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シリコンバレーロックダウン後日記 https://sarukunsv.hatenablog.com/

起点はシリコンバレーがロックダウンされた2020年3月。2021年6月、シリコンバレーのロックダウンが解除されてから、シリコンバレーと世界がどのように回復に向かっていくのかを日記に記録してみようと思う。

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2020/04/11

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  • 日本入国時検査証明書を入手

    前に日記にも書いたけれど、日本に3週間ほど行くことになって、その準備を徐々に進めてきたのだが、いよいよ出発を2日後にひかえ、出国前72時間以内に検査を受けて、COVID陰性のテスト結果を日本の政府指定のフォームを使って署名してもらうという、一番面倒なプロセスにとりかかった。 ここシリコンバレーでは、たくさんの日本人が面倒なルールに従い頑張って日本への入国を果たしているため、いろいろな情報が出回っていて、COVIDテストをうけられるサイトも実に多岐に渡っている。興味深いのは、保険でカバーされる無料検査サイトもあれば、150ドル前後の料金をとる検査サイトもある。また、無料サイトの中でもすぐに結果が…

  • マスク早くも復活す

    シリコンバレーの属するカリフォルニア州ベイエリアの7つの郡が共同で、ワクチンの接種とは無関係にマスクの室内着用を強く推奨する声明をだした。昨日ロサンゼルスでは、マスクの室内着用が義務づけられたのを追った素早い処置だが、まだ強制ではない。これはロサンゼルス郡よりもベイエリアの郡のワクチン接種率が高いことが根拠になっているのだと思う。 全米を通して、デルタ株が大暴れだ。春から初夏の間すっかり息をひそめ、新規感染者も死者も減り続けてきた米国だが、その減少した分をデルタ株があっというまに飲み込んでしまいそうな勢いである。新規感染者は先週よりも70%増加、入院者も死者も増えてきている。そして象徴的なのは…

  • 英国大きく賭けに出る

    現在ウィンブルドンを満席近く観客を導入して開催してる英国だが、今日の新規感染者数はなんと3万4千人超である。にもかかわらず、英国は5日後の19日には、ウィンブルドンだけではなく、すべてのCOVID関係の規制を撤廃し「普通」の生活に戻る予定だ。 この英国の方策の根拠は、英国のワクチン接種者が50%を超えた現在、6月の初頭から新規感染者が増え続けているにも関わらず、1日当たりの死者数がほぼ変わっていないことにある。つまり、ワクチンを接種したおかげで、新規感染者が増えても死亡者が増えないので、COVIDを「死に至る危険な病」とはみなさないでパンデミック前の生活に戻ろうというのがその意図らしい。 確か…

  • ロサンゼルスで感染が拡大中

    今日はロサンゼルスから、感染拡大のニュースだ。今年の初め、全米でも最も厳しい状況にたたされ医療崩壊一歩手前で苦しんだロサンゼルス郡は、ワクチンの接種が始まると時を同じくして急激に新規感染者を減らした。去年からの中でも特にCOVIDにやられ続け、劣等生でありつづけたロサンゼルスは、今年の初めに多くの犠牲をだし、その痛手の上にやっとことで回復に向かい、その後はカリフォルニアでも有数の低感染率をしばらく保っていた。 のだが、6月15日のカリフォルニア再オープンから2週間、その暑い気候からマスクの着用規制がなくなったことに胸をなでおろしたであろうロサンゼル市民たちは、あっというまに新規感染者を増やしだ…

  • ワクチン接種者は感染拡大に寄与するのか?

    昨日のCDCの発表によると、とうとう米国の感染者のうち、デルタ変異株感染者が50%を超えた。今や米国の主流ウィルスはデルタになってしまったとうことだ。現在、英国では感染者の90%がデルタだということだが、米国もその粋に近づいていくのは間違いない。 そんななか、悲観と楽観が混線するのニュースが次々と入ってきている。8月からの新学期に関して、CDCはワクチンを接種している生徒やスタッフは、クラスでマスクを着用する必要はないという指針を出した。が、これに受けて、カリフォルニア州では、CDCの指針に反し、新学期はワクチンを接種していても、生徒とスタッフはマスクの着用を続けるようにという方針を発表した。…

  • イスラエルのデータと日本入国規制

    イスラエルから新しい情報がアップデートされた。現在、ワクチンの接種状況において、多くの国をリードしているイスラエルからのデータはいつでも注目に値する。 今回の情報は、これまでも何度も話題になっているワクチンとデルタ株の関係について。イスラエルで接種されているのは主にファイザーだが、デルタ株に対する効果がなんと64%に落ちたというのだ。こりゃ大変だと慌てる前に、ちょっと待て。 この64%まで落ちた効果は、感染と発症に対する効果だ。これまで95%以上の確率で発症を抑えることができるといわれてきたファイザーだが、デルタ株の到来を受けてワクチン接種済みの人でも感染および発症する可能性が以前と比べてかな…

  • 世界的集団免疫の達成は遠い未来

    現在、世界のあちらこちらの国でワクチン接種拡大とデルタ株の感染拡大が猛レースを繰り広げているわけだが、レースにすらならないでデルタ株の恐怖と戦っている国は多い。 世界的に集団免疫を達成するためには、世界の人口の70%がワクチン接種済みになる必要があるといわれるが、現時点でワクチンを接種したのは10%に過ぎないといわれている。そして、そのうちの0.9%が貧しい国の人々だそうだ。貧困国では99%の人々が医療関係者も含めワクチン接種にありついていない。 これは、ワクチンの供給が足りないせいだと思うかもしれないが、実際のところはワクチンの供給よりも分配のほうに大いに問題があるそうだ。 多くの豊かな国は…

  • ジョンソン&ジョンソンとデルタ変異株

    デルタ変異種が米国のCOVIDの主役に躍り出て以来、ワクチン未接種の人の不安はもちろんだが、ワクチン接種済みの人の不安も煽られている。 もちろん、ワクチン懐疑派の未接種の人々の70%はデルタ株の脅威は大げさに報道されていると主張しているそうなので、彼らの不安はあおられていないようだが、一年間で繰り返し聞いたことのあるようなこの話には、今日は触れない。今日はワクチン接種済みの人の間で広がる不安についての話だ。 先月の初めに「Delta (デルタ)ってなんだ? 」で書いたように、ファイザーはデルタ株に対しても88%に近い有効率を発表している。モデルナはまだ公式に発表されていないかもしれないが、ファ…

  • 独立記念日の週末

    今週末は祝日の中でも特に米国民が愛する独立記念日が日曜日の週末で、月曜日を振替休日にするところも多く連休となる企業が多い。ワクチンのおかげで新規感染者が激減している米国は、いよいよ本格的にレジャーが始動し始め、あちらこちらに旅行に出かける人々で空港は混雑しているそうだ。 ちなみに、私が知っているだけでも3家族が飛行機で旅行をしているし、向かいに住んでいる夫婦も大きなスーツケースをゴロゴロしながら出かけて行くのを見かけた。ワクチンの接種と共に米国は急激にパンデミック前の暮らしに戻りつつある。 戻りつつあるどころか、パンデミックの間に使うことのできなかった資金が滞留している人々は、ここぞとばかりに…

  • デルタ株の台頭でマスク復活か?

    6月15日、カリフォルニア再オープンの日、カリフォルニア州政府はワクチン接種済みの人に対するマスク規制を撤廃した。しかし、実はその数日前にWHOはワクチン接種済みの人もマスクを着用し続けるようにという指針を出していた。これはもちろん感染力が半端ないデルタ株の世界での台頭を受けての指針である。 というわけで、カリフォルニアではマスク規制は撤廃されたものの、実際にはワクチン接種済みでもマスクを着用し続けている人は多い。特にシリコンバレーのあるベイエリアでは、大人のワクチン接種率は80%を超えているというのに、公共施設にいる70%ぐらいの人は未だにマスクを着用しているような気がする。 さて、デルタ株…

  • イスラエルの現状は注目が必要

    数日前から注目されているのはイスラエルのデルタ株の現状だ。イスラエルは世界でも最も早くワクチンの接種が行われ、世界のトップを走って規制緩和を行っている。ということは、イスラエルの現状はいつだって、今後の世界のパンデミックの行方を占っているといっても過言ではない。 さて、イスラエルは現時点で国民の約57 %がワクチン接種完了であり、61%が少なくとも1回のワクチンを接種していると言われている。彼らの接種しているワクチンは主に、ファイザーまたはモデルナである。 そのイスラエル、先週まで新規感染者が一桁台であり、これは集団免疫達成できるかと話題になっていたにもかかわらず、今週になって突如新規感染者州…

  • COVIDの死亡者の脳にみられる特徴の研究報告

    今週スタンフォード大学から非常に興味深い研究報告がされた。 あまりに興味深いので、この内容は未だに研究段階ではっきりとした結論に達しているわけではないことを最初に断っておきたい。 スタンフォード大学ではCOVIDによる死亡者の脳の組織とそれ以外の原因の死亡者の脳の組織からデータを集め比較研究してみたところ、COVIDの死亡者の脳の組織には、明白な炎症と神経変性の兆候が広範囲に見られることがわかった。しかし、これがウィルスによって引き起こされたかどうかという根拠は見つかっていない。 見つかってはいないが、COVIDによって死亡した患者の脳には明白な炎症と脳のサーキットへの損傷が見られるそうだ。そ…

