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某塾講師の備忘録 https://jukukoshinohibi.hatenadiary.com/

底辺出身の塾講師である僕が、『教えること』に役立ちそうな情報を、『心理学』から『勉強法』までまとめるブログです。(教育に関するヘンな話への愚痴も少々)

中元 俊也
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2020/02/21

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  • 【英文読書ルーティン日記175】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅩ ~不安と進化~

    僕らの脳の基本構造は、原始時代の頃から変わっていないという。それ自体はそれまでの発見や研究を読むことで、特に疑問を持つことなく、理解できる。 ただ、僕は趣味でたまにキャンプをするのだが、焚火をただ眺めているとき、本能に刻まれた感情のどれもが大人しく、心の中が凪いでいるのをいつも感じている。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 原始時代は常に周りに捕食者がいる可能性があった。闘争か逃走かを瞬時に決定し、行動するために今も残っているのが怒りや不安という感情だという。 実際、周りにはクマがいるかもしれないとか、そんなイメージをもって夜の山を見渡したことがある。だがやっぱり…

  • 「言い出しっぺ」が”損をする”仕組みを破壊したい。

    宿題の出し方から仕事の依頼まで、他人が絡むことにおけるインセンティブの設計や機能には、かなり敏感になるよう心掛けている。 自分にも相手にもトクとなる行動を促すためにはどんな報酬を用意し、どう声掛けを、どのタイミングですればいいか。これが戦略ゲームみたいで面白いからだ。 その反動というわけではないが、自分が何をされたらやる気を失うかということにも、すごく客観的というか、他人事として観察するクセが付いている。 「なるほど、人はこういう扱いをされたらやる気を失うんだ、へー」という発見を得た方が、今後に活かしやすい。そう割り切れているんだと思う。 そんな僕が最近何度も食らう「やる気ぶっ壊しあるある」が…

  • 最強の塾講師はやっぱり・・・・【いいサイコパス】だよなぁと、すごく思う。

    学校や塾、ご家庭であるあるの問答は、20年以上前から変わらないと感じる。例えば宿題をあの手この手でやってこない生徒とのバトルなどなど、だ。 ここをどう説得し、完遂させるか。ここをナァナァにすると、指導自体に意味が無くなり、月謝を頂きながら成績向上を果たせなくなるので、つまり評判が落ちる。 生徒の「したくないんだよ!」という嘆願を如何に無視して、やらせるか。ここは担当講師だけじゃなく、その場を管理する人間の腕力にも大きく関係すると感じている。 こういうときは先行事例研究ではないが、他塾の校舎長のやり取り・実践例を調べるようにしている。今日も常習犯の対策について、色々読み漁っていた。 そして実際に…

  • 「他人へのイライラは自分の得意なこと」という記事を読んで。

    最近、メンタル的なことで自分の中で引っ掛かることがあった際、専門的・科学的なヒントを探す前に、同じことで悩んでいる人の言葉を読むようにしている。 具体的にはnoteに自分がもやもやする事柄のワードを打ち込んで、出てきた記事を大量にタブに開いて、ザッピングするという形だ。これが結構イイのである。 そんな中、「イライラ」をテーマにした記事で一つ、面白いものを発見した。タイトルが全てを物語っているが、これである。 note.com 他人へのイライラは、自分の得意なこと。この観点は今まで持っていなかっただけに、すごく興味深いもののように感じられてくる。 今日はそのメガネから自分と環境を観察してみたとい…

  • 「一切皆苦」という仏教哲学と、過去のクソ記憶が、僕の心を一番整える説。

    仏教哲学を独学で学び始めて久しいが、今一番自分にとって大事だと思う考え方は、「一切皆苦」である。これについて5か月前にも記事にしたが、解像度がちと低い。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com その当時は、「楽しいとき、幸せなときの中にも、苦に繋がる種は隠れているから、喜んだり楽しんだりしつつも、冷静な心を持とう」みたいな風に解釈した。 しかし、今はもうちょっと深いところというか、「多分その理解だと本質から若干ズレてるよね」という印象を持つに至っている。 実際、ChatGPTに聞いてみたが、僕が感じたようなことはあまり含まれていないことに、すぐ気付く。 「一切皆苦」とい…

  • 全然腹落ち感なかった【リフレーミング】の意味が、やっと分かった、かも。

    「リフレーミング」という心理学用語がある。簡単に言えば、目先の出来事の解釈を変えることで、ネガティブな思考にヘンに囚われ続けないようにするものだ。 久しぶりにChatGPTに質問を丸投げして、その定義を改めて教えてもらった。曰く、こんな感じらしい。 リフレーミングは、特定の状況や問題を異なる視点や枠組みで捉え直すことを指します。 つまり、同じ事実や状況でも、その意味や解釈を変えることで、新しい理解やアプローチを生み出す手法です。 リフレーミングは、問題解決やコミュニケーション、心理療法などさまざまな分野で使われます。 例えば、ある事態が否定的に見える場合でも、それをポジティブな側面から捉え直す…

  • 【やや使用注意】心の動揺を鎮めるには、同じタイプの極端な事例をぶつけるのが良さそう。

    僕は退屈な時間が好きではない。なぜかと言うと、本当にぼーっとしているときほど、過去の嫌な記憶や、将来への杞憂が脳内に立ち込めてくるからだ。 酷いときは、その嫌な記憶が別の嫌な記憶を連想させ、その感情に完全に乗っ取られかけることもある。そういうのもあって、落ち着いた時間がそこまで好きじゃない。 実際機能も、過去に受けた理不尽なクレームの記憶が蘇ってきて、相手に向けたものなのか、それとも自分に向けたものなのか、よくわからない怒りに囚われてしまった。 その怒りを誤魔化すため・・・というわけでもないのだが、気付けばYouTubeのショート動画を次から次へとザッピングし、ひたすら眺めるという時間を過ごし…

  • 【英文読書ルーティン日記174】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅨ ~ぼく=理性+感情~

    僕が子供の頃、遊戯王という漫画が流行った。「もう一人のボク」というフレーズは、それもあってかとても印象深く、今も記憶に刻まれている。 厨二病みたいだが、時折自分の中には何人もの”じぶん”が居るような気がすると、つくづく感じてもいる。これは分人主義を学んだことからも影響を受けているのだが。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 家族の前。学校の中。異性の隣。その時々で、異なる僕が現れて、異なる思考回路を用いて、都度リアクションをしている気がする。 だがそれは、僕らが感知できない脳の機能でもそうなのだという。思考・情動をホルモンといったカタカナで学び直すのも不思議な話だが…

  • 【皆さんはどうですか?】僕が即答できなかった問いがあったので共有します。

    今日は会社の中で、担当している校舎の現状と課題、展望についてミーティングする機会があった。 前もって資料を作成しながら、自分なりにそれらを棚卸しした状態で臨んだので、大体は恙なく進んだのだが・・・”ある質問”で、僕は完全に停止してしまった。 その質問に答えられなかったことが自分でもすごく不思議で、その話し合いが終わった今も、すごくもやもやする気持ちが続いている。 だからこの記事を借りて、そのもやもやをただひたすら、書き殴ってみようと思う。では以下、本題である。

  • 「経営者目線」を獲得するためには、結局”数値で現実を見る”のが手っ取り早いっぽい。

    最近、「独立」という言葉を使わなくなった自分に気が付いた。これは何も、自信を失ったとか、現状に満足しているとか、別にそういうわけではない。 単に講師として自分はどう在るべきか、どんな講師でありたいか、その理想像がかつてないほどくっきり見えて、それを追求することにハマっていただけである。 もちろんその熱も未だにちゃんと高いのだが、だからこそそれをきちんと反映できる、落とし込める、共有できる場所とチームを創りたいと、改めてそっちに戻ってきた。 僕にとってのムセイオンがどんなところなのか、それはまだ曖昧模糊としている。だが、だからこそOODAループを回しながら、その輪郭を掴まねばならないわけで。 こ…

  • 器がデカい人ほど筋トレを推奨する理由が深くて面白い。

    僕も昔からそうなのだが、どうしても人の言動や視線が気になって、自分を押し殺すところが結構強い。(HSP気質を持っているんだろうなと思ってるけど) それは人類普遍の共通の悩みであるようで、心療内科の先生や、論文マニアの方への質問として、言葉こそ違えどいつ何時でも見かけられるものだともいえる。 そういうときのアドバイスとして、実はよく見かけるものがある。それは、「筋トレをすること」だ。もっと言えば、それによって、見た目を変えることである。 一時期は脳筋解法というか、ネタ色が濃いなとだけ感じていたのだが、色んな人の話を根拠付きで読んだり聴いたりするうちに、すごく納得感が強まっているのを感じる。 今日…

  • ずっとイライラして不調なときに、どう自分を中立へ引き戻すか。

    なるべく好奇心を持って観察しようとは努めているのだが、今日ははっきり言ってメンタルの調子が滅茶苦茶悪い。ただし、別に鬱というわけでもない。 まず、起きてから何故かずっと、滅茶苦茶イライラしている。起きてもいないトラブルを想定してカリカリし、ムカつく言動を思い出しては勝手にストレスを感じている。 それだけじゃなく、集中力も今日はまるで深まっていかず、アイデアを出したいのに思考は散漫で、些細な刺激で簡単に気が散ってストレスがどんどん溜まっていく。 正直、早く仕事を切って、とっとと酒を飲んで寝て、今日という1日を終わらせたくて仕方ない。何が原因かは心当たりがないのだが、それだけに性質が悪い。 さて。…

