今年も子犬の世話でバタバタしていましたが・・・気がつくと、もはや制御不能なほどに激しくなってきた今回の2頭。もうワルワルなんてもんじゃない。生後3ヶ月半の子犬ってこんなに強烈だったかな。お婆ちゃん犬のコーシンが子犬だった頃のことを思い出してみると…確かにワルワルだった。先輩犬のヤマがノイローゼになるほどにコーシンも激しかったのを思い出します。でもヤマは幼いコーシンに揉みくちゃにされても決して怒らなか...
冷蔵庫内に3週間熟成の鹿背ロース肉が眠っていたため食べてみることに。家族からのリクエストは鹿カツ。本当はステーキにすると熟成による旨味がより楽しめるのですが「鹿カツ!」と言うのだから鹿たがない。。。カツでも旨味は味わえますので。今回は普通のカットで一口かつ。あえてスジ切り器は使用せず、熟成による程よい弾力の食感を楽しむことにしました。塩コショウを振ったら衣を付けて170℃で揚げるだけ。では、いただいて...
三重地犬のカノとユキカゼ号の間に生まれた雌の駿河。次の世代への架け橋として十分な資質を備えているため、いずれは母となってもらう予定です。そんな駿河の兄妹犬たちは、どの子も似たようなもの。よってカノとユキカゼ号の子たちには能力のブレが少なく、遺伝的にも相性が良いと判断。また「この2頭の子が欲しい」と猟仲間から切望されたこともあって、もう一度だけ交配させることにしました。カノは一回目のお産から1年半が経...
あの雪中行軍での引っ越しから4年。明日は息子が東京より帰ってきます。コロナ禍により学生生活の前半は思うように学べなかったようですが、後半はそれを取り返さんが如く活動していた様子。就職も第一志望の企業にすんなりと決まって なにより。状況は異なりますが、人材不足による売り手市場の昨今。私が就活していた頃のバブリーな時代を思い出します。そんなことを思いながら、通勤途中にスマホでパシャリ。朝焼けの富士山と新...
猪との対峙では強烈な鳴き声を張り上げるミカサ。いわゆる『鳴き犬(吠え犬)』とやらの性でもあります。勢子やタツ役は「おっ、起きたぞ」とか「止めてるぞ」と分かりやすい上に、その鳴き声を聞いて高揚感を覚える。狩猟の醍醐味の一つでもあります。しかし、これは諸刃の剣でも。深いシダ場などでは猟犬たちですら猪を目視できないことがあり、猪の動く音でその存在を確認している場面も多々あります。ところが己の鳴き声で全て...
私を頼りにしてくれている。私を信じてくれている。そして私を気遣ってくれている。そう思えるからこそ猟犬たちがこんなにも愛おしいのでしょう。犬とは凄い生きものだと感じています。だから私は彼らを見捨てたり裏切るような行為は絶対に出来ない。これをしてしまったら私が私でなくなる。そんなことを毎日しみじみと思い感じられる猟犬たちとの ふれあい。飲み水を交換したり犬舎内を掃除しているだけでも幸せです。鼻と鼻とを...
先日、鍋の出汁用に業スーにて丸鶏を購入。安価な親鶏だったこともあり、脂は少なく身は硬い。しかし旨味の深い上質な出汁が出る上に、歯ごたえある肉もなかなかに旨い。そんな親鶏の肉には、若鶏とは違った味わいがあります。これは猪も同じ。ある程度 歳を取った猪の肉も私は好み。発情臭を前面に出さないように適度な焼き加減とした大雄猪の焼肉は、実に旨い。猪肉の本来の旨味を存分に味わうことが出来るのです。咀嚼に夢中と...
昨日バイクに乗っていたところ、急にお尻が痒くなり慌ててしまった私。尋常ではない その痒さは、お尻としては経験したことの無いレベル。家に戻った頃には痒みは収まっており、すっかり忘れてしまっていたのですが。そして今朝になり、お尻のことを何気なく思い出して直接触って「あれ?」と。指先に当たった突起物を摘まんで確認すると・・・大きさ1.5mmほどのマダニの幼体でした。「あっ、やられた・・・」と運転中の痒みを思い...
