まずは玉ネギとニンジンを炒めて、先に煮込みを開始。主役の猪肉は、塊のまま表面を軽く焼いて肉汁の流出をストップ。塊肉のまま鍋に投入します。ちょっと猪肉の量が多かったかな。で、30分ほど煮たら塊肉を取り出します。やはり1.5kgは多かったな。カレールーの箱裏に書いてあった量の3倍だもの。でも取り出した塊肉は煮る前と殆ど同じ大きさで、肉汁を蓄えたまま火が通った状態。小さく縮んでしまった肉とは違って筋繊維間の空間...
もう半世紀も前の出来事です。当時の私は千葉県に住んでいました。そんな小学生の私は入院した父を見舞うために母と幼い妹とともに東京へ。国立 虎の門病院で手術を受けた父。術後の回復は順調でした。その様子に安堵した私たちは病院1階のロビーへと。すると けたたましいサイレンの音が次々と近づいて来る。救急隊員の「皆さん通路を開けて下さい!」との声。その声と同時に数え切れないほどのケガ人が運び込まれてきたのです。...
平日は職場で座りっぱなし。夜は猟犬たちとリード散歩で軽い運動。でも土日は目いっぱい動き回って大汗をかく。そのおかげで私の健康が維持されているのでしょう。一昨日は、また杉の大木に登っての枝打ち作業。日の光がいい感じに実家全体に差し込むようになりました。また両隣さんの家にも日が当たるようになり、喜んで下さっているとのこと。木登り器と安全帯と鋸で行う この作業は、とにかく全身運動。カロリー消費は、水泳で...
猟犬は獲物が風上に潜んでいる場合、200mほど離れていても余裕で感知します。ところが獲物が風下だと10mですら分からないことも しばしば。ニオイの素が粒子である以上、これは仕方のないこと。一方、犬の人の認識においては視覚と聴覚を主としていて、ニオイは最終確認。でも人の捜索となると、視、聴、嗅の感覚の優先順位を場面ごとに入れ替えて、居場所を特定して戻って来る。少なくとも猟犬はこんな感じです。よってベテラン猟...
昨年に年末ジャンボ宝くじを購入した父。1等が当たった場合の私の取り分は5千万円。因みに孫たちには一人1億円。しかし残念ながら予定は予定のままに終わってしまいました。ところが、くじ運の強い父の悪あがきは終わらない。一昨年と同様に・・・出資額を大きく上回る当たりくじが潜んでいたのです。「よし、皆で美味しいものを食べよう!」と大はしゃぎの父。そんな中、直後に発生した北陸での大震災。後に父は換金と同時に復興...
以前に作った鹿サ。シカとカサで鹿サ。。。ところが、これが大失敗。人通りの多い場所で鹿サを持っていると、行きかう人たちが二度見するのです。「何あれ、通り魔なんじゃないの?」と、その表情は一様に硬い。単純に柄が大き過ぎる上に、先っちょが鋭いからなのでしょう。このままでは通報されてしまうのは時間の問題。出番が無くなってしまったのです。よって作り直すことに。死神風からナチュラル風にチェンジ。小さくして丸め...
この『はつかり麺』の焼そば麵は実に料理しやすくて美味しいのです。なのに定番定数が多過ぎるせいか?売れ残りが目立つ業スー。年明けに5袋購入して、そのうち4袋を10日かけて家族全員で食べ切りました。焼そばと・・・あんかけ焼そばメインでしたが、全く飽きず。その直後にお店に行くと、今度は8袋も値引きシールが。気が付くと、その全てを買い物カゴに入れていました。やはり8㎏は重いですし、一袋が座布団みたいなのでガサが...
凄腕の射手でもある『ラパンアジル』のオーナーシェフのヨッシーさん。犬舎移設にあたっては様々な物を協賛して下さいました。その中には包丁セットも。廃業されたお父様のお店の厨房で、長きに渡り放置してあったそう。錆が酷い物もありますが、さすがはプロが使っていた包丁。研ぎ直して再使用させて頂いた物も数本あり、とても使いやすい。ところが何用の包丁か分からない物も何本かある。中でもコレは何なのだろう。片刃の厚刃...
