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某塾講師の備忘録 https://jukukoshinohibi.hatenadiary.com/

底辺出身の塾講師である僕が、『教えること』に役立ちそうな情報を、『心理学』から『勉強法』までまとめるブログです。(教育に関するヘンな話への愚痴も少々)

中元 俊也
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2020/02/21

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  • 「不安」そのものに20分超、徹底して向き合ったある日の記録。 ―そして気づいた、とんでもない”勘違い”。

    最近、朝起きるのが憂鬱だ。覚醒するにつれて、過去・現在・未来問わず、ネガティブな感情が、かさぶたを剥いだ後の血の如く、次々と頭の中に湧いてくるからだ。 肉体的な疲労が溜まっていることは認める。だが、何か不健全なバグも自分の心に起きていて、そのせいで倍以上の速度で感情が歪んでいるように思えてならない。 感情は、すぐに脳をジャックする [ 佐渡島庸平 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon こういうときは、よく自己観察、内省、振り返りが足りないと言われる。つまり、自分の心にしっかりと向き合っていないから、ストレスは増大していくのだ、と。 似たような指摘や考え方は、仏教はもとよ…

  • 2024年の目標は「理性と感情の落としどころを意識できるようになること」です。

    この記事を書いている今は、2023年があと5日で終わるという時分である。毎年思うことだが、気付けばもうカレンダーの最後の行になっている、という感じだ。 今年を振り返るには少し早いのだが、直感として思う課題が一つ。僕は我ながらゼロヒャクで考えるという思考の癖があり、特に今年はそれに振り回されることが多かった。 なにかミスやヘマがあれば、この世の終わりみたいなショックを受けて、自分が全ての責任を負わねばならないという意識が暴走する。これは感情が全ての状況だ。 しかし同時に、「いやそれ、俺のせいじゃないじゃん」という理性も、どこか強い説得力を帯びて、脳内に浮かんでいるのも感じている。 本来、感情と理…

  • 「今ここ」に向き合うことの意味が、やっとわかった、かも。

    徹底的に「今と向き合う」ことは大事とよく言われるが、その言わんとすることはやはり抽象的だ。色々検証こそすれ、手応え勘は依然として弱い。 しかし、そうはいっても少しは前進をしているはずだ。そうでないとやってられない。ということで今日は、これについて自分なりの考えを一旦まとめておこうと思う。 【中古】やるか、やるか 超ストレスを一瞬でゼロ化する方法 /KADOKAWA/JIN(単行本) posted with カエレバ 楽天市場 Amazon インフルエンサーの動画を観たり、仏教哲学を学んでいたりすると、「今、このとき」にしっかり向き合うことがすごく大事だと、よく説かれている。 しかし、今に集中す…

  • 最後の最後でメンタルを支えてくれるのは、結局”あれ”だよね説。

    今日は、結局きついときに一番心の支えになってくれるものって何だろう、ということをテーマに記事を書いてみる。 正直言うと、今はめちゃくちゃな状態だ。仕事がカオスで、先が見えない闇を歩いている気分である。今日家に帰れるのは、家を出てから約12時間後だと思う。 もちろん12時間ずっと仕事をしているわけではないので、純粋な労働時間で言えばもうちょっと減る。だがそれでも、11時間ぐらいは仕事なわけだ。 そしてあまり先のことを考えたくないのだが、この生活が年明けまで続く。そして、年始の連休を挟み、またちょっと続く、という感じだ。 ぶっちゃけそのことを考えても、心身において結構弱ってるところがあった。これは…

  • 【英文読書ルーティン日記157】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ20 ~脳は僕らなのか?~

    生徒の発言に対し、「なんでそんなことを疑問に思うんだろう」と思うことが、最近減ってきた。むしろ、「確かにな」と思う方が圧倒的に多い。 僕が知っている知識など、世界のほんのごく一部に過ぎない。教科書や参考書で切り取られた知識は、僕らが暮らす世界の目次のようなものだと言える。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 目次を知っているだけで悦に入ることは、恥ずかしい。僕はそう思うからこそ、自分の盲点に当たる問いを持ってきた生徒には、素直に感嘆し、一緒に調べている。 学びを面倒と思うようになったら、講師業は潮時だ。そう思うところもある。今のところ幸いにも、僕は知らないことを知る…