  • デルタ変異株が米国を襲う

    今月の初めにデルタ変異株について紹介したが(「Delta (デルタ)ってなんだ?」を参照)、それから2週間もたたないうちに、米国ではデルタ変異株のニュースがCOVIDのニュースの大半を占めるようになった。それもそのはず、デルタ変異株は、ものすごい勢いでその勢力を伸ばしているからだ。この2週間ですべての感染者に対するデルタ変異株の感染者の割合は10%から20%に伸びた。2週間で倍になるという、その勢いはまったく衰えておらず、今後数週間の間に、米国のCOVIDの過半数はデルタ変異株となり、米国にとってのパンデミックの新しい章が開かれることになる。 前回の日記でも紹介したように、デルタ変異株の特徴は…

  • 仕事を辞める人々

    米国はワクチンの接種拡大に伴って、本格的に経済が再始動、求人が大量に発生し、雇用市場は完全に売り手市場だ。特にレジャーやレストラン業界は働き手が十分に集まらず四苦八苦している。 そんな折、今年4月中に仕事をやめた人の数、なんと400万人近いというデータが発表された。こんなに沢山の人が一ヶ月間に辞職するのは記録だそうだ。仕事を得た人の数ではなくて、辞めた人の数である。 なんでこんなことが起こるのか、理由はいくつかある。 まず、レジャーやレストラン業界で働く給料が安い労働者たちの場合は、理解しやすい。なにしろ売り手市場なので、少しでも給料がよい仕事を求めて転職するのが背景だ。彼らには同じ雇用主のと…

  • ワクチンパスポート?じゃないらしい

    カリフォルニア州は本日から、州政府に記録されている個人のワクチン接種情報をデジタルでアクセスできる仕組みを提供することになった。この仕組を使うと、あの財布にも携帯にもポケットにもフィットしない微妙なサイズのワクチン接種記録カードの代わりに、携帯電話からインターネットを使ってオフィシャルデータを引き出して使えるようになる。 それってワクチンパスポートみたいなもんじゃないの?と誰もが思うわけだが、州政府は頑なにこれはワクチンパスポートではありませんと繰り返している。ワクチンパスポートは「人権侵害」や「差別」という言葉につながる、これまた高度の政治化された問題なので、その議論をさけるべく、「これは紙…

  • とりあえずタイトルだけリニューアルしてみた

    前回の日記を書いた後に、このサイトから姉妹サイトにお引越ししようと思っていたのだけど、パンデミック関連の役立つニュースは後をたたないし、WordPress 勉強中の姉妹サイトはまだまだリンクやスタイルが狂っているし。 ということで、苦し紛れにタイトルだけ「シリコンバレーロックダウン後日記」にリニューアルしてみた。 今後は徐々に姉妹サイト「シリコンバレーをよむ 」に移行していく予定なのだけれど、パンデミック関連のニュースはしばらくはこちらを更新し、あちらのサイトを整理していきたいと思っている。 というわけで、早速昨日再オープンしたカリフォルニアシリコンバレーから現状をお届け。さて、再オープンに伴…

  • カリフォルニア再オープンへカウントダウン

    いよいよ翌日6月15日、カリフォルニア再オープンを迎え、地元のニュースは再オープンに関連したニュースばかりだ。 で、この再オープンってなんなのかというと、カリフォルニア州は去年3月に全米の先頭を切って州をロックダウンして以来、これまでずーっと手変え品変えしつつ、様々な形態の規制の中で暮らしてきていた。その間、感染の波は大きくなったり小さくなったりして、それに合わせて州内の各地で規制が緩和されたり、再度厳しくなったりを繰り返した。最大限に緩和された状態でも、マスクの着用はもちろんのこと、室内での飲食や買い物には厳しい人数制限やソーシャルディスタンスの適用が求められていた。規制は感染の拡大状況に応…

  • カリフォルニア再オープンへカウントダウン

    いよいよ翌日6月15日、カリフォルニア再オープンを迎え、地元のニュースは再オープンに関連したニュースばかりだ。 で、この再オープンってなんなのかというと、カリフォルニア州は去年3月に全米の先頭を切って州をロックダウンして以来、これまでずーっと手変え品変えしつつ、様々な形態の規制の中で暮らしてきていた。その間、感染の波は大きくなったり小さくなったりして、それに合わせて州内の各地で規制が緩和されたり、再度厳しくなったりを繰り返した。最大限に緩和された状態でも、マスクの着用はもちろんのこと、室内での飲食や買い物には厳しい人数制限やソーシャルディスタンスの適用が求められていた。規制は感染の拡大状況に応…

  • ワクチン宝くじ詐欺に注意!

    「Vax Pot ワクチン宝くじ、きました!」で説明したように、総額1億1600万ドル(日本円にして116億円)という、大盤振る舞いのカリフォルニア州ワクチン宝くじが現在進行中だ。毎週金曜日には5万ドルの辺りが15本でているし、来週の火曜日15日カリフォルニア再オープンの日にはん、なんと150万ドルの当たりが10人もでるというのだから注目度も高い。おかげでカリフォルニアのワクチン接種者が順調に増え続けているという話だ。 さて、これに伴い、ワクチン宝くじ詐欺なるものの危険性が高まっている。このワクチン宝くじは当選者の個人情報は本人の許可がなければ公表されない。当たり番号は公表されるが、その番号が…

  • 3日間の停留処置、突然終了す

    今日はこれ書いとかないと。 「日本がどんどん遠くなる 」で書いたカリフォルニアから日本に到着した日本人が入国の際に3日間政府指定の宿泊所で停留になる処置が、始まって10日前後で突如終了した。米国からの到着した日本人の停留がすべてなくなったわけではない。むしろ一部の南部の州からの帰国者は、これまで停留対象じゃなかったのに停留対象になった人達もいる。カリフォルニアがこの停留処置の対象から、今日から外れたという話だ。 はじめてたったの10日前後でルールがころっと変わるというのは困った話だが、これは納得のできる変更だ。そもそもカリフォルニアが停留処置の対象になった事自体が疑問だった。カリフォルニアは現…

  • パーソナルスペース・カラーコーディング

    先週「今、実は重要な期間です! 」で書いたように、そろそろ5月末のメモリアルデー三連休が感染に与えた影響が(あれば)出てくる頃だ。そこで、カリフォルニア州の感染状況を確認すると、新規感染者の数が増えている郡も若干あるが、去年のような休日後の急激な感染爆発のような現象はおきていないようだ。 ワインで有名なソノマ郡はちょっと心配な増え方を見せているが、人口が多く密集しているために、一番心配されていたロサンゼルス郡などは変化なく非常に低い感染者数をキープしている。シリコンバレーのあるサンタクララ郡も若干増えている感じもするが、去年の休日後とは比べ物にならない微影響ようだ。まだ、2週間経っていないので…

  • Delta (デルタ)ってなんだ?

    最近、米国のニュースを騒がしているのはCOVIDの新しい変異株 Delta だ。これは、猛威をふるい多大な犠牲者をだしているインドの変異株で、正式名称は B.1.617.2 であるが、つい先日 WHO により Delta という通称が振られた。 これまでの代表的な変異株にはギリシャ名が与えられているので、ついでに紹介すると以下の通りとなる。 アルファ B.1.1.7 英国型 ベータ B.1.351 南アフリカ型 ガンマ P.1 ブラジル型 デルタ B.1.617.2 インド型 どれもニュースで繰りかえし聞いてきた代表的な変異株だ。 今回、デルタが非常に大きな話題となっている理由は、もともとアル…

  • 変わる労働の概念

    先週 Apple のティム・クックが発表した Apple の新しいハイブリッドワークポリシーにより、シリコンバレーのテックジャイアントが揺れている。Apple が発表したハイブリッドワークポリシーは、Google や Facebook のようなシリコンバレーの他の顔に比べて随分保守的な内容にだったからだ。 そのポリシーについて簡単に解説すると、従業員は9月初旬から一週間のうち月曜日、火曜日、木曜日は全員出社し、水曜日と金曜日はリモートで在宅勤務をしてもよいというものだった。同時に一年のうち二週間の連続リモート勤務も提供されていて、従業員は家族と時間を過ごしつつ2週間、旅先であっても仕事をするこ…

  • パンデミックはチップ文化にまで影響

    最近サンフランシスコで話題になっているのは、レストランの室内営業が本格的に再開するに伴い、ウェイターやウェイトレスを雇うのが非常に難しいという話題と並んで、名のあるレストランが旗振りしているチップ制廃止へのうねりである。この画期的な動きは、パンデミック前から始まったものではあるが、パンデミックが決定的な決断への影響を及ぼしているのは間違いない。そして、賛否両論、様々な議論を引き起こしている。 そもそも議論が始まったきっかけは、サンフランシスコで30年以上、その有名なローストチキンで名声を保持してきた老舗カフェ Zuni が室内サービス再開に応じて、チップ制を廃止して、代わりにレストランで食事を…

  • パンデミックが世界を変える

    米国の感染が去年の3月末並の新規感染者数まで収まっている。カリフォルニアがロックダウンを宣言したのが去年の3月16日だったことを考えれば、去年の3月末はまだパンデミックの初期も初期、ニューヨークのオーバシュートが発生する前の、今考えれば非常に穏やかな時期だった。そのレベルまで収まってきた米国の感染は、この夏にはもう大波が起こることはないだろうと言われている。すでに米国民の60%を超える人が少なくとも1回ワクチンを接種しているし、被接種者の中には感染して免疫を持っている人もいると考えれば、免疫保持者の割合は相当高くなってきているはずだ。 このような状況を反映して、米国の企業は徐々に従業員を在宅勤…

  • 今、実は重要な期間です!

