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某塾講師の備忘録 https://jukukoshinohibi.hatenadiary.com/

底辺出身の塾講師である僕が、『教えること』に役立ちそうな情報を、『心理学』から『勉強法』までまとめるブログです。(教育に関するヘンな話への愚痴も少々)

中元 俊也
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2020/02/21

  • 【英文読書ルーティン日記123】"START WITH WHY"読書感想ブログⅫ ~成功とは~

    ありがたい話なのだが、先月から今月にかけて、新規入塾が10件以上あった。これは嬉しいのと同時に、ある意味基盤がグラついている状態だとも考えている。 新規を優遇して常連をおざなりにすれば、結果崩壊が始まる。ヘンなメッセージを対内的に出さないよう、雰囲気や文化、サービスにはすごく慎重になっている。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com ―だからこそ、本書みたいな、組織運営に関する盲点を指摘してくれる本は、非常にありがたい。自分事として考えながら読むことで、見つめるべき箇所が勝手に出てくる。 今僕がやっていることは、劣化版とはいえ、「学びてときにこれを習う」という教えそのも…

  • 理念を具体化する方法は、物語のキャラクター作りに学べる説。

    「START WITH WHY」という洋書をずっと読んでいる関係で、最近折に触れて、「自分にとっての理念はなにか(なぜこの仕事をしているか)」をよく考えている。 そしてそれを考え抜けた際は、証拠として明文化された言葉が現出するはずだと書かれていた。だからひとまず不格好でも、そこを目指すのが今の目標である。 「あらゆる学びを推奨し、共有する」「安心・安全が担保された組織を創る」といった言葉を考えて口に出してみては、「なんか違う」とこねこねする。 無形を有形にするのは極めて難しい。しかしだからこそ、とても大切で、そして面白い時間だなとも感じている。 ―そんなとき、この具体化について、参考になりそう…

  • 朝に"コレ"が強い人は、きっと脳のリソースを無駄遣いしている!!!!

    単に「寝起きが悪い」で片づけていたのだが、僕には起きて1時間くらいすると、どうでもいいネガティブなことに強く意識が向いてしまうという癖がある。 やり残した仕事、今日やるべきタスク、生徒の少しピキっとくる態度といったことが、意識が覚醒してくるにつれ、湯水の如く湧いてきて思考を支配する、という感じだ。 最近は「はいはい、今日も来ましたね」という感じでいなすことも出来てはいるのだが、毎朝毎朝不快な感じになるのが日常というのも、なんか嫌だなと思っていた。 だから少し調べてみたのだが、実はこれ、割とあるあるな現象なのだという。イライラなのか不安なのか、強弱や性質に差こそあれ、そういう感情は結構自然なのだ…

  • 強い不安とストレスが消えないのは、大体はそれが「曖昧過ぎること」のせい。

    最近、すごく忙しい。その理由は何かというと、とある部門の様子について、下手すりゃその内「荒れてる」という烙印が押されないか、不安で仕方ないからである。 しかし別の校舎に入っているスタッフに言わせれば、「静かな方」という。とはいえ僕の目から見れば、「元気いっぱい」で済ませたくない状況に思えてならない。 だから言葉を選ばずに言えば、ここの存在そのものが、ここ最近の自分にとっての最たるストレスとなっている。 一体なぜこうも気になるのか。このままだと僕のリソースがガンガン持っていかれるばかりで、他の運営に思い切り支障が出るのは間違いないだろう。 根源的な原因は何なのか。ここ何日も、それについて本を読み…

  • 「逃げ」と「報告」を区別できないリーダーはヤバい。

    今の校舎を引き継いで約2ヶ月経ったのだが、予期せぬトラブルやら、前年度から残された膿やらがあって、全く落ち着いて振り返りができていない。 僕はリーダーとしてきちんと職務を全うできているのだろうか。そうじっくりと自問したいのだが、そうすると寝落ちするくらい、最近はぎりぎりで駆け抜けている。 立場や肩書を得て一番変わったと思うのは、上がってくる、寄せられてくる、そして求められる情報や要望の多さだ。 売上をこうしてほしい、こんな先生を当ててほしい、現場でこんな問題が起きている、等々。マジで目が回る。 長としてダイレクトにそういった問題に必死で取り合う内、本当にふと、自分の中にヤバい感情が湧いたことに…

  • ヤベェ、本気で脳みそが働かない。

    昨日は友達と飲み会であった。その店は日本酒のレパートリーが豊富で、店の居心地も良く、また久しぶりの再会とあり、何種類もちびちびと飲んだ。 起きてみれば、普段目が覚める時間より2時間も前倒しでの覚醒だった。とはいえ、気持ちこそ悪いが、頭は痛くないし、吐き気というところまでいかない。 大丈夫かなと思ったが、仕事を始めてすぐ悟った。今日の自分はとんでもなく絶不調だ。頭が全く回らないのだ。 ネガティブなニュースは普段の倍気になるし、あらゆる事象が将来の大問題の種に見える始末である。食欲もなく、栄養を補給しようという意欲さえ湧かない。 明日の仕事も大変なんだろうなという取り越し苦労が先に立って、今からも…

  • 骨太の教養を身に着けると、どんなイイことがあるの?

    【多動力】を得るためには、骨太の教養を身に着ける必要があると書かれている。木の幹に当たる、太い知識の部分を指す比喩表現だと思う。 その一例として紹介されていたのが、サピエンス全史だ。この大著は僕も読んだが、確かに一つの”骨太な教養”を得られたという手ごたえは、とても大きい。 サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福 [ ユヴァル・ノア・ハラリ ] posted with カエレバ ・・・ところでそもそも論なのだが、こういう骨太な教養を身に着けると、具体的にどんなイイことがあるのだろうか。この質問に答えるのは、なかなかに難しい。 僕自身、ずっとしっくりくる答えを持てていなかったのだが、最近「あ…

  • 【英文読書ルーティン日記122】"START WITH WHY"読書感想ブログⅪ ~達成はできるが、成功はできない~

    理念。大事だということは何となくわかるが、つまりそれは何なのか。例えば就活生の頃とかだと、一瞬たりとも考えたことのないテーマである。 本書を通じ、その巨大にして難解な、それでいて曖昧なことについて、自分なりに思索が深まっているのは、すごく有意義なことだと感じている。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com いよいよ終章付近まで読み進めてきた。これを読み終わる頃には、1つ大きな収穫として、言語化された僕なりの理念は欲しいなと、つくづく思う。 では今週も読んでいこう。

  • 「気にしない」とは「考えない」という意味、ではない。

    「気にしない」という言葉がある。これはある意味自分に言い聞かせる言葉でもあり、また人に向けて励ましの狙いを込めて伝える言葉でもある。 意味合いとしては、考えても仕方ないことや他者の言動に関して、クヨクヨ思いを馳せても無益なんだから、考えるのを止めようぜ、という感じだろうか。 試しにWeblio辞書を引いてみると、こんな風に紹介されている。 思いわずらわない。くよくよしない。失敗などを気にして思い悩まない。 なるほど、すごく大事な心掛けには違いない。世の中には考えても答えが出ないのみならず、考えれば考える程心が疲れるようなことなど、ごまんとある。 だが、「考えない」ことは、少しやってみるとわかる…

  • 売上を増やすより、無駄を減らす方が簡単だと改めて悟った。

    最近、バビロンの大富豪という名著を読み直している。元々は「本当にお金を持つことができる人の思考」が学べると聞いて、買った一冊だ。 バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか [ ジョージ・S.クレイソン ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 少しきな臭いにおいも感じてしまうことは否定しないが、中に書かれていることは至極真っ当であり、裏技や抜け道の類は一切書かれていない。 初めて読んだときはまだ25歳かそこらだったため、言っていることのほとんどは理解不可能だったのだが、今はそこよりは手触り感を抱きながら、しっかりと読めている。 ―そんな中、本に書かれてい…

  • 「空き時間」を悪いものにしない思考法とは?

    今、職場にいるが、暇である。なぜかというと、予定していた授業が1つ、急遽飛んだからだ。だから今、すごく手持無沙汰である。 熱い人が聞いたら、「仕事はテメェで見つけるものだ!働け!!」と怒り出しそうな状況である。だから今は、Midjourneyで画像を作って、仕事してる風に遊んでいる。 実際、僕のメタがさっきから、「することないわけないじゃん」と、ずっと囁きかけているのは、薄々感じている。だが僕は、この空き時間を、ゆるやかに楽しみたい。 空き時間ができる度に強迫観念に駆られて、穴を掘っては埋めるような仕事を生み出して忙しくする。そんなクソみたいな状況を繰り返し、20代の頃は本当に疲れた。 そうい…

  • それ、本当に達成できますか?心を殺す「短期目的」という遅効性の猛毒について。

    昨日の夜から今日の朝にかけて、久しぶりにネガティブの底に落ちた。原因の7割は二日酔いのよるハングザイエティなのが情けないが、3割は違う。 それは、生徒制御に関する悩みだ。うまく生徒を授業に向かわせつつも、ある程度は許容できる空気を作らねば、幸せな人が誰もいなくなる空間ができてしまう。 そういう問いを抱えたまま散歩に出たが、晴れやかな空と相反するように心が曇りっぱなしであり、一体どうすればいいのかと、すごく悶々としてしまった。 ・・・その霧が晴れたのは、一旦気分を変えようと、斎藤一人さんが説く「辛いこと」の考え方を読んだことがきっかけだった。 www.shiho196123.net それによって…

