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  • 問いを立てる

    人の在り方は、問いを立てることで定まる。歴史の一頁に刻まれるような偉業に人を導いたのは、その固有の状況において彼らが定立した問の抽象度と質にある。 問いとは証明し、または解き明かそうとする対象である。問いを立てる、とは自らが証明し、解き明かそうとする対象を定めるということだ。極限まで結晶化すれば、問は「あれか、これか (“Enten – Eller”)」の二択として立ち現れる。 問を立てる力が及ぶ抽象度こそ、独立した思索家としての当人の器を示すものである。ここで抽象度とは階層としての高度を言っている。 偉業を成した人々の掲げた理念が獏とした後付の美辞麗句としか映らないなら、それは単に彼らが持つ…

  • 状況は所与である

    人生において、仕事あるいはプライベートに関する話題であるかを問わず、困難な状況に陥るということはままある。更に、ある問題を解決したと思えば別の所でまた新たな問題が起きる。世の中というのは実にうまく調和が取れているものだ。 たかが一個人によって管理可能な事象というのはごく僅かであり、たいていの物事は自分の意志の及ばないさまざまな要因によって行く末が左右される。 こうした状況に対する幼稚な反応というのは、状況を言い訳にする、他責にするというものだが、それは当事者としての主体の放棄にほかならない。 与えられた状況に主体として対峙し、意志と創意工夫によって自ら道を切り開くこと。この規律を思い出そうと、…

  • リーダーの発するメッセージ

    リーダーシップ論なるものが巷では溢れており、自分もまた相応に、テーマとして一定の関心は払っているが、実地の試行錯誤を通じて自分なりに体得し始めてきたことが幾つかある。 中でも、"(ポジティブな)メッセージを発信し続ける"ことは、(広義の)リーダーシップにとって最重要の素養の一つであると考えるようになった。ここには、2つの問が包含されている。まず他ならぬ自分自身がその目標・ビジョンなりを信じることが出来るか、次にそのメッセージを組織・チームに行き渡せることが出来るか、という問である。 何事においても未来を語るならば、不確実性はそこに所与としてある。転々とする状況において尚、一貫して「こうなる」と…

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自戒と備忘、虚構と酔狂
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