2019年後半から洋書にはまり、twitter(ID: Somanyshmears)を開始。洋書の感想をツイートしていましたが、もう少し深く感想や考察を書きたいを思いブログを開設。遅読なので、洋書が家に積まれていきます。
あらすじ “Separate but equal” 1962年、ミシシッピ州のアラバマにある小さな町Jackson。子守と文章を書くことが得意なAibileen、口は悪いが料理の腕は一流のMinnyは黒人メイドコミュニティの中でも仲良しの二人組。陰で悪口を話しても雇い主の白人達には逆らわない。はずだった...。一方で、大学卒業後実家に戻りジャーナリストを目指すSketterは、地元の友達との考え方のずれを感じながら、今まで誰も触れようとしなかった話題を本にしたいと思案する 読んだきっかけ 引っ越しの2日前に古本屋で大量買いした内の一冊。目立つところで山積みになっていた=多くの人が買っていた作品…
あらすじ 3人の証言者を通して、ギレアデ共和国の内部が語られていく。あのある侍女の物語から数年後、カルト国家ギレアデはどう変貌したのか?女性の最高権力者として像が建てられるほど崇められているリディア小母、ギレアデの貴族階級で育ったアグネス、カナダの古着屋を両親に持つデイジーの異なる人生を送ってきた3人の運命が次第に交差していく。 感想 私の中で「侍女の物語」はあの生ぬるい気持ち悪さが忘れられずにいた本だった。続編がでたことは知っていたが、あのボリュームを英語で読むには…と躊躇していた本だった。しかし、久しぶりに都会の大きな本屋でゆっくり本を選び終わり、いざレジに並ぼうとしたときにあの特徴的な表…
あらすじ 北アメリカが崩壊し建国された独立国家パネラでは、毎年従属層の12自治区から男女1人ずつが選出され、最後の1人になるまで殺し合う「Hunger Game」が開催される。Katnissは妹を庇い、今年の出場選手となった。愛すべき家族、友人と再会する条件は勝利のみ 感想(今回はけっこうネタバレあります) この本を知ったきっかけは、図書館で見かけた掲示板でBook Nerdがお薦めする本!に入っており、なんとなく名前だけ記憶していた。またスティーブンキングのドクタースリープの話の中でハンガーゲームを読むシーンがあり、内容はまったく知らないものの、高い知名度から少しずつ気になっていた本だった。…
洋書感想「The handmaid's tale」侍女の物語
あらすじ アメリカ内にキリスト教原理主義として建国されたギレアデ。女性はランクごとに服の色が決められ、肌をだすこと、財産を持つことは許されない。主人公は名前を持つ事を許されず、権力者の所有物として子供を産むことだけが役目。 感想(ちょっとネタバレ) この本はオンライン英会話レッスンで、印象に残った本について話していた時に先生から教えてもらった。国の中で女性達にそれぞれの役割があり厳格なルールの下で管理されている。その後、先生が世界観を説明しようとしていたが、うまく表現ができず、なんだかもどかしそうな顔をしていた。最初は、英語非ネイティブの私にわかりやすく説明しようとしているのかと思ったけど、ど…
概要 ドイツ人は時間に厳しい、ラティーノは情に厚いなどの各地域による文化や価値観の違いを、ビジネスの場面に特化し解説。具体例も交えながら、文化の違いを8つの分類にわけ可視化。日本語でのタイトルは異文化理解力。 感想 今までぼんやり理解したつもりだった国民性の違いについて、この本は図や具体例を交えわかりやすく説明したことでより学べたように感じる。具体例が多いためたまに本筋が分からなくなったが、話の臨場感が伝わってくるので私は好きだった。例えば、アメリカ人がなにか部下に指導せねばならないとき、まず良い点を3つ述べてから本題の悪い点を指摘する。これはよく海外テレビや映画でみるシーンだったので、そうい…
