chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
某塾講師の備忘録 https://jukukoshinohibi.hatenadiary.com/

底辺出身の塾講師である僕が、『教えること』に役立ちそうな情報を、『心理学』から『勉強法』までまとめるブログです。(教育に関するヘンな話への愚痴も少々)

中元 俊也
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2020/02/21

arrow_drop_down
  • 先行きのわからない未来を、改めてゲームみたいに捉えて楽しんでみるテスト。

    未来は予測不可能だ。これは当たり前だと思われるかもしれない。では、データの延長線上に未来はないと言われれば、どうか。僕はこの指摘に、かなり面食らった。 どちらかと言えば数学の漸化式みたいに、パターンが見つかればその先も全て見えるのがビッグデータの強みだと思っていた。しかし現実は、違うのだと。 どちらかと言えばサイコロと同じで、それぞれの確率は完全に独立したカオスであり、それまでに出た目がその次に影響を及ぼすことは、全くないようなのだ。 そのことを極めて冷徹に、納得するしかないほどの根拠と説得力を持って指摘するこの本は、本当に学びが多くてすごく有難く感じる。 予測不能の時代 データが明かす新たな…

  • "毒感情"を止めるのではなく、解毒するシステムを自分内外に設計したい。

    組織単位か自分事か関係なく、ネガティブな感情への身の処し方は、熟達を必要とする達人的な技術のように思い始めている。 これらの感情はそもそもが好ましくないとして、発生自体させないよう悪戦苦闘する人が多いのだが、僕はもうそれは諦めている。不可能だ。 その理由は、感情とは人間が進化の過程で獲得してきた本能であり、つまり必要だからずっと残っている一種のシステムだからである。 感情を理性で消すことが極めて難しい理由はここにある。潜在意識よりもさらに深いところにそれはあるため、一生を掛けても制御できないことの方が多い。 親鸞さまでさえ、修行の果てのそういう欲は消せないと諦めたほどだ。だから、感情自体を消す…

  • 「自分を信じるのは2回までルール」がそこそこ機能しているのでシェア。

    自分で言うのもなんだが、僕は自分で自分に色々なルールを設定して生きている。これはひろゆき氏の【無敵の思考】の受け売りで、気付けば日課になっていたものだ。 その中でも、最近凄く自分にしっくり来ているものがある。それは、「自分を信じる回数は、最大で2回までにする」というものだ。 無敵の思考/大和書房/ひろゆき posted with カエレバ 楽天市場 Amazon これはどういうことなのか、自分の考え事の整理も兼ねて、簡単に説明する。

  • 【断酒日記】減量と急性アル中懺悔と肝臓回復の日々。 15日目~21日目。

    これは誰の何に向けた懺悔なのか。僕はとりあえず、僕の肝臓と消化器官に対して謝罪の念を込めて、酒という毒を注ぐのを止めている。 酒を悪にする気は無いが、止めてみるとやはり、健康が回復していくのを感じる。目覚めは良いし、時間は余るし、う○ちも固い。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com だが、反省の日々はまだまだ終わらない。継続のコツは、先を考えないことだ。あと23日とかなんとかで指折り数えていると、その内心がめげるだけである。 まだ僕の肝臓は「許さない」と言っているように思える。業を背負い続ける未来にならないよう、今のうちにカルマを抜かねばならない。脱、脂肪肝。 今週も…

  • 仏教思考の現在の学習状況を、一旦まとめておく。

    自己流には違いないが、仏教の思考体系が好きで、ここ1年以上勉強を重ねている。進歩したなと思うこともあれば、全然変わってないと思うこともある。その繰り返しだ。 仏教において「わかった!」という満足はただの「慢心」に過ぎないので、手応え感が無いのは別に不正解を意味しないのだが・・それでも、現在地は少し気になる。 ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考/イ-スト・プレス/松波龍源 posted with カエレバ 楽天市場 Amazon ということでこれもある意味備忘録だろうということで、今の時点で僕が学んできたことを、一旦頭から出しておくことに決めた。 客観的に見つめることで、また新たな発見にも繋…

  • 「行動」とは何か?何が要素として入っていれば、「行動」なのか?