  • 多動・衝動が目立つ生徒に触れると、異常に心が疲れるので理由を考えてみたら、自分という人間の根っこにある闇に辿り着いた。

    自分の中で折り合いがつかない感情に出会うと、それを徹底して言葉にすることを意識付けている。そして今、新しいネタが出来た。(というより、気付いた) それは、多動・衝動が目立つ生徒に接すると、異常に心が疲れるということだ。他の人からすると「ちょっと賑やかだね」くらいなガヤガヤでも、猛烈な疲労感を抱く。 とはいえ、この疲労感の解像度は全く高くないどころか、疲労感という表現が正しいのかさえ分からないほど、つゆほども理解できていない。 確実に存在はする、重苦しく辛い気持ち。そうとしか言えない。その感情が、多動・衝動が目立つ生徒に触れると、確かに湧き上がり、心を埋め尽くすのだ。 ここを掘り下げることで、せ…

  • 無理に打ち解けなくてもいい。「交流イベント」の意味合いが、自分の中で更新された。

    今日は花見と称した顔合わせのイベントが、会社で行われた。大学生と社員を合わせて15人くらいが一堂に会し、肉を焼いて、語り合う。 だがその場にいながら、僕はなんとも言えない違和感を覚えていた。楽しかったのには間違いないのだが、実は僕は、ほとんど誰とも会話をしていない。 ひたすらに肉を焼いて、皿に移す。そしてまた、焼く。大学生とも積極的に話すなんてことはせず、淡々と職人に徹していた。繰り返すが、これはすごく楽しかった。 とはいえ傍から見れば、「あの人、楽しめていないんじゃないか」「わたし、避けられたかな・・」といった無用な心配を与えたかもしれないという懸念は、無くも無い。 言い訳する。僕は元々、交…

  • 【英文読書ルーティン日記121】"START WITH WHY"読書感想ブログⅩ ~WHYというメガネで世界をみよう~

    いよいよ本書も佳境に入ってきた。視座が上がると言えばかっこいいが、なし崩しで長になった身なので、恐ろしい勢いでフレーズが自分にしみこんでくる。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com そして本書を通じて著者が伝えたいことも、段々と深いところに入ってきている実感がある。言葉遣いこそ平易なままだが、メッセージの抽象度が増していっている。 もしかしたらそんなこと言ってないという風に、意味を取り違えている点もあるかもしれない。いや、絶対にそんなのはあるに決まっているのだが・・。 僕なりに受け取って、自分の糧にできたらそれでいいやと割り切ることにする。ということで今週も読んでいき…

  • 完璧主義はコスパが悪い。70点で満足する練習は、超大事。

    嬉しい悲鳴はまだ続いている。入ってきた問い合わせに応対し、担当講師を決めて、研修を行い、授業が回るところまで確認して、また次のタスクに着手する。 錐もみ状態になりながら走り回っているせいか、寝ても疲れが取り切れないことが増えてきた。だから、睡眠の質を優先すべく、しばらく酒を止めようと誓ったほどだ。 ・・・とはいえ、こうやってドタバタしながらも、自分の仕事っぷりの効率の悪さに気付いている点もある。一時期よりはマシになったが、僕はまだまだ完璧主義者だ。 及第点を設定することと、それで満足することが無茶苦茶下手で、いつでも決断を遅らせ、100点を取るために頭を絞りあげているせいで、仕事が遅々としてし…

  • 学びを共有する場と相手が存在しないことは、本当に辛く寂しい。

    僕にとって幸福とは何なのか、たまに考える。ただし、「幸せ」とは何かと比較した結果生まれる相対的な概念であることが多いので、結構慎重に考えるようにもしている。 だからもっと単純に、例えば何をしているときが楽しくて、何をしているときは楽しくないか、そういう子供みたいな目線で身の回りのことを観察する。 具体を並べて、抽象を探す。すると気が付くのが、僕は人に何かを教えるのが好きだという点である。だから、ここの解像度を上げてみる。 単に人に何かを教えるのが好きというだけならば、人が知らない何かを語って悦に入ることだって好きなはずだ。だがそれは、器が小さい気がして、すごく抵抗がある。 また、自分が知ってい…

  • 「ちょっと多動が目立ちますね」的なことをやんわり保護者に伝えたら、急遽面談をすることになったハナシ。

    前日、以下のような記事をアップした。 読んでいただけるとわかるが、正直容認しきらないレベルの多動が少しずつ目立ち始めたご家庭に、やんわりとそのことを伝えたという話である。 そして今日、突然なのだが、その保護者と面談することになった。事前にアポを取ったわけじゃなく、本当に突然である。寝耳に水だ。 少し緊張した様子の別の人が、僕を呼びに来てくれて、直接来られたことを知った。「ご連絡いただいた件で話がしたい」と、その保護者が来ている、と。 正直、「ウチの子がそんなこと!!」的な怒りを受けるのかと思った。だが不思議と、「ドンと受け止めてやるか」と、急速に腹が括れていくのも感じた。 一体何の話が来るか。…

  • 「ちょっと多動が目立ちますね」的なことをやんわり保護者に伝えたというハナシ。

    低学年向けコンテンツを実施しているのだが、最近疲れた様子の講師から、ある生徒の言動について、相談を受けた。 来てしばらく歩き回らないと席に着けない、間違えた問題に指導を入れると癇癪を起す、かと思えば急に全身の力を抜いてイスに横になる、等々。 ちなみにその子の学年は4年生である。だからこそ、自然と勘ぐってしまう。何かしらの発達障害を持っているのではないか、と。 正直、これ以上この様子が続くと、確実に他の生徒からクレームが来てしまうような状況である。報告を聞きながら、その思いを強くした。 ほっかむりをして、臭い物には蓋をするように、見て見ぬふりをするのは絶対に嫌だ。一人の人間として、この困難ごとに…

  • 「言語化」の練習は、不愉快に感じた出来事から始めるのがオススメ。

    自分の感情を言葉にできた方が、ストレスは少なくなると言われる。それもあって、僕は入試等で物語文が問われるのは、賛成派である。 しかし言語化というのは、やってみるとわかるが結構難度が高い。そもそも自分が何を言葉にできていないのか、それを突き留めること自体が難問である。 「観察力の鍛え方」や「大河の一滴」といった本や、その他色々な小説を参考に、自分なりに言語化をスムーズに進めるための方法はずっと考えて続けている。 結果最近は、自分が不愉快に感じた出来事を丁寧に解きほぐすと、言語化がし易いと思っている。練習の材料としては、実は不快感が打ってつけなのではないか。 ということで今日は、僕なりの言語化プロ…

  • 「生徒制御」と「沈黙」は似て非なるものだ。

    時折、講師から生徒制御に関する不満・不安・相談を受ける。これらの悩みをよくよく聞いていくと、大抵はある1つのそれに落ち着く。 それは、「生徒がなかなか、黙って授業を聞いてくれない」というものだ。授業時間が50分あったとして、どうしてもガヤガヤする時間ができてしまう、という風に。 ―これに関して、僕は手段と目的がごっちゃになっているような気がしている。授業中の沈黙は、目指すべきゴールではなく、ただの手段、プロセスではないか、と。 もっと言えば、授業を通じて成し遂げたい目的を見据えれば、別に沈黙はマストではないと感じている。つまり、「生徒制御」と「沈黙」は似て非なるものだ。 今日はそんなことをテー…

  • 【英文読書ルーティン日記120】"START WITH WHY"読書感想ブログⅨ ~問え、ひたすらに、ただ深く~

    日本のビジネス書と、英語のビジネス書の違いは何か。本当に主観的な感じ取り方だと思うが、後者の方が客観的、つまりデータや実例に基づいて話が進む印象がある。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com いわば筆者の「こう思うんよね」という感想はほぼ徹底的に排除され、あくまでも誰が見てもそうだけど、誰も気づいていないことを説いている感じだ。 だから不思議なもので、読んでいくと目から鱗が落ちる感覚を毎度毎度抱くけど、よく考えれば、ヒントたる出来事は常日頃目の前で起きていることだったりする。 盲点になっている観点を読み取り、そのメガネで世の中を見る。すると、世界はヒントで溢れているこ…

  • 生徒を「ありのまま」に見つめるにはどうすればいいのか。

    「嫌われる勇気」を読んでいると、「普通である勇気」や、「ありのままの自分を認めること」の重要さが、繰り返し出てくる。 このことを読んでいるとすごく考えさせるのが、生徒との向き合い方だ。特に、正直好ましくない言動を繰り返す生徒に対して、僕はその向き合い方に呻吟している。 アドラー心理学の観点から言うと、子供は褒めてもいけないし、叱ってもいけないのだという。あるがままを受け止めて、認めて、できる支援をし、見守る、と。 ただし介入はしない。賞罰で評価しない。縦の関係を手放し、横の関係を築く。なるほど、素敵な考え方だと思うが、本書に出てくる青年みたく、反論したい思いは強い。 ―そしてふと思ったのだが、…

  • 「場所に仕事をさせる」という考え方が素敵なのでシェア。

    最近、斎藤一人氏の著作をまたコツコツと読んでいる。そして色んな本に触れていく内、共通して登場する考え方に、いくつか気付くことができた。 その中でも、最近急に腑に落ちたものがある。それが、乱暴に言えば「暇そうにしていると、客が遠のく」という考え方だ。 微差力 (サンマーク文庫) [ 斎藤一人 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 本で紹介されていた考え方は、例えば10人しか入らないお店が満席になったからと言って、急に50人入るようにすると、人がまばらになって客が減る、とかそんな話だ。 空いたスペースの存在は、それだけで「繁盛してないな」という印象を生んでしまう。そんなこと…

