1.モノクロカメラでM51銀河を撮影 2025年の5月は一度切りの撮影でした。しかもモヤ模様のシーイングの良くない夜でした。あまり長時間の撮影は出来ないと判断し、短時間で撮影が終了しそうなモノクロカメラでの撮影を行いました。撮影対象は、最近カラーカメラで撮影していたM51とし、カラーカメラとの感度の違いを比較することにしました。 モノクロ撮影に使用した鏡筒は、カラー撮影と同じTakahash...
菜園、PCの趣味に天文が加わり、 早寝の健康管理に危険信号。 加えて寒さ嫌いで天体撮影はおざなり。 せめてもと天文工作を楽しんでいます。
M99:おとめ座銀河団風車銀河。 TSA-120鏡筒とASi533MC Proで撮影
1.メシエ99銀河 おとめ座銀河団の中にある風車形状の銀河。メシエ99番の銀河でもある。昨年の6月にも焦点距離2,700mmのSkyMAX180で撮影しましたが、西に傾きかけた悪条件で撮影したため再撮影を実行しました。今回は、焦点距離を1,500mmに下げての撮影を試みました。 撮影の様子や画像処理などを下の動画にまとめています。 M99の撮影と画像処理(写真をクリックすると動画へ飛び...
カニ星雲:M1をSkyMAX180とL-eXtremeフィルターで撮影
1.カニ星雲:M1 これまで天頂付近に輝いていたオリオン座が西に傾いて何となく寂しくなったこの頃です。今年の元日もカニ星雲を撮影していました。これで3年連続元日での撮影です。2年前、デュアルナローバンドフィルターで予備撮影をして解像度が高くなることを確認していましたので、今回正式に撮影を実行し、QBPフィルターとの比較を行ってみました。 撮影の様子や画像処理などを下の動画にまとめていま...
クラゲ星雲:IC443 を SD81SIIとL-eXtremeフィルターで撮ってみた
1.クラゲ星雲(IC443) クラゲ星雲は、超新星が終焉を迎えて爆発した残骸であるらしい。Hα輝線を発して赤色に見える。過去には焦点距離の短い鏡筒で撮影したことがありますが、星雲の姿は小さく詳細は良くわからない状態のものでした。星雲の表層がどういう構造しているかを見たくなり、クローズアップ撮影を試みてみました。 撮影は当初、明るい鏡筒であるQuattro150Pで行いました。星雲表層の詳細を良く観...
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1.モノクロカメラでM51銀河を撮影 2025年の5月は一度切りの撮影でした。しかもモヤ模様のシーイングの良くない夜でした。あまり長時間の撮影は出来ないと判断し、短時間で撮影が終了しそうなモノクロカメラでの撮影を行いました。撮影対象は、最近カラーカメラで撮影していたM51とし、カラーカメラとの感度の違いを比較することにしました。 モノクロ撮影に使用した鏡筒は、カラー撮影と同じTakahash...
1.M109銀河の再撮影 5月は五月晴れと言いますが、南関東では今月に入りずっと梅雨空が続いており、撮影がわずか1回きりという寂しい月となりました。その1日の撮影もシーイングが悪く、実質撮影ゼロという初めての経験となりました。 今回は、M109銀河を取り上げました。昨年の同時期に18㎝マクストフ鏡筒で撮影しましたが、子午線反転を過ぎた西側に傾きかけた悪い条件だったことと、ずっと使...
1.メシエ51:子持ち銀河 春は銀河、M51銀河を撮影しなくては終われません。このところ銀河は焦点距離2,700mmのSkyMAX180で撮影していましたが、今回は、焦点距離 1,480mmの鏡筒で撮影を試みてみました。 撮影の様子や画像処理などを下の動画にまとめています。 M51銀河の撮影と画像処理(写真をクリックすると動画へ飛びます) 2.M51銀河の撮影結...
1.メシエ101:回転花火銀河 4月に入りながら、春はどこに行ったのか、このところの一週間は冬に逆戻りです。しかも梅雨のような雨模様が続きます。地球温暖化のニュースは全く声をひそめています。 おおぐま座の北斗七星の周辺にある銀河の一つ。お馴染みの子持ち銀河M51も近くにあります。昨年の5月にも焦点距離2,700mmのSkyMAX180で撮影しましたが、焦点距離が長過ぎて銀河がはみ出てしまいました。今回は...
