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某塾講師の備忘録 https://jukukoshinohibi.hatenadiary.com/

底辺出身の塾講師である僕が、『教えること』に役立ちそうな情報を、『心理学』から『勉強法』までまとめるブログです。(教育に関するヘンな話への愚痴も少々)

中元 俊也
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2020/02/21

  • 色々調べてみたけど、「書く」に勝る客観視はなさそうである。

    先日、頭の中のごちゃごちゃをマインドマップにして書き出すことが、どうやら僕にとっての最高のストレス解消法だというのを掴んだ。 しかし、何かに書き出すという行為には、どうしてもペンと紙という道具が必要になる。スマホでもいいが、図ではなく文字で書きたいため、少し難しく感じる。 そのため、「書く」ことをもっと身近にする方法はないものか、言うなれば、脳内で完結させる思考法のようなものはないのか、その辺を今日はずっと探し続けた。 といっても30分程度ネットサーフィングしただけなのだが、結果1つ、分かったことがある。それは結局、「書き出す」ことこそ最善の術、というものだ。 今日はそんな諦めの話を書いておく…

  • なぜ今まで気付かなかった?問題を解く➡〇付けをするだけ、という時間の不毛さ。

    時折、教員の方が書いた本を読んでいる。いわゆる現場に身を置いている方々の言葉と覚悟は、教員ではない自分であっても、すごく刺さるものがとても多い。 僕は教室運営・生徒制御をメインに色々知りたくて読んでいるのだが、その中に一つ、問題演習に関する章があり、そこの教えに1つ、すごく引っ掛かるものがあった。 それは「理解できない」といった反発ではない。「え、なんで今まで俺、このことに気付いていなかったんだろう・・・」という盲点を突かれたことへの驚きだ。 具体的には、問題を解く➡〇付けをするだけ、という時間の不毛さに、突然気が付いたという話だ。今日はその驚きにドキドキしたまま、記事を書き進めてみたい。

  • 僕の頭の中は、自分の想定の10倍くらいうるさかった。

    機会があれば診察を受けてみたいとさえ思っているのだが、僕は多分、広義の発達障害だと、自分でそう思っている。 心当たりが過去も現在もありまくりで、「なんか人とズレてんなぁ俺」という感覚は、30を過ぎた今でも、年々強まっている。 そんな僕は最近、noteで発達障害の方々のブログを読むことが増えた。そこに書かれた想いに強く共感するし、方法や考え方がそのまま活用できることが多いためだ。 そしてこないだも、自分が抱えている不調に、滅茶苦茶効果があった方法を知ることができた。今日はその話を記事にしようと思う。

  • 漠然とした疲労と不安を打ち消すかもしれない方法に、面白い仮説が立った件について。

    ここ最近、心身の調子がそこまで良くない。具体的には、将来の不安・過去の黒歴史は普段以上に気になるし、お腹もゆるゆるでしょっちゅう下している。 慢性疲労とは、こういうことだろうかと、うっすら思っている。これは原因が不明瞭かつ複合的ゆえに、改善が凄く長期戦だと聞いたことがある。色々と絶望的だ。 そうやってある意味悶々と過ごしているが、勿論その間何もしてないわけじゃない。できる範囲で運動もするし、睡眠時間も削ってないし、サプリも飲んでいる。 それでもどこかネガティブな感情はずっと付き纏い、最近ルーティンに戻した瞑想を行っていても、それに気を取られることなどしょっちゅうだ。 どうしよう、どうしよう。そ…

  • 「切れ者」≠「孤独」ということに、今更気付いた。

    「切れ者」と呼ばれる方々がいる。主にややアウトローなキャラが主人公の漫画やゲームにおいて、手強い敵として登場する人物に多いタイプだと感じる。 なんとなく「クールで頭がいい」という印象を持つが、辞書で引いてみると、定義は以下のように紹介されていた。 1 頭の回転が速く、物事をてきぱきと処理する才能のある人。敏腕家。やり手。「社内きっての—」 2 「切り人 (びと) 」に同じ。 「今内務の—の白井なんかひどいそうです」〈蘆花・黒潮〉 知能指数の高さというより、即断・即決といったニュアンスの方が強めに出ている印象だ。そしてそれに付随して、カリスマ性もそこから感じられる気がする。 どちらかと言えば、「…

  • アスリート的な考え方は、考えすぎの人ほど相性がいい。

    ここ最近、ショート動画に「平良海馬」選手のスパチャ切り抜きがよく流れてくる。プロ野球選手のゲーム実況という異色の組み合わせに、気付けば眺めていることが多い。 その考え方を見ている内、ふと気づいた。それは、良くも悪くも卑屈にならないというものだ。自責という感情論に振れず、冷静に自分の状態を俯瞰している感じだ。 と同時に、この考え方が初見ではないという感覚がある。すぐに気付いたが、これは【大局観】【熟達論】【やるか、やるか】といった本にあった考え方と同じなのだ。 つまり、アスリート(競技者)に共通するマインドなのだと納得できた。そしてその考え方は、僕のように考えすぎる人にとって、実はすごく相性がい…

  • 【英文読書ルーティン日記179】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログ⒕ ~作り変えられる脳~

    不安の話が終わり、依存へと移った。メンタルヘルスという発展途上の学問ゆえに誤解や嘲笑が発生しがちな分野の知識が、体系的に身に着いてきつつある。 仏教哲学を学び、発達障害の例を学び、あらゆるサプリやハーブを試してきた僕だったが、ここにきて改めて幹に該当する知識を得ることは、すごく良い学習となっている。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 頭の中を切り捌いても、ぶにぶにしたヘンな臓器があるだけだ。脳をスライスしても、その人の思考を理解することはできない。アインシュタインは量産できないのだ。 僕の脳内を共有することも困難なのに、まして人のそれを汲み取るとなると、これは永遠…

  • 「人望」について本に書いてあったことの内、「ガチやな」と思ったものを紹介する。

    ここ最近(といっても20年以上)、いわゆる3Kを目指すようなトレンドはなりを潜め、個性を突き詰めるような生き方が主流となっている気がする。 2010年頃にはリーマンショックも発生したが、その際は「大きな組織から独立して、自分らしく生きよう」ということで、ノマドワーカーという働き方が流行った気がする。 このムーヴメントは、独立と書けばカッコいいが、大体は同時に孤立を意味しており、いわゆる”つながり””ぬくもり”が軽んじられることにもなったように思う。 そしてコロナ禍を経て、人は再び、”つながり”を強く求めるようになったのではないか。ただし、自分にとって必要の人のみ、という但し書きを付けて、だ。 …

  • 最近心掛けていること。疲労を脳に「誤魔化させない」。

    最近、僕は疲れている。このことはきちんと認めようと誓っている。「弱音を吐くな!」という根性論など無視して、「疲れてないわけないじゃん」と考えている。 こう思っている理由は至極単純で、この本を読んだからだ。人間の神経はお節介なことに、些細な疲労はホルモンだなんだによって、覆い隠してしまうのだという。 心療内科医が教える本当の休み方【電子書籍】[ 鈴木裕介 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon そうやって肉体的・精神的な疲労を覆い隠し続けて、目の前のピンチや多忙を乗り切ろうとする。いわばドーピングだ。副作用は、安全な環境を得てから、癒せばいい、と。 ところがドーピングが効い…

  • わかりやすさの超基本は、「テンポよく・刻む」。

    すごく壮大なテーマになるのだが、最近、あらゆる職種・場面において直感的に「わかりやすい」と思ったことについて、その共通点を探そうと取り組んでいる。 それは時事ネタ解説、心理学者の本、パーソナルトレーナーの指導風景、自分の推しの作品を熱く語るプレゼン、芸人のトークなど、多岐にわたり、ある意味で無秩序だ。 達人の授業とされるものにも、どこか刺さらない教えがあり、そういった学は無いと自分で語りながらも、強く腑に落ちる説明をできる人がいる。 インプットの仕方が違うのか、アウトプットの仕方が違うのか、内省と実験のどちらを大切にしているのか。色々考えてみたが、最近やっと、一つの点に行きついた。 それは、「…

  • 好機ほど、”正しく”それに乗ること意識する。

    自分で言うのもなんだが、今は”波”が来ているのを感じる。波というか、潮目というか、流れというか、何と呼んでも良いのだが、つまり好機だと感じるのだ。 過去に例を見ないほど短期間で一気に問い合わせが動き、ここで取りこぼさずに囲い込めれば、業績もそうだし、諸々の数値が激しく改善できるチャンスにあるのだ。 そんな僕が今正直に感じているのは、どちらかと言えば、良い高揚感である。「やりきったるで!!」という熱意が自分の中に湧いていて、すごくワクワクする。 この感覚は、人生これまで味わったことがない気がする。チャンスに恵まれない寂しい人生だったというより、自分のメタがそれに冷や水をぶっかけるからである。 「…

  • 【休日無気力症候群】という仮説に心当たりがありまくる件について。

    別に明記してこなかったのだが、僕はフル休みの日に、かなりの高確率で鬱が爆発とでも言うべき状態になるというのが、数年以上続いている。 具体的には、布団から起き上がる気力が全く湧かず、起き上がって日頃のルーティンをいくつか行うと、もうそこで完全に気力・体力が切れてしまう感じだ。 本当は休みの日だからこそ、したいことはたくさんあるはずなのに、「なにもさせない」とばかりに脳が全てのやる気とエネルギーを根こそぎ止めている感じである。 大体諦めて昼過ぎまで寝続ければ、少しずつ身体が動き始めてはくるのだが、その時点で1日の半分以上を睡眠に費やしているため、すごく勿体なさと罪悪感が募ってくる。 平日はあれだけ…