今期は猟犬に装着している発信機が思ったほど傷付かないし汚れない。それに猟犬自身もあまり汚れないし、クタクタに疲れたりもしない。これは猪と対峙していない証拠なのです。つまり鹿を気ままに追っているだけ。昨日の猟でもそうでした。私の猟場では様々な要因により未だに鹿が流入してきており、相対的に猪が減った状況にあります。豚熱によってただでさえ猪が少なくなっている中でのことなので、生態系バランスも心配。でも隣...
犬の健康維持のためには日の光が欠かせません。でも外飼いの場合、一年を通して適度に日光浴ができる区画設置は意外と難しいもの。夏の熱中症も怖いため、安定的に日陰を確保する必要もありますから。そこで半年間にわたり犬舎移設地での各区画の日照時間をチェック。トラの区画の日照時間が若干少ないため、移動させることにしました。南側に新たに区画を作ります。材料は お得意の単管パイプとメッシュ柵。支持できるH鋼などが無...
昨日の黄昏時の出来事です。自転車に乗って橋を渡っていたところ、橋の歩道帯の中央付近で左右に迷ったように歩いている挙動不審な男性を発見。気になったため様子を見ていると、今度は欄干に手を掛け身を乗り出して、15mほど下を流れる一級河川の川面を凝視している。「この人は身投げをするつもりだ!」と直感した私は薄暗い中を急いで接近。声掛けして思い止まらせようと その男性の顔を覗き込んだところ「あれ?」と。良く見る...
昨日の猟の後に先輩から頂いた鹿肉ジャーキーが抜群に美味しくてビックリ!私が作るスパイシーなタイプとは違い、鹿肉本来の旨味が際立っていました。なので作り方を教えてもらい、早速試してみることに。味付けは実にシンプル。醤油に日本酒を少々混ぜた漬け汁に漬けるだけ。一味やミリンは「お好みで」とのこと。とりあえず今回はミリンを少しだけ入れてみました。鹿肉は2週間熟成のモッチリとした背ロースと・・・この日に獲れ...
この子は大丈夫かな?猪犬としてダメなんじゃない?だったら一線から外して愛玩犬として室内で飼うかな。などと心配していたメスの駿河。他の子たちとは常に違う行動をとっているマイペースな性格だったのです。それに何に対しても動じない。見方を変えると、やたらと大人びている子犬期だったのです。そんな駿河ではありましたが、成長するにつれて反応の良い犬に変貌。穏やかな性格の中にも切れがあり、集中力も抜群。運動能力も...
性別、年齢、大きさ、捕獲時季などの要因により肉質のおおよその見当がつく猪。同条件であれば肉質が似ていると感じることが多いのです。ところが鹿肉は分からない。それこそ調理してみないと分からない。同条件でも肉質が異なる場合も多いのです。「小ぶりなメス鹿肉だから軟らかくて食べやすいはず」「大鹿の肉だから硬いだろうな」とは調理をする際のある程度の目安にはなりますが、見立てと異なる場合も多い。肉に包丁を入れた...
どうやら卒論の最後の追い込みに入っている様子の息子。論文のテーマはあえて聞いていませんが、日本における狩猟や猟犬について調べているようなので、おそらくはその歴史や現状を示した上で考察する内容となっているのでしょう。書き上がったら是非とも読んでみたいものです。昨年にはチャットGPTならぬ・・・「チャンのGPTを活用するのもアリだぞ」とのことで、狩猟の現状についての助言程度ならできる旨を伝えました。しかし全...
具合が悪くなり犬舎移設地の古家で過ごした週末。雨天だったこともあり、籠って狩猟刀を作っていました。今回は軽量タイプとします。ヒルトは重い金属ではなく鹿角で。柄は軽くて丈夫なクルミ材。そして肝心の刃は適度な厚みのある蛸引包丁をベースに。なので重厚な作りの剣鉈とは少々異なります。私の場合は基本、剣鉈は止め刺しにしか使用せず。ツル植物や笹の混んだ場所での進行や、タツ配置での邪魔な草木を掃う場合は剣鉈を使...
今思えば昨日は『雨天』というゴングに救われたように思います。その二日前のことですが、値引き品を食べたところ、夜中になり体調に異変が。悪寒がする上に腹の調子もおかしい。しかし「病は気から」をモットーとしている私は、体温計を使用した時点で負けだと考えているため、体温を計らずに「気のせいだ」と平静を装います。けれどもノロウイルスによる急性胃腸炎の可能性もあるため、手洗いとマスクをして家族にも告知。そして...