    行動とは何か。よく、「いいから行動しろ」と言われるが、具体的な指示内容は極めて曖昧であり、言われるたびに腑に落ちないような感覚を持っていた。 今日ふと、それはなぜなのかを考えたとき、一つの心当たりに行きついた。それは、自分の中で「行動の基準を作っていない」ということだ。 そもそも自分の中で基準が無いのであれば、それを実行することなど無理な話だ。合格点も目標点も存在しないテストの勉強みたいに、不毛な話だ。 ということで今日は、「一体何をすれば行動になるのか」について、自分の基準をしっかり作ることを目的として、記事をしたためてみようと思う。

  • 人事を尽くして天命を待つという言葉の、僕なりの解釈。

    最近の身の処し方として、「人事を尽くして天命を待つ」という言葉を強く意識している。どちらかと言えば、自戒の意味が強いのだけれども。 具体的には、現状について時折、「俺は人事を尽くさずに、ただ天命をお祈りしながら待っていないか?」と振り返るようにしている、という感じだ。 今日はそんな話について、思うことを棚卸ししてみる。

  • 【英文読書ルーティン日記161】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ24 ~∞+∞=∞~

    「無限」という言葉にはロマンを感じる。だが、その摩訶不思議さに思いを馳せたことは、そういえば一度もない。 知らない人には意味不明な話だが、遊戯王に出てくるエクゾディアの攻撃力は、漫画だと「∞」と表記されている。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com ルール上、戦闘で表側攻撃表示のモンスターを破壊したら、上回った攻撃力分だけ、相手のライフポイントを削ることができる。 仮に攻撃力3000のモンスターをエクゾードフレイムで葬った場合、相手には∞ー3000分のダメージが入ることになるのだが・・・この計算結果はなんなのか? 素数は無限にある。偶数も無限にある。奇数も無限にある。…

  • 起業家とビジネススクール生の働き方の違いが、対照的で面白過ぎた!

    今日もまた、今読んでいる本についての記事を書く。読めば読むほど膨大なヒントが圧縮されていることに気付き、それに圧倒されながらページをめくっている程だ。 予測不能の時代 データが明かす新たな生き方、企業、そして幸せ/草思社/矢野和男 posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 現在はようやく半分くらいのとこに辿りついているところなのだが、そこでも、すごく示唆に富むヒントに多々出会えている。 そのヒントとは、確かビジネススクールの学生たちと、会社を起業した経験を持つ人たちで、そのメソッドに違いがあるのか、といった感じの話に含まれている。 そしてその結果見えてきたことが綺麗に対照的であ…

  • 僕が”目指してはいけない”リーダー像を言語化する。

    僕は、どんなリーダーでありたいか。この自問は何度も行ってきたのだが、今日ふと、そのまた別の一面を、明確に言語化できたことを感じている。 だからその記憶が薄れる前に、音声を文字に起こすアプリを立ち上げて、退勤中に運転しながら、その考えを吹き込んでみた。 僕は昔からずっと、どこか厳格で、畏怖されて、カリスマ性を持ち、皆を引っ張っていくというリーダーが至高というイメージを持っていた。 しかし、最近強く感じるのは、それはあくまでフィクションや抜きんでた才能を持つ人の話であり、僕にそれを当てはめるのは、非現実的ということである。 むしろ自分が目指す場所を考えたとき、冷徹でカリスマ性のあるリーダーは邪魔だ…

  • 「そもそも僕はどんな働き方をしたいんだっけ?」

    ”ただの”講師業からの引退をずっと記事にしている。実は生徒にも時々、口にしている。それくらい僕は、今の延長線上に僕なりの幸福や充実が無いことを自覚している。 ―だが、先日【物語思考】を読んでふと思ったのだが、「どんな仕事をしている自分が理想なのか?幸福を覚えるのか?」という問いを、あまり考えたことが無いな、と。 物語思考 「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術/幻冬舎/古川健介 posted with カエレバ 楽天市場 Amazon そもそも僕は、3年以上先の人生設計は無意味だと考えている。将棋で十手先を正確に読もうとするのと同じくらい、意味の有無には懐疑的だ。 だが、そもそ…

