒ(レヒ川のランツベルクの意)までは40分足らずのところでした。ロマンティック街道に位置するランツベルクを最初に訪れようと思ったのは2019年のことでした。この時は他の訪問都市との兼ね合いで残念ながら見送らざるを得ませんでした。今回どうしても行きたかったのは、ここに後期ゴシック彫刻家の先駆け、ハンス・ムルチャーの聖母子像があるからです。この聖母子像はバクサンドールを初めとして数多くのドイツ語文献に掲載されているのです。その重要性についてはこれからの研究になります。この日は曇り空で雨でも降るのではないかという日和でした。たぶん普段よりもレヒ川の水量は多かったのでしょう。比較的たやすくマリア...〔526〕後期ゴシック彫刻を歩く⑪二度目の正直、ハンス・ムルチャーの聖母子像に遠目から会えました。

  • 〔525〕後期ゴシック彫刻を歩く⑩ フライジング博物館の開館式に招待されました。

    9月30日(金)はラインベルガーの「アンナ三代像」、10月2日(日)は同じくラインベルガーの「妖しくない聖母子像」を拝観したということをブログに書いてきました。今回はその谷間の10月1日(土)のお話です。この日我々はミュンヘンからほど近いフライジングにいました。フライジングは日本のガイドブックにも載っていないようなところですが、昔からキリスト教では重要な地域だそうです。またドイツで一番古いビール醸造所があるところだそうです。以前日本のテレビで放送していましたよ。私たちにとってフライジングは大聖堂であり、博物館です。後期ゴシック彫刻の宝庫でもあるのです。しかし博物館はずっと改装中で入館できませんでした。しかし、この日、フライジング博物館の開館式があり招待されました。招待してくれたのはバイエルン国立博物館のマ...〔525〕後期ゴシック彫刻を歩く⑩フライジング博物館の開館式に招待されました。

  • 〔524〕後期ゴシック彫刻を歩く⑨ ラインベルガーの「妖しい聖母子像」は妖しくなかった! です。

    10月2日(日)、サロメさんに取りはからってもらってラインベルガーのアンナ三代像を拝観した2日後のことでした。私たちはインゴルシュタットからアウグスブルクに移動しました。ホテルにトランクを預けてすぐに向かった先はポリングでした。アウグスブルクから約1時間半でヴァイルハイムに着きます。休日のためヴァイルハイムから小さな町ポリングにはバスもありません。やむなくタクシーに乗ることにしました。タクシーは正規の料金がはっきりしなかったり、チップのこともあり緊張します。ポリングに赴く目的はまたもやラインベルガーの「妖しい聖母子像」を拝観するためです。バイエルン国立博物館に所蔵されていると思って同館のヴェニガー博士に聞いたところ、修復を終えてポリングの教会に戻っているというのです。「妖しい聖母子像」とは私が勝手に付けた...〔524〕後期ゴシック彫刻を歩く⑨ラインベルガーの「妖しい聖母子像」は妖しくなかった!です。

  • 〔523〕後期ゴシック彫刻を歩く⑧ ラインベルガーのアンナ三代像に導いてくれたのは修道女・サロメさんでした。

    9月29日(木)、私たちは初めての地、インゴルシュタットに宿泊していました。2019年のドイツ旅行の時、残念ながら訪れることができなかった町です。インゴルシュタットは私たちにとってハンス・ラインベルガーのアンナ三代像がある町でした。ラインベルガーは後期ゴシック彫刻の最終盤を飾る大彫刻家です。個性的でユニークな彫刻は群を抜いています。近代への橋渡しをした作家ですが、日本ではほとんど知られていません。ラインベルガー彫刻に導いてくれたのは50頁足らずの小さな図録(写真集第Ⅴ巻所収)でした。モースブルクにあるラインベルガー祭壇のある教会で購入したものでした。その表紙を飾っていたのがインゴルシュタットのアンナ三代像でした。緑の調査で、この像はグナーデンタール修道院にあることがわかりました。インゴルシュタットの駅から...〔523〕後期ゴシック彫刻を歩く⑧ラインベルガーのアンナ三代像に導いてくれたのは修道女・サロメさんでした。

  • 〔522〕後期ゴシック彫刻を歩く⑦ フラウエンシュタイン(オーストリア)では「シュッツ・マドンナ」に救われました。

    グレゴール・エーアハルト(ミヒェル・エーアハルトの子)の「シュッツ・マドンナ」はフラウエンシュタイン教区教会(オーストリア)にあるはずです。10月11日(火)、リンツから約1時間、ローカル線に乗って遠足気分でフラウエンシュタインに向かいました。さらにバスを降りて、さて、小トランク(愛称コロコロ)を引いて教会まで丘を登ろうとしたその時でした。一台の車が我々の前に止まったのです。若い女性が降りてきて、行き先を聞いて、車に乗りなさいと誘ってくれました。まさに「シュッツ・マドンナ」の出現でした。車ではそこから10分ほどでしたが、徒歩で上れば1時間以上はかかったことでしょう。小さな教会は無人でした。静かに戸を開けると正面に「シュッツ・マドンナ」が鎮座していました。写真では何度も繰り返し見ていた「懐かしい」像です。実...〔522〕後期ゴシック彫刻を歩く⑦フラウエンシュタイン(オーストリア)では「シュッツ・マドンナ」に救われました。

  • 〔521〕後期ゴシック彫刻を歩く⑥ 28体のブロンズ像にただただ圧倒されました。(インスブルック、宮廷教会)

    インスブルック(オーストリア)の宮廷教会に、等身大以上の28体のブロンズ像があることを認識したのはつい最近のことです。我々の後期ゴシック彫刻の旅はリーメンシュナイダーから始まって同時代の彫刻家の作品に向かっていきました。そのほとんどが木彫と石像でした。ブルンズ像が意識にのぼってきたのはペーター・フィシャーに出合ってからです。ニュルンベルクのゼバルドゥス教会のブロンズの墓に魅せられ、写真集でも紹介することになってしまいました。(緑写真集Ⅳ巻所収)10月13日(木)、ザルツブルクからインスブルックに移動してきたのですが、どうも身体が重いのです。この旅行中初めての発熱でした。すぐに検査キットで確認したのですが、ありがたいことに陰性でした。翌日の午前中、大事をとっていたのですが、どうやら動けそうなので、宮廷教会に...〔521〕後期ゴシック彫刻を歩く⑥28体のブロンズ像にただただ圧倒されました。(インスブルック、宮廷教会)

