chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
シリコンバレーロックダウン後日記 https://sarukunsv.hatenablog.com/

起点はシリコンバレーがロックダウンされた2020年3月。2021年6月、シリコンバレーのロックダウンが解除されてから、シリコンバレーと世界がどのように回復に向かっていくのかを日記に記録してみようと思う。

sarukunSV
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2020/04/11

arrow_drop_down
  • 迫りくる再ロックダウン(パープルティア)

    サンクスギビング明けの27日金曜日、カリフォルニア州内での最大人口を持つロサンゼルス郡は月曜日からの再ロックダウンを発表した。例のごとく、ロックダウンという言葉は使わず、Stay at Home 命令と呼ばれているが、食料品の買い物などの必要な活動以外で家以外の場所にいくことや、自分の家に住んでいる人間以外とは集まることを、12月20まで全面的に禁止した。 それを追うように、 シリコンバレーのあるサンタクララ郡も現在の規制を更に厳しくして、30日の深夜から施行されることが発表された。今回、厳しくなった規制では、食料品や薬局のような生活に必需のビジネスでは、許可されている最大顧客数の25%までの…

  • 世界はアマゾンに満ちている(パープルティア)

    パンデミックで何が変わったかといえば、人々がより多くのことをインターネットで済ますようになったことだ。オンラインショッピング、オンライン授業、オンラインミーティング、オンライン飲み会、とにもかくにも、家にいながら仮想空間でなんでもできるオンライン生活の便利さよ。 なかでも米国の自粛生活のなかでその知名度を劇的にあげたのはZoomだが、ビジネスを超劇的にのばしたのは、かのAmazonである。Amazonに限らず、オンラインショッピングのビジネスは今年大幅な伸びをみせているが、ショッピング界のAmazonの席巻はすごいものがある。 なにしろ、今年のAmazonは1日あたり平均1400人のペースで新…

  • 医療崩壊の足音(パープルティア)

    米国の感染拡大のニュースを追いかけていると、あまりに重苦しすぎて気分が鬱々としていくる。かといって、見て見ぬ振りをして安穏と暮らすのは卑怯な気がする。なのでやっぱりニュースを読む毎日だ。 そしてニュースを読めば読むほど、今度は怒りが湧いてくる。こんなにたくさんの医療従事者やジャーナリストが医療崩壊を食い止めようと必死に訴えているのに、何百万という米国人がサンクスギビングのために旅行をしたことを知り、自分勝手な人たちに対して怒りが湧いてくる。同時に、こういう人たちには誰がなにを言っても無駄なのだと再認識して投げやりな気分にもなる。 昨日の米国の死者は1千3百人超、新規感染者数に至っては16万人超…

  • 六語で感謝を

    米国には Six Words Memoir (6語のメモワール)という作文形態がある。米国が誇るアーネスト・ヘミングウェイが、バーで6語で小説を書いてみろという挑戦を受けたことがその始まりだと言われているが、現在では小学校の授業に取り入れる教師がいるほど人気のある作文だ。 その名の通り6個の単語を使ってメモワール(回顧録)を書いてみるというもので、ポエムに近いが、基本的にフィクションではなく自分自身の体験や思いを語るものだ。ちょっと日本の川柳に近い。 New York Times が今日、読者から募集した感謝祭に寄せる Six Words Memoir を掲載した。テーマは「2020年に感謝し…

  • ジョージア州は米国の縮図(パープルティア)

    今更、マスクの効果について懐疑的な人は少ないと思うのだが(米国の地域によっては今でもマスクを着用するかしないかは個人の選択だとしているが)、興味深い記事を読んだので覚書をしておこう。 パンデミックが始まって以来、ジョージア州は全米から注目される機会が多い。これまでは地図でジョージア州の位置がおぼろげだった私も、今ならジョージア州がどこだかはっきり言える。 最初にジョージア州が注目されたのは、5月、トランプ大統領の早急な経済再開の呼びかけにいち早く応える形で、ほかの州の先頭を切る形で一気にロックダウンを解除したときだ。無茶ぶりの激しい州知事のもとで州民はさぞや不安だろうなと心底同情した。ちなみに…

  • サンクスギビングの空席(パープルティア)

    たくさんの人達がどんなにSNSやブログを使って訴えたところで、CDCが訴えても、ファウチ博士がメディアで訴えても、伝わらないものは伝わらないものだ。 先週末、さまざまな専門家や医療機関による感染拡大抑止の訴えを無視して、なんと200万人の米国人がサンクスギビングのホリデーのために空港に押しかけ飛行機にのった。 200万人でも、去年のサンクスギビング前の週末に比べると、実は半分以下の旅行者数なので、医療機関のアドバイスをきいて、自粛した人たちもたくさんいた。しかし、パンデミック始まって以来、最悪の感染状態の中、最多の人たちが空港で混雑を形成して、飛行機を満席にしたことには変わりない。 そして、飛…