  • 僕が見ている世界は、他の人より”忙しい”のかもしれない。

    先日、自学の一環で、発達障害当事者の方のnoteを読んだのだが、それがきっかけで初めて、自分の中に生じた疑問がある。 それは、「え?こんな風に世界が見えるのって、当たり前じゃないの?」というものだ。特にこの図はまさに、僕が見ている景色に、かなり近い。 謝っている発達障害の当事者が同じミスを繰り返す理由|ゆらり 例えば、僕は人混みが嫌いなのだが、その理由は、頭に刺さる情報量がとてつもなく多くて、そこに居るだけでとてもしんどくなってくるためだ。 こんな風に、僕が見ている世界は、他の人より実は”忙しい”のかもしれない。これは感受性とも取れれば、特性によるハンデとも括れる。つまりどちらでも”ある”のだ…

  • 【英文読書ルーティン日記178】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログ⒔ ~僕らはいつを生きている?~

    高校生から大学生の頃にかけて、僕はあまりにも未熟である自分がとても嫌で、なんとかして胸を張れるような人間になれるように向上させたいとずっと思っていた。 今思えば叶うわけが無い片思いに気付けなかったこと。詐欺メールに血の通ったコミュニケーションをしそうになったこと。無知であることがたまらなく恥ずかしかった。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com だがそこから何年も経った今、そういう風に未熟である自分を責めようという気持ちは、かなり薄らいでいる。諦めたというより、受け入れたという感覚に近い。 未熟なのは当たり前だ。ではどうするか。そう考えたとき、答えはいつも同じで、「じゃ…

  • 教科書の定義より、当事者の言葉を読む方が、何倍も納得できるよね、と。

    昨今、これまで「変わり者」「不思議ちゃん」と評されてきた子に、「ADHD」だの「ASD」だの「発達障害グレーゾーン」だの、そういう定義がされることが多い。 この辺はグラフを見ると、よりビジュアルで理解ができる。何より考えさせられるのが、少子高齢化で子供の数が減っているのに、診断数自体が増えていることである。 【最新統計】通級に通う発達障害児(自閉症・ADHD・学習障害)の人数│発達障害支援チャンネル これは例えば、「発達障害」という言葉が普及して、「ウチの子ももしかして・・」と思う親御さんが増えた等の要因もあると思う。 つまり元々こういう子はたくさんいたのだが、診断される数が増えただけという考…

  • 「構造」が見えると、無駄な不安が消える説。

    【熟達論】の「観」の章にもあるが、「型」に成熟して無意識で扱えるようになってくると、その「型」の構造が観えてくるという。 例えば僕が昔野球をやっていた頃、打撃の基本において、「バットは上段に構えて、斜め45度の角度で振り下ろせ」と教わり、素振りで何千回もそれを練習したものだ。 だが冷静に考えると、なぜ”振り下ろす”意識を持つことで、打球が遥か彼方まで飛ぶようになるのか、なかなか直感と反している。何ならゴロばかりになりそうなのに、だ。 ちなみに、打者にとっては45度の角度で振り下ろす意識であっても、動作をビデオ等で見ると、無意識で打点付近で軌道が変わり、上方に飛ぶそれになっているものだ。 バッテ…

  • 「慢心」を防ぐ方法が、この上なくシンプルかつ生産的だった。

    「慢心」という言葉がある。簡単に言えば、「自分はできる側だ、知れた側だ」という風に思い込んで、メンタル的に思い切り油断することと言える。 例えば「井の中の蛙、大海を知らず」とか、「天狗の鼻」といった言葉で表現され、つまりよろしくないことの代表格として語られることが多い状態である。 大企業の凋落や、成功者の転落のきっかけはほぼ全て慢心であることから、その芽は早いうちに察知して摘み取れるようにしたい。できれば、自動的に。 しかし裏を返せば、大企業の重役や成功者であっても知らず知らずの間に陥るのが慢心というメンタリティということでもある。僕みたいなペーペーが、何とかできるのか? そんなとき、たまたま…

  • 「頼れない病」に罹患している僕の認知のバグが、やっとこさ見えてきた説。

    得意な人がこの世にいることの方が信じられないくらいなのだが、僕は人を頼ることがこの上なく苦手だ。もっと言えば、仕事を依頼することに抵抗が凄く強い。 頭では、1人でできる仕事などたかが知れていると判っているし、人に(上手に)依頼をすることで、助け合いが生まれ、つながりと安心・安全を生むことも承知している。 それでいながら、僕はどうして人を頼れないのか。多分責任感が強すぎるんだろうとか、そんなところで自己分析を止めていたのだが・・・。 今日ふと思い立って、それを深めてみた。だが、内省が中途半端ゆえに言語化が難しく、「そうじゃないんだよねー」という事例が大量にヒットした。 それでも粘り強くヒントを探…

  • コミュ”少”は損をする場面が多いのですが、その理由はとっても論理的だったりする。

    方々から指摘されるので、本当にそうなのか、ただその言葉をその人が使いたいだけなのか判断が難しいが、僕は「コミュ障」と評されることがある。 正直「どの程度の陽キャと比較してコミュ障なのか、後学のために教えてほしい」というのが本音なのだが、ぶっちゃけそれ以上の感想はあまり持たない。 実際、コミュ障とはコミュニケーションがうまく取れないという意味だとすれば、早合点が過ぎる面倒な陽キャもまたコミュ障になるのではないか。 逆に、口数が少なくても、相手に意思や意図をズバッと伝えられていれば、それはコミュ障には該当しないはずだ。そんな屁理屈を実はずっと胸に秘めている。 それゆえ、僕は口下手で無口キャラなのだ…

  • 本当に”くつろげる場所”を探すには?

    最近、リラックスとかくつろぎという言葉について、あれこれ思い巡らせることが増えてきた。それは、僕の中に一石を投じるような教えを知ったからだ。 その教え曰く、「自分が本当に安心・安全を感じられる環境に身を置いていると、心の底からリラックスできる」というものだ。そしてこれこそが、真の休息なのだ、と。 では、「自分が心の底から安心・安全を感じられる環境」とは、一体何なのか。実はここを突き止めるのが結構難しく、常識と体感の乖離を一番感じる点だったりする。 先に言うと、僕自身、その答えを何か見つけているわけではない。いわばアンラーンの途上で、一旦自分の常識を壊すところにいる、という感じだ。 そんな段階で…

  • 【英文読書ルーティン日記177】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅫ ~不安を分解して観察する~

    勉強をすることの利点の1つは、自分を説明する表現や観点を得られることにあると感じている。 僕はなぜ、他の人ができるこの反応ができないのか。思考ができないのか。そういった謎の一つ一つを言葉にするにおいて、先人の知恵や言葉、研究はとても役立つ。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com そして今、偶然に別の心理学の本を頂いたことがきっかけで、メンタルについての興味が小爆発を起こしている。 僕はもっと体系的に、科学的な側面からも、心というのを理解したい。もちろん、仏教哲学も好きなので、それらを丁寧に検証しながら、頭に入れていきたい。 言語・分野も超越した知識を、僕は心の中に育め…

  • 「安心・安全」が保障されたコミュニティとは?

    【予測不能の時代】、【We are lonely, but not alone】、【リーダーの仮面】などを読んでいると、強い組織の特徴として、ある考え方が共通して登場する。 それはひっくるめれば、【安心・安全が保障されていること】だ。強い組織ほどこれが担保されており、メンバーにこれをしっかり感じてもらうのがリーダーの仕事だ、と。 予測不能の時代:データが明かす新たな生き方、企業、そして幸せ【電子書籍】[ 矢野和男 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 響きや意味合いとしては大切なのだと納得するが、定義それ自体がかなり曖昧で、どこか禅問答のような感じさえする。だから、その…

  • 多読のススメ。 ―学びがネットワーク化する快感を知ってほしい―

    精読と多読、どちらに取り組むべきか。これはぶっちゃけその人のレベルなり好き嫌いなりでどうとでもしてほしいのだが、個人的には両方要ると考えている。 特に最近は、多読をすることで恩恵を受ける場面が増えてきたと感じる。具体的には、腑に落ちていなかった教えが急に理解できたり、教えと教えが繋がったりするのだ。 その瞬間はもはや快楽・快感と呼んでもいいくらい気持ちがイイ。狙って再現するのがかなり難しいだけに、僕はそれを得たくて読書しまくっていると言ってもいい程だ。 ということで今日は、全然体系立てられていない提案ではあるのだが、多読はイイゾっていうのをベースに、記事をゴリゴリ書いていく次第である。

  • 「優しさ」という極めて高度な職人技を考える。

    最近、「優しさ」という言葉の意味合いが、自分の中で変化し続けている。これは生まれ持った気質の呼び方でもあるが、高度な職人技ではないかと思うのだ。 いわば、「優しさ」は技術だ。かなり再現性が高いやり方があり、それを丁寧に実行することで、それは狙って演出できるのではないか。最近、すごくそう思っている。 科学的な知識、仏教哲学などの教え、そしてそれらを反復実践して練習し、知見を蓄える。その集積として、「再現性のある優しさ」は醸成されてくるのではないか。 今日はまだまだ思い付きの段階にある仮説だが、だからこそ自分なりに言葉にして、この記事を通じて腹落ちさせておこうと思う。