あらすじ 幼稚園の資金援助パーティーで人が死んだ。不慮の事故なのか、もしくは殺人なのか? 警察官が参加者に事情聴取を行うが、証言にまとまりはない。ただし、この幼稚園では日常的に親同士の争いが繰り広げられていた。すべての始まりは幼稚園のオリエンテーション日、シングルマザーのジェーンの息子ジギーがレナータの娘アナベラを傷つけた容疑から、母親同士で対立が勃発した。 感想 質の高いミステリもさることながら、親同士の争い、シングルマザーの苦悩、家庭内暴力など数多くの社会問題を詰め込んだ作品。登場人物の気持ちに共感することが小説の醍醐味だと思っているが、この本は人の感情を書くのが上手く、感情を揺さぶられる…
あらすじ 牧歌的な村で食べる事を今宵なく愛すホビットのビルボのもとに、魔法使いガンドルフと13人のドワーフが訪れ、ドワーフ達の先祖が奪われた土地と宝を奪還する旅に出かけないかとスカウトされる。最初は家から離れることを嫌がるビルボだったが、ドワーフ達の竜と財宝の歌に心を動かされ、またその場の勢いで旅に参加することになった。ドワーフ達からは頼りにされてないビルボだったが、旅の途中で姿が見えなくなる指輪を手に入れたことにより、多くの危機を切り抜けだし始める。果たしてこの一行は奪われた土地と宝を奪還することができるのだろうか? 感想 指輪物語は題名だけ聞いたことがある、あと指輪が謎の魔力があっていろん…
今回は小説ではなく、学校の授業で使用していた教科書「Strategies for success -A practical Guide to Learning English-」が非常に良かったので、記事を書きます。受講していた授業は、英語の勉強法や自分のキャリアの探し方などを教えていました。この本の主な内容は、英語が第二言語の学生がどうやって英語を上達させていけばよいか簡潔で丁寧に書かれています。英語の勉強方法は人によって異なることを念頭に置き、いくつかのクイズに答えながら自分がどのような学習タイプなのか、または強みや弱み(読解力や発音等)を診断できます。そして、ときには英語を勉強することが…
あらすじ メキシコのアカプルコで本屋を営んでいるLydiaは、姪の誕生日パーティー中にカルテルの襲撃に遭い、大切な家族(母、夫、親戚)16人を失った。唯一生き残った息子のLucaと共に、住み慣れた故郷を離れ生きるためアメリカを目指す。 感想 この本は2020年初めから、本屋の店頭やウェブサイトで大々的に売り出されており、表紙が綺麗だったことから印象に残っている本だった。でも、新作だからまだ高いし購入する予定はなかった。だけれども、偶然立ち寄った地元の小さな本屋でサイン入りの本が売られており、気が付けば買っていた。コロナの影響で多くの店が閉店していく中(3月中旬)、少しでも地元の本屋を応援したか…
あらすじ “私達のようなプアホワイトな田舎者はRed neck, Hillbilly, white trashと呼ばれる” ラストベルトの小さな荒廃した街に生まれた著者が、薬中の母と何人も入れ替わる父親と住む家庭崩壊した家から飛び出し、海軍で紛争地に従事、その後有名大学のLaw schoolを卒業、アメリカンドリームを手に入れるまでの自叙伝 感想 なぜアメリカはトランプが大統領になれたのか?トランプ支持層のアメリカ白人(プアホワイト)の実情を明らかにしたと話題になった本。ヒルビリー(白人の田舎者)は、貧困家庭が多く、暴力、アルコール、薬中中毒率が高く、大学進学率が低い。またアメリカは世界で一番…
初めまして。Takと申します。 2019年後半から洋書にはまりだし、2020年2月にtwitter(ID: Somanyshmears)を開始。読んだ洋書の感想をツイートしていたのですが、短い文章ではなくもう少し深く感想や考察を書きたいを思い、ブログを開設しました。 読むのはまだまだ遅いですが本屋に行くのが至高の幸せなので、ふっと気が付けば洋書が家に増え、積まれています。 細々と続けていければと思います。よろしくお願いします。
「ブログリーダー」を活用して、Takさんをフォローしませんか?