    パンデミックがはじまってからというもの、あちらこちらで2週間という期間が重要になった。特にワクチンの最大潜伏期間としてよく使われる「2週間」は、私達のさまざまな行動や規制の根拠になっている。この日記でも何度も使われたが、休日に旅行者やパーティが増えた場合、その影響による感染拡大が表面化するには、2週間待たねばならないという風に目安とされた。 また、ある地域で急激に新規感染者数が増加した時には、2週間前のカレンダーを調べて、いったいその頃なにがあり、なにが拡大の原因なのかを調べたりもした。選挙のために大きな集会がマスクなしで行われた場合、マスコミはその街の感染状況への影響を調べる時に、2週間に念…

  • 日本がどんどん遠くなる

    米国の感染状況は徐々に良い方向に向かっているというのに、相反して日本がどんどん遠くなる。 今日、日本の外務省からの通達で、カリフォルニア州から日本に帰国した日本人に対して3日間の停留処置が決定したとの報告があった。これまでは2週間の自主隔離だったのだが、そのうち最初の3日間を検疫所指定の宿泊施設に滞在し、再検査の結果を待たなくてはならなくてはいけなくなった。すでに、米国出国直前に検査を受けてその結果を持っていかなくてはならなかったのだが、それにもう一段階検査が追加された形だ。 これにより、入国後、自分で手配したホテルや自宅(実家でもよい)での2週間の自主隔離だけでも十分に大変だったところに加え…

  • レストランは空前の被雇用者市場

    今もしウェイターやウェイトレスの仕事を探そうとしているのならば、仕事を見つけるのは簡単だ。求職史上最も簡単な時期かもしれない。ワクチンの普及と規制緩和に伴い、米国のレストランは次々にその扉を顧客たちに開き始めた。持ち帰りの料理で難をしのいでいた多くのレストランのオーナーたちは、待ちに待った再開店に胸を踊らせたに違いない。そして、解雇してしまっていたウェイターやウェイトレスたちを慌てて雇い直そうとした。 が、彼らの多くは、再就職のために帰ってこなかったらしい。今やレストランはその営業を継続するために戦々恐々だ。規制が緩和された始めた街には、これまで家に閉じこもっていた分まで楽しもうと、人々がくり…

  • ワクチン後初の三連休

    パンデミックが始まってからというもの、連休というのは悪い予感でしかなかった。連休のたびに規制が破られ、沢山の人がホームーパーティを開いたり、旅行をしたりする影響で、翌週や2週間後にはほぼ必ずと行っていいほど、感染拡大が発生したからだ。その最悪の例が、11月末の感謝祭、そして12月末のクリスマス休暇だったのことは帰国に新しい。米国は休暇のたびに、感染状況を悪化させ、たくさんの命が奪われてきた。 今日はワクチンの接種が一般レベルで本格化してから、はじめての三連休だと思う。去年の同じ連休は、まだパンデミックとCOVIDの怖さを理解していない人々が、レジャーに繰り出しマスクもしないし、ソーシャルディス…

  • カリフォルニアと銃

    今日は姉妹サイトの「米国と銃」のフォローアップを更新しました。お時間のある方、お立ち寄りいただけると嬉しいです。 readsv.com もっと読みたい!SF・ベイエリア人気ブログはこちらから! もっと読みたい!カリフォルニア州人気ブログはこちらから!

  • Vax Pot ワクチン宝くじ、きました!

    本日、カリフォルニアのニューサム知事は、これまでにワクチン接種者に賞金を与える宝くじ方式を採用してきたいくつかの州に続き、カリフォルニア州でもワクチン宝くじを採用することを発表した。それもこれまでの最高賞金額で! 6月15日のフルオープンを目指すをカリフォルニア州は、ここ数週間ワクチン接種希望者の数が減ってきているのが悩みのタネだ。現時点で、約3千4百万人のワクチン接種可能な州民の63%がワクチンを接種していると言われているが、残りの1千2百万人の中のできるだけ多くの人に、6月15日までにワクチンを接種を急いでもらうための作戦として、宝くじ方式の採用を発表した。これまでに、オハイオ州での、接種…

  • 米国と銃

    今日はひさびさにパンデミックから離れたので、兄弟サイトのほうを更新しました。よろしければお立ち寄りください。 もっと読みたい!SF・ベイエリア人気ブログはこちらから! もっと読みたい!カリフォルニア州人気ブログはこちらから!

  • 日本への渡航中止勧告について

    今日は日本でも米国でも巷の話題になっているのは、米国が発表した日本への渡航勧告がレベル4、渡航中止に上がったことだと思う。 こりゃ大変だと、私も思ったし、日本でも、さぞやざわついたと思うのだが、よくよく調べてみると、世界249地域のうち米国がレベル4に設定している地域は、パンデミックになってからと言うものどんどん増え続け今や150地域以上ある、つまり多数派なのだった。つまり日本は、これまで上手に感染を抑えてきたので、そこを評価され少数派のレベル3だったのだが、最近の感染拡大により、多くのレベル4地域の仲間入りをしたということだった。 もちろん現在感染状況が深刻なインドやブラジルもレベル4だが、…

  • 子供にワクチンを接種させるのが不安な親の質問と回答

    日に日に感染者が減っていくシリコンバレー、生活が徐々にもとに戻りつつある週末、恒例の朝市に野菜を買いに行った。CDCのワクチン接種者はマスクをしなくてもいいという発表もあったし、カリフォルニアは6月15日まではマスク規制を続けるけど野外ではマスクを強制していないという背景もあり、もしかしたらマスクしてない人がいっぱいるかもなあと思いつつ朝市会場まで車を走らせた。 しかし、朝の日差しがずらりと並ぶ白いテントにさんさんと降りそそぎ野菜や果物ががピカピカ輝く朝市場では、お店の人はもちろんあふれる買い物客も、先週同様、みんなちゃんとマスクをしていた。ほぼ100%のマスク着用率だ。シリコンバレー、すごい…

  • 次の作戦はデートアプリ?!

    連邦政府も州政府も郡や市の保健局も、なんとしてでも人々にワクチンを接種してもらおうと実にいろいろな作戦を展開している。アクセスしやすい場所に朝から晩までポップアップの接種サイトを置くことにより、通勤途中でも接種できるようにしたり、予約無しでいつでも接種できるとか、学校に接種サイトをおいて周辺地域の住民に集まってもらおうとしたりしている。 オハイオ州では、とうとうワクチン接種者に賞金があたる宝くじ策まででてきたし、現在、シリコンバレーのあるサンタクララ州ではなかなか接種が進まない若者に対象に、イベント形式で盛り上げたり、プレゼント贈呈方式がよく使われている。 ギフトはスタバのギフトカードだったり…

  • ビジネス所有者って?

    昨日、のんきにも、サンタクララ郡のビジネスの所有者は従業員のワクチン接種状況を報告しなくてはいけないなどと書いて、翌日、はっ!と気がついた。 サンタクララ郡のビジネスの所有者?私じゃん!?私もやらなきゃだめじゃん! えっ?いつまで?えっ?どこに報告するの? と、朝からパニックになったところで、ニュースを確認し直したら、ワクチンの接種状況を把握追跡して、それに伴いビジネスを運営しなくてはならないだけで、報告義務はなかった。あー、よかった。 というわけで、特になにもしなくてよいらしいが、同じように混乱したビジネス所有者は相当いたらしく、郡の保健局にはそうとうな問い合わせが殺到しているらしい。 なに…

  • イエローティアとオフィス勤務

    シリコンバレーの所属するサンタクララ郡が、カリフォルニアのティアシステム始まって以来はじめて、最も規制が緩和されたイエローティアに今日から昇格した。といっても、ワクチンの接種が始まってからというもの、巷の緊張感がすっかり溶けているので、以前のようなティア昇格に伴う喜びや緊張がない。カリフォルニアのティアシステムも、ワクチン接種が進むにつれて名ばかりシステムになっていくのかもしれない。 それでも、レストランやジムなどを営業しているビジネスにとっては、朗報だ。室内にいれることのできる顧客数が増えるし、バーに至ってははじめて室内営業が可能になる。そして同時に発表されたのは、サンタクララ郡のビジネスに…

