クラシック音楽や絵画など、興味のあることについて考え、文章にまとめて投稿することを続けております。
かなり硬派のブログです。 偏屈おやじが、人生の残り時間を費やして、さまざまなことについて考える、というコンセプトです。 記事は、それぞれ、けっこう長文です。かわいい写真なんか、一枚も出てきません。 それでもよかったら、どうぞ、ご覧ください。
サイバー空間との付き合い方を様々に試しているのですが、その結果、2つの「週刊ブログ」が存在していたり、「音楽の紹介ブログ」と「絵画の紹介ブログ」も存在していたり、ということで、当サイトは、ただいま、コンテンツが乱立し、混乱を極めておりますね。このような見苦しい状況に立ち至ったことについて、わたし、いたく反省しております。その一方で、週刊「ブログ冬眠週報」が長すぎる、というご指摘が、矢のように飛んで...
本稿は、「【完結書庫】美について」の補完稿です。このカテゴリにおいては、西洋音楽史に加えて、長々と、海の向こうの西洋絵画史について語ってまいりましたが、日本絵画史についても、語るべきことが多数存在しております。そこで、これから数回にわたって、日本絵画史を概説する補完稿を不定期に投稿させて頂きたいと思います。日本絵画の源流をたどると、それは、「源氏物語(げんじものがたり)絵巻」に代表される「大和絵(...
カテゴリ「このサイトについて」の2020年5月10付けの記事で予告させて頂いた復刻版【キムチ通信】の第17回配信です。今回は、第17編である「第16号『ゴルフ』」をお届け致します。この地球上には、もはや存在していない、30年前の韓国ソウルの空気を味わってみてくださいませ。★★★ 復刻版【キムチ通信】 引用開始 ★★★ 近くて遠い国、韓国。 首都ソウルには、日本人が嫌いできらいでしようがない、という120...
神の「死」を宣告したのは、ニーチェです。それは、19世紀のことでした。逆に言えば、18世紀までは、「神は、まだ生きていた」ということにもなりますね。したがって、バッハが生きていたころ、つまり、17世紀末から18世紀半ばまでの時期においては、神は、まだまだ健在であったというわけであり、若い頃のバッハにとっては、作曲し、演奏する、という行為は、神のみこころに従い、神に捧げる行為だったのですよね。その結...
では、早速、ルネサンスの有名な絵画についての紹介を始めてみたいと思います。ルネサンス期の画家のうち、「有名どころは?」といえば、ボッティチェリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロなどの名前が挙がりますね。そもそも、ルネサンスという運動は、「あの素晴らしかった、ギリシャ・ローマ時代に帰ろう」というものですから、この点に鑑み、これらの画家の作品のうちから、まずは、もっともルネサンスら...
バロックの楽曲のなかで、もっとも有名なものをご紹介致しましょう。それは、パッヘルベルの「カノン」です。パッヘルベル:カノンこの曲は、卒業式や結婚式などの式典の入場の際のBGMとしてよく使われておりますし、なによりも、ガス給湯器が「風呂が沸いた」ことを告げるメッセージのBGMとして多用されておりますので、みなさんも、日常的によく聞いているはずです(噂によれば、日本に出回っているガス給湯器の大部分が、...
今週の「ブログ冬眠週報」を以下のとおり、お届け致します。★2020年7月19日(日)【心中沙汰】新潮日本文学全集の第9巻「有島武郎」を読み終わりました。「或る女」、「カインの末裔」、「惜しみなく愛は奪う」、「小さき者へ」、「生れ出づる悩み」という各作品が収録されておりましたが、いずれの作品も、人間の心の奥底を「これでもか!」というくらいに、徹底的に暴いてしまうような部分がありますね。有島武郎は、白...
さて、「チラッと眺めてみませんか」というカテゴリの口開けの記事ですが、本稿においては、これから、ルネサンス、バロック、ロココ、新古典、ロマン派、レアリスム、バルビゾン、印象派、ポスト印象派、などなど、西洋絵画の各時代を代表する絵画作品の紹介を始めるための導入部として、まずは、出だしの「中世」、「ルネサンス」、そして、「バロック」の各時代において、西洋絵画が、具体的にどのように変化していったのかにつ...