  • 【クソ感情】の解像度を、色んな手段の総動員で、目一杯高めてみた。 ―結果判る。相手は、どうでもええ。

    一瞬で切れたのだが、ある着信があった。その番号の主は、過去に相当上から目線でマウントを取ってきた、正直言ってとても嫌いな人である。 掛け間違いか、それともまたクレームか。そのときから1時間くらい経過したが、折り返しもないし、僕から掛け直すのも嫌だしで、放置している。(そもそも今日は休日だ) しかし、今はっきりと自分の中で感情が乱れているのを感じる。ラベリングすらめんどくさいほどの不快感であり、押し込められたそれで胸が詰まったかのようだ。 目先の仕事に意識が向かない。着手すらできず、そのもやもやも相まって、すごく【クソ感情】に振り回されている状態だ。 許し難い相手に感情の手綱を渡してしまっている…

  • 「多忙」に翻弄されたときに必要なのは「手放し」ですな。

    いよいよ魔の冬季講習が始まる。今年は高校三年生が比較的多い年度なので、共通テスト前のコマ組が求められ、なかなかに逼迫している。 更に重ねてシフト調整、面談、予習、教材準備などがドバドバと残り、果ては数時間の作業量が前提の依頼が飛んできて、頭がおかしくなりそうだ。 多忙に呑まれると、苛立ちが発生し、そのままそれの強い感情である激怒に転ずることもままある。今のじぶんは、ちょっとそこに突っ込んでいる。 こういう感情の激を自覚したらどうすればいいのだろうか。自戒も込めて、僕なりの提案を書いておく。

  • 自分の悩みを質問風にして書き出して、それに自分で答えると、すげぇくだらんことで悩んでいることがよくわかる。

    仏教哲学を始め、悩める人へのアドバイスとして本当に多いのは、「徹底して客観視ができるようになろう」というものだ。 基本的に「絶対的な我など無いことを認識しよう」とか、「自己否定・自己肯定バイアスを知ろう」という助言の根底にあるのは、やはり【客観視】だと思う。 しかし客観視は、正直かなり難度が高い技能である。算数でいう暗算のようなもので、できるようになるまでに何か複数の段階を経ている気がしてならないのだ。 つまり、筆算や逆上がりのサポート台のようなプロセスが無ければ、「客観視とはこれか!」という手応えすら、なかなか得られないのも当然だろう。 そこで色々考えた。手間は掛かるが、客観視を円滑に行える…

  • 得意なことは、案外自分ではわからない説。

    昨日のやり取りで、国語の指導中に生徒から、少し不思議なことを言われた。それは、大体以下の感じの内容だ。 「なんで言葉の知識をそんなに持っているんですか?漢字検定準1級ぐらい持ってましたか?」 これを言われて驚いた。実は僕自身、漢字検定は16歳の時に2級を受験し、見事落ちて以来、一切リトライをしていない。 そういう背景があるので、「自分は言葉に詳しい人と見られているのかもしれない」という発見は、素直に驚きである。 今日はそんな話を書いておこう。

  • 仕事をセーブするのが不安なあなたへ。休むのは・・・イイゾ✨

    大体2週間前から時折ぼやいているが、クソ繁忙期がようやく一区切りついた。ちょっとしたらすぐに冬季講習が始まるが、一息つける貴重な時期に差し掛かっている。 しかし、先週、今週と続いた繁忙期は、それなりに僕の心身を疲弊させやがったようだ。過去に経験した適応障害を思い出す症状が、いくつか出ているためだ。 こういうとき、自分を労い、止めてあげられるのは、文字通り自分だけだ。だから今週は、実働をできるだけ意識的にセーブし、休養を優先している。 今日はまだ2日目とかなのだが、既に変化が出ているので、その感想について書いてみたいと思う。