  • カリフォルニアは6月15日までマスク着用(室内)

    マスク着用ルール大混乱のカリフォルニア週末が明け、絶対なんらかの発表があるだろう予想通り、州の保健局みたいなところからのお知らせがあった。 その内容は、CDCの新方針(「ワクチン接種済みの人にパンデミック前の生活が戻る(かも)」を参照)にもかかわらず、カリフォルニア州では以前に定めたカリフォルニアのオープン日である6月15日までは、室内のマスクの着用ルールを継続するというものだった。この発表は一部では驚きをもって受け取られたが、一部では予想通りだと受け取られている。それほど、マスクに関してのカリフォルニアの人々の意見は様々だ。 私個人的には、どちらに転ぶ可能性もあると思っていた。カリフォルニア…

  • マスクルールは大混乱

    木曜日のCDCによるワクチン接種済みの人は室外だけではなく室内でもマスクをしなくてもよいという突然の新方針(「ワクチン接種済みの人にパンデミック前の生活が戻る(かも)」を参照)により、ここベイエリアの人たちは混乱、混迷の週末を送っている。 シリコンバレーが所属するベイエリアと呼ばれる地域は、早くからマスク着用ルールを守る人が比較的に多かった。それほど大きな問題もなく、多くの人々がマスク着用ルールに従い、小さな誤解や小競り合いはあったかもしれないけれど、全体的にはうまく制御されてきた地域だ。 そして、感染規模が米国で一番低くなった今、州政府が6月15日にマスク着用規制を解除する予定だと発表してい…

  • 将来の不安へのストレスと感染するストレス

    とうとうティーンエイジャーたちのファイザーの接種が始まった。これまで16才以上が接種対象だったのに対し、12才から15才までの接種が始まったのだ。 これを待ち望んでいた人々は多いが、同時に、子供に接種させるかどうかを決めかねて悩む親はたぶんもっと多い。「12才以上にワクチン接種許可 」にも書いたように、接種可能になったらすぐに接種させると答えた親は30%にとどまっている。 実際、ここシリコンバレーで解禁になった日、私の知り合いで接種した子供は1人に留まった。これは、全員が躊躇しているというわけではなくて、単純にハイスクールの期末試験期間と重なったため、試験後に接種する、または、夏休みに入ってか…

  • ワクチン接種済みの人にパンデミック前の生活が戻る(かも)

    2日日記を休んだら、話題がてんこ盛りになった。 もちろん外せない話題はCDCのガイドラインの変更だ。最近頻繁にガイドラインを変更しているCDCだが、今日のニュースは驚きを持って迎えられたのは間違いない。 つい2週間前に、ワクチン接種済みの人はアウトドアではマスクを外していいが、公共のアウトドアやインドアでは引き続きマスクをするようにというガイドラインを発表したばかりなのに、今日は、ワクチン接種済みの人は、ほぼすべての状況でマスクをとってもいいし、ソーシャルディスタンスも必要ないとなった。アウトドアもインドアも、混んでいるところでも、つまり、ワクチン接種済みの人は、パンデミック前の生活にほぼ戻っ…

  • 停電した…

    何故か我が家のブロック、13世帯のみ停電。裏の家の庭から聞こえてくるウクレレを聴きながら寝ることにしよう。 小さなライトに照らされた静かな夜長に、今はImagine が演奏されてたよ。

  • 12才以上にワクチン接種許可

    先週からの予想を裏切らず、FDAは本日12歳から16才までのティーンエイジャーにファイザーわくちんの接種を緊急認可した。これで、晴れて我が家のティーンエイジャーもワクチンを接種可能になったわけだ。 そのうちに州政府か郡政府から接種の予約が可能になるというニュースが流れるだろうとのんびり構えていた矢先、FDAの発表から間髪いれないタイミングで学区の方からメールが届いた。今月の29日に学区内の16才以上の生徒を対象に、学区内のハイスクールの1校を会場にしてワクチン接種を行うイベントが企画されていたのだが、今日のFDAの発表を受けて、対象を16才以上から12才以上に下げたというものだった。さっそく申…

  • 集団免疫は幻か

    最近、米国のメディアでよく取り上げられているのは、はたして米国は集団免疫を達成できるのかどうかという話題だ。 一部の楽観的な専門家は、ワクチンの接種が順調に進んでいるので、7月には国民の70%程度の接種が進み集団免疫がほぼ達成されると語っている。が、多くの専門家は、感染力が高い変異株の出現が相次ぐ今、70%の接種率では集団免疫は達成されないだろうというのが、大方の意見だ。現在の感染力の場合、国民の80%から90%がワクチンを接種するか、すでに感染して免疫ができているという状況にならないかぎり集団免疫は達成できないだろうといわれている。 ところが、国民の約30%はワクチンを接種する気はないと考え…

  • ウィルスの致死率

    とうとうインドの一日あたりの死者が4000人を超えてしまった。 これは新規感染者数の動きをみれば時間の問題だった。そして、同様に新規感染者数の動きをみればみるほど、死者数のピークは今じゃないことがわかる。これまで米国の新規感染者数と死者数のピークのずれを前提にすると、死者数はこれからも増え続けることが予想できる。たぶん、1週間後ぐらいがピークになるんじゃないかなと思うし、その時の一日あたりの死者数はどのような数字になるのかと思うと気が重い。 一部の専門家の中で、インドの一日あたりの新規感染者数と死亡者数との比率をみて、感染者数の割に死亡者数が少ないために、インドの変異株は実は致死率が低いんじゃ…

  • Youth Night でワクチン

    カリフォルニア州のワクチンの接種は順調で、少なくとも1回接種した人は州民の50%、シリコンバレーのあるサンタクララ郡では住民の約60%は1回は接種済だ。接種済住民が増えるの伴い、大型の接種会場の需要は徐々に減ってきている。 今後は、ワクチンの接種を躊躇する人たちをいかに説得するかが鍵となるので、受けたい人にガンガン打っていく大型接種会場よりも、それぞれの住民の近くで、終業時間外も接種してくれるような薬局、スーパ、学校、職場、または仮設のポップアップサイトなどによる接種の方が効率が良いと考えられるので、行政は徐々に作戦変更中だ。 さて、最も接種が遅れているとされるのはアフリカンアメリカンやヒスパ…

  • 米政権、知的財産の一時的な放棄を後押し

    つい数日前に「ワクチンの知的財産権」で書いたテーマの更新情報だ。 今日、バイデン政権はとうとう、米国製ワクチンの知的財産権の一時的な放棄に対して肯定的な意見を表明した。今後は米政権が後押しする形で、他の先進国やWHOと調整し、自国製薬会社を何らかの形で説得し、ワクチンのレシピが一時的に無料で世界各国で使えるようになる可能性がある。 ワクチンの原材料と製造方法が公開され、その情報を無償で使うことが許可されれば、世界中の技術力のある国はワクチンの作成を開始できる。これがいわゆるジェネリックと呼ばれる薬品の製造過程である。世界中の国でワクチンのコピーが可能になれば、特にインドのような技術力がある国は…

  • 思わぬところで売上減

    難しい話題が多いのでたまには閑話。私にとっては閑話だけど、ある商品群のブランドにとっては深刻なお話。 パンデミックによって売上に影響がでた商品はいろいろある。ビジネスウェアや靴、バッグなどはわかりやすく売上が減った。もちろん外食産業やレジャー産業には大打撃が発生したし、いわゆるショッピングセンターで衝動買いをするような商品は概ね打撃を被った。 人はオンラインショッピングをする時、見かけたものを衝動買いする事はあまり多くない。むしろ、何を買うのかターゲットがはっきりしているときに、オンラインショッピングサイトを開け、あちこちの商品を比較検討して買うことが多い。時には、ウェブサーフィン中に目に飛び…

  • ワクチンの知的財産権

    とうとうワクチンがティーンエイジャーに接種される日が近づいているらしい。 今日の報道によると、FDAが12歳から15歳までのティーンエイジャーに対するファイザーの接種を来週にも許可するのではないかという。我が家にもティーンがいるので、このニュースは見逃せない。 米国の多くの16歳以上の人々がワクチンを接種しているのに対し、15歳以下の子供たちにはワクチンの使用許可が出ていなかった。この影響は大きい。例えば、大人がワクチンを打ち終わったので、夏の休暇の予定を立てようとしても、子供のワクチンの接種が終わっていないために、いろいろな行動制限がかかり具体的に計画できない家族も多い。また、学校の再開した…

  • 戻り始める日常と戻り難い心情

    久しぶりに日本食スーパーに買い出しにいったら、店の前にできていた入店を待機する行列がなくなっていた。ロックダウンになったからというもの、週末の日本食スーパーの入り口に行列がなかったことはない。その光景はすごく不思議だった。 たまたま客が少なかったわけではないと思う。店内はこの一年間のいつよりも人がいたような気がする。人とすれ違うたびに距離をあけようとするので、店内のあちこちで立ち止まって人が通り過ぎるのを待っている機会が多かった。たぶん入店制限がなくなったのか、もしくは一度に入店させることができる定員がぐっと増えたのではないかと思う。 久しぶりに並ばずに入店できたせいで、いつもよりも買い物する…