  • 「手放す」という考え方の意味が、一層腑に落ちたので、また記事にしてみる。

    「感情は、すぐに脳をジャックする」という本に書いてあったことの中で、「言わんとすることはわかるが、すごく遠い理想だなー」と思うフレーズがある。 それは、ざっくり言えば「一つの感情に固執しない、できるだけスッと手放す」というものだ。ちなみにこの考え方は、表現こそ違えど、仏教思考の中でも説かれている。 感情は、すぐに脳をジャックする [ 佐渡島庸平 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 「手放す」という言葉自体は、過去何度もどういうことかを理解しようと努めてきたが、どうにもしっくりくる表現も感覚もなく、ヤキモキし続けてきたテーマでもある。 そんな「手放す」という感覚だが、た…

  • 「自分に正直になる」ことは、思った以上に難しくて奥が深い。

    「自分に正直になれ」というフレーズがある。簡潔であり、かつ人生に必要そうな考え方のような気がして、あちこちで聞かされる。 だが、僕はあまりこの言葉が好きじゃなかった。どこかその人の求める僕の理想像があって、この言葉は、今の僕がそうじゃないことを仄めかしている。 そんな気分になっていたからだ。いわば煙に巻いたポジショントークのようなものではないか、と。なんという自意識過剰だろう・・・。 しかしながら、ここにきてこの言葉ときちんと向き合う必要があると、急速に腑に落ち始めている。そのきっかけは、人から貰ったこの本だ。 心療内科医が教える本当の休み方 [ 鈴木裕介 ] posted with カエレバ…

  • 【備忘録】2024年現在、僕がよく使っている学習法をシェア。

    我ながらよく勉強する人間だと思う。だが、元来飽き性でもあるため、同時に席についてコツコツ勉強するのはそこまで好きじゃないという我儘な面もある。 そんな性格をむしろ活用しようと思い、ここ何年かは、色々な勉強法を試したり、何なら開発しようとしたりと、毎日を自由研究のように過ごしている。 そのため、その方法論は結構入れ替わりが激しいが、その中でも半年以上は少なくとも用いている心掛けが2つある。 てことで今日は手前味噌だが、その方法を簡単に解説する形で、記事を一つ書いてみようと思う。

  • 【英文読書ルーティン日記176】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅪ ~ストレスは、純粋悪なのか?~

    不安が無ければいいのにと、高校生の頃から思ってきた。取り越し苦労をするからメール一つ送り辛いし、誰かとコミュニケーションを取るのにだって呻吟する。 リスクばかり頭に浮かぶから第一歩が出ないし、勇気を奮い立たせて行動に繋げても、選ばなかったIFのことが頭をよぎる。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 仮にこれら全てが無かったら、僕はどうなるんだろう。想像してみて、ふと気が付いた。僕は周囲と他人に騙され続けて、そのことにさえ無知の人生を送るのではないか。 常に懐刀を携えるというわけではないが、あまりにも他人の顔色に無関心すぎるのもそれはそれでリスキーだ。僕の生存自体が危…

  • 「発想が貧しい人」のある特徴に気が付いた。

    僕は元々交流関係を増やしたいタイプじゃないので、面白い人と出会えるとか、そういう場にはあまり興味は無い。 過去何度かその場でマルチ的なものにほんのり勧誘されたこともあるので、新しい出会いについては正直めんどくささとネガティブさを強めに感じている。 そんな僕が特に交流を持ちたくないタイプの人がいる。それは、発想が貧しい人だ。言い方を変えれば「思慮が浅く、努力もせず、でも我が強い人」である。 関わっていると、マジでまともな人が周りから離れてしまうし、僕も毒される。ただ意外とこれを見抜くのは難しく、何か自分なりに基準を作りたいとずっと思っていた。 そんな「発想が貧しい人」だが、押しなべると結構目立つ…

  • 「値段や価格への鈍感さ」はもはや、呪縛に等しい。

    今日、以下の動画を、やや今更だが視聴した。 www.youtube.com タイトルからなんか感情論が湧いてしまいそうだが、ざっくり言えば「インバウンド価格で海鮮丼が8,000円になったことに怒り!」みたいな報道があったのだという。 ちなみにインバウンドとは、死ぬほど乱暴に言えば外国から来た観光客が日本で払うお金のことだ。そしてこれに対するコメントとその捕捉説明は、すごく面白かった。 煽りあいなんて陳腐なエンタメとしてではない。物事の本質を立体的に考える観点ゆえに、だ。 今日は簡単にこの動画を観て思ったことを、つらつらと書いていく。

  • 実はファッションこそ、一番コスパのいい投資だと思っている。

    最近、周りで積み立てがなんだかんだといった投資が話題だ。僕自身経済学部にいて、教科書的な意味で投資を学んでいた時期があるが、だからこそ興味があまり無い。 「今準備しておかないと老後が・・!」という論拠を聞いても、「そもそも老後まで日本円が今の価値を持ち続けるかダウト」と思っているため、なんかやる気が出ない。 さて。そんな投資に無関心の僕だが、一つだけ、「そこそこお金を使って勉強したり学んだりした方がいいな、これ」と思っているものがある。 それはファッションだ。ただし僕なりの定義としては、「体型も含めた身なり全般のケア」のことだと考えている。 そしてこれに対する投資は、色々間違えなければ、そこそ…

  • 「馬鹿の山」にいる自分を、如何に察知して蹴落とすか。

    ダニング・クルーガー効果についてこないだ記事を書いたが、ここで得た観点は、自分の学びにおいてとても大事なヒントをもたらしてくれる。 特に自戒しているのが「馬鹿の山」というものだ。わずかな知識量と成功体験などを基に、自分が他人より優れていると無条件に自分をラベリングする感じだ。 km-webcreate.com そしてこの「馬鹿の山」というのは、その人の総体としてあらゆる場面に出てくるというわけではなく、分野・環境が変われば、いつでも起こり得る認知バイアスなのだ。 しかも認知バイアスゆえに、自分が「馬鹿の山」にいるかどうかに気づくのはとても難しい。だから自分なりの仕組みが必要となる。 今日はそん…

  • 【手応え75%】僕がこの仕事を続けている理由が急にわかった・・・・かもしれない。

    自分がなぜ今の仕事を続けているのか。この問いに答えるのはとても難しいし、何より怖くもある。 もしも答えられなかったり、違和感を見つけたりすれば、それは価値観・モチベーションの動揺に繋がる。押し殺していた本当の感情に行き当たってしまうかもしれない。 一方、その結果出てきた答えが、自分自身の信念や、心の底から「好きで楽しい」と思えることに強くリンクしているとしたら、それはそれで素晴らしい発見になる。 内省を深め、心の底に秘めたことを言語化する第一歩として、今自分がやっている仕事について深堀するのは、リスクもあるが取っ掛かりとして悪くないと思う。 さて。そんな僕もこの問いに、ズバッと一言で答えるのは…

  • 引き込まれる説明は、「どうしてだろう?」という問いから始まる。

    僕は人の話を聞くのがとても苦手だ。先生の話が始まると、数分も持たずに窓の外の景色が気になったり、無性にノートへ落書きがしたくなったりして、集中が切れる。 このことは学生時代から強く自覚しており、数年前にはもう克服を完全に諦めたが、今はメモという手段でカバーできると気づき、必要に応じてそれで対処している。 ↑一例 そんな僕だが、時折グッと引き込まれる話に出会うことがある。それは話術のウマさなのか、コンテンツなのかはさておき、話自体にすごく集中できるのだ。 そのときは我ながら無意識なのだが、何故かちょっと笑ってしまう。「マジですげぇなぁ」という風に、自然と笑みが出てしまうのだ。 僕はどういう話を聞…

  • 【英文読書ルーティン日記175】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅩ ~不安と進化~

    僕らの脳の基本構造は、原始時代の頃から変わっていないという。それ自体はそれまでの発見や研究を読むことで、特に疑問を持つことなく、理解できる。 ただ、僕は趣味でたまにキャンプをするのだが、焚火をただ眺めているとき、本能に刻まれた感情のどれもが大人しく、心の中が凪いでいるのをいつも感じている。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 原始時代は常に周りに捕食者がいる可能性があった。闘争か逃走かを瞬時に決定し、行動するために今も残っているのが怒りや不安という感情だという。 実際、周りにはクマがいるかもしれないとか、そんなイメージをもって夜の山を見渡したことがある。だがやっぱり…

  • 「言い出しっぺ」が”損をする”仕組みを破壊したい。

    宿題の出し方から仕事の依頼まで、他人が絡むことにおけるインセンティブの設計や機能には、かなり敏感になるよう心掛けている。 自分にも相手にもトクとなる行動を促すためにはどんな報酬を用意し、どう声掛けを、どのタイミングですればいいか。これが戦略ゲームみたいで面白いからだ。 その反動というわけではないが、自分が何をされたらやる気を失うかということにも、すごく客観的というか、他人事として観察するクセが付いている。 「なるほど、人はこういう扱いをされたらやる気を失うんだ、へー」という発見を得た方が、今後に活かしやすい。そう割り切れているんだと思う。 そんな僕が最近何度も食らう「やる気ぶっ壊しあるある」が…

  • 最強の塾講師はやっぱり・・・・【いいサイコパス】だよなぁと、すごく思う。

    学校や塾、ご家庭であるあるの問答は、20年以上前から変わらないと感じる。例えば宿題をあの手この手でやってこない生徒とのバトルなどなど、だ。 ここをどう説得し、完遂させるか。ここをナァナァにすると、指導自体に意味が無くなり、月謝を頂きながら成績向上を果たせなくなるので、つまり評判が落ちる。 生徒の「したくないんだよ!」という嘆願を如何に無視して、やらせるか。ここは担当講師だけじゃなく、その場を管理する人間の腕力にも大きく関係すると感じている。 こういうときは先行事例研究ではないが、他塾の校舎長のやり取り・実践例を調べるようにしている。今日も常習犯の対策について、色々読み漁っていた。 そして実際に…