ところでウメは何歳になったのだろう。産まれた直後に母ネコに見捨てられてしまったウメ。一晩経っても戻って来なかったため、たまりかねた私が保護。職場の守衛さん曰く「一晩中 鳴き続けていた」と。母ネコはウメだけを置き去りにして何処かへ行ってしまったのです。でもその理由はスグに判明。それまでにも産まれた直後に捨てられた子ネコを保護し続けてきた経験があったため、その明らかなる違いが分かったのです。哺乳瓶によ...
もしも私が病気や事故で入院したらどうしよう。遠方へと赴かざるを得ない時も然り。何れも猟犬たち世話においては確実な対処策を講じておかなくては。私をサポートしてくれるであろう人への配慮は欠かせません。誰が世話をしても安全にスムースに餌と水が与えられることが重要ポイント。実は昨年の秋にベトナム出張を命じられましたが、私は断りました。以前に中国出張を断った時と同じ「父の介護がありますので」を理由に。その時...
先日、先輩猟師が また一人亡くなられてしまいました。存在感ある先輩だっただけに喪失感も一入です。しかし、故人に対して誠に以て失礼な話ではありますが、何をやってもダメな先輩でした。射術レベルはゼロに等しく、タツ場では失中ばかりでウソもつく。獲物の引き出しではソラを使うし、解体は出来ない。とにかく何十年も狩猟をやっているのに、とても猟師と呼べるレベルにない先輩だったのです。でも私はそんな先輩が好きでし...
中学一年生の時でしたが、私はジャーマンシェパードに殺されかけたことがあります。学校帰り、先回りをして友人を驚かせようと空地をショートカットしたところ・・・民家裏のブロック塀の奥から「ジャラジャラ・・・」と鎖の音が。「えっ、なんかやばい」と思ったと同時に塀の陰から大きなジャーマンシェパードが私に飛び掛かってきたのです。反射的に反転して逃げた私。すると後頭部すれすれに感じる殺気に満ちた風圧と「カツン!...
とにかく冬は頭を抱えてしまいます。賞与が殆ど増えないのに物価は高止まりのままで、灯油なんぞは18ℓで2000円!石油ファンヒーターを使いたくても・・・と、そんな話ではなく・・・いや、同じ類の話かな。ドライドッグフードも高止まりのままなのです。コロナ禍による物流停滞が解消に向かう中で、少しは下がると思われた原料価格。ところがロシアによるウクライナ侵攻や、長期に渡る円相場の影響は続いたまま。ドッグフードの価...
ニホンジカ管理捕獲の一環で行った昨日の巻狩り。犬を放ち程なくすると、山のアチコチからタツ役の発砲音が。それと同時に無線が飛び交い、連携もまずまず。「でも獲物はまだ居るから頼んだよ!」と言いたいところでしたが、勢子役の私は そこからが大変でした。猟を行った低山は標高250mほどで、巨大な岩山が山脈状に連なっています。切り立った尾根の岩場は急斜面が多く、断崖絶壁も点在。落差のあるところは50m以上もあり、さす...
明日の巻狩りの下見を行った後に、総仕上げを行う予定だった本日。総仕上げとは、父と母の温もりの日差しを遮っていた実家の杉の木の枝打ち。ところが猟場内を見切っている時に一本の電話が。先輩猟師からでした。「お~い、今日は仕事かい?」と。仕事は休みで、明日に備えて獲物の動向を調べている旨を伝えると・・・「鹿、持って行くかい?」と。捕獲した鹿を、良かったら貰ってくれないか?とのこと。折角なので先輩猟師のご厚...
まだ普通の勤め人なのに、どうしたらいいのだろう。所属する猟友会の副会長の任に就くことを命ぜられてしまいました。会長とは二回り近く歳が離れているのに。副会長ということは、次は会長のはず。これには参った。会長や副会長とともなれば、行政との打ち合わせ等も重要な役目となります。行政の対応は平日のみ。でも平日だと会社員の私は簡単には休めない。いくら『窓ぎわの あっきょちゃん』でも、人材不足の著しい昨今におい...
年明け早々に若犬の金剛と出猟。米一俵ほどの雄猪を捕獲しました。起きたと同時に勢い良く飛び出した その猪。動きを見る限りでは普通の猪と変わらず。ところが県に血液検体を調べてもらったところ、豚熱の陽性反応が出てしまいました。やはり もう暫くは積極的な猪狩りを控えるべきか。三重地犬の若犬たちを猪犬と呼べるレベルに仕込み上げたいところですが、これではどうにもならない。仕込み年齢的にも大切な時期だけに残念でな...