  • 〔520〕後期ゴシック彫刻を歩く⑤ オーストリアのマウアの祭壇も必見、それは凄まじいものです。

    10月8日(土)、アダモフで衝撃を受けた次の日でした。ウィーンから列車で1時間と少しのところにあるドナウ川沿いのメルクに到着します。ローカル線に乗り換えてさらにそこから2駅、ここでタクシーを拾って教会に行くのがいいだろうとは教会の人の話でした。ちょっと金額が高いなと思いながらも土曜日にはバスもないようでした。小さな教会に入ると2,3人のグループが祭壇をしげしげと眺めていました。一人の男性が祭壇を指さしながら解説しているようでした。時折アダモフという地名が聞こえてきます。どうやらアダモフとこのマウアの祭壇を比較して話しているようでした。話はなかなか途切れることがなく、私たちはその邪魔をしないように撮影に入りました。ゆっくり眺めると、この祭壇も凄いものだなあと実感できます。テーマはやはりマリアの昇天でしょうか...〔520〕後期ゴシック彫刻を歩く⑤オーストリアのマウアの祭壇も必見、それは凄まじいものです。

  • 〔519〕後期ゴシック彫刻を歩く④ チェコのアダモフまで足を伸ばした甲斐がありました。

    ブログ〔480〕で、この秋のドイツ回遊でとりわけ拝観したい祭壇をピックアップしておきました。チェコのアダモフとオーストリアのマウアの祭壇です。植田重雄さんの遺品のドイツ語文献に写真入りで紹介されていて初めて私が目にしたものです。いずれも1度見たら忘れられない強烈なインパクトのある祭壇でした。そこでは本の写真の一部を紹介していますのでご覧ください。この2つの祭壇が何処にあるのか、ネットでの探索が始まりました。マウアは比較的簡単に見つかりました。オーストリアのリンツ近くの小さな町です。祭壇の映像がネットにアップされていたので間違いありません。もう1つの祭壇を特定するのには難儀しました。Zwettlというオーストリアの地名が登場するのですがどうもここにはなさそうなのです。最終的に見つけ出したのは緑でした。Zwe...〔519〕後期ゴシック彫刻を歩く④チェコのアダモフまで足を伸ばした甲斐がありました。

  • 〔517〕後期ゴシック彫刻を歩く③ ハンス・ブリュッゲマンの祭壇のスケールの大きさは遙かに想像を超えていました。

    日本で初めて「リーメンシュナイダー」を冠して出版された単行本は植田重雄さんの『神秘の芸術-リーメンシュナイダーの世界』(新潮社、1976年)でした。その本を絶版とし、面目を一新して世に送り出されたのが『リーメンシュナイダーの世界』(恒文社、1997年)です。この本を頼りに「リーメンシュナイダーを歩く」旅を福田緑と私は続けてきました。さて、この本の「後期ゴシックの芸術」に次のような一節がありずっと気になっていました。「北ドイツのシュレスヴィッヒのボルデスホルマーには、ハンス・ブリュッゲマンによる十字架祭壇が建立された。高さ十二メートル六十センチの巨大なものである。祭壇彫刻以外に教会内部をかざる聖者彫像も活気を呈し、独特なものが生まれつつあった。」(18頁)ところでこのシュレスヴィッヒはデンマークに近く、気楽...〔517〕後期ゴシック彫刻を歩く③ハンス・ブリュッゲマンの祭壇のスケールの大きさは遙かに想像を超えていました。

  • 〔518〕「憲法審査会ウオッチング 再開 衆院 10.27」貴重な西崎典子さんの報告です。

    西崎さんの憲法審査会ウオッチングです。「持続する志」を見習いたいと思います。◆衆院憲法審10.27まとめ傍聴者の西崎典子です。遅くなりましたが前国会と同じく、知り合いのみなさまにBCCでお届けします。【前書き】*傍聴すると審議の最前線が見えます。みなさまも議事堂へ行きませんか?*改憲派に対抗するのに「憲法9条を守れ」を叫ぶだけでは不十分です。他のテーマ、特に緊急事態条項や国民投票法やネット規制についても是非フォローしましょう。第210臨時国会に入り本格的な審議を伴う審査会が久しぶりに開かれました。統一教会や国葬の問題の渦中で、周囲の人達ともども開催はまだあとかと思っていたので、驚きでした。■10.27は自由討議とされ各委員が選んだテーマを話しました。旧統一教会の問題があっても改憲派は前通常国会と同じく攻勢...〔518〕「憲法審査会ウオッチング再開衆院10.27」貴重な西崎典子さんの報告です。

  • 〔516〕後期ゴシック彫刻を歩く② 「彫刻と絵画の両刀遣い」の3巨頭はムルチャー、パッハー、シュトースです。

    十数回ドイツ・オーストリアを訪ねるうちに、私は、緑が愛して止まないリーメンシュナイダーだけではなくて、後期ゴシック彫刻の作家たちに新たに魅力を感じるようになっていきました。私の刺激を受けながら緑もそうなっていったようです。現代芸術にも通じるような個性的な彫刻との出合いによって私たちの鑑賞の視野がどんどん広がっていったのでした。後期ゴシック彫刻の作家たちの作品とあまた向き合うなかで、興味深い事実がいろいろ見えてきました。その1つは「彫刻と絵画の両刀遣い」の作家が存在することでした。まさに彼らは「彫刻界の大谷翔平」でした。マルティン・ショーンガウアやアルブレヒト・デューラーのような版画と絵画両方で抜きんでている絵描きは多いのではないでしょうか。日本で言えば葛飾北斎もそうでしょうか。絵を描く作業は版画と絵画では...〔516〕後期ゴシック彫刻を歩く②「彫刻と絵画の両刀遣い」の3巨頭はムルチャー、パッハー、シュトースです。