  • 陰謀論者の語る世界を想像してみた

    昨日の日記のコメントにワクチンの接種を拒否する人たちの中に存在する根強い陰謀論が紹介されていて、とても興味深かった。コメンテーターの甘栗さんが遭遇した陰謀論は次のようなものだ。 「彼ら(作者注:ワクチン否定論者)にとってワクチンは国家の陰謀なのです。他の人がワクチンを接種してパンデミックを終わらせた後に苦しみながら死亡し、彼らだけが生き残る世界を語って、ワクチンを拒否するよういまだに進めてきます。xファイルの世界に生きているのでしょう。」 これまで聞いた様々な陰謀論の中でも、これはそうとうファンタジックなもので、いっそのこと面白い。映画やテレビドラマのストーリーに非常に似ているので、コメンテー…

  • 社会的チャレンジ

    昨日もちょっと書いたけれど、ここ数日、日本のワクチン接種の現状が米国やヨーロッパのメディアでちょこちょこ取り上げられている。 残念ながら良いニュースではない。日本人なら知っているだろうが、現在の日本のワクチン接種状況はOECD(経済協力開発機構)で最下位であり、その数字はダントツに低い。世界のいわゆる豊かな国々の中で最下位を独走中である。しかし、ニュースによると日本はワクチンの確保はできているということで、すでに輸入済みのワクチンの数も相当するあるのだが、現時点で輸入済みのワクチンの5分の1しか接種されていないことが、こちらのメディアの注目を集めることになっている。 特に数カ月後に東京オリンピ…

  • CDCワクチン接種者のためにガイドラインを変更

    昨日発表になったのだけれど、 CDCがワクチン接種済の人々への行動のガイドラインを変更した。この変更により、とうとうワクチン接種済の人はアウトドアの場合、混雑した場所でない場合はマスクの着用が必要ないという指針を出した。 CDC ウェブサイトより。ワクチン接種者と未接種者の行動のガイドライン これによると、家族だけ一緒にアウトドアアクティビティをする場合は、ワクチン接種者も未接種者もマスクをしなくてもよいということになっている。また、アウトドアの小さな集まりの場合、自分以外の全員がワクチン接種済であり、彼らの家族もワクチン接種済の場合は、たとえ自分が未接種者だとしても、全員マスクをしなくてもよ…

  • ファイザー2回目副反応ほぼなかった件

    副反応で熱がでることを確信して2回めのファイザーを接種した私だが、今朝、接種後24時間たってもごく普通に目覚めた。もちろん接種箇所の腕は痛いが、昨日よりも痛みが減っている。熱がでるどころか、実に快適な目覚めで、これといってどこもおかしくない。拍子抜けだ。 いやいや、油断禁物。これからが勝負なのかもと、休むつもりだった仕事をとりあえず始めれば、あっというまに昼になる。体調は変わらない。熱や頭痛どころか、だるさも特にない。そういえば、若い人のほうが副反応は深刻で、年配の人は副反応が少ないと書いてあったなと、ひそかにショックを受けた。 私はデスクワークを立って行うために、スタンディングデスクを使用し…

  • FDA承認後にアストロゼネカを提供・ファイザー2回目接種

    昨日書いた米国が使わずにストックしているアストロゼネカについてだが、今日その6千万ショットを世界に提供することになった。そんなに持っていたのか!というのが正直な感想だ。 提供は予想どおりFDAの認可を待ってからだという。当然だ。昨日も書いたようにFDAが安全だと認定する前に、認定したワクチンは出さず、認定されていないワクチンだけを提供するとなると、いらぬ誤解や曲解を招くは必須だ。1日でも早く承認を出して、最も必要とする人たちの元にアストロゼネカを届けることができればよいと思う。 昨日も書いたがインドの現状は非常に厳しい。その厳しさは、現在の悲惨な感染拡大状況が、実はまだピークではないのではない…

  • インドを助ける

    インドが非常に厳しい状況だ。米国が記録していた一日あたりの新規感染者数を、数日前からあっさり抜き去って、世界記録を更新している。その数、本日約35万人。1日で35万人の新規感染者である。 当然のことながら医療危機が始まっている。人工呼吸器や医療従事者のための防護機材はもちろんだが、吸入用の酸素までも危機的な状況だ。 この事態を受けて、ヨーロッパの各国と共に米国もインドへのサポートを今朝発表した。パンデミックの初期にニューヨークを筆頭にした米国の医療危機の時に、各国が助けを差し伸べてくれたように、今度は米国が手を差し伸べる番である。 今日の発表によると、人工呼吸器、防護服、酸素を含む医療機器全般…

  • カリフォルニアが劣等生から優等生に

    米国の冬の感染大拡大は本当に深刻だった。特に、ここカリフォルニアは秋まで抑えてこんできた感染対策の防護壁が、ホリデーシーズンによって一気に決壊、人口10万人あたりの計上でも米国の50州の中で最悪の感染者数と死者数を連続して記録した。12月末から1月末にかけてのピーク時には一日の新規感染者数が4万人、死者数が500人を記録している。人口10万人あたり100人近い新規感染者を記録していた。 そして、2月の後半から急激に下がり始めた感染者数はそのまま下がり続け、2ヶ月後の4月後半、なんと今度は全米の50州の中で最も感染が抑えられている州、人口10万人あたり最も感染者が少ない州となった。現在、一日の新…

  • ワクチンの効果の具体例

    今日は気候変動サミットにおけるバイデン大統領の大胆な宣言をとりあげたいところだけれど、この日記は感染とロックダウンにテーマを絞っているのでやめておく。その他の米国のニュースは兄弟サイトにあげようと思っているのだけれど、仕事が結構忙しいので、こちらの日記をかくと一日が終わってしまって、なかなかあちらの日記に書く時間がない。感染の話題がまばらになってきたらあちらに移ろうと思っているのだが、まだまだ感染ニュースは重要だし、とどまるところをしらない。 今日は、今回のワクチンがどれくらい効果を発揮しているかを具体例を示しているニュースについて。 まずはケンタッキーの老人介護施設におけるクラスターの話だ。…

  • もうすぐ転換点がやってくる

    米国のワクチン接種の記録的な速さのおかげで、あと数週間すれば過半数の米国の大人はワクチン接種完了済みとなり、70%ぐらいの大人は少なくとも1回目は接種しているという状態になるだろう。つまり、もうすぐワクチン接種は転換点を迎える。というか、一部の地方ではすでに迎えている。 どのような転換点なのかというと、これまではワクチンを接種したい人(需要)が接種できる数(供給)よりも多かったため、接種の予約がとれなかったり、遠くまで接種に出かけたりという、いわゆるワクチンハンティングが必要だったわけだが、ワクチン接種済みの人が増えるにつれて需要が満たされていくので、ワクチンの需要と供給の立場が反転するときが…

  • 繰り返される感染波

    偶然の一致にしては一致しすぎていると注目されているのが、現在の米国の感染拡大状況だ。 米国の感染状況は冬の大惨事の後、急激に改善したのだが、その後再び悪化した地域がいくつかあり、それらの地域が現在の米国の新規感染者の半分以上を排出している。その地域とはミシガン、ニューヨーク、ニュージャージー、ニューハンプシャーなどの米国北東部である。 米国の感染状況を追ってきた人ならピンくるかもしれないが、これらの地域はちょうど去年の今頃、Covidの米国での最初の大波を迎えた地域である。特にニューヨークとニュージャージーのオーバーシュートは凄まじく、まだパンデミックの初期であった頃から知識も設備も整っていな…

  • 副反応の一般症状

    さて、Pfizer の二回目のショットを来週の月曜日に控え、火曜日に仕事の休みを取るかどうかを検討している。なぜなら、周りの非常に多くの人が二回目のショットの後、具合が悪くなっているからだ。そして大抵の人は接種した日は平気なのだけれど、24時間ほど立った翌日に具合が悪くなっているようだ。 さて、ワクチンの副反応について書く前に、ワクチンとCovidのリスクの比較をしてみよう。ワクチンの接種を危険だという人には、ぜひ知っておいてほしい知識だ。4月2日の時点での米国の感染データをとりあげると、人口100万人に付きCovidに感染して入院した人の累計は6326人だった。どうように人口100万人に付き…

  • 世界の復活を担うワクチンについて

    なんと現時点で米国の18歳以上の半数が少なくともワクチンの一回目の接種を終えているらしい。速い、本当に速い。米国の人口を考えれば本当に驚くほど速い。1億2千9百万人を超えるらしい。どんな魔法だろうと思う速さだが、実際自分の周りの人達から毎日のようにワクチンを接種したという話を聞くので、この数字がでたらめではないことは確かだ。 これで、ジョンソン&ジョンソンのワクチンは接種停止状態なのだから、接種が再開されたらこのスピードは更に加速するだろう。未だジョンソン&ジョンソンのワクチン接種再開の詳細は発表されていないが、今週の金曜日にはFDAとCDCからなんらかの発表が出ると予想されている。多くの予想…