  • 「なんとなく嫌なこと」を、コーチングのメソッドを使って掘り下げてみた。-すると超ヤバかった。

    【観察力の鍛え方】を読んでいると、「”苦手”は思考停止ワード」という指摘があって、ちょっとドキっとする。 僕自身、嫌なことや、やってて手応えに乏しいことほど、さっさと「苦手」とラベリングし、距離を置いてしまいやすい思考の癖があるからだ。 当然、その対象への理解は、かなり前半で止まってしまう。そして理解が及んでいないのだから、曖昧だという感覚が全然消えず、自然と”不安”がそこにくっついてくる。 ということで今日は、実際に僕が「苦手だなぁ」と思っていることを棚卸しながら、この辺について思うことを書いてみる。

  • 「過去の自分を受け入れ」たくて、色々考えたら、血の気が引く結論に至りました。

    別ブログなのだが、こんな話を書いた。 hitomishiriteki-jinseikun.hatenablog.com 「嫌いなもの」を取っ掛かりとして自己内省を深めてみるという内容なのだが、その結果たどり着いたものは、なかなかに興味深い。 それは、僕は過去の自分が猛烈に嫌いというものだ。具体的には、特に小1頃までの自分が凄く嫌いで、だからこそ似た言動をする子供も嫌い、という仮説が立ったのだ。 自分の中で許せていない自分があるからこそ、それがトリガーとなって特定の言動に強い苛立ちや憤り、嫌悪感を覚えてしまう。 となれば、僕が子供の躾と同時に取り組むべきタスクが浮き彫りになる。それは、過去の自分…

  • 【英文読書ルーティン日記172】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅧ ~環境がつくる”鬱”~

    諸行無常。滅びの美学というか、なにかオシャレなフレーズとして使われるイメージのある言い回しだと思う。 しかしこれは、単に、この世に生きている時点で逃れられない現象の呼び名のようなものではないかと思いつつある。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 僕にとっては、諸行無常は質量保存の法則と同じ言葉や定義のジャンルで括られている。つまりは世界に適応されている法則の1つなのだ、と。 すなわち、脳どころか、ひっくるめて僕も環境も世界も、日々変わりゆくのが前提なのだ。そう考えれば、定常不変、変わらない方が異常だと言える。 問題は変えようという意思と、変え方なのではないか。この本…

  • ダニングクルーガー効果の建設的な使い方ガイド。

    ここ最近、調べれば調べるほど、色んな意味で”面白い”と思っている語句がある。それは、「ダニングクルーガー効果」だ。 死ぬほど乱暴に言えば、正直浅い知識の人ほど、何故か自己評価が凄く高いよね、という傾向を指す言葉で、実はイグノーベル賞を受賞しているほどの研究である。 【知っておきたい】ダニングクルーガー効果とは? なぜ自分を過大評価してしまうのか リカレント 詳しく調べるために元の論文を読もうとしてみたが、なんか有料のヤツしか見つからなかったので、曲解していないか少し不安は残るけど、今日はそれに関する記事である。 このダニングクルーガー効果を、自分や相手に対してのモノサシとして、きちんと機能…

  • 当事者比ですが、作業効率を爆上げする方法を開発したので、シェアします。

    自分で言うのもなんだが、ここ最近打ったライフハックが次々とハマって、僕という個人の生産性が凄く高まっている。 なにか大きなことを成し遂げたとかそういうわけではないが、日々の細分化されたタスクが未消化のまま終わることが無くなり、嫌いな電話への抵抗も、かなり減った。 この方法論について、別に科学的な根拠など無いし、あくまでも”僕に”ハマったというだけの話だ。だが、もしかしたら何かしらのヒントになるかもしれない。 ということで今日は、ここ最近自分にバッチリハマッたライフハックを、3つほど手前味噌だが紹介してみる記事である。

  • 「どうでもいい」という言葉は、とてつもなく懐が大きい言葉ではないかと思えてきた。

    「受容」「受け入れる」「ありのままを受け止める」「期待しない」といった、心を中立に保つための心構えを、方々で見かける。これが簡単に聞こえて、難しい。 僕自身もその大切さは頭で理解しているのだが、それを体現したらどうなるか、その意識にどうすれば持っていけるか、腹落ちしないまま1年くらいもやもやしっぱなしだ。 どうすれば僕は、思い通りにいかない現実を、もっと許せるのだろうか。執着を手放し、心を中立に置けるのだろうか。偏りのない思考は、どうすれば実現できるのか。 それを知りたくて色んなことを勉強してきたが、どれもしっくりこず、僕はどうしても、理不尽を「受け入れる」だけの器が無いように思えて、落ち込む…

  • 今一番の僕のコンプレックス。「無責任な期待」をどうやって捨て去るか。

    人間というものは不思議なもので、30年チョイ生きてくれば、自覚し、直そうとしさえすれば、自分にとって弱点だと思える思考の癖も段々と取れてくるもののようだ。 しかしその中でも、新たに目立ち始めたのか、それとも実は昔からそうだったのかわからないが、自分の「無責任に期待しがち」という思考の癖がとても気になっている。 特に低学年の子供と接する際に感じるストレスの元凶はここにあると感じており、ここを認知して正していくことは、今の僕にとって本当に急務レベルのものである。 期待をどうやってかなぐり捨てるのか。ケガで拘縮した筋肉を、使うことでその機能を取り戻すように、僕の心の歪んで固まった部分を内省し、その正…

  • 理解しきれない他者の背景を読み取るスキルを、僕らは小説の読解問題から学んでいる。

    大体どの高校入試も大学入試も、小説・物語の読解問題が出題される。その狙いについては皆様それぞれ一家言あるだろうが、僕はこう考えている。 曲解や決めつけ、当て推量といったやり方で、対人評価や状況の判断をするヤツをふるいに掛けるため。 得てして、物語文が苦手な生徒は、自分の主観を全開にしてそれを読解しがちだ。例えば、泣いているなら絶対に悲しいのである、という風に。 その人の価値観や背景、事情といったヒントを考慮に入れず決め打ちするタイプの人間は、実際に接していてもとてもめんどくさい。 そういうのを学校に入れないため、物語文は課されているのではないか。そんな風にさえ考えている。 だが逆に、物語文の読…

  • 「現状維持バイアスの外し方」が超簡単で超効果的だったのでシェア。

    世の中は絶えず変化し、万物は流転する。こんな話は平家物語の序文でも書かれている「当たり前だよ」と思われる話かもしれない。 しかし人間とは不思議なもので、変化を歓迎し、前向きに適応できる人の方が稀有である。僕らは変わりたくないのだ。多少不便でも、今のままこそ至高なのだ。 理性と感情が思いっきり衝突しているようなちぐはぐさは、一体何が引き起こしているのだろうか。その説明の1つになるのが、「現状維持バイアス」という認知の歪みだ。 現状維持バイアス(Status Quo Bias)とは、変化を避けて現状維持を求める、現在の状況よりも好転するとわかっていても行動できない心理傾向を指します。 確証バイアス…

  • 【英文読書ルーティン日記171】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅦ ~脳と脳の環境をみる~

    鬱の状態だった頃を思い返したり、或いはそうなっていた人の体験談を読んだりすると、あるイメージが頭に浮かぶ。 自分は決められた筋書きを演じるに過ぎず、しかもそのプロットは悲惨な結末にまっしぐらで向かっている。あらゆる環境も演者も、それに向けて力添えをするのだ、と。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 鬱とは強固なストーリーだ。そう説いているのはこの本だけではない。【心をリセットする技術】で、下園壮太氏もそんな話を書いていた。 僕は自分にどんな物語を課しているのだろうか。心が弱っているときに、それを冷静に問えるよう、今はしっかりとこの本を読み進めたいと思う。

  • 嫌な記憶というストーリーを、徹底して分解してみよう。

    あなたに不快な気持ちを生じさせるトリガーはなんだろうか。この質問をされて、即答できる人など、皆無ではないかと思う。 嫌な記憶や感情など、誰だって浸りたくない。だからなるだけ目を反らすし、別の没頭できる対象を見つけて気晴らしするのが効果的だとされている。 こんなことを書いている僕も、何が自分に不快な感情を引き起こさせるのか、そのトリガーを正確に把握しているわけではない。いくつか心当たりが浮かんでいるだけだ。 その一つは、いわゆるネット上の誹謗中傷である。これは言われた側の心中を想像して僕が辛くなる・・というより、コメント自体が痛々しくてしょうがないためだ。 今日もうっかりYouTubeか何かのア…

  • 僕は早起きがしたいんじゃない。”早く起き上がりたい”んだ。

    僕は朝が苦手だ。今もそう思っているが、最近は世間が言うそれと僕の認知の間には、少しズレがあるんじゃないかと思い始めている。 僕はそもそも、生粋の夜型である。朝日とともに”目覚めたくない”という本音もまた、この仕事をしている理由の結構な割合を占めているくらいだ。 世間でいう早起きが苦手というのは、ついつい夜更かしをしてしまい睡眠時間が短くなりがちとか、そういうのを指している気がする。 だが僕は、睡眠時間自体の確保においてだと、別に難儀していない。何なら毎日8時間くらい平気でグースカしているくらいなのだ。 僕が昔から困っていることは、覚醒してから何かしらの行動に繋げるまでが、猛烈にしんどいというこ…