  • 〔515〕矢部顕さんから『スサノオの物語をめぐって』という手作り冊子をいただいたのは渡独以前のことでした。

    渡独以前に矢部顕さんから『スサノオの物語をめぐって』という手作り冊子をいただいていたのですが、失礼ながらブログに紹介する余裕がありませんでした。今回の冊子は手作りとは言っても52ページもある立派なものです。矢部さんは手慣れたもので、この手の冊子は今までに数十冊作成されています。今回の『スサノオの物語をめぐって』の目次を紹介します。以前にこのブログでもその1部を掲載させていただきましたので、ご記憶の方もおありだと思います。冊子の中核はあるラボ・テューターとの往復メールです。矢部さんとはラボ教育センターの言語教育総合研究所・事務局長をされていたときからのお付き合いです。本冊子には矢部さんの民俗学・地理学・歴史学・社会学に裏打ちされた博識が遺憾なく発揮されています。彼とがっぷり四つに組んでいるKNさんがまた素晴...〔515〕矢部顕さんから『スサノオの物語をめぐって』という手作り冊子をいただいたのは渡独以前のことでした。

  • 〔514〕吉田隆さんのイロハネットNo-353号「文化の日意義と明治の日へ改変狙う動き」を読んでください。

    吉田隆さんからイロハネットNo-353号が送られてきました。地の文だけですが読んでみてください。大事なことが書かれています。◆皆様イロハネットNo-353号をお送りいたします。11月4日は文化の日ですね。ところが、今年の4月7日、自民党有志による「明治の日を実現するための議員連盟」は、超党派議連に切り替え、新たな議員連盟の設立総会を衆議院議員会館で開いたのです。そして、なんと自民党、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党4党などの議員計92人が入会し、会長に古屋が就任したとのことです。維新や国民民主はわかりますが、立憲民主の議員も入っており、びっくりです。戦前の天長節―明治天皇の誕生日を尊崇しようというのです。安倍国葬を事実上撃退したと思いきや、新たな妖怪が現れたようなものです。これは単に祝日名が変るとかの...〔514〕吉田隆さんのイロハネットNo-353号「文化の日意義と明治の日へ改変狙う動き」を読んでください。

  • 〔513〕『統一教会-銃撃・北朝鮮・自民党』(立憲フォーラムブックレット)は安価でわかりやすい読み物です。

    今年の7月8日、山上徹也容疑者による安倍晋三元総理銃撃事件は私たちに衝撃を与えました。同情票が作用したのか数日後の選挙では自民党が大勝、その後岸田首相は国民の大半の反対を押し切って9月27日、国葬を実施しました。霊感商法などを行ってきた反社会的集団といわれる旧統一教会が今日まで存続してきた背景、「安倍家3代」との繋がり、そもそも統一教会とはどのように成立してきたのかなどの疑問にわかりやすく答えてくれるブックレットが出版されました。下掲の立憲フォーラムに連絡すれば、10冊以上は送料無料で送ってくれます。(振り込み料のみ)ちなみに私は20冊送ってもらって、仲間と読み合おうと思っています。〔氏名、電話番号、住所、メールアドレス、冊数〕明記。◆『統一教会-銃撃・北朝鮮・自民党』(立憲フォーラムブックレット)202...〔513〕『統一教会-銃撃・北朝鮮・自民党』(立憲フォーラムブックレット)は安価でわかりやすい読み物です。

  • 〔512〕後期ゴシック彫刻を歩く① 喉から手が出るほど望んでいたファイト・シュトースの大冊・写真集を旅行中にいただきました。

    47日間のドイツ・オーストリア中心の旅行の報告を何から始めようか考えていましたが、やはりファイト・シュトースの写真集をいただいたことと、その本によってその後の旅行行程が変わってしまったということを書かなければなりません。ファイト・シュトースはご存じの人も多いと思いますが、ティルマン・リーメンシュナイダーのライバルとして高名で、常にこの二人は対比して取り上げられます。私たちが後期ゴシック彫刻のバイブルにしていたイギリスのマイケル・バクサンドールの著書の題名が『彫刻家の芸術-ティルマン・リーメンシュナイダー、ファイト・シュトースと同時代の作家たち』です。私たちの共著も『結・祈りの彫刻-リーメンシュナイダーからシュトース』という題名にして、リーメンシュナイダーとシュトースを彫刻家の代表格にしました。バクサンドー...〔512〕後期ゴシック彫刻を歩く①喉から手が出るほど望んでいたファイト・シュトースの大冊・写真集を旅行中にいただきました。

  • 〔511〕「皆さまの協賛金で完成することができた映画を、若い人たちが瀬戸内市の市民の皆さんに観てほしいと動き出したニュースです。」(矢部顕さん)

    ◆福田三津夫様皆さまの協賛金で完成することができた映画を、若い人たちが瀬戸内市の市民の皆さんに観てほしいと動き出したニュースです。10月1日の朝日新聞岡山県版を添付します。邑久高校の地域学を学ぶ生徒たち(いくつかのテーマのうちの一つのグループ)がドキュメンタリー映画を瀬戸内市中央公民館で市民のみなさんに観ていただきたく上映会を計画しています。その記事です。小生は、5年前から邑久高校の地域学の講師をしています。地域学が始まる以前は、かつて邑久高校の分校(新良田教室と言いました)が長島愛生園にあったということを、ほとんどの教師も生徒も知りませんでした。教科書があるわけではない地域学は、教師も生徒も一緒になって学ばざるを得ませんから、新しい発見が次々に起こります。教科書での勉強は「強いられた勉め」ですが、地域学...〔511〕「皆さまの協賛金で完成することができた映画を、若い人たちが瀬戸内市の市民の皆さんに観てほしいと動き出したニュースです。」(矢部顕さん)

  • 〔510〕渡独中に嬉しいお知らせ、鎌田遵さんが「さがみはら写真賞」(プロの部)を受賞しました。

    ほぼ2か月ぶりのブログになります。ご無沙汰していました。9月4日(日)から10月20日(木)まで、ドイツを中心に、オーストリア、ベルギー、チェコなどを回遊していました。最大の目的はゴシック後期のドイツ彫刻を訪ねること、そしてドイツの友人たちと墓参りを含め旧交を温めることでした。コロナが治まりきらないこの時期の海外旅行はかなり思い切ったものでした。でも、JALのマイレージが無効になるかどうかの瀬戸際だったのです。この旅は、20回近く行ったドイツ旅行の中でも最も興奮した、思い出深いものになったのですが、これからゆっくりと少しずつ報告することにします。さて、この旅行中に、嬉しいニュースが飛び込んできました。鎌田遵さんが「さがみはら写真賞」(プロの部)を受賞したのです。遵さんは現在、亜細亜大学教授の肩書きを持って...〔510〕渡独中に嬉しいお知らせ、鎌田遵さんが「さがみはら写真賞」(プロの部)を受賞しました。