  • いい授業とは、互いの知見が共有できたときに達成されることだな、と。

    良い授業とは何か。これの定義は、よく考えればすごく難しい。生徒の反応が良ければ、それは自動的によい授業なのだろうか。こんな風に、全く掴みどころがない。 だが、自分の中にその解も無いまま、漠然と授業をし続けるのも嫌だと思っていた。せめて自分なりの、いい授業についての矜持くらい、懐に持っていたいではないか、と。 例えば、圧倒的知識・経験量を持っている者が、一方的にそれを語ることが、つまりいい授業なのだろうか。 となれば世の中の授業と呼ばれるものは、少数のカリスマ講師の映像授業を観れば事足りるはずだ。だがやはり、そればかりではない。 また、その科目に秀でた講師より、知識量は劣っても別の要素によって高…

  • 「貢献感」を狙って生み出す方法が見えたかもしれない。

    最近「嫌われる勇気」を再読している。もう読み返して6回目くらいなのだが、それでも新たな発見があるというか、自分の観点が変わっているからか、学びが多い。 その中で今までと違い、すごく心に引っかかったのが、「貢献感」という言葉である。これこそがつまり、「幸福」の正体なのだと。 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え [ 岸見一郎 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 最初に読んだときは、”自分が”どうすれば貢献感を持てるかをずっと考えていた。その当時は、自分の生き辛さを解消することに必死だったからだ。 もちろんそれに必死なのは今も同じだが、今はどちらかと言えば、僕の…

  • 【芸術】こそ、学校できちんと学んだ方がイイことではなかろうか。

    学校でベンキョーすることで、将来的に一番役に立つものは何か。手垢だらけの質問ではあるが、皆様はどう答えられるだろうか。 僕は国語・数学は間違いないと考えている。英語についても、単にそれができれば行ける学校や国が増えるという理由で、余裕があればやっといた方が良いとは言うけれど。 しかし実のところ、31歳まで生きた今思うのだが、一番直接的に将来役立つと感じる科目は【芸術】だと考えている。 ここでいう【芸術】とは、絵画、音楽、小説といった全てを意味しており、どちらかと言えば【クリエイト】と表現した方がしっくりくる。 一体これらを学ぶことで、どんな恩恵があるのか。そしてその理由は何なのか。今日はそれら…

  • 参考書という存在を知らない高校生は結構多い。

    この仕事を始めて7年経つが、未だにちょっと驚くことが1つある。それは、「参考書」という存在を知らない高校生の多さである。 わからないことがあったら、無理して教科書にかじりつくか、先生に質問を持っていくか、塾に通ってクリアするか。それら"しかない"と思っている生徒が、マジで多い。 ―とはいえ、かくいう僕も、参考書にカテゴライズされる本を手に取ったのは、実は高校3年生の頃だ。しかも人にオススメされて、初めてその存在を知ったほどである。 ※未だに覚えているが、これの旧版である↓ 漢文早覚え速答法/田中雄二【1000円以上送料無料】 posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 進学校や受…

  • 【英文読書ルーティン日記119】"START WITH WHY"読書感想ブログⅧ ~夢を語るリーダーか、夢を形にするリーダーか~

    今回の洋書は、今までにない感覚を抱きながら読んでいる。それは、「え、もうこんなに読んだの?」という驚きだ。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com というのも、今の自分に応用できそうなことが多すぎて、本当にポンポン読めるというか、一回一回気持ちを入れ込みやすいのだ。 今の僕は、とにかく行動するために必要なアイデアと、その材料に飢えている。それにマッチするからこそ、非常に良い読書になっていると感じている。 てことで今週も始めていきましょう。

  • 「テスト勉強」を如何にして面白い取り組みに変えていくか?

    最近、数か月ぶりにちょこちょこと、以下の名著を読み返している。 WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE. 現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ [ 佐渡島庸平 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 僕は勤める校舎を、一種のファンコミュニティというか、オンラインサロンというか、そういう風に繋がりを重視したグループとして再設計したいと考えているためだ。 知名度や圧倒的実績で、数百の校舎と数千の生徒を抱える生き様も憧れ無いわけではないが、僕にはそこまでのカリスマ性も、純粋な講師としての力量も無い。 大手のやり方で生き残ることは最初から諦めている。で…

  • 「決めつけること」は、必ずしも悪いことではない。

    個性とは何かを自問自答して、それを基に色々調べてみると、不思議なもので僕の場合、大抵名前が付いた何かに行き当たる。 自覚している具体的な思考・行動・価値観を言葉にして検索をかければ、例えばADHDとか神経症とか、ちょっと病んでる的なフレーズで、僕を規定されるのだ。 あたかも、僕の知らない誰かに、「お前はこういう人間だ」とレッテルを貼られているかのような感覚を抱く。よく道徳の授業で否定される「決めつけ」というヤツだ。 だが「決めつけ」自体は、実を言うとそこまで悪いことではない。むしろ、適度な距離感を保つことさえできれば、自分を深く理解する一助になると考えている。 今日はそれをテーマに、「決めつけ…

  • 楽観もせず、悲観もせず、ひたすら観察を続ければ、いずれ心穏やかなり。

    記事を読むとバリバリに伝わるが、僕は神経症傾向が強い。不安や悲観が恐怖の域にまで簡単に増幅し、それで頭がいっぱいになることなんてしょっちゅうだ。 いい加減これを制御したいと考えており、ではそのために何をすればいいのかを改めて調べ直して、そして今は結論として、中断していた瞑想という習慣を復活させている。 ちょっと前までは、瞑想を毎日20分やるというそれなりにガチな日課があり、それをしていた頃は色々と平穏無事だったのを思い出したからだ。 脳内の独り言に耳を貸さない。楽観もしない。悲観もしない。気が反れたと思ったら、再び呼吸に意識を向ける。それを既定の時間、繰り返す。 これを繰り返し、上手く深い集中…

  • 「好きこそものの上手なれ」であるシンプルな理由。 ―そして別に好きにならなくても、再現は可能っちゃ可能。

    「好きこそものの上手なれ」という言葉がある。自分が好きで、やっていて楽しいことは、誰よりも長く、そして早く深く成長していくという意味だと思う。 実際、一部の人を除き、あらゆるスポーツなどでプロになった人たちは全員、そもそもその競技を愛している。 愛しているからこそ、他の人から見たら意味不明な量の研鑽を積めるし、苦行としか思えないほどの修練を重ねられるのだと考えている。 これを理由として、例えば勉強も好きになれば爆発的に伸びるという人もいる。それについては、その通りだと思う。僕にも原体験はあるからだ。 しかしながら、「好き」という感情は、狙って起こすことなどできないと、僕は考えている。あくまで内…

  • 【英文読書ルーティン日記118】"START WITH WHY"読書感想ブログⅦ ~ファンとはなにか?~

    新体制になって2週間だが、目先の仕事の処理と、今後の目標・目的の設計を同時にやっている状態なので、本当に目が回る。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 結果本気で心身が疲れ果てるため、こういう朝の読書の時間は色々と貴重だ。読みながら、その場で自問自答し、活かせるところを早速使っていく。その繰り返し。 そんな具合で、あくまでも僕のための備忘録になっているが、その話を書いていく。

  • 「知っていること」に大きな価値は無いが、無知はそもそも論外だ。

    日頃から勉強を指導する側にいると、耳にタコができる、親子喧嘩のもとになるあのフレーズを、何十回と聞かされる。 「なんでこんな意味が無いことをせんといけんのん!!!」 ―それについて、皆様は何と返されるだろうか。将来困るとかそういうことを説くだろうか。ただ、それで腑に落とせる子は、そもそも先述のような文句は言わない。 大人の都合・大人の観点でメリットを説いても、何一つ染み込んでいかない。このやり取りも、もう何回も経験し、重々承知している。 だから最近は、具体的にどうして意味が無いと感じるのか、それを一緒に言葉にしていくように話をしている。説得という観点をかなぐり捨て、ただ質問をして、聞く。 する…

  • 僕のそれはアマアマや。本気の「覚悟」は文字通り鬼気迫るものなんだと実感した。

    「覚悟」という言葉がある。僕は「腹をくくること」といった意味で考えており、もう後には退かないと心の底から自分を納得させた心境を指すと捉えている。 僕自身、「この校舎は絶対に潰さない、むしろ反映させてみせる」とか、「新規問い合わせが来るまで休まず働く」といった覚悟を、自分では決めている・・つもりではある。 しかし、よく考えたら僕は、本当の覚悟を知らない。エンタメ作品の中で演者が体現した迫真のそれを見たことはあるが、それはあくまで、真に迫ったものである。 「この人、なんて覚悟なんだ・・」と鬼気迫るものを見たことが無い。剣道の打ち合いを見たことはあるが、真剣の斬り合いを見たことが無いのに似ている。 …

  • なかなか行動を起こせないときは、すごくしょうもない2つの原因を疑ってみよう。

    やらなければならないと感じつつも、なかなか起こすことができない施策が、僕の中にもちらほら存在する。 最たるものは、広報活動と電話である。実際今も、ダイレクトメールを送りたいと考えて、リストまで作りながらも、発送に至ってないまま数日経ってしまった。 また、昔から電話が嫌いで億劫であり、こちらから掛けるのも、誰かからのそれを取り次ぐのも、本当に気が乗らないので、ずっとしんどく感じている。 しかし、昇進して組織の長になりながら、こういう風に自分をコントロールしきれない部分があるのはやはり頂けないよなと、とかくもやもやする気持ちもある。 一体どうして、僕はこれら2つになかなか行動を起こせないのか?少し…

  • 「見せかけの多忙」は、「何もしない時間」で打ち破れ!