  • 話を聴く側として、僕が抱えている弱点を整理する。

    今日、塾での教育相談に一区切りがつく。厳密にはまだ数件残っているのだが、毎日3つも4つも懇談を行うという日々は、一旦今日で終わりだ。いい酒が飲める。 しかし、そんな日々の佳境で一番実感しているのは、僕自身の心身の消耗だ。特に後半の数日は、風邪薬を飲み、睡眠もいつもの1.2倍くらいにして、ようやく動いていた。 騙し騙しで何とか駆け抜けたような日々。なぜ僕はこんなに、面談という場を踏めば踏むほど、疲弊していくのだろう。累計で200件くらいやっているはずなのに、だ。 だから、どこかにバグがあることを前提に、自分の向き合い方等を検証し直してみた。色々なコーチングの例やカウンセラーの記事を読み、それを自…

  • 【英文読書ルーティン日記156】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ19 ~頭蓋骨の中の宇宙~

    最近、佐渡島庸平氏の受け売りなのだが、「わかろう」とあることを意識的に止めつつある。 もちろん、いわゆるテストの答えをわかろうとはするが、全体的にそうすべきだは考えていない。わからないことを糧に思考して、理解し、また問うのを繰り返したい。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 32歳になった今、僕が心底好きなことが段々はっきりとわかりつつある。僕は学び続けたいのだ。そのためには、わかった、知れたという感覚は、学問を邪魔してしまう。 世の中には無限大の問いが隠されている。だからこそ心が躍るのと同時に、人生はそれを理解するにはあまりにも短いことに、慄然とする気持ちもある。…

  • 集団授業はオワコンなのか?

    今日は、最近オワコンと捉える風潮さえも感じる集団授業の意義について、自分の考えを述べてみたい。 実際、近年の問い合わせの傾向を鑑みても、やはり個別授業が重要視され、集団形式のそれは段々と減りつつある。色々足掻いてみたが、これは”時流”なのかもしれない。 いわゆる全員に同じことを教えていればよかった時代から確実にシフトしており、生徒一人一人に合わせたカリキュラムやプランを与えることが、強く求められている。 そういう意味では、無工夫な集団授業は確かにオワコンなのだと言える。実は僕が近い将来に今の形の講師を引退したいと言っている理由は、ここに関連している。 ということでここからは、それを前提としたう…

  • 実録?疲労が溜まりまくった人間の思考は、こんくらい病的になる。

    以下の記事は、元々「疲労が溜まっているのを自覚してきたので、さてどうするか」的なテーマで、通勤中に喋ったものである。 しかしいざChatGPTで文章を整えて、客観的に読んでみると、割と身震いがした。特に後半、はっきりと疲労困憊の兆しが見えつつあったからだ。 僕自身メンタルをへし折った過去があるのだが、その頃の思考に割と返ってきてしまっている。これがこのまま続くと、僕はもう一度、投薬のお世話になるかもしれない。 それは怖い。怖すぎる。ということで今日は特に加筆も修正も推敲も最小限にとどめて、そのダークな思考をそのまま載せておこうと思う。 あなたが、それか近しい誰かが、似たようなことを思っていたら…

  • 「この人のためになることを言おう」という気持ちで話を聴いてはいけない、らしい。

    まだまだ教育相談のシーズンは続く。せっかくならばインプット量も増やし、経験値の質を上げたいと考えているため、色々な【傾聴】に関する記事を読んでいる。 そんなとき、たまたま読んだ精神科医の記事から、ある興味深い考え方を得られたように感じる。それは、聴き手の姿勢についてだ。 ddnavi.com 実は、僕は面談を一つ終える度、驚くほど疲労が溜まる。生徒に対する授業の数倍、誇張抜きで疲れる程だ。これは割と異常ではないかと、心配になるくらいに。 口下手であることが原因かと思い、色々な言い回しを研究した。また、単に不慣れなのかと思い、最大で1日6回、面談を積むこともあった。 しかし、いずれも改善にはつな…