  • 〔509〕ブックオフ巡りの収穫は『熊とにんげん』(チムニク)『ねこ学校のいたずらペーター』(ラマチュ)『クルミわりとネズミの王さま』(ホフマン)。

    久しぶりにブックオフを梯子したら、珍しく収穫がありました。今回の標的はドイツ語の児童文学の翻訳作品でした。一般的にはそれほど知られていない3冊を安価で買うことができました。まずは、『熊とにんげん』(ライナー・チムニク作・絵、上田真而子訳、徳間書店、2018)。ライナー・チムニクは、現在はポーランド領になっているオーバーシュレージエンに生まれ、ミュンヘンの美術学校に在学、現在もミュンヘンに住んでいるそうです。上田真而子さんといえば『ヒルベルトいう子がいた』『はてしない物語』『ジム・ボタンの機関車大旅行』などの翻訳で有名ですが、翻訳した本ではこの『熊とにんげん』が一番好きだとあとがきに書いています。主人公の「にんげん」が話の途中で死んでしまうのは、けっこう意外なことでした。次に読んだのは、『ねこ学校のいたずら...〔509〕ブックオフ巡りの収穫は『熊とにんげん』(チムニク)『ねこ学校のいたずらペーター』(ラマチュ)『クルミわりとネズミの王さま』(ホフマン)。

  • 〔508〕「緊急学習会 改憲問題と憲法審査会~大江京子弁護士の講演と傍聴人からの報告~」があります。

    憲法審査会ウオッティングを続ける西崎典子さんから「緊急学習会改憲問題と憲法審査会~大江京子弁護士の講演と傍聴人からの報告~」のお知らせです。是非お集まりください。◆憲法審査会ウオッティングをお送りする皆様へ(BCC)。ご無沙汰していましたが、西崎より学習会のご案内です。翻れば208通常国会の最終局面では、立憲民主党が提出した岸田内閣の不信任案は、翌日午前の本会議で審議となり、時刻がだぶる憲法審は、流会になりました。不評だった不信任案でしたが、「憲法審を開かせなかった」点では高評価でした。その後、参院選の終盤に安倍元首相が銃殺されて以来、パンドラの箱があいたかのような騒ぎが続いています。その中で私たちのグループは首記の学習会を企画しました。お越しをお待ちしております。●緊急学習会改憲問題と憲法審査会~大江京...〔508〕「緊急学習会改憲問題と憲法審査会~大江京子弁護士の講演と傍聴人からの報告~」があります。

  • 〔507〕安倍氏国葬に「賛成」30%、「反対」53%(毎日新聞世論調査)は国民の冷静で至極当然な判断でしょう。

    岸田首相は安倍晋三氏が凶弾に倒れて数日で「国葬」を宣言しました。花を手向ける人が多かったり、海外メディアの報道に多く取り上げられたりしたということもその理由のようです。確か「民主主義を守るため」などということばで国葬を正当化していたように記憶しています。しかしながら、冷静に考えてみると、国葬に関する法律がなかったり、憲法との関連の不備も指摘されるなど、どうやらその根拠もあやふやになってきました。戦後国葬は吉田茂氏だけです。安倍政権が8年8か月の長期にわたったことも国葬の理由にされているようですが、評価すべきは政権の長さではなく、日本国にとってどのような利益をもたらし、利点があったかではないでしょうか。長らく教育の現場にいて、最も関心があり、比較的一般には忘れられている安倍政権の問題点は、教育基本法の改悪で...〔507〕安倍氏国葬に「賛成」30%、「反対」53%(毎日新聞世論調査)は国民の冷静で至極当然な判断でしょう。

  • 〔506〕最新・ふせ由女通信(2022年秋、33号)は議会報告、請願の顛末などです。

    清瀬市議・無所属ひとり会派「共に生きる」のふせ由女が発行している議会便り最新号が刷り上がりました。ふせ由女は清瀬市議2期目の最終コーナーを回ったところです。年4回ある市議会ごとに議会便りを発行し続けています。今号は33号になります。1面はいつもの市議会報告です。2、3面には清瀬・くらしと平和の会の仲間が市議会に提出した「柳泉園組合のコンサルト業務委託に関連する事実の説明を清瀬市に求める請願」の顛末について書かれています。4面は連れ合いの福田緑のラジオ深夜便出演や二人の共著『結・祈りの彫刻-リーメンシュナイダーからシュトース』(丸善プラネット)の紹介をさせていただきました。いずれも拡大してご覧いただければ嬉しいです。〔506〕最新・ふせ由女通信(2022年秋、33号)は議会報告、請願の顛末などです。

  • 〔505〕ドキュメンタリー「NAGASHIMA~”かくり”の証言」 の監督のことが記事になりました。

    以前からお知らせしてるドキュメンタリー「NAGASHIMA~”かくり”の証言」の上映が日本各地で開始されています。岡山の「NAGASHIMA~”かくり”の証言」製作実行委員会の矢部顕さんからのメールを紹介します。東京新聞に掲載された監督さんの記事です。無料上映会のお知らせも記事に書かれています。*9月3日(土)午後1時半開始、東村山市中央公民館◆福田三津夫様東京新聞電子版です。https://www.tokyo-np.co.jp/article/197804ドキュメンタリー「NAGASHIMA~”かくり”の証言」の監督のことが記事になりました。矢部顕〔505〕ドキュメンタリー「NAGASHIMA~”かくり”の証言」の監督のことが記事になりました。