  • 「他人へのイライラは自分の得意なこと」という記事を読んで。

    最近、メンタル的なことで自分の中で引っ掛かることがあった際、専門的・科学的なヒントを探す前に、同じことで悩んでいる人の言葉を読むようにしている。 具体的にはnoteに自分がもやもやする事柄のワードを打ち込んで、出てきた記事を大量にタブに開いて、ザッピングするという形だ。これが結構イイのである。 そんな中、「イライラ」をテーマにした記事で一つ、面白いものを発見した。タイトルが全てを物語っているが、これである。 note.com 他人へのイライラは、自分の得意なこと。この観点は今まで持っていなかっただけに、すごく興味深いもののように感じられてくる。 今日はそのメガネから自分と環境を観察してみたとい…

  • 「一切皆苦」という仏教哲学と、過去のクソ記憶が、僕の心を一番整える説。

    仏教哲学を独学で学び始めて久しいが、今一番自分にとって大事だと思う考え方は、「一切皆苦」である。これについて5か月前にも記事にしたが、解像度がちと低い。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com その当時は、「楽しいとき、幸せなときの中にも、苦に繋がる種は隠れているから、喜んだり楽しんだりしつつも、冷静な心を持とう」みたいな風に解釈した。 しかし、今はもうちょっと深いところというか、「多分その理解だと本質から若干ズレてるよね」という印象を持つに至っている。 実際、ChatGPTに聞いてみたが、僕が感じたようなことはあまり含まれていないことに、すぐ気付く。 「一切皆苦」とい…

  • 全然腹落ち感なかった【リフレーミング】の意味が、やっと分かった、かも。

    「リフレーミング」という心理学用語がある。簡単に言えば、目先の出来事の解釈を変えることで、ネガティブな思考にヘンに囚われ続けないようにするものだ。 久しぶりにChatGPTに質問を丸投げして、その定義を改めて教えてもらった。曰く、こんな感じらしい。 リフレーミングは、特定の状況や問題を異なる視点や枠組みで捉え直すことを指します。 つまり、同じ事実や状況でも、その意味や解釈を変えることで、新しい理解やアプローチを生み出す手法です。 リフレーミングは、問題解決やコミュニケーション、心理療法などさまざまな分野で使われます。 例えば、ある事態が否定的に見える場合でも、それをポジティブな側面から捉え直す…

  • 【やや使用注意】心の動揺を鎮めるには、同じタイプの極端な事例をぶつけるのが良さそう。

    僕は退屈な時間が好きではない。なぜかと言うと、本当にぼーっとしているときほど、過去の嫌な記憶や、将来への杞憂が脳内に立ち込めてくるからだ。 酷いときは、その嫌な記憶が別の嫌な記憶を連想させ、その感情に完全に乗っ取られかけることもある。そういうのもあって、落ち着いた時間がそこまで好きじゃない。 実際機能も、過去に受けた理不尽なクレームの記憶が蘇ってきて、相手に向けたものなのか、それとも自分に向けたものなのか、よくわからない怒りに囚われてしまった。 その怒りを誤魔化すため・・・というわけでもないのだが、気付けばYouTubeのショート動画を次から次へとザッピングし、ひたすら眺めるという時間を過ごし…

  • 【英文読書ルーティン日記174】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅨ ~ぼく=理性+感情~

    僕が子供の頃、遊戯王という漫画が流行った。「もう一人のボク」というフレーズは、それもあってかとても印象深く、今も記憶に刻まれている。 厨二病みたいだが、時折自分の中には何人もの”じぶん”が居るような気がすると、つくづく感じてもいる。これは分人主義を学んだことからも影響を受けているのだが。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 家族の前。学校の中。異性の隣。その時々で、異なる僕が現れて、異なる思考回路を用いて、都度リアクションをしている気がする。 だがそれは、僕らが感知できない脳の機能でもそうなのだという。思考・情動をホルモンといったカタカナで学び直すのも不思議な話だが…

  • 【皆さんはどうですか?】僕が即答できなかった問いがあったので共有します。

    今日は会社の中で、担当している校舎の現状と課題、展望についてミーティングする機会があった。 前もって資料を作成しながら、自分なりにそれらを棚卸しした状態で臨んだので、大体は恙なく進んだのだが・・・”ある質問”で、僕は完全に停止してしまった。 その質問に答えられなかったことが自分でもすごく不思議で、その話し合いが終わった今も、すごくもやもやする気持ちが続いている。 だからこの記事を借りて、そのもやもやをただひたすら、書き殴ってみようと思う。では以下、本題である。

  • 「経営者目線」を獲得するためには、結局”数値で現実を見る”のが手っ取り早いっぽい。

    最近、「独立」という言葉を使わなくなった自分に気が付いた。これは何も、自信を失ったとか、現状に満足しているとか、別にそういうわけではない。 単に講師として自分はどう在るべきか、どんな講師でありたいか、その理想像がかつてないほどくっきり見えて、それを追求することにハマっていただけである。 もちろんその熱も未だにちゃんと高いのだが、だからこそそれをきちんと反映できる、落とし込める、共有できる場所とチームを創りたいと、改めてそっちに戻ってきた。 僕にとってのムセイオンがどんなところなのか、それはまだ曖昧模糊としている。だが、だからこそOODAループを回しながら、その輪郭を掴まねばならないわけで。 こ…

  • 器がデカい人ほど筋トレを推奨する理由が深くて面白い。

    僕も昔からそうなのだが、どうしても人の言動や視線が気になって、自分を押し殺すところが結構強い。(HSP気質を持っているんだろうなと思ってるけど) それは人類普遍の共通の悩みであるようで、心療内科の先生や、論文マニアの方への質問として、言葉こそ違えどいつ何時でも見かけられるものだともいえる。 そういうときのアドバイスとして、実はよく見かけるものがある。それは、「筋トレをすること」だ。もっと言えば、それによって、見た目を変えることである。 一時期は脳筋解法というか、ネタ色が濃いなとだけ感じていたのだが、色んな人の話を根拠付きで読んだり聴いたりするうちに、すごく納得感が強まっているのを感じる。 今日…

  • ずっとイライラして不調なときに、どう自分を中立へ引き戻すか。

    なるべく好奇心を持って観察しようとは努めているのだが、今日ははっきり言ってメンタルの調子が滅茶苦茶悪い。ただし、別に鬱というわけでもない。 まず、起きてから何故かずっと、滅茶苦茶イライラしている。起きてもいないトラブルを想定してカリカリし、ムカつく言動を思い出しては勝手にストレスを感じている。 それだけじゃなく、集中力も今日はまるで深まっていかず、アイデアを出したいのに思考は散漫で、些細な刺激で簡単に気が散ってストレスがどんどん溜まっていく。 正直、早く仕事を切って、とっとと酒を飲んで寝て、今日という1日を終わらせたくて仕方ない。何が原因かは心当たりがないのだが、それだけに性質が悪い。 さて。…

  • 「なんとなく嫌なこと」を、コーチングのメソッドを使って掘り下げてみた。-すると超ヤバかった。

    【観察力の鍛え方】を読んでいると、「”苦手”は思考停止ワード」という指摘があって、ちょっとドキっとする。 僕自身、嫌なことや、やってて手応えに乏しいことほど、さっさと「苦手」とラベリングし、距離を置いてしまいやすい思考の癖があるからだ。 当然、その対象への理解は、かなり前半で止まってしまう。そして理解が及んでいないのだから、曖昧だという感覚が全然消えず、自然と”不安”がそこにくっついてくる。 ということで今日は、実際に僕が「苦手だなぁ」と思っていることを棚卸しながら、この辺について思うことを書いてみる。

  • 「過去の自分を受け入れ」たくて、色々考えたら、血の気が引く結論に至りました。

    別ブログなのだが、こんな話を書いた。 hitomishiriteki-jinseikun.hatenablog.com 「嫌いなもの」を取っ掛かりとして自己内省を深めてみるという内容なのだが、その結果たどり着いたものは、なかなかに興味深い。 それは、僕は過去の自分が猛烈に嫌いというものだ。具体的には、特に小1頃までの自分が凄く嫌いで、だからこそ似た言動をする子供も嫌い、という仮説が立ったのだ。 自分の中で許せていない自分があるからこそ、それがトリガーとなって特定の言動に強い苛立ちや憤り、嫌悪感を覚えてしまう。 となれば、僕が子供の躾と同時に取り組むべきタスクが浮き彫りになる。それは、過去の自分…

  • 【英文読書ルーティン日記172】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅧ ~環境がつくる”鬱”~

    諸行無常。滅びの美学というか、なにかオシャレなフレーズとして使われるイメージのある言い回しだと思う。 しかしこれは、単に、この世に生きている時点で逃れられない現象の呼び名のようなものではないかと思いつつある。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 僕にとっては、諸行無常は質量保存の法則と同じ言葉や定義のジャンルで括られている。つまりは世界に適応されている法則の1つなのだ、と。 すなわち、脳どころか、ひっくるめて僕も環境も世界も、日々変わりゆくのが前提なのだ。そう考えれば、定常不変、変わらない方が異常だと言える。 問題は変えようという意思と、変え方なのではないか。この本…

  • ダニングクルーガー効果の建設的な使い方ガイド。

    ここ最近、調べれば調べるほど、色んな意味で”面白い”と思っている語句がある。それは、「ダニングクルーガー効果」だ。 死ぬほど乱暴に言えば、正直浅い知識の人ほど、何故か自己評価が凄く高いよね、という傾向を指す言葉で、実はイグノーベル賞を受賞しているほどの研究である。 【知っておきたい】ダニングクルーガー効果とは? なぜ自分を過大評価してしまうのか リカレント 詳しく調べるために元の論文を読もうとしてみたが、なんか有料のヤツしか見つからなかったので、曲解していないか少し不安は残るけど、今日はそれに関する記事である。 このダニングクルーガー効果を、自分や相手に対してのモノサシとして、きちんと機能…