大物猟に使う猟犬を大別すると日本犬(タイプ)と洋犬(タイプ)に分かれます。その中でも仕込み上げるにおいて、手が抜けないと痛感させられるのは日本犬。特有の猟芸が、ある程度 固定されている洋犬とは異なります。日本犬は使い手(飼い主)が猟芸を作り上げる感覚。つまり、性能的な能力が一定以上であれば、あとは使い手の技量次第で何とでもなるのが日本犬。それを強く感じるのです。「これは門外不出の名犬血筋だ」と言い...
蛸引包丁であることを教えて頂いた この包丁。調べてみると刺身包丁とは本来このタイプだったよう。でも狩猟刀として蘇らせるのもアリだと思わせるだけの刃の厚み。先行して刃形状を変更していたこともあり、片刃であることを活かしてマキリに改造してみることにしました。それにあたってはヒルト付きのタイプとすることに。ヒルトとは、握り手が刃の方に行かないようにストッパー的な役割をしてくれる刃と柄の間に付ける突起物の...
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今年も子犬の世話でバタバタしていましたが・・・気がつくと、もはや制御不能なほどに激しくなってきた今回の2頭。もうワルワルなんてもんじゃない。生後3ヶ月半の子犬ってこんなに強烈だったかな。お婆ちゃん犬のコーシンが子犬だった頃のことを思い出してみると…確かにワルワルだった。先輩犬のヤマがノイローゼになるほどにコーシンも激しかったのを思い出します。でもヤマは幼いコーシンに揉みくちゃにされても決して怒らなか...
「熱中症になるのは気合いが足らないからだ!気合いだ!気合いだ!」と、いつも声高に言っている私。でも熱中症は気まぐれ。熱中症になりそうな時にならなくて、熱中症にならなさそうな時になったりもする。日中の気温が30℃にもなる初夏の捕獲業務で大汗をかきながら真面目に頑張る勢子の私。でも以前のように熱中症で尾根で倒れて、カラスの餌食になることは無くなりました。。暑さに慣れて、体力もレベルアップしたのでしょう。...
狩猟で酷使している私の猟車。林道での横転や大木への激突などもありました。もはや満身創痍の状態。でも猟車のスズキ キャリイは一生乗り続けるつもです。ところが…猟場の下見中に岩に乗り上げてしまい、下回りを強打したことが原因で面倒なことになってしまいました。フロントのシャフトブーツが破れて、取付金具も変形。そこで、いつもお世話になっている整備工場で直してもらうことに。すると驚きの事実が判明。純正品のシャフ...
この日曜日のニホンジカ管理捕獲は県境の標高の高い奥山。私はこの地域には苦い思い出があるため、長らく猟犬を引いていません。「なんだ、犬を連れて来なかったのか」と言われても、頑なにすっとぼけ続けた8年間。「いや、また皆さんに迷惑をかけちゃうんで」と。鹿の大群を猛追した猟犬たちが隣の県まで行ってしまい…回収したのは日が暮れてから。数十名の隊員たちが その帰りを待っていてくれたのです。そして先輩方が「お疲れ...
一ヶ月ほど前に移設犬舎の訓練区画で捕まえたヒキガエルの亜成体。雌雄の判別をしてみると、メスの特徴が出始めていたため「ヒキ美ちゃん」と命名。観察も兼ねて しばらく飼育してみることにしました。エサやりは専ら自然任せ。古家の玄関灯下に飼育ケージを置くと、勝手に蛾や小さな甲虫がその中へと落ちるため、ヒキ美ちゃんはせっせと舌を伸ばして お食事を。舌の伸ばす際に「ペチッ」と舌の発射音がするのが面白い。射程距離は...
不思議なもので、世の中にはウリ科の食物が大好きな人と全くダメな人が居るようです。考えてみれば、どんな食べ物にも好き嫌いはあるものですが、ウリ科の食物は身近なだけに その違いが目立ちます。我が家でも息子は大のウリ科嫌い。キュウリだけではなく、メロンやスイカもダメ。あの共通したニオイが受け入れられないのだとか。カットしたマスクメロンを前に「いらない」と皿を押し戻す姿の何と気の毒なことよ。その瞬間「待っ...