本稿は、「【完結書庫】生死について」の補完稿です。「隻手の音声(せきしゅのおんじょう)」という公案があります。ちなみに、「公案」というのは、臨済禅において、師家(しけ:お師匠さん)から修行僧に対して出される「検討課題」のことですが、全部で、1700個くらい存在しているのだと聞いたことがあります。数ある公案のなかでも、「隻手の音声」は、禅の修行を初めてからまだ間がない、わりあいと初心のころに、師家か...
カテゴリ「このサイトについて」の2020年5月10付けの記事で予告させて頂いた復刻版【キムチ通信】の第16回配信です。今回は、第16編である「第15号『NHK』」をお届け致します。この地球上には、もはや存在していない、30年前の韓国ソウルの空気を味わってみてくださいませ。★★★ 復刻版【キムチ通信】 引用開始 ★★★ 近くて遠い国、韓国。 首都ソウルには、日本人が嫌いできらいでしようがない、という120...
さてさて、みなさんの「テレマンvs.バッハ」のアリアの聴き比べの結果は、どのようなものになったでしょうか?わたしの場合には、テレマンのものを聴くと、テレマンのほうが良いように感じるし、バッハのものを聴くと、バッハのほうが良いようにも感じられ、結局のところ、「甲乙つけがたし」という結果になっております。それにも拘わらず、バッハが音楽史に名を残している一方で、テレマンは、ほぼほぼ、消えてしまっておりま...
「日刊ブログ」を「週刊ブログ」に変更して、サイバー社会との間合いを少しだけ広げてみたところ、「ありゃりゃ、こりゃちょっと、離れすぎたかな」と感じたものですから、「サクッと聞いてみませんか」というカテゴリを新設し、クラシック音楽の小品を具体的に紹介する記事の投稿を始めてみました。どうでしょうか? 楽しんで頂いているでしょうか?まだ、3つの紹介記事しか書いておりませんが、とりあえずのところ、わたしが受...
本稿は、既に完結した、としている「【完結書庫】美について」を補完するためのものです。今後、このような補完稿を数編にわたって不定期に投稿し、この完結書庫を本当の意味において「完結」させることに致します。このカテゴリの前稿においては、絵画史上における2回目の革命である「印象主義」が登場した背景についてお話し致しましたが、本稿では、再び、西洋音楽史に戻り、「ロマン主義のヨーロッパ周辺地域への拡散」につい...
今週の「ブログ冬眠週報」を以下のとおり、お届け致します。★2020年7月12日(日)【咬舌癖】このところ、食事中に、やたらと舌を噛むようになっております。わたしは、左側の上の最も奥の歯を一本失っており、左側では咀嚼効率が落ちておりますので、現在は、ほとんど、右側においてのみ、食べ物を噛むようになっております。だから、咀嚼するときに、無意識に舌を使って、食べ物を右側に寄せていくのですけれど、その際に...
なになに? 「アイツさえ、いなければ・・・」ですって? テレマンさんが、そんなことを言ってるんですか? ホントに?いやあ、そう言われてもねえ。それは、ちょっと、言いがかりとでもいうものでしょうに。だって、わたしは、ただただ、ひたすら、実直に65年間の自身の音楽人生を生きただけですもの。テレマンさんを抜かしてやろうとか、そんなこと、考えたこともありませんよ。そもそも、テレマンさんは、たしか、大学出の...
バロック期のドイツに、テレマンという作曲家がいたことをご存じでしょうか?「もちろん、知ってるよ」というひとは、「そこそこのバロック音楽通」ということになるのかもしれませんね。テレマンは、その人生において、4000曲もの作品を作曲したとされており、たぶん、この作曲数は、クラシック音楽史上、最多ということになるのでしょう。しかも、それは、決して、「質より量」ということではなく、このように多作でありつつ...
カテゴリ「このサイトについて」の2020年5月10付けの記事で予告させて頂いた復刻版【キムチ通信】の第15回配信です。今回は、第15編である「第14号『ハンナムドンの謎』」をお届け致します。この地球上には、もはや存在していない、30年前の韓国ソウルの空気を味わってみてくださいませ。★★★ 復刻版【キムチ通信】 引用開始 ★★★ 近くて遠い国、韓国。 首都ソウルには、日本人が嫌いできらいでしようがない、と...
本稿は、既に完結した、としている「【完結書庫】生死について」を補完するためのものです。今後、このような補完稿を数編にわたって不定期に投稿し、この完結書庫を本当の意味において「完結」させることに致します。このカテゴリの前稿においては、犬猫やコロナウイルスなどのすべての生き物が保有している「自己(ワタシ)」に加えて、人間だけが、「自我(わたし)」という「もうひとりの自分」を獲得してしまった、というとこ...