狩猟という少々後ろめたい趣味。その後ろめたさを誤魔化すために獣害対策だ何だと、その行いを正当化しようとする。そんな猟師たちの言葉を客観的に聞いていて、偽善的にすら思えてしまいます。でも猟師の端くれの私も似たようなもの。農家さんからのエールを頂き「頑張ります!」などと言っておいて、農家さんの本当の苦労や悔しさは分からない。それに獲物たちの止め刺しにおいて、あの断末魔の叫びを聞くたびに、心の葛藤に苛ま...
説明は先日のブログのとおりですが・・・特殊な環境下で生息していたであろう鹿の肉。熟成半ばではありますが、我慢し切れず食すことに。この様な爽やかな香りの鹿肉は こちらの地域の鹿では初めてで、期待せずにはいられません。では、タタキでいただいてみます。それにあたって今回はバーナーで焦げ目を付けることに。この方法は肉の温度を上げずに香ばしく仕上げることができますが、本来のタタキとは少々異なります。なので『...
もう最低!昨日は隊員が揃っていたこともあり、実績のある広い猟場で猟を行いました。猟犬を放して早々に獲物が起きて、猪は4頭、鹿は10頭以上はいたでしょう。ところが1頭もまともにタツ場に掛からず。おまけに猟犬たちが猪との対峙で受傷。その猪も獲り逃がしてしまいました。くっそ~!トラとミカサよ、すまぬ。でも、これは私にも反省点が沢山あります。まずは猟期半ばの中だるみと思われる状態で、猟運びの先読みを全然してい...
まだまだ続く賞味期限切れの業スー焼そば麺の活用。まずは鹿肉を煮て、そこへと焼そば麺500gを投入。この焼そば麵は100g当たり198kcalと、なかなかの高カロリー。カロリー消費の激しい猟期中の猟犬たちには、ありがたい補助食。ドライフードと併せてモリモリと食べてくれました。さて、残りの焼そば麵500gは どうしましょう。野菜室を確認すると、あんかけを作れる具材がある。またもやヤキソバンとなった私は料理開始。先に焼そ...
閉店間際の業スーで赤札処分品を発見。消費期限を確認するとギリギリでした。「閉店と同時に廃棄されてしまうんだろうな」と思いながらも、その陳列棚をスルー。私とは無縁のパッケージだったことと、あまりに大量に売れ残っていたことに己の無力さを感じてしまったのです。「家族でどんなに頑張っても一袋すら食べられない」と。ところが「フードロスほど残酷なことはない」を貫き通してきた私の信念が、一旦はレジに向かわせた足...
特定の猟芸を有した猪犬の繁殖において、どの様にその能力を高めるかが次なる私の課題。しかし、頭の中を過るのは遺伝子の多様性を失ったが故の不幸。つまり近親交配による累代弊害が怖いのです。そのサジ加減を誤ったことによる先輩方の不幸な犬を何頭も見てきましたので。形質・体質的なものや気質的なものも含めて、もはや猟犬として役を果たすのは難しい。なんとも可哀そうな状態ではありますが、そんな犬たちは愛玩犬として大...
なんだか『科捜研の女』のような題目ですが、違います。今回は『狩猟科捜研のオッサン』の話です。。。私は捕獲した獲物の胃内容物を可能な限り確認するようにしています。それは見切りが正しかったかを立証するためと、獲物たちの行動パターンを確認するため。例えば・・・猟場にヌカを撒き、餌付いた猪の寝場を特定し、それをピンポイント攻めで捕獲。土質や落ち葉による足跡の変化を判断できていたか、それを捕獲した猪で確かめ...
昨年末に妹から誕生日プレゼントをもらった私。この歳になっても そんなことを気遣ってくれる妹には いつも感謝なのであります。ところが今年は何とも悩ましい品で、なんとバケツ。でも ちょっとオシャレな感じのバケツ♪妹に聞いてみると、体重150kgの人が座っても大丈夫だそう。確かにフタの剛性が凄く高い。それに乗せるだけのフタなのに密閉度も高い。抜群に品質が良いのです。タグには『オムニウッティ・バケット』と書いてあ...