毎年、猟犬たちの体調や仕上がり具合に応じて出猟や予防接種のタイミング等を調整しています。しかし、ここ3∼4年は豚熱の影響もあって猪狩りの方は休止状態。また勢子役が激減する中で、各猟隊が協力し合っての合同猟が増えため、一銃一狗や少人数での出猟は減る一方。そんな中で一時期は日本犬(三重地犬)のみの飼育に徹して、その中から個々の特性や気質を鑑みて一銃一狗に使う犬と巻狩りに使う犬とに分ける予定でした。しかし...
猟場の事前調査の努力に応えてくれるかのように、遠方からも多くの猟師たちが応援に駆け付けてくれた昨日のニホンジカ管理捕獲。まさに鉄壁の布陣と言えます。隣山への逃走ルートを塞ぎ、前進守備の中タツには凄腕猟師たちを配置。その布陣はまるで大阪の陣の真田丸が如く。全員が赤備えで気合いもバッチリ。いや、オレンジ備えか…そして尾根上には全国大会上位者のライフルマンたち。つまり極めて優秀な狙撃兵を見通しの良い場所...
巻狩りにおいて、囲み役や その配置場所を「タツ」「マチ」「タツマ」などと呼びます。また、これらタツの目安となるのが「通り」「ウツ」と呼んでいる獲物の通り道。山から山への日常的な移動に使う通りや、水を飲みに行くためにだけ使う通り等々。一般的には日常的な移動の通りを逃走ルートとするため、その見極めは大切です。そんなタツの場所が決まったら、次に考えることはタツ役同士で撃ち合わないための位置取りやバックス...
まずは玉ネギとニンジンを炒めて、先に煮込みを開始。主役の猪肉は、塊のまま表面を軽く焼いて肉汁の流出をストップ。塊肉のまま鍋に投入します。ちょっと猪肉の量が多かったかな。で、30分ほど煮たら塊肉を取り出します。やはり1.5kgは多かったな。カレールーの箱裏に書いてあった量の3倍だもの。でも取り出した塊肉は煮る前と殆ど同じ大きさで、肉汁を蓄えたまま火が通った状態。小さく縮んでしまった肉とは違って筋繊維間の空間...
「シェー! もう やめてほしいザンス!」「そんな つぶらな瞳で見つめてもダメ」でもヤメられない止まらない地底探検への穴掘り。懸命に掘り進めるホマレ。そこへ作業効率をアップさせようと、サカエが連結。ツインパワーで土をかき出します。その後ろで様子を見ていたコーシンの顔に土が直撃。ほら出入口が土だらけになっちゃたじゃない…って、脱走禁止!よし、言うことを聞かないのなら奥の手じゃ。父ちゃんを侮るでないぞ。前...
まだまだ続くニホンジカ管理捕獲。県担当者と猟友会上役の方々から新たなる実施区域の調査依頼を受けて、猟仲間たちと共にタツ配置のマーキング等を行いに猟場へと向かいました。標高400m程の低山を囲む巻狩りとなるため、今回も かなり大がかりな捕獲となります。こんな事もあろうかとタツ配置場所に通じる林道を復旧整備しておいて正解でした。基本的には猟場に詳しい先輩に教えて頂きながらの調査。次々とマーキングして行きま...
雨降る森の中、移設犬舎の古家で一人黙々と焼く猪肉。半径200m以内には自分しか居ないとのヘンな優越感。森を独り占めした気分になれるのです。そして森の一部にもなっている。そんな森から授かった恵みを力いっぱい美味しくいただく。猪肉は やはり焼肉が一番。今回の部位は肩ロース肉とホホ肉とタン。そう言えば未だに食器を用意していなかったな。学生の頃から使っていたラーメン鉢が一つあるだけ。我が家の食器は全てセットな...
体をかがめて暗闇の中を進んで行く。まるでノストロモ号の排気ダクトの中でエイリアン狩りを行っている感じ。そして「ぐわぁ~っ!」と、自分が狩られる…でも私はダラス船長とは違って経験豊富な凄腕猟師だから大丈夫。。まずは強力なライトで視界を確保!武器は火炎放射器…ではなくて草刈り鍬と炭スコップ。これは何となく負けている気がする…なので強力掃除機で撃退!って吸ってどうするの。ゴーストバスターズじゃあるまいし。...