  • とある低学年男子の癇癪を”教科書通りに”止めたので、その振り返りを行っておく。

    今、左腕と左足のハムがプルプル震えている。小さい男の子のどこにこんな筋力があったのか、事が収束した今も、心のどこかで驚いている。 何があったのか。タイトル通りだが、低学年の男子が1人、塾に来るや否や暴れ始めた。トリガーはよくわからないが、虫の居所が悪かったのだと思う。 あーね。こういう風に爆発”したまま”来ることもあるのかよ。正常バイアスだろうが、僕は何故か物凄く冷静に、暴れ狂うその子と向き合った。 そして、手前味噌だが、それは概ね教科書通りに達成できたと考えている。もちろん新たな課題も見つかったが、これはこれで一つの貴重な経験値だ。 だから今日は、それがまだ新鮮なうちに、記事にして言語化して…

  • 「心の目」の意味が少し腑に落ちた、かも。

    有名な漫画からガチガチの武術の指南本まで、「心の目」という表現がよく出てくる。 「とにかく深く見ようね」といったすごく浅い意味で僕は納得していたのだが、最近その意味が少し更新された。 そのきっかけは、五輪書の【水の巻】を読んだことにある。ここの「観見」という言葉がヒントになったのだ。 宮本武蔵「五輪書」 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫) [ 宮本 武蔵 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 今日はだいぶ抽象的なテーマになるが、僕なりの「心の目」についての理解の現在地を、ざっくり言葉にしておこうと思う。

  • 海外の先生は【癇癪(Tantrum)】にどう対処している? ―そして見える、共通の真理。

    2023年以降、僕の中でとても大きな勉強のテーマになっているのは、いわば「幼児の心理」だ。最初は実務的な理由から学んでいたが、今は興味の対象となっている。 子供の感情は目まぐるしく変化し、その発露はもはや「爆発」に等しいことがある。社会的に好ましいとされる行為を否定し、反発を繰り返す子もいる。 言うことを聞かないのが当たり前の子達をどう教育し、どう引率していくのか。正直、さっきも書いたが、最初は周りからのクレームが怖いからその術を探し続けた。 だが気付けば、それが純粋な”知りたい”に変わっているから不思議だ。コントロールしているという全能感が欲しいのではない。単に寄り添いたいと思えているのだ。…

  • 「節約」は究極の自由研究だ!!

    最近、支出がエグい。財布の底に穴でも空いているのかと思うほど、気付けばお金が無くなっている。 デカい買い物もあったので、ここ数ヶ月は「やむ無し」という大義名分で、いくばくか貯金を切り崩して凌いだのだが、それを補填せぬままここにきている。 ひろゆき氏も著書で触れていたが、生活水準は一度上げると落とせないという。これが本当にその通りだと、今物凄く納得している。 その理由はなかなかに難しいが、お金さえ少し払っておけば、大抵の選択や思考は大幅にカットできるから、ではないかと思う。 「魚が食いたい、でもサーモンのブロックはちょっと高いな、でもまぁいっか。」という風に。魚が食いたいだけなら、鯖缶でも十分な…

  • 【英文読書ルーティン日記170】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅥ ~鬱を紐解く、ただしありふれた観点以外から~

    最近、五輪書を読み始めた。大学2年の頃に新訳版に一度挑んだが、その内容の深さに圧倒され、それきりになってしまっていたためだ。 しかし僕なりに観察に関する本をいくつも読み、日常生活でそれを心掛けて、何より飽きもせず数千もの記事を書いて言語化を練習した今なら、また結果は変わるだろう。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com そう思ったためだ。そして今、水の巻の冒頭を読んでいるが、ここに書かれていることが腑に落ちて読めている自分に気が付いた。何か既視感さえ感じている。 全ての道はどこか同じところへ通じているのだろうか。では、この本を通じて、脳に対する思索を突き詰めれば、僕はど…

  • 「掲示物」を改めて考える。

    「ビジョナリー・カンパニー3」を読んで以来、言葉にできない緊張感をずっと抱えている。僕らは今、破滅の途上にいるに違いないという恐れが、日増しに高まっている。 企業としての死は、癌のような段階を経て進むとある。最終段階まで行くと、もはや末期がんのように、”如何に綺麗に仕舞にするか”を考えるしか、選択肢が残されない。 そうなる前に食い止めて、一発逆転策の誘惑に打ち勝ち続けながら、着実にどん底を脱していかねばならない。僕が今果たすべき使命が、否が応でも浮き彫りとなった。 そのときすごく肝心だと思ったのが、【雰囲気】だ。この雰囲気とは一言でいうのが難しいが、組織全体を取り巻く緩やかな感情、という風に今…

  • 頑張りすぎる人は、尊いのではなく、ウザがられてる説。

    今日は特定の誰かに苦言を呈するという話ではなく、むしろ自分への戒めとして、一般論をまとめたいというのが狙いである。 僕は自分で言うのもなんだが、とても頑張り屋さんだ。またしても連勤術の最中であり、次のフル休みは2週間ちょっと先まで無いくらいである。 これは人気講師だから仕事がたくさん舞い込むとか、そういう話では全く無い。実情はもっと夢の無い話だ。 仕事をさばくのが下手だとか、他の人がやりたがらないがために進まない仕事を肩代わりするとか、その所以なのだ。 だから利益という意味では割と乏しく、一生懸命働きながらも、ただ時給を安くしているに等しいのである。 この弊害は、実は他にもたくさんある。頑張り…

  • 自分で自分の心臓に刃を当てる。【死亡前死因分析】で未来の死を食い止めたい。

    悲観的でもなんでもなく、舵取りを間違えたりちょっとでも傲慢になったりすれば、僕は今の校舎をすぐにでも潰すと考えている。 どこにいても、なにをしてても、僕が気になることは今のところただ一つ。「明日この塾は、世の中に必要とされているか?」だ。思考はすべてここに向いている。 もはや「在り続けること」は当然なのではなく、努力と奮闘の結晶なのだと今は強く自覚している。そして今、僕にはその覚悟が足りないのではないか、と。 その覚悟をどうやって生むか。ここで、そのヒントになり得る、僕が大好きなドリアン・イェーツというボディビルダーの、脳筋過ぎる名言を紹介したい。 今見知らぬ男がドアから入ってきて、君のこめか…

  • 衰退・破滅の兆候は驚くほど”自然な現象”である。

    最近、【ビジョナリー・カンパニー3】を読んでいる。僕自身は今の校舎の運営状況が健全だとは全く考えておらず、むしろ歪みと改善余地だらけだと考えているからだ。 夢を語る前に、目の前の現実をもっと残酷なくらいに、悲観的すぎるくらいに観察した方が良いのではないか。ネガティブなメガネを得るため、手に取った次第である。 ビジョナリー・カンパニー(3) 衰退の五段階 [ ジェームズ・C.コリンズ ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon まだこれを読んでいる途中ではあるのだが、背中をヘンな汗が伝う感覚があるかの如く、身につまされる話が山盛りだ。それを自分や校舎に当てはめて、考える。 そし…

  • 低学年の指導は、観察力をステータスとしたガチンコ勝負だと悟りつつある。

    低学年の子供は、予測不能な言動をよくするし、その背景にある理由や動機も、大人からすれば理解が困難なものが多い。 目まぐるしく感情は変わり、時にはそれが爆発し、周囲に結構なインパクトを与えてしまうこともしばしばだ。社会性の発達にも個人差があり、本当にすごく、頭が痛い。 昔は、狭量な話だが、僕より適任な人がいることを言い訳にその人へ任せていた。そもそも何度も白状しているように、僕は子供が嫌いなのだ。 だが、マーフィーの法則かなんなのか、見えざる手が意地でも僕にそこへ携わらせようとしているかのような偶然の連続を感じている。 適任と思っていた人は病気になってしまい離脱したり、代わりにお願いした人は見て…

  • 僕の最高のパートナー、それは多分メモ帳だ。

    以前なんかの記事にも書いたが、僕にとって最速のアウトプットは、「書き出すこと」で達成されると考えている。 確かに数学の問題を解くときも、わかる情報を書き出して、計算をとりあえず始めると、すごく解きやすいように感じる。自分にとって適した方法に違いなさそうだ。 そんな僕は、実際のところ、よく悩む。未着手のタスクや漠然とした負担が頭のどこかから立ち込めてきて、それによって思考が支配されるのもざらだ。 だから今までは、それに気付くたび、言葉にして記してきた。だがそもそも、言葉にまとめる時点で、少しタイムラグがあるのではないか。 もっと直感的に、ぐちゃぐちゃのまま、頭の中のものを出すくらいで丁度良いので…

  • 【英文読書ルーティン日記169】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅤ ~全ての道は仏教へ通ず?~

    個人的にメンタルが沈んでいた時期は抜けたように感じる。今はテンションが高いわけでもなく、心が凪いだ状態がずっと続いているような具合だ。 特に新しいことを始めたいとも思わない。どちらかといえば、家にあるものの半分くらいを処分して、身軽になりたいという欲が段々増しつつある。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 着ない服、捨てるのが面倒で放置していた壊れた家電、ぼろぼろの靴。愛着と貧乏性を丁寧に区分けしながら、一つずつけじめをつけて処分する。 自分で自分に問いかけを入れながら、少しずつ捨てていく。1つの脳で考えているはずなのに、なぜ僕は僕へ問うことができるのだろうか。まる…

