以前からたまに電動ズームの制御が接触不良のような症状を起こしていましたが、昨日テストしたところ動作しなくなってしまっていました。。。。(何もいじってないのに。。。)このズームレンズもともとは港湾監視などに使われていた古いレンズで、超望遠(12~240mm)でEAAに向いてるのですが、ズームもフォーカスも電動での制御しか出来ず、ヤフオクで入手したときに制御ボックスが無かったためメーカーに相談して回路図をもらい...
MacやRaspberryPi、ArduinoなどのSBCを活用した天体環境構築、撮影や観望への活用、INDIサーバ・ドライバの設定方法や使用方法、各種天体ソフト紹介、天体機器の自作や星空観望入門情報を掲載しています。
ToupTek IUC26000KPAを用いたリアルタイムEAA-再始動
頓挫しかけたToupTek IUC26000KPAを用いたリアルタイムEAAですが、SharpCap作者が同じカメラを入手してドライバ改善のためテストしているという情報を入手したため再開することにしました。以前星空でチェックした際、感じた問題は以下です。1.SharpCapでRGB24モードを使用する際、カラービニングが平均化のみで明るくならない2.同じくSharpCapでPlateSolvingした際、マウントの動作が不安定3.ゲインを上げると中央右側に緑色の縦...
優秀なオートストレッチ+高速なPLATESOLVING機能+インデックス機能つきFITSビューア
以前から便利なアプリでしたが、表題の通り多数の機能を揃えた高速で使いやすいFITSビューアになりましたので紹介します。名前は”TENMON”です。INDIのボランティア開発者の一人nouが開発したアプリになります。軽量・高速で優秀なFITSビューアでしたが、今回のアップデートで待望のPLATESOLVINGも追加されました。KSTARS付属のFITSビューアの代替として利用できます。主な特徴・優秀なオートストレッチ機能(KSTARSFITS...
ToupTek IUC26000KPAを用いたリアルタイムEAA屋外テスト
すでに屋内でのテストは済ませドライバに制約があることがわかっていますが、実際の夜空でどのような使い勝手になるのかを検証してみます。まずはSharpCapからです。SharpCapで使用する場合は以下の制約があります。・カラービニング(RGB24モード)が平均化のみでビニングをおこなっても明るくならない。(意味が無い。。。)・フル機能に対応したToupSkyとの連動は不可(カメラの接続解除が必要)・最新アップデートになって...
リアルタイムEAAという新しい取り組み用に購入したToupTek IUC26000KPAですが、空き時間でいろいろ試しています。IMX571(ASI2600MCと同じ撮像素子)を搭載したカメラとしては破格値だったので以前試した高感度カメラ同様人柱モードでの購入です。幸いなことにToupTek社は産業用カメラや監視カメラ、そして天体用カメラも製作している大きな会社なので、高感度カメラの時よりは情報があります。こちらの仕様表を見ると以下のような...
今回計画しているリアルタイムEAAの根幹にあるのは画像取得時に最終出力(モニター、印刷など)のビットに合わせ、常に目視可能な状態でデータを確認し、そして変換に伴うトラブルの解消、適正なデータを取得するまでの時間短縮(余分な処理を減らす)を主眼においています。(リアルタイムEAAのみならず天体撮影においても有用になるかと思います)以前もビット変換に伴う線形保存の留意点を記載しましたが、今回は実例を示しなが...
昨日テストしたときに説明用の画像を取得しようと考えていましたが、調整に時間がかかったため先にどのように実現するかの原理を簡単に説明します。答えから先に書くと・世の中の出力機(モニター、プリンター、商業印刷機など)の99%以上(商業印刷機は私の知る限り100%)8ビットカラーを利用しているため、データ保存、画像処理(ほぼ不要)は8ビットカラーで行う。・画像取得時にゲインやカメラのビニング機能(カラーでビニン...