「積載量 積めるだけ」なんてステッカーが貼ってある貨物車を時々目にします。そんな茶目っ気ある文句に微笑ましい気持ちにもなりますが、これがインドやパキスタンだったら大変。彼らは本当に積めるだけ積みます。とにかく怖いもの知らず。また、スクーターならベトナムやタイだって凄い。家族全員でスクーターに乗ったり、荷台に大きな豚を積んだりもする。私の愛車、ベトナム・ホンダ製のディオ110は、それら過積載を想定しての...
先日に実施されたニホンジカ管理捕獲の対象地区は隊員たちにとっては馴染の山。皆がそれぞれに鹿の逃走ルートを把握しています。また、猟期中は私たちが合同猟を行う猟場なので、手堅く成果を上げられる間違いない山でもあるのです。今回は静岡県猟友会会長はじめ、県職員の方々も参加しての大がかりなもの。よってタツ役は私たちが猟期中に行う巻狩り時の4倍も。鉄壁の囲みと言えます。おまけに参加者の多くが凄腕猟師で、射術に...
移設犬舎に建つ古家。今はこの古家で一人楽しく暮らしています。本来ならば「一人寂しく」となるのでしょうが、そのようなことは全くありません。明るい間は野鳥のさえずりの中、様々な作業に没頭し、休憩の度に猟犬たちと戯れる。暗くなって静まり返ると、今度は「この森には私一人だけ」との不思議な満足感に包まれます。都会の喧騒を離れて…って、離れ過ぎな感じがたまらなく気持ちが良いのです。ただし、そう思えるのも普通に...
職場から移設犬舎に戻ると子犬区画の地面には大きな穴がボッコリと。私が体育館座りで余裕で腰まで入れそうな大きさに驚きます。子犬区画には世話係として お婆ちゃんのコーシンも一緒。おそらくオテンバ盛りのサカエとホマレに手を焼いたコーシンがストレスから掘ったものか。呆れた私はコーシンに「いい歳して穴なんて掘らないでよ」とボヤきます。コーシンは私の言葉を理解できるため反省を…と思ったら戸惑いの表情に。「あれ?...
子犬の名前について家族からクレームが付いてしまいました。「なんで同じ名前にしちゃうの?」と。「ユキカゼ号にはユキカゼ号の思い出が、フミにはフミの思い出がある」とのことなのです。そりゃそうだ。それにユキカゼ号もフミも新しい飼い主さんの事情によっては我が家に戻って来ることも考えられます。現に今回のEさんの件でも「リハビリが上手くいかなかったらゲンを引き取ってくれないか」と言われてしまいましたから。コー...
どうにもシックリこない。あまりに安易に子犬たちの名前を決めてしまったため、名前を呼びながら遊んでいても違和感が付きまとうのです。これは今までに無かった感覚。やはり猟犬であっても犬の名前は吟味して決めるべき。つまり飼い主なりに思い入れのある名前とすることが大切なのでしょう。今回は「猟仲間が覚えやすい」を優先したのが良くなかったか。真剣に狩猟に取り組んでいる人は、どんな名前であっても覚えてくれますから...
我が家の犬舎横の道端に生えていた謎の植物。大きく育ってしまい ご近所さんの通行の妨げとなりだしたため、刈ることに。ところが庭にその植物を捨てたところ、犬たちが引っ張り出してムシャムシャと食べだしたのです。「もしや♪」と葉を齧ってみると、これが結構イケル♪粘り気があるあたりはツルムラサキにも似ている。でも毒性は大丈夫なのだろうか。今までに野草で このような植物を見たことが無かったため、調べてみることに。...
三重地犬の子犬、シオちゃん♪マチちゃん♪そして フミ君!みんな可愛い顔して もうワルワル!子犬が複数頭であっても躾のコツを掴んでいる私は、今まで全頭上手くいったと実感しています。ところが、このワルワルな3頭には そのコツが通用しない。とにかく激し過ぎるのです。そこでジックリと観察を続けたところ、あることに気が付きました。今までは数頭に一頭の割だった斬り込み隊長のような怖いもの知らずの子犬。それが今回の子...
私は素人の一狩猟者であってプロ猟師ではないため、獲物肉の販売に関する許可は得ていません。よって猪肉や鹿肉の販売はできず。また猟犬の繁殖は血筋存続が目的であり、販売を目的としていません。したがいまして、血筋存続に協力して下さる方にのみ子犬や仕込み犬を差し上げている状況です。そんなことなので、ブログ写真においては誤解を招かぬように解体場面などは極力掲載しないようにしています。以前に何度か猪の解体シーン...