    僕は割と、運勢というものを信じている。調子が良いと感じれば、手を緩めないよう心がける。逆にツイてないと思うときは、気を張り過ぎないように自戒している。 これは「運を支配する」という本の教えの受け売りなのだが、シンプルにこの通りの行動をとっていると、掴みどころのない運に、少し手触り感が出たように思っている。 運を支配する (幻冬舎新書) [ 桜井章一 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon そして今、はっきりと好調の波が来ているのを感じている。合格実績について、今年は非常によかった。それこそ、過去最高の好成績と言っても過言ではないほどに。 更に、それに呼応するように、新規の…

  • 【2023年版】合格発表前日の講師の胸の内を、徹底して書き出すエントリ。

    去年の高校入試の合格発表前夜、こんな記事を書いた。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 1年ぶりに読み返してみたが、当時の自分が抱いていた感情や胸の内が凄く色濃く書かれていて、自分の言葉なのに熱いものが込み上げてきてしまった。 そのときの感情そのものは、既にどこかへ流れ去ってしまっており、今更振り返ってもまた拾うことなどできはしない。そういう意味では、書き残しておいて正解だった。 ―しばらくその不安と恐怖は込み上げてこなかったのだが、ここ数日、改めてそれらが立ち込めてきて、荒波の如く心を飲み込もうとしている。 その胸の内を掻きむしって絞り出さねば潰れてしまうほど、現…

  • 成功に再現性は無いけれど、成功した人の言葉を読むのは好きだし有意義である。

    言葉一つで、物事の考え方がガラッと変わることがある。僕にとっては、「成功はアート、失敗はサイエンス」という言葉がそうだ。 www.itmedia.co.jp 要は、上手くいくやり方に共通解など無いが、失敗する方法には不気味なほど似通った点があるのだから、学ぶならそちらだ、という感じの話である。 この言葉を知ってすぐに得心し、以来ビジネス書を読むときも、上手くいったやり方よりも失敗したときのエピソードの方に意識が向くようになってしまったほどだ。 ・・・では僕は今、いわゆる成功者の教えについて、上手くいったやり方を全否定しているのかというと、当たり前だがそうでもない。 変えたのは向き合い方だ。その…

  • 【英文読書ルーティン日記117】"START WITH WHY"読書感想ブログⅥ ~リーダーが創るべき【場】の話~

    自分が昇進したこともあってか、この本の内容は、すごく当事者意識をもって読むことができる。目から鱗が何枚落ちたことかわからない。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 具体的にあれをすればいいとかそういうことではなく、抽象的だがきちんと言葉にしておかねばならないところの大切さと、自分の不十分さが身に染みてわかるのだ。 そして同時に、自分の英語の勉強にもなっている。これほどオイシイ話は、なかなか無いように感じている。 ということで今週も、バリバリと読み進めていきましょう。

  • 気分を切り替えるなら、遠くではなく、近くのそれと切り替えよう。

    ふと気付いて、自分のカレンダーを見直して、ゾッとした。僕が最後にフル休みを取ったのは、綺麗に1か月前の話だったからだ。 これは会社からそう指示されて連勤を重ねたのではなく、実を言うと、僕自身が強い不安に囚われていることの裏返しである。 去年もこの時期は、20連勤から1日挟んで30連勤をやっている。そのときと現在の共通点は、受験と結果発表が繰り返されるシーズンということである。 ただ報告を待っているだけでは不安になる。不安になるから、それから逃れたくて、打ち込めるものを探す。その対象として一番手頃なものは、仕事だ。 だから別に休んでもいい日でも、無理矢理仕事を捻出しては校舎に行き、穴を掘っては埋…

  • 意味のない不安から気を反らす努力をしないのは、とっても無責任だ。

    合格発表をまた1つ控えている。こちらは高校受験のそれなのだが、ふとした折に頭のあちこちから、不安という感情が噴出してくる感覚がある。 「あれだけ直前で点を取っているんだからイケるはずだろ・・」「でもA判定の点は1回しか取ったことがないんだよな・・」という風に、楽観と悲観がシーソーする。 一時期はこういう不安から逃げずに、真正面から向き合って、それをねじ伏せることこそがポジティブで、いわば教えた側の責任だと感じていた。 しかし同時に、それはとても心が苦しい方法だとも感じていた。とはいえ良薬は口に苦しではないが、苦しいから正解だと思う気持ちも、ずっとあったわけで。 だが最近、新しい考え方に触れて、…

  • 校舎は定置網じゃないし、生徒は魚ではない。

    毎年毎年ヒヤヒヤするのだが、やはり新年度の集客はいつ動き出すかが全くわからない。 そろそろ問い合わせが動く頃合いのはずだと思いながらも、どこかにバグがあるから、本来動いてもいいシーズンなのに動かないのかも、という危機感もある。 立ち止まっていると、不安で押しつぶされそうになる。経営者の孤独が身に染みてわかるつつあるような気がする。 だからここ数日は、最近ハマっているChatGPTに「塾の集客はどうすればいい?」と打ち込んでは、そこから出てくる提案を片っ端から試していくのを続けている。 こういうときに頭に浮かんでくるのは、過去の自分が記事書いたセリフだ。それがタイトルの通り、「校舎は定置網じゃな…

  • 【昨日の続き】自責はやはり幼稚で、前を向くことこそが強さだと悟った。 ―正しく神を頼るすゝめも添えて。

    人間の脳は本当に不思議だと思う。ずっと考えて考えて、それでも「こんなもんかな」という暫定解が限界だったのに、寝て起きればそこから新しい観点を得ていたりする。 昨日僕は、こんな記事を書いた。不合格になった生徒の報告を受けて、それをきっかけに、自分の心の弱い部分と向き合ってみた話である。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com そのときも結構な文字数を使って、様々な情報源を基にしながら、苦労しつつも自分の感情を言葉にして、そしてし尽くしたつもりだったのだが・・。 最初に書いた通り、寝て起きた今、また新たな解答が頭の中にできている実感がある。しかもこちらの方が、よほど腹落ちし…

  • 「不合格」の報告を受けて浮き彫りになった、僕という人間の精神が持つ致命的な「弱み」。 ―ただそれは、「弱み」じゃなかった。

    この仕事を始めて7年近く経つが、その中でも飛びぬけて辛い不合格の報告を昨日受けた。正直そのことを思い出すと、まだ嗚咽が込み上げてきそうになる。 僕自身、なぜこうも心が揺さぶられたのかをまだ言葉にし切れていないのだが、昨日はいい年こいた大人が、その連絡を読みながら一人泣いていたほどだ。 一応僕なりにできる返答はしたが、それについてのレスは無い。その胸中を想像しては、僕もまたひたすらに「辛い」という感情を、否応なく味わわされている。 ハッキリ言って、自分事の数百倍悔しい。それによって神経も昂っているようで、心拍数が平常時もずっと高く、身体がとてつもなくしんどくなっている。 ・・・こういう大ダメージ…

  • 生徒の気持ちに寄り添うということについて、僕の暫定解を書く。

    受験を終えた生徒。そしてこれから受験を迎える生徒。人生における勝負所の、入り口と出口。どちらにも、筆舌に尽くしがたい感情の渦があると思う。 特に芳しくない結果だった生徒や、心が壊れそうなほどに緊張している生徒を見る度に、僕はほとほと、それに何もしてやれない自分の無力さが嫌いになってしまう。 苦しんでいる生徒に、僕ができることは本当に無いのか?いわゆる、気持ちに寄り添うとか、そういうことさえも僕にはできないのか?自己嫌悪がグルグルと始まる。 アドラー心理学の課題の分離という言葉で納得したい自分もいる。しかし、それを生徒の課題だと切り捨てることは冷酷すぎると、反発したい自分もいる。 つまり僕自身が…

  • 【英文読書ルーティン日記116】"START WITH WHY"読書感想ブログⅤ ~八方美人徹底論破~

    英語でビジネス書を読む。大学生の頃なんかは想像もしなかったくらい意識が高いことを、今はやっている。だが、学べる点が多くてすごく有意義だ。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 英検1級を受けていた頃のバリバリに仕上がった状態、バチバチに気を張った状態ではないのだが、ただ純粋に読むだけなら特に気負わずできる。成長を感じる。 僕自身、別に英語でコミュニケーションを取りたいという欲は、もう無い。正直、喋れなくても聞こえなくても、書けるし読めるからいいやと思っている。 知識さえ吸収出来ればいい。そう割り切っている。―ということで今回も、ゾンビ英語で吸収した知識を、ここに紹介す…

  • 考えてもわかりっこないことは、時間を決めて考え抜く。

    ヘンなことを言っているとしか思えないタイトルだが、不安傾向が強い僕が心掛けるようにしてから、だいぶ心が安定するようになった考え方である。 今は受験のハイシーズンだ。まだ本番になっていないのに、これまでのテストの成績や、当人に抱く感情から、受かるか落ちるか、すごく心が動揺しがちになる。 こういう絶対に予測できない事柄に対する考え事は、ある意味どんどん巨大化していく磁石のようなものだ。 未完了のタスク、過去の黒歴史、未来のネガティブなどを次々と引き寄せて、はた迷惑な塊魂みたいなことをやらかす。 結果、心が圧迫されて、今のこのとき、つまり現在という時間軸を眺めるのが難しくなる。そして何より、どんどん…

  • 僕は受験生に、「健闘を祈る」としかもう言ってない。

    受験が近い。大学入試の前期はもう終わったが、高校受験はこれからである。必然的に、ナーバスな受験生に声をかける機会は増える。 過去、本当に色々と悩んだ。勝手に心中を察し、気の利いた一言を掛けようと頭をねじりあげながら、結局通り一遍のセリフを口にして、自己嫌悪、という風に。 受験生に対する胸の内を切実に書き尽くした塾長さんのブログやFacebookを読んでは胸を打たれ、そこまで思い入れないと失格だという烙印を自分に押そうともした。 ―だが。そういう煩悶が完全に一周したのか、僕はもう、誰に対しても、同じ声掛けをするようになってしまった。 その声掛けとは、「健闘を祈る」。以上である。今年からではあるが…