新年あけましておめでとうございます本年もよろしくお願いいたしますさて・・・年末に捕獲した猪の肩ロース肉とロース肉。脂の乗りは まずまず。実家に妹と姪っ子ちゃんも来るとのことで、皆に猪鍋を振る舞うことにしました。味付けは いつもの味噌ベースで。野菜は白菜、長ネギ、ニンジン、そして父がせっせと育てている椎茸を使用。中でも今回は、両親が友人から頂いた白菜が すんばらしい♪割ってみると中は黄色。黄色い葉の白菜...
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まずは玉ネギとニンジンを炒めて、先に煮込みを開始。主役の猪肉は、塊のまま表面を軽く焼いて肉汁の流出をストップ。塊肉のまま鍋に投入します。ちょっと猪肉の量が多かったかな。で、30分ほど煮たら塊肉を取り出します。やはり1.5kgは多かったな。カレールーの箱裏に書いてあった量の3倍だもの。でも取り出した塊肉は煮る前と殆ど同じ大きさで、肉汁を蓄えたまま火が通った状態。小さく縮んでしまった肉とは違って筋繊維間の空間...
「シェー! もう やめてほしいザンス!」「そんな つぶらな瞳で見つめてもダメ」でもヤメられない止まらない地底探検への穴掘り。懸命に掘り進めるホマレ。そこへ作業効率をアップさせようと、サカエが連結。ツインパワーで土をかき出します。その後ろで様子を見ていたコーシンの顔に土が直撃。ほら出入口が土だらけになっちゃたじゃない…って、脱走禁止!よし、言うことを聞かないのなら奥の手じゃ。父ちゃんを侮るでないぞ。前...
まだまだ続くニホンジカ管理捕獲。県担当者と猟友会上役の方々から新たなる実施区域の調査依頼を受けて、猟仲間たちと共にタツ配置のマーキング等を行いに猟場へと向かいました。標高400m程の低山を囲む巻狩りとなるため、今回も かなり大がかりな捕獲となります。こんな事もあろうかとタツ配置場所に通じる林道を復旧整備しておいて正解でした。基本的には猟場に詳しい先輩に教えて頂きながらの調査。次々とマーキングして行きま...
雨降る森の中、移設犬舎の古家で一人黙々と焼く猪肉。半径200m以内には自分しか居ないとのヘンな優越感。森を独り占めした気分になれるのです。そして森の一部にもなっている。そんな森から授かった恵みを力いっぱい美味しくいただく。猪肉は やはり焼肉が一番。今回の部位は肩ロース肉とホホ肉とタン。そう言えば未だに食器を用意していなかったな。学生の頃から使っていたラーメン鉢が一つあるだけ。我が家の食器は全てセットな...
体をかがめて暗闇の中を進んで行く。まるでノストロモ号の排気ダクトの中でエイリアン狩りを行っている感じ。そして「ぐわぁ~っ!」と、自分が狩られる…でも私はダラス船長とは違って経験豊富な凄腕猟師だから大丈夫。。まずは強力なライトで視界を確保!武器は火炎放射器…ではなくて草刈り鍬と炭スコップ。これは何となく負けている気がする…なので強力掃除機で撃退!って吸ってどうするの。ゴーストバスターズじゃあるまいし。...
「積載量 積めるだけ」なんてステッカーが貼ってある貨物車を時々目にします。そんな茶目っ気ある文句に微笑ましい気持ちにもなりますが、これがインドやパキスタンだったら大変。彼らは本当に積めるだけ積みます。とにかく怖いもの知らず。また、スクーターならベトナムやタイだって凄い。家族全員でスクーターに乗ったり、荷台に大きな豚を積んだりもする。私の愛車、ベトナム・ホンダ製のディオ110は、それら過積載を想定しての...
先日に実施されたニホンジカ管理捕獲の対象地区は隊員たちにとっては馴染の山。皆がそれぞれに鹿の逃走ルートを把握しています。また、猟期中は私たちが合同猟を行う猟場なので、手堅く成果を上げられる間違いない山でもあるのです。今回は静岡県猟友会会長はじめ、県職員の方々も参加しての大がかりなもの。よってタツ役は私たちが猟期中に行う巻狩り時の4倍も。鉄壁の囲みと言えます。おまけに参加者の多くが凄腕猟師で、射術に...