今回EAA用として2つカメラを購入しました。一つはZWO社のASI662、こちらは同社のASI224で構築したシステムの置き換えになります。もう一つはTouptek社の IUC26000KPA、こちらはIMX571が搭載されており、非常に画素数が多く感度も良いため今後構築する予定のリアルタイムEAA用として購入しました。(驚くほど低価格でしたし)室内である程度テストしていましたが実際の夜空でどの程度の性能があるかのチェックは行えていませんでし...
「ブログリーダー」を活用して、T-Studioさんをフォローしませんか?
以前からたまに電動ズームの制御が接触不良のような症状を起こしていましたが、昨日テストしたところ動作しなくなってしまっていました。。。。(何もいじってないのに。。。)このズームレンズもともとは港湾監視などに使われていた古いレンズで、超望遠(12~240mm)でEAAに向いてるのですが、ズームもフォーカスも電動での制御しか出来ず、ヤフオクで入手したときに制御ボックスが無かったためメーカーに相談して回路図をもらい...
Googleのビジネスツールで話題のNotebookLM。このツールは特定のWebページやファイル、音声、映像などをソースとして登録しておくとそのソースをAIで参照して回答してくれます。日本語のみならず、他国語で記載された資料もソースとして利用できます。(自動翻訳してくれる)参照元が登録したソースのみになるため、生成AIにありがちな出典元の情報自体があやしいという問題が無く、精度の高い回答が得られます。私は海外の天文ア...
最近感じていることですが、スマホの普及に伴ってPCでなければ不可能なことが減ってきているように感じています。場合によってはGPSやカメラ、各種センサーなどを内蔵しているスマホの方が便利に使えるため多くの領域でスマホへの移行が進んでいるように感じています。(会員登録などはスマホ利用が前提の構造になっている企業が増えています。OSに関しても個人利用を主眼に開発されたスマホの方が直感的に扱いやすく(現在のPC用O...
珍しく夜も晴れたので約一月ぶりのリモートEAA観望です。当地はまだ夜はマイナス気温なので相変わらずリモート操作で木の隙間を縫っての観望です。現在EAA環境はWindowsでの観望ですが、操作手順が若干複雑なので久しぶりだと操作を忘れます。。。EAAはカメラを224MCから662MC変更しましたが、若干画角が変わったため以前より少し画角が狭くなりました。両方ともEAA入門向けのカメラですが、ゲインを上げた際のノイズは662のほうが...
年末年始と細々とEAAなど行っておりましたが、2月に入ってから天候に恵まれず天文活動が停滞気味です。。。(投稿しないとコメントが承認待ちになってしまうことも知りました(苦笑))記事にしようかな、と考えていた内容もいくつかあったのですが、実際使ってみるとイマイチだったりと停滞期が続いています。冬の星座が去っていきそうですが、悶々と停滞期を過ごそうと思います。(ブレイクスルーするようなことが発表されてほし...
Ubuntu24.04からPythonの仕様が変わってしまい、今までのように自由にアプリを立ち上げることが出来なくなってしまいました。INDIWebマネージャーはこの影響をモロに受けて動作しなくなってしまい困っていましたが、以下の方法で復活出来ましたので備忘録として記載しておきます。●前提条件・INDI関連のリポジトリの追加、サーバ・ドライバのインストールsudo apt-add-repository ppa:mutlaqja/ppasudo apt install updatesudo apt...
双子座流星群が極大しています。以前IMX385高感度カメラ用にCマウントの広角レンズを取り付けて撮影しましたが今回ベランダ用に少し変更を加えました。電源をPOEで全て賄い、SDI→HDMI変換ボックスと以前購入したままあまり使用していなかった録画機能付きのHDMI→IPストリームボックスをセットにしました。これでケーブル1本を接続するだけで家中どこからでもカメラにアクセス出来ます。ベランダ用としては最適解だと思いますが、ネ...