  • 当事者比ですが、作業効率を爆上げする方法を開発したので、シェアします。

    自分で言うのもなんだが、ここ最近打ったライフハックが次々とハマって、僕という個人の生産性が凄く高まっている。 なにか大きなことを成し遂げたとかそういうわけではないが、日々の細分化されたタスクが未消化のまま終わることが無くなり、嫌いな電話への抵抗も、かなり減った。 この方法論について、別に科学的な根拠など無いし、あくまでも”僕に”ハマったというだけの話だ。だが、もしかしたら何かしらのヒントになるかもしれない。 ということで今日は、ここ最近自分にバッチリハマッたライフハックを、3つほど手前味噌だが紹介してみる記事である。

  • 「どうでもいい」という言葉は、とてつもなく懐が大きい言葉ではないかと思えてきた。

    「受容」「受け入れる」「ありのままを受け止める」「期待しない」といった、心を中立に保つための心構えを、方々で見かける。これが簡単に聞こえて、難しい。 僕自身もその大切さは頭で理解しているのだが、それを体現したらどうなるか、その意識にどうすれば持っていけるか、腹落ちしないまま1年くらいもやもやしっぱなしだ。 どうすれば僕は、思い通りにいかない現実を、もっと許せるのだろうか。執着を手放し、心を中立に置けるのだろうか。偏りのない思考は、どうすれば実現できるのか。 それを知りたくて色んなことを勉強してきたが、どれもしっくりこず、僕はどうしても、理不尽を「受け入れる」だけの器が無いように思えて、落ち込む…

  • 今一番の僕のコンプレックス。「無責任な期待」をどうやって捨て去るか。

    人間というものは不思議なもので、30年チョイ生きてくれば、自覚し、直そうとしさえすれば、自分にとって弱点だと思える思考の癖も段々と取れてくるもののようだ。 しかしその中でも、新たに目立ち始めたのか、それとも実は昔からそうだったのかわからないが、自分の「無責任に期待しがち」という思考の癖がとても気になっている。 特に低学年の子供と接する際に感じるストレスの元凶はここにあると感じており、ここを認知して正していくことは、今の僕にとって本当に急務レベルのものである。 期待をどうやってかなぐり捨てるのか。ケガで拘縮した筋肉を、使うことでその機能を取り戻すように、僕の心の歪んで固まった部分を内省し、その正…

  • 理解しきれない他者の背景を読み取るスキルを、僕らは小説の読解問題から学んでいる。

    大体どの高校入試も大学入試も、小説・物語の読解問題が出題される。その狙いについては皆様それぞれ一家言あるだろうが、僕はこう考えている。 曲解や決めつけ、当て推量といったやり方で、対人評価や状況の判断をするヤツをふるいに掛けるため。 得てして、物語文が苦手な生徒は、自分の主観を全開にしてそれを読解しがちだ。例えば、泣いているなら絶対に悲しいのである、という風に。 その人の価値観や背景、事情といったヒントを考慮に入れず決め打ちするタイプの人間は、実際に接していてもとてもめんどくさい。 そういうのを学校に入れないため、物語文は課されているのではないか。そんな風にさえ考えている。 だが逆に、物語文の読…

  • 「現状維持バイアスの外し方」が超簡単で超効果的だったのでシェア。

    世の中は絶えず変化し、万物は流転する。こんな話は平家物語の序文でも書かれている「当たり前だよ」と思われる話かもしれない。 しかし人間とは不思議なもので、変化を歓迎し、前向きに適応できる人の方が稀有である。僕らは変わりたくないのだ。多少不便でも、今のままこそ至高なのだ。 理性と感情が思いっきり衝突しているようなちぐはぐさは、一体何が引き起こしているのだろうか。その説明の1つになるのが、「現状維持バイアス」という認知の歪みだ。 現状維持バイアス(Status Quo Bias)とは、変化を避けて現状維持を求める、現在の状況よりも好転するとわかっていても行動できない心理傾向を指します。 確証バイアス…

  • 【英文読書ルーティン日記171】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅦ ~脳と脳の環境をみる~

    鬱の状態だった頃を思い返したり、或いはそうなっていた人の体験談を読んだりすると、あるイメージが頭に浮かぶ。 自分は決められた筋書きを演じるに過ぎず、しかもそのプロットは悲惨な結末にまっしぐらで向かっている。あらゆる環境も演者も、それに向けて力添えをするのだ、と。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 鬱とは強固なストーリーだ。そう説いているのはこの本だけではない。【心をリセットする技術】で、下園壮太氏もそんな話を書いていた。 僕は自分にどんな物語を課しているのだろうか。心が弱っているときに、それを冷静に問えるよう、今はしっかりとこの本を読み進めたいと思う。

  • 嫌な記憶というストーリーを、徹底して分解してみよう。

    あなたに不快な気持ちを生じさせるトリガーはなんだろうか。この質問をされて、即答できる人など、皆無ではないかと思う。 嫌な記憶や感情など、誰だって浸りたくない。だからなるだけ目を反らすし、別の没頭できる対象を見つけて気晴らしするのが効果的だとされている。 こんなことを書いている僕も、何が自分に不快な感情を引き起こさせるのか、そのトリガーを正確に把握しているわけではない。いくつか心当たりが浮かんでいるだけだ。 その一つは、いわゆるネット上の誹謗中傷である。これは言われた側の心中を想像して僕が辛くなる・・というより、コメント自体が痛々しくてしょうがないためだ。 今日もうっかりYouTubeか何かのア…

  • 僕は早起きがしたいんじゃない。”早く起き上がりたい”んだ。

    僕は朝が苦手だ。今もそう思っているが、最近は世間が言うそれと僕の認知の間には、少しズレがあるんじゃないかと思い始めている。 僕はそもそも、生粋の夜型である。朝日とともに”目覚めたくない”という本音もまた、この仕事をしている理由の結構な割合を占めているくらいだ。 世間でいう早起きが苦手というのは、ついつい夜更かしをしてしまい睡眠時間が短くなりがちとか、そういうのを指している気がする。 だが僕は、睡眠時間自体の確保においてだと、別に難儀していない。何なら毎日8時間くらい平気でグースカしているくらいなのだ。 僕が昔から困っていることは、覚醒してから何かしらの行動に繋げるまでが、猛烈にしんどいというこ…

  • とある低学年男子の癇癪を”教科書通りに”止めたので、その振り返りを行っておく。

    今、左腕と左足のハムがプルプル震えている。小さい男の子のどこにこんな筋力があったのか、事が収束した今も、心のどこかで驚いている。 何があったのか。タイトル通りだが、低学年の男子が1人、塾に来るや否や暴れ始めた。トリガーはよくわからないが、虫の居所が悪かったのだと思う。 あーね。こういう風に爆発”したまま”来ることもあるのかよ。正常バイアスだろうが、僕は何故か物凄く冷静に、暴れ狂うその子と向き合った。 そして、手前味噌だが、それは概ね教科書通りに達成できたと考えている。もちろん新たな課題も見つかったが、これはこれで一つの貴重な経験値だ。 だから今日は、それがまだ新鮮なうちに、記事にして言語化して…

  • 「心の目」の意味が少し腑に落ちた、かも。

    有名な漫画からガチガチの武術の指南本まで、「心の目」という表現がよく出てくる。 「とにかく深く見ようね」といったすごく浅い意味で僕は納得していたのだが、最近その意味が少し更新された。 そのきっかけは、五輪書の【水の巻】を読んだことにある。ここの「観見」という言葉がヒントになったのだ。 宮本武蔵「五輪書」 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫) [ 宮本 武蔵 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 今日はだいぶ抽象的なテーマになるが、僕なりの「心の目」についての理解の現在地を、ざっくり言葉にしておこうと思う。

  • 海外の先生は【癇癪(Tantrum)】にどう対処している? ―そして見える、共通の真理。

    2023年以降、僕の中でとても大きな勉強のテーマになっているのは、いわば「幼児の心理」だ。最初は実務的な理由から学んでいたが、今は興味の対象となっている。 子供の感情は目まぐるしく変化し、その発露はもはや「爆発」に等しいことがある。社会的に好ましいとされる行為を否定し、反発を繰り返す子もいる。 言うことを聞かないのが当たり前の子達をどう教育し、どう引率していくのか。正直、さっきも書いたが、最初は周りからのクレームが怖いからその術を探し続けた。 だが気付けば、それが純粋な”知りたい”に変わっているから不思議だ。コントロールしているという全能感が欲しいのではない。単に寄り添いたいと思えているのだ。…

  • 「節約」は究極の自由研究だ!!