  • 「苦手」を克服するには、「仮説」を立てることが一番かもしれない。

    今、憂鬱だ。目の前のToDoリストには、今日電話をしなければならない人達の名前が4つ書いてあり、それをただぼーっと眺め続けて30分が過ぎてしまった。 元々暇な時間帯ではあるのだが、だからといって電話ひとつ掛けられないままというのは、とてつもなく情けない心持がする。なぜ自分はかくも電話が嫌いなのか。 気付けば「電話が嫌い」というnoteを読み漁り、同じ思いをしている人の言葉に触れて「わかるわ~」と共感し、また時間を無駄にしたと気付いて、落ち込んでいる。 そんなクソ無駄な時間を過ごしているときに、急に発想が転換したというか、「ん?」と思うアイデアを得た。これは天啓か、それとも適当な思い付きか。 今…

  • 自分がしてこなかった学習法をどう取り込むか。どう伝えるか。

    僕は講師よりコーチでありたい。そう納得してからというもの、インプットの質も対象も変化したのを感じている。 もはや僕自身がただ知識を吸収することに興味は無く、様々なインプット・アウトプットの方法自体に、強く興味が向いている状態だ。 観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか (SB新書) [ 佐渡島庸平 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 例えば僕自身がsin、cos、tanを理解することにはあまり興味がなく、それが腑に落ちない生徒がどうすればそれを覚えて使えるか、という方法を僕は知りたい。 僕は単位円を書くというやり方が凄くしっくりきたため、他のやり方…

  • 自分が目指す講師像が、急にはっきりとしてきた件について。

    AIの台頭以来、ただ授業をするだけの講師・教員はオワコンだと言われる。それを受けて講師・教員2.0を目指す動きは盛んだが、誰も答えを持ち得ていないように感じる。 それは僕も同じだ。僕は今の情勢で、講師という仕事を一生涯のそれにすることは不可能だともう見切りをつけており、区切り自体は来年にでもつけようと決めてさえいる。 講師としての僕をどうアップデートさせるか。時代が求める講師とは何か。これからの世の中でも必要とされる指導者の在り方とは何なのか。 時折漠然と考えては答えが出ない問いだったが、最近それが、なぜだか急激にまとまってきた感覚を覚えたのだ。 僕はこの関係性を持って生徒と向き合いたい。その…

  • 【アウトプット】は、想像の何倍も奥が深い!!

    「仕事の速さ」について考えを深めて以来、自分にとって理想のアウトプットの方法を改めて見直し続けている。 何故かというと、僕にとっての最善の方法は、現在採っている方法とは異なるのでは、という手応えが強くなってきたからだ。 僕は仕事が遅いと言われるが、その原因が思考の癖のみならず、手段にもあるとなれば、ちょっと盲点なだけではなく、大きな伸びしろかもしれない。 今日はそんなことを考えながらあれこれ思い巡らせたことを、一旦頭からの棚卸しということで記事にまとめておく。

  • 「仕事が速い」とは、一体なんなんだ。

    僕は仕事が遅いと言われる。あまりにも言われすぎて、潜在意識に刷り込まれているのではないかと思うくらい、自分でもそう思っている。 「僕は仕事が”遅い”のだから、さてどうするか。」最近自問自答をする際も、ちょっぴり悲しい前提に立脚していることに気付き、流石に少し落ち込んでいる。 ただ、僕は別にバリバリで仕事をしたいわけではない。むしろ自分のペースで取り組んで、そつが無ければそれでいいと感じるタイプだ。元の性格はせっかちなのに、だ。 羨望を集めたいとか、社会的にのし上がりたいという願望は特にない。ただ最近、自分の処理能力が低めのせいで、自分の時間が失われつつあるようにも感じている。 2023年も労働…

  • 不安と苛立ちの”厄介な共通点”を考察する。

    最近、「近い」と思い始めている感情がある。それは不安と苛立ちだ。あまり類似性は無いように思えるが、僕はこの2つに共通点を覚えている。 聞こえだけなら正反対の感情と取ってもいいくらい、真逆の方向を向いているという人もいることだと思う。不安を臆病に、苛立ちを怒りに置き換えると、一見納得する。 ただ僕はどうしても、この2つは似ているどころか、実は同じなのではという疑問がぬぐえない。そう思い始めたのこそ最近だが、手応え自体はかなりある。 今日はその持論をカリカリと書いてみよう。

  • 【英文読書ルーティン日記169】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅤ ~教科書的な理屈で脳を紐解く~

    今、鬱っぽい。僕が鬱に突っ込む条件みたいなものはいくつか自覚しているのだが、その全てを凝縮したような時間が絶え間なく、この1週間は襲ってきている。 辛い報せは聞きたくない。毎日毎日、新しい出会いを求めやしない。ネットいじめは目に毒だ。その逆がすべてやってきた一週間、本当に疲れている。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com こういうときに心をしっかり観察する材料や理由があることは本当にありがたい。洋書であればなおのこと、だ。言語が違う方が、要らぬ連想が湧いてきにくい。 トスカーを感じる今だからこそ学べることもあるだろう。それくらいの向き合い方で、いざ本をまた読み進めてい…

  • 泥舟と評される多忙と、充実と評される多忙の差は何か。

    最近、偶然なのかそうじゃないのかわからないが、身の回りで転職ラッシュが起きている。この2週間で、会社内で一例、僕の知人で三例、そういった報告を受けている。 その理由も聞ける範囲で一応聞いてみたが、ざっくり分けると、「泥舟になる前に逃げたい」というものと、「多忙過ぎるのに報われない」という2種類だった。 最初に話を聞いた際は、これら2つは別々のものだと感じていた。しかし実は、同じ状況を違う側面から述べているだけではないだろうか。 例えば多忙なのに、給料も業績も上がらない職場となれば、それは泥舟と評されるように思う。「ならば沈む前に逃げろ」という思考も、ある意味ごもっともだろう。 ところが、同じ多…

  • マジで話を聞くのが苦手なので、いい加減色々と調べてみた。 ―そして得た、新しい授業づくりのヒント。

    もはや開き直っているフシもあるのだが、僕は他人の話を聞くのが凄く苦手である。昔から先生の話や板書をノートに取れないため、酷いノート点を連発したものだ。 大人になっても相変わらず、「音声」によって理解することが大変困難なので、情報収集として講演会や授業を活用することは、マジでほとんどない。 極まれに利用することもあるが、最大で10分程度、自分なりに予習を進めて「このピースがハマれば解けるんだけどな」というそこだけを求めるように活用するのみだ。 それくらい苦手なのだが、「それもセンス」と諦めてしまっていて、”話を聞けない”こと自体の勉強を完全にサボってきていたことに、ふと気づいた。 ということでい…

  • 「鬱っぽさ」における、身もふたもない原因の一考察。

    先週はメンタルに風神拳を毎日数発ずつ食らうような日々だった。一度でもそうやって浮かされれば、些細な出来事もすべてコンボのひとつと化し、連続でダメージが入る。 そうやって疲弊しきったため、活動量をなるべく抑えて過ごしたのが3月の一週目だった。正直適応障害の診断を食らった頃並みに、体調はしんどかったように思う。 今はとぉにかく寝て、寝て、寝続けて、何もせずに寝まくった結果、少し気持ちが上向いて、散歩とかその辺に出かけられるようになり、回復の兆しは見えている。 とはいえ、鬱的なメンタルは本当に厄介だ。治ったと思ったらただ沈静化しているだけであり、つまり揺さぶればまた簡単に再発する。 もう1週間くらい…

  • 【注目集めるの大好き】「しんのすけ」みたいな子の心理と接し方を調べてみた。

    自分もそういう節があったので、猶の事敏感に察知してしまうのだが、時折すごく注目を集めるのが大好きな子供がいる。 「してはいけないこと」をワザと行い、周りの注目(主に笑い)を一身に集め、面白がるタイプ。それ自体は微笑ましいが、和を乱すという意味では手放しの容認は無理だ。 僕はこれをクレヨンしんちゃんの「しんのすけ」のようだと捉えている。そしてこのタイプは、単に問題行動を行ってしまうタイプとは、また別の厄介な点がある。 www.tv-asahi.co.jp それは、指導をすること自体がその子の報酬になってしまうという点だ。つまり、そういう謎の言動に反応し、注意をすると、その子の注目という目的が果た…

  • 子供(と自分)に優しくなるために今試していて、そこそこ効果があることまとめ。

    僕は子供が嫌いだと自覚しているのだが、幸いなことに、攻撃性や敵意が露骨に向く対象では無いことも自覚している。 つまり、根っこから大好きになるのは厳しいにせよ、接し方や心構え次第では「平気」になる可能性が残っているという話だ。そう信じている。 では、僕が子供たちに優しくなれるためには、何が必要なのだろうか。今まで入れたことがない問いではあるが、こないだ観た以下の動画に、ヒントがあるように感じる。 www.youtube.com コンテンツ自体もすごく学びになるのだが、ここで「なるほど!」と思ったのは、動画に登場する研究家の方のスタンスだ。 そのスタンスこそが、僕が彼ら彼女らに優しくなるために必要…

  • 「継続癖」の課題と、その活かし方。

    自分でいうのもなんだが、僕は平均値よりは高い水準で、継続が得意だと自負している。要は三日坊主になる可能性が低いという話だ。 もちろん今では止めてしまったものも多々あるが、そろばんの練習、バットの素振り、ゲームのコンボ練、英文音読、そして毎日2000文字くらいのブログ執筆等々。 そもそも1発で劇的な効果を生む施策に全く期待していないのもあるため、我ながら本当に健気だなぁと感じているほどだ。 一見、周りから見れば羨ましがられるスキルといえるが、僕は当事者故、どちらかといえばそのネガティブ面がここ最近ずっと気になっている。 うちはマダラも言っていたが、「どんな術にもリスクはある」のだ。ということで今…