私の職場では新型コロナウイルスによる病欠者が目立つようになってきました。エアコン使用による部屋の閉め切りが それを助長しているのかもしれません。いずれにしても夏季の第一次長期休暇を前に職場はテンテコ舞い。人材不足が深刻な問題となっている中で、更に人が足りない状況となり、皆がバタバタ。でも長期休暇は何が何でも休んでみせる。休日返上なんてまっぴらごめん。私は出勤日より休日の方が断然に忙しいため、休日は...
先日、近所のスーパーで半額にて購入した 丸のままのボイル豚足。1本はその日のうちに美味しく頂きました。ところが残りのもう1本はチルドルームに入れていたのに 3日ほどで残念なニオイに。ただでさえ悪くなるのが早い豚足。半額品ともなれば最大級の警戒をしつつ、早めに食べるべきでした。普段から「SDGs 命!」などと声高に言っておいて、これでは豚ちゃんに申し訳ない。とりあえず丸のまま洗ってみましたが・・・まだ少し臭う...
今年の冬で9歳になるビープロのメスのコーシン。発情期が来たものの、どうやら排卵はしていない様子。でも発情フェロモンはプンプンに発散しているようで、オス犬たちはメロメロ。犬もある程度の歳になると排卵は止まるようですが、発情は一生続くとのことで、なんだか不思議。その生態に意味があるのだろうか。祖先であるオオカミの存続において、この状態に優位性があったからに他ならないとは思うのですが。コーシンは早めに引...
最高気温が40℃とは何事なのだ!あまりの暑さにバリカンで頭を丸刈りにしてしまいました。ついでに子犬たちも丸刈りにしてあげたいくらい。暑すぎて大人しくなってしまったのです。今は扇風機で何とか凌いでいる状態ですが。でも少し体が冷えてると、大人しくしていた分を取り返さんとばかりにハッスルするのは如何なものか。子犬は冷やし加減が難しいのです。。。脱走禁止!エサも今は猛暑仕様。獲物肉と野菜を煮て一旦冷まし、後...
実直な猟犬のミカサ。人に例えるならば「真面目な働き者」といった感じで、私に似ています。。。今日はそんなミカサが猟師仲間さんへの元へと旅立ちました。その役目は先導犬として頑張ってもらうため。猟師仲間さん宅には生後4ヶ月になるプロットハウンドが飼われています。名前はスカイちゃん。とても可愛い女の子。そのスカイちゃんの先生役がミカサなのです。なんかイヤな予感がする。禁断の愛が。。。ミカサ、教え子に手を出...
狩猟を始めるにあたっては、まずは猟友会の先輩方を頼るのが一般的。右も左も分からぬ中で好き勝手に猟を始めれば、トラブルを引き起こすであろうことは誰でも察しがつくでしょうし。猟友会の会員になることは、狩猟を始める第一歩でもあるのです。問題は そのあと。「良好な人間関係の先に本来の狩猟がある」と私は強く感じています。「狩猟を行うために人を頼る」ではなく、あくまでもお互いに信頼し合えるような人間関係を構築...
生後3ヶ月半となった三重地犬の子犬たち。そろそろ躾を始めようかと考えて、1頭ずつ分けることにしました。初めのうちは寂しいのか、互いに鳴き合ったりもしましたが、程なくすると静かに。食事をゆっくりと取れるため「単独も悪くない」と気が付いたようにも見えます。毎度のことではありますが、単独飼育に移行した方が断然飼いやすい。やはり1対1だと互いの距離が一気に縮まります(これは物理的に)。マチちゃん近いよ。そして...
趣味的なことにアレコレと手を出す私ではありますが、実は一番の趣味は釣りなのです。小学二年生の時に貯水池でフナを釣って以来、もう釣りに どハマり。あの日の記憶は今でも鮮明に残っています。その後、進路においては紆余曲折あったものの、最終的には 釣り→魚類→水産との流れで その道を突き進み、挙句の果てには原点に立ち返り 脱サラして釣具屋を共同経営。傾きかけた釣具屋を買い取り、懸命に働き続けたところ、スタッフた...