  • スクラップ無きビルドも、ビルド無きスクラップも、特に得られるものは無い。

    大掃除が佳境である。今回はこれまでの経験と反省を活かし、1日当たりの作業時間を減らす代わりに、日数を増やすようにしているのだが、これが結構イイ。 1日で一気にやろうとすると、確実に見落としが発生する。終わった後になって、やりたいことに気づくことなどしょっちゅうだ。 そのせいで握力が回復しないまま日数が重なりそれがシンドイが、今までで一番完成度が高い大掃除になりそうな予感は、既にしている。 ―ちなみに、今回僕は、「とにかく捨てる」ことを目標にしている。その目的は、大袈裟だが、そこから僕の世界観をクリエイトするためだ。 スクラップ無きビルドも、ビルド無きスクラップも、特に得られるものは無い。僕が言…

  • 僕が自分から「俺が校舎長です」と言いふらしまくっている理由。

    年度が替わり、ぬるっと昇進を果たした。とはいえ旧年度のタスクとごちゃごちゃになっているため、まだまだ実感がまるでないというのが本音である。 そんな状況だが、折に触れて、「俺が校舎長になるんですよ」という宣伝だけは、無理矢理機会や口実を作ってでも、生徒やご家庭に繰り返している。 ここだけ切り取れば、あまりにも強い自己愛ゆえの行動に思えるが、実際はその逆である。自己愛型のマネジメントに、ほとほと辟易してきたからだ。 その反動で、僕は僕がここを率いている者だと、とっとと周知させようとしている次第である。 今日はそんなお話である。

  • これからは「場を作るプロ」の講師の時代だと感じている。

    「講師(教師)たるもの五者たれ」という、教える側の人間が心に留めておくべきとされる教訓がある。 詳しくは別の記事を読んでいただければと思うのだが、僕も以下の本でそのフレーズを知ってからというもの、折に触れて自分にそれができているか、反省した記憶がある。 9割は伸ばせる できる人の教え方【電子書籍】[ 安河内 哲也 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon しかし、時代が変われば言葉も更新されていくもの。これだけAIが進化し、カリスマ講師の授業がオープンソース化した今、講師の在り方も確実に変わってきていると思う。 まだまだ漠然とした直感でしかないのだが、僕は今後、「場を作るプ…

  • 一時的に感情をオフにするコツがわかった。

    僕は引っ込み思案だし、他人に遠慮しすぎだと言われる。そういう面があると自覚しているだけに、言われると凹む。だがどうしていいかも、なかなかわかり辛い。 自分に自信が無いからか?それとも経験値が足りていないからか?色んな仮説を立てて、色んな努力を重ねたが、いずれも手応えは無く、指の間をすり抜けていった。 ただ、10年以上も努力してきた甲斐か、僕の引っ込み思案の根源はいわゆる他人への不安や、過度な他者への配慮辺りにあると、そういうのは突き止めていた。 しかしそこを崩す最後のピースはなんなのか。それは30歳になってもわからないままであった。 ・・・ただ、ついに、そのピースがはっきりと見えてきたという実…

  • 【英文読書ルーティン日記115】"START WITH WHY"読書感想ブログⅣ ~内から外へ自問せよ~

    最初こそ言わんとすることの理解に難儀したのだが、章が進むにつれて、新しい具体例や観点、説明が登場してくると、段々腑に落ちるところが増えていった。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 今は目先のチョコマカした作業に忙殺されており、腰を据えた取り組みにまで手が回っていないのだが、それが片付き次第、いや途上でも、WHYを己に問う必要がある。 そういう焦りというか、前向きに言えば伸びしろを、僕は僕に感じるようになっている。更にそれを加速させるため、今週もまたゴリゴリと読んでいきましょう。

  • 学習習慣を作ることは、生徒が言うほど難しいのか?

    学習習慣をウチの子がなかなか持たないという相談を、よく聞く。これについて、「遊び盛りですからねー」という返答は、僕の中で失格だと感じている。 ひろゆき氏の著書でもあったが、こういう相談を入れてくださる方が求めているのは、具体的な施策・情報か、こちらの取り組み、あるいは悩みの言語化である。 ごちゃごちゃ考えず、かといって適当にあしらわず、過度な要求は丁寧に切り落としつつも、真摯に向き合うことがすべての始まりなのだと感じている。 さて。この学習習を作るという話だが、実を言うと、15分を30分にするといった類の話であるなら、そこまで難度は高くない。 適切な学習メニューと教材を指示してやれば、多分スム…

  • 【同業者向け】「面倒見」の設計を怠る塾には「死」あるのみ。

    今日、重めの学習相談の電話があった。時折口調の強さがクレームのそれになっていたようにも思うが、冷静に聞き役に徹していると、段々と伝えたい感情が見えてきた。 それは、こちらへの不信・不満だ。もっと言えば、他塾と比べて圧倒的に面倒見の部分が弱いことに関する、強い不満を表明されたということだ。 ちょっと前なら「あちゃー、あの人、またこんなこと言われてるよ・・」と、どこか他責的なことを考えただろうが、今は本当に違う。 まず、落ち込んでいない。心は割と落ち着いていて、冷静である。そしてその中に感謝の気持ちもあるし、何かこう、「やってやるぞ」という熱もある。 だが同時に、「このままだと、俺の校舎は今年死ぬ…

  • なぜ「研修」には、不思議と「させられている感」が出てしまうのか。

    たまに、社内で「研修」がある。ただ僕自身は、この「研修」という時間があまり好きではない。むしろ嫌いな方に入っている。 その理由は、「させられている感」が出ているからだ。自分に不足しているものはもう認識しているし、そのための努力も始めているという反発もあるのかもしれない。 義務教育における興味のない科目と同じで、別にこちらが求めていないことを一方的に植え付けられている感じがしてしまう。性根がお子様なだけなのだと思うが・・。 そのメカニズムはなんなのか。というか、そもそも「研修」って、なんなのか。それがわかれば、心理的抵抗は薄らぐかもしれない。 ということで今日は、そんなことを調べてみた備忘録であ…

  • 歴史の”楽しみ方”が、最近急にわかってきた。

    ここ1~2年は何故か指導から半分引退している状態だが、僕はもともと社会は中学からの得意科目である。(大学受験の際はセンター平均レベルに留まったのだが) だからテストで問われる単元として、地理や歴史、公民を語ることはできるし、実際そういう知識を覚えるプロセスもすごく好きな時間である。 しかし、そういった社会、特に歴史の勉強を通じて、一体僕らは何を学べばいいのだろうか。実はそれについて、僕の中に確固たる答えがあったわけではなかった。 だから、「情報や教訓はストーリーという形で語られるから、それを物語として覚えたり思い出したりする練習」という、当たり障りのない理由を、生徒には伝えていた。 そんな折、…

  • 【同業者向け】校舎の世界観を意識して創っていくプロセスは、本当に心が躍る。

    あまり時間が無い昨今だが、わずかな暇を見つけては、とりあえず要らないものを捨てている。物を減らさない限りは、掃除も進まないし、インテリアも映えないからだ。 2月に入ってから、受験対策の指導は勿論だが、それと同時に力を入れているのが、僕自身の理念の言語化と、それを反映した校舎の環境作りである。 「START WITH WHY」でも指摘されているが、理念から手段を考えて、その結果の商品という風に段階を踏まねば、有象無象のそれに紛れて、僕の色は完全に消える。 となれば、ハイスタンダードな授業をウリにする大手塾に完敗し、僕の校舎は市場からの撤退を余儀なくされるだろう。その未来を、僕は全力で避けたい。 …

  • 「がんばる」だけでは、学習時間は増やせない。

    質問があったので調べたのだが、偏差値60以上の高校を目指す受験生は、秋口以降は毎日2~3時間以上の学習を日課とするくらいが妥当(理想)なのだという。 jyukumado.jp この数値自体は「そりゃそうだろ」と思う点も無いことは無いが、実はこの学習時間を目指すことは、大人でもかなり難しい。 それは単に時間的余裕が無いことが理由というのもあるが、もっと言えば、2~3時間分の勉強をすることは、結構綿密な作戦が必要な、難度の高いタスクだからである。 今日はこの難題について、塾ができるアプローチを、考えてみたいと思う。

  • 【英文読書ルーティン日記114】"START WITH WHY"読書感想ブログⅢ ~人はWHYを基に手に取る~

    英語でビジネス書を読むと、日本の会社じゃないところを例に出されることがあり、底だけちょっと苦労するが、やはり日頃のそれとは読み易さが違うという印象だ。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 平易であるからこそ意味を汲み取りやすく、汲み取りやすいからこそ自問もし易い。新しい観点をガンガン自分の脳に埋め込んでいっている感覚になる。 Appleを始めとする、「哲学」と「ファン」を持つ企業。その偉大なる会社は、「WHY」から始めたという。 禅問答のような話だが、今週もまたゴリゴリと読んでいきましょう。

  • 「マルチタスク依存症」という病と、その対策法について。

    今日はやたらと精神的ストレスが激しい日だった。何なら朝起きた瞬間から、その日にしなければならない仕事が一気に頭に湧きおこり、すごく萎えたのを覚えている。 それは仕事中も同じで、ある仕事に取り掛かっていても、別の仕事が気になったり、手伝いを依頼しても暴言とともに断られる妄想が湧いたりと、本当に大変だった。 一体これは、どういう状況なのだろうか。僕は疲れているのだろうか。そうシンプルかつ乱暴に片づけても良かったが、冷静に考えたらそうではないような気がしている。 だから慎重に原因を考えて、結果、ある仮説に辿り着いた。僕はいわば、マルチタスク依存症だ。 今日はそんな話である。