  • 【断酒日記】急性アル中懺悔と肝臓回復の日々。 8日目~14日目。

    これは誰の何に向けた懺悔なのか。僕はとりあえず、僕の肝臓と消化器官に対して謝罪の念を込めて、酒という毒を注ぐのを止めている。 酒を悪にする気は無いが、止めてみるとやはり、健康が回復していくのを感じる。目覚めは良いし、時間は余るし、う○ちも固い。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com だが、反省の日々はまだまだ終わらない。継続のコツは、先を考えないことだ。あと23日とかなんとかで指折り数えていると、その内心がめげるだけである。 まだ僕の肝臓は「許さない」と言っているように思える。業を背負い続ける未来にならないよう、今のうちにカルマを抜かねばならない。脱、脂肪肝。 今週も…

  • 結論。「楽しい職場」は正解のようです。

    「仕事は楽しい」というと鼻白む人がいる。「そんな甘い考えで、ナメてんのか!」とか、「仕事は辛い、だから給料が出るんだ!」というのが大抵の反論だろう。 僕自身、心のどこかで、「仕事が楽しければワケないよな」と斜に構えている部分が無いわけでは無かった。しかしその考えは、今や木っ端微塵に砕かれようとしている。 そのきっかけは、佐渡島庸平氏がnoteで推していた、【予測不能の時代: データが明かす新たな生き方、企業、そして幸せ】を読み始めたことにある。 予測不能の時代 データが明かす新たな生き方、企業、そして幸せ/草思社/矢野和男 posted with カエレバ 楽天市場 Amazon まだ5、60…

  • ローマは1日にして成らず。「完成」までの時間と労力を更新する。

    自分が目指す校舎や組織、雰囲気がある。だが、そこに到達するまでには明確なタイムリミットがあるし、かつ現状そこに全く至っていないことに焦る気持ちも、強い。 どうすれば”如何に早くそこへ辿り着けるのか”をずっと考え続けていたが、そもそもこの問いが正確なのかどうかを、最近思い直している。 ピクサ-流創造するちから 小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法/ダイヤモンド社/エドウィン・キャットマル posted with カエレバ 楽天市場 Amazon そもそも、理念の策定と浸透、企業文化の醸成といった事柄は、そんな短い時間軸で成し得ることなのか。よく考えればダウトだ。 僕はこの辺りの考え方がバグ…

  • 【英文読書ルーティン日記160】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ23 ~Welcome to Infinity~

    程度の差はあれ、臨死体験を経ると、人はそれまで固執していたことの大部分がどうでもよくなると聞いたことがある。 例えば佐渡島庸平氏は一度心臓が止まったことがあるそうだが、以来人生や世界の見え方・感じ方が変わった、という話を読んだことがある。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 僕もこないだ、急性アル中疑惑の失態をやらかして、死にかけることがあった。それを経て復活したら、なんか今まで以上に世界が凪いで見えている。 結局最期はここに辿り着くのか、という世界を知ったこと、実際とは違っても、心の底からそう思えたことはすごく大きい。そう感じている。 そして科学も煎じ詰めれば宗教…

  • 自分のスケジュールを意識的に見つめることで分かった意外なこと。

    ちょっと前にこんな記事を書いて以来、きちんと自分の行動を記録に残し、あとで冷静に振り返るということが習慣になりつつある。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com すごく軽い気持ちで始めたセルフロギングなのだが、これが凄く有意義なのだ。自分がいかに、無意識下で無駄な行動を取っているかが、浮き彫りになるためだ。 今日は今のところ何を僕が突き止めたか、途中経過ということで記事にしておく。