  • 〔504〕故・植田重雄さんからの贈り物・第2弾『Die Skulpturen von Moissac』(モワサックの彫刻)の全容が見えてきました。

    後期ゴシックのドイツの彫刻家、ティルマン・リーメンシュナイダーの生涯や作品についていち早く書籍で日本に紹介したのは故・植田重雄さんといっても間違いありません。・『神秘の芸術-リーメンシュナイダーの世界』(新潮社、1976年)・『リーメンシュナイダーの世界』(恒文社、1997年)ご子息との交流についてはブログ〔480〕に書かせてもらいました。その後、遺品整理ということで貴重な植田重雄さんの所蔵本を何冊かいただきました。〔480〕に写真掲載の彫刻はチェコとオーストリアにありますが、9月からの渡独の際に拝観する予定でいます。さて、今回紹介するのは故・植田重雄さんからの贈り物・第2弾『DieSkulpturenvonMoissac』(モワサックの彫刻)です。本が大きすぎて表紙の一部しか掲載できていません。ドイツ語...〔504〕故・植田重雄さんからの贈り物・第2弾『DieSkulpturenvonMoissac』(モワサックの彫刻)の全容が見えてきました。

  • 〔503〕思いがけず、2冊の素敵な本『茨木のり子』『へいわとせんそう』をいただきました。

    本当に思いがけないことでした。2冊の本を突然いただいたのです。いずれも素敵な本でした。*『永遠の詩②茨木のり子』選・鑑賞解説/高橋順子、小学館2009*『へいわとせんそう』たにかわしゅんたろう・ぶんNoritake・え、ブロンズ新社、2019茨木のり子の著作は『茨木のり子詩集』(〈現代詩文庫20〉思潮社、1969)『詩のこころを読む』(岩波ジュニア新書、1979)『倚りかからず』(筑摩書房、1999)など数冊が本棚に眠っているはずです。教師生活をスタートした1972年に購入し、とりわけ熟読玩味したのが『茨木のり子詩集』でした。私の好きな詩がほぼここに網羅されています。そして、常々気になっていたのが『茨木のり子全詩集』(花神社、2010)でした。さすがに大冊なので、高額に違いありません。新刊でなくて良いので...〔503〕思いがけず、2冊の素敵な本『茨木のり子』『へいわとせんそう』をいただきました。

  • 〔502〕新刊『結・祈りの彫刻-リーメンシュナイダーからシュトース』とりあえず2紙に紹介されました。

    7月末に『結・祈りの彫刻-リーメンシュナイダーからシュトース』(福田緑・福田三津夫、丸善プラネット)が出版されましたが、ありがたいことに2紙がこの本を紹介してくれました。まずは多摩地区のタウン紙「アサココ」です。福田緑の第2回・リーメンシュナイダー写真展(今年1月、国分寺司画廊)のことを取材して、しっかり記事にしてくださったのが「アサココ」でした。「アサココ」は第1・第3木曜日に多摩地区(町田市・稲城市を除く)に朝日新聞と一緒に届けられます。掲載のお礼もかねて、新刊3冊を寄贈しました。これは読者プレゼントとして活用してくださるということです。掲載紙は8月18日(木)、238号です。ネットでも応募できるので、希望の方はアプローチしてみてください。もう1紙は「週刊新社会」です。8月3日号に掲載されました。貴重...〔502〕新刊『結・祈りの彫刻-リーメンシュナイダーからシュトース』とりあえず2紙に紹介されました。

  • 〔501〕新宿で「安倍『国葬』やめろ! 緊急市民集会&デモ」開催。民意は 国葬反対79.7%、賛成16.7%(文春オンライン)です。

    昨8月16日(火)、本当に久しぶりの新宿でした。「安倍『国葬』やめろ!緊急市民集会&デモ」が開催されるというので、いてもたってもいられない思いで駆けつけました。新宿駅西口、小田急百貨店前広場に到着したのは夕方の6時10分前でした。すでに多くの人が参集していて、沖縄の音楽が聞こえてきます。最終的には4~500人の参加で、身動きがとれませんでした。6時きっかりに全体スピーチがスタートしました。飯島滋明さん、鎌田慧さん、落合恵子さんまで地上でのスピーチ、顔が見えないというので佐高信さんからは宣伝カーの上からの演説が続きます。木村三浩さんのコメントは代読、澤地久枝さんは残念ながら体調のことがあり来られませんでした前川喜平さん、永田浩三さんとスピーチが締めくくられました。いずれも国葬はなぜ許されないのか説得力あるコ...〔501〕新宿で「安倍『国葬』やめろ!緊急市民集会&デモ」開催。民意は国葬反対79.7%、賛成16.7%(文春オンライン)です。

  • 〔500〕ブログ500回記念! 「生誕100年 朝倉攝展」(練馬区立美術館)を舐めるように鑑賞してきました。

    「生誕100年朝倉攝展」の券をある方からいただきました。その人は、朝倉攝と一緒に仕事をした著名な詩人から券をいただいたようです。ありがたいことです。このコロナ禍でも展覧会に行こうと思ったのは、チラシの「絵画、舞台、絵本-知られざる創作の全貌に迫る、初の回顧展」というコピーに惹かれたからです。朝倉攝といえば彫刻家・朝倉文夫の長女ですが、私にとっては舞台美術の大家というイメージがあります。実は彼女は伊東深水から日本画を学び、さらには舞台美術、絵本、小説の挿絵にも手を広げていきました。その創作の全貌を垣間見られるということで、10時開館と同時に招待券を差し出したのでした。朝倉攝の名前が初めて私の脳裏にインプットされたのは、東京書籍の童話劇集を手に取ったときでした。1980年代、我が師匠の一人、冨田博之さん編集で...〔500〕ブログ500回記念!「生誕100年朝倉攝展」(練馬区立美術館)を舐めるように鑑賞してきました。

  • 〔499〕季刊誌「TOMO-MICHI」(あなたとともに歩む道を求めて)知っていますか。

    「TOMO-MICHI」(副題:あなたとともに歩む道を求めて)という雑誌をいただきました。1,4,7,10月発行の季刊誌です。初めて手にしました。A5版で42頁ほどのそれほど厚くない雑誌ですが、中身が濃いので読みでがあります。定価は、500円+税です。表紙と目次をそのままコピーします。リベラルで社会派の雑誌です。〔499〕季刊誌「TOMO-MICHI」(あなたとともに歩む道を求めて)知っていますか。