  • ホリデーの予定はキャンセルしてください(パープルティア)

    金曜日、サンタクララ郡の衛生局の顔となったサラ・コーディ博士は、メディアを通して住民に要望した。 「ホリデーの予定はキャンセルしてください。家で過ごしてください。」 前日の木曜日には、CDCが同じようにホリデーは家で過ごすように嘆願したばかりだ。サンクスギビングまで残り一週間。早い人は今週末からホリデーが始まり、遠方の家族の元への旅行を始める人もいる。 シリコンバレーのあるサンタクララ郡の新規感染者数も毎日のように増え続け、このスピードで感染が広がり、入院患者が今と同じペースで増えた場合、3週間でサンタクララ郡の病院のベッドは満床になるという予想が発表された。これを受けて、コーディ博士はこのよ…

  • 夜間外出禁止令の発令(パープルティア)

    ほんの1ヶ月ほど前までは、米国全体の新規感染者数の大幅な増加データを眺めながら、カリフォルニアの数値が非常に低く留まり続けていることに安心して、カリフォルニアの規制緩和システムはうまく動いているなあと感心していた(「ヨーロッパも第二波」を参照)。その4日後、10月末ぐらいから徐々に雲行きが怪しくなり(「はずれてほしい予感」)、先週からは明確に、そして急速に、カリフォルニアの新規感染者数は拡大し鋭角的な急上昇を示している(「エピデミック史上最も暗い期間がやってくるらしい」)。 10月半ばまで、私が規制緩和システムがうまく動いていたと思ったのは、全くの勘違いだったのだろうか。いやいや、確かに10月…

  • 気力の喪失(パープルティア)

    11月18日、米国のCovid19による公式の死者数が25万人を超えた。昨日1日の死者数も1千5百人を有に超えている。1日の新規感染者数に至っては15万人を超えている。 つい1ヶ月前までは1日あたりの死者数が7万人を超えていることにショックを受けていたというのに、今はその倍以上の新規感染者数が毎日記録されていく。入院者数も3月のエピデミック拡大からの最高値を記録している。今や米国のエピデミックは想像を絶する拡大速度で広がっている。 この厳しい冬に向かうニュースの中で一筋の灯りをあげるとすれば、感染者数の死亡率はエピデミック初期に比べて大幅に下がっていることだ。医療関係者の8ヶ月に渡る経験と努力…

  • たまには閑話でリラックス(パープルティア)

    緊張感の高い話題ばかりなので、たまには閑話。 今日公開されたGoogleのブログがなかなか面白い。Google Map や検索データか分かる米国の人々の行動のトレンドの話だ。 なにしろ今年の3月、米国エピデミックが劇的に広がり続け、一度もまともに収まっていないこの8ヶ月の間、米国人の行動のトレンドはは明確に変化した。オフィスや学校やイベントに出かけないことはもちろんだが、もっと細かく毎日の生活に関係するところが変化した。 今や食料品の買い物に行くときは、なにかしらで並ぶことは必須だ。食事は外食が減り、持ち帰りや配達が増えた。どうせ並ぶなら最短時間並びたい。また、持ち帰りや配達用のレストランを調…

  • さらなる降格が決定しました(パープルティア)

    先週の金曜日にシリコンバレーの規制が一段回厳しくなるという報告をした(「降格が決定しました」)のだが、その後も感染者数の急上昇はとまらないために、本日、州政府からさらなる降格が決定し、一挙に二段階、規制段階を降格することが発表された。オレンジティアから、レッドティアをすっとばして、一番厳しいパープルティアへの降格だ(カリフォルニアの規制緩和ティアシステムの詳細については「再挑戦」を参照)。 ちなみに、サンタクララ郡だけではなくまわりのほとんどの郡も仲良く一緒にパープルティアへ降格してしまった。現在のカリフォルニアの現状は以下の図をみるとわかりやすい。左が今日の状況、右が約1ヶ月前にサンタクララ…

  • ロックダウンと呼ばないロックダウン(オレンジティア)