1.メシエ99銀河 おとめ座銀河団の中にある風車形状の銀河。メシエ99番の銀河でもある。昨年の6月にも焦点距離2,700mmのSkyMAX180で撮影しましたが、西に傾きかけた悪条件で撮影したため再撮影を実行しました。今回は、焦点距離を1,500mmに下げての撮影を試みました。 撮影の様子や画像処理などを下の動画にまとめています。 M99の撮影と画像処理(写真をクリックすると動画へ飛び...
1.カニ星雲:M1 これまで天頂付近に輝いていたオリオン座が西に傾いて何となく寂しくなったこの頃です。今年の元日もカニ星雲を撮影していました。これで3年連続元日での撮影です。2年前、デュアルナローバンドフィルターで予備撮影をして解像度が高くなることを確認していましたので、今回正式に撮影を実行し、QBPフィルターとの比較を行ってみました。 撮影の様子や画像処理などを下の動画にまとめていま...
1.クラゲ星雲(IC443) クラゲ星雲は、超新星が終焉を迎えて爆発した残骸であるらしい。Hα輝線を発して赤色に見える。過去には焦点距離の短い鏡筒で撮影したことがありますが、星雲の姿は小さく詳細は良くわからない状態のものでした。星雲の表層がどういう構造しているかを見たくなり、クローズアップ撮影を試みてみました。 撮影は当初、明るい鏡筒であるQuattro150Pで行いました。星雲表層の詳細を良く観...
1.イルカ星雲(ミルクポット星雲) おおいぬ座にある星雲で、イルカの頭星雲あるいはミルクポット星雲などとも呼ばれている。青いイルカの頭のような形をしており、イルカの目や口に相当する形状も見ることができる。青色のベールの正体は、中心付近にある太陽質量の20倍以上の質量を持つ青色巨星が噴き出すガスが自身の放つ強力な紫外線によって励起された酸素原子によるOIII輝線の発光である。青色の元にな...
1.銀貨(Silver coin )銀河 NGC253銀河 は、ちょうこくしつ座にある銀河で、星々が活発に生まれている銀河である。ちょうこくしつとは、聞いたことのない星座の名前ですが、彫刻家のアトリエを意味する星座であるとか。南方の高度の低い場所にある目立たない星座である。 南方向の低い位置での撮影でしたが、フタを開けてみると意外を鮮明に写っていました。今回、画像処理でPixInsight版のGraXpert...
1.小亜鈴星雲:M76星雲 M76 は、ペルセウス座にある惑星状星雲で、小亜鈴状星雲(Little Dumbbell Nebula)とも呼ばれています。あれ~、確かM27が亜鈴星雲なので、M27の小型版なのか (^^ゞ 撮影前にM76を調べてみると結構淡く小さい惑星状星雲と書かれていたので、詳細な構造は写らないかなと思っていました。撮影2日目はシーイングが良かったので、星雲内部の構造も写っていたのだろう。大...
1.にぎやかな1月の夜空 オリオン座が輝く1月の夜空、1年で一番にぎやかしい星空。加えて木星、赤い火星、そしてベテルギウス・プロキオン・オリオン座を支えるシリウスから成る冬の大三角。カペラも青く輝いています。忘れていました、まん丸のお月様も光々と輝いています。 そんな中で1年2か月ぶりの木星と月の撮影、そして火星を初めての撮影してみました。 撮影の様子を下の動画にま...
1.幻の銀河と呼ばれたM74銀河 フランスの天文学者ピエール・メシャンにより発見された天体であり、メシエ天体の中では当時かなり淡かったようで「幻の銀河」ファントム銀河とも称されている。現在の機材ではそんなに淡い方ではないと思われます。 凡そ1年前、このM74をカラーカメラで撮影していました。10分露光で小さな銀河を撮影できたが、いまいち迫力のない銀河だったのでお蔵に入れていました。画像処理...
1.2024年の撮り納めは、定番のカニ星雲 このところ年末年始は、鏡筒をかに星雲:M1に向けています。やはり宇宙での星の大爆発を象徴するかのような爆裂痕であるフィラメントは見応えがあります。 2024年の元日の夜には、通常使っている光害カットフィルターであるKenko ASTRO LPR Type2を使って撮影した。ASiairがお供であれば、焦点距離2,700mmのマクストフ鏡筒もオフアキシスガイドが順調で...