  • 〔498〕あの名取弘文さんから『結・祈りの彫刻-リーメンシュナイダーからシュトース』の感想が届きました。

    7月22日に出版した『結・祈りの彫刻-リーメンシュナイダーからシュトース』(福田緑、福田三津夫、丸善プラネット)の読書感想がメールや郵便で続々届いています。その中で、友人の山﨑隆夫君の感想はブログでも紹介しました。2,3日前に名取弘文さんからも丁寧な手紙が届きました。名取さんをご存じない方はブログの〔460〕「名取弘文さん編の『ナトセンおすすめおもしろ学校映画館』(子どもの未来社)が出版されましたよ!」を読んでみてください。◆福田緑様、福田三津夫様7月もすぎて行きます。ウクライナ、コロナとうっとおしいことです。「電力不足」という情報を流し原発再稼働をもくろむ動きも嫌です。さて、この度は『結・祈りの彫刻-リーメンシュナイダーからシュトース』をご恵贈いただきましてありがとうございます。2冊目が「続」3冊目が「...〔498〕あの名取弘文さんから『結・祈りの彫刻-リーメンシュナイダーからシュトース』の感想が届きました。

  • 〔497〕ますます充実した「季刊 茨木のり子手帖」(12号、2022年春)は28頁です。

    わずかばかりのカンパで「季刊茨木のり子手帖」(茨木のり子の家を残したい会・発行)が送られてくるようになったことは以前のブログでも触れました。思いがけずに嬉しかったことは、「季刊茨木のり子手帖」を編集している柳田由紀子さんが今年1月の第2回・福田緑リーメンシュナイダー写真展に来ていただけたことでした。同世代でもあり、旧知の仲のように、対面での話は途切れることはありませんでした。新約聖書学者の田川建三さんとは昔からのお知り合いで、そのことも話に花を咲かせました。田川さんはまたリーメンシュナイダーの研究者でもあります。「季刊茨木のり子手帖」がまた素晴らしい。文学的な薫りが紛々とする、ハイセンスな冊子です。今回はB5版で28頁、茨木のり子の詩も所々に配置し、ミニ詩集といった趣もあります。今回のおもなラインアップで...〔497〕ますます充実した「季刊茨木のり子手帖」(12号、2022年春)は28頁です。

  • 〔496〕「とんでもない 安倍国葬」反核・反戦イロハネット(吉田隆さん)をじっくり読んでみましょう。

    吉田隆さんの反核・反戦イロハネット(346号)が届きました。安倍氏国葬が国民には相談もなく一方的に閣議決定されたようですが、本日国葬反対の集会が国会前で開かれました。岸田さんは本当に国民の声を聴く耳を持っているのでしょうか。まずは反核・反戦イロハネットをお読みください。◆反核・反戦イロハネット(No-346)2022/7.21NONUKESnorABCNET拡散歓迎吉田隆(080)5420-6977とんでもない!安倍国葬岸田内閣は、早々と閣議決定で安倍国葬を決め、既成事実化すべく着々と準備を始めている。戦後の日本で国葬は吉田茂総理のみである。歴代の首相は自民党のとの合同葬が多く、国葬にはしていない。安倍氏を国葬にするには、安倍政権が大きく評価されなくてはならない。多くの国民にとってそのような存在だったのか...〔496〕「とんでもない安倍国葬」反核・反戦イロハネット(吉田隆さん)をじっくり読んでみましょう。

  • 〔495〕本日発売!『結(ゆい)・祈りの彫刻-リーメンシュナイダーからシュトース』の内容と目次を少し詳しく紹介します。

    いよいよ本日『結・祈りの彫刻-リーメンシュナイダーからシュトース』が発売されます。私どもが運営しているアマゾンの「猫家族」もいよいよ解禁になりました。ブログ〔492〕で簡単な出版案内はしましたが、詳しく内容について触れませんでしたので、今回は目次をそのまま転載します。出版社で〔内容紹介〕を書いてくれたようですが、字数の関係でしょうか「中世後期のドイツで活躍した彫刻家たち」列伝を掲載しているという記述が省略されています。本邦初紹介の彫刻・絵画写真が多数掲載されているのはその通りなのですが、これだけまとまってドイツゴシック後期の彫刻家について詳述された文献はないと自負しています。我々が足を運んで作品をこの目で見て、さらに奮闘努力してドイツ語文献のカタログを連れ合いの福田緑が読み解きました。日本はもとよりドイツ...〔495〕本日発売!『結(ゆい)・祈りの彫刻-リーメンシュナイダーからシュトース』の内容と目次を少し詳しく紹介します。

  • 〔494〕「彫刻はこう見るのか! 福田緑・福田三津夫著、…素敵な写真集をいただく」山﨑隆夫君のブログに感謝!

    大学時代の親友の山﨑隆夫君のブログ『扉の向こうは』(2022-07-16)で、拙著のことを丁寧に紹介してくれました。心温まるコメントで友を持つ幸せを感じています。ブログをそのままコピーさせてもらいます。本物を読みたい方はこちらからどうぞ。『彫刻はこう見るのか!』彫刻はこう見るのか!福田緑・福田三津夫著、…素敵な写真集をいただく大学時代の親友・福田三津夫君(以下、福田と呼ぶね)とパートナー緑さんが、2人で共同して出…扉の向こうは子どもの時間◆彫刻はこう見るのか!福田緑・福田三津夫著、…素敵な写真集をいただく大学時代の親友・福田三津夫君(以下、福田と呼ぶね)とパートナー緑さんが、2人で共同して出版した写真集をいただいた。写真集ではあるが、2人の思いのあふれる文章が各所に綴られている。本の題名は『結(ゆい)・祈...〔494〕「彫刻はこう見るのか!福田緑・福田三津夫著、…素敵な写真集をいただく」山﨑隆夫君のブログに感謝!