  • 【断酒日記】急性アル中懺悔と肝臓回復の日々。 1日目~7日目。

    こないだの記事で白状した通り、遂に僕は酒で死にかけた。具体的には、軽症だとは思うが急性アル中疑惑の症状を引き起こし、状況が状況なら救急車、という。 遠のく意識、激しい眩暈、猛烈な吐き気・・・。中枢神経のスイッチが切られかけていたのだと、振り返ってみればよくわかる。だが当時はただ「死ぬ」とだけ考えていた。 一応まだ生きているが、そのコンディションは驚くほど悪い。当然だ。ここ最近、生きていくのに必要なことが、完遂できていないのだから。 二日酔いゆえに嘔吐する。つまり食べ物を消化して、栄養として取り込むということができていない。それを実は、2日連続でやっている。僕の身体は今、飢餓状態なのだ。 激しい…

  • 【同業者向け】どこの塾もしていないことをするのではなく、どこの塾もしているのにやっていないことをする。

    今日は手前味噌だが、少し経営論的な話をしようと思う。どちらかと言えば助言ではなく、自分に向けた業務依頼書のようなものだけど。 最近、組織運営について、「やっぱりそうかー」と、少し諦めるというより、腹を括りつつあることがある。それは、一発逆転などあり得ない、ということだ。 例えば生徒数に難儀している塾が、1ヶ月で倍増!なんてのは大体が詐欺広告だし、或いは特例を一般的なことの如く書いているに過ぎない。宝くじのようなものだ。 しかし、そういう浪漫にどこか心惹かれる自分も、感じなくもない。だからこそ、一発逆転の術に手を出し、潰えていく人に抱くのは、嘲笑ではなく同情だ。 今日はそれを前提としながら、思う…

  • 【確固たる「我」など存在しない】という教えが、やっと少し、腑に落ちた。

    仏教について解説した本や、その教えに触れた人は、「確固たる「我」など存在しない」という根本原理に触れて、首を思い切り傾げることだと思う。 僕もそうだ。現に僕は今、ここにいて、思考している。デカルトのセリフを借りれば、「我思う、故に我在り」なのだ。 それを踏まえつつも、確固たる「我」など存在しない、という真理と、どう折り合いをつけるのか。ずっと考えていた折、偶然、霧が晴れるようなnoteを見つけた。 note.com そこに書かれている学びをヒントにすることでやっと、【確固たる「我」など存在しない】ということが、諸々と矛盾することなく腹落ちしたのを感じている。 今日はそんなお話だ。

  • 【同業者向け】思い出補正がかかる前に、過去イチ死にかけた冬季講習の反省と分析を書いておく。

    今日で、ある意味区切りを迎える。12月頭からずっと続いてきた、心身をピリピリに張り詰めて、休日も全て返上せざるを得ない時期が、やっと終わるのだ。 すなわち、精神的にきついか、肉体的にきついか、あるいはその両方かが1日の大半を占める日が終わる。ここまで長期にわたって大変だったのは、本当に久しぶりだ。 さて。僕は物事が全て終わってから、そこでじっくりと反省・検証・分析をするのが、実は好きではない。 ピークエンドの法則という言葉があるように、苦しかった日々がバイアスで無条件に美化されて、「まぁよかったよね」という薄い反省と検証で終わることが多いからだ。 むしろ、理性的になることは後でいくらでもできる…

  • 「捨てる大切さ」に、やっとたどり着いた。

    「心をリセットする技術」を再読していると、猛烈に突き刺さるフレーズに出会った。今手元に本が無いので雰囲気になるが、それはこんな文言だ。 「何か問題が起きる度、あなたは自分に能力等を足し算して解決しようと考えていませんか?時には引き算で考えることも、すごく大事なのです」 自衛隊メンタル教官が教える心をリセットする技術/青春出版社/下園壮太 posted with カエレバ 楽天市場 Amazon ・・これがなぜ僕に突き刺さったかというと、僕が無意識でその考え方で行動していることを、これで自覚したためである。 例えば、疲れを感じているとする。僕は、無理に時間を作ってでも風呂に入り、サプリを摂取し、…

  • 【英文読書ルーティン日記159】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ22 ~死後の世界は在るのか~