  • とりあえず庭でも

    カリフォルニアは今が一番気持ちの良い季節だが、今年は早々に気になることがある。冬に雨が少なかったことだ。 カリフォルニはここ10年ほど水不足の年が多い。夏はもともとまったく雨がふらないので、勝負は冬の間にどれくらい平地に雨がふるか、または山岳地帯に雪が積もるかなのだが、気候変動の影響を受けてか、冬に十分に降らない年が増えた。 なかでも今年は降らなかった。ロックダウンで家の中にいることが多かった今年こそたっぷり降ってほしかったのに、そんな期待はあっさり裏切られ、私の記憶の中でも最も雨が降らなかった年のような気がする。これでは夏の水不足は今の段階で必須になることが予測される。 私の記憶に残る最も水…

  • とりあえず庭でも

    カリフォルニアは今が一番気持ちの良い季節だが、今年は早々に気になることがある。冬に雨が少なかったことだ。 カリフォルニはここ10年ほど水不足の年が多い。夏はもともとまったく雨がふらないので、勝負は冬の間にどれくらい平地に雨がふるか、または山岳地帯に雪が積もるかなのだが、気候変動の影響を受けてか、冬に十分に降らない年が増えた。 なかでも今年は降らなかった。ロックダウンで家の中にいることが多かった今年こそたっぷり降ってほしかったのに、そんな期待はあっさり裏切られ、私の記憶の中でも最も雨が降らなかった年のような気がする。これでは夏の水不足は今の段階で必須になることが予測される。 私の記憶に残る最も水…

  • ブレイクスルー感染ってなんだ?

    「ブレイクスルー」 (breakthrough)感染という耳慣れない言葉を最近聞いた。「ブレイクスルー」という言葉は良い意味に使うことが多い単語だけれど、後ろに「感染」につくと悪い意味だ。 ブレイクスルー感染とは、ワクチンの接種が完了し2週間以上たっているにもかかわらず感染した事を言う。つまりワクチンによる防御壁が「ブレイクスルー」つまり「突破」されて感染してしまったケースを、ブレイクスルー感染と呼ぶのだ。これは世の中のいかなるワクチンも100%ではないということから、予想されていたことなのだが、現実世界でどれくらいのCOVIDのブレイクスルー感染が発生しているかは知っていたほうがいい。 現在…

  • ジョンソン&ジョンソンのワクチンの接種停止について考察

    今日はこの話題を抜くわけにはいかない。 今朝、CDCとFDAの発表により、米国でジョンソン&ジョンソンのワクチンの接種が一時停止になった。実は少し前からちょっと気になっていた。ニュースで副反応による血栓の事象がちらつきだしてから。 英国のワクチンであるアストロゼネカは、すでに数週間も前から副反応による血栓が話題になっていて、国によっては接種を停止したところもあるし、英国でも30才以下の接種は勧めないという方針をたてた。が、血栓の副反応は非常にまれであるため、英国はワクチンによる利益がそのリスクを遥かにうわまわっているという理由により、接種を継続している。 なぜ、ここでアストロゼネカの話をだした…

  • 世界が作り変えられていく

    我が家にはティーンエイジャーがいて、すでに一年以上、自宅からバーチャル授業を受けている。と聞くと、大変だなとか、気の毒だなとか、考える人は多いと思うのだが、実は本人はこれまでの学校人生のどのときよりも充実しているらしい。 オンライン授業はわかりやすく、いつでもチャットで先生に質問ができる。周囲のノイズも目線も気ににならず、自分のペースで課題はできるし、オンラインのグループワークでもさっさとMC主導権を握ってしまえば好きにすすめることができる。やりたい放題に自由に授業をこなし、これまでのいつよりも成績もよい。本人はこのままずーっとオンラインでもよいという意見だ。 実は、これは珍しくなく、わりと巷…

  • 偽ワクチン接種カード

    最近話題になっているのはワクチンの接種を証明できるカードの偽物があちこちのオンラインで販売されていることだ。 CDC発行の接種カードはごく普通の紙でできた記録用カードでしかなく、普通にコピーして偽造することができる。無記載のカードを偽造して自分で勝手に記載することもできるし、SNSで公開されているカードとともに微笑んでいる写真を参考にして、その人物の名前と生年月日と接種日や場所まで丸ごと偽造することもできる。丸ごと偽造すれば、州政府のどこかにある接種記録とも合致してしまう。 なんでそんなことをするのかといえば、理由はいくつかある。 一番顕著な理由はワクチンの接種の有無で行動が制限される可能性が…

  • ワクチンハンター

    私の周りの人たちは、現時点で接種取得資格のある人が多いため、次々とワクチンの接種者が増えていく。ワクチン不足が毎日のようにニュースになっているが、全く予約ができないという状況でもなく、適切な時間に適切なウェブサイトにアクセスすれば予約ができるという状態だ。 それでは、いつが適切な時間で、どれが適切なウェブサイトなのか?これは難しい問題だ。なぜなら、適切な時間も適切なサイトも毎日違う。ワクチンの予約が見つけられなくて途方にくれた人たちのために、https://www.vaccinehunter.org/ というサイトがある。サイトそのものには、ワクチンの空き情報はのっていないのだが、このサイトを…

  • 変異種とワクチンとファウチ博士

    New York Times のデータによると、現在ワクチンを完全に接種済みの人は米国の20%、つまり5人に1人はすでにワクチンを接種済みとなっている。これに、2回接種する必要のあるワクチンの1回だけを接種済みの人を加えると、この割合は34%にまであがる。つまり、1ヶ月後の5月の中旬には完全に接種済みの人の割合は35%を上回るだろうし、1回のみ接種している人は50%に近づいていくことが予想できる。現在の米国のワクチンの接種数は毎月倍増しているので、それを考慮するとたぶん更に高い割合を達成できるだろう。 現時点の New York Times の予測では。6月の末には、ワクチンを完全に接種済みの…

  • サンタクララカウンティ在住の50才以上の方:4月9日午後2時50現在

    サンタクララカウンティ在住の50才以上の方 4月9日午後2時50現在、リーバイスあいてます。 https://vax.sccgov.org/home すでに埋まってしまっているかもしれませんご了承ください。

  • ワクチンパスポートは「自由への抑圧」か?

    ワクチンパスポートに関する興味深い考察を読んだので、今日はそこから考えたことを覚え書き。 すでに何度か触れているけれど、米国ではワクチン接種が拡大されるに従いワクチンパスポートの是非があちらこちらで話題になっている。最初こそ、ごく普通の考察であったのだけれど、最近になってマスクの着用と同じように、ワクチンパスポートの是非が政治的に使われる可能性が高まってきたような気がすると、ニュースを読む米国人なら警笛を感じているかもしれない。 そもそも、ワクチンパスポートがどう使われるのだろうと考え始め、特に旅行業界やイベント業界からはビジネスの通常再開のために非常に有効なツールになるだろうと考えだした矢先…

  • ワクチン・ウィルスニュース詰め合わせ

    今日はいくつか話題があって、少しづつ。 最初に自分のファイザー1回目接種の副反応について情報を更新。昨日の夜は、腕を上げたりねじったりすると痛くて、夜寝転んでも腕が痛くて収まりが悪かったのだが、翌朝起きたらだいぶよくなっていた。ちなみに、一緒に接種した家人は接種当日でも私ほど痛くなかったらしい。ところで、このワクチンの副反応、女性の方が強く出るといわれている。その理由は女性の方が免疫システムが発達していることが多いからだそうだ。つまり、強い副反応は免疫システムが良い証ということで、ちょっと喜んでもいいかもしれない。 次に、ワクチンの予約状況について。少なくともシリコンバレーのあるサンタクララ郡…

  • サンタクララカウンティ在住の50才以上の方:4月6日午後6時現在

    サンタクララカウンティ在住の方4月6日午後6時現在 https://vax.sccgov.org/home で、いくつか枠が開いています。リーバイスは開いていませんので別のサイトを試してみてください。 私が今、試してみたら以下のサイトに空きがありました。 Berger Auditorium Fairgrounds Expo Hall Gilroy High School Mountain View Community Center Valley Health Center Tully Emmanuel Baptist Church なお、もう埋まってしまっているかもしれませんのでご了承ください…

  • ファイザー1回目を接種してきました

    今日はファイザーワクチンの1回目を接種してきました。 会場はアメリカンフットボールのフォーティナイナーズのホームであるリーバイス・スタジアムです。ここはサンタクララ郡のなかでも大型の接種サイトとなります。私が予約をいれた4月1日は特に大量のワクチンの予約が可能になったため、朝から夕方までサンタクララ郡のサイトは予約が可能だったのですが、リーバイススタジアム会場は接種枠が非常に多かった記憶があります。 月曜の午前中だからなのでしょうか、スタジアムの駐車場の入口もガラガラ、駐車場にはさすがに車が結構停まっていましたが、それでもほんの一部の区域だけでした。駐車場の入口で車を停車すると質問表のようなも…

  • サンタクララカウンティ在住の方

    サンタクララカウンティ在住の50才以上の方、4月5日午後12:30現在、ギルロイハイスクールのワクチン接種予約が開いておりますよ。 https://vax.sccgov.org/home

  • ワクチン接種カードをラミネート?

