■福田三津夫様先日、小学校の稲作つくりを体験する学習田で、次週に田植えをするために事前準備の代掻き作業をやりました。代掻きとは、田んぼに水を入れて土と混ぜ合わせて、田植えの苗が活着しやすいような状態にするのです。田んぼに水を入れるのは用水路からエンジンポンプで吸い上げるのが通常なのですが、エンジンポンプが無い時代はどうしていたかというと、「足踏み水車」(あしふみみずぐるま)で水を汲み上げていました。稲作農業にとっては、江戸時代から昭和の戦前までの長い間の非常に重要な道具が「足踏み水車」だったのです。<川の水の流れで回転するのは「水車(すいしゃ)」。流れのない用水路では人間が載って体重をかけて回転して水を汲み上げるのが「足踏み水車(あしふみみずぐるま)」と使い分けています>この「足踏み水車」(大正時代製)を...〔819〕「小学校の稲作つくりを体験する学習田で代掻き作業をやりました。」(岡山の矢部顕さんからのお便り)