  • よりよく死ぬためには、やっぱり適当に生きてちゃいけないんだな、と。

    今日は多忙に振り回されてしまったので、神経が張り詰め気味だ。だからややセンチな記事を書いて、帳尻を合わせることにする。 どうでもいいのだが、僕は多分癌で死ぬと思っている。好きなゲームキャラの影響ではなく、単純に癌が多い家系だからだ。 母方の祖父も、父方の祖父も、叔母も、皆癌によってこの世を去っていった。寛解こそしたが、父方の祖母も子宮に癌ができたことがある。 そういう一族としての流れを見ていると、僕の終焉の姿も容易に想像がつく。もっとも、しょうもないことで事故死したりする可能性もあるのだが・・。 逆算思考と言えば聞こえはいいが、僕はやはり、死に際といった終わりから諸々を逆に考えていって、現在の…

  • やはり僕の課題は”整えること”、である。いやはや、ムラの多い人生を送ってきました。

    今日は、最近自分でも強く弱点だという印象を持ちながらも、決定的な解決策が見当たらない、あることについて記事を書く。 つくづく思うのは、僕はやっぱり、休憩と集中が下手くそだということだ。休むべきときに休むことに集中できず、逆に集中すべき時には中途半端な集中しかできない。 大学受験をしていた頃には実感していたが、最近確信し始めた弱点だ。僕は自己管理が得意な方だと思っていたが、それはただの思い込みだったようである。 今日はそれを客観的に分析しながら、取るべき対策を考えてみたい。同じように師走しまくってる皆様のためになることを願いながら。

  • ”深い学びそのもの”を仕組み化したもの。それが【学校行事】だ。

    突然なんだという話だが、色々な学びに関する本を読んでいると、学校行事は本当によくできていると、つくづく思う。学生だった頃には気付かなかった観点だ。 ただ、学校は「百害あって一利なし」という意見もある。確かに、不登校の子どもの数は増加の一途をたどる等、学校というコミュニティの意義が問われているとも感じる。 不登校児童生徒数が過去最多に 文科省調べ ニュース 2022年 10月 先端教育オンライン 持論だが、これは不登校の生徒自体が増えたというより、学校という場所は嫌なら属さなくてもいい、という価値観が社会に根付いてきている証拠だと思う。 居場所は他のところにもある。嫌なら行かなくてもいい…

  • 【英文読書ルーティン日記155】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ18 ~”時”を問う~

    科学の世界でわからないところを突き詰めていくと、宗教や哲学の世界になっていくような気がしてならない。 あまりにもスケールが大きいブラックホールという存在。時空間という、そもそもあるのかないのかさえ超越した存在。そこに答えを見出すのは、可能なのか。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com そんなことを考えていたが、そもそもそこに答えを出すこともまた、違うのではないかと思えてきている。せいぜい、その時点での暫定解が限界だろう。 謎を謎のままに、それを突き止めようとあれやこれやと頑張る中で、人類全体としての叡智が進化していけば、それでいいじゃないか。むしろわからないままでいい…

  • 塾講師だけど、模範的な「教員の心構え」が、やっと腑に落ちた。

    今日は、昔本で読んだ「教員や講師に求められる心構え」の1つが、最近やっと腹落ちしたとことを書こうと思う。 集団授業の生徒制御に苦戦していた頃によく読んだのが、向山洋一氏の著書「子供を動かす法則」である。 子供を動かす法則新版 (学芸みらい教育新書) [ 向山洋一 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon この本の中で、教員が持っておくべき心構えの1つとして、「漠然と目の前のことに向き合ってはならない」みたいな教えがあったと記憶している。 例えば、黒板消しを使うときは横に動かすのか縦に動かすのか、 またそれぞれについて、それはなぜかっていうことが説明できなければならない。 漠…

  • 中学の秀才が、たまに高校で落ちぶれていく現象の謎についての一考察。

    今日は、「中学校まで成績が良かった子が、なぜか高校でたまに失速する現象」について、今僕が考えている仮説を書いておく。 これは「熟達論」に書いてある話にも似ているのだが、そもそも論、中学と高校の学習は、その性質が全く異なるのに、驚くほどそれに無自覚な人が多い。 熟達論 人はいつまでも学び、成長できる [ 為末 大 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon これがどういうことかというのは、実はスポーツに置き換えれば、とてもわかり易くなる。 野球でも、友達同士の遊びで勝つためにはどうすればいいかとかいう話と、少年野球のリーグ戦で優勝するために何をすればいいかという話は、次元がまる…