    僕らは脳で思考する。そんなの当たり前とも言えるし、どことなく違和感を覚えるともいえる。僕らという概念の正体は、脳だと定義して良いのだろうか。 アインシュタインは死後、その脳を取り出され、細かくスライスされ、それは各地へ散らばったそうだ。 ではその1つ1つを、僕らはアインシュタインと定義し、そう呼ぶのだろうか。いや、呼ばないだろう。取り出された時点で、それは完全に別物だ。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 脳ではなく、脳の中で行われる活動によって認知される意識。それが「わたし」なのだろうか。では、寝ているときの僕は、僕ではない、と言えるのか。 考えれば考える程堂々巡…

  • 【ヘッドピンの法則】がようやく理解できた件について。

    この冬季講習は、何度愚痴ったか知らないが、マネジメントをしくじったと感じている。死ぬ気で働いたら、僕は覚醒するのではなく、鬱になるだけだとよくわかった。 正直、自分がスーパーマンであれば、深い思考など何一つ要らず、全てを脳筋解法でなんとかできる。だが、大体の人間はそうじゃない。だから考えねばならないのだ。 だからしっかり反省する。僕は具体的に何をマズったのか。一番実感があるのは、僕という人材の使い方を間違えているという感覚だ。 ヘンな例え話だが、僕は指導できる科目や深さ、経験などを考えると、スーパーレアくらいの力量は流石にあると思う。 だが、いわゆる実働部隊として、例えば中学1年生1人に充てる…

  • 【無駄に10,000字】連勤術と繁忙期を経て解った、僕自身の根本的なバグ。 ―僕は繭の中で蝶を夢見る蛾の幼虫だ―

    まだ先のことを考えるのは少し嫌だが、明日で冬季講習という、ある意味ハチャメチャな繁忙期が終わる。 ただし、ハチャメチャな生活が終わるというだけで、共通テストが1月13日に迫っていることから、やはりそれまではフル休みを取れそうにない。 時間外労働はある種常態的となり、定時の前も後も、なんだかんだで仕事をしないと回らない、というのが続いている状況だ。僕のパフォーマンスは落ち続けているのに。 区切りがつくことは、メンタルの支えになると思っていた。しかし世の中は、やはりある程度の流れとパターンに乗って進む。 大抵の場合は、山を一つ越えても、もう一つの山があることがわかるだけだ。あの山を越えても、海は見…

  • 【反省文】急性アルコール中毒になりかけたので、きちんと反省します。

    昨日、本気で死を覚悟した。タイトルにもあるが、恐らく僕は急性アルコール中毒になりかけてしまった。(もしかしたら軽度のそれにはなっていた?) 身内と店で飲んだのだが、今思い出してもあの酔い方、気分の悪さ、足腰の砕けっぷりは、その全てが異常だったように感じる。なぜ死ななかったのだろう。不思議すぎる。 繰り返すが、本当に死んでもおかしくないくらいのところまで行ってしまった。あのときの僕が咄嗟に胃の内容物をトイレに全て出していなければ・・ 冗談抜きで、今頃三途の川を渡っていたところかもしれない。それくらい今は、「やらかした~」という軽さではなく、死に触れた恐怖を感じている。 だから今日は、誰から誰に向…

  • 自分の価値観は、欲や感情を否定しないことによって立ち上ってくるのではないか。

    年始はほとんど何もしないと決めているので、ひたすら布団に転がりながら、バキ童チャンネルをずっと観ている。 特に好きなのが、自分の好みや癖をあけっぴろげに語り合い、「同志がいる!!」と確認し、喜び合う場面だ。あの時の爽やかな笑顔が、本当に素晴らしく思う。 www.youtube.com こんなときいつも頭に浮かべるのが、鼻下長紳士回顧録に出てくるこのフレーズだ。 「変態とは、目を閉じて花びんの形を両手で確かめるように、自分の欲望の輪郭をなぞり、その正確な形をつきとめた人達のことである……」 安野モヨコ『鼻下長紳士回顧録』ブロードウェイミュージカル化プロジェクトスタート 株式会社カラー 自分の…