    最近、支出がエグい。財布の底に穴でも空いているのかと思うほど、気付けばお金が無くなっている。 デカい買い物もあったので、ここ数ヶ月は「やむ無し」という大義名分で、いくばくか貯金を切り崩して凌いだのだが、それを補填せぬままここにきている。 ひろゆき氏も著書で触れていたが、生活水準は一度上げると落とせないという。これが本当にその通りだと、今物凄く納得している。 その理由はなかなかに難しいが、お金さえ少し払っておけば、大抵の選択や思考は大幅にカットできるから、ではないかと思う。 「魚が食いたい、でもサーモンのブロックはちょっと高いな、でもまぁいっか。」という風に。魚が食いたいだけなら、鯖缶でも十分な…

  • 【英文読書ルーティン日記170】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅥ ~鬱を紐解く、ただしありふれた観点以外から~

    最近、五輪書を読み始めた。大学2年の頃に新訳版に一度挑んだが、その内容の深さに圧倒され、それきりになってしまっていたためだ。 しかし僕なりに観察に関する本をいくつも読み、日常生活でそれを心掛けて、何より飽きもせず数千もの記事を書いて言語化を練習した今なら、また結果は変わるだろう。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com そう思ったためだ。そして今、水の巻の冒頭を読んでいるが、ここに書かれていることが腑に落ちて読めている自分に気が付いた。何か既視感さえ感じている。 全ての道はどこか同じところへ通じているのだろうか。では、この本を通じて、脳に対する思索を突き詰めれば、僕はど…

  • 「掲示物」を改めて考える。

    「ビジョナリー・カンパニー3」を読んで以来、言葉にできない緊張感をずっと抱えている。僕らは今、破滅の途上にいるに違いないという恐れが、日増しに高まっている。 企業としての死は、癌のような段階を経て進むとある。最終段階まで行くと、もはや末期がんのように、”如何に綺麗に仕舞にするか”を考えるしか、選択肢が残されない。 そうなる前に食い止めて、一発逆転策の誘惑に打ち勝ち続けながら、着実にどん底を脱していかねばならない。僕が今果たすべき使命が、否が応でも浮き彫りとなった。 そのときすごく肝心だと思ったのが、【雰囲気】だ。この雰囲気とは一言でいうのが難しいが、組織全体を取り巻く緩やかな感情、という風に今…

  • 頑張りすぎる人は、尊いのではなく、ウザがられてる説。

    今日は特定の誰かに苦言を呈するという話ではなく、むしろ自分への戒めとして、一般論をまとめたいというのが狙いである。 僕は自分で言うのもなんだが、とても頑張り屋さんだ。またしても連勤術の最中であり、次のフル休みは2週間ちょっと先まで無いくらいである。 これは人気講師だから仕事がたくさん舞い込むとか、そういう話では全く無い。実情はもっと夢の無い話だ。 仕事をさばくのが下手だとか、他の人がやりたがらないがために進まない仕事を肩代わりするとか、その所以なのだ。 だから利益という意味では割と乏しく、一生懸命働きながらも、ただ時給を安くしているに等しいのである。 この弊害は、実は他にもたくさんある。頑張り…

  • 自分で自分の心臓に刃を当てる。【死亡前死因分析】で未来の死を食い止めたい。

    悲観的でもなんでもなく、舵取りを間違えたりちょっとでも傲慢になったりすれば、僕は今の校舎をすぐにでも潰すと考えている。 どこにいても、なにをしてても、僕が気になることは今のところただ一つ。「明日この塾は、世の中に必要とされているか?」だ。思考はすべてここに向いている。 もはや「在り続けること」は当然なのではなく、努力と奮闘の結晶なのだと今は強く自覚している。そして今、僕にはその覚悟が足りないのではないか、と。 その覚悟をどうやって生むか。ここで、そのヒントになり得る、僕が大好きなドリアン・イェーツというボディビルダーの、脳筋過ぎる名言を紹介したい。 今見知らぬ男がドアから入ってきて、君のこめか…

  • 衰退・破滅の兆候は驚くほど”自然な現象”である。

    最近、【ビジョナリー・カンパニー3】を読んでいる。僕自身は今の校舎の運営状況が健全だとは全く考えておらず、むしろ歪みと改善余地だらけだと考えているからだ。 夢を語る前に、目の前の現実をもっと残酷なくらいに、悲観的すぎるくらいに観察した方が良いのではないか。ネガティブなメガネを得るため、手に取った次第である。 ビジョナリー・カンパニー(3) 衰退の五段階 [ ジェームズ・C.コリンズ ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon まだこれを読んでいる途中ではあるのだが、背中をヘンな汗が伝う感覚があるかの如く、身につまされる話が山盛りだ。それを自分や校舎に当てはめて、考える。 そし…

  • 低学年の指導は、観察力をステータスとしたガチンコ勝負だと悟りつつある。

    低学年の子供は、予測不能な言動をよくするし、その背景にある理由や動機も、大人からすれば理解が困難なものが多い。 目まぐるしく感情は変わり、時にはそれが爆発し、周囲に結構なインパクトを与えてしまうこともしばしばだ。社会性の発達にも個人差があり、本当にすごく、頭が痛い。 昔は、狭量な話だが、僕より適任な人がいることを言い訳にその人へ任せていた。そもそも何度も白状しているように、僕は子供が嫌いなのだ。 だが、マーフィーの法則かなんなのか、見えざる手が意地でも僕にそこへ携わらせようとしているかのような偶然の連続を感じている。 適任と思っていた人は病気になってしまい離脱したり、代わりにお願いした人は見て…

  • 僕の最高のパートナー、それは多分メモ帳だ。

    以前なんかの記事にも書いたが、僕にとって最速のアウトプットは、「書き出すこと」で達成されると考えている。 確かに数学の問題を解くときも、わかる情報を書き出して、計算をとりあえず始めると、すごく解きやすいように感じる。自分にとって適した方法に違いなさそうだ。 そんな僕は、実際のところ、よく悩む。未着手のタスクや漠然とした負担が頭のどこかから立ち込めてきて、それによって思考が支配されるのもざらだ。 だから今までは、それに気付くたび、言葉にして記してきた。だがそもそも、言葉にまとめる時点で、少しタイムラグがあるのではないか。 もっと直感的に、ぐちゃぐちゃのまま、頭の中のものを出すくらいで丁度良いので…

  • 【英文読書ルーティン日記169】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅤ ~全ての道は仏教へ通ず?~

    個人的にメンタルが沈んでいた時期は抜けたように感じる。今はテンションが高いわけでもなく、心が凪いだ状態がずっと続いているような具合だ。 特に新しいことを始めたいとも思わない。どちらかといえば、家にあるものの半分くらいを処分して、身軽になりたいという欲が段々増しつつある。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 着ない服、捨てるのが面倒で放置していた壊れた家電、ぼろぼろの靴。愛着と貧乏性を丁寧に区分けしながら、一つずつけじめをつけて処分する。 自分で自分に問いかけを入れながら、少しずつ捨てていく。1つの脳で考えているはずなのに、なぜ僕は僕へ問うことができるのだろうか。まる…

  • 「苦手」を克服するには、「仮説」を立てることが一番かもしれない。

    今、憂鬱だ。目の前のToDoリストには、今日電話をしなければならない人達の名前が4つ書いてあり、それをただぼーっと眺め続けて30分が過ぎてしまった。 元々暇な時間帯ではあるのだが、だからといって電話ひとつ掛けられないままというのは、とてつもなく情けない心持がする。なぜ自分はかくも電話が嫌いなのか。 気付けば「電話が嫌い」というnoteを読み漁り、同じ思いをしている人の言葉に触れて「わかるわ~」と共感し、また時間を無駄にしたと気付いて、落ち込んでいる。 そんなクソ無駄な時間を過ごしているときに、急に発想が転換したというか、「ん?」と思うアイデアを得た。これは天啓か、それとも適当な思い付きか。 今…

  • 自分がしてこなかった学習法をどう取り込むか。どう伝えるか。

    僕は講師よりコーチでありたい。そう納得してからというもの、インプットの質も対象も変化したのを感じている。 もはや僕自身がただ知識を吸収することに興味は無く、様々なインプット・アウトプットの方法自体に、強く興味が向いている状態だ。 観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか (SB新書) [ 佐渡島庸平 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 例えば僕自身がsin、cos、tanを理解することにはあまり興味がなく、それが腑に落ちない生徒がどうすればそれを覚えて使えるか、という方法を僕は知りたい。 僕は単位円を書くというやり方が凄くしっくりきたため、他のやり方…

  • 自分が目指す講師像が、急にはっきりとしてきた件について。

    AIの台頭以来、ただ授業をするだけの講師・教員はオワコンだと言われる。それを受けて講師・教員2.0を目指す動きは盛んだが、誰も答えを持ち得ていないように感じる。 それは僕も同じだ。僕は今の情勢で、講師という仕事を一生涯のそれにすることは不可能だともう見切りをつけており、区切り自体は来年にでもつけようと決めてさえいる。 講師としての僕をどうアップデートさせるか。時代が求める講師とは何か。これからの世の中でも必要とされる指導者の在り方とは何なのか。 時折漠然と考えては答えが出ない問いだったが、最近それが、なぜだか急激にまとまってきた感覚を覚えたのだ。 僕はこの関係性を持って生徒と向き合いたい。その…

  • 【アウトプット】は、想像の何倍も奥が深い!!