  • 【英文読書ルーティン日記168】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅣ ~メンタルと向き合う基本所作~

    「お前の気持ちはわかるよ」という言葉が、歳を重ねるほどに嫌いになってきている。なんて適当な相槌だろうと思うからだ。 だから僕も人に言わない。そして言われることも求めない。心の底からそう思ったとしても、僕が心に浮かべているものと寸分違わず一致することなどあり得るだろうか。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com ただし、出来事への共感は話が別だ。例えば僕は母音が伸びる喋り方をする子は大体アホだと思っているのだが、それを「わかる」と言われると、ちょっと嬉しい。 だがそこから転じて、「お前の思考回路全てがわかる」と言われると、一気に萎える。この自分勝手さに辟易もするが、本心な…

  • 【鬱】とは、心を内側に引きずり込み続ける強烈なエネルギーである。

    自分が書いた言葉なのだが、昨日の記事で触れた「鬱状態」についての僕なりの理解と表現は、そこそこ正鵠を得ているなと我ながら少し感動している。 僕は【鬱】とは、超新星爆発のようなものだと考えている。言葉は似ているが、外に向けて莫大なエネルギーが放出される爆発と逆で、これは激烈な内側への縮小だ。 その収縮しようとする力に対し、内側から膨張する力で跳ね返して釣り合っているのが、いわゆる天に浮かぶ星々の状態だ。 空気で膨らんだ風船がイメージとしてわかり易い。ゴムが収縮しようとする力と、その内部の空気が押し返す力が均衡しているから、あの形で安定するのだ。 しかし、それらのバランスが崩れて、収縮する力が勝つ…

  • 僕の鬱が爆発する原因を紹介しておく。

    「鬱が爆発する」という表現が、最近凄く気に入っている。この言葉は僕のオリジナルではなく、以下のnoteを読んで知ったものだ。 note.com 尚、ここで言う爆発は、外向けの巨大なエネルギーの放出ではなく、内側に向けた、エネルギーの強烈な収縮のようなものをイメージしている。 そっくりだなと思うのは、超新星爆発だ。詳しくは知らないのだが、これは桁外れの規模の”収縮”がその正体なのだという。 www.kids.isas.jaxa.jp 外に膨張する力と、内に収縮する力のバランスが崩れ、一気に瓦解する。内側に向かって、強大なエネルギーによって引っ張られて、そして閉じ込められる。 鬱の爆発という表現は…

  • 「怒り」を言語化し、丁寧に観察してみた。

    最近仕事における面倒事が重なり、すごくイライラする1日があった。その苛立ちは起きてすぐに始まり、シャワーを浴びながらずっと壁を殴りたいほどであった。 基本的に怒りという感情は、制御が不可能だ。正確に言えば、それが激怒になった瞬間、しばらく手が付けられなくなる。観察なんてしている余裕は、全くない。 しかも性質が悪いことに、一度落ち着いてから再び怒りを取り出そうとしても、大体は上手くいかない。完全に消え去っているため、思い出しようがないのだ。 怒りという感情は、本当に突発的に沸いてくる。と同時に、冷静さを奪う。どうすれば冷静に観察ができるのか。分析を阻む感情に、正直手を焼いていた部分もある。 ただ…

  • 低気圧メランコリーと僕。

    僕は昔、適応障害と診断されたことがある。今の仕事に就く前の話であり、特にその頃の記憶を引きずることなく、病みもせず、普通に過ごせているとは思う。 だが時折、ざっくり月に1度くらいのペースで、あの頃に匹敵するくらいのうつ症状が自分に発生することがある。これは正直、かなりしんどい。 仕事に行けないほどではないが、結構ギリギリのところまで行ってしまう。ベッドから起き上がれず、二度寝三度寝を繰り返し、いつまでもスイッチが入らないのだ。 頭が冴えるにつれて、その日の嫌な仕事が強く頭に浮かび、それに付随して面倒なタスクもどんどん湧き上がってくる。頭の中がうるさくなり、それが僕の活力を奪う。 これ以上起き上…

  • 心の中の9歳児を制御したい。

    子供の頃からずっと、良くも悪くも治らないと感じる性質がある。それは、いつでも何かのテーマを設定し、それに則って日々を送りたいというものだ。 例えばこないだまで、僕は減量に取り組んでいた。元々は年始に急性アル中をやらかした反省からスタートしたものだが、途中からそれが目的にすり替わったのだ。 思えば、昔からそうだった。一例として、バットの素振りを500回、とりあえず1週間やってみようと決めたら、本当にそうしていた。たとえマメが潰れても、だ。 また、節約したいから、ここから10日くらいカレーで過ごそうと決めたら、これも難なく実行できたものだ。かなり食費は削れたので、この企画はまた近くやりたいと思う。…

  • 多忙を容認すると若手が消える説。

    仕事をたくさん詰め込んで、忙しくする。これ自体はデメリットの塊に聞こえるのだが、物事はすべて一長一短であり、これにも良い面は存在する。 僕にとっては、メリットの方がまだ大きい。「忙しい」という状態は、結局は自分が選んだ道である。そのことは、念頭に起き続けているつもりだ。 だがこれもまた視野狭窄だった。僕はこの状況が生んでいる大きなリスクに、ずっと気付けていなかった。失って初めて気付くと言われるが、今まさに、そんな心持である。 タイトルにもあるが、退職希望が出ている。その社員は週に2日は僕の校舎に入り、休みも無くずっと校舎に居る僕の背中を見てきたことになる。 その姿を見て夢を感じろ、こうなりたい…

  • 【英文読書ルーティン日記167】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅢ ~心理か薬か~

    有名な性格診断をやってみた。僕はどうやら提唱者というカテゴリに属す者であり、これは全人口の1%程度の比率だそうだ。 その特徴の解説に、すごく同意するものがあった。「自分は何かが人と違っている」「そしてそれを分かってもらえないと思っている」という部分があるというものだ。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com これは何も厨二な意味ではない。どちらかと言えばネガティブな解釈を僕はしており、何をしてもどこか違うという感覚を持ち続けてしまう、という話だ。 しかしそれもまた独り善がりなのではないかと、この本を読み始めて思い直している。誰しも人と違うと思っているのであれば、それは皆…

  • 連勤が終わると決まった際に心に浮かんだ”ヤバいこと”の話。

    最近、「休みがほとんどない」と愚痴っていた僕だが、棚ぼたで3月初めに1つ、フル休み取れることになった。 本来は猛烈に喜んで、「休みだし、何しようかな~♪」とルンルン気分ではしゃげば良さそうなものだ。僕もそうなることを、僕自身に期待というか、予想をしていた。 もちろん、安堵する気持ちもあった。だがそれと同時に、冷静に考えると恐怖でしかない感情も抱いた。それを冷静に眺めた今、正直ブルッとする怖さを感じている。 今日はそんな、人間の闇に触れた記事を書いてみようと思う。

  • 【断酒日記完結】減量と急性アル中懺悔を”極めた”日々。 43日目~59日目で終了編。

    ダイエットをしていて、今初めて、正直辛いなと思い始めている。今までがヌルかったのもあるだろうが、その日数を見ると、約2ヶ月も経過していたことに驚く。 もはや彫刻として完成された、ボディビルダーの造形。その実、極度に脂肪を削っていく作業が長期間伴う以上、主に内臓を痛めながら、あの境地に至っているのだ。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 僕も薄々、この生活があと3週間も続けば破綻すると感じ始めている。眠り、スタミナ、集中力、メンタルヘルス。全てに悪影響が、隠せぬほど強く発露し始めた。 だから、区切りが良い単位が見えているのもあるからこそ、以下の条件を満たしたら終了を決…

  • 僕の集中力は全然”無い”という前提に立つと、全てが繋がってきた。

    最近、自分のトリセツを更新すべき発見があった。今はまだまだ検証と観察の段階なので、そのまとめとなる記事を書くつもりはない。 ただ、段階を踏んでしっかりと理解していきたいとも思っているので、途中報告をしておこう。そう思ったので、この記事を書いている。 テーマを一言で言えば、【集中力】だ。元々は【超集中力】という本を読んで以来、体系化された知識やメソッドに強い興味を持ち始めたのが発端である。 自分を操る超集中力 [ メンタリストDaiGo ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon それ以来、睡眠やサプリメントへのこだわりも始めるなどして、努力の結果、「自分は集中力がある方だ」と…

  • 人はなぜ連勤をしてしまうのか? ―僕の心理を基にした一考察。

    声を大にしては言えないが、僕は今猛烈な連勤の真っ最中だ。カレンダーが1枚切り替わって、少しお釣りがくるくらいの日数の途中である。 流れに乗ったり、環境に順化したりしてしまうと、人は疑問を持たなくなる。たとえそれが暴政であっても。そのことは歴史が証明している話だ。 「なんかおかしいぞ?」という問いを差し向けないと、異常であることには気づけない。ましてやそれの是正をや、という話である。 ということで今日は、僕の働き方は「オカシイ」という前提に立脚したうえで、人はなぜ連勤をするのだろう、ということを考えてみたいと思う。