移設犬舎に建つ古家。今はこの古家で一人楽しく暮らしています。本来ならば「一人寂しく」となるのでしょうが、そのようなことは全くありません。明るい間は野鳥のさえずりの中、様々な作業に没頭し、休憩の度に猟犬たちと戯れる。暗くなって静まり返ると、今度は「この森には私一人だけ」との不思議な満足感に包まれます。都会の喧騒を離れて…って、離れ過ぎな感じがたまらなく気持ちが良いのです。ただし、そう思えるのも普通に...
職場から移設犬舎に戻ると子犬区画の地面には大きな穴がボッコリと。私が体育館座りで余裕で腰まで入れそうな大きさに驚きます。子犬区画には世話係として お婆ちゃんのコーシンも一緒。おそらくオテンバ盛りのサカエとホマレに手を焼いたコーシンがストレスから掘ったものか。呆れた私はコーシンに「いい歳して穴なんて掘らないでよ」とボヤきます。コーシンは私の言葉を理解できるため反省を…と思ったら戸惑いの表情に。「あれ?...
子犬の名前について家族からクレームが付いてしまいました。「なんで同じ名前にしちゃうの?」と。「ユキカゼ号にはユキカゼ号の思い出が、フミにはフミの思い出がある」とのことなのです。そりゃそうだ。それにユキカゼ号もフミも新しい飼い主さんの事情によっては我が家に戻って来ることも考えられます。現に今回のEさんの件でも「リハビリが上手くいかなかったらゲンを引き取ってくれないか」と言われてしまいましたから。コー...
どうにもシックリこない。あまりに安易に子犬たちの名前を決めてしまったため、名前を呼びながら遊んでいても違和感が付きまとうのです。これは今までに無かった感覚。やはり猟犬であっても犬の名前は吟味して決めるべき。つまり飼い主なりに思い入れのある名前とすることが大切なのでしょう。今回は「猟仲間が覚えやすい」を優先したのが良くなかったか。真剣に狩猟に取り組んでいる人は、どんな名前であっても覚えてくれますから...
生後2ヶ月を前に子犬に名前を付けることにしました。結局、我が家は お婆ちゃん犬のコーシン似のメス1頭を引き取ることに。一方、母犬の飼い主のEさんは、Eさんがケガをさせてしまったメスの1頭の面倒を見ることになりました。ところが…Eさんが持病の悪化のため入院してしまったのです。医者からは入山を控えるようにと言われてしまったようですし。「次に転倒したら歩けなくなる可能性がある」と。よってEさんからはケガの子も委...
二度の出産と その後の産後ケアで4年ほど休猟させていた三重地犬のカノ。気力体力が完全に元に戻ったようなので猟場復帰させることにしました。久々の猟にヤル気満々のカノは居ても立ってもいられない様子。「アタシ、獲物をめちゃくちゃ追い倒したい気分なの!」と言わんばかり。一方のレイも それに触発されて いつもより興奮気味。先輩の朝の見切りにより、とある地区に猪が潜んでいると判断。まずは先行して先輩勢子が猟犬を放...
時折り雨が強く降る中、今日は3頭のメスの子犬を引き渡しました。中でも私が最も溺愛していた子犬が旅立ち、少し寂しい気もします。顔の模様により目がクリクリと見えて実に可愛いのです。私はその子犬に「デメタン」と名付けて毎日抱き上げ愛でていました。必ずや幸せな猟犬人生が待っているはず。そう思い、新たなる飼い主さんに手渡した時のデメタンの温もりを記憶に留めることにしました。みんな達者でな~♪...
有害鳥獣捕獲は地域の方々の理解や協力があって初めて成り立つもの。したがいまして、地域の方々への感謝の気持ちや配慮を忘れてはなりません。私の所属する猟友会では、隊長はじめ隊員たち全員がそれらに対して強い意識を持っているため、今まで目立ったトラブルなく捕獲業務が行えているのです。そんなことで、先日は有害鳥獣捕獲を行う前に山際でヤギを飼育している兼業農家さんに連絡を。この兼業農家さんからは猟犬飼育用にと...