  • 世界を【見る】のではなく、【感じる】つもりで観察すると、すごくしっくりくる。

    「熟達論」の【観】の項を読んでいて、「ん?」と思う箇所があった。それは、「俯瞰」について書かれた部分であり、世界の構造の観察の仕方についてである。 別の動画で語っていたが、筆者はこの【観】の章が最も書くのに苦戦したらしく、確かに読んでいても、僕も立ち止まって考えないと、理解しきれない部分が多めだ。 熟達論 人はいつまでも学び、成長できる/新潮社/為末大 posted with カエレバ だが今回、「言葉による意味づけの前に、感覚を優先する」とか、「情報は目で見るだけでなく、五体すべてで感じ取る」という部分に、何か引っかかるものを感じた。 それが何故かはわからないが、ある種直感的に、それこそ理想…

  • 2023年の振り返りと、2024年の展望と覚悟、そして講師引退へのプロセス。

    今日この記事を書いている(正確には音声をデータに起こすアプリに吹き込んでいる)日が、12月31日、つまり2023年の最終日である。 実はまだ1つ仕事が残っているのだが、すべてが片付いてからだと内省もいい加減になる気がするので、今の時点で自分の2023年の振り返りをしておこうと思う。 2023年の講師としての僕の出来事として最たるものは、教室を預かる立場になったことだ。まだ年度の区切りではないが、僕が僕に付ける通信簿はどんなものか。 まずはここから始めておくことにする。

  • 【英文読書ルーティン日記158】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ21 ~私と脳と感情と~

    僕らは頭蓋骨の中に脳を格納した状態で、行動している。このことに意識的になるのは極めて難しい。取り外した時点で「死」だからだ。 ポータブルな物のはずなのに、調べれば調べる程、宇宙に匹敵する謎や複雑さ、個性が内包された場所。この臓器は、果たして一体どう定義すればいいのだろうか。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 脳は意識を生み出す場所。では脳が僕らそのものなのだろうか。献体の脳を手に取ったとき、それは誰かを抱いていることを意味するのだろうか。 考えれば考える程、頭がおかしくなりそうだ。そのもつれた何かを解きほぐすため、引き続き諸々、読んでいきたいと思う。

  • ストレスとエネルギーは別物のパラメータとして考えよう。

    色々勉強する中で段々とそう思うようになっているのだが、体調を考える際、ストレスとエネルギーは一括りにせず、分けて考えた方が良い気がしている。 そのきっかけは、最近、下園壮太さんの新刊(に当たるのかはわからないけど)、『心をリセットする技術』という本を読んだことだ。 自衛隊メンタル教官が教える心をリセットする技術【電子書籍】[ 下園壮太 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon この本が気になった理由は、著者自らがブログか何かで「自分の哲学を込めたものである」と書いていたからである。それはもう、気になって仕方ない。 実はこの方の著書は今まで3冊ほど読んできたのだが、この1冊を…

  • 僕はなぜ、子どもが正直、”嫌い”なんだろう。

    この仕事をしておきながら「なんで?」と言われそうだが、僕は子どもが好きじゃない。どちらかと言えば、嫌い寄りである。 僕は自分の子どもが欲しくないのだが、その最たる理由は、同じ屋根の下で暮らすと、ストレスで僕の頭がおかしくなる未来が容易に想像できてしまうためだ。 それもあってか、会社が「幼児向けコンテンツを導入しよう!」と決めた際は、本気で仕事を辞めようかと思うくらい、すごく抵抗があったのを覚えている。 今も正直、幼児向けコンテンツが回っているときはずっと落ち着かないし、精神年齢が低すぎる生徒を相手していると、嫌でも感情が逆撫でされる。 しかし、高校の頃や大学の頃は、ここまで子供に対してささくれ…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、中元 俊也さんをフォローしませんか?

ハンドル名
中元 俊也さん
ブログタイトル
某塾講師の備忘録
フォロー
某塾講師の備忘録

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用