昨日は3年ごとの狩猟免許更新のための講習に行ってきました。周りを見渡すと、今回が最後の更新になるであろう ご高齢の先輩方も多い。「歳なんだから やめろって家族がうるさいんだよ」と少し寂しそう。でも ご家族のお気持ちも十分に理解できます。狩猟は危険を伴いますから。人生の区切りのためにも、3年ごとの更新は意味があるのでしょう。昼過ぎに講習が終わると、同席していた会長が役場からの捕獲要請を伝えてきました。猪...
猟犬用のGPS発信機と受信機は今や無くてはならない存在です。狩猟事故防止や猟犬の命を守るにおいて、これほど心強いモノはありません。「便利なモノを手に入れてしまった以上、人類はもう後戻りはできない」との お決まりの流れに当てはまる物の一つに。つまり車や電話やパソコンといった利器と同じ。その運用のために法律が新しく制定され、今もなお改正が続いているのです。ところが運用上の不備における法律改正の狭間で、理不...
我が家の三重地犬の血筋存続計画において、次なる段階に入りました。まずは将来に向けての我が家の繁殖可能なメスが3頭となり、猟師仲間の元へと貰われて行った4頭を含めると7頭となったことで「最後の1頭」との危機的な状況は脱しました。そこでオスたちを別猟隊へと旅立たせ、武者修行を行いつつ、そちらの方の各系統の種親となってもらうことに。せっかく猪犬に仕込み上げても、こちらの地域では豚熱の影響が長引いたこと等によ...
これで三日目。日曜日は休診日なのにもかかわらず、父を診て下さった主治医の先生。抗生剤と栄養剤の点滴が父の窮地を何度救ってくれたことか。毎度のことながら感謝の言葉しかありません。父は今年で89歳。心臓弁の手術から10年以上が経過し、本人は「座して死を待つのみ」と雑音の混ざり出した心音に腹を決めています。「死の迫った老人でありながら、国家に高額な医療費を支出させてはならない」と。しかし今回の急性前立腺炎は...
今日の昼休みに母からの電話がありました。父が倒れたと。持病の急性前立腺炎が再発して、またもや動けなくなってしまったようなのです。仕事を早目に切り上げたものの、行く手を阻む線状降水帯による強烈な雨。車がアチコチで立ち往生する中、水しぶきを上げて突き進む愛機インターセプター。「マジで浮く!」と焦りながらも、なんとか実家へ到着。バイクは冠水に強い。その間、病院には家内が連絡を。こともあろうに母のスマホの...
いつもと違う格好だと、意外と警戒する犬たち。人を判断するには、声やニオイより容姿が最も手っ取り早いからなのでしょう。とくに緊張状態の犬は、その傾向が強いのです。これは日本犬も洋犬も個体差はあれ、同じ反応を示す比率は変わらないように思います。なので仕込み途中の若犬には、あえて猟友会のベストと帽子の出で立ちで接する場合も。この出で立ちに普段から慣らしておくと、若犬が初陣で戸惑わなくなります。なにせ見知...
毎日欠かさずに行っている猟犬全頭の触診。知らぬ間にケガをしていたり、腫れていたり、マダニがついていたりと。何でも早期に発見するには触診が一番だと実感しています。「なんだか この辺りが少しヘンなんだけど」と早目に素振りでも見せてくれるといいのですが。犬は よほどでないとメッセージを発してくれませんから。「我慢強い」とでも言いますか。そんな中、今年の春先にビープロのコーシンのお乳に小さなシコリがあるのを...
我が家の家計を支えているカメの繁殖販売。ここ数年は猟犬のバタバタで休業状態でした。それでも昨年はストックしていたハラガケガメのおかげで、家内に年貢を納めることができました。そんなカメの販売については、いつもお世話になっているレップフォレストの店主さんに全てを任せています。幅広い人脈と巧みなセールストークで大抵は完売してくれるため、私にとっては頼れる人。でも私が忙しさを理由にカメ繁殖をサボり続けたた...
60歳での一次定年退職が あと1年半に迫る中で、色々と考えてしまいます。昨今の人材不足により私の職場も厳しい状況にあり、その対策として一次定年退職後も月々の給与は減額されない規定に変更。それが65歳までとなったのが2年前。そして今年からは65歳での定年退職が撤廃されて、70歳まで その条件が適用。先日、人事課からの達しがありました。あの世に行くまで働けというのだろうか。これぞまさしく終身雇用。。。私自身、以前...