  • 30代を過ぎた今、いかに自分を”整えるか”が僕の課題です。

    今日は、自分の中で最近課題として認識していることについて記事を書いてみる。それは、「整えること」についてだ。 この言葉だけ聞くと、サウナなどが頭に思い浮かぶかもしれない。だが、僕が課題としている「整い」とは、サウナに入ったら何とかなる類のものでは別にない。 どちらかと言えば、モーニングルーティンやナイトルーティン、あるいは職場や自宅における整理整頓など、人生自体の基本所作に当たる事柄のことだ。 最近色々あって、僕はもはや潜在意識とさえ言える段階まで降りて、自分なりの「整える」と向き合う必要があると感じている。 今日は、そんなふわふわした話がテーマである。

  • 「ゆとり世代」と「思考力重視世代(仮)」の陰陽を考える。

    今日は「なんだかんだで詰め込み教育の段階も必要だよね」というテーマで、記事を書いてみようと思う。 かくいう僕自身は、いわゆる”ゆとり世代”だ。この呼称は割と嫌いだし、この時期の教育が良かったか悪かったかというのは、まだ歴史的評価の途上だとしか考えていない。 その時分の文部科学省が、どんな認識や目的でそれを始めたかはよくわからない。調べるのも正直、めんどくさいほど、あんまり興味は無い。 ただ僕のイメージでは、【知識偏重型】からの脱却を、最終的な目的に据えて改革に乗り出したのではないかと感じている。 いわば「知識を詰め込んで、それを使って、例えばクイズ番組のように一問一答へ即答できる」という評価体…

  • 宴会の次の日に不安になるのは、なぜ? ―深く観察すると、興味深いことがわかったの巻。

    忘年会シーズンが始まった。僕はこういう酒席自体は別に嫌いではなく、むしろ好きなのだが、ここ3年くらいはっきりと、飲んだ次の日に必ず不安を覚えてしまう。 起きてすぐ、自分の内に強い不安が生じていることを実感はする。しかし、その正体は完全に謎だ。ポケモンでいう「ゆうれい」より、全然その実体が判っていない。 実録 ポケモンホラースポット|本当は怖い?ポケモン|ポケモンだいすきクラブ 更にたちが悪いことに、大体半日くらいその不安に浸っていれば、綺麗にそれが霧散しているのだ。だから、あとになっての検証も、上手くすることができない。 「消えるならいいじゃん」という風にそのままスルーしても良いのだが、自分の…

  • 【英文読書ルーティン日記154】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ17 ~あるとないを超越した何か~

    テーマが似ているから当たり前かもしれないが、「宇宙創成」「フェルマーの最終定理」「素数の音楽」で出てきた話や知識が、ちょこちょこ登場する。 男子に生まれたがためか、学校でできることを求められる理科や数学がからきしな僕でも、宇宙や数論の未解決問題にまつわるストーリーは大好物である。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com Wikipediaをザッピングしていても、このあたりのテーマを無意識に選んでいることが多い。こないだもゴールドバッハ予想も読んでいたくらいだ。 知らないことを知っていきながら、それ以上に知らないことが増え続けるサイクル。今僕は割と初めて、「人生って短いな…

  • 「リーダーなのに孤独を感じなくて不安」”でした”。

    以下の記事は、書き始めたはいいものの、途中でピタッと手が止まり、そこから1ヶ月くらい放置していたものである。 当初のタイトルは、【「リーダーなのに孤独を感じなくて不安」です。】というものだった。確かにその不安は感じていたが、言語化と観察が不十分だったらしい。 そこから期間が空いて、色々とインプットを重ねた結果、ようやく「続き」が書けそうという思いが湧いてきた。その過程で、タイトルもちょっと変更した。 ということで冒頭はこの辺にして、以下本題である。 ――ここから、1か月前の記述―― ちょっと前の記事でも愚痴ったが、僕は一応リーダー的立場にいるのに、リーダーの方々が感じるという”孤独感”を抱いて…