  • 〔493〕たんぽぽ舎メルマガ緊急転送「アベさんに対する銃撃について思うこと」(小出裕章さん)を読んでください。

    安倍元首相の銃撃事件が起こりました。たんぽぽ舎メルマガ緊急転送します。とりわけ読んで欲しいのは「アベさんに対する銃撃について思うこと」(小出裕章さん)です。共感すること多々です。安倍さんは教育基本法の改悪から始まって、特定秘密保護法、共謀罪、集団的自衛権の閣議決定、森・加計・桜を見る会など大きく日本をゆがめたと思います。日本を戦争ができる普通の国にしたというのが私の認識です。国葬なんてとんでもないことです。◆たんぽぽ舎です。【TMM:No4533】2022年7月15日(金)地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします転送歓迎━━━━━━━★1.原発冬に最大9基稼働首相表明消費電力の1割火力も10基増(7/15日本経済新聞より抜粋)★2.株主にしかできない株主代表訴訟で福島第一原発事故を引き起こした東電旧...〔493〕たんぽぽ舎メルマガ緊急転送「アベさんに対する銃撃について思うこと」(小出裕章さん)を読んでください。

  • 〔492〕二十数年来のドイツゴシック後期の彫刻との邂逅が『結(ゆい)・祈りの彫刻-リーメンシュナイダーからシュトース』に結実しました。

    ミュンヘンのバイエルン国立博物館でティルマン・リーメンシュナイダーのマグダラのマリアに出合ったのは1999年のことでした。妻はそれ以来「リーメンシュナイダーの追いかけ人」になり本邦初の写真集・全4冊を刊行することになりました。5冊目の新刊『結(ゆい)・祈りの彫刻-リーメンシュナイダーからシュトース』は単なる写真集ではありません。ドイツゴシック後期の彫刻との邂逅から二十数年間に書きためた文章を集大成したものです。こんな紹介文を書いてみました。新刊『結(ゆい)・祈りの彫刻-リーメンシュナイダーからシュトース』(福田緑・福田三津夫、丸善プラネット)ティルマン・リーメンシュナイダーは中世後期のドイツの彫刻家。精神性の高さを感じさせる静謐な彫刻群は福田緑の写真集『祈りの彫刻-リーメンシュナイダーを歩く』(全4巻)に...〔492〕二十数年来のドイツゴシック後期の彫刻との邂逅が『結(ゆい)・祈りの彫刻-リーメンシュナイダーからシュトース』に結実しました。

  • 〔491〕現代女性文化研究所、「むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞」知っていますか。

    ある人から現代女性文化研究所ニュースという冊子をいただきました。NPO現代女性文化研究所が年3回程度発行する立派な出版物です。B5版、20~24ページ程度になるでしょうか。望月百合子さんが題字を書かれたそうですが、私はそもそも望月百合子さんとはどういう人なのかまったく知識がありません。ネットで調べると次のようなことが見つかりました。◆「すべての女性の幸福と人間としての平等、平和な世界」実現のために、私たちは今、熱く語りあい、活動し続けます。この素朴ともみえる根源的な主張は、これまでたくさんの女性によって思考・模索され、語られ、実行に移されてきた長い歴史の積み重ねそのものであります。時は21世紀という新しい時代を刻んでいますが、地球上ではなお、さまざまな差別や心身の自由を犯す事件・紛争が絶えません。永遠の願...〔491〕現代女性文化研究所、「むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞」知っていますか。

  • 〔490〕5月3日の憲法記念日、4紙掲載の市民意見広告は大成功でした。

    ここ数年、市民意見広告運動に共感し、活動に参加しています。参加すると言っても、駅頭や地域で市民意見広告のチラシを配る程度ですが。先日、活動や会計報告、紙面別刷り、そしていつものように「市民の意見」という冊子が送られてきました。賛同者は11,432人、賛同金は31,629,341円。掲載紙は朝日新聞、読売新聞、沖縄タイムズ、琉球新報の4紙だったそうです。今回紹介したいのは「市民の意見」という冊子です。隔月刊、年2,500円ですが、頒価は1部400円です。6月1日発行、191号の目次を紹介しておきます。海老坂武さん、永田浩三さん、田浪亜央恵さんなどの論考に刺激を受けました。田浪さんは東村山で秋津屋ラーメンを営んでいた田浪政博さんの娘さんです。政博さんの年賀状をこのブログで取り上げたことがありました。「田浪さん...〔490〕5月3日の憲法記念日、4紙掲載の市民意見広告は大成功でした。

  • 〔488〕「壊憲政治は、戦争への道」(コンパス21)は投票前に読んで欲しい冊子です。

    1週間前にあった「清瀬・憲法九条を守る会」の例会は192回目でした。拡大版清憲という感じでいつもより多い20名の参加でした。ところで、あらためて九条の会の歴史について調べてみてびっくりしました。最初に結成されたのは日本ではなく、1991年の湾岸戦争時、アメリカでチャールズ・オーバービーさんが創設したのでした。日本国憲法九条の優位性を認め、その精神を世界中に広めたいという彼の願いが発端でした。改めて思い出した次第です。1993年、日本で最初の九条の会は名古屋で設立されたのですね。2004年、九条の会が全国組織になります。小田実、鶴見俊輔、澤地久枝などそうそうたる知識人、運動家9人が代表に名を連ねます。清瀬では2005年、布施・佐藤・篠原各氏が設立します。当時、清瀬・九条の会が存在していたため別組織として清瀬...〔488〕「壊憲政治は、戦争への道」(コンパス21)は投票前に読んで欲しい冊子です。

  • 〔489〕機関誌『風の子』(41号、特集■劇団風の子創立70周年を迎えて)が発行されました。

    劇団風の子の機関誌『風の子』(41号、特集■劇団風の子創立70周年を迎えて)が送られてきました。不定期刊行物で、前号は2016年発行でした。主に子どもたちが鑑賞する劇をつくる劇団がこのような機関誌を発行し続けていることはあまり例がありません。優れた劇を作り続けてきた歴史ある劇団だから出来ることです。まずは、2001~2020年の歴史を写真や文章、上演作品年譜で辿ります。Ⅰ舞台写真でみる劇団風の子70年(2001~2020年)Ⅱ劇団風の子70年の歩み(2001~2020年)Ⅲ劇団風の子・上演作品年譜(2001~2020年)次に目次をコピーしておきます。読んでみたい方は以下のところにご連絡ください。*風の子41号(600円、2022年4月20日発行)*劇団風の子協議会:東京都八王子市美山町1320-1、電話0...〔489〕機関誌『風の子』(41号、特集■劇団風の子創立70周年を迎えて)が発行されました。