  • 「1年をまとめて振り返ること」は、さほど意味がないんじゃないか説。

    自分の肩書きや立場が変わって約1年が経った。本当にあっという間という驚きを感じているが、会社からこの1年の検証を促す書類が送られてきた。 ぶっちゃけ直感としては力量不足を痛感しっぱなしだったの一言なのだが、これはバイアスが掛かりまくっていて、客観性にあまりにも乏しい。何も言っていないに同じだ。 得られたことも失ったこともあったし、思った通りに機能したこともあれば、想像していなかった出来事もあった。 だから改めて思うのだが、そういうアレコレを一言で反省するのは、とてもじゃないが、無理ではないか、と。 これは、歴史の教科書の記述に似ている。あくまで流れとしての本筋を押さえるため、枝葉末節に当たる人…

  • 同期コミュニケーションを”避ける”方法を閃いた。

    今日は少し変なタイトルだが、同期コミュニケーションを避ける方法について、謎のことを閃いたので記事にしてみようと思う。 以前も触れたことがあるが、僕は電話が大の苦手だが、実を言うと1:1のあまり話したことが無い人との面談も苦手としている。具体的には、とても疲れるのだ。 1ヶ月で30コマ近くの面談を行った月もあるが、大袈裟でもなんでもなく、それが終わった後は鬱病みたいなコンディションになり、すごく消耗していたことを実感した。 元々僕はどうやら「感情ワンネス型エンパス」という思考の癖があるらしく、良くも悪くも、共感力が異常に強いようだ。 「めだかボックス」にもそんなキャラが居たが、特にネガティブな感…

  • 【英文読書ルーティン日記166】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅡ ~精神の異常正常は誰が決めた?~

    メンタルの動きは、一切が他人に見えない。表情や声色に反映されるのはその一部であり、だからこそ誤解や齟齬を引き起こす。 誰も自分のことを分かってくれないのではないか。それでも己の中には何か得体のしれない感情が沸々としていて、それを中世の人は絵画に託したと勝手に考えている。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 時が流れ、感情を含むメンタルを可視化しよう、論理的に解き明かそうという機運が高まった。だがそれもまだ途上だ。筆者がこの本を書くきっかけはそこにあるという。 現時点では、普遍的なメンタル解析の公式は存在しない。各々が多くの人の思索をヒントに、自分なりの観察を深めて、…

  • 「パターン化」はひたすらに悪いことってわけじゃなく、使い方次第って話。

    ちょっと今更感があるが、サッカー選手の長谷部誠氏が書いた、【心を整える】という本を読んでいる。 その時ふと、競技者の言葉の中で、彼らが「気が楽になった」と語る場面が時折出てくるのだが、そのトリガーが結構似ていることにふと気づいた。 心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣 (幻冬舎文庫) [ 長谷部 誠 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 競技が違うのに、「・・・そう思うと、心がふっと軽くなった」「上手く気持ちが切り替わって、集中できた」というフレーズの前に出てくる部分が、不思議なほど似ている。 恐らくアスリートの方々にとっては、普遍的な暗黙知となっている部分…

  • 嫌な記憶たちと、どう向き合うか。

    今日は嫌な記憶と向き合う方法について、持論を書いてみる。正直普通に生きていれば、皆さんも1つや2つではなく、10や20にもなる嫌な記憶があることだろうと思う。 不思議なもので、年齢を重ねるにつれて、古い記憶に伴う嫌な思い出の数は、大きく減少していく傾向があるように感じる。(残っているものは相当強いトラウマだけだ) 僕自身も恐らく人並み以上の数で、嫌な記憶が頭に刻まれている。ただよく思い出すものはあまりレパートリーが無く、かつその大抵はここ数年の出来事に集約される。 当初は暇な時間にフラッシュバックするそれらが嫌で、なんとかして記憶自体を根こそぎ消そうとした。それが無理だと判ると、原因となる暇な…

  • 自分を追い詰めるのは、いつだって”自分”。

    仕事中、時折自分が追い詰められている感覚に襲われることがある。正直、今現在もその状態にある。やってもやっても仕事が終わらない気がして、精神が壊れそうだ。 「仕事に追われる」「しがみつく」といった風に表現の仕方は様々であるが、僕自身は「追い詰められる」というくらいの悲愴感が一番しっくりくる。 このモードに囚われ続けると、本当に厄介だ。あらゆる出来事は神から自分への理不尽に思えるし、あらゆる他者の言動が、どこか自分に対する敵意を帯び始める。 自分から崖の先端に歩みを進めるというより、あらゆるものから弾かれ続けて、絶壁の淵に追いやられるという感じだろうか。僕のイメージモデルはそんな具合である。 冷静…

  • 僕の老害化はもう始まっている。

    今日は、かなり強めの自戒っぽい内容の記事を書いてみる。 響きの良い言葉ではないのだが、「老害」という言葉が存在する。個人的に「ただ年を食っただけの人だなぁ」と思う人を見るにつけ、そうはなりたくないと思ってきた。 では実際、その「老害」と呼ばれる状態はいつから始まるのか。つぶさに自己内省を繰り返さないと、知らぬうちに僕もそうなるのではないか。 僕自身、特に30代に入ってから、強くそう思うようになってきている。あまり大学生と積極的に関わりたいという意欲を失くしつつあるのも、それが理由の一つである。 例えば、僕が20歳の時、場の主導権を握りたがる30台の人に対して、ちょっとネガティブな感情を持ったり…

  • 「一人の時間」が示すものは、思った以上に”独り”である。

    最近、一人になる時間を重視している。僕がHSS型HSPだとしても、超内向型だとしても、提唱者だとしても、どれにしたってそれが要ると書かれているためだ。 日々の暮らしの中で、仕事の中で、如何にして一人になるか。これをきちんと設計しないと、僕のメンタルは猛烈に削れて、摩耗し、いずれ壊れてしまうだろう。 元々その時間は大事にしていたつもりだったが、あくまでもそれは我流で、かつ「こんなもんやろ」という適当さもあった。 その意識が変わったのは、長谷部誠氏が書いた「心を整える」を読んだことがきっかけだ。 心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣 (幻冬舎文庫) [ 長谷部 誠 ] posted w…

  • 今人生で一番、「伝記」を読みたいと感じている。

    最近、偶然のきっかけで、以下の興味深い心理テストを試してみた。 www.16personalities.com その結果自体は眉唾なところもあるだろうが、これはこれで自分の性格について考える、一つの良い機会になったと感じている。 いわく、僕は【提唱者】らしい。 www.16personalities.com これは何と、真偽のほどは不明だが、全人口の1%未満しかいない、特殊な価値観・性格らしいのだ。まぁ、マイノリティ自慢は器が小さいので、これ以上言わないけど。 その解説に書かれている特徴や指摘は、不気味なほど僕のそれにマッチしている。例えば、厨二くさいが、僕は自分が他の人たちとは異なると感じる…

  • 【英文読書ルーティン日記165】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅠ ~メンタルディズィーズ?ディスオーダー?~

    「僕は僕のことを全くわかっていないのではなかろうか」と、最近不安になっている。自分の気持ちは他者にわかってもらえないと思っていただけに、これは不穏だ。 僕のことを理解しているのは僕だけだ。実はその前提すら違うとなれば、僕という存在を理解している者は地球上に一人もいないことになってしまう。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 僕はもっと広い目線で、「心」と向き合う必要がある。そう思っていた折だったからこそ、タイトル買いでこの本を選んだのかもしれない。 サイコロジカル。一体どんな話が始まるのか。期待と不安が入り混じるが、早速読んでいこうと思う。

  • 感情は、期待するほど早くは切り替わらないが、絶望するほど長続きはしない。

    今日は、本のタイトルのようなことを言うが、「感情は、期待するほど早くは切り替わらないが、絶望するほど長続きはしない」という話を書いてみる。 これは、最近書いた記事のトピックに重なるが、感情の持続時間に関するベルギーの大学の調査がきっかけだ。人がそれぞれの感情を帯びる時間の相場が知りたかった。 悲しみの感情は他の感情に比べ240倍も長く続くことが判明(ベルギー研究) : カラパイア アンケートの結果は、本当に興味深い。だからこそ、ただ知って満足するのではなく、それを基に自己観察と内省を度々入れることで、より理解を深めようとしている。 まだまだ実体験としてのデータ数は少なめだが、早速面白い発見は得…

  • 「引退」も「継承」も、”あること”を達成して始めて許される贅沢な気がしてきた。

    「引退」や「継承」を前提として、いわば僕はいつか必ず居なくなることを念頭において、仕事に当たること。これが現時点の僕のテーマになっている。 自然と意識が向く話題も、例えば「死」や「諸行無常」といったものが増えてきて、32年の人生において一番、内省をじっくり深め続けている日々だと自負している。 そんな中、放送作家をきっぱり「辞める」と宣言した鈴木おさむ氏の著書を読んだ。職場に置いていたら誤解しかされないであろうタイトル、だからこそ気になったのだ。 仕事の辞め方 [ 鈴木 おさむ ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 辞めるまでの経緯、胸の内、実は考えてきたこと、その全てが…

  • 僕がこの塾講師という仕事で、唯一無二の大嫌いな作業を白状する。

    今日は僕がこの仕事で唯一と言っていいほど、めちゃくちゃ嫌いなものについて話してみる。 「何だそれ」という話だとは思うのだが、僕が今やってる仕事の内、全く好きにもなれず、慣れることもないものは、ビラ配りだ。 よく校門の前に立って、下校途中の生徒にチラシを配るやつ。あれがめちゃくちゃ嫌いで、もう嫌いを通り越して恐怖さえ感じるぐらい、猛烈にダメなのだ。 僕にとって、下校中の生徒に手渡しでビラを配るのは、クモが嫌いで仕方がない人が、虫取り網を使わずジョロウグモを10匹集めてこいと命じられるのに等しい。 あるいは集合体恐怖症の人が、胞子のうがビッシリついたイヌワラビを素手で30本取ってこいと命じられるの…

  • 【断酒日記】減量と急性アル中懺悔を”極めたい”日々。 36日目~42日目。

    僕はダイエットが得意なのかもしれない。もちろんボディビルダーのようなバリバリのカットは筋量不足で出てこないけど、あちこちに血管は走り始めている。 元々は急性アル中をやらかした懺悔だった。それここまで昇華できたのは、我ながら褒めていいように思う。図に乗らないよう注意しながら。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com そして途中発生した謎の神経痛も気付けば治っており、今は完全に実験ネタが切れたところだ。だからいよいよ、この機に乗じてやってみたい”あること”を発動する。 やや程度の低い下ネタで恐縮だが、それは自分磨きの封印だ。 以前外国人の兄ちゃんがそれに1か月間チャレンジし…

  • 「悲しみ」とは何か?