誰も話題にしていませんが、ASCOMも7になってからようやくASCOMリモート(ASCOMドライバをラッピングしてAlpacaとして使えるようにするミドルウェア)が同封されました。更にASCOMオムニシミュレーターなる新しいミドルウェアも同封されたようなので試してみました。起動するとこのようにターミナルが立ち上がりっぱなしになります。この状態でWebブラウザを開き localhost:323232(ポートがASCOMリモートと違いますね。。)で接...
開発元でも充分承知していたはずですが、ようやくASCOMがドライバのCOM実装を外した仕様(とは言ってもWindowsではCOMを使用しつづけるでしょうが。。。)に変更され、32ビットドライバでも64ビットアプリで使える互換レイヤーが実装されました。主な仕様変更は以下・ASCOMのマスタープランでCOM部分の切り離し(プロトコル仕様として再定義)・32ビットドライバの64ビットレイヤの実装(バグがなければ32ビットドライバでも64ビッ...
アンドロイド版のOpenLiveStackerにINDIが追加されてかなり有望そうだったので試しにMINIPCのLubuntu24.04環境にも導入してみました。こちらはアンドロイド版と異なりソースからコンパイルしなくてはならずに悪戦苦闘。。。開発者を質問攻めにして無事動作させることが出来たので以下に記載します。前提条件として・INDIサーバ・ドライバをインストールsudo apt-add-repository ppa:mutlaqja/ppasudo apt updatesudo apt-get insta...
Linux、Macなどで最近になってINDI環境を作った方でKStars・Ekosが突然クラッシュしてお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか(私もその一人でした)実はこのトラブル、ドライバをまとめて管理するオプティカルトレインが搭載されてから増えたように感じます。症状としては・Ekosのマウントコントローラーを操作した途端クラッシュ・Ekosでカメラのプレビューを行った途端クラッシュ・Ekosでライブビューを行った途端あくま...
以前数回紹介したアンドロイド用ライブスタッキングアプリであるOpenLiveStackerがなんとアンドロイド初のINDI、Indigoドライバ移植に成功しました。現状GooglePlayで配布されているバージョンではなく、上記リンクのAPKをダウンロードして使用するいわゆる野良アプリ扱いになります。(そのうちGooglePlay版も更新されるでしょう)アンドロイドの制約からかTCP/IP接続のみの対応です。(USBシリアルは未対応)AZGtiで動作チェック...
悪天候続きでしばらく取り組めなかったToupTek IUC26000KPAを用いたリアルタイムEAA屋外テストです。すでに前回から3~4バージョン(しかもほとんどこの機種のためのバグフィックスのような。。。)アップデートが進んでおり、チェックしたかったのですが、天候に恵まれずお預け状態でした。本日は天気が良いかと思いましたが、機材を拡げてしばらくすると結局大量の薄雲と強力な月明かりとの戦いになりました。。。相当改変が進ん...
週末紅葉を見に行こうとネットで場所探しをしていたところ、偶然にも八ヶ岳星と自然のフェスタが開催されていることを知り行ってきました。(紅葉の検索ワードで引っかからなかったら気づかなかったかも。。。)紅葉も見たいため明るい内に向いました。駐車場には参加者の望遠鏡が多数(夜に見せてもらいました)どうやって運んだんでしょう。。。(巨大な30cm屈折です。夜に見せてもらいました)会場は小海リエックスホテル改めガ...
三連休最終日が晴れたので最近取り組んでいるToupTek IUC26000KPAを用いたリアルタイムEAAのチェック(都合三回目ですね)を行いました。SharpCapのサイトを覗いてみるとなんと前回チェックしたときから二度もアップデートがかかっています。(ほとんどこのカメラのための修正っぽいです)アップデートを行って、ライセンス購入もしておきました。(ダークとか諸々細かい機能を使わないとこのカメラのノイズには太刀打ちできそうも...