  • 中2地理・近畿地方の予習をしていたら、久々に「面白い!!」と思えた。

    昨日書いた記事の、いわば続きになる内容を今日は書いてみる。つい最近、僕の中で、「問いが見つかるまでは予習をする」というラインを設定した。 教科書や問題集の解説や説明に、「なぜ?」「どうして?」をぶつけながら読んでいく。それらを解決し、僕なりに納得した理解を得て、それを授業する感じだ。 そして近畿地方一つ取ってみても、永遠に終わらないのではないかと思うほど、問いがポコポコ自分の中に生じたのには驚いた。 僕は地理の勉強について、地形の特徴から入ることに面白さをあまり感じていない。どちらかと言えば、歴史的な出来事を取っ掛かりにした方が、理解が楽だと感じている。 その観点から考えると、色々引っ掛かる。…

  • 「予習」とは、そもそも何を目指してやるものか?

    理想の予習とは何か。ここ最近、これを改めて考え直すきっかけがあったので、記事にしておこうと思う。 白状すると、僕にとって予習というのは、今からの授業で何をするかを決めたり確認したりする、という程度の意味合いのプロセスでしかなかった。 だからここ最近は、がっつりとノートに何かをまとめて、綿密な板書計画を作るといった予習を、ずっとしていない。 代わりに、日頃のインプットの量を増やして、 本で得た知識や、新しい経験則等を適宜使って、いわばアドリブ的な方法で、しばらくやってきている。 正直、英語に関しては、僕はそれでいいと思っている。しかしながら、特に国語と社会において、そのやり方は少し改めた方がいい…

  • 「学習」と「学問」の違いとは? ―僕は、「学問」がしたいと思う。

    国語の類義語という単元を教えていると、ふと言葉が詰まることがある。完全に同じ意味であるならば、同じ言語に2つも同じ意味の言葉は要らないのでは、と。 昨日もたまたま、「学習」と「学問」について調べていて、同じことを思った。これら2つは、同じような構成をしているのだが、言葉としては別物だ。 例えば「学問の神」というとなんか貴いが、「学習の神」というとすごく弱体化した響きになる。また、「学習塾」というとしっくりくるが、「学問塾」だとなんか違う。 だから、どこかにこれらを分かつ差異があるのだと思う。では、それはどんな違いなのだろう。 ただの好奇心でそれを調べてみたのだが、これが結構面白く、自分の在り方…

  • 博物館の原点、「ムセイオン」とはどんな場所だったのか。

    僕が本当にやりがいを感じる働き方のヒントは、博物館にあるのではないか。最近はそこを取っ掛かりとして、あれやこれやと調べては考えているところである。 その経緯はここ3~4回の記事にまとめていたので今回は割愛するが、今のところの手応えは、「多分そう」という程度である。 その過程で今一番気になっている言葉が、タイトルにも書いた「ムセイオン」だ。これは「museum」という単語の語源であり、時代は古代ヘレニズムにまで遡る。 元々ここは、当時の世界最高峰とされる学者を集め、研究を推奨し、その発展と公表を目的とした学堂である、といった感じの説明がある。 ここに「展示」と「公開」、あとは「収集」という要素を…

  • これから強く意識すること。それは、”教え”や”学び”の可視化である。

    ろくすっぽ結果らしい結果を出す前に公言するのも恥ずかしいが、僕は今、校舎長としての自分の在り方を意識的に変えようと努力している。 僕は場を預かる者、チームを率いる者”ではなく”、場所を場所たらしめるため管理する者であるべきだ。そんな風に考えている。 そう思うに至ったプロセスは、以下の記事2つにまとめたので今回は割愛するが、その後になってまたある気づきが自分の中に湧いている。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com jukukoshinohibi.hatenadiary.com 美術館を英語で言うと「art museum」という語を当てるのだが、これはつまり、「芸術品のm…

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