    いよいよワクチンパスポートの現実化が囁かれているが、一方で、州知事がワクチンの接種の有無で行動が制限されるのは自由の抑圧であると言うようなことを訴えている州もあったりして、標準化されたワクチン接種証明システムの構築はそう簡単ではないと思われる。標準化システムとルールが公式になるまで、それぞれの州や国やビジネスがワクチン接種の有無を確認する時に、使うことができるのはワクチン接種時にもらえる紙製カードだと言われている。 というわけで、このワクチンカードはとても大切ということで、Office Depot のようなビジネス関連用品の小売チェーンが、ワクチンカードのラミネート無料サービスを開始した。大切…

  • やはりCDCガイドライン変更へ・いよいよワクチンパスポート現実化か

    「個人的にビッグニュース 」に書いたように、ビッグニュースな研究結果(詳しくはリンク先の日記を参照)を受けて、CDCがガイドラインを大幅に変更してきた。予想にたがわず旅行に関係するガイドラインだ。 ワクチンの接種者はウィルスのキャリアーになる可能性が非常に少ないという研究結果を受けて、CDCは次のようなガイドラインの変更を行った。 ・ワクチン接種ずみの人は、米国国内を旅行する時に、感染テストを受けなくても良いし、自主隔離もしなくてよくなる。しかし、旅行者は、マスクの着用、ソーシャルディスタンス、人混みの回避は引き続き行うべきである。 ・国外旅行においても、ワクチン接種ずみの人は感染テストを受け…

  • ワクチンの予約簡単に取れるじゃん?!

    今日、4月1日にカリフォルニアは50歳以上の全ての住人に対して接種資格を広げた。 4月になれば配送されるワクチンの量が増えることは予測されていたのだが、昨日の時点でワクチン不足が大きな話題になっていたので、資格ができても予約が取れるのは相当に先になるだろうと考えていた。自分のように健康で基本疾患のない人間は、たとえ接種資格があっても慌てて接種する必要はないし、急いで予約する必要がないとも考えていた。ただ、2週間後の4月16日に16歳以上の州民全部に接種資格が広がることは知っていたので、できることならそれより前にワクチンの予約を取れたらいいなぐらいに考えていたのだ。 しかし、本日、蓋を開けてみる…

  • 個人的にビッグニュース

    CDC によると、ワクチンを接種した人は、感染の重症化を回避できるだけではなく、ウィルスを運ばない可能性が高いことが発表された。このニュースはあまり大きく取り上げられていないような気がするのだが、実は大きなニュースだ。 CDC の新しい研究結果は、早期に接種可能だった医療関係者4000人を対象に行われた追跡調査を基にしている。対象者にはワクチンを接種した人もしていない人も混ざっている。対象者は12月から3月までの間、毎週感染テストを受けその結果が収集された。その結果わかったことは、この追跡調査の間、ワクチンを接種した人で陽性になったのはたったの3人だったが、ワクチンを接種していない人の中で陽性…

  • FOMOの再発を防止

    パンデミック中のFOMO(Fear of missingout)について書いたのは、去年の7月末だ(「パンデミックの中のFOMO」を参照)。FOMOとは、日本語で言うならば「取り残されることへの不安や恐怖」となり、情報化社会が生み出した一種の現代病である。詳しくは前の日記を読んで欲しいのだが、一言で表現するならば、周りと比べて自分が取り残されているのではないかという漠然とした不安を指す。 さて、前回の日記に書いたように、パンデミックとロックダウン生活が人々にもたらしたいくつかの良い副産物の中には、FOMOから解放がある。ロックダウンのため、誰も外出を避け、パーティを避け、お洒落もしなければ、レ…

  • 第4波(?)はやってくるのか?

    最近同じようなことばかり書いているような気もするのだが、しょうがない。だって、ニュースが同じような警告を繰り返しているのだ。再び感染拡大の波がやってくるかどうかについて。 新政権はどうしても再拡大を回避して、このまま米国をパンデミックから救い上げたいので、ワクチンの供給量や接種の拡大を発信するのと同じくらいの頻度で、感染拡大の危機感を煽る発言を繰り返している。 しかし、ワクチンの拡大により安心感を得た人々は、どうしても気分が緩みがちで感染抑制への努力はどんどん薄れていくばかりだ。一部の州ではマスクの着用も含め規制が全廃されているので、ごく普通に以前と同じように暮らし始めている人も多い。その影響…

  • 夏休みの計画を立て始める人々

    3月も終わりに近づき、米国の学校は、登校しているにせよオンラインスクールにせよ、残り2ヶ月ほどで学年末となり夏休みに突入する。パンデミックが始まってから2回めの夏休みだ。例年であれば、今頃はそろそろ夏休みの計画を絞って、予約をしていなければいけない頃だ。 ちょうど去年の今頃、4月の日本行きの航空券を急遽キャンセルしなくてはいけなくなったのを覚えている。でも、あの頃はまだ夏休みまでには感染が収束して飛べるのではないかなどと思っていて、夏休みの日本の国内線のチケットは手配したままだった。もちろんそれも後日キャンセルしたのだが、今考えてみれば、苦笑してしまうくらい甘い考えだった。 結局、去年の夏休み…

  • 新たな感染拡大の可能性とオフィスの再オープン

    急速に減少していた米国の新規感染者数が、緩やかながら再び上昇傾向を示し始めている。ワクチンの接種が進んでいるとはいえ、再び感染拡大の波が訪れる可能性を否定できないと専門家がこぞって警笛を鳴らしているところだ。幸いなことに、ここカリフォルニアはまだ減少傾向のままで、去年の6月以来の低い新規感染者数を保っているが、規制の緩和が早いピッチで進んでいる今、いつ上昇傾向に転換しても驚く人はいないだろう。 もし本当に感染の波が再びやってきた場合(もちろんやってこないほうがいいのだが)、そこで収集されるデータはワクチンがどのくらいよく働いているかを確認するデータとして非常に重要だ。たとえば、これまで新規感染…

  • 4月15日にはワクチン接種対象がすべての大人になるらしい

    本日、カリフォルニア州のニューサム知事の発表によると、ワクチンの接種対象を近日大幅に拡大するらしい。 現在のワクチン接種対象は、65才以上、医療関係者、警察や消防署などのファーストレスポンダー、教育関係者、食品関係者などのエッシェンシャルワーカー、リスクの高い基本疾患を持っている人や障害者などだが、いまだにこのカテゴリの人々が接種中で、彼らの接種が完了するにはまだしばらくかかりそうだ。にもかかかわらず、来週の4月1日には50才以上にもワクチンの接種対象を広げるらしい。そして、その2週間後の4月15日にはなんと、16才以上の大人すべてが接種対象となる。 誰もが接種できるようになるのは、めでたいこ…

  • 人種と教育

    ひさびさに興味深い数字の話を読んだので、そこからの情報。 米国教育省は、パンデミックになってから初めて大規模なアンケートを実施し、パンデミックにおける学校体制についての包括的な現状把握を行った。この情報によりバーチャルクラスを受講している生徒は、国民が想定していたよりも高いらしいことが判明したという記事だ。 この情報にはすごく興味がある。カリフォルニアでは、ほとんどの学校が一年近くバーチャルクラスだったのだが、他の州の状況は今ひとつわからなかった。教育体制に関する様々な記事を読むたびに、ハイブリッドだったり、普通に登校していたり、オンラインだったりして、いったいどれがどれくらいの現状なんだろう…

  • オレンジティアでできること

    本日正式にシリコンバレーが属するサンタクララ郡がオレンジティアに昇格した。明日から規制がもう一段階緩和されることになる。 そこで、なにができるようになるのかを再復習。 まあ、細かく言えば実にたくさんの規制がちょっとづつ緩和されるのだけれど、特に身近な規制緩和は次のとおり。 ・レストランの室内営業を定員の25%から50%に拡大 ・ジムの室内営業を定員の10%から25%に拡大 ・映画館の営業を定員の25%から50%に拡大 ・ミュージアム、動物園、水族館を定員の25%から50%に拡大 ・ショッピングセンターを50%から定員に拡大(ただし、共有エリアの使用は禁止) ・遊園地など定員の15%から25%に…

  • ワクチンを接種するとドーナツがもらえる!?それも毎日!?