♪ある晴れた昼下がり猟場へ続く道軽トラがゴトゴト子犬を乗せて行く可愛い子犬貰われてゆくよ悲しそうな瞳で見ているよ「どこに連れて行くねん」と少々ご立腹の様子ですが。なので待ち合わせ場所でプチ散歩。昨日、まずは2頭のオスのそれぞれを猟師仲間の方々に引き渡しました。あとは週末にかけてメスたちを引き渡す予定です。寂しくなるな。...
本来ならば進行係のはずの私。ところが所属する猟友会支部から参加する選手の頭数が足りなくなり、出場せざるを得なくなったスラッグ・ライフル射撃大会。でも、コレを射撃練習の機会と捉えれば、これほど合理的なことはありません。支部によっては幾つかの補助があり、おまけに こんな物まで頂けます。参加賞ですが。嗚呼、情けない…こんな下手くそな私でも やはり勝負には勝ちたいもの。しかし銃身後退式銃のオート5のクセを未だ...
下界のWi-Fiが有効な環境の何と素晴らしきことよ。山中に位置する移設犬舎生活では通信サービスの『ギガ』が生命線。なのにYouTubeを観たまま寝落ちしたり、BGM代わりに使っていると、驚くほど速い速度でギガが減ってゆく。それこそ30ギガなんて半月で使い切ってしまう。その後の低速通信では精神的に耐えられないし、要所で固まってしまうこともあるし。すると「1ギガ追加で550円です」なんてボッタクリのメールが通信会社から入...
我が家のように様々な猟芸を示す猟犬がいると、編制によっては狙ったとおりの猟が行えるものです。猪メインで攻める猟。鹿の管理捕獲に徹する猟。少人数で行う猟、大人数で行う猟。狭い猟場、広い猟場。また早目に猟を切り上げたい日や、その必要が無い日 等々。これらに合わせて猟犬編制を考えるわけで、それが思いのほか上手くハマります。ただし残念なことは、猟仲間の中でコレに気付いているのは一人だけ。この猟仲間は膝を痛...
年々参加者が減っているフィールド射撃大会。こちらの地域では射撃技術の向上をスラッグ射撃に求める傾向があるため、フィールド射撃、つまり皿撃ちを行う人が相対的に少ないのです。大物猟であっても銃のスイング等を含めてフィールド射撃の方が有効だと思うだけに残念でなりません。かく言う私も皿撃ちは技能教習で一度行っただけですが…そんな中、先日は大会の進行係を務めてきました。やはり お皿が木っ端微塵に砕け散る瞬間は...
生後3ヶ月となった三重地犬の子犬たち。思えば ここまでバタバタ続きで、あっと言う間でした。前回、母犬カノの一回目のお産では、母も子も猛暑でバテバテ。でも私は長期の夏季休暇と捕獲業務の休み期間が重なり、余裕がありました。それと、その暑さで子犬たちにリミッターが働いていたようで、思いのほか制御が効きました。走り回ったりバトルをしても、すぐにオーバーヒートでヤメる。ところが まだまだ涼しい今回はヤメない。...
「う~ん 5000円くらいは掛かるかな」と面倒くさそうに鍵屋さん。作業内容からすると、その工賃は高すぎる。プロ魂を期待したのですが。事の発端は・・・随分と昔にジャンク品としてヤフオクで購入したバイクに装着してあったトップケースにあります。鍵が元から「鍵無し」状態だったため、事実上「おまけ」的な扱いでした。なので使用できないままガラクタ置き場に。ところがSR400を復活させるにあたり再度確認したところ、これが...
平日は仕事が終わったら職場から犬舎移設地まで直行して、世話が済んだら我が家へと戻り、また猟犬たちの世話を。一筆書きのように移動できるため、思いのほかスムースに事が進みます。ところが今日は酷いもの。長時間にわたる豪雨により、そのルートの所々で内水面氾濫が発生していました。川沿いの一般道が要所要所で浸水しているのです。そこで川沿いの堤上の道を走ることに。野球場も完全に浸水。芝は大丈夫なのだろうか。本来...