    「仕事の速さ」について考えを深めて以来、自分にとって理想のアウトプットの方法を改めて見直し続けている。 何故かというと、僕にとっての最善の方法は、現在採っている方法とは異なるのでは、という手応えが強くなってきたからだ。 僕は仕事が遅いと言われるが、その原因が思考の癖のみならず、手段にもあるとなれば、ちょっと盲点なだけではなく、大きな伸びしろかもしれない。 今日はそんなことを考えながらあれこれ思い巡らせたことを、一旦頭からの棚卸しということで記事にまとめておく。

  • 「仕事が速い」とは、一体なんなんだ。

    僕は仕事が遅いと言われる。あまりにも言われすぎて、潜在意識に刷り込まれているのではないかと思うくらい、自分でもそう思っている。 「僕は仕事が”遅い”のだから、さてどうするか。」最近自問自答をする際も、ちょっぴり悲しい前提に立脚していることに気付き、流石に少し落ち込んでいる。 ただ、僕は別にバリバリで仕事をしたいわけではない。むしろ自分のペースで取り組んで、そつが無ければそれでいいと感じるタイプだ。元の性格はせっかちなのに、だ。 羨望を集めたいとか、社会的にのし上がりたいという願望は特にない。ただ最近、自分の処理能力が低めのせいで、自分の時間が失われつつあるようにも感じている。 2023年も労働…

  • 不安と苛立ちの”厄介な共通点”を考察する。

    最近、「近い」と思い始めている感情がある。それは不安と苛立ちだ。あまり類似性は無いように思えるが、僕はこの2つに共通点を覚えている。 聞こえだけなら正反対の感情と取ってもいいくらい、真逆の方向を向いているという人もいることだと思う。不安を臆病に、苛立ちを怒りに置き換えると、一見納得する。 ただ僕はどうしても、この2つは似ているどころか、実は同じなのではという疑問がぬぐえない。そう思い始めたのこそ最近だが、手応え自体はかなりある。 今日はその持論をカリカリと書いてみよう。

  • 【英文読書ルーティン日記169】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅤ ~教科書的な理屈で脳を紐解く~

    今、鬱っぽい。僕が鬱に突っ込む条件みたいなものはいくつか自覚しているのだが、その全てを凝縮したような時間が絶え間なく、この1週間は襲ってきている。 辛い報せは聞きたくない。毎日毎日、新しい出会いを求めやしない。ネットいじめは目に毒だ。その逆がすべてやってきた一週間、本当に疲れている。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com こういうときに心をしっかり観察する材料や理由があることは本当にありがたい。洋書であればなおのこと、だ。言語が違う方が、要らぬ連想が湧いてきにくい。 トスカーを感じる今だからこそ学べることもあるだろう。それくらいの向き合い方で、いざ本をまた読み進めてい…

  • 泥舟と評される多忙と、充実と評される多忙の差は何か。

    最近、偶然なのかそうじゃないのかわからないが、身の回りで転職ラッシュが起きている。この2週間で、会社内で一例、僕の知人で三例、そういった報告を受けている。 その理由も聞ける範囲で一応聞いてみたが、ざっくり分けると、「泥舟になる前に逃げたい」というものと、「多忙過ぎるのに報われない」という2種類だった。 最初に話を聞いた際は、これら2つは別々のものだと感じていた。しかし実は、同じ状況を違う側面から述べているだけではないだろうか。 例えば多忙なのに、給料も業績も上がらない職場となれば、それは泥舟と評されるように思う。「ならば沈む前に逃げろ」という思考も、ある意味ごもっともだろう。 ところが、同じ多…

  • マジで話を聞くのが苦手なので、いい加減色々と調べてみた。 ―そして得た、新しい授業づくりのヒント。

    もはや開き直っているフシもあるのだが、僕は他人の話を聞くのが凄く苦手である。昔から先生の話や板書をノートに取れないため、酷いノート点を連発したものだ。 大人になっても相変わらず、「音声」によって理解することが大変困難なので、情報収集として講演会や授業を活用することは、マジでほとんどない。 極まれに利用することもあるが、最大で10分程度、自分なりに予習を進めて「このピースがハマれば解けるんだけどな」というそこだけを求めるように活用するのみだ。 それくらい苦手なのだが、「それもセンス」と諦めてしまっていて、”話を聞けない”こと自体の勉強を完全にサボってきていたことに、ふと気づいた。 ということでい…

  • 「鬱っぽさ」における、身もふたもない原因の一考察。

    先週はメンタルに風神拳を毎日数発ずつ食らうような日々だった。一度でもそうやって浮かされれば、些細な出来事もすべてコンボのひとつと化し、連続でダメージが入る。 そうやって疲弊しきったため、活動量をなるべく抑えて過ごしたのが3月の一週目だった。正直適応障害の診断を食らった頃並みに、体調はしんどかったように思う。 今はとぉにかく寝て、寝て、寝続けて、何もせずに寝まくった結果、少し気持ちが上向いて、散歩とかその辺に出かけられるようになり、回復の兆しは見えている。 とはいえ、鬱的なメンタルは本当に厄介だ。治ったと思ったらただ沈静化しているだけであり、つまり揺さぶればまた簡単に再発する。 もう1週間くらい…

  • 【注目集めるの大好き】「しんのすけ」みたいな子の心理と接し方を調べてみた。

    自分もそういう節があったので、猶の事敏感に察知してしまうのだが、時折すごく注目を集めるのが大好きな子供がいる。 「してはいけないこと」をワザと行い、周りの注目(主に笑い)を一身に集め、面白がるタイプ。それ自体は微笑ましいが、和を乱すという意味では手放しの容認は無理だ。 僕はこれをクレヨンしんちゃんの「しんのすけ」のようだと捉えている。そしてこのタイプは、単に問題行動を行ってしまうタイプとは、また別の厄介な点がある。 www.tv-asahi.co.jp それは、指導をすること自体がその子の報酬になってしまうという点だ。つまり、そういう謎の言動に反応し、注意をすると、その子の注目という目的が果た…

  • 子供(と自分)に優しくなるために今試していて、そこそこ効果があることまとめ。

    僕は子供が嫌いだと自覚しているのだが、幸いなことに、攻撃性や敵意が露骨に向く対象では無いことも自覚している。 つまり、根っこから大好きになるのは厳しいにせよ、接し方や心構え次第では「平気」になる可能性が残っているという話だ。そう信じている。 では、僕が子供たちに優しくなれるためには、何が必要なのだろうか。今まで入れたことがない問いではあるが、こないだ観た以下の動画に、ヒントがあるように感じる。 www.youtube.com コンテンツ自体もすごく学びになるのだが、ここで「なるほど!」と思ったのは、動画に登場する研究家の方のスタンスだ。 そのスタンスこそが、僕が彼ら彼女らに優しくなるために必要…

  • 「継続癖」の課題と、その活かし方。

    自分でいうのもなんだが、僕は平均値よりは高い水準で、継続が得意だと自負している。要は三日坊主になる可能性が低いという話だ。 もちろん今では止めてしまったものも多々あるが、そろばんの練習、バットの素振り、ゲームのコンボ練、英文音読、そして毎日2000文字くらいのブログ執筆等々。 そもそも1発で劇的な効果を生む施策に全く期待していないのもあるため、我ながら本当に健気だなぁと感じているほどだ。 一見、周りから見れば羨ましがられるスキルといえるが、僕は当事者故、どちらかといえばそのネガティブ面がここ最近ずっと気になっている。 うちはマダラも言っていたが、「どんな術にもリスクはある」のだ。ということで今…

  • 【英文読書ルーティン日記168】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅣ ~メンタルと向き合う基本所作~

    「お前の気持ちはわかるよ」という言葉が、歳を重ねるほどに嫌いになってきている。なんて適当な相槌だろうと思うからだ。 だから僕も人に言わない。そして言われることも求めない。心の底からそう思ったとしても、僕が心に浮かべているものと寸分違わず一致することなどあり得るだろうか。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com ただし、出来事への共感は話が別だ。例えば僕は母音が伸びる喋り方をする子は大体アホだと思っているのだが、それを「わかる」と言われると、ちょっと嬉しい。 だがそこから転じて、「お前の思考回路全てがわかる」と言われると、一気に萎える。この自分勝手さに辟易もするが、本心な…

  • 【鬱】とは、心を内側に引きずり込み続ける強烈なエネルギーである。

    自分が書いた言葉なのだが、昨日の記事で触れた「鬱状態」についての僕なりの理解と表現は、そこそこ正鵠を得ているなと我ながら少し感動している。 僕は【鬱】とは、超新星爆発のようなものだと考えている。言葉は似ているが、外に向けて莫大なエネルギーが放出される爆発と逆で、これは激烈な内側への縮小だ。 その収縮しようとする力に対し、内側から膨張する力で跳ね返して釣り合っているのが、いわゆる天に浮かぶ星々の状態だ。 空気で膨らんだ風船がイメージとしてわかり易い。ゴムが収縮しようとする力と、その内部の空気が押し返す力が均衡しているから、あの形で安定するのだ。 しかし、それらのバランスが崩れて、収縮する力が勝つ…

  • 僕の鬱が爆発する原因を紹介しておく。

    「鬱が爆発する」という表現が、最近凄く気に入っている。この言葉は僕のオリジナルではなく、以下のnoteを読んで知ったものだ。 note.com 尚、ここで言う爆発は、外向けの巨大なエネルギーの放出ではなく、内側に向けた、エネルギーの強烈な収縮のようなものをイメージしている。 そっくりだなと思うのは、超新星爆発だ。詳しくは知らないのだが、これは桁外れの規模の”収縮”がその正体なのだという。 www.kids.isas.jaxa.jp 外に膨張する力と、内に収縮する力のバランスが崩れ、一気に瓦解する。内側に向かって、強大なエネルギーによって引っ張られて、そして閉じ込められる。 鬱の爆発という表現は…

  • 「怒り」を言語化し、丁寧に観察してみた。

    最近仕事における面倒事が重なり、すごくイライラする1日があった。その苛立ちは起きてすぐに始まり、シャワーを浴びながらずっと壁を殴りたいほどであった。 基本的に怒りという感情は、制御が不可能だ。正確に言えば、それが激怒になった瞬間、しばらく手が付けられなくなる。観察なんてしている余裕は、全くない。 しかも性質が悪いことに、一度落ち着いてから再び怒りを取り出そうとしても、大体は上手くいかない。完全に消え去っているため、思い出しようがないのだ。 怒りという感情は、本当に突発的に沸いてくる。と同時に、冷静さを奪う。どうすれば冷静に観察ができるのか。分析を阻む感情に、正直手を焼いていた部分もある。 ただ…