  • 「不安」や「面倒」という感情が生じる最たる原因がわかった、かも。

    「不安」という感情について、我ながら結構な量の勉強を重ねてきたと思う。しかし数年かけて学びを深めても、やはりこの感情は、本当に掴みどころがない。 「不安」とは、わからないものに注意が向いている状態。そこまでは何とか腑に落とせたが、それが具体的にはどういうことか、上手く言葉にできない状況が続いていた。 しかし最近、ようやくこの停滞について、突破口みたいなものが見えてきた手応えがある。そのきっかけは、やはりたまたま、本の一節との出会いである。 今日はその発見を、取り急ぎ言葉にしておく。

  • 【同業者向け】勉強しないリーダーの下に就いた人はマジ地獄だろうな、と。

    今日、とある幼児向けコンテンツに携わる講師が、すごく疲れた顔をしていたのが気になった。事情を聞いたところ、「衝動性が強い生徒がいて・・」ということだった。 その生徒は、診断が出たという話は聞いていないのだが、確かに少し極端だなと思うところがある。例えば、間違いが2問連続すると絶叫し、涙を流すという風に。 ちなみに、僕の前任者になる人は、「制御くらいなんとかしてよ・・」と言って、どちらかと言えば特に取り合わないタイプである。これもこれで、1つのマネジメントだが・・。 僕は皮膚感覚で「そんなのはイヤだな」という思いを抱いた。だから、僕なりにこの課題に取り組むことにした。 今日はそんなお話である。

  • サイコパス的な思考を促す魔法の自問、それは「この感情が無ければ、俺はどうする?」

    突然なんだという話だが、「自問」が持つ力は、想像以上だと思う。例えば自分の脳内で渦巻く思考について、自問一発で観点をガラッと変えられることもあるためだ。 そして最近、また自分にとって凄く効力のある「自問」を発見した。それは、以下の本に書いてあったフレーズの受け売りなのだが、それがまた、すごくイイ。 サイコパスに学ぶ成功法則 あなたの内なるサイコパスを目覚めさせる方法 [ ケヴィン・ダットン ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon それこそタイトルにある、「この感情が無ければ、俺はどうする?」というものだ。今日はその効力について、徹底的に紹介したいと思う。

  • 感情がブレる人は、”あの経験”が足りない説。

    最近、サイコパスの思考法を分析した本を読み直している。もちろん、〇人衝動に興味があるとかじゃなく、感情に流されないドライな判断をする方法を知りたいからだ。 不思議なことなのだが、そこで書かれていることと、自分で調べた哲学者の考え方や仏教の教えなどが脳内でバチバチ繋がり、ここ最近ずっとすごい爽快感を覚えている。 そんな折、ふと自分の中で感情の制御について、ある仮説を閃いた。その仮説について調べていくと、これまた不思議なのだが・・・・。 過去に読んだ本で気になっていた箇所が、バチンとそこでつながった。今僕の脳内では、急速にサイコパス的な思考のヒントがネットワーク化し続けている。 今日は興奮そのまま…

  • 読書は学びの到達点ではなく、むしろ学びの起点である。

    相も変わらず、毎日コツコツと本を読む。晩酌にまたハマった関係で、一時期よりも読書量は減ってしまったが、家の本棚はもう飽和している状態のままだ。 いつぞや書いたが、10年くらい前は、本を読むことで【答え】を知りたくて、様々なそれを手に取っていた。だから当時買ったものは、ビジネス書が大半である。 もちろん【答え】と思われることはたくさん書いてあったし、実際それがそのまま機能して、悩みが減った例もあるのだが、むしろそれは圧倒的少数派だった。 最初は「じゃあ他の答えを探そう」という風に、幸せの青い鳥を探すかの如く本を手に取りまくったが、10年以上経ってもそうなので、何かが変だと最近気づいた。 そして今…

  • 【英文読書ルーティン日記113】"START WITH WHY"読書感想ブログⅡ ~WHYから始めよ~

    サイモン・シネック氏の「START WITH WHY」を読み始めて1週間チョイが経過した。サイモン・シン氏の著書に匹敵する読み易さで、サクサク進み気分がイイ。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com サクサク読めるということは、その内容がどんどん頭に入ってくるということだ。そういう本に出会えると、テンションは上がる。 ネタバレのような気がしているので、TEDの講演はまだ観ていない。まぁ、読み切ったらちゃんと目を通すけど。 ってことでとりあえず、本編の方を進めていくことにしましょうかねー。

  • 「終わりよければすべてよし」と思うから、同じミスを繰り返す。

    「終わりよければすべてよし」という言葉がある。簡単に言えば、最後さえイイ感じにフィナーレを迎えられれば、全てが良い思い出にひっくり返ることである。 この言葉の言わんとすることは、人生の節々で感じられる。例えば受験に合格さえしてしまえば、その途中の苦しい時間全てがかけがえのない思い出になるようなものだ。 だが最近は、この「終わりよければすべてよし」という考え方は、ある意味バイアスの一種であり、未来の失敗の種まきに等しい側面もあるなと、ちょっと危惧している。 なぜかというと、適切な検証と反省を阻害してしまうからだ。今日はそういうお話である。

  • 受験直前期は、学力の底上げだけじゃなく、狙って高パフォーマンスを発揮する方法を考えよう。

    いよいよ公立高校入試の日取りが迫ってきた。ざっくり本番まで4週間ほどであり、残り30日を切ったという現実からか、浮足立つ受験生は多い。 ゆえにこのシーズンに入ると、単元そのものの指導に加え、生徒の力量を客観的に見てつぶさにコーチングしていくことも、こちらの大きな仕事となってくる。 ―では、この直前期は、何を意識して学習に取り組めばいいのだろうか?現実問題、ここから10点~15点も伸びることは望めない。それを認識したうえで、何をすべきか。 今日はそんな話を考えていこう。

  • 【同業者向け】”理想のリーダー”を目指すのではなく、"最低のリーダー"を全力で避ける。

    「どんなリーダーになりたい?」という質問を最近よくされる。僕自身の覚悟を問うためなのか、単に好奇心なのか、その真意はわからないが、これに答えるのは難しい。 実を言うと、理想のリーダー像について、僕の中に明確な答えは無い。というより、そんなのを目指しても仕方がないと僕は考えている。 この理由は、【大きな嘘の木の下で】で知った、「成功はアート、失敗はサイエンス」という言葉に強く共感したから、というのが大きい。 大きな嘘の木の下で 僕がOWNDAYSを経営しながら考えていた10のウソ。 [ 田中 修治 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 「理想のリーダーはこうだ!!」という…

  • 【同業者向け】「あの先生じゃなくなるなら塾辞める!」という発言は、美談ではなく失敗だ。

    新年度が近づいている。それに伴って、大学を卒業したり、あるいはスケジュールが変わって仕事に入れなくなったりする講師が出てくる時期でもある。 つまりここからが恐怖の、後任への引き継ぎ祭りとなる。しかも今年は、僕が昇進するということも重なり、僕自身が持てるコマの空きも減っているという状態だ。 だから、「代打オレ」という技もかなり制限されている。かなり難度の高い詰め将棋か、因数がたくさんある連立方程式を解いている気分になる。 ―そして何が恐怖かというと、僕のやり方がマズいのもあるのだろうが、大体毎年1~2人は、「あの先生じゃなくなるなら辞めます」というのが出てきてしまう。 以前は「それほどあの先生に…

  • 自制心を鍛えるには、まずは”カウンターパンチ”の意識を持ってみよう。

    自制心を鍛えるには、一体どうすればいいのだろう。例えばダイエットのために目先のケーキを我慢する能力は、どうすれば身に付くのかという話である。 大袈裟に言えば、僕らはいつだって、自分自身の本能やメタと戦っている。この勝負に負け続ければ、自然と堕落していくのは請け合いである。 【心の疲れを取る技術】にも書いてあったが、僕らの脳はまだ、原始時代を生きているとされる。あまりにもライフスタイルが、短期間で急激に変化したためだ。 だからこそ僕らは未知のことには気乗りしないし、なるべく身体は使いたくないし、快楽を感じる何かがあれば無制限に摂取したいという本能が強く残っている。 そういう本能という最強の、かつ…

  • 「心理的持久戦」に関して僕はクソ雑魚なので、上手い受け流し方を模索中です。

    昔から待つことが苦手だ。具体的には、待っている間に勝手に不安を膨らませ、勝手に消耗し、勝手にダメージを負っていくという癖がなかなか直らないのだ。 ただしこれは、例えば遅刻した友人を待っている場合の話ではなく、いわゆる仕事の連絡やLINEのメッセージに対するレスを待っている間の話である。 学生が、好きな人からの返信を待っているといった可愛げのあるケースだったらいいのだが、僕の場合おっさんが不安に苛まれているだけなので、要するに貧弱である。 ということでこういう、いわば「心理的持久戦」に対して、どう対処するのが丁度良いのか、ちょっと他の人の意見を参考にしたいなと、ふと思った。 今日はそれについての…

  • 【英文読書ルーティン日記112】"START WITH WHY"読書感想ブログⅠ ~人を動かす施策(短期編)~

    先週の途中でめでたく元寇の話を読み切り、ちょっと値が張ったが、新しい洋書をまた買った。 サイモン・シネック氏の「START WITH WHY」である。いわゆるリーダーシップ論についての本で、当然ながら英語でこういうのを読むのは初めてである。 しかし、これの何が嬉しいかというと、極めて平易で読み易いことである。それでいて時折英検1級単語も混ざり、色々と刺激もあるのもまた嬉しい。 もちろん内容も有益な予感がプンプンするので、これから読み進めるのがとても楽しみな一冊である。ってことで以下、感想ブログ、はじめませう。

