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  • 存在とかたり:古文化表象の分析

    現代人ほど言語や存在に無関心でのうのうと生きている者はいない。 国語教育はたしかに国民全体の読み書きの浸透には益するもので、文明とか生活に恩恵をもたらすものである。しかしながら、言語や歴史学、哲学の取り扱いについては、きわめて凡庸で弛緩した知覚……目の前に再現しうるものしか信じないし、掘り下げない学問的態度をあらわにしてしまっている。 つまるところ、吟味し、没入すべきとされるオリジナルな心情とか感情が重視されるあまり、周囲のコンテクスト、なぜその表象が遺ってきたかという「かたり」のメカニズムが充分維持されてこなかったのだ。取り上げられても好奇の目にさらされるばかりで、絶えてしまった表象も多いこ…

  • 言語と古文化表象学

    またしても大きなブランクが空いてしまった。 現代のように、好きなときに好きなだけ書物が読めるという状況は極めてまれな事態である。衣食住にかかわるその他の行為も大体は季節や場所の制約があったものである。それが撤廃されたのは、ひとえに機械による産業革命や教育による識字率の向上の貢献が大きい。そうして均質化された国民国家、貨幣経済の恩恵により、自由な精神活動が行えるようになった反面、社会的・環境的な負荷が及ぼす疲弊も顕著になってきてはいるが。 「時や場所によってフレキシブルに変化しうる社会的関係」は、書物文明のなかにおいては受け入れられがたい不確定性を孕んでいる。書物の「型にはまった」理解……ある論…

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