前回の屋外テストの結果がいまいちでお蔵入りになりそうな取り組みでしたが、SharpCap作者が同カメラを購入→テストを行っているらしいことをクラウディナイトで知りました。SharpCapのアップデートを見ると2回の修正が入っています。平日ですが当分晴れそうも無いので最終版をインストールして再度テスト観望してみました。結論から先に記載すると・やはりまだ不安定(SharpCapのPlateSolving後の同期処理やカメラ接続が途中で切れ...
頓挫しかけたToupTek IUC26000KPAを用いたリアルタイムEAAですが、SharpCap作者が同じカメラを入手してドライバ改善のためテストしているという情報を入手したため再開することにしました。以前星空でチェックした際、感じた問題は以下です。1.SharpCapでRGB24モードを使用する際、カラービニングが平均化のみで明るくならない2.同じくSharpCapでPlateSolvingした際、マウントの動作が不安定3.ゲインを上げると中央右側に緑色の縦...
以前から便利なアプリでしたが、表題の通り多数の機能を揃えた高速で使いやすいFITSビューアになりましたので紹介します。名前は”TENMON”です。INDIのボランティア開発者の一人nouが開発したアプリになります。軽量・高速で優秀なFITSビューアでしたが、今回のアップデートで待望のPLATESOLVINGも追加されました。KSTARS付属のFITSビューアの代替として利用できます。主な特徴・優秀なオートストレッチ機能(KSTARSFITS...
すでに屋内でのテストは済ませドライバに制約があることがわかっていますが、実際の夜空でどのような使い勝手になるのかを検証してみます。まずはSharpCapからです。SharpCapで使用する場合は以下の制約があります。・カラービニング(RGB24モード)が平均化のみでビニングをおこなっても明るくならない。(意味が無い。。。)・フル機能に対応したToupSkyとの連動は不可(カメラの接続解除が必要)・最新アップデートになって...
リアルタイムEAAという新しい取り組み用に購入したToupTek IUC26000KPAですが、空き時間でいろいろ試しています。IMX571(ASI2600MCと同じ撮像素子)を搭載したカメラとしては破格値だったので以前試した高感度カメラ同様人柱モードでの購入です。幸いなことにToupTek社は産業用カメラや監視カメラ、そして天体用カメラも製作している大きな会社なので、高感度カメラの時よりは情報があります。こちらの仕様表を見ると以下のような...
天気に恵まれずこのブログも天文の話から遠ざかっていますが、今年はPC関連のOSやAIなどに大きな変化が訪れそうです。OSに関しては現状Windows、Mac、Linux、Chromeあたりが一般的に普及していますが、一番シェアのあるWindowsは早くも12が登場しそう(11は黒歴史か)ですし、Macはインテル系のチップセットが切り捨てられそうです。68K→PowerPC→X64→ARMと頻繁にCPUが変更されてきたMac(OSも独自開発(~OS9)→Unixカスタマイズ(...
当地は山の麓の寒冷地なので今頃花見です。実は先週は少し遠出(とはいっても40km位)別の場所で見てきました。標高が変わると開花時期が変わるので、ちょっと移動すると二週くらいは桜を楽しめます。チューリップも満開です。(得した気分)夜も寒くなかったので今年初のBBQ霞んでたので星見は駄目でした。。。来週からはGWなのにようやく春がきた感じです。...
当地もここにきて急に暖かくなってきました。空は霞んでいましたが、ちょっとだけ以前記事にしたAstroShader(ライブスタッキングアプリだけどライブビューが秀逸でスマホカメラでも星が見える)とFinderCam(リアルタイムPlateSolvingが可能)を試してみました。いずれも蓄光機能があって通常のライブビューよりは明るく見えますが、その分手ブレしますので三脚必須です。私は三脚にもなる自撮り棒を使っています。Ulanzi 自撮り...
以前与太話で記載しましたが、私がPCを使うきっかけ(実際にその用途で使用出来たのは数年後ですが。。。)となった元祖統一制御規格のMIDI(楽器を制御するための統一規格)がなんと38年の歳月を経てバージョン2.0に変更されていることを知りました。確か1983年に発売されたYAMAHAのDX7にMIDIが搭載されたのが初の一般へのお目見えだったと記憶しています。(欲しかったけど高くて買えなかったです。。。)クラフトワークやYMOはM...