    前に書いた記事で、「自分では不快・嫌悪とラベリングしているのに、相場より長く持続する悪感情は、【悲しみ】と紐づいているのではないか」と仮説立てた。 参考になったのはこのグラフだ。これは、各感情がどれくらい持続するかの平均値を調べたアンケートの結果である。(日本人が対象だと、また少し変わるだろうが) 悲しみの感情は他の感情に比べ240倍も長く続くことが判明(ベルギー研究) : カラパイア これを見れば、悲しみだけが抜きん出て強く持続することがよくわかる。だからこそ、僕にとって嫌な思い出や記憶、出来事は、少なからずその要素を含むのではないか。 そこまで考えたときに、僕はまだまだ、【悲しみ】という感…

  • みんなって、普通、どんくらい”悩んで”んの?

    最近、正直完全に予想していなかったご家庭から、退塾の話を受け取った。元々会員制サブスクリプションサービスのような形態なので、生徒の減少はダメージが大きい。 僕は電話口でどうだったかは知らないが、わかり易く動揺してしまった。帰ってからもそれが喉に刺さった魚の骨のように残り、ゲームをしていてもどこか虚しかった。 こういうとき、僕は”いつも”考える。自分は気持ちの切り替えが遅いなぁ、と。そして、サッと気持ちが切り替えられる人は羨ましいな、幸せだろうな、と。 ―だが、自分の価値観というのは、意外とアテにならないということは、最近読了した【Unlearn】を読んで以来、なるべく意識するように心掛けている…

  • 【英文読書ルーティン日記164】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ完 ~既知と未知~

    試験範囲が決まっている定期テストと違い、いわゆる広義の「学び」は、どこまで行っても無限に発散するように思う。 わからないことがあるから調べる。すると、また新しい未知の事柄に出くわす。これを繰り返していくと、学びの終わりは全く無いことに、自然と気づく。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 問いを確かめて解を得ると、その解がまた新たな問いを創る。このループはうんざりするものなのだろうか。 今のところ、僕はこのループを楽しんでいる。なんなら、有難いとさえ感じている。だが、このループに辟易し、抜けてしまった人も多くいる。 その人たちは悲しいかな、時代遅れと評されながら、過去…

  • 凄まじい結果を出す人たちの共通点に一個気が付いた。そしてそれは僕らにも移植可能だ。

    成功はアート、失敗はサイエンス。「大きな嘘の木の下で」を読んでこの言葉を知って以来、僕は他人の成功体験を真似することをあまりしなくなった。 むしろ失敗した要因には不気味なほどの共通点があるからこそ、他者のそれから学ぶ方が再現性があると割り切るようにしている。それはここ数年の話だ。 大きな嘘の木の下で ~僕がOWNDAYSを経営しながら考えていた10のウソ。~【電子書籍】[ 田中修治 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon しかしここ最近、ハマっていたゲームのストーリーに影響を受けたのもあるのだが、凄まじい結果を出す人たちの共通点に、ふと気が付いた。 これは成功体験なのか、…

  • 冷静に考えると、僕は僕が何を普段考えているか、全くわからない。

    僕は「エンパス」という、他者の感情に過度な共感を示して疲弊しやすいという、生まれ持っての思考の癖があるらしい。 僕が感じる喜怒哀楽の大体は、僕が本心でそう思ったからではなく、他人がその感情を感じているのを受信し、結果僕もそう思っているという話なのだ。 これ自体は、もちろんある程度の確証バイアスもあるだろうが、過去を振り返っても強くそう思えてくる。僕は他人から感情を受け取り続けて、ここまで来たのだろう、と。 先日は、そんな自分の過共感なりエンパスなりについて、じっくりと学びを掘り下げる記事を書いた。だがその後時間を置くと、ある疑問が自分に、ふと生じた。 そしてその疑問は……そこそこに厄介だと、強…

  • 【断酒日記】減量と急性アル中懺悔と肝臓回復・・・に、四十肩?が加わった日々。 29日目~35日目。

    人間、やればできるものだ。これは気合云々の話ではなく、ただその日々を送るだけで、気付けば到達しているという意味である。 雨垂れ石を穿つ。この言葉が好きになってきた。僕のフォアグラ化していた脂肪肝も、今なら普通にレバーになっているんじゃなかろうか。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com ―が、何かが治れば何かが壊れるのが僕という人体の不思議なのか。今、肩がヤバい。少しでも腕を振ると、電流が走ったような痛みがする。 これは不穏だ。ぶっちゃけ、腰の怪我、膝に違和感と言った風に、下半身メインの怪我は、もどきを含めて経験がある。だが、上半身が頑丈なのが取柄だった。 しかしその一…

  • 僕の講師引退を阻む定義の綾と、【器】という概念。

    事あるごとに「引退」とこのブログでは書き散らしているが、その現状は、お世辞にも前進しているとは言い難いところがある。 時折、この信念が揺らぎそうな考えが頭に浮かぶ。「無理に引退せず、このままで良いのではないか」「成り行きに任せればいいのではないか」などなど。 ただ、自分の存在を前提とした組織は、脆弱でしかない。僕はビジョナリー・カンパニーがいうところの、時計を作る人になりたいのだ。 だから意識的に俯瞰して、そのような声に負けないように、33歳になる今年度で引退に向けた準備を急ピッチで進めていこうと意を強くしている。 ・・・その想いは変わっていないのだが、最近どうも、「引退」という言葉は僕の想い…

  • 昔から「ドラマ」が苦手なので、その理由を言語化する。

    別に隠していたわけでもないのだが、あまり周囲から同意を得ない、苦手なものがある。それはドラマだ。特に生身の人間が演じるドラマが、昔から苦手で仕方がない。 その理由は、観ているとどんどんしんどくなるからだ。特に主人公を始めとする登場人物が胸糞で悲惨な目に遭っているシーンで、そうなる。 もちろん物語の型を考えると、ある意味悲惨なイベントは、その後のエンドの良さに寄与する非常に大切なファクターだ。だからそれが無いドラマは、大抵つまらない。 しかし・・・登場人物がハードな苦境に苦しむ姿を見ると、たとえそれがフィクションだと割り切っても、しばらく嫌な気持ちが僕に生じて、飯も美味くなくなってしまう。 余談…

  • 僕が思う、「父親」に向いている人。

    僕は僕のことを、人の親になるには不適合な人間だと考えている。別に卑下しているわけではなく、色々アウトプットした己を見つめて、素直にそう感じるだけである。 一方、僕から見て、独身だけどきっと父親に向いているなぁと思う友人が、ちらほらいる。 ただし、その理由や根拠は、そういえば言葉にしたことがない。もしかしたら何か面白い気付きが得られるかもしれない。 今日はそんな、僕が思う「父親に向いている人」の特徴をまとめておく。

  • 【英文読書ルーティン日記163】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ26 ~無知の集合と既知の集合、大きいのはどちら?~

    5億年ボタンを押すか、押さないか。この思考実験?のようなものがいつ登場したかわからないが、僕は怖いので押さないことに決めている。 5億年とは無限に感じられるほど長い時間であるが、上限があるが故、いつか終わることは確定している。途方なく大きい数か、無限かは、これくらい違うのだ。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 僕の命は有限だ。しかも宇宙から見れば、泡ができて弾けるまでの期間より遥かに短い。僕がこの宇宙に為せることは、究極、無限に小さいのだと思っている。 インフィニティ。無限。どう書いてもしっくりこない世界。頭がおかしくならないよう留意しつつ、読み進めたいと思う。

  • 僕の中の「べきだ」を”アンラーン”する。

    【熟達論】がとても名著だったので、こないだ【アンラーン】という本も買ってみた。そして今朝、それをほぼ読み終わったところである。 もちろん再読は必要だが、ここに書かれている教えはやはりすごく深いし、それをヒントにまた一つ、自分のことを振り返るきっかけができたと感じている。 Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」 [ 柳川 範之 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 僕が無意識に採用しているクセやパターン、思い込みは何か。それを認識し、意識下に引き上げて言語化し、敢えて手放すことで、新しい成長や変化に繋がる余白を創る。 しかし無意識下にあるということ…

  • 僕は、会議が、大っ嫌いだ。

    僕は会議が大嫌いだ。だから自分から主催することなんて基本ないし、できることなら徹底して不参加を貫きたい。 しかし、「会議が嫌い」とググったらヒットする世間一般の悩みと僕のそれは、どうやら結構異なっているらしい。 世の中の人は「発言を強要されること」や、「気の利いたことがいえないこと」が嫌で、会議が嫌いなのだという。 www.kaigi-select.com 一方僕は、実はそこまで解像度が高くない。単に参加してたらイライラしてくる。それだけなのだ。その理由は、正直よく分かってない。 ということで今日は、少し本腰を入れて、僕が会議を"どう"嫌いなのか、できるだけ言語化してまとめようと思う。

  • 【断酒日記】減量と急性アル中懺悔と肝臓回復・・・に、四十肩?が加わった日々。 22日目~28日目。

    過去最長で酒を止めていたのはどれくらいなのか。そもそも飲酒の習慣が無かった学生時代を抜きにすれば、31日くらいがそれらしい。 現在、それを射程圏に捉えている。ただ続けることがこんなにも難しく、それでいて尊いということを学べるとは、なんかすごく不思議な気分だ。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com キタナイ話だが、最近はもうゲリをすることが一切無くなった。酒が無くてもしっかり寝られるようになった。筋トレに張りが出てきた。いいことづくめだ。 もちろん飲酒自体は楽しい。楽しいのだが、日常に取り込むにはあまりにも害が多いというのが実情ではないかと思えてきた。 時折羽目を外すツ…

  • ネガティブ感情という”もう一人のボク”とどう折り合いをつける?