  • 【同業者向け】コスト意識とは、「感謝」と「想像力」の賜物という素敵な考え方について。

    単なる一従業員からの脱皮を図るため、「俺が校舎長じゃーい」と吠えるのではなく、もっと精神面で変化させるべきところはどこか、ずっと調べて、考えている。 本当にあちこちで見るのだが、「マネージャー」と「ただの従業員」を分かつ一番の視点として方々で指摘されているのは、いわゆる「コスト意識」だ。 確かに、「リーダーたるもの、コスト意識を持て!」とか、「経営者目線に立つとはつまり、コストに意識を向けることだ」と指南する記事や本は、滅茶苦茶多い。 しかし、自問してみてすぐに気が付いた。僕はコスト意識について、解像度が低すぎる答えしか持っていない。 例えば、「無駄遣いを止めようと心掛けること」みたいな具合だ…

  • 【同業者向け】僕がずっと「引き際」を意識している理由。

    僕は今現在31歳なのだが、講師(つまり生徒の前に立ってガンガン教えるポジション)業からは、35歳を目途に引退することをずっと誓って、最近は生徒に宣言さえしている。 現実的かどうかはさておき、「引き際」というのは常日頃から折に触れて、ぼんやりと考えることがクセになっている。あと何年働けるかに関して、僕は割と悲観的だ。 そういう風に「講師としての人生」にケリをつけることは決めているのだが、「なんで?」と尋ねられたら、たぶん割としどろもどろになる。 実はまだ、自問自答が完了していないからだ。だから今日は脳内整理の色が普段より濃くなるけど、僕が引き際を意識している理由について、まとめたいと思う。 なん…

  • 思考力とはやはり、問題に翻訳する力だと思う。

    思考力という言葉は、あそこまで有名で、しかも話題としてホットなのに、本当に掴みどころがないと感じている。 例えば「思考」と辞書で引いても、非常に抽象的な定義が書いてあるだけだ。 1 考えること。経験や知識をもとにあれこれと頭を働かせること。「―を巡らす」「―力が鈍る」 2 哲学で、広義には、人間の知的精神作用の総称。狭義には、感覚や表象の内容を概念化し、判断し、推理する知性の働きをいう。 3 心理学で、感覚や表象の内容を概念化し、判断し、推理する心の働きや機能をいう。 そんな思考力という言葉だが、僕自身は一つ、「こういうことを言っているんじゃないかなぁ」という、どこかぼんやりした仮説を持ってい…

  • 【同業者向け】使い方を間違えれば諸刃の剣。面白い認知バイアス【ギャップ効果】をご紹介。

    自分の内面を観察するという習慣ができて以来、「なんか普段と思考が違うな」と感じた際は、それを説明するようなバイアスが無いか、探すようにしている。 意識的にメガネをかけ替えるためには、そのバイアスの正体をきちんと認識しておく必要があるためだ。説明がつけば、理解度はグッと増す。 そして最近、「なるほど、面白いな」と思ったバイアスがある。それは、【ギャップ効果】である。 このバイアスは、上手く機能すれば生徒や上司からの評価を爆上げさせられるかもしれないのだが、失敗すると嫌な奴に成り下がる、諸刃の剣だ。 今日はこれについて、つらつらと書いてみよう。

  • 【同業者向け】「勤勉なリーダー」と「効率的なリーダー」、どちらが理想なのかという議論は不毛である。

    リーダーシップに関する話を最近は調べたり実践したりし続けているのだが、そうすると大抵、ある議論に辿り着く。 それは、「勤勉なリーダー」と「効率的なリーダー」、どちらが理想なのかというものだ。要は、働き者とゆとりある者、どっちの方が優れているかということだと思う。 これについては、銃規制の話に似ているのだが、どっちにも強い一長一短があり、ゆえにどちらが理想なのかは個々人の価値観に因るのでは、という印象が強い。 つまり、二者択一でどっちがどうこうと決めるのは、不毛だと思えてならないのだ。その理由は、多分だが、具体例が整理・共有されていないことだと感じている。 ということで自分自身の今後のスタンスを…

  • 【同業者向け】働いててつまんない塾の特徴を、もう書いちゃう。

    告知でもなんでもないのだが、大体4月頭を目途に、このブログの毎日更新は止めるつもりだ。たまに黒い何かを書く程度の、裏垢的なブログにすると思う。 以降は、実名でオープンなブログを、会社に許可を取って新たに開設し、もっと開けっ広げな塾の様子、塾長としての僕の想いを発信したいと考えている。 ―つまり、匿名で好き放題書けるっちゃ書けるのは、あと少しの話なのだ。ならば今後の自分のために、結構ダークな記事の1つくらい、投下しておきたいな、と。 隠すことでもないが、実はここ2年、働いていてつまらないと感じる部分がずっとあった。努力をしても現状は変わらず、不満が一層強化されるというサイクルだった。 それを我慢…

  • 【英文読書ルーティン日記111】"Genkō Kassenki: Battle Record of the Mongol Invasions "読書感想ブログ完 ~そして次の本へ~

    教科書の行間から抜け落ちた、当時の人々の感情や苦難、そして喜び。そこを補完すると、歴史を勉強するのが楽しくなってくる。 僕自身も、実は高校の頃は単に「得意」だっただけで、そこに面白さは見出していなかった。大人になってからの学び直しのきっかけはいつも、何かしらのエンタメだ。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 日露戦争前後は、「坂の上の雲」と「ゴールデンカムイ」で。幕末~明治は「龍が如く維新!」で。太古の時代は、学研の漫画で。そんな風に。 そして今回は、わざわざ英語で日本の歴史を見ることで、また普段とは違った観点からみられるし、味わい方も変わると感じている。 終わりも…

  • 何を知らないかを知るためには、作る側に回るのが一番簡単だ。

    最近軽めの実害を食らった関係で、自分が何について無知なのかを理解する方法をずっと考えている。まぁ、とんでもない難問なのだが・・・。 そのためには例えば「目線を変えろ」という風な助言を受けることが多いのだが、では具体的にどうすることがそうなるのかは、なかなか手触り感を得るのが難しい。 ただ最近、偶然っちゃ偶然なのだが、そのきっかけになりそうな心構えに気付くことができた。それは端的に言えば、「作る側」に回ることだ。 ということで今日は、それを基に記事を書いてみる。

  • 【同業者向け】明文化されていないルールの怖さを改めて知った事件がありましてな。―そしてそれを改善するために誓った、あること。

    今日、まだ少しもやもやするお叱りを別の上司から受けた。聞けば、料金の対応について、僕の取ったやり方に不備がある、トラブルに繋がり得る、というものだった。 尚、その後の対応については事なきを得る形で終結したのだが、「申し訳ありませんでした」と電話口で謝りながらも、僕の心の中にははっきりとした”しこり”がある。 その”しこり”とは、「そんなルール、初耳だよ」というやるせなさである。だがその上司に言わせれば、知らないことが悪で、それは僕の怠慢と言いたげな温度だった。 今はそれ以上自責にも他責にも意識を持っていかれないよう自分の中で折り合いをつけたが、この件をきっかけに、更に「曖昧」の怖さを実感するこ…

  • 大人になってから勉強が楽しくなる、身も蓋も無い理由。

    「勉強」は中学生・高校生の頃、御多分の例に漏れず、全然好きではなかった。高校や大学に進学するために習熟しなければならない、一つの知識ゲーム。そう考えていた。 これをやれば賢くなれるという実利的なメリットは考えたことなど無い。自分がハマってきたゲームの超劣化版という風に「勉強」を考えていたなと、今ならふと思う。 しかし、今やどうか。毎日新しい知識を入れたり、既存の事柄を更新したりしないと途端に不安を覚えたりイライラしたりするという、ヘンな性格になってしまった。 これまた御多分の例に漏れないのだが、大人になってみれば、やはり勉強は楽しくなったし、好きになったのだ。 ただしその理由は全くもって高尚な…

  • 謙虚な”だけ”のリーダーもまた、傲慢と同じくらい無責任だよなと思えてきた。

    大雪のため、今日は校舎を閉めている。そうなると全ご家庭に休校の連絡を通す必要があるのだが、やはりというか、これがスムーズには通らないわけで。 問い合わせの電話や、連絡が通らないまま来塾してしまう生徒に対応すべく、全てのご家庭に何かしらの形で既読がつくまで、校舎でスタンバイしている状態である。 ぶっちゃけクソ暇で不毛な時間なので、どうすればもっと連絡が上手く流れるかを考えながら、ぼーっと過ごしている。 そんな折に閃いたのだが、一つ原因というか、心当たりがある。それは、僕が一切表舞台に顔を出していないことである。 今日はそれを起点に、うだうだと話を書いてみようと思う。

  • 【同業者向け】明文化”されていない役割”という地雷を取り除け!