    昨日のこの日記を読んだ人は「米国の一日あたりの感染者数17万人超か、すごいなあ」と思ったかもしれないが、今日の新規感染者数は18万人を超えた。大幅な増加傾向を示しだしたとたんに、増加スピードが想像できないほど加速していく様子が顕著で、これが指数関数的だといわれるものなのだなと妙に冷静にデータをみてしまう。どんどん感覚が麻痺しているのが自分でも感じられるような気がする。 もちろん感染したからといって、全員が重症化するわけじゃないしと考えることもできるが、別のデータを開けば死者数も確実にあがっていて、ここ数日は一日あたりの死者は1千人を超えている。死者の数は感染者の拡大を追って、今後さらに増えてい…

  • 降格が決定しました(オレンジティア)

    米国の一日あたりの新規感染者数は、昨日の木曜日で15万人超、今日の金曜日は17万人超という、まさしく指数関数的な爆発がみられる。予想はできたとはいえ、毎日新しい値を聞いては、改めて驚いてしまう。 そして、感染拡大をぐぐっと抑え込んできたカリフォルニア州も、とうとう全国的なトレンドを追いかけ始めてしまった。 シリコンバレーがあるサンタクララ郡は、10月13日、カリフォルニア州の4つの規制緩和段階、パープルティア、レッドティア、オレンジティア、イエローティアの最大緩和状態(イエロー)の1個下、オレンジティアにまでたどり着いた(「シリコンバレーのオレンジティアおめでとう!とりあえず!」を参照)。カリ…

  • 大丈夫なパーティなどはない(オレンジティア)

    今日の米国の新規感染者数は14万人を超えた。あまりにも順調に着々と感染が広がっている。そして、今日も現政権からはなんのメッセージも発表されなかった。 ちなみに今日は、エジプトでヘリコプターの事故があり米国軍人が6人亡くなったり、北フロリダにハリケーンが上陸して洪水が発生したりと、通常であればホワイトハウスからなんらかの対応やコメントがあるべきニュースが多い一日だったのだが、すべてスルーされて、大統領からは選挙の不正を主張する複数のツイッターだけが国民に届けられた。 なんだかとても虚しい。 幸いなことに、この日記で何度も繰り返して語っているように、米国は州の自治権が強く、州政府には力がある。そこ…

  • エピデミック史上最も暗い期間がやってくるらしい(オレンジティア)

    10月15日前後を最底辺として徐々に上向きになったカリフォルニアの一日あたりの新規感染者数は、10月23日前後には一度平坦になった。ここで平坦のままで居てほしいと願いをかけたのも虚しく、カリフォルニア全体としては11月1日ぐらいから、シリコンバレーでは11月7日ぐらいから再び明らかな上昇傾向を示しだした。 今日はカリフォルニア州もシリコンバレーのあるサンタクララ郡も、派手に警笛を鳴らさざるえないことになり、毎週火曜日のティア成績発表会では、シリコンバレー周辺の2つの郡で、より規制の厳しいレッドティアへの落第が発表された。サンタクララ郡はどうにかもちこたえて、オレンジティアを維持したが、今の感染…

  • 2つのコロナウィルス対策委員会(オレンジティア)

    歴史的な選挙での勝利から開けて月曜日、バイデン次期大統領がしたことは、彼の次期政権が運営するコロナウィルス対策委員会の立ち上げだった。もちろん彼はまだ大統領ではないので、この対策委員会は現段階では米国の政府とは関係のない彼の個人的な活動となり、政権交代への準備の一環にすぎない。 先日日記に記載したように、実際に政権が交代する日程は来年の1月20日、つまり10週間以上先であり、米国の新規感染者が一日10万人を超えている現状への対応がまったく見込まれていない現政権のコロナウィルス対策委員会から、少しでも早く国民の関心を新しい政権の新コロナ対策に目を向けてもらうための大胆なパフォーマンスだといえる。…

  • コンタクトトレースアプリはテスト中!(オレンジティア)

    「 コンタクトトレースアプリが生まれない」で書いた Google と Apple が協力して構築した、それぞれの OS が Bluetooth シグナルを使ってお互いの距離を測ることができる機能についての続報を発見した。過去の日記の内容を読んでもらえば詳しく書いてあるのだが、ロックダウンが始まった直後、シリコンバレーを代表するテクジャイアントの2社がたった1っヶ月でそれぞれのOSのアップデートとして開発し、その仕様を発表した機能だ。 地方自治体などがこの機能を使ってアプリケーションを開発して、感染者が自分が陽性とわかった時にアプリに報告できるようにすれば、報告者と一定期間内に濃厚接触した人たち…

  • 決着(オレンジティア)