    急になんだという話だが、さまざまなフィクションにおいて、キャラクターの中に、理性で制御できない別の人格が宿っているといった設定がよく見られる。 最古の例を僕は知らないのだが、これを「もう一人のその人」と呼ぶのなら、遊戯王や犬夜叉といったメジャーな作品にも、非常に多く採用されている設定である。 これについては、厨二病云々を抜きにしても、似たようなことが僕にも起きるなと、そんなことを考えている。 人間だれしも、もう一人のボクのような存在を抱えているのだろう。それを科学的に言えば、「扁桃体」に彼は宿っている、とでもいうのだろうか。 つまり、それは感情だ。感情に取って代われたとき、人は別人のように憤慨…

  • 「行動できない人」の解像度を上げたら見えてきたこと。

    行動力の違いは、一人一人異なる。このことは、厳然たる事実として存在する。とても否定できない、まさにその通りの真理だと思う。 僕は元々、口が裂けても「即行動できる人です!」なんてことは言えない。どちらかと言えばとても遅い方であり、レジギガスに匹敵するスロースターターである。 しかし最近、自分が特に深い思慮なく採った”ある施策”によって、行動できる人とできない人の違いに関しての理解が、一層深まった気がしている。 ということで今日は、仮説もええとこだが、その違いについての私見を一旦まとめておく次第である。

  • 【英文読書ルーティン日記162】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ25 ~無限を覗くなら・・~

    子どもの頃、すごくアホな問答を友達と繰り返した。「こんな美味しい駄菓子なら無限に食える!」とか、「1無量大数回プレイしたい!」とか。 とにかくデカくて、面白い単位。当時はそう思っていたが、今はその本当の意味を考えるにつれ、すごく不気味な感想を持つように変わってきている。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 偶数は無限にある。奇数は無限にある。偶数と奇数の総数を足し合わせたら無限になる。論理的でありながら頭がおかしくなる世界。 しかしそうやって意識を別世界に置いておくことで、現実の見え方も変わるように思う。今週もメタ認知をしっかり獲得する旅に、頑張って出ることとする。

  • 先行きのわからない未来を、改めてゲームみたいに捉えて楽しんでみるテスト。

    未来は予測不可能だ。これは当たり前だと思われるかもしれない。では、データの延長線上に未来はないと言われれば、どうか。僕はこの指摘に、かなり面食らった。 どちらかと言えば数学の漸化式みたいに、パターンが見つかればその先も全て見えるのがビッグデータの強みだと思っていた。しかし現実は、違うのだと。 どちらかと言えばサイコロと同じで、それぞれの確率は完全に独立したカオスであり、それまでに出た目がその次に影響を及ぼすことは、全くないようなのだ。 そのことを極めて冷徹に、納得するしかないほどの根拠と説得力を持って指摘するこの本は、本当に学びが多くてすごく有難く感じる。 予測不能の時代 データが明かす新たな…

  • "毒感情"を止めるのではなく、解毒するシステムを自分内外に設計したい。

    組織単位か自分事か関係なく、ネガティブな感情への身の処し方は、熟達を必要とする達人的な技術のように思い始めている。 これらの感情はそもそもが好ましくないとして、発生自体させないよう悪戦苦闘する人が多いのだが、僕はもうそれは諦めている。不可能だ。 その理由は、感情とは人間が進化の過程で獲得してきた本能であり、つまり必要だからずっと残っている一種のシステムだからである。 感情を理性で消すことが極めて難しい理由はここにある。潜在意識よりもさらに深いところにそれはあるため、一生を掛けても制御できないことの方が多い。 親鸞さまでさえ、修行の果てのそういう欲は消せないと諦めたほどだ。だから、感情自体を消す…

  • 「自分を信じるのは2回までルール」がそこそこ機能しているのでシェア。

    自分で言うのもなんだが、僕は自分で自分に色々なルールを設定して生きている。これはひろゆき氏の【無敵の思考】の受け売りで、気付けば日課になっていたものだ。 その中でも、最近凄く自分にしっくり来ているものがある。それは、「自分を信じる回数は、最大で2回までにする」というものだ。 無敵の思考/大和書房/ひろゆき posted with カエレバ 楽天市場 Amazon これはどういうことなのか、自分の考え事の整理も兼ねて、簡単に説明する。

  • 【断酒日記】減量と急性アル中懺悔と肝臓回復の日々。 15日目~21日目。

    これは誰の何に向けた懺悔なのか。僕はとりあえず、僕の肝臓と消化器官に対して謝罪の念を込めて、酒という毒を注ぐのを止めている。 酒を悪にする気は無いが、止めてみるとやはり、健康が回復していくのを感じる。目覚めは良いし、時間は余るし、う○ちも固い。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com だが、反省の日々はまだまだ終わらない。継続のコツは、先を考えないことだ。あと23日とかなんとかで指折り数えていると、その内心がめげるだけである。 まだ僕の肝臓は「許さない」と言っているように思える。業を背負い続ける未来にならないよう、今のうちにカルマを抜かねばならない。脱、脂肪肝。 今週も…

  • 仏教思考の現在の学習状況を、一旦まとめておく。

    自己流には違いないが、仏教の思考体系が好きで、ここ1年以上勉強を重ねている。進歩したなと思うこともあれば、全然変わってないと思うこともある。その繰り返しだ。 仏教において「わかった!」という満足はただの「慢心」に過ぎないので、手応え感が無いのは別に不正解を意味しないのだが・・それでも、現在地は少し気になる。 ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考/イ-スト・プレス/松波龍源 posted with カエレバ 楽天市場 Amazon ということでこれもある意味備忘録だろうということで、今の時点で僕が学んできたことを、一旦頭から出しておくことに決めた。 客観的に見つめることで、また新たな発見にも繋…

  • 「行動」とは何か?何が要素として入っていれば、「行動」なのか?

    行動とは何か。よく、「いいから行動しろ」と言われるが、具体的な指示内容は極めて曖昧であり、言われるたびに腑に落ちないような感覚を持っていた。 今日ふと、それはなぜなのかを考えたとき、一つの心当たりに行きついた。それは、自分の中で「行動の基準を作っていない」ということだ。 そもそも自分の中で基準が無いのであれば、それを実行することなど無理な話だ。合格点も目標点も存在しないテストの勉強みたいに、不毛な話だ。 ということで今日は、「一体何をすれば行動になるのか」について、自分の基準をしっかり作ることを目的として、記事をしたためてみようと思う。

  • 人事を尽くして天命を待つという言葉の、僕なりの解釈。

    最近の身の処し方として、「人事を尽くして天命を待つ」という言葉を強く意識している。どちらかと言えば、自戒の意味が強いのだけれども。 具体的には、現状について時折、「俺は人事を尽くさずに、ただ天命をお祈りしながら待っていないか?」と振り返るようにしている、という感じだ。 今日はそんな話について、思うことを棚卸ししてみる。

  • 【英文読書ルーティン日記161】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ24 ~∞+∞=∞~

    「無限」という言葉にはロマンを感じる。だが、その摩訶不思議さに思いを馳せたことは、そういえば一度もない。 知らない人には意味不明な話だが、遊戯王に出てくるエクゾディアの攻撃力は、漫画だと「∞」と表記されている。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com ルール上、戦闘で表側攻撃表示のモンスターを破壊したら、上回った攻撃力分だけ、相手のライフポイントを削ることができる。 仮に攻撃力3000のモンスターをエクゾードフレイムで葬った場合、相手には∞ー3000分のダメージが入ることになるのだが・・・この計算結果はなんなのか? 素数は無限にある。偶数も無限にある。奇数も無限にある。…

  • 起業家とビジネススクール生の働き方の違いが、対照的で面白過ぎた!

    今日もまた、今読んでいる本についての記事を書く。読めば読むほど膨大なヒントが圧縮されていることに気付き、それに圧倒されながらページをめくっている程だ。 予測不能の時代 データが明かす新たな生き方、企業、そして幸せ/草思社/矢野和男 posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 現在はようやく半分くらいのとこに辿りついているところなのだが、そこでも、すごく示唆に富むヒントに多々出会えている。 そのヒントとは、確かビジネススクールの学生たちと、会社を起業した経験を持つ人たちで、そのメソッドに違いがあるのか、といった感じの話に含まれている。 そしてその結果見えてきたことが綺麗に対照的であ…

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