先週、ちょっと嬉しい出来事がありました。前段としては こんなことが。数年前までは ご近所さんや子供たちの間で知らぬ人がいない程の名物オジサンが町内に住んでいました。でも最近は見かけることが無くなり皆が気になっていたのです。「体調でも崩されたんだろうか」と。ところが先日・・・近所の業務スーパーで名物オジサンと再会♪(私の一方的感情)。それは閉店前の7時過ぎのことでした。レジで会計中の名物オジサン。その後...
有害鳥獣捕獲は市町だけではなく県が主体となって行うこともあります。それだけ獣害の規模が大きいとも言えますが。このような場合は罠猟より巻狩りの方が手っ取り早い。よって今回は、いつもは共猟しない猟隊からも勢子が参加。対象地区が広大で、それでも足りないくらいでしたが。実際に猟犬を放った途端にアチコチで鳴き出して、同時に銃声が木霊し続けました。しばらくして・・・勢子ルートを辿り終えた私は、先輩勢子と合流。...
今日は早朝から剪定作業を行いました。まずは我が家のクヌギの木から。20年ほど昔、当時 幼かった息子がドングリを庭中に埋めたせいでアチコチから芽が出てビックリ。それもクヌギの丸いドングリだったため、どうしたものかと。若木はあっと言う間に大きくなり、その後は剪定に次ぐ剪定。そのおかげで大木には至っていませんが、生えているのがリビングの真ん前とは いかがなものか。何度も伐採してしまおうと考えましたが・・・小...
私の猟仲間たちは今後の狩猟において、勢子不足および猟犬不足となることを懸念しています。しかし、こちらの地域の住宅事情を考えると猟犬飼育は考えもの。時代の流れではありますが、犬の外飼いは非常識扱いすらされてしまいますし。また生活スタイルが制約を受けてしまうこともジレンマの要因の一つ。そんなことなので若手で「猟犬を飼って勢子をやってみよう」などと考えている人はいません。その思いはあっても、思いのほか障...
オフロードバイクに跨り獣道に分け入り猟を行う。海外ではありそうな狩猟スタイルですが、ここ日本では様々な観点からヤメておいた方がいいのでしょう。でも猟場の下見くらいなら全然イケル。以前、猟行中に林道で出会ったハンターカブのライダーさん。猟犬たちは不思議そうに眺めていましたが「これぞハンターカブ!」的な使い方に感動。その機動力にも驚き、しばしライダーさんと話し込んでしまいました。ならば私もレストアした...
子犬たちのあまりの激しさに参ってしまっているヘルパー犬の駿河。駿河は母犬カノの1回目のお産の子で、メスの2歳。子犬たちの面倒をよく見てくれるのですが少々お疲れ気味。そこで駿河のヘルパー犬として駿河と兄妹のオスの金剛を投入。金剛も子犬たちの相手を上手にしていましたが、容赦のない子犬たちに押しまくられてギブアップ。駿河と同じように犬小屋に籠城するようになってしまいました。犬小屋に陣取れば、3頭の子犬たち...
猪肉の冷凍保存といえば塊肉。なので解凍させると料理を作り過ぎてしまう。昨日も猪カツを10枚ほど。そのうち4枚も食べてしまいました。健診前なのに。でも旨かった♪残りの猪カツは、いつものお決まりパターン。次の日に猪カツ丼にするのが我が家の習わし?いや単純に私が食べたいだけ。家内が上手に作ってくれるのです。私が作るより断然美味しい。出汁と甘みのバランスがいいのかな。そんな お約束の猪カツ丼を先ほどいただきま...
豚カツを作りより難易度の高い猪カツ作り。中でも一般的な揚げ鍋での揚げ工程が難しいのです。つまり考えていないと理想の揚げ上がりには程遠い。原因は猪肉の水分量の多さにあると考えています。その水分とは血液。家畜のように出荷前の給餌止めや、絶命に至るまでの決まり事が存在しない狩猟。仕方の無いことではありますが、これが放血状態に影響するわけです。家畜肉では、この放血は極めて重要な要素で、肉質を大きく左右する...
いくらなんでも鹿は何処かに行っちゃったでしょ。と思っていたのですが・・・共猟した地元の猟仲間の情報では「いや、まだ居るよ」とのこと。よって今日は先々週に続き、別地区の同じ場所でニホンジカ管理捕獲を実施。結果は地元猟師の言う通り。山中に銃声が木霊し続けました。ところが私の持ち場は静かなもの。でも森林浴がタップリできて心も体もリフレッシュ!、、、なので獲物の引き出しも デゴイチみたいに元気にグイグイと...