  • 低気圧メランコリーと僕。

    僕は昔、適応障害と診断されたことがある。今の仕事に就く前の話であり、特にその頃の記憶を引きずることなく、病みもせず、普通に過ごせているとは思う。 だが時折、ざっくり月に1度くらいのペースで、あの頃に匹敵するくらいのうつ症状が自分に発生することがある。これは正直、かなりしんどい。 仕事に行けないほどではないが、結構ギリギリのところまで行ってしまう。ベッドから起き上がれず、二度寝三度寝を繰り返し、いつまでもスイッチが入らないのだ。 頭が冴えるにつれて、その日の嫌な仕事が強く頭に浮かび、それに付随して面倒なタスクもどんどん湧き上がってくる。頭の中がうるさくなり、それが僕の活力を奪う。 これ以上起き上…

  • 心の中の9歳児を制御したい。

    子供の頃からずっと、良くも悪くも治らないと感じる性質がある。それは、いつでも何かのテーマを設定し、それに則って日々を送りたいというものだ。 例えばこないだまで、僕は減量に取り組んでいた。元々は年始に急性アル中をやらかした反省からスタートしたものだが、途中からそれが目的にすり替わったのだ。 思えば、昔からそうだった。一例として、バットの素振りを500回、とりあえず1週間やってみようと決めたら、本当にそうしていた。たとえマメが潰れても、だ。 また、節約したいから、ここから10日くらいカレーで過ごそうと決めたら、これも難なく実行できたものだ。かなり食費は削れたので、この企画はまた近くやりたいと思う。…

  • 多忙を容認すると若手が消える説。

    仕事をたくさん詰め込んで、忙しくする。これ自体はデメリットの塊に聞こえるのだが、物事はすべて一長一短であり、これにも良い面は存在する。 僕にとっては、メリットの方がまだ大きい。「忙しい」という状態は、結局は自分が選んだ道である。そのことは、念頭に起き続けているつもりだ。 だがこれもまた視野狭窄だった。僕はこの状況が生んでいる大きなリスクに、ずっと気付けていなかった。失って初めて気付くと言われるが、今まさに、そんな心持である。 タイトルにもあるが、退職希望が出ている。その社員は週に2日は僕の校舎に入り、休みも無くずっと校舎に居る僕の背中を見てきたことになる。 その姿を見て夢を感じろ、こうなりたい…

  • 【英文読書ルーティン日記167】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅢ ~心理か薬か~

    有名な性格診断をやってみた。僕はどうやら提唱者というカテゴリに属す者であり、これは全人口の1%程度の比率だそうだ。 その特徴の解説に、すごく同意するものがあった。「自分は何かが人と違っている」「そしてそれを分かってもらえないと思っている」という部分があるというものだ。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com これは何も厨二な意味ではない。どちらかと言えばネガティブな解釈を僕はしており、何をしてもどこか違うという感覚を持ち続けてしまう、という話だ。 しかしそれもまた独り善がりなのではないかと、この本を読み始めて思い直している。誰しも人と違うと思っているのであれば、それは皆…

  • 連勤が終わると決まった際に心に浮かんだ”ヤバいこと”の話。

    最近、「休みがほとんどない」と愚痴っていた僕だが、棚ぼたで3月初めに1つ、フル休み取れることになった。 本来は猛烈に喜んで、「休みだし、何しようかな~♪」とルンルン気分ではしゃげば良さそうなものだ。僕もそうなることを、僕自身に期待というか、予想をしていた。 もちろん、安堵する気持ちもあった。だがそれと同時に、冷静に考えると恐怖でしかない感情も抱いた。それを冷静に眺めた今、正直ブルッとする怖さを感じている。 今日はそんな、人間の闇に触れた記事を書いてみようと思う。

  • 【断酒日記完結】減量と急性アル中懺悔を”極めた”日々。 43日目~59日目で終了編。

    ダイエットをしていて、今初めて、正直辛いなと思い始めている。今までがヌルかったのもあるだろうが、その日数を見ると、約2ヶ月も経過していたことに驚く。 もはや彫刻として完成された、ボディビルダーの造形。その実、極度に脂肪を削っていく作業が長期間伴う以上、主に内臓を痛めながら、あの境地に至っているのだ。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 僕も薄々、この生活があと3週間も続けば破綻すると感じ始めている。眠り、スタミナ、集中力、メンタルヘルス。全てに悪影響が、隠せぬほど強く発露し始めた。 だから、区切りが良い単位が見えているのもあるからこそ、以下の条件を満たしたら終了を決…

  • 僕の集中力は全然”無い”という前提に立つと、全てが繋がってきた。

    最近、自分のトリセツを更新すべき発見があった。今はまだまだ検証と観察の段階なので、そのまとめとなる記事を書くつもりはない。 ただ、段階を踏んでしっかりと理解していきたいとも思っているので、途中報告をしておこう。そう思ったので、この記事を書いている。 テーマを一言で言えば、【集中力】だ。元々は【超集中力】という本を読んで以来、体系化された知識やメソッドに強い興味を持ち始めたのが発端である。 自分を操る超集中力 [ メンタリストDaiGo ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon それ以来、睡眠やサプリメントへのこだわりも始めるなどして、努力の結果、「自分は集中力がある方だ」と…

  • 人はなぜ連勤をしてしまうのか? ―僕の心理を基にした一考察。

    声を大にしては言えないが、僕は今猛烈な連勤の真っ最中だ。カレンダーが1枚切り替わって、少しお釣りがくるくらいの日数の途中である。 流れに乗ったり、環境に順化したりしてしまうと、人は疑問を持たなくなる。たとえそれが暴政であっても。そのことは歴史が証明している話だ。 「なんかおかしいぞ?」という問いを差し向けないと、異常であることには気づけない。ましてやそれの是正をや、という話である。 ということで今日は、僕の働き方は「オカシイ」という前提に立脚したうえで、人はなぜ連勤をするのだろう、ということを考えてみたいと思う。

  • 「1年をまとめて振り返ること」は、さほど意味がないんじゃないか説。

    自分の肩書きや立場が変わって約1年が経った。本当にあっという間という驚きを感じているが、会社からこの1年の検証を促す書類が送られてきた。 ぶっちゃけ直感としては力量不足を痛感しっぱなしだったの一言なのだが、これはバイアスが掛かりまくっていて、客観性にあまりにも乏しい。何も言っていないに同じだ。 得られたことも失ったこともあったし、思った通りに機能したこともあれば、想像していなかった出来事もあった。 だから改めて思うのだが、そういうアレコレを一言で反省するのは、とてもじゃないが、無理ではないか、と。 これは、歴史の教科書の記述に似ている。あくまで流れとしての本筋を押さえるため、枝葉末節に当たる人…

  • 同期コミュニケーションを”避ける”方法を閃いた。

    今日は少し変なタイトルだが、同期コミュニケーションを避ける方法について、謎のことを閃いたので記事にしてみようと思う。 以前も触れたことがあるが、僕は電話が大の苦手だが、実を言うと1:1のあまり話したことが無い人との面談も苦手としている。具体的には、とても疲れるのだ。 1ヶ月で30コマ近くの面談を行った月もあるが、大袈裟でもなんでもなく、それが終わった後は鬱病みたいなコンディションになり、すごく消耗していたことを実感した。 元々僕はどうやら「感情ワンネス型エンパス」という思考の癖があるらしく、良くも悪くも、共感力が異常に強いようだ。 「めだかボックス」にもそんなキャラが居たが、特にネガティブな感…

  • 【英文読書ルーティン日記166】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅡ ~精神の異常正常は誰が決めた?~

    メンタルの動きは、一切が他人に見えない。表情や声色に反映されるのはその一部であり、だからこそ誤解や齟齬を引き起こす。 誰も自分のことを分かってくれないのではないか。それでも己の中には何か得体のしれない感情が沸々としていて、それを中世の人は絵画に託したと勝手に考えている。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 時が流れ、感情を含むメンタルを可視化しよう、論理的に解き明かそうという機運が高まった。だがそれもまだ途上だ。筆者がこの本を書くきっかけはそこにあるという。 現時点では、普遍的なメンタル解析の公式は存在しない。各々が多くの人の思索をヒントに、自分なりの観察を深めて、…

  • 「パターン化」はひたすらに悪いことってわけじゃなく、使い方次第って話。

    ちょっと今更感があるが、サッカー選手の長谷部誠氏が書いた、【心を整える】という本を読んでいる。 その時ふと、競技者の言葉の中で、彼らが「気が楽になった」と語る場面が時折出てくるのだが、そのトリガーが結構似ていることにふと気づいた。 心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣 (幻冬舎文庫) [ 長谷部 誠 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 競技が違うのに、「・・・そう思うと、心がふっと軽くなった」「上手く気持ちが切り替わって、集中できた」というフレーズの前に出てくる部分が、不思議なほど似ている。 恐らくアスリートの方々にとっては、普遍的な暗黙知となっている部分…

  • 嫌な記憶たちと、どう向き合うか。

    今日は嫌な記憶と向き合う方法について、持論を書いてみる。正直普通に生きていれば、皆さんも1つや2つではなく、10や20にもなる嫌な記憶があることだろうと思う。 不思議なもので、年齢を重ねるにつれて、古い記憶に伴う嫌な思い出の数は、大きく減少していく傾向があるように感じる。(残っているものは相当強いトラウマだけだ) 僕自身も恐らく人並み以上の数で、嫌な記憶が頭に刻まれている。ただよく思い出すものはあまりレパートリーが無く、かつその大抵はここ数年の出来事に集約される。 当初は暇な時間にフラッシュバックするそれらが嫌で、なんとかして記憶自体を根こそぎ消そうとした。それが無理だと判ると、原因となる暇な…

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