    今日、少し上司とケンカしそうになった。簡単に言えば、僕はBという部署を預かっているので、Bの顧客に”だけ”指示のあったメッセージを送ったら、怒られたのだ。 「そこは全体に送るべきだと考えればわかるだろ・・」という呆れながらの怒りであったが、正直「・・・何言ってんだろう」という呆れが、僕の中でも先立った。 過去何度も【越権行為】で怒られてきて、いい加減部下としてストレスの少ない立ち振る舞いを学んだ矢先、「気が利かないこと」を怒られる。謎だ。 だがこの感情は1分程度でスッと消えて、この歪な点をどう改善すれば、今後こういう面倒なことは防げるだろうかと、建設的な思考に持っていくことができた。 原因はす…

  • 【退屈】は嫌いだけど【多忙】も微妙だから、僕は【充実】を目指したい。

    最近酒を飲む頻度がめっきり減ったおかげか、酒の耐性そのものも減ったようで、3回飲んだら2回は二日酔いになる有様だ。そして今朝もそうだった。 二日酔いといっても、頭痛が出るパターンとお腹を下すパターンがどうやら自分にはあるようで、今回は腹を下し、汚い話だが起きてすぐにトイレで嘔吐してしまった。 睡眠スコアもズタボロで、結果小腸も多分荒れ倒していることだろう。睡眠不足と消化器の不調が重なれば、僕の場合すぐイライラするようになるため、色々よろしくない。 実際今日も自分のストレス耐性が著しく下がっていることを自覚しているため、さっさと帰って、小腸に優しい食事をたくさん摂取したいと考えている。 ・・・全…

  • 【英文読書ルーティン日記110】"Genkō Kassenki: Battle Record of the Mongol Invasions "読書感想ブログⅩ ~武士道の信仰者~

    よつばchという、歴史解説系のゆっくり実況をやっているYouTubeチャンネルがある。そこの人気動画で僕も好きなのが、スペイン・ハプスブルク家だ。 ちなみにそのチャンネルを通じてテューダー朝についても予習していたので、それらと元寇が繋がるチャプターは、本当に僕が得してならない章だと感じている。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 北条時宗、クビライ、エリザベス1世、フェリペ2世。これらの歴史上の人物がやらかしてきたこと、受け止めてきたことが繋がっていく。 その面白さをなるべく伝えられればと思う。

  • 校舎長交代まであと2ヶ月ちょい。現在胸に秘めていることを書き殴る。

    凄くどうでもいい話なのだが、このブログの毎日更新は3月末で止める予定だ。そこからは本当に普遍的な気づきとか仮説を、週1くらいで書けばいいかと考えている。 なぜ止めるのかというと、4月からは会社の許可を取ったうえで、校舎で起きたことをネタに、実名の上で、毎日記事にして発信していきたいと思っているためだ。 その目的は、僕自身が目指す校舎長、ひいては学習塾の像に深く関係する。僕が(多分)校舎長という肩書を得るまで、あと2ヶ月ちょい。 正直言うと、明日どころか5分後に交代してもらっても構わないくらいの準備はずっと整えている。それくらい今は、前のめりなのだ。 ということで今日は、特に書きたいネタも閃かな…

  • 【同業者向け】講師なら知っておきたい、そして生徒に伝えておきたい、学習を阻害する「認知バイアス」3選。

    「観察力の鍛え方」及び、著者の佐渡島庸平氏の考え方の影響で、「バイアス」についての勉強が最近ずっと面白い。 「頑張れ!」とか「お前ならやれる!」という能天気な声掛けに頼らず、自分にも生徒にも健全な施策を打つためには、もはや必須の知識だとさえ考えている。 ちなみに「バイアス(特に認知バイアス)」とは、以下の様に説明されている。 認知バイアス(にんちバイアス、英: cognitive bias)とは、物事の判断が、直感やこれまでの経験にもとづく先入観によって非合理的になる心理現象のこと ja.wikipedia.org 例えば、「東大卒」と聞くだけで、その人が何か天上人の様に見えて、やることなすこ…

  • 【同業者向け】差別化云々の前に、まずは”校舎の世界観を作り込む”という投資から、かも。

    自分がとある校舎を引き継ぐことは、どうやら既定路線らしい。実を言うとまだまだ10%くらい疑っているのだが、とりあえず先のことを考えた方がよさそうだ。 実を言うと、まず何から取り組むべきかという具体は山ほど浮かんでいるのだが、それを一括りにした抽象的な目標を、まだ自分の中に落とし込めていない。 例えば、ざっと書き並べると、粗大ごみの処分・自習室の作り込み・面倒見に関わるシステムの基盤の再構築・大学生講師との距離感の再設計、等々である。 それぞれ「なんで、どうやって」という部分は考えたうえでの施策なのだが、それを抽象的に語ろうとすると、どうにも腹落ちしない。偏頭痛も相まって、頭が痛い。 そういうこ…

  • 「丁寧」という言葉を、「ていねい」という語句を使わず説明できますか? この言葉が持つ意味は、思った以上に深くてとっても大切だぞ!!!

    僕のような字が汚い子が、人生で言われる言葉トップ3には、確実に「丁寧にやりなさい!!」というフレーズが入ってくると思う。 そんな「丁寧」という言葉だが、最近ふと気づいたことがある。僕は「丁寧」という言葉を、「丁寧」という言い方以外で説明ができない、ということだ。 なんとなく「ゆっくり落ち着いてやること」というイメージを感じてはいるのだが、あまりにも解像度が低いなと、ちょっと自分に呆れる部分もあるわけで。 ということで仕事の空き時間を利用してその意味をきちんと調べてみたところ、この「丁寧」という言葉は、非常に含蓄のある言葉だったと判明した。 今日はそんな謎の発見を、せっかくなのでシェアしておこう…

  • 「合格祈願」をする本当の目的が、ちょっとわかったかも。

    こないだ、塾生の合格祈願ということで、会社の有志と一緒にとある天満宮へ行ってきた。まぁ、いわゆる神頼みだ。 しかし、正直僕は、神頼みにあまり興味がない。受験生だった頃も、「このお参りの時間、勉強してたいな・・」というバチ当たりなことを考えていたほどだ。 今回もどちらかと言えば、一つの気分転換や、生徒と話すネタという風に、それ自体とは別の目的をもって、同行したという具合である。 ただ最近、本当に偶然読んだ本の一節がきっかけとなって、「神頼み」の本当の意味や狙いについて、ちょっと気付いた点がある。 それを踏まえれば、なるほど確かに、人智を超越した存在に命運を託すような考えも、悪くないように思えてき…

  • 「要領が悪い」とはつまりどういう状態で、じゃあどうすればいいのだろうか?

    こないだとある私立高校の問題を解説していた際、ふとこんなことを思った。 「要領が悪い生徒は、このレベルの問題だと点を取れないだろうなぁ」 ―そう思ったと同時に、またふと思った。 「そもそも要領が悪いって、なんだ?」 直感的にそのときはそう思ったのだが、改めてじっくり考えてみると、僕は「要領が悪い」という言葉をきちんと説明できないことに気が付いた。 説明ができないものについては、きっと指摘も修正も出来ない。だから本当のところはどういう意味なのか、ちゃんと知りたくなった。 今日は「要領が悪い」の本当の意味について、紐解いていこうと思う。

  • 【英文読書ルーティン日記109】"Genkō Kassenki: Battle Record of the Mongol Invasions "読書感想ブログⅨ ~島国の縁~

    元寇合戦記というタイトルだが、既に元寇の話が終わっている。この後はどんな話が来るのだろうか。鎌倉幕府が崩壊するまでだろうか。 さて。時折新しい情報や、埋もれていた伝説に出会いながら、とんでもなく血の香りがする洋書を読み続けて、ここまで来た。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 北条時宗もクビライも、覚えるべき歴史上の重要人物という程度のイメージしかなかったが、歴史的背景や時折描かれる人物像を考えると、見方が大きく変わった。 他にも色々と感想はあるが、それは後回しにして、今はその後の展開を追っていこう。

  • 【同業者向け】「生徒の心に寄り添う」とは、つまり一体どういうことなのか。

    「寄り添う」という言葉がある。例えば、「生徒一人一人の心に寄り添う」という風に使う言葉で、同時に指導者にとって必須のスキルや考え方だと思わされる。 ・・そんな「寄り添う」という言葉だが、僕はどうにも、「偽善」のにおいを感じている。 「俺はお前のことをわかってる」とか言われたら、勝手なことを言いやがって、押しつけがましい・・とさえ思ってしまう。 理由は簡単で、とりあえず僕の経験として、僕のことをわかってると言った人は、大抵僕の感情を自分勝手に当て推量して、頓珍漢なことを早合点していたからである。 なのにその人は、周囲から見ればどこか人格者的な評価を得ていた。結果、「なるほど、言ったもん勝ちか。ま…

  • 【同業者向け】僕みたいな根暗の皆様へ。「陽キャ」についてのよくある”勘違い”と、「陽キャ2.0」についての自論を書いておく。

    どんなビジネス書を読んでも、経営者のブログを読んでも、「理想的な社員」の条件は結構決まり切っている。 それは端的に言えば、「素直でいいヤツ」である。言い換えるなら「陽キャ」というところか。 教えに対してオープンで、色んな報告を上げてくれて、しかも気が効くとか、そりゃあ上司からモテモテである。 一方、「こういうヤツは部下に要らない」という容赦ないモデルケースも結構共通しており、それは意外でもなんでもないのだが、いわゆる「根暗」である。 いつでも暗く、後ろ向きで、メンタルも弱く、場の空気をどんよりとさせる。なるほど、要らない。要るというヤツの方がどうかしている気さえする。 ・・・だが、こういうのを…

  • 【同業者向け】メンバーが気を利かせてくれることに依存する組織の、ヤベェ末路が見えた。

    この上なく唐突だし、また、まだまだ文章にできるほど解像度が高くないのだが、長年の悩みがまた解けつつある。 僕の中でずっと”しこり”であった、上司と部下の関係性について、2023年になるかならないかの時期から、急に悩みが氷解していく感覚を抱いているのだ。 学習塾だろうが、そういう会社あるあるな話は付き物である。特に僕みたいな中間管理職は、ストレスを受信し易い立ち位置なので、猶更だ。 ところで、僕がずっと置かれていた状況は、どんなものだったのか。まぁ、どの会社でも見られる光景だと思うが、サクっと書いておこう。 ぼかしながら言うと、特に仕事を振られもせず、仕事をしている様子もなく、でも現場からの声は…

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