    4日以上にのぼる長い長い開票の結果、バイデン氏の勝利が確定した。投票翌日の水曜の深夜ぐらいからその流れは明らかだったが、あまりの接戦だったため、確定されるまでにさらに2日以上かかった感がある。ちなみに、未だに開票は進んでいる。当選が確定しても最後の一票までかぞえなくてならない。歴史的な投票率、投票数を実現した有権者の票は、最後の一票までかぞえられなくてはならない。 ウィルスのニュースを追ってきたこの日記の視点からみれば、新規感染者12万人という制御不能になっているエピデミックを食い止めるためには、この選挙結果が必要だったと思っていたので心からほっとした。様々な証拠にサポートされたサイエンスから…

  • まだ選挙が終わらない(オレンジティア)

    昨日に引き続き、まだ選挙が終わらない。しかし、昨日とは決定的に違うこともある。木曜日の間に開封された郵便投票により、バイデン氏が大幅に追い上げ、最終的な勝者はバイデン氏になるであろうことがほぼ確実に予想できる状態になっていることである。明日中にはほぼ決まるのではないかと思われる。 選挙が始まる前に、郵便投票の数から、結果を確定するのは金曜日ぐらいになるかもしれないといっていたメディア各社の予想の正しさを評価したいと思う。 さて、選挙が終わったからといって、その後のプロセスが問題なく運ぶとは誰も思っていない。これも選挙が始まる前から様々な憶測が飛んでいたので、誰も驚かないのだが、トランプ陣営は当…

  • 選挙が終わらない(オレンジティア)

    大統領選挙の投票日の火曜日の夜は、久しぶりにCOVID19以外のニュースを読んで過ごしたが、過半数のマスコミが予想したように投票日中に結果が出ることはなかった。そして、翌日の水曜日も一日中集計が行われていたのだが、まだ最終結果はでていない。 いったいどうしてこんなことになったのかというと、もちろんCOVID19のせいである。今回の選挙はウィルスの参加なしには語れないのだ。 もちろん各候補が表明しているパンデミック対応は重要だ。今後の米国の感染対策を占う重要な選挙の争点の1つであったことは知られているが、実はこのウィルス、もう1つ選挙に重要な側面をもららした。 郵便投票である。 寒い季節に長蛇の…

  • 今回の感染拡大が今までより深刻だといわれる理由(オレンジティア)

    最初に少しだけ良いニュース。カリフォルニアで10日ほど前から急激に増えていた一日新規感染者数が少し落ち着いて横ばいしてきた。あの勢いで右肩上がりに伸び続けたらどうしようかと思っていたのでほっと息をつく。これからも伸びていくのかもしれないけれど、その勢いが一時的だとしても弱まったのは素直に喜びたい。 それと全く逆の動きをしているのが米国全体の新規感染者数だ。パンデミック開始以来の再多数記録をいとも簡単に抜き去って1日8万人、9万人、10万人という数字をだしている。確かに感染者全体に対する死亡率は下がっているが、とにかく感染者の全体数が多いので、必然的に入院患者数も増えてきた。これまでの傾向だと、…

  • 今回の感染拡大が今までより深刻だといわれる理由(オレンジティア)

    最初に少しだけ良いニュース。カリフォルニアで10日ほど前から急激に増えていた一日新規感染者数が少し落ち着いて横ばいしてきた。あの勢いで右肩上がりに伸び続けたらどうしようかと思っていたのでほっと息をつく。これからも伸びていくのかもしれないけれど、その勢いが一時的だとしても弱まったのは素直に喜びたい。 それと全く逆の動きをしているのが米国全体の新規感染者数だ。パンデミック開始以来の再多数記録をいとも簡単に抜き去って1日8万人、9万人、10万人という数字をだしている。確かに感染者全体に対する死亡率は下がっているが、とにかく感染者の全体数が多いので、必然的に入院患者数も増えてきた。これまでの傾向だと、…

  • パンデミックのハロウィーン(オレンジティア)

    今年のハロウィーンは特別だった。何年に一回しか来ない土曜日のハロウィーンだったのだ。ハロウィーンが好きな人達は去年のハロウィーンの頃から、今年のハロウィーンを楽しみにしていたはずだ。我が家もそうだった。 我が家は何年も前からトリックオアトリートにでかけない。反対にフロントヤードをデコレーションをして、怪しい照明や音響や霧製造マシンなどを使って、トリックオアトリーターを迎えるのがもっぱらの楽しみだ。ティーンたちが数人集まって、物陰に隠れながらこわごわとやってくる子どもたちを迎えてキャンディを渡したり、大人たちがピザとビールで時間を過ごしながら、ティーンがやりすぎないように見張ったりする。それが例…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、sarukunSVさんをフォローしませんか?

ハンドル名
sarukunSVさん
ブログタイトル
シリコンバレーロックダウン後日記
フォロー
シリコンバレーロックダウン後日記

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用