1.スパゲッティ星雲のHa, OIIIフィルター撮影 天文の趣味に入門して驚いたもののひとつは、この超新星が爆発して残された残骸の姿でした。いつかは撮影してみたいと、3年前からトライし続けて来た対象です。残骸が鳥の巣やスパゲッティに似ていることからスパゲッティ星雲とも呼ばれています。 撮影の困難さの一つは淡さです。10分以上の露光が必要のようです。二つめは星雲の大きさです。全体像を...
1.モノクロカメラとカラーカメラによるNGC2336銀河の撮影 南関東では晴れが続いています。嬉しい悲鳴を挙げています。毎夜、午前様になってしまい体調はいまいちになっています。この季節では、湿度が低く結露の心配をする必要がないのも大変ありがたいことです。 今回は、北極星の近くにあるNGC2336銀河の撮影に挑みました。最初の撮影では、あまりにも淡いので、これは無理だとあきらめかけたター...
1.ウメボシのような「まゆ星雲」 はくちょう座にある、まゆ星雲にTSA-120鏡筒を向けました。ライブスタックを行って観望を楽しみ、画像処理をおこなってみました。 使用した機材や、撮影条件は次の通りです。 ・撮影日時:2024/11/27 ・撮影場所:南関東市街地・自宅庭 ・鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 + エクステンダーED1.5x(最終 f=1,386mm) ・カメラ:ASi533MC Pro ...
1.超新星が多く生まれる花火銀河を観望し撮影する 今回は、ケフェウス座にある、いかにも活火山のように「活発に活動している」ように見える銀河である花火銀河(NGC6946)をライブスタックで観望し、裏で撮影しました。ライブスタックは、5分間露光と長めの露光です。 使用した機材や、撮影条件は次の通りです。 ・撮影日時:2024/11/8, 11/11 ・撮影場所:南関東市街地・自宅庭...
1.美しい惑星状星雲と言われるクリスタルボール星雲 おうし座の端っこにある惑星状星雲であるクリスタルボール星雲(NGC1514)を撮影してみました。その青い輝きから「クリスタルボール星雲」の愛称があります。通常の撮影では面白くないので、フィルターを変化させての撮影を行ってみました。 使用した機材や、撮影条件は次の通りです。 ・撮影日時:2024/11/3 ・撮影場所:南関東市...
1.F3.9鏡筒とL-Ultimateフィルターでダイオウイカに挑戦 9月に続き、10月も前線の停滞により関東地方は曇り空が続いています。ナローバンドフィルターのOIIIとHαフィルターでダイオウイカ星雲の撮影を続行していますが、長期間の冗長な撮影に飽き飽きしてしまっています。そんな中、たまにはカラー撮影がしてみたいと思い立ち、明るい鏡筒を使い、L-Ultimateフィルターでダイオウイカが釣れるのか、を試してみ...
1.ダイオウイカ釣りに挑む 9月に入り曇り空が続きます。そんな中、無謀にもダイオウイカ星雲の撮影に挑戦してみることにしました。挑戦と言っても 1)淡い対象と言われているがどの程度の淡さなのか、2)画角はどの程度になるのか、などの当たりを付けるための予備撮影です。撮影はまだ完了していませんので、途中までの報告になります。 ダイオウイカ星雲は非常に淡いと言われているので、明る...
1.SkyMAX180で黒眼銀河:M64をライブスタック 星の少ない今の時期、天頂付近に目立って輝くアークトゥルス近辺のかみのけ座にある黒眼銀河:M64をマクストフ18cmでライブスタックしてみました。M63と同様に渦巻銀河ながら星雲と暗黒帯が混在する独特の風貌がどこまで見られるかがキーポイントです。露光時間は300秒。この銀河もオフアキシスのガイド星は何もしなくても楽に見つかりました。 ...
1.SkyMAX180でひまわり銀河:M63をライブスタック 今回は、ひまわり銀河:M63をマクストフ18cmでライブスタックしてみました。渦巻銀河ながら星雲と暗黒帯が混在する独特の風貌がどこまで見られるかがキーポイントです。露光時間は300秒。この銀河もオフアキシスのガイド星は何もしなくても楽に見つかりました。 使用した鏡筒:SkyMAX180 ライブスタックの様子...
1.マクストフ鏡筒SkyMAX180で回転花火銀河:M101をライブスタック M51と共に定番となっている春の銀河M101をマクストフ18cmでライブスタックしてみました。露光時間は300秒。M101は銀河内に多くの星があるので、オフアキのガイド星は何もしなくても楽に見つかりました。 オフアキシス・ガイダーを取り付けたSkyMAX180 焦点距離2,700mmのライブスタックは、さすがに迫力ある回転花火...