現在に続くクラシック音楽の「最古の作品」とされているのが「グレゴリオ聖歌」です。西暦600年前後にローマ教皇「グレゴリウス一世」が編纂した、とされていることから、こういう名前で呼ばれているのですが、実際には、その編纂の時期は、もう少し後のようですね。これが「最古の作品」であるとされている理由は、「楽譜が残っており、その結果、現在も演奏することができる」という観点によるものです。古代エジプトなどにお...
「日刊ブログ」を「週刊ブログ」に変更して、サイバー社会との間合いを少しだけ広げてみましたが、一週間が経った現在、精神的に、少しばかり不安定な模様ですね。それまでが、あまりにも濃密にサイバー社会と接触していたので、その反動もあるのでしょうけれど。ついては、間合いの2回目の調節行為を行います(何度も、ワサワサして、ゴメンナサイネ)。現在投稿している2種類の週刊ブログに加えて、「サクッと聞いてみませんか...
今週の「ブログ冬眠週報」を以下のとおり、お届け致します。★2020年7月5日(日)【温暖化】九州の豪雨で、たくさんのひとが、死亡したり、行方不明になったり、しているそうです。報道によれば、100年に1度しか発生しないほどの豪雨であった、ということのようですが、ごく最近の千葉県房総半島の台風もそうですし、西日本豪雨もそうですし、このところ、「100年に一度しか発生しない」はずの災害が、日本各地で、毎...
カテゴリ「このサイトについて」の2020年5月10付けの記事で予告させて頂いた復刻版【キムチ通信】の第14回配信です。今回は、第14編である「第13号『統一展望台』」をお届け致します。この地球上には、もはや存在していない、30年前の韓国ソウルの空気を味わってみてくださいませ。★★★ 復刻版【キムチ通信】 引用開始 ★★★ 近くて遠い国、韓国。 首都ソウルには、日本人が嫌いできらいでしようがない、という1...
ええと、ですねえ。昨日のわたしの「しばらく冬眠します」宣言に対して、予想以上に、たくさんのみなさんから、名残を惜しむようなメッセージを頂いておりまして、ありがたいやら、びっくりするやらで、なんとも、あたふたしております。今回、この「しばらく冬眠します」宣言によって、わたしがやろうとしているのは、サイバー社会との間合いの初めての調節行為です。そもそも、このブログを始めたのは、パンデミック不況となって...
このブログのカテゴリの1つである「社会との間合いについて考える」において、昨日、幸か不幸か、社会との間の関係性というものは、「付かず、離れず」でお付き合いするしかないのだ、という結論に至りました。これは、つまり、「煩わしいなあ」となったら、社会から少しだけ身を引き、「寂しいなあ」となったら、社会との間合いを再び詰める、ということなのですが、なにごとも、「言うは易し、行うは難し」で、これはこれで、な...
このカテゴリ「社会との間合いについて考える」においては、過去、14回にわたって、社会との間合いの取り方について考えてまいりました。その結果、以下のようなことが判明したように思います。・人生には、寂しさがまとわりついている。・この寂しさは、年齢を重ねるのにともなって、益々痛切に感じられるようになる。・この寂しさは、そもそも、人生に固有のものであり、根本的に取り除くことができない。・人間にできることは...
ブログは、うつ病をもたらし、幸福度を引き下げます。だから・・・
本稿のタイトルは、かなり衝撃的なものになっておりますね。われながら、改めて読んでみて、ちょっと背筋が寒くなりました。ピッツバーグ大学やヒューストン大学の研究チームによると、SNSの利用頻度が高いひとほど、うつ病の発症確率が増大しており、たとえば、SNSの利用頻度が高いひとは、低い人と比べた場合に、うつ病になるリスクが2.7倍に跳ね上がるのだそうです。その一方で、ミシガン大学の研究チームによれば、S...
カテゴリ「このサイトについて」の2020年5月10付けの記事で予告させて頂いた復刻版【キムチ通信】の第13回配信です。今回は、第13編である「第12号『松茸』」をお届け致します。この地球上には、もはや存在していない、30年前の韓国ソウルの空気を味わってみてくださいませ。★★★ 復刻版【キムチ通信】 引用開始 ★★★ 近くて遠い国、韓国。 首都ソウルには、日本人が嫌いできらいでしようがない、という1200...
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