私と先輩方が行ってきた猟犬繁殖の中で、気質と毛色の遺伝的な関係性を探ろうと観察を続けてきました。これは今までに何度か取り上げてますが、実際のところは分からないまま。しかし、エンドウ豆やショウジョウバエの遺伝的連鎖を思い出してみると「気質と毛色は無関係」とは言い切れないと考えています。遺伝上、形質の何かに気質と連鎖しているものがあっても不思議ではないのですから。ただし、ショウジョウバエですら途方もな...
自分で言うのも何ですが、私は見た目とは違って意外と真面目です。。。狩猟を始めた頃は、毎週土日に行われた有害鳥獣捕獲には必ず参加していました。対象地区の山の地形、タツ配置、そして見切りポイントを「知りたい学びたい」との思いが強かったのが、その原動力でもありました。そんな有害鳥獣捕獲はボランティア活動的であっても地域にとっては大切な仕事。一日参加すると千数百円の弁当代は支給されますが、それとて血税。よ...
少しでも動けば こちらの負け。これは山で獲物が射程距離内に入った場合のことです。でも、そうは言っても獲物に猟銃を向けて狙いを定めるには、体を動かさなくてはならない。よって「少しでも動けば」とは通常の動きや素早い動きを意味します。この様な動きに対して獲物たちは驚くほどに敏感。野生動物をナメてはいけません。ところが若手たちを見ていると、ナメている人が実に多い。そんな人たちは例外なく失中率が高く、何年経...
猟犬の良系を実猟に使いながらの血筋存続は容易なことではありません。それは私のように相対的な若手であれば尚更に。これまでを振り返ると本当に大変でした。様々な苦労や障壁が次々と私の前に立ちはだかり、それにより嫌な思いをしたことは枚挙に暇がありません。その要因の大半は猟仲間であるはずの一部の先輩たちによる「今が楽しければ それでいい」との身勝手な思考によものでした。つまり「今日 猪が獲れたらそれで良し」と...
次なる生活の足の選んだのは、土に返る寸前だった32年前のSR400。そんなサビサビ状態の不動車を3万円で引き取ったのは10年前。直後にエンジンを始動させるところまではレストアしたものの、そこから放置。当時の通勤車両スペイシー250がスグに壊れると思っていたのに、元気なまま10年が経過してしまったのが その要因。と、頑張ってくれたのに、こんな言い方をしてはスペイシー250に申し訳ない。長い間お疲れさまでした。本当にあ...
犬舎移設地近くの山にタケノコを掘りに行った時のことです。そこは、猟期中は地元の猟師たちが巻狩りを行う場所でもあります。ところが農道に面した一段下がった藪の中にはゴミの山。ありとあらゆるものが捨てられていて、そのどれもが朽ち果てている。数十年は経っていそう。でも廃棄物の横からタケノコが生えていたり、所々に猪がタケノコを食べた痕跡があったりと。やはり自然は逞しい。と、目線の先に赤と白に塗られたゴミの一...
幼少の頃より 戦艦、戦闘機、戦車が好きでたまらなかった私。中でも戦車のプラモデルがお気に入りでした。とくに世界第二次大戦のドイツ軍の戦車『ヤークトパンター』が大好きで、何機も作った記憶があります。「ヤークト」とはドイツ語で狩猟または狩りのこと。パンターは豹で「狩りをする豹」との恐ろし気な名が付けられたことからも、ヤークトパンターの戦歴が分かるというもの。このヤークトパンターは『ロンメル戦車』とも称...
いくらフィラリア症予防薬を投与しているとはいえ、犬たちが蚊に刺されない環境は確保したいもの。そんなことを念頭に置いて犬舎を作っていますが、雨を防ぎ 日光浴ができて 風通しも考慮に入れた区画配置は意外と難しいのです。また、どのタイプの蚊除け対策とするかも悩ましい。線香タイプ、電気式リキッドタイプ、吊るしネットタイプ、そしてスプレータイプと、これら全てを試してきましたが、どれも一長一短。よって それぞれ...