1.マクストフ鏡筒SkyMAX180で子持ち銀河M51をライブスタック 4月はM51が定番となっていますが、今年の4月はまるで梅雨時のような天気で一度もチャンスはありませんでした。2024年5月の3日、子供の日は非常にクリアーな空に恵まれました。当初はマスクトフのSkyMAX180とASi533MC Proとの組み合わせを計画していましたが、前日の予備撮影でプレートソルビングが不調だったので急遽カメラをASi294MC Proに取り替えま...
1.ずっと晴れません この時期に関東地方でこれほど晴れない日が続いたことはないのではないだろうか。梅雨でもないのに天体撮影ができない日が続くのは珍しい。少し晴れた日も1日ありましたが、運悪く黄砂が。お蔭で睡眠時間はバッチリ。連日家庭菜園に精を出しています。 菜園の様子 菜園は、上の写真のとおり、夏野菜の植え付けがほぼ終了し、行燈だらけです。風をいやが...
1.初めてのモノクロカメラでの撮影 天体撮影で重要なことは、カメラが高感度であることであることは言うまでもありません。高感度を追求するために、F値の小さなレンズや鏡筒を追い求める道もありますが、カメラを高感度にする方策もあります。 これまで、撮影用CMOSカメラはカラーしか使ったことがありません。カラーCMOSカメラは撮像素子の上にRGGBのフィルターで覆われており、それぞれのカラー...
1.ASiairが久々のアップデート 2024年3月18日、ASiairを開くと自動アップデートとファームウェアの更新が始まった。これまでのアップデートと少々様子が異なっていた。アップデートと更新が完了して再起動すると、カメラやマウントとの接続がかなりトラブりました。これまでに無い経験でした。撮影が急がれるので2台目のバックアップASiairを取り出し、アップデートと更新を行うと、無事接続できました。 ...
1.2回目の天文カフェ「ポウザ」での天体観望 報告が遅れてしまいましたが、2024年3月9日(土曜)に天文カフェ「ポウザ」での天体観望に参加しました。今回の星空メニューは、オリオン大星雲(M42)、M81とM82、エスキモー星雲、しし座のトリオ銀河(M65,66,NGC3628)、回転花火銀河(M101)と盛り沢山。そしてオマケとして昨年の皆既月食時の天王星の食の見事な動画がありました。ライブ観望は、イプシロン160ED鏡...
1.PixInsightの沼にすっぽり ブログの更新がしばらく空いてしまいました。理由は、PixInsightにはまり込んでしまったからです。今年の目標に挙げたひとつが、画像処理スキルのアップでした。BlurXterminatorは凄いと言ったニュースも駆け巡った勢いにも影響され、ついにPixInsightに手を染めてしまいました。以前よりPixInsightのYouTubeは観てはいましたが、チンプンカンプン状態でしたが、実際に処理してみてYou...
1.2024年になりました 年も明けて2024年になりました。正月から晴天・無風・乾燥注意報で絶好の星見天候となりました。昨年の正月同様、18㎝マクストフ鏡筒でメシエ1の庭撮りを行いました。今回は、ナローバンドフィルターを使わず光害カットフィルターのみの撮影を行いました。 昨年の後半は、ずっと18cmマクストフ鏡筒で深淵銀河を撮っていました。データの整理が追い付かず、ブログや動画でのアップロードの...
1.レムナント撮影、光量が不足している? Sh2-240 レムナントの撮影に苦戦中です。レムナントの全景が入る画角条件で、一番明るい手持ちの鏡筒は、レデューサーを付けたAskar FRA400(f=280mm)であり、フルサイズカメラでの撮影が必須となる。残念ながらフルサイズのCMOSカメラは持っていないので、古い天体改造の一眼カメラEOS 6Dを使ってのトライである。これらの天体改造一眼カメラの感度は、最新の冷却CMOSカメラの...
1.天文カフェ ぽうざマスターに触発されて(続) 今回も「カフェぽうざ」の80インチスクリーンに映し出された迫力の北アメリカ星雲を撮ってみました。フィルターは前回のハート星雲と同じ L-eXtremeを使いました。 ライブスタック動画と画像処理後の映像と画像は、下の動画にもまとめています。 北アメリカ星雲とバラ星雲のライブスタック動画【写真クリックで動画へ】&nb...