  • 〔487〕塚越敏雄さんからタイムリーな「米中戦争の最前線は、日本?」(腰越九条ニュース190号)が届きました。

    いつもながら、力作「腰越九条ニュース」が今し方届きました。ちゃんと読めますように。◆福田三津夫様「腰越九条の会」(鎌倉)の塚越です。腰越九条ニュース190号ができましたので、添付します。今回は、「米中戦争の最前線は、日本?」という見出しで、次の内容を書いてみました。○ウクライナ侵攻と日本への影響○作られていた戦争計画○軍事力の強化・拡大で平和が守れるのか?○「憲法改正」されたら、どうなる?お読みくださりるとありがたいです。t417mabui@nifty.com塚越敏雄〔487〕塚越敏雄さんからタイムリーな「米中戦争の最前線は、日本?」(腰越九条ニュース190号)が届きました。

  • 〔486〕小学校学習田の代かきのための水入れ―足踏み水車ってご存知ですか? (矢部顕さんのお便り)

    お久し振りでした、矢部顕さんのお便りです。岡山の子どもたちが足踏み水車で田んぼに水を入れています。◆小学校学習田の代かきのための水入れ――足踏み水車ってご存知ですか?田植えをするためには、田んぼに水を入れて代かきをします。どのようにして田んぼに水を入れるのか?傾斜地などでは水路から自然に水が田んぼに入るようなところとか、ため池の水を引いてきて入れるとか、このあたりではエンジンポンプや電動ポンプで水路から田んぼに水を入れます。ポンプが無い時代はどうしていたか。江戸時代中期から昭和20年代までは、人力足踏み水車で水を田んぼに入れていました。学校田の側の水路に、この人力足踏み水車を設置して、子どもたちが水車に載って体重をかけて水車を回すのです。そうすると水が田んぼに入るのです。ふつう水車というと川の流れの水の力...〔486〕小学校学習田の代かきのための水入れ―足踏み水車ってご存知ですか?(矢部顕さんのお便り)

  • 〔485〕拙稿「映画『教育と愛国』(斉加尚代監督)を観て」が新聞に掲載されました。

    「週刊新社会」から求められて原稿を書きました。6月22日(水)に掲載されました。『教育と愛国』は2時間ぐらいの映画です。グループで鑑賞して、教育の現在(いま)について語り合うと良いなと思っています。映像でとらえた教育の背景に、日本の政治や社会が鮮やかに浮かび上がってくるのを感じています。新聞記事を掲載しやすいように切り貼りコピーしました。見出しなど私の原文と多少の違いもあるし、コピーは読みづらいので原文も掲載します。映画「教育と愛国」(斉加尚代監督)福田三津夫2005年3月、33年間勤めてきた東京都の公立小学校教師を、定年まで5年残して、同業者の連れ合いと同時に自主退職した。年々歳々教育現場に漂う息苦しさを感じてのことだった。1999年、石原慎太郎東京都知事の誕生と共に、自己申告書を基にした人事考課制度と...〔485〕拙稿「映画『教育と愛国』(斉加尚代監督)を観て」が新聞に掲載されました。

  • 〔484〕届いたばかりの「九条の樹」(東久留米「九条の会」発行)は実に読みでがありました。

    東久留米「九条の会」発行の「九条の樹」が送られてきました。2か月ぐらいに1回発行になるのでしょうか。本号で95号ですから、かなりの歴史があります。B5版で4頁ですが、内容が濃くて読みでがあります。今号、1面には写真入りで、このブログでも紹介した5月3日の憲法記念日、憲法集会のレポートです。2,3面は永田浩三(武蔵大学教授)さんの「戦争とメディア」と題した講演会の記録です。直接お話を聞いてみたかったです。永田さんの教え子たちの朗読劇についてもこのブログで取り上げていますので探してみてください。そして4面はこちらもたびたびブログに登場いただいている憲法審査会ウオッチャーの西崎典子さんの貴重なレポートです。ブログの写真が不鮮明で読みにくいときは拡大して見てください。実物をご覧になりたい方は直接連絡をとってくださ...〔484〕届いたばかりの「九条の樹」(東久留米「九条の会」発行)は実に読みでがありました。

  • 〔483〕映画『MINAMATAーミナマター』を見て、シンポジウム「水俣と福島~アイリーン・美緒子・スミスさんと語ろう」に参加しました。

    結婚するまで練馬区に住んでいながら、池袋駅から徒歩数分の立教大学構内に足を踏み入れたことはありませんでした。師匠の冨田博之さんは立教大学で講師をしていたり、同じ立場の如月小春さんの教え子から連絡があり、卒論の協力を求められたりしながら大学に立ち寄ることもありませんでした。そうそう、実は、我々夫婦の共同ミニコミ誌「啓」も100号までこの大学の一角に収められているのですが。6月11日(土)、立教大学タッカーホールで「水俣と福島~アイリーン・美緒子・スミスさんと語ろう」という集会がありました。映画『MINAMATAーミナマター』鑑賞もできるというので参加しました。300人を超える参加者でした。◆内容13:00映画『MINAMATAーミナマター』(115分)1971年、ニューヨーク。アメリカを代表する写真家ながら...〔483〕映画『MINAMATAーミナマター』を見て、シンポジウム「水俣と福島~アイリーン・美緒子・スミスさんと語ろう」に参加しました。

  • 〔482〕細田和子さんに導かれた町田市立国際版画美術館「彫刻刀が刻む戦後日本―2つの民衆版画運動」は発見の連続でした。

    細田和子さんは版画教育の重鎮(日本子どもの版画研究会会長)でもあり、染織家としても超一流の方です。かねがねご芳名は私の脳裏にはインプットされていましたが、親しくお話しさせていただくようになったのは1997年からの3年間、私が在職していた東久留米市立第九小学校に嘱託で来られてからです。3年生の図工を担当されたように記憶しています。その後久しぶりにお目にかかったのは2009年、練馬区立美術館で「細田和子染色&キッズ・ゲルニカ展」が開催されたときでした。その時に驚いたのは、版画教育の第一人者というだけではなく、細密な「エッチング」技法を駆使した染織家としての一面でした。さらに、私の練馬の実家でのミニ家族展「和の集い」や第1回福田緑リーメンシュナイダー写真展(練馬・古籐ギャラリー)にも足がご不自由にもかかわらず駆...〔482〕細田和子さんに導かれた町田市立国際版画美術館「彫刻刀が刻む戦後日本―2つの民衆版画運動」は発見の連続でした。

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