今までWindowsではINDIドライバをインストール出来なかったため、INDIで機器を制御するにはMacを使うかLinux環境を作らなければなりませんでした。しかしWSL2とオープンソースのWSL-USB-GUI(WSL環境でUSB機器が使用できるオープンソース)を使用することでINDI環境を作ることが出来ました。需要の有無は不明ですが、以下に備忘録として記載します。●Windows側の準備1.検索窓でWindowsの機能と検索し、”Windowsの機能の有効化また...
SkySafari(Plus以上)は独自に多数のマウントと接続できるドライバがありますが、SkyFiのようなシリアル→WIFI変換機器を用意する必要がありました。(AstRPiにも同様の機能があります。)独自ドライバ以外にもINDIドライバは以前からブリッジドライバを介して接続できましたが、バージョンが7になり、正式にINDIとAlpacaドライバに対応しました。Alpacaドライバにも対応したことにより全てのOSで利用できる環境が整いました。※※Al...
ネットを見ていたらOpen Astroなるものを発見しました。ASIAirとラズパイで使用することが出来る無料のディストリビューションのようです。INDI、ASCOM、Alpaca、Indigoと主要なドライバ環境が全て記載されています???(Linux環境で.NETのASCOMとか動くはずないのですが。。。)最近登場したばかりなのか詳細な情報が全くありません。。。バージョンが1.0(INDI)、2.0(INDI+Alpaca+ASCOM???)と2つあるようですが、とにか...
屋外で天文機器の制御となると現在ではPCを利用することがスタンダードになっており、バッテリーやら多数の配線やら大掛かりなものになりがちです。私自身の遍歴を振り返るとノートPC+USBHUB(大量のケーブルが錯綜)→USBHUB+リピーターケーブル+ノートPC→USBデバイスサーバ+Lanケーブル+ノートPC(認識しない機器があり早々にボツ)→→シングルボードコンピュータ+タブレット(Windows+ASCOMからLinax+INDIに変更)→→現在はシング...
入門者向け(実際には。。。。)と銘打って登場したセレストロンのStarSense Explorerシリーズですが、アプリ部分の開発はSkySafariを作る会社がおこなっていたためいずれ同社のSkySafariシリーズにも機能が搭載されるかなと感じていました。StarSense Explorer機能はスマホのみでPCでも構築難易度が高かったPlateSolving(画像による天体位置解析)を簡単に扱えるようにした画期的な機能でした。今回の機能追加(解除)は現状では...
2024年2月加筆エンドユーザーにとっては4者ともオープンソースで多数の機器に対応してくれるありがたい存在です。私自身は現在天体機器の制御はLinux、WindowsMINIPCなどで行っています。速度的にも不満がありませんし、消費電力が少ないので重いディープサイクルバッテリーの呪縛から離れられるのが一番の要因です。(MacはPCの中では最も環境作りが楽なので消費電力の少ないMINIPCが登場してくれたらありがたいのですが。。。)I...
個人的にはWindows含め全てのPCでAlpacaドライバが開発される状況を望んでいましたが、この記事を読む限り以下のように推測されます。・Windowsは今まで通り.Net、Com環境を継続・他のOS(Mac、Linux)に関してはAlpacaドライバに.Net、Com用のライブラリを追加することでWindowsとの互換性を図るどうやら開発側はWindows環境において.NET、COMからは脱却しないようです。。。過去の経緯から考えるとメーカーがMacやLinuxでAlpacaド...
Raspberry5が日本でも発売になりました。AstRPi、AstRPi64共ラズパイ4、8GBが登場した後のファームウェアに更新、INDIドライバ他各種アプリの対応確認までは行っています。(ラズパイ4、8GB登場時、ラズパイ4更新版の登場時にファームウェアが変更になったため)Raspberry5に関してはファームウェア更新などの記載が無いためおそらく動作すると思うのですが、動作しない場合はお知らせください。お願い事項としては動作した場合、...