    日本にもある米国の人気ドーナツチェーンクリスピークリームの発表によると、今日から、全米のクリスピークリームのキャンペーン参加店で、ワクチンを接種した証明カードを提示するとオリジナルグレーズドドーナツが1つ無料でもらえるそうだ。 それも一回だけじゃない!今年の年末まで毎日1個もらえるんだそうだ! また、クリスピークリームは、全米のワクチン接種サイトの医療関係者とボランティアのために差し入れのドーナツを提供することも発表、また、社員がワクチンを接種しに行く場合、4時間の有給を与えることも発表している。 クリスピークリームの広報部によると、社会がウィルス感染から一日でも早く抜け出すことは非常に重要で…

  • オレンジティア再び

    冬の危機的な感染拡大が収まって規制が1段界緩和されたレッドティアになってから3週間(「レッドティア再び、テキサスの憂鬱 」を参照)、シリコンバレーが属するサンタクララ郡は順調にその感染者数を減らし続け、この様子ではたぶん今週の火曜日のには更に規制が緩和されるオレンジティアへの移行が期待されている。 前回サンタクララ郡がオレンジティアに移行したのは10月14日だったのだが、その2週間後には再び感染拡大が始まり、坂道を転げ落ちるように状況が悪化したのは記録に新しい。これも「レッドティア再び、テキサスの憂鬱 」に記録してあるので、興味がある場合はそちらを参照してほしい。 さて、今回のオレンジティアへ…

  • ヨーロッパで何がおこってるんだろう

    今日フランスで、パリやその他の都市に再びロックダウン開始の掛け声がかかった。すでにイタリアではロックダウンが始まっているし、ドイツはロックダウンを始めていないまでも、その可能性については、現在の拡大状況が続けばありうると発表されている。 ワクチンの接種により多くの国が感染者を減らしている今、いったいなぜ、ヨーロッパで再び感染拡大が止まらないのか?これまでヨーロッパの感染動向を2、3週間遅れては追ってきた米国としては、再び感染拡大の運命が待っているかどうかを探るためにも、現在のヨーロッパの状況は注目する価値がある。 さて、まず、大きな理由の一つとしてあげられているのは、EUとワクチンメーカーとの…

  • 社会に見捨てられた人々のヘイトクライム

    アジア系アメリカ人に対するヘイトクライムが広がっている。昨日アトランタで発生したスパ3件の連続発砲事件の被害者8人のうち6人がアジア系アメリカ人だった。3件のスパの経営者が全員アジア人だったことを考えれば当然の結果だ。 現在、犯人がアジア系のスパを狙ったのはアジア系アメリカ人に対する憎悪が根底にあるのかどうかが争点となっているが、現時点でははっきりしていない。すでに犯人は捕まっており、本人はヘイトが動機であるという可能性を否定している。では、なにが動機だと話しているのかとうと、セックス中毒が原因の衝動に駆られた結果だと主張している。なぜセックス中毒が原因でスパを狙うのか、この主張の論理が私には…

  • パンデミックから学んだこと

    ヨーロッパの感染拡大と春休みの大学生の動向を受けて、新たな感染拡大を心配する毎日ではあるが、現在の COVID-19 Prediciton サイトによると米国に新たな感染の波は来ないという予測がたっている。しかし、これはあくまでも現時点の予想なので来週になったらまた違った予測が出ている可能性はある。 いずれにせよ、この予測サイトを見ると、やっとのことでパンデミックは収束に向かっていることが実感できる。あれほど恐ろしい感染拡大を示していた米国の感染者数も死者数もこのまま減少を続け、6月末には日本の予測値と肩を並べるところまで下がると予測されている。問題がゼロとは言えないまでも、思っていたよりも早…

  • 不正確な情報を拡散しない方法

    我らがファウチ博士が、ヨーロッパの感染拡大状況を心配している。これまでも、ヨーロッパの感染の波は、常に米国の感染の波が始まる数週間前に始まっている。ということは、米国でも数週間後にヨーロッパを追うように感染の波が発生する可能性があるのではないかと、ニュースで語っていた。 もちろん、この心配の背景には、米国の複数の州が早すぎる現段階で、マスクの着用規制を始めとする様々な規制を大幅に撤廃している状況がある。また、すでにフロリダに続々と繰り出している学生たち(スプリングブレーカーたち)のこともある。すでに今週末だけで、100人ほどの馬鹿騒ぎをする若者がマイアミビーチで逮捕されたらしい。世も末かなと思…

  • ワクチン優先権を喜ばない人々

    「肥満とCOVID」にも書いたように肥満は Covid が重症化するリスクを高めることがわかっている。このため、州や郡によっては、BMI値が30以上の人々にワクチンを優先的に摂取させる動きがあって、それらの人々にワクチン接種可能通知が届き始めたらしい。 これは、とても論理的な政策だと思うのだが、この通知をもらった人々の心境はだいぶ複雑らしい。肥満というのはとてもデリケートな話題であり、一般的なアンケート結果でも、体重過多の人は自分の体型を標準だと思っている可能性が高く、肥満である人は自分の体型を肥満ではなく体重過多であると考えている傾向が高いそうだ。 米国では体重過多または肥満と分類される人の…

  • 次の感染の波はやってくるのか?

    米国の感染状況が急速に減少し、多くの米国人がほっと息をついて、各州の規制緩和が進んでいる地球の裏側で、ヨーロッパは新しい感染の波の予感に怯えている。ドイツでも警戒態勢がとられているし、イタリアでは再ロックダウンの可能性が取り上げられている。 となると、当然ながら懸念されるのは、米国にも再び感染の波がやってくる可能性があるのかどうかだ。これに関しては専門家の間でも意見が割れている。 一部の専門家は、ワクチン接種の急速な広がりとその速度の加速を根拠に、規制の撤廃を早すぎる段階で行わなければ、これ以上の感染の波は抑えら得るのではないかと自信を表明している。実際には規制緩和を早すぎる速度で進めている州…

  • ワクチン接種のタイムライン

    一年前の今日、WHOはCOVID19によるパンデミックを宣言した。 あれから一年、米国はまさしく激動の年だった。パンデミックによる世界一の感染者と死者を出しただけでなく、大統領選挙がからんだために世論の二極化が発生し深い分断が表面化した。同時に、警察によるジョージフロイド氏の暴行死を発端に大規模な抗議運動に発展、平和的な抗議行動から機動隊まで巻き込んだ暴動にいたるまで毎日様々なニュースが流れ続けた。また、11月大揺れに揺れて最後まで手に汗握る大統領選挙の結果に納得できない人々が、1月6日、バイデン大統領の当選を公式にするための議会に暴徒として流れ込んで死者まで出す事態になった。 そんな一年を過…

  • 旅行に行かない学生にはご褒美が出るんだって!

    米国の大学は9月に始まって6月に終わるので、春休みは学年の最後ではない。どちらかというと、最終試験の準備にはいる前の一休み的な時期にある。 米国の大学生にとって、春休みはちょっと特別だ。3月末または4月初旬の比較的時間のある時に設定されていることや、感謝祭やクリスマスのように家族の行事と切り離された時期にあることもあって、春休みの一週間は友達同士で旅行にいくのが大学生の典型的な過ごし方だ。何度か映画にもなっているように、フロリダなどの観光地に学生が集まり、飲んで騒いでのどんちゃん騒ぎが有名だが、そのような文化も最近ではそろそろ時代遅れになりつつある。それでも、長年続いて来た伝統は根強く、友達同…

  • 肥満とCOVID

    ニュースを見る人であれば薄々感じていたのではないかと思うけれども、COVID19の感染によって亡くなる人と肥満には関係があるこという研究結果が発表になった。感染リスクは同じだと思うのだが、症状が悪化するリスクは相当高くなってしまうらしい。 パンデミック初期の頃から、糖尿病のような慢性疾患を抱えている人の重症化や死亡のリスクの高さは報道されていいたが、慢性疾患を抱えていない人のケースでも、亡くなった人や重症化して入院した人の写真がニュースに映しだされると、太っている人が多い。年齢によらず、若い人も年配の人も、感染する前の元気な写真は太っていることが多い。 今回CDCから発表された公式研究の結果に…

  • ワクチンを接種した人同士ならホームパーティを催せるらしい!

    今日のCDCの発表によると、ワクチンを接種して2週間以上立った場合、ワクチンの接種を完了した者同士であれば、室内に集まりマスク無しで過ごしてもよいという見解がでた!「普通」の生活への第一歩となる。 ファイザーやモデルナのような2回接種が必要なワクチンは、2回目接種から2週間、ジョンソン&ジョンソンのような1回接種のワクチンは、接種後2週間というのが目安だ。 もちろん、接種した者どうしでも、大人数の集まりは進められていないし、接種していない人もいる公共の場では、接種した者もマスクの着用が呼びかけられている。マスクを捨てていいという話ではないので要注意。それでも、これまでワクチンを接種した後でも、…

  • 三度目の給付金

    意外と早い手順で、米国では3度目の特別給付金を含むCOVID19を発端とした経済打撃を救済するための大型予算が可決された。これがまたかなりの大型で個々の家庭への現金給付、失業保険金の上積み、スモールビジネス援助、教育関係への特別給付、などなど多岐にわたって救済金がばらまかれることになっているが、一番身近なのは家庭への現金給付だろう。 今回は大人一人につき1400ドルという、結構な額が配られることになる。この給付金、どんなお金持ちでももらえると言うわけでない。が、給付金は経済停滞の影響を受けている人々の手にもっとも渡るべきではあるけれど、ある程度お金を持っている人たちにも配れば、そのお金が使われ…

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