今回PlateSolvingの特集を組むにあたって調べていく中、改めてAstorometry.netの豊富な機能、性能に驚かされました。Windowsに移植されているAstorometry.net環境はエミュレーションの上古いので低速ですが、以前記載したオプション設定や、以下の方法である程度性能を向上できます。・現在利用しているindexファイル4200系を全て削除し、5200系(0~6)+4100系(7~19)に置き換える。です。(処理用の画像をビニングやダウンサ...
今までは天体導入の便利機能だと思っていたPlateSolving機能ですが、ひょんなきっかけからAstorometry.netの機能を調べてみるとその機能の多さに驚き、研究機関では掃天撮影した大量の画像の管理用(座標付)として使われているのかなと感じました。(あくまで予測ですが)そしてWCSによる座標管理が各天文台で徹底しており、VOとして私達アマチュアでも利用できることを知り、有効利用出来る方法がないかと調べてみると非常に数は...
前回の記事で既存の画像ファイルをPlateSolving→WCS情報付きのFITSに保存して利用する使い方の一例を紹介しました。今回はシミュレーションドライバを利用する方法を記載します。カメラのシミュレーションドライバ利用についてはINDIに関しては以前にも数回記事にしていますので、こことここをご参照ください。以前はINDIのみで利用できる方法でしたが、Windows環境でもCCDシミュレーションドライバが出来たため同様の事ができるよ...
本当はもう一回くらい(クリックしないと表示されない機能部分)説明回を行おうかとも思いましたが、下図の2箇所だけだったため、まとめ記事として取りまとめてしまいます。まず一つ目は以前の記事でも少し触れましたが上部WIFIボタンを押し、スクロールすることでアクセスできる”リスタート”、”シャットダウン”ボタンです。予想外の位置だったので最初どこにあるのか探し回りました。もう一つは赤枠部分をクリックすると出てくる...
今回は私がPlateSolvingでWCSヘッダを取得したFITSファイルをどのように使用しているかの一例をご紹介します。まずは用意した天体画像(自分で撮影した天体、星野写真、ネットで拾ったJpegなど何でも良いです。)をCCDCielやASTAPで読み込み(ASTAPだと複数画像をバッチ処理できます。)→PlateSolving→FITSで書き出しを行います。作成した画像をAladinにまとめて読み込み(自動的にWCS座標に縮尺、回転して位置合わせされます)→赤...
おそらくですが、研究機関でのPlateSolving(画像による位置解析機能)は以下のような利用がされているのではないかと感じます。1.大量に撮影された画像の一括PlateSolving→WCS情報を追加したFITSデータへの書き出し2.作成したFITSデータに調査データの記載→FITSヘッダに保存3.調査データ、WCS情報を追加したFITSデータをデータベースに一括登録4.他の研究機関で調査された情報の参照(複数可能)アマチュア用のアプリでは自動導入...
前回接続機器の選択まで記載しました。ようやくですが、接続して使用する流れを記載します。ASIAirと接続が出来ると上図のメイン画面が現れます。まず最初に行うことは右上青枠部分の接続機器のドライバ接続になります。順次接続機器の項目(カメラ、ガイドカメラ、マウント、ローテーター、フォーカサー)をクリックして設定画面で接続していきます。青枠を更に丸く囲った部分はWIFI設定になりますが、この項目にシステム終了、リ...
PlateSolving(画像による位置解析機能)の代表格であるAstrometry.netを調べていくうちに、この機能の研究機関での本来の使われ方が見えてきました。それと同時にアマチュアでも研究者同様の環境も構築でき、用途に合わせて非常に便利に使えることがわかってきました。キーとなるのはWCS(world coordinate system)と呼ばれる天文用の世界座標システムです。実は世界中の天文台はこの座標システムを用いて観測データのデータベー...